JP2003016861A - キートップ、このキートップの製造装置、およびこのキートップの配列検査装置 - Google Patents

キートップ、このキートップの製造装置、およびこのキートップの配列検査装置

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JP2003016861A
JP2003016861A JP2001201270A JP2001201270A JP2003016861A JP 2003016861 A JP2003016861 A JP 2003016861A JP 2001201270 A JP2001201270 A JP 2001201270A JP 2001201270 A JP2001201270 A JP 2001201270A JP 2003016861 A JP2003016861 A JP 2003016861A
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Yoshihiro Shimada
善弘 嶋田
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Nagano Fujitsu Component Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力装置上の所定の位置に配置されているか
を迅速かつ正確に検査され得るキートップ、このキート
ップの製造装置、およびこのキートップを有する入力装
置における配列状態を検査する配列検査装置を実現す
る。 【解決手段】 キートップ11は、複数のキートップ1
1が配列される入力装置14上の取付け位置を示す配列
情報を、各々の表面に表示されるキャラクタ13に対応
して有する。キートップ11の製造装置は、キートップ
11の入力装置上の取付け位置を示す配列情報を、キー
トップ11の表面上の所定のエリア12に記録する記録
手段41を備える。キートップの配列検査装置1は、入
力装置に取り付けられている各キートップ11の配列情
報を読み出す読出し手段21と、読み出された配列情報
と、予め規定されている設計データにおける配列情報と
が一致しているか否かを判定する判定手段22と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力装置に複数配
列されるキートップ、このキートップの製造装置、およ
びこのキートップを有する入力装置においてキートップ
の配列状態を検査する配列検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の入力装置として用いら
れるキーボードの製造プロセスのうち、キートップのキ
ーボード本体への取付け、ならびにキートップの表面上
への文字、記号および図柄などのキャラクタの形成の2
つのプロセスは、次のようにして行われる。
【0003】まず、対応するキャラクタが印刷される前
の、天面に何も印刷されていないキートップが、キーボ
ード本体に取り付けられる。そして、キートップの取付
けが完了したキーボードについて、各キートップの天面
に、それぞれに対応するキャラクタが一括印刷される。
【0004】上述のプロセスを経て、キーボードは、製
品として出荷が予定されている台数よりも多めに製造さ
れる。キーボードが予定出荷台数よりも多めに製造され
るのは、次の理由による。
【0005】キートップに一括印刷されたキャラクタに
は、印刷ムラ、にじみ、汚れ、印刷欠損などの種々の印
刷エラーが生じている可能性がある。従って、通常、一
括印刷が終了したキーボードについては、各キートップ
の天面のキャラクタに印刷エラーがないかを目視により
検査している。ここで、この検査を印刷検査と呼ぶ。
【0006】この目視による印刷検査時において、ある
キートップに印刷エラーを発見したときは、当該キート
ップを、他のキーボードに取り付けられている同じキー
トップと交換している。したがって、キーボードが予定
出荷台数よりも多めに製造し、幾つかのキーボードをキ
ートップ交換補充用に確保しておく。
【0007】上述の目視による印刷検査が完了して印刷
エラーのあるキートップを交換した後は、続いて、所定
の取付け位置に所定のキートップが正確に配置されてい
るか否かを検査する。ここで、この検査を配列検査と呼
ぶ。
【0008】この配列検査の目的は、印刷検査時に印刷
エラーを発見してそのキートップを交換したときに以前
とは異なるキャラクタが印刷されているキートップを誤
って取り付けてしまうといったような、人的ミスをチェ
ックすることにある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、この配列検査
は、光学的な画像処理を用いて行われている。
【0010】まず、各キートップのキャラクタ配列のフ
ォントの形状を光学的に読み取る。次に、読み取ったデ
ータを、予め規定されているキーボードの設計データに
おけるキートップ配列と比較する。
【0011】読み取ったデータと設計データとの、画像
パターンのマッチングの度合いは、評価関数で算出され
る。この評価関数は、例えば基準データに対し、読み取
ったデータがどれだけ一致しているかで示される。たと
えば評価関数が「100%」のときを完全一致とする。
【0012】そして、この評価関数に基づいて、キート
ップが所定の取付け位置に正確に配置されているか否か
を判定する。なお、評価関数の判断基準として、例え
ば、評価関数が98%以上のときはマッチングしている
とし、評価関数が98%以下であるときはマッチングし
ていないとする。
【0013】このような画像処理を用いた光学的なパタ
ーンマッチングでは、配列検査時における外部からの光
の入射や、キャラクタの位置ズレ、印刷品質など種々の
要因が、マッチングの度合いを示す評価関数に影響を及
ぼすことがあり、必ずしも正確なものではない。
【0014】また、例えば「;」や「:」など、印刷さ
れたキャラクタのフォント形状が似通っているものもあ
り、評価関数を高めに設定すると、判定基準が敏感にな
り、本来は許容範囲内である印刷ズレなどでも反応して
しまうこともある。
【0015】このように、パターンマッチングによる光
学的手法を用いた配列検査は、評価関数を用いて判定を
下すので種々の状況により判定基準にバラツキが生じ、
誤判定を招くという問題がある。
【0016】さらには、光学的なパターンマッチング
は、処理に時間がかかるという問題もある。
【0017】従って本発明の目的は、上記問題に鑑み、
入力装置上の所定の位置に配置されているかを迅速かつ
正確に検査することが可能なキートップ、このキートッ
プの製造装置、およびこのキートップを有する入力装置
においてこのキートップの配列状態を検査する配列検査
装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に、本発明においては、キートップは、複数のキートッ
プが配置される入力装置上におけるキートップの取付け
位置を示す配列情報を、各々の表面に表示されるキャラ
クタに対応して有する。なお、この配列情報は、キート
ップの所定のエリアに記録される。
【0019】また、本発明によるキートップの製造装置
は、複数のキートップが取り付けられる入力装置上にお
けるキートップの取付け位置を示す配列情報を、キート
ップの表面上の所定のエリアに記録する記録手段を備え
る。この記録手段は、キーボードの製造プロセス中のキ
ートップ印刷装置に備えるのが好ましい。
【0020】そして、本発明においては、キーボードの
配列検査は、各キートップに記録された配列情報に基づ
いて実行される。
【0021】図1は、本発明によるキートップの配列検
査装置の概略ブロック図である。
【0022】上述のように各キートップ11の表面に
は、当該キートップに固有のキャラクタが表示されてお
り、さらに、入力装置上の取付け位置を示す配列情報が
キートップの表面上の所定のエリア12に記録されてい
る。
【0023】本発明によるキートップの配列検査装置1
は、図1に示すように、入力装置に取り付けられている
各キートップ11の配列情報を読み出す読出し手段21
と、読み出された配列情報と、予め規定されている設計
データにおける配列情報とが一致しているか否かを判定
する判定手段22と、を備える。
【0024】本発明によれば、キーボードの配列検査
は、各キートップに記録された配列情報に基づいて実行
されるので、正確かつ迅速に配列検査をすることができ
る。また、キートップに記録される配列情報は、対応す
るキャラクタをキートップに印刷するときに同時に記録
されるので、配列情報と印刷されるキャラクタが確実に
1対1に対応するので正確であり、キーボードの製造に
かかる時間を増大させることも無い。
【0025】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の実施例によるキ
ートップの上面および側面を示す図である。
【0026】本実施例によるキートップ11では、入力
装置上の取付け位置を示す配列情報は、キートップの天
面上の所定のエリア12に記録される。本実施例では、
キートップの天面に印刷されたキャラクタ13の近傍に
エリア12を設けているが、その他の場所であってもよ
い。
【0027】図3は、本発明の実施例におけるキートッ
プの取付け位置と配列情報との関係を説明する図であ
る。
【0028】図3に示すように、一般に、キーボード1
4の横方向の列は、ユーザ側から奥に向かってA列、B
列、C列、D列、E列などのようにグループ化される。
一方で、キーボード14の縦方向の行は、例えば左から
右に向かって1、2、3のように、グループ化される。
【0029】したがって、上述の各情報を用いれば、キ
ーボード14におけるキートップ11の取付け位置を特
定することができる。本実施例ではこれらを配列情報と
する。例えば、日本語109キー配列の標準キーボード
の場合、「S」が印刷されるキートップの配列情報は
「B3」である。
【0030】配列情報は、キートップ11毎に割り当て
られてエリア12に記録され、また、キートップ11に
はそれぞれ対応するキャラクタ13が印刷される。つま
り、キートップ11の配列情報と、キートップ11に印
刷されるキャラクタ13とは1対1に対応している。
【0031】図4は、本発明の実施例におけるキートッ
プの配列情報の構成例を示す図である。
【0032】本実施例では、キートップ11の天面の所
定のエリア12に磁気材料を塗布し、ここに記録用磁気
ヘッドを用いて配列情報が磁気的に記録する。なお、磁
気材料としては例えばFe23が用いられる。
【0033】上述のように配列情報は列および行の2つ
の情報を含むので、それぞれ例えば5ビットずつの記憶
領域aおよびbを有する。
【0034】なお、配列情報は、印刷されるキャラクタ
と1対1に対応していればよい。本実施例では配列情報
を列および行に関する情報としたが、例えば印刷された
キャラクタに固有のバーコード情報として記録してもよ
い。
【0035】図5は、本発明のキートップを有するキー
ボードの製造プロセスのうち、キートップのキーボード
への取付けからキートップの表面上へのキャラクタの印
刷の完了までを説明するフローチャートである。
【0036】まず、ステップS1において、対応するキ
ャラクタが印刷される前の、天面に何も印刷されていな
いキートップが、キーボード本体に取り付けられる。キ
ーボード上の全てのキートップの取付けが完了するとス
テップS2へ進む。
【0037】ステップS2では、キーボード上の各キー
トップの天面の所定のエリアに磁気材料が塗布される。
【0038】図6は、キーボード上のキートップの天面
の所定のエリアに磁気材料を塗布する装置の構成例を示
す図である。
【0039】本実施例における磁気材料塗布装置31
は、磁気材料を収容する容器32と、磁気材料を塗布す
る一括塗布ヘッド33と、磁気材料を塗布すべきキーボ
ード14を支持する支持台34と、を備える。一括塗布
ヘッド33は、キーボード14上の各キートップの所定
のエリアに一括して磁気材料を塗布するために、キーボ
ードにおけるキートップの数だけヘッドを備える。
【0040】一括塗布ヘッド33は、まず、容器32に
向かって下降し、容器32に収容された磁気材料をヘッ
ドに付着させた後、上昇する。そして支持台34に向か
って水平移動し、所定の位置に達したら、キーボードに
向かって下降し、各キートップに接触させ、キートップ
全てに対して所定のエリアに磁気材料を一括塗布する。
【0041】なお、本実施例では、キーボード上の各キ
ートップ全てに対し、一括して磁気材料を塗布したが、
キートップ1つずつ、あるいはいくつかのキートップを
まとめて塗布するようにしてもよい。
【0042】ステップS3では、塗布した磁気塗料を乾
燥させる。
【0043】ステップS4では、各キートップの天面に
それぞれに対応するキャラクタを一括印刷すると同時
に、磁気材料を塗布したエリアに、各キートップに固有
の配列情報を磁気的に記録する。
【0044】図7は、磁気記録ヘッド付きキャラクタ印
刷ヘッドの構成例を示す図である。
【0045】上述したように、従来から、対応するキャ
ラクタが印刷される前の、天面に何も印刷されていない
キートップの取付けが完了したキーボードに対し、各キ
ートップの天面にそれぞれに対応するキャラクタを一括
印刷している。このキャラクタ印刷はタンポ印刷シリコ
ンパッドに、対応するキャラクタの形状を有するように
インクを付着させ、タンポ印刷シリコンパッドをキート
ップに接触させてキートップの天面に印刷している。
【0046】これに対し本実施例では、各キートップに
対応するキャラクタの一括印刷と、配列情報の磁気的記
録とを同時に実行する。
【0047】図7に示すように、本実施例におけるキャ
ラクタ印刷ヘッド41は、キャラクタ印刷用のタンポ印
刷シリコンパッド42と、配列情報の磁気的記録に用い
る記録用磁気ヘッド43とを備える。タンポ印刷シリコ
ンパッド42および記録用磁気ヘッド43は、支柱44
によって支持される。本実施例では、キャラクタ印刷ヘ
ッド41は、キーボードにおけるキートップの数だけ備
えられており、キーボード上の全てのキートップに対
し、キャラクタの一括印刷および配列情報の一括記録を
同時に行えるようにする。
【0048】本実施例におけるキャラクタ印刷ヘッド4
1は、キャラクタ印刷ためのインク45を付着した後、
キートップ11上方に向けて移動する。キャラクタ印刷
ヘッド41は、キートップ11上方に達したら、キート
ップ11に接触するまで下降する。キャラクタ印刷ヘッ
ド41がキートップ11の天面に接触すると、タンポ印
刷シリコンパッド42に付着していたインク45によっ
てキートップ11の天面にキャラクタ13が印刷され
る。この間、記録用磁気ヘッド43はキートップの所定
のエリア12に接触するので、記録用磁気ヘッド43を
介してエリア12に配列情報を磁気的に記録する。
【0049】以上のように、本実施例においては、各キ
ートップ11の天面に、当該キートップに固有13のキ
ャラクタが印刷され、同時に、入力装置上の取付け位置
を示す、当該キートップに固有の配列情報がキートップ
11の天面の所定のエリア12に記録される。
【0050】図8は、キーボード上のキートップのキャ
ラクタ印刷および配列情報の記録のための装置の構成例
を示す図である。
【0051】本実施例におけるキャラクタ印刷装置51
は、キャラクタ印刷のためのインクを収容する容器52
と、上述のキャラクタ印刷ヘッド41と、キャラクタ印
刷および配列情報の記録が実行されるキーボード14を
支持する支持台53と、キャラクタ印刷装置51を制御
するためのデータ入力端末54と、を備える。キャラク
タ印刷ヘッド41は図7を参照して説明したように、キ
ャラクタ印刷用のタンポ印刷シリコンパッド42と、配
列情報の磁気的記録に用いる記録用磁気ヘッド43とを
有している。
【0052】まず、キャラクタ印刷ヘッド41は、容器
52に向かって下降し、容器52に収容されたインクを
ヘッドに付着させた後、上昇する。そして支持台53に
向かって水平移動し、支持台53の上方に達したら、キ
ーボードに向かって下降する。
【0053】キャラクタ印刷ヘッド41がキートップの
天面に接触すると、タンポ印刷シリコンパッド42に付
着していたインクによってキートップの天面にキャラク
タが印刷される。この間、記録用磁気ヘッド43はキー
トップ上の磁気材料が塗布されたエリア12に接触する
ので、記録用磁気ヘッド43を介してこのエリアに配列
情報を磁気的に記録する。
【0054】なお、本実施例では、キーボード上の各キ
ートップ全てに対し、一括してキャラクタ印刷および磁
気記録を実行するが、キートップ1つずつ、あるいはい
くつかのキートップをまとめて実行するようにしてもよ
い。
【0055】次いで、ステップS5では、キーボードの
通常の製造プロセスと同様に、キートップをUVコーテ
ィングする。
【0056】以上説明したように、本発明によるキート
ップを有するキーボードが製造される。
【0057】続いて、本発明によるキートップを有する
キーボードに対する、配列検査について説明する。
【0058】上述のように、キートップに一括印刷され
たキャラクタには種々の印刷エラーが生じている可能性
があるので目視による印刷検査を実行する。この目視に
よる印刷検査時において、あるキートップに印刷エラー
を発見したときは、当該キートップを、他のキーボード
に取り付けられている同じキートップと交換する。その
後、所定の取付け位置に所定のキートップが正確に配置
されているか否かを検査する、本発明による配列検査を
実行する。
【0059】本発明におけるキーボード上のキートップ
の配列検査は、各キートップに記録された配列情報に基
づいて実行される。
【0060】本発明における配列検査装置は、また、キ
ーボードに取り付けられている各キートップの配列情報
を読み出す読出し手段と、読み出された配列情報と、予
め規定されている設計データにおける配列情報とが一致
しているか否かを判定する判定手段と、を備える。
【0061】図9は、本発明の実施例におけるキートッ
プに記録された配列情報を読み出す手段を例示する図で
ある。
【0062】本実施例では、配列情報は磁気的に記録さ
れるので、この配列情報を読み出す読出し手段として、
読出し用磁気ヘッド61を用いる。この読出し用磁気ヘ
ッド61は公知の磁気ヘッド技術を用いて実現すればよ
い。
【0063】図10は、本発明の実施例におけるキート
ップを有するキーボードを配列検査する配列検査装置を
例示する図である。
【0064】配列検査装置71は、図9の読出し用磁気
ヘッド61を支持する磁気ヘッド支柱72と、磁気ヘッ
ド72を移動可能に支持するヘッド固定レール73と、
配列検査すべきキーボード14を支持する支持台74
と、を備える。
【0065】磁気ヘッド支柱72は、ヘッド固定レール
73に沿って移動可能であり、支持台74上に置かれた
キーボードの上方を水平移動する。
【0066】磁気ヘッド支柱72は、読出し用磁気ヘッ
ド61を、例えばキーボードの各列A〜Fごとに備えて
いる。磁気ヘッド支柱72がキーボードの上方を移動す
ると、各読出し用磁気ヘッド61は、キートップの天面
に記録された配列情報をキーボードの各列A〜F毎に順
次読み出していく。
【0067】なお、読出し用磁気ヘッド61を、キーボ
ードにおけるキートップの数だけ備えれば、キーボード
上の全てのキートップに対し、配列情報を一括して読み
出すことも可能である。
【0068】読み出された配列情報は、予め規定されて
いる設計データにおける配列情報と比較され、両者が一
致しているか否かが判定される。これにより、所定の取
付け位置に所定のキートップが正確に配置されているか
を把握することができる。なお、上記の判定処理は、配
列検査装置71に接続されたコンピュータ、あるいは、
配列検査装置71内に設けられた演算装置などで実現す
る。
【0069】判定の結果は、目的に応じて適宜利用すれ
ばよい。例えば、読み出された配列情報と設計データに
おける配列情報とが一致していない場合は、キートップ
の配列が正確ではないということなので、ユーザに音も
しくは光などで警告を通知するようにしてもよい。ある
いは判定結果をデータベース化し、あとでデータ加工で
きるようにしてもよい。
【0070】なお、本実施例では、配列情報を磁気的に
記録するものについて説明したが、配列情報を記録でき
る手法であればその他のものであってもよい。
【0071】また、本実施例では、コンピュータの入力
装置であるキーボードを例にとって説明したが、電話も
しくは携帯電話のプッシュボタンなど、他の入力装置に
ついても適用可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キートップは、入力装置上の取付け位置を示す配列情報
を、印刷されるキャラクタに対応して有し、そして、キ
ーボードの配列検査は、各キートップに記録された配列
情報に基づいて実行されるので、従来のような、画像処
理を必要とせずにキーボード上のキートップの配列を迅
速かつ正確に検査することができる。
【0073】また、キャラクタ印刷ヘッドを用いて、キ
ートップへのキャラクタの印刷と同時に、キートップの
所定のエリアに配列情報を記録するので、配列情報と印
刷されるキャラクタが確実に1対1に対応するので正確
であり、キーボードの製造にかかる時間を増大させるこ
とも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるキートップの配列検査装置の概略
ブロック図である。
【図2】本発明の実施例によるキートップの上面および
側面を示す図である。
【図3】本発明の実施例におけるキートップの取付け位
置と配列情報との関係を説明する図である。
【図4】本発明の実施例におけるキートップの配列情報
の構成例を示す図である。
【図5】本発明のキートップを有するキーボードの製造
プロセスのうち、キートップのキーボードへの取付けか
らキートップの表面上へのキャラクタの印刷の完了まで
を説明するフローチャートである。
【図6】キーボード上のキートップの天面の所定のエリ
アに磁気材料を塗布する装置の構成例を示す図である。
【図7】磁気記録ヘッド付きキャラクタ印刷ヘッドの構
成例を示す図である。
【図8】キーボード上のキートップのキャラクタ印刷お
よび配列情報の記録のための装置の構成例を示す図であ
る。
【図9】本発明の実施例におけるキートップに記録され
た配列情報を読み出す手段を例示する図である。
【図10】本発明の実施例におけるキートップを有する
キーボードを配列検査する配列検査装置を例示する図で
ある。
【符号の説明】
1…配列検査装置 11…キートップ 12…配列情報が記録されるエリア 21…読出し手段 22…判定手段 31…磁気材料塗布装置 33…一括塗布ヘッド 41…キャラクタ印刷ヘッド 42…タンポ印刷シリコンパッド 43…記録用磁気ヘッド 51…キャラクタ印刷装置 61…読出し用磁気ヘッド 71…配列検査装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキートップが配列される入力装置
    上における取付け位置を示す配列情報を、各々の表面に
    表示されるキャラクタに対応して有することを特徴とす
    るキートップ。
  2. 【請求項2】 前記配列情報は、前記キートップの表面
    上の所定のエリアに記録される請求項1に記載のキート
    ップ。
  3. 【請求項3】 前記キートップの磁気材料が塗布された
    エリアに前記配列情報を磁気的に記録する請求項1また
    は2に記載のキートップ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のキ
    ートップを有する前記入力装置を製造する製造装置であ
    って、 前記キートップの前記入力装置への取付け位置を示す配
    列情報を、前記キートップの表面上の所定のエリアに記
    録する記録手段を備えることを特徴とする製造装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、前記配列情報の記録と
    同時に、当該キートップに対応するキャラクタを形成す
    る請求項4に記載の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のキ
    ートップを有する前記入力装置を製造する製造装置であ
    って、 前記キートップに対応するキャラクタが印刷される前の
    各前記キートップが前記入力装置に取り付けられた後、
    各前記キートップの表面上の所定のエリアに磁気材料を
    塗布する塗布手段と、 前記キートップに対応するキャラクタを形成するとき、
    このキートップの前記入力装置への取付け位置を示す配
    列情報を、前記磁気材料が塗布された前記エリアに磁気
    的に記録する記録手段と、を備えることを特徴とする製
    造装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のキ
    ートップが取り付けられた前記入力装置において前記キ
    ートップの配列状態を検査する配列検査装置であって、 前記入力装置に取り付けられている各前記キートップの
    前記配列情報を読み出す読出し手段と、 読み出された前記配列情報と、予め規定されている設計
    データにおける配列情報とが一致しているか否かを判定
    する判定手段と、を備えることを特徴とする配列検査装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9365376B2 (en) 2009-10-06 2016-06-14 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Coreless tissue rolls and method of making the same

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