JP2003018405A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP2003018405A
JP2003018405A JP2001199343A JP2001199343A JP2003018405A JP 2003018405 A JP2003018405 A JP 2003018405A JP 2001199343 A JP2001199343 A JP 2001199343A JP 2001199343 A JP2001199343 A JP 2001199343A JP 2003018405 A JP2003018405 A JP 2003018405A
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Atsushi Nochida
淳 後田
Osamu Yamada
修 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原画像の階調特性を表示画像及び出力画像の
いずれにおいても忠実に再現することは困難であった。 【解決手段】 ガンマ設定部12で画像入力装置19の
入力階調特性を設定し、用紙設定部15でプリンタ14
の用紙情報を設定し、階調変換部16で該入力階調特性
及び用紙情報に基づいてプリンタ14における出力階調
再現曲線を算出する。またビデオ信号生成部13におい
ては、前記入力階調特性及びモニタ11の表示階調特性
に基づいてモニタ11の表示階調再現曲線を算出する。
そして、これら階調再現曲線に基づく階調マッチングが
行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数機器における
階調マッチングを行う画像処理装置及びその方法、及び
画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルカメラやスキャナ等で入
力した画像を、モニタに表示したり、プリンタで印字す
る際に、例えばプリンタ出力における画像の明るさの調
整方法としては、プリンタドライバの設定における自動
設定や、明るさに関するユーザー設定、または出力γ値
を選択する、という方法があった。
【0003】そしてプリンタ出力を実行する際にプリン
タドライバは、設定された明るさ、またはγ値により、
取り込まれた画像データに対応する印刷濃度を求め、階
調補正曲線を算出し、画像データを補正することによっ
て、出力画像の明るさを調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の調整方法によれば、現在の入力に使用されたカメラ
やスキャナの特性を反映せず、または反映できずに、プ
リンタの階調補正曲線を設定して出力を行っていた。さ
らには、入力装置で取り込み可能な階調レンジと、モニ
タで表示可能な階調レンジやプリンタの出力可能な階調
レンジとの関係を考慮せずに、階調補正曲線を設定して
いた。
【0005】したがって、モニタ表示またはプリンタか
ら出力された画像が、原画像に比べて明るすぎてしま
う、もしくは暗すぎてしまうという問題や、画像の明る
い部分が白く飛んだり、暗い部分の階調が潰れてしまう
という問題があった。
【0006】本発明は上述した問題を解決するためにな
されたものであり、原画像の階調特性を表示画像及び出
力画像のいずれにおいても忠実に再現可能とする画像処
理装置及びその方法、及び画像処理システムを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明は以下の構成を備える。
【0008】すなわち、画像入力デバイスと画像表示デ
バイス、及び画像出力デバイスが接続され、これらデバ
イス間における階調マッチングを行う画像処理装置であ
って、前記画像入力デバイスの入力特性を取得する入力
特性取得手段と、前記画像表示デバイスの表示特性を取
得する表示特性取得手段と、前記画像出力デバイスの出
力特性を取得する出力特性取得手段と、 前記入力特
性、前記表示特性及び前記出力特性に基づいて、前記画
像表示デバイスにおける表示階調再現曲線及び前記画像
出力デバイスにおける出力階調再現曲線を算出する算出
手段と、を有することを特徴とする。
【0009】例えば、前記画像入力デバイスは輝度画像
信号を入力し、前記入力特性は、前記画像入力デバイス
の階調特性であることを特徴とする。
【0010】例えば、前記入力特性取得手段は、ユーザ
指示に基づいて前記入力特性を取得することを特徴とす
る。
【0011】例えば、前記画像出力デバイスは記録媒体
上に画像を形成し、前記出力特性は、前記記録媒体の種
類であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】<第1実施形態>図1は、本発明の一実施
形態である画像処理装置の構成を示したブロック図であ
る。同図において、10は画像データを格納する画像メ
モリ、11は画像を表示するモニタ、12はユーザ指示
に基づいて表示特性を設定するガンマ設定部、13は設
定されたガンマ値に基づき画像データをビデオ信号に変
換するビデオ信号生成部、14は画像を印刷するための
プリンタ、15はユーザ指示に基づいて印刷用紙の種類
を設定する用紙設定部、16は入力された画像データと
印刷用に出力される画像データ間における階調マッチン
グを行う階調変換部、17は入力画像データと印刷画像
データ間における色のマッチングを行うカラーマッチン
グ処理部、18は画像データをプリンタ駆動信号に変換
する出力画像処理部、19は画像データを入力する、デ
ジタルカメラやスキャナ等の画像入力装置、である。
【0014】本実施形態の画像処理装置に入力される画
像データは、画像入力装置19によりデジタイズされた
データであり、明るさに対応した画素値として画像メモ
リ10に格納される。ここでは、各画素値はレッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の8ビット値
で、それぞれの値が255で最高輝度、0で最低輝度を
表すものとする。
【0015】画像入力装置19は、撮像素子であるCC
DやCMOSセンサ等により入力信号(光強度)を電気
信号に変換した後、アナログ補正回路を経由してADコ
ンバータによりデジタル信号に変換した画像データを、
画像メモリ10に記録する。このとき、原画像の輝度Y
iと変換された画像信号Iは、画像入力装置19のガン
マ値γcameraを用いて、おおむね式(1)に示す関係を有
する。
【0016】Yi=(I/255)γcamera …(1) モニタ11は、CRTまたはLCD等の表示装置であ
り、駆動信号の強度Vに対して得られる表示輝度Yo
は、モニタ11のガンマ値γmonitorを用いて、おおむ
ね式(2)に示す関係を有する。
【0017】Yo=Vγmonitor …(2) ビデオ信号生成部13は、DAコンバータによって画素
値Iに対応したビデオ駆動信号Vを生成する。DAコン
バータのガンマ値をγvideoとすると、ビデオ駆動信号
Vはおおむね式(3)に示す関係を有する。
【0018】V=(I/255)1/γvideo …(3) すると、上記式(2)及び(3)に基づき、画素値Iと
モニタ11に表示される輝度値Yoは、式(4)に示す関
係を有する。
【0019】 Yo=(I/255)γmonitor/γvideo= (I/255)γtarget …(4) ビデオ信号生成部13においては式(4)に示すよう
に、画素値Iとモニタ11に表示される輝度値Yoとの
関係が、ガンマ設定部12で設定された目標ガンマ値γ
targetとなるように、DAコンバータの入出力特性(γ
video)を調整する。ここで、目標ガンマ値γtargetが
画像入力装置19のガンマ値γcameraと等しければ、原
画像の輝度がそのままモニタ11に表示される。また、
目標ガンマ値γtargetを調整することによって、モニタ
11における表示画像の明るさを制御することも可能で
ある。
【0020】プリンタ14は、たとえばインクジェット
方式によるものであり、出力用紙上にシアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のイン
ク滴を吐出定着させ、その密度により色の濃淡を表現す
るとする。
【0021】出力画像処理部18は、入力RGB画素値
に対してCMYKの各インクの吐出量を制御することに
より、用紙上での所望の色を再現する。本実施形態のプ
リンタ14は、普通紙、コート紙、光沢紙など複数の用
紙に対する印刷を可能とし、印刷対象となる用紙の種類
は、用紙設定部15により指示される。
【0022】階調変換部16は、画像入力装置19によ
り取り込まれた画像との階調マッチングを取るために、
設定された用紙種別に基づき、以下に示す手順によって
階調変換を行う。
【0023】まず、予め用紙の種類毎に、画素値と出力
色の関係を測定しておく。すなわち、階調変換を行わず
に、画素値(R,G,B)を(0,0,0)から(25
5,255,255)まで256段階に変化させたグレ
ーパッチを用紙上に出力し、各グレーパッチを測色計で
測色し、用紙面を基準(反射率1)とした相対反射率R
を求める。そして、以下に示す式(5)に基づいて、反
射率Rを印刷明度Lp*に変換する。
【0024】 L*=116R1/3−16 (R>0.008856) L*=903.29R (R≦0.008856) …(5) 図2に、階調変換部16に保持されている、所定用紙に
対する画素値Iと印刷明度Lp*の関係の一例を示す。
【0025】一方、画像入力装置19により得られる画
素値Iと入力光の明度Lm*の関係は、ガンマ設定部12
で設定された目標ガンマ値γtargetによって、式(6)
で表される。
【0026】 Lm*=116(Y/Y0)1/3−16 =116(I/255)γtarget/3−16 (Y/Y0>0.008856) Lm*=903.29(Y/Y0) =903.29(I/255)γtarget (Y/Y0≦0.008856) …(6) ここで、Y0は完全拡散反射面の輝度であり、通常値は
100である。図3に、γtarget=2.2の時の画素値
Iと入力明度Lm*の関係を示す。
【0027】図2および図3によれば、画像入力装置1
9で取り込み可能な明度域(Lm*レンジ)が0〜100
であるのに対し、プリンタ14で印刷可能な明度域(L
p*レンジ)は10〜100であり、差があることが分か
る。従って、プリンタ14において画像入力装置19と
階調再現性がマッチした印刷出力を得るためには、入力
明度の圧縮が必要である。そこで本実施形態において
は、取り込み可能な明度域(Lm*レンジ)を印刷可能な
明度域(Lp*レンジ)に線形に圧縮する。すなわち、式
(7)で示される変換を行う。
【0028】 Lm*'=Lm*・(Lmax−Lmin)/Lmax+Lmin …(7) ここで、Lmax及びLminはそれぞれ、プリンタ14で印
刷可能な最高明度及び最低明度であり、すなわち、図2
に示すLp*の最大値(100)及び最小値(10)であ
る。
【0029】図4に、(7)式による圧縮後の明度Lm
*'と画素値Iとの関係を示す。同図によれば、明度Lm
*'の範囲が、図2に示すプリンタ14の印刷可能明度域
内に収まっており、すなわち、全ての入力明度Lm*がプ
リンタ14においてLm*'として再現されることによ
り、階調性が保たれることが分かる。
【0030】図4に示す出力階調特性を実現するため
に、階調変換部16においては以下のように画素値を変
換する。
【0031】まず、画素値(R,G、B)がそれぞれ
0,17,34,51,68,85,102,119,
136,153,170,187,204,221,2
38,255となる16階調について、プリンタ14に
おいて図4に示す明度を出力するための入力値を、図2
から求める。例えば、画素値17に対する目標明度は図
4によれば12である。一方、プリンタ14において明
度12を出力するには、図2によれば画素値を9とすれ
ば良いことが分かる。従って階調変換部16において
は、入力画素値17を9に変換して出力すればよい。
【0032】次に、0から255の画素値に対応する変
換値を、先程求めた16階調からの補間によって求め
る。補間方法としては線形補間でも良いが、スプライン
など滑らかな方法を用いることが望ましい。さらに、補
間計算の精度を8ビット以上にすることにより、補間に
よる階調飛びを防ぐことができる。
【0033】以下、本実施形態におけるプリンタ14か
らの画像出力処理を、図5のフローチャートを参照して
説明する。
【0034】まず、画像メモリ10に画像データを入力
する(S61)。そして、階調マッチングの対象となる
目標ガンマ値γtargetをガンマ設定部12に従って設定
したり、プリンタ14の用紙種類を用紙設定部15にて
設定する等、各種出力条件を設定する(S62)。
【0035】そして階調変換部16にて、上記設定され
た出力条件に基づき、上述したように式(6)及び式
(7)、及び補間による階調変換処理を行う(S63)。
そして、カラーマッチング処理部17にてカラーマッチ
ング処理を行った後(S64)、出力画像処理部18に
て出力画像データをプリンタ14へ転送してプリント出
力を行う(S65)。
【0036】このように本実施形態においては、画素値
に対する補正値の関係を求めて、画像データのRGB値
を補正することにより、画像入力装置19と階調マッチ
ングのとれた印刷出力を行うことができる。
【0037】以下、ステップS62における出力条件設
定処理について、図6及び図7を参照して詳細に説明す
る。
【0038】図6は、プリンタドライバのユーザインタ
ーフェイス(以下、UI)の一例を示す図である。画像
を出力する場合、ユーザは、所望の出力条件となるよう
に、UIの各項目を設定後、OKボタン77を押下する
ことで、出力条件設定を終了する。
【0039】同図において、71は画像の印刷目的を設
定する印刷目的設定部、72は印刷に使用する用紙の種
類を設定する用紙種類設定部、73は印刷に使用する用
紙の大きさを設定する用紙サイズ設定部、74は出力画
像に対してカラーマッチング処理を施すか否かを設定す
るカラーマッチング設定部、75はカラーマッチングの
種類を設定するカラーマッチング方法設定部、76はマ
ッチングの目標ガンマ値γtargetを設定する目標ガンマ
設定部、77は全設定が終了したこと指示するOK設定
部、78は設定作業の中止を指示するキャンセル設定
部、である。
【0040】図6に示す目標ガンマ設定部76及び用紙
種類設定部72がそれぞれ、図1に示すガンマ設定部1
2及び用紙設定部15に相当する。
【0041】図7は、ステップS62における上記UI
を用いた出力条件設定処理の詳細を示すフローチャート
である。まず、キャンセルボタン78が押下されている
か否かをチェックし(S801)、押下されていれば出
力条件設定ステップを終了するが、押下されていなけれ
ばOKボタン77が押下されているか否かをチェックし
(S802)、これが押下されていなければステップS
801へ戻るが、押下されていれステップS81へ進
み、以下の設定処理を続行する。
【0042】まず、印刷目的設定部71の設定により、
モノクロ文書、文書/表、写真、DTP、グラフィック
ス、ユーザ定義、等の印刷目的情報を取得する(S8
1)。そして、用紙種類設定部72(すなわち用紙設定
部15)の設定により、普通紙、コート紙、光沢紙等、
複数の用紙種類の中から対象用紙情報を取得し(S8
2)、用紙サイズ設定部73の設定により、A3、A
4、A5、B4、B5、はがき、等の用紙サイズ情報を
取得し(S83)、カラーマッチング設定部74の設定
により、カラーマッチング処理のオン/オフ情報を取得
する(S84)。
【0043】そして、カラーマッチング設定がオフであ
れば出力条件設定処理を終了するが、オンであれば、カ
ラーマッチング方法設定部75の設定により、階調優
先、色味優先、色差最小などのカラーマッチング方法の
情報を取得する(S86)。そして、目標ガンマ設定部
76(すなわちガンマ設定部12)の設定により、階調
マッチングさせたい画像入力装置19の目標ガンマ値γ
targetを取得する(S87)。
【0044】なお、図6のUIに示した各設定項目には
それぞれ初期値が設定されており、ユーザによってこれ
ら初期値が任意に変更される。例えば、図6において目
標ガンマ設定部76には初期値としてγtarget=2.2
が設定されているが、これがユーザの所望する値に変更
される。なお、目標ガンマ値γtargetの初期値としては
例えば、画像入力装置19のガンマ値(γcamera)と同
等の値を設定しておけば良い。
【0045】ここで、上述したようにモニタ11の表示
特性、すなわち画素値と表示輝度値の関係も、設定され
た目標ガンマ値γtargetとなるようにビデオ信号生成部
13において制御される。従って、モニタ表示及び印刷
出力のいずれにおいても、目標ガンマ値γtargetに基づ
く階調再現がなされることになる。
【0046】以上説明したように本実施形態によれば、
画像入力装置19の階調特性と、モニタ11の階調特性
と、プリンタ14における用紙情報に基づいて、表示お
よび印刷出力時の階調再現曲線を算出するため、画像入
力装置19の特性に応じた階調による表示及び出力画像
を得ることができる。
【0047】特に、画像入力装置19と印刷用紙の階調
再現域を、人間の明るさの知覚に対して均等な歩度であ
る明度において線形圧縮することにより、視覚的に好ま
しい階調再現を行うことができる。
【0048】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0049】図8は、第2実施形態に係る画像処理装置
の構成を示すブロック図である。同図において、上述し
た第1実施形態に示す図1の構成からγ設定部12を除
去して、モニタ11の階調特性を保持するモニタプロフ
ァイル20、用紙毎の出力特性を保持するプリンタプロ
ファイル21、画像入力装置19の階調特性を保持する
カメラプロファイル22を追加したことを特徴とし、他
の構成については図1と同様であるため、詳細な説明を
省略する。
【0050】カメラプロファイル22には、画像入力装
置19のγおよび色分解フィルタの分光特性が記述され
ている。また、モニタプロファイル20には、モニタ1
1のγおよび蛍光体のRGB色度が記述されている。ま
た、プリンタプロファイル21には、用紙ごとの入力画
素値に対する印刷色のLab値が記述されている。この
ようなデバイス特性を記述する一般的な方法としては、
インターカラーコンソーシアムが提唱するICCプロフ
ァイル等がある。
【0051】第2実施形態の画像処理装置においては、
まずカメラプロファイル22から画像入力装置19のγ
cameraを読み出して、入力画素値と原画像明度の関係を
求める。そして、モニタプロファイル20からモニタ1
1のγmonitorを読み出して、ビデオ信号生成部13へ
指定するγvideoの値を、式(8)により算出する。
【0052】 γvideo=γmonitor/γcamera …(8) 画像を印刷する際には、入力画素値に基づき、プリンタ
プロファイル21から現在設定されている用紙について
の最高明度Lmaxおよび最低明度Lminを読み出し、上述
した式(7)に基づいて、プリンタ14での印刷用に圧
縮した出力明度Lm*'を求める。さらに、プリンタプロ
ファイル21から出力階調特性を読み出し、プリンタ1
4において圧縮した出力明度Lm*'を出力するように、
入力画素値を補正する。
【0053】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、予めカメラプロファイル22とモニタプロファイル
20およびプリンタプロファイル21を保持しておき、
これらプロファイルから入出力特性を読み出して画素値
に対する適切な補正値を取得することにより、画像入力
装置19やプリンタ14に対する用紙設定を変更した場
合にも、自動的に画像入力装置19の階調特性と階調マ
ッチングのとれたモニタ表示または印刷出力を行うこと
が可能となる。
【0054】なお、画像入力装置19を変更する場合に
は、カメラプロファイル22も同時に変更されるべきで
あることは言うまでもない。
【0055】上述した第1及び第2実施形態において
は、16階調値から、0〜255の画素値に対応する変
換値を求めるように説明したが、本発明は16階調値に
限定されず、メモリ容量や精度等によって32階調値等
に変化させても良いことは言うまでもない。
【0056】また、階調変換部16における階調変換処
理として、式(5)、式(6)、及び補間処理によって、画
像出力のたびに出力階調特性を算出する例を説明した
が、本発明はこれに限定されない。予め代表的なガンマ
値と用紙種類との組み合わせに基づいて出力階調特性を
算出してメモリ等に記憶させておき、出力時は該メモリ
から出力階調特性を読み出すようにしても良い。
【0057】また、図6に示すUIとして、ボタンによ
る選択方法を示したが、本発明はこれに限定されないこ
とは言うまでもない。例えば該UIをメニュー形式にし
てユーザに選択させるように構成しても良いし、キーワ
ードを直接入力させるような形式であっても構わない。
つまり、出力条件をユーザが任意に設定できるようなU
I構成であればよい。
【0058】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用しても良い。また、本発明の目的は、
前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても達成され
ることは言うまでもない。
【0059】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0060】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD
-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることが出来る。
【0061】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
画像の階調特性を表示画像及び出力画像のいずれにおい
ても忠実に再現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における印刷階調特性の一例を示す
図である。
【図3】本実施形態における入力階調特性の一例を示す
図である。
【図4】本実施形態における明度圧縮した階調特性の一
例を示す図である。
【図5】本実施形態における画像出力処理を示すフロー
チャートである。
【図6】本実施形態における画像出力条件の設定UIの
一例を示す図である。
【図7】本実施形態における画像出力条件設定処理を示
すフローチャートである。
【図8】第2実施形態における画像処理装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10 画像メモリ 11 モニタ 12 ガンマ設定部 13 ビデオ信号生成部 14 プリンタ 15 用紙設定部 16 階調変換部 17 カラーマッチング処理部 18 出力画像処理部 19 画像入力装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/202 B41J 3/00 A Fターム(参考) 2C262 AA24 AB13 BB01 BB36 BC10 EA02 EA04 EA06 EA11 EA12 5B057 AA11 BA02 BA23 BA25 CC01 CE11 CE18 CH08 CH18 DA16 DA17 5C021 XA34 XA35 5C077 LL19 PP15 PP34 PP35 PP37 PP43 PQ08 PQ12 RR19 SS05 SS06 5C082 AA22 AA27 BA12 BA36 BA39 CA11 CB05 DA53 MM02 MM09 MM10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力デバイスと画像表示デバイス、
    及び画像出力デバイスが接続され、これらデバイス間に
    おける階調マッチングを行う画像処理装置であって、 前記画像入力デバイスの入力特性を取得する入力特性取
    得手段と、 前記画像表示デバイスの表示特性を取得する表示特性取
    得手段と、 前記画像出力デバイスの出力特性を取得する出力特性取
    得手段と、 前記入力特性、前記表示特性及び前記出力特性に基づい
    て、前記画像表示デバイスにおける表示階調再現曲線及
    び前記画像出力デバイスにおける出力階調再現曲線を算
    出する算出手段と、を有することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記画像入力デバイスは、輝度画像信号
    を入力することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記入力特性は、前記画像入力デバイス
    の階調特性であることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力特性取得手段は、ユーザ指示に
    基づいて前記入力特性を取得することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力特性取得手段は、保持手段に予
    め保持された入力特性を読み出すことを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像出力デバイスは記録媒体上に画
    像を形成することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記出力特性は、前記記録媒体の種類で
    あることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記出力特性取得手段は、ユーザ指示に
    基づいて前記出力特性を取得することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記表示特性は、前記画像表示デバイス
    の階調特性であることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記算出手段は、 前記入力特性に基づいて入力階調範囲を求め、 前記出力特性に基づいて出力階調範囲を求め、 前記出力階調範囲が前記入力階調範囲に一致するよう
    に、前記出力階調再現曲線を算出することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記算出手段は、前記出力階調範囲を
    線形圧縮して前記入力階調範囲に一致させることによっ
    て、前記出力階調再現曲線を算出することを特徴とする
    請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記算出手段はさらに、前記入力特性
    及び前記表示特性に基づいて、前記表示デバイスにおけ
    る表示階調再現曲線を算出することを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 更に、前記算出手段で算出された出力
    階調再現曲線に基づき、前記入力デバイスから入力され
    た画像データの階調を変換する階調変換手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記入力特性取得手段、前記表示特性
    取得手段及び前記出力特性取得手段は、それぞれのプロ
    ファイルからそれぞれの特性を読み出すことを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 画像入力デバイスおよび画像表示デバ
    イスの階調特性に応じて、画像出力デバイスにおける階
    調処理条件を設定する画像処理方法であって、 前記画像入力デバイスの入力特性を取得する入力特性取
    得工程と、 前記画像表示デバイスの表示特性を取得する表示特性取
    得工程と、 前記画像出力デバイスの出力特性を取得する出力特性取
    得工程と、 前記入力特性、前記表示特性及び前記出力特性に基づい
    て、前記画像出力デバイスにおける出力階調再現曲線を
    算出する算出工程と、を有することを特徴とする画像処
    理方法。
  16. 【請求項16】 コンピュータ上で実行されることによ
    って、画像入力デバイスおよび画像表示デバイスの階調
    特性に応じて、画像出力デバイスにおける階調処理条件
    を設定するプログラムであって、 前記画像入力デバイスの入力特性を取得する入力特性取
    得工程のコードと、 前記画像表示デバイスの表示特性を取得する表示特性取
    得工程のコードと、 前記画像出力デバイスの出力特性を取得する出力特性取
    得工程のコードと、 前記入力特性、前記表示特性及び前記出力特性に基づい
    て、前記画像出力デバイスにおける出力階調再現曲線を
    算出する算出工程のコードと、を有することを特徴とす
    るプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のプログラムを記録し
    た記録媒体。
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