JP2003017096A - 原燃料切替設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法 - Google Patents
原燃料切替設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法Info
- Publication number
- JP2003017096A JP2003017096A JP2001198702A JP2001198702A JP2003017096A JP 2003017096 A JP2003017096 A JP 2003017096A JP 2001198702 A JP2001198702 A JP 2001198702A JP 2001198702 A JP2001198702 A JP 2001198702A JP 2003017096 A JP2003017096 A JP 2003017096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- flow rate
- switching
- gas
- raw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運転を停止することなく燃料Aから、組成の
異なる燃料Bへ燃料を切替える燃料電池発電装置におい
て、切替に関る機器点数を削減し、非燃料切替機との機
差を最小限にし、かつ既設の非燃料切替機を最小限の改
造で燃料切替機に変更することを可能とすることでコス
トの低減と生産性の向上とを図り、さらに、常時は使用
していない燃料Bでの運転時における信頼性の向上を図
る。 【解決手段】 燃料電池本体11と、改質器9と、常時
は燃料Aを改質器に供給し、燃料A供給停止時には、燃
料Bを供給する燃料電池発電装置において、燃料A遮断
弁1と、燃料B遮断弁4と、燃料Aおよび燃料B兼用の
流量調節弁13と、燃料Aおよび燃料B兼用の流量計1
4と、燃料切替直後から切替原燃料の組成に適したガス
流量が流れるように制御するための原燃料切替制御装置
15とを備えるものとする。
異なる燃料Bへ燃料を切替える燃料電池発電装置におい
て、切替に関る機器点数を削減し、非燃料切替機との機
差を最小限にし、かつ既設の非燃料切替機を最小限の改
造で燃料切替機に変更することを可能とすることでコス
トの低減と生産性の向上とを図り、さらに、常時は使用
していない燃料Bでの運転時における信頼性の向上を図
る。 【解決手段】 燃料電池本体11と、改質器9と、常時
は燃料Aを改質器に供給し、燃料A供給停止時には、燃
料Bを供給する燃料電池発電装置において、燃料A遮断
弁1と、燃料B遮断弁4と、燃料Aおよび燃料B兼用の
流量調節弁13と、燃料Aおよび燃料B兼用の流量計1
4と、燃料切替直後から切替原燃料の組成に適したガス
流量が流れるように制御するための原燃料切替制御装置
15とを備えるものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、常時は一つの原
燃料ガス(以下燃料Aという。)により燃料電池発電装
置の運転を行い、事情により前記燃料Aの供給が停止し
た際に、もしくは積極的に交互に、他の代替原燃料ガス
(以下燃料Bという。)により運転を行なう、即ち、複
数の異なる組成の原燃料を運転中に切替えて使用するた
めの原燃料切替設備を有する燃料燃料電池発電装置とそ
の運転方法に関する。
燃料ガス(以下燃料Aという。)により燃料電池発電装
置の運転を行い、事情により前記燃料Aの供給が停止し
た際に、もしくは積極的に交互に、他の代替原燃料ガス
(以下燃料Bという。)により運転を行なう、即ち、複
数の異なる組成の原燃料を運転中に切替えて使用するた
めの原燃料切替設備を有する燃料燃料電池発電装置とそ
の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、天然ガス(都市ガス)、L
PG、メタノール等の炭化水素改質原燃料を、水蒸気改
質して得られた改質ガス中の水素と、空気中の酸素と
を、燃料電池の燃料極および空気極にそれぞれ供給し、
電気化学反応に基づいて発電を行うもので、原燃料を改
質する改質装置としては、原燃料に水を加えて加熱し、
水蒸気と原燃料を触媒を用いて水素リッチなガスに改質
する水蒸気改質反応を利用したものがよく知られてい
る。
PG、メタノール等の炭化水素改質原燃料を、水蒸気改
質して得られた改質ガス中の水素と、空気中の酸素と
を、燃料電池の燃料極および空気極にそれぞれ供給し、
電気化学反応に基づいて発電を行うもので、原燃料を改
質する改質装置としては、原燃料に水を加えて加熱し、
水蒸気と原燃料を触媒を用いて水素リッチなガスに改質
する水蒸気改質反応を利用したものがよく知られてい
る。
【0003】近年、原燃料切替設備を有する燃料燃料電
池発電装置、例えば、都市ガスが遮断された場合でも備
蓄してあるLPG等で燃料電池の運転を継続するシステ
ム(特開平9−106825号公報参照)や、産業廃棄
物、家庭用生ごみ、し尿処理等で発生した消化ガスを有
効利用するために、この消化ガスと都市ガスとを交互に
利用して燃料電池の連続運転を行う燃料切替えシステム
の開発が進められている。
池発電装置、例えば、都市ガスが遮断された場合でも備
蓄してあるLPG等で燃料電池の運転を継続するシステ
ム(特開平9−106825号公報参照)や、産業廃棄
物、家庭用生ごみ、し尿処理等で発生した消化ガスを有
効利用するために、この消化ガスと都市ガスとを交互に
利用して燃料電池の連続運転を行う燃料切替えシステム
の開発が進められている。
【0004】本件出願人は、運転を停止することなく燃
料Aから、組成の異なる燃料Bへ燃料を切替える際に燃
料電池における水素不足や水素過剰、およびS/C異常
が生ずることのない安定した運転が可能な、原燃料切替
設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法に関し
て、特開2001−28270により提案している。
料Aから、組成の異なる燃料Bへ燃料を切替える際に燃
料電池における水素不足や水素過剰、およびS/C異常
が生ずることのない安定した運転が可能な、原燃料切替
設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法に関し
て、特開2001−28270により提案している。
【0005】図2は、前記特開2001−28270に
記載された2系統の燃料を利用する原燃料切替設備を有
する燃料燃料電池発電装置の概略構成の一例を示す。図
2において、1は燃料Aの遮断弁、2は燃料Aの流量調
節弁、3は燃料Aの流量計、4は燃料Bの遮断弁、5は
燃料Bの流量調節弁、6は燃料Bの流量計、7はスチー
ムエゼクタ、8は脱硫器、9は改質器、10はCO変成
器、11は燃料電池本体、12は原燃料切替制御装置で
ある。
記載された2系統の燃料を利用する原燃料切替設備を有
する燃料燃料電池発電装置の概略構成の一例を示す。図
2において、1は燃料Aの遮断弁、2は燃料Aの流量調
節弁、3は燃料Aの流量計、4は燃料Bの遮断弁、5は
燃料Bの流量調節弁、6は燃料Bの流量計、7はスチー
ムエゼクタ、8は脱硫器、9は改質器、10はCO変成
器、11は燃料電池本体、12は原燃料切替制御装置で
ある。
【0006】上記原燃料切替制御装置12は、図示しな
い下記の手段を備える。即ち、原燃料ガスの切替指令に
基づき前記燃料A遮断弁および燃料B遮断弁がそれぞれ
所定の開閉操作をするための遮断弁駆動手段と、前記原
燃料ガスを燃料Aから燃料Bに切替える際に、燃料Bの
切替開始時の流量を、切替前の燃料Aの流量と同一流量
となるようにし、その後は、燃料Bの供給流量を、前記
改質器出口の改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一
となるように、あらかじめシミュレーションにより求め
た所定の流量に変化させて燃料Bを供給し、前記改質器
出口部において燃料Aの燃料Bによるガス置換が完了す
る所定時間後に、燃料Bの供給流量を、燃料Bの組成に
適した所定の最適流量に調節するための燃料B流量調節
弁の開度制御手段と、前記原燃料ガスを燃料Bから燃料
Aに再度切替える場合に備えて、燃料Aの流量を燃料B
の前記最適流量と同一流量で供給開始可能となるように
し、その後は、燃料Aの供給流量を、前記改質器出口の
改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一となるよう
に、あらかじめシミュレーションにより求めた所定の流
量に変化させて燃料Aを供給し、前記改質器出口部にお
いて燃料Bの燃料Aによるガス置換が完了する所定時間
後に、燃料Aの供給流量を、燃料Aの組成に適した所定
の最適流量に調節スタンバイを行うための燃料Aの流量
調節弁の開度制御手段とを備える。
い下記の手段を備える。即ち、原燃料ガスの切替指令に
基づき前記燃料A遮断弁および燃料B遮断弁がそれぞれ
所定の開閉操作をするための遮断弁駆動手段と、前記原
燃料ガスを燃料Aから燃料Bに切替える際に、燃料Bの
切替開始時の流量を、切替前の燃料Aの流量と同一流量
となるようにし、その後は、燃料Bの供給流量を、前記
改質器出口の改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一
となるように、あらかじめシミュレーションにより求め
た所定の流量に変化させて燃料Bを供給し、前記改質器
出口部において燃料Aの燃料Bによるガス置換が完了す
る所定時間後に、燃料Bの供給流量を、燃料Bの組成に
適した所定の最適流量に調節するための燃料B流量調節
弁の開度制御手段と、前記原燃料ガスを燃料Bから燃料
Aに再度切替える場合に備えて、燃料Aの流量を燃料B
の前記最適流量と同一流量で供給開始可能となるように
し、その後は、燃料Aの供給流量を、前記改質器出口の
改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一となるよう
に、あらかじめシミュレーションにより求めた所定の流
量に変化させて燃料Aを供給し、前記改質器出口部にお
いて燃料Bの燃料Aによるガス置換が完了する所定時間
後に、燃料Aの供給流量を、燃料Aの組成に適した所定
の最適流量に調節スタンバイを行うための燃料Aの流量
調節弁の開度制御手段とを備える。
【0007】上記装置によれば、切替初期において、切
替前の流量がそのまま継続され、その後はシミュレーシ
ョンの結果を反映した原料ガスの供給が確保されるの
で、原燃料不足に伴う燃料電池における水素不足や水素
過剰、S/C異常などが生ずることはなく、安定した燃
料電池発電装置の運転が継続できる(詳細は、前記特開
2001−28270参照)。
替前の流量がそのまま継続され、その後はシミュレーシ
ョンの結果を反映した原料ガスの供給が確保されるの
で、原燃料不足に伴う燃料電池における水素不足や水素
過剰、S/C異常などが生ずることはなく、安定した燃
料電池発電装置の運転が継続できる(詳細は、前記特開
2001−28270参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり、燃料A
から燃料Bヘの燃料切替をスムーズに行うためには、燃
料B用の流量調節弁および流量計が装備されていること
が望ましい。しかしながら、前記特開2001−282
70に記載した原燃料切替設備を有する燃料電池発電装
置とその運転方法においても、下記のような問題があっ
た。
から燃料Bヘの燃料切替をスムーズに行うためには、燃
料B用の流量調節弁および流量計が装備されていること
が望ましい。しかしながら、前記特開2001−282
70に記載した原燃料切替設備を有する燃料電池発電装
置とその運転方法においても、下記のような問題があっ
た。
【0009】まず、燃料電池発電装置のパッケージは、
設置面積の制約から、コンパクト化を図ることが要請さ
れているため、燃料Aおよび燃料Bの2系統の流量調節
弁および流量計を装備すると、パッケージ内の機器、配
管レイアウト等が、燃料切替を行わない通常の燃料電池
発電装置とは大きく異なることとなる。そのため、工場
における燃料電池発電装置の生産において、非燃料切替
機と燃料切替機の2種類が存在することとなり、生産管
理上好ましくない問題がある。
設置面積の制約から、コンパクト化を図ることが要請さ
れているため、燃料Aおよび燃料Bの2系統の流量調節
弁および流量計を装備すると、パッケージ内の機器、配
管レイアウト等が、燃料切替を行わない通常の燃料電池
発電装置とは大きく異なることとなる。そのため、工場
における燃料電池発電装置の生産において、非燃料切替
機と燃料切替機の2種類が存在することとなり、生産管
理上好ましくない問題がある。
【0010】また、高価な流量調節弁、流量計を2系統
装備することとなるため、その分コスト高となる問題が
あった。
装備することとなるため、その分コスト高となる問題が
あった。
【0011】さらに、既設の非燃料切替機を、顧客の要
求により燃料切替機に変更する場合には、既設設備に多
くの改造を加える必要が生ずるので、改造コストが高く
なる問題がある。
求により燃料切替機に変更する場合には、既設設備に多
くの改造を加える必要が生ずるので、改造コストが高く
なる問題がある。
【0012】さらにまた、燃料Bを非常用燃料として利
用する設備の場合には、常時は使用していない燃料Bの
流量調節弁および流量計の健全性を定期点検等で確認
し、非常時の信頼性確保に備える必要があり、そのメン
テナンス性が問題となる。
用する設備の場合には、常時は使用していない燃料Bの
流量調節弁および流量計の健全性を定期点検等で確認
し、非常時の信頼性確保に備える必要があり、そのメン
テナンス性が問題となる。
【0013】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたもので、この発明の課題は、運転を停止するこ
となく燃料Aから、組成の異なる燃料Bへ燃料を切替え
る燃料電池発電装置において、切替に関る機器点数を削
減し、非燃料切替機との機差を最小限にし、かつ既設の
非燃料切替機を最小限の改造で燃料切替機に変更するこ
とを可能とすることでコストの低減と生産性の向上とを
図り、さらに、常時は使用していない燃料Bでの運転時
における信頼性の向上を図ることにある。
なされたもので、この発明の課題は、運転を停止するこ
となく燃料Aから、組成の異なる燃料Bへ燃料を切替え
る燃料電池発電装置において、切替に関る機器点数を削
減し、非燃料切替機との機差を最小限にし、かつ既設の
非燃料切替機を最小限の改造で燃料切替機に変更するこ
とを可能とすることでコストの低減と生産性の向上とを
図り、さらに、常時は使用していない燃料Bでの運転時
における信頼性の向上を図ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、この発明は、燃料電池本体と、原燃料ガスを改質
して水素リッチな改質ガスとして、この改質ガスを前記
燃料電池本体に供給する改質器と、常時は一つの原燃料
ガス(燃料A)を前記改質器に供給する燃料A供給装置
と、前記燃料A供給停止時には前記原燃料ガスとして他
の代替原燃料ガス(燃料B)を前記改質器に供給する燃
料B供給装置とを備えた燃料電池発電装置において、燃
料A遮断弁と、燃料B遮断弁と、燃料Aおよび燃料B兼
用の流量調節弁と、燃料Aおよび燃料B兼用の流量計
と、燃料切替直後から切替原燃料の組成に適したガス流
量が流れるように制御するための原燃料切替制御装置と
を備えるものとする(請求項1の発明)。
めに、この発明は、燃料電池本体と、原燃料ガスを改質
して水素リッチな改質ガスとして、この改質ガスを前記
燃料電池本体に供給する改質器と、常時は一つの原燃料
ガス(燃料A)を前記改質器に供給する燃料A供給装置
と、前記燃料A供給停止時には前記原燃料ガスとして他
の代替原燃料ガス(燃料B)を前記改質器に供給する燃
料B供給装置とを備えた燃料電池発電装置において、燃
料A遮断弁と、燃料B遮断弁と、燃料Aおよび燃料B兼
用の流量調節弁と、燃料Aおよび燃料B兼用の流量計
と、燃料切替直後から切替原燃料の組成に適したガス流
量が流れるように制御するための原燃料切替制御装置と
を備えるものとする(請求項1の発明)。
【0015】上記請求項1の発明の実施態様としては、
下記請求項2ないし3の発明が好適であり、またその運
転方法としては、請求項4ないし5の発明が好適であ
る。即ち、請求項1記載の燃料電池発電装置において、
前記原燃料切替制御装置は、前記原燃料ガス切替の際に
切替原燃料ガス密度に応じて前記流量調節弁のCv値を
調節するために弁開度を調節する開度調節手段と、原燃
料ガス切替の際に切替原燃料のガスの物性に応じて真の
流量を求めるために流量計測値の換算を行なう流量計測
値切替演算手段とを備えるものとする(請求項2の発
明)。
下記請求項2ないし3の発明が好適であり、またその運
転方法としては、請求項4ないし5の発明が好適であ
る。即ち、請求項1記載の燃料電池発電装置において、
前記原燃料切替制御装置は、前記原燃料ガス切替の際に
切替原燃料ガス密度に応じて前記流量調節弁のCv値を
調節するために弁開度を調節する開度調節手段と、原燃
料ガス切替の際に切替原燃料のガスの物性に応じて真の
流量を求めるために流量計測値の換算を行なう流量計測
値切替演算手段とを備えるものとする(請求項2の発
明)。
【0016】また、前記請求項2記載の燃料電池発電装
置において、前記原燃料切替制御装置は、さらに、前記
原燃料ガスの切替指令に基づき前記燃料A遮断弁および
燃料B遮断弁がそれぞれ所定の開閉操作をするための遮
断弁駆動手段と、前記原燃料ガスを燃料Aから燃料Bに
切替える際に、燃料Bの切替開始時の時間当たり体積流
量(以下、単に流量という。)を、切替前の燃料Aの流
量と同一流量となるようにし、その後は、燃料Bの供給
流量を、前記改質器出口の改質ガス中の水素ガス量が切
替前と略同一となるように、あらかじめシミュレーショ
ンにより求めた所定の流量に変化させて燃料Bを供給
し、前記改質器出口部において燃料Aの燃料Bによるガ
ス置換が完了する所定時間後に、燃料Bの供給流量を、
燃料Bの組成に適した所定の最適流量に調節するための
流量調節弁の開度制御手段と、前記原燃料ガスを燃料B
から燃料Aに再度切替える場合に備えて、燃料Aの流量
を燃料Bの前記最適流量と同一流量で供給開始可能とな
るようにし、その後は、燃料Aの供給流量を、前記改質
器出口の改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一とな
るように、あらかじめシミュレーションにより求めた所
定の流量に変化させて燃料Aを供給し、前記改質器出口
部において燃料Bの燃料Aによるガス置換が完了する所
定時間後に、燃料Aの供給流量を、燃料Aの組成に適し
た所定の最適流量に調節スタンバイを行うための流量調
節弁の開度制御手段とを備えるものとする(請求項3の
発明)。
置において、前記原燃料切替制御装置は、さらに、前記
原燃料ガスの切替指令に基づき前記燃料A遮断弁および
燃料B遮断弁がそれぞれ所定の開閉操作をするための遮
断弁駆動手段と、前記原燃料ガスを燃料Aから燃料Bに
切替える際に、燃料Bの切替開始時の時間当たり体積流
量(以下、単に流量という。)を、切替前の燃料Aの流
量と同一流量となるようにし、その後は、燃料Bの供給
流量を、前記改質器出口の改質ガス中の水素ガス量が切
替前と略同一となるように、あらかじめシミュレーショ
ンにより求めた所定の流量に変化させて燃料Bを供給
し、前記改質器出口部において燃料Aの燃料Bによるガ
ス置換が完了する所定時間後に、燃料Bの供給流量を、
燃料Bの組成に適した所定の最適流量に調節するための
流量調節弁の開度制御手段と、前記原燃料ガスを燃料B
から燃料Aに再度切替える場合に備えて、燃料Aの流量
を燃料Bの前記最適流量と同一流量で供給開始可能とな
るようにし、その後は、燃料Aの供給流量を、前記改質
器出口の改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一とな
るように、あらかじめシミュレーションにより求めた所
定の流量に変化させて燃料Aを供給し、前記改質器出口
部において燃料Bの燃料Aによるガス置換が完了する所
定時間後に、燃料Aの供給流量を、燃料Aの組成に適し
た所定の最適流量に調節スタンバイを行うための流量調
節弁の開度制御手段とを備えるものとする(請求項3の
発明)。
【0017】さらに、請求項1に記載の燃料電池発電装
置の運転方法であって、前記原燃料ガス切替の際に、切
替原燃料ガス密度に応じて前記流量調節弁のCv値を調
節し、さらに、切替原燃料のガスの物性に応じた真の流
量を求めるための流量計測値の換算を行なうこととする
(請求項4の発明)。
置の運転方法であって、前記原燃料ガス切替の際に、切
替原燃料ガス密度に応じて前記流量調節弁のCv値を調
節し、さらに、切替原燃料のガスの物性に応じた真の流
量を求めるための流量計測値の換算を行なうこととする
(請求項4の発明)。
【0018】さらにまた、前記請求項4に記載の燃料電
池発電装置の運転方法であって、前記原燃料ガスを燃料
Aから燃料Bに切替える際に、燃料Bの切替開始時の流
量を,切替前の燃料Aの流量と同一流量となるように
し、その後は、燃料Bの供給流量を,前記改質器出口の
改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一となるよう
に,あらかじめシミュレーションにより求めた所定の流
量に変化させて燃料Bを供給し、前記改質器出口部にお
いて燃料Aの燃料Bによるガス置換が完了する所定時間
後に、燃料Bの供給流量を,燃料Bの組成に適した所定
の最適流量に調節して,原燃料の切替を完了する(請求
項5の発明)。
池発電装置の運転方法であって、前記原燃料ガスを燃料
Aから燃料Bに切替える際に、燃料Bの切替開始時の流
量を,切替前の燃料Aの流量と同一流量となるように
し、その後は、燃料Bの供給流量を,前記改質器出口の
改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一となるよう
に,あらかじめシミュレーションにより求めた所定の流
量に変化させて燃料Bを供給し、前記改質器出口部にお
いて燃料Aの燃料Bによるガス置換が完了する所定時間
後に、燃料Bの供給流量を,燃料Bの組成に適した所定
の最適流量に調節して,原燃料の切替を完了する(請求
項5の発明)。
【0019】(発明の作用)前記請求項1ないし5の発
明に関し、その作用原理について、以下に総括的に述べ
る。前述の特開2001−28270に詳細に記載され
るように、運転を停止することなく燃料Aから、組成の
異なる燃料Bへ燃料ガスを切替える燃料電池発電装置に
おいて、燃料切替え時に安定した改質ガス(水素リッチ
ガス)を燃料電池本体に供給するためには、改質器の出
口での水素ガスを一定量に維持する必要がある。
明に関し、その作用原理について、以下に総括的に述べ
る。前述の特開2001−28270に詳細に記載され
るように、運転を停止することなく燃料Aから、組成の
異なる燃料Bへ燃料ガスを切替える燃料電池発電装置に
おいて、燃料切替え時に安定した改質ガス(水素リッチ
ガス)を燃料電池本体に供給するためには、改質器の出
口での水素ガスを一定量に維持する必要がある。
【0020】―方、燃料電池発電装置内には、燃料入口
から改質器までの空間が存在し、燃料ガスAから燃料ガ
スBに切替つた直後の当該空間は、まだ燃料Aが充満し
ている。この状況で、改質器の出口での水素ガスを一定
量に維持するためには、燃料Bへの切替直後において
は、燃料ガスBの流量を、切替前の燃料Aの流量と同一
流量で供給しておき、改質器入口部における燃料Bの濃
度の上昇に伴い、徐々に燃料Bのガス組成に適した流量
にする必要がある。
から改質器までの空間が存在し、燃料ガスAから燃料ガ
スBに切替つた直後の当該空間は、まだ燃料Aが充満し
ている。この状況で、改質器の出口での水素ガスを一定
量に維持するためには、燃料Bへの切替直後において
は、燃料ガスBの流量を、切替前の燃料Aの流量と同一
流量で供給しておき、改質器入口部における燃料Bの濃
度の上昇に伴い、徐々に燃料Bのガス組成に適した流量
にする必要がある。
【0021】本発明は,燃料Bへの切替直後において
は、燃料ガスBの流量を、切替前の燃料Aの流量と同一
流量で供給する点、つまり調節弁の開度差がわずかであ
る点に着目したものである。燃料Aと燃料Bを同一流量
で流す場合、調節弁Cv値に関して、両ガスによる差異
につき以下に検討する。
は、燃料ガスBの流量を、切替前の燃料Aの流量と同一
流量で供給する点、つまり調節弁の開度差がわずかであ
る点に着目したものである。燃料Aと燃料Bを同一流量
で流す場合、調節弁Cv値に関して、両ガスによる差異
につき以下に検討する。
【0022】通常、ガス流量QとCv値との関係は、次
式で表わされる。
式で表わされる。
【0023】Q=Cv√(P1 2−P2 2)/307×√(ρ
×(t+273)) ここで、 Q(B)=Q(A)のとき、すなわち切替直
後は、発電装置の状態(P,t)が変化していないとす
ると、 Cv(B)=Cv(A)×√(ρB/ρA) を得る。
×(t+273)) ここで、 Q(B)=Q(A)のとき、すなわち切替直
後は、発電装置の状態(P,t)が変化していないとす
ると、 Cv(B)=Cv(A)×√(ρB/ρA) を得る。
【0024】ここで、
Q:ガス流量 [m3(Normal)/h]
P1:ガス圧力(バルブ入口)[kPa abs]
P2:ガス圧力(バルブ出口)[kPa abs]
ρ;ガス密度[kg/m3(Norma1)]
t:ガス温度[℃] である。
【0025】即ち、燃料Aの調節弁と燃料Bの調節弁を
兼用する場合には、燃料Bに切替ると同時に、調節弁の
Cv値を切替前のCv値×√(ρB/ρA)に変化させれ
ば良い。
兼用する場合には、燃料Bに切替ると同時に、調節弁の
Cv値を切替前のCv値×√(ρB/ρA)に変化させれ
ば良い。
【0026】具体的な例として、都市ガスからLPGに
切替える場合を考えると、ρA(都市ガス)=0.84、ρ
B(LPG)=1.97として、√(ρB/ρA)=1.53を得
る。
切替える場合を考えると、ρA(都市ガス)=0.84、ρ
B(LPG)=1.97として、√(ρB/ρA)=1.53を得
る。
【0027】Cv値の1.53倍は、通常の流量調節弁
の場合、弁開度に換算すると約10%程度にとどまる。
ここで、代表的な流量調節弁の開度変化速度0−100
%は約4秒であるので、10%の開度変化時間は約0.
4秒となる。
の場合、弁開度に換算すると約10%程度にとどまる。
ここで、代表的な流量調節弁の開度変化速度0−100
%は約4秒であるので、10%の開度変化時間は約0.
4秒となる。
【0028】一方、都市ガスからLPGへの切替は、燃
料入口から改質器までの空間に残存する都市ガスを、L
PGで置換し、改質器入ロ部でLPGの組成が完全に立
上ることで完了する。この時間は装置の出力で異なる
が、計算上、約15秒から45秒程度を要する。
料入口から改質器までの空間に残存する都市ガスを、L
PGで置換し、改質器入ロ部でLPGの組成が完全に立
上ることで完了する。この時間は装置の出力で異なる
が、計算上、約15秒から45秒程度を要する。
【0029】従来の独立2系統の調節弁を備えた切替と
異なるのは、上記の約15秒から45秒程度要する切替
全体時間のごく初期の、約0.4秒間程度、流量が望ま
しい値から外れることとなる点であるが、切替全体に与
える影響はごくわずかであり、実用上問題とならない。
異なるのは、上記の約15秒から45秒程度要する切替
全体時間のごく初期の、約0.4秒間程度、流量が望ま
しい値から外れることとなる点であるが、切替全体に与
える影響はごくわずかであり、実用上問題とならない。
【0030】なお、流量計を兼用させるにあたっては、
燃料Aから燃料Bヘの切替と同時に、流量計の値、例え
ば差圧を、燃料Bのガスの物性に適した流量値に制御上
のソフトにより切替演算することで対応することが可能
である。
燃料Aから燃料Bヘの切替と同時に、流量計の値、例え
ば差圧を、燃料Bのガスの物性に適した流量値に制御上
のソフトにより切替演算することで対応することが可能
である。
【0031】前記本発明によれば、上記のような燃料切
替え用燃料電池発電装置の機器構成により、コストの低
廉な燃料切替設備を有する燃料電池発電装置を提供する
ことができるとともに、非燃料切替機との機差を最小限
にすることで生産性の向上、ならびに既設の非燃料切替
機を最小限の改造で燃料切替機に変更することが可能と
なる。さらに、燃料Bを非常用燃料ガスとして用いる場
合、従来は、通常時休眠ラインとなっている燃料B用の
流量調節弁と流量計を、本発明では燃料Aと兼用させる
ことで常時稼動させることとなり、通常時の運転を通じ
て、非常時ラインの信頼性確保が可能となる。
替え用燃料電池発電装置の機器構成により、コストの低
廉な燃料切替設備を有する燃料電池発電装置を提供する
ことができるとともに、非燃料切替機との機差を最小限
にすることで生産性の向上、ならびに既設の非燃料切替
機を最小限の改造で燃料切替機に変更することが可能と
なる。さらに、燃料Bを非常用燃料ガスとして用いる場
合、従来は、通常時休眠ラインとなっている燃料B用の
流量調節弁と流量計を、本発明では燃料Aと兼用させる
ことで常時稼動させることとなり、通常時の運転を通じ
て、非常時ラインの信頼性確保が可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】図面に基づき、本発明の実施の形
態について以下にのべる。
態について以下にのべる。
【0033】図1は、本発明の実施例を示す図であり、
図2と同じ構成部材には同一の番号を付して説明を省略
する。図1が図2と異なる点は、図1においては、ま
ず、燃料Aおよび燃料B兼用の流量調節弁13と、燃料
Aおよび燃料B兼用の流量計14とを設けた点である。
図2と同じ構成部材には同一の番号を付して説明を省略
する。図1が図2と異なる点は、図1においては、ま
ず、燃料Aおよび燃料B兼用の流量調節弁13と、燃料
Aおよび燃料B兼用の流量計14とを設けた点である。
【0034】また、図1における原燃料切替制御装置1
5の機能は、図2における原燃料切替制御装置12と異
なり、請求項2に係る流量調節弁のCv値を調節するた
めに弁開度を調節する図示しない開度調節手段と、原燃
料ガス切替の際に切替原燃料のガスの物性に応じて真の
流量を求めるために流量計測値の換算を行なう図示しな
い流量計測値切替演算手段とを備える点が、図2とは異
なる。
5の機能は、図2における原燃料切替制御装置12と異
なり、請求項2に係る流量調節弁のCv値を調節するた
めに弁開度を調節する図示しない開度調節手段と、原燃
料ガス切替の際に切替原燃料のガスの物性に応じて真の
流量を求めるために流量計測値の換算を行なう図示しな
い流量計測値切替演算手段とを備える点が、図2とは異
なる。
【0035】上記構成により、燃料ガス切替え信号が、
燃料Aで発生すると、燃料A用の遮断弁が開から閉に切
替わり、燃料B用の遮断弁が閉から開に切替わると同時
に、流量調節弁13は燃料Bを、燃料Aと同一流量流す
Cv値に相当する弁開度に即座に変更され、流量計14
の値も燃料Bに対応した計測値が出力されるように変更
される。
燃料Aで発生すると、燃料A用の遮断弁が開から閉に切
替わり、燃料B用の遮断弁が閉から開に切替わると同時
に、流量調節弁13は燃料Bを、燃料Aと同一流量流す
Cv値に相当する弁開度に即座に変更され、流量計14
の値も燃料Bに対応した計測値が出力されるように変更
される。
【0036】
【発明の効果】上記のとおり、この発明によれば、燃料
電池本体と、原燃料ガスを改質して水素リッチな改質ガ
スとして、この改質ガスを前記燃料電池本体に供給する
改質器と、常時は一つの原燃料ガス(燃料A)を前記改
質器に供給する燃料A供給装置と、前記燃料A供給停止
時には前記原燃料ガスとして他の代替原燃料ガス(燃料
B)を前記改質器に供給する燃料B供給装置とを備えた
燃料電池発電装置において、燃料A遮断弁と、燃料B遮
断弁と、燃料Aおよび燃料B兼用の流量調節弁と、燃料
Aおよび燃料B兼用の流量計と、燃料切替直後から切替
原燃料の組成に適したガス流量が流れるように制御する
ための原燃料切替制御装置とを備えるものとし、前記原
燃料ガス切替の際に、切替原燃料ガス密度に応じて前記
流量調節弁のCv値を調節し、さらに、切替原燃料のガ
スの物性に応じた真の流量を求めるための流量計測値の
換算を行なうこととしたので、運転を停止することなく
燃料Aから、組成の異なる燃料Bへ燃料を切替える燃料
電池発電装置において、切替に関る機器点数を削減し、
非燃料切替機との機差を最小限にし、かつ既設の非燃料
切替機を最小限の改造で燃料切替機に変更することを可
能とすることでコストの低減と生産性の向上とを図り、
さらに、常時は使用していない燃料Bでの運転時におけ
る信頼性の向上を図ることができる。
電池本体と、原燃料ガスを改質して水素リッチな改質ガ
スとして、この改質ガスを前記燃料電池本体に供給する
改質器と、常時は一つの原燃料ガス(燃料A)を前記改
質器に供給する燃料A供給装置と、前記燃料A供給停止
時には前記原燃料ガスとして他の代替原燃料ガス(燃料
B)を前記改質器に供給する燃料B供給装置とを備えた
燃料電池発電装置において、燃料A遮断弁と、燃料B遮
断弁と、燃料Aおよび燃料B兼用の流量調節弁と、燃料
Aおよび燃料B兼用の流量計と、燃料切替直後から切替
原燃料の組成に適したガス流量が流れるように制御する
ための原燃料切替制御装置とを備えるものとし、前記原
燃料ガス切替の際に、切替原燃料ガス密度に応じて前記
流量調節弁のCv値を調節し、さらに、切替原燃料のガ
スの物性に応じた真の流量を求めるための流量計測値の
換算を行なうこととしたので、運転を停止することなく
燃料Aから、組成の異なる燃料Bへ燃料を切替える燃料
電池発電装置において、切替に関る機器点数を削減し、
非燃料切替機との機差を最小限にし、かつ既設の非燃料
切替機を最小限の改造で燃料切替機に変更することを可
能とすることでコストの低減と生産性の向上とを図り、
さらに、常時は使用していない燃料Bでの運転時におけ
る信頼性の向上を図ることができる。
【図1】この発明の原燃料切替設備を有する燃料電池発
電装置の実施例を示す図
電装置の実施例を示す図
【図2】従来の原燃料切替設備を有する燃料電池発電装
置の概略構成を示す図
置の概略構成を示す図
1:燃料A遮断弁、4:燃料B遮断弁、7:スチームエ
ジェクタ、8:脱硫器、9:改質器、10:CO変成
器、11:燃料電池本体、13:流量調節弁、14:流
量計、15:原燃料切替制御装置。
ジェクタ、8:脱硫器、9:改質器、10:CO変成
器、11:燃料電池本体、13:流量調節弁、14:流
量計、15:原燃料切替制御装置。
Claims (5)
- 【請求項1】 燃料電池本体と、原燃料ガスを改質して
水素リッチな改質ガスとして、この改質ガスを前記燃料
電池本体に供給する改質器と、常時は一つの原燃料ガス
(以下燃料Aという。)を前記改質器に供給する燃料A
供給装置と、前記燃料A供給停止時には前記原燃料ガス
として他の代替原燃料ガス(以下燃料Bという。)を前
記改質器に供給する燃料B供給装置とを備えた燃料電池
発電装置において、 燃料A遮断弁と、燃料B遮断弁と、燃料Aおよび燃料B
兼用の流量調節弁と、燃料Aおよび燃料B兼用の流量計
と、燃料切替直後から切替原燃料の組成に適したガス流
量が流れるように制御するための原燃料切替制御装置と
を備えることを特徴とする原燃料切替設備を有する燃料
電池発電装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の燃料電池発電装置におい
て、前記原燃料切替制御装置は、前記原燃料ガス切替の
際に切替原燃料ガス密度に応じて前記流量調節弁のCv
値を調節するために弁開度を調節する開度調節手段と、
原燃料ガス切替の際に切替原燃料のガスの物性に応じて
真の流量を求めるために流量計測値の換算を行なう流量
計測値切替演算手段とを備えることを特徴とする原燃料
切替設備を有する燃料電池発電装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の燃料電池発電装置におい
て、前記原燃料切替制御装置は、さらに、前記原燃料ガ
スの切替指令に基づき前記燃料A遮断弁および燃料B遮
断弁がそれぞれ所定の開閉操作をするための遮断弁駆動
手段と、前記原燃料ガスを燃料Aから燃料Bに切替える
際に、燃料Bの切替開始時の時間当たり体積流量(以
下、単に流量という。)を、切替前の燃料Aの流量と同
一流量となるようにし、その後は、燃料Bの供給流量
を、前記改質器出口の改質ガス中の水素ガス量が切替前
と略同一となるように、あらかじめシミュレーションに
より求めた所定の流量に変化させて燃料Bを供給し、前
記改質器出口部において燃料Aの燃料Bによるガス置換
が完了する所定時間後に、燃料Bの供給流量を、燃料B
の組成に適した所定の最適流量に調節するための流量調
節弁の開度制御手段と、前記原燃料ガスを燃料Bから燃
料Aに再度切替える場合に備えて、燃料Aの流量を燃料
Bの前記最適流量と同一流量で供給開始可能となるよう
にし、その後は、燃料Aの供給流量を、前記改質器出口
の改質ガス中の水素ガス量が切替前と略同一となるよう
に、あらかじめシミュレーションにより求めた所定の流
量に変化させて燃料Aを供給し、前記改質器出口部にお
いて燃料Bの燃料Aによるガス置換が完了する所定時間
後に、燃料Aの供給流量を、燃料Aの組成に適した所定
の最適流量に調節スタンバイを行うための流量調節弁の
開度制御手段とを備えることを特徴とする原燃料切替設
備を有する燃料電池発電装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の燃料電池発電装置の運
転方法であって、前記原燃料ガス切替の際に、切替原燃
料ガス密度に応じて前記流量調節弁のCv値を調節し、
さらに、切替原燃料のガスの物性に応じた真の流量を求
めるための流量計測値の換算を行なうことを特徴とする
原燃料切替設備を有する燃料電池発電装置の運転方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の燃料電池発電装置の運
転方法であって、前記原燃料ガスを燃料Aから燃料Bに
切替える際に、燃料Bの切替開始時の流量を、切替前の
燃料Aの流量と同一流量となるようにし、その後は、燃
料Bの供給流量を、前記改質器出口の改質ガス中の水素
ガス量が切替前と略同一となるように、あらかじめシミ
ュレーションにより求めた所定の流量に変化させて燃料
Bを供給し、前記改質器出口部において燃料Aの燃料B
によるガス置換が完了する所定時間後に、燃料Bの供給
流量を、燃料Bの組成に適した所定の最適流量に調節し
て、原燃料の切替を完了することを特徴とする原燃料切
替設備を有する燃料電池発電装置の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001198702A JP2003017096A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 原燃料切替設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001198702A JP2003017096A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 原燃料切替設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003017096A true JP2003017096A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19036102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001198702A Pending JP2003017096A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 原燃料切替設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003017096A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097314A1 (ja) * | 2006-02-23 | 2007-08-30 | Nippon Oil Corporation | 燃料電池を用いた非常電源システム |
WO2007097316A1 (ja) * | 2006-02-23 | 2007-08-30 | Nippon Oil Corporation | 燃料電池を用いた非常電源システム、及び分電盤 |
WO2010044170A1 (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-22 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001198702A patent/JP2003017096A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097314A1 (ja) * | 2006-02-23 | 2007-08-30 | Nippon Oil Corporation | 燃料電池を用いた非常電源システム |
WO2007097316A1 (ja) * | 2006-02-23 | 2007-08-30 | Nippon Oil Corporation | 燃料電池を用いた非常電源システム、及び分電盤 |
JP2007228727A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Nippon Oil Corp | 燃料電池を用いた非常電源システム、及び分電盤 |
JP2007228728A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Nippon Oil Corp | 燃料電池を用いた非常電源システム |
TWI399011B (zh) * | 2006-02-23 | 2013-06-11 | Nippon Oil Corp | 利用燃料電池之緊急供電系統 |
TWI406466B (zh) * | 2006-02-23 | 2013-08-21 | Nippon Oil Corp | 利用燃料電池之緊急供電系統及配電盤 |
KR101367490B1 (ko) | 2006-02-23 | 2014-02-25 | 제이엑스 닛코닛세키에너지주식회사 | 연료 전지를 사용한 비상 전원 시스템 |
WO2010044170A1 (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-22 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
US8945788B2 (en) | 2008-10-17 | 2015-02-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4721525B2 (ja) | 都市ガス供給方法及び装置 | |
JP2014239056A (ja) | 燃料電池システム | |
JP4325270B2 (ja) | 燃料電池発電装置の運転制御方法 | |
JP3738888B2 (ja) | 原燃料切替設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法 | |
JP2002241106A (ja) | 酸化剤注入の制御方法 | |
JP2003017096A (ja) | 原燃料切替設備を有する燃料電池発電装置とその運転方法 | |
JP2006049056A (ja) | 燃料電池システム及び制御方法 | |
JP2001325975A (ja) | 燃料電池発電装置とその制御方法 | |
JPH0624129B2 (ja) | 燃料電池発電プラント | |
JPS6282660A (ja) | りん酸型燃料電池の停止方法 | |
KR101913809B1 (ko) | 연료 전지 시스템 및 그 구동 방법 | |
JP4337546B2 (ja) | 原燃料制御装置および原燃料制御方法 | |
JP4123425B2 (ja) | 水素製造装置 | |
WO2011055523A1 (ja) | 燃料電池システム | |
JPH11102718A (ja) | 燃料電池発電装置 | |
JP3602698B2 (ja) | 燃料電池発電装置およびその燃料切替え方法 | |
JP2004185961A (ja) | 燃料電池発電装置の運転方法 | |
JP2916293B2 (ja) | 燃料電池発電装置 | |
JPH02281569A (ja) | 溶融炭酸塩型燃料電池発電プラント | |
JP2004342389A (ja) | 燃料電池装置 | |
JP4622244B2 (ja) | 燃料電池発電装置の運転制御方法 | |
JP2002100387A (ja) | 改質システム | |
JP2001283882A (ja) | 燃料電池利用発電装置 | |
JPH0547401A (ja) | 燃料電池の燃料切替方法およびその装置 | |
JPH1064571A (ja) | 燃料電池発電システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050324 |