JP2003020104A - ごみおよびその焼却灰の処理設備およびそれらの処理方法 - Google Patents

ごみおよびその焼却灰の処理設備およびそれらの処理方法

Info

Publication number
JP2003020104A
JP2003020104A JP2001205534A JP2001205534A JP2003020104A JP 2003020104 A JP2003020104 A JP 2003020104A JP 2001205534 A JP2001205534 A JP 2001205534A JP 2001205534 A JP2001205534 A JP 2001205534A JP 2003020104 A JP2003020104 A JP 2003020104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
waste
incinerator
warehouse
refuse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001205534A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Sugiyama
鉄也 杉山
Katsuhiko Kobayashi
勝彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001205534A priority Critical patent/JP2003020104A/ja
Publication of JP2003020104A publication Critical patent/JP2003020104A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ焼却施設の建設コストを低く抑え、しか
も、焼却炉内の温度を一定の範囲内の変動に抑えて該焼
却炉を運転する。 【解決手段】 ごみ収集車55によって運び込まれたご
みを一時溜めて、そのごみを焼却炉53に適宜投入する
ようにしたごみ処理設備52を、ごみ収集車55によっ
て運び込まれたごみを収容するコンテナ56と、該コン
テナを格納する倉庫57と、少なくともコンテナ56内
のごみの重量と種類を含むデータを記憶させるコンピュ
ータシステム58とを備え、もって、コンテナ56を上
記データに関連つけて倉庫57に搬入する一方、倉庫5
7内のコンテナ56のいずれかを上記データを基に適宜
選択して焼却炉53のごみ投入口まで搬出する構成とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみおよびその焼却灰
の処理設備およびそれらの処理方法に関し、詳しくは、
ごみ収集車によって運び込まれたごみを一時溜めて、そ
のごみを焼却炉に適宜投入するようにしたごみ処理設備
およびその処理方法、および該焼却炉から出てきた焼却
灰を分別して外部へ搬出する焼却灰処理設備およびその
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の一般的なごみ焼却施設を
示すものである。このごみ焼却施設1は、ごみを焼却す
る焼却炉2と、ごみを一時溜めつつ、このごみを焼却炉
2に投入するごみ処理設備3と、該焼却炉から出た焼却
灰を外部へ搬出するための焼却灰処理設備4等とを備え
た構成となっている。
【0003】ごみ処理設備3は、ごみを溜めるごみピッ
ト5と、該ピットに溜まったごみを焼却炉2へ投入する
クレーン6等を備えた設備であり、焼却灰処理設備4
は、焼却炉2から出てきた焼却灰を一時収容する灰ピッ
ト7と、この焼却灰を分別する分別手段8等を備えた設
備である。
【0004】ここで、ごみ処理設備3におけるごみの流
れについて簡単に説明する。ごみ収集車9によって運ば
れてきたごみは、ピット5のプラットホーム10から該
ピット内に投入される。ピット5内のごみは、クレーン
操作室11から遠隔操作されるクレーン6により焼却炉
2の投入ホッパ12に投入されて、焼却される。
【0005】また、焼却灰処理設備4における焼却灰の
流れについて簡単に説明する。焼却炉2から出てきた焼
却灰は、一時灰ピット7に溜められ、灰クレーン13お
よび図示しないベルトコンベア等を用いて磁性物分離装
置14へ送られて、金属と灰に分別される。この灰は、
この後、飛灰と混合されて灰溶融炉15へ送られて、ス
ラグとして外部へ搬出される。
【0006】なお、図3において、16はこのごみ焼却
施設1の入口にあるごみ収集車9の計量機、17はピッ
ト5に設けられた粗大ごみ破砕機、18は焼却炉2に設
けられた廃熱ボイラ、19は焼却炉2に設けられたエコ
ノマイザ、20は減温塔、21は飛灰コンベア、22は
バグフィルタ、23は再加熱器、24は触媒塔、25は
誘引通風機、26は煙突、27は活性炭貯蔵槽、28は
消石灰貯蔵槽、29は供給ブロワ、30は焼却灰サイ
ロ、31は飛灰サイロ、32は灰溶融炉、33は溶融炉
バグフィルタ34および減温器35等から成る灰安定化
設備、36はスラグ冷却設備、37はスラグバンカ、3
8は灰クレーンである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のごみ処理設備3では、ごみ収集車9が運んできたご
みを一時収容するピット5を作るために、地面を深く掘
る必要があった。しかし、このように地面を掘削する場
合には、その掘削排土を捨てる場所を確保する必要があ
るが、都内のような場所ではその確保が容易でない上
に、その掘削した穴にピット5を作る作業に多くのコス
トがかかる上に、該ピット内で使用するクレーン6も専
門メーカー品であることからその導入維持コストも高い
ため、該ごみ焼却施設の建設コストが高くなる不具合が
あった。
【0008】また、一般的に、ごみの種類によって燃焼
特性や有害物質の発生特性が異なるため、上記した従来
のごみ焼却施設1のように、炉内温度とガスを検知して
燃焼制御を行うフィードバック制御では、各数値がオー
バーシュートしたり、予想した焼却温度が得られない等
の予想外現象が発生することがある。具体的に説明する
と、上記した従来のごみ処理設備3では、ごみ収集車9
が分別して運んできたごみが1つのピット5内で混合さ
れ、無作為に焼却炉2へ投入される。このため、発泡ス
チロール等の樹脂材を多く含むごみだけが焼却炉2に投
入された場合には該焼却炉の内部の温度が異常に高くな
ったり、また、水分の多い生ごみだけが焼却炉2に投入
された場合には、該焼却炉の内部の温度が異常に低くな
り、炉内の温度の変動を一定範囲内に抑えて焼却炉2を
運転することが困難になる虞があった。
【0009】他方、上記した従来の焼却灰処理設備4で
は、焼却灰が、再利用可能な金属と別の用途に利用され
るスラグとに分けられて、それぞれトラックに積んで搬
出される。そのため、トラックでそれらを搬出するま
で、それらを一時貯蔵しておくための別々の貯蔵場所や
ピットを作る必要があった。したがって、この場合に
も、焼却灰の貯蔵場所の確保が容易でない上に、地面を
掘って作るピットの建設コストが高くなる不具合があっ
た。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、ごみ焼却施設の建設コストを低く抑えることがで
き、しかも、焼却炉内の温度変動を一定の範囲内に抑え
ることができるごみおよびその焼却灰の処理設備および
それらの処理方法を提供することを目的とする。
【0011】本発明では、上記目的を達成するために、
ごみ収集車によって運び込まれたごみを一時溜めて、そ
のごみを焼却炉に適宜投入するようにしたごみ処理設備
を、上記ごみ収集車によって運び込まれたごみを収容す
るコンテナと、該コンテナを格納する倉庫と、少なくと
も上記コンテナ内のごみの重量と種類を含むデータを記
憶させるコンピュータシステムとを備え、もって、上記
コンテナを上記データに関連つけて上記倉庫に搬入する
一方、上記倉庫内のいずれかのコンテナを上記データを
基に適宜選択して上記焼却炉のごみ投入口まで搬出する
構成としている。
【0012】また、焼却炉から出てきた焼却灰を分別し
て外部へ搬出する焼却灰処理設備を、分別した焼却灰を
収容するコンテナと、該コンテナを格納する倉庫と、上
記コンテナに収容された焼却灰の重量と種類を含むデー
タを記憶させるコンピュータシステムとを備え、もっ
て、上記コンテナを上記データに関連つけて上記倉庫に
搬入する一方、上記倉庫内のいずれかのコンテナを上記
データを基に適宜選択してコンテナ払出ラインまで搬出
する構成としている。
【0013】さらに、ごみ収集車によって運び込まれた
ごみを一時溜めて、そのごみを焼却炉に適宜投入するよ
うにしたごみ処理方法として、上記ごみ収集車によって
運び込まれたごみをコンテナに収容し、少なくとも上記
コンテナ内のごみの重量と種類を含むデータをコンピュ
ータシステムに記憶させておき、上記コンテナを上記デ
ータに関連付けて倉庫に格納し、しかる後、該倉庫内の
いずれかのコンテナを上記データを基に適宜選択して上
記焼却炉のごみ投入口まで搬送して、該コンテナから上
記焼却炉にごみを投入するようにしている。
【0014】さらにまた、焼却炉から出てきた焼却灰を
分別して外部へ搬出する焼却灰処理方法として、分別し
た焼却灰をコンテナに収容し、該分別された焼却灰の重
量と種類を含むデータをコンピュータシステムに記憶さ
せておき、上記コンテナを上記データに関連付けて倉庫
に格納し、しかる後、該倉庫内のいずれかのコンテナを
上記データを基に適宜選択してコンテナ払出ラインまで
搬出するようにしている。
【0015】
【実施形態】以下、本発明に係るごみおよびその焼却灰
の処理設備およびそれらの処理方法の一実施形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施形態であるごみ焼却施設を示すものである。この
ごみ焼却施設51は、運び込まれたごみを処理するごみ
処理設備52と、該ごみ処理設備から送られてくるごみ
を焼却する焼却炉53と、該焼却炉から出される焼却灰
を処理する焼却灰処理設備54を備えている。
【0016】ここで、ごみ処理設備52および焼却灰処
理設備54について説明する。まず、ごみ処理設備52
は、ごみ収集車55によって運び込まれたごみを収容す
るコンテナ56と、該コンテナを格納する倉庫57と、
ごみ収集車55によって運び込まれたごみに関するデー
タを入力するコンピュータシステム(以下、自動倉庫管
理システムという。)58等とを備えた構成となってい
る。
【0017】また、焼却灰処理設備54は、焼却炉53
から出てきた焼却灰を分別する分別手段59と、該分別
されたごみ焼却灰を収容するコンテナ56と、該コンテ
ナを格納する倉庫57と、コンテナ56に収容された焼
却灰の重量と種類を含むデータを入力する自動倉庫管理
システム58とを備えた構成となっている。
【0018】本実施形態では、特に、ごみ処理設備52
およびごみ焼却灰処理設備54において、コンテナ5
6、倉庫57および自動倉庫管理システム58を共用し
ている。コンテナ56は、説明の便宜上一個について説
明するが、実際は多数用意されている。他方、倉庫57
は、これらのコンテナ56を上下方向に格納できるよう
に、例えば上下方向に多数並ぶラックを地上基礎に設置
したような構成となっている。このように構成された倉
庫の具体例としては、例えば、立体駐車場(IPS)や
荷物の配送センターの例にみられるように、荷物を所定
の場所に自動的に搬送するとともに、その場所から荷物
を自動的に所定位置まで運んでくる機構を備えた、いわ
ゆる自動倉庫等がある。このような倉庫57は、従来の
技術によって容易に構成できるものであるので、その構
成の詳細な説明は省略する。
【0019】ここで、ごみ処理設備52におけるごみの
流れについて、図1および図2を参照しながら、簡単に
説明する。まず、分別ごみを積んだごみ収集車55がご
み焼却施設51に到着すると、該ごみ収集車は該ごみ焼
却施設の入口にある計量事務所59においてその車体重
量が計量され、そこで、積んできたごみの重量、ごみ種
類コード、ごみ発生地区、ごみを搬入した日(以下、入
庫日という。)およびその車番等を記録したカード(図
示せず、以下これを入庫カードという。)を受け取る。
この後、ごみ収集車55は、構内を走行して、倉庫57
の手前にある入庫フロアに向かい、そこで、ごみ収集車
55の運転手は、入庫カードをカードリーダ61に入れ
る。
【0020】これにより、カードリーダ61を通じて入
庫カードの情報が読み取られて、自動倉庫管理システム
58に、ごみの重量、ごみ種類コード、ごみ発生地区、
入庫日、入庫時間、車番が記憶される。同時に、自動倉
庫管理システム58は、倉庫57内の空いているコンテ
ナ56を探して、入庫フロアまで搬送し、該コンテナの
投入扉を開かせる。そこで、ごみ収集車55は、その積
んできたごみをコンテナ56に投入し、ごみを該コンテ
ナ内に収容させる。
【0021】この後、自動倉庫管理システム58によ
り、コンテナ56の扉が閉められ、ごみを収容したコン
テナ56は、該自動倉庫管理システムの指令に従って、
図示しない搬送手段を用いて、倉庫57内の空いている
場所(以下、格納スタックという。)へ搬送される。同
様に、自動倉庫管理システム58が、このコンテナ56
の格納スタックの位置を示す番地(以下、格納スタック
番地という。)を記憶する。他方、空になったごみ収集
車55は、入庫フロア60から退出する。
【0022】自動倉庫管理システム58は、ごみについ
ての種々の情報(例えば、ごみ種類コード、ごみの名
称、ごみの焼却カロリーおよびごみの含水率等)を記憶
したごみ種データベース63と、焼却炉53の燃焼を制
御するコンピュータシステム(以下、自動燃焼制御シス
テムという。)64と連動するようになっている。
【0023】コンテナ56内のごみは、次ぎの手順によ
り焼却炉53に投入される。まず、自動燃焼制御システ
ム64は、自動倉庫管理システム58からコンテナ56
個別のごみ情報を検索し、そのごみの重量と質から燃焼
予測、有害ガス発生予測を行い、最適燃焼が行なえる条
件を備えたコンテナ56のごみが焼却炉53へ投入され
るように、自動倉庫管理システム58に指令を出す。自
動倉庫管理システム58は、自動燃焼制御システム64
からの指令に基づいて、いずれかのコンテナ56を選択
する。
【0024】なお、自動燃焼制御システム64は、焼却
炉53の炉内温度やガス等を検知して、炉内環境が想定
環境との差がある場合、炉内への薬剤や水の噴射量を調
整しつつ、ごみ種データベース63のデータを基に、必
要なカロリーを計算する。この計算結果に基づいて、自
動倉庫管理システム58は、この必要なカロリーに近似
するカロリーを有するごみを収容するコンテナ56を検
索し、指定することができる。
【0025】指定されたコンテナ56は、自動倉庫管理
システム58の指令を受けて、焼却炉53の投入ホッパ
53aのところまで搬送され、図示しないコンテナ反転
投入装置により反転される。これにより、コンテナ56
内のごみは焼却炉53の投入ホッパ53aへ投入され
て、焼却される。ごみを投入し終えたコンテナ56は、
コンテナ洗浄装置65のところへ搬送され、そこで横に
倒され、この状態で洗浄ポンプ66から噴射される洗浄
水によって洗浄される。同時に、自動倉庫管理システム
58は、空いている格納スタックの場所を検索する。洗
浄されたコンテナ56は、自動倉庫管理システム58の
指令により、空きの格納スタックへ再度格納され、次の
ごみ収集車55が来るのを待つ。
【0026】次に、焼却灰処理設備54における焼却灰
の流れについて簡単に説明する。焼却炉53から出てき
た焼却灰は、まず、磁選機67により再利用可能な金属
とその他の焼却灰とに分離され、それぞれ用意してある
空のコンテナ56にそれぞれ収容される。他方、焼却灰
の一部と飛灰が混合されて灰溶融装置68により溶融ス
ラグにされて、別の空のコンテナ56に収容される。同
時に、自動倉庫管理システム58に、これらのコンテナ
56に収容された焼却灰または金属またはスラグの重量
と種類コード(焼却灰または金属またはスラグの別を表
示するコード)と入庫日を含むデータを記憶させる。こ
れに応じて、自動倉庫管理システム58は、倉庫57内
の空いている格納スタックを検索し、その格納スタック
へコンテナ56をへ搬送し、同時に、このコンテナ56
の格納スタック番地を記憶する。
【0027】一方、倉庫57の手前にある出庫フロアに
トラック70が到着し、該トラックの運転手が出庫カー
ド(図示せず)をカードリーダ71に入れる。これによ
り、自動倉庫管理システム58に、外部へ搬出したい焼
却灰の種類コードおよび搬出日が入力される。これに応
じて、自動倉庫管理システム58は、入力された種類コ
ードに対応する焼却灰を収容するコンテナ56を検索し
選択して、倉庫57の手前にあるコンテナ払出しライン
まで搬出する。この払出しラインまで運ばれたコンテナ
56は、待機しているトラック70に載せられて外部へ
搬出される。
【0028】このように、本実施形態におけるごみ処理
設備52では、ごみ収集車55が分別して運んできたご
みを、分別した状態でコンテナ56に収容し、倉庫57
内に一時貯蔵するようにしているので、従来使用してい
たごみピットが不要になる。このため、地面を深く掘る
必要も無くなるので、その掘削した土砂を捨てる場所を
確保する必要も無くなる。しかも、倉庫57の建設は、
ピットの建設に比較して、かなり低コストであるので、
ごみ焼却施設の建設コストの低減を図ることができる。
【0029】また、本実施形態におけるごみ処理設備5
2では、焼却炉53の運転状況に応じて、最適なカロリ
ーおよび水分を含んだごみを収容するコンテナ56を選
択し、そのコンテナ56のごみを焼却炉53へ投入する
ことができるので、焼却炉53の内部の温度変動を一定
範囲内に抑えることができる。
【0030】さらに、本実施形態における焼却灰処理設
備54では、再利用可能な金属と別の用途に利用される
スラグとに分けられた焼却灰を、コンテナ56に収容し
た状態で一時倉庫57内に貯蔵するようにしているの
で、分別された焼却灰のために別々のピットを作る必要
が無くなり、ピットの建設用地の確保も不要になり、し
かも、地面を掘って作るピットを建設する必要も無くな
るので、これらの点からもごみ焼却施設の建設コストの
低減を図ることができる。
【0031】さらにまた、本実施形態では、ごみ処理設
備52およびその焼却灰処理設備54において、コンテ
ナ56および倉庫57を共用するようにしているので、
コンテナ56および倉庫57の効率的な利用が可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るごみ処理設備では、ごみ収
集車によって運び込まれたごみをコンテナに収容し、少
なくともコンテナ内のごみの重量と種類を含むデータを
コンピュータシステムに記憶させておき、上記コンテナ
を上記データに関連付けて倉庫に格納し、しかる後、該
倉庫内のいずれかのコンテナを上記データを基に適宜選
択して上記焼却炉のごみ投入口まで搬送して、該コンテ
ナから上記焼却炉にごみを投入するようにしているの
で、次のような効果を得ることができる。
【0033】すなわち、本発明にかかるごみ処理設備で
は、ごみ収集車が分別して運んできたごみを、分別した
状態でコンテナに収容し、倉庫内に一時貯蔵するように
しているので、従来使用していたごみピットが不要にな
る。このため、地面を深く掘る必要も無くなるので、そ
の掘削した土砂を捨てる場所を確保する必要も無くな
る。しかも、倉庫の建設は、ピットの建設に比較して、
かなり低コストであるので、ごみ焼却施設の建設コスト
の低減を図ることができる。
【0034】また、本発明にかかるごみ処理設備では、
コンテナ単位にごみ重量とごみ質を管理することができ
るので、焼却炉の運転状況に応じて、最適なカロリーお
よび水分を含んだごみを収容するコンテナを選択し、そ
のコンテナのごみを焼却炉へ投入することができ、これ
により、焼却炉の内部の温度の変動を一定範囲内に抑え
ることができる等、焼却炉の運転計画に反映することが
でき、焼却炉の安定運転、各排出物の最少化をより一層
推進することができる。
【0035】さらに、本発明にかかる焼却灰処理設備で
は、焼却炉から出てきた焼却灰を分別し、この分別した
焼却灰をコンテナに収容し、該分別された焼却灰の重量
と種類を含むデータをコンピュータシステムに記憶させ
ておき、上記コンテナを上記データに関連付けて倉庫に
格納し、しかる後、該倉庫内のいずれかのコンテナを上
記データを基に適宜選択してコンテナ払出ラインまで搬
出するようにしているので、次のような効果を得ること
ができる。
【0036】すなわち、本発明にかかる焼却灰処理設備
では、再利用可能な金属と別の用途に利用されるスラグ
とに分けられた焼却灰を、コンテナに収容した状態で一
時倉庫内に貯蔵するようにしているので、分別された焼
却灰のための別々の貯蔵場所やピットを作る必要が無く
なり、焼却灰の貯蔵場所の確保も不要になり、しかも、
地面を掘って作るピットを建設する必要も無くなるの
で、ごみ焼却施設の建設コストの低減を図ることができ
る。
【0037】さらにまた、本発明では、ごみ処理設備お
よびごみ焼却灰処理設備において、コンテナおよび倉庫
を共用するようにしているので、コンテナおよび倉庫の
効率的な利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したごみ焼却施設の一実施形態を
概念的に示す図である。
【図2】本発明を適用したごみ処理設備における自動倉
庫管理システムの一例をブロック図で示すものである。
【図3】従来のごみ焼却施設を概念的に示す図である。
【符号の説明】
51 ごみ焼却施設 52 ごみ処理設備 53 焼却炉 54 焼却灰処理設備 55 ごみ収集車 56 コンテナ 57 倉庫 58 自動倉庫管理システム 59 計量事務所 61 カードリーダ 63 ごみ種データベース 64 自動燃焼制御システム 65 コンテナ洗浄装置 66 洗浄ポンプ 67 磁選機 68 灰溶融装置 70 トラック 71 カードリーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 AA00 CC10 EE09 FF01 LL05 MM03 MM04 MM07 MM22 MM35 MM43 3K061 NA19 3K062 AA24 AB01 AB03 BA02 DA31 DA33 3K065 AA24 AB01 AB03 AC01 AC03 BA05 HA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみ収集車によって運び込まれたごみを
    一時溜めて、そのごみを焼却炉に適宜投入するようにし
    たごみ処理設備において、 上記ごみ収集車によって運び込まれたごみを収容するコ
    ンテナと、該コンテナを格納する倉庫と、少なくとも上
    記コンテナ内のごみの重量と種類を含むデータを記憶さ
    せるコンピュータシステムとを備え、ごみを収容したコ
    ンテナを上記データに関連つけて上記倉庫に搬入する一
    方、上記倉庫内のコンテナのいずれかを上記データを基
    に適宜選択して上記焼却炉のごみ投入口まで搬出するこ
    とを特徴とするごみ処理設備。
  2. 【請求項2】 ごみ焼却炉から出てきた焼却灰を分別し
    て外部へ搬出する焼却灰処理設備において、 分別した焼却灰を収容するコンテナと、該コンテナを格
    納する倉庫と、上記コンテナに収容された焼却灰の重量
    と種類を含むデータを記憶させるコンピュータシステム
    とを備え、ごみを収容したコンテナを上記データに関連
    つけて上記倉庫に搬入する一方、上記倉庫内のコンテナ
    のいずれかを上記データを基に適宜選択してコンテナ払
    出ラインまで搬出することを特徴とする焼却灰処理設
    備。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2に記載の倉庫を
    共用したことを特徴とするごみおよびその焼却灰処理設
    備。
  4. 【請求項4】 ごみ収集車によって運び込まれたごみを
    一時溜めて、そのごみを焼却炉に適宜投入するようにし
    たごみ処理方法において、 上記ごみ収集車によって運び込まれたごみをコンテナに
    収容し、少なくとも上記コンテナ内のごみの重量と種類
    を含むデータをコンピュータシステムに記憶させてお
    き、上記コンテナを上記データに関連付けて倉庫に格納
    し、しかる後、該倉庫内のコンテナのいずれかを上記デ
    ータを基に適宜選択して上記焼却炉のごみ投入口まで搬
    送して、該コンテナから上記焼却炉にごみを投入するこ
    とを特徴とするごみ処理方法。
  5. 【請求項5】 焼却炉から出てきた焼却灰を分別して外
    部へ搬出する焼却灰処理方法において、分別した焼却灰
    をコンテナに収容し、該分別された焼却灰の重量と種類
    を含むデータをコンピュータシステムに記憶させてお
    き、上記コンテナを上記データに関連付けて倉庫に格納
    し、しかる後、該倉庫内のコンテナのいずれかを上記デ
    ータを基に適宜選択してコンテナ払出ラインまで搬出す
    ることを特徴とする焼却灰処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1および請求項2に記載の倉庫を
    共用したことを特徴とするごみおよびその焼却灰処理方
    法。
JP2001205534A 2001-07-06 2001-07-06 ごみおよびその焼却灰の処理設備およびそれらの処理方法 Withdrawn JP2003020104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205534A JP2003020104A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 ごみおよびその焼却灰の処理設備およびそれらの処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205534A JP2003020104A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 ごみおよびその焼却灰の処理設備およびそれらの処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003020104A true JP2003020104A (ja) 2003-01-21

Family

ID=19041823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001205534A Withdrawn JP2003020104A (ja) 2001-07-06 2001-07-06 ごみおよびその焼却灰の処理設備およびそれらの処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003020104A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102788353A (zh) * 2012-08-14 2012-11-21 黄时峰 一种移动式垃圾焚烧炉
CN108163432A (zh) * 2016-08-01 2018-06-15 北京北控环保工程技术有限公司 一种危险废弃物智能配料方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102788353A (zh) * 2012-08-14 2012-11-21 黄时峰 一种移动式垃圾焚烧炉
CN108163432A (zh) * 2016-08-01 2018-06-15 北京北控环保工程技术有限公司 一种危险废弃物智能配料方法
CN108163432B (zh) * 2016-08-01 2019-10-25 北京北控环保工程技术有限公司 一种危险废弃物智能配料方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7281768B2 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラム、および情報処理方法
JP2003020104A (ja) ごみおよびその焼却灰の処理設備およびそれらの処理方法
US20240150132A1 (en) Organic material handling system
JP3022501B2 (ja) ごみ処理システム
US20230312273A1 (en) Organic material handling system storage module
JPH09314087A (ja) 重金属強制溶出方法と焼却灰再利用化装置
JP3608727B2 (ja) 廃棄物処理方法
JP3163891B2 (ja) 煤塵処理・管理方法
JP2000354840A (ja) 廃棄物溶融炉の装入物の秤量・搬送方法及びその設備
JP2802705B2 (ja) 建設廃棄物処理システム
JP2015139761A (ja) 廃棄物処理装置および廃棄物処理方法
JP2000177804A (ja) ごみ処理施設におけるごみ受入貯留設備
EP1321710A1 (en) Method and device for dam dust treatment
JP2003012107A (ja) ごみ処理システム
CN116843836A (zh) 一种污泥管理方法、污泥管理系统及其使用方法
CN115367495A (zh) 煤电企业灰渣固体废弃物的定量装车控制系统
CN116518377A (zh) 一种固体存量垃圾的处理方法、装置、设备及存储介质
JPH0680202A (ja) ごみ仕分け搬出システム
Johnson Rural waste management through resource conservation
CA3153901A1 (en) Organic material handling system controller
CA3153907A1 (en) Organic material handling system storage module
CA3153897A1 (en) Organic material handling system
JPH0424408A (ja) ゴミ焼却処理システム
JPS594501A (ja) 都市ごみの空気輸送装置における貯留排出装置
JPH03271611A (ja) ごみ焼却プラントのコンテナ式灰搬出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080526

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20081128