JP2003019386A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2003019386A
JP2003019386A JP2001210441A JP2001210441A JP2003019386A JP 2003019386 A JP2003019386 A JP 2003019386A JP 2001210441 A JP2001210441 A JP 2001210441A JP 2001210441 A JP2001210441 A JP 2001210441A JP 2003019386 A JP2003019386 A JP 2003019386A
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washing
lever
shaft
clutch lever
driving means
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己紀夫 田原
Kenichi Akasaka
兼一 赤坂
Junji Kamiya
純司 神谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギアードモータ又はソレノイド等のレバー駆
動手段を駆動源とするかみ合いクラッチ機構を有する洗
濯機において、かみ合い不良から生じるレバー駆動手段
にかかる過負荷をなくし、切換え動作が安全、確実な信
頼性の高いクラッチ機構を単純な構成で実現すること。 【解決手段】 上下の滑動により駆動モータ35の回転
の伝達を脱水軸26、洗濯軸29のいずれかに切り換え
るスライド部材37を上下に滑動させるクラッチレバー
40を動作させるレバー駆動手段39を備え、クラッチ
レバー40とレバー駆動手段39とは、ばね構造部分4
1aを有する媒介部材41で連結することにより、スラ
イド部材41が所定のストローク分移動しなくても、ば
ね構造部分41aが伸びることで、レバー駆動手段39
に過負荷がかからなくなり、異常加熱し、破損してしま
うといった問題が発生しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類の洗い、すす
ぎ、脱水等を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は、図7に示すよ
うになっていた。以下、その構成について説明する。
【0003】図7に示すように、洗濯機本体1は、内部
に脱水振動を防振するように、サスペンション2によっ
て懸架された水受け槽3を設け、水受け槽3内に洗濯兼
脱水槽4を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽4の内
底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼5を回転自在に配設して
いる。洗濯兼脱水槽4は、水受け槽3の底部に設けた軸
受6によって軸支されている脱水軸7と略同軸上となる
ように配設し、脱水軸7の上端部に固定され、撹拌翼5
は、脱水軸7の中空部に脱水軸7と略同軸上となるよう
に配設し脱水軸7の中空部内に設けた軸受8によって軸
支した洗濯軸9の上端部に固定されている。また、洗濯
軸9の下端部は減速機構10の出力側に接続されてい
る。また、下端部が駆動モータ11のロータ12につな
がる入力軸13の上端部は減速機構10の入力側に接続
されている。
【0004】以下に、駆動モータ11の回転の伝達を脱
水軸7、入力軸13のいずれかに切り換えるクラッチ機
構について説明する。脱水軸7の下部にはその外周部に
スプライン等の形状を有するスライド部14を設けてい
る。スライド部14には、そのスプライン等の形状に対
応した内周形状を有するスライド部材15を設けてい
る。駆動モータ11の回転が脱水軸7への伝達時、すな
わち洗濯兼脱水槽4回転時は、スライド部材15を付勢
バネ16により下に押しつけ、スライド部材15の下部
に設けた下部突起部15aをロータ12に設けたロータ
突起部12aに係合させて、ロータ12の回転を脱水軸
7に伝達している。また、駆動モータ11の回転が入力
軸13への伝達時、すなわち撹拌翼5回転時は、ギアー
ドモータ又はソレノイドなどのレバー駆動手段17によ
りスライド部材15に係合するクラッチレバー18を上
方に移動させることで、スライド部材15を上方に移動
させ、スライド部材15の下部突起部15aをロータ1
2のロータ突起部12aから外すことでロータ12の回
転を脱水軸7に非伝達とし、入力軸13のみに伝達して
いる。入力軸13に伝達された回転は、減速機構10、
洗濯軸9を介して撹拌翼5に伝達され、撹拌翼5を回転
させる構成としている。同時にスライド部材15の上部
に設けた上部突起部15bと駆動モータ11のハウジン
グ部19に設けた固定側突起部19aを係合させること
で、洗濯兼脱水槽4を固定し、撹拌翼5の回転の際、水
流により発生する洗濯兼脱水槽4の共回りを防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、撹拌翼5を回転させる場合、スライド部材15を
上方に移動させても、スライド部材15の上部に設けた
上部突起部15bと駆動モータのハウジング部19に設
けた固定側突起部19aがうまく係合できず、上部突起
部15bの先端面と固定側突起部19aの先端面が乗り
上げてしまう場合があった。このとき、所定のストロー
ク分、スライド部材15は移動できないため、レバー駆
動手段17が途中でロックし、レバー駆動手段17に過
負荷がかかることにより、異常加熱し、破損してしまう
といった問題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、切換え動作が安全、確実で、信頼性の高いクラッチ
機構を単純な構成で実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明の洗濯機は、上下の滑動により駆動モ
ータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換
えるスライド部材と、そのスライド部材を上下に滑動さ
せるクラッチレバーと、そのクラッチレバーを動作させ
るレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーと前記
レバー駆動手段とは、弾性部を有する媒介部材で連結し
たものである。
【0008】これにより、駆動モータの回転の伝達を脱
水軸から洗濯軸に切り換える動作の際、スライド部材が
正常にスライドせず途中で引っかかった場合でも、媒介
部材に設けた弾性部で、レバー駆動手段とクラッチレバ
ーの動きの差異を吸収できるため、切換え動作が安全、
確実で、信頼性の高いクラッチ機構を単純な構成で実現
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、洗濯兼
脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同
軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設し
た撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を
回転させる駆動モータと、上下の滑動により前記駆動モ
ータの回転の伝達を前記脱水軸、洗濯軸のいずれかに切
り換えるスライド部材と、前記スライド部材を上下に滑
動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを動作
させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーと
前記レバー駆動手段とは、弾性部を有する媒介部材で連
結したものであり、駆動モータの回転の伝達を脱水軸か
ら洗濯軸に切り換える動作の際、スライド部材を上方に
移動させた場合、スライド部材の上部に設けた上部突起
部と駆動モータのハウジング部に設けた固定側突起部が
かみ合わず、所定のストローク分、スライド部材が移動
しなくても、弾性部を有する媒介部材の弾性部が伸びる
ことで、レバー駆動手段自体は所定のストローク分運動
することができるため、レバー駆動手段が途中でロック
し、レバー駆動手段に過負荷がかかることにより、異常
加熱し、破損してしまうといった問題が発生することは
ない。また、その後、洗濯開始時に撹拌翼回転の際の水
流により洗濯兼脱水槽が共回りし、スライド部材の上部
に設けた上部突起部と駆動モータのハウジング部に設け
た固定側突起部がかみ合いの位置にくると、媒介部材の
弾性部の弾性力により、スライド部材は所定の位置まで
移動し、確実にかみ合い、以降洗濯兼脱水槽は固定さ
れ、共回りすることはない。このように、切換え動作が
安全、確実な信頼性の高いクラッチ機構を単純な構成で
実現することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、媒介部材は、一本の金属線材で構成さ
れ、弾性部をばね構造としたものであり、切換え動作が
安全、確実な信頼性の高いクラッチ機構を非常に単純な
構成で、安価に実現することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、脱水軸への伝達時における媒介
部材の長さは、前記媒介部材の自由長さより短くしたも
のであり、洗濯兼脱水槽の回転時には、媒介部材は、ク
ラッチレバーとレバー駆動手段の間で圧縮され抑えつけ
られていると同時に、クラッチレバーの動きも抑えてい
るので、脱水時にアンバランスにより振動が発生して
も、びびり等の異音が発生したり、その振動によりクラ
ッチレバーや媒介部材が壊れたりすることがない。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、弾性部は、媒介部材のクラッチレバー
側の端部近傍に設けたものであり、クラッチレバーの近
傍に弾性部があるため、その弾性部をクラッチレバーに
直接当設させることにより、クラッチレバーを所定の方
向に付勢させることができるため、クラッチレバーのび
びり等の動きを安定して抑えることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、媒介部材の両端部分は金属線
材とし、その両端部分にはクラッチレバーおよびレバー
駆動手段にそれぞれ設けられた突出部と係合する係合部
を有し、前記係合部のうち少なくとも一方の係合部は略
円環形状とし、前記金属線材の先端部分の操作により、
前記略円環形状の係合部の内径が径大となるものであ
り、これにより媒介部材を容易にクラッチレバー又はレ
バー駆動手段又はその両方から取り外すことができ、ク
ラッチレバーとレバー駆動手段とを分離することができ
るため、組立時および故障時の部品交換時に、別々に作
業することができ、作業性の向上およびサービス性の向
上を実現できる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0015】(実施例1)図1は本実施例の洗濯機の全
体構成を示す図であり、図2〜4は本実施例の洗濯機の
駆動部構成を示す図である。
【0016】図1において、洗濯機本体20は、内部に
脱水振動を防振するように、サスペンション21によっ
て懸架された水受け槽22を設け、水受け槽22内に洗
濯兼脱水槽23を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽
23の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼24を回転自在
に配設している。水受け槽22の底部には駆動部25を
設けている。
【0017】図1および図2において、駆動部25に
は、中空の脱水軸26を設け、脱水軸26は、駆動部2
5の上方中央部に設けた脱水上部軸受27と中間中央部
近傍に設けた脱水下部軸受28により軸支されている。
脱水軸26の上端側は、洗濯兼脱水槽23の底部に固定
され、洗濯兼脱水槽23と連結している。脱水軸26の
上部側中空部26aには、脱水軸26と略同軸上となる
ように洗濯軸29を設け、脱水軸26の上部側中空部2
6a内に設けた洗濯軸受30により軸支されている。洗
濯軸29の上端側は、撹拌翼24の底部に固定され、撹
拌翼24と連結している。一方、洗濯軸29の下端側
は、脱水軸26内の中間中空部26bに設けた減速機構
31の出力側に連結している。
【0018】減速機構31の入力側には、入力軸32の
上端を接続し、入力軸32は、脱水軸26の下部側中空
部26c内に設けた入力軸受33により軸支されてい
る。
【0019】洗濯軸29、入力軸32および減速機構3
1等を内包する脱水軸26、および脱水上部軸受27と
脱水下部軸受28はケース34により内包され、このケ
ース34は水受け槽22の底部に固定されている。
【0020】35は脱水軸27および入力軸32を回転
させる駆動モータであり、入力軸32の下部に駆動モー
タ35のロータ35aが連結されている。駆動モータ3
5内にはロータ35aの外周に設けた磁石35bと対峙
するように、ステータ35cが配されている。
【0021】脱水軸27の下部にはその外周部にスプラ
イン等の形状を有するスライド部36を設けている。ス
ライド部36には、そのスプライン等の形状に対応した
内周形状を有するスライド部材37を上下摺動自在に設
けている。そのスライド部材37は、付勢バネ38によ
り下方向に押しつけられ、スライド部材37の下部に設
けた下部突起部37aをロータ35aに設けた開口部3
5dに係合させて、ロータ35aの回転を脱水軸27に
伝達できるよう構成している。なお、洗濯機の電源がO
FF時には、この状態を維持するものである。
【0022】水受け槽22の底部には、ギアードモータ
又はソレノイドなどのレバー駆動手段39が取り付けら
れている。
【0023】レバー駆動手段39の駆動手段接続部39
aには、他端をクラッチレバー40のクラッチレバー接
続部40aに接続した媒介部材41の一端を接続してい
る。
【0024】クラッチレバー40は、一端にスライド部
材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支
持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続
部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35
cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部材43
の穴部43bに、回転自在に支持される軸部40cを有
している。
【0025】駆動モータ35の回転が入力軸32への伝
達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39a
を回転させ、図2の位置から図3の位置に移動させるこ
とにより、クラッチレバー40は、媒介部材41を介し
て、軸部40cを中心に時計方向に回転する。この回転
により、スライド部材支持部40bが上方向に回転移動
し、付勢バネ38の下方向への付勢力に抗して、スライ
ド部材37を上方向に持ち上げる。これにより、図3に
示すようにスライド部材37の下部に設けた下部突起部
37aは、ロータ35aに設けた開口部35dとの係合
から外れ、ロータ35aの回転は、脱水軸27には非伝
達となり、入力軸32にのみ伝達させるよう構成してい
る。それと同時にスライド部材37の上部に設けた上部
突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固定側突
起部43aが係合することにより、脱水軸26を固定
し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止する構成としてい
る。
【0026】なお、クラッチレバー接続部40aは、駆
動モータ35から外方へ突出しており、図2に示すよう
にクラッチレバー40が反時計方向に回転すると、ケー
ス34の側壁に当接し、その位置で回転が規制される。
【0027】媒介部材41は、例えば、一本の金属線材
(ばね鋼、ピアノ線等)で構成され、クラッチレバー4
0のクラッチレバー接続部40a側の端部近傍に、弾性
部としてばね構造部分41aを有している。また、媒介
部材41の両端部分には、クラッチレバー接続部40a
部に設けたクラッチレバー接続突起部40dと、駆動手
段接続部39a部に設けた駆動手段接続突起部39bと
に、それぞれ係合するクラッチレバー側フック部41b
と駆動手段接続側フック部41cを形成している。
【0028】また、媒介部材41は、脱水軸26が回転
可能な状態において、クラッチレバー接続突起部40d
と駆動手段接続突起部39bの間でのセット長さより
も、自由長さを長く設定している。
【0029】このような構成において、動作について説
明する。
【0030】まず、撹拌翼24の回転による洗濯、すす
ぎの行程を実行する場合、すなわち駆動モータ35の回
転が入力軸32への伝達時には、レバー駆動手段39の
駆動手段接続部39aを回転させ、図2の位置から図3
の位置に移動させることにより、クラッチレバー40
は、媒介部材41を介して、軸部40cを中心に時計方
向に回転する。この回転により、スライド部材支持部4
0bが上方向に回転移動し、付勢バネ38の下方向への
付勢力に抗して、スライド部材37を上方向に持ち上げ
る。これにより、図3に示すようにスライド部材37の
下部に設けた下部突起部37aは、ロータ35aに設け
た開口部35dとの係合から外れ、ロータ35aの回転
は、脱水軸27には非伝達となり、入力軸32にのみ伝
達され、撹拌翼24が回転する。それと同時にスライド
部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固定側係
合部材43に設けた固定側突起部43aが係合し、洗濯
兼脱水槽23の共回りを防止する。
【0031】このとき、スライド部材37の上部に設け
た上部突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固
定側突起部43aが係合する位置関係にあれば、図3の
ようにかみ合うことで、脱水軸27は固定されるが、図
4のように、かみ合いの位置関係になければ、かみ合わ
ずに上部突起部37bと固定側突起部43aが乗り上げ
た状態となる。これにより、クラッチレバー40の回転
は不充分な状態となるが、媒介部材41のばね構造部分
41aが伸びることによって、クラッチレバー40の回
転不足を吸収するため、レバー駆動手段39の駆動手段
接続部39aを回転運動自体は制限されることがなく、
異常加熱し、破損してしまうことはない。
【0032】その後、ロータ35aを回転させること
で、入力軸32、減速機構31、洗濯軸29を介して撹
拌翼24を回転させることにより、洗濯、すすぎ行程を
行うのであるが、最初の状態が、上記のように、上部突
起部37bと固定側突起部43aがかみ合わずに乗り上
げた状態であっても、撹拌翼回転の際の水流により起こ
る洗濯兼脱水槽23の共回りにより脱水軸26が回転
し、これと一体に回転するスライド部材37と固定側係
合部材43とがかみ合いの位置関係にくることにより、
媒介部材41のばね構造部分41aの弾性力により、ク
ラッチレバー40を介してスライド部材37はかみ合い
の位置まで上方へ移動し、上部突起部37bと固定側突
起部43aはかみ合い状態となる。これにより脱水軸2
6は固定され、以降洗濯兼脱水槽23は共回りすること
なく、洗濯、すすぎの行程を実行する。
【0033】洗濯、すすぎの行程を終了すると脱水行程
に入る。脱水行程では、洗濯兼脱水槽23内の水を排水
すると同時に、レバー駆動手段39の駆動手段接続部3
9aは図2に示す位置まで回転し、媒介部材41を介し
てクラッチレバー40は反時計方向に回転する。これに
より、スライド部材支持部40bにより下から支えられ
たスライド部材37は、自重及び付勢バネ38の下方へ
の付勢力により下方へ移動し、スライド部材37の下部
に設けた下部突起部37aとロータ35aに設けた開口
部35dがかみ合う。クラッチレバー40はさらに反時
計方向へ回転し、スライド部材支持部40bはスライド
部材37から離れる。クラッチレバー40の回転は、ク
ラッチレバー接続部40aがケース36の側壁と当接す
ることにより停止する。このとき、媒介部材41は、脱
水軸26が回転可能な状態において、クラッチレバー接
続突起部40dと駆動手段接続突起部39bの間でのセ
ット長さよりも、自由長さを長く設定しているため、レ
バー駆動手段39は媒介部材41のばね構造部分41a
を圧縮しながら所定の停止位置で停止する。
【0034】その後、ロータ35aを回転させること
で、スライド部材37を介して脱水軸26に固定された
洗濯兼脱水槽23を回転させるのであるが、最初の状態
がスライド部材37の下部突起部37aとロータ35a
の開口部35dがかみ合わない状態であっても、駆動モ
ータ35の起動の際のロータ35aの回転によりかみ合
いの位置関係にくるので、自重及び付勢バネ38の下方
への付勢力により、スライド部材37はかみ合いの位置
まで下方へ移動し、下部突起部37aと開口部35dは
確実にかみ合い状態となり、洗濯兼脱水槽23を回転さ
せる。
【0035】洗濯兼脱水槽24の回転によって生じた遠
心力によって洗濯・すすぎを終了した洗濯物の水分は、
洗濯兼脱水槽24の側面に多数設けている穴(図示せ
ず)から水受け槽22内に絞り出される。こうして洗濯
物は自動的に脱水されるのであるが、このとき洗濯物の
偏りなどから、水受け槽22にはアンバランスを伴う脱
水振動が発生する可能性がある。そのような場合でも、
媒介部材41はクラッチレバー接続部40aとレバー駆
動手段39の間で圧縮され抑えつけられていると同時
に、クラッチレバー接続部40aをケース36の側壁に
押し当てて動きを抑えているので、びびり現象などによ
り、クラッチレバー40や媒介部材41が壊れたり、異
常音が発生したりすることがない。また、媒介部材41
は、クラッチレバー40のクラッチレバー接続部40a
側の端部近傍に、弾性部としてばね構造部分41aを有
しているので、クラッチレバー接続部40aをばね構造
部分41aの端部全面で付勢し、固定できるため、クラ
ッチレバー40の動き、びびり等を安定して抑えること
ができる。
【0036】なお、本実施例では洗濯兼脱水槽を回転さ
せて洗濯、すすぎを行う行程を設けていないが、その場
合は本実施例の脱水時と同様のクラッチ動作を行うこと
で実現できる。また、本実施例では、減速機構を有する
洗濯機について述べているが、減速機構を有さず、モー
タの回転を直接、洗濯軸に伝える洗濯機であっても構わ
ない。
【0037】(実施例2)図5および図6において、媒
介部材41は、一本の金属線材(ばね鋼、ピアノ線等)
で構成され、クラッチレバー40のクラッチレバー接続
部40a側の端部近傍に、弾性部としてばね構造部分4
1aを有している。また、媒介部材41の両端部分に
は、クラッチレバー接続部40a部に設けたクラッチレ
バー接続突起部40dと、駆動手段接続部39a部に設
けた駆動手段接続突起部39bとに、それぞれ係合する
クラッチレバー側フック部41bと駆動手段接続側フッ
ク部41cを形成している。また、駆動手段接続側フッ
ク部41cは略円環形状に巻かれており、巻き終わり先
端部分41dは、ストレート部分41eとの間の角度が
所定の角度(例えば、0°<A°<90°)となるよう
な略ストレート形状としている。他の構成は、実施例1
と同じである。
【0038】このような構成において、動作について説
明する。
【0039】媒介部材41の巻き終わり先端部分41d
を矢印x方向へつまむことによって、駆動手段接続側フ
ック部41cの内径を駆動手段接続突起部39bの外径
より大きくすることができ、駆動手段接続側フック部4
1cと駆動手段接続突起部39bとのはめ合いを容易に
解除することができるよう構成している。それにより、
媒介部材41とレバー駆動手段39との結合を簡単に解
除することができるので、クラッチレバー40を含む駆
動部25とレバー駆動手段39を分離することで、組立
時には、クラッチレバー40を含む駆動部25とレバー
駆動手段39を別々に組み込むことができ、また、万一
の故障時についても、簡単にそれぞれの部品交換を行う
ことができる。
【0040】したがって、製品組立時の作業性を向上さ
せることができ、かつ、サービス時の部品交換の際のサ
ービス作業性も向上させることができる。
【0041】なお、本実施例では、巻き終わり先端部分
41dを有するフック部を媒介部材41のレバー駆動手
段39側に設けているが、クラッチレバー40側、また
は、両側に設けていても同様の効果が得られることはい
うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前
記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱
水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱
水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、上下の滑動に
より前記駆動モータの回転の伝達を前記脱水軸、洗濯軸
のいずれかに切り換えるスライド部材と、前記スライド
部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッ
チレバーを動作させるレバー駆動手段とを備え、前記ク
ラッチレバーと前記レバー駆動手段とは、弾性部を有す
る媒介部材で連結したから、駆動モータの回転の伝達を
脱水軸から洗濯軸に切り換える動作の際、スライド部材
を上方に移動させた場合、スライド部材の上部に設けた
上部突起部と駆動モータのハウジング部に設けた固定側
突起部がかみ合わず、所定のストローク分、スライド部
材が移動しなくても、弾性部を有する媒介部材の弾性部
が伸びることで、レバー駆動手段自体は所定のストロー
ク分運動することができるため、レバー駆動手段が途中
でロックし、レバー駆動手段に過負荷がかかることによ
り、異常加熱し、破損してしまうといった問題が発生す
ることはない。また、その後、洗濯開始時に撹拌翼回転
の際の水流により洗濯兼脱水槽が共回りし、スライド部
材の上部に設けた上部突起部と駆動モータのハウジング
部に設けた固定側突起部がかみ合いの位置にくると、媒
介部材の弾性部の弾性力により、スライド部材は所定の
位置まで移動し、確実にかみ合い、以降洗濯兼脱水槽は
固定され、共回りすることはない。このように、切換え
動作が安全、確実な信頼性の高いクラッチ機構を単純な
構成で実現することができる。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、媒
介部材は、一本の金属線材で構成され、弾性部をばね構
造としたから、切換え動作が安全、確実な信頼性の高い
クラッチ機構を非常に単純な構成で、安価に実現するこ
とができる。
【0044】また、請求項3に記載の発明によれば、脱
水軸への伝達時における媒介部材の長さは、前記媒介部
材の自由長さより短くしたから、洗濯兼脱水槽の回転時
には、媒介部材は、クラッチレバーとレバー駆動手段の
間で圧縮され抑えつけられていると同時に、クラッチレ
バーの動きも抑えているので、脱水時にアンバランスに
より振動が発生しても、びびり等の異音が発生したり、
その振動によりクラッチレバーや媒介部材が壊れたりす
ることがない。
【0045】また、請求項4に記載の発明によれば、弾
性部は、媒介部材のクラッチレバー側の端部近傍に設け
たから、クラッチレバーの近傍に弾性部があるため、そ
の弾性部をクラッチレバーに直接当設させることによ
り、クラッチレバーを所定の方向に付勢させることがで
きるため、クラッチレバーのびびり等の動きを安定して
抑えることができる。
【0046】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
媒介部材の両端部分は金属線材とし、その両端部分には
クラッチレバーおよびレバー駆動手段にそれぞれ設けら
れた突出部と係合する係合部を有し、前記係合部のうち
少なくとも一方の係合部は略円環形状とし、前記金属線
材の先端部分の操作により、前記略円環形状の係合部の
内径が径大となるものとしたから、これにより媒介部材
を容易にクラッチレバー又はレバー駆動手段又はその両
方から取り外すことができ、クラッチレバーとレバー駆
動手段とを分離することができるため、組立時および故
障時の部品交換時に、別々に作業することができ、作業
性の向上およびサービス性の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における洗濯機の断面図
【図2】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断
面図
【図3】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断
面図
【図4】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断
面図
【図5】本発明の第2の実施例における媒介部材の平面
【図6】本発明の第2の実施例における媒介部材近傍の
正面図
【図7】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
23 洗濯兼脱水槽 24 撹拌翼 26 脱水軸 29 洗濯軸 35 駆動モータ 37 スライド部材 39 レバー駆動手段 40 クラッチレバー 41 媒介部材 41a ばね構造部分(弾性部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 純司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 BA23 BB19 CA05 CA06 CA16 CB06 HB02 HB03 HB10 HB19 MA01 MA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸
    と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗
    濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、
    前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、上下の
    滑動により前記駆動モータの回転の伝達を前記脱水軸、
    洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材と、前記ス
    ライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記
    クラッチレバーを動作させるレバー駆動手段とを備え、
    前記クラッチレバーと前記レバー駆動手段とは、弾性部
    を有する媒介部材で連結した洗濯機。
  2. 【請求項2】 媒介部材は、一本の金属線材で構成さ
    れ、弾性部をばね構造とした請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 脱水軸への伝達時における媒介部材の長
    さは、前記媒介部材の自由長さより短くした請求項1ま
    たは2に記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 弾性部は、媒介部材のクラッチレバー側
    の端部近傍に設けた請求項3に記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 媒介部材の両端部分は金属線材とし、そ
    の両端部分にはクラッチレバーおよびレバー駆動手段に
    それぞれ設けられた突出部と係合する係合部を有し、前
    記係合部のうち少なくとも一方の係合部は略円環形状と
    し、前記金属線材の先端部分の操作により、前記略円環
    形状の係合部の内径が径大となる請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の洗濯機。
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