JP2003021306A - 発電プラント - Google Patents

発電プラント

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JP2003021306A
JP2003021306A JP2001203745A JP2001203745A JP2003021306A JP 2003021306 A JP2003021306 A JP 2003021306A JP 2001203745 A JP2001203745 A JP 2001203745A JP 2001203745 A JP2001203745 A JP 2001203745A JP 2003021306 A JP2003021306 A JP 2003021306A
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JP
Japan
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steam
nozzle
feed water
power plant
water heater
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Takayuki Marume
隆之 丸目
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】再生系の動力消費の低減化と設備の簡単化を図
る発電プラントを提供する。 【解決手段】本発明に係る発電プラントは、低圧給水加
熱器群14からの給水を蒸気発生器10に案内する誘引
手段を備えた。誘引手段は、スチームインジェクタ16
であり、このスチームインジェクタは、中央に配置する
第1ノズルと、この第1ノズルの外側に同心的に包囲形
成する第2ノズルとを備え、前記第2ノズルに供給する
蒸気の誘引力により前記第1ノズルに供給する給水を誘
引するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラントに係
り、特に、給水加熱器から蒸気発生器に給水を供給する
際、動力消費の低減化に改善を加えた発電プラントに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、発電プラント、特に、蒸気タービ
ンプラントは、ランキンサイクルを基本とし、そのラン
キンサイクルに再熱サイクルおよび再生サイクルのう
ち、少なくとも一方を加え、プラント熱効率の向上を図
っており、その構成として図3に示すものが使用されて
いる。
【0003】蒸気タービンプラントは、例えばボイラ等
の蒸気発生器1、発電機3を軸直結する蒸気タービン
2、復水器4、低圧給水加熱器群5、脱気器6、高圧給
水加熱器群7を閉ループとして組み込み、蒸気発生器1
からの蒸気を蒸気タービン2で膨張仕事をさせ、その際
に発生する回転トルクで発電機3を駆動している。
【0004】また、蒸気タービンプラントは、蒸気ター
ビン2で膨張後のタービン排気を復水器4で凝縮して復
水にし、その復水を低圧給水加熱器群5で蒸気タービン
2からのタービン抽気S1,S2を熱源として再生(予
熱)させて給水にし、その給水を脱気器6で溶存酸素を
脱気し、高圧給水加熱器群7で蒸気タービン2からのタ
ービン抽気S4,S5を熱源として再び再生させた後、
蒸気発生器1に戻す構成になっている。
【0005】また、低圧給水加熱器群5は、第1低圧給
水加熱器5aと第2低圧給水加熱器5bとを備え、第2
低圧給水加熱器5bでタービン抽気S2と給水との熱交
換後に生成されるドレンを熱源として第1低圧給水加熱
器5aに送り、ここで給水と再び熱交換させ、熱交換後
に生成されるドレンをドレンポンプ8を介して給水に合
流させるようになっている。
【0006】他方、高圧給水加熱器群7は、第1高圧給
水加熱器7aと第2高圧給水加熱器7bとを備え、上述
低圧給水加熱器群5と同様に、第2高圧給水加熱器7b
でタービン抽気S5と給水との熱交換後に生成されるド
レンを熱源として第1高圧給水加熱器7aに送り、ここ
で給水と再び熱交換させるとともに、熱交換後のドレン
を脱気器6に送って溶存酸素を脱気して第2低圧給水加
熱器5bからの給水と合流させた後、その合流給水を給
水ポンプ9で高圧給水に昇圧して第1高圧給水加熱器7
aに送り、あますところなく熱回収を行ってプラント熱
効率の向上を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近の蒸気タービンプ
ラントでは、プラント熱効率の向上や建設コストの低減
化等の再見直しが行われており、その一つに低圧給水加
熱器群5、脱気器6、高圧給水加熱器群7を含む再生系
の動力消費の低減や設備の簡素化がある。
【0008】従来、再生系は、給水を昇圧して蒸気発生
器1に供給する際、給水量が時間当り数百万トンに及ぶ
だけに給水ポンプ9の消費動力が発電所全体のヒートバ
ランス(熱精算)に占める比率が高い。このため、ヒー
トバランス上、発電プラントの正味送電端出力が少なく
なり、プラント熱効率の向上に影響を与えている。
【0009】また、再生系は、低圧給水加熱器群5およ
び高圧給水加熱器群7の構造が、いわゆるシェルアンド
チューブの多管式熱交換器になっているため、長年の使
用の結果、チューブに生じるピンホールからの給水リー
ク等が発生し、メンテナンス上、多くの労力と費用を費
やしている。
【0010】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、再生系の動力消費の低減と相俟って設備の
簡単化を図る発電プラントを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発電プラン
トは、上述の目的を達成するために、請求項1に記載し
たように、閉ループ内に組み込まれ、蒸気の流れに沿っ
て順に、蒸気発生器、発電機を軸直結する蒸気タービ
ン、復水器、給水加熱器を配置する発電プラントにおい
て、前記給水加熱器からの給水を前記蒸気発生器に案内
する誘引手段を備えたものである。
【0012】また、本発明に係る発電プラントは、上述
の目的を達成するために、請求項2に記載したように、
誘引手段は、スチームインジェクタであり、このスチー
ムインジェクタは、中央に配置する第1ノズルと、この
第1ノズルの外側に同心的に包囲形成する第2ノズルと
を備え、前記第2ノズルに供給する蒸気の誘引力により
前記第1ノズルに供給する給水を誘引するものである。
【0013】また、本発明に係る発電プラントは、上述
の目的を達成するために、請求項3に記載したように、
第1ノズルは、先細ノズルであることを特徴とするもの
である。
【0014】また、本発明に係る発電プラントは、上述
の目的を達成するために、請求項4に記載したように、
第2ノズルは、末広ノズルであることを特徴とするもの
である。
【0015】また、本発明に係る発電プラントは、上述
の目的を達成するために、請求項5に記載したように、
蒸気は、蒸気タービンからの抽気蒸気を用いるものであ
る。
【0016】また、本発明に係る発電プラントは、上述
の目的を達成するために、請求項6に記載したように、
蒸気は、サイクル外蒸気を用いるものである。
【0017】また、本発明に係る発電プラントは、上述
の目的を達成するために、請求項7に記載したように、
誘引手段を複数段直列に設けるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発電プラント
の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説
明する。
【0019】図1は、本発明に係る発電プラントの実施
形態を示す概略系統図である。
【0020】本実施形態に係る発電プラントは、蒸気タ
ービンプラントを一例に採ったものである。この蒸気タ
ービンプラントは、閉ループ内に組み込まれ、蒸気の流
れに沿って順に、蒸気発生器10、蒸気タービン11、
発電機12、復水器13、低圧給水加熱器群14、脱気
器15、スチームインジェクタ群16を配置し、蒸気発
生器10から発生する蒸気を蒸気タービン11で膨張仕
事をさせ、その際に発生する回転トルクで発電機12を
駆動している。
【0021】また、蒸気タービンプラントは、蒸気ター
ビン11で膨張仕事を終えたタービン排気を復水器13
で凝縮して復水にし、その復水を低圧給水加熱器群14
で蒸気タービン11からのタービン抽気S10,S11
を熱源として再生させて給水にし、その給水を脱気器1
5で溶存酸素を脱気し、スチームインジェクタ群16で
蒸気タービン11からのタービン抽気S13,S14の
誘引力で給水を蒸気発生器1に戻す構成になっている。
【0022】また、低圧給水加熱器群14は、第1低圧
給水加熱器14aと第2低圧給水加熱器群14bとを備
え、第2低圧給水加熱器14bでタービン抽気S11と
給水との熱交換後に生成されるドレンを熱源として第1
低圧給水加熱器14aに送り、ここで再び熱交換させ、
熱交換後に生成されるドレンをドレンポンプ17を介し
て給水に合流させるようになっている。
【0023】他方、スチームインジェクタ群16は、第
1スチームインジェクタ16aと第2スチームインジェ
クタ16bとを備えている。
【0024】第1スチームインジェクタ16aおよび第
2スチームインジェクタ16bは、ともに、図2に示す
ように、中央に、例えば先細状の第1ノズル18を備
え、その外側に同心的に包囲形成する、例えば末広状の
第2ノズル19を備え、図1に示す給水ポンプ23から
給水入口20を介して供給される給水を第1ノズル18
に案内し、ここで蒸気入口21から供給され、第2ノズ
ル19を流れるタービン抽気S13,S14の誘引力で
給水を誘引する、いわゆる直接接触タイプになってい
る。
【0025】なお、本実施形態では、第1スチームイン
ジェクタ16aおよび第2スチームインジェクタ16b
の給水の誘引動力として蒸気タービン11からのタービ
ン抽気S13,S14を用いているが、この例に限ら
ず、図1に示すように、例えば工場プロセス蒸気等のサ
イクル外(発電所外)の蒸気をプロセス蒸気系統22か
ら第1スチームインジェクタ16aおよび第2スチーム
インジェクタ16bのそれぞれに供給してもよい。ま
た、本実施例においては、スチームインジェクタを2台
直列に配置しているが蒸気タービンの容量等に合わせ
て、3台またはそれ以上直列にしてもよい。
【0026】このように、本実施形態は、蒸気の誘引力
を利用して給水を蒸気発生器10に案内するスチームイ
ンジェクタ群16を設けているので、スチームインジェ
クタ群16の誘引動力分だけ給水ポンプ23の動力消費
を少なくすることができ、プラント熱効率を向上させる
ことができる。
【0027】また、スチームインジェクタ群16は、例
えば先細状の第1ノズル18と例えば末広状の第2ノズ
ル19とを組み合せて構造簡素にしているので、従来に
較べてメンテナンス作業上の労力を大幅に削減すること
ができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係る発電
プラントは、蒸気タービンで膨張仕事を終えて復水し、
さらにその復水を熱交換して再生する給水を誘引手段を
用いて蒸気発生器に戻すので、動力消費を従来に較べて
少なくすることができ、ひいてはプラント熱効率をより
一層向上させることができる。
【0029】また、本発明に係る発電プラントは、構造
簡素な誘引手段を用いて給水を蒸気発生器に戻すので、
保守点検等の作業を少なくさせて作業員の労力を軽減さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電プラントの実施形態を示す概
略系統図。
【図2】本発明に係る発電プラントに適用するスチーム
インジェクタを示す概略縦断面図。
【図3】従来の発電プラントを示す概略系統図。
【符号の説明】
1 蒸気発生器 2 蒸気タービン 3 発電機 4 復水器 5 低圧給水加熱器群 5a 第1低圧給水加熱器 5b 第2低圧給水加熱器 6 脱気器 7 高圧給水加熱器群 7a 第1高圧給水加熱器 7b 第2高圧給水加熱器 8 ドレンポンプ 9 給水ポンプ 10 蒸気発生器 11 蒸気タービン 12 発電機 13 復水器 14 低圧給水加熱器群 14a 第1低圧給水加熱器 14b 第2低圧給水加熱器 15 脱気器 16 スチームインジェクタ群 16a 第1スチームインジェクタ 16b 第2スチームインジェクタ 17 ドレンポンプ 18 第1ノズル 19 第2ノズル 20 給水入口 21 蒸気入口 22 プロセス蒸気系統 23 給水ポンプ S1〜S5,S10〜S14 抽気蒸気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04F 5/46 F04F 5/46 C F22D 7/04 F22D 7/04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉ループ内に組み込まれ、蒸気の流れに
    沿って順に、蒸気発生器、発電機を軸直結する蒸気ター
    ビン、復水器、給水加熱器を配置する発電プラントにお
    いて、前記給水加熱器からの給水を前記蒸気発生器に案
    内する誘引手段を備えたことを特徴とする発電プラン
    ト。
  2. 【請求項2】 誘引手段は、スチームインジェクタであ
    り、このスチームインジェクタは、中央に配置する第1
    ノズルと、この第1ノズルの外側に同心的に包囲形成す
    る第2ノズルとを備え、前記第2ノズルに供給する蒸気
    の誘引力により前記第1ノズルに供給する給水を誘引す
    ることを特徴とする請求項1記載の発電プラント。
  3. 【請求項3】 第1ノズルは、先細ノズルであることを
    特徴とする請求項2記載の発電プラント。
  4. 【請求項4】 第2ノズルは、末広ノズルであることを
    特徴とする請求項2記載の発電プラント。
  5. 【請求項5】 蒸気は、蒸気タービンからの抽気蒸気を
    用いることを特徴とする請求項2記載の発電プラント。
  6. 【請求項6】 蒸気は、サイクル外蒸気を用いることを
    特徴とする請求項2記載の発電プラント。
  7. 【請求項7】 誘引手段は、複数段直列に設けることを
    特徴とする請求項2記載の発電プラント。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004257721A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 L'air Liquide Sa Pour L'etude & L'exploitation Des Procede S Georges Claude 統合された熱回収システムおよび酸素燃焼式機燃焼炉の効率を高める方法
WO2016108578A1 (ko) * 2014-12-30 2016-07-07 이만숙 증발장치에 의한 고효율 저온 발전시스템
CN114718916A (zh) * 2022-04-24 2022-07-08 郭兴军 一种使用蒸汽喷射器供汽的节能气体加热系统

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