JP2003019795A - インクジェット式記録装置、およびインクジェット式記録方法 - Google Patents
インクジェット式記録装置、およびインクジェット式記録方法Info
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Abstract
や樹脂などといった機能性液体を常に好適に吐出するこ
とのできるインクジェット式記録装置、およびインクジ
ェット式記録方法を提供すること。 【解決手段】 インクジェット式記録装置1において、
ノズル形成板120およびキャビティ形成板130は記
録ヘッド100上でねじ止め固定され、着脱可能であ
る。そこで、記録ヘッド100から吐出する機能性液体
の種類に応じて、ノズル形成板120およびキャビティ
形成板130を交換する。このため、機能性液体の性質
に適合した条件で機能性液体を吐出できるので、精密機
械装置への潤滑油の塗布、カラーフィルタ基板の製造、
マイクロレンズ基板の製造、電気光学物質を保持した基
板などといった高精度が要求される工程に対応すること
ができる。
Description
リンタあるいはインクジェットプロッタなどで用いられ
ている記録方式を応用したインクジェット式記録装置、
インクジェット式記録方法、この記録方法を利用した精
密機械装置の製造方法、カラーフィルタ基板の製造方
法、マイクロレンズ基板の製造方法、および電気光学装
置の製造方法に関するものである。
トプロッタなどのインクジェット式記録装置に用いられ
ている記録ヘッドは、例えば、図4に示すように、ノズ
ル形成板210、キャビティ形成板220、および振動
板230を備えている。キャビティ形成板220は、キ
ャビティ(圧力発生室)221、側壁(隔壁)222、
リザーバ223、および導入路224を備えている。キ
ャビティ221は、シリコン等の基板をエッチングする
ことにより形成され、吐出直前のインクを貯蔵する空間
になっている。側壁221は、キャビティ221間を仕
切るように形成され、リザーバ223は、インクを各キ
ャビティ221に充たすための流路になっている。導入
路224は、リザーバ223から各キャビティ221に
インクをインクを導入可能に形成されている。
220に形成されたキャビティ221の各々に対応する
位置にノズル開口211が位置するよう、キャビティ形
成板220の一方の面に有機系あるいは無機系の接着剤
で貼り合わされている。ノズル形成板210を貼り合わ
せたキャビティ形成板220は、さらに筐体225に納
められて記録ヘッド200を構成している。
の他方の面に有機系あるいは無機系の接着剤で貼り合わ
されている。振動板230の各キャビティ221の位置
に対応する部分にはそれぞれ圧力発生素子としての圧電
振動子(図示せず)が設けられている。また、振動板2
30のリザーバ223の位置に対応する部分には、供給
口(図示せず)が形成されており、インクタンク(図示
せず)に貯蔵されてるインクをキャビティ形成板220
の内部に供給可能になっている。
れば、インクを対象物に非接触で塗布することができる
とともに、対象物上の所定位置に高い精度で塗布できる
という利点がある。従って、インクに代えて、潤滑油や
樹脂を塗布すれば、精密機械装置の組み立てや電気光学
装置を構成する各種基板を製造するのに利用できる。
のインクジェット式記録装置は、あくまで粘度の低いイ
ンクを吐出することを前提に設計され、潤滑油や樹脂な
どを吐出することが想定されていない。また、潤滑油や
樹脂などは、インクと違って、種類によって粘度がオー
ダー単位で異なっており、かつ、組成によっては親水性
や撥水性のものがあるが、従来のインクジェット式記録
装置は、このような条件まで想定されていない。このた
め、従来のインクジェット式記録装置で吐出できるの
は、ごく限られた種類の液体に限られるという問題点が
ある。
粘度などといった特性が変わっても、潤滑油や樹脂など
といった機能性液体を常に好適に吐出することのできる
インクジェット式記録装置、インクジェット式記録方
法、この記録方法を利用した精密機械装置の製造方法、
カラーフィルタ基板の製造方法、マイクロレンズ基板の
製造方法、および電気光学装置の製造方法を提供するこ
とにある。
め、本発明では、ノズル開口が形成されたノズル形成板
と、前記ノズル開口に連通するキャビティを含む流路が
形成されたキャビティ形成板と、前記キャビティに面す
る振動板と、該振動板を振動させることにより前記キャ
ビティ内の機能性液体を加圧して前記ノズル開口から前
記機能性液体を吐出させる圧力発生素子とが記録ヘッド
上に構成されたインクジェット式記録装置において、前
記記録ヘッドでは、前記ノズル形成板、前記キャビティ
形成板、および前記振動板のうちの少なくとも1枚のヘ
ッド構成板が当該記録ヘッドから着脱可能に構成されて
いることを特徴とする。
行う一般的なインクに限らず、いわゆるインクジェット
方式で吐出される液体全般を意味する。また、本願明細
書において、記録とは所定の情報を媒体上に記すという
意味に限らず、対象物の所定位置にインク(液体)を塗
布、吐出することを含む意味である。
成板などのヘッド構成板が記録ヘッドで着脱可能である
ことを利用して、機能性液体の種類に応じて、ノズル形
成板やキャビティ形成板を交換する。このため、機能性
液体の性質に適合した条件で機能性液体を吐出できるの
で、精密機械装置への潤滑油の塗布、カラーフィルタ基
板の製造、マイクロレンズ基板の製造、電気光学物質を
保持した基板などといった高精度が要求される塗布工程
に対応することができる。
可能な前記ヘッド構成板は、複数種類、準備されてお
り、例えば、前記機能性液体の種類に応じて異なる種類
のヘッド構成板に交換される。
可能な前記ヘッド構成板は、例えば、前記ノズル形成板
である。
が有する親水性あるいは撥水性に応じて前記ノズル形成
板を交換することができる。例えば、前記ノズル形成板
として、前記機能性液体が親水性を有する場合には撥水
性の表面処理が施されたノズル形成板を使用し、前記機
能性液体が撥水性を有する場合には親水性の表面処理が
施されたノズル形成板を使用することができる。
ノズル形成板を交換することもできる。例えば、前記ノ
ズル形成板として、前記機能性液体の粘度が高い場合に
は前記ノズル開口の大きなノズル形成板を使用し、前記
機能性液体の粘度が低い場合には前記ノズル開口の小さ
なノズル形成板を使用することができる。
可能な前記ヘッド構成板は、例えば、前記キャビティ形
成板である。
の粘度に応じて前記キャビティ形成板を交換することが
できる。例えば、前記キャビティ形成板として、前記機
能性液体の粘度が高い場合には前記流路の断面積の大き
なキャビティ形成板を使用し、前記機能性液体の粘度が
低い場合には前記流路の断面積の小さなキャビティ形成
板を使用することができる。
は、透明樹脂から形成されていることが好ましい。この
ように構成すると、吐出しない、あるいは飛行曲がりな
どといった吐出異常の原因となる気泡の状態やキャビテ
ィ内での挙動をキャビティ形成板を介して目視により確
認することができる。
可能な前記ヘッド構成板は、前記記録ヘッドに締結手段
で取り付けられ、当該締結手段による締結を外すことに
より当該ヘッド構成板の着脱が可能になっていることが
好ましい。
可能な前記ヘッド構成板を当該記録ヘッド上に位置決め
するための位置決め機構が構成されていることが好まし
い。このように構成すると、ノズル形成板やキャビティ
形成板などといったヘッド構成板を交換の際、記録ヘッ
ド上の所定位置に高い精度で取り付けることができる。
は、精密機械装置の製造工程において、所定位置に潤滑
油を機能性液体として吐出するのに用いることができ
る。
該記録ヘッドから着脱可能なヒータ、温度センサ、およ
びサーモスタットが取り付けられ、前記ヒータによって
前記機能性液体を所定の温度に制御することにより当該
機能性液体の粘度を制御可能に構成されていることが好
ましい。このように構成すると、機能性液体を最適な粘
度で吐出することができる。また、サーモスタットを設
けることにより、記録ヘッドの過熱を防止することがで
き、記録装置を保護することができる。
方法は、液晶装置などに用いるカラーフィルタ基板の製
造工程において、基板上にカラーフィルタを形成するた
めの樹脂を前記機能性液体として吐出するのに用いるこ
とができる。
録方法は、液晶装置用や光通信用のマイクロレンズ基板
の製造工程において、基板上にマイクロレンズを形成す
るための樹脂を前記機能性液体として吐出するのに用い
ることができる。
式記録方法は、電気光学装置の製造工程において、基板
上に液晶やエレクトロルミネッセンス発光体などといっ
た電気光学物質を前記機能性液体として吐出するのに用
いることができる。
たインクジェット式記録装置を説明する。
図1は、本発明を適用したインクジェット式記録装置の
全体構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、
本形態のインクジェット式記録装置1は、記録ヘッド1
00、X方向駆動軸4、Y方向駆動モータ3、Y方向ガ
イド軸5、制御装置6、ステージ7、クリーニング機構
部8、および基台9を有している。
給パイプ107を介して供給された機能性液体をそのノ
ズル開口から吐出するためのものである。
装置1から機能性液体が吐出される基板Wを載置するた
めのものであり、この基板Wを所定の基準位置に固定す
る機構を有している。
成され、端部にはX方向駆動モータ2が接続されてい
る。このX方向駆動モータ2は、ステッピングモータな
どであり、制御装置6からX軸方向の駆動信号が供給さ
れると、X方向駆動軸4を回転させる。このX方向駆動
軸4が回転すると、記録ヘッド100がX方向駆動軸4
上をX方向に移動する。
成されているが、基台9上に所定位置に配置されてい
る。このY方向ガイド軸5上にステージ7が配置され、
このステージ7はY方向駆動モータ3を備えている。こ
のY方向駆動モータ3は、ステッピングモータなどであ
り、制御装置6からY軸方向の駆動信号が供給される
と、ステージ7は、Y方向ガイド軸5に案内されながら
Y方向に移動する。
の駆動とを行うことにより、記録ヘッド100を基板W
上の任意の場所に移動させることができる。
6は、記録ヘッド100に機能性液体の吐出制御用の信
号を供給する駆動信号制御装置31を備えている。ま
た、制御装置6は、X方向駆動モータ2およびY方向駆
動モータ3に記録ヘッド100とステージ7との位置関
係を制御する信号を供給するヘッド位置制御装置32を
備えている。
0をクリーニングする機構を備えている。このクリーン
ング機構部8は、Y方向の駆動モータ(図示せず)を備
えており、この駆動モータの駆動により、クリーニング
機構部8は、Y方向ガイド軸5に沿って移動する。この
ようなクリーニング機構部8の移動も、制御装置6によ
って制御される。
ジェット式記録装置1の制御系を示すブロック図であ
る。図2に示すように、本形態のインクジェット式記録
装置1において、制御系は、パーソナルコンピュータな
どから構成された駆動信号制御装置31と、ヘッド位置
制御装置32とを備えている。
0を駆動するための波形を出力する。また、駆動信号制
御装置31は、例えば、複数種類の機能性液体のうち、
いずれの位置に機能性液体を吐出するかを示すビットマ
ップデータも出力する。
グアンプ33と、タイミング制御回路34とに接続され
ている。アナログアンプ33は、上記波形を増幅する回
路である。タイミング制御回路34は、クロックパルス
回路を内蔵しており、前記のビットマップデータに従っ
て機能性液体の吐出タイミングを制御する回路である。
34はいずれも、中継回路35に接続され、この中継回
路35は、タイミング制御回路34から出力されたタイ
ミング信号に従ってアナログアンプから出力された信号
を記録ヘッド100に出力する。
ッド100とステージ7との位置関係を制御するための
回路であり、駆動信号制御回路31と協動して記録ヘッ
ド100から吐出された機能性液体の液滴が基板W上の
所定の位置に着弾するように制御する。このヘッド位置
制御装置32は、X−Y制御回路37に接続されてお
り、このX−Y制御回路37に対して記録ヘッド100
の位置に関する情報を出力する。
2およびY方向駆動モータ3に接続されており、ヘッド
位置制御装置32から出力された信号に基づいて、X方
向駆動モータ2およびY方向駆動モータ3に対して、X
軸方向における記録ヘッド100の位置、およびY軸方
向におけるステージ7の位置を制御する信号を出力す
る。
態のインクジェット式記録装置1の記録ヘッド100の
分解斜視図である。図3に示すように、本形態のインク
ジェット式記録装置1の記録ヘッド100は、概ね、ノ
ズル形成板押え110、ノズル形成板120、このノズ
ル形成板120に内蔵される温度センサ104、キャビ
ティ形成板130、振動板140、ケース150、圧力
発生素子アセンブリ160、ヒータハウジング170、
カートリッジヒータ180、およびサーモスタット19
0から構成されている。
属材などから構成され、それには、L字形状の貫通溝1
11が形成されている。ノズル形成板押え110には、
四隅に貫通孔112が形成されているとともに、貫通溝
111を挟む両側には位置決め用の小孔113が形成さ
れている。さらに、ノズル形成板押え110には、余剰
な液を除去するための吸引パイプ116が接続されてい
る。
り、その中央にノズル開口121が形成されている。ノ
ズル形成板120には、四隅に貫通孔122が形成され
ているとともに、ノズル開口121を挟む両側には位置
決め用の小孔123が形成されている。ここで、ノズル
形成板120は、ノズル形成板押え110をノズル形成
板120の下面に重ねたとき、貫通孔112、122同
士が重なり、位置決め用の小孔113、123同士が重
なるように形成されている。
120より大きめの矩形のシリコン基板、あるいは、S
USなどの金属板やCOC樹脂などのプラスチック材料
などから構成され、それには、ノズル開口121と連通
可能な位置に形成されたキャビティ(圧力発生室)13
1と、このキャビティ131に対して括れ部分を介して
接続するリザーバ132とからなる流路133が形成さ
れている。キャビティ形成板130には、キャビティ形
成板130の下面にノズル形成板120を重ねたときに
ノズル形成板120の貫通孔122と重なる4つの貫通
孔134と、小孔123と重なる位置決め用の小孔13
5とが形成されている。さらに、キャビティ形成板13
0において、その長手方向の中央からリザーバ132が
形成されている領域にかけては、6つの貫通孔136が
形成されているとともに、小孔135よりもやや大きめ
の2つの位置決め用孔137も形成されている。
脂から形成すれば、吐出しない、あるはいは飛行曲がり
などといった吐出異常の原因となる気泡の状態やキャビ
ティ内での挙動をキャビティ形成板130を介して目視
により確認することができるという利点がある。
と略同じ大きさの矩形の金属板から構成され、それに
は、振動板140をキャビティ形成板130の上面に重
ねたときに、キャビティ形成板130のキャビティ13
1と重なる領域に肉薄の振動板部141が形成されてい
るとともに、リザーバ132と重なる領域には、供給口
142、および肉薄の伝熱部143が形成されている。
また、振動板140にはキャビティ形成板130の貫通
孔134、貫通孔136、位置決め用孔137と各々、
重なる貫通孔144、貫通孔146、位置決め用孔14
7が形成されている。
きさの厚手の金属材から構成され、それには、振動板1
40をケース150の下面に重ねたときに、キャビティ
131と重なる領域には素子配置用の第1の開口151
が形成され、伝熱部143と重なる領域には第2の開口
152が形成されている。また、ケース150には、振
動板140の貫通孔144、貫通孔146、位置決め用
孔147と各々、重なるねじ孔154、ねじ孔156、
位置決め用孔157が形成されている。さらに、ケース
150には、後述するヒータハウジングを取り付けるた
めのねじ孔(図示せず)も形成されている。
空であり、ケース150の下面には振動板140の供給
口142と重なる第1の供給口(図示せず)が形成され
ているとともに、ケース150の後端面には、第1の供
給口と連通する第2の供給口(図示せず)が形成されて
いる。本形態では、ケース150の第2の供給口に対し
て、タンク109(図1を参照)から延びてきた供給パ
イプ107がメッシュフィルタ108を介して接続され
ている。
対して、振動板140、キャビティ形成板130、ノズ
ル形成板120、およびノズル形成板押え110がこの
順に重ねた状態で取り付けられる。
板140、およびキャビティ形成板130をこの順に重
ねた状態で、各位置決め孔137、147、157に対
して位置決めピン101を差し込んでこれらの板材を位
置決めした後、ねじ(図示せず)を貫通孔136、14
6を介してねじ孔156に止めてケース150の下面
に、振動板140、およびキャビティ形成板130をこ
の順に重ねた状態で固定する。
ズル形成板120、およびノズル形成板押え110をこ
の順に重ねた状態で、各位置決め用の小孔113、12
3、135に対して位置決めピン103を差し込んでこ
れらの板材を位置決めした後、ねじ(図示せず)を貫通
孔112、122、134、144を介してねじ孔15
4に止め、ケース150の下面に対して、振動板14
0、キャビティ形成板130、ノズル形成板120、お
よびノズル形成板押え110をこの順に重ねた状態で固
定する。
圧電振動子からなる圧力発生素子161を備える圧力発
生用素子アセンブリ160をその下端側から素子配置用
の第1の開口151に装着する。この際、圧力発生用素
子アセンブリ160の下端部(圧力発生素子161の下
端部)と振動板140の振動板部141とを接着剤で固
定する。
用素子アセンブリ160に被さるように、金属製のヒー
タハウジング170を取り付ける。ここで、ヒータハウ
ジング170には、それをケース150の上方に重ねた
ときに、ケース150のねじ孔(図示せず)に重なる貫
通孔(貫通孔)が形成されている。従って、ヒータハウ
ジングの貫通孔からケース150のねじ孔に対してねじ
(図示せず)を各々止めれば、ケース150の上方にヒ
ータハウジング170を固定することができる。
方向に貫通するヒータ装着孔172が形成されており、
このヒータ装着孔172には、丸棒状のカートリッジヒ
ータ180が装着される。また、ヒータハウジング17
0の上面を利用して、一点鎖線で示すように、サーモス
タット190が搭載され、このサーモスタット190
は、L字プレートやねじ(図示せず)によってヒータハ
ウジング170に固定されている。
液体を吐出する際、制御装置6の制御の下、カートリッ
ジヒータ180およびヒータハウジング170によって
記録ヘッド100を所定の温度にまで加温すれば、機能
性液体の粘度を所定のレベルにまで低下することができ
るとともに、サーモスタット190により温度制御を行
うこともできる。従って、記録ヘッド100は、機能性
液体を最適な粘度で吐出することができる。また、サー
モスタット190を設けてあるので、記録ヘッド100
の過熱を防止することができ、インクジェット式記録装
置1を保護することができる。
装置1において、図2を参照して説明した中継回路35
から記録ヘッド100の圧力発生素子161に所定の信
号を印加すると、この圧力発生素子161の変形に伴っ
て、振動板140の振動板部141が振動する。その間
に、キャビティ131の容積が膨張した後、キャビティ
131の容積が収縮し、キャビティ131に正圧が発生
する。その結果、キャビティ131内の機能性液体は、
ノズル開口121から液滴として基板W上の所定位置に
吐出される。
インクジェット式記録装置1は、精密機械装置を製造す
る際、所定位置に潤滑油を機能性液体として吐出するの
に使用される。また、本形態のインクジェット式記録装
置1は、液晶装置などを製造する際、基板上に各色の樹
脂を機能性液体としてドット状に塗布してカラーフィル
タを製造するのに使用される。また、本形態のインクジ
ェット式記録装置1は、液晶装置、あるいは光通信装置
などの光インタコネクション装置を製造する際、基板上
に透明な樹脂を機能性液体としてドット状に塗布してマ
イクロレンズを形成するのに使用される。さらにまた、
本形態のインクジェット式記録装置1は、液晶装置、あ
るいはエレクトロルミネッセンス表示装置を製造する
際、基板上に、液晶材料、あるいはエレクトロルミネッ
センス発光体を形成するための電気光学物質を塗布する
のに使用される。
すでに周知であるため説明を省略するが、これらの機能
性液体は、いずれも、通常の記録用インクと比較して粘
度がかなり高く、かつ、機能性液体の種類によって粘度
がオーダーで異なる。また、このような機能性液体に
は、組成によって親水性や撥水性のものがある。従っ
て、従来のインクジェット式記録装置は、このような使
用に対応できないが、本形態では、記録ヘッド100上
において、少なくとも、ノズル形成板120およびキャ
ビティ形成板130などのヘッド構成板がねじ(締結手
段)によって固定された状態にあり、記録ヘッド100
に対して容易に着脱できる。
として、ノズル開口121の開口部周辺に対して、撥水
性の表面処理が施されたノズル形成板と、親水性の表面
処理が施されたノズル形成板とを準備しておく。また、
本形態では、ノズル形成板120として、ノズル開口1
21の大きなノズイルプレートと、ノズル開口121の
小さなノズル形成板とを準備しておく。
には撥水性の表面処理が施されたノズル形成板120を
使用し、機能性液体が撥水性を有する場合には親水性の
表面処理が施されたノズル形成板120を使用する。こ
のような条件変更を行うと、機能性液体がノズル開口1
21の周辺に付着しにくいという効果がある。
ズル開口121の大きなノズル形成板120を使用し、
機能性液体の粘度が低い場合にはノズル開口121の小
さなノズル形成板120を使用することができる。合わ
せて、機能性液体の粘度が高い場合には流路133の断
面積の大きなキャビティ形成板130を使用し、機能性
液体の粘度が低い場合には流路133の断面積の小さな
キャビティ形成板130を使用する。このような条件変
更を行うと、機能性液体の吐出量が安定する。
録装置1では、ノズル形成板120およびキャビティ形
成板130がねじなどの締結手段によって着脱容易な状
態にあることを利用して、機能性液体の種類に応じて、
ノズル形成板120およびキャビティ形成板130を交
換する。このため、機能性液体の性質に適合した条件で
機能性液体を基板Wに吐出できるので、精密機械装置へ
の潤滑油の塗布、カラーフィルタ基板の製造、マイクロ
レンズ基板の製造、電気光学物質を保持した基板などと
いった高精度が要求される塗布工程に対応することがで
きる。
ィ形成板130の記録ヘッド100への位置決めについ
ては、ピン101と位置決め孔137、147とを用い
た位置決め機構を利用し、かつ、ピン103と小孔11
3、123、134を用いた位置決め機構を利用してい
るので、ノズル形成板120およびキャビティ形成板1
30の交換の際、ノズル形成板120およびキャビティ
形成板130を記録ヘッド100上の所定位置に高い精
度で取り付けることができる。
ノズル開口121が1つ、形成されている場合を説明し
たが、記録ヘッド100に複数のノズル開口が形成され
ている場合でも本発明を適用することができる。
ル形成板やキャビティ形成板などのヘッド構成板が記録
ヘッドで着脱可能であることを利用して、機能性液体の
種類に応じて、ノズル形成板やキャビティ形成板を交換
する。このため、機能性液体の性質に適合した条件で機
能性液体を吐出できるので、精密機械装置への潤滑油の
塗布、カラーフィルタ基板の製造、マイクロレンズ基板
の製造、電気光学物質を保持した基板などといった高精
度が要求される塗布工程に対応することができる。
構成を示す概略斜視図である。
の構成を示すブロック図である。
ッドの構成を示す分解斜視図である。
の構成を示す分解斜視図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 ノズル開口が形成されたノズル形成板
と、前記ノズル開口に連通するキャビティを含む流路が
形成されたキャビティ形成板と、前記キャビティに面す
る振動板と、該振動板を振動させることにより前記キャ
ビティ内の機能性液体を加圧して前記ノズル開口から前
記機能性液体を吐出させる圧力発生素子とが記録ヘッド
上に構成されたインクジェット式記録装置において、 前記記録ヘッドでは、前記ノズル形成板、および前記キ
ャビティ形成板のうちの少なくとも一方のヘッド構成板
が当該記録ヘッドから着脱可能に構成されていることを
特徴とするインクジェット式記録装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記記録ヘッドから
着脱可能な前記ヘッド構成板は、複数種類、準備されて
おり、前記機能性液体の種類に応じて異なる種類のヘッ
ド構成板に交換されることを特徴とするインクジェット
式記録装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記記録ヘ
ッドから着脱可能な前記ヘッド構成板は、前記ノズル形
成板であることを特徴とするインクジェット式記録装
置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記記録ヘッドから着脱可能な前記ヘッド構成板は、前
記キャビティ形成板であることを特徴とするインクジェ
ット式記録装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記キャビティ形成
板は、透明樹脂から形成されていることを特徴とするイ
ンクジェット式記録装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
前記記録ヘッドから着脱可能な前記ヘッド構成板は、前
記記録ヘッドに締結手段で取り付けられ、 当該締結手段による締結を外すことにより当該ヘッド構
成板の着脱が可能になっていることを特徴とするインク
ジェット式記録装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
前記記録ヘッドから着脱可能な前記ヘッド構成板を当該
記録ヘッド上に位置決めするための位置決め機構が構成
されていることを特徴とするインクジェット式記録装
置。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
前記記録ヘッドには、当該記録ヘッドから着脱可能なヒ
ータ、温度センサ、およびサーモスタットが取り付けら
れ、 前記ヒータによって前記機能性液体を所定の温度に制御
することにより当該機能性液体の粘度を制御可能に構成
されていることを特徴とするインクジェット式記録装
置。 - 【請求項9】 ノズル開口が形成されたノズル形成板
と、前記ノズル開口に連通するキャビティを含む流路が
形成されたキャビティ形成板と、前記キャビティに面す
る振動板と、該振動板を振動させることにより前記キャ
ビティ内の機能性液体を加圧して前記ノズル開口から前
記機能性液体を吐出させる圧力発生素子とを有する記録
ヘッドを用いたインクジェット式記録方法において、 前記記録ヘッドでは、前記ノズル形成板、前記キャビテ
ィ形成板、および前記振動板のうちの少なくとも1枚の
ヘッド構成板を当該記録ヘッドから着脱可能に構成して
おき、前記機能性液体の種類に応じて異なる種類のヘッ
ド構成板に交換することを特徴とするインクジェット式
記録方法。 - 【請求項10】 請求項9において、前記記録ヘッドか
ら着脱可能な前記ヘッド構成板は、前記ノズル形成板で
あることを特徴とするインクジェット式記録方法。 - 【請求項11】 請求項10において、前記機能性液体
が有する親水性あるいは撥水性に応じて前記ノズル形成
板を交換することを特徴とするインクジェット式記録方
法。 - 【請求項12】 請求項11において、前記ノズル形成
板として、前記機能性液体が親水性を有する場合には撥
水性の表面処理が施されたノズル形成板を使用し、前記
機能性液体が撥水性を有する場合には親水性の表面処理
が施されたノズル形成板を使用することを特徴とするイ
ンクジェット式記録方法。 - 【請求項13】 請求項10において、前記機能性液体
の粘度に応じて前記ノズル形成板を交換することを特徴
とするインクジェット式記録方法。 - 【請求項14】 請求項13において、前記ノズル形成
板として、前記機能性液体の粘度が高い場合には前記ノ
ズル開口の大きなノズル形成板を使用し、前記機能性液
体の粘度が低い場合には前記ノズル開口の小さなノズル
形成板を使用することを特徴とするインクジェット式記
録方法。 - 【請求項15】 請求項9ないし14のいずれかにおい
て、前記記録ヘッドから着脱可能な前記ヘッド構成板
は、前記キャビティ形成板であることを特徴とするイン
クジェット式記録方法。 - 【請求項16】 請求項15において、前記機能性液体
の粘度に応じて前記キャビティ形成板を交換することを
特徴とするインクジェット式記録方法。 - 【請求項17】 請求項16において、前記キャビティ
形成板として、前記機能性液体の粘度が高い場合には前
記流路の断面積の大きなキャビティ形成板を使用し、前
記機能性液体の粘度が低い場合には前記流路の断面積の
小さなキャビティ形成板を使用することを特徴とするイ
ンクジェット式記録方法。 - 【請求項18】 請求項9ないし17のいずれかに記載
のインクジェット式記録方法により、所定位置に潤滑油
を前記機能性液体として吐出することを特徴とする精密
機械装置の製造方法。 - 【請求項19】 請求項9ないし17のいずれかに記載
のインクジェット式記録方法により、基板上にカラーフ
ィルタを形成するための樹脂を前記機能性液体として吐
出することを特徴とするカラーフィルタ基板の製造方
法。 - 【請求項20】 請求項9ないし17のいずれかに記載
のインクジェット式記録方法により、基板上にマイクロ
レンズを形成するための樹脂を前記機能性液体として吐
出することを特徴とするマイクロレンズ基板の製造方
法。 - 【請求項21】 請求項9ないし17のいずれかに記載
のインクジェット式記録方法により、基板上に液状の電
気光学物質を前記機能性液体として吐出することを特徴
とする電気光学装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001208474A JP2003019795A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | インクジェット式記録装置、およびインクジェット式記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001208474A JP2003019795A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | インクジェット式記録装置、およびインクジェット式記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003019795A true JP2003019795A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=19044284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001208474A Withdrawn JP2003019795A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | インクジェット式記録装置、およびインクジェット式記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003019795A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004230211A (ja) * | 2003-01-28 | 2004-08-19 | Casio Comput Co Ltd | 溶液噴出装置及び溶液噴出方法 |
| JP2004230209A (ja) * | 2003-01-28 | 2004-08-19 | Casio Comput Co Ltd | 溶液噴出装置 |
| JP2010021153A (ja) * | 2009-10-20 | 2010-01-28 | Casio Comput Co Ltd | 溶液噴出装置及び溶液噴出方法 |
| US7732019B2 (en) | 2003-01-28 | 2010-06-08 | Casio Computer Co., Ltd. | Solution spray apparatus and solution spray method |
| JP2016144805A (ja) * | 2010-05-06 | 2016-08-12 | デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | コーティング機器およびコーティング機器の塗布装置 |
| KR101720121B1 (ko) * | 2016-09-13 | 2017-03-27 | 이종주 | 노즐 유닛 및 이를 이용하는 도포액 도포 장치 |
-
2001
- 2001-07-09 JP JP2001208474A patent/JP2003019795A/ja not_active Withdrawn
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| US10464095B2 (en) | 2010-05-06 | 2019-11-05 | Dürr Systems GmbH | Coating device comprising a jet of coating medium which is broken down into drops |
| KR101720121B1 (ko) * | 2016-09-13 | 2017-03-27 | 이종주 | 노즐 유닛 및 이를 이용하는 도포액 도포 장치 |
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