JP2003018184A - 通信制御システムおよび通信制御方法 - Google Patents

通信制御システムおよび通信制御方法

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JP2003018184A
JP2003018184A JP2001203653A JP2001203653A JP2003018184A JP 2003018184 A JP2003018184 A JP 2003018184A JP 2001203653 A JP2001203653 A JP 2001203653A JP 2001203653 A JP2001203653 A JP 2001203653A JP 2003018184 A JP2003018184 A JP 2003018184A
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Osamu Wakamori
修 若森
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端末に異なるネットワークアドレスが割り当て
られた場合でも端末のアプリケーションを再起動するこ
となくサーバとの通信を継続して行う。 【解決手段】無線LAN端末21側およびネットワーク
側にそれぞれ接続変換クライアント23および接続変換
サーバ13が設けられている。これら接続変換クライア
ント23および接続変換サーバ13によって、アプリケ
ーションプログラム22とアプリケーションサーバ11
との間で授受されるパケットの送信元アドレスや宛先ア
ドレスが自動的に変換される。このアドレス変換によ
り、トンネリングを用いることなく位置透過なローミン
グを実現でき、端末21が移動して異なるネットワーク
アドレスが割り当てられた場合でも端末21のアプリケ
ーション22を再起動することなくサーバ11との通信
を継続して行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信制御システムお
よび通信制御方法に関し、特にネットワークを介して行
われる情報処理端末とサーバとの間の通信を制御するた
めの通信制御システムおよび通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、計算機などの情報処理端末をネ
ットワークに接続する場合には、端末に対してIPアド
レスなどのネットワークアドレスを設定することが必要
となる。社内LANなどの小規模なネットワークシステ
ムにおいては、端末のIPアドレスを固定せずに、DH
CP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ
などから動的に取得する場合も多い。
【0003】ところで、無線LAN端末などの携帯や移
動が容易な端末を接続対象とした社内LANなどにおい
ては、端末をネットワークに接続するための複数のアク
セスポイントが設けられており、またあるアクセスポイ
ントから他のアクセスポイントに端末が移動した場合で
もネットワークに接続することを可能にするためのロー
ミングの設定がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、端末とネット
ワーク上のサーバとの間でクライアント・サーバ型のア
プリケーションを使用している場合には、端末とサーバ
がコネクションを張った状態で端末が異なるネットワー
クセグメントに移動すると、移動先では端末のIPアド
レスが変化してしまうので、端末とサーバ間のコネクシ
ョンが切断されてしまうことになる。
【0005】よって、端末で実行中のアプリケーション
を継続して使用することはできず、使用するためにはア
プリケーションを再起動しなければならないという問題
点がある。
【0006】また、コネクションを確立した状態で端末
をサスペンドし、リジューム時に別のネットワークセグ
メントに接続した場合も同様であり、リジューム後にア
プリケーションを再起動しなければならないという問題
点がある。
【0007】位置透過なローミングを可能にする技術と
しては、Mobile IP(RFC2002から20
04など)が知られている。しかし、Mobile I
Pでは、あるプロトコルのパケットに別のプロトコルの
ヘッダを付加して配送するというトンネリング技術を使
用しているため、そのトンネリング処理にかかるオーバ
ーヘッドが大きい。また、元のパケットのサイズが配送
用のパケットサイズの上限値に近い場合、トンネリング
処理の際に元のパケットの分割・再結合といった、オー
バーヘッドの大きな処理が必要となってしまうという問
題点もある。
【0008】本発明は上述の事情を考慮してなされたも
のであり、オーバーヘッドの大きなトンネリング処理を
用いずに、しかも端末に異なるネットワークアドレスが
割り当てられた場合でも端末のアプリケーションを再起
動することなくサーバとの通信を継続して行うことが可
能な通信制御システムおよび通信制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、ネットワークを介して行われる情報処理
端末とサーバとの間の通信を制御するための通信制御シ
ステムであって、前記端末側に設けられ、前記端末上で
実行されるアプリケーションプログラムに対して割り当
てた第1の仮想アドレスと前記端末の実アドレスとの関
係を示す第1のアドレス変換テーブルを有し、前記アプ
リケーションプログラムからの前記サーバ宛のパケット
に含まれる送信元アドレスを前記第1の仮想アドレスか
ら前記実アドレスに変換して前記ネットワーク上に送出
すると共に、前記端末が前記ネットワークから受信した
前記サーバからのパケットに含まれる宛先アドレスを前
記実アドレスから前記第1の仮想アドレスに変換する第
1のパケット変換手段と、前記ネットワーク側に設けら
れ、前記サーバとの間の通信で使用する第2の仮想アド
レスと前記端末の前記実アドレスとの関係を示す第2の
アドレス変換テーブルを有し、前記ネットワーク上に送
出された前記サーバ宛のパケットに送信元アドレスとし
て含まれる前記端末の実アドレスを、前記第2の仮想ア
ドレスに変換して前記サーバ宛に送出すると共に、前記
サーバからのパケットに宛先アドレスとして含まれる前
記第2の仮想アドレスを、前記端末の実アドレスに変換
して前記ネットワーク上に送出する第2のパケット変換
手段とを具備することを特徴とする。
【0010】この通信制御システムによれば、端末上の
アプリケーションがサーバとの通信に使用する第1の仮
想アドレスは、端末のネットワークアドレスが変化して
も変更されない。またサーバは第2の仮想アドレスで指
定される相手先と通信するので、端末のネットワークア
ドレスが変化しても、第2の仮想アドレスで指定される
相手先は変化しない。よって、端末に異なるネットワー
クアドレスが割り当てられた場合でも端末とサーバ間で
既に接続が確立されているコネクションを切断すること
なく端末のアプリケーションを使用し続けることが可能
となる。さらに、パケット内の送信元アドレス、宛先ア
ドレス自体を変換しているので、オーバーヘッドの大き
なトンネリング処理は不要となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、本発明の一実施形態に係
る通信制御システムを用いたネットワークシステムの構
成が示されている。このネットワークシステムにおいて
は、TCP/IPやUDP/IPなどのプロトコルを用
いて通信が行われる。また、無線インタフェースを持つ
情報処理端末(以下、無線LAN端末と称する)をネッ
トワーク接続するための複数のアクセスポイントが設け
られている。本例では、異なるネットワークセグメント
に1つずつ合計2つのアクセスポイント(AP1,AP
2)15,16が存在し、移動端末として使用される無
線LAN端末21が2つのアクセスポイント(AP1,
AP2)15,16間でローミングする場合を例に取っ
て説明する。
【0012】第1のLANセグメント(#1)には図示
のようにアプリケーションサーバ11が存在しており、
この第1のLANセグメント(#1)はルータ12を介
して第2のLANセグメント(#2)に接続されてい
る。この第2のLANセグメント(#2)には図示のよ
うにDHCPサーバ17が設けられており、第2のLA
Nセグメント(#2)上に接続される各端末に対して動
的にIPアドレスなどのネットワーク接続環境を割り当
てることが出来る。また、第2のLANセグメント(#
2)には無線LAN端末21をネットワーク接続するた
めのアクセスポイント(AP1)15も設けられてい
る。無線LAN端末21がアクセスポイント(AP1)
15を介してネットワークに接続する場合には、DHC
Pサーバ17によってIPアドレスなどのネットワーク
接続環境が無線LAN端末21に対して割り当てられ
る。
【0013】第2のLANセグメント(#2)はルータ
14を介して第3のLANセグメント(#3)に接続さ
れている。この第3のLANセグメント(#3)には図
示のようにDHCPサーバ18が設けられており、第3
のLANセグメント(#3)上に接続される各端末に対
して動的にIPアドレスなどのネットワーク接続環境を
割り当てることが出来る。また、第3のLANセグメン
ト(#3)には無線LAN端末21をネットワーク接続
するためのアクセスポイント(AP2)16も設けられ
ている。無線LAN端末21がアクセスポイント(AP
2)16を介してネットワークに接続する場合には、D
HCPサーバ18によってIPアドレスなどのネットワ
ーク接続環境が無線LAN端末21に対して割り当てら
れる。
【0014】なお、例えばDHCPリレーエージェント
を第3のLANセグメント(#3)に設けることで、ア
クセスポイント(AP2)16に接続される無線LAN
端末21に対して、ルータ14を越えてDHCPサーバ
17からIPアドレスなどのネットワーク接続環境を割
り当てることも出来る。
【0015】本実施形態では、位置透過なローミングを
トンネリングを用いずに実現するために、無線LAN端
末21側およびネットワーク側にそれぞれ接続変換クラ
イアント23および接続変換サーバ13が設けられてい
る。これら接続変換クライアント23および接続変換サ
ーバ13はそれぞれ仮想ネットワークデバイスとして機
能するものであり、無線LAN端末21がアクセスポイ
ント(AP1)15からアクセスポイント(AP2)1
6に移動することによってその無線LAN端末21のI
PアドレスがIPcからIPc’に変更されても、無線
LAN端末21上で実行されるアプリケーションプログ
ラム22とアプリケーションサーバ11との間の通信が
継続して実行できるように、アプリケーションプログラ
ム22とアプリケーションサーバ11との間で授受され
るパケットの送信元アドレスや宛先アドレスを自動的に
変換する機能を持つ。
【0016】アプリケーションプログラム22とアプリ
ケーションサーバ11との間の通信はクライアント・サ
ーバモデルによって実行されるが、接続変換クライアン
ト23および接続変換サーバ13の機能により、アプリ
ケーションプログラム22およびアプリケーションサー
バ11は無線LAN端末21に割り当てられる実際のI
Pアドレスを意識せずに互いに通信を行うことができ
る。
【0017】接続変換クライアント23は、無線LAN
端末21に設けられている無線LANデバイスなどの物
理ネットワークデバイスと、アプリケーションプログラ
ム23との間に介在しており、アプリケーションプログ
ラム23は接続変換クライアント23を通じてネットワ
ークへのアクセスを行う。一方、接続変換サーバ13は
2つのアクセスポイント15,16とアプリケーション
サーバ11との間に介在しており、無線LAN端末21
とアプリケーションサーバ11との間で授受すべきパケ
ットの中継を行う。なお、図1では接続変換サーバ13
がルータ12上に存在している場合が例示されている。
【0018】図2には、接続変換サーバ13の構成例が
示されている。接続変換サーバ13は仮想ネットワーク
インタフェース131と実ネットワークインタフェース
132の2つのネットワークインタフェースを持ち、こ
れらのネットワークインタフェース131,132の間
のパケット転送機能や、パケット内のアドレスを変換す
る機能を持つ。この目的のため、接続変換サーバ13に
は、パケット変換部133と変換テーブル134が設け
られている。変換テーブル134には、アプリケーショ
ンサーバ11とアプリケーションプログラム22とのコ
ネクション毎に、そのコネクションを識別するための認
証キーKs、該当するコネクションに関する通信をアプ
リケーションサーバ11との間で行うための仮想アドレ
ス(通常は、接続変換サーバ13のIPアドレスIPh
とポート番号Phとの組からなるが、接続変換サーバ1
3のIPアドレスIPhは通常固定であり変化しないた
め、図においては接続変換サーバ13のIPアドレスの
登録は省略している)、アプリケーションサーバ11の
実アドレス(アプリケーションサーバ11のIPアドレ
スIPsとそのポート番号Ps)、および無線LAN端
末21の実アドレス(無線LAN端末21のIPアドレ
スIPcとそのポート番号Pc)が登録されている。以
下、IPアドレスIPとポート番号Pとの組はIP:P
と表記することにする。
【0019】パケット変換部133は、変換テーブル1
34に従い、送信元アドレスがIPc:Pcで宛先アド
レスがIPs:Psのパケットを実ネットワークインタ
フェース132から受信し、その送信元アドレスをIP
c:PcからIPh:Phに変換して仮想ネットワーク
インタフェース131から送出する。また、パケット変
換部133は、送信元アドレスがIPs:Psで宛先ア
ドレスがIPh:Phのパケットを仮想ネットワークイ
ンタフェース131から受信し、その宛先アドレスをI
Ph:PhからIPc:Pcに変換して実ネットワーク
インタフェース132から送出する。
【0020】つまり、アプリケーションサーバ11は接
続変換サーバ13(IPh:Ph)を通信相手のクライ
アントとして認識し、IPh:Phとの間でパケットの
授受を行う。この場合、IPh:Phは、アプリケーシ
ョンサーバ11とアプリケーションプログラム22との
コネクションを中継するための仮想ネットワークインタ
フェースとなる。アプリケーションサーバ11と通信す
べきアプリケーションが複数存在する場合、ポート番号
Phはそのアプリケーション毎に個々に割り当てられ
る。
【0021】図3には、接続変換クライアント23の構
成例が示されている。接続変換クライアント23は仮想
ネットワークインタフェース231と実ネットワークイ
ンタフェース232の2つのネットワークインタフェー
スを持ち、これらのネットワークインタフェース23
1,232の間のパケット転送機能や、パケット内のア
ドレスを変換する機能を持つ。この目的のため、接続変
換クライアント23には、パケット変換部233と変換
テーブル234が設けられている。変換テーブル234
には、アプリケーションサーバ11とアプリケーション
プログラム22とのコネクション毎に、そのコネクショ
ンを識別するための認証キーKs、無線LAN端末21
の実アドレス(無線LAN端末21のIPアドレスIP
cとそのポート番号Pcとの組IPc:Pc)、および
アプリケーションプログラム22に割り当てた仮想アド
レス(無線LAN端末21の仮想IPアドレスIPvと
そのポート番号Pvとの組IPv:Pv)が登録されて
いる。IPv:Pvは、アプリケーションサーバ11
(IPs:Ps)との通信のためにアプリケーションプ
ログラム22に対して割り当てた仮想アドレスである。
【0022】パケット変換部233は、変換テーブル2
34に従い、送信元アドレスがIPv:Pvで宛先アド
レスがIPs:Psのパケットを仮想ネットワークイン
タフェース231から受信し、その送信元アドレスをI
Pv:PvからIPc:Pcに変換して実ネットワーク
インタフェース232から送出する。また、パケット変
換部233は、送信元アドレスがIPs:Psで宛先ア
ドレスがIPc:Pcのパケットを実ネットワークイン
タフェース232から受信し、その宛先アドレスをIP
c:PcからIPv:Pvに変換して仮想ネットワーク
インタフェース231から送出する。
【0023】無線LAN端末21のIPアドレスIPc
は無線LAN端末21の移動によって変化する。またア
プリケーションサーバ11との通信に使用する端末側の
ポート番号Pcもセッションを開始する度に無線LAN
端末21上のオペレーティングシステムによって割り当
てられるものであるため、通常は無線LAN端末21の
移動によって変化する。一方、IPv:Pvは変化せ
ず、通信相手となるアプリケーションサーバ11のIP
s:Psも変化しない。よって、アプリケーションプロ
グラム22は、IPc:Pcの変化によらず、IPv:
PvとIPs:Psによってアプリケーションサーバ1
1との通信を継続することが出来る。
【0024】接続変換クライアント23の変換テーブル
231は無線LAN端末21の電源を切ってもその記憶
内容が消失しないように不揮発性の記憶装置から構成さ
れている。これにより、無線LAN端末21をサスペン
ドして別のアクセスポイントに移動した後にリジューム
してIPアドレスが変更された場合でも、以前のコネク
ションに関する情報が消失されずに維持されているの
で、アプリケーションプログラム22はアプリケーショ
ンサーバ11との通信を継続して行うことが出来る。
【0025】なお、認証キーKsは、変換テーブルを更
新する際、以前の接続を容易に識別できるようにするこ
とと、セキュリティレベルを高めることを目的として、
コネクション毎に割り付けられるものである。無線LA
N端末21の実アドレスIPc:Pcが変化した場合で
も、同一のコネクションに対する認証キーの値は変わら
ない。
【0026】次に、図4および図5を参照して、接続変
換クライアント23および接続変換サーバ13によって
よって実行されるアドレス変換動作について具体的に説
明する。なお、以下では次の条件を前提として説明する
ことにする。
【0027】1.無線LAN端末21はアクセスポイン
ト(AP1)15に接続しており、DHCPサーバ17
からIPアドレスIPcが割り当てられている。
【0028】2.無線LAN端末21上のアプリケーシ
ョンプログラム22がアプリケーションサーバ11上に
あるサーバアプリケーションと通信して処理を実行す
る。無線LAN端末21上ではポート番号Pcを使用
し、サーバアプリケーションではポート番号Psを使用
する。
【0029】3.無線LAN端末21がアクセスポイン
ト(AP1)15からアクセスポイント(AP2)16
に移動し、DHCPサーバ18により新たにIPアドレ
スIPc′が割り当てられる。サーバアプリケーション
との通信のために無線LAN端末21上で使用されるポ
ート番号はPc′に変化する。
【0030】図4は、ローミング前のアドレス変換動作
を示している。アプリケーションプログラム22には接
続変換クライアント23によって仮想アドレスIPv:
Pvが割り当てられており、その通信相手はサーバアプ
リケーションIPs:Psである。また、接続変換クラ
イアント23の変換テーブル234には、アプリケーシ
ョンプログラム22とサーバアプリケーションとの通信
のために、図示のように、認証キーKs、無線LAN端
末21の実アドレスIPc:Pc、アプリケーションプ
ログラム22に割り当てた仮想アドレスIPv:Pvが
登録されている。
【0031】接続変換サーバ13のIPアドレスはIP
hであり、その変換テーブル134には、アプリケーシ
ョンプログラム22とサーバアプリケーションとの通信
のために、図示のように、認証キーKs、ポート番号P
h、サーバアプリケーションの実アドレスIPs:P
s、および無線LAN端末21の実アドレスIPc:P
cが登録されている。
【0032】アプリケーションプログラム22からのパ
ケットには、図示のように、送信元アドレスS(送信元
IPアドレス、送信元ポート番号)としてIPv:Pv
が、また宛先アドレスD(宛先IPアドレス、宛先ポー
ト番号)としてIPs:Psが含まれている。このパケ
ットを受信すると、接続変換クライアント23は、送信
元アドレスSを無線LAN端末21の実アドレスIP
c:Pcに変換した後、それを無線LAN端末21に用
意された物理ネットワークデバイスを介してネットワー
ク上に送出する。宛先アドレスDはIPs:Psのまま
変更されない。
【0033】送信元アドレスSがIPc:Pcで宛先ア
ドレスDがIPs:Psのパケットは接続変換サーバ1
3で受信される。接続変換サーバ13は、受信したパケ
ットの送信元アドレスSをIPh:Phに変換した後、
それをアプリケーションサーバ11側のネットワークセ
グメントに送出する。宛先アドレスDはIPs:Psの
まま変更されない。このパケットはアプリケーションサ
ーバ11のサーバアプリケーションによって受信され、
その通信相手となるクライアントアプリケーションがI
Ph:Phであると認識される。つまり、接続変換サー
バ13によりIPh:PhとIPc:Pcを結びつける
ことにより、アプリケーションプログラム22とアプリ
ケーションサーバ11のサーバアプリケーションとの間
のコネクションが確立されることになる。
【0034】サーバアプリケーションからクライアント
アプリケーションへのパケットには、送信元アドレスS
としてIPs:Psが、また宛先アドレスDとしてIP
h:Phが含まれている。このパケットを受信すると、
接続変換サーバ13は、受信したパケットの宛先アドレ
スDを無線LAN端末21の実アドレスIPc:Pcに
変換した後、それをネットワーク上に送出する。このパ
ケットが無線LAN端末21の物理ネットワークデバイ
スにて受信されると、接続変換クライアント23は、そ
のパケットの宛先アドレスDをIPv:Pvに変換す
る。これにより、そのパケットはアプリケーションプロ
グラム22に渡されることになる。
【0035】図5には、ローミング後のアドレス変換動
作が示されている。無線LAN端末21に新たな実アド
レスIPc′:Pc′が割り当てられると、接続変換ク
ライアント23は変換テーブル234の実アドレスを新
たな実アドレスIPc′:Pc′に更新すると共に、新
たな実アドレスIPc′:Pc′を認証キーKs等と共
に接続変換サーバ13に通知する。接続変換サーバ13
は認証キーKsによって変更前のコネクションを認識
し、変換テーブル134の該当するエントリに登録され
ている端末の実アドレスをIPc′:Pc′に更新す
る。そして、接続変換サーバ13は、実ネットワークに
新しいコネクションを確立する。
【0036】アプリケーションプログラム22からのパ
ケットには、図示のように、送信元アドレスSとしてI
Pv:Pvが、また宛先アドレスDとしてIPs:Ps
が含まれている。このパケットを受信すると、接続変換
クライアント23は、送信元アドレスSを無線LAN端
末21の実アドレスIPc′:Pc′に変換した後、そ
れを無線LAN端末21に用意された物理ネットワーク
デバイスを介してネットワーク上に送出する。宛先アド
レスDはIPs:Psのまま変更されない。
【0037】送信元アドレスSがIPc′:Pc′で宛
先アドレスDがIPs:Psのパケットは接続変換サー
バ13で受信される。接続変換サーバ13は、受信した
パケットの送信元アドレスSをIPh:Phに変換した
後、それをアプリケーションサーバ11側のネットワー
クセグメントに送出する。宛先アドレスDはIPs:P
sのまま変更されない。このパケットはアプリケーショ
ンサーバ11のサーバアプリケーションによって受信さ
れ、その通信相手となるクライアントアプリケーション
がIPh:Phであると認識される。
【0038】サーバアプリケーションからのパケットに
は、送信元アドレスSとしてIPs:Psが、また宛先
アドレスDとしてIPh:Phが含まれている。このパ
ケットを受信すると、接続変換サーバ13は、受信した
パケットの宛先アドレスDを無線LAN端末21の実ア
ドレスIPc′:Pc′に変換した後、それをネットワ
ーク上に送出する。このパケットが無線LAN端末21
の物理ネットワークデバイスにて受信されると、接続変
換クライアント23は、そのパケットの宛先アドレスD
をIPv:Pvに変換する。これにより、そのパケット
はアプリケーションプログラム22に渡されることにな
る。
【0039】以上のようなアドレス変換処理により、ア
プリケーションプログラム22およびサーバ11のサー
バアプリケーションは共に端末21の実アドレスを意識
することなく、またアプリケーション22を再起動する
ことなしに、通信を続けることができる。
【0040】また、パケット内のアドレスを直接書換え
ているので、オーバーヘッドの大きなトンネリング処理
が不要である。また、トンネリングを行わないため、パ
ケットサイズも増加せず、元のパケットのサイズがパケ
ットサイズの上限値に近い場合でも、オーバーヘッドの
大きなパケットの分割・再結合処理を行う必要がない。
【0041】次に、図6および図7を参照して、接続変
換クライアント23および接続変換サーバ13それぞれ
のアドレス登録動作について説明する。
【0042】図6は、接続変換クライアント23によっ
て実行されるアドレス登録動作を示している。
【0043】接続変換クライアント23は、アプリケー
ションプログラム22からのポート割り当て要求などに
応答して、まず、無線LAN端末21上で実行されてい
るオペレーティングシステムに対してポート番号の割り
当てを要求する(ステップS101)。次いで、接続変
換クライアント23は、任意の仮想IPアドレスIPv
とポート番号Pvとの組IPv:Pvをアプリケーショ
ンプログラム22に割り当てると共に、それを変換テー
ブル234に端末22の仮想アドレスとして登録する
(ステップS102)。そして、接続変換クライアント
23は、端末21のIPアドレスIPcとステップS1
01でオペレーティングシステムから割り当てられたポ
ート番号Pcとの組IPc:Pcを変換テーブル234
に登録する(ステップS103)。次に、接続変換クラ
イアント23は、接続変換サーバ13に対して端末21
の実アドレスIPc:Pcを、アプリケーションプログ
ラム22から指定されたサーバアプリケーションの実ア
ドレスIPs:Ps等と一緒に接続変換サーバ13に通
知する(ステップS104)。もちろん、接続変換サー
バ13の仮想ネットワークインタフェース側のサーバが
1つであれば、IPs:Psを通知しなくても良い。こ
の後、接続変換クライアント23は、接続変換サーバ1
3から認証キーKsを受け取り、それを変換テーブル2
34に登録する(ステップS105)。そして、接続変
換サーバ13により物理的なネットワーク接続が確立さ
れた後、上述のアドレス変換のためのパケット変換処理
を実行する(ステップS106)。
【0044】図7は、接続変換サーバ13によって実行
されるアドレス登録動作を示している。
【0045】接続変換サーバ13は、まず、接続変換ク
ライアント23から通知された端末21の実アドレスI
Pc:Pcを変換テーブル134に登録すると共に、サ
ーバ11の実アドレスIPs:Psを変換テーブル13
4に登録する(ステップS111,S112)。この
後、接続変換サーバ13は、サーバ11との通信で自身
が使用するポート番号Phを変換テーブル134に登録
する(ステップS113)。そして、接続変換サーバ1
3は登録したアドレスの対応関係を一意に識別するため
の認証キーKsを発行し、それを変換テーブル134に
登録すると共に、接続変換クライアント23に通知する
(ステップS114)。この後、接続変換サーバ13は
サーバ11および無線LAN端末21との間の接続を確
立した後、上述のアドレス変換のためのパケット変換処
理を実行する(ステップS115)。
【0046】次に、図8のフローチャートを参照して、
接続変換サーバ13および接続変換クライアント23が
それぞれ実行するパケット変換処理の手順について説明
する。
【0047】接続変換クライアント23はIPv:Pv
が割り当てられたアプリケーションプログラム22から
またはネットワークからパケットを受信すると(ステッ
プS201)、そのパケットの送信元アドレスおよびま
たは宛先アドレスと変換テーブル234の登録内容とに
基づいてアドレス変換対象のパケットであるか否かを判
別し(ステップS202,S203)、そうであれば、
変換テーブル234の登録内容に基づいて送信元アドレ
スまたは宛先アドレスを変換した後にパケット送信を行
う(ステップS204,S205)。具体的には、上述
したように、送信元アドレスが仮想デバイスのIPv:
Pvで宛先アドレスがIPs:Psのパケットを受信す
ると、その送信元アドレスをIPv:PvからIPc:
Pcに変換し、また送信元アドレスがIPs:Psで宛
先アドレスがIPc:Pcのパケットを受信すると、そ
の宛先アドレスをIPc:PcからIPv:Pvに変換
する。
【0048】同様に、接続変換サーバ13はサーバ11
からまたはネットワークからパケットを受信すると(ス
テップS201)、そのパケットの送信元アドレスおよ
びまたは宛先アドレスと変換テーブル134の登録内容
とに基づいてアドレス変換対象のパケットであるか否か
を判別し(ステップS202,S203)、そうであれ
ば、変換テーブル134の登録内容に基づいて送信元ア
ドレスまたは宛先アドレスを変換した後にパケット送信
を行う(ステップS204,S205)。つまり、接続
変換サーバ13は、受信したパケットが接続変換クライ
アント23からのまたは接続変換クライアント23宛て
のパケットであることを認識すると、変換テーブル13
4の内容に従って、パケットの宛先、パケットの送信元
の内容を変更し、端末21側に送信する。具体的には、
上述したように、送信元アドレスがIPc:Pcで宛先
アドレスがIPs:Psのパケットを受信すると、その
送信元アドレスをIPc:PcからIPh:Phに変換
し、また送信元アドレスがIPs:Psで宛先アドレス
がIPh:Phのパケットを受信すると、その宛先アド
レスをIPh:PhからIPc:Pcに変換する。
【0049】次に、図9および図10を参照して、ロー
ミング時に行われる変換テーブルの更新処理について説
明する。
【0050】図9のフローチャートは接続変換クライア
ント23にて行われる処理手順を示している。無線LA
N端末21が移動すると、その端末21のIPアドレス
が変更される。接続変換クライアント23は、IPアド
レスが変更されたことを認識すると(ステップS301
のYES)、そのIPアドレスの変更を接続変換サーバ
13に対して通知する処理を実行する(ステップS30
2)。IPアドレスの変更通知には以下の内容が含まれ
る。
【0051】−端末の新しいIPアドレスとポート −サーバのIPアドレスとポート −認証キー すなわち、通知処理では、接続変換クライアント23
は、まず、通信に使用するための新たなポート番号の割
り当てをオペレーティングシステムに要求し、新たなI
Pアドレスと新たなポート番号との組IPc′:Pc′
を変換テーブル234に登録すると共に、そのIP
c′:Pc′を、変換テーブル234に登録されている
IPs:Ps、および認証キーKsと共に、接続変換サ
ーバ13に対して通知する。接続変換サーバ13のIP
アドレスは変化しないので、接続変換サーバ13宛のパ
ケットを送信すればよい。もちろん、IPs:Ps宛の
パケットを送信し、接続変換サーバ13にてそのパケッ
トの内容を解析することによりIPアドレス変更通知で
あるかどうかを判別するようにしても良い。いずれの場
合でも認証キーKsを送信することにより、接続変換サ
ーバ13は接続変換クライアント23からのパケットで
あることを正しく認識することが出来る。
【0052】図10のフローチャートは接続変換サーバ
13にて行われる処理手順を示している。接続変換サー
バ13はIPアドレスの変更通知を受信すると(ステッ
プS311)、認証キーにより接続変換クライアント2
3からのパケットであるか否かを認証すると共に、変更
前のコネクションを認識する(ステップS312)。そ
して、変換テーブル134内の該当するエントリの端末
アドレスをIPc′:Pc′に更新した後(ステップS
314)、端末21との再接続を行う(ステップS31
4)。これにより、以降は、アプリケーションプログラ
ム22は、ローミング前と同じ状態でサーバ11との通
信を行うことが出来る。
【0053】なお、上記では接続変換サーバ13がルー
タに存在する場合を例に取って説明したが、接続変換サ
ーバ13は、例えば、図11に示すようにアプリケーシ
ョンサーバ11内にソフトウェアとして実装する事も可
能である。さらに、例えば図12に示すように、接続変
換サーバ13をネットワーク上に独立して設けた場合に
もサーバ11宛のパケットを接続変換サーバ13で取得
するようにすれば同様のアドレス変換手法を用いること
が出来る。
【0054】また、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オーバーヘッドの大きなトンネリング処理を用いずに、
しかも端末に異なるネットワークアドレスが割り当てら
れた場合でも端末のアプリケーションを再起動すること
なくサーバとの通信を継続して行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信制御システムを
用いたネットワークシステムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いられる接続変換サーバの構成
例を示すブロック図。
【図3】同実施形態で用いられる接続変換クライアント
の構成例を示すブロック図。
【図4】同実施形態におけるローミング前のアドレス変
換動作を説明するための図。
【図5】同実施形態におけるローミング後のアドレス変
換動作を説明するための図。
【図6】同実施形態で用いられる接続変換クライアント
によって実行されるアドレス登録動作を説明するフロー
チャート。
【図7】同実施形態で用いられる接続変換サーバによっ
て実行されるアドレス登録動作を説明するフローチャー
ト。
【図8】同実施形態で用いられる接続変換クライアント
およびサーバによって実行されるアドレス変換動作の手
順を示すフローチャート。
【図9】同実施形態で用いられる接続変換クライアント
によって実行される変換テーブル更新処理を説明するフ
ローチャート。
【図10】同実施形態で用いられる接続変換サーバによ
って実行される変換テーブル更新処理を説明するフロー
チャート。
【図11】同実施形態に係る通信制御システムを用いた
ネットワークシステムの他の構成例を示すブロック図。
【図12】同実施形態に係る通信制御システムを用いた
ネットワークシステムのさらに他の構成例を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
11…アプリケーションサーバ 12,14…ルータ 13…接続変換サーバ 15,16…アクセスポイント 21…無線LAN端末 22…アプリケーションプログラム 23…接続変換クライアント 131,231…仮想ネットワークインタフェース 132,232…実ネットワークインタフェース 133,233…パケット変換部 134,234…変換テーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して行われる情報処理
    端末とサーバとの間の通信を制御するための通信制御シ
    ステムであって、 前記端末側に設けられ、前記端末上で実行されるアプリ
    ケーションプログラムに対して割り当てた第1の仮想ア
    ドレスと前記端末の実アドレスとの関係を示す第1のア
    ドレス変換テーブルを有し、前記アプリケーションプロ
    グラムからの前記サーバ宛のパケットに含まれる送信元
    アドレスを前記第1の仮想アドレスから前記実アドレス
    に変換して前記ネットワーク上に送出すると共に、前記
    端末が前記ネットワークから受信した前記サーバからの
    パケットに含まれる宛先アドレスを前記実アドレスから
    前記第1の仮想アドレスに変換する第1のパケット変換
    手段と、 前記ネットワーク側に設けられ、前記サーバとの間の通
    信で使用する第2の仮想アドレスと前記端末の前記実ア
    ドレスとの関係を示す第2のアドレス変換テーブルを有
    し、前記ネットワーク上に送出された前記サーバ宛のパ
    ケットに送信元アドレスとして含まれる前記端末の実ア
    ドレスを、前記第2の仮想アドレスに変換して前記サー
    バ宛に送出すると共に、前記サーバからのパケットに宛
    先アドレスとして含まれる前記第2の仮想アドレスを、
    前記端末の実アドレスに変換して前記ネットワーク上に
    送出する第2のパケット変換手段とを具備することを特
    徴とする通信制御システム。
  2. 【請求項2】 前記第1のパケット変換手段は、前記端
    末の移動に伴って前記端末の実アドレスが変更された
    際、前記第1のアドレス変換テーブルの実アドレスを変
    更後の新たな実アドレスに更新すると共に、変更後の新
    たな実アドレスを前記第2のパケット変換手段に通知す
    る手段を含むことを特徴とする請求項1記載の通信制御
    システム。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のアドレス変換テー
    ブルには前記サーバと前記アプリケーションプログラム
    との間のコネクションを識別するための共通の認証キー
    がそれぞれ登録されており、 前記通知手段は、前記端末の移動に伴って前記端末の実
    アドレス情報が変更された際、前記第2のアドレス変換
    テーブルの更新が正しく行われるように、前記変更後の
    新たな実アドレスと共に該当する認証キーを前記前記第
    2のパケット変換手段に通知することを特徴とする請求
    項2記載の通信制御システム。
  4. 【請求項4】 前記端末は無線通信インタフェースを有
    する移動端末であることを特徴とする請求項1記載の通
    信制御システム。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク上には、前記端末を接
    続するための複数のアクセスポイントと、前記端末が現
    在接続中のアクセスポイントから他のアクセスポイント
    に移動する度に前記端末に実アドレスを動的に割り当て
    る手段とがさらに設けられていることを特徴とする請求
    項4記載の通信制御システム。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して行われる情報処理
    端末とサーバとの間の通信を制御するための通信制御シ
    ステムであって、 前記端末側に設けられ、前記端末上で実行されるアプリ
    ケーションプログラムに対して割り当てた仮想ネットワ
    ークアドレス及び仮想ポート番号の組からなる第1の仮
    想アドレス情報と、前記端末が前記ネットワークを介し
    た通信に使用すべき実ネットワークアドレス及び実ポー
    ト番号との組からなる実アドレス情報との関係を示す第
    1のアドレス変換テーブルを有し、前記アプリケーショ
    ンプログラムからの前記サーバ宛のパケットに含まれる
    送信元アドレスを前記第1の仮想アドレス情報から前記
    実アドレス情報に変換して前記ネットワーク上に送出す
    ると共に、前記端末が前記ネットワークから受信した前
    記サーバからのパケットに含まれる宛先アドレスを前記
    実アドレス情報から前記第1の仮想アドレス情報に変換
    する第1のパケット変換手段と、 前記ネットワーク側に設けられ、前記サーバとの間の通
    信で使用する仮想ネットワークアドレス及び仮想ポート
    番号の組からなる第2の仮想アドレス情報と前記端末の
    前記実アドレス情報との関係を示す第2のアドレス変換
    テーブルを有し、前記ネットワーク上に送出された前記
    サーバ宛のパケットに送信元アドレスとして含まれる前
    記端末の実アドレス情報を、前記第2の仮想アドレス情
    報に変換して前記サーバ宛に送出すると共に、前記サー
    バからのパケットに宛先アドレスとして含まれる前記第
    2の仮想アドレス情報を、前記端末の実アドレス情報に
    変換して前記ネットワーク上に送出する第2のパケット
    変換手段とを具備することを特徴とする通信制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して行われる情報処理
    端末とサーバとの間の通信を制御するための通信制御方
    法であって、 前記端末上で実行されるアプリケーションプログラムに
    第1の仮想アドレスを割り当て、前記端末上で実行され
    るアプリケーションプログラムから前記サーバ宛のパケ
    ットに含まれる送信元アドレスを、前記第1の仮想アド
    レスから前記端末の実アドレスに変換して前記ネットワ
    ーク上に送出するステップと、 前記ネットワーク上に送出された前記サーバ宛のパケッ
    トに送信元アドレスとして含まれる前記端末の実アドレ
    スを、前記サーバとの間の通信に使用するための第2の
    仮想アドレスに変換して前記サーバ宛に送出するステッ
    プと、 前記サーバからのパケットに宛先アドレスとして含まれ
    る前記第2の仮想アドレスを、前記端末の実アドレスに
    変換して前記ネットワーク上に送出するステップと、 前記端末が受信した前記サーバからのパケットに含まれ
    る宛先アドレスを前記第1の仮想アドレスに変換するス
    テップとを具備することを特徴とする通信制御方法。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して行われる情報処理
    端末とサーバとの間の通信を制御するための通信制御方
    法であって、 前記端末上で実行されるアプリケーションプログラムに
    対して割り当てた仮想ネットワークアドレス及び仮想ポ
    ート番号の組からなる第1の仮想アドレス情報と、前記
    端末が前記ネットワークを介した通信に使用すべき実ネ
    ットワークアドレス及び実ポート番号との組からなる実
    アドレス情報との関係を示す第1のアドレス変換テーブ
    ルを用いて、前記アプリケーションプログラムからの前
    記サーバ宛のパケットに含まれる送信元アドレスを前記
    第1の仮想アドレス情報から前記実アドレス情報に変換
    して前記ネットワーク上に送出するステップと、 前記サーバとの間の通信で使用する仮想ネットワークア
    ドレス及び仮想ポート番号の組からなる第2の仮想アド
    レス情報と前記端末の前記実アドレス情報との関係を示
    す第2のアドレス変換テーブルを用いて、前記ネットワ
    ーク上に送出された前記サーバ宛のパケットに送信元ア
    ドレスとして含まれる前記端末の実アドレス情報を、前
    記第2の仮想アドレス情報に変換して前記サーバ宛に送
    出するステップと、 前記第2のアドレス変換テーブルを用いて、前記サーバ
    からのパケットに宛先アドレスとして含まれる前記第2
    の仮想アドレス情報を、前記端末の実アドレス情報に変
    換して前記ネットワーク上に送出するステップと、 前記第1のアドレス変換テーブルを用いて、前記端末が
    前記ネットワークから受信した前記サーバからのパケッ
    トに含まれる宛先アドレスを前記実アドレス情報から前
    記第1の仮想アドレス情報に変換するステップとを具備
    することを特徴とする通信制御方法。
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