JP2003018082A - 通信状態測定装置および通信状態測定方法、並びに、通信状態解析装置、通信状態解析方法および通信状態解析プログラム - Google Patents

通信状態測定装置および通信状態測定方法、並びに、通信状態解析装置、通信状態解析方法および通信状態解析プログラム

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JP2003018082A JP2001212750A JP2001212750A JP2003018082A JP 2003018082 A JP2003018082 A JP 2003018082A JP 2001212750 A JP2001212750 A JP 2001212750A JP 2001212750 A JP2001212750 A JP 2001212750A JP 2003018082 A JP2003018082 A JP 2003018082A
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邦雄 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体電話システムのエリア内における通信
状態が悪い位置を低コストかつ短時間で発見すること。 【解決手段】 通信状態測定装置1は、移動体に設置さ
れてエリア内を移動する。その通信状態測定装置1にお
いて、プラットホーム回路11が、基地局との間で通信
した際の電波状態を示す所定の特性値(BER値、RS
SI値など)を時系列に沿って計測するとともに、GP
S受信機12が、現在位置を検知する。そして、記録装
置13が、各時刻において、プラットホーム回路11に
より計測された所定の特性値を、GPS受信機12によ
り検知された現在位置の情報に関連付けて記録する。そ
して、記録したデータを解析して、エリア内における通
信状態が悪い位置を発見する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体電話システ
ムのエリア内で基地局との間の通信状態を測定する通信
状態測定装置および通信状態測定方法、並びに、移動体
電話システムのエリア内での各所の電波状態の測定値に
基づいて所定の通信状態の位置を特定し表示するための
通信状態解析装置、通信状態解析方法および通信状態解
析プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体電話サービスを提供する際、通信
可能なエリア内では全域において良好な通信状態が得ら
れることが求められる。ところが、基地局のアンテナの
向き、電波出力などの設定によっては、エリア内でも、
フェージング、マルチパス、干渉波などの影響で通信状
態の悪い場所が発生する場合がある。
【0003】従来、そのような通信状態が悪い位置を発
見するために、多数の作業員を移動体電話システムのエ
リア内の各所へ赴かせて電波状態を計測している。そし
て、通信状態が悪い位置を発見すると、その都度、基地
局のアンテナの向き、電波出力などの設定を調整して、
そのような通信状態が悪い位置をなくし、エリア内の全
域において良好な通信状態が得られるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多数の
作業員によりエリア内の各所での電波状態を計測して通
信状態が悪い位置を見つける方法では人件費を多く要す
る。また、人件費を減らすために少人数で計測を行おう
とすると、エリア内全域の電波状態を計測するのに長い
時間を要することになる。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、移動体電話システムのエリア内にお
ける通信状態が悪い位置を低コストかつ短時間で正確に
発見することができる通信状態測定装置および通信状態
測定方法、並びに、通信状態解析装置、通信状態解析方
法および通信状態解析プログラムを得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の通信状態測定装置は、移動体電話機の通
信回路を模擬した回路を有し、その回路により基地局と
の間で通信した際の電波状態を示す所定の特性値を時系
列に沿って計測するプラットホーム回路と、現在位置を
検知する位置検知手段と、プラットホーム回路により時
系列に沿って計測された各所定の特性値を、その時に位
置検知手段により検知された現在位置の情報に関連付け
て順次記録する記録手段とを備えている。
【0007】この通信状態測定装置を利用すると、この
通信状態測定装置を移動体に設置などしてエリア内を移
動するだけでエリア内各所の電波状態を把握することが
できるため、移動体電話システムのエリア内における通
信状態が悪い位置を低コストかつ短時間で発見すること
ができる。
【0008】さらに、本発明の通信状態測定装置は、上
記発明の通信状態測定装置に加え、位置検知手段が、G
PS受信機を有し、GPS衛星からの信号に同期してト
リガ信号を出力し、記録手段が、トリガ信号が出力され
たときの各所定の特性値を、GPS衛星からの信号の受
信時に対する現在位置の情報に関連付けて記録するもの
である。
【0009】この通信状態測定装置を利用すると、さら
に、GPS衛星からの信号の受信位置と、所定の特性値
の測定位置との誤差がほぼなくなり、移動体電話システ
ムのエリア内における通信状態が悪い位置をより正確に
発見することができる。
【0010】さらに、本発明の通信状態測定装置は、上
記各発明の通信状態測定装置に加え、プラットホーム回
路がトリガ信号を供給されたときに各所定の特性値を計
測し、記録手段に供給するものである。
【0011】この通信状態測定装置を利用すると、さら
に、GPS衛星からの信号を受信したときに所定の特性
値を測定するため、確実にGPS衛星からの信号の受信
位置と、所定の特性値の測定位置との誤差を小さくする
ことができる。
【0012】さらに、本発明の通信状態測定装置は、上
記各発明の通信状態測定装置に加え、GPS衛星からの
C/Aコード、PコードおよびYコードのいずれかに同
期してトリガ信号を出力するものである。
【0013】この通信状態測定装置を利用すると、さら
に、GPS衛星までの距離の測定に使用されている符号
の検出タイミングに基づいて所定の特性値の計測タイミ
ングが決定されるため、確実にGPS衛星からの信号の
受信位置と、所定の特性値の測定位置との誤差を小さく
することができる。
【0014】さらに、本発明の通信状態測定装置は、上
記各発明の通信状態測定装置に加え、位置検知手段は、
C/Aコード、PコードおよびYコードのうちのいずれ
かの符号列において、GPS衛星までの距離の計測に使
用する符号のタイミングに同期してトリガ信号を出力す
るものである。
【0015】この通信状態測定装置を利用すると、さら
に、C/Aコード、PコードおよびYコードのうちのい
ずれかの符号列の周期の所望の整数倍に、所定の特性値
の計測タイミングを決定することができる。
【0016】さらに、本発明の通信状態測定装置は、上
記各発明の通信状態測定装置に加え、位置検知手段が、
GPS衛星からの信号が所定の時間以上途絶えた場合に
も、所定のスケジュールに従ってトリガ信号を出力する
ものである。
【0017】この通信状態測定装置を利用すると、さら
に、GPS衛星からの信号の受信状態が一時的に悪い場
合でも所定のスケジュールに従い継続して各地点での電
波状態を計測することができる。
【0018】さらに、本発明の通信状態測定装置は、上
記各発明の通信状態測定装置に加え、位置検知手段が、
GPS受信機と、車速パルスセンサおよびジャイロセン
サの少なくとも1つとを有するカーナビゲーションシス
テムであるものである。
【0019】この通信状態測定装置を利用すると、さら
に、カーナビゲーションシステムを使用することで装置
を安価にしつつ、GPS衛星からの信号の受信状態が一
時的に悪い場合でも現在位置を正確に測定でき、ひいて
は各地点での電波状態を正確に計測することができる。
【0020】さらに、本発明の通信状態測定装置は、上
記各発明の通信状態測定装置に加え、記録手段が、現在
位置の計測時のGPS衛星からの信号の受信状態を現在
位置の情報に関連付けて記録するものである。
【0021】この通信状態測定装置を利用すると、さら
に、GPS衛星からの信号の受信状態を考慮した上でエ
リア内の各地点での通信状態を知ることができる。
【0022】さらに、本発明の通信状態測定装置は、上
記各発明の通信状態測定装置に加え、位置検知手段がD
GPS受信機を有し、記録手段が現在位置の計測時の補
正情報の受信状態を現在位置の情報に関連付けて記録す
るものである。
【0023】この通信状態測定装置を利用すると、さら
に、DGPSに基づいて高精度で現在位置を測定するこ
とができるとともに、DGPSの補正情報の受信状態を
考慮した上でエリア内の各地点での通信状態を知ること
ができる。
【0024】本発明の通信状態測定方法は、時系列に沿
って、移動体電話機の通信回路を模擬した回路により基
地局との間で通信した際の電波状態を示す所定の特性値
を計測するとともに、現在位置を検知するステップと、
時系列に沿って計測した各所定の特性値を、その時に検
知した現在位置の情報に関連付けて順次記録するステッ
プとを備えている。
【0025】この通信状態測定方法を利用すると、エリ
ア内を移動しつつこの方法で電波状態を測定するだけで
エリア内各所の電波状態を把握することができるため、
移動体電話システムのエリア内における通信状態が悪い
位置を低コストかつ短時間で発見することができる。で
きる。
【0026】本発明の通信状態解析装置は、移動体電話
システムのエリア内の各所の位置情報、および、その位
置での、移動体電話機の通信回路を模擬した回路により
基地局との間で通信した際の電波状態を示す所定の特性
値に基づいて、その特性値が所定の条件を満たす通信状
態の位置を特定する位置特定手段と、位置特定手段によ
り特定された位置を地図上に表示する位置表示手段とを
備えている。
【0027】この通信状態解析装置を利用すると、エリ
ア内に通信状態が悪い位置が複数あっても、それらを簡
単に視認でき、移動体電話システムのエリア内における
通信状態が悪い位置を低コストかつ短時間で発見するこ
とができる。
【0028】さらに、本発明の通信状態解析装置は、上
記発明の通信状態解析装置に加え、位置表示手段が、特
性値の計測時におけるGPS衛星からの信号の受信状態
を地図上に表示するものである。
【0029】この通信状態解析装置を利用すると、さら
に、エリア内における通信不良ポイントなどの各地点の
測位精度を簡単に視認できる。
【0030】さらに、本発明の通信状態解析装置は、上
記発明の通信状態解析装置に加え、位置表示手段が、特
性値の計測時におけるDGPS用の補正情報の受信状態
を地図上に表示するものである。
【0031】この通信状態解析装置を利用すると、さら
に、エリア内における通信不良ポイントなどの各地点の
測位精度を簡単に視認できる。
【0032】本発明の通信状態解析方法は、移動体電話
システムのエリア内の各所の位置情報、および、その位
置での、移動体電話機の通信回路を模擬した回路により
基地局との間で通信した際の電波状態を示す所定の特性
値に基づいて、その特性値が所定の条件を満たす通信状
態の位置を特定するステップと、特定した位置を地図上
に表示するステップとを備えている。
【0033】この通信状態解析方法を利用すると、エリ
ア内に通信状態が悪い位置が複数あっても、それらを簡
単に視認でき、移動体電話システムのエリア内における
通信状態が悪い位置を低コストかつ短時間で発見するこ
とができる。
【0034】本発明の通信状態解析プログラムは、移動
体電話システムのエリア内の各所の位置情報、および、
その位置での、移動体電話機の通信回路を模擬した回路
により基地局との間で通信した際の電波状態を示す所定
の特性値に基づいて、その特性値が所定の条件を満たす
通信状態の位置を特定する位置特定手段、並びに、位置
特定手段により特定された位置を地図上に表示させる位
置表示制御手段としてコンピュータを機能させるための
ものである。
【0035】この通信状態解析プログラムを利用する
と、エリア内に通信状態が悪い位置が複数あっても、そ
れらを簡単に視認でき、移動体電話システムのエリア内
における通信状態が悪い位置を低コストかつ短時間で発
見することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。
【0037】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係る通信状態測定装置1の構成を示すブロック図
である。
【0038】図1に示す通信状態測定装置1において、
プラットホーム回路11は、携帯電話機、PHS(Pers
onal Handyphone System)機などといった移動体電話機
の通信回路を模擬した回路を有し、その回路により図示
せぬ基地局との間で通信した際の電波状態を示す、例え
ばBER(Bit Error Rate)値、RSSI(ReceiveSig
nal Strength Indicator)値といった所定の特性値を時
系列に沿って計測する回路である。なお、移動体電話機
の通信回路を模擬した回路とは、移動体電話機の内部回
路のうちの、基地局との間で所定のプロトコルで通信す
るベースバンド回路の部分を抽出したものである。
【0039】また、GPS受信機12は、図示せぬGP
S(Global Positioning System)衛星からの電波を受
信して、現在位置を検知する位置検知手段である。
【0040】さらに、記録装置13は、プラットホーム
回路11により所定の時間間隔で計測された、例えばB
ER値、RSSI値といった所定の特性値を、その計測
時刻においてGPS受信機12により検知された現在位
置の情報に関連付けてハードディスク装置(以下、HD
Dという)などの記録媒体21に順次記録する記録手段
である。なお、記録装置13を、記録媒体21としての
HDDを内蔵したコンピュータとして実現し、プラット
ホーム回路11およびGPS受信機12からの信号をU
SB(Universal Serial Bus)などのインタフェースを
介して受け取るようにしてもよい。
【0041】次に、上記装置の動作について説明する。
すなわち、本発明の実施の形態1に係る通信状態測定方
法について説明する。
【0042】プラットホーム回路11は、基地局との間
で回線の確立を試み、そのときの例えばBER値、RS
SI値といった所定の特性値を、所定の時間間隔(例え
ば10分の1秒間隔)で計測し、記録装置13へ順次供
給する。
【0043】一方、GPS受信機12は、GPS衛星か
らの電波を受信して、この通信状態測定装置1の現在位
置を随時計算し、現在位置の位置情報である緯度および
経度を記録装置13へ供給する。
【0044】記録装置13は、所定の時間間隔でプラッ
トホーム回路11から上記特性値を供給されると、その
時刻における現在位置の緯度および経度とともに、その
特性値を記録媒体21に記録していく。図2は、図1に
示す通信状態測定装置1の記録媒体21に記録される測
定データの様式の一例を示す図である。
【0045】このように動作する通信状態測定装置1
を、例えば自動車、自動二輪、自転車などといった移動
体に設置または配置して、その移動体をエリア内で移動
させることにより、エリア内の各所における電波状態に
対応する特性値が順次記録媒体21に記録される。
【0046】図3は、図1に示す通信状態測定装置1の
移動軌跡32の一例を示す図である。図3に示すよう
に、通信状態測定装置1をエリア31内で、例えば移動
軌跡32のように可能な限り全域を通るように移動させ
る。これにより、エリア31内の各所における電波状態
に対応する特性値が得られるため、その各所での特性値
に基づいて、エリア31の全域で通信状態が良好になる
ように、このエリア31を管轄する基地局の設定(アン
テナの向きや電波出力など)を調整することが可能とな
る。
【0047】以上のように、上記実施の形態1によれ
ば、移動体電話機の通信回路を模擬した回路を有し、そ
の回路により基地局との間で通信した際の電波状態を示
す所定の特性値を時系列に沿って計測するプラットホー
ム回路11と、現在位置を検知するGPS受信機12
と、プラットホーム回路11により時系列に沿って計測
された所定の特性値(BER値、RSSI値など)を、
その時にGPS受信機12により検知された現在位置の
情報(緯度、経度)に関連付けて順次記録する記録装置
13とを備えている。これにより、この通信状態測定装
置1を移動体に設置などしてエリア31内を移動するだ
けでエリア31内各所の電波状態を把握することができ
るため、移動体電話システムのエリア31内における通
信状態が悪い位置を低コストかつ短時間で発見すること
ができる。
【0048】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2に係る通信状態測定装置1Aの構成を示すブロック
図である。
【0049】図4に示す通信状態測定装置1Aにおい
て、プラットホーム回路11Aは、図1のプラットホー
ム回路11と同様に所定の特性値を測定する機能を有
し、GPS受信機12Aからトリガ信号を供給されたと
きに各所定の特性値を計測し、記録装置13Aに供給す
る回路である。すなわち、これにより、記録装置13A
は、このトリガ信号が出力されたときの各所定の特性値
を現在位置の情報に関連付けて記録することになる。
【0050】また、GPS受信機12Aは、図1のGP
S受信機12と同様に現在位置を検知する機能を有し、
GPS衛星から受信される信号に同期してトリガ信号を
出力する装置である。
【0051】図5は、図4におけるGPS受信機12A
の構成例を示すブロック図である。図5に示すGPS受
信機12Aにおいて、アンテナ101は、GPS衛星か
らの電波を感受するアンテナである。受信回路102
は、アンテナ101を介して各GPS衛星からの電波を
受信し、受信信号を復調して、C/A(Coarse Acquisi
tion)コード、P(Precise)コード、Yコードを抽出
する回路である。
【0052】また、復号回路103は、スペクトラム拡
散されたPN(Pseudo-Noise)符号であるC/Aコー
ド、およびP(またはY)コードをGPS衛星からのデ
ータに復号するとともに、いずれかのコード(例えばC
/Aコード)の位相に基づいて各GPS衛星までの擬似
距離を演算し、その際、擬似距離の演算に使用したコー
ドの符号列に同期したタイミング信号を出力する回路で
ある。
【0053】演算回路104は、復号回路103により
得られた少なくとも3つのGPS衛星についての擬似距
離、エフェメリス情報、アルマナック情報などに基づい
て、現在位置を算出する回路である。なお、これらの情
報から現在位置を算出する処理はよく知られている方法
を用いればよい。また、現在位置の誤差を低減する場合
には少なくとも4つのGPS衛星からの擬似距離を使用
する。
【0054】トリガ回路105は、復号回路103によ
り出力されるタイミング信号、すなわち、擬似距離の演
算に使用したコードの符号列に同期したタイミング信号
のすべてに同期して、あるいは、そのタイミング信号の
うち、実際に現在位置の算出に使用される擬似距離につ
いてのタイミング信号のみに同期して、トリガ信号を出
力する回路である。
【0055】さらに、記録装置13Aは、図1の記録装
置13と同様に、例えばBER値、RSSI値といった
所定の特性値を、その計測時刻においてGPS受信機1
2Aにより検知された現在位置の情報に関連付けて記録
媒体21に順次記録する機能を有し、さらに、その現在
位置の情報に関連付けてGPS衛星からの信号(GPS
信号)の受信状態を記録する装置である。図6は、図4
に示す通信状態測定装置1Aの記録媒体21に記録され
る測定データの様式の一例を示す図である。
【0056】次に、上記装置の動作について説明する。
【0057】GPS受信機12Aでは、受信回路102
がアンテナ101を介して各GPS衛星からの信号を受
信する。GPS衛星からの信号には、C/Aコードおよ
びP(またはY)コードが含まれるL1信号と、P(ま
たはY)コードが含まれるL2信号とがある。受信回路
102は、このL1信号およびL2信号を復調して、C
/AコードおよびP(またはY)コードを抽出し、復号
回路103に供給する。
【0058】C/Aコードでは、1023ビットで1つ
のPN符号が構成される。そして、このC/Aコードは
1.023MHzのビットレートを有するので、C/A
コードの伝送時間は、1つのPN符号あたり1ミリ秒で
ある。
【0059】復号回路103は、各GPS衛星からのP
N符号列をデータに復号し、そのデータ(エフェメリス
情報、アルマナック情報およびその他の情報)を演算回
路104に供給する。
【0060】また、復号回路103は、各GPS衛星か
らのC/AコードあるいはP(またはY)コードと同様
のC/AコードあるいはP(またはY)コードを生成
し、生成したC/AコードあるいはP(またはY)コー
ドと、受信したC/AコードあるいはP(またはY)コ
ードとの位相誤差に基づいて、GPS衛星からこのGP
S受信機12Aまでの信号伝達時間を計算し、その信号
伝達時間からGPS衛星とこのGPS受信機12Aとの
間の擬似距離を計算し、演算回路104に供給する。
【0061】さらに、復号回路103は、受信したC/
AコードあるいはP(またはY)コードの1PN符号ご
とに、タイミング信号をトリガ回路105に供給する。
【0062】トリガ回路105は、そのタイミング信号
のいずれかに同期してトリガ信号をプラットホーム回路
11に供給する。なお、トリガ回路105は、GPS衛
星からの信号が所定の時間以上途絶え、復号回路103
からのタイミング信号が所定の時間以上途絶えた場合に
も所定のスケジュールに従ってトリガ信号を出力するよ
うにしてもよい。
【0063】この際、例えばC/AコードのPN符号に
同期してタイミング信号が生成されると、このタイミン
グ信号は1ミリ秒周期となる。したがって、すべてのタ
イミング信号に同期してトリガ信号を出力する場合、ト
リガ回路105は、1ミリ秒周期でトリガ信号を出力す
ることとなる。
【0064】他方、演算回路104による演算に起因し
て信号受信から現在位置情報出力までに1ミリ秒以上の
遅延があり、1ミリ秒周期で演算回路104が現在位置
情報を計算することが困難な場合には、トリガ回路10
5が、N個のタイミング信号に1回の割合でトリガ信号
を出力するようにしてもよい。
【0065】例えば、演算回路104による現在位置情
報の演算に要する時間が100ミリ秒であれば、100
ミリ秒に1回の割合で現在位置情報を算出することがで
きるので、100(N=100)回に1回の割合で、そ
のときに使用される擬似距離の計算に使用されるPN符
号に対応するタイミング信号に同期して100ミリ秒周
期でトリガ信号が出力される。
【0066】なお、この場合、n個(n≧3)のGPS
衛星のうちのいずれか1または複数のコードについてト
リガ信号が出力されるようにすればよい。あるいは、複
数のGPS衛星からのコードの受信タイミングを平均化
などにより加工して、トリガ信号のタイミングを決定す
るようにしてもよい。
【0067】なお、ここでは、タイミング信号を周期的
に選択してトリガ信号を生成するようにしているが、復
号回路103がタイミング信号を出力せずにトリガ回路
105がPN符号の符号列を監視し所定の周期でトリガ
信号を出力するようにしてもよい。
【0068】そして、GPS受信機12Aのトリガ回路
105からトリガ信号が供給されると、プラットホーム
回路11は、その時点の所定の特性値を計測し、記録装
置13Aに供給する。一方、GPS受信機12Aの演算
回路104は、そのトリガ信号に対応する擬似距離など
に基づいて、GPSからの信号の受信時の現在位置を算
出し、記録装置13Aに供給する。
【0069】このようにして、現在位置情報がGPS受
信機12Aの演算回路104から記録装置13Aに供給
されるとともに、その現在位置情報の算出に使用された
GPS衛星からの信号の受信時における所定の特性値
が、プラットホーム回路11から記録装置13Aに供給
される。
【0070】そして、記録装置13Aは、その現在位置
情報(現在位置の緯度および経度)とその所定の特性値
とを関連づけて記録媒体21に記録していく。
【0071】また、この際、記録装置13Aは、GPS
受信機12Aの受信回路102により得られるその時点
のGPS衛星からの信号の受信状態を、その現在位置情
報およびその所定の特性値に関連づけて記録媒体21に
記録する。
【0072】以上のように、上記実施の形態2によれ
ば、GPS受信機12Aが、GPS衛星からの信号に同
期してトリガ信号を出力し、記録装置13Aが、トリガ
信号が出力されたときの各所定の特性値を、GPS衛星
からの信号の受信時に対する現在位置の情報に関連付け
て記録するので、GPS衛星からの信号の受信位置と、
所定の特性値の測定位置との誤差がほぼなくなり、移動
体電話システムのエリア内における通信状態が悪い位置
をより正確に発見することができる。
【0073】また、上記実施の形態2によれば、プラッ
トホーム回路11がトリガ信号を供給されたときに各所
定の特性値を計測して記録装置13Aに供給するので、
GPS衛星からの信号を受信したときに所定の特性値を
測定するため、確実にGPS衛星からの信号の受信位置
と、所定の特性値の測定位置との誤差を小さくすること
ができる。すなわち、現在位置は信号受信時から演算回
路104による計算時間だけ後に出力されるが、特性値
は信号受信時に計測されるため、上記誤差が小さくな
る。
【0074】さらに、上記実施の形態2によれば、GP
S衛星からのC/AコードおよびP(またはY)コード
のいずれかに同期してトリガ信号を出力するので、GP
S衛星までの距離の測定に使用されている符号の検出タ
イミングに基づいて所定の特性値の計測タイミングが決
定されるため、確実にGPS衛星からの信号の受信位置
と、所定の特性値の測定位置との誤差を小さくすること
ができる。
【0075】さらに、上記実施の形態2によれば、GP
S受信機12Aは、C/AコードおよびP(またはY)
コードのうちのいずれかの符号列において、GPS衛星
までの距離の計測に使用する符号のタイミングに同期し
てトリガ信号を出力するので、C/AコードおよびP
(またはY)コードのうちのいずれかの符号列の周期の
所望の整数(N)倍に、所定の特性値の計測タイミング
を決定することができる。
【0076】さらに、上記実施の形態2によれば、GP
S受信機12Aが、GPS衛星からの信号が所定の時間
以上途絶えた場合にも、所定のスケジュールに従ってト
リガ信号を出力するので、GPS衛星からの信号の受信
状態が一時的に悪い場合でも、所定のスケジュールに従
い継続して各地点での電波状態を計測することができ
る。
【0077】さらに、上記実施の形態2によれば、記録
装置21Aが、現在位置の計測時のGPS衛星からの信
号の受信状態を現在位置の情報に関連付けて記録するの
で、後処理において、GPS衛星からの信号の受信状態
を考慮した上でエリア内の各地点での通信状態を知るこ
とができる。
【0078】実施の形態3.図7は、本発明の実施の形
態3に係る通信状態測定装置1Bの構成を示すブロック
図である。
【0079】図7に示す通信状態測定装置1Bにおい
て、カーナビゲーションシステム41は、GPS受信機
12A、車軸などに取り付けられたロータリーエンコー
ダから車速パルスを検出する車速パルスセンサ51、車
両の走行方位を検出するジャイロセンサ52、並びに、
GPS受信機12Aによる現在位置情報と車速パルスセ
ンサ51およびジャイロセンサ52からの情報に基づい
て現在位置を計算する制御回路53を有する位置検知手
段である。
【0080】なお、図7におけるその他の構成要素につ
いては実施の形態2(図4)によるものと同様であるの
で、その説明を省略する。
【0081】次に、上記装置の動作について説明する。
【0082】カーナビゲーションシステム41は、GP
S受信機12Aにより得られる現在位置情報を、車速パ
ルスセンサ51により得られる車速情報およびジャイロ
センサ52により得られる走行方位情報に基づいて必要
に応じて補正し、補正後の現在位置情報を記録装置13
Aに供給する。また、カーナビゲーションシステム41
は、GPS受信機12Aにより現在位置情報が得られな
い場合にも、過去の位置情報、車速情報の履歴および走
行方位情報の履歴などに基づいて、現在位置を計算す
る。
【0083】また、カーナビゲーションシステム41
は、GPS受信機12Aからのトリガ信号をプラットホ
ーム回路11にそのまま供給するとともに、GPS受信
機12Aにより現在位置情報が得られない場合には、現
在位置を計算する際にトリガ信号をプラットホーム回路
11に供給する。
【0084】なお、その他の動作については実施の形態
2の場合と同様であるので、その説明を省略する。
【0085】なお、上記の他、車速パルスから得られる
車両の速度に応じて、カーナビゲーションシステム41
により現在位置を計算する時間間隔を調整するようにし
てもよい。
【0086】以上のように、上記実施の形態3によれ
ば、上記実施の形態2による効果に加え、カーナビゲー
ションシステム41が、GPS受信機12A、車速パル
スセンサ51およびジャイロセンサ52を有するので、
GPS衛星からの信号の受信状態が一時的に悪い場合で
も、現在位置を正確に測定でき、ひいては、各地点での
電波状態を正確に計測することができる。
【0087】また、上記実施の形態3によれば、GPS
衛星からの信号が所定の時間以上途絶えた場合にも、カ
ーナビゲーションシステム41が所定のスケジュールに
従ってトリガ信号を出力するので、カーナビゲーション
システムを使用することで装置を安価にしつつ、GPS
衛星からの信号の受信状態が一時的に悪い場合でも、所
定のスケジュールに従い継続して各地点での電波状態を
計測することができる。
【0088】実施の形態4.本発明の実施の形態4に係
る通信状態測定装置は、実施の形態2または実施の形態
3に係る通信状態測定装置のGPS受信機12Aとし
て、DGPS(Differential GPS)受信機を有し、記録
装置13Aが現在位置の計測時の補正情報の受信状態を
現在位置の情報に関連付けて記録するものである。
【0089】DGPS受信機は、一般に、図示せぬGP
S受信基地局で得られた測定誤差に基づく補正情報をF
M多重方式などにより取得し、その補正情報に基づい
て、現在位置情報を補正し、測定精度を向上させる。
【0090】さらに、実施の形態4に係る通信状態測定
装置におけるDGPS受信機は、その補正情報の受信状
態、すなわち、補正情報を使用して現在位置情報を補正
したか否かなどを記録装置13Aに供給し、現在位置な
どを記録する際にそれらに関連付けて記録する。
【0091】なお、その他については、実施の形態2ま
たは実施の形態3に係る通信状態測定装置1A,1Bと
同様であるので、その説明を省略する。
【0092】以上のように、上記実施の形態4によれ
ば、位置検知手段としてDGPS受信機を有し、記録装
置13Aが現在位置の計測時の補正情報の受信状態を現
在位置の情報に関連付けて記録するので、DGPSに基
づいて高精度で現在位置を測定することができるととも
に、後処理において、DGPSの補正情報の受信状態を
考慮した上でエリア内の各地点での通信状態を知ること
ができる。
【0093】実施の形態5.図8は、本発明の実施の形
態5に係る通信状態解析装置2の構成を示すブロック図
である。
【0094】図8に示す通信状態解析装置2において、
コンピュータ61は、ROM72やHDD74に記憶さ
れたプログラムを実行するCPU71、例えば起動時に
必要なプログラムやデータを記憶するROM72、プロ
グラム実行時にプログラムやデータを一時的に記憶する
RAM73、各種プログラムやデータを格納するHDD
74、外部装置との間でデータの授受を行うUSBなど
といったインタフェース75、およびディスプレイ62
に対して描画処理を行う描画回路76を有する装置であ
る。
【0095】なお、HDD74は、通信状態解析プログ
ラム81、移動体電話システムのエリア内の地図データ
82、エリア内の電波状態の測定データ83などを格納
する記録媒体である。
【0096】このうち、通信状態解析プログラム81
は、測定データ83に基づいて、電波状態を示す所定の
特性値が所定の条件を満たす通信状態が悪い位置を特定
する位置特定手段、並びに、その位置特定手段により特
定された通信状態が悪い位置を地図上に表示させる位置
表示制御手段としてコンピュータ61を機能させるため
のプログラムである。
【0097】また、測定データ83は、エリア内の各所
の位置情報、および、その位置での、移動体電話機の通
信回路を模擬した回路により基地局との間で通信した際
の電波状態を示す所定の特性値を含むデータである。
【0098】ディスプレイ62は、コンピュータ61に
より通信状態解析プログラム81に従って特定された位
置を地図上に表示する位置表示手段としての表示装置で
ある。
【0099】次に、上記装置の動作について説明する。
すなわち、本発明の実施の形態5に係る通信状態解析方
法について説明する。図9は、実施の形態5に係る通信
状態解析装置2の動作について説明するフローチャート
である。
【0100】まず、コンピュータ61のCPU71は、
通信状態解析プログラム81に従って、例えば上述(図
1)の通信状態測定装置1から測定データ83を取得す
る(ステップS1)。この際、コンピュータ61は、例
えば、インタフェース75を介して通信状態測定装置
1,1A,1Bから測定データ83を取得し、図8に示
すようにHDD74に格納する。あるいは、コンピュー
タ61は、通信状態測定装置1,1A,1Bから離脱さ
せた記録媒体21を図示せぬ記録媒体駆動装置で駆動し
て例えば図2や図6に示すような測定データ83を読み
込むようにしてもよい。さらには、無線通信などを利用
して、通信状態測定装置1,1A,1Bからコンピュー
タ61へ測定データ83を伝送するようにしてもよい。
【0101】次に、コンピュータ61のCPU71は、
通信状態解析プログラム81に従って、測定データ83
のうち各地点の測定値(BER値、RSSI値など)
を、基地局からの信号を良好に受信、復調できずに通話
などが困難になるか否か、すなわち通信状態が不良にな
るか否かの境界を示す所定の閾値とそれぞれ比較する
(ステップS2)。
【0102】そして、コンピュータ61のCPU71
は、通信状態解析プログラム81に従って、ステップS
2での比較結果に基づいて、通信状態が不良になると判
断した位置(例えば緯度および経度)を特定する(ステ
ップS3)。
【0103】最後に、コンピュータ61のCPU71
は、通信状態解析プログラム81に従って描画回路76
を制御して、今回、通信状態を測定、解析しているエリ
アの地図データ82をHDD74から読み出し、そのエ
リアの地図の画像に、通信状態が不良である位置(以
下、通信不良ポイントという)を示す画像を重畳した画
像をディスプレイ62に表示させる(ステップS4)。
【0104】図10は、実施の形態5に係る通信状態解
析装置2で表示されたエリアの地図と通信不良ポイント
の一例を示す図である。図10では、エリアの地図の画
像91に、3箇所の通信不良ポイントを示す画像92が
重畳して表示されている。
【0105】これにより、作業員がこの表示画像を見る
ことでエリア内の通信不良ポイントを確認し、このエリ
アを管轄する基地局の設定を調整することが可能とな
る。
【0106】さらに、実施の形態2〜4で述べたよう
な、GPS衛星からの信号の受信状態やDGPS用の補
正情報の受信状態も測定データ83に併せて記録されて
いる場合には、CPU71は、通信状態解析プログラム
81に従って、それらの信号や情報の受信状態が悪い位
置を示す画像をさらに重畳して表示するようにしてもよ
い。
【0107】また、それらの受信状態に基づいて通信不
調ポイントのGPSによる測定誤差を求め、その通信不
調ポイントの測定誤差に応じて、通信不良ポイントを示
す画像92の大きさ、色、図形などを変化させるように
してもよい。
【0108】以上のように、上記実施の形態5によれ
ば、コンピュータ61が、移動体電話システムのエリア
内の各所の位置情報、および、その位置での、移動体電
話機の通信回路を模擬した回路により基地局との間で通
信した際の電波状態を示す所定の特性値に基づいて、そ
の特性値が所定の条件を満たす通信不良ポイントを特定
し、ディスプレイ62が、コンピュータ61により特定
された通信不良ポイントを地図上に表示する。これによ
り、エリア内に通信不良ポイントが複数あっても、それ
らを簡単に視認でき、移動体電話システムのエリア内に
おける通信状態が悪い位置を低コストかつ短時間で発見
することができる。
【0109】また、上記実施の形態5によれば、ディス
プレイ62が特性値の計測時におけるGPS衛星からの
信号の受信状態を地図上に表示するので、エリア内にお
ける通信不良ポイントなどの各地点の測位精度を簡単に
視認できる。
【0110】さらに、上記実施の形態5によれば、ディ
スプレイ62が特性値の計測時におけるDGPS用の補
正情報の受信状態を地図上に表示するので、エリア内に
おける通信不良ポイントなどの各地点の測位精度を簡単
に視認できる。
【0111】なお、上記実施の形態2〜4においては、
GPS衛星までの距離の測定に使用されるC/Aコード
などに同期してトリガ信号を生成しているが、GPS衛
星までの距離の測定に他の信号などを使用する場合に
は、その信号に同期してトリガ信号を生成する。
【0112】
【発明の効果】本発明では、移動体電話システムのエリ
ア内における通信状態が悪い位置を低コストかつ短時間
で正確に発見することができる通信状態測定装置および
通信状態測定方法、並びに、通信状態解析装置、通信状
態解析方法および通信状態解析プログラムを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る通信状態測定装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す通信状態測定装置の記録媒体に記
録される測定データの様式の一例を示す図である。
【図3】 図1に示す通信状態測定装置の移動軌跡の一
例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る通信状態測定装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4におけるGPS受信機の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】 図4に示す通信状態測定装置の記録媒体に記
録される測定データの様式の一例を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る通信状態測定装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態5に係る通信状態解析装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】 実施の形態5に係る通信状態解析装置の動作
について説明するフローチャートである。
【図10】 実施の形態5に係る通信状態解析装置で表
示されたエリアの地図と通信不良ポイントの一例を示す
図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 通信状態測定装置 2 通信状態解析装置 11,11A プラットホーム回路 12,12A GPS受信機(位置検知手段) 13,13A 記録装置(記録手段) 41 カーナビゲーションシステム(位置検知手段) 51 車速パルスセンサ 52 ジャイロセンサ 61 コンピュータ(位置特定手段、位置表示制御手
段) 62 ディスプレイ(位置表示手段) 81 通信状態解析プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 邦雄 東京都世田谷区北沢3丁目5番18号 株式 会社鷹山内 (72)発明者 清松 久典 東京都世田谷区北沢3丁目5番18号 株式 会社鷹山内 Fターム(参考) 5K042 AA06 CA02 CA23 DA19 DA27 EA15 FA11 HA14 JA07 5K067 AA01 BB02 DD43 EE02 FF03 FF16 HH23 JJ51 LL01 LL11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体電話システムのエリア内で基地局
    との間の通信状態を測定する通信状態測定装置におい
    て、 移動体電話機の通信回路を模擬した回路を有し、その回
    路により上記基地局との間で通信した際の電波状態を示
    す所定の特性値を時系列に沿って計測するプラットホー
    ム回路と、 現在位置を検知する位置検知手段と、 上記プラットホーム回路により時系列に沿って計測され
    た各所定の特性値を、その時に上記位置検知手段により
    検知された上記現在位置の情報に関連付けて順次記録す
    る記録手段と、 を備えることを特徴とする通信状態測定装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検知手段は、GPS受信機を有
    し、GPS衛星からの信号に同期してトリガ信号を出力
    し、 前記記録手段は、上記トリガ信号が出力されたときの前
    記各所定の特性値を、前記GPS衛星からの信号の受信
    時に対する前記現在位置の情報に関連付けて記録するこ
    と、 を特徴とする請求項1記載の通信状態測定装置。
  3. 【請求項3】 前記プラットホーム回路は、前記トリガ
    信号を供給されたときに前記各所定の特性値を計測し、
    前記記録手段に供給することを特徴とする請求項2記載
    の通信状態測定装置。
  4. 【請求項4】 前記位置検知手段は、GPS衛星からの
    C/Aコード、PコードおよびYコードのいずれかに同
    期してトリガ信号を出力することを特徴とする請求項2
    記載の通信状態測定装置。
  5. 【請求項5】 前記位置検知手段は、C/Aコード、P
    コードおよびYコードのうちのいずれかの符号列におい
    て、GPS衛星までの距離の計測に使用する符号のタイ
    ミングに同期してトリガ信号を出力することを特徴とす
    る請求項4記載の通信状態測定装置。
  6. 【請求項6】 前記位置検知手段は、GPS衛星からの
    信号が所定の時間以上途絶えた場合にも、所定のスケジ
    ュールに従って前記トリガ信号を出力することを特徴と
    する請求項2記載の通信状態測定装置。
  7. 【請求項7】 前記位置検知手段は、前記GPS受信機
    と、車速パルスセンサおよびジャイロセンサの少なくと
    も1つとを有するカーナビゲーションシステムであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか
    1項記載の通信状態測定装置。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、前記現在位置の計測時
    のGPS衛星からの信号の受信状態を前記現在位置の情
    報に関連付けて記録することを特徴とする請求項2から
    請求項7のうちのいずれか1項記載の通信状態測定装
    置。
  9. 【請求項9】 前記位置検知手段は、DGPS受信機を
    有し、 前記記録手段は、前記現在位置の計測時の補正情報の受
    信状態を前記現在位置の情報に関連付けて記録するこ
    と、 を特徴とする請求項2から請求項8のうちのいずれか1
    項記載の通信状態測定装置。
  10. 【請求項10】 移動体電話システムのエリア内の各所
    で基地局との間の通信状態を測定する通信状態測定方法
    において、 時系列に沿って、移動体電話機の通信回路を模擬した回
    路により上記基地局との間で通信した際の電波状態を示
    す所定の特性値を計測するとともに、現在位置を検知す
    るステップと、 時系列に沿って計測した各所定の特性値を、その時に検
    知した上記現在位置の情報に関連付けて順次記録するス
    テップと、 を備えることを特徴とする通信状態測定方法。
  11. 【請求項11】 移動体電話システムのエリア内の各所
    の位置情報、および、その位置での、移動体電話機の通
    信回路を模擬した回路により基地局との間で通信した際
    の電波状態を示す所定の特性値に基づいて、上記特性値
    が所定の条件を満たす通信状態の位置を特定する位置特
    定手段と、 上記位置特定手段により特定された上記位置を地図上に
    表示する位置表示手段と、 を備えることを特徴とする通信状態解析装置。
  12. 【請求項12】 前記位置表示手段は、前記特性値の計
    測時におけるGPS衛星からの信号の受信状態を前記地
    図上に表示することを特徴とする請求項11記載の通信
    状態解析装置。
  13. 【請求項13】 前記位置表示手段は、前記特性値の計
    測時におけるDGPS用の補正情報の受信状態を前記地
    図上に表示することを特徴とする請求項11記載の通信
    状態解析装置。
  14. 【請求項14】 移動体電話システムのエリア内の各所
    の位置情報、および、その位置での、移動体電話機の通
    信回路を模擬した回路により基地局との間で通信した際
    の電波状態を示す所定の特性値に基づいて、上記特性値
    が所定の条件を満たす通信状態の位置を特定するステッ
    プと、 特定した上記位置を地図上に表示するステップと、 を備えることを特徴とする通信状態解析方法。
  15. 【請求項15】 移動体電話システムのエリア内の各所
    の位置情報、および、その位置での、移動体電話機の通
    信回路を模擬した回路により基地局との間で通信した際
    の電波状態を示す所定の特性値に基づいて、上記特性値
    が所定の条件を満たす通信状態の位置を特定する位置特
    定手段、並びに、 上記位置特定手段により特定された上記位置を地図上に
    表示させる位置表示制御手段、 としてコンピュータを機能させるための通信状態解析プ
    ログラム。
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