JP2003016729A - コピープロテクト装置 - Google Patents

コピープロテクト装置

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JP2003016729A JP2002124591A JP2002124591A JP2003016729A JP 2003016729 A JP2003016729 A JP 2003016729A JP 2002124591 A JP2002124591 A JP 2002124591A JP 2002124591 A JP2002124591 A JP 2002124591A JP 2003016729 A JP2003016729 A JP 2003016729A
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雅弘 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、著作者などの情報の供給元の意思
により、情報の利用者による無秩序なコピーを制限する
ことができるコピープロテクト装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】ディジタル信号に含まれるコピーライトフ
ラグおよびオリジナルコピーフラグによりコピーの可否
および1回のコピーの許可/不許可を任意に示してお
く。ディジタル信号から所定の情報を再生するディジタ
ル信号処理装置が、コピーライトフラグおよびオリジナ
ルコピーフラグに基づいてこれらのフラグを有したディ
ジタル信号がコピー不可能であると判定した場合、所定
の情報を再生不可能となす異常な信号を記録用信号とし
て出力する。また、コピー不可能であると判定された場
合にコピーが禁止されている旨をユーザに対して報知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有線通信、無線
通信あるいは記録媒体などのあらゆるメディアを介して
伝達される情報を取り扱う例えばテレビジョン受像機な
どの装置に適用されるもので、上記情報の無秩序なコピ
ーを防止するためのコピープロテクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、テレビジョン放送、テレ
ビ会議システム、テレビ電話などのように動画像および
音声などを伝送するシステムや、動画像および音声など
の信号を磁気ディスク、光ディスクおよび磁気テープな
どに記録・再生するシステムなどにおいては、伝送路や
記録媒体を有効に利用するため、高能率符号化をおこな
い、伝送効率を高める方法が一般的に用いられている。
【0003】この高能率符号化の代表的な方式に、MP
EG(Moving Picture Experts Group)2がある。MP
EG2は、ISO(International Organization for S
tandardization)とIEC(International Electrotec
hnical Commision)のJTC(Joint Technical Commit
tee)でISO/IEC13818として標準化されて
いる。
【0004】MPEG2では符号化規格のみにとどまら
ず、符号化した映像や音声などのデータストリームを幅
広い用途に使用できるようにするため、映像、音声など
のデータストリームを多重する方式についても規格が定
められている。この規格はMPEG2 Systemsとよばれ
ており、データストリームの使用用途によって、放送、
通信への適用を想定したトランスポートストリーム(T
S:Transport Stream)と、蓄積、記録への適用を想定
したプログラムストリーム(PS:Program Stream)の
2つのデータストリーム規格がある。
【0005】トランスポートストリームは複数のプログ
ラムを1つのストリームで伝送することが考慮されてお
り、プログラム毎に複数の基準時間を使用することがで
き、将来、多くの放送、通信用途に採用されるものとみ
られている。また、プログラムストリームは、磁気ディ
スク、光ディスクおよび磁気テープなど蓄積メディアの
標準記録フォーマットとして将来多くの採用が見込まれ
ている。なお、これらの規格はデコーダへの入力信号規
格であり、信号のエンコード方法については規定されて
いない。
【0006】ディジタル放送、ディジタル通信などで伝
送されたプログラムを記録する場合には以下の手順で行
う。例えば、受信したデジタル放送波を、ベースバンド
のトランスポートストリームに復調する。復調出力のト
ランスポートストリーム中には、複数のプログラムが含
まれる。この複数のプログラムのうちから、トランスポ
ート処理により特定のプログラムのPES(Packetized
Elementary Stream)を抽出する。このPESをデコー
ドしてY,R−Y,B−Yの各信号に変換し、CRTに
て画像として再生する。また、Y,R−Y,B−Yの各
信号をエンコードしてNTSC信号またはS信号を作
り、これをVTR(Video Tape Recorder)などの記録
装置で記録する。記録装置はテープでなくても、ハード
ディスクや光ディスクなどのディスク媒体でも良い。
【0007】上記は、アナログ記録の場合であるが、以
下の手順によりディジタル記録も行える。受信したデジ
タル放送波を、べースバンドのトランスポートストリー
ムに復調する。復調出力のトランスポートストリーム中
には、複数のプログラムが含まれる。この複数のプログ
ラムのうちから、トランスポート処理により特定のプロ
グラムのPESを抽出する。そしてこの抽出したPES
をプログラムストリームに変換し、VTRやディスク媒
体などの記録装置で記録する。
【0008】記録装置で読み出された(再生された)デ
ータは、トランスポートストリームに変換したのち、受
信出力(復調出力)とで選択的にトランスポート処理に
供する。これにより、受信時と同様に画像を再生する。
【0009】ところが以上のような構成により記録を行
うようにした装置においては、伝達された画像および音
声、あるいは記録媒体に記録された画像および音声は、
別の記録媒体に対して自由に記録することが可能とな
る。このため、画像および音声が著作者の意思に反して
コピーされてしまう恐れがある。特に画像および音声が
ディジタルデータで示されている場合、コピーを繰り返
しても画像および音声の劣化が少ないため、大量にコピ
ーがなされてしまう恐れがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、伝達された情報を別の記録媒体に対して自由に記録
することが可能であったため、その情報が著作者の意思
に反してコピーされ、無秩序に配布されてしまう恐れが
あるという不具合があった。
【0011】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、著作者などの情報の供給元の意思によ
り、情報の利用者による無秩序なコピーを制限すること
ができるコピープロテクト装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコピープ
ロテクト装置は、ディジタル信号の記録媒体への記録を
制限するものを対象としている。そして、ディジタル信
号に含まれているコピーライトフラグおよびオリジナル
コピーフラグを用いてコピーの可否および1回のコピー
の許可/不許可をそれぞれ任意に示しておくとともに、
ディジタル信号から所定の情報を再生して出力するディ
ジタル信号処理装置に、コピーライトフラグおよびオリ
ジナルコピーフラグに基づいてこれらのフラグを有した
ディジタル信号のコピーの可否および1回のコピーの許
可/不許可をそれぞれ判定するコピー可否判定手段と、
このコピー可否判定手段によりコピー可能であると判定
された場合には所定の情報を再生可能な正常な信号を、
またコピー可否判定手段により1回のコピーが許可され
ていると判定された場合にはコピーライトフラグおよび
オリジナルコピーフラグを1回のコピーの不許可を示す
状態とした上で所定の情報を再生可能な正常な信号を、
さらにコピー可否判定手段によりコピー不可能であると
判定された場合には所定の情報を再生不可能となす異常
な信号を記録用信号として出力する記録用信号補正手段
と、コピー可否判定手段によりコピー不可能であると判
定された場合にコピーが禁止されている旨をユーザに対
して報知するもので、ディジタル信号から再生されて出
力される所定の情報に合成して所定の報知情報を出力す
ることで報知を行なう報知手段とを備える。
【0013】また、この発明に係るコピープロテクト装
置は、上記の対象において、ディジタル信号に含まれて
いるコピーライトフラグおよびオリジナルコピーフラグ
を用いてコピーの可否および1回のコピーの許可/不許
可をそれぞれ任意に示しておくとともに、ディジタル信
号から所定の情報を再生して出力するディジタル信号処
理装置に、コピーライトフラグおよびオリジナルコピー
フラグに基づいてこれらのフラグを有したディジタル信
号のコピーの可否および1回のコピーの許可/不許可を
それぞれ判定するコピー可否判定手段と、このコピー可
否判定手段によりコピー可能であると判定された場合に
は所定の情報を再生可能な正常な信号を、またコピー可
否判定手段により1回のコピーが許可されていると判定
された場合にはコピーライトフラグおよびオリジナルコ
ピーフラグを1回のコピーの不許可を示す状態とした上
で所定の情報を再生可能な正常な信号を、さらにコピー
可否判定手段によりコピー不可能であると判定された場
合には所定の情報を再生不可能となす異常な信号を記録
用信号として出力する記録用信号補正手段と、コピー可
否判定手段により1回のコピーが許可されていると判定
された場合にコピーが1回のみに制限されている旨をユ
ーザに対して報知するもので、ディジタル信号から再生
されて出力される所定の情報に合成して所定の報知情報
を出力することで報知を行なう報知手段とを備える。
【0014】さらに、この発明に係るコピープロテクト
装置は、上記の対象において、ディジタル信号に含まれ
ているコピーライトフラグおよびオリジナルコピーフラ
グを用いてコピーの可否および1回のコピーの許可/不
許可をそれぞれ任意に示しておくとともに、ディジタル
信号から所定の情報を再生して出力するディジタル信号
処理装置に、コピーライトフラグおよびオリジナルコピ
ーフラグに基づいてこれらのフラグを有したディジタル
信号のコピーの可否および1回のコピーの許可/不許可
をそれぞれ判定するコピー可否判定手段と、このコピー
可否判定手段によりコピー可能であると判定された場合
には所定の情報を再生可能な正常な信号を、またコピー
可否判定手段により1回のコピーが許可されていると判
定された場合にはコピーライトフラグおよびオリジナル
コピーフラグを1回のコピーの不許可を示す状態とした
上で所定の情報を再生可能な正常な信号を、さらにコピ
ー可否判定手段によりコピー不可能であると判定された
場合には所定の情報を不完全にしか再生することができ
ない異常な信号を記録用信号として出力する記録用信号
補正手段と、コピー可否判定手段によりコピー不可能で
あると判定された場合にコピーが禁止されている旨をユ
ーザに対して報知するもので、ディジタル信号から再生
されて出力される所定の情報に合成して所定の報知情報
を出力することで報知を行なう報知手段とを備える。
【0015】また、この発明に係るコピープロテクト装
置は、上記の対象において、ディジタル信号に含まれて
いるコピーライトフラグおよびオリジナルコピーフラグ
を用いてコピーの可否および1回のコピーの許可/不許
可をそれぞれ任意に示しておくとともに、ディジタル信
号から所定の情報を再生して出力するディジタル信号処
理装置に、コピーライトフラグおよびオリジナルコピー
フラグに基づいてこれらのフラグを有したディジタル信
号のコピーの可否および1回のコピーの許可/不許可を
それぞれ判定するコピー可否判定手段と、このコピー可
否判定手段によりコピー可能であると判定された場合に
は所定の情報を再生可能な正常な信号を、またコピー可
否判定手段により1回のコピーが許可されていると判定
された場合にはコピーライトフラグおよびオリジナルコ
ピーフラグを1回のコピーの不許可を示す状態とした上
で所定の情報を再生可能な正常な信号を、さらにコピー
可否判定手段によりコピー不可能であると判定された場
合には所定の情報を不完全にしか再生することができな
い異常な信号を記録用信号として出力する記録用信号補
正手段と、コピー可否判定手段により1回のコピーが許
可されていると判定された場合にコピーが1回のみに制
限されている旨をユーザに対して報知するもので、ディ
ジタル信号から再生されて出力される所定の情報に合成
して所定の報知情報を出力することで報知を行なう報知
手段とを備える。
【0016】上記のような構成によれば、コピーライト
フラグおよびオリジナルコピーフラグにてコピー不可
(コピー禁止)が示されたディジタル信号に関しては、
所定の情報を再生不可能であるか、あるいは不完全にし
か再生することができない異常な信号が記録用信号とし
てディジタル信号処理装置より出力され、この記録用信
号を記録しても、その記録信号から正常な情報を再生す
ることができない。これにより、著作者などの情報の供
給元の意思により、情報の利用者による無秩序なコピー
を制限することができる。また、コピーが禁止されてい
る旨あるいはコピーが1回のみに制限されている旨をユ
ーザに対して報知するようにしたので、ユーザが装置の
故障ではないかと不安感を覚えたり、装置の故障である
と御認識してしまう不具合は回避できる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図面
を参照してこの発明の第1の実施の形態につき説明す
る。図1はこの実施形態に係るコピープロテクトシステ
ムを適用してなるテレビジョン受像機の要部構成を示す
機能ブロック図である。この図に示すように本実施形態
のテレビジョン受像機は、アンテナ1、復調回路2、ト
ランスポート処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回
路5、スイッチ6、NTSCエンコーダ7およびOSD
信号発生回路8を有してなる。
【0018】アンテナ1は、到来する放送電波を受け、
これを高周波の電気信号に変換する。アンテナ1は、生
成した高周波信号を復調回路2に与える。
【0019】復調回路2は、アンテナ1から与えられる
高周波信号から、ベースバンドのトランスポートストリ
ームを復調する。復調回路2は、復調したトランスポー
トストリームをトランスポート処理回路3へと与える。
【0020】トランスポート処理回路3は、例えばマイ
クロプロセッサからなり、トランスポートストリームに
含まれる複数のプログラムのうちから特定のプログラム
のPES(Packetized Elemntary Stream)を抽出する
ためのトランスポート処理を行う。トランスポート処理
回路3は、抽出したPESをMPEGデコーダ4へと与
える。
【0021】またトランスポート処理回路3は、コピー
フラグ状態検出手段3aを有する。このコピーフラグ状
態検出手段3aは、抽出するPESに含まれているコピ
ーフラグ(コピーライトフラグおよびオリジナルコピー
フラグ)の状態を検出し、このコピーフラグの状態に応
じた検出結果信号を出力する。
【0022】MPEGデコーダ4は、トランスポート処
理回路3から与えられるPESをデコードし、Y,R−
Y,B−Yの各信号に変換する。MPEGデコーダ4
は、生成したY,R−Y,B−Yの各信号を、加算回路
5に与えるとともに、スイッチ6を介してNTSCエン
コーダ7へと与える。
【0023】加算回路5は、MPEGデコーダ4から与
えられる信号を、OSD信号発生回路8が出力するOS
D信号を重畳したのちにCRTに向けて出力する。
【0024】スイッチ6は、トランスポート処理回路3
から出力される検出結果信号に応じてON/OFFし、
ON状態のときにMPEGデコーダ4の出力信号をNT
SCエンコーダ7へと与える。
【0025】NTSCエンコーダ7は、MPEGデコー
ダ4の出力信号からNTSC信号またはS信号を作り、
これをVTR録画用の信号として出力する。
【0026】OSD信号発生回路8は、既存のテレビジ
ョン受像機においてチャンネル番号などの表示に使われ
ている一般的なものと同様な構成をなすものであるが、
トランスポート処理回路3から出力される検出結果信号
に基づき、コピーが禁止されていることを示す画像を受
信中の画像上に示すためのOSD(On Screen Displa
y)信号を必要に応じて発生する。OSD信号発生回路
8は、発生したOSD信号を加算回路5に与える。
【0027】次に以上のように構成されたテレビジョン
受像機の動作を説明する。
【0028】到来したデジタル放送波は、アンテナ1で
受信され、復調回路2でベースバンドのトランスポート
ストリームに復調される。復調回路2の出力のトランス
ポートストリーム中には複数のプログラムが含まれてい
るので、トランスポート処理回路3にて特定のプログラ
ムのPESが抽出される。この抽出されたPESは、M
PEGデコーダ4でY,R−Y,B−Yの各信号に変換
され、CRT(図示せず)に送られる。かくしてCRT
では、Y,R−Y,B−Yの各信号に基づいて画像が再
生され、表示される。
【0029】ところで、トランスポートストリーム、プ
ログラムストリームおよびPESは、いずれもISO/
IEC13818で規定されている。図2はこのトラン
スポートストリーム、プログラムストリームおよびPE
Sの関係を示す図であり、(a)はトランスポートスト
リーム、(b)はPES、(c)はプログラムストリー
ムの構成をそれぞれ示す。
【0030】トランスポートストリームは4バイトのヘ
ッダを含む188バイトの固定長のパケットで構成され
ている。このトランスポートストリームには、複数のプ
ログラムが多重されており、プログラムの構成要素(映
像データ、音声データ、その他のディジタルデータ)は
それぞれ別のパケットに振り分けられる。PESは、ト
ランスポートストリームにおける特定のプログラムのデ
ータを抽出して並べたものである。プログラムストリー
ムは、PESを任意の1まとまりの大きさに多重してパ
ックデータ(Packdata)とし、これにパックヘッダを付
けたものである。
【0031】以上のようにPESは、トランスポートス
トリームとプログラムストリームとの間の変換に使うス
トリームとして規定されている。
【0032】図3はトランスポートストリームのパケッ
トのフォーマット(特にヘッダのフォーマット)を詳細
に示す図である。この図に示すようにトランスポートス
トリームのヘッダは、8ビットの同期バイト(sync byt
e)、1ビットの誤り表示(transport error indicato
r)、1ビットのユニット開始表示(payload unit star
t indicator)、1ビットのプライオリティ(transport
priority)、13ビットのPID(packet identifica
tion)、2ビットのスクランブル制御(transport scra
mbling control)、2ビットのアダプテーション制御
(adaptation field control)および4ビットの巡回カ
ウンタ(continuity counter)よりなる。そして、この
ヘッダの後ろにアダプテーションフィールド(adaptati
on field)およびペイロード(payload)が続いてトラ
ンスポートストリームのパケットが構成されている。な
お、当該パケットのペイロードに乗せられているプログ
ラムの構成要素は、PIDに割り当てられた数値によっ
て示される。
【0033】図4はPESの最初の7バイトのフォーマ
ットを詳細に示す図である。この図に示すようにPES
は、24ビットの先頭開始コード(packet start code
prefix)、8ビットのストリームID(stream id)、
16ビットのパケット長(PESpacket length)、“1
0”なる2ビットの固定ビット、2ビットのスクランブ
ル制御(PES scrambling control)、1ビットのプライ
オリティ(PES priority)、1ビットのデータ整列表示
(data allengiment indicator)、1ビットのコピーラ
イトフラグ(copylight)および1ビットのオリジナル
コピーフラグ(original or copy)が順に設定されてい
る。
【0034】さて本実施形態では、放送局において、コ
ピーを許可するプログラムに関してはコピーライトフラ
グを“1”に、またコピーを制限するプログラムに関し
てはコピーライトフラグを“0”にそれぞれ設定する。
また放送局において、コピーを制限する場合において、
コピーを完全に禁止する場合にはオリジナルコピーフラ
グを“コピー”を示す状態(例えば“0”)に、また1
回のコピーのみを許容する場合にはオリジナルコピーフ
ラグを“オリジナル”を示す状態(例えば“1”)にそ
れぞれ設定する。
【0035】ところで復調回路2は、トランスポートス
トリームと同時に、そのトランスポートストリームの先
頭に同期した図5(b)に示すようなヘッダタイミング
パルスをトランスポート処理回路3へと与える。
【0036】そしてトランスポート処理回路3では、前
述したPESの抽出の処理の他に、コピーフラグ状態検
出手段3aを用いてコピーフラグの状態の検出を前記ヘ
ッダタイミングパルスによりタイミングを取りつつ次の
ように行う。すなわち、図6に示すようにトランスポー
ト処理回路3は、まずヘッダタイミングパルスを検出
(ステップST1)したら、その時点から4バイト分の
データ、すなわちトランスポートストリームのヘッダ部
分を読み取る(ステップST2)。
【0037】次にトランスポート処理回路3は、取り込
んだヘッダのうちのアダプテーション制御のデータを識
別することでアダプテーションフィールドがあるかどう
かを判断し(ステップST3)、アダプテーションフィ
ールドがある場合には、このアダプテーションフィール
ドの部分をスキップする(ステップST4)。
【0038】そのあとにPESがあれば、トランスポー
ト処理回路3はその最初の7バイトを読む(ステップS
T5)。そうすると7バイト目には、コピーライトフラ
グおよびオリジナルコピーフラグがある。トランスポー
ト処理回路3は、このコピーライトフラグおよびオリジ
ナルコピーフラグの状態を検出し(ステップST6)、
その検出結果を示す検出結果信号を出力する(ステップ
ST7)。
【0039】さて、トランスポート処理回路3が出力す
る検出結果信号が、コピーが可能であることを示す時、
すなわち、コピーライトフラグが“1”であるか、また
はコピーライトフラグが“0”であるがオリジナルコピ
ーフラグが“1”であり、検出結果信号がその旨を示し
ているとき、スイッチ6はON状態となる。これによ
り、MPEGデコーダ4の出力信号はNTSCエンコー
ダ7へと与えられることになる。
【0040】このときNTSCエンコーダ7は、与えら
れる信号からNTSC信号またはS信号を作り、これを
VTR録画用の信号として出力する。従って、NTSC
エンコーダ7の出力を受けるべくVHS方式等のVTR
を接続してあれば、このVTRにて記録することができ
る。
【0041】これに対して、トランスポート処理回路3
が出力する検出結果信号が、コピー不可能であることを
示す時、すなわち、コピーライトフラグが“0”で、か
つオリジナルコピーフラグが“0”であり、検出結果信
号がその旨を示しているとき、スイッチ6はOFF状態
となる。これにより、MPEGデコーダ4の出力信号は
NTSCエンコーダ7へは与えられない。従って、NT
SCエンコーダ7の出力を受けるべくVHS方式等のV
TRを接続してあったとしても、このVTRには録画用
の信号が出力されず、記録することができない。
【0042】またこのときにOSD信号発生回路8は、
「コピーはできません」などのように、現在CRTに表
示している画像のコピーが禁止されていることを示す画
像を、例えば図7(a)に示すようにCRTにて表示さ
せるためのOSD信号を発生する。このOSD信号は、
加算回路5にてMPEGデコーダ4からの出力信号に重
畳され、例えば図7(a)に示すようにCRTにて表示
される。
【0043】なおOSD信号発生回路8は、コピーライ
トフラグが“0”であるがオリジナルコピーフラグが
“1”であり、検出結果信号がその旨を示していると
き、すなわち記録が1回だけ許容されている場合にも、
「この映像は1回までコピーできます」などの画像を例
えば図7(b)に示すようにCRTにて表示させるため
のOSD信号を発生するようにしてもよい。
【0044】以上のような本実施形態によれば、放送局
側にてコピーの禁止が指定されたプログラムについて
は、VTR録画用の信号として出力されず、VTRへの
記録を行うことができない。従って、無秩序にコピーが
なされることが確実に防止される。
【0045】また本実施形態では、コピーの禁止が指定
されたプログラムについてはVTR録画用の信号として
出力しないので、ユーザが装置の故障ではないかと不安
感を覚えたり、装置の故障であると御認識してしまう恐
れがあるが、本実施形態ではコピーが禁止されている旨
をCRTにて表示するので上記不具合は回避できる。
【0046】(第2の実施の形態)次に、この発明の第
2の実施の形態を説明する。
【0047】図8は本実施形態に係るコピープロテクト
システムを適用してなるテレビジョン受像機の要部構成
を示す機能ブロック図である。なお、図1と同一部分に
は同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0048】この図に示すように本実施形態のテレビジ
ョン受像機は、アンテナ1、復調回路2、トランスポー
ト処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5、NT
SCエンコーダ7、OSD信号発生回路8、加算回路
9、コピーガード信号発生回路10およびスイッチ11
を有してなる。
【0049】すなわち本実施形態では、MPEGデコー
ダ4の出力信号は、前記第1実施形態におけるスイッチ
6の代りに加算回路9を介してNTSCエンコーダ7へ
と与えるようにしている。またコピーガード信号発生回
路10およびスイッチ11を付加し、コピーガード信号
発生回路10の出力信号をスイッチ11を介して加算回
路9に与えるようにしている。この他の構成は、前記第
1実施形態に準じている。
【0050】加算回路9は、スイッチ11がON状態で
ありコピーガード信号発生回路10の出力信号が与えら
れているときには、MPEGデコーダ4の出力信号を、
コピーガード信号発生回路10の出力信号を重畳した上
でNTSCエンコーダ7へと与える。
【0051】コピーガード信号発生回路10は、MPE
Gデコーダ4の出力信号の垂直帰線期間に、例えば高い
輝度レベルと低い輝度レベルとが所定時間毎(例えばl
秒毎)に交互に生じるなどの特殊な信号(コピーガード
信号)を発生する。
【0052】スイッチ11は、トランスポート処理回路
3から出力される検出結果信号に応じてON/OFF
し、ON状態のときにコピーガード信号発生回路10が
発生するコピーガード信号を加算回路9へと与える。
【0053】次に以上のように構成されたテレビジョン
受像機の動作を説明する。
【0054】まず、アンテナ1、復調回路2、トランス
ポート処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5お
よびOSD信号発生回路8は、前述の第1実施形態と同
様に動作する。
【0055】さて、トランスポート処理回路3が出力す
る検出結果信号が、コピーが可能であることを示す時、
すなわち、コピーライトフラグが“1”であるか、また
はコピーライトフラグが“0”であるがオリジナルコピ
ーフラグが“1”であり、検出結果信号がその旨を示し
ているとき、スイッチ11はOFF状態となる。これに
より、コピーガード信号発生回路10が発生するコピー
ガード信号は、スイッチ11で遮断され、加算回路9に
は与えられない。
【0056】このとき加算回路9は、MPEGデコーダ
4の出力信号をそのままNTSCエンコーダ7へと与え
る。NTSCエンコーダ7は、与えられる信号からNT
SC信号またはS信号を作り、これをVTR録画用の信
号として出力する。従って、NTSCエンコーダ7の出
力を受けるべくVHS方式等のVTRを接続してあれ
ば、このVTRには正常なNTSC信号またはS信号が
与えられることになり、正常な記録を行うことができ
る。
【0057】これに対して、トランスポート処理回路3
が出力する検出結果信号が、コピー不可能であることを
示す時、すなわち、コピーライトフラグが“0”で、か
つオリジナルコピーフラグが“0”であり、検出結果信
号がその旨を示しているとき、スイッチ11はON状態
となる。これにより、コピーガード信号発生回路10が
発生するコピーガード信号が、スイッチ11を介して加
算回路9に与えられる。このとき加算回路9は、MPE
Gデコーダ4の出力信号を、コピーガード信号を重畳し
た上でNTSCエンコーダ7へ与える。NTSCエンコ
ーダ7は、与えられる信号からNTSC信号またはS信
号を作り、これをVTR録画用の信号として出力する
が、その信号の垂直帰線期間にはコピーガード信号が重
畳されている。従って、NTSCエンコーダ7の出力を
受けるべくVHS方式等のVTRを接続してあったとし
ても、このVTRのAGC(Auto Gain Control)回路
がコピーガード信号によって誤動作することになり、記
録された画像は著しく画質が劣化する。なお、このよう
にしてVTRに記録された画像は、ダビングを繰り返す
毎に画面の輝度レベルが変動し、見づらくなる。
【0058】以上のような本実施形態によれば、放送局
側にてコピーの禁止が指定されたプログラムについて
は、VTR録画用の信号の垂直帰線期間にコピーガード
信号を重畳して出力するので、VTRでは著しく画質の
劣化した画像しか記録することができない。従って、無
秩序にコピーがなされることが確実に防止される。
【0059】また本実施形態では、コピーの禁止が指定
されたプログラムについてはVTR録画用の信号として
異常な信号を出力するので、ユーザが装置の故障ではな
いかと不安感を覚えたり、装置の故障であると御認識し
てしまう恐れがあるが、本実施形態でもコピーが禁止さ
れている旨をCRTにて表示するので上記不具合は回避
できる。
【0060】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。
【0061】図9は本実施形態に係るコピープロテクト
システムを適用してなるテレビジョン受像機の要部構成
を示す機能ブロック図である。なお、図1および図8と
同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0062】この図に示すように本実施形態のテレビジ
ョン受像機は、アンテナ1、復調回路2、トランスポー
ト処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5、NT
SCエンコーダ7、OSD信号発生回路8、加算回路
9、スイッチ11およびOSD信号発生回路12を有し
てなる。
【0063】すなわち本実施形態では、前記第2実施形
態におけるコピーガード信号発生回路10に代えてOS
D信号発生回路12を備えている。この他の構成は、前
記第2実施形態に準じている。
【0064】OSD信号発生回路12は、既存のテレビ
ジョン受像機においてチャンネル番号などの表示に使わ
れている一般的なものと同様な構成をなすものである
が、画像の著作権者あるいは放映権者を示す画像を記録
画像上に示すためのOSD(OnScreen Display)信号を
発生する。OSD信号発生回路12は、発生したOSD
信号を加算回路9に与える。
【0065】次に以上のように構成されたテレビジョン
受像機の動作を説明する。
【0066】まず、アンテナ1、復調回路2、トランス
ポート処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5お
よびOSD信号発生回路8は、前述の第1実施形態と同
様に動作する。
【0067】さて、トランスポート処理回路3が出力す
る検出結果信号が、コピーが可能であることを示す時、
すなわち、コピーライトフラグが“1”であるか、また
はコピーライトフラグが“0”であるがオリジナルコピ
ーフラグが“1”であり、検出結果信号がその旨を示し
ているとき、スイッチ11はOFF状態となる。これに
より、OSD信号発生回路12が発生するOSD信号
は、スイッチ11で遮断され、加算回路9には与えられ
ない。
【0068】このとき加算回路9は、MPEGデコーダ
4の出力信号をそのままNTSCエンコーダ7へと与え
る。NTSCエンコーダ7は、与えられる信号からNT
SC信号またはS信号を作り、これをVTR録画用の信
号として出力する。従って、NTSCエンコーダ7の出
力を受けるべくVHS方式等のVTRを接続してあれ
ば、このVTRには正常なNTSC信号またはS信号が
与えられることになり、正常な記録を行うことができ
る。
【0069】これに対して、トランスポート処理回路3
が出力する検出結果信号が、コピー不可能であることを
示す時、すなわち、コピーライトフラグが“0”で、か
つオリジナルコピーフラグが“0”であり、検出結果信
号がその旨を示しているとき、スイッチ11はON状態
となる。これにより、OSD信号発生回路12が発生す
るOSD信号が、スイッチ11を介して加算回路9に与
えられる。このとき加算回路9は、MPEGデコーダ4
の出力信号を、OSD信号を重畳した上でNTSCエン
コーダ7へ与える。NTSCエンコーダ7は、与えられ
る信号からNTSC信号またはS信号を作り、これをV
TR録画用の信号として出力するが、その信号が示す画
像にはその画像の著作権者あるいは放映権者を示す画像
が合成されている。従って、NTSCエンコーダ7の出
力を受けるべくVHS方式等のVTRを接続してあり、
このVTRにて録画が行われたとしても、その録画画像
には著作権者あるいは放映権者を示す画像が合成され
る。
【0070】以上のような本実施形態によれば、放送局
側にてコピーの禁止が指定されたプログラムについて
は、VTR録画用の信号に画像の著作権者あるいは放映
権者を示す画像に対応するOSD信号を合成して出力す
るので、VTRでは著作権者あるいは放映権者を示す画
像が合成された画像しか記録することができない。従っ
て、配布権のない者が配布権のある者の著作もしくは放
映物を無秩序に配布したことが明確にわかるようにする
ことができ、無秩序にコピーがなされることを抑止する
ことができる。
【0071】また本実施形態では、コピーの禁止が指定
されたプログラムについてはVTR録画用の信号として
ユーザにとって不要な画像を合成した画像に対応するも
のを出力するので、事情を把握していないユーザに不快
感を与えてしまう恐れがあるが、本実施形態でもコピー
が禁止されている旨をCRTにて表示するので上記不具
合は回避できる。
【0072】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を説明する。
【0073】図10は本実施形態に係るコピープロテク
トシステムを適用してなるテレビジョン受像機の要部構
成を示す機能ブロック図である。なお、図1と同一部分
には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0074】この図に示すように本実施形態のテレビジ
ョン受像機は、アンテナ1、復調回路2、トランスポー
ト処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5、NT
SCエンコーダ7、OSD信号発生回路8、選択スイッ
チ13およびローパスフィルタ(LPF)を有してな
る。
【0075】すなわち本実施形態では、MPEGデコー
ダ4の出力信号は、前記第1実施形態におけるスイッチ
6の代りに選択スイッチ13を介してNTSCエンコー
ダ7へと与えるようにしている。また選択スイッチ13
の切換えにより、MPEGデコーダ4の出力信号を、L
PF14および選択スイッチ13を介してNTSCエン
コーダ7へと与えることができるようにしている。この
他の構成は、前記第1実施形態に準じている。
【0076】選択スイッチ13は、トランスポート処理
回路3から出力される検出結果信号に応じて切換わり、
MPEGデコーダ4の出力信号を直接的に、またはLP
F14を介してNTSCエンコーダ7へと与える。
【0077】LPF14は、MPEGデコーダ4の出力
信号のうちの低周波成分のみを抽出して出力する。
【0078】次に以上のように構成されたテレビジョン
受像機の動作を説明する。
【0079】まず、アンテナ1、復調回路2、トランス
ポート処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5お
よびOSD信号発生回路8は、前述の第1実施形態と同
様に動作する。
【0080】さて、トランスポート処理回路3が出力す
る検出結果信号が、コピーが可能であることを示す時、
すなわち、コピーライトフラグが“1”であるか、また
はコピーライトフラグが“0”であるがオリジナルコピ
ーフラグが“1”であり、検出結果信号がその旨を示し
ているとき、選択スイッチ13はMPEGデコーダ4の
出力信号を直接的にNTSCエンコーダ7へと与える状
態となる。このときNTSCエンコーダ7は、MPEG
デコーダ4の出力信号からNTSC信号またはS信号を
作り、これをVTR録画用の信号として出力する。従っ
て、NTSCエンコーダ7の出力を受けるべくVHS方
式等のVTRを接続してあれば、このVTRには正常な
NTSC信号またはS信号が与えられることになり、正
常な記録を行うことができる。
【0081】これに対して、トランスポート処理回路3
が出力する検出結果信号が、コピー不可能であることを
示す時、すなわち、コピーライトフラグが“0”で、か
つオリジナルコピーフラグが“0”であり、検出結果信
号がその旨を示しているとき、選択スイッチ13はLP
F14の出力を選択する状態となる。これにより、LP
F14にて抽出された、MPEGデコーダ4の出力信号
のうちの低周波成分のみがNTSCエンコーダ7に与え
られる。NTSCエンコーダ7は、与えられる信号から
NTSC信号またはS信号を作り、これをVTR録画用
の信号として出力するが、その信号はMPEGデコーダ
4の出力信号のうちの低周波成分のみから生成されたも
のであるので、本来の画像を現すための情報のごく一部
の情報しか有していない。従って、NTSCエンコーダ
7の出力を受けるべくVHS方式等のVTRを接続して
あったとしても、このVTRにて記録される画像は著し
く画質が劣化する。
【0082】以上のような本実施形態によれば、放送局
側にてコピーの禁止が指定されたプログラムについて
は、VTR録画用の信号として、MPEGデコーダ4の
出力信号のうちの低周波成分のみから生成した信号を出
力するので、VTRでは著しく画質の劣化した画像しか
記録することができない。従って、無秩序にコピーがな
されることが確実に防止される。
【0083】また本実施形態では、コピーの禁止が指定
されたプログラムについてはVTR録画用の信号として
異常な信号を出力するので、ユーザが装置の故障ではな
いかと不安感を覚えたり、装置の故障であると御認識し
てしまう恐れがあるが、本実施形態でもコピーが禁止さ
れている旨をCRTにて表示するので上記不具合は回避
できる。
【0084】(第5の実施の形態)さて、ここまでの各
実施形態では、VTR録画用の出力をNTSC信号やS
信号などのアナログ信号とし、VHS方式のVTRなど
によるアナログ記録に対応したテレビジョン受像機を例
示しているが、ディジタルVTRや光ディスクなどによ
るディジタル記録に対応したテレビジョン受像機にも本
願発明は適用可能である。
【0085】以下、このようにディジタル記録に対応し
たテレビジョン受像機にこの発明のコピープロテクトシ
ステムを適用してなるこの発明の第5の実施の形態につ
き説明する。
【0086】図11は本実施形態に係るテレビジョン受
像機の要部構成を示す機能ブロック図である。なお、図
1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。
【0087】この図に示すように本実施形態のテレビジ
ョン受像機は、アンテナ1、復調回路2、トランスポー
ト処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5、OS
D信号発生回路8および信号補正回路15を有してな
る。
【0088】すなわち本実施形態では、前述の第1実施
形態におけるスイッチ6およびNTSCエンコーダ7を
排除し、トランスポート処理回路3が出力するPESを
信号補正回路15を介してVTR録画用の信号として出
力するようにしている。この他の構成は、前記第1実施
形態に準じている。
【0089】信号補正回路15は、トランスポート処理
回路3から出力される検出結果信号に応じて動作状態が
変化し、PESの出力を実施または切断する。
【0090】次に以上のように構成されたテレビジョン
受像機の動作を説明する。
【0091】まず、アンテナ1、復調回路2、トランス
ポート処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5お
よびOSD信号発生回路8は、前述の第1実施形態と同
様に動作する。
【0092】この状態において信号補正回路15は、図
12に示すような処理を行う。すなわち信号補正回路1
5はまず、トランスポート処理回路3が出力する検出結
果信号を取り込み(ステップST11)、この信号に基
づいてコピーが可能であるか否かの判断を行う(ステッ
プST12)。
【0093】ここで、トランスポート処理回路3が出力
する検出結果信号が、コピーが可能であることを示す
時、すなわち、コピーライトフラグが“1”であるか、
またはコピーライトフラグが“0”であるがオリジナル
コピーフラグが“1”であり、検出結果信号がその旨を
示しているとき、信号補正回路15はPES出力を実施
する(ステップST13)。これにより、PESがVT
R録画用の信号として出力される。従って、信号補正回
路15からのPES出力を受けるべくディジタルVTR
を接続してあれば、このディジタルVTRにて記録する
ことができる。
【0094】これに対して、トランスポート処理回路3
が出力する検出結果信号が、コピー不可能であることを
示す時、すなわち、コピーライトフラグが“0”で、か
つオリジナルコピーフラグが“0”であり、検出結果信
号がその旨を示しているとき、信号補正回路15はPE
S出力を切断する(ステップST14)。これにより、
PESはVTR録画用の信号として出力されない。従っ
て、信号補正回路15からのPES出力を受けるべくデ
ィジタルVTRを接続してあったとしても、このディジ
タルVTRには録画用の信号が出力されず、記録するこ
とができない。
【0095】以上のような本実施形態によれば、放送局
側にてコピーの禁止が指定されたプログラムについて
は、VTR録画用の信号としてPESが出力されず、デ
ィジタルVTRへの記録を行うことができない。従っ
て、無秩序にコピーがなされることが確実に防止され
る。
【0096】また本実施形態では、コピーの禁止が指定
されたプログラムについてはVTR録画用の信号として
PESを出力しないので、ユーザが装置の故障ではない
かと不安感を覚えたり、装置の故障であると御認識して
しまう恐れがあるが、本実施形態でもコピーが禁止され
ている旨をCRTにて表示するので上記不具合は回避で
きる。
【0097】(第6の実施の形態)次に、本発明のコピ
ープロテクトシステムを適用してなる本発明の第6の実
施の形態につき説明する。
【0098】図13は本実施形態に係るテレビジョン受
像機の要部構成を示す機能ブロック図である。なお、図
1および図11と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0099】この図に示すように本実施形態のテレビジ
ョン受像機は、アンテナ1、復調回路2、トランスポー
ト処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5、OS
D信号発生回路8、信号補正回路15およびPES/P
S変換回路16を有してなる。
【0100】すなわち本実施形態では、前述の第5実施
形態におけるトランスポート処理回路3と信号補正回路
15との間に、PES/PS変換回路16を介在させて
いる。この他の構成は、前記第5実施形態に準じてい
る。
【0101】PES/PS変換回路16は、トランスポ
ート処理回路3から出力されるPESを、プログラムス
トリームに変換するものである。PES/PS変換回路
16は、生成したプログラムストリームを信号補正回路
15に与える。
【0102】かくして本実施形態によっても、前記第5
実施形態と同様な効果を達成できる。
【0103】(第7の実施の形態)次に、本発明のコピ
ープロテクトシステムを適用してなる本発明の第7の実
施の形態につき説明する。
【0104】図14は本実施形態に係るテレビジョン受
像機の要部構成を示す機能ブロック図である。なお、図
1、図11および図13と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0105】この図に示すように本実施形態のテレビジ
ョン受像機は、アンテナ1、復調回路2、トランスポー
ト処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5、OS
D信号発生回路8、信号補正回路15およびPES/P
S変換回路16を有してなる。
【0106】すなわち本実施形態では、前述の第6実施
形態における信号補正回路15とPES/PS変換回路
16との順序を逆にしている。この他の構成は、前記第
6実施形態に準じている。
【0107】このような構成により本実施形態では、V
TR録画用の信号をプログラムストリームの形態で出力
する。なお、このプログラムストリームの出力の実施/
切断は、PES/PS変換回路16へのPESの出力の
実施/切断を信号補正回路15によって前述した第5実
施形態のときと同様にして行うことで行われる。
【0108】かくして本実施形態によっても、前記第6
実施形態と同様な効果を達成できる。
【0109】(第8の実施の形態)ところでこれまでの
各実施形態では、コピーライトフラグが“0”であるが
オリジナルコピーフラグが“1”である場合、すなわち
コピーが1回に限り認められているときには、VTR記
録用の信号を出力するようにしている。このため、VT
Rにて録画された信号を再度トランスポート処理回路3
へと入力すれば、これを別の記録媒体に記憶させること
ができ、コピー(ダビング)が行われてしまう。
【0110】そこで、このようなコピーを想定した本発
明の第8の実施形態につき以下に説明する。
【0111】図15は本実施例に係るテレビジョン受像
機の要部構成を示す機能ブロック図である。なお、図
1、図11および図13と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0112】この図に示すように本実施形態のテレビジ
ョン受像機は、アンテナ1、復調回路2、トランスポー
ト処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路5、OS
D信号発生回路8、PES/PS変換回路16、信号補
正回路17、PS/TS変換回路18および入力セレク
タ19を有してなる。
【0113】すなわち本実施形態では、前述した第6実
施形態における信号補正回路15に代えて信号補正回路
17を設けている。また、図示しないディジタルVTR
などによって記録媒体Mより再生されたプログラムスト
リームを受けるPS/TS変換回路18を設ける。さら
に復調回路2とトランスポート処理回路3との間に、入
力セレクタ19を設ける。
【0114】信号補正回路17は、信号処理回路15と
ほぼ同様な動作をするものであるが、必要に応じてオリ
ジナルコピーフラグを書き替える機能を有する点が異な
っている。
【0115】PS/TS変換回路18は、図示しないデ
ィジタルVTRなどによって記録媒体Mより再生された
プログラムストリームを受け、これをトランスポートス
トリームに変換する。PS/TS変換回路18は、生成
したトランスポートストリームを入力セレクタ19に与
える。
【0116】入力セレクタ19は、復調回路2が出力す
るトランスポートストリームとPS/TS変換回路18
が出力するトランスポートストリームとをそれぞれ受
け、いずれか一方を選択してトランスポート処理回路3
へと与える。
【0117】次に以上のように構成されたテレビジョン
受像機の動作を説明する。
【0118】まず、入力セレクタ19が復調回路2の出
力を選択しているとき、アンテナ1、復調回路2、トラ
ンスポート処理回路3、MPEGデコーダ4、加算回路
5およびOSD信号発生回路8は、前述の第1実施形態
と同様に動作する。
【0119】また、入力セレクタ19がPS/TS変換
回路18の出力を選択しているときには、記録媒体Mか
ら読み出したプログラムストリームからPS/TS変換
回路18にて変換して得られたトランスポートストリー
ムがトランスポート処理回路3に与えられる。このとき
も、トランスポート処理回路3、MPEGデコーダ4、
加算回路5およびOSD信号発生回路8は前述の第1実
施形態と同様に動作する。従って、記録媒体に記録され
た画像の再生がなされる。
【0120】この状態において信号補正回路17は、図
16に示すような処理を行う。すなわち信号補正回路1
7はまず、トランスポート処理回路3が出力する検出結
果信号を取り込み(ステップST21)、この信号に基
づいてコピーが可能であるか否かの判断を行う(ステッ
プST22)。
【0121】ここで、トランスポート処理回路3が出力
する検出結果信号が、コピーが可能であることを示す
時、すなわち、コピーライトフラグが“1”であるか、
またはコピーライトフラグが“0”であるがオリジナル
コピーフラグが“1”であり、検出結果信号がその旨を
示しているとき、信号補正回路17は続いて無制限コピ
ーが可能であるか否かの判断を行う(ステップST2
3)。
【0122】そして、コピーライトフラグが“1”であ
れば、無制限のコピーが許容されているので、信号補正
回路17はそのままプログラムストリームの出力を実施
する(ステップST24)。これにより、プログラムス
トリームがVTR録画用の信号として出力される。従っ
て、信号補正回路17からのプログラムストリーム出力
を受けるべくディジタルVTRを接続してあれば、この
ディジタルVTRにより記録媒体Mにプログラムストリ
ームを記録することができる。すなわち、入力セレクタ
19が復調回路2を選択していれば受信画像が記録媒体
に録画されることになり、また入力セレクタ19がPS
/TS変換回路18を選択していれば記録媒体Mから読
み出された画像が別の記録媒体Mにダビングされること
になる。
【0123】これに対してコピーライトフラグが“0”
であるがオリジナルコピーフラグが“1”であるときに
は、1回のみのコピーが許容されているのであり、無制
限コピーは許容されていない。そこで信号補正回路17
は、オリジナルコピーフラグのコピー状態を示す“0”
への書き替え(ステップST25)を行った後に、プロ
グラムストリーム出力を実施する(ステップST2
4)。これにより、プログラムストリームがVTR録画
用の信号として出力される。従って、信号補正回路17
からのプログラムストリーム出力を受けるべくディジタ
ルVTRを接続してあれば、このディジタルVTRによ
り記録媒体Mにプログラムストリームを記録することが
できる。すなわち、入力セレクタ19が復調回路2を選
択していれば受信画像が記録媒体に録画されることにな
り、また入力セレクタ19がPS/TS変換回路18を
選択していれば記録媒体Mから読み出された画像が別の
記録媒体Mにダビングされることになる。ただし記録媒
体Mに記録されるプログラムストリームは、コピーライ
トフラグおよびオリジナルコピーフラグがともに“0”
に設定されたものとなっている。
【0124】さて、トランスポート処理回路3が出力す
る検出結果信号が、コピー不可能であることを示す時、
すなわち、コピーライトフラグが“0”で、かつオリジ
ナルコピーフラグが“0”であり、検出結果信号がその
旨を示しているとき、信号補正回路17はプログラムス
トリーム出力を切断する(ステップST26)。これに
より、プログラムストリームはVTR録画用の信号とし
て出力されない。従って、信号補正回路17からのプロ
グラムストリーム出力を受けるべくディジタルVTRを
接続してあったとしても、このディジタルVTRには録
画用の信号が出力されず、記録媒体Mにプログラムスト
リームを記録することができない。
【0125】このとき、1回のみのコピーが許容されて
既にコピーがなされた情報が、ダビングするべく記録媒
体Mから読み出された場合、この情報のコピーライトフ
ラグおよびオリジナルコピーフラグは前述のようにとも
に“0”にしてあるので、信号補正回路17はプログラ
ムストリーム出力を切断することになり、記録媒体Mに
プログラムストリームを記録することが、すなわちダビ
ングを行うことができない。
【0126】以上のような本実施形態によれば、放送局
側にてコピーの禁止が指定されたプログラムについて
は、VTR録画用の信号としてプログラムストリームが
出力されず、ディジタルVTRにて記録媒体Mへの記録
を行うことができない。従って、無秩序にコピーがなさ
れることが確実に防止される。
【0127】また本実施形態によれば、1回のみのコピ
ーが許容された情報をVTR録画用の信号として出力す
るときには、オリジナルコピーフラグをコピー状態を示
す“0”に書き替えるので、その情報を再生する際には
VTR録画用の信号としてプログラムストリームが出力
されず、ディジタルVTRにて記録媒体Mへの記録を行
うことができない。従って、確実に1回のみのコピーを
許容し、無秩序にダビングがなされることを防止するこ
とができる。
【0128】また本実施形態では、コピーの禁止が指定
されたプログラムについてはVTR録画用の信号として
プログラムストリームを出力しないので、ユーザが装置
の故障ではないかと不安感を覚えたり、装置の故障であ
ると御認識してしまう恐れがあるが、本実施形態でもコ
ピーが禁止されている旨をCRTにて表示するので上記
不具合は回避できる。
【0129】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではない。例えば上記各実施形態では、OSD信
号によりCRTの表示画面上にコピーの制限に関する表
示を行うようにしているが、例えば受信中のチャンネル
番号を表示するなどのために用いられる表示パネル上に
同様の表示をさせてもよい。これは、表示パネルが液晶
パネルのような表示内容を任意に設定できるものであれ
ば、その表示内容を制御すればよい。あるいは図17に
示すようにLED表示器20a,20bを設けるととも
に、このLED表示器20a,20bの駆動を行う回路
を設け、トランスポート処理回路3が出力する検出結果
信号の状態に応じてLED表示器20a,20bの点灯
状態を変化させるようにしてもよい。
【0130】また上記各実施形態では、コピーの制限に
関する表示を行っているが、これは必須ではなく、行わ
なくてもよい。
【0131】また上記各実施形態では、この発明に係る
コピープロテクトシステムをテレビジョン放送を受信す
るテレビジョン受像機に適用して説明しているが、例え
ば磁気テープ、磁気ディスクあるいは光ディスクなどの
各種媒体に記録された情報の再生装置など、任意の媒体
で情報を配布し、上記媒体から情報の再生を行うシステ
ムであればこの発明の適用が可能である。
【0132】また上記第3実施形態では、OSD信号発
生回路8,12を1つとして共用するようにしてもよ
い。
【0133】また上記第5乃至第8実施形態で信号補正
回路15,17は、コピーが不可能である場合にはVT
R録画用の信号の出力を停止するものとしているが、任
意のデータ処理を行うことによって上記第2乃至第4実
施形態に類似した処理を行うこともである。あるいは、
ある一定期間のデータを0および1の一方に固定してし
まう、いわゆるスタッフィングという処理を行ってもよ
い。
【0134】なお、この発明は上記した各実施の形態に
限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0135】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
著作者などの情報の供給元の意思により、情報の利用者
による無秩序なコピーを制限することができるコピープ
ロテクト装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るコピープロ
テクトシステムを適用してなるテレビジョン受像機の要
部構成を示す機能ブロック図。
【図2】トランスポートストリーム、プログラムストリ
ームおよびPESの関係を示す図。
【図3】トランスポートストリームのパケットのフォー
マット(特にヘッダのフォーマット)を詳細に示す図。
【図4】PESの最初の7バイトのフォーマットを詳細
に示す図。
【図5】復調回路が出力するヘッダタイミングパルスを
示す図。
【図6】図1に示すトランスポート処理回路の処理手順
を示すフローチャート。
【図7】コピーの制限状態の表示例を示す図。
【図8】この発明の第2の実施の形態に係るコピープロ
テクトシステムを適用してなるテレビジョン受像機の要
部構成を示す機能ブロック図。
【図9】この発明の第3の実施の形態に係るコピープロ
テクトシステムを適用してなるテレビジョン受像機の要
部構成を示す機能ブロック図。
【図10】この発明の第4の実施の形態に係るコピープ
ロテクトシステムを適用してなるテレビジョン受像機の
要部構成を示す機能ブロック図。
【図11】この発明の第5の実施の形態に係るコピープ
ロテクトシステムを適用してなるテレビジョン受像機の
要部構成を示す機能ブロック図。
【図12】図11に示す信号補正回路の処理手順を示す
フローチャート。
【図13】この発明の第6の実施の形態に係るコピープ
ロテクトシステムを適用してなるテレビジョン受像機の
要部構成を示す機能ブロック図。
【図14】この発明の第7の実施の形態に係るコピープ
ロテクトシステムを適用してなるテレビジョン受像機の
要部構成を示す機能ブロック図。
【図15】この発明の第8の実施の形態に係るコピープ
ロテクトシステムを適用してなるテレビジョン受像機の
要部構成を示す機能ブロック図。
【図16】図15に示す信号補正回路の処理手順を示す
フローチャート。
【図17】コピーの制限状態の表示の変形例を示す図。
【符号の説明】
1…アンテナ、 2…復調回路、 3…トランスポート処理回路、 3a…コピーフラグ状態検出手段、 4…MPEGデコーダ、 5…加算回路、 6…スイッチ、 7…NTSCエンコーダ、 8…OSD信号発生回路、 9…加算回路、 10…コピーガード信号発生回路、 11…スイッチ、 12…OSD信号発生回路、 13…選択スイッチ、 14…ローパスフィルタ(LPF)、 15…信号補正回路、 16…PES/PS変換回路、 17…信号補正回路、 18…PS/TS変換回路、 19…入力セレクタ、 20a,20b…LED表示器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年10月22日(2002.10.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコピープ
ロテクト装置は、コピーの可否が任意に示されたコピー
フラグを有するディジタル信号が入力され、コピーフラ
グに基づいてディジタル信号のコピーの可否を判定する
コピー可否判定手段と、コピー可否判定手段によりコピ
ー可能であると判定された場合にはディジタル信号から
所定の情報を再生可能となす信号を記録用信号として出
力し、コピー可否判定手段によりコピー不可能であると
判定された場合には記録用信号を出力しない記録用信号
補正手段とを備える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、この発明に係るコピープロテクト装
置は、コピーの可否が任意に示されたコピーフラグを有
するディジタル信号が入力され、コピーフラグに基づい
てディジタル信号のコピーの可否を判定するコピー可否
判定手段と、コピー可否判定手段によりコピー可能であ
ると判定された場合にはディジタル信号から所定の情報
を再生可能となす信号を記録用信号として出力し、また
コピー可否判定手段によりコピー不可能であると判定さ
れた場合には所定の情報の他に余分な情報を合成した情
報に対応する信号、正常な信号のうちの一部の周波数成
分のみからなる信号あるいは正常な信号のうちの一部分
を一定の値に固定した信号を記録用信号として出力する
記録用信号補正手段とを備える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 敦志 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA20 JA21 LA06 LA07 5D044 AB05 AB07 BC01 BC04 CC03 CC04 DE50 DE53 DE58 EF05 FG18 GK12 HL04 HL08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号の記録媒体への記録を制
    限するコピープロテクト装置において、 前記ディジタル信号に含まれているコピーライトフラグ
    およびオリジナルコピーフラグを用いてコピーの可否お
    よび1回のコピーの許可/不許可をそれぞれ任意に示し
    ておくとともに、前記ディジタル信号から所定の情報を
    再生して出力するディジタル信号処理装置に、前記コピ
    ーライトフラグおよび前記オリジナルコピーフラグに基
    づいてこれらのフラグを有したディジタル信号のコピー
    の可否および1回のコピーの許可/不許可をそれぞれ判
    定するコピー可否判定手段と、 このコピー可否判定手段によりコピー可能であると判定
    された場合には前記所定の情報を再生可能な正常な信号
    を、また前記コピー可否判定手段により1回のコピーが
    許可されていると判定された場合には前記コピーライト
    フラグおよびオリジナルコピーフラグを1回のコピーの
    不許可を示す状態とした上で前記所定の情報を再生可能
    な正常な信号を、さらに前記コピー可否判定手段により
    コピー不可能であると判定された場合には前記所定の情
    報を再生不可能となす異常な信号を記録用信号として出
    力する記録用信号補正手段と、 前記コピー可否判定手段によりコピー不可能であると判
    定された場合にコピーが禁止されている旨をユーザに対
    して報知するもので、前記ディジタル信号から再生され
    て出力される所定の情報に合成して所定の報知情報を出
    力することで報知を行なう報知手段とを具備したことを
    特徴とするコピープロテクト装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル信号の記録媒体への記録を制
    限するコピープロテクト装置において、 前記ディジタル信号に含まれているコピーライトフラグ
    およびオリジナルコピーフラグを用いてコピーの可否お
    よび1回のコピーの許可/不許可をそれぞれ任意に示し
    ておくとともに、前記ディジタル信号から所定の情報を
    再生して出力するディジタル信号処理装置に、前記コピ
    ーライトフラグおよび前記オリジナルコピーフラグに基
    づいてこれらのフラグを有したディジタル信号のコピー
    の可否および1回のコピーの許可/不許可をそれぞれ判
    定するコピー可否判定手段と、 このコピー可否判定手段によりコピー可能であると判定
    された場合には前記所定の情報を再生可能な正常な信号
    を、また前記コピー可否判定手段により1回のコピーが
    許可されていると判定された場合には前記コピーライト
    フラグおよびオリジナルコピーフラグを1回のコピーの
    不許可を示す状態とした上で前記所定の情報を再生可能
    な正常な信号を、さらに前記コピー可否判定手段により
    コピー不可能であると判定された場合には前記所定の情
    報を再生不可能となす異常な信号を記録用信号として出
    力する記録用信号補正手段と、 前記コピー可否判定手段により1回のコピーが許可され
    ていると判定された場合にコピーが1回のみに制限され
    ている旨をユーザに対して報知するもので、前記ディジ
    タル信号から再生されて出力される所定の情報に合成し
    て所定の報知情報を出力することで報知を行なう報知手
    段とを具備したことを特徴とするコピープロテクト装
    置。
  3. 【請求項3】 ディジタル信号の記録媒体への記録を制
    限するコピープロテクト装置において、 前記ディジタル信号に含まれているコピーライトフラグ
    およびオリジナルコピーフラグを用いてコピーの可否お
    よび1回のコピーの許可/不許可をそれぞれ任意に示し
    ておくとともに、前記ディジタル信号から所定の情報を
    再生して出力するディジタル信号処理装置に、前記コピ
    ーライトフラグおよび前記オリジナルコピーフラグに基
    づいてこれらのフラグを有したディジタル信号のコピー
    の可否および1回のコピーの許可/不許可をそれぞれ判
    定するコピー可否判定手段と、 このコピー可否判定手段によりコピー可能であると判定
    された場合には前記所定の情報を再生可能な正常な信号
    を、また前記コピー可否判定手段により1回のコピーが
    許可されていると判定された場合には前記コピーライト
    フラグおよびオリジナルコピーフラグを1回のコピーの
    不許可を示す状態とした上で前記所定の情報を再生可能
    な正常な信号を、さらに前記コピー可否判定手段により
    コピー不可能であると判定された場合には前記所定の情
    報を不完全にしか再生することができない異常な信号を
    記録用信号として出力する記録用信号補正手段と、 前記コピー可否判定手段によりコピー不可能であると判
    定された場合にコピーが禁止されている旨をユーザに対
    して報知するもので、前記ディジタル信号から再生され
    て出力される所定の情報に合成して所定の報知情報を出
    力することで報知を行なう報知手段とを具備したことを
    特徴とするコピープロテクト装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル信号の記録媒体への記録を制
    限するコピープロテクト装置において、 前記ディジタル信号に含まれているコピーライトフラグ
    およびオリジナルコピーフラグを用いてコピーの可否お
    よび1回のコピーの許可/不許可をそれぞれ任意に示し
    ておくとともに、前記ディジタル信号から所定の情報を
    再生して出力するディジタル信号処理装置に、前記コピ
    ーライトフラグおよび前記オリジナルコピーフラグに基
    づいてこれらのフラグを有したディジタル信号のコピー
    の可否および1回のコピーの許可/不許可をそれぞれ判
    定するコピー可否判定手段と、 このコピー可否判定手段によりコピー可能であると判定
    された場合には前記所定の情報を再生可能な正常な信号
    を、また前記コピー可否判定手段により1回のコピーが
    許可されていると判定された場合には前記コピーライト
    フラグおよびオリジナルコピーフラグを1回のコピーの
    不許可を示す状態とした上で前記所定の情報を再生可能
    な正常な信号を、さらに前記コピー可否判定手段により
    コピー不可能であると判定された場合には前記所定の情
    報を不完全にしか再生することができない異常な信号を
    記録用信号として出力する記録用信号補正手段と、 前記コピー可否判定手段により1回のコピーが許可され
    ていると判定された場合にコピーが1回のみに制限され
    ている旨をユーザに対して報知するもので、前記ディジ
    タル信号から再生されて出力される所定の情報に合成し
    て所定の報知情報を出力することで報知を行なう報知手
    段とを具備したことを特徴とするコピープロテクト装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ディジタル信号処理装置は、放送媒
    体を介して伝送されたディジタル信号を受信して所定の
    情報を再生するものであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれか1項に記載のコピープロテクト装
    置。
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