JP2003014337A - 空気調和機用熱交換器 - Google Patents

空気調和機用熱交換器

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JP2003014337A JP2001198374A JP2001198374A JP2003014337A JP 2003014337 A JP2003014337 A JP 2003014337A JP 2001198374 A JP2001198374 A JP 2001198374A JP 2001198374 A JP2001198374 A JP 2001198374A JP 2003014337 A JP2003014337 A JP 2003014337A
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heat exchanger
air conditioner
inflow pipe
refrigerant distributor
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Shigeyuki Sasaki
重幸 佐々木
Hiroshi Kogure
博志 小暮
Nobuo Inagaki
信夫 稲垣
Atsushi Otsuka
厚 大塚
Yasuhisa Yasunaga
泰久 安永
Masaru Horiguchi
賢 堀口
Atsushi Kubota
淳 久保田
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/40Fluid line arrangements
    • F25B41/42Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions
    • F25B41/45Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions for flow control on the upstream side of the diverging point, e.g. with spiral structure for generating turbulence
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/02Evaporators
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造ばらつき等により熱交換器に冷媒分配器
を取り付ける際の取り付け角度に個体差が生じた場合に
おいても、設置角度が分配特性に与える影響を小さくす
ることによって、安定性を確保した冷媒分配器を提供す
る。 【解決手段】 冷媒分配器80の流入管10に内面溝1
3付き構造にし、溝13内部の冷媒141が受ける重力
よりも溝形状の作用による表面張力が支配的となるよう
にする。具体的には、設置角度θに応じて最適な最小内
径Dminと最大溝幅Wmaxの溝部を構成する。また、内面
に設けた溝付き構造部よりも流入管のエルボ角度を60
度よりも大きくするように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気調和機
に用いられる熱交換器に係り、特に、熱交換器を効果的
に作用させる冷媒分配器を備えた熱交換器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】空気調和機としての冷凍サイクルは、図
9に示すように構成される。図9は、一般的な家庭用空
気調和機のサイクル構成図である。図9において、1は
圧縮機であり、この圧縮機の運転動作により高温、高圧
のガスとなって吐出したフロン等の冷媒は、冷凍作用の
冷房と、暖房作用のヒートポンプサイクル兼用の場合に
は、冷媒の流れる方向を切り替える四方弁2を介して凝
縮熱交換器3入口のA点に流れる。凝縮熱交換器3は、
家庭用空気調和機の場合の冷房運転では、室外機内の熱
交換器に相当する。
【0003】ここで、図11を参照して空気調和機用熱
交換器を説明する。図11は、従来技術における家庭用
空気調和機用熱交換器の説明図である。図11に示す如
く、一定間隔で並設されたフィン40に貫通した多くの
伝熱管41が熱的また機械的に結合するよう構成された
クロスフィンチューブ式の熱交換器である。冷媒は伝熱
管41内を流れ、前記フィン40間を流動する空気と熱
交換する。
【0004】凝縮熱交換器3内部を流れて高圧のまま
で、空気との熱交換により放熱した冷媒は、凝縮作用に
より液化し過冷却(飽和液温度よりも低温になった状
態)なった後に、凝縮熱交換器3の外部B点に流れ出
る。そして、電動式弁等の膨張部6により等エンタルピ
膨張した後、低温・低圧でガスと液が混在し気液二相流
となった冷媒は、蒸発熱交換器5の入口C点に流れる。
蒸発熱交換器5内では、空気を冷却するため、冷媒より
も高温の空気からの吸熱作用により前記冷媒が蒸発し、
該冷媒の乾き度χ〔=ガス質量流量/(ガス質量流量+液
質量流量)〕が増しながら流れる。そして、D点から蒸
発熱交換器5の出口部E点を経て、圧縮機1に戻る閉ル
ープを構成する。
【0005】ここで、蒸発熱交換器5内部では、該熱交
換器内の流動抵抗による損失が熱交換器の性能低下に大
きく影響する。そのため、一般的に蒸発熱交換器5内を
数本のパス71、72の組合せ、また73、74の組合
せで示すように並列に分岐して流すように構成される。
このため、気液二相流の冷媒を分岐させる冷媒分配器8
1が必要となる。この冷媒分岐において、数十倍の密度
比を持つ液冷媒とガス冷媒が混在するために、冷媒配管
の内部で気液の自由界面が生じる。
【0006】この自由界面が生じるため、冷媒の流動が
極めて不安定となる。したがって、大量生産される熱交
換器において冷媒分配器の設置角度等の個体差がばらつ
きを発生すると、液冷媒が受ける重力の作用が個々に異
なり、前記熱交換器によって液冷媒が十分に流れるパス
(例として、パス73)と、枯渇するパス(例として、
パス74)が発生する。冷媒が蒸発熱交換器5の途中で
枯渇した場合、その部位以降の熱交換器は冷媒と空気の
熱交換ができず、伝熱面積が活かせずに十分な性能を発
揮できないので省電力化できない。そのため、冷媒分配
のばらつきの問題が空気調和機全体の性能に大きなばら
つきとなってあらわれる。
【0007】また、サイクルドライ方式(室内熱交換器
となる蒸発熱交換器の一部を凝縮熱交換器として働か
せ、それぞれの出口空気を混合することにより、室内機
の吹出し温度を下げないようにした快適性を高めた再熱
除湿方式)等の採用により蒸発熱交換器5の途中に冷媒
分配器82を設ける必要が生じた場合は、冷媒分配器8
1の位置よりも冷媒の乾き度が高く、さらに少ない冷媒
液量のため、冷媒分配は難しい問題となっている。
【0008】図10は、図9に示したサイクル構成のモ
リエル線図上での説明図である。図中の破線がフロン系
冷媒による一般的な空気調和機用冷凍サイクルを示し、
反時計回りの動作をする。図9と図10とでは、Aから
Eの記号を一致させている。ここで、冷媒分配の問題と
なるのは、C点からE点までの低温・低圧の蒸発熱交換
器部である。等エンタルピ膨張後の冷媒はC点で蒸発熱
交換器内を流動する。このC点近くには、飽和液線(乾
き度=0)があるように、乾き度χは比較的小さく、一
般の家庭用空調機等の場合、乾き度χ=0.2前後であ
る。この点では、冷媒液量が多いために冷媒液に旋回成
分を与える等の工夫により、重力よりも大きな遠心力を
発生させることにより、冷媒分配が改善される場合があ
る。
【0009】この冷媒液に旋回成分を与える発明として
は数多く提案されており、例えば、特開平5−1863
8号公報、特開平6−317364号公報、特開平7−
12429号公報、特開2000−105026号公
報、特開2000−274885号公報に記載の発明が
ある。これらは、冷媒分配器の分岐部への流入管内面に
らせん状の溝を設け、冷媒の流れに旋回成分を与え冷媒
の偏流を抑えるものである。また、特開平8−6857
5号公報に記載の発明は、分流器内部に小径の管束をら
せん状に形成することによって冷媒が旋回し、これによ
って攪拌が行われ冷媒分配が改善される発明である。
【0010】一方、特開平10−318628号公報、
特開2000−320929号公報に記載の発明は、液
に旋回成分を与えるものではなく、液冷媒の表面張力の
作用により溝内部に液冷媒を引き付け冷媒の偏流改善を
図るものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の特開平
5−18638号公報、特開平6−317364号公
報、特開平7−12429号公報、特開2000−10
5026号公報、特開2000−274885号公報に
記載の発明は、液冷媒に旋回成分を与え冷媒分配を改善
するものである。
【0012】しかしながら、液冷媒に旋回成分を与える
には、大きな運動量が必要となるが、冷媒の循環量が小
さい場合には運動量が大きくない。また、熱交換器の途
中に設ける冷媒分配器においては冷媒の乾き度が高く、
旋回成分を与える対象の液冷媒の量が極めて少ないため
に旋回流が発生しない。例えば、家庭用空調機で用いら
れているR410Aの冷媒において蒸発圧力1300k
Pa、蒸発温度16℃、乾き度0.65程度の分岐位置
における場合には、ガス冷媒が管断面の93%を占め、
液冷媒は7%程度しか存在しない条件となる。そのた
め、図10のD点で示すように蒸発熱交換器の途中で、
パス73、74へ分岐する場合には、高乾き度用の冷媒
分配器が求められているという問題があった。さらに、
空気調和機において、熱交換器の配置面積が支配的であ
り、冷媒配管は空いた空間内に構成されるため、分岐部
構造の角度設定の自由度が小さいという問題があった。
【0013】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するためになされたものであり、製造ばらつき等によ
り、熱交換器に冷媒分配器を取り付ける際の取り付け角
度に個体差が生じた場合に於いても、設置角度が分配特
性に与える影響を小にすると共に、高乾き度冷媒の配管
を適切にし、安定性を確保した冷媒分配器を備えた空気
調和器を提供することをその目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る空気調和機用熱交換器の構成は、内面
溝付き構造を設けた流入管を有する冷媒分配器を備えた
少なくとも一部が多パス構造の空気調和機用熱交換器に
おいて、前記冷媒分配器は、前記流入管の軸方向の重力
方向設置角度θ(単位:度)に対して、フロン系冷媒の
場合には最小内径Dmin(単位:mm)と、最大溝幅
Wmax(単位:mm)との関係が、θ≦91/(Dm
in×Wmax)であることを特徴とするものである。
本発明に係る空気調和機用熱交換器の他の構成は、内面
溝付き構造を設けた流入管を有する冷媒分配器を備えた
少なくとも一部が多パス構造の空気調和機用熱交換器に
おいて、前記冷媒分配器は、前記流入管の軸方向の重力
方向設置角度θ(単位:度)に対して、自然系冷媒の場
合には最小内径Dmin(単位:mm)と最大溝幅Wm
ax(単位:mm)との関係が、θ≦166/(Dmi
n×Wmax)であることを特徴とするものである。本
発明に係る空気調和機用熱交換器のさらに他の構成は、
前記記載の空気調和機用熱交換器において、前記冷媒分
配器は、前記流入管径の最小内径Dminで定義される
中心部面積Adと、一つの溝部面積Awと冷媒のボイド
率αとの関係が、溝数N(単位:条)とした場合、N≧
Ad/Aw×(1−α)/αであることを特徴とするもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図1乃至図10を参照して詳細に説明する。図1は、
本発明に係る空気調和機用熱交換器に用いられる冷媒分
配器の説明図である。冷媒分配器80は、気液二相流の
冷媒が流入する入口エルボ9と、該入口エルボ9に接続
される内面に所定寸法の溝構造を有した内面溝付き流入
管10と、前記流入管10に接続される結合部11と、
前記結合部11に接続される2本の流出管121,12
2とからなっている。前記入口エルボ9より流入する気
液二相流の冷媒は、前記内面溝付き流入管10、結合器
11内に導かれ、2本の流出管121,122に流れ出
るのである。図1では、2本のパスに分岐する構造で示
したが、2本よりも多いパス構成であっても構わない。
【0016】図2を用いて、冷媒分配器内の流れを説明
する。図2は、図1の冷媒分配器の内面詳細図、図2
(a)は、図1の冷媒分配器のA−A‘断面図であり、
気液二相流の冷媒は紙面手前から奥方向に向かって流
れ、図2(b)は、図1の冷媒分配器の内面溝(イ)部
を拡大し、本来円弧状の管を直線に展開して示したもの
であり、図2(c)は、図1の冷媒分配器の内面溝にお
ける作用説明図である。
【0017】図1、2において、入口エルボ9より流入
した気液二相流の冷媒は、内面溝付き流入管10を流動
する際、該内面溝付き流入管10と接触し、液冷媒14
1は表面張力作用により微細な内面溝付き流入管10に
設けられた複数の溝13内に引き込まれる。熱交換器内
の途中で乾き度が高まった冷媒は、そのうちの液冷媒1
41が環状流となり前記流入管10の管壁面を流れ、そ
のうちのガス冷媒が前記流入管10の中央部を高速に流
れるようになる。
【0018】ここで、内面溝付き流入管10は、熱交換
器の小型化のため、その径を細くすることが考えられる
が、所定の冷媒循環量を流動させなければならない。ま
た、所定の冷媒を表面張力作用により溝13内に保持し
ながら流動させなければならず、該溝13は表面張力作
用を維持する溝幅でなければならない。従って、前記流
入管10の内径は最低限の大きさDminが必要であ
り、溝13の幅の大きさWmaxには制限が必要であ
る。さらに、図1には冷媒分配器の軸方向の重力に対す
る傾斜角度θが示されているが、この傾斜角度θの熱交
換器への取り付け個体差のばらつきにより冷媒分配は大
きな影響を受けていたが、前記の如く、傾斜角度θが大
きく取れば、冷媒分配は個体差のばらつきの影響を受け
ず。配管設計の余裕度が大きくなる。
【0019】このような点を考慮すると、溝付き流入管
10に掘り込まれた溝部13に液冷媒141を入れ込む
と共に、最も効果的、且つ安定的な冷媒分配を実現する
ためには、傾斜角度θ,流入管10内の最小内径Dmi
n,溝部13のWmax等に適切な関係が成立しなけれ
ばならない。
【0020】溝付き流入管10の傾斜角度θ,最小内径
Dmin,溝部13のWmaxの関係を説明する。重力
と表面張力との強さを表す指標として無次元数であるボ
ンド数Boを用いる。該ボンド数Bo=重力/表面張力
である。このボンド数Boは図2の形状寸法及び物性値
を用いて表すと、 Bo≡Dmin×g×sinθ×(ρl−ρv)/(σ/Wmax)………式( 1) ここに、Bo:ボンド数 Dmin:最小内径 g:重力加速度 ρl:液密度、ρv:ガス密度 σ:液冷媒表面張力 Wmax:最大溝幅 θ:重力方向設置角度 式(1)において、ボンド数Boが1よりも小さな範囲
が重力作用よりも表面張力作用が大きいことになる。こ
の結果、重力方向の設置角度θと溝寸法Wmax、最小
内径Dminの関係が定まる。
【0021】式(1)を変形すると、 θ=Arcsin{σ/g(ρl−ρv)×1/Wmax×Dmin}…式( 2) 式(2)において、各冷媒の傾向を1次近似し定数を整
理すると、 θ≦C/(Dmin×Wmax)………………………………式(3) となる。
【0022】式(3)において、空気調和機として冷媒
の蒸発条件の最低温度と考えられるマイナス20℃にお
ける物性値を代入し、図3の線図を作成する。パラメー
タとして家庭用空調機で多用されている代替冷媒のR4
10Aの他、冷媒R407C,R134a,R22,R
32と、CO2,プロパンの2つの自然系冷媒を用い
る。前記各冷媒において、マイナス20℃における物性
値を用いて算出すると、冷媒R410Aに関してはC=
80、R32ではC=91、プロパンではC=166と
なる。
【0023】このようにして、最小内径Dmin(単
位:mm)と最大溝幅Wmax(単位:mm)の積の逆
数を横軸とし、許容設置角度θ(度)を縦軸とした各パ
ラメータ毎の関係を図示する図3が得られる。図3を参
照して本発明に係る空気調和機用熱交換機における一実
施例を説明する。図3は、本発明に係る空気調和機用熱
交換機における一実施例の説明図である。図3の実施例
においては、各冷媒の内、フロン系冷媒では、R32の
C=91を代表の係数として用いる。また、自然系冷媒
ではプロパンのC=166を代表の係数とし、これらを
示す各直線の下側の領域を本発明に係る請求項1および
2とする。
【0024】図3に示される設置角度θよりも冷媒分配
器80を傾けて設置した場合は、溝部13に液冷媒14
1が表面張力により保持されないために、溝付き管の効
果は得られない。これよりも温度が高い条件で用いる場
合には、表面張力σが温度の上昇と共に小さくなるの
で、Cが小さくなり、グラフ中の線の勾配は緩やかにな
り、すべてが本発明に係る請求項1および2に含まれ
る。なお、本説明においては、入口エルボ9の作用は除
外し、流入管10に直接気液二相冷媒を流入させるもの
とした。
【0025】次に、図4を参照して、最低限必要となる
溝数Nの関係を説明する。図4は、本発明に係る空気調
和機用熱交換器における他の実施例の説明図である。図
4(a)は、図1の冷媒分配器のA−A‘断面図であ
り、中心部面積Adと最小内径Dminを示しており、
図4(b)は、図1の冷媒分配器における内面溝の
(イ)部を拡大し、本来円弧状の管を直線に展開して示
し、溝部面積Awを示したものであり、図4(c)は、
図1の冷媒分配器のボイド率と溝数との関係図である。
ボイド率αは、管断面の流路総面積に対するガス冷媒流
動断面積の割合であり、乾き度が増すにつれて大きくな
る。ボイド率αが1で全てガスとなる。
【0026】図4において、溝13内に全ての液冷媒1
41が引き込まれるためには、溝数Nが多い程好まし
い。しかし、液冷媒141が引き込まれる溝数Nが必要
以上に増えると、前記液冷媒141と溝壁面13壁面と
の摩擦による流動抵抗が増加する。溝数Nが小になる
と、前記液冷媒141が溝13から溢れてくる。したが
って、ボイド率により変動する液冷媒に対する最低限必
要となる溝数Nと、溝部面積Aw、中心部面積Adとの
関係が必要となる。
【0027】図4(c)において、横軸は、ボイド率α
であり、縦軸は溝数Nである。パラメータとして、最小
内径Dminから算出される内面溝付き管の中心部面積
Ad(=π/4×Dmin×Dmin)と1つの溝部面
積Awとの比を用いる。一例として、Ad/Awが50
0、750、1000の溝形状の場合を図4(c)に示
している。
【0028】図4(c)において、Ad/Awの所定寸
法で決定される右側の領域を本発明に係る請求項3と
し、溝数Nとの関係式として、 N>Ad/Aw×(1−α)/α……………………………式(4) ここに、N :溝数 Ad:中心部面積(=π/4×Di×Di) Aw:1つの溝部面積 α :ボイド率 一例として、Ad/Aw=1000の場合には図4
(c)のハッチングで示す領域となる。なお、本説明に
おいても、エルボ管9の存在は除外するものとした。
【0029】図5を参照して、今までの説明において除
外したエルボ管9の作用を説明する。図5は、本発明に
係る空気調和機用熱交換器におけるエルボ管の作用説明
図である。図5(a)は、エルボ管の配置図、図5
(b)は、エルボ管の作用説明図である。
【0030】図5(a)において、内面溝付き流入管1
0のエルボ9の角度による影響を冷媒を用いた実験によ
り評価した。実験に用いた冷媒は、R410Aで冷媒循
環量がGr=62(kg/h)、入口乾き度がχ=0.
65の場合の実験結果を示している。内面溝付き流入管
10は、外径Φ9.53(mm)、溝数=N75(条)
で長さ80(mm)である。
【0031】実験は、溝付き流入管10に45度、90
度、135度のエルボ管9を設け、重力方向に垂直に立
てたθ=0(度)の場合と垂直から20(度)傾斜させ
た場合の、パス1とパス2の冷媒の環状流を冷媒分配器
80の後段に設けた模擬熱交換器の交換熱量で測定し
た。図5(b)に示すように、流入管10の管軸方向を
基準としてΦ=60(度)よりも大きな角度のエルボ管
9であれば、攪拌され交換熱量の差は5%程度であり、
実機熱交換器においても問題とならない領域である。
【0032】これは、偏って流入する液冷媒がエルボ管
9の遠心力の作用を受けた後、反流により、内面溝部1
3の全てに流入する効果があるためと思われる。エルボ
管9を設けない直線部を長く設けた場合の実験も合わせ
て行ったが、この場合、溝部13の全てに液冷媒を流し
込む初期の流れが発生せず、溝付き流入管10の長さが
短いと溝付き管の効果が得られにくいことが分かった。
つまり、内面溝付き管の場合には所定角度のエルボとの
組合せは良好な結果を与える。そこで、図5に示した通
り、溝付き管流入管のエルボ角度は60度よりも大きな
角度で構成することを本発明に係る請求項4とする。な
お、溝付き管部の長さは冷媒分配器流入管の全てまたは
一部であっても本発明の効果は達成される。
【0033】図6を参照して、本発明に係る空気調和機
用熱交換器における冷媒分配器の伝熱管を説明する。図
6は、本発明に係る空気調和機用熱交換器における冷媒
分配器の変形例の説明図である。図1乃至図5までに説
明した本発明に係る空気調和機用熱交換器においては、
溝形状を一般的な空気調和機用伝熱管で多用されている
台形131としていたが、表面張力作用を得るために、
矩形132や三角溝133、また半円形断面134の溝
であっても本発明の効果は達成される。
【0034】図8を参照して、本発明に係る空気調和機
用熱交換器における冷媒分配器の伝熱管を説明する。図
8は、本発明に係る空気調和機用熱交換器における他の
冷媒分配器の伝熱官詳細説明図である。本発明に係る空
気調和機用熱交換器の実験は、流入管10の内面溝構造
として、図8に示すように溝部13のネジレ角β=0か
ら8度のものが用いられている。一般的な伝熱管で多用
されている溝部13のネジレ角は、β=20度程度のも
のである。該ネジレ角β=10度を越えると、旋回流の
作用が大きくなる。この溝部13のネジレ角β=0から
8度であることからも本発明に係る空気調和機用熱交換
器における冷媒分配器での液冷媒の偏流防止作用は、旋
回流ではないことが理解できる。
【0035】図7を参照して、本発明に係る空気調和機
用熱交換器における冷媒分配器の結合部を説明する。図
7は、本発明に係る空気調和機用熱交換器における冷媒
分配器結合部の断面図である。図7(a)は、本発明に
係る空気調和機用熱交換器における冷媒分配器の結合部
の一例、図7(b)は、本発明に係る空気調和機用熱交
換器における冷媒分配器の結合部の他の一例である。
【0036】図7(a)は、内面溝付き流入管10と、
二本の流出管121、122の管端部を接触させ、間隙
を無くしたL=0の形状を示している。このような構成
により、内面溝付き流入管10の溝13内を流れ出る液
冷媒141を二本の流出管121、122に導きやす
い。また、図7(b)に示すように、内面溝付き流入管
10と結合部11、また、結合部11と二本の流出管1
21,122のロウ付け精度等の製造上の問題で、管端
部を接触させることが難しい場合には、液冷媒141が
流出管121,122に導入できる範囲で管端部を所定
寸法Lの間隙をあけても差し支えない。
【0037】図12を参照して、本発明に係る家庭用空
気調和機の室内熱交換器を説明する。図12は、本発明
に係る家庭用空気調和機の室内熱交換器における冷媒経
路の構成図である。本発明に係る家庭用空気調和機の室
内熱交換器に置いては、上記に説明した冷媒分配器が、
冷媒配管の途中に用いられている。
【0038】図12に示す家庭用空気調和機用室内熱交
換器においては、空気と冷媒とを熱交換するため、前記
熱交換器301、くの字状に折り曲げられて接続された
長短の熱交換器501a,501bからなる上部熱交換
器501、下部熱交換器502を有し、図示しないケー
シング内に配置されている。前記上部熱交換器501に
は冷媒分配器810、前記下部熱交換器502には冷媒
分配器820(図示では斜線が施してある)がそれぞれ
設けられている。
【0039】前部熱交換器301、上部熱交換器501
a、501b、下部熱交換器502は、それぞれ複数の
フィン403a、401b、401a、402aが紙面
の平行方向に所定の間隔をあけて配列すると共に、その
複数のフィン403a、401b、401a、402a
を複数の伝熱管が紙面の垂直方向に貫通する。このよう
にして、前記前部熱交換器301には冷媒径路310、
くの字状の長い方の熱交換器501bには、冷媒径路8
10b、くの字状の短い方の熱交換器501bには、冷
媒径路810a、下部熱交換器502には、冷媒径路8
20a、820bが構成される。
【0040】冷媒分配器810には、前部熱交換器30
1の冷媒回路310が熱交換器501aの冷媒回路の一
部810cを介して接続されている。前記冷媒分配器8
10は、二本の多パス構造となつており、その内、一つ
のパスがくの字状の長い方の熱交換器501bの冷媒回
路810bと接続され、該冷媒回路810b内の伝熱管
810Pまで延設されている。もう一方の他のパスがく
の字状の短い方の熱交換器501aの冷媒回路810a
と接続され、該冷媒回路810aを経て、前記冷媒回路
810b内の伝熱管810Pまで延設され、前記冷媒回
路810bと接続されて、連続した一つの冷媒回路とな
っている。
【0041】冷媒分配器820は、上部熱交換器501
の伝熱管810Pと、サイクルドライ弁150及び配管
900を介して、接続されている。前記冷媒分配器82
0は、二本の多パス構造となつており、その内、一つの
パスが熱交換器502の冷媒回路820aと接続され、
他の一つのパスが冷媒回路820bと接続され、両冷媒
回路820a、820bの末端部は一本となり、前熱交
換器301の冷媒回路310と接続され、循環冷媒サイ
クルが構成されている。前記上部熱交換器501および
下部熱交換器502のそれぞれの複数フィン401a、
401b、402a、403aに、熱交換のための風量
を供給する横流フアン140が設けられている。
【0042】次に、前記本発明に係る家庭用空気調和機
の室内熱交換器の動作を説明する。冷房運転の場合は、
冷媒141は、前記前熱交換器301の冷媒回路310
を通り、冷媒分配器810において、上部熱交換器50
1の冷媒回路810a、冷媒回路810bで2パスに分
岐して流れる。前記分岐して流れた冷媒141は、伝熱
管810Pから再び1パスとなり、サイクルドライ弁1
50を通過して、冷媒分配器820に入る。該冷媒分配
器820で再び分岐し、下部熱交換器502内を冷媒回
路820a、820bを2パスで流動する。通常の冷房
運転の場合、サイクルドライ弁150は全開となり、除
湿運転時のみ絞り込まれる。
【0043】通常の冷房運転の場合、冷媒分配器820
への配管900の少なくとも該冷媒分配器820に近い
部分が内面溝付き流入管10になっている。その溝形状
によって液冷媒141が表面張力の作用により全て溝1
3内部に引き込まれる。このことから、液冷媒141が
受ける重力よりも表面張力が大きくなる。次いで、前記
冷媒分配器820の冷媒液141は、下部熱交換器50
2内の730、740で示す2本のパスに均等に流れ
る。冷媒分配器820の流入管10では、その結果、大
量生産時の熱交換器において、分配器自体の重力方向の
設置角度に対して、多少個体差を持って設置された場合
においても分配特性の安定性が高まる。また、液冷媒の
圧力ロスの増大を防ぐことができ、冷房時の性能の低下
を押さえることができる。さらに簡単な部品で冷媒分配
器を構成できるため、コストが安価となる。
【0044】図8までの発明の説明において、冷媒分配
器80からの冷媒141の流れ方向を重力方向に対して
冷媒141の流れが上昇流となる構成で示したが、流出
管121,122が下側の配置となる冷媒141の流れ
が下降流であっても本発明の効果は達成される。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明の構
成によれば、製造ばらつき等により、熱交換器に冷媒分
配器を取り付ける際の取り付け角度に個体差が生じた場
合に於いても、設置角度が分配特性に与える影響を小に
すると共に、高乾き度冷媒の配管を適切にし、安定性を
確保した冷媒分配器を備えた空気調和機用熱交換器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機用熱交換器に用いられ
る冷媒分配器の説明図である。
【図2】図1の冷媒分配器の内面詳細図である。
【図3】本発明に係る空気調和機用熱交換器における一
実施例の説明図である。
【図4】本発明に係る空気調和機用熱交換器における他
の実施例の説明図である。
【図5】本発明に係る空気調和機用熱交換器におけるエ
ルボ管の作用説明図である。
【図6】本発明に係る空気調和機用熱交換器における変
形例の説明図である。
【図7】本発明に係る空気調和機用熱交換器における冷
媒分配器の結合部の断面図である。
【図8】本発明に係る空気調和機用熱交換器における他
の冷媒分配器伝熱管の説明図である。
【図9】一般的な家庭用空気調和機のサイクル構成図で
ある。
【図10】図9に示したサイクル構成のモリエル線図上
の説明図である。
【図11】従来技術における空気調和機用熱交換器の説
明図である。
【図12】本発明を家庭用空気調和機用室内熱交換器に
適用した冷媒経路の配管図である。
【符号の説明】
1…圧縮機 2…四方弁 3…凝縮熱交換器 5…蒸発熱交換器 6…膨張部 9…入口エルボ 10…内面溝付き管 11…結合部 13…溝 40、401a、402a、403a…フィン 41…伝熱管 81、82、810、820…冷媒分配器 121,122…流出管 140…横流ファン 150…サイクルドライ弁 301、501a、501b、502…熱交換器 310、810a、810b、810c、820a、8
20b…冷媒経路 900…配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小暮 博志 茨城県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 稲垣 信夫 茨城県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 大塚 厚 茨城県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 安永 泰久 茨城県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 (72)発明者 堀口 賢 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所内 (72)発明者 久保田 淳 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面溝付き構造を設けた流入管を有する
    冷媒分配器を備えた少なくとも一部が多パス構造の空気
    調和機用熱交換器において、 前記冷媒分配器は、前記流入管の軸方向の重力方向設置
    角度θ(単位:度)に対して、フロン系冷媒の場合には
    最小内径Dmin(単位:mm)と、最大溝幅Wmax
    (単位:mm)との関係が、θ≦91/(Dmin×W
    max)であることを特徴とする空気調和機用熱交換
    器。
  2. 【請求項2】 内面溝付き構造を設けた流入管を有する
    冷媒分配器を備えた少なくとも一部が多パス構造の空気
    調和機用熱交換器において、 前記冷媒分配器は、前記流入管の軸方向の重力方向設置
    角度θ(単位:度)に対して、自然系冷媒の場合には最
    小内径Dmin(単位:mm)と最大溝幅Wmax(単
    位:mm)との関係が、θ≦166/(Dmin×Wm
    ax)であることを特徴とする空気調和機用熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の空気調和機用熱
    交換器において、 前記冷媒分配器は、前記流入管径の最小内径Dminで
    定義される中心部面積Adと、一つの溝部面積Awと冷
    媒のボイド率αとの関係が、溝数N(単位:条)とした
    場合、N≧Ad/Aw×(1−α)/αであることを特徴
    とする空気調和機用熱交換器。
  4. 【請求項4】 内面溝付き構造を設けた流入管を有する
    冷媒分配器を備えた少なくとも一部が多パス構造の空気
    調和機用熱交換器において、 前記流入管に接続されるエルボに対する前記流入管延長
    軸からの曲げ角度が60度よりも大きいことを特徴とす
    る空気調和機用熱交換器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載のいずれか一項の空
    気調和機用熱交換器において、 前記流入管の軸に対する前記内面溝のねじれ角は、10
    度未満であることを特徴とする特許請求項1記載の空気
    調和機用熱交換器。
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