JP2003018562A - コンテンツ提供方法、コンテンツ受信端末およびセキュリティモジュール - Google Patents

コンテンツ提供方法、コンテンツ受信端末およびセキュリティモジュール

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JP2003018562A
JP2003018562A JP2001197693A JP2001197693A JP2003018562A JP 2003018562 A JP2003018562 A JP 2003018562A JP 2001197693 A JP2001197693 A JP 2001197693A JP 2001197693 A JP2001197693 A JP 2001197693A JP 2003018562 A JP2003018562 A JP 2003018562A
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Iori Yamazaki
伊織 山崎
Hiroshi Mori
裕志 森
Mitsuhiko Shiraki
光彦 白木
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Hitachi Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末の買い替えや複数台所有にも対応できる
ように、任意の端末で蓄積後視聴契約情報の受信を可能
とすることを一つ目の課題としている。また、蓄積後視
聴を前提とした特別な端末によらず、蓄積後視聴を前提
としない一般的な端末にて再生可能とすることを二つ目
の課題としている。 【解決手段】 契約情報をICカード宛てに配信すること
により、ICカードさえ携帯していれば、他人の端末やKI
OSK端末などにおいて契約情報を入手することが可能と
なる。また、コンテンツを復号後に外部メディアに出力
することを可能とする。このことより、蓄積後視聴を前
提とした端末に限定されることなしにコンテンツを再生
することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツを提供
するコンテンツ提供方法に関し、特に、コンテンツを蓄
積する蓄積媒体を備えたコンテンツ再生端末において、
コンテンツの蓄積可能、且つ、蓄積コンテンツの保護が
可能なコンテンツ提供方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星波や地上波を用いた放送また
は通信は、コンテンツ受信と同時に再生処理を行うリア
ルタイム放送が一般的である。しかし、一部、蓄積型の
通信が存在していた。蓄積型の通信とは、配信された番
組や情報を一旦蓄積媒体に蓄積し、蓄積後に再生処理を
行うことを前提とした通信である。コンテンツを一旦蓄
積することにより、ユーザーが望む時にいつでもコンテ
ンツを再生し、視聴することができる。
【0003】コンテンツの保護方法として、コンテンツ
に暗号化処理を施し、その復号鍵を契約者のみに配布す
る方法がある。これより、契約者のみコンテンツの利用
が可能となり、コンテンツの不正コピー、不正改ざん、
不正視聴等を防ぐことが可能となる。
【0004】契約者のみに復号鍵を配布する方法として
は、コンテンツの復号鍵を暗号化して各契約者に対して
配布し、契約者は暗号化されて配布されたコンテンツの
復号鍵を入手し、契約者のみ保持している鍵でコンテン
ツの復号鍵を復号して、入手する方法が提案されてい
る。この契約者のみ保持している鍵は、ユーザーが電話
やはがき等を用いて放送事業者と契約を交わした後に、
蓄積後視聴契約情報として配信される。しかし、その蓄
積後視聴契約情報の配信先は、受信端末宛てとなってい
るので、本人所有の受信端末でしか契約情報を入手する
ことはできない。また、コンテンツの視聴には、視聴時
にコンテンツの復号を行う蓄積後視聴復号処理部が端末
に必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、蓄
積後視聴契約情報に受信端末のIDを付加して配信し、受
信端末は自身のIDを付加された蓄積後視聴契約情報を選
択して受信することで必要な蓄積後視聴契約情報を取得
していた。このため、配信側で受信端末のIDの管理が必
要となり、ユーザーが端末を複数台所有する時や買い替
えを行う場合には、再度、送信側に受信端末のIDの登録
が必要となるという問題があった。
【0006】また、前記従来技術では、コンテンツの再
生が行えるのは蓄積後視聴復号処理部などを備えた特別
な端末に限定されていた。このため、コンテンツを持ち
運ぶ時に通常使用されるリムーバブルメディアに、コン
テンツを蓄積して持ち運んだとしても、蓄積後視聴契約
復号処理部などを備えた端末でしか再生できないという
問題点があった。
【0007】本発明は、以上の2つの課題を解決するこ
とにより、端末の買い替えや複数台所有にも対応でき、
任意の端末で蓄積後視聴契約情報が受信できるコンテン
ツ提供方法、コンテンツ受信端末およびセキュリティモ
ジュールを提供することを目的とする。また、蓄積後視
聴を前提とした特別な端末によらず、蓄積後視聴を前提
としない一般的な端末にてコンテンツが再生可能なコン
テンツ提供方法、コンテンツ受信端末およびセキュリテ
ィモジュールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコンテンツ受信
端末は、コンテンツと各種制御情報の配信元である送出
側と、コンテンツと各種制御情報の受信およびコンテン
ツ再生処理を行う受信側から構成されるシステムにおい
て、受信側に大容量蓄積媒体や、コンテンツの蓄積可否
や蓄積後再生可否を判定するセキュリティモジュール
や、暗号化コンテンツの復号機能をもったモジュール
や、復号後のコンテンツを外部出力する外部出力部など
を備えている。
【0009】本発明では契約情報をセキュリティモジュ
ール宛てに配信することにする。このことより、セキュ
リティモジュールさえ携帯していれば、他人の端末や買
い替え後の端末などにおいても契約情報を入手すること
が可能となる。
【0010】また、本発明ではコンテンツを復号後に外
部メディアに出力することを可能とする。このことよ
り、蓄積後視聴を前提とした端末に限定されることなし
にコンテンツを再生することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施例
を説明する。なお、この発明はこれによって限定される
ものではない。本実施例では、デジタル衛星放送を用い
たコンテンツ提供方法と、パッケージメディアにコンテ
ンツや各種制御情報を格納し流通させるコンテンツ提供
方法を例にとって説明する。
【0012】(サービス)本実施例において提供するサ
ービスは、見たいコンテンツを見たいときに見たい場所
で見ることができるコンテンツ提供方式である。従来の
リアルタイム放送とは異なり、蓄積型のコンテンツ配信
を行うサービスである。蓄積型のコンテンツ配信形態と
して、放送または通信を介して配信したコンテンツを受
信端末に蓄積する方法やパッケージメディアに格納した
コンテンツを受信端末に入力する方法が挙げられる。こ
のことより、ユーザーが何時でも好きなときに、蓄積さ
れたコンテンツの中から好みのコンテンツを選んで視聴
する事が可能となる。
【0013】(コンテンツ提供方式の全体システム概
要)コンテンツ提供方式を図1に示す。本コンテンツ提
供方式は、主に、コンテンツの配信等を行うプラットフ
ォーム、コンテンツの作成、管理等を行う放送事業者、
セキュリティモジュール(例として、以下ICカードとし
て説明する)の鍵管理等を行う鍵管理センタなどから構
成される送出側1と、主に、パッケージメディア8に格
納されたコンテンツを入力するための入力部7、受信し
たコンテンツを蓄積するための蓄積媒体(例として、HD
Dとして説明する)5、ユーザーと放送事業体との契約
情報などを格納するICカード6などから構成されている
受信側3と、コンテンツを配信する際の中継点となる衛
星2、パッケージメディア8を用いてコンテンツを配信
する際の流通網10、視聴履歴や課金情報などをアップ
ロードするための地上回線9などから、主に構成されて
いる。
【0014】本コンテンツ提供方式は、コンテンツ保護
のため、コンテンツに対して2重に暗号をかける。コン
テンツ保護とは、コンテンツの不正コピー、不正改ざ
ん、不正視聴などを防止することである。1重目は視聴
時に復号処理を行うRMP(Rights Management & Protect
ion)暗号方式であり、2重目は受信・蓄積時に復号処
理を行なうCAS(Conditional Access System)暗号方式
である。コンテンツに対する暗号処理の概念図を図2に
示す。コンテンツ作成者が作成したコンテンツを、コン
テンツ鍵Kkを用いてRMP暗号化処理11を行い、さら
に、蓄積コンテンツ鍵Ksを用いてCAS暗号化処理12を
行う。RMP暗号化処理11とCAS暗号化処理12を施され
た暗号化コンテンツは衛星を介して受信側に配信され
る。コンテンツが受信端末に受信されると、ユーザーの
契約内容の判断を行う。コンテンツの蓄積が可能と判断
したら、CAS用カード15から入手した蓄積コンテンツ
鍵Ksを用いてCAS復号処理13が行われ、HDD5に蓄積さ
れる。その後、ユーザーがコンテンツの視聴を望む時
に、HDD5に蓄積されていたRMP暗号化コンテンツを読み
出し、再びユーザーの契約内容の判断を行う。コンテン
ツの視聴が可能と判断したら、RMP用カード16から入
手したコンテンツ鍵Kkを用いてRMP復号処理14が行わ
れ、コンテンツが再生される。このように、2重で暗号
化することにより、コンテンツ受信・蓄積と視聴の際に
判断処理を行うことが可能となる。
【0015】(暗号方式)はじめに、RMP暗号方式とCAS
暗号方式の、暗号化処理および復号処理モデルを説明す
る。図3はRMP暗号方式モデルである。まず、コンテン
ツ20はコンテンツ鍵Kkを用いて暗号化21され、その
コンテンツ鍵Kkと視聴条件で蓄積後視聴条件情報22を
構成する。蓄積後視聴条件情報22に記述される情報は
後に詳細に述べる。蓄積後視聴条件情報22は蓄積後視
聴契約鍵Kw-vを用いて暗号化23され、その蓄積後視聴
契約鍵Kw-vと蓄積後視聴契約で蓄積後視聴契約情報24
を構成する。蓄積後視聴契約情報24に記述される情報
は後に詳細に述べる。蓄積後視聴契約情報24はRMP用
カード固有鍵Kmrを用いて暗号化25される。そして、
これらコンテンツ20と蓄積後視聴条件情報22と蓄積
後視聴契約情報24は受信端末に配信される。受信端末
内で、蓄積後視聴契約情報27はRMP用カード固有鍵Kmr
を用いて復号26され、蓄積後視聴契約情報27から蓄
積後視聴契約鍵Kw-vを入手する。蓄積後視聴条件情報2
9は蓄積後視聴契約鍵Kw-vを用いて復号28され蓄積後
視聴条件情報29からコンテンツ鍵Kkを入手する。コン
テンツ31はコンテンツ鍵Kkを用いて復号30される。
【0016】図4はCAS暗号方式モデルである。まず、
コンテンツ40は蓄積コンテンツ鍵Ksを用いて暗号化4
1され、その蓄積コンテンツ鍵Ksと蓄積条件で蓄積条件
情報42を構成する。蓄積条件情報42に記述される情
報は後に詳細に述べる。蓄積条件情報42は蓄積契約鍵
Kw-dを用いて暗号化43され、その蓄積契約鍵Kw-dと蓄
積契約で蓄積契約情報44を構成する。蓄積契約情報に
記述される情報は後に詳細に述べる。蓄積契約情報44
はCAS用固有鍵Kmcを用いて暗号化45される。そして、
これらコンテンツ40と蓄積条件情報42と蓄積契約情
報44は受信端末に配信される。受信端末内で、蓄積契
約情報47はCAS用固有鍵Kmcを用いて復号46され、蓄
積契約情報47から蓄積契約鍵Kw-dを入手する。蓄積条
件情報49は蓄積契約鍵Kw-dを用いて復号48され、蓄
積条件情報49から蓄積コンテンツ鍵Ksを入手する。コ
ンテンツ51は蓄積コンテンツ鍵Ksを用いて復号50さ
れる。
【0017】(各種制御情報)上で述べた各種制御情報
について詳細に説明する。はじめに蓄積契約情報につい
て説明する。蓄積契約情報は、蓄積契約と蓄積契約鍵Kw
-dから構成されている。蓄積契約とは、ユーザーと放送
事業体との蓄積に関わる契約内容のことであり、蓄積テ
ィアコード、契約の有効期間などが記述される。蓄積テ
ィアコードとは、ユーザーが蓄積可能なコンテンツを示
すためのコードであり、蓄積条件情報にも、対となるコ
ードが記述されている。蓄積契約条件の蓄積ティアコー
ドと蓄積条件情報の蓄積ティアコードを比較して対であ
ると判断されればユーザーはそのコンテンツの蓄積が可
能となる。蓄積契約情報は、ユーザーが放送事業体と契
約を交わすと、契約ユーザーに対して配信されるため、
蓄積契約情報には配信先のCAS用カードのカードIDが記
述される。
【0018】次に蓄積条件情報について説明する。蓄積
条件情報は、蓄積条件と蓄積コンテンツ鍵Ksから構成さ
れている。蓄積条件とは、コンテンツを蓄積するための
条件のことであり、蓄積ティアコードなどが記述され
る。蓄積条件情報は、コンテンツ配信とほぼ同タイミン
グでユーザーに対して配信される。
【0019】次に蓄積後視聴契約情報について説明す
る。蓄積後視聴契約情報は、蓄積後視聴契約と蓄積後視
聴契約鍵Kw-vから構成されている。蓄積後視聴契約と
は、ユーザーと放送事業体との視聴に関わる契約内容の
ことであり、視聴ティアコード、契約の有効期限などが
記述されている。視聴ティアコードとは、ユーザーが視
聴可能なコンテンツを示すためのコードであり、蓄積後
視聴条件情報にも、対となるコードが記述されている。
蓄積後視聴契約条件の視聴ティアコードと蓄積後視聴条
件情報の視聴ティアコードを比較して対であると判断さ
れればユーザーはそのコンテンツの視聴が可能となる。
蓄積後視聴契約情報は、ユーザーが放送事業体と契約を
交わすと、契約ユーザーに対して配信されるため、蓄積
後視聴契約情報には配信先のRMP用カードのカードIDが
記述される。
【0020】最後に蓄積後視聴条件情報について説明す
る。蓄積後視聴条件情報は、視聴条件とコンテンツ鍵Kk
から構成されている。視聴条件とは、コンテンツを視聴
するための条件のことであり、視聴ティアコード、コン
テンツの有効期限、外部出力可否などが記述される。蓄
積後視聴条件情報は、コンテンツ配信とほぼ同タイミン
グでユーザーに対して配信される。
【0021】蓄積後視聴条件情報も蓄積条件情報と同様
に、コンテンツ配信とほぼ同タイミングで契約ユーザー
に対して配信される。なお、パッケージメディアを用い
て配布する場合は、蓄積条件情報と蓄積後視聴条件情報
とコンテンツを格納して、配布する。
【0022】(受信端末内機能)受信端末内機能を図5
を用いて説明する。受信端末は、主に、受信部60、入
力部61、CASデスクランブラ62、HDD5、RMPデスク
ランブラ63、ICカード6、外部出力部64などから構
成される。本実施例では、コンテンツに対して2種類の
暗号方式を用いて暗号化処理を施すため、それぞれの暗
号方式に対応したCAS用カード15とRMP用カード16の
2つのICカードが存在する。しかし、2種類の暗号方式
の機能を持った共通のICカードにすることも可能であ
る。
【0023】各機能の概要説明を行う。受信部60は、
放送波や通信波を用いて配信されたコンテンツを受信す
るための機能である。入力部61は、パッケージメディ
アを用いて流通されたコンテンツを入力するための機能
である。CASデスクランブラ62とCAS用カード15は、
蓄積処理に制限をかける事を目的に、主に前述したCAS
暗号方式の復号処理を行う。CASデスクランブラ62は
主にCAS暗号化されたコンテンツの復号処理を行う。CAS
用カード15は、コンテンツ蓄積に関わる制御情報の復
号処理や、コンテンツ蓄積処理の可否判断処理等を行
う。HDD5はコンテンツと蓄積後視聴条件情報の蓄積す
る。RMPデスクランブラ63とRMP用カード16は、視聴
処理に制限をかける事を目的に、主に前述したRMP暗号
方式の復号処理を行う。RMPデスクランブラ63は主にR
MP暗号化されたコンテンツの復号処理を行う。RMP用カ
ード16は、コンテンツ視聴に関わる制御情報の復号処
理や、コンテンツ視聴処理の可否判断処理等を行う。外
部出力部64は、RMPデスクランブラ63で復号された
平文コンテンツをD-VHSなどに記録するために出力する
ための機能である。例えば、USBやIEEE1394のような外
部インタフェースである。また、リムーバブルメディア
等にコンテンツを格納する機能を持ってもよい。
【0024】(情報格納エリア)次に、図6を用いてコ
ンテンツおよび各種情報の格納場所を説明する。RMP用
カード15とCAS用カード16のそれぞれに格納されて
いるカードIDは、それぞれのカードを識別する値であ
り、カード単位に割り当てられる。このカードIDはICカ
ードの出荷時にはすでに格納されている。RMP用カード
16内のKmr、CAS用カード15内のKmcは、各ICカード
の出荷時にはすでに格納されている鍵である。コンテン
ツ65、蓄積後視聴条件情報29、蓄積後視聴契約情報
27、蓄積条件情報49、蓄積契約情報47は放送事業
者から配信される情報である。まず、事前に蓄積後視聴
契約情報27と蓄積契約情報47が配信される。これら
は、同時に配信してもよいし、異なるタイミングで配信
してもよい。蓄積後視聴契約情報27には蓄積後視聴契
約とKw-vが記述されておりRMP用カード16に格納さ
れ、蓄積契約情報47には蓄積契約とKw-dが記述されて
おりCAS用カード15に格納される。そして放送時間に
なると、コンテンツ65、蓄積後視聴条件情報29、蓄
積条件情報49が配信される。蓄積後視聴条件情報29
には視聴条件とKkが記述されており、その情報はHDD5
に格納され、蓄積条件情報49は格納せずに使用後すぐ
削除してしまう。コンテンツ65はHDD5に格納され
る。
【0025】(受信端末内暗号処理)次に、受信端末内
における暗号処理について図7、図8を用いて説明を行
う。図7は受信端末内におけるCAS暗号方式モデルであ
り、図8は受信端末内におけるRMP暗号方式モデルであ
る。ユーザーが放送事業者に登録を行うと、コンテンツ
の配信以前に、図7に示す蓄積契約情報47と図8に示
す蓄積後視聴契約情報27が配信される。
【0026】蓄積契約情報の受信手順を図9のフローチ
ャートを用いて説明する。はじめに、放送事業者から契
約ユーザーのCAS用カード宛てに蓄積契約情報47が配
信される85。蓄積契約情報47には、配信先のカード
IDが記述されている。受信部は送られてくる蓄積契約情
報47に記述されている配信先のカードIDを読み86、
受信端末に挿入されているCAS用カードのカードIDが宛
先として記述されている蓄積契約情報47を入手する8
7。そして、入手した蓄積契約情報47をCAS用カード
に受け渡す88。CAS用カードはカード毎にユニークな
鍵であるCAS用カード固有鍵Kmcを用いて、蓄積契約情報
47の復号処理46を行う89。復号した蓄積契約とKw
-dを入手し90、CAS用カード内に入手した情報を格納
81する91。
【0027】蓄積後視聴契約情報の受信手順を図10の
フローチャートを用いて説明する。はじめに、放送事業
者から契約ユーザーのRMP用カード宛てに蓄積後視聴契
約情報27が配信される92。蓄積後視聴契約情報27
には、配信先のカードIDが記述されている。受信部は送
られてくる蓄積後視聴契約情報27に記述されている配
信先のカードIDを読み93、受信端末に挿入されている
RMP用カードのカードIDが宛先として記述されている蓄
積後視聴契約情報27を入手する94。そして、入手し
た蓄積後視聴契約情報27をRMP用カードに受け渡す9
5。RMP用カードはカード毎にユニークな鍵であるRMP用
カード固有鍵を用いて、蓄積後視聴契約情報27の復号
処理26を行う96。復号した蓄積後視聴契約とKw-vを
入手し97、RMP用カード内に入手した情報を格納82
する98。
【0028】コンテンツ配信時間になると、ほぼ同じタ
イミングでコンテンツと蓄積条件情報と蓄積後視聴条件
情報を受信する。そして、図7に示すCAS暗号処理を行
なう。以下に、CAS暗号処理を説明する。コンテンツ5
1を蓄積する前に、CAS用カードに格納していたKw-dを
用いて蓄積条件情報49を復号48し、蓄積コンテンツ
鍵Ksを入手する。そして、入手した蓄積コンテンツ鍵Ks
を用いてコンテンツ51を復号50し、RMP暗号化され
た状態のコンテンツ31をHDDに蓄積する。ユーザーが
コンテンツの視聴を望むと、図8に示すRMP暗号処理を
行なう。以下に、RMP暗号処理を説明する。まず、HDDか
ら蓄積後視聴条件情報29を読み出し、RMP用カードに
格納していたKw-vを用いて復号28し、コンテンツ鍵Kk
を入手する。そして、入手したコンテンツ鍵Kkをコンテ
ンツの復号機能を持つRMPデスクランブラにセットす
る。最後に、HDDに格納されているコンテンツ31をRMP
デスクランブラに読み出し、コンテンツ鍵Kkを用いて復
号30し、コンテンツ83を視聴する。
【0029】(蓄積契約情報および蓄積後視聴契約情報
入手)放送事業者と契約を要するコンテンツを視聴する
には、事前に蓄積契約情報および蓄積後視聴契約情報を
入手する必要がある。つまり、蓄積契約情報、蓄積後視
聴契約情報が更新された場合、それを入手しなければコ
ンテンツを視聴することはできない。本コンテンツ提供
方式は、各種制御情報に関する処理は各ICカードで行な
うという特徴がある。つまり、蓄積契約情報は、受信端
末宛てに配信されるのではなく、カードIDが宛先として
記述され、ユーザーのCAS用カード宛てに配信される。
おなじく、蓄積後視聴契約情報も、受信端末宛てに配信
されるのではなく、カードIDが宛先として記述され、ユ
ーザーのRMP用カード宛てに配信される。さらに、CAS用
カードおよびRMP用カードには、可搬性を持たせてい
て、ユーザーが携帯することが可能である。これより、
図11に示すサービスが可能となる。例えばユーザーが
長期間家を留守にし、本人所有の受信端末100を使用
できない状況であっても、CAS用カードとRMP用カード1
01を携帯していれば、他人の受信端末や買い替え後の
受信端末やKIOSK端末102を介して蓄積契約情報と蓄
積後視聴契約情報103を入手可能である。また、CAS
用カードとRMP用カードの機能がまとめて1枚のICカー
ドに含まれていても、前記のサービスが実現可能であ
る。
【0030】(外部出力サービス)外部出力サービスを
図12を用いて説明する。本コンテンツ配信方式に対応
したコンテンツは、RMPデスクランブラを搭載していな
いとコンテンツを再生することができないため、再生可
能な機器110が限られている。しかし、RMP暗号を復
号後のコンテンツを、外部出力部を用いて出力しメディ
ア111に格納すると、RMPデスクランブラを搭載して
いない端末102でも再生する事が可能となる。
【0031】一旦復号処理を行なったコンテンツであっ
ても、不正コピーや改ざん等の不正使用を防止する時に
は、IEEE1394 113の5C DTCP(Digital Transmissio
n Content Protection)のようにRMPデスクランブラに
依存せず、一般的に使用されている方法で暗号化して出
力したり、受信端末内でDVDのようなコンテンツ保護の
機能がついたメディアに格納することでコンテンツを保
護することが可能となる。これにより、コンテンツの保
護を行いながら、再生端末をRMPデスクランブラ搭載端
末に限定されることはない方式が実現可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、任
意の端末で蓄積後視聴契約情報の受信を可能とすること
により、端末の買い替えや複数台所有にも対応可能とな
る。また、蓄積後視聴を前提とした特別な端末によら
ず、蓄積後視聴を前提としない一般的な端末にてコンテ
ンツが再生可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテンツ提供方式の全体システムの図であ
る。
【図2】コンテンツに対する暗号処理の概念を説明する
ための図である。
【図3】RMP暗号処理および鍵配信モデルを示す図であ
る。
【図4】CAS暗号処理および鍵配信モデルを示す図であ
る。
【図5】受信端末内の構成を示す図である。
【図6】コンテンツおよび各種情報の格納場所を説明す
るための図である。
【図7】受信端末内におけるCAS暗号方式モデルを示す
図である。
【図8】受信端末内におけるRMP暗号方式モデルを示す
図である。
【図9】蓄積契約情報の受信の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】視聴契約情報の受信の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】蓄積契約情報および蓄積後契約情報の入手処
理を説明するための図である。
【図12】コンテンツを外部出力するサービスを説明す
る図である。
【符号の説明】
1…送出側、2…衛星、3…受信側、4…受信端末、5
…HDD、6…ICカード、8…パッケージメディア、15
…CAS用カード、13…RMP用カード、27…蓄積後視聴
契約情報、29…蓄積後視聴条件情報、47…蓄積契約
情報、49…蓄積条件情報、62…CASデスクランブ
ラ、63…RMPデスクランブラ、64…外部出力部、1
00…本人所有受信端末、102…他人の受信端末もし
くはKIOSK端末、110…RMPデスクランブラ搭載受信端
末、112…RMPデスクランブラ未搭載受信端末。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G06F 12/14 320 H04H 1/00 F G06K 17/00 H04N 7/167 Z H04H 1/00 5/91 P (72)発明者 森 裕志 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所放送・通信システム推 進事業部内 (72)発明者 白木 光彦 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所放送・通信システム推 進事業部内 Fターム(参考) 5B017 AA03 BA05 CA16 5B058 CA27 KA31 YA16 YA18 5C052 AA01 CC06 DD04 5C053 FA13 FA23 JA21 LA14 5C064 BA01 BB02 BC07 BC25 BD05 BD14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末に着脱可能であり、蓄積後視聴契約情
    報格納部と、蓄積後視聴契約情報の宛先となるIDを備え
    たことを特徴とするセキュリティモジュール。
  2. 【請求項2】蓄積契約情報格納部と、蓄積契約情報の宛
    先となるIDを備えたことを特徴とする請求項1記載のセ
    キュリティモジュール。
  3. 【請求項3】蓄積後視聴契約情報の宛先となるIDと蓄積
    契約情報の宛先となるIDが同一であることを特徴とした
    請求項2記載のセキュリティモジュール。
  4. 【請求項4】コンテンツ入力部、もしくは、コンテンツ
    受信部と蓄積後視聴復号可否判断部と蓄積後視聴復号処
    理部から構成され、復号したコンテンツの外部出力部を
    備えたことを特徴とするコンテンツ受信端末。
JP2001197693A 2001-06-29 2001-06-29 コンテンツ提供方法、コンテンツ受信端末およびセキュリティモジュール Pending JP2003018562A (ja)

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