JP2003020807A - 睡眠カプセル - Google Patents

睡眠カプセル

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JP2003020807A
JP2003020807A JP2001204531A JP2001204531A JP2003020807A JP 2003020807 A JP2003020807 A JP 2003020807A JP 2001204531 A JP2001204531 A JP 2001204531A JP 2001204531 A JP2001204531 A JP 2001204531A JP 2003020807 A JP2003020807 A JP 2003020807A
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pillow
sound
mattress
waveguide
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JP2001204531A
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Tetsuya Matsuura
哲哉 松浦
Junji Matsushima
潤治 松島
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C21/00Attachments for beds, e.g. sheet holders, bed-cover holders; Ventilating, cooling or heating means in connection with bedsteads or mattresses
    • A47C21/04Devices for ventilating, cooling or heating
    • A47C21/042Devices for ventilating, cooling or heating for ventilating or cooling
    • A47C21/044Devices for ventilating, cooling or heating for ventilating or cooling with active means, e.g. by using air blowers or liquid pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C29/00Nets for protection against insects in connection with chairs or beds; Bed canopies
    • A47C29/003Bed canopies

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】音響機器の音が外部に漏れるのを防止する。 【解決手段】音を出すスピーカ(42)を有するテレビ
(40)と詰め物入りマットレス(20)とを備える。テレ
ビ(40)のスピーカ(42)を詰め物入りマットレス(2
0)に埋設する。スピーカ(42)を就寝者の耳に向かっ
て音を発するように配置する。詰め物入りマットレス
(20)は、例えば、ウレタンフォームが詰められてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、睡眠カプセルに関
し、特に、音漏れ対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平5−248107号公
報に開示されているように、ビジネスホテルやサウナ等
などで休憩施設として利用される睡眠カプセルが広く知
られている。この種の睡眠カプセルでは、人一人が横に
なれる程度の空間に形成された直方体容器状のカプセル
内にウレタンフォーム等で形成されたマットレスが敷設
されると共に、カプセルの奥側端部に枕が設置されてい
る。そして、カプセル内には、テレビやラジオ等の音響
機器が配置されて、就寝者に快適空間を提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記睡
眠カプセルでは、音響機器のスピーカを枕側に配置する
ことによって、就寝者がなるべく音量を上げることなく
音響機器を利用することができるように工夫されている
ものの、それでも就寝者の耳とスピーカとの間に距離が
あるために、音響機器からの音が外部に漏れるという問
題があった。特に、睡眠カプセルは、複数台並べられて
設置されることが多いために、音が外部に漏れると隣の
就寝者に不快感を与えることがある。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、音響機器の音が外部に漏れるのを防止すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、音響機器(4
0)の音源部(42)を詰め物入りマットレス(21)に埋
設するようにしたものである。
【0006】具体的に、第1の解決手段は、音を発する
音源部(42)を有する音響機器(40)と、詰め物入りマ
ットレス(20)とを備えた睡眠カプセルを前提として、
上記音響機器(40)の音源部(42)は、就寝者の耳に向
かって音を発するように上記詰め物入りマットレス(2
0)に埋設されている。
【0007】また、第2の解決手段は、上記第1の解決
手段において、詰め物入りマットレス(20)は、マット
レス本体(21)と、該マットレス本体(21)の頭部側に
配置された枕(22)とを備え、上記マットレス本体(2
1)には、一端が枕(22)の側方近傍に位置し、他端部
に音響機器(40)の音源部(42)が配置され、音源部
(42)の音を開口(51)に向かって導く導波穴(50)が
形成されている。
【0008】また、第3の解決手段は、上記第2の解決
手段において、導波穴(50)は、上端の開口(51)が枕
(22)の左右に隣接している。
【0009】また、第4の解決手段は、上記第1の解決
手段において、詰め物入りマットレス(20)は、マット
レス本体(21)と、該マットレス本体(21)の頭部側に
配置された枕(22)とを備え、該枕(22)には、一端が
枕(22)の上端に位置し、他端部に音響機器(40)の音
源部(42)が配置され、音源部(42)の音を開口(51)
に向かって導く導波穴(50)が形成されている。
【0010】また、第5の解決手段は、上記第4の解決
手段において、導波穴(50)は、上端の開口(51)が枕
(22)の左右両端に位置している。
【0011】また、第6の解決手段は、上記第1の解決
手段において、詰め物入りマットレス(20)は、マット
レス本体(21)と、該マットレス本体(21)の頭部側に
配置された枕(22)とを備え、上記枕(22)の側部に
は、上下に貫通する導波通路(53)が形成され、上記マ
ットレス本体(21)には、一端が上記枕(22)の導波通
路(53)に連通し、他端部に音響機器(40)の音源部
(42)が配置され、音源部(42)の音を開口(51)に向
かって導く導波穴(50)が形成されている。
【0012】また、第7の解決手段は、上記第6の解決
手段において、枕(22)の導波通路(53)とマットレス
本体(21)の導波穴(50)とを連通させて、マットレス
本体(21)と枕(22)とを留める留め具(55)が設けら
れている。
【0013】すなわち、上記第1の解決手段では、音響
機器(40)の音源部(42)が発した音は、詰め物入りマ
ットレス(20)から伝播して、就寝者の耳に届く。この
とき、音源部(42)が発した音は、就寝者の耳に向かう
方向にのみ伝播し、それ以外の方向に拡散する音は、詰
め物入りマットレス(20)に吸収される。
【0014】また、上記第2の解決手段では、上記第1
の解決手段において、音響機器(40)の音源部(42)が
発した音は、マットレス本体(21)の導波穴(50)内を
伝播して、就寝者の耳に届く。このとき、音源部(42)
がマットレス本体(21)の導波穴(50)に配置されてい
るために、音源部(42)が発した音は、導波穴(50)が
開口する方向にのみ伝播し、それ以外の方向へ拡散する
音は、マットレス本体(21)に吸収される。
【0015】また、上記第3の解決手段では、上記第2
の解決手段において、音響機器(40)の音源部(42)か
ら出されて、マットレス本体(21)の導波穴(50)内を
伝播した音は、枕(22)の左右に隣接する開口(51)か
ら導波穴(50)の上方に伝播し、就寝者の耳に届く。
【0016】また、上記第4の解決手段では、上記第1
の解決手段において、音響機器(40)の音源部(42)が
発した音は、枕(22)の導波穴(50)内を伝播して、就
寝者の耳に届く。このとき、音源部(42)が枕(22)の
導波穴(50)に配置されているので、音源部(42)が発
した音は、導波穴(50)が開口する上方向にのみ伝播
し、それ以外の方向へ拡散する音は、枕(22)に吸収さ
れる。
【0017】また、上記第5の解決手段では、上記第4
の解決手段において、音響機器(40)の音源部(42)か
ら出され、枕(22)の導波穴(50)内を伝播した音は、
枕(22)の左右両端に位置する開口(51)から導波穴
(50)の上方に伝播して、就寝者の耳に届く。
【0018】また、上記第6の解決手段では、上記第1
の解決手段において、音響機器(40)の音源部(42)が
発した音は、マットレス本体(21)の導波穴(50)内を
伝播する。音源部(42)がマットレス本体(21)の導波
穴(50)に配置されているために、音源部(42)が発し
た音は、導波穴(50)が開口する方向にのみ伝播し、そ
れ以外の方向へ拡散する音は、マットレス本体(21)に
吸収される。そして、音源部(42)が発した音は、マッ
トレス本体(21)の導波穴(50)から枕(22)の導波通
路(53)に伝播する。導波通路(53)に伝播した音は、
導波通路(53)内を上方にのみ伝播し、それ以外の方向
へ拡散する音は、枕(22)に吸収される。そして、導波
通路(53)を伝播する音は、枕(22)の左右両端に位置
する開口から導波通路(53)の上方に伝播して、就寝者
の耳に届く。
【0019】また、上記第7の解決手段では、上記第6
の解決手段において、マットレス本体(21)と枕(22)
とが留め具(55)によって留められて、マットレス本体
(21)の導波穴(50)と枕(22)の導波通路(53)とが
連通しているために、音響機器(40)の音源部(42)が
発した音が、確実に導波穴(50)内から導波通路(53)
内へと伝播する。
【0020】
【発明の効果】従って、上記解決手段によれば、音源部
(42)を詰め物入りマットレス(20)に埋設するように
したために、音源部(42)が発した音が周囲に拡散しな
い。したがって、睡眠カプセル(10)からの音漏れを低
減させることができる。更に、音源部(42)を就寝者の
耳のすぐそばに配置することができるために、就寝者が
小音量で音響機器(40)を利用することができ、睡眠カ
プセル(10)からの音漏れを確実に防止することができ
る。また、音源部(42)を詰め物入りマットレス(20)
に埋設するようにしたために、音源部(42)を配置する
ためのスペースが必要なくなり、睡眠カプセル(10)内
の空間を有効に利用することができる。
【0021】また、上記第3の解決手段によれば、マッ
トレス本体(21)の導波穴(50)の開口(51)を枕(2
2)の左右に隣接するようにしたために、確実に就寝者
の耳のすぐ近くに音源部(42)を配置することができ
る。
【0022】また、上記第4の解決手段によれば、音源
部(42)を枕(22)に埋設するようにしたために、上記
第2の解決手段による音源部(42)より更に就寝者の耳
のすぐ近くに音源部(42)を配置することができるため
に、更に睡眠カプセル(10)からの音漏れを低減させる
ことができる。
【0023】また、上記第6の解決手段によれば、音源
部(42)をマットレス本体(21)の導波穴(50)に収納
すると共に、該導波穴(50)を伝播してきた音を伝播さ
せる導波通路(53)を枕(22)に形成するようにしたた
めに、上記導波穴(50)から伝播してきた音が周囲に拡
散することがない。したがって、上記第2の解決手段に
よる睡眠カプセル(10)に比べて、更に外部への音漏れ
を低減させることができる。
【0024】また、上記第7の解決手段によれば、マッ
トレス本体(21)と枕(22)とを留め具(55)により留
めるようにしたために、マットレス本体(21)と枕(2
2)とが位置ずれしないので、音源部(42)の音を導波
穴(50)内から導波通路(53)内へと確実に伝播させる
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示すよう
に、本実施形態1に係る睡眠カプセル(10)は、ベッド
台(13)と該ベッド台(13)の上方を覆う仕切構造体
(14)とを備え、該仕切構造体(14)の内部が睡眠室
(11)に構成されている。睡眠カプセル(10)は、睡眠
室(11)の空気調和を行うための空調ユニットが設けら
れる一方、就寝者が快適に過ごせるようにするために音
響機器であるテレビ(40)が設けられている。
【0026】上記ベッド台(13)は、比較的平たい直方
体状に形成されている。ベッド台(13)には、詰め物入
りマットレス(20)が載置されている。該詰め物入りマ
ットレス(20)は、マットレス本体(21)と、該マット
レス本体(21)の頭部側に配置された枕(22)とが一体
に形成されて構成されている。マットレス本体(21)
は、ベッド台(13)の上面のほぼ全体を覆っている。詰
め物入りマットレス(20)は、例えばウレタンフォーム
が詰め物として詰められて構成されている。ウレタンフ
ォームは、空気層を有するために吸音効果が高い防音性
のある材料である。詰め物入りマットレス(20)は、例
えば、綿を詰めるようにしてもよい。
【0027】上記ベッド台(13)の側板のうち一つの側
板(23)(図1における紙面の手前側)には、排気グリ
ル(24)と吸気グリル(25)とが設けられている。
【0028】上記ベッド台(13)の上面には、マットレ
ス本体(21)のほぼ全幅に亘って延びる通気用のグリル
(26,27)が2つ設けられている。このうち、頭部グリ
ル(26)は、マットレス本体(21)の前端側(図1にお
ける左端側)において、マットレス本体(21)の短辺と
ほぼ平行に設置されている。一方、足部グリル(27)
は、マットレス本体(21)の後端側(図1における右端
側)において、マットレス本体(21)の短辺とほぼ平行
に設置されている。
【0029】マットレス本体(21)に就寝者が横たわっ
た状態では、マットレス本体(21)の前端側に就寝者の
頭が位置し、マットレス本体(21)の後端側に就寝者の
足が位置する。
【0030】上記仕切構造体(14)は、支持フレーム
(31)と仕切シート(36)とを備えている。支持フレー
ム(31)は、ヘッドボード(32)、フットボード(33)
及び支持パイプ(34)を備えている。尚、図2では、仕
切シート(36)は、省略されている。
【0031】上記ヘッドボード(32)は、板状部材であ
り、ベッド台(13)の前端側に立設されている。一方、
上記フットボード(33)は、板状部材であり、ベッド本
体(20)の後端側に立設されている。上記支持パイプ
(34)は、ベッド台(13)とほぼ同じ長さのパイプであ
って、2本設けられている。この支持パイプ(34)は、
ヘッドボード(32)の左右上端部からフットボード(3
3)の左右上端部へ架け渡されている。
【0032】上記仕切シート(36)は、柔軟性のあるシ
ート状部材で構成されている。上記仕切シート(36)
は、支持パイプ(33)に掛け渡されて、ベッド台(13)
の上方を覆っている。上記仕切シート(36)は、図示し
ないが、面ファスナーによってヘッドボード(32)及び
フットボード(33)に固定されている。また、上記仕切
シート(36)は、U字状の切り込みが形成され、この切
り込みにファスナ(37)が設けられると共に、ファスナ
(37)の内側の部分が開閉自在の開閉部(38)となって
いる。
【0033】上記テレビ(40)は、図1及び図2に示す
ように、テレビ本体(41)とスピーカ(42)とを備えて
いる。テレビ本体(41)は、支持パイプ(34)のほぼ中
央に固定されている。テレビ本体(41)は、画面がちょ
うど枕(22)の方向を向くように設けられている。スピ
ーカ(42)は、テレビ(40)の音源部を構成し、マット
レス本体(21)に形成された導波穴(50)に配置されて
いる。つまり、スピーカ(42)は、詰め物入りマットレ
ス(20)に埋設されている。テレビ(40)は、支持パイ
プ(34)に固定されたテレビ本体(41)にはスピーカ
(42)が搭載されておらず、導波穴(50)に配置された
スピーカ(42)から音を発するようになっている。
【0034】上記導波穴(50)は、図2及び図3に示す
ように、2つ設けられている。導波穴(50)は、枕(2
2)の左右両端に隣接する位置においてマットレス本体
(21)の上面に開口(51)が形成されて、該開口(51)
から下方に切除された穴により構成されている。導波穴
(50)は、断面が、ちょうどスピーカ(42)が収納でき
る大きさの略円形の穴に構成されている。スピーカ(4
2)は、導波穴(50)の一端部である底部において、上
方の開口(51)に向かって音を発するように配置されて
いる。つまり、導波穴(50)は、スピーカ(42)が発し
た音を開口(51)に向かって導くようになっている。ス
ピーカ(42)が、マットレス本体(21)に埋設されてい
るために、スピーカ(42)から出されたテレビ(40)の
音は、上方にのみ伝播し、それ以外の方向には拡散せず
にマットレス本体(21)に吸収されてしまう。
【0035】ヘッドボード(32)における睡眠室(11)
側の面には、室内灯(45)と操作パネル(46)とが取り
付けられている。操作パネル(46)は、テレビ(40)や
空調ユニットを操作するためのものである。睡眠室(1
1)における就寝者の足下付近には、網棚状の手荷物置
き(47)が設置されている。空調ユニットは、ベッド台
(13)の内部に収納されている。この空調ユニットは、
睡眠室(11)の気温調節と換気とを行うように構成され
ている。頭部グリル(26)及び足部グリル(27)を通し
て換気が行われると共に、空調空気が吹き出される。
【0036】(作用)上記睡眠カプセル(10)におい
て、操作パネル(46)を操作してテレビ(40)をつける
と、マットレス本体(21)に収納されたスピーカ(42)
からテレビ(40)の音が出る。このテレビ(40)の音
は、導波穴(50)内を上方の開口(51)に向かって伝播
する。つまり、マットレス本体(21)がウレタンフォー
ムにより形成されているために、上方以外に拡散する音
が、マットレス本体(21)に吸収される。したがって、
テレビ(40)の音は、導波穴(50)の開口(51)方向へ
のみ伝播する。
【0037】そして、テレビ(40)の音は、導波穴(5
0)の開口(51)から上方に拡散して伝播する。導波穴
(50)の開口(51)が枕(22)に隣接して配置され、就
寝者の耳の近くに位置するために、開口(51)から拡散
されるテレビ(40)の音は、すぐに就寝者の耳に届く。
したがって、テレビ(40)の音は、小音量でも就寝者に
とって十分な音量となるために、耳の方向以外へ拡散す
る音が、睡眠カプセル(10)の外部に漏れにくくなって
いる。
【0038】−実施形態1の効果− 本実施形態1によれば、スピーカ(42)をマットレス本
体(21)に埋設するようにしたために、スピーカ(42)
が発した音が周囲に拡散しない。したがって、睡眠カプ
セル(10)からの音漏れを低減させることができる。更
に、スピーカ(42)を就寝者の耳のすぐそばに配置する
ことができるために、就寝者が小音量で音響機器(40)
を利用することができ、睡眠カプセル(10)からの音漏
れを確実に防止することができる。また、スピーカ(4
2)をマットレス本体(21)に収納するようにしたため
に、スピーカ(42)を配置するためのスペースが必要な
くなり、睡眠カプセル(10)内の空間を有効に利用する
ことができる。
【0039】また、マットレス本体(21)の導波穴(5
0)の開口(51)を枕(22)の左右に隣接するようにし
たために、確実に就寝者の耳のすぐ近くにスピーカ(4
2)を配置することができる。
【0040】
【発明の実施の形態2】実施形態2に係る睡眠カプセル
(10)は、図4に示すように、上記実施形態1と異な
り、導波穴(50)が詰め物入りマットレス(20)の枕
(22)に形成されている。
【0041】上記導波穴(50)は、2つ形成されてい
る。導波穴(50)は、枕(22)の左右両端のほぼ中央に
位置して枕(22)の上端に開口(51)が形成されて、該
開口(51)から下方に切除された穴により構成されてい
る。つまり、導波穴(50)は、一端が枕(22)の側部に
開口している。導波穴(50)は、断面が、スピーカ(4
2)がちょうど収納できる大きさの略円形の穴により構
成されている。
【0042】スピーカ(42)は、枕(22)に形成された
導波穴(50)の一端部である底部に配置されている。ス
ピーカ(42)は、上端の開口(51)に向かって音を発す
るように配置されている。つまり、導波穴(50)は、ス
ピーカ(42)が発した音を開口(51)に向かって導くよ
うになっている。スピーカ(42)が、枕(22)に形成さ
れた導波穴(50)に配置されているために、スピーカ
(42)から出されたテレビ(40)の音は、上方にのみ伝
播し、それ以外の方向には伝播せずに枕(22)に吸収さ
れてしまう。導波穴(50)が枕(22)に形成されている
ために、実施形態1に係る睡眠カプセル(10)に比べて
も、更にスピーカ(42)と就寝者の耳との距離が縮まっ
ている。
【0043】(作用)上記睡眠カプセル(10)におい
て、テレビ(40)をつけると、枕(22)に収納されたス
ピーカ(42)からテレビ(40)の音が出る。このテレビ
(40)の音は、導波穴(50)内を伝播する。枕(22)が
ウレタンフォームにより構成されているために、テレビ
(40)の音は、導波穴(50)の開口(51)以外に拡散し
ない。つまり、導波穴(50)の開口(51)以外に拡散す
る音が枕(22)に吸収される。
【0044】そして、テレビ(40)の音は、導波穴(5
0)の開口(51)から上方に拡散して伝播する。導波穴
(50)の開口(51)が枕(22)の上端に形成され、就寝
者の耳元に位置するために、開口(51)から拡散される
テレビ(40)の音は、すぐに就寝者の耳に届く。したが
って、テレビ(40)の音は、小音量でも就寝者にとって
十分な音量となるために、実施形態1に係る睡眠カプセ
ル(10)に比べても、更に耳の方向以外へ拡散する音
が、睡眠カプセル(10)の外部に漏れにくくなってい
る。
【0045】−実施形態2の効果− 本実施形態2によれば、スピーカ(42)を枕(22)に収
納するようにしたために、実施形態1におけるスピーカ
(42)より更に就寝者の耳のすぐ近くにスピーカ(42)
を配置することができるので、更に睡眠カプセル(10)
からの音漏れを低減させることができる。
【0046】その他の構成、作用及び効果は実施形態1
と同様である。
【0047】
【発明の実施の形態3】実施形態3の睡眠カプセル(1
0)は、図5及び図6に示すように、実施形態1と異な
り、マットレス本体(21)と枕(22)とが別個に形成さ
れている。そして、枕(22)には、上下に貫通する導波
通路(53)が形成されると共に、マットレス本体(21)
には、導波穴(50)が形成されている。
【0048】上記マットレス本体(21)及び枕(22)
は、例えば、ウレタンフォームにより構成されている。
マットレス本体(21)及び枕(22)は、例えば、綿によ
り構成してもよい。
【0049】上記導波通路(53)は、枕(22)の左右両
端の中央部に位置して2つ形成されている。上記導波通
路(53)は、断面が導波穴(50)とほぼ同じ径の略円形
に形成されている。
【0050】上記導波穴(50)は、導波通路(53)の位
置に対応して設けられている。つまり、導波穴(50)と
導波通路(53)とが連通するように設けられている。導
波穴(50)は、実施形態1と異なり、枕(22)の下に隠
れた位置となっている。
【0051】上記枕(22)とマットレス本体(21)と
は、留め具(55)によって留められている。該留め具
(55)は、枕(22)の下端に設けられた上部材(56)
と、マットレス本体(21)における上記上部材(56)に
対応する位置に設けられた下部材(57)とにより構成さ
れている。上部材(56)は、枕(22)の導波通路(53)
の下端における周縁に環状に設けられている。下部材
(57)は、導波穴(50)における上端の開口(51)の周
縁に環状に設けられている。留め具(55)は、例えば、
マジックテープ(登録商標)、ホック又はマグネットに
より構成され、上部材(56)に下部材(57)を留めるよ
うに構成されている。つまり、枕(22)とマットレス本
体(21)とが留め具(55)によって留められることによ
り、枕(22)が位置ずれしなくなるために、枕(22)の
導波通路(53)とマットレス本体(21)の導波穴(50)
とが確実に連通する。
【0052】(作用)テレビ(40)をつけると、マット
レス本体(21)の導波穴(50)に収納されたスピーカ
(42)からテレビ(40)の音が出る。このテレビ(40)
の音は、導波穴(50)内を伝播する。マットレス本体
(21)がウレタンフォームにより構成されているため
に、開口(51)方向以外に拡散する音がマットレス本体
(21)に吸収される。したがって、テレビ(40)の音
は、導波穴(50)の開口(51)方向へのみ伝播する。
【0053】マットレス本体(21)と枕(22)とが留め
具(55)で留められ、導波穴(50)と導波通路(53)と
が連通されているので、テレビ(40)の音が確実に導波
穴(50)から導波通路(53)へと伝播する。
【0054】導波通路(53)内を伝播するテレビ(40)
の音は、導波通路(53)の上端開口以外には伝播しな
い。つまり、枕(22)がウレタンフォームにより構成さ
れているために、上端開口以外に拡散する音が枕(22)
に吸収されてしまい、テレビ(40)の音は、導波穴(5
0)の上端開口方向へのみ伝播する。
【0055】そして、テレビ(40)の音は、導波通路
(53)から上方に拡散して伝播する。導波通路(53)の
上端が就寝者の耳元に位置しているので、小音量でも就
寝者にとって十分な音量となるために、耳の方向以外に
拡散する音が、睡眠カプセル(10)の外部に漏れにくく
なっている。
【0056】−実施形態3の効果− 本実施形態3によれば、スピーカ(42)をマットレス本
体(21)の導波穴(50)に収納すると共に、該導波穴
(50)を伝播してきた音を伝播させる導波通路(53)を
枕(22)に形成するようにしたために、導波穴(50)か
ら伝播してきた音が周囲に拡散することがない。したが
って、上記実施形態1に係る睡眠カプセル(10)に比べ
て、更に外部への音漏れを低減させることができる。
【0057】また、マットレス本体(21)と枕(22)と
を留め具(55)により留めるようにしたために、マット
レス本体(21)と枕(22)とが位置ずれしないので、ス
ピーカ(42)の音を導波穴(50)内から導波通路(53)
内へと確実に伝播させることができる。
【0058】その他の構成、作用及び効果は実施形態1
と同様である。
【0059】<発明のその他の実施の形態>上記各実施
形態について、音響機器(40)は、テレビに限られず、
ラジオ若しくは有線放送等の機器、又は目覚まし音を発
する目覚まし時計などであってもよい。
【0060】また、上記実施形態1について、導波穴
(50)は、枕(22)の左右両端に隣接する位置に設けら
れる構成には限られず、枕(22)に近接して設けられて
いればよい。
【0061】また、上記実施形態2について、導波穴
(50)は、枕(22)の左右両端のほぼ中央に位置して設
けられる構成には限られず、枕(22)の上端に開口する
構成であればよい。
【0062】また、上記実施形態1及び2について、詰
め物入りマットレス(20)は、マットレス本体(21)と
枕(22)とが一体に形成される構成には限られず、別個
に形成される構成であってもよい。
【0063】また、上記実施形態3について、マットレ
ス本体(21)と枕(22)とが一体に形成される場合や、
枕(22)が位置ずれし難い形状等である場合には、留め
具(55)を省略する構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る睡眠カプセルの全体構成を示
す斜視図である。
【図2】実施形態1に係る睡眠カプセルの全体構成を示
す側面図である。
【図3】実施形態1における詰め物入りマットレス及び
枕の構成を示す図である。
【図4】実施形態2における詰め物入りマットレス及び
枕の構成を示す図である。
【図5】実施形態3における詰め物入りマットレス及び
枕の構成を示す図である。
【図6】実施形態3における留め具の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
(20) 詰め物入りマットレス (21) マットレス本体 (22) 枕 (40) テレビ (42) スピーカ (50) 導波穴 (51) 開口 (53) 導波通路 (55) 留め具
フロントページの続き Fターム(参考) 3B096 AC18 AD07 3B102 AC00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音を発する音源部(42)を有する音響機
    器(40)と、詰め物入りマットレス(20)とを備えた睡
    眠カプセルにおいて、 上記音響機器(40)の音源部(42)は、就寝者の耳に向
    かって音を発するように上記詰め物入りマットレス(2
    0)に埋設されていることを特徴とする睡眠カプセル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 詰め物入りマットレス(20)は、マットレス本体(21)
    と、該マットレス本体(21)の頭部側に配置された枕
    (22)とを備え、 上記マットレス本体(21)には、一端が枕(22)の側方
    近傍に位置し、他端部に音響機器(40)の音源部(42)
    が配置され、音源部(42)の音を開口(51)に向かって
    導く導波穴(50)が形成されていることを特徴とする睡
    眠カプセル。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 導波穴(50)は、上端の開口(51)が枕(22)の左右に
    隣接していることを特徴とする睡眠カプセル。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 詰め物入りマットレス(20)は、マットレス本体(21)
    と、該マットレス本体(21)の頭部側に配置された枕
    (22)とを備え、 該枕(22)には、一端が枕(22)の上端に位置し、他端
    部に音響機器(40)の音源部(42)が配置され、音源部
    (42)の音を開口(51)に向かって導く導波穴(50)が
    形成されていることを特徴とする睡眠カプセル。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 導波穴(50)は、上端の開口(51)が枕(22)の左右両
    端に位置していることを特徴とする睡眠カプセル。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 詰め物入りマットレス(20)は、マットレス本体(21)
    と、該マットレス本体(21)の頭部側に配置された枕
    (22)とを備え、 上記枕(22)の側部には、上下に貫通する導波通路(5
    3)が形成され、 上記マットレス本体(21)には、一端が上記枕(22)の
    導波通路(53)に連通し、他端部に音響機器(40)の音
    源部(42)が配置され、音源部(42)の音を開口(51)
    に向かって導く導波穴(50)が形成されていることを特
    徴とする睡眠カプセル。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 枕(22)の導波通路(53)とマットレス本体(21)の導
    波穴(50)とを連通させて、マットレス本体(21)と枕
    (22)とを留める留め具(55)が設けられていることを
    特徴とする睡眠カプセル。
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