JP2003019479A - 水処理管理方法及び水処理管理システム - Google Patents

水処理管理方法及び水処理管理システム

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JP2003019479A
JP2003019479A JP2001209005A JP2001209005A JP2003019479A JP 2003019479 A JP2003019479 A JP 2003019479A JP 2001209005 A JP2001209005 A JP 2001209005A JP 2001209005 A JP2001209005 A JP 2001209005A JP 2003019479 A JP2003019479 A JP 2003019479A
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Japan
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water treatment
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measurement
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JP2001209005A
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Kenjiro Adachi
健治郎 足立
Zenichi Nishi
善一 西
Koichi Kudo
浩一 工藤
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Tohzai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Tohzai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の水処理設備夫々に対し、優先順位に基
づいて早期処理対応できると共に、水処理管理に必要な
人員を削減して経費の高騰を抑制する。 【解決手段】 複数の水処理設備3夫々における計測管
理データー4を、通信手段5を介して収集するデーター
収集手段6を予め設けておいて、前記データー収集手段
6で収集した計測管理データー4に基づいて、各水処理
設備3における処理対応策の内、早期処理対応が必要な
順を判別して優先順位をつけ、前記優先順位毎に順次処
理対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ボイラ用
水、空調用や工業用の冷却水、工業用の薬液や工業排
水、遊泳用プール、浴場等の水処理設備に対する水処理
管理方法及び水処理管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水処理管理方法及び水処
理管理システムとしては、水処理業者の訪問担当者が、
水処理を必要とする水処理設備に訪問し、採水して前記
水処理業者の所定の分析センターまで持ち帰り、分析セ
ンターにおいて出された分析結果に基づいて前記訪問担
当者が所見を作成し、前記所見に基づいて前記水処理設
備に対する処理対応を行うことで水処理設備の管理を行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記分析セ
ンターから分析結果を得るまでには数日間を要するタイ
ムラグがあるため、採水してから分析結果が得られるま
での間の使用による水質変化や、その間に水を入替えた
りする等、採水した時点での水質と大きく異なっている
場合が多く、水処理管理の意味をなさないことが指摘さ
れていた。複数の水処理設備を管理する場合、上記タイ
ムラグにより、水質によっては、薬剤を注入する等の早
期処理対応が必要な優先順位があるにもかかわらず、分
析結果を得て所見を作成してからの対応となるため、優
先順位毎に順次対応することができないといった問題が
あり、優先順位に基づいた早期処理対応が可能な水処理
管理が要望されている。また、採水のために水処理設備
に担当者を訪問させているため、人件費だけでなく交通
費も必要となり、経費の高騰の原因となっていた。これ
は、複数の水処理設備を対象とする場合には、水処理設
備の増加に伴ってさらに多くの担当者が必要となるた
め、それだけ人件費及び交通費が必要となり、経費が高
騰し易いものとなる。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、複数の水処理設備夫々に対し、早期処理対応でき
ると共に、水処理管理に必要な人員を削減して経費の高
騰を抑制することが可能な水処理管理方法及び水処理管
理システムを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は図1に例示するごとく、複数の水処理設備
3夫々における計測管理データー4を、通信手段5を介
して収集するデーター収集手段6を予め設けておいて、
前記データー収集手段6で収集した計測管理データー4
に基づいて、各水処理設備3における処理対応策の内、
早期処理対応が必要な順を判別して優先順位をつけ、前
記優先順位毎に順次処理対応するところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は図1,2に例
示するごとく、複数の水処理設備3夫々における計測管
理データー4を、通信手段5を介して収集するデーター
収集手段6を設け、前記データー収集手段6で収集した
計測管理データー4に基づいて、各水処理設備3におけ
る処理対応策の内、早期処理対応が必要な順を判別して
優先順位を決定する優先順位決定手段8を設け、前記優
先順位決定手段8により決定された優先順位を表示する
表示装置9を設けてあるところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は図3に例示す
るごとく、前記水処理設備3夫々における計測管理デー
ター4を、夫々正常時の計測管理データー4aと比較し
て前記正常時の計測管理データー4と異なる計測管理デ
ーター4bを選別する比較選別手段15を設け、前記比
較選別手段15により選別された前記異なる計測管理デ
ーター4bだけを収集可能に構成してあるところにあ
る。
【0008】請求項4の発明の特徴構成は図4に例示す
るごとく、前記水処理設備3から収集する通常時の計測
管理データー4を、前記正常時のデーター4aとして蓄
積する蓄積部16を設けてあるところにある。
【0009】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0010】〔作用及び効果〕請求項1の発明によれ
ば、予め設けてあるデーター収集手段により、複数の水
処理設備夫々の計測管理データーを、通信手段を介して
収集可能となるから、従来のような分析センターにおけ
る分析結果を得るまでの間のタイムラグがなく、リアル
タイムに各水処理設備からの計測管理データーを収集す
ることができ、前記収集した計測管理データーに基づい
て、各水処理設備における処理対応策の内、早期処理対
応が必要な順を判別して優先順位をつけることができる
から、優先順位に基づいた早期処理対応が可能な水処理
管理方法を提供できるようになった。また、複数の水処
理設備夫々における計測管理データーを、通信手段を介
して収集可能に構成してあるため、採水のために担当者
を各水処理設備に訪問させる必要がなくなるので、その
分の人件費及び交通費を削減することができるようにな
り、経費の高騰を抑制することが可能な水処理管理方法
を提供できるようになった。
【0011】請求項2の発明によれば、データー収集手
段により、複数の水処理設備夫々における計測管理デー
ターを、通信手段を介して収集可能となるから、従来の
ような分析センターにおける分析結果を得るまでの間の
タイムラグがなく、リアルタイムに各水処理設備からの
計測管理データーを収集することができる。そして、優
先順位決定手段により、前記計測管理データーに基づい
て、各水処理設備における処理対応策の内、早期処理対
応が必要な順を判別して優先順位を決定すると共に、表
示装置により前記優先順位を表示するから、前記表示装
置に表示された優先順位毎に順次対応することで、優先
順位に基づいた早期処理対応が可能な水処理管理システ
ムを提供できるようになった。また、複数の水処理設備
夫々における計測管理データーを、通信手段を介して収
集可能に構成してあるため、採水のために担当者を各水
処理設備に訪問させる必要がなくなるので、その分の人
件費及び交通費を削減することができるようになり、経
費の高騰を抑制することが可能な水処理管理システムを
提供できるようになった。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
による作用効果を叶えることができるのに加えて、例え
ば、正常時のデーター群と異なるデーター群とが混在し
ているデーター群を、水処理管理センターのホストコン
ピュータ内に収集し、前記データー群の中から異なるデ
ーターだけをピックアップしながら早期処理対応が必要
な順を判別していくものに比して、本発明のものは、比
較選別手段により、異なるデーター群を選別し、前記異
なるデーター群だけを水処理管理センターのホストコン
ピュータ内に収集可能に構成してあるから、判別時に扱
うデーター量を少なくでき、それだけ、早期処理対応が
必要な順を判別し易くなって優先順位を決定し易くな
る。具体例として、比較選別手段を水処理管理センター
ではなく、各水処理設備に設け、各水処理設備において
正常時とは異なるデーターだけを水処理管理センターに
送信するように構成した場合、水処理管理センター側で
の受信データー量を減らすことができるから、水処理管
理センター側でのデーター処理スピードを向上させるこ
とが可能な水処理管理システムを提供できるようになっ
た。
【0013】請求項4の発明によれば、請求項2又は3
の発明による作用効果を叶えることができるのに加え
て、例えば、一定のデーター値を正常時の計測管理デー
ターとして人為操作にて入力する構成のものだと、収集
される生の計測管理データーが、各水処理設備、及び、
その時間帯や季節等の違いにより変動したときに対応さ
せることができず、その状況における必要なデーター値
を入れ直す必要性を生じるため、大変煩わしい作業とな
るだけでなく、データー値は幅だけでなく独特のデータ
ー曲線を有したものであるから、数値入力で対応するこ
とは困難なものとなる。ところが、本発明のものだと、
水処理設備から収集する通常時の計測管理データーを、
正常時の計測管理データーとして蓄積する蓄積部を設け
てあるから、夫々の水処理設備、及び、時間帯や季節等
が異なっていたとしても、その時々における正常な計測
管理データーを蓄積させることができるため、収集され
る生の計測管理データーが各水処理設備、及び、その時
間帯や季節等の違いにより変動していたとしても、その
状況における正常な計測管理データーを蓄積部から取り
出すことが可能となるので、生の計測管理データーが正
常か否かを比較判別するのが容易となる水処理管理シス
テムを提供できるようになった。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1は、ボイラ用水、空調冷却水等の空調
用水の管理及び遊泳プール用水や浴場用水等を扱う複数
の水処理設備3夫々における計測管理データー4を、通
信手段5を介して収集するデーター収集手段6を設け、
前記データー収集手段6で収集した計測管理データー4
に基づいて、各水処理設備3における処理対応策の内、
早期処理対応が必要な順を判別して優先順位を決定する
優先順位決定手段8を設け、前記優先順位決定手段8に
より決定された優先順位を表示する表示装置9を設けて
ある水処理管理システム1を示す。
【0016】前記水処理管理システム1は、図2に示す
ように、ボイラ用水や空調用水等では、腐食障害、スケ
ール障害、スライム障害を未然に防止し、遊泳プール用
水や浴場用水等では有害揮発物質(クロールアミン、ト
リハロメタン等)や、微生物・病原菌障害等を抑制する
ことによって健康維持や、設備、建物の腐食抑制を目的
としており、夫々の水処理設備3に、水処理検証モニタ
ーを設置することで計測モニタリングが可能となり、水
処理実施状況の確認ができるように構成してある。
【0017】前記データー収集手段6は、各水処理設備
3からの計測管理データー4を、有線または無線による
通信手段5を介して収集可能に構成してあるため、従来
のように分析結果がでるまでにタイムラグを生じること
がなく、リアルタイムに各水処理設備3の計測管理デー
ター4を水処理管理センター2のホストコンピュータ7
に収集することができる。
【0018】前記通信手段5は、電話回線や専用線等の
有線通信技術、及び、携帯電話やPHSまたは特殊な無
線通信技術を使用して、各水処理設備3における各計測
管理データー4を転送可能に構成してあるため、リアル
タイムに各水処理設備3の計測管理データー4を水処理
管理センター2に送信することができる。そのため、水
処理管理センター2でリアルタイムに分析値が得られ、
分析と処方を連続的に行うことができるから、複数の水
処理設備3夫々に対し、優先順位に基づいて早期処理対
応できると共に、担当者が各水処理設備3に訪問しなく
て良くなるため、交通費及び人件費の節約を図ることが
できる。
【0019】尚、建物の屋上等から計測管理データー4
を送信しようとしたときに、通信手段5において携帯電
話やPHS等の無線通信技術を使用して計測管理データ
ー4を送信する構成を採用する方が、有線通信技術によ
る電話回線等を敷設する敷設作業が必要なくなるので、
計測管理データー4の送信が容易となる。また、上記の
ように、有線、無線通信を介して直接水処理設備3から
水処理管理センター2にデーターを送信するものであっ
ても良いが、途中にインターネットを介してデーターの
送受信を行うものであっても良い。
【0020】そして、リアルタイムに送られてくる各水
処理設備3からの計測管理データー4の中から、処理対
応が必要と判断される計測管理データー4をピックアッ
プすると共に、優先順位決定手段8により、各水処理設
備3における処理対応策の内、早期処理対応が必要な順
を判別して優先順位を決定し、表示装置9の一例である
モニターディスプレイ(その他、表示装置9は、優先順
位をプリントアウトにより表示するものであっても良
い)により優先順位を表示するように構成してあるか
ら、表示装置9に表示された優先順位毎に順次対応する
ことで、優先順位に基づいた早期処理対応が可能とな
る。
【0021】このとき、例えば、早期処理対応が必要な
項目毎に通報先を設定しておくことで、優先順位毎に設
定された通報先の、例えば、各携帯電話にメールとして
通報することができるので、対応すべき担当者に直接連
絡することができ、従来から遅れがちであった処理対応
を敏速に行うことが可能となる。また、人手作業が必要
なトラブルが発生した場合、モニターディスプレイに技
術巡回車の位置を表示可能に構成しておくことで、一番
近い巡回車に移動指示を出すことができ、処理対応を敏
速に行うことが可能となる。
【0022】水処理検証モニターの一例として、腐食セ
ンサー11、スケールセンサー12,バイオセンサー1
3等が設けられている例を図2に示す。
【0023】前記腐食センサー11は、系内の鋼材等の
腐食率を測定するものであり、腐食センサー11からの
計測管理データーに基づいてその測定値が高い場合は、
腐食の危険性があると判断され、処理対応策として、防
食剤を投入・増量して腐食防止を図ると共に、腐食要因
を調査することで早期に原因要因を取り除くことができ
る。また、腐食センサー11値を低く管理することで、
防食剤の維持濃度管理を正常に行うことができるため、
腐食性の高い殺菌剤を注入する場合も注入過多にならな
いように制御することができる。
【0024】前記スケールセンサー12は、スケールの
生成度を測定するものであり、スケールセンサー12か
らの計測管理データーに基づいてその生成度が高い程、
熱交換部にスケールが付着して熱交換の不良、細管閉鎖
障害等が発生する危険性があると判断され、処理対応策
として、早期にスケール分散剤を投入・増量してスケー
ル生成の防止を図る。また、循環系では濃縮によりスケ
ール生成度の上昇が起こるため、早期にブローして濃縮
度を下げてスケール生成の防止を図る。
【0025】バイオセンサー13は、プラスチック板に
付着するスライム量を、透過光量を電気信号に置き変え
て計測する等、用水中の微生物活性度を判断することが
でき、バイオセンサー13からの計測データーにもとづ
いて、夏季に繁殖率が大きくなるという、季節によって
異なる活性度に対しても必要な殺菌剤の注入量、注入時
間の調整を行うことができる。上記構成により、最も重
要でありながらも従来達成できなかった薬剤濃度の計測
で薬注制御を行うことができるようになった。
【0026】また、補給水量や強制排出されるブロー水
量を計測することで設備の運転負荷を判断することがで
きる。つまり、計測管理データーに基づいて、計算上以
上に水消費が行われた場合、漏水の発生があるか、運転
設定の変更が必要であると判断することができるから、
処理対応策として、早期に漏水の原因因子を取り除いた
り、運転設定の変更を図る。また、薬剤の使用量を計測
することで薬注管理の精度を向上させることができる。
【0027】前記防食剤、スケール分散剤、殺菌剤を注
入するための薬注装置である薬注ポンプに、薬注ポンプ
の脈動圧の検出により脈動流の有無を検出し、一回の脈
動流につき一回のカウント信号を送るフローカウンター
を取付けることで、カウント数に応じた注入量の割り出
しが可能となり、各薬注量を計測することができる。そ
して、計算上の薬剤が確実に注入されているか否かをモ
ニターし、フローカウンターからの計測データーに基づ
いて、薬剤注入量が計算上よりも多いか、又は、少ない
場合には、運転設定に問題があるか、ポンプ・バルブ等
に不良があると判断することができるから、処理対応策
として、早期に運転設定が正しいかどうかの確認、及
び、ポンプ・バルブ等の至急の点検・交換を図る。ま
た、前記フローカウンターから送られたカウント信号数
を数え、一定回数毎に一個のカウント群信号を送った
り、一定時間内に受信したパルス数を計測するパルスコ
ントローラを、薬注ポンプの流出出口側に取付けること
で、エアー噛み現象やポンプの作動不良を検出すること
が可能となる。つまり、カウント群信号数や一定時間内
のパルス数を計測することで薬剤の注入量の割り出しが
可能となるだけでなく、エアーを噛んだときには、その
エアーにより脈動圧が伝わらなくなり、脈動流が検出で
きなくなるのでエアー噛み現象が起こっていると判断す
ることができ、警報を発するのみならず、ポンプ流動部
の上部に取付けたエアー抜き弁を自動的に開閉してエア
ーを抜くエアー抜き制御を行わせることができるように
なるため、従来のように、エアー噛み現象が起こる度に
現場の担当者がマニュアルでエアー抜き作業を行った
り、定期的にエアー抜き作業を行う必要性をなくすこと
ができる。このとき、エアー抜き制御を行っても改善さ
れないときは、ポンプが故障していると判断することが
できる。上記パルスコントローラは、信号発信器とコン
トローラとを一体形成したものをポンプの流出出口側に
取付ける構成のものであっても良いし、信号発信器だけ
をポンプの流出出口側に取付けて、コントローラを制御
盤内に設ける構成のものであっても良い。
【0028】各薬剤のタンク内に、薬剤のタンク内残量
を検出自在な残量センサー14を設け、残量センサー1
4からの計測管理データーを収集することで、各薬剤タ
ンクの内残量の変化をモニタリングすることが可能とな
るため、薬剤の減量を調べて、注入する薬剤の不足をま
ねかないように(薬剤の不足は障害発生の一原因となる
ため)早急に薬剤タンクに薬剤を補給する。上記構成に
より、日々の薬剤減量の集中管理を行うことができるか
ら、薬剤の投入時期が予測できるようになり、薬剤の製
造計画にもそのデータを適用することができる。そし
て、地域全体の薬剤の残量を管理することによって、突
発的に発生する緊急な薬剤運送を削減でき、計画的な薬
剤運送、補充業務が可能となるため、無駄な運送業務を
削減することができる。
【0029】前記優先順位としては、例えば、腐食によ
る障害は、設備の運転を停止させることもありうる最も
深刻な障害であるため早期に処理を行う必要があり、ス
ケール障害は、無駄なエネルギーの浪費につながるもの
の、腐食による障害よりは後回しにしても良い処理であ
るとみなされるので、優先順位は腐食傷害よりも下位と
なるといったように、早期に処理対応が必要な順に決定
される。そのため、前記優先順位に基づいて、対応すべ
き担当者に直接連絡して指示を与えたり、顧客の担当者
に調整変更を依頼したり、収集された計測管理データー
4により判断し、例えば、電話回線を介したON/OF
F信号の送信により、現場に行くことなく遠隔操作で薬
注ポンプ等の機器の運転/停止を行ったり、現場のコン
トローラにデーター受信機能を備えさせ、外部制御装置
から制御データーを送信することにより、現場に行くこ
となく遠隔操作で現場のコントローラーの設定を変更し
て各薬剤の注入量の変更やエアー抜き制御を行ったりす
ることができるようになる。
【0030】上記構成により、例えば、イベント又は季
節行事等で水処理設備3における利用者数の増減が著し
い場合であっても、利用者の増減状況に沿ってリアルタ
イムに水処理設備3の利用管理を行うことができる。ま
た、複数の水処理設備3からのデーターを収集管理して
いるため、新規顧客が水処理設備3を新設しようとして
いる場合に、その新設しようとしている水処理設備3に
おける水質、規模、利用者数等を入力するだけで比較可
能な水処理設備例を多方面から検索でき、すぐに提案及
び設計することができる。
【0031】複数の水処理設備夫々に対し、優先順位に
基づいて早期処理対応を可能にするために各水処理設備
から収集する計測管理データーは、上記以外にも各種の
計測項目が考えられ、その具体例を以下に示す。
【0032】前記計測管理データー4として、pHの測
定値を収集可能に構成する。前記pHが酸性サイドでは
腐食障害を発生する危険性を生じ易く、アルカリサイド
では硬度スケール障害の危険性を生じ易くなる。飲料水
やプール水では人体に最適なpH域があり、排水におい
ても環境に影響を与えないpH域があるため、pHを設
定域内に管理する必要がある。処理対応策としては、p
Hの測定値に基づいて、酸性サイドであると判別した場
合はアルカリ剤を投入し、アルカリサイドであると判別
した場合は酸を投入して中和すると共に、汚染要因の調
査を行って早期に汚染要因を取り除く。また、循環系で
は濃縮による上昇があるため、ブローにより濃縮度を下
げて腐食・スケール障害の防止を図る。前記pH値は、
日々時間で変化するものであり、その都度の対応が必要
となるが、通信手段を介してリアルタイムにpH値を収
集することができるから、早期処理対応が可能となる。
【0033】前記計測管理データー4として、電気伝導
度を収集可能に構成する。前記電気伝導度は、系内全体
の無機物固形分指数であり、増加することによりスケー
ル障害等が発生し易く、熱交換器では熱交換の不良、細
管閉鎖障害等が発生し易くなる。処理対応策としては、
循環系では濃縮による上昇があるため、ブローにより濃
縮度を下げてスケール障害の防止を図る。前記電気伝導
度は、日々時間で変化するものであり、その都度の対応
が必要となるが、通信手段を介してリアルタイムに電気
伝導度を収集することができるから、早期処理対応が可
能となると共に、系内の濃縮倍率を管理する指数でもあ
るため、濃縮倍率の経時変化を蓄積することができる。
【0034】前記計測管理データー4として、アルカリ
度を収集可能に構成する。アルカリサイドで濃度が高い
と硬度スケールの障害の危険性がある。例えば、ボイラ
缶水ではイオン状シリカの1.7倍のPアルカリ度がな
いとシリカスケールの障害が発生する。処理対応策とし
ては、酸を投入して中和する。また、循環系では濃縮に
よる上昇があるため、ブローにより濃縮度を下げてスケ
ール障害の防止を図る。前記アルカリ度は、日々時間で
変化するものであり、その都度の対応が必要となるが、
通信手段を介してリアルタイムにアルカリ度を収集する
ことができるから、早期処理対応が可能となる。
【0035】前記計測管理データー4として、硬度を収
集可能に構成する。前記硬度は、pH・アルカリ度・温
度そして硬度量によって硬度成分のスケール障害が発生
する。処理対応策としては、酸を投入してpHを下げ
る。循環系では濃縮による上昇があるため、ブローによ
り濃縮度を下げて障害の防止を図る。スケール分散剤を
投入・増量してスケール障害の防止を図る。前記硬度
は、日々時間で変化するものであり、その都度の対応が
必要となるが、通信手段を介してリアルタイムに硬度を
収集することができるから、早期処理対応が可能とな
る。
【0036】前記計測管理データー4として、塩化物イ
オン測定値を収集可能に構成する。前記塩化物イオン
は、腐食因子物質であり、多量になると配管腐食が顕著
に発生する。また、pHとの関係で、酸側になると水素
イオンを発生して配管腐食する。処理対応策としては、
アルカリ剤を投入してpHを上げる。循環系では濃縮に
よる上昇があるため、ブローにより濃縮度を下げて腐食
障害の防止を図る。前記塩化物イオンは、日々時間で変
化するものであり、その都度の対応が必要となるが、通
信手段を介してリアルタイムに塩化物イオン測定値を収
集することができるから、早期処理対応が可能となると
共に、系内の濃縮倍率を管理する指数でもあるため、濃
縮倍率の経時変化を蓄積することができる。
【0037】前記計測管理データー4として、硫酸イオ
ン測定値を収集可能に構成する。前記硫酸イオンは、腐
食因子物質であり、多量になると配管腐食顕著に発生す
る。また、pHとの関係で酸側になると水素イオンを発
生して配管腐食する。アルカリ側で硬度成分量との関係
で硫酸カルシウムのスケール障害が発生する。処理対応
策としては、硬度が少ない場合にはアルカリ剤を投入し
てpH又はMアルカリ量を上げる。循環系では濃縮によ
る上昇があるため、ブローにより濃縮度を下げる。前記
硫酸イオンは、日々時間で変化するものであり、その都
度の対応が必要となるが、通信手段を介してリアルタイ
ムに硫酸イオン測定値を収集することができるから、早
期処理対応が可能となると共に、系内の濃縮倍率を管理
する指数でもあるため、濃縮倍率の経時変化を蓄積する
ことができる。
【0038】前記計測管理データー4として、イオン状
シリカ測定値を収集可能に構成する。前記イオン状シリ
カは、pH・アルカリ度・温度・硬度量そしてシリカ量
によってシリカ成分のスケール障害が発生する。例え
ば、ボイラ缶水ではイオン状のシリカ1.7倍のPアル
カリ度がないとシリカスケールの障害が発生する。処理
対応策としては、アルカリ剤を投入してpHを上げ、シ
リカの1.7倍のアルカリ量を確保する。循環系では濃
縮による上昇があるため、ブローにより濃縮度を下げて
障害の防止を図る。前記イオン状シリカの測定値は、日
々時間で変化するものであり、その都度対応が必要とな
るが、通信手段を介してリアルタイムにイオン状シリカ
の測定値を収集することができるから、早期処理対応が
可能となると共に、集中管理することにより自動的にシ
リカ量とPアルカリ量の演算が可能となる。
【0039】前記計測管理データー4として、鉄イオン
測定値を収集可能に構成する。前記鉄イオンの測定値が
系内で増加してくることは腐食障害が進行していること
を示す。処理対応策としては、腐食防止剤を投入・増量
して腐食防止を図ると共に、腐食要因を調査し、原因要
因を取り除く。前記鉄イオンは、日々時間で変化するも
のであり、その都度の対応が必要となるが、通信手段を
介してリアルタイムに硫酸イオン測定値を収集すること
ができるから、早期処理対応が可能となると共に、集中
管理することにより、原因要因を、過去の経緯変化と比
較して即座に見つけることが可能となる。
【0040】前記計測管理データー4として、ORP
(酸化還元電位)の測定値を収集可能に構成する。前記
ORPの測定値に基づいて、酸化性殺菌剤使用におい
て、+の高電位を示さない状況では殺菌効力を発揮して
いない。また、還元環境域維持系統では、−電位を維持
せず、+電位となれば腐食が進行すると判別することが
できる。処理対応策としては、酸化剤注入系統の点検を
行うか、還元環境維持剤注入系統の点検を行う。そし
て、緊急対応薬剤の投入を行い、安定維持に努める。前
記ORPは、日々時間で変化するものであり、その都度
の対応が必要となるが、通信手段を介してリアルタイム
にORP測定値を収集することができるから、早期処理
対応が可能となると共に、薬品注入を管理することによ
り、注入とその変化についての効果把握を行うことが可
能となる。
【0041】前記計測管理データー4として、遊離塩素
の測定値を収集可能に構成する。次亜塩素酸などのハロ
ゲン酸化剤による殺菌効果の確認で、遊離塩素の測定値
が低いと、菌の発生等による微生物・病原菌障害が発生
していると判別することができる。処理対応策として
は、殺菌剤の注入量を増量し、微生物・病原菌の駆除を
緊急に行う。前記遊離塩素は、日々時間で変化するもの
であり、その都度の対応が必要となるが、通信手段を介
してリアルタイムに遊離塩素の測定値を収集することが
できるから、早期処理対応が可能となると共に、薬品注
入を管理することにより、注入とその変化についての効
果把握を行うことが可能となる。
【0042】前記計測管理データー4として、総塩素の
測定値を収集可能に構成する。次亜臭素酸などのハロゲ
ン酸化剤による殺菌効果の確認で、総塩素の測定値が低
いと、菌の発生等による微生物・病原菌障害が発生して
いると判別することができる。処理対応策としては、殺
菌剤の注入量を増量し、微生物・病原菌の駆除を緊急に
行う。前記総塩素は、日々時間で変化するものであり、
その都度の対応が必要となるが、通信手段を介してリア
ルタイムに遊離塩素の測定値を収集することができるか
ら、早期処理対応が可能となると共に、薬品注入を管理
することにより、注入とその変化についての効果把握を
行うことが可能となる。
【0043】前記計測管理データー4として、濁度を収
集可能に構成する。系内の水が濁ってくると、スケール
・腐食その他スライム等の何らかの障害が発生している
と判断することができる。処理対応策としては、障害原
因を調べ、その原因因子を取り除く。前記濁度は、日々
時間で変化するものであり、その都度の対応が必要とな
るが、通信手段を介してリアルタイムに遊離塩素の測定
値を収集することができるから、早期処理対応が可能と
なると共に、集中管理することにより、原因要因がその
他の計測結果及び過去の経緯変化と比較して即座に見つ
けることが可能となる。
【0044】前記計測管理データー4として、薬剤濃度
を収集可能に構成する。薬剤濃度の不足は、系内の障害
防止が対策されていないことであり、障害が発生する危
険性があると判断される。処理対応策としては、薬剤不
足の原因を調べ、その原因因子を取り除くと共に、薬剤
の強制注入により、所定の濃度を維持させる。前記薬剤
濃度は、日々時間で変化するものであり、その都度の対
応が必要となるが、通信手段を介してリアルタイムに薬
剤濃度を収集することができるから、早期処理対応が可
能となると共に、集中管理することにより、原因要因も
その他の計測結果及び過去の経緯変化と比較して即座に
見つけることが可能となる。
【0045】前記計測管理データー4として、フローセ
ンサーの測定値を収集可能に構成する。ポンプ、バルブ
等の制御で薬液・水等が流れているはずなのに、流れて
いないという信号が出た場合には、ポンプ・バルブ等の
故障が考えられる。処理対応策としては、ポンプ・バル
ブ等を至急に点検して、不良部分がある場合には早急に
その不良部分を交換する等の処置を行う。前記フローセ
ンサーによる測定値は、日々時間で変化するものであ
り、その都度の対応が必要となるが、通信手段を介して
リアルタイムにフローセンサーの測定値を収集すること
ができるから、早期処理対応が可能となると共に、集中
管理することにより原因調査も遠隔監視しながら確認で
き、不良部分の発見が容易となり、交換部品の準備をす
ぐに行うことができる。また、薬剤注入装置と連動させ
ることにより、薬剤が注入されていることを確認するこ
とも可能となる。
【0046】前記計測管理データー4として、孔食セン
サーからの測定値を収集可能に構成する。前記孔食セン
サーは、系内における鋼材等の腐食の中でもピンホール
的孔食進行度を測定するもので、漏水の事前予知を行う
ことができる。処理対応策としては、腐食防止薬剤を投
入・増量して腐食防止を図る。腐食要因を調査し、原因
要因を取り除く。前記孔食センサーからの測定値は、日
々時間で変化するものであり、その都度の対応が必要と
なるが、通信手段を介してリアルタイムに薬剤濃度を収
集することができるから、早期処理対応が可能となると
共に、集中管理することにより、原因要因が過去の経緯
変化と比較して即座に見つけることが可能となる。
【0047】前記計測管理データー4として、スライム
センサーからの測定値を収集可能に構成する。前記スラ
イムセンサーは、微生物の発生を警報するもので、熱交
換器にスライムの付着障害、また、細菌感染症の発生危
険を知らせる。処理対応策としては、殺菌剤の注入量を
増量し、微生物・病原菌の駆除を行う。前記スライムセ
ンサーからの測定値は、日々時間で変化するものであ
り、その都度の対応が必要となるが、通信手段を介して
リアルタイムにスライムセンサーの測定値を収集するこ
とができるから、早期処理対応が可能となると共に、薬
品注入を管理することにより、注入とその変化について
の効果把握を行うことが可能となる。
【0048】上記に各種の計測項目例をあげたが、水処
理検証モニターとして使用可能であるなら、上記以外の
計測項目も適用可能である。
【0049】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉先の実施形態では優先順位を表示するまでをコン
ピュータにより行う例について説明したが、前記データ
ー収集手段で計測管理データーを収集するまでをコンピ
ュータ等の機器に行わせ、以後の各処理設備における処
理対応策の内、早期処理対応が必要な順を人が判別して
優先順位をつけ、前記優先順位毎に順次対応するように
支持を出すものであっても良い。このとき、専門的な知
識をもった技術担当者を水処理管理センターに配属させ
る方が、専門的な視点で的確な対応を可能にすることが
できるため、少ない人材で高度な水処理技術を供給する
ことができる。
【0050】〈2〉先の実施形態の構成に加えて、例え
ば、前記水処理設備夫々における計測管理データーを、
夫々正常時の計測管理データーと比較して正常時の計測
管理データーと異なる計測管理データーを選別する比較
選別手段を設け、比較選別手段により選別された異なる
計測管理データーだけを収集可能に構成したものであっ
ても良い。前記比較選別手段15は、水処理管理センタ
ー2のホストコンピュータ7内に設け、各水処理設備3
から送信されてくる計測管理データー4内から正常時と
異なるデーターだけを選別する構成のものであっても良
く、また、ホストコンピュータ7とは別に設けた水処理
管理センター2内の比較選別専用のコンピュータ内に設
けてあっても良いが、図3に示すように、例えば、比較
選別手段15を水処理管理センター2ではなく、各水処
理設備3に備えた管理コンピュータ17内に設け、正常
時とは異なるデーター4bだけを選別してピックアップ
し、水処理管理センター2に送信するように構成したも
のの方が、水処理管理センター2で受信する各水処理設
備3からのデーター量を少なくすることができるから、
判別時に扱うデーター量を少なくでき、水処理管理セン
ター2のホストコンピュータ7側でのデーター処理スピ
ードを向上させることができるので、早期処理対応が必
要な順を判別し易くなって優先順位を決定し易くなる。
【0051】〈3〉また、図4に示すように、水処理設
備3から収集する通常時の計測管理データー4を、正常
時のデーター4aとして蓄積する蓄積部16を設けたも
のであっても良い。これだと、水処理設備3から収集す
る通常時の計測管理データー4を、正常時のデーター4
aとして蓄積する蓄積部16を設けてあるから、夫々の
水処理設備3、及び、時間帯や季節等の違いにより計測
管理データー4が異なっていたとしたとしても、そのと
きの正常な計測管理データー4aを蓄積部16に蓄積さ
せることができるため、正常か否かを比較選別手段15
で比較判別するのに必要なその状況における正常な計測
管理データー4を蓄積部から取出すことが可能となるの
で、収集される生の計測管理データーが正常か否かを比
較判別するのが容易となる。具体例としては、急激な変
化、または、設備を使用しているのに全然変化のないデ
ーター等を除外した一定期間のデーター値を蓄積部16
に蓄積しておいて、リアルタイムで計測される生の計測
管理データー4を、過去に蓄積されたその季節における
その時間帯の前記蓄積部16に蓄積されたデーター4a
と比較して、大きく異なる場合は、正常時と異なるデー
ター4bであると判別し、正常時と異なるデーター4b
だけを選別してピックアップし、水処理管理センター2
に送信するように構成する。
【0052】〈4〉先の実施形態では、水処理管理セン
ターに各水処理設備からの計測管理データーが集まるよ
うに構成してあったために、各水処理設備における水処
理状況は、水処理管理センターでしか確認できないもの
であったが、図5に示すように、水処理管理者だけでな
く、水処理設備現場管理者、水処理設備責任管理者、受
託処理業者等がリアルタイムに、同時に各データーを共
有でき、各水処理設備3における水処理状況を把握でき
ると共に、相互間でメール等による管理連絡を即刻行う
ことができるように通信手段5を介して構成したもので
あっても良い。
【0053】〈5〉先の実施形態では、ボイラ用水、空
調冷却水等の空調用水、遊泳プール用水、浴場用水等の
水処理管理に付いて説明したが、供給水の水瓶である湖
やダム等に対しても、水処理検証モニターを設置するこ
とで水処理管理を行うことが可能となる。そして、例え
ば、前記湖やダム等で富栄養化の兆候が発生した場合、
その水を補給水としているユーザーに対して富栄養化対
策を即座に行うことができる。また、梅雨前線等の気候
変化に対しても、即応した水処理管理の変更を中央管理
にて行うことができるので、その前線の移動とともに各
地域別の水処理に対応させるといったことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水処理管理システムを示す概略説
明図
【図2】本発明に係る水処理管理システムを示す概略説
明図
【図3】別実施形態の水処理管理システムを示す概略説
明図
【図4】別実施形態の水処理管理システムを示す概略説
明図
【図5】別実施形態の水処理管理システムを示す概略説
明図
【符号の説明】
3 水処理設備 4 計測管理データー 4a 正常時の計測管理データー 4b 異なる計測管理データー 5 通信手段 6 データー収集手段 8 優先順位決定手段 9 表示装置 15 比較選別手段 16 蓄積部
フロントページの続き (72)発明者 工藤 浩一 大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号 東西化学産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の水処理設備夫々における計測管理
    データーを、通信手段を介して収集するデーター収集手
    段を予め設けておいて、前記データー収集手段で収集し
    た計測管理データーに基づいて、各水処理設備における
    処理対応策の内、早期処理対応が必要な順を判別して優
    先順位をつけ、前記優先順位毎に順次処理対応する水処
    理管理方法。
  2. 【請求項2】 複数の水処理設備夫々における計測管理
    データーを、通信手段を介して収集するデーター収集手
    段を設け、前記データー収集手段で収集した計測管理デ
    ーターに基づいて、各水処理設備における処理対応策の
    内、早期処理対応が必要な順を判別して優先順位を決定
    する優先順位決定手段を設け、前記優先順位決定手段に
    より決定された優先順位を表示する表示装置を設けてあ
    る水処理管理システム。
  3. 【請求項3】 前記水処理設備夫々における計測管理デ
    ーターを、夫々正常時の計測管理データーと比較して前
    記正常時の計測管理データーと異なる計測管理データー
    を選別する比較選別手段を設け、前記比較選別手段によ
    り選別された前記異なる計測管理データーだけを収集可
    能に構成してある請求項2に記載の水処理管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記水処理設備から収集する通常時の計
    測管理データーを、前記正常時のデーターとして蓄積す
    る蓄積部を設けてある請求項2又は3に記載の水処理管
    理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019107552A1 (ja) * 2017-12-01 2019-06-06 三菱重工業株式会社 薬注制御装置、水処理システム、薬注制御方法、およびプログラム
JP2019098331A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 三菱重工業株式会社 薬注制御装置、薬剤管理装置、水処理システム、薬注制御方法、およびプログラム
JP2020199448A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 三浦工業株式会社 メンテナンス管理装置

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JP7310334B2 (ja) 2019-06-07 2023-07-19 三浦工業株式会社 メンテナンス管理装置

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