JP2003018669A - 分散制御装置のシステム設定方法、及び制御端末器 - Google Patents

分散制御装置のシステム設定方法、及び制御端末器

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JP2003018669A
JP2003018669A JP2001200363A JP2001200363A JP2003018669A JP 2003018669 A JP2003018669 A JP 2003018669A JP 2001200363 A JP2001200363 A JP 2001200363A JP 2001200363 A JP2001200363 A JP 2001200363A JP 2003018669 A JP2003018669 A JP 2003018669A
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Yasuaki Mimuro
泰明 三室
Yasumasa Hashimoto
育昌 橋本
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度建物に設置した制御端末器を取り外すこ
となくアドレス設定やシステムメンテナンス作業可能な
システム設定方法、及び制御端末器を提供すること。 【解決手段】 フィールドバスとなる信号線Lに接続さ
れる複数の照明機器、空調機器などの負荷機器2、及び
同負荷機器2の制御をおこなう制御端末器3に、フィー
ルドバス通信用CPU4を有して成り、制御端末器3
が、その背面側に信号線Lが接続され、且つプレートカ
バー38等のカバー部材にて前面側から覆われて建物に
設置される分散制御装置のシステム設定方法である。制
御端末器3に、パーソナルコンピュータ5等のネットワ
ーク管理ツールを接続させるカバー部材にて隠蔽可能と
なるよう接続端子33を設ける。接続端子33を介して
フィールドバス通信用CPU4の物理チャンネルを設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向通信可能な
フィールドバスとなる信号線に接続された分散制御装置
のシステム設定方法、及び制御端末器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記のようなフィールドバスは、分散型
ネットワークであり、例えばLON(なお、LONは米
国エシェロン社の登録商標であって、Local Op
erating Networkの略称である)と呼ば
れているものがある。このLONは、ネットワークの物
理層に相当する双方向通信をおこなう電力線、専用線と
なるツイストペア線、赤外線等の無線通信等のメディア
を介して、フィールドバスデバイスどうしがN:N通信
をおこなう機能をもったもので、例えば、負荷機器とし
て白物家電機器毎にフィールドバスデバイスを搭載させ
てシステム化する、電力制御用ホームネットワークが規
格提案されている。
【0003】LONに使用するフィールドバスデバイス
としては、上記エシェロン社によって開発された、第1
層のフィールドバスの物理チャンネル管理、第2層の相
互アクセスによるフレーミング等のデータリンク管理、
第3層のアドレッシング等のネットワーク管理、第4層
の相互アクセスにおける確認応答等のメッセージ応答管
理、第5層の要求/応答や認証等のフィールドバス内の
メッセージ管理、第6層の相互の通信データ処理、第7
層の通信データにおけるアプリケーションの互換性を含
む通信処理を行う、ニューロンチップと呼ばれている、
図6に示す構成のフィールドバス通信用CPU(LON
用LSI)が知られている。
【0004】なお、LON用LSIは、上記第1、第2
層となるメディア上の信号を取り出しLONのパケット
か否かを判断するとともに指定されたトランシーバモー
ドを使って、他のパケットと衝突しないように送信をお
こなうメディアアクセスCPU、上記第3、第4、第
5、第6層となる信号のメッセージの宛先が自分宛か否
かを判断し必要ならAck(返事)を返したり、データ
に自分のアドレス等をつけてメッセージとするネットワ
ークCPU、上記第7層となる自分に必要なデータを受
け取り処理をおこなうとともに送りたいデータの準備を
おこなうアプリケーションCPUの3個のCPUを内部
に搭載しており、さらにLONTALKと呼ばれてい
る、国際標準化機構(ISO)のOSI(オープンシス
テム間相互接続)参照モデルにて定義された通信プロト
コルをそのファームウエアとして具備している。そし
て、上記のネットワーク処理と、各フィールドバスデバ
イス固有のアプリケーション処理とを行って、フィール
ドバスデバイスどうしによるN:N通信を実現してい
る。
【0005】上記分散型ネットワークのシステム設定方
法としては、例えば図8に示す照明機器制御システム1
00において、制御端末器103の操作をおこない、負
荷機器102の複数の照明器具がOn/Off制御され
るようにするためには、次のような手順にしたがってそ
の相互間の接続設定をする必要がある。この場合、制御
端末器となる壁埋込スイッチ103aには、接続設定を
する際に自アドレスデータを送信するサービスボタン、
及びこのサービスボタンの押下時やパーソナルコンピュ
ータ等のネットワーク管理ツールとの交信時の異常を点
灯、あるいは点滅にて報知する、LED素子にて形成さ
れたサービスランプ(何れも図示せず)が前面に配置さ
れている。
【0006】そして、システム設定に際しては、まず、
全ての負荷機器102及び上記壁埋込スイッチ103a
を含む制御端末器103を、フィールドバスとなる信号
線Lに物理的に接続する。次いで、該フィールドバスの
管理をおこなう専用のネットワーク管理ツールとなるパ
ーソナルコンピュータ101をそのフィールドバスに物
理的に接続し、その後、上記サービスボタンを押下した
後、パーソナルコンピュータ101に、フィールドバス
上の接続情報などの設定情報を書き込み、データテーブ
ルを作成する。
【0007】すなわち、パーソナルコンピュータ101
に対して、全ての負荷機器102、制御端末器103及
び壁埋込スイッチ103aらに搭載されているフィール
ドバス通信用CPUの物理チャンネル(ID)などの情
報を送信して、図7(a)に示すデータテーブルに書き
込み、各フィールドバス通信用CPUの持っているオブ
ジェクト同士を仮想的に図7(b)に示す如く接続させ
るために、個々の持っている入出力の対応する負荷機器
及び制御端末器同士を、ネットワーク管理ツール上で接
続して設定情報をデータテーブルに書き込む。これによ
り、このネットワーク管理ツール上で仮想的に接続され
た負荷機器及び制御端末器のフィールドバス通信用CP
U同士が、相互の物理チャンネル情報や機能の情報を実
際に送受信可能となってシステム設定が完了する。
【0008】上記分散制御装置は、従来良く知られてい
る集中型ネットワークによるものと比べて、応答性、シ
ステムの安定性及び配線数の面において優れ、制御端末
器となる壁埋込スイッチ及びセンサーと各種アクチュエ
ータとの通信および制御も効率的に信頼性をもって実行
するとともに、容易にシステム設定を行うことができ
る。なお、このようなLONによる分散型ネットワーク
は、照明装置などの負荷機器の監視/制御以外に、防災
機器へも展開することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、システム設定を行うにあたって、
全ての負荷機器102及び制御端末器103を物理的に
フィールドバスとなる信号線Lに接続させる際に、パー
ソナルコンピュータ101をそのフィールドバスに物理
的に接続するため、建物の壁面等に設置された上記壁埋
込スイッチ103aを一旦建物から外して、壁埋込スイ
ッチ103aの背面の信号線端子へ接続させる必要があ
る。すなわち、一度建物に設置した制御端末器を取り外
すのに手間がかかるという問題があった。また、システ
ム設定の際に、壁埋込スイッチ103aの前面側のサー
ビスランプ確認、あるいはサービスボタンの操作のし辛
いことも想定される。
【0010】ところで、建物の工事区分としては、負荷
機器となる設備機器や、制御端末器となる壁埋込スイッ
チ103aなどの配線用スイッチ類の設置は電気工事業
者、分散制御装置全体のシステム設定作業は通信設備施
工業者の管轄となる。したがって、システム、あるいは
機器の施行状態におけるトラブルの有ったときに、管理
責任の所在が不明になるという問題があった。
【0011】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、制御端末器が背面側に信
号線が接続され、且つ、カバー部材にて前面側から覆わ
れて建物に設置される分散制御装置において、一度建物
に設置した制御端末器を取り外すことなくアドレス設定
やシステムメンテナンス作業可能なシステム設定方法、
及び制御端末器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分散制御装置のシステム設定方法にあって
は、フィールドバスとなる信号線に接続される複数の照
明機器、空調機器などの負荷機器、及び同負荷機器の制
御をおこなう制御端末器に、少なくとも双方向通信可能
なフィールドバスの物理チャンネル管理、相互アクセス
によるフレーミング等のデータリンク管理、アドレッシ
ング等のネットワーク管理、相互アクセスにおける確認
応答等のメッセージ応答管理、要求/応答や認証等のフ
ィールドバス内のメッセージ管理、相互の通信データ処
理、通信データにおけるアプリケーションの互換性を含
む通信処理を行うフィールドバス通信用CPUを有して
成り、前記制御端末器が、その背面側に信号線が接続さ
れ、且つプレートカバー等のカバー部材にて前面側から
覆われて建物に設置される分散制御装置のシステム設定
方法において、前記制御端末器に、パーソナルコンピュ
ータ等のネットワーク管理ツールを接続させる前記カバ
ー部材にて隠蔽可能となるよう接続端子を設け、同接続
端子を介して前記フィールドバス通信用CPUの物理チ
ャンネルを設定することを特徴としている。
【0013】これにより、信号線を背面側に接続させて
建物に設置された制御端末器前面のプレートカバー等の
カバー部材を外して、接続端子にパーソナルコンピュー
タ等のネットワーク管理ツールを接続させ、分散制御装
置のシステム設定ができる。
【0014】そして、上記接続端子を、前記信号線から
分岐させたサービス用端子とすることが好ましい。この
場合、パーソナルコンピュータ等のネットワーク管理ツ
ールを、フィールドバスとなる信号線から分岐された接
続端子に接続させて分散制御装置のシステム設定がされ
る。
【0015】また、本発明の制御端末器にあっては、上
記の接続端子を、前記カバー部材となる配線用プレート
カバーに設けられたモジュール開口から露出させる、そ
の器体となる壁埋込スイッチの前面を覆う化粧カバーの
内側に配設したことを特徴とする。
【0016】この構成により、信号線を背面側に接続さ
せて建物に設置された壁埋込スイッチの前面を覆うプレ
ートカバー及び化粧カバーを外して、同化粧カバー背面
の接続端子にパーソナルコンピュータ等のネットワーク
管理ツールを接続させ、分散制御装置のシステム設定が
なされる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は、本発明の請求項
1乃至3全てに対応する一実施の形態を示し、図1は、
本発明の一実施の形態の、分散制御装置のシステム設定
方法の概略を示す説明図、図2は、同分散制御装置のシ
ステム設定方法に使用される制御端末器を示すブロック
図、図3は、本発明の一実施の形態の、制御端末器の施
工状態を示す説明図、図4は、同制御端末器の説明図、
図5は、本発明の一実施の形態の、分散制御装置のシス
テム設定方法のアドレスの説明図、図6は、フィールド
バス通信用CPUを示す説明図である。
【0018】この実施の形態の分散制御装置のシステム
設定方法は、フィールドバスとなる信号線Lに接続され
る複数の照明機器、空調機器などの負荷機器2、及び同
負荷機器2の制御をおこなう制御端末器3に、少なくと
も双方向通信可能なフィールドバスの物理チャンネル管
理、相互アクセスによるフレーミング等のデータリンク
管理、アドレッシング等のネットワーク管理、相互アク
セスにおける確認応答等のメッセージ応答管理、要求/
応答や認証等のフィールドバス内のメッセージ管理、相
互の通信データ処理、通信データにおけるアプリケーシ
ョンの互換性を含む通信処理を行うフィールドバス通信
用CPU4を有して成り、前記制御端末器3が、その背
面側に信号線Lが接続され、且つプレートカバー38等
のカバー部材にて前面側から覆われて建物に設置される
分散制御装置のシステム設定方法において、前記制御端
末器3に、パーソナルコンピュータ5等のネットワーク
管理ツールを接続させる前記カバー部材にて隠蔽可能と
なるよう接続端子33を設け、同接続端子33を介して
前記フィールドバス通信用CPU4の物理チャンネルを
設定することとしている。
【0019】また、該実施の形態の分散制御装置のシス
テム設定方法においては、前記接続端子33を、前記信
号線Lから分岐させたサービス用端子としてもいる。
【0020】詳しくは、この分散制御装置のシステム設
定方法は、従来の技術の項にて述べたような、例えば図
1に示す、複数の照明機器、空調機器などの負荷機器
2,2,…及び、同負荷機器2,2,…の制御をおこな
う制御端末器3となる、壁埋込スイッチ(3a)、セン
サー端末機、調光装置らを有する照明機器制御システム
1に好適に使用することができる。
【0021】なお、この照明機器制御システム1におい
てシステムを構築する際には、パーソナルコンピュータ
5をネットワーク管理ツールとして使用する。すなわ
ち、従前の照明機器制御システムのシステム構築のとき
の如く、赤外線式等による端末アドレス設定器のような
専用ツールを使用すること、負荷機器あるいは制御端末
器にアドレス設定用のディップスイッチを設けることな
くシステム構築がなされる。また、この負荷機器2及び
制御端末器3は、図2に示す壁埋込スイッチ3aのよう
に、従来の技術の項にて説明したフィールドバス通信用
CPU4(図6参照)を中心に構成されている。
【0022】このフィールドバス通信用CPU4は、前
述の3つのCPUによる演算部41、ROM、RAM、
EEPROMにて形成される記憶部42、通信ポート4
3、操作スイッチ、表示LEDを接続させる入出力部4
4、及びサービスランプ、サービスボタンを形成するた
めの制御ポートを一体に有する。そして、この記憶部4
2に、フィールドバスとなる信号線Lに設けられる全て
の機器のオブジェクトを記憶データとして記憶し管理し
ている。なお、このオブジェクトは、信号線Lに対して
入出力を行うデータの型を定義したネットワーク変数部
と、設定変更可能な属性情報部などから構成されてお
り、この属性情報部に、負荷機器2及び壁埋込スイッチ
3a相互間の設定情報となる自己の物理チャンネル情報
及び入力の機能情報の設定エリアを備えている。
【0023】壁埋込スイッチ3aは、この場合、図3に
示すような、良く知られている日本工業規格(JIS規
格)に定められている、工事用配線器具の大角型のモジ
ュールに対応する分散制御装置の制御端末器で、同図に
示すプレートカバー38、スイッチボックス(図示せ
ず)を用いて建物の壁面等に設置されるものである。
【0024】この壁埋込スイッチ3aは、負荷機器を操
作するための、上記フィールドバス通信用CPU4の入
出力部44に接続された操作スイッチを押し下げ操作す
る、弾性復帰可能となるよう片持ち状に形成された4つ
の操作片34、及び操作対象とする負荷機器のOn/O
ffの操作状態を表示させる、発光色の異なる2種類、
8つのLED素子35の2つづつのものが、それぞれ組
み合わされて操作片34の近くの前面に設けられてい
る。また、前面下部には、フィールドバス通信用CPU
4の物理チャンネルの設定時に使用する、サービスボタ
ン用スイッチ31及びLED素子にて形成されたサービ
スランプ32が設けられ、さらに、このサービスボタン
用スイッチ31及びサービスランプ32と並べて、サー
ビスコネクタとなる、背面側の信号端子と並列接続され
た接続端子33が配設されている。
【0025】なお。この接続端子33は、壁埋込スイッ
チ3aの前面を覆うカバー部材に相当する、この壁埋込
スイッチ3aを前面側から覆う配線用プレートカバー3
8に設けられたモジュール開口38aから露出される、
工事用配線器具の大角型のモジュールによる化粧カバー
36の後となる位置に配設されている。この化粧カバー
36は、壁埋込スイッチ3aの操作パネルで、負荷機器
を操作するために上記操作スイッチを前面側から押し下
げ操作と可能となるよう、合成樹脂製のシート材が合成
樹脂板の前面に貼着されて形成されている。そして、化
粧枠カバー37の開口越しに、背面側4箇所の爪片36
bにて壁埋込スイッチ3a前面に装着される。なお、化
粧カバー36のシート材には、上記操作片34と対応す
る略四角状の略透明操作突部36aが4箇所に突出する
ようエンボス形成され、その操作突部36aの裏面側か
ら上記操作スイッチに対応させた負荷機器の名前を記し
たネームラベル(図示せず)が装着される。
【0026】接続端子33は、ネットワーク管理ツール
となるパーソナルコンピュータ5を接続させる多極のサ
ービスコネクタで、この場合、壁埋込スイッチ3a背面
となる信号端子(図示せず)と電気的に接続されて形成
される。図4(a)に示すように、この接続端子33、
及び上記サービスボタン用スイッチ31及びサービスラ
ンプ32は、壁埋込スイッチ3aの器体前面を覆う化粧
カバー36の内側に配設されており、したがって、図4
(b)に示す使用状態では使用者に認識されず、プレー
トカバー38を装着した状態においも美観を損ねること
が無い。
【0027】上記壁埋込スイッチ3aは、例えばツイス
トペア線にて形成される信号線Lによって、背面側の上
記信号端子を介して、フィールドバス通信用CPU4の
通信ポート43が、複数の負荷機器2の、フィールドバ
ス通信用CPUの通信ポートと相互に直接接続される。
そして、この通信ポート43から信号線Lに向けて所定
の通信プロトコル(LONTALK)に基づいた通信信
号が送出され、他の制御端末器あるいは負荷機器と相互
に監視制御に係わる通信信号を受信することができる。
すなわち、この照明機器制御システム1における負荷機
器2及び制御端末器3は、信号線Lからの通信信号を介
し情報を送受するようになっている。また、入出力部4
4に接続された操作スイッチからは、演算部41に制御
情報を入力したり、外部へ制御情報を出力したりするこ
とができる。すなわち、通信ポート43や、この入出力
部44あるいはサービスボタンからの情報は、演算部4
1にて演算され、その結果が再び通信ポート43に向け
出力されるようになっている。
【0028】次に、本発明の照明機器制御システム1の
システム設定方法について詳しく説明する。この場合、
図5(a)に示す、複数の制御端末器3のうち、所望の
壁埋込スイッチ3aからOn/Off信号を送信して負
荷機器となる照明装置のうち所望の照明装置2aで受信
し、この照明装置2aをOn/Offできるように接続
する設定をおこなう場合について述べる。
【0029】まず、ネットワーク管理ツールとなるパー
ソナルコンピュータ5に設けられているアドレス設定の
ための配線接続用コネクタを上記壁埋込スイッチ3aの
接続端子33へ接続させる。次いで、壁埋込スイッチ3
aと、その壁埋込スイッチ3aにてOn/Offする所
望の負荷機器となる照明装置2a、すなわち操作側とし
て設定する制御端末器及びその制御端末器にてOn/O
ffされる所望の負荷機器に設けられているそれぞれの
サービスボタンを操作し、各自に「接続開始コマンド」
を送信させる。すると、上記サービスランプ32や照明
装置2aに設けられているサービスランプが点灯し、
「接続設定状態」へ移行する。そして、パーソナルコン
ピュータ5においても上記「接続開始コマンド」を受信
して、その画面上において認識された負荷機器、及び制
御端末器のアドレス設定可能な状態となる。その後、パ
ーソナルコンピュータ5の画面上で上記壁埋込スイッチ
3aと照明装置2aとの対応関係の設定をおこない、そ
の機能情報を壁埋込スイッチ3aと照明装置2aとに向
けて送信する。すると、この、壁埋込スイッチ3aと照
明装置2aから「接続終了コマンド」が送信され、さら
に、サービスランプが上記の点灯から消灯へ移行し、接
続設定を完了する。(図5(b)参照)
【0030】すなわち、パーソナルコンピュータ5に対
して、全ての負荷機器2、制御端末器3に搭載されてい
るフィールドバス通信用CPU4の物理チャンネル(I
D)などの情報を送信して図7(a)に示すデータテー
ブルに書き込み、各フィールドバス通信用CPU4の持
っているオブジェクト同士を仮想的に図7(b)に示す
如く接続させるために、個々の持っている入出力の対応
する負荷機器及び制御端末器同士をパーソナルコンピュ
ータ5上で接続し設定情報をそのパーソナルコンピュー
タ5のデータテーブルに書き込む。これにより、このパ
ーソナルコンピュータ5上で仮想的に接続された負荷機
器及び制御端末器のフィールドバス通信用CPU4同士
が、相互の物理チャンネル情報や機能の情報を実際に送
受信可能となってシステム設定が完了するのである。
【0031】このようにして、所望の壁埋込スイッチ3
aのスイッチは、所望の負荷機器を相当する照明装置2
aのIDを得、当該照明装置2aに対して送信する機能
の設定がなされて、壁埋込スイッチ3aをOnすると、
壁埋込スイッチ3aに記憶したIDを持った照明装置2
aのフィールドバス通信用CPU4に対して、壁埋込ス
イッチ3aからOn信号を送信できるので照明装置2a
のOn/Off操作ができるようになるのである。
【0032】したがって、以上説明した分散制御装置の
システム設定方法によると、信号線Lを背面側に接続さ
せて建物に設置された壁埋込スイッチ3a前面のプレー
トカバー38等のカバー部材を外して、接続端子33に
パーソナルコンピュータ5等のネットワーク管理ツール
を接続させ、分散制御装置のシステム設定ができるの
で、一度建物に設置した壁埋込スイッチ3aを取り外す
ことなくアドレス設定やシステムメンテナンス作業がで
きる。
【0033】そして、パーソナルコンピュータ5等のネ
ットワーク管理ツールを、フィールドバスとなる信号線
Lから分岐された接続端子33に接続させて分散制御装
置のシステム設定がされるので、通常使用されるネット
ワーク管理ツールをそのまま使用して作業が可能で、作
業手順が変わらず使い勝手に優れる。また、以上説明し
た制御端末器によると、信号線Lを背面側に接続させて
建物に設置された壁埋込スイッチ3aの前面を覆うプレ
ートカバー38及び化粧カバー36を外して、同化粧カ
バー36背面の接続端子33にパーソナルコンピュータ
5等のネットワーク管理ツールを接続させ、分散制御装
置のシステム設定がなされるので、壁埋込スイッチ3a
として規格化されている工事用配線器具の大角型のモジ
ュールに合ったカバー部材にて対応できて建物に設置さ
れた状態において違和感が無い。また、壁埋込スイッチ
3aを取付状態のまま、アドレス設定を行うことにて、
サービスランプの確認、あるいはサービスボタンの操作
が容易で作業性に優れる。
【0034】なお、本発明は、上記に示された、接続端
子を信号線から分岐させたサービス用端子としたもの以
外に、例えば当該壁埋込スイッチのフィールドバス通信
用CPUを介して、直接に上記「接続開始コマンド」を
送信し且つ、「接続終了コマンド」受信等をおこなって
接続設定をするようにし、上記のサービスボタンを削除
したもののシステム設定、あるいは、壁埋込スイッチ
は、上記のOn/Off制御型以外に、グループ制御、
パターン制御、調光制御等の各種実施形態のものを含む
ことは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上述の実施態様の如く実施さ
れて、請求項1記載の分散制御装置のシステム設定方法
にあっては、信号線を背面側に接続させて建物に設置さ
れた制御端末器前面のプレートカバー等のカバー部材を
外して、接続端子にパーソナルコンピュータ等のネット
ワーク管理ツールを接続させ、分散制御装置のシステム
設定ができるので、一度建物に設置した壁埋込スイッチ
を取り外すことなくアドレス設定やシステムメンテナン
ス作業ができる。
【0036】また、請求項2記載の分散制御装置のシス
テム設定方法にあっては、パーソナルコンピュータ等の
ネットワーク管理ツールを、フィールドバスとなる信号
線から分岐された接続端子に接続させて分散制御装置の
システム設定がされるので、通常使用されるネットワー
ク管理ツールをそのまま使用して作業が可能で、作業手
順が変わらず使い勝手に優れる。
【0037】また、請求項3記載の制御端末器にあって
は、信号線を背面側に接続させて建物に設置された壁埋
込スイッチの前面を覆うプレートカバー及び化粧カバー
を外して、同化粧カバー背面の接続端子にパーソナルコ
ンピュータ等のネットワーク管理ツールを接続させ、分
散制御装置のシステム設定がなされるので、壁埋込スイ
ッチとして規格化されている工事用配線器具の大角型の
モジュールに合ったカバー部材にて対応できて建物に設
置された状態において違和感が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の、分散制御装置のシス
テム設定方法の概略を示す説明図である。
【図2】同分散制御装置のシステム設定方法に使用され
る制御端末器を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態の、制御端末器の施工状
態を示す説明図である。
【図4】同制御端末器の説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態の、分散制御装置のシス
テム設定方法のアドレスの説明図である。
【図6】フィールドバス通信用CPUを示す説明図であ
る。
【図7】設定情報を含むデータテーブル示す説明図であ
る。
【図8】本発明の従来例である分散制御装置のシステム
設定方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 照明機器制御システム(分散制御装置) 2 負荷機器 3 制御端末器 3a 壁埋込スイッチ 33 接続端子 38 プレートカバー 4 フィールドバス通信用CPU 5 パーソナルコンピュータ(ネットワーク管理ツー
ル) L 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA14 AB03 AB05 CA01 CB01 CC22 CC25 CE01 CE06 CE07 CE16 CH05 5K048 BA07 BA08 DA03 DA05 DC01 DC04 DC06 GC02 HA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィールドバスとなる信号線に接続され
    る複数の照明機器、空調機器などの負荷機器、及び同負
    荷機器の制御をおこなう制御端末器に、少なくとも双方
    向通信可能なフィールドバスの物理チャンネル管理、相
    互アクセスによるフレーミング等のデータリンク管理、
    アドレッシング等のネットワーク管理、相互アクセスに
    おける確認応答等のメッセージ応答管理、要求/応答や
    認証等のフィールドバス内のメッセージ管理、相互の通
    信データ処理、通信データにおけるアプリケーションの
    互換性を含む通信処理を行うフィールドバス通信用CP
    Uを有して成り、前記制御端末器が、その背面側に信号
    線が接続され、且つプレートカバー等のカバー部材にて
    前面側から覆われて建物に設置される分散制御装置のシ
    ステム設定方法において、 前記制御端末器に、パーソナルコンピュータ等のネット
    ワーク管理ツールを接続させる前記カバー部材にて隠蔽
    可能となるよう接続端子を設け、同接続端子を介して前
    記フィールドバス通信用CPUの物理チャンネルを設定
    することを特徴とする分散制御装置のシステム設定方
    法。
  2. 【請求項2】 前記接続端子を、前記信号線から分岐さ
    せたサービス用端子とした請求項1記載の分散制御装置
    のシステム設定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の接続端子を、前記
    カバー部材となる配線用プレートカバーに設けられたモ
    ジュール開口から露出させる、その器体となる壁埋込ス
    イッチの前面を覆う化粧カバーの内側に配設したことを
    特徴とする制御端末器。
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