JP2003022382A - ジョブ仲介システム及びジョブ仲介方法 - Google Patents

ジョブ仲介システム及びジョブ仲介方法

Info

Publication number
JP2003022382A
JP2003022382A JP2001205103A JP2001205103A JP2003022382A JP 2003022382 A JP2003022382 A JP 2003022382A JP 2001205103 A JP2001205103 A JP 2001205103A JP 2001205103 A JP2001205103 A JP 2001205103A JP 2003022382 A JP2003022382 A JP 2003022382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
job
information
terminal
basic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001205103A
Other languages
English (en)
Inventor
Sanae Miura
早苗 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001205103A priority Critical patent/JP2003022382A/ja
Publication of JP2003022382A publication Critical patent/JP2003022382A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客とオペレータの要求の需要バランスを理
想的な単価でコントロールしてオペレータへのジョブ割
り当てを平準化して安定的な労働力を確保し、効率的な
ジョブ処理を行う。 【解決手段】 顧客端末とオペレータ端末とをネットワ
ークでサーバ3と接続し、顧客端末送信の処理要求アイ
テムから顧客要求内容を解析してジョブレベルに分類
し、オペレータに対するジョブレベル毎の基本支払価格
を設定し、基本支払価格を労働強度に基づき更新すると
ともに、基本支払価格や更新された基本支払価格と分類
されたジョブレベル等のジョブ情報を、ログインしたオ
ペレータ端末に提示し、提示したジョブ情報に対するオ
ペレータ端末からのエントリー情報を受け、エントリー
情報を送信したオペレータにオペレータの処理可能なジ
ョブを割当て、割り当てたジョブをエントリーしたオペ
レータの端末に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバに対して顧
客の端末とオペレータの端末とがネットワークを介して
交信可能なシステムを用いてジョブの仲介を行うジョブ
仲介システム、方法、プログラム及び記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】顧客となり得る企業や個人では、様々な
データ処理を行っている。このデータ処理、すなわち発
生するジョブ量には変動があり、ジョブ量が過渡的に増
大するとデータ処理を充分に行えなくなる。このため、
ジョブ量が増大した場合、企業においては臨時でデータ
処理要員を増員したり、アウトソーシングにより対処し
ている。企業によっては特定のデータ処理に関しアウト
ソーシングする場合もある。個人の場合、自ら時間をか
けて処理するか、処理できないで放置されているのが現
状である。
【0003】このような背景の中、近年のネットワーク
の発達により、予め登録された企業や個人などの「顧
客」側からネットワークを介してデータ処理の依頼と処
理すべきデータを受け、依頼されたデータ処理を、予め
登録したデータ処理要員となるオペレータに仲介するビ
ジネスが展開されている。このような仲介ビジネスで
は、仲介機関のサーバに対して顧客の端末とオペレータ
の端末とがネットワークを介して交信可能とされたシス
テムを用いるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】顧客側から仲介機関に
依頼されるジョブ量とオペレータからの求職要求との需
要バランスは、依頼されるジョブレベルや仲介期間に登
録されているオペレータの数、あるいは、ジョブ遂行に
対するモチベーション等の変動によりバラツキがある。
このため仲介システムを構成するサーバの負荷に波動が
あり、サーバが効率的に機能されているとはいい難い。
また、過渡的にジョブ量が増加した場合、対応するオペ
レータが不足すると、依頼を受けた納期に間に合わない
おそれもある。さらに、従来の仲介ビジネスにおいて、
オペレータに支払う価格は、ジョブレベル毎に一定の価
格に設定されているので、オペレータのジョブ遂行に対
するモチベーションを高めることが難しく、オペレータ
の募集効率や安定的な確保が困難であるのが現状であ
る。本発明は、ネットワークを利用して顧客とオペレー
タの要求の需要バランスを理想的な単価によりコントロ
ールしてオペレータへのジョブ割り当てを平準化して安
定的な労働力の確保と、効率的なジョブ処理を行える仲
介システム、ジョブ仲介方法、ジョブ仲介プログラム及
びこのプログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願では、上記目的を達
成するために、以下のようなジョブ仲介システム、ジョ
ブ仲介方法、ジョブ仲介プログラム及びこのプログラム
を記録した記録媒体を提案する。
【0006】請求項1では、顧客の端末とオペレータの
端末とにネットワークを介して交信可能に接続されたサ
ーバと、顧客の基礎情報とオペレータの基礎情報とを検
索可能に記憶する記憶手段とを有するジョブ仲介システ
ムであって、サーバは、顧客の端末から送信された処理
要求アイテムから顧客の要求内容を解析してジョブレベ
ルに分類し、記憶手段に顧客の基礎情報と関連付けて記
憶する要求受付処理機能と、オペレータに対するジョブ
レベル毎の基本支払価格を設定するとともに、設定され
た基本支払価格を、価格変動パラメータから求められる
労働強度に基づき、予め設定された募集時間毎に更新す
る価格決定処理機能と、基本支払価格及び/または更新
された基本支払価格と分類されたジョブレベルとを関連
付けて生成したジョブ情報を、サーバにログインしたオ
ペレータの端末に提示する機能と、募集時間内にサーバ
にログインし、そこで提示されるジョブ情報に対してエ
ントリー情報を送信したオペレータを、エントリー情報
送信時に送られる識別情報とオペレータ基礎情報とを用
いて特定するとともに、募集時間内での処理すべきジョ
ブ情報を記憶手段からジョブレベル毎に検索し、検索し
た総ジョブ情報からショブレベル別の最小処理単位のジ
ョブを形成し、エントリー情報を送信したオペレータに
処理可能な最小処理単位のジョブを、該当するオペレー
タに割り当てるマッチング処理機能と、割り当てたジョ
ブをエントリーしたオペレータの端末に提示する機能と
を有するジョブ仲介システムを提案している。
【0007】請求項2では、請求項1記載のショブ仲介
システムにおいて、価格決定処理機能は、募集時間内で
の、処理すべきジョブ情報総数、ログイン総数、エント
リー総数、及び前回の基本支払価格に基づきジョブレベ
ル毎の今回の基本支払価格を設定することを特徴として
いる。
【0008】請求項3では、請求項1または2記載のシ
ョブ仲介システムにおいて、価格決定処理機能は、募集
時間内で処理すべきジョブ情報の総数を記憶手段から検
索し、検索結果に応じて処理すべきジョブ情報の最小処
理ユニット数を算出し、算出した最小処理ユニット数に
基づき必要最小オペレータ数を求め、記憶手段を参照し
て最小処理ユニット数に対するエントリー総数の増減率
を決定し、この増減率を基にジョブレベル毎の基本支払
価格を更新することを特徴としている。
【0009】請求項4では、請求項1、2または3記載
のジョブ仲介システムにおいて、サーバは、オペレータ
の端末から送信されたエントリー情報を順位付けしてオ
ペレータの基礎情報と関連付けて記憶手段に記憶する機
能を備え、マッチング処理機能は、記憶手段を参照して
エントリー順位の早い順に、最小処理単位のジョブをエ
ントリー情報に準じて該当するオペレータに割り当てる
ことを特徴としている。
【0010】請求項5では、請求項4記載のジョブ仲介
システムにおいて、サーバは、処理すべき最小処理単位
のジョブを割り当てられなかったオペレータを、記憶手
段にオペレータの基礎情報と関連付けて優先オペレータ
として記憶する機能を備え、マッチング処理機能は、記
憶手段を参照して優先オペレータとして記憶されている
オペレータの端末からエントリー情報が送信されている
場合に、優先オペレータとして記録されているオペレー
タに対し、エントリー情報を送信しているが優先オペレ
ータとして記録されていないオペレータに優先して優先
オペレータが処理可能な最小処理単位のジョブを割り当
てることを特徴としている。
【0011】請求項6では、請求項1ないし5の何れか
1つに記載のジョブ仲介システムにおいて、サーバは、
オペレータの端末から送信された処理済ジョブに対する
実績評価情報を記憶手段にオペレータの基礎情報と関連
付けて記憶する機能と、記憶手段を参照して実績評価情
報からオペレータ評価値を求め、求めたオペレータ評価
値が予め設定された基準値を超えると、この基準値を超
えたオペレータ評価値を有するオペレータを、優良オペ
レータとしてオペレータの基礎情報と関連付けて記憶手
段に記憶するジョブ実績管理機能と、記憶手段を参照し
てログインしたオペレータが優良オペレータに該当する
とき、該当するオペレータに対して提示するジョブレベ
ルの範囲を更新する機能とを備えたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項7では、請求項1ないし6の何れか
1つに記載のジョブ仲介システムにおいて、サーバは、
オペレータの端末から送信された処理済ジョブに対する
支払価格を集計する処理機能と、サーバにログインした
オペレータの端末に対して集計結果を提示する機能を有
することを特徴としている。
【0013】請求項8では、請求項1ないし7の何れか
1つに記載のジョブ仲介システムにおいて、エントリー
情報は、提示されているジョブ情報を引き受けるオペレ
ータの意思情報と、実行する個数情報とを含むことを特
徴としている。
【0014】請求項9では、請求項1ないし8の何れか
1つに記載のジョブ仲介システムにおいて、価格変動パ
ラメータは、少なくとも、募集時間内になされたオペレ
ータの端末からのエントリー情報の総数と、募集時間内
における処理要求アイテムの総数と、顧客からの納期情
報とを要素とすることを特徴としている。
【0015】請求項10では、請求項1ないし9の何れ
か1つに記載のジョブ仲介システムにおいて、処理要求
アイテムは、納期情報、カテゴリー情報、処理量情報、
イメージデータを含むことを特徴としている。
【0016】請求項11では、請求項10記載のジョブ
仲介システムにおいて、オペレータが実行するジョブ
は、イメージデータに含まれている文字情報部をテキス
トデータ化する処理を行うものであることを特徴として
いる。
【0017】請求項12では、請求項11記載のジョブ
仲介システムにおいて、イメージデータは、画像読取装
置によって読み取られた送り状の画像データであること
を特徴としている。
【0018】請求項13では、サーバに対して顧客の端
末とオペレータの端末とがネットワークを介して交信可
能であるシステムを用いるジョブ仲介方法であって、サ
ーバは、顧客の端末から送信された処理要求アイテムを
受け付け、該処理要求アイテムから顧客の要求内容を解
析してジョブレベルに分類し、顧客の基礎情報とオペレ
ータの基礎情報とが記録された記憶手段に、顧客の基礎
情報と関連付けて記憶する要求受付処理ステップと、オ
ペレータに対するジョブレベル毎の基本支払価格を設定
するとともに、この基本支払価格を、価格変動パラメー
タから求められる労働強度に基づき、予め設定された募
集時間毎に更新する価格決定ステップと、基本支払価格
及び/または更新された基本支払価格と分類されたジョ
ブレベルとを関連付けて生成したジョブ情報を、サーバ
にログインしたオペレータの端末に提示するステップ
と、募集時間内にサーバにログインし、そこで提示され
るジョブ情報に対してエントリー情報を送信したオペレ
ータを、エントリー情報送信時に送られる識別情報とオ
ペレータの基礎情報とを用いて特定するとともに、募集
時間内での処理すべきジョブ情報を記憶手段からジョブ
レベル毎に検索し、検索した総ジョブ情報からショブレ
ベル別の最小処理単位のジョブを形成し、エントリー情
報を送信したオペレータに処理可能な最小処理単位のジ
ョブを、該当するオペレータに割り当てるマッチング処
理ステップと、割り当てたジョブをエントリーしたオペ
レータの端末に提示するステップとを有することを特徴
としている。
【0019】請求項14では、請求項13記載のショブ
仲介方法において、価格決定処理ステップは、募集時間
内での、処理すべきジョブ情報総数、ログイン総数、エ
ントリー総数、及び前回の基本支払価格に基づきジョブ
レベル毎の今回の基本支払価格を設定するステップを含
むことを特徴としている。
【0020】請求項15では、請求項13または14記
載のショブ仲介システムにおいて、価格決定処理ステッ
プは、募集時間内で処理すべきジョブ情報の総数を記憶
手段で検索するステップと、検索結果に応じて処理すべ
きジョブ情報の最小処理ユニット数を算出するステップ
と、算出した最小処理ユニット数に基づき必要最小オペ
レータ数を求めるステップと、記憶手段を参照して最小
処理ユニット数に対するエントリー総数の増減率を決定
するステップと、この増減率を基にジョブレベル毎の基
本支払価格を更新するステップとを含むことを特徴とし
ている。
【0021】請求項16では、請求項13、14または
15記載のジョブ仲介方法において、サーバは、オペレ
ータの端末から送信されたエントリー情報を順位付けし
てオペレータの基礎情報と関連付けて記憶手段に記憶す
るステップを有し、マッチングステップは、記憶手段を
参照してエントリー順位の早い順に、最小処理単位のジ
ョブをエントリー情報に準じて該当するオペレータに割
り当てるステップを含むことを特徴としている。
【0022】請求項17では、請求項16記載のジョブ
仲介方法において、サーバは、処理すべき最小処理単位
のジョブを割り当てられなかったオペレータを、記憶手
段にオペレータの基礎情報と関連付けて優先オペレータ
として記憶するステップを備え、マッチングステップ
は、記憶手段を参照して優先オペレータとして記録され
ているオペレータの端末からエントリー情報が送信され
ている場合に、優先オペレータとして記録されているオ
ペレータに対し、エントリー情報を送信しているが優先
オペレータとして記録されていないオペレータに優先し
て、優先オペレータが処理可能な最小処理単位のジョブ
を割り当てるステップを含むことを特徴としている。
【0023】請求項18では、請求項13ないし17の
何れか1つに記載のジョブ仲介方法において、サーバ
は、オペレータの端末から送信された処理済ジョブに対
する実績評価情報を記憶手段にオペレータの基礎情報と
関連付けて記憶するステップと、記憶手段を参照して実
績評価情報からオペレータ評価値を求め、求めたオペレ
ータ評価値が予め設定された基準値を超えると、この基
準値を超えたオペレータ評価値を有するオペレータを、
優良オペレータとしてオペレータの基礎情報と関連付け
て記憶手段に記憶するステップと、記憶手段を参照して
ログインしたオペレータが優良オペレータに該当すると
き、該当するオペレータに対して提示するジョブレベル
の範囲を更新するステップとを有することを特徴として
いる。
【0024】請求項19では、請求項13ないし17の
何れか1つに記載のジョブ仲介方法において、サーバ
は、オペレータの端末から送信された処理済ジョブに対
する支払価格を集計するステップと、サーバにログイン
したオペレータの端末に対して集計結果を提示するステ
ップとを有することを特徴としている。
【0025】請求項20では、顧客の端末とオペレータ
の端末とにネットワークを介して交信可能に接続された
サーバを、顧客の端末から送信された処理要求アイテム
を受け付け、該処理要求アイテムから顧客の要求内容を
解析してジョブレベルに分類し、顧客の基礎情報とオペ
レータの基礎情報とが記録された記憶手段に、顧客の基
礎情報と関連付けて記憶する要求受付処理機能と、オペ
レータに対するジョブレベル毎の基本支払価格を設定す
るとともに、この基本支払価格を、価格変動パラメータ
から求められる労働強度に基づき、予め設定された募集
時間毎に更新する価格決定機能と、基本支払価格及び/
または更新された基本支払価格と分類されたジョブレベ
ルとを関連付けて生成したジョブ情報を、サーバにログ
インしたオペレータの端末に提示する機能と、募集時間
内にサーバにログインし、そこで提示されるジョブ情報
に対してエントリー情報を送信したオペレータを、エン
トリー情報送信時に送られる識別情報とオペレータの基
礎情報とを用いて特定するとともに、募集時間内での処
理すべきジョブ情報を記憶手段からジョブレベル毎に検
索し、検索した総ジョブ情報からショブレベル別の最小
処理単位のジョブを形成し、エントリー情報を送信した
オペレータに処理可能な最小処理単位のジョブを、該当
するオペレータに割り当てるマッチング処理機能と、割
り当てたジョブをエントリーしたオペレータの端末に提
示する機能として動作させるジョブ仲介プログラムを提
案している。
【0026】請求項21では、請求項20記載のジョブ
仲介プログラムにおいて、サーバを、価格決定処理機能
時に、募集時間内での、処理すべきジョブ情報総数、ロ
グイン総数、エントリー総数、及び前回の基本支払価格
に基づきジョブレベル毎の今回の基本支払価格を設定す
るように機能させることを特徴としている。
【0027】請求項22では、請求項20または21記
載のショブ仲介プログラムにおいて、サーバを、価格決
定処理機能時に、募集時間内で処理すべきジョブ情報の
総数を記憶手段で検索し、検索結果に応じて処理すべき
ジョブ情報の最小処理ユニット数を算出し、算出した最
小処理ユニット数に基づき必要最小オペレータ数を求
め、記憶手段を参照して最小処理ユニット数に対するエ
ントリー総数の増減率(指向する値)を決定し、この増
減率を基にジョブレベル毎の基本支払価格を更新するよ
うに機能させることを特徴としている。
【0028】請求項23では、請求項20、21または
22記載のジョブ仲介プログラムにおいて、サーバを、
オペレータの端末から送信されたエントリー情報を順位
付けしてオペレータの基礎情報と関連付けて記憶手段に
記憶するように機能させるとともに、マッチング処理機
能に、記憶手段を参照してエントリー順位の早い順に、
最小処理単位のジョブをエントリー情報に準じて該当す
るオペレータに割り当てるように機能させることを特徴
としている。
【0029】請求項24では、請求項23記載のジョブ
仲介プログラムにおいて、サーバを、処理すべき最小処
理単位のジョブを割り当てられなかったオペレータを、
記憶手段にオペレータの基礎情報と関連付けて優先オペ
レータとして記憶する機能として動作させるとともに、
マッチング処理機能時に、記憶手段を参照して優先オペ
レータとして記録されているオペレータの端末からエン
トリー情報が送信されている場合に、優先オペレータと
して記録されているオペレータに対し、エントリー情報
を送信しているが優先オペレータとして記録されていな
いオペレータに優先して、優先オペレータが処理可能な
最小処理単位のジョブを割り当てるように機能させるこ
とを特徴としている。
【0030】請求項25では、請求項20ないし24の
何れか1つに記載のジョブ仲介プログラムにおいて、サ
ーバを、オペレータの端末から送信された処理済ジョブ
に対する実績評価情報を記憶手段にオペレータの基礎情
報と関連付けて記憶する機能と、記憶手段を参照して実
績評価情報からオペレータ評価値を求め、求めたオペレ
ータ評価値が予め設定された基準値を超えると、この基
準値を超えたオペレータ評価値を有するオペレータを、
優良オペレータとしてオペレータの基礎情報と関連付け
て記憶手段に記憶する機能と、記憶手段を参照してログ
インしたオペレータが優良オペレータに該当するとき、
該当するオペレータに対して提示するジョブレベルの範
囲を更新する機能として動作させることを特徴としてい
る。
【0031】請求項26では、請求項20ないし25の
何れか1つに記載のジョブ仲介プログラムにおいて、サ
ーバを、オペレータの端末から送信された処理済ジョブ
に対する支払価格を集計する機能と、サーバにログイン
したオペレータの端末に対して集計結果を提示する機能
として動作させることを特徴としている。
【0032】請求項27では、サーバに対して顧客の端
末とオペレータの端末とがネットワークを介して交信可
能なジョブ仲介システムに用いる記録媒体であって、請
求項20ないし26の何れか1つに記載のジョブ仲介プ
ログラムを記録した、サーバによって読み取り可能な記
録媒体を提案している。
【0033】請求項28では、請求項20ないし26の
何れか1つに記載のジョブ仲介プログラムがネットワー
クを介してサーバに伝送され、サーバと接続されている
記憶手段に格納されることで実行可能なジョブ仲介シス
テムを提案している。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は、ジョブ仲介システム
の全体構成図を示す。図1に示すジョブ仲介システム
は、顧客の端末(以下、「顧客端末」と記す)1・・
と、データ処理要員となるオペレータの端末(以下、
「オペレータ端末」と記す)2a,2b・・と、これら
両端末にネットワークの一形態であるインターネット4
を介して交信可能に接続された仲介機関のサーバ3と、
記憶手段としての知識管理ベースデータ(以下「知識管
理DB」と記す)10とを備えている。サーバ3には、
モニター5と知識管理DB10が接続されている。顧客
端末1とサーバ3との接続には、汎用性やコスト面から
みるとインターネット4を用いるのが好ましいが、セキ
ュリティ性の面からみるとイントラネットやエキストラ
ネット等のような専用ネットワークを用いるのが好まし
い。
【0035】顧客及びオペレータは仲介機関と契約関係
にある。このシステムは、顧客端末1からサーバ3に送
信された処理要求アイテムからジョブ情報(以下「JO
B情報」と記す)を形成し、このJOB情報の中からオ
ペレータの選択したJOB情報を適宜処理してジョブ
(以下「JOB」と記す)としてオペレータの端末に2
a、2bに提示し実行を促し、実行された処理済みジョ
ブ(以下「処理済JOB」と記す)をオペレータ端末か
ら受け取り、顧客端末1に提示して納品するものであ
る。仲介機関は、顧客から基本料と依頼された処理要求
に対するデータ処理料とを受け、オペレータには実行し
たJOBに対する料金を支払う。これら料金の受け渡し
は、ここではインターネット4上あるいは店舗として開
設されている金融機関に対する振込とする。
【0036】仲介機関からオペレータに対する支払は、
貨幣が一般的であるが、貨幣と交換可能な有価証券によ
る支払、あるいは実行したJOBに対してインターネッ
ト4上で利用可能なポイトンとしての支払であっても良
い。ポイントによる支払いの場合は、オペレータにポイ
ントを利用してインターネット4で希望の物品を購入し
てもらい、その購入先から仲介機関に代金請求をしても
らって仲介機関が代金を支払う形態とすればよい。
【0037】本システムは、サーバ3の図示しない記録
媒体読取装置に、サーバ3に対して以下に示す機能を実
行させるためのプログラムを読み取り可能に記録した記
録媒体20を挿入し、所定のプログラムをインストール
することで稼動するようになっている。記録媒体20と
しては周知の磁気記録媒体であるFD、CD−ROMや
それに順ずるものが挙げられる。また、プログラムは、
記録媒体20に記録されたものに限定されるものではな
く、例えば無線、有線を問わず、インターネット4やそ
れに類似する各種ネットワークを介してサーバ3に伝送
されてインストールされるプログラムであっても無論構
わない。
【0038】顧客端末1は、パソコン本体1a、これに
接続された情報表示手段としてのモニター1bとを備え
ている。パソコン本体1aには、画像読取装置としての
スキャナ6が接続されていて、このスキャナ6によって
読み取られた対象物の画像情報がイメージデータとして
記憶、保管される。顧客端末1に記憶するイメージデー
タは、スキャナ6からの取り込み画像だけではなく、周
知の磁気系あるいは光学的、あるいは両者を用いた記録
媒体に記録されているイメージデータであってもよい。
本形態では、スキャナ6で読み取る対象物を伝票や送り
状としている。このため、イメージデータは、伝票や送
り状の画像であり、これらに表記された文字情報が含ま
れている。
【0039】知識管理DB10は、図4に示すように、
顧客データベース(以下「顧客DB」と記す)7、オペ
レータデータベース(以下「オペレータDB」と記す)
8、JOB管理データベース9(以下「JOB管理D
B」と記す)を備えている。顧客DB7には、顧客に関
する基礎情報が検索可能に記憶されている。顧客基礎情
報には、名称、所在地、電話番号、業種等の企業データ
と、契約時に発行した顧客ID、パスワード等の識別デ
ータが含まれている。
【0040】オペレータDB8には、オペレータに関す
る基礎情報が検索可能に記憶されているとともに、オペ
レータ端末2a、2bから送信される処理済JOBに対
する実績評価情報がオペレータの基礎情報と関連付けて
記憶される。オペレータの基礎情報には、氏名、住所、
電話番号、使用言語、スキル等の個人データと、契約時
に発行したID、パスワード等の識別データが含まれて
いる。JOB管理DB9には、顧客端末1から送信され
る処理要求アイテムと、オペレータ端末2a、2bから
送信される処理済みJOBとが互いに関連付けて記憶さ
れる。
【0041】処理要求アイテムは、納期情報、カテゴリ
ー情報、処理枚数(処理量)情報、イメージデータを含
んでいる。JOB管理DB9では、これら情報を顧客の
基礎情報と関連付けて記憶する。オペレータが実行する
JOBとは、イメージデータに含まれている文字情報を
見て、その文字情報をテキストデータ化する処理を行う
ことである。
【0042】図2を用いて顧客側での作業工程を説明す
る。顧客はサーバ3にアクセスしてIDとパスワードを
キーボード等の入力手段から入力し、認証されてサーバ
3へのログイン後に処理要求(依頼)を行う。この処理
要求時には、データ処理を希望するイメージデータ、処
理枚数、納期情報等を処理要求アイテムとしてサーバ3
に送信する。処理要求の後は、サーバ3から提示の一形
態である送信により処理済みデータの受領を行い、受領
確認する。
【0043】図3を用いてオペレータ側での作業工程を
説明する。本形態において、オペレータは、1次オペレ
ータと2次オペレータとに階層化されている。1次オペ
レータと2次オペレータとに階層化する基準については
後述する。1次オペレータ及び2次オペレータは、サー
バ3にアクセスしてIDとパスワードをキーボード等の
入力手段から入力し、認証されるとサーバ3にログイン
する。ログインした後は、サーバ3から提示されるジョ
ブレベル(以下「JOBレベル」と記す)の一覧を見て
希望のJOBレベルと希望の量を選択し、エントリー情
報として送信する(JOBエントリー)する。そしてエ
ントリー後、サーバ3から提示されるJOBを実行(J
OB実行)し、終了するとログアウトする。
【0044】1次オペレータと2次オペレータは、実行
するJOB内容が異なる。1次オペレータによるJOB
実行とは、サーバ3から送信されるイメージデータから
所定の文字情報をテキストデータとしてデータ入力する
ことである。2次オペレータによるJOB実行とは、サ
ーバ3から送信される1次オペレータが入力したテキス
トデータの確認作業と、イメージデータと相違するテキ
ストデータの修正や新たなデータの入力処理である。1
次オペレータと2次オペレータの階層化は、最初は、登
録時に各オペレータから提示された基礎情報に含まれる
スキル情報や使用言語などを基にしてサーバ3が自動的
に振り分け、オペレータの基礎情報と関係付けられてオ
ペレータDB8に記憶される。サーバ3の運用が始ま
り、オペレータの実行した(処理した)JOBに対する
実績評価が蓄積されてくると、この蓄積情報を1つの基
準として、オペレータの階層更新を行う。この更新によ
り、当初1次オペレータであったものが、2次オペレー
タに昇格してオペレータDB8に記憶されることもあれ
ば、2次オペレータが1次オペレータに降格してオペレ
ータDB8に記憶されることもある。すなわち、オペレ
ータの階層化は、オペレータの実績評価により更新され
るものである。
【0045】サーバ3は、図4に示すように、募集時間
(エントリー時間)を測定する入力タイマ11、要求受
付処理機能を果たす要求受付処理手段12、価格決定処
理機能を果たす価格決定処理手段13、エントリー受付
処理機能を果たすエントリー受付処理手段14、マッチ
ング処理機能を果たすマッチング処理手段15、オペレ
ータに対する支払価格を集計する処理機能を果たす日計
/月計処理手段16、制御部17を備えている。
【0046】制御部17は、周知のCPU、RОM、R
AM、インターネット4と接続する通信手段を備えてい
て、システム全体のプロセスコントロール機能と、顧客
端末1及びオペレータ端末2a、2bとのデータ送受信
機能(提示機能)、タイマ監視機能、顧客及びオペレー
タの認証機能を備えている。つまり、制御部17は、顧
客端末1やオペレータ端末2a、2bに各種情報を提示
する機能を備えた提示手段を構成している。
【0047】図5に示すように、サーバ3は、要求受付
処理、1次オペレータ支払価格決定処理、JOBエント
リー受付処理(1次オペレータ募集)、1次マッチング
処理、2次オペレータ組み立て処理、2次支払価格決定
処理、JOBエントリ受付(2次オペレータ募集処
理)、2次マッチング処理、オペレータ報酬計算処理、
処理済データ納品処理を行う。
【0048】要求受付処理は要求受付処理手段12で行
われ、1次及び2次オペレータ支払価格決定処理と2次
オペレータ組み立て処理は価格決定処理手段13で行わ
れ、各JOBエントリー受付処理はエントリー受付処理
手段14で行われる。1次及び2次マッチング処理はマ
ッチング処理手段15で行われ、オペレータ報酬計算処
理は日計/月計処理手段16で行われ、処理済データ納
品処理は制御部17で行われる。
【0049】要求受付処理手段12では、顧客端末1か
ら送信された処理要求アイテムから顧客の要求内容を解
析してJOBレベルに分類し、JOB管理DB9に顧客
の基礎情報と関連付けて記憶する。
【0050】価格決定処理手段13では、オペレータに
対するJOBレベル毎の基本支払価格となる気配値を設
定するとともに、設定された気配値を予め設定されたオ
ペレータ端末からのエントリー情報の総数と、処理要求
アイテムの総数と、顧客からの納期情報等の価格変動パ
ラメータから求められる労働強度に基づき、予め設定さ
れた募集時間毎に更新する。
【0051】エントリー募集処理手段14では、サーバ
3にログインしたオペレータ端末に提示されたJOB情
報に対するオペレータ端末からのエントリー情報を受
け、そのエントリー情報をオペレータDB8に記憶す
る。募集時間は、予めJOB管理DB9に設定されてい
る。
【0052】マッチング処理手段15では、募集時間内
にサーバ3にログインし、そこで提示されるJOBレベ
ルに対してエントリー情報を送信したオペレータを、エ
ントリー情報送信時に送られる識別情報(ID)とオペ
レータの基礎情報とを比較して特定するとともに、募集
時間内での処理すべきJOB情報をJOB管理DB9か
らJOBレベル毎に検索し、検索した総JOB情報から
JOBレベル別の最小処理単位のJOBを形成し、エン
トリー情報を送信したオペレータに処理可能なJOB
を、該当するオペレータに割り当てる。この割り当て
は、サーバ3内でのものであり、オペレータ端末2a、
2bへの送信前状態である。日計/月計処理手段16で
は、主にオペレータ端末2a,2bから送信された処理
済JOBに対する支払価格を集計する。
【0053】制御部17では、オペレータのログイン時
に1次オペレータであるか2次オペレータであるかをオ
ペレータDB8の記録情報とオペレータの入力IDとを
参照して判断する。制御部17では、サーバ3にログイ
ンしたオペレータ端末2a、2bに、気配値及び/また
は更新された気配値と分類されたJOBレベルとを関連
付けて生成したJOB情報の一覧と、集計結果等を提示
するとともに、エントリーしてJOB割り当てを受けた
オペレータ端末2a、2bに、割り当てられたJOBを
提示する。
【0054】次に、各処理の詳細な内容について説明す
る。要求受付処理の詳細について、図6,図7を用いて
説明する。図6はこの処理の流れを示し、図7は顧客端
末1のモニター1bに表示される画像遷移イメージを示
す。この処理は登録されている顧客からの要求待ち、す
なわち、処理要求アイテムの入力待ちから開始され、処
理要求アイテムが入力されると顧客認証ステップとな
る。この認証ステップでは、顧客端末1から入力される
IDとパスワードを受け、顧客DB7の基礎情報と比較
して認証判断を行う。ここでの比較では入力されたID
とパスワードが顧客DB7の基礎情報を構成するIDと
パスワードと一致しない場合には、ID及びパスワード
の再入力を顧客端末1に促し、顧客DB7の基礎情報と
再度比較し、一致しなければ要求受付処理を終了する。
なお、図7においてIDとパスワードの入力画面は省略
している。
【0055】IDとパスワードが顧客DB7の基礎情報
と一致すると顧客認証となり、顧客端末1のモニター1
bには、図7に示すメインメニューが表示される。メイ
ンメニューに表示される「処理要求」アイコンが顧客に
より周知のマウス等の操作部でクリックされると、顧客
端末1には、図7の処理要求画面が表示される。この画
像にはカテゴリーを入力するエリア、依頼枚数を入力す
るエリア、納期情報となる指定期間日時を入力するエリ
ア、「処理要求実行」のアイコンが表示される。顧客に
より処理要求画面に要求する情報が入力され、「処理要
求実行」アイコンがクリックされると、図6に示すよう
に、サーバ3は顧客端末1から送信されてくるイメージ
データを中心とする処理要求アイテムを受信する。この
とき、顧客端末1には、図7に示す「処理要求データ送
信中・・」の画像が表示される。
【0056】サーバ3では、図6に示すように、受信し
た処理要求アイテムから要求内容の解析を行うステップ
となる。このステップでは処理要求アイテムを、カテゴ
リー、イメージデータ、枚数、納期に分類し、カテゴリ
ーとイメージデータの枚数からJOB量を求め、このJ
OB量と納期からJOBレベルに分類する。要求内容の
解析を終えると納期回答を行う。ここでは、JOB管理
DB9に記録されているJOB量などを参照して顧客端
末1から入力された納期情報に対応できるか否か、ある
いは何時までに納期できるかという内容の情報を顧客端
末1に送信する。要求処理が受け付けられた顧客端末1
には、図7に示す「処理要求データ送信が完了しまし
た。予定納期は**年**月**日**時**分で
す。」との納期予定情報と、納期回答に対する了承を得
るための「ОK」あるいは「了承」アイコンが表示され
る。顧客により「ОK」アイコンがクリックされると、
サーバ3は分類されたJOBレベルをJOB管理DB9
に備えられている一覧ファイルにレベル毎に登録(記
憶)する。
【0057】要求受付処理の次は図8に示す価格決定処
理となる。この処理は要求受付処理で分類したカテゴリ
ー毎に行われるとともに、1次、2次オペレータに対し
て共通の処理となる。
【0058】この処理は、気配値設定ステップから行わ
れる。このステップでは、前回の、オペレータのログイ
ン総数、処理要求総数及び、エントリー総数、気配値等
を知識管理DB10から参照して今回の気配値を算出す
る。次のステップでは、JOB管理DB9へアクセスし
て記録されているJOB情報を検索し、最小JOBユニ
ット数を算出する。この最小JOBユニット数の算出
は、全体のJOB量を把握するためのものである。最小
JOBユニット数の算出後は、未成約JOB単位、すな
わち処理しきれなかったJOB情報の、単位時間で必要
なオペレータの数を算出する。ここでは、処理すべきJ
OB情報の総和/予め定めた1人のオペレータが1つの
JOBを実行する時間から算出することができる。
【0059】次のステップでは、知識管理DB10を参
照し、最小JOBユニット数に対するエントリー総数の
増減率(指向する値)を決定して単位時間当りの気配値
を決定する。このような価格決定処理は、募集時間毎に
区切られて行われる。つまり、価格決定処理手段13で
は、募集時間毎の処理すべきJOB情報の総数を知識管
理DB10から検索し、検索結果に応じて処理すべきJ
OB情報の最小処理ユニット数を算出し、算出した最小
処理ユニット数に基づき必要最小オペレータ数を求め、
知識管理DB10を参照して最小処理ユニット数に対す
るエントリー総数の増減率(指向する値)を決定して、
この増減率を基にJOBレベル毎の気配値を更新する。
【0060】図9に示すように、エントリー受付処理
は、オペレータ端末から送信されるエントリー情報を受
けてオペレータDB8にオペレータ基礎情報と関連付け
て記録する。受付中、図示しないタイマでカウントされ
ている時間が、募集締め切り時間となったか否かが判断
され、締め切り時間となるまでエントリー情報を受け付
ける。締め切り時間となるとエントリー受付けを締め切
り、オペレータ端末から送信されたエントリー情報を1
次,2次オペレータやカテゴリー別に集計して知識管理
DB10に記憶して終了する。
【0061】図10に示すように、マッチング処理は、
最初のステップでオペレータ情報を取得する。すなわ
ち、オペレータのログイン数、エントリー情報の総数、
オペレータアクセスログを知識管理DB10から取得
し、JOB粒度形成ステップへ移る。このステップで
は、カテゴリー毎のJOBレベルによって最小ユニット
単位を設定し、エントリー情報を送信したオペレータに
処理可能な、すなわち、オペレータの希望したカテゴリ
ー、JOBレベル及び数量(ユニット数)等に適合する
JOBを形成する。形成されたJOBは、形成された分
に限ってだけ該当するオペレータに割り当てられ、オペ
レータ情報と関連付けてJOB管理DB10に記憶され
る。
【0062】この割当処理が終了すると繰越処理が行わ
れる。繰越処理では、エントリーされずに残ったJOB
情報を次のエントリー対象のJOB情報とする繰越処理
を行うとともに、エントリー情報を送信したが、JOB
割当を受けられなかったオペレータをオペレータDB9
に記録する。割当処理後は、知識管理DB10へのデー
タ蓄積を行い終了する。ここでのデータ蓄積は、オペレ
ータログイン情報、オペレータのアクセスログ情報、価
格更新操作によるオペレータの反応傾向情報を蓄積す
る。オペレータの反応傾向情報とは、価格更新に対する
エントリー数の増減であり、これは、前回気配値の時の
オペレータからのエントリー総数と、更新後の気配値の
時のエントリー総数とを比較することで判断できる。こ
のようなマッチング処理で割り当てられたJOBは、制
御部17の送信機能により、該当するオペレータ端末2
a、2bに送信されてオペレータに提示される。
【0063】JOB提示をされたオペレータは、提示さ
れたJOB、すなわち自ら選択したレベルに応じたイメ
ージデータ中の指定された部分の文字を、キーボードあ
るいは音声入力等の適宜な手段によってテキストデータ
化する。テキストデータ化されたJOBが端末からサー
バ3に送信されると、日計/月計処理で集計された集計
結果が提示される。なお、2次オペレータが行う処理に
は、1次オペレータが処理したテキストデータに対する
チェック情報が含まれる。この情報は実績評価情報とし
てオペレータDB8にオペレータ基礎情報と関連付けて
記録される。実績評価情報としてはこの他に処理し切れ
なかったJOB未処理情報(残枚数)や、顧客からのク
レーム情報が含まれる。
【0064】図11,図12を用いて日計/月計処理に
ついて説明する。図11に示す1次オペレータに対する
処理では、1次オペレータ管理ステップ、JOB割り当
てリミッター管理ステップ、割り当てJOB管理ステッ
プ、暫定賃金管理ステップ、処理実績管理ステップが行
われる。
【0065】1次オペレータ管理ステップでは、今まで
のログイン回数、エントリー回数、JOB実行回数、提
示されたJOB終了までの時間情報等をJOB管理DB
10に記録する。
【0066】JOB割り当てリミッター管理ステップで
は、同日(24時間)にエントリーして行えるJOB実
行回数を制限する。例えば、24時間以内に同一オペレ
ータが実行できる上限JOB回数を知識管理DB10に
設定しておき、最初のJOB割当時点から図示しないタ
イマ等で時間測定を開始する。そしてオペレータのJO
B実行回数をオペレータDB8の記録からカウントし、
上限JOB回数と比較し、オペレータがエントリーした
時点で上限JOB回数を超えている場合には、該当する
オペレータに対してJOB制限を促す表示を提示してJ
OB割当を行わないでログアウトさせる。
【0067】割り当てJOB管理では、複数の顧客から
の処理要求アイテムがある場合に、各処理要求アイテム
をそれぞれ最小ユニット単位のJOB情報に分割すると
ともに、分割されたJOB情報を混在させて、複数の割
り当てユニットを形成し、そのユニットから最小ユニッ
ト単位のJOBをオペレータに割り当てる。
【0068】例えば、図13に示すように、サーバ3に
対して顧客A社から200枚、顧客B社から200枚、
顧客C社から250枚のイメージデータの処理依頼が送
信されるとともに、オペレータYさん、Sさん、Tさん
からエントリー情報の送信があったとする。ここでは各
社から送信されたイメージデータを予め定めた正方形ブ
ロックで示す最小処理ユニット単位(例えば25枚毎)
に分割し、分割された最小処理ユニットを混在して複数
の割り当てユニットとなる割り当てキューを形成する。
そして、各割り当てキューから、オペレータの希望した
個数のユニットをJOBとして各オペレータに提示す
る。
【0069】このように、複数の顧客からのイメージデ
ータを分割したあと、各データが混在するように複数の
ユニットを形成し、各ユニットから異なるオペレータに
JOBを提示することで、特定のオペレータに対して特
定の顧客からのイメージデータが偏って提示されて実行
されることがなく、オペレータから送信されるJOBに
対する成果の平準化を図れ、特定の顧客のデータ処理に
対する処理レベルのバラツキを低減することができる。
【0070】暫定賃金管理ステップでは、オペレータの
実行したJOB単位毎に、エントリー受付時に提示した
気配値を基にして、JOB実行当日の暫定賃金を集計す
るとともに、予め定められた日数単位で暫定賃金を集計
する。
【0071】1次オペレータに対する処理実績管理ステ
ップでは、顧客端末1から送信されるクレーム情報や、
オペレータDB8にオペレータ基礎情報と関連付けて記
録された未処理枚数や2次オペレータの行ったチェック
結果等の実績評価情報からオペレータ評価値を求め、求
めたオペレータ評価値が予め設定された基準値を超える
と、この基準値を超えたオペレータ評価値を有するオペ
レータを、優良オペレータとしてオペレータの基礎情報
と関連付けてオペレータDB8に記憶する。すなわち、
日計/月計処理手段16は、JOB実績管理機能を有す
るJOB実践管理手段としても機能する。
【0072】図12に示す2次オペレータに対する日計
/月計処理では、2次オペレータ管理、JOB割り当て
リミッター管理、割り当てJOB管理、暫定賃金管理、
処理実績管理が行われる。2次オペレータ管理、JOB
割り当てリミッター管理、割り当てJOB管理について
は、対象が2次オペレータである点を除いては、図11
に示すものと同一処理内容であるので、ここでは説明を
省略する。
【0073】1次オペレータに対する日計/月計処理と
の最大の違いは、2次オペレータの暫定賃金計算時に、
1次オペレータの暫定賃金が見直されて実際に支払われ
る賃金が決定されることである。2次オペレータに対す
る暫定賃金は、1次オペレータと同様の内容であるので
省略する。
【0074】1次オペレータの賃金決定とは、JOB管
理DB9に格納されている1次オペレータに対する実績
評価情報を参照して行う。ここでの実績評価とは、デー
タ処理ミス量、未処理枚数、クレーム情報などから予め
作成して知識管理DB10に記録した1次評価マップに
応じて暫定賃金から一定の金額を減算し、減算した結果
を確定支払賃金とすることである。
【0075】このように、1次オペレータのJOB内容
は評価され、その結果に応じて支払賃金が変動するの
で、1次オペレータのJOBに対するモチベーションを
高く維持することができる。
【0076】サーバ3において、オペレータのログイン
時にIDとオペレータDB8に記録されたデータとを比
較し、該当オペレータが優良オペレータに該当するとき
は、そのオペレータに対して提示するJOBレベルの範
囲を更新するようにしても良い。例えば1次オペレータ
の中で優良オペレータとして記録された者がログインし
た場合には、2次オペレータ用のJOBレベルの一覧を
提示するようにしても良いし、JOBレベルが高く、気
配値の高いJOBレベルの一覧を提示しても良い。図1
2に示す第2オペレータに対する処理実績管理ステップ
は、第2オペレータに対する実績評価情報となる、未処
理枚数、クレーム情報などから予め作成して知識管理D
B10に記録した2次評価マップに応じて暫定賃金から
一定の金額を減算し、減算した結果を確定支払賃金とす
る。
【0077】次に、オペレータ端末のモニターに表示さ
れる画像遷移について、1次オペレータ側と2次オペレ
ータ側とに分けて説明する。図15,図16は、第1オ
ペレータ側に表示される画像遷移を連続して示す。
【0078】サーバ3が運営するサイトに、オペレータ
端末が接続すると、図15の画面に示すログイン画面
が表示される。この画面には、登録時に発行されたオペ
レータへのIDとパスワードを入力するためのエリア、
IDとパスワードの確認を促す「OK」アイコンと、I
Dとパスワードの訂正時に選択される「Cancel」
アイコンが表示される。オペレータ端末からID、パス
ワードが入力されて「OK」アイコンがクリックされる
と、この情報がサーバ3に送信され、そこで認証される
と画面に示すオペレータエントリー画像が表示され
る。この画面には、JOB情報に関する、レベル、募集
ユニット数、価格(気配値)、希望のJOB情報の選択
意思が入力されるチェックボックスと、エントリー情報
の送信を促すレベル毎に設けられた「エントリ」アイコ
ンを有する一覧と、最新エントリー状況の一覧を表示す
る際に選択される「最新情報表示」アイコンと、ログア
ウトする際に選択される「終了」アイコンが表示され
る。
【0079】オペレータの入力装置によって何れかのチ
ェックボックスにチェックが入れられ「エントリ」アイ
コンがクリックされると、エントリー情報がサーバ3に
送信される。そして、選択したJOB情報がない場合に
は、画面に示すエントリ予約画像が表示され、「エン
トリして頂いたJOBは既に違うオペレータに割当済で
す」とのJOBなしアナウンス表示と、「エントリへ戻
る」アイコンが表示される。「エントリへ戻る」アイコ
ンがクリックされると画面が表示される。
【0080】JOBが在る場合には、画面のエントリ
予約画像が表示される。この画面には、「エントリー受
付終了までの時間××分××秒」というエントリ締切時
間と、エントリ受付番号、レベル、ユニット数、価格の
情報と、「自動的にエントリ結果を表示しますのでしば
らくお持ちください。」というエントリ待機表示がなさ
れる。
【0081】エントリーした内容のJOBがあると、図
16の画面に示すJOB実行画面が表示される。この
画面には、実行すべきJOBであるイメージデータと、
入力すべき項目別のテキストボックスと、サーバ3への
送信時に選択される「登録」アイコンと、処理すべきJ
OBの終了時間や現在の処理枚数等が表示される。オペ
レータに提示されるJOBは1ユニットの処理時間が予
め定められているので、この画面がサーバ3からオペレ
ータ端末に提示されると、タイマのカウントダウンが開
始される。したがって、一定の時間となるか「登録」ア
イコンがクリックされると画面のJOB結果画面が表
示される。
【0082】画面に示すJOB結果画面には、オペレ
ータが受けたJOB量を示す入力データ枚数と、オペレ
ータの行ったJOBの結果である入力達成枚数と、未入
力枚通と、暫定賃金と、ログアウトする際に選択される
「ログアウト」アイコンと、新たなエントリーを行う際
に選択される「エントリ」アイコンが表示される。「ロ
グアウト」アイコンがクリックされると、サーバ3との
接続が解除され、「エントリ」アイコンがクリックされ
ると、図15の画面が再表示される。
【0083】図17,図18は、第2オペレータ側に表
示される画像遷移を連続して示すものである。この画面
遷移において、画面,,,,は、第1オペレ
ータ側で説明した画像内容と同一であるので、これらの
説明は省略する。第1オペレータの画像遷移との違い
は、図18の画面に示すJOB実行画面である。一番
の違いは、各テキストボックスの横にチェックボックス
が表示される点である。図18の画面では、テキスト
ボックスにテキストデータの表示はないが、実際には1
次オペレータが入力したテキストデータが表示される。
2次オペレータにより、画面中、左側に表示されたイ
メージデータと1次オペレータで入力されたテキストデ
ータとが比較され、両者の内容が一致している場合に
は、順次テキストボックス内のデータとイメージデータ
とが比較される。比較して誤りがある場合には、該当す
る箇所が2次オペレータによって適宜修正を受け、修正
されたテキストボックスのチェックボックスにチェック
が入れられる。2次オペレータに提示されるJOBに対
しても1ユニット毎の処理時間が予め定められているの
で、この画面がサーバ3からオペレータ端末に提示され
ると、タイマのカウントダウンが開始される。したがっ
て、一定の時間となるか「登録」アイコンがクリックさ
れると画面のJOB結果画面が表示されることにな
る。サーバ3は、処理済みJOBがオペレータ端末から
入力されると、それを顧客DB7に顧客基礎情報関連付
けて記憶する。
【0084】図19は、顧客側に表示される画面遷移イ
メージを示す。このイメージは、顧客が処理済みデータ
の提示を受ける際のものである。図19において、顧客
がサーバ3にログインして認証を受けると、図7同様、
メインメニューが顧客のモニター1bに表示される。メ
インメニューに表示される「データ受信」アイコンが顧
客によってクリックされると、納品リスト画像が表示さ
れる。この画像には、顧客から送信された処理要求日時
情報と、オペレータから処理済みJOBが送信された処
理完了日時情報と、データサイズ情報と、受信データを
選択する際に用いられるチェックボックスとを有する一
欄ファイルと、データのダウンロード時に選択される
「ダウンロード」アイコン、データ受信終了時に選択さ
れる「終了」アイコンが表示される。
【0085】図14を用いて、価格設定処理における労
働強度と気配値更新のプロセスについて説明する。図1
4において、横軸は時間軸であり、最右端を顧客締切、
すなわち納期期限としている。時間軸を境に、上方はサ
ーバ3にあるJOBユニット数を示し、下方はオペレー
タからエントリーされた要求JOB数を示す。同図にお
いて、1つの□はJOBの最小ユニット単位を示し、こ
こでは1ユニット50枚とされている。また、「新」の
□は、新規発生の最小JOBユニットを示し、「割」の
□は割り当てられた最小JOBユニットを示す。「残」
の□は、未処理の最小JOBユニットを示し、「越」の
□は、次回の募集期間に繰り越された最小JOBユニッ
トを示す。A〜Eはエントリーしたオペレータを示す。
図14において、募集時間は1回15分となっている。
図14では、午前8:55から入力タイマがスタートし
ているものとする。この例では午前9:00に新規のJ
OB依頼が24時間後の翌日の午前9:00を納期期限
として500枚入力されている。サーバ3は、ここでは
10ユニットに分割する。この時点において、気配値と
なる単価は1枚3円でエントリー募集がなされていて、
募集時間中にオペレータA、Bからそれぞれ2ユニット
と4ユニットのエントリーがなされている。入力タイマ
11でエントリー締切時間の1回目となる午前9:15
となると、その時点における全てのJOBユニットか
ら、エントリーしているオペレータA,Bに1枚3円単
価のJOBユニットがそれぞれ希望ユニット数である2
ユニットと4ユニットそれぞれが割り当てられる。残っ
たJOBユニットは次の募集期間での処理分りとして繰
り越される。この例では4ユニット(200枚)が繰り
越される。このエントリー締切は一定間隔毎に行われ、
締切り時点における全てのJOBユニットから、エント
リーしているオペレータに対してJOBユニットを割り
当てる。
【0086】労働強度とは、顧客締切時間を基準とした
時、各回の締切り時において割り当てられたJOBユニ
ットの総量から求められる傾斜角度を指す。この労働強
度は、JOB数が大きく顧客締切に近くなるにつれて、
その傾斜角度が大きく、顧客締切から遠くJOB数が少
ないほど低くなる特徴をもつ。つまり労働強度の角度が
大きくなる程、すなわちエントリー締切時点において、
単位時間当りに処理しなければならないJOB量が多く
なる程、多くのJOB処理能力が必要となる。ここでの
処理能力とは、オペレータの人数とするが、1人のオペ
レータが実行するJOB量も処理能力の要素となる。こ
のため、処理すべきJOB数が多く、エントリーしたオ
ペレータが少ない場合には、次回の気配値更新時には価
格上昇方向に更新する。反対に、処理すべきJOB数が
少なく、エントリーしたオペレータが多い場合には、次
回の気配値更新時には価格下降方向に更新する。
【0087】このように、インターネットを用いたジョ
ブ仲介システムにおいて、JOB単価の更新を行うと、
顧客とオペレータの要求の需要バランスを理想的な単価
によりコントロールすることができる。また、単位時間
となる募集時間毎の総JOB量と総エントリー数(オペ
レータ数)からJOBを割り当てるので、オペレータへ
のJOB割り当てを平準化でき、安定的な労働力の確保
と、効率的なJOB処理を行える。さらにオペレータ
は、同一レベルJOBを処理するのに、エントリーする
タイミングによって異なる価格で引き受けることができ
るため、サーバ3の運営するサイトに対しての関心度が
非常に高まり、気配値の変動を気にかけることになる。
このため、サーバ3に対してより多くのログインを促す
ことができ、データ処理要員となるオペレータを確保し
易くなる。
【0088】図20、図21、図22は、本システムに
おける顧客とサーバ、オペレータとサーバとの間で行わ
れる情報の流れを時系列で示す図である。顧客としてA
社、オペレータとしてAさん、Bさん、Cさんが存在し
ている。この図は、図20から始まり図21を経て図2
2へとつながるものである。具体的なデータの流れの説
明は、上述したものと同一あるので、各処理時を読む際
に参照するものとする。
【0089】上記形態では、エントリーしたオペレータ
に対してJOBを割り当てるが、割り当てる順序を考慮
する必要がある。また、エントリーしても、JOB量と
エントリー数の関係から全てのエントリーしたオペレー
タにJOBが割り当てらないこともある。
【0090】そこで、この点を考慮して、サーバ3に、
オペレータ端末から送信されたエントリー情報を送信さ
れた順番に順位付けしてオペレータ基礎情報と関連付け
てオペレータDB8に記憶する機能と、処理すべきJO
Bを割り当てられなかったオペレータを、オペレータD
B8にオペレータ基礎情報と関連付けて優先オペレータ
として記憶する機能を与え、マッチング処理手段15
に、オペレータDB8を参照してエントリー順位の早い
順に、最小処理単位のJOBをエントリー情報に準じて
該当するオペレータに割り当てる機能を持たせるととも
に、オペレータDB8を参照して優先オペレータとして
記憶されているオペレータの端末からエントリー情報が
送信されている場合に、優先オペレータとして記録され
ているオペレータに対し、エントリー情報を送信してい
るが優先オペレータとして記録されていないオペレータ
に優先して優先オペレータが処理可能な最小処理単位の
JOBを割り当てる機能をもたせる。
【0091】このようにすると、募集時間において早く
エントリーしたオペレータには、優先的にJOB割当を
行えるので、システムの処理時間を短縮することができ
る。また、JOB割当を受けなかったオペレータは、次
回のエントリー時には優先オペレータとしてエントリー
順位に関係なく優先してJOB割当を受けることができ
る。このため、オペレータに対しては公平にJOBを提
供することができ、オペレータのJOB処理に対するモ
チベーションを高めることができる。
【0092】実施形態中、イメージデータは、伝票や送
り状をスキャナ6で読み取った画像としているが、読み
取り対象物としては、これらのものに限定されるもので
はない。例えば、原稿、新聞、雑誌等の紙媒体をスキャ
ナ6でイメージ画像として読み取ったものであっても良
い。あるいは、デザイン画のような画像をスキュナ6で
読み取ったものをイメージデータとしても良い。この場
合、オペレータのJOB内容は、テキストデータ化では
なく、イメージデータの修正、加工となる。オペレータ
のJOB内容は、文字が表記されている画像から翻訳文
をテキストデータとして作成する処理であってもよい。
データは、イメージデータではなく、顧客から送信され
る音声情報であってもよい。この場合には、オペレータ
は、選択した音声情報からなるJOB情報を聞き、それ
をテキストデータとして文字入力したファイルを処理済
みJOB、すなわち成果アイテムとしてサーバ3に送信
すればよい。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、インターネットを用い
たジョブ仲介システムにおいて、基本支払価格の更新を
行うことで、顧客とオペレータの要求の需要バランスを
理想的な単価によりコントロールすることができる。ま
た、単位時間となる募集時間毎の総ジョブ量と総エント
リー数からジョブを割り当てるので、オペレータへのジ
ョブ割り当てを平準化でき、安定的な労働力の確保と、
効率的なジョブ処理を行える。さらにオペレータは、同
一レベルのジョブを処理するのに、エントリーするタイ
ミングによって異なる価格で引き受けることができるた
め、サーバの運営するサイトに対しての関心度が非常に
高まり、基本支払価格の変動を気にかけることになる。
このため、サーバに対してより多くのログインを促すこ
とができ、データ処理要員となるオペレータを確保し易
くなる。
【0094】本発明によれば、オペレータ端末から送信
されたエントリー情報を順位付けして記憶手段に記憶す
る機能を備え、マッチング処理機能において、記憶手段
を参照してエントリー順位の早い順に、最小処理単位の
ジョブをエントリー情報に応じて該当するオペレータ端
末に割り当てる場合、オペレータは早くサーバにエント
リーすることで、自身で処理可能なジョブを受け易くな
る。このため、エントリー順位を基準としたジョブ割当
てを公平に行える。
【0095】本発明によれば、ジョブを割り当てられな
かったオペレータ端末を優先オペレータとし、再度エン
トリーする時に、優先オペレータとして記録されていな
いオペレータ端末に優先してジョブ割当ができる。この
ため、ジョブ量とオペレータのエントリー数とのバラン
スが崩れて、エントリーしたオペレータ全てにジョブを
割り当てられない場合でも、次回に優先的にジョブの割
当を受けられるようになり、エントリー結果を基準とし
たジョブ割当てを公平に行える。
【0096】本発明によれば、オペレータにより実行さ
れたジョブに対する実績評価の結果に応じて、オペレー
タに対して提示するジョブの提示範囲を更新するので、
オペレータのジョブ処理に対するモチベーションを高め
られ、処理精度を高めることができる。
【0097】本発明によれば、オペレータ端末に割り当
てられて実行されたジョブに対する支払価格が、オペレ
ータ端末に提示されるので、オペレータは自ら実行した
ジョブに対する支払価格を自身の端末で確認することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるジョブ仲介システムの全体構成
を示す図である。
【図2】顧客側の処理工程の概要を示すフローチャート
である。
【図3】オペレータ側の処理工程の概要を示すフローチ
ャートである。
【図4】サーバ及びそれに接続する主要部の構成を示す
ブロック図である。
【図5】サーバでの処理工程を示すフローチャートであ
る。
【図6】要求受付処理の工程を示すフローチャートであ
る。
【図7】顧客側に提示される処理要求時の画像遷移イメ
ージを示す図である。
【図8】価格決定処理の工程を示すフローチャートであ
る。
【図9】エントリー受付処理の工程を示すフローチャー
トである。
【図10】マッチング処理の工程を示すフローチャート
である。
【図11】1次オペレータ用の日計/月計処理の工程を
示すフローチャートである。
【図12】2次オペレータ用の日計/月計処理の工程を
示すフローチャートである。
【図13】複数顧客からの処理要求アイテムの割り当て
処理の一例を示す機能図である。
【図14】価格決定処理における労働強度を説明するた
めのイメージ図である。
【図15】1次オペレータ側に提示される画像遷移イメ
ージを示す図である。
【図16】図15の画面につながる画像遷移イメージ
を示す図である。
【図17】2次オペレータ側に提示される画像遷移イメ
ージを示す図である。
【図18】図17の画面につながる画像遷移イメージ
を示す図である。
【図19】顧客側に提示されるデータ受信時の画像遷移
イメージを示す図である。
【図20】本システムで行われる情報の交信状態を示す
第1の図である。
【図21】図20につながる情報の交信状態を示す第2
の図である。
【図22】図21につながる情報の交信状態を示す第3
の図である。
【符号の説明】
1 顧客端末 2a,2b オペレータ端末 3 サーバ 4 ネットワーク 10 記憶手段 12 要求受付処理手段 13 価格決定処理機能 14 エントリー受付処理手段 15 マッチング処理手段 17 提示手段

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客の端末とオペレータの端末とにネット
    ワークを介して交信可能に接続されたサーバと、前記顧
    客の基礎情報と前記オペレータの基礎情報とを検索可能
    に記憶する記憶手段とを有するジョブ仲介システムであ
    って、 前記サーバは、 前記顧客の端末から送信された処理要求アイテムから顧
    客の要求内容を解析してジョブレベルに分類し、前記記
    憶手段に顧客の基礎情報と関連付けて記憶する要求受付
    処理機能と、 前記オペレータに対するジョブレベル毎の基本支払価格
    を設定するとともに、設定された基本支払価格を、価格
    変動パラメータから求められる労働強度に基づき、予め
    設定された募集時間毎に、更新する価格決定処理機能
    と、 前記基本支払価格及び/または更新された基本支払価格
    と分類されたジョブレベルとを関連付けて生成したジョ
    ブ情報を、前記サーバにログインしたオペレータの端末
    に提示する機能と、 提示されたジョブ情報に対するオペレータの端末からの
    エントリー情報を受けるエントリー受付処理機能と、 募集時間内にエントリー情報を送信したオペレータを、
    エントリー情報送信時に送られる識別情報と前記オペレ
    ータ基礎情報とを用いて特定するとともに、募集時間内
    での処理すべきジョブ情報を前記記憶手段からジョブレ
    ベル毎に検索し、検索した総ジョブ情報からショブレベ
    ル別の最小処理単位のジョブを形成し、エントリー情報
    を送信したオペレータに処理可能な最小処理単位のジョ
    ブを、該当するオペレータに割り当てるマッチング処理
    機能と、 割り当てたジョブをエントリーしたオペレータの端末に
    提示する機能とを有するジョブ仲介システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のショブ仲介システムにおい
    て、 前記価格決定処理機能は、前回の、処理すべきジョブ情
    報総数、ログイン総数、エントリー総数及び基本支払価
    格に基づきジョブレベル毎の今回の基本支払価格を設定
    するジョブ仲介システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のショブ仲介システ
    ムにおいて、 前記価格決定処理機能は、募集時間内で処理すべきジョ
    ブ情報の総数を前記記憶手段から検索し、検索結果に応
    じて処理すべきジョブ情報の最小処理ユニット数を算出
    し、算出した最小処理ユニット数に基づき必要最小オペ
    レータ数を求め、前記記憶手段を参照して前記最小処理
    ユニット数に対するエントリー総数の増減率を決定し、
    この増減率を基にジョブレベル毎の基本支払価格を更新
    するジョブ仲介システム。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載のジョブ仲介シ
    ステムにおいて、 前記サーバは、オペレータの端末から送信されたエント
    リー情報を順位付けしてオペレータの基礎情報と関連付
    けて前記記憶手段に記憶する機能を備え、 前記マッチング処理機能は、前記記憶手段を参照してエ
    ントリー順位の早い順に、前記最小処理単位のジョブを
    エントリー情報に準じて該当するオペレータに割り当て
    るジョブ仲介システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載のジョブ仲介システムにおい
    て、 前記サーバは、処理すべき最小処理単位のジョブを割り
    当てられなかったオペレータを、前記記憶手段にオペレ
    ータの基礎情報と関連付けて優先オペレータとして記憶
    する機能を備え、 前記マッチング処理機能は、前記記憶手段を参照して優
    先オペレータとして記憶されているオペレータの端末か
    らエントリー情報が送信されている場合に、優先オペレ
    ータとして記録されているオペレータに対し、エントリ
    ー情報を送信しているが優先オペレータとして記録され
    ていないオペレータに優先して優先オペレータが処理可
    能な最小処理単位のジョブを割り当てるジョブ仲介シス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の何れか1つに記載のジ
    ョブ仲介システムにおいて、 前記サーバは、オペレータの端末から送信された処理済
    ジョブに対する実績評価情報を前記記憶手段にオペレー
    タの基礎情報と関連付けて記憶する機能と、 前記記憶手段を参照して前記実績評価情報からオペレー
    タ評価値を求め、求めたオペレータ評価値が予め設定さ
    れた基準値を超えると、この基準値を超えたオペレータ
    評価値を有するオペレータを、優良オペレータとしてオ
    ペレータの基礎情報と関連付けて前記記憶手段に記憶す
    るジョブ実績管理機能と、 前記記憶手段を参照してログインしたオペレータが優良
    オペレータに該当するとき、該当するオペレータに対し
    て提示するジョブレベルの範囲を更新する機能とを備え
    たジョブ仲介システム。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6の何れか1つに記載のジ
    ョブ仲介システムにおいて、 前記サーバは、オペレータの端末から送信された処理済
    ジョブに対する支払価格を集計する処理機能と、 前記サーバにログインしたオペレータの端末に対して集
    計結果を提示する機能を有するジョブ仲介システム。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7の何れか1つに記載のジ
    ョブ仲介システムにおいて、 前記エントリー情報は、提示されているジョブ情報を引
    き受けるオペレータの意思情報と、実行する個数情報と
    を含むジョブ仲介システム。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8の何れか1つに記載のジ
    ョブ仲介システムにおいて、 前記価格変動パラメータは、少なくとも、募集時間内に
    なされたオペレータの端末からのエントリー情報の総数
    と、前記募集時間内における処理要求アイテムの総数
    と、前記顧客からの納期情報とを要素とするジョブ仲介
    システム。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9の何れか1つに記載の
    ジョブ仲介システムにおいて、 前記処理要求アイテムは、納期情報、カテゴリー情報、
    処理量情報、イメージデータを含むジョブ仲介システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項10記載のジョブ仲介システムに
    おいて、 オペレータが実行するジョブは、前記イメージデータに
    含まれている文字情報部をテキストデータ化する処理を
    行うものであるジョブ仲介システム。
  12. 【請求項12】請求項11記載のジョブ仲介システムに
    おいて、 前記イメージデータは、画像読取装置によって読み取ら
    れた送り状の画像データであるジョブ仲介システム。
  13. 【請求項13】サーバに対して顧客の端末とオペレータ
    の端末とがネットワークを介して交信可能であるシステ
    ムを用いるジョブ仲介方法であって、 前記サーバは、 前記顧客の端末から送信された処理要求アイテムを受け
    付け、該処理要求アイテムから顧客の要求内容を解析し
    てジョブレベルに分類し、顧客の基礎情報とオペレータ
    の基礎情報とが記録された記憶手段に、顧客の基礎情報
    と関連付けて記憶する要求受付処理ステップと、 オペレータに対するジョブレベル毎の基本支払価格を設
    定するとともに、この基本支払価格を、価格変動パラメ
    ータから求められる労働強度に基づき、予め設定された
    募集時間毎に更新する価格決定ステップと、 前記基本支払価格及び/または更新された基本支払価格
    と分類されたジョブレベルとを関連付けて生成したジョ
    ブ情報を、前記サーバにログインしたオペレータの端末
    に提示するステップと、 提示されたジョブ情報に対するオペレータの端末からの
    エントリー情報を受けるエントリー受付ステップと、 募集時間内にエントリー情報を送信したオペレータを、
    エントリー情報送信時に送られる識別情報とオペレータ
    の基礎情報とを用いて特定するとともに、募集時間内で
    の処理すべきジョブ情報を前記記憶手段からジョブレベ
    ル毎に検索し、検索した総ジョブ情報からショブレベル
    別の最小処理単位のジョブを形成し、エントリー情報を
    送信したオペレータに処理可能な最小処理単位のジョブ
    を、該当するオペレータに割り当てるマッチング処理ス
    テップと、 割り当てたジョブをエントリーしたオペレータの端末に
    提示するステップとを有するジョブ仲介方法。
  14. 【請求項14】請求項13記載のショブ仲介方法におい
    て、 前記価格決定処理ステップは、前回の、処理すべきジョ
    ブ情報総数、ログイン総数、エントリー総数及び基本支
    払価格に基づきジョブレベル毎の今回の基本支払価格を
    設定するステップを含むジョブ仲介方法。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載のショブ仲介
    システムにおいて、 前記価格決定処理ステップは、募集時間内で処理すべき
    ジョブ情報の総数を前記記憶手段で検索するステップ
    と、検索結果に応じて処理すべきジョブ情報の最小処理
    ユニット数を算出するステップと、算出した最小処理ユ
    ニット数に基づき必要最小オペレータ数を求めるステッ
    プと、前記記憶手段を参照して前記最小処理ユニット数
    に対するエントリー総数の増減率を決定するステップ
    と、この増減率を基にジョブレベル毎の基本支払価格を
    更新するステップとを含むジョブ仲介方法。
  16. 【請求項16】請求項13、14または15記載のジョ
    ブ仲介方法において、 前記サーバは、オペレータの端末から送信されたエント
    リー情報を順位付けしてオペレータの基礎情報と関連付
    けて前記記憶手段に記憶するステップを有し、 前記マッチングステップは、前記記憶手段を参照してエ
    ントリー順位の早い順に、最小処理単位のジョブをエン
    トリー情報に準じて該当するオペレータに割り当てるス
    テップを含むジョブ仲介方法。
  17. 【請求項17】請求項16記載のジョブ仲介方法におい
    て、 前記サーバは、処理すべき最小処理単位のジョブを割り
    当てられなかったオペレータを、前記記憶手段にオペレ
    ータの基礎情報と関連付けて優先オペレータとして記憶
    するステップを備え、 前記マッチングステップは、前記記憶手段を参照して優
    先オペレータとして記録されているオペレータの端末か
    らエントリー情報が送信されている場合に、優先オペレ
    ータとして記録されているオペレータに対し、エントリ
    ー情報を送信しているが優先オペレータとして記録され
    ていないオペレータに優先して、優先オペレータが処理
    可能な最小処理単位のジョブを割り当てるステップを含
    むジョブ仲介システム。
  18. 【請求項18】請求項13ないし17の何れか1つに記
    載のジョブ仲介方法において、 前記サーバは、オペレータの端末から送信された処理済
    ジョブに対する実績評価情報を前記記憶手段にオペレー
    タの基礎情報と関連付けて記憶するステップと、 前記記憶手段を参照して前記実績評価情報からオペレー
    タ評価値を求め、求めたオペレータ評価値が予め設定さ
    れた基準値を超えると、この基準値を超えたオペレータ
    評価値を有するオペレータを、優良オペレータとしてオ
    ペレータの基礎情報と関連付けて前記記憶手段に記憶す
    るステップと、 前記記憶手段を参照してログインしたオペレータが優良
    オペレータに該当するとき、該当するオペレータに対し
    て提示するジョブレベルの範囲を更新するステップとを
    有するジョブ仲介方法。
  19. 【請求項19】請求項13ないし17の何れか1つに記
    載のジョブ仲介方法において、 前記サーバは、オペレータの端末から送信された処理済
    ジョブに対する支払価格を集計するステップと、 前記サーバにログインしたオペレータの端末に対して集
    計結果を提示するステップとを有するジョブ仲介方法。
  20. 【請求項20】顧客の端末とオペレータの端末とにネッ
    トワークを介して交信可能に接続されたサーバを、 前記顧客の端末から送信された処理要求アイテムを受け
    付け、該処理要求アイテムから顧客の要求内容を解析し
    てジョブレベルに分類し、顧客の基礎情報とオペレータ
    の基礎情報とが記録された記憶手段に、顧客の基礎情報
    と関連付けて記憶する要求受付処理機能と、 オペレータに対するジョブレベル毎の基本支払価格を設
    定するとともに、この基本支払価格を、価格変動パラメ
    ータから求められる労働強度に基づき、予め設定された
    募集時間毎に更新する価格決定機能と、 前記基本支払価格及び/または更新された基本支払価格
    と分類されたジョブレベルとを関連付けて生成したジョ
    ブ情報を、前記サーバにログインしたオペレータの端末
    に提示する機能と、 提示されたジョブ情報に対するオペレータの端末からの
    エントリー情報を受けるエントリー受付処理機能と、 募集時間内にエントリー情報を送信したオペレータを、
    エントリー情報送信時に送られる識別情報とオペレータ
    の基礎情報とを用いて特定するとともに、募集時間内で
    の処理すべきジョブ情報を前記記憶手段からジョブレベ
    ル毎に検索し、検索した総ジョブ情報からショブレベル
    別の最小処理単位のジョブを形成し、エントリー情報を
    送信したオペレータに処理可能な最小処理単位のジョブ
    を、該当するオペレータに割り当てるマッチング処理機
    能と、 割り当てたジョブをエントリーしたオペレータの端末に
    提示する機能として動作させるジョブ仲介プログラム。
  21. 【請求項21】請求項20記載のジョブ仲介プログラム
    において、 前記サーバを、 前記価格決定処理機能時に、前回の、処理すべきジョブ
    情報総数、ログイン総数、エントリー総数及び基本支払
    価格に基づきジョブレベル毎の今回の基本支払価格を設
    定するように機能させるジョブ仲介プログラム。
  22. 【請求項22】請求項20または21記載のショブ仲介
    プログラムにおいて、 前記サーバを、 前記価格決定処理機能時に、募集時間内で処理すべきジ
    ョブ情報の総数を前記記憶手段で検索し、検索結果に応
    じて処理すべきジョブ情報の最小処理ユニット数を算出
    し、算出した最小処理ユニット数に基づき必要最小オペ
    レータ数を求め、前記記憶手段を参照して前記最小処理
    ユニット数に対するエントリー総数の増減率(指向する
    値)を決定し、この増減率を基にジョブレベル毎の基本
    支払価格を更新するように機能させるジョブ仲介プログ
    ラム。
  23. 【請求項23】請求項20、21または22記載のジョ
    ブ仲介プログラムにおいて、 前記サーバを、 オペレータの端末から送信されたエントリー情報を順位
    付けしてオペレータの基礎情報と関連付けて前記記憶手
    段に記憶するように機能させるとともに、 前記マッチング処理機能に、前記記憶手段を参照してエ
    ントリー順位の早い順に、最小処理単位のジョブをエン
    トリー情報に準じて該当するオペレータに割り当てるよ
    うに機能させるジョブ仲介プログラム。
  24. 【請求項24】請求項23記載のジョブ仲介プログラム
    において、 前記サーバを、 処理すべき最小処理単位のジョブを割り当てられなかっ
    たオペレータを、前記記憶手段にオペレータの基礎情報
    と関連付けて優先オペレータとして記憶する機能として
    動作させるとともに、 前記マッチング処理機能時に、前記記憶手段を参照して
    優先オペレータとして記録されているオペレータの端末
    からエントリー情報が送信されている場合に、優先オペ
    レータとして記録されているオペレータに対し、エント
    リー情報を送信しているが優先オペレータとして記録さ
    れていないオペレータに優先して、優先オペレータが処
    理可能な最小処理単位のジョブを割り当てるように機能
    させるジョブ仲介プログラム。
  25. 【請求項25】請求項20ないし24の何れか1つに記
    載のジョブ仲介プログラムにおいて、前記サーバを、 オペレータの端末から送信された処理済ジョブに対する
    実績評価情報を前記記憶手段にオペレータの基礎情報と
    関連付けて記憶する機能と、 前記記憶手段を参照して前記実績評価情報からオペレー
    タ評価値を求め、求めたオペレータ評価値が予め設定さ
    れた基準値を超えると、この基準値を超えたオペレータ
    評価値を有するオペレータを、優良オペレータとしてオ
    ペレータの基礎情報と関連付けて前記記憶手段に記憶す
    る機能と、 前記記憶手段を参照してログインしたオペレータが優良
    オペレータに該当するとき、該当するオペレータに対し
    て提示するジョブレベルの範囲を更新する機能として動
    作させるジョブ仲介プログラム。
  26. 【請求項26】請求項20ないし25の何れか1つに記
    載のジョブ仲介プログラムにおいて、 サーバを、オペレータの端末から送信された処理済ジョ
    ブに対する支払価格を集計する機能と、前記サーバにロ
    グインしたオペレータの端末に対して集計結果を提示す
    る機能として動作させるジョブ仲介プログラム。
  27. 【請求項27】サーバに対して顧客の端末とオペレータ
    の端末とがネットワークを介して交信可能なジョブ仲介
    システムに用いる記録媒体であって、 請求項20ないし26の何れか1つに記載のジョブ仲介
    プログラムを記録した、前記サーバによって読み取り可
    能な記録媒体。
  28. 【請求項28】請求項20ないし26の何れか1つに記
    載のジョブ仲介プログラムがネットワークを介してサー
    バに伝送され、サーバと接続されている記憶手段に格納
    されることで実行可能なジョブ仲介システム。
JP2001205103A 2001-07-05 2001-07-05 ジョブ仲介システム及びジョブ仲介方法 Pending JP2003022382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205103A JP2003022382A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 ジョブ仲介システム及びジョブ仲介方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205103A JP2003022382A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 ジョブ仲介システム及びジョブ仲介方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003022382A true JP2003022382A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19041471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001205103A Pending JP2003022382A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 ジョブ仲介システム及びジョブ仲介方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003022382A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005202941A (ja) * 2003-12-15 2005-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーバ装置、情報処理システムおよび情報処理方法
JP2014068401A (ja) * 2007-11-13 2014-04-17 Amazon Technologies Inc 独立したカスタマーサービスエージェント
US8983055B1 (en) 2010-12-20 2015-03-17 Amazon Technologies, Inc. Quality review of contacts between customers and customer service agents
US9088649B2 (en) 2009-08-25 2015-07-21 Amazon Technologies, Inc. Systems and methods for customer contact
US9219818B2 (en) 2010-12-28 2015-12-22 Amazon Technologies, Inc. Followup of customer service agents
JP2017156815A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 Kddi株式会社 対価設定装置及び対価設定方法
JP2021082254A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 クラウドワークス インコーポレイテッドCrowdWorks, Inc. クラウドソーシング基盤プロジェクトの作業進行速度による作業単価調整方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005202941A (ja) * 2003-12-15 2005-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーバ装置、情報処理システムおよび情報処理方法
JP2014068401A (ja) * 2007-11-13 2014-04-17 Amazon Technologies Inc 独立したカスタマーサービスエージェント
US9769315B2 (en) 2007-11-13 2017-09-19 Amazon Technologies, Inc. System and method for automated call distribution
US10348903B2 (en) 2007-11-13 2019-07-09 Amazon Technologies, Inc. System and method for automated call distribution
US9088649B2 (en) 2009-08-25 2015-07-21 Amazon Technologies, Inc. Systems and methods for customer contact
US10445744B2 (en) 2009-08-25 2019-10-15 Amazon Technologies, Inc. Systems and methods for customer contact
US8983055B1 (en) 2010-12-20 2015-03-17 Amazon Technologies, Inc. Quality review of contacts between customers and customer service agents
US9219818B2 (en) 2010-12-28 2015-12-22 Amazon Technologies, Inc. Followup of customer service agents
US10110744B2 (en) 2010-12-28 2018-10-23 Amazon Technologies, Inc. Followup of customer service agents
JP2017156815A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 Kddi株式会社 対価設定装置及び対価設定方法
JP2021082254A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 クラウドワークス インコーポレイテッドCrowdWorks, Inc. クラウドソーシング基盤プロジェクトの作業進行速度による作業単価調整方法
JP7244466B2 (ja) 2019-11-21 2023-03-22 クラウドワークス インコーポレイテッド クラウドソーシング基盤プロジェクトの作業進行速度による作業単価調整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230206185A1 (en) System and method for evaluating job candidates
US6742002B2 (en) Computer-implemented and/or computer-assisted web database and/or interaction system for staffing of personnel in various employment related fields
US20020004760A1 (en) Online settlement system, method thereof and storage medium
US20030225683A1 (en) Electronic bid/proposal system for the construction industry
US20030177052A1 (en) Human resources management system and method
CN101183446A (zh) 用于分析联络学习的方法和系统
CA2973874C (en) Adaptive resource allocation
JP5135556B2 (ja) 人材紹介管理システム
KR20170141563A (ko) 가격비교검색을 통한 렌트카 관리 시스템 및 방법
JP2003022382A (ja) ジョブ仲介システム及びジョブ仲介方法
JP2004199525A (ja) 前払可能な支払方法及びサーバ装置、並びにプログラム
JP2007079900A (ja) 人材マッチングシステム及びそのマッチング方法
US20040176972A1 (en) System and method for processing information on goods or service
KR20020037810A (ko) 인터넷을 이용한 영업정보 관리방법 및 그 장치
JP4351085B2 (ja) 見込み給与照会方法、見込み給与照会システム及びプログラム
JP3515975B2 (ja) ジョブ仲介システム及びジョブ仲介方法
JP2002358396A (ja) システム関連情報モニタリング方法およびその装置、並びに集計処理装置および閲覧用端末装置、並びにプログラム
KR20240084661A (ko) 지식재산권 통합 관리 시스템
JP2004199388A (ja) 販売業務のサポートサービス提供システム、プログラム、及び記録媒体
JP2003044673A (ja) 株式公開準備支援方法およびそのシステム
JP2001306892A (ja) オンライン業務依頼/受注方法及びオンライン業務依頼/受注システム並びにホストサーバー,申込者クライアント及び作業者クライアント並びにプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
GB2371377A (en) A work flow system
JP2002297887A (ja) 業務評価システム、業務評価装置、コンピュータプログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080513