JP2000132435A - 異種データベース管理システム間のデータ整合処理装置 - Google Patents

異種データベース管理システム間のデータ整合処理装置

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JP2000132435A
JP2000132435A JP10308072A JP30807298A JP2000132435A JP 2000132435 A JP2000132435 A JP 2000132435A JP 10308072 A JP10308072 A JP 10308072A JP 30807298 A JP30807298 A JP 30807298A JP 2000132435 A JP2000132435 A JP 2000132435A
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data
database management
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Shuichi Hoshino
就一 星野
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存業務システムRDBMSに対して付加機能
を開発せずレプリケーション機構を用いRDBMSと異
種DBMS間で互いに異なるテーブル構造のテーブルに
ついて一部のデータ整合性を保ち短時間処理装置を提供
することにある。 【解決手段】判断・抽出機能部と複製機能部、SQL文
変換加工機能部、SQL文ローディング機能部で構成す
ることによってリレーショナルデータベース管理システ
ムのユーザ定義テーブルと一時テーブル、更新ログテー
ブルからレコードの最終結果の差を抽出し、抽出したデ
ータをSQL文に変更加工し、SQL文をローディング
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばリレーショ
ナルデータベース管理システムと前記と異なるデータベ
ース管理システム間において、互いに異なるユーザ定義
テーブル構造を持っている場合、ユーザ定義テーブルの
一部または全部のデータと異なるデータベース管理シス
テムのユーザ定義テーブル間でデータの整合を行う装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リレーショナルデータベース管理システ
ム(以下RDBMSと称す)と異種のデータベース管理
システム(DBMSと称す)間のデータ整合を行うにあ
たり、ユーザ定義テーブルと更新ログテーブルに属した
疑似列のキーから新規に挿入されたレコードや更新され
たレコードは抽出することができる。しかし、ユーザ定
義テーブルと更新ログテーブルの中から削除されたレコ
ードは存在しない、かつ異種DBMSのユーザ定義テー
ブルの中ではRDBMSの疑似列のキーは存在しないた
め、レコードの差分を抽出することができないという問
題がある。このため、RDBMSと異種DBMSでのデ
ータ整合を実現することは困難である。
【0003】特開平9−146804号公報に記載され
ているようにRDBMSと異種DBMS間でのデータ整
合を行う装置では、RDBMSのユーザ定義テーブルと
トランザクションのログテーブルから作成したデータを
外部ファイルとして保存し、異種DBMSのサーバにフ
ァイル転送する。異種DBMSでは転送ファイルからレ
コードを取り出し、異種DBMS用として全データをS
QL変換加工し、ローディングするという手段によって
解決できる。
【0004】また、同種のリレーショナルデータベース
管理システム(以下RDBMSと称す)間では、レプリ
ケーション機構によって任意の間隔で自動的、かつ定期
的にテーブルの変化分を同じテーブル構造のテーブル
(以下一時テーブルと称す)へ複製しデータの整合性を
保つことできる。レプリカのためのテーブルはユーザ定
義テーブルと更新ログテーブルから構成されている。ユ
ーザ定義テーブルはRDBMSの内部機構により物理ア
ドレスに対応する一意の疑似列を持ち、更新ログテーブ
ルはユーザ定義テーブルの疑似列に対応した項目を持つ
ことで、ユーザ定義テーブルとリレーションシップを保
っている。疑似列を元にして更新されたレコードはどれ
であるかを判別して、他方の複製テーブルへの更新処理
(INSERT,UPDATE,DELETE)を実現
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術を用いて
既存の業務システムと他方のシステム間でデータのやり
取りを行うためには、既存業務システムのデータベース
に対して、トランザクション処理に纏わるトリガやスト
アド・プロシージャなどを開発しなければならない。こ
のため開発工数がかかり、またトラブルの直接的な原因
ともなりうる。さらにファイル転送の手段を用いて既存
の業務システムと他方のシステム間でデータのやり取り
を行うためには、データ量が大きくなりシステム間に多
大な負荷や時間がかかるという問題がある。
【0006】インターネットやエクストラネットでは、
ここ数年間データベースシステムを利用したWEBサー
ビスを開始している企業が増加している。このデータベ
ースシステムと既存の業務データベースシステム間でデ
ータのやり取りを行いたいというニーズが増加してい
る。
【0007】本発明の目的は、既存業務システムのRD
BMSに対して、RDBの再構築なしで外部的に追加し
た機能によってRDBMSと異種DBMS間で互いに異
なるテーブル構造のテーブルにおいて、一部のデータ整
合性を保つ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】RDBMSと異種DBM
S間で互いに異なるテーブル構造のテーブルにおいて、
一部のデータをやりとりしながら整合を実現し連携する
ために、RDBMSにユーザ定義テーブル、ユーザ定義
テーブルを複製した一時テーブル、ユーザ定義テーブル
の更新レコードのイベントを格納する更新ログテーブル
を用意する。
【0009】この3つのテーブルを用いてRDBMSの
ユーザ定義テーブルに格納されたデータをINSER
T,UPDATE,DELETEする場合、下記のとお
り異種間DBMSのデータ整合処理装置について説明す
る。
【0010】第一に、RDBMSのユーザ定義テーブ
ル、更新ログテーブル、一時テーブルのこの3つのテー
ブルによって、RDBMSのユーザ定義テーブルに存在
し、かつ異種DBMSのユーザ定義テーブルに存在しな
いレコードを抽出する判断・抽出手段、抽出されたレコ
ードを異種DBMSの挿入データ用に加工する加工手
段、異種DBMSのテーブルのレコードをINSERT
する手段、一時テーブルへの更新手段により、異種間D
BMSのデータ整合処理装置を実現する。
【0011】第二に、RDBMSのユーザ定義テーブ
ル、更新ログテーブル、一時テーブルのこの3つのテー
ブルによって、RDBMSのユーザ定義テーブルに存在
し、かつ異種DBMSのユーザ定義テーブルにRDBM
Sのユーザ定義テーブルと内容の異なるレコードを抽出
する判断・抽出手段、抽出されたレコードを異種DBM
Sの更新データ用に加工する加工手段、異種DBMSの
テーブルのレコードをUPDATEする手段、一時テー
ブルへの更新手段により、異種間DBMSのデータ整合
処理装置を実現する特徴としたものである。
【0012】第三に、RDBMSのユーザ定義テーブ
ル、一時テーブル、更新ログテーブルのこの3つのテー
ブルによって、RDBMSのユーザ定義テーブルに存在
せず、かつ異種DBMSのユーザ定義テーブルに存在す
るレコードを抽出する判断・抽出手段、抽出されたレコ
ードを異種DBMSの削除データ用に加工する加工手
段、異種DBMSのテーブルのレコードをDELETE
する手段、一時テーブルへの更新手段により、異種間D
BMSのデータ整合処理装置を実現する。
【0013】ユーザ定義テーブルに格納されたデータを
異種DBMSのユーザ定義テーブルに初期登録する場
合、レプリケーション機構の複製機能を用いた一時テー
ブルを作成する手段、ユーザ定義テーブルの全データを
抽出する手段、抽出されたレコードを異種DBMSの挿
入データ用に加工するための加工手段、異種DBMSの
テーブルにINSERTする手段、レプリケーション機
構の複製機能を用いた一時テーブルを更新する手段によ
り、異種間DBMSのデータ整合処理装置を実現する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図1〜図10を用いて本発明
の実施形態を説明する。
【0015】図1は本発明の実施例の実施形態を示すデ
ータ整合処理装置の構成図である。同図において、1,
2はそれぞれ異なる種類のコンピュータである。コンピ
ュータ1は、リレーショナルデータベース管理システム
(以下RDBMSと称す)11などを有している。RD
BMS11は、レプリケーション機構12、ユーザ定義
テーブル13、一時テーブル14、更新ログテーブル1
5とが設けられている。コンピュータ2は、RDBMS
と異種のデータベース管理システム(以下DBMSと称
す)21、判断・抽出機能部23、複製機能部24、S
QL文変換加工機能部25、SQL文ローディング機能
部26などを有している。異種DBMS21は、ユーザ
定義テーブル13とデータ構造が異なるユーザ定義テー
ブル22を有している。
【0016】図2は、データ整合処理装置における各テ
ーブル構造を示す。図2では、顧客管理データを格納し
たテーブルの例を示す。RDBMS11の内部機構によ
り物理アドレスに対応する一意の疑似列50、ユニーク
キーの顧客ID51、顧客名52、住所53、評価ラン
ク54のカラムから構成する。一時テーブル14は、R
DBMS11の内部機構におけるレプリケーション機構
12によりユーザ定義テーブル13を複製したテーブル
であり、RDBMS11の内部機構により物理アドレス
に対応する一意の疑似列60、疑似ID61、顧客ID
62、顧客名63、住所64、評価ランク65のカラム
から構成する。
【0017】疑似ID61は、ユーザ定義テーブル13
の疑似列50に対応したカラムである。一時テーブル1
4では疑似列60のカラムを除いてユーザ定義テーブル
13と同様のデータが存在する。更新ログテーブル15
は、ユーザ定義テーブル13と対応してユーザ定義テー
ブル13へのINSERT・UPDATE・DELET
Eのイベントによって、そのイベント結果を記録するロ
グテーブルである。
【0018】更新ログテーブル15では、ユーザ定義テ
ーブル13の疑似列50に対応した疑似ID71、ユー
ザ定義テーブル13に対するイベント(INSERT・
UPDATE・DELETE)をカラムに記録するため
のイベント72、ユーザ定義テーブル13を複製したと
きの時間をカラムに記録するタイムスタンプ73のカラ
ムから構成されている。
【0019】疑似ID61は、ユーザ定義テーブル13
の疑似列50に対応したカラムである。異種DBMS2
1のユーザ定義テーブル22は、顧客管理データの中で
最も重要視した顧客データを格納するための例を示す。
RDBMS11のユーザ定義テーブル13構造と異なる
が、顧客ID80と顧客ID51、顧客名81と顧客名
52、住所82と住所53、評価ランク83と評価ラン
ク14の各カラムが対応し、顧客ID80、顧客名8
1、住所82、評価ランク83、コメント84、TS8
5のカラムから構成する。TS85は他のレプリケーシ
ョン機構が実行されたときのタイムスタンプを示す。
【0020】RDBMSと異種DBMS間でデータ整合
をやり取りを行うために準備段階として互いにおなじデ
ータを持つ必要がある。図3は、初期データとしてRD
BMSのユーザ定義テーブル13のデータを異種DBM
S21のユーザ定義テーブル22に対して初期登録する
方法を示す。RDBMS11にユーザ定義テーブル13
に対する更新ログテーブル15を作成する(ステップ1
01)。ユーザ定義テーブルにレコードの更新がかから
ないようにするため排他ロックをかける(ステップ10
2)。レプリケーション機構を用いてユーザ定義テーブ
ル13から一時テーブル14(複製テーブル)に複製す
る(ステップ103)。ユーザ定義テーブル13の排他
ロックを解除する(ステップ104)。
【0021】一時テーブル14(複製テーブル)からユ
ーザ定義テーブル22に条件に従った必要なレコードを
あるかないか判断し(ステップ105)、1レコード抽
出する(ステップ106)。ユーザ定義テーブル22に
データ格納を準備するために、抽出されたレコードをS
QL文(INSERT文)に変換加工する(ステップ1
07)。ユーザ定義テーブル22にデータ格納を実行す
るため、異種DBMS11に対して変換加工されたSQ
L文(INSERT文)をローディングする(ステップ
108)。再びステップ105に戻って次のレコードが
あるかないか判断し、レコードが無い場合は終了する。
【0022】図4は、RDBMS11と異種DBMS2
1間におけるデータ整合装置のデータ整合処理を行うと
きの動作を示す。RDBMS11のユーザ定義テーブル
13に更新(INSET,UPDATE,DELET
E)されているレコードが存在し、一時テーブル14と
レコードに差があるとする。異種DBMA21と接続
(ステップ200)する。接続の確認を行い(ステップ
201)、接続付加の場合はエラー処理(ステップ20
2)する。異種DBMS21と接続できた場合は、RD
BMS11と接続(ステップ210)する。接続の確認
を行い(ステップ211)、接続付加の場合はエラー処
理(ステップ212)する。
【0023】ユーザ定義テーブル数のカウント処理(ス
テップ300)を行う。判断・抽出機能部23では、ユ
ーザ定義テーブル13を排他ロックしユーザ定義テーブ
ル13を更新できない状態にする(ステップ301)。
判断・抽出機能部23はRDBMS11と異種DBMS
21間においてユーザ定義テーブル11とユーザ定義テ
ーブル21の最終結果の差のみを抽出する機能を持つ。
また、ユーザ定義テーブル13とユーザ定義テーブル2
1の最終結果の差とは、ユーザ定義テーブル13と一時
テーブル14の最終結果の差と同様のことである。ユー
ザ定義テーブル11存在し、かつユーザ定義テーブル2
1に存在しないレコードについてはINSERTの差分
として取得する(ステップ302)。ユーザ定義テーブ
ル11に存在し、かつユーザ定義テーブル21に存在
し、かつ互いのレコードの内容に違いがある場合につい
てはUPDATEの差分として取得する(ステップ30
3)。ユーザ定義テーブル11にレコードが存在せず、
かつユーザ定義テーブル21に存在するレコードについ
てはDELETEの差分として取得する(ステップ30
4)。
【0024】ステップ304について図5から図10ま
での実施例により詳細に説明する。一時テーブルの複製
機能部24では、レプリケーション機構12を用いてユ
ーザ定義テーブル13から一時テーブル14に複製する
指示を行う(ステップ310)。そして複製完了後ユー
ザ定義テーブル13の排他ロックを解除する(ステップ
311)。SQL文の変換加工機能部では、ステップ3
02からステップ304で取得したレコードを異種DB
MS21に沿ったINSERT文、UPDATE文、D
ELETE文に変更・加工を行う。まずステップ302
で得たレコードをINSERT文に変更する(ステップ
320)。変更終了後ステップ303で得たレコードを
UPDATE文に更新する(ステップ321)。変更終
了後ステップ322で得たレコードをDELETE文に
変更する(ステップ322)。SQL文のローディング
機能部では、異種DBMS21にステップ320からス
テップ322にかけて変更加工したSQL文を実行す
る。まずステップ320のINSERT分を実行する
(ステップ330)。
【0025】次に実行完了後ステップ321のUPDA
TE文を実行する(ステップ331)。UPDATE文
完了後ステップ322のDELETE文を実行する(ス
テップ332)。ステップ332完了後、カウント数に
よって他のユーザ定義テーブルがあるか判定する(ステ
ップ340)。他のユーザ定義テーブルがある場合はス
テップ300に戻る。他のユーザ定義テーブルがない場
合は、RDBMS11との接続を切る(ステップ40
0)。次に異種DBMS21との接続を切る(ステップ
401)。
【0026】図5から図10を用いてステップ304の
差分取得方法について説明する。図6から図9は図3の
初期データ登録完了後、RDBMS11のユーザ定義テ
ーブル13に対していくつかの更新処理があったときの
ステッフプ304時点における各テーブル状態を示す。
【0027】図5はステップ304のDELETEの差
分を取得する処理の詳細を説明するフローである。ユー
ザ定義テーブル13に対し1回だけDELETEしたレ
コードに関するデータを抽出する(ステップ450)。
図6の実施例に基づきステップ450について説明す
る。次にUPDATE,DELETEしたレコードに関
するデータを抽出する(ステップ451)。図7の実施
例に基づきステップ451について説明する。INSE
RTし、0回以上UPDATEし、DELETEしたレ
コードに関するデータを抽出する(ステップ452)。
図8と図9の実施例に基づきステップ452について説
明する。ステップ450からステップ452まででDE
LETEする全てのレコードを取り出すことができる。
ステップ450からステップ452までで取り出された
レコードに関するデータを格納する(ステップ45
3)。
【0028】図6から図9までの説明に関して図10の
SELECT文1000の各枠に対応させて、各図につ
いて説明する。
【0029】図6では図5のステップ450の実施例で
ある。ステップ450は、DELTEしたデータの抽出
であり、図6の状態にあるテーブルが取り出される。ユ
ーザ定義テーブル13に対し1つのレコード500をD
ELETEする。このときトリガによって更新ログテー
ブル15に対しレコード520をINSERTする。一
時テーブル14とユーザ定義テーブル22は状態変化し
ていない。この場合、ユーザ定義テーブル22のレコー
ド530を削除するための判断・抽出手段が必要であ
る。この判断・抽出手段とは、ステップ450の機能で
ある。
【0030】更新ログテーブル15の中で疑似ID61
の値が1つしか存在しないレコードの疑似IDをグルー
プ化してSELECTする。これは図10のSQL文1
000の枠1010に対応する。結果は疑似ID00.00.
4である。このSELECTしたレコードの中からイベ
ント72の内容がDELETEであるレコードの疑似I
DをSELECTする。これは図10のSQL文100
0の枠1011に対応する。結果は疑似ID00.00.4で
ある。一時テーブル22の中からSELECTされた疑
似IDと同じ値であるレコードをSELECTする。こ
れは図10のSQL文1000の枠1020に対応す
る。これにより得られたレコードはレコード510の顧
客ID61であり、ステップ322のDELETE文の
条件となる。この条件を使い530をDELETEする
SQL文(DELETE文)を生成する。
【0031】図7では図5のステップ451の実施例で
ある。ステップ451は、UPDATE,DELETE
したデータの抽出であり、図7の状態にあるテーブルが
取り出される。ユーザ定義テーブル13に対し1つのレ
コード600をUPDATEし、次にDELETEす
る。このときトリガによって更新ログテーブル15に対
しレコード620とレコード621をINSERTす
る。一時テーブル14とユーザ定義テーブル22は状態
変化していない。この場合、ユーザ定義テーブル22の
レコード630を削除するための判断・抽出手段が必要
である。この判断・抽出手段とは、ステップ451の機
能である。
【0032】更新ログテーブル15の中で疑似ID61
の値が2つ以上存在するレコードの疑似IDをグループ
化してSELECTする。これは図10のSQL文10
00の枠1020に対応する。結果は疑似ID00.00.4
である。このSELECTした疑似IDのレコードの中
でユーザ定義テーブル13の疑似列50のレコードが存
在しているものを消去し、残ったレコードの疑似IDを
SELECTする。これは図10のSQL文1000の
枠1021に対応する。この結果は00.00.4である。更
に一時テーブル22の中からSELECTされた疑似I
Dと同じ値を持つレコードの顧客ID61をSELEC
Tする。これは図10のSQL文1000の枠1022
に対応する。これにより得られたレコードはレコード6
10の顧客ID61であり、ステップ322のDELE
TE文の条件となる。この条件を使い530をDELE
TEするSQL文(DELETE文)を生成する。
【0033】図8では図5のステップ452の実施例で
ある。ステップ452は、INSERT,UPDAT
E,DELETEしたデータの抽出であり、図8の状態
にあるテーブルが取り出される。この場合差分はないの
で結果としてデータは抽出されない。ユーザ定義テーブ
ル13に対し1つのレコード700を順にINSERT
し、UPDATE,DELETEする。このときトリガ
によって更新ログテーブル15に対しレコード710か
らレコード712をINSERTする。ユーザ定義テー
ブル13に対し1つのレコード700は存在していない
状態である。一時テーブル14とユーザ定義テーブル2
2は状態変化していない。この場合、ユーザ定義テーブ
ル22のレコードを削除する必要性がないとわかるため
の判断・抽出手段が必要である。この判断・抽出手段と
は、ステップ452の機能である。
【0034】更新ログテーブル15の中で疑似ID61
の値が2つ以上存在するレコードの疑似IDをグループ
化してSELECTする。これは図10のSQL文10
00の枠1020に対応する。結果は疑似ID00.00.5
である。このSELECTした疑似IDのレコードの中
でユーザ定義テーブル13の疑似列50のレコードが存
在しているものを消去し、残ったレコードの疑似IDを
SELECTする。これは図10のSQL文1000の
枠1021に対応する。この結果は00.00.5である。更
に一時テーブル22の中からSELECTされた疑似I
Dと同じ値であるレコードの顧客ID61をSELEC
Tする。これは図10のSQL文1000の枠1023
に対応する。これにより得られたレコードは存在しない
ので異種DBMS21のユーザ定義テーブル22に対し
何も処理は行わない。
【0035】図9では図5のステップ452の実施例で
ある。INSERTし0回以上UPDATEしDELE
TEする操作を複数回繰り返したデータの抽出であり、
図9の状態にあるテーブルが取り出される。この場合差
分はないので結果としてデータは抽出されない。ユーザ
定義テーブル13に対し順にレコード800をINSE
RTし、UPDATE,DELETEする。次にレコー
ド801をINSERTする。レコード800は存在し
ないためレコード800の疑似列の値がレコード801
の疑似列の値となる。次にレコード801をUPDAT
Eし、DELETEする。このときトリガによって更新
ログテーブル15に対しレコード810からレコード8
14をINSERTする。ユーザ定義テーブル13に対
しレコード800、レコード801は存在していない状
態である。一時テーブル14とユーザ定義テーブル22
は状態変化していない。この場合、ユーザ定義テーブル
22のレコードを削除する必要性がないとわかるための
判断・抽出手段が必要である。この判断・抽出手段と
は、ステップ452の機能である。
【0036】更新ログテーブル15の中で疑似ID61
の値が2つ以上存在するレコードの疑似IDをグループ
化してSELECTする。これは図10のSQL文10
00の枠1020に対応する。結果は疑似ID00.00.5
である。このSELECTした疑似IDのレコードの中
でユーザ定義テーブル13の疑似列50のレコードが存
在しているものを消去し、残ったレコードの疑似IDを
SELECTする。これは図10のSQL文1000の
枠1021に対応する。この結果は00.00.5である。更
に一時テーブル22の中からSELECTされた疑似I
Dと同じ値をもつレコードの顧客ID61をSELEC
Tする。これは図10のSQL文1000の枠1023
に対応する。これにより得られたレコードは存在しない
ので異種DBMS21のユーザ定義テーブル22に対し
何も処理は行わない。
【0037】図5から図10の実施例のとおりステップ
304について、RDBMSのユーザ定義テーブルと他
方の異種DBMSのユーザ定義テーブルから最終結果の
差のみが判断され抽出され、抽出されたデータ量は少な
い。抽出されたデータは、異種DBMSへデータを格納
するための準備段階としてSQL文(DELETE文)
に変換加工される。加工されたSQL文を実行すること
によって異種DBMSのデータが変更され、RDBMS
と異種DBMSのユーザ定義テーブルのデータ整合が完
了する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リレーショナルデータベース管理システムと異種データ
ベース管理システム間のデータ整合装置において、リレ
ーショナルデータベース管理システムのレプリケーショ
ン機構を用いた他方の異種データベース管理システムへ
の初期データ登録方法によって新たに開発する工数は削
減でき、トラブルは発生しない。また、リレーショナル
データベース管理システムにおけるユーザ定義テーブル
や一時テーブルそして更新ログテーブル、異種データベ
ース管理システムのユーザ定義テーブルと判断・抽出機
能部と複製機能部と、SQL文変換加工機能部、SQL
文ローディング機能部から構成したため、RDBMSの
ユーザ定義テーブルと他方の異種DBMSのユーザ定義
テーブルから最終結果の差のみが判断され抽出されるた
め、データの加工時間とSQL文のローディングの処理
時間は短くなり、全体的に大幅な処理時間は短縮でき
る。今後WEB上のサービスと連動したデータベースシ
ステムと既存の業務データベースシステム間でデータの
やり取りを行いたいというニーズに応えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である異種データベース管理
システム間のデータ整合処理装置を示す構成図である。
【図2】データ整合処理装置における各テーブルの構造
を示す構成図である。
【図3】初期データの登録方法を示すフローチャートで
ある。
【図4】整合装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】DELETEすべきレコードの最終結果の差を
取得する機能を示すフローチャートである。
【図6】ユーザ定義テーブルにおいて1レコードを削除
したときの判断・抽出機能の実施例を示す図である。
【図7】ユーザ定義テーブルにおいて1つのレコードを
更新され、次に同レコードを削除したときの判断・抽出
機能の実施例を示す図である。
【図8】ユーザ定義テーブルにおいて順に1レコードを
挿入し、同レコードを更新し、そして同レコードを削除
したときの判断・抽出機能の実施例を示す図である。
【図9】ユーザ定義テーブルにおいて1レコードを挿入
し0回以上同レコードが更新そして削除したときの判断
・抽出機能を示す図である。
【図10】DELETEすべきレコードの最終結果の差
を取得するSQL文の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1,2…コンピュータ、 11…リレーショナルデータ
ベース管理システム、12…レプリケーション機構、
13…ユーザ定義テーブル、14…一時テーブ
ル、 15…更新ログテーブル、21…
異種データベース管理システム、22…ユーザ定義テー
ブル、23…判断・抽出機能部、 24…複
製機能部、25…SQL文変換加工機能部、 26
…SQL文ローディング機能部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リレーショナルデータベース管理システム
    と異種データベース管理システム間では互いに異なるテ
    ーブル構造、もしくは同じ構造をもってデータの整合を
    保ちながら処理するデータ整合処理装置において、リレ
    ーショナルデータベース管理システムのレプリケーショ
    ン機構を用いた他方の異種データベース管理システムへ
    の初期データ登録手段と、リレーショナルデータベース
    管理システムのユーザ定義テーブル、ユーザ定義テーブ
    ルを複製した一時テーブル、ユーザ定義テーブルの更新
    レコードを保存する更新ログテーブルから最終的にレコ
    ードの差を抽出する機能部と、抽出したレコードをSQ
    L文に変換する機能部と、変換したSQL文をローディ
    ングする機能部を備えることを特徴とした異種データベ
    ース管理システム間のデータ整合処理装置。
  2. 【請求項2】リレーショナルデータベース管理システム
    のユーザ定義テーブルに存在せず、かつ異種データベー
    ス管理システムのユーザ定義テーブルに削除されたレコ
    ードが存在すると判断し、最終結果の差のレコードを抽
    出する判断・抽出機能部、ユーザ定義テーブルから一時
    テーブルへ複製する複製機能部、最終結果の差が抽出さ
    れたレコードを異種データベース管理システムの削除デ
    ータ用に変換加工するSQL文の変換加工機能部、異種
    データベース管理システムのテーブルのレコードを削除
    するSQL文ローディング機能部から具備することを特
    徴とする異種データベース管理システム間のデータ整合
    処理装置。
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