JP2003016147A - 構造物生産情報処理装置、構造物生産システム、及び構造物生産方法、並びにその記憶媒体及びプログラム - Google Patents

構造物生産情報処理装置、構造物生産システム、及び構造物生産方法、並びにその記憶媒体及びプログラム

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JP2003016147A
JP2003016147A JP2001199371A JP2001199371A JP2003016147A JP 2003016147 A JP2003016147 A JP 2003016147A JP 2001199371 A JP2001199371 A JP 2001199371A JP 2001199371 A JP2001199371 A JP 2001199371A JP 2003016147 A JP2003016147 A JP 2003016147A
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Japan
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design
processing
program
procurement
steel material
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JP2001199371A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nagata
匡宏 永田
Nobuyoshi Uno
暢芳 宇野
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造物の鋼材の調達を迅速に行え、また、加
工側に負担をかけることなく、鋼材の接合部の品質を確
実に保証できる構成により、建築物全体の品質向上を容
易に図れる構造物生産システムを提供する。 【解決手段】 調達手段130は、構造設計支援サービ
ス(サーバ121により設計側150(x)に対して提
供されるサービス)により得られた設計情報(所定の構
造形式を用いた構造物の設計情報)に基づいて、当該構
造物を構成する鋼材の調達処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鉄骨建築
物等の構造物の設計、調達、加工、及び組立による当該
構造物の生産及びその管理のための装置或いはシステム
に用いられる、情構造物生産報処理装置、構造物生産シ
ステム、構造物生産方法、その機能を実現させるための
プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒
体、及び当該プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、鉄骨建築物の鉄骨構
造の設計を支援するシステム(構造物設計支援システ
ム)としては、特開平11−232320号公報等に記
載されたシステム(以下、「システム(1)」と言
う。)がある。
【0003】システム(1)は、ユーザ(設計事務所や
建設業者等)から入力された鉄骨建築物(以下、単に
「建築物」とも言う。)の基本事項データに基づいて、
構造設計、確認申請用の構造計算書の作成、構造設計図
の作成、及び鉄骨加工用データの作成等の全ての工程を
実施し、当該実施結果をユーザへ返送するように構成さ
れている。このような構成により、ユーザは、専門知識
がなくても、基本事項データを入力するだけで、簡単に
建築物の構造設計を行える。
【0004】また、特開平11−25152号公報等に
は、構造設計情報のうち、建築物の一般情報、材料に関
する情報、及び部材断面情報については特定形式のファ
イルとして保管しておき、建築物の形状や部材の配置に
関する情報についてはCADの三次元モデル(CADデ
ータ)として保持しておき、当該CADデータを一括処
理によって上記特定形式のファイル(施工用のファイ
ル)へと変換することで、構造設計情報全体を一定の形
式に統一するようになされたシステム(以下、「システ
ム(2)」と言う。)が記載されている。
【0005】システム(2)によれば、構造設計部門で
は、構造設計情報を一元化し設計業務の効率化を追求で
きる。また、設計段階では、計画結果が自動入力される
ことにより、構造計算や構造図の元データを発生するこ
とができ、構造設計の各種図面、構造計算の調整が自動
的に取れることにより、設計業務の効率化が図れる。
【0006】また、鉄骨構造の設計だけではなく、これ
を含めた建築物の生産を管理するシステムとしては、例
えば、特開平3−249621号公報等に記載されたシ
ステム(以下、「システム(3)」と言う。)がある。
【0007】システム(3)は、集合住宅等の建築物の
生産管理を総合的にサポートするシステムであり、概算
コスト算定、施工計画書、事業収支計算、及び概観パー
ス等を作成する企画手段と、構造設計及び積算を作成す
る設計手段と、資材調達及び流通管理のための流通管理
手段と、施工管理手段と、顧客対応手段と、維持管理手
段とから構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなシステム(1)〜(3)等の従来のシステムは
何れも、自側の設計業務の簡便化や業務負担の軽減を目
的としたシステム、或いは構造設計用のデータを次工程
(工場での加工、現場施工等)用のデータへ変換するシ
ステムであり、ネットワーク上に存在する不特定多数の
ユーザに対して、効率的に設計支援サービスを提供し、
ユーザ側での構造設計作業が効率的に行えるようにする
ことを目的とするものではない。また、従来では、詳細
は後述する図11に示すような従来の工法を用いた建築
物の設計が行われていた。このため、従来では、具体的
には少なくとも以下に説明するような問題点があった。
【0009】まず、建築物の部品や部材等の製造メーカ
では、当該商品を、いかにユーザの設計に織り込んでい
くか、或いは加工業者に使用してもらうか、などが課題
とされている。
【0010】鉄骨建築の市場のうち、10階建て以上の
高層建築分野は、高い技術力を要する分野であるが、建
築物件数の限られた市場であるがゆえに、高い機能を有
する鋼材等を最終ユーザ(大手の設計事務書や建設業
者、或いは鉄骨加工業者等)に働きかけ、設計に織り込
むことも可能な分野である。ただし、鋼材需要は、鉄骨
造の10%に過ぎない市場である。
【0011】これに対し、9階建て以下の中低層建築分
野は、鉄骨造の90%に達する大きな市場である。この
市場の特徴は、全国の多数の中小規模の設計事務所や建
設業者、或いは鉄骨加工業者が中心であり、設備能力や
技術者の数等が十分でないため、一般的には高い技術力
は求められない市場である。このような中低層建築分野
においても、高い技能を要すことなく高い品質を確保可
能な工法や省力化工法は強く求められており、さらに、
このような工法の設計支援を行うことができれば、高機
能商品の織り込みの可能性が高まることになる。
【0012】しかしながら、上述したようなシステム
(1)〜(3)等の従来のシステムでは、上記のことを
実現することができなかった。
【0013】すなわち、従来のシステムは、ネットワー
ク上に存在する不特定多数のユーザに対して、効率的に
設計支援サービスを提供し、ユーザ側での構造設計作業
が効率的に行えるようにすることを目的とするものでは
ないため、膨大な数の中低層建築分野へのサービス提供
を容易に行うことができなかった。
【0014】また、2000年6月に実施された建築基
準法の改正では、特に、柱と梁等の部材の溶接部につい
て、非常に厳しい品質確保の規定がなされた。これに伴
って行政側のみならず、建築物の設計者側においても、
品質確保への姿勢に変化がでてきている。
【0015】上述のような変化は、例えば、阪神大震災
において、溶接部(溶接接合部)に被害を受け、この原
因が、中低層建築を中心に、鉄骨製作における品質管理
が的確に行われていなかったことにあることが、一つの
きっかけとなっている。
【0016】これに対して、鉄管柱やH形鋼梁等の鋼材
に溶接等の加工を行う加工業者は、溶接部の品質確保の
対応に非常に苦しむ立場にある。例えば、溶接部の検査
を、今まで以上に厳しく行う必要がある。これは、コス
トアップにつながる。また、溶接の分野は高齢化が進ん
でおり、優秀な溶接工を確保することが難しい。
【0017】さらに、中間検査も義務付けられる等、溶
接部に関してますます厳しい状況になってきている。
【0018】ここで、図11は、柱と梁の溶接等が必要
である、従来の工法の一例を図示したものである。この
図11に示す工法は、工場で予め、柱1に対して、梁2
と同形断面のブラケット7を溶接しておき、工事現場に
おいて、ブラケット7の突出端と梁2の端をボルト3
(ボルトと対を成すナットを含む。以下、同様であ
る。)とスプライスプレート8で接合する工法である。
【0019】上記図11に示すように、この従来工法で
は、柱(コラム)1と梁(H形鋼梁)2の接合部に対し
て、ダイヤフラム6という鋼材を挿入する必要がある。
このため、加工業者側では、ダイヤフラム6を挿入しや
すいようにするために、先ず、コラム1を切断し、その
端部を斜めに加工(開先加工)する作業が行われる。そ
の後、溶接が行われる。
【0020】したがって、従来の工法では、加工業者側
において、コラムの切断、開先加工、溶接、梁の切断、
開先加工、スカラップ(ブラケット部のフランジとウェ
ブの溶接線が交差するのを避けるために部材に設けた扇
状をした切欠き)の加工、さらに、コラム、ダイヤグラ
ム、梁のそれぞれの溶接作業、という非常に多くの加工
工数が必要であり、この中で確かな品質を保つことが求
められる。
【0021】さらに、従来工法の柱梁接合部は多種類且
つ多数の部品により構成されているため、細かい部品管
理を要する。具体的には、柱1節(加工工場で製作さ
れ、建方現場まで輸送される柱部材の単位であり、一般
に3階分(約10m)にあたる。)当たりの部品(ピー
ス)数は、コラム6ピース、ダイアフラム6〜9枚、ブ
ラケット用H形鋼24ピース、さらに、それらをボルト
接合するスプライスプレート及び高力ボルトが必要とな
る。
【0022】また、鉄骨生産の流れと役割については、
先ず、設計側(設計者)は、建築物の設計を行い、当該
設計に基づいた建築物を施工側へ発注する。施工側は、
設計側の設計図に基づき鉄骨製作を加工側(鉄骨加工業
者)へ発注する。加工側は、設計側の設計図に基づき鉄
骨加工図を作成し、その鉄骨加工図を積算して、必要な
鋼材(一次加工後の鋼材)を特約店(一次加工側)に依
頼する。特約店は、加工側からの依頼に基づき鋼材(素
材)を製造側(鉄鋼メーカ)へ発注する。
【0023】鉄鋼メーカは、特約店からの注文に基づき
鋼材(素材)を出荷する。特約店は、鉄鋼メーカからの
鋼材(素材)を一次加工(切断、開切、ボルト接合のた
めの孔あけ、及び溶接のためのスカラップ等の事前加
工)して加工側へ出荷する。加工側は、特約店からの一
次加工後の鋼材の溶接等の加工を行って現場へ運搬す
る。施工側は、運搬されてきた鋼材を組み立てる。
【0024】図12は、上記鉄骨生産の流れと役割につ
いて、個々の鋼材(柱、梁)に着目し、さらに具体的に
図示したものである。
【0025】例えば、先ず、製造側は、特約店(一次加
工側)からの注文(又は商社を介した注文)に基づい
て、コラム、厚板、及びH形鋼等の素材を出荷する(素
材調達)。特約店(一次加工側)は、製造側から入手し
た素材に対して、切断、開先、孔あけ、及びスカラップ
等の一次加工(事前加工)を行い、当該加工製品を加工
側(ファブリケータ)へ出荷する。加工側(ファブリケ
ータ)は、特約店(一次加工側)からの一次加工製品に
対して、溶接及び組立等の作業を行うと共に、溶接部の
検査である超音波検査(UT検査)を行う。その後、加
工側(ファブリケータ)は、当該検査合格の製品につい
て、金物取付及び塗装等を行って現場へ運搬する。
【0026】上記図11及び図12の説明から言えるこ
とは、従来の工法では、加工側(一次加工を含む)にお
いて、切断、開先加工、及び溶接等の多くの加工工数が
必要であり、品質管理のポイントが、当該加工側に位置
している。すなわち、加工側での作業、特に、溶接によ
って、品質が決まってしまう。
【0027】しかしながら、上述したように、加工側は
溶接部の品質確保の対応に非常に苦しい立場にあるた
め、この結果、建築物全体の品質確保が非常に難しいの
が現状である。
【0028】また、超高層或いは高層の建築物について
は、現場着工までの期間が長いため、必要な鋼材とし
て、製造側へ発注することで入手したもの(紐付き鋼
材)を使用するための、鋼材調達の期間及び輸送期間と
共に、設計期間をも十分にとることができる。これに対
して、中低層の物件は、短工期のため、設計期間、鋼材
調達の期間、及び輸送期間を十分にとることができず、
在庫から入手したもの(店売り鋼材)を使用しているの
が現状である。
【0029】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、構造物の鋼材の調達を迅速に行
え、また、加工側に負担をかけることなく、鋼材の接合
部の品質を確実に保証できる構成により、建築物全体の
品質向上を容易に図れる、構造物生産情報処理装置、構
造物生産システム、構造物生産方法、その機能を実現さ
せるためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能
な記憶媒体、及び当該プログラムを提供することを目的
とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、所定の構造形式を用いた構造物の生産に
関する情報を処理する構造物生産情報処理装置であっ
て、設計側に対して提供される構造設計支援サービスに
より得られた上記構造物の設計情報に基づいて、上記構
造物を構成する鋼材の調達処理を実行する調達手段を備
えることを特徴とする。
【0031】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記構造設計支援サービスは、上記設計側から入力され
た上記構造物の基本事項データに基づいて、上記構造物
の構造設計処理を実行し、当該処理結果を上記設計情報
として出力するサービスを含むことを特徴とする。
【0032】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記構造設計支援サービスは、上記設計情報に対して、
上記設計側が建築確認申請する際に必要な認定書の写し
を上記設計側に発行するための検査を行うサービスを含
むことを特徴とする。
【0033】第4の発明は、上記第1乃至第3の何れか
の発明において、上記調達処理は、上記鋼材の加工側へ
の加工指示を含むことを特徴とする。
【0034】第5の発明は、上記第1乃至第4の何れか
の発明において、上記調達手段は、上記設計情報に基づ
いて、上記鋼材の調達に関する管理を行うことを特徴と
する。
【0035】第6の発明は、上記第5の発明において、
上記鋼材の調達に関する管理は、上記鋼材の在庫管理を
含むことを特徴とする。
【0036】第7の発明は、複数の機器が任意の通信手
段を介して接続されてなる構造物生産システムであっ
て、上記複数の機器の中の少なくとも1つの機器は、第
1の発明乃至第6の発明の何れかの構造物生産情報処理
装置の機能を有することを特徴とする。
【0037】第8の発明は、所定の構造形式を用いた構
造物の生産を行うための構造物生産方法であって、設計
側に対して、上記構造物の構造設計支援サービスを提供
するステップと、上記構造設計支援サービスが、上記設
計側から入力された上記構造物の基本事項データに基づ
いて上記構造物の構造設計処理を実行し、当該処理結果
を設計情報として出力するステップと、上記設計情報に
基づいて、上記構造物を構成する鋼材の調達処理を実行
するステップとを含むことを特徴とする。
【0038】第9の発明は、上記第8の発明において、
上記構造設計支援サービスが、上記設計情報に対して、
上記設計側が建築確認申請する際に必要な認定書の写し
を上記設計側に発行するための検査を行うステップを含
むことを特徴とする。
【0039】第10の発明は、上記第8又は9の発明に
おいて、上記調達処理として、上記鋼材の加工側へ加工
指示する処理を実行するステップを含むことを特徴とす
る。
【0040】第11の発明は、上記第8乃至第10の何
れかの発明において、上記設計情報に基づいて、上記鋼
材の調達に関する管理を行うステップを含むことを特徴
とする。
【0041】第12の発明は、上記第11の発明におい
て、上記上記鋼材の調達に関する管理は、上記鋼材の在
庫管理を含むことを特徴とする。
【0042】第13の発明は、上記第1乃至第6の何れ
かの発明の構造物生産情報処理装置の機能、又は上記第
7の発明の構造物生産システムの機能をコンピュータに
実現させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な
記憶媒体に記録したことを特徴とする。
【0043】第14の発明は、上記第8乃至第12の何
れかの発明の構造物生産方法の処理ステップをコンピュ
ータに実行させるためのプログラムをコンピュータ読取
可能な記憶媒体に記録したことを特徴とする。
【0044】第15の発明は、上記第1乃至第6の何れ
かの発明の構造物生産情報処理装置の機能、又は上記第
7の発明の構造物生産システムの機能をコンピュータに
実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0045】第16の発明は、上記第8乃至第12の何
れかの発明の構造物生産方法の処理ステップをコンピュ
ータに実行させるためのプログラムであることを特徴と
する。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0047】本発明は、例えば、図1に示すような構造
物生産システム100に適用される。本実施の形態の構
造物生産システム100は、鉄骨建築物の鉄骨構造の構
造設計支援サービスを不特定多数のユーザへ提供できる
ばかりでなく、鉄骨建築物の品質を確保しつつ、当該構
造設計支援サービスによる構造設計から、部品及び部材
の調達、加工、及び組立までを一貫して行えるようにな
されたものである。特に、設計/施工支援センター12
0が、設計側150(x)に対して、建築物の基本事項
データに基づき構造計算書構造図(以下、「設計情報」
とも言う)、及び建築確認申請時に必要な認定書(新構
造形式の使用許可証、国土交通大臣認定書)を出力する
サービスを提供し、調達/デリバリーセンター130
が、当該出力情報に基づき部品及び部材(鋼材)の調達
及びデリバリーを行うように構成されている。
【0048】また、本実施の形態の構造物生産システム
100は、所定の構造形式の建築物を対象としており、
例えば、詳細は後述する図3に示すような、ボルト接合
を用いた柱梁接合工法等に適用する。上記図3では、柱
が閉鎖断面である角形鋼管となっているが、例えば、H
形鋼等の開断面にも適用できることは言うまでもない。
以下、本実施の形態の構造物生産システム100につい
て具体的に説明する。
【0049】[構造物生産システム100の全体構成]構
造物生産システム100は、上記図1に示すように、設
計/施工支援センター120、調達/デリバリーセンタ
ー130、一次加工側としての部品/部材加工センター
140、設計事務所や建設業者等を含む設計側150
(x)、加工側160(x)、鋼材の製造側170
(x)、及び施工側180(x)が、ネットワーク11
0を介して通信可能に接続された構成としている。
【0050】設計/施工支援センター120、調達/デ
リバリーセンター130、部品/部材加工センター14
0、設計側150(x)、加工側160(x)、製造側
170(x)、及び施工側180(x)はそれぞれ、例
えば、図2に示すような構成をしたコンピュータ機能2
00により、ネットワーク110を介した通信や各種処
理を行えるようになされている。
【0051】コンピュータ機能200は、上記図2に示
すように、CPU201と、ROM202と、RAM2
03と、キーボード(KB)209のキーボードコント
ローラ(KBC)205と、表示部としてのCRTディ
スプレイ(CRT)210のCRTコントローラ(CR
TC)206と、ハードディスク(HD)211及びフ
ロッピー(登録商標)ディスク(FD)212のディス
クコントローラ(DKC)207と、ネットワーク11
0との接続のためのネットワークインターフェースコン
トローラ(NIC)208とが、システムバス204を
介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0052】CPU201は、ROM202或いはHD
211に記憶されたソフトウェア、或いはFD212よ
り供給されるソフトウェアを実行することで、システム
バス204に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU201は、所定の処理シーケンスに従
った処理プログラムを、ROM202、或いはHD21
1、或いはFD212から読み出して実行することで、
本実施の形態の機能を実現するための制御を行う。
【0053】RAM203は、CPU201の主メモリ
或いはワークエリア等として機能する。KBC205
は、KB209や図示していないポインティングデバイ
ス等からの指示入力を制御する。CRTC206は、C
RT210の表示を制御する。DKC207は、ブート
プログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、
ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び各
種処理プログラム等を記憶するHD211及びFD21
2とのアクセスを制御する。NIC208は、ネットワ
ーク110上の装置或いはシステムと双方向にデータを
やりとりする。
【0054】尚、上記図1では、説明の簡単のため、ネ
ットワーク110に対して、それぞれが1つの、設計/
施工支援センター120、調達/デリバリーセンター1
30、部品/部材加工センター140、設計側150
(x)、加工側160(x)、製造側170(x)、及
び施工側180(x)を接続させるようにしているが、
この接続数に限られることはない。
【0055】[構造物生産システム100での工法(構
造形式)]構造物生産システム100は、例えば、上記
図3に示したようなボルト接合を用いた柱梁接合工法
(以下、単に「ボルト工法」と言う。)を用いた建築物
を対象としている。
【0056】ボルト工法は、例えば、上記図3に示すよ
うに、一方向から締め付けが可能であり、且つ十分な強
度を有するトルシア形高カワンサイドボルト4を使用す
ることで、従来不可能であった閉鎖断面である角形鋼管
柱1とH形鋼梁2を高力ボルト接合することを可能にし
たシステムであり、国土交通大臣一般認定を取得したも
のである。
【0057】上記図3から明かなように、ボルト工法
は、上記図11に示した従来の工法に対して、ダイヤフ
ラム6が必要ない。また、コラム(角形鋼管柱)1につ
いては、製造側170(x)から購入して切断及びボル
ト用の孔あけだけでよく、従来行われていた溶接のため
の開先等の加工が必要ない。特に、溶接加工が必要な
い。
【0058】したがって、ボルト工法を使用すること
で、加工工数を削減することができ、この結果、コスト
削減をも図ることができる。
【0059】上記図3に示したボルト工法について、さ
らに、柱1節当たりの必要なピース数、及び鉄骨生産の
流れと役割を具体的に検討すると、上記図11に示した
従来技術と比較して、コラム1は1ピースのみでよく、
ダイヤフラム6も必要ない。このように、ボルト工法で
は、ピース数を大幅に削減することができる。
【0060】[構造物生産システム100の具体的な構
成及び動作]図4は、上記図1に示した構造物生産シス
テム100において、設計/施工支援センター120、
調達/デリバリーセンター130、及び部材/部品加工
センター140を、より具体化して図示したものであ
る。
【0061】設計/施工支援センター120は、物件情
報入手、設計/施工支援サービス、認定証交付管理、及
びボルト工法普及活動等の業務を行う機関であり、特
に、詳細は後述するが、設計側150(x)に対して、
建築物の基本事項データ(物件情報)に基づき設計情報
(ボルト工法情報)及び認定書を出力するサービスを提
供するためのサーバ121を備えている。
【0062】調達/デリバリーセンター130は、調達
統括機能131やキット化機能132等により、ボルト
工法用部材及び部品発注、素材調達、部品及び部材加工
指示、ボルト工法用部材及び部品納品管理等の業務を行
う機関である。
【0063】部材/部品加工センター140は、部材及
び部品加工(一次加工)、ボルト工法用部品及び部材キ
ット化、及びボルト工法用部品及び部材搬送等を行う機
関である。
【0064】そこで例えば、上記図4の構造物生産シス
テム100において、設計/施工支援センター120
は、設計側150(x)に対してのサービス提供により
得られた、設計側150(x)が所望する建築物の設計
情報(ボルト工法を用いた設計情報(ボルト工法情
報))を、加工側160(x)へ供給する。
【0065】加工側160(x)は、設計/施工支援セ
ンター120からのボルト工法情報に基づいて、どのく
らいの柱が必要であるか、柱の端部への穴あけ等の詳細
図である加工図を作成する。
【0066】ここで、本実施の形態では、特に、ボルト
工法を使用しているため、すなわち溶接が必要ない、ボ
ルト接合のみの構造形式(上記図3等参照)を採用して
いるため、標準化設計を実施している。これにより、加
工側160(x)は、溶接時の縮み等を考慮して加工図
を作成する必要はなく、部材サイズを選定すれば部品及
びボルト孔等が自動的に決定される標準化設計により、
容易に加工図を作成することができる。
【0067】加工側160(x)は、上述のようにして
作成した加工図に基づいて、必要なボルト工法用の部品
及び部材の調達/デリバリーセンター130への発注処
理を実行する。
【0068】調達/デリバリーセンター130は、加工
側160(x)からの発注情報に基づいて、部材/部品
加工センター140に対して、必要なボルト工法用の部
品及び部材の加工指示を発行する。
【0069】部材/部品加工センター140は、調達/
デリバリーセンター130からの加工指示に基づいて、
製造業者170(x)からの素材(コラム、厚板、H形
鋼、及びボルト等)を用いて、必要なボルト工法用の部
品及び部材の加工作業を行い、当該加工後の部品及び部
材を調達/デリバリーセンター130へ納品する。
【0070】調達/デリバリーセンター130は、部材
/部品加工センター140からの部品及び部材を受け取
り、柱用の部材をまとめたり、梁とボルトをまとめる等
のキット化を行って、加工側160(x)へ出荷する。
【0071】加工側160(x)は、調達/デリバリー
センター130からのキット化された部品及び部材を組
み立て、また、必要に応じて塗装等を行って、施工側1
80(x)(現場)へ搬送する。
【0072】図5は、上記図1及び上記図4に示した構
造物生産システム100における、鉄骨生産の流れと役
割について、個々の鋼材(柱、梁)等に着目し、具体的
に図示したものである。
【0073】上記図5に示すように、上記図12に示し
た従来工法と比較して、加工に関してはは、特に溶接が
必要なく、組立作業のみでよい。
【0074】例えば、「柱」については、製造業者A1
70(a)からのコラムに対して、切断及び孔あけの加
工を行うだけでよく、従来行われていた溶接のための開
先等の複雑な加工は必要ない。また、「梁」についても
同様に、製造業者B170(b)からのH形鋼に対し
て、切断及び孔あけの加工を行うだけでよい。
【0075】また、本実施の形態では、品質管理のポイ
ントが、部材及び部品加工時の寸法精度管理にあること
に特徴がある。
【0076】具体的には、まず、従来では、上記図12
に示したように、品質管理のポイントが、加工側にあっ
た。これは、加工側での加工作業として溶接が必要であ
り、この溶接を的確に行わないと、建築物全体の品質に
影響してしまうからである。
【0077】これに対して、本実施の形態では、加工側
160(x)は、加工作業として、溶接は必要なく、部
品の組立等を行えばよい。したがって、品質管理のポイ
ントは、一次加工側としての部材/部品加工センター1
40が、いかに正確に部品及び部材を製造するかに置か
れる。これは、部材/部品加工センター140において
正確に寸法精度を出しておきさえすれば、品質確保でき
ることを意味する。
【0078】また、溶接は、人手で行う作業であるた
め、作業者によって品質にぶれが生じ、そのつどに品質
管理を行う必要があるが、本実施の形態では、このよう
な品質管理を行う必要がない。
【0079】また、ボルト工法は、ボルト接合のみの構
造形式であり、このボルトは、工業化製品であるため、
作業者によって品質が変わるものではない。したがっ
て、品質管理を効率的且つ容易に行える。
【0080】[本実施の形態における主なる効果]上述の
ように本実施の形態では、特に、建築物工法(構造形
式)の鋼材として、ボルト接合のみのボルト工法を使用
し、設計/施工支援センター120から設計側150
(x)に対しての設計/施工支援サービスの提供により
得られた設計情報(ボルト工法情報)に基づいて、建築
物を構成する鋼材の調達処理を行うように構成したの
で、以下のような効果が得られる。
【0081】(1)設計/施工支援サービスによる設計
情報(ボルト工法情報)により、顧客情報や物件情報を
早期に入手できる。
【0082】(2)製造側170(x)では、上記物件
情報と共に、在庫管理情報に基づいて、鋼材の早期調達
及び準備が可能となる。また、設計側150(x)は、
店売り鋼材を使用する際に問題となる在庫品からの窮屈
なサイズ選択ではなく、所望する適切なサイズを設計に
織り込むことができる。さらに、製造側170(x)で
開発された独自の技術(ボルト工法等)を設計側150
(x)が設計に織り込み、製造側170(x)が設計側
150(x)の設計に必要な鋼材を早期に準備できるこ
とにより、当該独自の技術を広く普及させることができ
る。
【0083】(3)加工側160(x)は、加工図を作
成する際に、ボルト工法がボルト接合であることによ
り、溶接の縮み等を考慮する必要はなく、容易に加工図
を作成することができる。また、標準化設計を採用して
いることにより、加工側160(x)は、一次加工のた
めの部材サイズを選定すればよく、一次加工側としての
部材/部品加工センター140は、当該選定情報により
自動的に決定された部品及びボルト孔等に基づいて、効
率的に一次加工(又は先作り)することができる。すな
わち、従来の溶接工法では、鉄骨加工業者からの溶接に
関する加工情報がないと、一次加工を開始できないが
(一般に、溶接縮み量、開先角度、スカラップ形状、ル
ートフェース等は鉄骨加工業者の工場ごとに異なるた
め。)、ボルト工法であれば、溶接に関する加工情報な
しの設計情報のみで、一次加工の準備ができる効果があ
る。
【0084】(4)品質管理のポイントが、加工側にお
ける鋼材の溶接作業ではなく、一次加工における鋼材の
寸法精度に移行するため、品質管理を容易に行うことが
でき、建築物の品質を高品質に保つことができる。
【0085】例えば、一次加工側としての部材/部品加
工センター140において、ライン化された一次加工工
場での寸法精度に特化した徹底的な品質管理を行うこと
で、従来と比較して、建築物の品質を大幅に向上させる
ことができる。また、手間とコストを要する溶接部の検
査(超音波やX線等による非破壊検査)が必要なく、例
えば、ボルト締め付け完了の目視検査のみで、建築物の
品質を安定して確保することができる。
【0086】(5)鋼材手配、加工図作成、及び鋼材加
工等の建築物生産の工程を、例えば、図6に示すような
クリティカルパスとすることができるため、次のような
効果が得られる。
【0087】まず、上記図6は、中低層の小規模建築物
を想定して、従来の当該工程(同図上段)と、本実施の
形態での当該工程(同図中段、下段)とをそれぞれ比較
しやすいように図示したものである。従来工程では、設
計側において、基本設計が終了すると、基本設計に基づ
いて詳細設計が開始され、これに1.0ヶ月要し、ま
た、詳細設計と並行して、鋼材手配及び建築確認申請が
行われる。詳細設計が終了すると、加工側において、加
工図の作成が開始され、これに1.0ヶ月要し、加工図
の作成終了後、鋼材加工(鉄骨加工)が開始され、これ
に1.5ヶ月要する。
【0088】上記の従来工程に対して、本実施の形態で
の工程では、上述したような構成(ボルト接合のみのボ
ルト工法、及び標準化設計の採用等)により、特に、加
工側160(x)において、加工図作成の期間を0.5
ヶ月に短縮できると共に、鋼材加工の期間を1.0ヶ月
に短縮できるため、各工程を前倒しで行うことができ
る。
【0089】さらに、製造側170は、上記の設計情報
により、どのような鋼材が発注されるかを予測し、在庫
調整等を行えるため、受注後、直ぐに出荷が可能とな
る。この場合、鋼材手配の期間を短縮することができ
る。
【0090】以上の設計情報による在庫調整と部品・部
材化による短工期対応が全体工程の0.5ヶ月の短縮に
直接つながり、合計1ヶ月の画期的な工程短縮を期待で
きる。
【0091】(6)建築物の生産を、従来の受注生産
(一品生産)の業態から、品質管理された中で、建築物
の鋼材を計画的に生産する生産形態に移行させることが
できる。すなわち、建築物を、工業化製品のようなかた
ちで受発注することができる。
【0092】[設計/施工支援センタ120の構成例]本
実施の形態における設計/施工支援センタ120として
は、例えば、以下に説明するような<構成例1>〜<構
成例3>を適用可能である。
【0093】<構成例1>当該構成例1は、例えば、図
7に示される。
【0094】設計/施工支援センタ120のサーバ12
1は、Webサーバを含み、Webブラウザによりサー
バ121内の情報のダウンロードや、製造側170
(x)の構造設計支援サービス等のサービスを、ネット
ワーク110上の不特定多数の設計側150(x)へ提
供する。
【0095】また、設計側150(x)には、従来から
の市販の構造設計ソフトウェア(一貫構造設計プログラ
ム)151が起動可能な状態で組み込まれている。一貫
構造設計プログラム151は、建築物の基本事項データ
(骨組形状や設計条件等のデータ)を入力とし、骨組解
析、部材算定、構造設計、確認申請用の構造計算書、構
造設計図、及び鉄骨加工用データ等を出力とするプログ
ラムである。
【0096】一方、製造側170(x)には、設計側1
50(x)へ提供する構造設計支援サービスとしての入
出力制御プログラム171が、サーバ121へ登録可能
なように設けられている。入出力制御プログラム171
は、製造側170(x)で開発された新商品や新材料等
を使用した建築物の構造設計(新構造設計)を、設計側
150(x)の一貫構造設計プログラム(従来からの市
販の構造設計ソフトウェア)151を用いて行えるよう
にするために、次のような機能(1)〜(6)を有す
る。 (1)構造計算データの簡易入力機能 (2)設計側150(x)の一貫構造設計プログラム1
51との連結機能(新構造形式の特有のデータから一貫
構造設計プログラム151でのデータへの入力トランス
レータ) (3)設計側150(x)の一貫構造設計プログラム1
51との連結機能(一貫構造設計プログラム151での
データから新構造形式の特有のデータへの出力トランス
レータ) (4)構造部材(梁部材、柱部材、及びブレース部材
等)及び接合部の自動選択機能 (5)構造チェックシート作成機能 (6)確認申請用の構造計算書、構造設計図、及び積算
図等の出力機能
【0097】すなわち、製造側170(x)の入出力制
御プログラム171は、設計側150(x)が、既にあ
る一貫構造設計プログラム151をそのまま使用しなが
ら、製造側170(x)で開発された商品等に対応でき
るようにするための新たな機能(新構造形式に対する機
能)を享受できるように、一貫構造設計プログラム17
1での骨組解析部分(ボディ)を変えずに、当該ボディ
とのインターフェースを考慮したものである。
【0098】以下、上記図7の構成による構造物生産シ
ステム100の動作について具体的に説明する。
【0099】ステップS301:製造側170(x)
は、入出力制御プログラム171をサーバ121へ登録
する。
【0100】ステップS302〜S304:設計側15
0(x)は、サーバ121へアクセスし(ステップS3
02)、ユーザ情報(アクセス情報及びダウンロード情
報等)をサーバ121へ供給する等して、サーバ121
へ登録されている入出力制御プログラム171をダウン
ロードする(ステップS303)。このとき、サーバ1
21は、設計側150(x)から供給されたユーザ情報
を、製造側170(x)へ供給する(ステップS30
4)。
【0101】ステップS305:製造側170(x)
は、サーバ121からのユーザ情報(入出力制御プログ
ラム171をダウンロードしたユーザの情報)を管理す
る。
【0102】上述のステップS301〜S305の処理
後、設計側150(x)では、製造側170(x)にて
開発された商品等を使用した建築物の構造設計(新構造
形式での構造設計)が可能となる。
【0103】ステップS306:設計側150(x)の
操作者(設計者等)は、サーバ121からダウンロード
した入出力制御プログラム171、及び自側で保有して
いる一貫構造設計ソフトウェア151を起動させ、新構
造形式の建築物の骨組形状や設計条件等の基本事項デー
タを入力する。
【0104】ステップS307:ステップS306での
基本事項データの入力により、入出力制御プログラム1
71は、当該基本事項データに基づいて、例えば、図8
に示すステップS401〜S408を実行することで、
上述した機能(1)〜(6)を実施する。
【0105】すなわち、上記図8に示すように、先ず、
入出力制御プログラム171は、ステップS306にて
入力された基本事項データ(新構造形式での基本事項デ
ータ)を入力として(ステップS401)、当該基本事
項データを、一貫構造設計ソフトウェア151に対応し
た入力データに変換する(ステップS402)。これに
より、一貫構造設計ソフトウェア151は、当該ソフト
ウェア151に対応した入力データで処理実行し、骨組
解析、部材算定、構造設計、確認申請用の構造計算書、
構造設計図、及び鉄骨加工用データ等のデータを出力す
る。
【0106】次に、入出力制御プログラム171は、一
貫構造設計ソフトウェア151による出力データを、新
構造形式に対応した出力データに変換する(ステップS
403)。
【0107】次に、入出力制御プログラム171は、ス
テップS403での変換後の出力データについて、部材
応力検定(ステップS404)、層間変形検定(ステッ
プS405)、及び終局耐力検定(ステップS406)
等の各検定処理を実行する。そして、入出力制御プログ
ラム171は、1つでも所定の基準を満足していない検
定処理結果が得られた場合(“NO”に分岐する場
合)、その旨を画面表示等によって、設計側150
(x)の操作者(設計者等)へ通知する。これにより、
設計側150(x)の操作者は、例えば、部材や接合部
等を変更して、再度基本事項データの入力を行う(ステ
ップS408)。その後、ステップS401からの処理
が繰り返し実行されることになる。
【0108】尚、ステップS408の処理について、例
えば、本システム100に対して、処理結果が発散しな
い限り自動で最適部材に収束させるための自動選択機能
を持たせるようにしてもよい。この場合、ユーザは、処
理結果が発散しない限り、初期入力を行うだけでよい。
但し、処理結果が発散した場合には、再入力の必要があ
る。
【0109】一方、ステップS404〜S406での各
検定処理の結果が、全て所定の基準を満足している場合
(“Yes”に分岐する場合)、入出力制御プログラム
171は、当該検定処理の結果を示す構造チェックシー
トを作成し、その構造チェックシートと共に、ステップ
S403での出力データに基づいた、骨組解析、部材算
定、構造設計、確認申請用の構造計算書、構造設計図、
及び鉄骨加工用データ等を出力する(ステップS40
7)。
【0110】ステップS308、ステップS309:上
記図7へ戻って参照 設計側150(x)において、上述したようにして構造
チェックシート、骨組解析、部材算定、構造設計、確認
申請用の構造計算書、構造設計図、及び鉄骨加工用デー
タ等が出力されると(ステップS308、上記図8では
ステップS407)、設計側150(x)の操作者(設
計者等)は、構造チェックシートを製造側170(x)
へ送付する(ステップS309) 尚、ここでの構造チェックシートの送付は、例えば、ネ
ットワーク110を介した通信、或いはファクシミリ通
信等によるものであってよい。
【0111】ステップS310〜S312:製造側17
0(x)の担当者は、設計側150(x)からの構造チ
ェックシートを確認し(ステップS310)、当該構造
チェックシートを、自端末装置内へ管理すると共に(ス
テップS311)、設計側150(x)の操作者(設計
者等)が建築確認申請する際に必要な認定書(大臣認定
書等の使用許可証)の写しを当該操作者へ送付する(ス
テップS312)。
【0112】ステップS313、ステップS314:設
計側150(x)の操作者(設計者等)は、ステップS
308(上記図8ではステップS407)において得ら
れた、骨組解析、部材算定、構造設計、確認申請用の構
造計算書、構造設計図、及び鉄骨加工用データ等と共
に、製造業者から送付されてきた認定書の写しを行政窓
口へ提出する(ステップS313)。これらの書類の提
出により、建築物の施工が可能となる。その後、設計側
150(x)の操作者(設計者等)は、骨組解析、部材
算定、構造設計、確認申請用の構造計算書、構造設計
図、及び鉄骨加工用データ等によって、施工業者へ建築
物の施工を依頼する(ステップS314)。
【0113】上述のように、構成例1では、設計側15
0(x)が保有している市販の一貫構造設計プログラム
151にて製造側170(x)の商品(開発された新製
品等、ここではボルト工法)を使用した構造設計が可能
となるように一貫構造設計プログラム151への入出力
を制御する入出力制御プログラム151を、インターネ
ット等のネットワーク110を介して、製造側170
(x)が設計側150(x)へ提供するように構成した
ので、製造側170(x)は、ネットワーク110上の
不特定多数の設計側150(x)からのアクセスに応じ
て、要求のあった設計側150(x)に対して入出力制
御プログラム131を提供することにより、設計側15
0(x)への構造設計支援サービスを実施することがで
きる。したがって、製造側170(x)は、インターネ
ットの特徴である双方向通信を利用して、柱梁接合等の
新技術や、ボルト等の新製品の開発等に伴う営業活動
を、不特定多数の設計側150(x)に対して効率的に
実施することができる。
【0114】特に、設計側150(x)が、中小設計事
務所や中小建設業者等のように対面営業できないユーザ
層(見えないユーザ)に属するものであっても、構成例
1によれば、当該ユーザ層に含まれる全てのユーザ側と
双方向で対話して効率的に営業することができる。
【0115】また、製造側170(x)において、入出
力制御プログラム171をダウンロードした設計側15
0(x)に関する情報(ユーザ情報)を管理すると共
に、入出力制御プログラム171による構造設計の各種
検定の結果(構造チェックシート)を管理するようにし
たので、製造側170(x)は、入出力制御プログラム
171を利用したユーザや、その結果等を把握すること
ができる。
【0116】また、設計側150(x)に対して、サー
バ121からダウンロードした入出力制御プログラム1
71、及び自側で保有している市販の一貫構造設計プロ
グラム151による構造設計の終了後、入出力制御プロ
グラム171による構造チェックシートを製造側170
(x)へ送付することを義務づけ、製造側170(x)
が、当該構造チェックシートと引き換えに建築確認申請
時に必要な認定書(新構造形式の使用許可証、国土交通
大臣認定書)を発行するようにしたので、設計側150
(x)から入出力制御プログラム171が一度ダウンロ
ードされてしまうと、設計側150(x)が自由に構造
設計して不正に施工が開始されてしまう、ということを
確実に防ぐことができる。
【0117】また、製造側170(x)では、自側の開
発等(新構造形式)に対応した一貫構造設計プログラム
をソフトウェア会社等に依頼して作成する必要がなく、
設定側150(x)では、既にある市販の一貫構造設計
プログラム151をそのまま使用することができるの
で、製造側170(x)と設計側150(x)と共に負
荷が大きくならずに非常に効率的である。さらに、製造
側170(x)において新たな開発がなされた場合であ
っても、製造側170(x)の入出力制御プログラム1
71のみを、当該開発に対応できるように変更すればよ
い。
【0118】また、設計側150(x)は、製造側17
0(x)の入出力制御プログラム171のみをダウンロ
ードすればよいので、ダウンロードの処理時間を節約で
きる。さらに、ネットワーク110との接続は、ダウン
ロード時のみでよいため、通信コストの削減を図ること
もできる。
【0119】尚、構成例1において、設計側150
(x)の市販の一貫構造設計プログラム151は、実際
には数種類に限定される。したがって、製造側170
(x)の入出力制御プログラム171としては、入出力
トランスレータの仕様が一貫構造設計プログラム151
の種類に対応したものを数種類用意する。この場合、例
えば、設計側150(x)の操作者は、サーバ121か
ら入出力制御プログラム171をダウンロードする際
に、サーバ121から提示された、製造側170(x)
から登録された複数の入出力制御プログラム171
(1),171(2),…,171(n)の中から、自
側で使用している一貫構造設計プログラム151の種類
に対応したものを選択してダウンロードする。
【0120】また、構成例1では、製造側170(x)
の入出力制御プログラム171を、ネットワーク110
を介した通信により設計側150(x)へ提供するよう
にしたが、これに限られることはなく、例えば、入出力
制御プログラム171をフロッピー(登録商標)ディス
クやCD−ROM等の電子媒体へ記録して、その電子媒
体を設計側150(x)へ配布するようにしてもよい。
【0121】<構成例2>当該構成例2は、例えば、図
9に示される。
【0122】構成例2では、製造側170(x)の入出
力制御プログラム171については、構成例1と同様
に、設計側150(x)へ提供するが、一貫構造設計プ
ログラム151と同様の機能を有する一貫構造設計プロ
グラム172を製造側170(x)が保有するようにす
る。
【0123】尚、上記図9の構成において、上記図7に
示した構成と同じ機能及び処理ステップの個所には同じ
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0124】ステップS301〜S303:製造側17
0(x)は、入出力制御プログラム171をサーバ12
1へ登録し(ステップS301)、設計側150(x)
は、サーバ121へアクセスして(ステップS30
2)、サーバ121へ登録されている入出力制御プログ
ラム171をダウンロードする(ステップS303)。
その後、設計側150(x)では、製造側170(x)
にて開発された商品等を使用した建築物の構造設計(新
構造形式での構造設計)が可能となる。
【0125】ステップS306:設計側150(x)の
操作者(設計者等)は、サーバ121からダウンロード
した入出力制御プログラム171を起動させ、新構造形
式の建築物の骨組形状や設計条件等の基本事項データを
入力し、当該基本事項データに基づく構造設計の実行を
指示する。
【0126】ステップS307´(S501〜S50
3):ステップS306での基本事項データの入力によ
り、入出力制御プログラム171は、当該基本事項デー
タを、製造側170(x)の一貫構造設計ソフトウェア
172に対応した入力データに変換してサーバ121へ
と送信する(ステップS501)。サーバ121は、ス
テップS306での構造設計実行指示により、ステップ
S501での変換後の入力データを入力として製造側1
70(x)の一貫構造設計ソフトウェア172を実行さ
せる(ステップS502)。これにより、一貫構造設計
ソフトウェア172は、当該ソフトウェア172に対応
した入力データで処理実行し、骨組解析、部材算定、構
造設計、確認申請用の構造計算書、構造設計図、及び鉄
骨加工用データ等のデータを出力する。この出力データ
は、サーバ121を介して、入出力制御プログラム17
1へ渡される(ステップS503)。
【0127】ステップS308、ステップS309:入
出力制御プログラム171は、一貫構造設計ソフトウェ
ア172による出力データを、新構造形式に対応した出
力データに変換し、当該出力データについての各検定処
理の結果を示す構造チェックシートの作成及び出力、当
該出力データに基づいた、骨組解析、部材算定、構造設
計、確認申請用の構造計算書、構造設計図、及び鉄骨加
工用データ等の出力を行う(ステップS308)。設計
側150(x)の操作者(設計者等)は、構造チェック
シートを製造側170(x)へ送付する(ステップS3
09)
【0128】ステップS310〜S312:製造側17
0(x)の担当者は、設計側150(x)からの構造チ
ェックシートを確認し(ステップS310)、当該構造
チェックシートを、自端末装置内へ管理すると共に(ス
テップS311)、設計側150(x)の操作者(設計
者等)が建築確認申請する際に必要な認定書(大臣認定
書等の使用許可証)の写しを当該操作者へ送付する(ス
テップS312)。
【0129】ステップS313、ステップS314:設
計側150(x)の操作者(設計者等)は、ステップS
308において得られた、骨組解析、部材算定、構造設
計、確認申請用の構造計算書、構造設計図、及び鉄骨加
工用データ等と共に、製造業者から送付されてきた認定
書の写しを行政窓口へ提出する(ステップS313)。
これらの書類の提出により、建築物の施工が可能とな
る。その後、設計側150(x)の操作者(設計者等)
は、骨組解析、部材算定、構造設計、確認申請用の構造
計算書、構造設計図、及び鉄骨加工用データ等によっ
て、施工業者へ建築物の施工を依頼する(ステップS3
14)。
【0130】上述のように、構成例2では、一貫構造設
計プログラム172の入出力制御プログラム171を設
計側150(x)へ提供するが、一貫構造設計プログラ
ム172を製造側170(x)で実行するように構成し
たので、設計側150(x)の負荷を軽減することがで
きる。また、製造側170(x)は、設計側150
(x)での構造設計の全ての過程やその結果(物件情報
等)を管理することができる。また、製造側170
(x)において新たな開発がなされた場合であっても、
入出力制御プログラム171のみを、当該開発に対応で
きるように変更すればよい。
【0131】また、構成例2によっても、構成例1と同
様に、製造側170(x)は、インターネットの特徴で
ある双方向通信を利用して、柱梁接合等の新技術や、ボ
ルト等の新製品の開発等に伴う営業活動を、不特定多数
の設計側150(x)に対して効率的に実施することが
できる等の効果が得られるのは言うまでもない。
【0132】尚、構成例2において、設計側150
(x)は、入出力制御プログラム171による一貫構造
設計プログラム172へのデータ入出力時のみ、ネット
ワーク110との接続状態とし、それ以外の作業時につ
いては、ローカル状態(ネットワーク110と接続しな
い状態)とするようにしてもよい。
【0133】また、構成例2では、構成例1と同様に、
入出力制御プログラム171は一貫構造設計プログラム
172に対する入出力データの変換(トランスレータ)
を行うようにしたが、入出力制御プログラム171と一
貫構造設計プログラム172を共に製造側170(x)
で管理するようにしたので、当該変換は必須の構成要件
ではない。しかしながら、構成例2のように、入出力制
御プログラム171が一貫構造設計プログラム172に
対する入出力データの変換を行うように構成た場合、製
造側170(x)において新たな開発がなされた場合で
あっても、入出力制御プログラム171のみを当該開発
に対応できるように変更すればよいので、当該開発に伴
うプログラムの変更処理負荷を軽減することができる。
【0134】また、構成例2では、製造側170(x)
の入出力制御プログラム171を、ネットワーク110
を介した通信により設計側150(x)へ提供するよう
にしたが、これに限られることはなく、例えば、入出力
制御プログラム131をフロッピー(登録商標)ディス
クやCD−ROM等の電子媒体へ記録して、その電子媒
体を設計側150(x)へ配布するようにしてもよい。
【0135】<構成例3>当該構成例3は、例えば、図
10に示される。
【0136】構成例3では、製造側170(x)の、構
成例1での入出力制御プログラム1731の機能と同様
の機能(入出力制御機能173a)、及び構成例2での
一貫構造設計プログラム172の機能と同様の機能(構
造設計機能173b)を兼ね備えた一貫構造設計プログ
ラム173を、設計側150(x)へ提供する。但し、
ここでの構造設計機能173bは、市販の一貫構造設計
プログラム172の機能ではなく、製造側170(x)
にて作成された一貫構造設計プログラムの機能を示し、
入出力制御機能173aは、当該一貫構造設計プログラ
ムに対応したものである。
【0137】尚、上記図11の構成において、上記図7
に示した構成と同じ機能及び処理ステップの個所には同
じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0138】ステップS301〜S305:製造側17
0(x)は、一貫構造設計プログラム173をサーバ1
21へ登録し(ステップS301)、設計側150
(x)は、サーバ121へアクセスして(ステップS3
02)、サーバ121へ登録されている一貫構造設計プ
ログラム173をダウンロードする(ステップS30
3)。サーバ121は、設計側150(x)でのダウン
ロード時のユーザ情報を、製造側170(x)へ供給し
(ステップS304)、製造側170(x)は、当該ユ
ーザ情報を管理する(ステップS305)。その後、設
計側150(x)では、製造側170(x)にて開発さ
れた商品等を使用した建築物の構造設計(新構造形式で
の構造設計)が可能となる。
【0139】ステップS306:設計側150(x)の
操作者(設計者等)は、サーバ121からダウンロード
した一貫構造設計プログラム173を起動させ、新構造
形式の建築物の骨組形状や設計条件等の基本事項データ
を入力する。
【0140】ステップS307´´:ステップS306
での基本事項データの入力により、一貫構造設計プログ
ラム173は、入出力制御機能173aにより、当該基
本事項データを、構造設計機能173bに対応した入力
データに変換して構造設計機能173bへ渡す。これに
より、構造設計機能173bは、当該機能173bに対
応した入力データで処理実行し、骨組解析、部材算定、
構造設計、確認申請用の構造計算書、構造設計図、及び
鉄骨加工用データ等のデータを出力する。
【0141】ステップS308、ステップS309:一
貫構造設計プログラム173は、入出力制御機能173
aにより、構造設計機能173bによる出力データを、
新構造形式に対応した出力データに変換し、当該出力デ
ータについての各検定処理の結果を示す構造チェックシ
ートの作成及び出力、当該出力データに基づいた、骨組
解析、部材算定、構造設計、確認申請用の構造計算書、
構造設計図、及び鉄骨加工用データ等の出力を行う(ス
テップS308)。設計側150(x)の操作者(設計
者等)は、構造チェックシートを製造側170(x)へ
送付する(ステップS309)
【0142】ステップS310〜S312:製造側17
0(x)の担当者は、設計側150(x)からの構造チ
ェックシートを確認し(ステップS310)、当該構造
チェックシートを、自端末装置内へ管理すると共に(ス
テップS311)、設計側150(x)の操作者(設計
者等)が建築確認申請する際に必要な認定書(大臣認定
書等の使用許可証)の写しを当該操作者へ送付する(ス
テップS312)。
【0143】ステップS313、ステップS314:設
計側150(x)の操作者(設計者等)は、ステップS
308において得られた、骨組解析、部材算定、構造設
計、確認申請用の構造計算書、構造設計図、及び鉄骨加
工用データ等と共に、製造業者から送付されてきた認定
書の写しを行政窓口へ提出する(ステップS313)。
これらの書類の提出により、建築物の施工が可能とな
る。その後、設計側150(x)の操作者(設計者等)
は、骨組解析、部材算定、構造設計、確認申請用の構造
計算書、構造設計図、及び鉄骨加工用データ等によっ
て、施工業者へ建築物の施工を依頼する(ステップS3
14)。
【0144】上述のように、構成例3では、製造側17
0(x)が、その商品(開発された新製品等)を使用し
た新構造形式での構造設計が可能となる一貫構造設計プ
ログラム173を、インターネット等のネットワーク1
10を介して設計側150(x)へ提供するように構成
したので、構成例1と同様に、製造側170(x)は、
インターネットの特徴である双方向通信を利用して、柱
梁接合等の新技術や、ボルト等の新製品の開発等に伴う
営業活動を、不特定多数の設計側150(x)に対して
効率的に実施することができる。また、一貫構造設計プ
ログラム173を利用したユーザや、その結果等を把握
することができる。また、設計側150(x)から一貫
構造設計プログラム173が一度ダウンロードされてし
まうと、設計側150(x)が自由に構造設計して不正
に施工が開始されてしまう、ということを確実に防ぐこ
とができる。また、製造側170(x)において新たな
開発がなされた場合であっても、製造側170(x)の
一貫構造設計プログラム133の入出力制御機能173
aのみを、当該開発に対応できるように変更すればよ
い。また、ネットワーク110との接続は、ダウンロー
ド時のみでよいため、通信コストの削減を図ることもで
きる。
【0145】また、設計側150(x)は、市販の一貫
構造設計プログラム等を予め用意しなくとも、一貫構造
設計プログラム173をダウンロードすることで、即に
構造設計を行うことができる。
【0146】尚、構成例3では、構成例1と同様に、一
貫構造設計プログラム173の入出力制御機能173a
により構造設計機能173bに対する入出力データの変
換(トランスレータ)を行うようにしたが、入出力制御
機能173aと構造設計機能173bで一貫構造設計プ
ログラム173を構成するようにしたので、当該変換は
必須の構成要件ではない。しかしながら、構成例3のよ
うに、入出力制御機能173aが入出力データの変換を
行うように構成した場合、製造側170(x)において
新たな開発がなされた場合であっても、入出力制御機能
173aのみを当該開発に対応できるように変更すれば
よいので、当該開発に伴うプログラムの変更処理負荷を
軽減することができる。
【0147】また、構成例3では、製造側170(x)
の一貫構造設計プログラム173を、ネットワーク11
0を介した通信により設計側150(x)へ提供するよ
うにしたが、これに限られることはなく、例えば、一貫
構造設計プログラム173をフロッピー(登録商標)デ
ィスクやCD−ROM等の電子媒体へ記録して、その電
子媒体を設計側150(x)へ配布するようにしてもよ
い。
【0148】<構成例1〜構成例3における、ボルト工
法を使用した建築物の設計>ここでは、構成例1〜構成
例3による構造設計サービスを、上述したようなボルト
工法に適用した場合の、具体的な動作の一例を説明す
る。
【0149】例えば、設計側150(x)が、製造側1
70(x)から構造設計支援サービスを受けるために、
サーバ121(Webサーバ)をアクセスすると、設計
側150(x)では、ボルト工法についての概要、その
メリットの紹介、ボルト工法を使用した構造設計の方
法、鉄骨加工の方法、施工上の注意、資料請求、アンケ
ート、トルシア形高力ワンサイドボルトの紹介、構造設
計のシミュレーション等の様々なWebページが画面表
示される。
【0150】また、上記Webページとしては、例え
ば、製造側170(x)と提携している鉄骨加工工場
(指定工場、上記図1では加工側160(x))の紹介
ページも含まれる。ここでの指定工場とは、製造側17
0(x)の商品であるボルト工法の加工を行うことを前
提として、適性な品質が保てると判断され、且つ国土交
通省から認定を受けた工場である。
【0151】尚、設計側150(x)が所望する加工工
場が当該指定工場とされていない場合、設計側150
(x)が所望する任意の加工工場を指定入力し、その
後、製造側170(x)が、当該加工工場を審査して、
適性な品質が保てると判断したときには、指定工場に追
加するようにしてもよい。
【0152】そして、設計側150(x)がボルト工法
を使用して構造設計したい場合(新構造形式での構造設
計)には、上述したような製造側170(x)の入出力
制御プログラム171或いは一貫構造設計プログラム1
73のダウンロードのためのWebページから当該プロ
グラムをダウンロードするための操作を行う。これによ
り、設計側150(x)の操作者(設計者)は、ボルト
工法を使用した新構造形式での構造設計が可能となる。
【0153】その後、設計側150(x)の操作者(設
計者)は、ボルト工法を使用しての建築物の骨組形状や
設計条件等の基本事項データを入力して新構造形式での
構造設計を行うことになるが、ここでの基本項目データ
は、例えば、様々なサイズの角形鋼管柱とH形鋼梁の組
み合わせとしている。この組み合わせの入力により、入
出力制御プログラム171或いは一貫構造設計プログラ
ム173では、その接合部の形、トルシア形高力ワンサ
イドボルトのサイズ、及び本数等が自動的に選定される
ようになされている。また、様々な組み合わせによる接
合部の形についても、画面表示により参照可能なように
なされている。
【0154】したがって、設計側150(x)の操作者
(設計者)は、製造側170(x)で開発された商品が
どのようなものであるかを容易に把握することができ、
当該商品を使用して構造設計したい場合には、入出力制
御プログラム171或いは一貫構造設計プログラム17
3をダウンロードすることで、当該構造設計を容易に且
つ効率的に行える。また、製造側170(x)も、ボル
ト工法等の新商品を、不特定多数のユーザへ容易に紹介
することができ、当該新商品を広く普及させることがで
きる。
【0155】尚、本実施の形態において、設計/施工支
援センター120、調達/デリバリーセンター130、
及び部品/部材加工センター140を設ける機関として
は、任意の機関を適用可能である。例えば、設計/施工
支援センター120を製造側170(x)へ設けるよう
にしてもよい。
【0156】また、本実施の形態では、構造形式とし
て、ボルト工法を適用したが、これに限られることはな
く、上記図3等に示したようなボルト接合の形式であれ
ばよい。
【0157】また、本実施の形態は、床仕上げや、屋根
或いは壁等にも適用可能である。
【0158】また、本実施の形態では、ネットワーク1
10を介した通信により、鋼材の調達等のための処理を
行うように構成したが、これに限られることはなく、例
えば、当該処理の一部或いは全てを、電子媒体等による
もので実施するようにしてもよい。
【0159】また、本発明の目的は、本実施の形態のホ
スト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に
供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又は
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読みだして実行することによっても、達成される
ことは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出
されたプログラムコード自体が本実施の形態の機能を実
現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記
憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成するこ
ととなる。プログラムコードを供給するための記憶媒体
としては、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド等を用いることができる。また、コンピュータが読み
だしたプログラムコードを実行することにより、本実施
の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラム
コードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動している
OS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理に
よって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み出さ
れたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡
張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニ
ットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラム
コードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張
ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全
部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現
される場合も含まれることは言うまでもない。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、所定の
構造形式を用いた構造物を生産するにあたって、設計側
に対して提供される構造設計支援サービスにより得られ
た構造物の設計情報に基づいて、構造物を構成する鋼材
(柱や梁等)の調達処理を実行するように構成した。こ
れにより、構造物の鋼材の調達を迅速に行える。例え
ば、構造設計支援サービスにより、設計側からの構造物
の注文を予測し、当該構造物の設計情報を早期に把握す
ることができるため、当該構造物を構成する鋼材を製造
側から迅速に調達することができる。
【0161】また、所定の構造形式を、例えば、ボルト
のみで柱と梁を接合可能な形式とすることで、加工側に
負担をかけることなく、鋼材の接合部の品質を確実に保
証できる。したがって、建築物全体の品質向上を容易に
図ることができる。
【0162】また、構造設計支援サービスにより得られ
た構造物の設計情報に基づいて、鋼材の調達に関する管
理(鋼材の在庫管理等)を行うように構成した場合、当
該管理情報に基づいて鋼材の調達を行うこともできるた
め、効率良い鋼材調達が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した構造物生産システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】上記構造物生産システムにおけるコンピュータ
機能の構成を示すブロック図である。
【図3】上記構造物生産システムにおいて、建築物に用
いる構造形式を説明するための図である。
【図4】上記構造物生産システムの構成を具体的に示す
ブロック図である。
【図5】上記構造形式を用いた建築物の生産工程を説明
するための図である。
【図6】従来の生産工程、及び上記構造物生産システム
における生産工程の比較を説明するための図である。
【図7】上記構造物生産システムの設計/施工支援セン
タの構成例1を説明するための図である。
【図8】上記設計/施工支援センタにより提供されるプ
ログラムの動作を説明するための図である。
【図9】上記構造物生産システムの設計/施工支援セン
タの構成例2を説明するための図である。
【図10】上記構造物生産システムの設計/施工支援セ
ンタの構成例3を説明するための図である。
【図11】従来の構造形式を説明するための図である。
【図12】上記構造形式を用いた建築物の生産工程を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 柱(コラム、角形鋼管柱) 2 梁(H形鋼梁) 3 高力(コウリョク)ボルト 4 ワンサイドボルト 5 スプリットティ 6 ダイアフラム 7 ブラケット 8 スプライスプレート 100 構造物生産システム 110 ネットワーク 120 設計/施工支援センタ 121 サーバ 130 調達/デリバリーセンタ 131 調達総括機能 132 キット化機能 140 部材/部品加工センタ 150(x) 設計側 160(x) 加工側 170(x) 製造側 180(x) 施工側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/50 680 G06F 17/50 680B

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の構造形式を用いた構造物の生産に
    関する情報を処理する構造物生産情報処理装置であっ
    て、 設計側に対して提供される構造設計支援サービスにより
    得られた上記構造物の設計情報に基づいて、上記構造物
    を構成する鋼材の調達処理を実行する調達手段を備える
    ことを特徴とする構造物生産情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記構造設計支援サービスは、上記設計
    側から入力された上記構造物の基本事項データに基づい
    て、上記構造物の構造設計処理を実行し、当該処理結果
    を上記設計情報として出力するサービスを含むことを特
    徴とする請求項1記載の構造物生産情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記構造設計支援サービスは、上記設計
    情報に対して、上記設計側が建築確認申請する際に必要
    な認定書の写しを上記設計側に発行するための検査を行
    うサービスを含むことを特徴とする請求項2記載の構造
    物生産情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記調達処理は、上記鋼材の加工側への
    加工指示を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    の何れか1項に記載の構造物生産情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記調達手段は、上記設計情報に基づい
    て、上記鋼材の調達に関する管理を行うことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の構造物生
    産情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記鋼材の調達に関する管理は、上記鋼
    材の在庫管理を含むことを特徴とする請求項5記載の構
    造物生産情報処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の機器が任意の通信手段を介して接
    続されてなる構造物生産システムであって、 上記複数の機器の中の少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜6の何れかに記載の構造物生産情報処理装置の機能
    を有することを特徴とする構造物生産システム。
  8. 【請求項8】 所定の構造形式を用いた構造物の生産を
    行うための構造物生産方法であって、 設計側に対して、上記構造物の構造設計支援サービスを
    提供するステップと、 上記構造設計支援サービスが、上記設計側から入力され
    た上記構造物の基本事項データに基づいて上記構造物の
    構造設計処理を実行し、当該処理結果を設計情報として
    出力するステップと、 上記設計情報に基づいて、上記構造物を構成する鋼材の
    調達処理を実行するステップとを含むことを特徴とする
    構造物生産方法。
  9. 【請求項9】 上記構造設計支援サービスが、上記設計
    情報に対して、上記設計側が建築確認申請する際に必要
    な認定書の写しを上記設計側に発行するための検査を行
    うステップを含むことを特徴とする請求項8記載の構造
    物生産方法。
  10. 【請求項10】 上記調達処理として、上記鋼材の加工
    側へ加工指示する処理を実行するステップを含むことを
    特徴とする請求項8又は請求項9記載の構造物生産方
    法。
  11. 【請求項11】 上記設計情報に基づいて、上記鋼材の
    調達に関する管理を行うステップを含むことを特徴とす
    る請求項8乃至請求項10の何れか1項に記載の構造物
    生産方法。
  12. 【請求項12】 上記上記鋼材の調達に関する管理は、
    上記鋼材の在庫管理を含むことを特徴とする請求項11
    記載の構造物生産方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6の何れかに記載の構造物
    生産情報処理装置の機能、又は請求項7記載の構造物生
    産システムの機能をコンピュータに実現させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読出可能な記憶媒体。
  14. 【請求項14】 請求項8〜12の何れかに記載の構造
    物生産方法の処理ステップをコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
    憶媒体。
  15. 【請求項15】 請求項1〜6の何れかに記載の構造物
    生産情報処理装置の機能、又は請求項7記載の構造物生
    産システムの機能をコンピュータに実現させるためのプ
    ログラム。
  16. 【請求項16】 請求項8〜12の何れかに記載の構造
    物生産方法の処理ステップをコンピュータに実行させる
    ためのプログラム。
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