JP2003019064A - 装飾容器 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マグネットカップ(装飾容器)において、飲
み手の口に触れる周縁部の肉厚を薄くして、飲み物を飲
みやすく、また口から漏れにくくする。 【解決手段】 外側胴部21と内側胴部22と底部23
と周縁部24と把手25とを有するマグカップ10の本
体20を、透明な合成樹脂(例えばアクリル樹脂)によ
って一体成形する。外側胴部21の内周面21aと内側
胴部22の外周面22bとの間に、装飾用空間50を形
成し、この装飾用空間50に下部の挿脱口51を介して
シート状の装飾物30を収納して、装飾物30の図柄が
外側胴部21を介して外部から見えるようにする。本体
20を一体成形とし、かつ挿脱口51を下方に設けルこ
とで、周縁部の肉厚Aを、外側胴部21の上端縁21e
の厚さと内側胴部22の上端縁22cの厚さとを加えた
厚さ、つまり必要最小限に抑制して薄くすることができ
る。
み手の口に触れる周縁部の肉厚を薄くして、飲み物を飲
みやすく、また口から漏れにくくする。 【解決手段】 外側胴部21と内側胴部22と底部23
と周縁部24と把手25とを有するマグカップ10の本
体20を、透明な合成樹脂(例えばアクリル樹脂)によ
って一体成形する。外側胴部21の内周面21aと内側
胴部22の外周面22bとの間に、装飾用空間50を形
成し、この装飾用空間50に下部の挿脱口51を介して
シート状の装飾物30を収納して、装飾物30の図柄が
外側胴部21を介して外部から見えるようにする。本体
20を一体成形とし、かつ挿脱口51を下方に設けルこ
とで、周縁部の肉厚Aを、外側胴部21の上端縁21e
の厚さと内側胴部22の上端縁22cの厚さとを加えた
厚さ、つまり必要最小限に抑制して薄くすることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内側胴部と透明な
外側胴部との間にシート状の装飾物を収納して、装飾物
の図柄が外側胴部を透かして見えるようにした装飾容器
に関する。
外側胴部との間にシート状の装飾物を収納して、装飾物
の図柄が外側胴部を透かして見えるようにした装飾容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】コップ状の装飾容器において、胴部を内
側胴部と透明な外側胴部との二重に構成してこれらの間
にシート状の装飾物を挟み込むようにしたディスプレイ
容器が知られている。
側胴部と透明な外側胴部との二重に構成してこれらの間
にシート状の装飾物を挟み込むようにしたディスプレイ
容器が知られている。
【0003】その一例として、図5,図6,図7に、特
開昭52−110600号公報に開示されたものを示
す。これらの図は、この順に、全体斜視図、分解斜視
図、図5のY−Y線矢視図である。
開昭52−110600号公報に開示されたものを示
す。これらの図は、この順に、全体斜視図、分解斜視
図、図5のY−Y線矢視図である。
【0004】このディスプレイ容器は、図柄1aを外側
に向けて筒状に巻いた挿入シート1を、透明な外側胴部
2の内周面2aに沿うように配置し、その挿入シート1
の内側に、内側胴部3を挿入して組み合わせたものであ
る。このとき、内側胴部3の上端3aに、下方に向けて
折り返すようにして形成されているフランジ部3bの内
周側を、外側胴部2の上端2bの外周側に嵌合させるこ
とで、外側胴部2に対して内側胴部3を組み付けるよう
にしている。このように構成されたディスプレイ容器
は、内側胴部3の内側に飲み物を注ぐことでコップとし
て使用することができる。また、透明な外側胴部2を介
して、挿入シール1の図柄1aを見ることができる。さ
らに、外側胴部2に対する内側胴部3の嵌合を解除する
ことで、内側胴部3及び挿入シール1を簡単に抜き出す
ことができるので、例えば、挿入シート1を好みのもの
に簡単に交換することができる。
に向けて筒状に巻いた挿入シート1を、透明な外側胴部
2の内周面2aに沿うように配置し、その挿入シート1
の内側に、内側胴部3を挿入して組み合わせたものであ
る。このとき、内側胴部3の上端3aに、下方に向けて
折り返すようにして形成されているフランジ部3bの内
周側を、外側胴部2の上端2bの外周側に嵌合させるこ
とで、外側胴部2に対して内側胴部3を組み付けるよう
にしている。このように構成されたディスプレイ容器
は、内側胴部3の内側に飲み物を注ぐことでコップとし
て使用することができる。また、透明な外側胴部2を介
して、挿入シール1の図柄1aを見ることができる。さ
らに、外側胴部2に対する内側胴部3の嵌合を解除する
ことで、内側胴部3及び挿入シール1を簡単に抜き出す
ことができるので、例えば、挿入シート1を好みのもの
に簡単に交換することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ディスプレイ容器は、飲み物を飲むためのコップとして
使用したときに飲み手の口が当たる部分である周端部
(上端縁)近傍の厚さが厚いために、使い勝手が悪いと
いう問題があった。
ディスプレイ容器は、飲み物を飲むためのコップとして
使用したときに飲み手の口が当たる部分である周端部
(上端縁)近傍の厚さが厚いために、使い勝手が悪いと
いう問題があった。
【0006】すなわち、周端部近傍においては、図7に
示すように、内側から順に、内側胴部3の上端3aと外
側胴部2の上端2bと内側胴部3のフランジ部3bとの
3つの部分が重なり合うため、全体に厚さが厚くなって
しまい、例えば二重構造でない普通のコップと比較した
場合に、飲み物が飲みにくい、口の左右の端部から飲み
物が漏れやすいという問題があった。
示すように、内側から順に、内側胴部3の上端3aと外
側胴部2の上端2bと内側胴部3のフランジ部3bとの
3つの部分が重なり合うため、全体に厚さが厚くなって
しまい、例えば二重構造でない普通のコップと比較した
場合に、飲み物が飲みにくい、口の左右の端部から飲み
物が漏れやすいという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、周縁部の厚さを薄くし
て、飲み物が飲みやすく、また口から漏れにくくした装
飾容器を提供することを目的とするものである。
て、飲み物が飲みやすく、また口から漏れにくくした装
飾容器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、胴部が二重に形成されたコップ状の装飾容器におい
て、下端に開口部を有する略筒状の外側胴部と、前記外
側胴部の内側に挿入されるように配置された略筒状の内
側胴部と、前記内側胴部の下端を閉鎖する底部と、前記
外側胴部の上端と前記内側胴部の上端とを連結する周縁
部と、を有し、前記外側胴部と前記内側胴部と前記底部
と前記周縁部とを透明な部材で一体的に成形して、前記
外側胴部の内周面と前記内側胴部の外周面との間に、上
部が前記周縁部によって閉鎖されるとともに下部が前記
外側胴部の開口部に向けて開口された環状の挿脱口とな
る略筒状の装飾用空間を形成し、前記装飾用空間に対し
て前記挿脱口を介してシート状の装飾物を挿脱してな
る、ことを特徴とする。
は、胴部が二重に形成されたコップ状の装飾容器におい
て、下端に開口部を有する略筒状の外側胴部と、前記外
側胴部の内側に挿入されるように配置された略筒状の内
側胴部と、前記内側胴部の下端を閉鎖する底部と、前記
外側胴部の上端と前記内側胴部の上端とを連結する周縁
部と、を有し、前記外側胴部と前記内側胴部と前記底部
と前記周縁部とを透明な部材で一体的に成形して、前記
外側胴部の内周面と前記内側胴部の外周面との間に、上
部が前記周縁部によって閉鎖されるとともに下部が前記
外側胴部の開口部に向けて開口された環状の挿脱口とな
る略筒状の装飾用空間を形成し、前記装飾用空間に対し
て前記挿脱口を介してシート状の装飾物を挿脱してな
る、ことを特徴とする。
【0009】この請求項1の発明によると、外側胴部の
内周面と内側胴部の外周面と周縁部との間に形成される
略筒状の装飾用空間に対して、その下方の環状の挿脱口
をからシート状の装飾物を挿入することができ、また逆
に挿脱口からシート状の装飾物を取り出すことができ
る。つまりシート状の装飾物の交換が容易である。装飾
用空間に収納されたシート状の装飾物は、例えば、その
外周面側に図柄が付されている場合には、外側胴部が透
明に形成されているので、その図柄を外部から見ること
ができる。
内周面と内側胴部の外周面と周縁部との間に形成される
略筒状の装飾用空間に対して、その下方の環状の挿脱口
をからシート状の装飾物を挿入することができ、また逆
に挿脱口からシート状の装飾物を取り出すことができ
る。つまりシート状の装飾物の交換が容易である。装飾
用空間に収納されたシート状の装飾物は、例えば、その
外周面側に図柄が付されている場合には、外側胴部が透
明に形成されているので、その図柄を外部から見ること
ができる。
【0010】また、本請求項に係る装飾容器は、そのす
べての部位、すなわち外側胴部と内側胴部と底部と周縁
部とが透明な部材によって一体的に成形されているの
で、例えば、材料として合成樹脂を使用し、製造方法と
して金型を使用して成形する場合には、装飾容器全体を
金型による成形のみで製造することができ、その後の機
械加工や組立加工を省略することができる。したがっ
て、例えば、外側胴部と内側胴部とを別部材によって成
形した後、これらを組み合わせるもの(図5〜図7に示
す従来例参照)と比較して、製造工数及び製造コストを
大幅に低減することが可能である。
べての部位、すなわち外側胴部と内側胴部と底部と周縁
部とが透明な部材によって一体的に成形されているの
で、例えば、材料として合成樹脂を使用し、製造方法と
して金型を使用して成形する場合には、装飾容器全体を
金型による成形のみで製造することができ、その後の機
械加工や組立加工を省略することができる。したがっ
て、例えば、外側胴部と内側胴部とを別部材によって成
形した後、これらを組み合わせるもの(図5〜図7に示
す従来例参照)と比較して、製造工数及び製造コストを
大幅に低減することが可能である。
【0011】さらに、全体を一体構成とし、しかもシー
ト状の装飾物の挿脱口を装飾用空間の下方に設けたこと
により、周縁部の肉厚を、外側胴部の上端縁の厚さと内
側胴部の上端縁の厚さとを加えた厚さ、つまり必要最小
限に抑制して薄くすることができる。したがって、例え
ば、装飾容器を飲み物を飲むためのコップとして使用し
たときに飲み手の口が触れることになる周縁部の厚さが
薄いので、飲み物が飲みやすく、また口から漏れにくく
することができる。
ト状の装飾物の挿脱口を装飾用空間の下方に設けたこと
により、周縁部の肉厚を、外側胴部の上端縁の厚さと内
側胴部の上端縁の厚さとを加えた厚さ、つまり必要最小
限に抑制して薄くすることができる。したがって、例え
ば、装飾容器を飲み物を飲むためのコップとして使用し
たときに飲み手の口が触れることになる周縁部の厚さが
薄いので、飲み物が飲みやすく、また口から漏れにくく
することができる。
【0012】なお、外側胴部及び内側胴部の形状である
略筒状には、円筒状、円錐台状、角筒状、角錐台状等が
含まれるものとする。
略筒状には、円筒状、円錐台状、角筒状、角錐台状等が
含まれるものとする。
【0013】請求項2に係る本発明は、請求項1に記載
の装飾容器において、前記周縁部における前記内側胴部
の内周面と前記外側胴部の外周面との間の厚さに相当す
る周縁部の肉厚を、前記挿脱口における前記内側胴部の
外周面と前記外側胴部の内周面との間の距離に相当する
挿脱口の間隙よりも薄く構成した、ことを特徴とする。
の装飾容器において、前記周縁部における前記内側胴部
の内周面と前記外側胴部の外周面との間の厚さに相当す
る周縁部の肉厚を、前記挿脱口における前記内側胴部の
外周面と前記外側胴部の内周面との間の距離に相当する
挿脱口の間隙よりも薄く構成した、ことを特徴とする。
【0014】この請求項2の発明では、周縁部の肉厚を
具体的に規定した。すなわち、周縁部の肉厚が挿脱口の
間隙よりも薄くなるように、装飾容器全体を一体成形し
たものである。
具体的に規定した。すなわち、周縁部の肉厚が挿脱口の
間隙よりも薄くなるように、装飾容器全体を一体成形し
たものである。
【0015】請求項3に係る本発明は、請求項2に記載
の装飾容器において、前記外側胴部は略円筒状に形成さ
れるとともに、前記内側胴部は下部ほど直径が小さい略
円錐台状に形成される、ことを特徴とする。
の装飾容器において、前記外側胴部は略円筒状に形成さ
れるとともに、前記内側胴部は下部ほど直径が小さい略
円錐台状に形成される、ことを特徴とする。
【0016】この請求項3に係る発明は、外側胴部及び
内側胴部の形状を具体的に規定したものである。すなわ
ち外側胴部は略円筒状に、また内側胴部は下部ほど小径
の略円錐台状に形成した。したがって、装飾用空間は、
外側胴部の内周面と内側胴部の外周面と周端部との間の
間隙が下部ほど広くなり、上述の挿脱口において最大と
なる。
内側胴部の形状を具体的に規定したものである。すなわ
ち外側胴部は略円筒状に、また内側胴部は下部ほど小径
の略円錐台状に形成した。したがって、装飾用空間は、
外側胴部の内周面と内側胴部の外周面と周端部との間の
間隙が下部ほど広くなり、上述の挿脱口において最大と
なる。
【0017】請求項4に係る本発明は、請求項2又は3
に記載の装飾容器において、装飾容器全体を合成樹脂に
より一体成形するとともに、前記周縁部の肉厚を6mm
以下とする、ことを特徴とする。
に記載の装飾容器において、装飾容器全体を合成樹脂に
より一体成形するとともに、前記周縁部の肉厚を6mm
以下とする、ことを特徴とする。
【0018】この請求項4の発明は、装飾容器全体に材
質を合成樹脂と規定し、さらに周縁部の肉厚を6mmと
具体的な数値をあげて規定したものである。このよう
な、合成樹脂で、しかも6mm以下という数値は、前述
したように、周縁部の肉厚を外側胴部の上端縁の厚さと
内側胴部の上端縁の厚さとの和といった必要最小限の厚
さとすることで可能としたものである。
質を合成樹脂と規定し、さらに周縁部の肉厚を6mmと
具体的な数値をあげて規定したものである。このよう
な、合成樹脂で、しかも6mm以下という数値は、前述
したように、周縁部の肉厚を外側胴部の上端縁の厚さと
内側胴部の上端縁の厚さとの和といった必要最小限の厚
さとすることで可能としたものである。
【0019】請求項5に係る本発明は、請求項1ないし
4のいずれか記載の装飾容器において、前記外側胴部の
開口部を閉蓋して、前記装飾用空間を水密状態に密封す
る着脱自在の蓋部材を有する、ことを特徴とする。
4のいずれか記載の装飾容器において、前記外側胴部の
開口部を閉蓋して、前記装飾用空間を水密状態に密封す
る着脱自在の蓋部材を有する、ことを特徴とする。
【0020】この請求項5の発明によると、蓋部材を外
側胴部の開口部に装着することで装飾用空間を水密状態
に密封することができる。したがって、例えば、装飾用
空間にシート状の装飾物を収納したままで、装飾容器を
水洗いした場合でも、シート状の装飾物が濡れるおそれ
がない。また、蓋部材は着脱自在なので、この蓋部材を
取り外せば、シート状の装飾物を装飾用空間から簡単に
取り出すことができる。
側胴部の開口部に装着することで装飾用空間を水密状態
に密封することができる。したがって、例えば、装飾用
空間にシート状の装飾物を収納したままで、装飾容器を
水洗いした場合でも、シート状の装飾物が濡れるおそれ
がない。また、蓋部材は着脱自在なので、この蓋部材を
取り外せば、シート状の装飾物を装飾用空間から簡単に
取り出すことができる。
【0021】請求項6に係る本発明は、請求項1ないし
5のいずれか記載の装飾容器において、前記外側胴部の
外周面に前記外側胴部と一体的に成形された把手を有す
る、ことを特徴とする。
5のいずれか記載の装飾容器において、前記外側胴部の
外周面に前記外側胴部と一体的に成形された把手を有す
る、ことを特徴とする。
【0022】この請求項6の発明によると、例えば装飾
容器を飲み物を飲むためのコップとして使用したとき
に、この把手を握って、飲み物を飲むことができるので
便宜である。なお、把手の形状や取り付け位置は任意と
することができる。
容器を飲み物を飲むためのコップとして使用したとき
に、この把手を握って、飲み物を飲むことができるので
便宜である。なお、把手の形状や取り付け位置は任意と
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。なお、各図面において同一
の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすもの
であり、これらについての重複説明は適宜省略した。
施の形態について説明する。なお、各図面において同一
の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすもの
であり、これらについての重複説明は適宜省略した。
【0024】<実施の形態1>図1,図2,図3に、本
発明に係る装飾容器の一例としてマグカップ10を示
す。なお、図1はマグカップ10の全体構成を示す斜視
図、また図2はマグカップ10の分解斜視図、さらに図
3は図1のX−X線矢視図である。ただし、図3におい
ては説明の便宜上、蓋部材40は外した状態を示してい
る。
発明に係る装飾容器の一例としてマグカップ10を示
す。なお、図1はマグカップ10の全体構成を示す斜視
図、また図2はマグカップ10の分解斜視図、さらに図
3は図1のX−X線矢視図である。ただし、図3におい
ては説明の便宜上、蓋部材40は外した状態を示してい
る。
【0025】これらの図に示すように、マグカップ10
は、本体20と、シート状の装飾物30と、蓋部材40
とを備えている。
は、本体20と、シート状の装飾物30と、蓋部材40
とを備えている。
【0026】このうち、本体20は、外側胴部21と側
胴部22と底部23と周縁部24と把手25とを有し、
これらは透明な部材、例えば透明な合成樹脂によって一
体的に成形されている。なお、ここで言う透明とは、光
の透過が可能であるという程度の意味であり、透明ガラ
スのように極めて光の透過度の高い透明から、曇りガラ
スのように光透過度の低い半透明まで含むものとする。
つまり、後述するように、外側胴部21を介してシート
状の装飾物30の図柄31が透けて見えれば十分であ
る。材料に使用する合成樹脂としては、例えばアクリル
樹脂や塩化ビニルを使用することができる。
胴部22と底部23と周縁部24と把手25とを有し、
これらは透明な部材、例えば透明な合成樹脂によって一
体的に成形されている。なお、ここで言う透明とは、光
の透過が可能であるという程度の意味であり、透明ガラ
スのように極めて光の透過度の高い透明から、曇りガラ
スのように光透過度の低い半透明まで含むものとする。
つまり、後述するように、外側胴部21を介してシート
状の装飾物30の図柄31が透けて見えれば十分であ
る。材料に使用する合成樹脂としては、例えばアクリル
樹脂や塩化ビニルを使用することができる。
【0027】外側胴部21は、内周面21aと外周面2
1bとを有する円筒状に形成されていて、下端には開口
部21cが形成されている。
1bとを有する円筒状に形成されていて、下端には開口
部21cが形成されている。
【0028】内側胴部22は、内周面22aと外周面2
2bとを有し、下部ほど直径が小さい円錐台状に形成さ
れている。
2bとを有し、下部ほど直径が小さい円錐台状に形成さ
れている。
【0029】底部23は、上述の内側胴部22の下端を
閉鎖するように水平に形成されている。底部23の高さ
位置は、上述の外側胴部21の下端21dよりも少し上
の位置、具体的には、底部23の下面23aの位置が、
後述の蓋部材40の厚さtだけ、外側胴部21の下端2
1dよりも上方に位置するようになっている。これによ
り、外側胴部21の開口部21cに蓋部材40を嵌合し
たときに、蓋部材40が外側胴部21の下端21dから
下方に突出しないようになっている。
閉鎖するように水平に形成されている。底部23の高さ
位置は、上述の外側胴部21の下端21dよりも少し上
の位置、具体的には、底部23の下面23aの位置が、
後述の蓋部材40の厚さtだけ、外側胴部21の下端2
1dよりも上方に位置するようになっている。これによ
り、外側胴部21の開口部21cに蓋部材40を嵌合し
たときに、蓋部材40が外側胴部21の下端21dから
下方に突出しないようになっている。
【0030】周縁部24は、上述の外側胴部21の上端
縁21eと内側胴部22の上端縁22cとを連結する部
分である。ここで周縁部24の肉厚を以下のように定義
する。周縁部24の肉厚Aとは、周縁部24における内
側胴部22の内周面22aと外側胴部21の外周面21
bとの間の厚さに相当する長さのことを言い、図3にお
いては、周縁部24のうちの上方に凸の面を湾曲面24
aとし、さらにこの湾曲面24aと内周面22aとの交
点をP、湾曲面24aと外周面21bとの交点をQとし
たときに、交点P,Q間の距離を周縁部24の肉厚Aと
する。
縁21eと内側胴部22の上端縁22cとを連結する部
分である。ここで周縁部24の肉厚を以下のように定義
する。周縁部24の肉厚Aとは、周縁部24における内
側胴部22の内周面22aと外側胴部21の外周面21
bとの間の厚さに相当する長さのことを言い、図3にお
いては、周縁部24のうちの上方に凸の面を湾曲面24
aとし、さらにこの湾曲面24aと内周面22aとの交
点をP、湾曲面24aと外周面21bとの交点をQとし
たときに、交点P,Q間の距離を周縁部24の肉厚Aと
する。
【0031】把手25は、上述の外側胴部21の外周面
21bに突設されている。なお、把手25の取り付け位
置や形状は任意に設定することが可能である。
21bに突設されている。なお、把手25の取り付け位
置や形状は任意に設定することが可能である。
【0032】このような構成の本体20においては、外
側胴部21の内周面21aと内側胴部22の外周面22
bとの間に、上部が周縁部24によって閉鎖されるとと
もに下部が外側胴部21の開口部21cに向けて開口さ
れた環状の挿脱口51となる略筒状の装飾用空間50が
形成される。この装飾用空間50のうちの、外側胴部2
1の内周面21aと内側胴部22の外周面22bとの間
の距離を装飾用空間の間隙Bとすると、本実施の形態に
おいては、外側胴部21が円筒状、また内側胴部22が
下部ほど小径の円錐台状に形成されているので、この間
隙Bは、下部ほど広くなる。そして、装飾用空間50の
最下部に対応する挿脱口51において、この間隙Bは最
大となる。この最大値をB0とすると、本実施の形態で
は、上述の周縁部24の肉厚Aが、この挿脱口51の間
隙B0よりも薄くなるように構成されている。
側胴部21の内周面21aと内側胴部22の外周面22
bとの間に、上部が周縁部24によって閉鎖されるとと
もに下部が外側胴部21の開口部21cに向けて開口さ
れた環状の挿脱口51となる略筒状の装飾用空間50が
形成される。この装飾用空間50のうちの、外側胴部2
1の内周面21aと内側胴部22の外周面22bとの間
の距離を装飾用空間の間隙Bとすると、本実施の形態に
おいては、外側胴部21が円筒状、また内側胴部22が
下部ほど小径の円錐台状に形成されているので、この間
隙Bは、下部ほど広くなる。そして、装飾用空間50の
最下部に対応する挿脱口51において、この間隙Bは最
大となる。この最大値をB0とすると、本実施の形態で
は、上述の周縁部24の肉厚Aが、この挿脱口51の間
隙B0よりも薄くなるように構成されている。
【0033】ついで、シート状の装飾物30は、図柄3
1(図1,図2では魚の図柄)が付された表面が外側を
向くようにして円筒状に巻き、両端部30a,30bを
わずかに重ね合わせて接着したものである。このとき、
円筒状に巻かれた装飾物30の直径が、外側胴部21の
内周面21aの直径よりもわずかに小さくなるようにす
る。これにより、円筒状の装飾物30を、挿脱口51を
介して下方から装飾用空間50に挿入する際に、その挿
入動作を円滑なものとすることができる。また、装飾物
30の上下方向の長さは、装飾用空間50の上下方向の
高さと略同等に設定する。なお、シート状の装飾物30
は、その両端部30a,30bを接着することなく単に
重ね合わせるようにしてもよい。この場合は、外側胴部
21の内周面21aよりも小さ目の円筒状にして装飾用
空間50に挿入すると、挿入後に装飾物30は、自身の
復元力(腰の強さ)によって広がり、外側胴部21の内
周面21aにぴったりと沿うようになる。なお、シート
状の装飾物30としては、例えば、紙製、合成樹脂製の
ものを使用することができ、また表裏両面に図柄31を
付すようにしてもよい。この場合には、裏面側の図柄3
1は、内側胴部22を透かして見ることになる。
1(図1,図2では魚の図柄)が付された表面が外側を
向くようにして円筒状に巻き、両端部30a,30bを
わずかに重ね合わせて接着したものである。このとき、
円筒状に巻かれた装飾物30の直径が、外側胴部21の
内周面21aの直径よりもわずかに小さくなるようにす
る。これにより、円筒状の装飾物30を、挿脱口51を
介して下方から装飾用空間50に挿入する際に、その挿
入動作を円滑なものとすることができる。また、装飾物
30の上下方向の長さは、装飾用空間50の上下方向の
高さと略同等に設定する。なお、シート状の装飾物30
は、その両端部30a,30bを接着することなく単に
重ね合わせるようにしてもよい。この場合は、外側胴部
21の内周面21aよりも小さ目の円筒状にして装飾用
空間50に挿入すると、挿入後に装飾物30は、自身の
復元力(腰の強さ)によって広がり、外側胴部21の内
周面21aにぴったりと沿うようになる。なお、シート
状の装飾物30としては、例えば、紙製、合成樹脂製の
ものを使用することができ、また表裏両面に図柄31を
付すようにしてもよい。この場合には、裏面側の図柄3
1は、内側胴部22を透かして見ることになる。
【0034】蓋部材40は、略円板状の部材であり、上
面40aは平坦に、また下面40bにはその周縁に沿っ
て凸部40cが設けてある。蓋部材40も、上述の本体
20と同様、合成樹脂によって形成することができる。
蓋部材40の直径は、外側胴部21の内周面21aの直
径よりもわずかに大きく設定されている。このため蓋部
材40の外周面40dを外側胴部21の内周面21aに
嵌合させると、蓋部材40は締まりばめとなって、開口
部21cを閉鎖し、装飾用空間50を水密状態に密封す
る。これにより、例えばマグカップ10を水洗いした場
合でも、装飾用空間50に水が侵入することを防止し、
したがってシート状の装飾物30が濡れることを防止で
きる。蓋部材40は、その上面40aにおいてシート状
の装飾物30を下方から支持して脱落を防止する作用も
なす。
面40aは平坦に、また下面40bにはその周縁に沿っ
て凸部40cが設けてある。蓋部材40も、上述の本体
20と同様、合成樹脂によって形成することができる。
蓋部材40の直径は、外側胴部21の内周面21aの直
径よりもわずかに大きく設定されている。このため蓋部
材40の外周面40dを外側胴部21の内周面21aに
嵌合させると、蓋部材40は締まりばめとなって、開口
部21cを閉鎖し、装飾用空間50を水密状態に密封す
る。これにより、例えばマグカップ10を水洗いした場
合でも、装飾用空間50に水が侵入することを防止し、
したがってシート状の装飾物30が濡れることを防止で
きる。蓋部材40は、その上面40aにおいてシート状
の装飾物30を下方から支持して脱落を防止する作用も
なす。
【0035】本実施の形態に係るマグカップ10は、以
下のような作用効果を奏する。 マグカップ10の本体20(外側胴部21,内側胴部
22,底部23,周縁部24,把手25)が、合成樹脂
によって一体成形されているので、製造が容易で、製造
コストを低減することができる。
下のような作用効果を奏する。 マグカップ10の本体20(外側胴部21,内側胴部
22,底部23,周縁部24,把手25)が、合成樹脂
によって一体成形されているので、製造が容易で、製造
コストを低減することができる。
【0036】本体20が透明なので、装飾用空間50
に収納したシート状の装飾物30の表面の図柄31を、
外側胴部21を介して外部から見ることができる。な
お、シート状の装飾物30の裏面側にも図柄31を付し
た場合には、その図柄31を、内側胴部22を介して外
部から見ることができる。
に収納したシート状の装飾物30の表面の図柄31を、
外側胴部21を介して外部から見ることができる。な
お、シート状の装飾物30の裏面側にも図柄31を付し
た場合には、その図柄31を、内側胴部22を介して外
部から見ることができる。
【0037】蓋部材40によって装飾用空間50を水
密状態に密封することができるので、マグカップ10を
水洗いした場合に、装飾用空間50に水が浸入すること
を防止して、シート状の装飾物30が濡れることを防止
する。また、装飾用空間50に密封された空気が断熱材
として作用するので、内側胴部22の内側に注いだ飲み
物が冷たい場合には冷えにくく、逆に暑い場合にはさめ
にくくすることができる。さらに、普通のコップに冷た
い飲み物を注いだときにコップの外周面に発生する結露
についても、本実施の形態に係るマグカップ10におい
ては防止することができる。
密状態に密封することができるので、マグカップ10を
水洗いした場合に、装飾用空間50に水が浸入すること
を防止して、シート状の装飾物30が濡れることを防止
する。また、装飾用空間50に密封された空気が断熱材
として作用するので、内側胴部22の内側に注いだ飲み
物が冷たい場合には冷えにくく、逆に暑い場合にはさめ
にくくすることができる。さらに、普通のコップに冷た
い飲み物を注いだときにコップの外周面に発生する結露
についても、本実施の形態に係るマグカップ10におい
ては防止することができる。
【0038】蓋部材40が着脱自在なので、本体20
から蓋部材40を取り外して装飾用空間50のシート状
の装飾物30を簡単に交換することができる。したがっ
て、装飾物30として、例えば、観光地の写真や、企業
の宣伝用のもの、使用者の手によるオリジナルなもの
等、任意のものを使用することができる。また、シート
状の装飾物30は必ずしも装飾用空間50の全体に収納
する必要はない。例えば、シールやカードや葉っぱなど
を収納すれば、個性溢れるものを創造することができ
る。
から蓋部材40を取り外して装飾用空間50のシート状
の装飾物30を簡単に交換することができる。したがっ
て、装飾物30として、例えば、観光地の写真や、企業
の宣伝用のもの、使用者の手によるオリジナルなもの
等、任意のものを使用することができる。また、シート
状の装飾物30は必ずしも装飾用空間50の全体に収納
する必要はない。例えば、シールやカードや葉っぱなど
を収納すれば、個性溢れるものを創造することができ
る。
【0039】本体20を一体成形し、しかもシート状
の装飾物30の挿脱口51を装飾用空間50の下方に設
けたことにより、周縁部24の厚さを、外側胴部21の
上端縁21eの厚さと内側胴部22の上端縁22cの厚
さとを加えた厚さ、つまり必要最小限に抑制して薄くす
ることができる。したがって、飲み手が飲み物を飲む際
に、飲み手の口が触れる周縁部24の厚さが薄いので、
飲み物が飲みやすく、また口から漏れにくくすることが
できる。
の装飾物30の挿脱口51を装飾用空間50の下方に設
けたことにより、周縁部24の厚さを、外側胴部21の
上端縁21eの厚さと内側胴部22の上端縁22cの厚
さとを加えた厚さ、つまり必要最小限に抑制して薄くす
ることができる。したがって、飲み手が飲み物を飲む際
に、飲み手の口が触れる周縁部24の厚さが薄いので、
飲み物が飲みやすく、また口から漏れにくくすることが
できる。
【0040】<実施の形態2>上述の実施の形態1にお
いては、本発明に係る装飾容器をマグカップ10に適用
した例を説明したが、本実施の形態では、筆立て(鉛筆
立て)に適用した例を説明する。
いては、本発明に係る装飾容器をマグカップ10に適用
した例を説明したが、本実施の形態では、筆立て(鉛筆
立て)に適用した例を説明する。
【0041】筆立てとして使用する場合には、まず、把
手25は不要であり、また装飾用空間50を密封する必
要もないので、特に蓋部材40を設ける必要もない。す
なわち、筆立てとしては、図2に示す分解斜視図のうち
の本体20から把手25を取り外した構成で十分であ
る。ただし、この場合は、装飾用空間50に収納したシ
ート状の装飾物30を下方から支持する蓋部材40がな
いので、装飾物30の脱落を防止すべく、図4に示すよ
うに、装飾物30の下端縁30cに係合し得るストッパ
52を外側胴部21の内周面21aのうちの、挿脱口5
1近傍において内側に突出するように設けるようにする
とよい。このストッパ52は、例えば、挿脱口51を周
方向に4等分する位置のそれぞれに設けてもよく、また
挿脱口51の全周にわたって環状に設けてもよい。な
お、外側胴部21を内側胴部22と同様、下部ほど小径
の円錐台状に構成すれば、特にストッパ52を設けるこ
となく、外側胴部21の内周面21aとシート状の装飾
物30との摩擦力によって脱落を防止するようにするこ
とも可能である。
手25は不要であり、また装飾用空間50を密封する必
要もないので、特に蓋部材40を設ける必要もない。す
なわち、筆立てとしては、図2に示す分解斜視図のうち
の本体20から把手25を取り外した構成で十分であ
る。ただし、この場合は、装飾用空間50に収納したシ
ート状の装飾物30を下方から支持する蓋部材40がな
いので、装飾物30の脱落を防止すべく、図4に示すよ
うに、装飾物30の下端縁30cに係合し得るストッパ
52を外側胴部21の内周面21aのうちの、挿脱口5
1近傍において内側に突出するように設けるようにする
とよい。このストッパ52は、例えば、挿脱口51を周
方向に4等分する位置のそれぞれに設けてもよく、また
挿脱口51の全周にわたって環状に設けてもよい。な
お、外側胴部21を内側胴部22と同様、下部ほど小径
の円錐台状に構成すれば、特にストッパ52を設けるこ
となく、外側胴部21の内周面21aとシート状の装飾
物30との摩擦力によって脱落を防止するようにするこ
とも可能である。
【0042】本実施の形態によると、装飾物30を別個
に準備するものとすれば、本体20のみによって本発明
に係る装飾容器を構成することができるので、その製造
が極めて容易であり、コストも一層下げることができ
る。
に準備するものとすれば、本体20のみによって本発明
に係る装飾容器を構成することができるので、その製造
が極めて容易であり、コストも一層下げることができ
る。
【0043】なお、本実施の形態の構成で、コップとし
て使用することももちろん可能である。
て使用することももちろん可能である。
【0044】上述の実施の形態1,2においては、外側
胴部21の形状を円筒状又は円錐台状とし、内側胴部2
2の形状を円錐台状としたが、本発明はこれらの限定さ
れるものではない。本発明においては、外側胴部21,
内側胴部22のいずれも略円筒状であれば十分であり、
例えば、円筒状、円錐台状、角筒状、角錐台状等の形状
を採用することができる。そして、これらいずれの形状
を採用した場合でも、上述の実施の形態1,2で説明し
た作用効果を略同等の作用効果を奏することができる。
胴部21の形状を円筒状又は円錐台状とし、内側胴部2
2の形状を円錐台状としたが、本発明はこれらの限定さ
れるものではない。本発明においては、外側胴部21,
内側胴部22のいずれも略円筒状であれば十分であり、
例えば、円筒状、円錐台状、角筒状、角錐台状等の形状
を採用することができる。そして、これらいずれの形状
を採用した場合でも、上述の実施の形態1,2で説明し
た作用効果を略同等の作用効果を奏することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
外側胴部と内側胴部と底部と周縁部とを一体構成とし、
しかもシート状の装飾物の挿脱口を装飾用空間の下方に
設けたことにより、周縁部の厚さを、外側胴部の上端縁
の厚さと内側胴部の上端縁の厚さとを加えた厚さ、つま
り必要最小限に抑制して薄くすることができる。したが
って、例えば、装飾容器を飲み物を飲むためのコップと
して使用したときに飲み手の口が触れることになる周縁
部の厚さが薄いので、飲み物が飲みやすく、また口から
漏れにくくすることができる。
外側胴部と内側胴部と底部と周縁部とを一体構成とし、
しかもシート状の装飾物の挿脱口を装飾用空間の下方に
設けたことにより、周縁部の厚さを、外側胴部の上端縁
の厚さと内側胴部の上端縁の厚さとを加えた厚さ、つま
り必要最小限に抑制して薄くすることができる。したが
って、例えば、装飾容器を飲み物を飲むためのコップと
して使用したときに飲み手の口が触れることになる周縁
部の厚さが薄いので、飲み物が飲みやすく、また口から
漏れにくくすることができる。
【図1】実施の形態1のマグカップ(装飾容器)の全体
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1のマグカップ(装飾容器)の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1のX−X線矢視図である。
【図4】実施の形態2の筆立て(装飾容器)における、
図3に相当する図の一部を示す図である。
図3に相当する図の一部を示す図である。
【図5】従来のディスプレイ容器の全体構成を示す斜視
図である。
図である。
【図6】従来のディスプレイ容器の分解斜視図である。
【図7】図5のY−Y線矢視図である。
10 装飾容器(マグカップ)
20 本体
21 外側胴部
21a 外側胴部の内周面
21b 外側胴部の外周面
21c 外側胴部の開口部
21e 外側胴部の上端縁
22 内側胴部
22a 内側胴部の内周面
22b 内側胴部の外周面
22c 内側胴部の上端縁
23 底部
24 周縁部
25 把手
30 シート状の装飾物
31 図柄
40 蓋部材
50 装飾用空間
51 挿脱口
A 周縁部の肉厚
B0 挿脱口の間隙
Claims (6)
- 【請求項1】 胴部が二重に形成されたコップ状の装飾
容器において、 下端に開口部を有する略筒状の外側胴部と、 前記外側胴部の内側に挿入されるように配置された略筒
状の内側胴部と、 前記内側胴部の下端を閉鎖する底部と、 前記外側胴部の上端縁と前記内側胴部の上端縁とを連結
する周縁部と、を有し、 前記外側胴部と前記内側胴部と前記底部と前記周縁部と
を透明な部材で一体的に成形して、前記外側胴部の内周
面と前記内側胴部の外周面との間に、上部が前記周縁部
によって閉鎖されるとともに下部が前記外側胴部の開口
部に向けて開口された環状の挿脱口となる略筒状の装飾
用空間を形成し、前記装飾用空間に対して前記挿脱口を
介してシート状の装飾物を挿脱してなる、 ことを特徴とする装飾容器。 - 【請求項2】 前記周縁部における前記内側胴部の内周
面と前記外側胴部の外周面との間の厚さに相当する周縁
部の肉厚を、前記挿脱口における前記内側胴部の外周面
と前記外側胴部の内周面との間の距離に相当する挿脱口
の間隙よりも薄く構成した、 ことを特徴とする請求項1に記載の装飾容器。 - 【請求項3】 前記外側胴部は略円筒状に形成されると
ともに、前記内側胴部は下部ほど直径が小さい略円錐台
状に形成される、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾容器。 - 【請求項4】 装飾容器全体を合成樹脂により一体成形
するとともに、前記周縁部の肉厚を6mm以下とする、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の装飾容器。 - 【請求項5】 前記外側胴部の開口部を閉蓋して、前記
装飾用空間を水密状態に密封する着脱自在の蓋部材を有
する、 ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の装
飾容器。 - 【請求項6】 前記外側胴部の外周面に前記外側胴部と
一体的に成形された把手を有する、 ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の装
飾容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001205689A JP2003019064A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 装飾容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001205689A JP2003019064A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 装飾容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003019064A true JP2003019064A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=19041950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001205689A Pending JP2003019064A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | 装飾容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003019064A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3142718U (ja) * | 2008-03-13 | 2008-06-26 | カガク印刷株式会社 | 変色可能な絵柄のタンブラー |
CN103640764A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-03-19 | 四川广汉三星堆艺术品有限公司 | 一种双层透明容器 |
US11292119B2 (en) * | 2018-07-24 | 2022-04-05 | Kyocera Corporation | Hand-held member and hand-held-type article |
-
2001
- 2001-07-06 JP JP2001205689A patent/JP2003019064A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3142718U (ja) * | 2008-03-13 | 2008-06-26 | カガク印刷株式会社 | 変色可能な絵柄のタンブラー |
CN103640764A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-03-19 | 四川广汉三星堆艺术品有限公司 | 一种双层透明容器 |
US11292119B2 (en) * | 2018-07-24 | 2022-04-05 | Kyocera Corporation | Hand-held member and hand-held-type article |
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