JP2003013380A - ロープ端末金具およびこれを利用した連結構造 - Google Patents
ロープ端末金具およびこれを利用した連結構造Info
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- JP2003013380A JP2003013380A JP2001198765A JP2001198765A JP2003013380A JP 2003013380 A JP2003013380 A JP 2003013380A JP 2001198765 A JP2001198765 A JP 2001198765A JP 2001198765 A JP2001198765 A JP 2001198765A JP 2003013380 A JP2003013380 A JP 2003013380A
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Abstract
品類を他に必要としないで対象物に対して簡易、迅速に
連結したり取外しを行なうことができ、ロープ方向の調
整も容易なロープ端末金具を提供する。 【解決手段】ロープ2の端末部20を挿入固定する穴5
を有する軸状定着部3の先端に、前記軸状定着部軸線に
対して直角状に伸びる1対の支持用兼回転支点用のピン
部4,4を一体形成している。
Description
末金具とこれを利用した連結構造に関する。
含む。以下同じ)は一般に複数本のストランドまたは素
線を撚り合わせて構成されているため、他の部材や構造
物などに連結するためにはロープ端末を金具に定着する
必要があり、この手段として端末金具が汎用されてい
る。かかる端末金具、特に対象物に対してロープ角度を
調整可能なタイプの端末金具としては、一般に、ロープ
定着用の筒部の先端にピン挿通穴を有するリング状頭部
を形成したアイエンドと称するもの、ロープ定着用の筒
部の先を二又状頭部としそれにピン挿通穴を形成したフ
ォークエンドと称するものが用いられている。
構造では、他物と連結するには、リング状頭部のピン挿
通穴にピンボルトなどの別部材を挿通し、その部材の他
端にナットを螺合する必要がある。また、フォークエン
ドでは、二又状頭部の空隙にプレート状の相手方部材を
挿入し、二又状頭部のピン挿通穴と相手方部材のピン挿
通穴にピンボルトなどの別部材を挿通し、その部材の他
端にナットを螺合する必要がある。
し作業に手間と時間がかかり、また、リング状頭部や二
又状頭部が大きいために、作られる連結構造も大型化す
るという問題があった。また、部材数が多くなるため、
全体の重量が大となるとともにコストも高くなり、さら
に、高所での連結や取外し時にはかなりの部品とスパナ
などの工具を携行しなければならないので、誤って部品
を落下させるなど作業の安全性にも問題があった。
めになされたもので、その第1の目的は、構造が簡単か
つコンパクトで、しかも特別な部品類を他に必要としな
いで対象物に対して簡易、迅速に連結したり取外しを行
なうことができ、ロープ方向の調整も容易なロープ端末
金具を提供することにある。
末金具の特徴を生かしたコンパクトで簡単な連結構造を
提供することにある。
るため本発明は、ロープの端末部を挿入固定する穴を有
する軸状定着部の先端に、前記軸状定着部軸線に対して
直角状に伸びる1対の支持用兼回転支点用のピン部を一
体形成していることを特徴としている。
は、ロープの端末部を挿入固定した軸状定着部の先端
に、前記軸状定着部軸線に対して直角状に伸びる1対の
支持用兼回転支点用のピン部を一体形成しているロープ
端末金具とこれを連結する連結金具からなり、連結金具
がロープ端末金具の内部への挿入を許容する開口部分
と、左右のピン部を支持する部分と、これと交差して軸
状定着部の導出を許容する部分とを有していることを特
徴としている。
参照して説明する。図1ないし図3は本発明によるロー
プ端末金具の一実施例を示しており、1はロープ端末金
具、2はロープであり、通常の場合、任意の撚り構造の
ワイヤロープからなっている。前記ロープ端末金具1
は、軸状定着部3とこれの先端部に一体形成された左右
一対のピン部4,4とからなっている。
に、後端からピン部4,4の始端付近に達する深さ(通
常ロープ2の直径の3〜5倍の範囲から選ばれる)の定
着用穴5が形成されている。定着法は接着剤や溶融合金
によってもよいが、好適には鍛造定着である。図3
(a)のように定着用穴5にワイヤロープ2の端末部分
20を挿入し、この状態で図3(b)のように粗軸状定
着部3’を鍛造型に装入して半径方向から圧縮する。こ
れにより粗軸状定着部3’が塑性変形され、縮径した定
着用穴5が端末部分20に密着することによりロープ2
の破断荷重以下で抜けたり破断したりしないようにロー
プ端末金具1とロープ2が一体化される。鍛造されぬま
まのピン部4,4に近接した部位には適度に径大な首部
3aが形成されている。
状をなしている。これはピン部4,4を軸方向の抜け止
め支持機能だけでなく、ロープ端末金具1を連結させる
連結金具と協働して回動支点(枢軸)として機能させる
ためである。ピン部4,4の太さ(直径)dは、通常、
軸状定着部3の外径d’と略同等かあるいはそれ以上で
あることが好ましく、軸状定着部3のつけ根からの長さ
Lは、ロープに荷重をかけたときに十分な支持強度が得
られるよう、L≦dとすることが好ましい。しかし、ロ
ープ2に加えられる荷重の大きさ、ロープ端末金具1の
材質、機械的特性などによって適宜変更することができ
る。
イヤロープである場合、軸状定着部3の外径d’:20
mm、首部外径:22mm、定着用穴深さ:65mm、
ピン部4,4の太さd:20mm、ピン部4の長さL:
15mm、ピン部全長FL:52mmである。なお、ピ
ン部4,4はこれをロープ方向を可変とするための回転
支点とすべく断面円形としているが、ロープ方向を可変
とする必要がない場合には、直線面を有する断面形状た
とえば四角形などにしてもよい。また、実施例ではピン
部4,4は中実となっているが、場合によっては中空状
(筒状)となっていてもよい。
末金具1を使用したロープ2と組合わせ使用するのに好
適な連結金具6の第1態様を示している。ピン部4,4
の寸法(d,FL)に対応する空間60を有するように
U字状に屈曲した金具本体6aの幅方向中央部に、ピン
部4,4の太さdより適度に大きな幅wと、ピン部全長
FLよりも適度に大きな長さhを有する長孔61を設け
ている。前記長孔61は少なくとも金具本体6aの底6
2に達しており、要求されるロープ振り方向に応じて背
部63にまで達するように設けられる。
物Aに溶接などによって固定される。図5(a)のよう
にロープ端末金具1のピン部4,4を縦向きにして、長
孔61を通して空間60に挿入する。そしてこの状態で
(b)のようにロープ端末金具1またはロープ2を90
度回転させてピン部4,4を横向きにし、ロープ2を下
方に牽引する。これで(c)のようになり、ピン部4,
4は曲率状の金具本体底部62に保持され、軸状定着部
3は長孔61を通して外部に突き出す。
に、ほぼワンタッチの操作によって連結支持させること
ができる。断面が円形状のピン部4,4は長孔61の両
側の曲率状の金具本体底部62に支持されるので、長孔
61の長手方向端部に軸状定着部3が当接する限度でロ
ープ端末金具1およびこれと一体のロープ2を所望の方
向に向けることができる。なお、金具本体6aの上端は
実施例のようにU状でなく、前後片が相互に接近あるい
は当接するように構成されていてもよい。
り、金具本体6bはJ状に屈曲され、前部64の上端か
ら底に達する割溝65が形成されている。この態様の場
合には、図6(a)の仮想線のようにピン部4,4を前
部64の上端よりも上方に位置するように金具本体6b
に接近させ、軸状定着部3を割溝65に嵌めつつロープ
2を下方に牽引すればよく、ピン部4,4は空間60に
挿入され、割溝65によって分割されている曲率底部6
2によつて保持される。この第2態様はロープ2の簡単
な取外しが求められる場合に適している。
る。この態様は床や壁などにロープ2の端を連結して張
設する場合に適しており、対象物に対する固定部66を
有する湾状をなした金具本体6cの頂部に一文字状また
は十字状など放射状の溝67を設けている。溝の長さh
はピン部4,4の全長FLより大きくし、溝の幅wは軸
状定着部3の太さとほぼ一致している。溝67の端部位
置の設定あるいは金具本体6cの曲率の設定により、ロ
ープ角度を可変にすることができる。
部4,4を金具本体6cの内部に挿入し、軸状定着部3
を溝端に導けばよく、これで図7(b)(c)のように
なるので、これまた他に何の部材や工具も要さず、ほぼ
ワンタッチの操作によって連結支持させることができ
る。図示のように溝67を十字状としたときには、ロー
プ2を所望の方向に連結することができる。
る。これは天井部などからロープを吊る場合などに適し
ており、連結金具は天井そのものまたはこれに固定され
る金具として構成される。下方に開口した長孔68とこ
れの奥側に長孔68の中央と交差状に設けられた底断面
が曲率状の有底溝69,69とを有している。長孔68
は長さhがピン部4,4の全長FLと略一致し、幅はピ
ン部4,4の太さdとほぼ一致している。
4,4を挿入し、全体を90度回転させればピン部4,
4が有底溝69,69によって支持され、これだけで吊
り支持を行なうことができる。そして、この状態で長孔
68の長さ方向壁680,680を限度としてロープ角
度を変化させることができる。
適な連結金具7の第1態様を示している。金具本体7a
には底部の長手方向両端をピン部4,4の太さにほぼ一
致するようにわん曲して曲率内面71,71を有するあ
ご70,70を形成し、底部には曲率内面の上縁に達す
る長さの長孔72を形成している。長孔72の幅はピン
部4,4か軸状定着部3のいずれか太い方の寸法とほぼ
一致している。なお、あご70,70は必ずしも分離し
ていることは要さず、仮想線のように連結部70’を有
していてもよく、この場合には連結金具7は全体として
側面偏平リング状となる。
のようにピン部4,4を長孔72を通して空間に突き出
させ、この状態で(c)のように全体を90度回転さ
せ、ピン部4,4を長孔72と交差状にする。あとは、
(d)のようにロープ2を横に向け、引張り方向に寄せ
ればよく、ピン部4,4はあご部70によって支持さ
れ、軸状定着部3は長孔72から突出する。もう一方の
ロープについても同様な操作で反対方向に取り付けるこ
とができる。この態様も他に何の部材や工具も要さず、
ほぼワンタッチの操作によってロープを連結支持させる
ことができ、ロープの引張り方向は長孔72の端への当
接を限度として任意に変えることができる。
好適な連結金具7の別の態様を示している。この例で
は、金具本体7bは球に近似するブロック状をなし、中
心線上にピン部4,4か軸状定着部3のいずれか太い方
の寸法とほぼ一致する幅の第1溝73が形成されるとと
もに、この第1溝73と直交する第2の溝74が形成さ
れ、第1溝73と第2の溝74の全体は平面からみて十
文字状をなしている。第2の溝74はピン部4,4の太
さと同等以上の幅を有している。第2の溝74の奥端に
は、ピン部4,4の太さdおよび断面形状と略一致する
嵌め込み溝75,75が凹入形成されており、第1の溝
73は嵌め込み溝75,75の上端に達する深さを有し
ている。
1は、軸状定着部3が第1溝73に位置し、ピン部4,
4が第2の溝74に位置するように上方から嵌められ、
ピン部4,4が第2の溝74の底に当接したところで、
ロープ2または軸状定着部3を持って後方に引っ張れば
よく、これでピン部4,4が嵌め込み溝75に嵌め込ま
れるため、図12(c)のように連結される。右側のロ
ープ2についても同様な操作を行なうことにより、他に
何の部材も工具も要さず、ほぼワンタッチの操作によっ
て連結支持させることができ、ロープの引張り方向は第
1の溝73が深い空間となっているため、任意に変える
ことができる。なお、抜け出しを完全に防止したい場合
には、金具本体7bの上面を平坦面とし、第1溝73と
第2の溝74に嵌まる突条を有するキャップを嵌合すれ
ばよい。
示している。この例では、金具本体8aはロープ2を挿
通する筒部80に側方に向かって伸びる延長部81を形
成している。この延長部81は先端に反転突部(あご
部)82を有しており延長部81と反転突部82は全体
として略横J状となっている。反転突部82と延長部間
にはピン部4,4の断面形状と一致する嵌め込み溝83
が形成されている。そして、延長部81から反転突部8
2にかけては肉厚を貫く長孔84が形成されている。こ
の長孔84は、ピン部4,4の全長FLと同等以上の長
さと、ピン部4,4または軸状定着部3のいずれか太い
方の寸法と略同等の幅と有している。
れているロープ2を対象物Bに巻回し、ピン部4,4を
長孔84を通して延長部81の上面側に突出させ、この
状態でピン部4,4と軸状定着部3を90度向きを変
え、ロープ2を牽引すればよい。これによりピン部4,
4は嵌め込み溝83に嵌まり、軸状定着部3が長孔84
から突出される。したがって、この態様も他に何の部材
も要さず、ほぼワンタッチの操作によって玉掛けするこ
とができ、長孔84に沿って軸状定着部3が移動できる
ためロープの引張り方向を任意に変えることができる。
ド類をクランプしつつロープ2を交差状に連結する場合
に好適な連結金具9の第1態様を示している。この態様
においては、半割り金具本体9a,9aのそれぞれに、
ケーブルや主ロープあるいはロッド類Cを嵌める溝90
と、該溝の上下側にボルト挿通穴91,91’とを設
け、下側のボルト挿通穴91’の近傍にピン部4を嵌め
る支持穴92を設けている。
あるいはロッド類Cを挟むように半割り金具本体9a,
9aを対向させ、ボルト挿通穴91,91’にボルト9
3を通してナット94を軽く螺合し、半割り金具本体9
a,9aの対向すき間にピン部4,4を挿入し、左右の
支持穴92,92にピン部4,4を嵌め、この状態でボ
ルトナットを本締めすればよい。こうすれば、他に何の
部材も要さず、簡単にロープ2を連結支持させることが
でき、ピン部4,4は支持穴92,92で回転可能であ
るから、軸状定着部3とロープは張り方向を任意に変え
ることができる。
金具の第2態様を示している。この態様においては、半
割り金具本体9a,9aが横長状をなし、下側のボルト
挿通穴91’,91’の中間にしかも溝Cと近接してピ
ン部4を嵌める支持穴92を設けている。そして支持穴
92の入り口部分には、半割り金具本体9aの下縁に向
かって所要角度で扇状に拡大した側壁 を有する浅溝9
6を形成している。浅溝96は半割り金具本体9a,9
aが対向したときに軸状定着部3の挿通を許す縦穴とな
る。この態様もロープの連結法は第14図の場合と同様
であり、ピン部4,4が支持穴92,92によって回動
可能に支持され、浅溝96,96が扇状に拡大している
ため、側壁960,960に軸状定着部3が当接する限
度内でロープ2の方向を変えることができる。
ープと連結金具はさまざまな用途に使用することができ
る。図16はその第1例として、吊り屋根の主索Eおよ
び押え索Fに適用した例を示している。Gは支柱、Hは
吊り屋根であり、下端が吊り屋根Hに連結された主索E
は、支柱Gの天端周囲に設けた連結金具Jにロープ端末
金具1を介して支持され、下端が吊り屋根Hに連結され
た押え索Fは、主索Eに取り付けた連結金具Kにロープ
端末金具1を介して連結されている。連結金具Jの例と
しては図4や図6に示した態様があげられる。連結金具
Kの例としては、図14や図15に示した態様があげら
れる。
用した例を示しており、この場合には連結金具Mとして
図9や図11に示したものが用いられる。図18はクロ
ーラクレーンや高所作業車などのブーム伸縮ロープに適
用した例を示しており、第1ブームmに第2ブームn
が、第2ブームnに第3ブームpがおのおの入子式に納
められている。伸び用ロープ2は基端が第1ブームmの
後端に固定金具Nにより定着され、第2ブームnの先端
側部のシーブを介して反転され、第2ブームnの後部よ
りの位置の連結金具Pに連結されている。また、縮み用
ロープ2は基端が第1ブームmの前部位置に固定金具N
により定着され、第2ブームnの後側部のシーブを介し
て反転され、第2ブームnの後部よりの位置の連結金具
Pに連結されている。連結金具Pとしては図4や図5に
示したものが用いられる。
ハンガーロープに適用した例を示しており、主索Qに取
り付けた連結金具Rに連結され、各ハンガーロープT間
にはネットSが張設されている。この場合の連結金具R
としては、図15や図14に示したものが用いられる。
その他図示しないがブランコなどの遊戯施設の吊りロー
プなど多種多様な用途が考えられる。
プ2の端末部20を定着した軸状定着部3の先端にこれ
と一体に左右に伸びるピン部4,4が形成され、全体と
してTピン状をなしているから非常にコンパクトであ
り、連結金具側には、ピン部4,4を内部に挿入するた
めの穴や溝と、ピン部4,4を支える部分と、軸状定着
部3を導きだす溝や穴があればよいので、連結金具側も
構造が簡単で小型なものとすることができる。
てロープを引張れば、ピン部4,4とこれを嵌めた支持
部分によってしっかりと荷重が支持される。そしてピン
部4,4と支持部分は断面形状が合致しているから、ピ
ン部4,4は回動でき、該ピン4,4と一体の軸状定着
部3に定着しているロープ2は軸状定着部3を導きだす
溝や穴の寸法に応じて方向を変化することができる。
と一体に左右に伸びるピン部4,4が荷重支持機能と同
時に回転支点として機能するから、連結金具への取付け
取外し時において、ピンボルトやこれと螺合するナット
などの他部材を必要としない。したがって、作業性が非
常によく、簡単、迅速、低コストで取付け取外しを行な
うことができる。また、支点用のピンボルト、ナット、
回動用工具などを必要としないから、高所での作業もこ
れらを携行する必要がなくなり、安全に作業を行なうこ
とができる。
れを軸状定着部3の先端付近に設けた貫通穴に軸方向と
直角状に挿通した場合には十字状となるため、その分だ
け端末金具が大きくなるが、軸状定着部3の先端にこれ
を含むようにピン部4,4が形成されるので、頭部は小
型になる。また、別部材のピンを貫通穴に貫挿したので
はピンが貫通穴で動いて片方のピンが片側に偏してしま
ったり、貫通穴から抜け落ちてしまう。これを防止する
ため、ピンの両端面にねじ穴を設け、つば部材をピンの
両端面に当ててねじ穴にねじを螺合することが必要にな
り、これにより部品数が増してコスト高になるととも
に、連結金具への取付取外し作業に手間と時間がかか
る。本発明はこうした難点がまったくない。
きには、ロープ2の端末部20を挿入固定する穴5を有
する軸状定着部3の先端に、前記軸状定着部軸線に対し
て直角状に伸びる1対の支持用兼回転支点用のピン部
4,4を一体形成しているので、構造が簡単かつコンパ
クトで、しかも特別な部品類を他に必要としないで対象
物に対して簡易、迅速に連結したり取外しを行なうこと
ができ、ロープ方向の調整も容易に行なえるというすぐ
れた効果が得られる。
をなし、その直径dが、軸状定着部の直径d’と略等し
い関係にあるので、良好な強度をもたせかつ側面もスリ
ムなものとすることができるので、連結金具への組み込
みセットが容易であるというすぐれた効果が得られる。
挿入固定した軸状定着部3の先端に、前記軸状定着部軸
線に対して直角状に伸びる1対の支持用兼回転支点用の
ピン部4,4を一体形成しているロープ端末金具1と、
これを連結する連結金具6,7,8,9からなり、連結
金具6,7,8,9がロープ端末金具1の内部への挿入
を許容する開口部分と、左右のピン部4,4,を支持す
る部分と、これと交差して軸状定着部3の導出を許容す
る部分とを有しているので、連結金具6,7,8,9を
ロープ端末金具の特徴を生かしたコンパクトなものとす
ることができ、また作業性もよいものとすることがで
き、これによりロープをしっかりと連結できながらコン
パクトで簡単な連結構造を得ることができるというすぐ
れた効果が得られる。
たロープの部分的側面図、(b)はその一部拡大図であ
る。
面図、(b)はその部分切欠平面図である。
プ定着例の第1段階、(b)は第2段階を示す説明図で
ある。
せ使用される連結金具の第1態様を示す斜視図、(b)
は(a)のX−X線に沿う断面図である。
ト状態を段階的に示す斜視図である。
せ使用される連結金具の第2態様を示す斜視図、(b)
はその断面図である。
せ使用される連結金具の第3態様を示す斜視図、(b)
はその断面図、(c)はロープの連結状態を示す斜視図
である。
せ使用される連結金具の第4態様を示す断面図、(b)
はその平面図、(c)はロープの連結状態を示す斜視図
である。
使用される2ロープ連結金具の第1態様を示す斜視図、
(b)は(a)のY−Y線に沿う断面図である。
へのロープの連結工程を段階的に示す説明図である。
わせ使用される2ロープ連結金具の第2態様を示す斜視
図、(b)はその平面図である。
す斜視図である。
わせ使用される連結金具の他の態様を示す縦断側面図、
(b)はその平面図、(c)は連結金具へのロープの連
結状態を示す斜視図である。
わせ使用されるクランプ型連結金具の第1態様とロープ
連結状態を示す縦断側面図、(b)はその半断正面図で
ある。
わせ使用されるクランプ型連結金具の第2態様とロープ
連結状態を示す部分切欠正面図、(b)はその縦断側面
図である。
(b)は粗の一部拡大図、(c)はその一部拡大図であ
る。
(b)はその一部拡大図である。
(b)はその一部拡大図である。
Claims (3)
- 【請求項1】ロープ2の端末部20を挿入固定する穴5
を有する軸状定着部3の先端に、前記軸状定着部軸線に
対して直角状に伸びる1対の支持用兼回転支点用のピン
部4,4を一体形成していることを特徴とするロープ端
末金具。 - 【請求項2】ピン部4は断面円形状をなし、その直径d
が、軸状定着部の直径d’と略等しい関係にある請求項
1に記載のロープ端末金具。 - 【請求項3】ロープの端末部20を挿入固定した軸状定
着部3の先端に、前記軸状定着部軸線に対して直角状に
伸びる1対の支持用兼回転支点用のピン部4,4を一体
形成しているロープ端末金具1と、これを連結する連結
金具6,7,8,9からなり、連結金具6,7,8,9
がロープ端末金具1の内部への挿入を許容する開口部分
と、左右のピン部4,4,を支持する部分と、これと交
差して軸状定着部3の導出を許容する部分とを有してい
ることを特徴とするロープ端末金具を利用した連結構
造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001198765A JP3773813B2 (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | ロープ端末金具およびこれを利用した連結構造 |
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