JP2003015858A - 画像表示システム - Google Patents

画像表示システム

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JP2003015858A
JP2003015858A JP2001201957A JP2001201957A JP2003015858A JP 2003015858 A JP2003015858 A JP 2003015858A JP 2001201957 A JP2001201957 A JP 2001201957A JP 2001201957 A JP2001201957 A JP 2001201957A JP 2003015858 A JP2003015858 A JP 2003015858A
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Miki Nagano
幹 長野
Toru Takei
徹 武居
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレゼンテーションなどに支障なく利用する
ことのできる画像表示システムを提供する。 【解決手段】 PC100はPC100の有するディス
プレイに供給する画像と異なる画像をネットワーク30
0を介してプロジェクタ200に供給し、プロジェクタ
200によって、ディスプレイで表示される画像とは異
なる画像を投写表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続される画像供給装置とプロジェクタとを備えた
画像表示システムに関し、特に、プレゼンテーション等
に用いて好適な画像表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、画像供給装置であるパー
ソナルコンピュータ(以下、PCと略す)からプロジェ
クタに画像を供給して、プロジェクタにより画像を投写
表示させる場合、PCとプロジェクタとはVGA(Vide
o Graphics Array)ケーブルなどを用いて接続してい
た。しかしながら、このようなVGAケーブルを用いた
接続では1対1の接続しかできないため、複数台のPC
から画像を1台のプロジェクタに供給して、画像を投写
表示させようとする場合、VGAケーブルを抜き差しし
て、表示したい画像を供給するPCにその都度VGAケ
ーブルを接続する必要があり、接続の切り換えに時間が
かかるという問題があった。
【0003】そこで、このような問題を解決する手段と
して、従来では、PCとプロジェクタをネットワークを
介して接続する技術が提案されていた。このように、P
Cとプロジェクタとをネットワークを介して接続するこ
とより、そのネットワークには複数台のPCを接続する
ことも可能であり、複数台のPCからの画像を同時に1
台のプロジェクタに供給して、それら複数の画像を同時
に投写表示させることも可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、このように、PCとプロジェクタをネットワ
ークを介して接続し、PCからプロジェクタに画像を供
給して、画像を投写表示させる場合、プロジェクタが投
写表示する画像は、PCの有するディスプレイ上に表示
された画像と同じ画像しか投写表示することができない
ため、例えば、このような画像表示システムをプレゼン
テーションなどに用いた場合に、次のような問題があっ
た。
【0005】即ち、プレゼンタがPCを操作して、PC
から供給される画像をプロジェクタで投写表示して、プ
レゼンテーションを行う場合、プレゼンタは、手元で資
料などを見ながら、投写表示されたプレゼンテーション
画像を説明することになる。そのような資料は当然、視
聴者には見せたくないものであるが、そのような資料が
PC内にデータとして格納されている場合には、プレゼ
ンタがその資料を見ようとしてPCの有するディスプレ
イ上に表示させようとすると、その資料もプロジェクタ
によって投写表示されて、視聴者にも見られてしまうと
いう問題があった。
【0006】また、従来においては、PCとプロジェク
タをネットワークを介して接続し、PCからプロジェク
タに画像を供給する場合、その画像は画像データ(例え
ば、ピットマップデータなど)として供給されていたた
め、供給する画像データのデータ量が大きい場合には、
ネットワークのトラフィックが増大し、レスポンスが悪
化するという問題もあった。例えば、レスポンス悪化の
例としては、画面の切り換え時などに画面の変化の取り
こぼしを生じ、全ての画面変化が映像に反映できないこ
となどが挙げられる。
【0007】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の問題点を解決し、プレゼンテーションなどに支障な
く利用することのできる画像表示システムを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明
の画像表示システムは、表示装置を有する画像供給装置
と、プロジェクタと、前記画像供給装置と前記プロジェ
クタを接続するネットワークと、を備え、前記画像供給
装置から前記表示装置に画像を供給して、前記表示装置
に画像を表示させると共に、前記画像供給装置から前記
ネットワークを介して前記プロジェクタに画像を供給し
て、前記プロジェクタによって画像を投写表示させる画
像表示システムであって、前記画像供給装置は、前記表
示装置に供給する画像と異なる画像を前記ネットワーク
を介して前記プロジェクタに供給し、前記プロジェクタ
によって、前記表示装置で表示される画像とは異なる画
像を投写表示させることを要旨とする。
【0009】このように、本発明の画像表示システムで
は、画像供給装置が、表示装置に供給する画像と異なる
画像をネットワークを介してプロジェクタに供給し、プ
ロジェクタによって、表示装置で表示される画像とは異
なる画像を投写表示させるようにしている。このため、
本発明の画像表示システムをプレゼンテーションなどに
用いても、支障なく利用することができる。例えば、プ
レゼンタが、画像供給装置の有する表示装置に資料を表
示しながら、プロジェクタによって投写表示されたプレ
ゼンテーション画像を説明しようとする場合でも、プロ
ジェクタによる投写表示画面には、その資料が投写表示
されることなく、プレゼンテーション画像のみを投写表
示させることができるため、資料が視聴者に見られる恐
れがない。
【0010】本発明の画像表示システムにおいて、前記
画像供給装置は、前記ネットワークを介して前記プロジ
ェクタに供給すべき前記画像を、描画コマンドとして供
給することが好ましい。なお、描画コマンドとは、画像
を表示させるためのコマンドであって、線,円,矩形な
ど各種図形の描画や、閉領域の塗りつぶしや、色の指
定、図形の複写,移動,切り取り,回転,拡大/縮小,
変形など、種々のコマンドが含まれる。
【0011】このように、ネットワークを介して供給す
べき画像を描画コマンドとして供給することによって、
ネットワークを介して実際に伝送されるデータ量は少な
くて済むため、ネットワークのトラフィックの増大を抑
制することができ、レスポンスを大幅に改善することも
できる。
【0012】本発明の画像表示システムにおいて、前記
プロジェクタは、前記画像供給装置から前記ネットワー
クを介して供給された前記描画コマンドに基づいて、前
記画像を投写表示することが好ましい。
【0013】このように、プロジェクタが、描画コマン
ドに基づいて画像を投写表示することができる機能を有
することにより、画像が描画コマンドとして、画像供給
装置からネットワークを介して供給されても、問題な
く、プロジェクタにおいて、その画像を投写表示させる
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例として
画像表示システムの概要を示す構成図である。
【0015】本実施例の画像表示システム10は、図1
に示すように、画像供給装置であるノート型PC100
と、PC100から供給される画像を投写表示するため
のプロジェクタ200と、PC100とプロジェクタ2
00とをつなぐネットワーク300と、を備えている。
なお、ネットワーク300には、さらに、複数台のPC
やプロジェクタやその他周辺機器を接続するようにして
も良い。
【0016】このように、本実施例の画像表示システム
10では、PC100とプロジェクタ200をネットワ
ーク300を介して接続し、PC100の有するディス
プレイの表示画面60に画像を表示すると共に、PC1
00からプロジェクタ200に画像を供給して、プロジ
ェクタ200により投写表示画面70に画像を投写表示
するようにしている。このとき、従来においては、プロ
ジェクタ200が投写表示する画像は、PC100の有
するディスプレイに表示された画像と同じ画像しか投写
表示することができなかったが、本実施例においては、
図1に示すように、PC100の有するディスプレイに
表示された画像と異なる画像を投写表示できるようにし
ている。
【0017】図2は図1のPC100およびプロジェク
タ200の概略構成をそれぞれ示すブロック図である。
【0018】PC100は、CPU102と、RAM1
04と、ハードディスクドライブ106と、ROM10
8と、キーボードやポインティングデバイスなどから成
る入力部110と、ネットワークインタフェース部11
2と、ディスプレイアダプタ114と、液晶ディスプレ
イなどから成るディスプレイ116と、これら各要素を
接続するバス118と、を備えている。このうち、RA
M104には、アプリケーションプログラム122、グ
ラフィカルデバイスインタフェース(GDI:Graphics
Device Interface)124、ディスプレイドライバ1
26、プロジェクタソース側ドライバ128などの各種
コンピュータプログラムが格納されている。なお、GD
I124や、ディスプレイドライバ126や、プロジェ
クタソース側ドライバ128などは、オペレーティング
システムの一部として機能する。なお、本実施例におい
ては、オペレーティングシステムとして、マイクロソフ
ト社によって提供されるWindows(登録商標)を
想定している。
【0019】このような各種コンピュータプログラム
は、フレキシブルディスクやCD−ROM等の、コンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供
される。PC100は、その記録媒体からコンピュータ
プログラムを読み取って、内部記憶装置であるRAM1
04に直接転送するか、または外部記憶装置であるハー
ドディスクドライブ106などに一旦格納した後、起動
時にRAM104に転送する。あるいは、ネットワーク
300などを介してPC100にコンピュータプログラ
ムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラ
ムの機能を実現する時には、RAM104に格納された
コンピュータプログラムがマイクロプロセッサであるC
PU102によって実行される。また、記録媒体に記録
されたコンピュータプログラムをPC100が読み取っ
て直接実行するようにしてもよい。
【0020】なお、この発明における「記録媒体」とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な
種々の媒体を利用することができる。
【0021】一方、プロジェクタ200は、CPU20
2と、ROM208と、RAM204と、操作ボタンな
どから成る入力部210と、ネットワークインタフェー
ス部212と、画像処理部214と、光源ランプや液晶
パネルや投写光学系などから成る投写部216と、これ
ら各要素を接続するバス218と、を備えている。この
うち、ROM208には、プロジェクタディスティネイ
ション側ドライバ228などの各種コンピュータプログ
ラムが格納されている。コンピュータプログラムの機能
を実現する時には、ROM208に格納されたコンピュ
ータプログラムが、直接またはRAM104に転送され
た後に、マイクロプロセッサであるCPU202によっ
て実行される。
【0022】図3は図1の画像表示システムにおいて画
像を表示する場合の動作手順を説明するための説明図で
あり、図4はオペレーティングシステムによって設定さ
れる仮想スクリーンを概念的に示した説明図である。
【0023】本実施例では、PC100において、予
め、オペレーティングシステムによって図4に示すよう
な仮想スクリーン50が設定されている。この仮想スク
リーン50は、表示画面の2画面分に対応しており、2
画面が水平方向に並置されたような形状となっている。
即ち、仮想スクリーン50の左側領域50aが一方の表
示画面に対応し、右側領域50bが他方の表示画面に対
応することになる。
【0024】さらに、本実施例では、予め、オペレーテ
ィングシステムによって、仮想スクリーン50の左側領
域50aは、PC100の有するディスプレイ116の
表示画面に、右側領域50bは、プロジェクタ200に
よる投写表示画面に、それぞれ対応するように、設定さ
れている。
【0025】以上の前提を踏まえた上で、画像を表示さ
せる際には、まず、描画機能を有するアプリケーション
プログラム122が、GDI124に対して描画要求を
出す。GDI124は、表示装置(ディスプレイ116
やプロジェクタ200)や印刷装置(プリンタ(図示せ
ず))などのへの描画を統一的に管理しているコンピュ
ータプログラムである。GDI124は、「GDIファ
ンクション」と呼ばれる描画に関するアプリケーション
プログラムインタフェース(API:Application Prog
ram Interface)をアプリケーションプログラム122
に対して提供し、アプリケーションプログラム122に
よる描画をサポートしている。なお、APIとは、一般
に、アプリケーションプログラムがオペレーティングシ
ステムの持つ様々な機能を利用するための手続きの集ま
りを言う。GDI124は、API(GDIファンクシ
ョン)として、表示させる色などの管理、描画すべき線
の形状(実線,破線,一点鎖線など)の指定、線,円,
楕円,矩形などの描画、ペイント処理などの画像出力に
関する豊富な機能を提供している。
【0026】従って、アプリケーションプログラム12
2は、APIであるGDIファンクションを用いて、G
DI124に対して、例えば、「線を引く」、「矩形を
描く」、「円を描く」、「或る色で塗りつぶす」などの
描画要求を出す。
【0027】このとき、描画要求には、どの位置に描画
するかを示す位置情報も含まれることになるが、その位
置情報としては仮想スクリーン50に対応した位置情報
が用いられる。
【0028】また、さらに描画要求には、画像の出力先
に関する情報(即ち、画像を表示装置に出力するか、印
刷装置に出力するかを指定する情報)も含まれている。
【0029】次に、GDI124は、アプリケーション
プログラム122から出された描画要求を受け取り、そ
の描画要求に基づいて画像の出力先をチェックし、その
出力先が表示装置であれば、ディスプレイドライバ12
6とプロジェクタソース側ドライバ128を呼び出す。
【0030】そして、さらにGDI124は、描画要求
に基づいて描画の位置情報をチェックし、描画の位置が
仮想スクリーン50の左側領域50aに属しているか、
右側領域50bに属しているかを判断して、左側領域5
0aに属している場合には、ディスプレイドライバ12
6に、その描画要求を渡し、右側領域50bに属してい
る場合には、プロジェクタソース側ドライバ128に、
その描画要求を渡す。
【0031】なお、描画の位置が両方の領域50a,5
0bにまたがっている場合には、GDI124は、アプ
リケーションプログラム122から受け取った描画要求
から、新たな2つの描画要求を生成する。即ち、1つの
描画を領域50a,50bの境界線で分断して2つの描
画と見なし、第1の描画要求としては、描画の位置が仮
想スクリーン50の左側領域50a内に納まるような描
画要求を生成し、第2の描画要求としては、描画の位置
が右側領域50b内に納まるような描画要求を生成す
る。そして、GDI124は、第1の描画要求をディス
プレイドライバ126に渡し、第2の描画要求をプロジ
ェクタソース側ドライバ128に渡すようにする。
【0032】次に、ディスプレイドライバ126は、渡
された描画要求に従ってディスプレイアダプタ114を
駆動し、ディスプレイアダプタ114によってディスプ
レイアダプタ114内の表示メモリに描画させ、ビット
マップ化させる。
【0033】そして、ディスプレイアダプタ114は、
表示メモリに展開された画像データ(即ち、ビットマッ
プデータを)に基づいて、ディスプレイ116に画像を
表示させる。
【0034】一方、プロジェクタソース側ドライバ12
8は、GDI124より渡された描画要求に基づいて描
画コマンドを生成し、ネットワークインタフェース部1
12に渡す。なお、描画要求に基づいて描画コマンドを
生成する場合、新たに描画コマンドを生成するようにし
ても良いし、描画要求をそのまま描画コマンドとして用
いるようにしても良い。即ち、本明細書において、描画
コマンドを生成するという概念には、描画要求をそのま
ま描画コマンドとして利用する場合も含まれる。
【0035】例えば、「線を引く」という描画要求に対
しては、Line (start,end)という描画コマンドが生成さ
れ、「或る色で塗りつぶす」という描画要求に対して
は、Fill (point,color)という描画コマンドが生成さ
れ、「円を描く」という描画要求に対しては、circle
(center,radius)という描画コマンドが生成される。な
お、描画コマンド内のstart,end,point,color,center,r
adius等はそれぞれパラメータである。
【0036】次に、ネットワークインタフェース部11
2は、渡された描画コマンドをネットワーク300を介
してプロジェクタ200に送信する。プロジェクタ20
0では、ネットワークインタフェース部212が送信さ
れた描画コマンドを受信して、プロジェクタディスティ
ネイション側ドライバ228に渡す。
【0037】プロジェクタディスティネイション側ドラ
イバ228は、渡された描画コマンドを解析して、その
解析結果に従って画像処理部214を制御し、画像処理
部214によって画像処理部214内の表示メモリに描
画させ、ビットマップ化させる。
【0038】そして、画像処理部214は、表示メモリ
に展開された画像データ(即ち、ビットマップデータ
を)に基づいて投写部216を駆動し、投写部216に
よって画像を投写表示させる。
【0039】このようにして、本実施例の画像表示シス
テムにおいては、図1に示すように、PC100の有す
るディスプレイ116に或る画像を表示させた場合に、
その画像とは異なる画像を、ネットワーク300を介し
て接続されたプロジェクタ200によって、投写表示さ
せることができる。
【0040】そこで、PC100の有するディスプレイ
116に表示される画像とプロジェクタ200によって
投写表示される画像との関係を図5を用いて説明する。
図5はディスプレイ116の表示画面とプロジェクタ2
00による投写表示画面をそれぞれ示す説明図である。
【0041】今、PC100の有するディスプレイ11
6には、図5(a)の左側に示すような表示画面60が
表示され、プロジェクタ200によっては、図5(a)
の右側に示すような投写表示画面70が投写表示されて
いるものとする。即ち、ディスプレイ116の表示画面
60には、第1のウインドウ82と、第2のウインドウ
84と、マウスカーソルが86が、それぞれ表示されて
いるが、投写表示画面70には、ウインドウなどは何も
表示されていない。
【0042】そこで、ユーザ(プレゼンタなど)が、入
力部110を操作して、マウスカーソル86で第2のウ
インドウ84を選択し、右方向にドラッグすると、図5
(b)に示すように、ディスプレイ116の表示画面6
0に表示されていた第2のウインドウ84が、マウスカ
ーソル86と共に、プロジェクタ200による投写表示
画面70に徐々に移って、投写表示画面70に表示され
る。そして、ついには、図5(c)に示すように、第2
のウインドウ84が、ディスプレイ116の表示画面6
0から消え、プロジェクタ200による投写表示画面7
0のみで表示されるようになる。
【0043】その後さらに、ユーザが、入力部110を
操作して、第2のウインドウ84を拡大すると、図5
(d)に示す如くになる。
【0044】なお、この一連の表示過程での仮想スクリ
ーン50の様子は、概念的には、図4(a)〜(d)に
示す如くになっている。
【0045】以上説明したように、本実施例の画像表示
システム10によれば、PC100からネットワーク3
00を介してプロジェクタ200に画像を供給して、プ
ロジェクタ200によって画像を投写表示させる場合
に、プロジェクタ200が投写表示する画像は、PC1
00の有するディスプレイ116上に表示された画像と
は異なる画像を投写表示することができるため、この画
像表示システム10をプレゼンテーションなどに用いて
も、支障なく利用することができる。即ち、プレゼンタ
が、手元で資料を見ながら、投写表示されたプレゼンテ
ーション画像を説明する場合、その資料がPC100内
にデータとして格納されており、その資料を見ようとし
てPC100の有するディスプレイ116上に表示させ
たとしても、プロジェクタ200による投写表示画面に
は、その資料が投写表示されることなく、プレゼンテー
ション画像のみを投写表示させることができ、資料が視
聴者に見られる恐れはない。
【0046】また、本実施例の画像表示システム10に
よれば、ネットワーク300を介してPC100からプ
ロジェクタ200に供給される画像は、画像データ(例
えば、ピットマップデータなど)として供給されるわけ
ではなく、描画コマンドとして供給されるため、ネット
ワーク300を介して実際に伝送されるデータ量は少な
くて済み、ネットワークのトラフィックの増大を抑制す
ることができ、レスポンスを大幅に改善することもでき
る。
【0047】なお、本発明は上記した実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
【0048】例えば、上記した実施例では、仮想スクリ
ーン50の大きさや形状、各領域に対応する表示画面
は、予め設定されているものとして説明したが、実際に
は、このような仮想スクリーン50の大きさや形状、各
領域に対応する表示画面は、初期設定時などにおいて、
ユーザ(プレゼンタなど)が入力部110を介してオペ
レーティングシステムに対して自由に設定することがで
きるようになっている。従って、例えば、仮想スクリー
ン50の形状を2画面が垂直方向に配置されたような形
状に設定することもできるし、また、上記した実施例と
は反対に、図4における仮想スクリーン50の右側領域
50bをディスプレイ116の表示画面に、左側領域5
0aをプロジェクタ200による投写表示画面に、それ
ぞれ対応するように、設定することもできる。
【0049】また、上記した実施例においては、仮想ス
クリーン50の左側領域50aと右側領域50bの各領
域は、表示装置の2画面分に対応している仮想スクリー
ン50(1画面)を、表示装置の1画面分に対応する左
側領域50aと右側領域50bの各領域で、それぞれの
設定された表示装置に表示している。従って、左側領域
50aと右側領域50bは、それぞれ別の領域と各領域
の一部分で連続性を持っている。しかし、その連続性を
必ずしも持つ必要はなく、仮想スクリーン50の左側領
域50aと右側領域50bの各領域は、それぞれが1画
面として独立した状態で存在しても良い。
【0050】また、上記した実施例においては、画像供
給装置として、ノート型PCを用いるようにしていた
が、デスクトップ型PCを用いるようにしても良い。ま
た、PCの代わりに、サーバコンピュータや、モバイル
コンピュータや、ハンドヘルドコンピュータや、ワーク
ステーションなどを用いるようにしても良い。また、こ
れらコンピュータの他に、ネットワークに接続可能であ
って、コンピュータと同様な機能を有する機器を用いる
ようにしても良い。そのような機器には、例えば、情報
携帯端末や、携帯電話機や、メール端末や、ゲーム機
や、セットトップボックスなどが含まれる。
【0051】また、ネットワークとしては、ローカルエ
リアネットワーク(LAN)の他、ワイドエリアネット
ワーク(WAN)や、インターネットや、イントラネッ
トなど、各種ネットワークを適用することができる。ま
た、ネットワークは、有線で構成されていても良いし、
無線で構成されていても良い。
【0052】さらに、上記した実施例においては、PC
100の有するディスプレイ116として、液晶ディス
プレイを用いていたが、CRTやプラズマディスプレイ
などを用いるようにしても良い。また、ディスプレイ1
16はPC100と一体化されていたが、別体であって
も良い。なお、別体の場合には、PC本体と、有線(例
えば、ケーブル)または無線で接続されていれば良い。
【0053】また、上記した実施例においては、ネット
ワーク300を介してPC100からプロジェクタ20
0に画像を供給する際、描画コマンドのみを供給するよ
うにしていたが、予め用意された描画コマンドだけで
は、画像の全てを描画することができない場合には、特
定の描画コマンドと共に、画像の要素を表す要素データ
も併せて供給するようにしても良い。また、その要素デ
ータとしては、ネットワークのトラフィックを増大させ
ない程度の所定値以下のデータ量を有するビットマップ
データなどを用いるようにしても良い。なお、このよう
に、描画コマンドと共に、要素データも併せてプロジェ
クタ200に供給した場合、プロジェクタ200は、そ
の供給された描画コマンドと要素データとに基づいて、
画像を描画して、投写表示する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として画像表示システムの概
要を示す構成図である。
【図2】図1のPC100およびプロジェクタ200の
概略構成をそれぞれ示すブロック図である。
【図3】図1の画像表示システムにおいて画像を表示す
る場合の動作手順を説明するための説明図である。
【図4】オペレーティングシステムによって設定される
仮想スクリーンを概念的に示した説明図である。
【図5】ディスプレイ116の表示画面とプロジェクタ
200による投写表示画面をそれぞれ示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10…画像表示システム 50…仮想スクリーン 50a…左側領域 50b…右側領域 60…表示画面 70…投写表示画面 82…第1のウインドウ 84…第2のウインドウ 86…マウスカーソル 100…PC 102…CPU 104…RAM 106…ハードディスクドライブ 108…ROM 110…入力部 112…ネットワークインタフェース部 114…ディスプレイアダプタ 116…ディスプレイ 118…バス 122…アプリケーションプログラム 124…GDI 126…ディスプレイドライバ 128…プロジェクタソース側ドライバ 200…プロジェクタ 202…CPU 204…RAM 208…ROM 210…入力部 212…ネットワークインタフェース部 214…画像処理部 216…投写部 218…バス 228…プロジェクタディスティネイション側ドライバ 300…ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B069 AA01 BA03 BB16 KA04 LA03 5C080 AA05 AA10 JJ01 JJ02 5C082 AA03 AA34 BB01 DA87

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置を有する画像供給装置と、プロ
    ジェクタと、前記画像供給装置と前記プロジェクタを接
    続するネットワークと、を備え、前記画像供給装置から
    前記表示装置に画像を供給して、前記表示装置に画像を
    表示させると共に、前記画像供給装置から前記ネットワ
    ークを介して前記プロジェクタに画像を供給して、前記
    プロジェクタによって画像を投写表示させる画像表示シ
    ステムであって、 前記画像供給装置は、前記表示装置に供給する画像と異
    なる画像を前記ネットワークを介して前記プロジェクタ
    に供給し、前記プロジェクタによって、前記表示装置で
    表示される画像とは異なる画像を投写表示させることを
    特徴とする画像表示システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像表示システムにお
    いて、 前記画像供給装置は、前記ネットワークを介して前記プ
    ロジェクタに供給すべき前記画像を、描画コマンドとし
    て供給することを特徴とする画像表示システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像表示システムにお
    いて、 前記プロジェクタは、前記画像供給装置から前記ネット
    ワークを介して供給された前記描画コマンドに基づい
    て、前記画像を投写表示することを特徴とする画像表示
    システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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