JP2003019692A - カッター - Google Patents
カッターInfo
- Publication number
- JP2003019692A JP2003019692A JP2001208885A JP2001208885A JP2003019692A JP 2003019692 A JP2003019692 A JP 2003019692A JP 2001208885 A JP2001208885 A JP 2001208885A JP 2001208885 A JP2001208885 A JP 2001208885A JP 2003019692 A JP2003019692 A JP 2003019692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- coating agent
- cutter
- sheet material
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印画紙などの塗布剤を塗布したシート材を切
断した場合、切断部の変色を生じにくくする。 【解決手段】 固定刃と可動刃を交叉圧接して塗布剤が
塗布されたシート材を切断するカッターにおいて、塗布
剤に接する側の刃物の一面に刃面角25°〜35°の主
しのぎを設けると共に、背面に刃面角1°〜5°の裏し
のぎを設ける。主しのぎ及び裏しのぎを有する本発明の
カッターで切断したシート材は、切断部における塗布剤
の盛り上がりが小さくなり、切断部の変色が少なくな
る。
断した場合、切断部の変色を生じにくくする。 【解決手段】 固定刃と可動刃を交叉圧接して塗布剤が
塗布されたシート材を切断するカッターにおいて、塗布
剤に接する側の刃物の一面に刃面角25°〜35°の主
しのぎを設けると共に、背面に刃面角1°〜5°の裏し
のぎを設ける。主しのぎ及び裏しのぎを有する本発明の
カッターで切断したシート材は、切断部における塗布剤
の盛り上がりが小さくなり、切断部の変色が少なくな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画紙のような、
乳剤などの塗布剤が塗布されたシート材の切断に用いて
好適なカッターに関する。
乳剤などの塗布剤が塗布されたシート材の切断に用いて
好適なカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカッターにおいて、塗布剤に接
する側の刃物は一面のみにしのぎが設けられていた。図
2左側に示すのは従来の塗布剤に接する側の刃物(可動
刃)30で、一面にのみ刃面角30°のしのぎ31が設
けられている。なお、本発明において刃面角とは刃物の
軸線と刃面とがなす角度をいう。
する側の刃物は一面のみにしのぎが設けられていた。図
2左側に示すのは従来の塗布剤に接する側の刃物(可動
刃)30で、一面にのみ刃面角30°のしのぎ31が設
けられている。なお、本発明において刃面角とは刃物の
軸線と刃面とがなす角度をいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のカッタ
ーで印画紙などを切断すると、切断部分に変色が生じる
という問題がある。この変色が生じる理由は次のごとく
であると考えられる。すなわち、図2の左側に示すよう
に、塗布剤6に接する側の刃物(可動刃)30で塗布剤
側からシート材7を切断した場合、しのぎが形成された
側に大きな塗布剤の盛り上がり32が生じる。この盛り
上がり32によって切断部分の変色が生じるのである。
本発明は、印画紙などの塗布剤を塗布したシート材を切
断した場合、切断部に変色の生じにくいカッターを開発
することを課題としてなされたものである。
ーで印画紙などを切断すると、切断部分に変色が生じる
という問題がある。この変色が生じる理由は次のごとく
であると考えられる。すなわち、図2の左側に示すよう
に、塗布剤6に接する側の刃物(可動刃)30で塗布剤
側からシート材7を切断した場合、しのぎが形成された
側に大きな塗布剤の盛り上がり32が生じる。この盛り
上がり32によって切断部分の変色が生じるのである。
本発明は、印画紙などの塗布剤を塗布したシート材を切
断した場合、切断部に変色の生じにくいカッターを開発
することを課題としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定刃と可動
刃を交叉圧接して塗布剤が塗布されたシート材を切断す
るカッターにおいて、塗布剤に接する側の刃物の一面に
刃面角25°〜35°の主しのぎを設けると共に、背面
に刃面角1°〜5°の裏しのぎを設けたことを特徴とす
るカッターである。
刃を交叉圧接して塗布剤が塗布されたシート材を切断す
るカッターにおいて、塗布剤に接する側の刃物の一面に
刃面角25°〜35°の主しのぎを設けると共に、背面
に刃面角1°〜5°の裏しのぎを設けたことを特徴とす
るカッターである。
【0005】図2に示すように、塗布剤6に接する側の
刃物で塗布剤側からシート材7を切断した場合、左側に
示す一面のみにしのぎが形成されている刃物30は、し
のぎが形成された側に塗布剤6の大きな盛り上がり32
が生じる。ところが、右側に示す主しのぎ2及び裏しの
ぎ3が設けられた刃物1は両側に小さな盛り上がり4、
5が生じる。すなわち、本発明のカッターで切断したシ
ート材は、切断部における塗布剤の盛り上がりが小さく
なるので、切断部の変色が少なくなる。
刃物で塗布剤側からシート材7を切断した場合、左側に
示す一面のみにしのぎが形成されている刃物30は、し
のぎが形成された側に塗布剤6の大きな盛り上がり32
が生じる。ところが、右側に示す主しのぎ2及び裏しの
ぎ3が設けられた刃物1は両側に小さな盛り上がり4、
5が生じる。すなわち、本発明のカッターで切断したシ
ート材は、切断部における塗布剤の盛り上がりが小さく
なるので、切断部の変色が少なくなる。
【0006】主しのぎの刃面角、裏しのぎの刃面角、裏
しのぎの幅については、種々のものについて実験を行っ
た結果、主しのぎの刃面角は25°〜35°、裏しのぎ
の刃面角は1°〜5°、裏しのぎの幅は1〜3mmとす
るのが切断部の変色が少なく、好適であることが確認さ
れた。
しのぎの幅については、種々のものについて実験を行っ
た結果、主しのぎの刃面角は25°〜35°、裏しのぎ
の刃面角は1°〜5°、裏しのぎの幅は1〜3mmとす
るのが切断部の変色が少なく、好適であることが確認さ
れた。
【0007】又本発明は、固定刃と可動刃を交叉圧接し
て塗布剤が塗布されたシート材を切断するカッターにお
いて、前記塗布剤に接する側の刃物の先端をR(曲率半
径)=0.02〜0.2mmの曲面としたことを特徴と
するカッターである。
て塗布剤が塗布されたシート材を切断するカッターにお
いて、前記塗布剤に接する側の刃物の先端をR(曲率半
径)=0.02〜0.2mmの曲面としたことを特徴と
するカッターである。
【0008】図3に示すように、塗布剤に接する側の刃
物の先端12を曲面とした場合も、裏しのぎを設けた場
合に近似して、刃物の両側に塗布剤の小さな盛り上がり
が生じるため、切断部の変色が少なくなる。実験の結
果、刃物の先端の曲面の曲率半径は0.02〜0.2m
mが適当である。
物の先端12を曲面とした場合も、裏しのぎを設けた場
合に近似して、刃物の両側に塗布剤の小さな盛り上がり
が生じるため、切断部の変色が少なくなる。実験の結
果、刃物の先端の曲面の曲率半径は0.02〜0.2m
mが適当である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施例に関する図面に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例のカッター
の刃物の形状及び位置関係を示す断面図、図2は従来例
と実施例における塗布剤に接する側の刃物の説明図、図
3は他の実施例における塗布剤に接する側の刃物の略断
面図である。
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例のカッター
の刃物の形状及び位置関係を示す断面図、図2は従来例
と実施例における塗布剤に接する側の刃物の説明図、図
3は他の実施例における塗布剤に接する側の刃物の略断
面図である。
【0010】図1において、符号1は可動刃、20は固
定刃である。シート材7は上側が塗布剤を塗布した面と
なっている。塗布剤に接する側の刃物(可動刃)1は一
面に刃面角30°の主しのぎ2を設けると共に、他面に
刃面角3°の裏しのぎ3を設けている。裏しのぎ3の幅
tは1.83mmである。刃物1の刃先角度αは33°
である。刃物1のすくい面がシート材7のパスラインと
なす角度θ1は55°である。θ1は50〜60°程度
が好ましい角度である。
定刃である。シート材7は上側が塗布剤を塗布した面と
なっている。塗布剤に接する側の刃物(可動刃)1は一
面に刃面角30°の主しのぎ2を設けると共に、他面に
刃面角3°の裏しのぎ3を設けている。裏しのぎ3の幅
tは1.83mmである。刃物1の刃先角度αは33°
である。刃物1のすくい面がシート材7のパスラインと
なす角度θ1は55°である。θ1は50〜60°程度
が好ましい角度である。
【0011】刃物(固定刃)20の一面には刃面角10
°のしのぎが設けられている。刃物20の刃先角度βは
80°、刃物2のすくい面がシート材7のパスラインと
なす角度θ2は5°である。
°のしのぎが設けられている。刃物20の刃先角度βは
80°、刃物2のすくい面がシート材7のパスラインと
なす角度θ2は5°である。
【0012】
【発明の効果】本発明のカッターは、塗布剤を塗布した
シート材を切断した場合、切断部における塗布剤の盛り
上がりが小さく、したがって切断部の変色を少なく抑え
ることができる。
シート材を切断した場合、切断部における塗布剤の盛り
上がりが小さく、したがって切断部の変色を少なく抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のカッターの刃物の形状及び位置関係を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】従来例と実施例における塗布剤に接する側の刃
物の説明図である。
物の説明図である。
【図3】他の実施例における塗布剤に接する側の刃物1
0の略断面図である。
0の略断面図である。
1 刃物
2 主しのぎ
3 裏しのぎ
10 刃物
11 しのぎ
12 先端
30 刃物
31 しのぎ
Claims (4)
- 【請求項1】 固定刃と可動刃を交叉圧接して塗布剤が
塗布されたシート材を切断するカッターにおいて、塗布
剤に接する側の刃物の一面に主しのぎを設けると共に、
背面に刃面角1°〜5°の裏しのぎを設けたことを特徴
とするカッター - 【請求項2】 請求項1のカッターにおいて、前記主し
のぎの刃面角が25°〜35°であることを特徴とする
カッター - 【請求項3】 請求項1又は2のカッターにおいて、前
記裏しのぎの幅が1〜3mmであることを特徴とするカ
ッター - 【請求項4】 固定刃と可動刃を交叉圧接して塗布剤が
塗布されたシート材を切断するカッターにおいて、前記
塗布剤に接する側の刃物の先端をR(曲率半径)=0.
02〜0.2mmの曲面としたことを特徴とするカッタ
ー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001208885A JP2003019692A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | カッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001208885A JP2003019692A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | カッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003019692A true JP2003019692A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=19044625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001208885A Pending JP2003019692A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | カッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003019692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015178568A1 (ko) * | 2014-05-22 | 2015-11-26 | 주식회사 피스코리아 | 아동용 안전가위 |
-
2001
- 2001-07-10 JP JP2001208885A patent/JP2003019692A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015178568A1 (ko) * | 2014-05-22 | 2015-11-26 | 주식회사 피스코리아 | 아동용 안전가위 |
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