JP2003014167A - 積層ホース及びその製造方法 - Google Patents

積層ホース及びその製造方法

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JP2003014167A JP2001193424A JP2001193424A JP2003014167A JP 2003014167 A JP2003014167 A JP 2003014167A JP 2001193424 A JP2001193424 A JP 2001193424A JP 2001193424 A JP2001193424 A JP 2001193424A JP 2003014167 A JP2003014167 A JP 2003014167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強材で覆うことなく簡単な構造で接続端部
の首折れを確実に防止する。 【解決手段】 ホース接続金具Iから露出する部分を、
円筒状厚肉部H32から離れるのに従って肉厚寸法が徐々
に肉薄となるテーパー状厚肉部H33,H34で構成するこ
とにより、この露出する部分に集中して曲げ力が作用し
ても、この部分はテーパー状厚肉部H33,H34で構成さ
れて曲げ強度が高いため、折れ曲がり難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にシャワーヘッ
ドなどのような持ち運びできる吐水器具に接続される積
層ホース及びその製造方法に関する。詳しくは、内管の
外周面に沿って外被層が積層され、その両側の接続端部
をホース接続金具で挟み込むことにより接続される積層
ホース、及び、内管を送り機で定速送りしながら、その
外周面に沿って押出し成形機から外被材料を押出し供給
することにより、外被層が積層成形される積層ホースの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の積層ホースとして、例え
ば実開昭56−35978号公報に開示される如く、ホ
ースの接続端部を筒状のホース接続金具で挟み込むこと
により、シャワーヘッドに接続されると共に、このホー
ス接続金具から露出する接続端部の外周に沿ってコイル
状スプリングを巻き付けることにより、使用時において
剛体のホース接続金具から露出する接続端部に曲げ力が
作用しても、スプリングが撓みながらホースと一体にな
って曲げ力に抵抗し、接続端部が鋭角に曲がらずに、流
体のストップしたり流量の低下やホースの破損を防ぐも
のがある。更に、実開平3−48194号公報に開示さ
れる如く、薄膜状の筒状ガイド部に螺旋状の補強骨が設
けられた首折れ防止具でホースの外周を覆うものや、実
用新案登録第2527836号公報に開示される如く、
帯材を螺旋状に形成した首折れ防止具でホースの外周を
覆うものがある。また、この種の積層ホースの製造方法
としては、例えば特公平6−9844号公報に開示され
る如く、押出しポンプの作動(回転)速度を一定時間毎
に可変して、外被材料の吐出量を交互に増減することに
より、外被層として軸方向へ厚肉部と薄肉部が交互に積
層形成されるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の積層ホースでは、接続端部の外周に沿って螺旋
状や筒状の補強材で覆うため、デザイン的に違和感があ
って外観が悪いだけでなく、螺旋部材の隙間に指などを
噛み込むなどの事故が発生し易くて危険であるという問
題がある。また、上述した積層ホースの製造方法では、
押出しポンプの作動速度を可変して外被材料の吐出量を
増減コントロールすることは原理的には可能であるが、
現在の押出しポンプでその作動速度を変化させることは
外被材料の吐出量にムラが発生する要因となるため、厚
肉部及び薄肉部の肉厚寸法を均一にできず、製品の仕上
がり精度が不良となり、安定した製品を提供できないと
いう問題がある。これを解決するために例えば特公平6
−20786号公報に開示される如く、外被材料の押出
し供給量を増減させずに、押出し成形機から押出し供給
された外被材料の外周に金型を装着して、この金型内に
射出成形機から外被材料を追加供給することにより、厚
肉部が積層形成されるものがある。しかし、この方法の
場合には、外被材料を追加供給するために金型や射出成
形機が別途必要になるため、その分だけ設備が複雑化し
て大型化し、その結果、設備費や製造コストが高価にな
るという問題がある。そこで、送り機の作動速度を可変
制御して、内管の送り速度を加減速させることにより、
外被層の肉厚寸法を任意に変えることが考えられる。し
かし、この場合には、送り機より上流側の内管の送り速
度まで影響するため、内管を押出し形成するインナーチ
ューブ用の押出し成形機や、更に内管と外被層との間に
補強線材を一定ピッチで巻き付けて埋設する場合には、
インナーチューブ用の押出し成形機からの内管材料の吐
出量にムラが発生する要因となったり、補強線材の巻き
付けピッチを変化して、製品の仕上がり精度が不良とな
るという問題がある。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、補強
材で覆うことなく簡単な構造で接続端部の首折れを確実
に防止することを目的としたものである。請求項2記載
の発明は、外被材料の吐出量や送り機の作動速度を変え
たり別途追加積層せずに簡単な構造で外被層の肉厚寸法
を任意に変えることを目的としたものである。請求項3
記載の発明は、請求項2に記載の発明の目的に加えて、
円筒状厚肉部から離れるのに従って肉厚寸法が徐々に肉
薄となる断面略台形状に突出する積層ホースを簡単に製
造することを目的としたものである。請求項4記載の発
明は、請求項2または3に記載の発明の目的に加えて、
迂回手段の構造を簡素化することを目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、外被層H
3が薄肉部H31と円筒状厚肉部H32とテーパー状厚肉部
H33,H34とからなり、ホース接続金具Iと対向する部
分を、円筒状厚肉部H32で構成し、ホース接続金具Iか
ら露出する部分を、上記円筒状厚肉部H32から離れるの
に従って肉厚寸法が徐々に肉薄となるテーパー状厚肉部
H33,H34で構成したことを特徴とするものである。請
求項2記載の発明は、送り機D及び押出し成形機Eの作
動速度とは関連なく該送り機Dより下流側へ送られる内
管H1の送り速度のみを部分的に可変すると共に、送り
機Dから押出し成形機Eへ至る内管H1の送り路Wをそ
の距離が伸縮変化するように迂回させる迂回手段1を設
け、上記内管H1送りの減速と迂回距離の伸長とを連動
させ、内管H1の送りの加速と迂回距離の短縮とを連動
させることを特徴とするものである。請求項3記載の発
明は、請求項2記載の発明の構成に、前記押出し成形機
Eの下流側に配設された引取機Fの作動速度を加減制御
し、その減速に連動して内管H1の迂回距離を伸長さ
せ、また加速に連動して内管H1の迂回距離を短縮させ
る構成を加えたことを特徴とする。請求項4記載の発明
は、請求項2または3記載の発明の構成に、前記迂回手
段1が、内管H1と係合するテンションプーリー1a,
1bを送り路Wの最短距離方向と交差する方向へ往復移
動させる構成を加えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1の発明は、ホース接続金具Iから露出
する部分を、円筒状厚肉部H32から離れるのに従って肉
厚寸法が徐々に肉薄となるテーパー状厚肉部H33,H34
で構成することにより、この露出する部分に集中して曲
げ力が作用しても、この部分はテーパー状厚肉部H33,
H34で構成されて曲げ強度が高いため、折れ曲がり難
い。請求項2の発明は、送り機D及び押出し成形機Eの
作動速度が一定に維持された状態で、内管H1送りの減
速と迂回距離の伸長とを連動させることにより、内管H
1送りの減速に伴って発生した内管H1の弛みが吸収さ
れると同時に、押出し成形機Eから定量供給した外被材
料H3′の積層厚さが定速送り時に比べて徐々に厚くな
り、この状態から逆に内管H1の送りの加速と迂回距離
の短縮とを連動させることにより、押出し成形機Eから
定量供給した外被材料H3′の積層厚さが徐々に薄くな
るものである。請求項3の発明は、請求項2記載の構成
に対して、前記押出し成形機Eの下流側に配設された引
取機Fの作動速度を加減制御し、その減速に連動して内
管H1の迂回距離を伸長させ、また加速に連動して内管
H1の迂回距離を短縮させる構成を追加したので、引取
機Fを送り機Dと同じ高速状態で連続作動させることに
より、薄肉部H31が連続して積層され、この状態から引
取機Fを減速させることにより、引取機Fの減速途中で
テーパー状厚肉部H33が積層されると共に、引取機Fが
低速状態に連続作動させることにより、円筒状厚肉部H
32が連続して積層され、この状態から引取機Fを加速さ
せることにより、上記テーパー状厚肉部H33とは逆向き
のテーパー状厚肉部H34が逆向きのテーパー状厚肉部H
34が積層される。請求項4の発明は、請求項2または3
記載の構成に対して、前記迂回手段1が、内管H1と係
合するテンションプーリー1a,1bを送り路Wの最短
距離方向と交差する方向へ往復移動させる構成を追加し
たので、テンションプーリー1a,1bで内管H1を略
V字形に屈曲することにより、内管H1の迂回距離が伸
縮変化する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。この実施例は、積層ホースHの製造装
置が、図1〜図3に示す如くインナーチューブ用の押出
し成形機Aの下流側に、引取機Bと、スパイラルマシン
Cと、送り機Dと、アウターチューブ用の押出し成形機
とE、引取機Fとを順次配設することにより、内管H1
の外周面に補強線材H2を巻き付けた後に、薄肉部H31
と厚肉部H32とが軸方向へ交互に配置される外被層H3
を積層した積層ホースHが形成される場合を示すもので
ある。
【0008】なお、図面中の符号Gは例えば水槽などの
冷却装置であり、インナーチューブ用の押出し成形機A
から連続して押出し成形された内管H1やアウターチュ
ーブ用の押出し成形機Eから連続して押出し供給された
外被材料H3′を冷却している。
【0009】更に本実施例の場合には、これらインナー
チューブ用の押出し成形機A、引取機B、スパイラルマ
シンC、送り機D、アウターチューブ用の押出し成形機
Eを夫々定速作動させ、それ以外の引取機Fの作動速度
のみを後述する如く加減制御して、外被層H3を薄肉部
H31から厚肉部H32へ形状変化させるか又はその逆に形
状変化させている。
【0010】即ち、インナーチューブ用の押出し成形機
Aから押出し成形された内管H1を、引取機Bにより定
速引き出しさせ、該内管H1の外周面に沿ってスパイラ
ルマシンCにより単数又は複数の補強線材H2を一定ピ
ッチで螺旋状に巻き付け、これら内管H1及び補強線材
H2を送り機Dにより、アウターチューブ用の押出し成
形機Eへ向けて定速送りしている。
【0011】このアウターチューブ用の押出し成形機E
は、送り機Dで定速送りされる内管H1の外周に沿って
ダイスE1を配設し、このダイスE1から溶融状態の外
被材料H3′を内管H1の外周へ向け環状に溶融押出し
する従来周知構造のものであり、本実施例の場合には外
被材料H3′の吐出量にムラが発生しないように、その
作動(回転)速度を一定に保持して定量供給させてい
る。
【0012】更に、これら送り機Dから押出し成形機E
のダイスE1へ至る内管H1の送り路には、その距離を
伸縮変化するように迂回させる迂回手段1が設けられ、
内管H1の迂回距離を伸縮変化させることにより、前記
引取機Fの加減速に伴って発生した内管H1の弛みが吸
収される。
【0013】この迂回手段1は、内管H1と係合するテ
ンションプーリーを送り路Wの最短距離方向と交差する
方向へ往復移動させ、このテンションプーリーで内管H
1を略V字形に屈曲することにより、内管H1の迂回距
離が伸縮変化するように構成され、該テンションプーリ
ーは内管H1の送り方向に沿って複数か又は単数配置さ
れる。
【0014】本実施例の場合には、迂回手段1として内
管H1の送り方向へ第1プーリー1a及び第2プーリー
1bを2個配置し、それらを例えばエアーシリンダーな
どのアキュームで後述する如く前記引取機Fの作動速度
と連動するように別々に作動制御させている。
【0015】ここで、前記引取機Fの作動制御について
詳しく説明すれば、外被層H3として図1に示す如く薄
肉部H31を連続して積層成形する時には、前記引取機B
や送り機Dなどと同じ高速(例えば10m/min)で連続作
動させ、図2に示す如く薄肉部H31から厚肉部H32へ形
状変化させる時には、低速(例えば8m/min)へ減速
し、また図3に示す如く厚肉部H32から薄肉部H31へ戻
す時には、低速から元の高速へ加速させる。
【0016】更に上記迂回手段1の作動制御について詳
しく説明すれば、外被層H3として図1に示す如く薄肉
部H31を連続して積層成形する時には、第1プーリー1
aを送り路Wの最短距離から離れた位置(図示例では上
方)に保持して、内管H1の迂回距離が一定に保持され
る。この薄肉部H31から図2に示す如く厚肉部H32へ形
状変化させる時には、引取機Fの減速と同時に第1プー
リー1aを逆の接近方向(図示例では下方)へ移動さ
せ、これに伴って発生した内管H1の弛みが吸収される
ように第2プーリー1bを送り路Wの最短距離から離れ
る方向(図示例では上方)へ徐々に移動させて、内管H
1の迂回距離が伸長される。この厚肉部H32から図3に
示す如く薄肉部H31へ戻す時には、引取機Fの加速と同
時に第2プーリー1bを逆の接近方向(図示例では下
方)へ移動させ、これに伴って発生した内管H1の弛み
が吸収されるように第1プーリー1aを離れる方向(図
示例では上方)へ徐々に移動させて内管H1の迂回距離
が短縮され、最終的には上述した薄肉部H31の積層時に
戻す。
【0017】次に、斯かる積層ホースHの製造方法を工
程順に従って説明する。先ず、外被層H3として積層ホ
ースHの軸方向へ大部分を占める薄肉部H31の積層時に
は、図1に示す如く、引取機Fを引取機Bや送り機Dな
どと同じ高速(例えば10m/min)状態で連続作動させる
と共に、迂回手段1を構成する第1プーリー1a及び第
2プーリー1bは移動させず、そのままの状態で保持す
る。
【0018】それにより、押出し成形機EのダイスE1
を通過する内管H1の送り速度が定速状態に保持される
ため、内管H1の外周面には補強線材H2を挟んで、該
ダイスE1から定量供給された外被材料H3′が同一な
厚さ寸法で積層され、薄肉部H31が円筒状に連続形成さ
れる。
【0019】一方、この積層ホースHを例えばシャワー
ホースとして使用する場合には約1.5m毎に、また巻き取
りリールに巻き付け散水ホースとして使用する場合には
約20〜30m 毎に、軸方向へ適宜長さ寸法の厚肉部H32が
部分的に成形される。
【0020】この厚肉部H32の積層時には、引取機Fを
上述した高速状態から低速(例えば8m/min)状態へ減
速し、これと同時に図2に示す如く、第1プーリー1a
を接近方向(図示例では下方)へ移動させ、第2プーリ
ー1bを離れる方向(図示例では上方)へ徐々に移動さ
せて、内管H1の迂回距離が伸長される。
【0021】それにより、引取機Fの減速に伴って発生
した内管H1の弛みが吸収され、所定の張力で弛むこと
なく張架される。
【0022】更に、引取機Fが低速状態まで到達する減
速途中では、これに伴って押出し成形機EのダイスE1
を通過する内管H1の送り速度も徐々に減速され、ダイ
スE1から定量供給された外被材料H3′の積層厚さが
定速送り時に比べ徐々に肉厚となり、その結果、内管H
1の外周面には補強線材H2を挟んでテーパー状厚肉部
H33が形成される。
【0023】そして、引取機Fが低速状態に到達した後
は、引取機Fより送り機Dが速いために発生する内管H
1の弛みが、第2プーリー1bを離れる方向(図示例で
は上方)へ移動し続けて、その後も内管H1の迂回距離
が伸長されることで吸収される。
【0024】それにより、押出し成形機EのダイスE1
を通過する内管H1の送り速度が低速状態に保持される
ため、内管H1の外周面には補強線材H2を挟んで、該
ダイスE1から定量供給された外被材料H3′が同一な
厚さ寸法で積層され、厚肉部H32が円筒状に連続形成さ
れる。
【0025】その後、この厚肉部H32から薄肉部H31へ
戻すには、引取機Fを上述した低速状態から元の高速状
態へ加速し、これと同時に図3に示す如く、第2プーリ
ー1bを逆の接近方向(図示例では下方)へ移動させ、
第1プーリー1aを離れる方向(図示例では上方)へ徐
々に移動させて、内管H1の迂回距離が短縮される。
【0026】それにより、引取機Fの加速に伴って発生
した内管H1の弛みが吸収され、引取機Fが高速状態ま
で到達する加速途中では、これに伴って押出し成形機E
のダイスE1を通過する内管H1の送り速度も徐々に加
速され、ダイスE1から定量供給された外被材料H3′
の積層厚さが定速送り時に比べて徐々に肉薄となり、そ
の結果、内管H1の外周面には補強線材H2を挟んで上
記テーパー状厚肉部H33とは逆向きのテーパー状厚肉部
H34が形成される。
【0027】そして、引取機Fが元の高速状態に到達し
た以降は、図1に示す状態に戻って薄肉部H31が連続形
成される。尚、この際、必要に応じて引取機Fを高速
(例えば10m/min)より更に速くすれば、薄肉部H31を
その肉厚寸法より更に薄くしてホース全体の軽量化を図
ることも可能である。
【0028】上述した製造方法によって得られる積層ホ
ースHは、図4に示す如く、その軸方向へ適宜間隔毎に
配置された薄肉部H31…と、円筒状厚肉部H32を中心と
して軸方向へテーパー状厚肉部H33と逆向きのテーパー
状厚肉部H34が連続する断面略台形状に突出する部分と
を交互に配置した外被層H3が積層される。
【0029】その後工程で、これら円筒状厚肉部H32…
の軸方向中央位置を、図4の一点鎖線に示す如く切断す
れば、その切断された両側の接続端部H4に、適宜長さ
の円筒状厚肉部H32,H32が夫々適宜長さ分だけ配置さ
れると共に、これら円筒状厚肉部H32,H32から離れる
のに従って肉厚寸法が徐々に肉薄となるテーパー状厚肉
部H33,H34が連続形成された複数本の積層ホースH′
…に分割される。
【0030】このようにして得られた積層ホースH′
は、その両側の接続端部H4をホース接続金具Iに夫々
接続して、例えばシャワーヘッドなどの吐水器具と、給
水栓や湯水混合栓など給水金具とに夫々連結することに
より使用される。その具体例として、該積層ホースH′
の接続端部H4とシャワーヘッドJとがホース接続金具
Iで接続される場合を図5(a)(b)に示す。
【0031】このホース接続金具Iは、上記接続端部H
4の内周面に沿って差し込まれる竹の子状のニップルI
1と、このニップルI1を嵌入した接続端部H4の外周
面に沿って嵌挿されるカシメスリーブI2とを備え、接
続端部H4を拡径しながらニップルI1が嵌入された後
に、その外側からカシメスリーブI2で締め付けて挟み
込むことによりこれらを一体化し、更に該カシメスリー
ブI2の外周面に対し回転自在に嵌合するナットI3を
シャワーヘッドJの基端J1にねじ込んで、該ナットI
3と上記ニップルI1の露出外周面とをパッキンI4で
密閉した従来周知な構造である。
【0032】ここで、上記積層ホースH′の接続端部H
4において、ホース接続金具IのニップルI1及びカシ
メスリーブI2と対向する部分を、円筒状厚肉部H32で
構成すると共に、これらニップルI1,カシメスリーブ
I2及びナットI3から露出する部分を、上記円筒状厚
肉部H32から離れるのに従って徐々に肉薄となるテーパ
ー状厚肉部H33,H34で構成するように設計する。
【0033】それにより、図5(a)に示す如く上記積
層ホースH′の接続端部H4を、ホース接続金具Iのニ
ップルI1とカシメスリーブI2とで挟み込んでも、こ
の部分は円筒状厚肉部H32で肉厚なため、必要な深さ位
置まで圧縮変形可能となってホースの抜けを確実に防止
でき、しかも時間経過に伴って接続端部H4の肉厚寸法
が多少痩せた場合も同様にホースの抜けを防止できる。
【0034】またシャワーヘッドJの使用に伴って剛体
であるホース接続金具IのナットI3から露出する積層
ホースH′の接続端部H4に曲げ力が集中的に作用して
も、この部分はテーパー状厚肉部H33,H34で曲げ強度
が高いため、折れ曲がり難い。その結果、簡単な構造で
接続端部H4の首折れを確実に防止できる。
【0035】尚、前示実施例では、前記内管H1と外被
層H3との間にスパイラルマシンCで巻き付けられた補
強線材H2を埋設した積層ホースHが形成される場合を
示したが、これに限定されず、補強線材H2を埋設しな
いものや図示した補強線材H2以外の形状の補強材料を
巻き付けて埋設したものであっても良い。
【0036】更に、迂回手段1として内管H1の送り方
向へ第1プーリー1a及び第2プーリー1bを2個配置
したが、これに限定されず、テンションプーリーを1個
又は3個以上配置しても良い。また、このテンションプ
ーリーを例えばエアーシリンダーなどのアキュームで駆
動させずに、内管H1の張力変化に基づいて移動するよ
う弾性的に支持して、内管H1の弛み分だけ自動的に移
動するようにしても良い。
【0037】また更に、引取機Fの加減速により押出し
成形機Eへの内管H1の送り速度のみを可変したが、こ
れに限定されず、引取機Fを送り機Dと同速で定速作動
させながら、内管H1の迂回距離を伸縮駆動させると共
に、押出し成形機Eから引取機Fへ至る送り路をその距
離が伸縮変化するように迂回させることによって、内管
H1の送り速度が可変するように構成しても良い。詳し
く説明すれば、薄肉部H31の積層状態から、内管H1の
迂回距離を伸長駆動させて送り機Dによる内管H1の定
速送りを一部吸収することにより、押出し成形機Eへ内
管H1の送り速度が徐々に遅くなってテーパー状厚肉部
H33が積層され、この状態から逆に内管H1の迂回距離
を短縮駆動させて内管H1の送り速度を徐々に速くする
ことにより、逆向きのテーパー状厚肉部H34が積層され
て、薄肉部H31の積層状態に戻り、その結果として断面
略山形状に突出する積層ホースが製造される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、ホース接続金具Iから露出する部分
を、円筒状厚肉部H32から離れるのに従って肉厚寸法が
徐々に肉薄となるテーパー状厚肉部H33,H34で構成す
ることにより、この露出する部分に集中して曲げ力が作
用しても、この部分はテーパー状厚肉部H33,H34で構
成されて曲げ強度が高いため、折れ曲がり難いので、補
強材で覆うことなく簡単な構造で接続端部の首折れを確
実に防止できる。従って、接続端部の外周に沿って螺旋
状や筒状の補強材で覆う従来のものに比べ、デザイン的
に違和感がなく外観が向上して商品価値が上がると共
に、指などを噛み込むなどの事故が全くなくなって安全
である。特にシャワーヘッドなどのような持ち運び可能
な吐水器具に接続した場合には、その持ち運びに伴って
首折れが発生し易くなるため特に有効である。
【0039】請求項2の発明は、送り機D及び押出し成
形機Eの作動速度が一定に維持された状態で、内管H1
送りの減速と迂回距離の伸長とを連動させることによ
り、内管H1送りの減速に伴って発生した内管H1の弛
みが吸収されると同時に、押出し成形機Eから定量供給
した外被材料H3′の積層厚さが定速送り時に比べて徐
々に厚くなり、この状態から逆に内管H1の送りの加速
と迂回距離の短縮とを連動させることにより、押出し成
形機Eから定量供給した外被材料H3′の積層厚さが徐
々に薄くなるので、外被材料の吐出量や送り機の作動速
度を変えたり別途追加積層せずに簡単な構造で外被層の
肉厚寸法を任意に変えることができる。従って、外被材
料の押出し供給量を増減して厚肉部と薄肉部が交互に積
層形成される従来のものに比べ、簡単な制御によって厚
肉部及び薄肉部の肉厚寸法を均一化でき、製品の仕上が
り精度が向上して安定した製品を提供できると共に、外
被材料を追加供給するために金型や射出成形機が別途必
要になる従来のものに比べ、設備が簡素化して小型化で
き、その結果、設備費や製造コストを低減できる。また
送り機は定速送りで良いから、内管を押出し形成するイ
ンナーチューブ用の押出し成形機や、更に内管と外被層
との間に補強線材を一定ピッチで巻き付けて埋設する場
合でも、インナーチューブ用の押出し成形機からの内管
材料の吐出量にムラが発生したり、補強線材の巻き付け
ピッチが変化せず、製品の仕上がり精度が向上して安定
した製品を提供できる。
【0040】請求項3の発明は、請求項2の発明の効果
に加えて、引取機Fを送り機Dと同じ高速状態で連続作
動させることにより、薄肉部H31が連続して積層され、
この状態から引取機Fを減速させることにより、引取機
Fの減速途中でテーパー状厚肉部H33が積層されると共
に、引取機Fが低速状態に連続作動させることにより、
円筒状厚肉部H32が連続して積層され、この状態から引
取機Fを加速させることにより、上記テーパー状厚肉部
H33とは逆向きのテーパー状厚肉部H34が逆向きのテー
パー状厚肉部H34が積層されるので、円筒状厚肉部から
離れるのに従って肉厚寸法が徐々に肉薄となる断面略台
形状に突出する積層ホースを簡単に製造できる。従っ
て、一定な肉厚の積層ホースを定速で製造する既設のホ
ース製造ラインの引取機Fを変速制御すると共にライン
途中に迂回手段を追加配備してするだけで、既設のホー
ス製造ラインがそのまま使えるから、改造が容易であ
り、改造期間や改造費用を抑えられて製造コストを低減
できる。
【0041】請求項4の発明は、請求項2または3の発
明の効果に加えて、テンションプーリー1a,1bで内
管H1を略V字形に屈曲することにより、内管H1の迂
回距離が伸縮変化するので、迂回手段の構造を簡素化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す積層ホースの製造装
置の説明図で薄肉部の形成時を示している。
【図2】 テーパー状厚肉部と円筒状厚肉部の形成開始
時を示す説明図である。
【図3】 逆向きのテーパー状厚肉部の形成終了時を示
す説明図である。
【図4】 製造された積層ホースの一部切欠正面図であ
る。
【図5】 (a)は、本発明の一実施例を示す積層ホー
スの接合状態を示す部分的な縦断正面図であり、(b)
は、その分解状態を示す部分的な縦断正面図である。
【符号の説明】
D 送り機 E 押出し成形機 F 引取機 H1 内管 H3 外被層 H3′ 外被材料 H31 薄肉部 H32 円筒状厚肉
部 H33,H34 テーパー状厚肉部 H4 接続端部 W 送り路 1 迂回手段 1a,1b テンションプーリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 23:00 B29L 23:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管(H1)の外周面に沿って外被層
    (H3)が積層され、その両側の接続端部(H4)をホ
    ース接続金具(I)で挟み込むことにより接続される積
    層ホースにおいて、 前記外被層(H3)が薄肉部(H31)と円筒状厚肉部
    (H32)とテーパー状厚肉部(H33,H34)とからな
    り、ホース接続金具(I)と対向する部分を、円筒状厚
    肉部(H32)で構成し、ホース接続金具(I)から露出
    する部分を、上記円筒状厚肉部(H32)から離れるのに
    従って肉厚寸法が徐々に肉薄となるテーパー状厚肉部
    (H33,H34)で構成したことを特徴とする積層ホー
    ス。
  2. 【請求項2】 内管(H1)を送り機(D)で定速送り
    しながら、その外周面に沿って押出し成形機(E)から
    外被材料(H3′)を押出し供給することにより、外被
    層(H3)が積層成形される積層ホースの製造方法にお
    いて、 前記送り機(D)及び押出し成形機(E)の作動速度と
    は関連なく該送り機(D)より下流側へ送られる内管
    (H1)の送り速度のみを部分的に可変すると共に、送
    り機(D)から押出し成形機(E)へ至る内管(H1)
    の送り路(W)をその距離が伸縮変化するように迂回さ
    せる迂回手段(1)を設け、 上記内管(H1)送りの減速と迂回距離の伸長とを連動
    させ、内管(H1)の送りの加速と迂回距離の短縮とを
    連動させることを特徴とする積層ホースの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記押出し成形機(E)の下流側に配設
    された引取機(F)の作動速度を加減制御し、その減速
    に連動して内管(H1)の迂回距離を伸長させ、また加
    速に連動して内管(H1)の迂回距離を短縮させる請求
    項2記載の積層ホースの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記迂回手段(1)が、内管(H1)と
    係合するテンションプーリー(1a,1b)を送り路
    (W)の最短距離方向と交差する方向へ往復移動させる
    請求項2または3記載の積層ホースの製造方法。
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