JP2003016407A - 非接触型icカードとその製造方法 - Google Patents
非接触型icカードとその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は物理的な信頼性が高く、量産性の高
い安価な非接触型ICカードを提供する。 【解決手段】 集積回路を収納する収納部107aおよ
びアンテナ103が形成された第1のカード基材107
と、収納部に面して第1のカード基材に接合されたフイ
ルム基材105と、フイルム基材により収納部内に保持
された集積回路102とを備える。フイルム基材は、集
積回路の電極102aに対応する位置に形成された第1
の貫通孔105aと、アンテナの終端部に対応する位置
に形成された第2の貫通孔105bと、第1のカード基
材への接合面の裏面に導電性インキにより形成されたア
ンテナ接続リード103aとを有する。アンテナ接続リ
ードは、第1の貫通孔を通して集積回路の電極と接続さ
れ、かつ第2の貫通孔を通してアンテナの終端部に接続
されている。
い安価な非接触型ICカードを提供する。 【解決手段】 集積回路を収納する収納部107aおよ
びアンテナ103が形成された第1のカード基材107
と、収納部に面して第1のカード基材に接合されたフイ
ルム基材105と、フイルム基材により収納部内に保持
された集積回路102とを備える。フイルム基材は、集
積回路の電極102aに対応する位置に形成された第1
の貫通孔105aと、アンテナの終端部に対応する位置
に形成された第2の貫通孔105bと、第1のカード基
材への接合面の裏面に導電性インキにより形成されたア
ンテナ接続リード103aとを有する。アンテナ接続リ
ードは、第1の貫通孔を通して集積回路の電極と接続さ
れ、かつ第2の貫通孔を通してアンテナの終端部に接続
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナを内臓す
る非接触型ICカードおよびその製造方法に関する。特
に、集積回路の配置方法と、集積回路とアンテナの接続
方法の改良に関する。
る非接触型ICカードおよびその製造方法に関する。特
に、集積回路の配置方法と、集積回路とアンテナの接続
方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータ、メモリ等
の集積回路をプラスティックカードに搭載し、外部機器
とアンテナを介して信号の授受を行なう、非接触型IC
カードが実用化されつつある。この非接触型ICカード
の用途としては、処理にスピードを必要とするアプリケ
ーション、例えば定期券、コンビニエンス・ストアで買
い物をした際の決済に用いるプリペイドカード、あるい
は個人認証用のIDカード等が実用化されつつある。こ
のような従来の非接触型ICカードは、図13、図1
4、および図15に示すような構成であった。
の集積回路をプラスティックカードに搭載し、外部機器
とアンテナを介して信号の授受を行なう、非接触型IC
カードが実用化されつつある。この非接触型ICカード
の用途としては、処理にスピードを必要とするアプリケ
ーション、例えば定期券、コンビニエンス・ストアで買
い物をした際の決済に用いるプリペイドカード、あるい
は個人認証用のIDカード等が実用化されつつある。こ
のような従来の非接触型ICカードは、図13、図1
4、および図15に示すような構成であった。
【0003】図13に示す非接触型ICカード1におい
て、ICチップ3は接続バンプ2を有し、異方性導電接
着剤4を介しフェイスダウン式に、PVC(塩化ビニル
樹脂)フィルム5上の導電性インキで形成されたアンテ
ナ6に接続されている。図14に示すように、PVCフ
ィルム5のICチップ3搭載側には、ウレタン樹脂から
なるコア材7が配置され、さらにPVCフィルム8が配
置されている。異方性導電接着剤4でアンテナ6とIC
チップ3を接続する方法は、例えば特許第281447
7号公報に開示されている。
て、ICチップ3は接続バンプ2を有し、異方性導電接
着剤4を介しフェイスダウン式に、PVC(塩化ビニル
樹脂)フィルム5上の導電性インキで形成されたアンテ
ナ6に接続されている。図14に示すように、PVCフ
ィルム5のICチップ3搭載側には、ウレタン樹脂から
なるコア材7が配置され、さらにPVCフィルム8が配
置されている。異方性導電接着剤4でアンテナ6とIC
チップ3を接続する方法は、例えば特許第281447
7号公報に開示されている。
【0004】ここで、ICチップ3が小さい場合は、I
Cチップ3の接続バンプ2の間にアンテナ6を配線する
ことができないため、一般的には図15に示すように、
アンテナ6上に印刷方式等でクロスオーバー用の絶縁層
9を配し、その上にアンテナ接続リード6aが形成さ
れ、アンテナ6の終端部6bに電気的に接続されてい
た。
Cチップ3の接続バンプ2の間にアンテナ6を配線する
ことができないため、一般的には図15に示すように、
アンテナ6上に印刷方式等でクロスオーバー用の絶縁層
9を配し、その上にアンテナ接続リード6aが形成さ
れ、アンテナ6の終端部6bに電気的に接続されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触型ICカ
ードでは、アンテナ6をPVCフィルム5のようなフィ
ルム材料にシルク印刷等でアンテナを形成しているが、
一般的には上述のようなクロスオーバー用の絶縁層9を
必要とする。ところが、アンテナ6上に絶縁層9を印刷
等で形成し、更にその上にアンテナ接続リード6aを印
刷等で形成した際、絶縁層9にピンホール等が発生し、
下部のアンテナ6とアンテナ接続リード6aが絶縁異常
を起こし、アンテナ6の特性が変化するという問題点が
あった。
ードでは、アンテナ6をPVCフィルム5のようなフィ
ルム材料にシルク印刷等でアンテナを形成しているが、
一般的には上述のようなクロスオーバー用の絶縁層9を
必要とする。ところが、アンテナ6上に絶縁層9を印刷
等で形成し、更にその上にアンテナ接続リード6aを印
刷等で形成した際、絶縁層9にピンホール等が発生し、
下部のアンテナ6とアンテナ接続リード6aが絶縁異常
を起こし、アンテナ6の特性が変化するという問題点が
あった。
【0006】またICチップ3に接続バンプ2を形成
し、異方性導電接着剤4を使用するという構成のため、
高価になるという問題点もあった。
し、異方性導電接着剤4を使用するという構成のため、
高価になるという問題点もあった。
【0007】さらに、非接触型ICカードとする際、I
Cチップ3側にウレタン樹脂からなるコア材7を配し、
更にPVCフィルム8などを配して非接触型ICカード
とするいう構成としているが、非接触型ICカード1の
厚さを精度よく、また安定したものとするためには、ウ
レタン樹脂として、硬度が比較的高く、硬いものを使用
する必要がある。ウレタン樹脂の硬度を高くした結果、
実用に際して曲げ、捩じれ等の応力がICチップ近傍に
加わったとき、その応力を吸収緩和することができない
ため、ICチップが破損しやすいという課題がある。
Cチップ3側にウレタン樹脂からなるコア材7を配し、
更にPVCフィルム8などを配して非接触型ICカード
とするいう構成としているが、非接触型ICカード1の
厚さを精度よく、また安定したものとするためには、ウ
レタン樹脂として、硬度が比較的高く、硬いものを使用
する必要がある。ウレタン樹脂の硬度を高くした結果、
実用に際して曲げ、捩じれ等の応力がICチップ近傍に
加わったとき、その応力を吸収緩和することができない
ため、ICチップが破損しやすいという課題がある。
【0008】本発明は上記従来の非接触型ICカードの
問題点を解決し、物理的な信頼性が高く、量産性の高い
安価な非接触型ICカードを提供することを目的とす
る。
問題点を解決し、物理的な信頼性が高く、量産性の高い
安価な非接触型ICカードを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の非接触型ICカードは、集積回路を内蔵して
外部の送受信機器とデータの授受を行なう非接触型IC
カードであって、前記集積回路を収納する収納部および
アンテナが形成された第1のカード基材と、前記収納部
より大きい面積を有し前記収納部に面して前記第1のカ
ード基材に接合されたフイルム基材と、前記フイルム基
材により前記収納部内に保持された集積回路とを備え
る。前記フイルム基材は、前記集積回路の電極に対応す
る位置に形成された第1の貫通孔と、前記第1のカード
基材のアンテナの終端部に対応する位置に形成された第
2の貫通孔と、前記第1のカード基材への接合面の裏面
に導電性インキにより形成されたアンテナ接続リードと
を有する。前記アンテナ接続リードは、前記第1の貫通
孔を通して前記集積回路の電極と接続され、かつ前記第
2の貫通孔を通して前記アンテナの終端部に接続されて
いる。
に本発明の非接触型ICカードは、集積回路を内蔵して
外部の送受信機器とデータの授受を行なう非接触型IC
カードであって、前記集積回路を収納する収納部および
アンテナが形成された第1のカード基材と、前記収納部
より大きい面積を有し前記収納部に面して前記第1のカ
ード基材に接合されたフイルム基材と、前記フイルム基
材により前記収納部内に保持された集積回路とを備え
る。前記フイルム基材は、前記集積回路の電極に対応す
る位置に形成された第1の貫通孔と、前記第1のカード
基材のアンテナの終端部に対応する位置に形成された第
2の貫通孔と、前記第1のカード基材への接合面の裏面
に導電性インキにより形成されたアンテナ接続リードと
を有する。前記アンテナ接続リードは、前記第1の貫通
孔を通して前記集積回路の電極と接続され、かつ前記第
2の貫通孔を通して前記アンテナの終端部に接続されて
いる。
【0010】この構成によれば、アンテナ上に印刷によ
る絶縁層を形成し、更にその上にアンテナ接続リードを
印刷する必要がないので、安定したアンテナ特性が得ら
れ、信頼性に優れた非接触型ICカードが得られる。ま
た、ICチップに接続バンプを形成し異方性導電接着剤
を使用することもないため、安価な非接触型ICカード
が得られる。
る絶縁層を形成し、更にその上にアンテナ接続リードを
印刷する必要がないので、安定したアンテナ特性が得ら
れ、信頼性に優れた非接触型ICカードが得られる。ま
た、ICチップに接続バンプを形成し異方性導電接着剤
を使用することもないため、安価な非接触型ICカード
が得られる。
【0011】上記の構成において好ましくは、第1のカ
ード基材に設けられた収納部の面積は、集積回路におけ
る電極が位置する平面の面積より大きく、少なくとも1
辺の寸法が0.1〜1.0mm大きい。この構成によれ
ば、集積回路と収納部にクリアランスを設けることがで
きる。従って、実用上、曲げ、捩じれ等の応力が集積回
路近傍に加わった際、その応力を吸収緩和することがで
きるため、集積回路の破損を防止できる。
ード基材に設けられた収納部の面積は、集積回路におけ
る電極が位置する平面の面積より大きく、少なくとも1
辺の寸法が0.1〜1.0mm大きい。この構成によれ
ば、集積回路と収納部にクリアランスを設けることがで
きる。従って、実用上、曲げ、捩じれ等の応力が集積回
路近傍に加わった際、その応力を吸収緩和することがで
きるため、集積回路の破損を防止できる。
【0012】また好ましくは、第1のカード基材に設け
られた収納部の深さは、集積回路の厚さより、0.01
〜0.2mm大きい。この構成によっても、集積回路と
収納部にクリアランスを設けることができるため、実用
上、曲げ、捩じれ等の応力が集積回路近傍に加わった
際、その応力を吸収緩和することができるため、集積回
路の破損を防止できる。
られた収納部の深さは、集積回路の厚さより、0.01
〜0.2mm大きい。この構成によっても、集積回路と
収納部にクリアランスを設けることができるため、実用
上、曲げ、捩じれ等の応力が集積回路近傍に加わった
際、その応力を吸収緩和することができるため、集積回
路の破損を防止できる。
【0013】また好ましくは、集積回路の電極には金メ
ッキが施される。この構成によれば、電極に酸化膜の発
生もないため、導電性インキによる集積回路とアンテナ
との接続の信頼性を向上させることができる。
ッキが施される。この構成によれば、電極に酸化膜の発
生もないため、導電性インキによる集積回路とアンテナ
との接続の信頼性を向上させることができる。
【0014】本発明の非接触型ICカードの製造方法
は、集積回路を内蔵して外部の送受信機器とデータの授
受を行なう非接触型ICカードの製造方法であって、第
1のカード基材に前記集積回路を収納する収納部を設け
る工程と、前記第1のカード基材に導電性インキにより
アンテナを形成する工程と、前記収納部近傍に第1の接
着剤を塗布する工程と、前記収納部より大きいフイルム
基材を準備し、このフイルム基材の前記集積回路の電極
に対応する位置に第1の貫通孔を設け、前記第1のカー
ド基材のアンテナの終端部に対応する位置に第2の貫通
孔を設ける工程と、前記フイルム基材の片面に第2の接
着剤を塗布する工程と、前記フイルム基材の貫通孔と前
記集積回路の電極とを対応させて前記第2の接着剤によ
り前記集積回路を接着固定させる工程と、前記第1のカ
ード基材の収納部に前記集積回路を収納して前記第1の
接着剤により前記フイルム基材を接着固定する工程と、
前記フイルム基材上に導電性インキによりアンテナ接続
リードを形成して、前記第1の貫通孔を通して前記集積
回路の電極に接続し、かつ、前記第2の貫通孔を通して
前記アンテナの終端部に接続する工程と、前記第1のカ
ード基材を少なくとも1層の第2のカード基材と接合す
る工程とを備える。
は、集積回路を内蔵して外部の送受信機器とデータの授
受を行なう非接触型ICカードの製造方法であって、第
1のカード基材に前記集積回路を収納する収納部を設け
る工程と、前記第1のカード基材に導電性インキにより
アンテナを形成する工程と、前記収納部近傍に第1の接
着剤を塗布する工程と、前記収納部より大きいフイルム
基材を準備し、このフイルム基材の前記集積回路の電極
に対応する位置に第1の貫通孔を設け、前記第1のカー
ド基材のアンテナの終端部に対応する位置に第2の貫通
孔を設ける工程と、前記フイルム基材の片面に第2の接
着剤を塗布する工程と、前記フイルム基材の貫通孔と前
記集積回路の電極とを対応させて前記第2の接着剤によ
り前記集積回路を接着固定させる工程と、前記第1のカ
ード基材の収納部に前記集積回路を収納して前記第1の
接着剤により前記フイルム基材を接着固定する工程と、
前記フイルム基材上に導電性インキによりアンテナ接続
リードを形成して、前記第1の貫通孔を通して前記集積
回路の電極に接続し、かつ、前記第2の貫通孔を通して
前記アンテナの終端部に接続する工程と、前記第1のカ
ード基材を少なくとも1層の第2のカード基材と接合す
る工程とを備える。
【0015】この製造方法によれば、アンテナ上に印刷
による絶縁層を形成し、絶縁層上にアンテナ接続リード
を印刷する工程が不要であるため、安定したアンテナ特
性が得られ、信頼性に優れた非接触型ICカードが得ら
れる。また、集積回路と収納部にクリアランスを設ける
ことができるため、実用上、曲げ、捩じれ等の応力が集
積回路近傍に加わった際、その応力を吸収緩和すること
ができ、物理的な信頼性にも優れる。更にICチップに
接続バンプを形成し異方性導電接着剤を使用することも
ないため、安価で信頼性に優れた非接触型ICカードと
することができる。
による絶縁層を形成し、絶縁層上にアンテナ接続リード
を印刷する工程が不要であるため、安定したアンテナ特
性が得られ、信頼性に優れた非接触型ICカードが得ら
れる。また、集積回路と収納部にクリアランスを設ける
ことができるため、実用上、曲げ、捩じれ等の応力が集
積回路近傍に加わった際、その応力を吸収緩和すること
ができ、物理的な信頼性にも優れる。更にICチップに
接続バンプを形成し異方性導電接着剤を使用することも
ないため、安価で信頼性に優れた非接触型ICカードと
することができる。
【0016】また、本発明の他の非接触型ICカードの
製造方法は、集積回路を内蔵して外部の送受信機器とデ
ータの授受を行なう非接触型ICカードの製造方法であ
って、第1のカード基材に前記集積回路を収納する収納
部を設ける工程と、前記第1のカード基材に導電性イン
キによりアンテナを形成する工程と、前記収納部近傍に
第1の接着剤を塗布する工程と、フイルム基材を準備
し、このフイルム基材にアンテナ接続リードを形成し、
前記集積回路の電極に対応する位置に第1の貫通孔を、
前記アンテナの終端部に対応する位置に第2の貫通孔を
設ける工程と、前記フイルム基材における前記アンテナ
接続リードを形成した面の裏面に第2の接着剤を塗布す
る工程と、前記フイルム基材の第1の貫通孔と前記集積
回路の電極とを対応させて前記第2の接着剤により前記
集積回路を接着固定させる工程と、前記第1のカード基
材の収納部に前記集積回路を収納して前記第1の接着剤
により前記フイルム基材を接着固定する工程と、導電性
インキにより形成される接続電極により、前記アンテナ
接続リードを、前記第1の貫通孔を通して前記集積回路
の電極に接続し、かつ、前記第2の貫通孔を通して前記
アンテナの終端部に接続する工程と、前記第1のカード
基材を少なくとも1層の第2のカード基材と接合する工
程とを備える。
製造方法は、集積回路を内蔵して外部の送受信機器とデ
ータの授受を行なう非接触型ICカードの製造方法であ
って、第1のカード基材に前記集積回路を収納する収納
部を設ける工程と、前記第1のカード基材に導電性イン
キによりアンテナを形成する工程と、前記収納部近傍に
第1の接着剤を塗布する工程と、フイルム基材を準備
し、このフイルム基材にアンテナ接続リードを形成し、
前記集積回路の電極に対応する位置に第1の貫通孔を、
前記アンテナの終端部に対応する位置に第2の貫通孔を
設ける工程と、前記フイルム基材における前記アンテナ
接続リードを形成した面の裏面に第2の接着剤を塗布す
る工程と、前記フイルム基材の第1の貫通孔と前記集積
回路の電極とを対応させて前記第2の接着剤により前記
集積回路を接着固定させる工程と、前記第1のカード基
材の収納部に前記集積回路を収納して前記第1の接着剤
により前記フイルム基材を接着固定する工程と、導電性
インキにより形成される接続電極により、前記アンテナ
接続リードを、前記第1の貫通孔を通して前記集積回路
の電極に接続し、かつ、前記第2の貫通孔を通して前記
アンテナの終端部に接続する工程と、前記第1のカード
基材を少なくとも1層の第2のカード基材と接合する工
程とを備える。
【0017】この製造方法によっても、アンテナ上に印
刷による絶縁層を形成し、絶縁層上ににアンテナ接続リ
ードを印刷する工程が不要であるため、安定したアンテ
ナ特性が得られ、信頼性に優れた非接触型ICカードが
得られる。また、集積回路と収納部にクリアランスを設
けることができるため、実用上、曲げ、捩じれ等の応力
が集積回路近傍に加わった際、その応力を吸収緩和する
ことができ、物理的な信頼性にも優れる。更にICチッ
プに接続バンプを形成し異方性導電接着剤を使用するこ
ともないため、安価で信頼性に優れる非接触型ICカー
ドとすることができる。
刷による絶縁層を形成し、絶縁層上ににアンテナ接続リ
ードを印刷する工程が不要であるため、安定したアンテ
ナ特性が得られ、信頼性に優れた非接触型ICカードが
得られる。また、集積回路と収納部にクリアランスを設
けることができるため、実用上、曲げ、捩じれ等の応力
が集積回路近傍に加わった際、その応力を吸収緩和する
ことができ、物理的な信頼性にも優れる。更にICチッ
プに接続バンプを形成し異方性導電接着剤を使用するこ
ともないため、安価で信頼性に優れる非接触型ICカー
ドとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に
述べる実施の形態は、この発明の本質的な構成と作用を
示すための好ましい例の一部である。したがって技術構
成上好ましい種々の限定が述べられているが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に
述べる実施の形態は、この発明の本質的な構成と作用を
示すための好ましい例の一部である。したがって技術構
成上好ましい種々の限定が述べられているが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
【0019】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る非接触型ICカード101の平面図であ
る。図1において集積回路102、アンテナ103は非
接触型ICカード101の中に埋め込まれ、図示はしな
いが外部機器と信号の授受を行なう。集積回路102は
フィルム基材105を介して非接触型ICカード101
の基材に保持されている。フィルム基材105には、ア
ンテナ接続リード103aが形成され、アンテナ接続リ
ード103aを介して、集積回路102の電極とアンテ
ナ103が接続されている。
形態1に係る非接触型ICカード101の平面図であ
る。図1において集積回路102、アンテナ103は非
接触型ICカード101の中に埋め込まれ、図示はしな
いが外部機器と信号の授受を行なう。集積回路102は
フィルム基材105を介して非接触型ICカード101
の基材に保持されている。フィルム基材105には、ア
ンテナ接続リード103aが形成され、アンテナ接続リ
ード103aを介して、集積回路102の電極とアンテ
ナ103が接続されている。
【0020】以下、本実施の形態における非接触型IC
カード101のより詳細な構成と、製造方法について説
明する。
カード101のより詳細な構成と、製造方法について説
明する。
【0021】図2は、第1のカード基材107に、集積
回路102の収納部107aが形成され、アンテナ10
3が形成された状態を示す平面図である。103bはア
ンテナ103の終端部、107bは収納部107aの底
面107bである。
回路102の収納部107aが形成され、アンテナ10
3が形成された状態を示す平面図である。103bはア
ンテナ103の終端部、107bは収納部107aの底
面107bである。
【0022】第1のカード基材107は、例えばPVC
(塩化ビニル樹脂)からなり、厚さ略0.4mmであ
る。収納部107aの寸法は、後述の集積回路102の
電極102aが位置する平面における集積回路102の
外形に対して、1辺の寸法が0.4mm大きく、深さは
集積回路102の厚さ0.20mmより、0.1mm大
きい。それにより、集積回路102との間にクリアラン
スが設けられている。
(塩化ビニル樹脂)からなり、厚さ略0.4mmであ
る。収納部107aの寸法は、後述の集積回路102の
電極102aが位置する平面における集積回路102の
外形に対して、1辺の寸法が0.4mm大きく、深さは
集積回路102の厚さ0.20mmより、0.1mm大
きい。それにより、集積回路102との間にクリアラン
スが設けられている。
【0023】底面107bを有する収納部107aをミ
リングで形成した後、低温硬化型の銀を成分とする導電
性インキを使用したスクリーン印刷により、第1のカー
ド基材107上に、終端部103bを有するアンテナ1
03を形成し、100℃、20分間の条件で硬化処理を
行う。その後、図3に示すようにニトリルゴム系常温硬
化型の第1の接着剤106を、収納部107aの周囲
に、アンテナの終端部103bを避けるように印刷方式
にて塗布する。
リングで形成した後、低温硬化型の銀を成分とする導電
性インキを使用したスクリーン印刷により、第1のカー
ド基材107上に、終端部103bを有するアンテナ1
03を形成し、100℃、20分間の条件で硬化処理を
行う。その後、図3に示すようにニトリルゴム系常温硬
化型の第1の接着剤106を、収納部107aの周囲
に、アンテナの終端部103bを避けるように印刷方式
にて塗布する。
【0024】一方、図4に示すに示すように、厚さ0.
025mmのポリエステルフィルムを材料とする35m
m×25mm角のフィルム基材105を準備する。フィ
ルム基材105には、集積回路102を載置した際、集
積回路102の電極102aと一致する位置に直径略
0.5mmの、2個の第1の貫通孔105aを設ける。
この第1の貫通孔105aの大きさは、電極102aと
の位置ずれをカバーするため、電極102aの大きさよ
り十分に大きくする必要がある。更に、フィルム基材1
05には、第1のカード基材107に形成されたアンテ
ナ103の終端部103bに対応する位置に、第2の貫
通孔105bを設ける。このフィルム基材105は、後
述の第2の接着剤108との接着性向上のため、マット
加工がなされている。
025mmのポリエステルフィルムを材料とする35m
m×25mm角のフィルム基材105を準備する。フィ
ルム基材105には、集積回路102を載置した際、集
積回路102の電極102aと一致する位置に直径略
0.5mmの、2個の第1の貫通孔105aを設ける。
この第1の貫通孔105aの大きさは、電極102aと
の位置ずれをカバーするため、電極102aの大きさよ
り十分に大きくする必要がある。更に、フィルム基材1
05には、第1のカード基材107に形成されたアンテ
ナ103の終端部103bに対応する位置に、第2の貫
通孔105bを設ける。このフィルム基材105は、後
述の第2の接着剤108との接着性向上のため、マット
加工がなされている。
【0025】次に図5に示すように、フィルム基材10
5における集積回路102と対向する面に、エポキシ系
の第2の接着剤108を塗布する。この第2の接着剤1
08は、集積回路102を載置した際、電極102aに
流れて付着しないよう第1の貫通孔105aより離れた
位置に塗布することが必要である。このため図5では、
第1の貫通孔105aを避けるようにH字型に塗布され
ている。あるいは、少なくとも1つの点形状に塗布して
もよい。次に図6に示すように、フィルム基材105に
集積回路102を、その電極102aと第1の貫通孔1
05aが一致するように載置した状態(当図ではフィル
ム基材105の裏面側に載置されている。)で、第2の
接着剤108を150℃、10分の条件で硬化させ、フ
ィルム基材105に集積回路102を固定する。
5における集積回路102と対向する面に、エポキシ系
の第2の接着剤108を塗布する。この第2の接着剤1
08は、集積回路102を載置した際、電極102aに
流れて付着しないよう第1の貫通孔105aより離れた
位置に塗布することが必要である。このため図5では、
第1の貫通孔105aを避けるようにH字型に塗布され
ている。あるいは、少なくとも1つの点形状に塗布して
もよい。次に図6に示すように、フィルム基材105に
集積回路102を、その電極102aと第1の貫通孔1
05aが一致するように載置した状態(当図ではフィル
ム基材105の裏面側に載置されている。)で、第2の
接着剤108を150℃、10分の条件で硬化させ、フ
ィルム基材105に集積回路102を固定する。
【0026】次に、図7に示すように、第1の接着剤1
06が塗布された第1のカード基材107の収納部10
7aに、フィルム基材105に固定された集積回路10
2を収納する。それとともに、フィルム基材105と第
1のカード基材107を、第1の接着剤106により接
着固定した後に、70℃で硬化処理を行なう。
06が塗布された第1のカード基材107の収納部10
7aに、フィルム基材105に固定された集積回路10
2を収納する。それとともに、フィルム基材105と第
1のカード基材107を、第1の接着剤106により接
着固定した後に、70℃で硬化処理を行なう。
【0027】次に、図8、図9に示すように、低温硬化
型の銀を成分とする導電性インキを使用しスクリーン印
刷により、アンテナ接続リード103aを形成する。ア
ンテナ接続リード103aにより、集積回路102とア
ンテナ103とが接続される。すなわち、アンテナ接続
リード103aは、フイルム基材105に設けた第1の
貫通孔105aを通して電極102aと接続されると同
時に、第2の貫通孔105bを通して終端部103bと
も接続される。次に、導電性インキを100℃、20分
間の条件で硬化させる。電極102aは通常はアルミニ
ウムで形成されているが、導電性インキとの電気的接続
の信頼性向上のため、電極102a表面に、ウェハー状
態で酸化防止用の金メッキ102bを0.03μm施
す。
型の銀を成分とする導電性インキを使用しスクリーン印
刷により、アンテナ接続リード103aを形成する。ア
ンテナ接続リード103aにより、集積回路102とア
ンテナ103とが接続される。すなわち、アンテナ接続
リード103aは、フイルム基材105に設けた第1の
貫通孔105aを通して電極102aと接続されると同
時に、第2の貫通孔105bを通して終端部103bと
も接続される。次に、導電性インキを100℃、20分
間の条件で硬化させる。電極102aは通常はアルミニ
ウムで形成されているが、導電性インキとの電気的接続
の信頼性向上のため、電極102a表面に、ウェハー状
態で酸化防止用の金メッキ102bを0.03μm施
す。
【0028】次に図10に示すように、第1のカード基
材107を挟持するように、材質をPVCとする厚さ略
0.15mmの2つの第2のカード基材110を配置
し、略0.7mmの非接触型ICカード101を構成す
る。第1のカード基材107と第2のカード基材110
を固定する方法としては、層間に接着剤を塗布し貼り合
わせる方法、あるいは加熱圧着により貼り合わせる方法
を用いることができる。加熱圧着により貼り合わせるた
めには、接合強度を確保するため、図8に2点鎖線で示
すように、フイルム基材105に複数個の孔105cを
設けておくとよい。
材107を挟持するように、材質をPVCとする厚さ略
0.15mmの2つの第2のカード基材110を配置
し、略0.7mmの非接触型ICカード101を構成す
る。第1のカード基材107と第2のカード基材110
を固定する方法としては、層間に接着剤を塗布し貼り合
わせる方法、あるいは加熱圧着により貼り合わせる方法
を用いることができる。加熱圧着により貼り合わせるた
めには、接合強度を確保するため、図8に2点鎖線で示
すように、フイルム基材105に複数個の孔105cを
設けておくとよい。
【0029】本実施の形態においては、第1のカード基
材107にフイルム基材105を接着固定した後、アン
テナ接続リード103aを形成した例を示したが、次の
ような方法を用いることもできる。
材107にフイルム基材105を接着固定した後、アン
テナ接続リード103aを形成した例を示したが、次の
ような方法を用いることもできる。
【0030】図11に示すように、フイルム基材105
に第1の貫通孔105aと第2の貫通孔105bを設
け、次にアンテナ接続リード103aを形成した後、第
1のカード基材107にフイルム基材105を接着固定
する。次に、図12に示すように、アンテナ接続リード
103aと、集積回路102の電極102a、およびア
ンテナ103の終端部103bを、電気的に接続するた
めに、導電性インキをディスペンサーにより滴下塗布す
ることにより接続部103cを形成した後、100℃、
20分間の条件で硬化させる。この方法によると、図示
はしないが、大判のフィルム基材にアンテナ接続リード
103aを多数個、同時に形成し、その後、所望のサイ
ズに切り落とすことにより、所望のサイズのフィルム基
材105とすることができるため、量産性を向上させる
ことができる。
に第1の貫通孔105aと第2の貫通孔105bを設
け、次にアンテナ接続リード103aを形成した後、第
1のカード基材107にフイルム基材105を接着固定
する。次に、図12に示すように、アンテナ接続リード
103aと、集積回路102の電極102a、およびア
ンテナ103の終端部103bを、電気的に接続するた
めに、導電性インキをディスペンサーにより滴下塗布す
ることにより接続部103cを形成した後、100℃、
20分間の条件で硬化させる。この方法によると、図示
はしないが、大判のフィルム基材にアンテナ接続リード
103aを多数個、同時に形成し、その後、所望のサイ
ズに切り落とすことにより、所望のサイズのフィルム基
材105とすることができるため、量産性を向上させる
ことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の非接触型ICカードによれば、
集積回路を接着固定したフイルム基材に貫通孔を設け、
集積回路の電極とアンテナを導電インキで電気的に接続
する構成としたため、集積回路上に接続バンプ形成する
ことも、異方性導電接着剤を使用する必要もない。ま
た、アンテナ上に印刷方式等でクロスオーバー用の絶縁
層を形成せず、フィルム基材を絶縁層として機能させた
ため、信頼性の高い、また、安価な非接触型ICカード
を提供することができる。
集積回路を接着固定したフイルム基材に貫通孔を設け、
集積回路の電極とアンテナを導電インキで電気的に接続
する構成としたため、集積回路上に接続バンプ形成する
ことも、異方性導電接着剤を使用する必要もない。ま
た、アンテナ上に印刷方式等でクロスオーバー用の絶縁
層を形成せず、フィルム基材を絶縁層として機能させた
ため、信頼性の高い、また、安価な非接触型ICカード
を提供することができる。
【0032】また、カード基材に収納する集積回路と収
納部の間にクリアランスを設ければ、実用上、曲げ、捩
じれ等の応力が集積回路近傍に加わった際、その応力を
吸収緩和することができ、集積回路の破損を防止でき
る。
納部の間にクリアランスを設ければ、実用上、曲げ、捩
じれ等の応力が集積回路近傍に加わった際、その応力を
吸収緩和することができ、集積回路の破損を防止でき
る。
【図1】本発明の実施の形態における非接触型ICカー
ドの平面図
ドの平面図
【図2】本発明の実施の形態における製造途中の第1の
カード基材の平面図
カード基材の平面図
【図3】本発明の実施の形態における製造途中の第1の
カード基材の平面図
カード基材の平面図
【図4】本発明の実施の形態における製造途中のフイル
ム基材の平面図
ム基材の平面図
【図5】本発明の実施の形態における製造途中のフイル
ム基材の平面図
ム基材の平面図
【図6】本発明の実施の形態におけるフイルム基材に集
積回路を固定した状態を示す平面図
積回路を固定した状態を示す平面図
【図7】本発明の実施の形態における第1のカード基材
にフイルム基材を固定した状態を示す平面図
にフイルム基材を固定した状態を示す平面図
【図8】本発明の実施の形態におけるアンテナ接続リー
ドを形成した状態を示す平面図
ドを形成した状態を示す平面図
【図9】本発明の実施の形態におけるアンテナ接続リー
ドを形成した状態を示す部分断面図
ドを形成した状態を示す部分断面図
【図10】本発明の実施の形態における非接触型ICカ
ードの側面図
ードの側面図
【図11】本発明の実施の形態における他のアンテナ接
続リード形成方法によるフィルム基材の平面図
続リード形成方法によるフィルム基材の平面図
【図12】本発明の実施の形態における他のアンテナ接
続リード形成方法による部分断面図
続リード形成方法による部分断面図
【図13】従来技術の非接触型ICカードの部分断面図
【図14】従来技術の非接触型ICカードの側面図
【図15】従来技術の製造途中の非接触型ICカードの
平面図
平面図
1,101 非接触型ICカード
2 接続バンプ
3 ICチップ
4 異方性導電接着剤
5,8 PVCフィルム
6,103 アンテナ
6a アンテナ接続リード
6b,103b アンテナの終端部
7 コア材
9 絶縁層
102 集積回路
102a 電極
102b 金メッキ
103c 接続部
105 フィルム基材
105a 第1の貫通孔
105b 第2の貫通孔
105c 複数個の孔
106 第1の接着剤
107 第1のカード基材
107a 収納部
107b 収納部の底面
108 第2の接着剤
110 第2のカード基材
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C005 MA10 MA19 MB01 MB07 MB10
NA09 NA31 PA03 PA04 PA09
PA29 PA40 RA04 RA15 RA16
RA17
5B035 AA04 AA07 BA05 BB09 CA02
CA23
Claims (6)
- 【請求項1】 集積回路を内蔵して外部の送受信機器と
データの授受を行なう非接触型ICカードであって、前
記集積回路を収納する収納部およびアンテナが形成され
た第1のカード基材と、前記収納部より大きい面積を有
し前記収納部に面して前記第1のカード基材に接合され
たフイルム基材と、前記フイルム基材により前記収納部
内に保持された集積回路とを備え、 前記フイルム基材は、前記集積回路の電極に対応する位
置に形成された第1の貫通孔と、前記第1のカード基材
のアンテナの終端部に対応する位置に形成された第2の
貫通孔と、前記第1のカード基材への接合面の裏面に導
電性インキにより形成されたアンテナ接続リードとを有
し、 前記アンテナ接続リードは、前記第1の貫通孔を通して
前記集積回路の電極と接続され、かつ前記第2の貫通孔
を通して前記アンテナの終端部に接続されたことを特徴
とする非接触型ICカード。 - 【請求項2】 第1のカード基材に設けられた収納部の
面積は、集積回路における電極が位置する平面の面積よ
り大きく、少なくとも1辺の寸法が0.1〜1.0mm
大きいことを特徴とする請求項1に記載の非接触型IC
カード。 - 【請求項3】 第1のカード基材に設けられた収納部の
深さは、集積回路の厚さより、0.01〜0.2mm大
きいことを特徴とする請求項1に記載の非接触型ICカ
ード。 - 【請求項4】 集積回路の電極には金メッキが施された
ことを特徴とする請求項1に記載の非接触型ICカー
ド。 - 【請求項5】 集積回路を内蔵して外部の送受信機器と
データの授受を行なう非接触型ICカードの製造方法で
あって、第1のカード基材に前記集積回路を収納する収
納部を設ける工程と、前記第1のカード基材に導電性イ
ンキによりアンテナを形成する工程と、前記収納部近傍
に第1の接着剤を塗布する工程と、前記収納部より大き
いフイルム基材を準備し、このフイルム基材の前記集積
回路の電極に対応する位置に第1の貫通孔を設け、前記
第1のカード基材のアンテナの終端部に対応する位置に
第2の貫通孔を設ける工程と、前記フイルム基材の片面
に第2の接着剤を塗布する工程と、前記フイルム基材の
貫通孔と前記集積回路の電極とを対応させて前記第2の
接着剤により前記集積回路を接着固定させる工程と、前
記第1のカード基材の収納部に前記集積回路を収納して
前記第1の接着剤により前記フイルム基材を接着固定す
る工程と、前記フイルム基材上に導電性インキによりア
ンテナ接続リードを形成して、前記第1の貫通孔を通し
て前記集積回路の電極に接続し、かつ、前記第2の貫通
孔を通して前記アンテナの終端部に接続する工程と、前
記第1のカード基材を少なくとも1層の第2のカード基
材と接合する工程とを備えたことを特徴とする非接触型
ICカードの製造方法。 - 【請求項6】 集積回路を内蔵して外部の送受信機器と
データの授受を行なう非接触型ICカードの製造方法で
あって、第1のカード基材に前記集積回路を収納する収
納部を設ける工程と、前記第1のカード基材に導電性イ
ンキによりアンテナを形成する工程と、前記収納部近傍
に第1の接着剤を塗布する工程と、フイルム基材を準備
し、このフイルム基材にアンテナ接続リードを形成し、
前記集積回路の電極に対応する位置に第1の貫通孔を、
前記アンテナの終端部に対応する位置に第2の貫通孔を
設ける工程と、前記フイルム基材における前記アンテナ
接続リードを形成した面の裏面に第2の接着剤を塗布す
る工程と、前記フイルム基材の第1の貫通孔と前記集積
回路の電極とを対応させて前記第2の接着剤により前記
集積回路を接着固定させる工程と、前記第1のカード基
材の収納部に前記集積回路を収納して前記第1の接着剤
により前記フイルム基材を接着固定する工程と、導電性
インキにより形成される接続電極により、前記アンテナ
接続リードを、前記第1の貫通孔を通して前記集積回路
の電極に接続し、かつ、前記第2の貫通孔を通して前記
アンテナの終端部に接続する工程と、前記第1のカード
基材を少なくとも1層の第2のカード基材と接合する工
程とを備えたことを特徴とする非接触型ICカードの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001199147A JP2003016407A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 非接触型icカードとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001199147A JP2003016407A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 非接触型icカードとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003016407A true JP2003016407A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19036478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001199147A Withdrawn JP2003016407A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 非接触型icカードとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003016407A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005004050A1 (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-13 | Fcm Co., Ltd. | アンテナ内蔵非接触型icカード用の導電性シートおよびアンテナ内蔵非接触型icカード |
JP2006127473A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Toppan Forms Co Ltd | 通信用回路保持体 |
JP2006172425A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-29 | Toppan Forms Co Ltd | 通信用回路保持体 |
JP2006209733A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Toppan Forms Co Ltd | 通信用回路保持体 |
JP2006209732A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Toppan Forms Co Ltd | 通信用回路保持体 |
JP2011501256A (ja) * | 2007-10-11 | 2011-01-06 | アエスカ エス.ア. | パスポートのための無線周波数識別装置およびその製作方法 |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001199147A patent/JP2003016407A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005004050A1 (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-13 | Fcm Co., Ltd. | アンテナ内蔵非接触型icカード用の導電性シートおよびアンテナ内蔵非接触型icカード |
JP2006127473A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Toppan Forms Co Ltd | 通信用回路保持体 |
JP2006172425A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-29 | Toppan Forms Co Ltd | 通信用回路保持体 |
JP2006209733A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Toppan Forms Co Ltd | 通信用回路保持体 |
JP2006209732A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Toppan Forms Co Ltd | 通信用回路保持体 |
JP2011501256A (ja) * | 2007-10-11 | 2011-01-06 | アエスカ エス.ア. | パスポートのための無線周波数識別装置およびその製作方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |