JP2003015926A - 更新差分抽出システム、方法及びプログラム - Google Patents

更新差分抽出システム、方法及びプログラム

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JP2003015926A
JP2003015926A JP2001195718A JP2001195718A JP2003015926A JP 2003015926 A JP2003015926 A JP 2003015926A JP 2001195718 A JP2001195718 A JP 2001195718A JP 2001195718 A JP2001195718 A JP 2001195718A JP 2003015926 A JP2003015926 A JP 2003015926A
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Nobue Momota
伸江 百田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率よく更新できるレプリケーションシステム
を提供すること。 【解決手段】マスタデータベースを更新する際に更新前
と後のデータの差分を抽出する更新差分抽出システムに
おいて、複数の更新命令を受けることにより、更新命令
単位ごとに、更新前と後のデータの差分を同時に抽出
し、更新対象となるデータに係るIDと、データの更新
を実行させるプロセスに係るIDと、差分の抽出データ
と、状態フラグと、を管理する差分表を作成し、差分表
に抽出データ及び状態フラグを登録し、差分表における
状態フラグに基づいて更新処理が完了したプロセスから
順に、データID、プロセスID及び抽出データを差分
表から取得し、これらを一つの表に統合した差分統合フ
ァイルを作成し、これをレプリカデータベース側のサー
バに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レプリケ−ション
システムにおけるマスタデータベースを更新する際に更
新前と後のデータの差分を抽出する更新差分抽出システ
ム、方法及びプログラムに関し、特に、レプリカを作成
する為の更新情報の抽出処理の際、複数のタスクや表に
対して同時に更新される複数の更新情報を1つの統一さ
れた構造の表として参照できる更新差分抽出システム、
方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレプリケーションシステムの一例
が、特開2000−132435号公報に記載されてい
る。このレプリケーションシステムは、判断・抽出機能
部と、複製機能部と、SQL(structured Query Langu
age)文変換加工機能部と、SQL文ローディング機能
部と、から構成されている。
【0003】このレプリケーションシステムは、データ
ベース管理システムのユーザ定義テーブルと一時テーブ
ル、更新ログテーブルからレコードの更新結果の差を抽
出し、抽出したデータをSQL文に変更加工し、SQL
文をローデイングすることにより、データベースの整合
性を保つ仕組みである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
には、レコードを一件処理するたびにユーザ定義に応じ
たSQL文を抽出するため、処理時間がかかるという問
題点がある。その理由は、異種のデータベースのユーザ
定義テーブルと更新ログを一般的な形式にせず、毎回S
QL文に加工する処理を行うためである。
【0005】本発明の目的は、効率良く更新できるレプ
リケーションシステム、方法及びプログラムを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点にお
いては、マスタデータベースが更新されるとその複製の
レプリカデータベースを更新するレプリケ−ションシス
テムにおける前記マスタデータベース側のサーバに備え
られるとともに、前記マスタデータベースを更新する際
に更新前と後のデータの差分を抽出する更新差分抽出シ
ステムにおいて、複数の更新命令を受けることにより、
更新命令単位ごとに更新前と後のデータの差分を同時に
抽出する手段と、更新命令を受けることにより、更新命
令単位ごとに、更新対象となるデータに係るデータID
と、前記データの更新を実行させる複数のプロセスに係
るプロセスIDと、更新前と後のデータの差分として抽
出された抽出データと、前記プロセスの更新処理の状態
を示す状態フラグと、を管理する差分表を作成する手段
と、前記差分表に前記プロセスIDに対応する前記抽出
データ及び前記状態フラグを登録する手段と、1又は2
以上の前記差分表における状態フラグに基づいて更新処
理が完了した前記プロセスから順に、これに対応する前
記データID、前記プロセスID及び前記抽出データそ
れぞれを前記差分表から取得し、これらを一つの表に統
合した差分統合ファイルを作成する手段と、前記差分統
合ファイルを前記レプリカデータベース側のサーバに送
信する手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】前記更新差分抽出システムにおいて、前記
差分表は、前記確定の命令を受けた際の時刻を含むこと
が好ましい。
【0008】前記更新差分抽出システムにおいて、シス
テムの共有領域に作成された管理表を用いて前記プロセ
スIDに係る前記データIDと、を管理する手段を備え
ることが好ましい。
【0009】前記更新差分抽出システムにおいて、シス
テムの共有領域に作成された管理表を用いて前記データ
IDに係る前記プロセスIDと、前記差分表に係る差分
表IDと、前記状態フラグと、を管理する手段を備える
ことが好ましい。
【0010】本発明の第2の視点においては、マスタデ
ータベースが更新されるとその複製のレプリカデータベ
ースを更新するレプリケ−ションシステムにおいて前記
マスタデータベースを更新する際に更新前と後のデータ
の差分を抽出する更新差分抽出方法において、複数の更
新命令を受けることにより、更新命令単位ごとに更新前
と後のデータの差分を同時に抽出する工程と、更新命令
を受けることにより、更新命令単位ごとに、更新対象と
なるデータに係るデータIDと、前記データの更新を実
行させる複数のプロセスに係るプロセスIDと、更新前
と後のデータの差分として抽出された抽出データと、前
記プロセスの更新処理の状態を示す状態フラグと、を管
理する差分表を作成する工程と、前記差分表に前記プロ
セスIDに対応する前記抽出データ及び前記状態フラグ
を登録する工程と、1又は2以上の前記差分表における
状態フラグに基づいて更新処理が完了した前記プロセス
から順に、これに対応する前記データID、前記プロセ
スID及び前記抽出データそれぞれを前記差分表から取
得し、これらを一つの表に統合した差分統合ファイルを
作成する工程と、前記差分統合ファイルを前記レプリカ
データベース側のサーバに送信する工程と、を含むこと
を特徴とする。
【0011】本発明の第3の視点においては、マスタデ
ータベースが更新されるとその複製のレプリカデータベ
ースを更新するレプリケ−ションシステムにおいて前記
マスタデータベースを更新する際に更新前と後のデータ
の差分を抽出させる更新差分抽出プログラムにおいて、
複数の更新命令を受けることにより、更新命令単位ごと
に更新前と後のデータの差分を同時に抽出するステップ
と、更新命令を受けることにより、更新命令単位ごと
に、更新対象となるデータに係るデータIDと、前記デ
ータの更新を実行させる複数のプロセスに係るプロセス
IDと、更新前と後のデータの差分として抽出された抽
出データと、前記プロセスの更新処理の状態を示す状態
フラグと、を管理する差分表を作成するステップと、前
記差分表に前記プロセスIDに対応する前記抽出データ
及び前記状態フラグを登録するステップと、作成された
1又は2以上の前記差分表における状態フラグに基づい
て更新処理が完了した前記プロセスから順に、これに対
応する前記データID、前記プロセスID及び前記抽出
データそれぞれを前記差分表から取得し、これらを一つ
の表に統合した差分統合ファイルを作成するステップ
と、前記差分統合ファイルを前記レプリカデータベース
側のサーバに送信するステップと、を実行させることを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】マスタデータベース(図1の1
8)が更新されるとその複製のレプリカデータベース
(図1の23)を更新するレプリケ−ションシステムに
おける前記マスタデータベース側のサーバ(図1の1
0)に備えられるとともに、前記マスタデータベースを
更新する際に更新前と後のデータの差分を抽出する更新
差分抽出システムにおいて、複数の更新命令を受けるこ
とにより、更新命令単位ごとに更新前と後のデータの差
分を同時に抽出する手段(図1の19)と、更新命令を
受けることにより、更新命令単位ごとに、更新対象とな
るデータに係るデータIDと、前記データの更新を実行
させる複数のプロセスに係るプロセスIDと、更新前と
後のデータの差分として抽出された抽出データと、前記
プロセスの更新処理の状態を示す状態フラグと、を管理
する差分表を作成する手段(図1の13)と、前記差分
表に前記プロセスIDに対応する前記抽出データ及び前
記状態フラグを登録する手段(図1の14)と、1又は
2以上の前記差分表における状態フラグに基づいて更新
処理が完了した前記プロセスから順に、これに対応する
前記データID、前記プロセスID及び前記抽出データ
それぞれを前記差分表から取得し、これらを一つの表に
統合した差分統合ファイルを作成する手段(図1の1
6)と、前記差分統合ファイルを前記レプリカデータベ
ース側のサーバに送信する手段(図1の17)と、を備
えることにより、更新情報が簡易的なビュー形式で参照
することができるとともに、排他性制御等の処理時間の
待ち時間をなくすことができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例1について図面を用いて説明
する。図1は、本発明の一実施例1に係る更新差分抽出
システムを含むレプリケーションシステムの構成を模式
的に示したブロック図である。
【0014】このレプリケーションシステムは、マスタ
データベース(以下、「マスタDB」とする)が更新さ
れるとその複製に係るレプリカデータベースを更新する
システムであり、マスタサーバ10と、レプリカサーバ
20a、20bと、端末30、40と、情報ネットワー
ク50と、を有する。
【0015】マスタサーバ10は、情報ネットワーク5
0と接続し、情報ネットワーク上にあるレプリカDBに
対して更新時におけるマスタDBとの整合性を維持する
ため更新前と後のデータの差分を抽出する更新差分抽出
システムを有し、その手段として、差分要求受付手段1
1と、差分表検索手段12と、差分表作成手段13と、
差分表登録手段14と、差分データ確定手段15と、差
分データ統合手段16と、差分データ転送手段17と、
マスタDB18と、差分データ作成手段19と、を有す
る。マスタサーバ10のメモリ領域(図示せず)には、
システムを共同で利用するためのシステム共有領域60
(図4参照)を有する。
【0016】差分要求受付手段11は、レプリケーショ
ン対象表のアクセスに伴い、差分表を作成する準備を行
う。差分表検索手段12は、実際の更新に伴い差分表が
登録済か検索する。差分表作成手段13は、該当プロセ
ス専用の差分表を作成する。差分表登録手段14は、実
際の更新情報を差分表に登録する。差分データ確定手段
15は、静止点確立時に更新情報を確定する。差分デー
タ統合手段16は、差分データの全てを統合した差分統
合ファイルを作成する。差分データ転送手段17は、差
分統合ファイルをレプリカサーバ20に転送する。マス
タDB18は、マスタファイルを蓄積するデータベース
である。差分データ作成手段19は、複数の更新命令を
受けることにより、更新命令単位ごとに更新前と後のデ
ータの差分を同時に抽出し、差分データを作成する。
【0017】レプリカサーバ20a、20bは、マスタ
DB18のデータファイルの複製データファイルを管理
するサーバであり、情報ネットワーク50と接続し、マ
スタサーバ10から転送された情報を受信する受信手段
21と、受信した情報をレプリカDB23にローディン
グするよう制御する制御手段22と、マスタDB18と
同一のデータファイルを蓄積するレプリカDB23と、
を有する。
【0018】端末30、40は、マスタサーバ10若し
くは情報ネットワーク50と接続するコンピュータ等の
端末であり、ユーザによってマスタファイルの入力、変
更、削除等の編集や操作が行なわれる。
【0019】情報ネットワーク50は、インターネッ
ト、イントラネットなどの情報通信網である。
【0020】次に、本実施例の動作について図面を用い
て説明する。図2は、本発明の一実施例に係る更新差分
抽出システムを含むレプリケーションシステムの動作を
模式的に示したフローチャートである。
【0021】まず、本実施例の全体の概略について説明
する。図2を参照すると、まず、端末30は、マスタD
Bから所定のマスタファイルを取得し、このファイルの
内容を編集し、編集後のファイルの更新要求情報1、2
をマスタサーバ10に送信する。マスタサーバ10は、
受信した更新要求情報1に基づいてマスタファイルの更
新を実施し、同時に受信した更新要求情報1に基づいて
マスタファイルの更新を実施する。更新要求情報2につ
いても同様に更新する。この場合、データに関してはロ
ック法により排他制御され整合性が保たれる。更新をす
る時に、マスタサーバ10は、それぞれの更新要求情報
について更新前と後の情報の差分を抽出し、その抽出し
た情報を更新要求情報ごとに統一されたひとつの差分表
1、2にまとめ、差分表1、2における差分情報を統合
した差分統合ファイルを作成後、システム共有領域に登
録し、登録された差分統合ファイルをレプリカサーバ2
0a、20Bに転送する。
【0022】次に、本実施例を詳細に説明する。図3、
図5乃至図7は、本発明の一実施例に係る更新差分抽出
システムの動作を模式的に示したフローチャートであ
る。図4は、本発明の一実施例におけるプロセス管理表
及び表管理表を示した模式図である。図8は、本発明の
一実施例における差分表を示した模式図である。図9
は、本発明の一実施例における差分統合ファイルを示し
た模式図である。システムの構成については図1を参照
されたい。
【0023】図3及び図4を参照すると、まず、マスタ
サーバ10は、端末30、40からのアクセスによりマ
スタデータベース18から該当する表をオープンする
(ステップ101)。これに伴って、差分要求受付手段
11が起動する(ステップ102)。これにより、端末
は表を取得し、その表に係る情報に対して挿入、削除、
変更などを加える。
【0024】次に、差分要求受付手段11は、端末から
送信された表ID、表定義情報、プロセス情報、プロセ
スIDを含む更新要求情報を受信することにより(ステ
ップ103)、更新要求情報に含まれるプロセスIDと
同じプロセスIDがプロセス管理表に登録済か否かをチ
ェックする(ステップ104)。登録済であれば(ステ
ップ104のYES)、ステップ106に進む。未登録
であれば(ステップ104のNO)、更新要求情報に含
まれるプロセスIDをプロセス管理表61に登録する
(ステップ105)。このとき、プロセス管理表61に
おける表IDにはNULLを入れておく。
【0025】ここで、表IDとは、端末がマスタDBか
ら取得した表の識別子である。表定義情報とは、端末が
マスタDBから取得した表の構成を定義した情報であ
る。プロセス情報とは、表に係る情報に対して行なわれ
た挿入、削除、変更等のプロセスに係る情報である。プ
ロセスIDとは、プロセス情報に係る識別子である。
【0026】次に、差分要求受付手段11は、更新要求
情報に含まれる表定義情報を確認し、該当する表がレプ
リケーションの対象であるか否かをチェックする(ステ
ップ106)。非対象であれば(ステップ106のN
O)、ステップ109に進む。対象であれば(ステップ
106のYES)、プロセス管理表61に更新要求情報
に含まれる表IDを登録するとともに(ステップ10
7)、表管理表62に更新要求情報に含まれる表ID及
びプロセスIDを登録する(ステップ108)。このと
き、表管理表62における差分表IDはNULL、状態
フラグは未使用とする。
【0027】これにより、表のオープンが完了する(ス
テップ109)。
【0028】図5を参照すると、表のオープンが完了し
た後、更新要求情報に含まれるプロセス情報の内容(更
新命令)を実行することにより(ステップ201)、差
分表検索手段12が起動する(ステップ202)。
【0029】次に、差分表検索手段12は、表管理表6
2(図4参照)に状態フラグが登録されているか否かを
確認する(ステップ203)。登録済であれば(ステッ
プ203のYES)、ステップ208に進む。未登録で
あれば(ステップ203のNO)、差分表検索手段12
は、表管理表62に差分表IDが登録されているか否か
を確認する(ステップ204)。
【0030】登録済であれば(ステップ204のYE
S)、ステップ208に進む。未登録であれば(ステッ
プ204のNO)、差分表作成手段13が起動する(ス
テップ205)。
【0031】次に、差分表作成手段13は、更新要求情
報におけるプロセス情報専用の表ID、状態フラグ、命
令、時刻印、主キー、データを含む差分表70(図8参
照)とこれに対応する差分表IDを作成し(ステップ2
06)、作成された差分表IDを表管理表62に登録す
る(ステップ207)。このとき、差分表70は、表I
Dの欄は該当する表に係る表IDが入っており、それ以
外の項目はNULLである。
【0032】次に、表管理表62(図4参照)に差分表
IDが登録された状態になることにより、差分表登録手
段14が起動する(ステップ208)。
【0033】次に、差分表登録手段14は、更新要求情
報に含まれるプロセス情報に基づいてマスタDB18上
の対応するマスタファイルを更新し(ステップ20
9)、更新終了後、差分データ作成手段19を起動する
(ステップ210)。
【0034】次に、差分データ作成手段19は、表管理
表62(図4参照)及び差分表70(図8参照)それぞ
れにおける状態フラグを更新中にし(ステップ21
1)、プロセス情報に含まれる命令種別をチェックし
(ステップ212)、命令種別に応じた差分データ71
〜76を作成する(ステップ213〜215)。
【0035】命令種別が挿入である場合(ステップ21
3)は、差分データ71(図8参照)における「命令」
の欄には「INSERT」、「主キー」の欄にはその
値、「データ」の欄には各列の値、列の長さ、データの
並びがそれぞれ登録される(ステップ216)。ここで
の時刻印の欄は、空欄である。
【0036】命令種別が更新である場合(ステップ21
4)は、2つのデータを作成する。更新前のデータに関
しては、差分データ72、75(図8参照)における
「命令」の欄には「UPDATE−B」、「主キー」の
欄にはその値、「データ」の欄には長さ(変更なしの列
については0、変更部分についてはその長さ)とイメー
ジのデータが登録される(ステップ216)。一方、更
新後のデータに関しては、差分データ73、76(図8
参照)における「命令」の欄には「UPDATE−
A」、「主キー」の欄にはその値、「データ」の欄には
列の長さとイメージのデータが登録される(ステップ2
16)。この段階での時刻印の欄は、空欄である。
【0037】命令種別が削除である場合(ステップ21
5)は、差分データ73(図8参照)における「命令」
の欄には「DELETE」、「主キー」の欄にはその
値、「データ」の欄にはNULLが登録される(ステッ
プ216)。
【0038】各種別の命令が終了すると、更新命令が完
了する(ステップ217)。
【0039】図6を参照すると、更新命令完了後、各プ
ロセスでは静止点を確立するため、COMMIT命令又
はROLLBACK命令を実行し(ステップ301)、
差分表検索手段12は、更新要求情報におけるプロセス
情報についてレプリケーションをしているかどうかチェ
ックする(ステップ302)。
【0040】レプリケ−ションしている場合には(ステ
ップ302のYES)、ステップ309に進む。レプリ
ケ−ションしていない場合には(ステップ302のN
O)、差分データ確定手段15を起動し(ステップ30
3)、命令の内容をチェックする(ステップ304)。
【0041】ROLLBACK命令の場合には、差分デ
ータ確定手段15は、該当する差分データ74(図8参
照)における「状態フラグ」の欄を「更新中」から「無
効」に変更する(ステップ305)。一方、COMMI
T命令であれば、差分データ72、73における「時刻
印」の欄に実行時点の時刻を登録し(ステップ30
6)、その「状態フラグ」の欄を「更新中」から「確
定」に変更する(ステップ307)。
【0042】最後に、表管理表62(図4参照)におけ
る「状態フラグ」の欄を「確定」にし(ステップ30
8)、COMMIT/ROLLBACK命令を終了する
(ステップ309)。これによりプロセス情報の静止点
が確立する。
【0043】プロセス情報の静止点の確立時には、更新
情報の確立に伴い登録された差分表70(図8参照)を
有効にすベく以下の工程が行なわれる。
【0044】図7を参照すると、まず、差分データの統
合を実行し(ステップ401)、差分データ統合手段1
6を起動する(ステップ402)、差分データ統合手段
16は、表管理表62(図4参照)における状態フラグ
をチェックする(ステップ403)。
【0045】状態フラグが更新中の場合は、ステップ4
11に進む。状態フラグが更新中以外の読み取り可能な
状態にある場合、差分データ統合手段16は、該当する
差分表における差分データを読み込み(ステップ40
4)、差分表70(図8参照)における状態フラグが確
定であるか否かをチェックする(ステップ405)。
【0046】確定でない場合は、ステップ407に進
む。確定である場合、差分データ統合手段16は、該当
する差分表における「データ」のみを差分統合ファイル
80(図9参照)に登録する(ステップ406)。
【0047】次に、差分データ統合手段16は、差分統
合ファイル80への登録が完了したデータに係る差分デ
ータを該当する差分表から削除する(ステップ40
7)。次に、差分データ統合手段16は、該当する差分
表70に差分統合ファイル80へ登録されていないデー
タが存在するか否かをチェックする(ステップ40
8)。
【0048】存在する場合(ステップ408のYE
S)、ステップ403に進む。存在しない場合(ステッ
プ408のNO)、差分データ統合手段16は、プロセ
ス情報に対応する差分表70を削除し(ステップ40
9)、表管理表62における差分表IDの欄を空欄にす
る(ステップ410)。次に、表管理表62に未処理の
表が存在するか否かをチェックする(ステップ41
1)。
【0049】存在する場合、ステップ403に進む。存
在しない場合、差分統合処理を終了する(ステップ41
2)。
【0050】その後、他の更新要求情報の処理に移り、
以上の工程と同様にして、他の更新要求情報におけるプ
ロセス情報について差分統合ファイル80を作成する。
尚、既に別の更新要求情報におけるプロセス情報につい
て差分データ統合手段16が起動している場合には、他
の更新要求情報におけるプロセス情報とともに処理せ
ず、次回の契機に統合処理をまかせる。
【0051】このようにして、レプリケーション対象の
表の形式にとらわれずに更新情報を同一のビューで参照
でき、また、差分統合ファイルがレプリケーションを作
成する上での統一された情報源となり、データ転送等の
従来技術での複製データベース側への配信が可能とな
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果を奏
する。
【0053】第1の効果として、差分データを統合した
差分統合ファイルは、形式が共通で簡易な形式であるた
め、表ごとに参照するプログラム(ビューア)を用意す
る必要がなく、データ転送等の従来の方式で容易に複製
データベース側に配信可能な点である。
【0054】その理由は、差分統合ファイルが全てのプ
ロセス、表について統一された1つの簡易的なビュー形
式になっているからである。
【0055】第2の効果は、差分情報登録処理中にはす
べて専用のログに一時データを入れるので、排他制御等
の処理時間の待ち時間がないことである。
【0056】その理由は、差分情報を登録する際には専
用の差分表をシステム共有領域上に作成するため、ファ
イル等を使用しないからである。また、差分表から差分
統合ファイルへの抽出は1プロセスにて実施するので、
排他性制御等の待ち時間が発生しないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例1に係る更新差分抽出システ
ムを含むレプリケーションシステムの構成を模式的に示
したブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る更新差分抽出システム
を含むレプリケーションシステムの動作を模式的に示し
たフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例に係る更新差分抽出システム
の動作を模式的に示した第1のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例におけるプロセス管理表及び
表管理表を示した模式図である。
【図5】本発明の一実施例に係る更新差分抽出システム
の動作を模式的に示した第2のフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係る更新差分抽出システム
の動作を模式的に示した第3のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例に係る更新差分抽出システム
の動作を模式的に示した第4のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例における差分表を示した模式
図である。
【図9】本発明の一実施例における差分統合ファイルを
示した模式図である。
【符号の説明】
10 マスタサーバ 11 差分要求受付手段 12 差分表検索手段 13 差分表作成手段 14 差分表登録手段 15 差分データ確定手段 16 差分データ統合手段 17 差分データ転送手段 18 マスタDB 19 差分データ作成手段 20 レプリカサーバ 21 受信手段 22 制御手段 23 レプリカDB 30、40 端末 50 情報ネットワーク 60 システム共有領域 61 プロセス管理表 62 表管理表 70 差分表 71〜76 差分データ 80 差分統合ファイル 81〜86 統合データ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタデータベースが更新されるとその複
    製のレプリカデータベースを更新するレプリケ−ション
    システムにおける前記マスタデータベース側のサーバに
    備えられるとともに、前記マスタデータベースを更新す
    る際に更新前と後のデータの差分を抽出する更新差分抽
    出システムにおいて、 複数の更新命令を受けることにより、更新命令単位ごと
    に更新前と後のデータの差分を同時に抽出する手段と、 更新命令を受けることにより、更新命令単位ごとに、更
    新対象となるデータに係るデータIDと、前記データの
    更新を実行させる複数のプロセスに係るプロセスID
    と、更新前と後のデータの差分として抽出された抽出デ
    ータと、前記プロセスの更新処理の状態を示す状態フラ
    グと、を管理する差分表を作成する手段と、 前記差分表に前記プロセスIDに対応する前記抽出デー
    タ及び前記状態フラグを登録する手段と、 1又は2以上の前記差分表における状態フラグに基づい
    て更新処理が完了した前記プロセスから順に、これに対
    応する前記データID、前記プロセスID及び前記抽出
    データそれぞれを前記差分表から取得し、これらを一つ
    の表に統合した差分統合ファイルを作成する手段と、 前記差分統合ファイルを前記レプリカデータベース側の
    サーバに送信する手段と、を備えることを特徴とする更
    新差分抽出システム。
  2. 【請求項2】前記差分表は、前記確定の命令を受けた際
    の時刻を含むことを特徴とする請求項1記載の更新差分
    抽出システム。
  3. 【請求項3】システムの共有領域に作成された管理表を
    用いて前記プロセスIDに係る前記データIDと、を管
    理する手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記
    載の更新差分抽出システム。
  4. 【請求項4】システムの共有領域に作成された管理表を
    用いて前記データIDに係る前記プロセスIDと、前記
    差分表に係る差分表IDと、前記状態フラグと、を管理
    する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか一に記載の更新差分抽出システム。
  5. 【請求項5】マスタデータベースが更新されるとその複
    製のレプリカデータベースを更新するレプリケ−ション
    システムにおいて前記マスタデータベースを更新する際
    に更新前と後のデータの差分を抽出する更新差分抽出方
    法において、 複数の更新命令を受けることにより、更新命令単位ごと
    に更新前と後のデータの差分を同時に抽出する工程と、 更新命令を受けることにより、更新命令単位ごとに、更
    新対象となるデータに係るデータIDと、前記データの
    更新を実行させる複数のプロセスに係るプロセスID
    と、更新前と後のデータの差分として抽出された抽出デ
    ータと、前記プロセスの更新処理の状態を示す状態フラ
    グと、を管理する差分表を作成する工程と、 前記差分表に前記プロセスIDに対応する前記抽出デー
    タ及び前記状態フラグを登録する工程と、 1又は2以上の前記差分表における状態フラグに基づい
    て更新処理が完了した前記プロセスから順に、これに対
    応する前記データID、前記プロセスID及び前記抽出
    データそれぞれを前記差分表から取得し、これらを一つ
    の表に統合した差分統合ファイルを作成する工程と、 前記差分統合ファイルを前記レプリカデータベース側の
    サーバに送信する工程と、を含むことを特徴とする更新
    差分抽出方法。
  6. 【請求項6】前記差分表は、前記確定の命令を受けた際
    の時刻を含むことを特徴とする請求項5記載の更新差分
    抽出方法。
  7. 【請求項7】システムの共有領域に作成された管理表を
    用いて前記プロセスIDに係る前記データIDと、を管
    理する工程を含むことを特徴とする請求項5又は6記載
    の更新差分抽出方法。
  8. 【請求項8】システムの共有領域に作成された管理表を
    用いて前記データIDに係る前記プロセスIDと、前記
    差分表に係る差分表IDと、前記状態フラグと、を管理
    する工程を含むことを特徴とする請求項5乃至7のいず
    れか一に記載の更新差分抽出方法。
  9. 【請求項9】マスタデータベースが更新されるとその複
    製のレプリカデータベースを更新するレプリケ−ション
    システムにおいて前記マスタデータベースを更新する際
    に更新前と後のデータの差分を抽出させる更新差分抽出
    プログラムにおいて、 複数の更新命令を受けることにより、更新命令単位ごと
    に更新前と後のデータの差分を同時に抽出するステップ
    と、 更新命令を受けることにより、更新命令単位ごとに、更
    新対象となるデータに係るデータIDと、前記データの
    更新を実行させる複数のプロセスに係るプロセスID
    と、更新前と後のデータの差分として抽出された抽出デ
    ータと、前記プロセスの更新処理の状態を示す状態フラ
    グと、を管理する差分表を作成するステップと、 前記差分表に前記プロセスIDに対応する前記抽出デー
    タ及び前記状態フラグを登録するステップと、 作成された1又は2以上の前記差分表における状態フラ
    グに基づいて更新処理が完了した前記プロセスから順
    に、これに対応する前記データID、前記プロセスID
    及び前記抽出データそれぞれを前記差分表から取得し、
    これらを一つの表に統合した差分統合ファイルを作成す
    るステップと、 前記差分統合ファイルを前記レプリカデータベース側の
    サーバに送信するステップと、を実行させることを特徴
    とする更新差分抽出プログラム。
  10. 【請求項10】前記差分表は、前記確定の命令を受けた
    際の時刻を含むことを特徴とする請求項9記載の更新差
    分抽出プログラム。
  11. 【請求項11】システムの共有領域に作成された管理表
    を用いて前記プロセスIDに係る前記データIDと、を
    管理するステップを実行させることを特徴とする請求項
    9又は10記載の更新差分抽出プログラム。
  12. 【請求項12】システムの共有領域に作成された管理表
    を用いて前記データIDに係る前記プロセスIDと、前
    記差分表に係る差分表IDと、前記状態フラグと、を管
    理するステップを実行させることを特徴とする請求項9
    乃至11のいずれか一に記載の更新差分抽出プログラ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7698319B2 (en) 2006-03-31 2010-04-13 Fujitsu Limited Database system management method, database system, database device, and backup program
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