JP2003013097A - 粉末洗浄剤 - Google Patents

粉末洗浄剤

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JP2003013097A
JP2003013097A JP2001199842A JP2001199842A JP2003013097A JP 2003013097 A JP2003013097 A JP 2003013097A JP 2001199842 A JP2001199842 A JP 2001199842A JP 2001199842 A JP2001199842 A JP 2001199842A JP 2003013097 A JP2003013097 A JP 2003013097A
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fatty acid
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alkali metal
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Mitsunori Morita
光▲徳▼ 森田
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Shabondama Soap Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚に対し極めて温和でほとんど無刺激であ
り、しかも、洗浄力が優れ、人畜無害であり、排水が与
える自然環境の負荷を軽減する効果のある脂肪酸アルカ
リ金属塩をベースにした粉末洗浄剤を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明の粉末洗浄剤は、a.5wt%〜
70wt%、好ましくは、10wt%〜65wt%の脂
肪酸アルカリ金属塩と、b.30wt%〜95wt%、
好ましくは、35wt%〜90wt%の多孔質無機粉体
と、を含有する構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水質汚染を減少さ
せると共に、使用上安全な脂肪酸アルカリ金属塩をベー
スにしたクレンザーや食器洗い機専用洗剤、粉末シャン
プーとして好適な粉末洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種洗剤が家庭の常備品として広
く普及している。例えば、鍋やフライパンのコゲツキを
落としたり、トイレ等の清掃に用いられるクレンザー
や、急速に普及してきた食器洗い機専用洗剤、あるいは
入浴時に使用するシャンプー等である。クレンザーは粘
土類や滑石等の研磨剤と、界面活性剤と、ビルダーとで
主に構成されたものが知られている。また、最近業務用
だけでなく各家庭に急速に普及してきた自動食器洗浄機
は、台所用洗剤やサニタリー用洗剤とは異なる幾つかの
機能(低泡性、澱粉や蛋白質汚れの剥離性、茶渋等の漂
白性等)が求められ、その要求を充たすため種々研究さ
れている。例えば、特開昭58−217599号公報や
特開昭61−152799号公報、特開昭64−951
98号公報、特開平1−129100号公報、特開平6
−299196号公報等が知られている。また、シャン
プー等としては、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界
面活性剤、両性界面活性剤を主としたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、以下のような課題を有していた。 (1)界面活性剤の含有量が多いので、その成分が皮膚
に浸透し、アトピー性皮膚炎や化学物質過敏症等、健康
上極めて重要な悪影響を及ぼすという問題点を有してい
た。 (2)界面活性剤や水溶性高分子を多く含有しているの
で、吸湿性が高く、保管時に洗剤の表面が固化したりベ
タツキが生じたり、凝固して塊状になり使用しづらいと
いう問題点を有していた。 (3)ビルダー中のリン化合物やノニオン系洗剤に多量
に加えられるポリリン酸ソーダー等は、海水の豊栄養価
を招き赤潮等の環境汚染を惹起するという問題点を有し
ている。 (4)システムキッチンに内蔵された自動食器洗浄機の
洗剤は合成界面活性剤であるため、食器へ残留した際安
全上の問題があり、その結果、多量の水道水を使用し水
不足を惹起するという問題点を有していた。 (5)環境ホルモン、ノニルフェノールは、合成界面活
性剤の主成分の一つである非イオン界面活性剤と似てい
る化学物質であり、魚などの生殖異常の原因となるとい
う問題点を有していた。 (6)自動食器洗浄機は一般的に洗浄時間や洗剤量が決
まっているので、澱粉や蛋白質の汚れが十分に落ち難い
という問題点を有していた。また、洗剤量を増やすと泡
が多く発生し、後処理に手間を要すという問題点を有し
ていた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、皮膚に対し極めて温和でほとんど無刺激であり、し
かも、洗浄力が優れ、人畜無害であり、排水が与える自
然環境の負荷を軽減することができるとともに、クレン
ザーとして使用した場合は、器物を傷つけずに水切れが
よく洗浄作業性に優れ、また、自動食器洗浄機に使用し
た場合は、低発泡性で澱粉や蛋白質のこびりついたり変
質した汚れもスムーズに洗い流すことができる粉末洗浄
剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の粉末洗浄剤は、a.5wt%〜70wt%、好ましく
は、10wt%〜65wt%の脂肪酸アルカリ金属塩
と、b.30wt%〜95wt%、好ましくは、35w
t%〜90wt%の多孔質無機粉体と、を含有する構成
を有している。この構成により、以下のような作用を有
する。 (1)自然界における高い生物分解度、低い気泡性及び
低毒性の石けんを使用することにより排水が与える自然
環境の負荷を軽減することができる。 (2)天然資源なので皮膚に対し極めて温和でほとんど
無刺激であり、安全性に優れる。 (3)多孔質無機粉体は力を加えると適度に潰れるの
で、食器類等の洗浄時には該粉体が更に細かくなり器物
に傷を付けずにかつ汚れを効率的に落とすことができ
る。 (4)クレンザーとして用いた場合、高い生物分解性を
有し、手に優しく安全性を向上できる。 (5)粉末洗浄剤と多孔質無機粉体を所定の配合比で配
合しているので、洗浄性に優れ、かつこびりついた澱粉
質や蛋白質の汚れも極めて効率よく洗浄することができ
る。
【0006】ここで、脂肪酸アルカリ金属塩が5wt%
よりも少なくなるにつれ、また多孔質無機粉体が95w
t%よりも多くなるにつれて石けんクレンザーとして使
用した場合、汚れはよく落ちるが、界面活性力が低下
し、油分等が残り易く布巾で汚れがきれいに拭き取れ難
いという傾向を生じるので好ましくない。特に脂肪酸ア
ルカリ金属塩が3wt%よりも少なく多孔質無機粉体が
95wt%よりも多くなるとその傾向が大きいので好ま
しくない。また、脂肪酸アルカリ金属塩が65wt%よ
りも多くなるにつれ、また多孔質無機粉体が35wt%
よりも少なくなるにつれて、石けんクレンザーとした場
合、サラサラとしたクレンザーで取り扱い性は優れる
が、泡ばかりが立ち研磨力が低下し、しつこい汚れが落
ち難くなるという傾向を生じるので好ましくない。特に
脂肪酸アルカリ金属が70wt%よりも多く多孔質無機
粉体が30wt%よりも少なくなるとその傾向が著しい
ので好ましくない。
【0007】脂肪酸としては天然の油脂が好適に用いら
れる。天然の油脂は種々の脂肪酸の混合物であり、単一
のものではない。従って脂肪酸の特性と油脂の脂肪酸組
織から、石けんの種類に応じた配合量を決めて用いられ
る。例えば、 牛脂石けん:パルミチン酸・ステアリン酸の含有量が最
も多い。そのため、溶解性は冷水では解けにくいが、洗
浄力・安定性が良く、皮膚の刺激も少ない。また腐敗し
易い二重結合を2つ以上もったリノール酸やリノレイン
酸が少ないので、湯を使った洗い方では極めて高い洗浄
力を示す。いわゆるこしのある石けんとして用いられ
る。 ヤシ油石けん:炭素数の小さいラウリン酸が主成分であ
るので、冷水に溶け易く、洗浄力もあるが、皮膚刺激が
強い欠点をもっている。泡立ちは最も良い。 大豆油石けん:最も多い成分として二重連合2ヶをもつ
リノール酸や、3ヶもつリノレイン酸であるから、冷水
に溶け易いが、洗浄力はよくなく軟らかい石けんとな
る。皮膚刺激が無いが石けんとしての安定性が悪く、酸
敗し易く、黄色い製品にし上がる。 単一原料では夫々のクセがあるので、上記例示した2種
以上の油脂を石けんの種類に応じて配合する。また、石
けんの性質は、高級脂肪酸の種類、特に、炭化水素の鎖
長と不飽和度で決まることが分かった。鎖長炭素数10
以下は洗浄活性が低く、炭素数22以上は水に溶け難い
ことがわかった。鋭意検討した結果、炭素数12〜18
までの、ラウリン酸・オレイン酸・ミリスチン酸・ステ
アリン酸・オレイン酸の1種以上を主とする混合物が最
適であることがわかった。不飽和度では二重連合2つ以
上のものは、あまり活性がよくなく、また、酸敗し易
く、製品が着色し製品価値を落とすことがわかった。
【0008】本発明の請求項2に記載の粉末洗浄剤は、
a.3wt%〜40wt%、好ましくは、5wt%〜3
0wt%の脂肪酸アルカリ金属塩と、b.60wt%〜
97wt%、好ましくは、70wt%〜95wt%のヒ
ドロキシ多価カルボン酸又はそのアルカリ金属塩と、を
含有することを特徴とする構成を有している。この構成
により、以下のような作用を有する。 (1)ヒドロキシ多価カルボン酸やそのアルカリ金属
塩、特に、クエン酸ナトリウムや、クエン酸カリウム等
を含有しているので、石けんカスの生成を抑制し、食器
等への石けんカスの残留を防ぐことができる。 (2)ヒドロキシ多価カルボン酸のアルカリ金属塩等
は、洗浄水を弱アルカリ性にするので、洗浄効果を著し
く高めることができ、こびりついた澱粉質と蛋白質の汚
れもスムーズに落とすことができ、安全性の高い粉末洗
浄剤を提供することができる。 (3)ヒドロキシ多価カルボン酸やそのアルカリ金属塩
を含有しているので、水道水等を軟水化させ洗浄効果を
高めることができる。 (4)水道水等の水中の金属イオンを封鎖するので、水
分子を活性化し酵素活性を促進することができる。 (5)シャンプーとして使用した場合、清涼感を有し快
適性に優れる。 (6)自動食器洗浄機として使用した場合、低泡性で洗
浄作業性に優れるとともに、澱粉質等のこびりついた汚
れも容易に洗浄することができる。
【0009】ここで、ヒドロキシ多価カルボン酸やその
アルカリ金属塩は、一般に市販されているものを用いて
良く、他の粉末洗浄剤成分と同じ平均粒径のものを用い
ると均一に混合されるので好ましい。特に300〜50
0μmの平均粒径のものが均一に混合され洗浄効果を高
めることができる。ヒドロキシ多価カルボン酸としては
クエン酸、コハク酸、カゼイン酸等が用いられる。特に
好ましいのはクエン酸ナトリウムが好適に用いられる。
水の軟化性や安全性に優れるとともに、カルシウムやマ
グネシウムの沈殿物の生成を防止できるためである。ま
た、アルカリ性で脂肪酸アルカリ金属塩の可溶化を増大
させるとともに、イオン性汚れの除去を促進することが
できるためである。前記ヒドロキシ多価カルボン酸やそ
のアルカリ金属塩の配合量が70wt%よりも少なくな
るにつれて水軟化の効果が低下する傾向にあるので好ま
しくない。また、前記ヒドロキシ多価カルボン酸が95
wt%よりも多くなると水軟化の効果にあまり変化はみ
られない。特に、97wt%よりも多くなると水軟化の
効果が変化しない。特に70wt%〜95wt%で最適
の洗浄性と清涼感(さわやか感)を得ることができる。
【0010】本発明の請求項3に記載の粉末洗浄剤は、
請求項1又は2に記載の発明において脂肪酸アルカリ金
属塩が、炭素数10〜22好ましくは12〜18の飽和
脂肪酸のナトリウム塩である構成を有している。この構
成により、請求項1又は2で得られる作用に加え、以下
のような作用を有する。 (1)生物分解度が高いので、速やかに分解され排水処
理の負担が少なく、自然環境の負荷を軽減することがで
きる。 (2)酸敗し難く経時安定性に優れ品質の安定性に優れ
る。 (3)飽和脂肪酸の炭素数が14〜18の場合、洗浄力
が大きく皮膚刺激性が小さく、手が荒れたり、指紋が溶
けたりするのを防ぎ、手に優しく安全性に優れる。
【0011】本発明の請求項4に記載の粉末洗浄剤は、
請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明におい
て、飽和脂肪酸アルカリ金属塩がラウリン酸・ミリスチ
ン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・オレイン酸又はこ
れらの誘導体のナトリウム塩又はカリウム塩の1種以上
を主とする混合物からなる構成を有している。この構成
により、請求項1乃至3の内いずれか1項で得られる作
用の他以下の作用を有する。 (1)生物分解が容易で、下水処理の負荷を著しく軽減
できる。 (2)皮膚への刺激性がなく、極めて安全性に優れる。 (3)洗浄力が大きく、洗浄時間の短縮ができ、洗浄作
業性に優れる。
【0012】本発明の請求項5に記載の粉末洗浄剤は、
請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明におい
て、脂肪酸アルカリ金属塩の粒子径が50μm〜500
μm好ましくは150μm〜400μmである構成を有
している。この構成により、請求項1乃至4の内いずれ
か1項で得られる作用に加え、以下のような作用を有す
る。 (1)多孔質無機粉体より粒子径が大きく、多孔質無機
粉体を囲い込むように存在しているので、クレンザーと
して用いた場合は被洗浄物に傷を付け難く、洗浄作業性
に優れる。 (2)スポンジ等に馴染みやすく、洗浄作業性に優れ
る。 (3)食器洗い機用やシャンプーとして用いた際、計量
が容易で手になじみ易く洗浄作業性に優れる。
【0013】ここで、脂肪酸アルカリ金属塩の粒子径が
400μmより大きくなるにつれて表面積が小さいため
水溶性に欠ける傾向があるので好ましくない。特に、5
00μmより大きくなるにつれてその傾向は大きくなる
ので好ましくない。また、150μmより小さくなるに
つれて、使用する際に空中に飛散し、くしゃみ等の心配
があり、好ましくない。特に、50μmよりも小さくな
るにつれてその傾向は著しくなるので好ましくない。
【0014】本発明の請求項6に記載の粉末洗浄剤は、
請求項1又は3乃至5の内いずれか1項において、多孔
質無機粉体がシラス、ゼオライト、酸性白土、活性白
土、高陵土、石墨のいずれか1以上からなり、かつ、平
均粒径が0.1μm〜30μm、好ましくは、1μm〜
10μmである構成を有している。この構成により、請
求項1又は3乃至5の内いずれか1項で得られる作用に
加え、以下のような作用を有する。 (1)これらの多孔質無機粉体の表面が多孔質で角ばっ
ているので、落ち難い汚物もこすぎ落とすことができ汚
物の剥離性に優れる。 (2)微細孔を多く有しているので、吸着性や脱色性を
有するのでひっつき易い着色した汚物を固定し剥離した
後は再び被洗浄物に付着するのを防止できる。 (3)微粒子なので磨いた後ザラザラ感が残らず、傷が
付くのを防止できる。(4)洗浄力が優れ生物分解性に
優れるとともに肌に優しく安全性に優れる。
【0015】ここで、多孔質無機粉体としては、食器等
に傷を付け難く、かつ、高い洗浄効果を発揮するシラス
や白土を用いることが好ましい。シラスや白土は剪弾力
に弱いため粉化し易く、かつポーラスなので吸着作用や
汚物の孔部による固定で洗浄性を著しく高めることがで
きる。また、多孔質無機粉体の平均粒径が10μmより
大きくなるにつれ、ザラザラして洗う際に違和感を感じ
る傾向にあるので好ましくない。特に、30μmよりも
大きくなるとその傾向が著しいので好ましくない。ま
た、1μmよりも小さくなるにつれ、硬度が高くなる傾
向があるので好ましくない。
【0016】本発明の請求項7に記載の粉末洗浄剤は、
請求項2乃至5の内いずれか1項に記載の発明におい
て、脂肪酸アルカリ金属塩と前記ヒドロキシ多価カルボ
ン酸金属塩の合計量100wt部に対し、過酸化合物好
ましくは過炭酸塩、過硼酸塩、過硫酸塩、過硝酸塩、有
機過酸の1種以上を15〜85wt部好ましくは20〜
80wt部含有する構成を有している。この構成によ
り、請求項2乃至5の内いずれか1項で得られる作用に
加え、以下のような作用を有する。 (1)過酸化合物は、除菌・除臭効果があるので、衛生
的で梅雨等の季節でも洗濯物に臭気がつくのを防止でき
る。 (2)過酸化合物による酸素で炭水化物や蛋白質、油分
等を酸化して変質させるので、こびりついた落ち難い汚
れも容易に洗い落とすことができる。
【0017】ここで、過酸化合物については、一般に市
販されているものを用いても良く、他の粉末洗浄剤成分
と同じ粒子径のものを用いると均一に混合されるので好
ましい。平均粒径としては、425〜700μmで、白
色で、有効酸素は13%以上のものが好適に使用され
る。過酸化合物としては、モノパーオキシフタル酸及び
その塩等の有機過酸化合物、アルカリ金属の過硼酸、過
炭素塩、過ケイ素塩等の水溶液中で過酸化水素を発生す
る過酸化物を用いることができる。この中では過炭酸ナ
トリウム、過硼酸ナトリウムが特に好ましいことがわか
った。粉末状のものでも顆粒状のものでも使用すること
ができる。過酸化合物の安定化の目的で表面処理を施し
たものは特に好ましく、なかでも硼酸およびケイ酸のア
ルカリ金属塩によりコーティングしたものは、非常に好
ましい。
【0018】本発明の請求項8に記載の粉末洗浄剤は、
請求項7に記載の発明において、過酸化合物が過炭酸ナ
トリウム、過硼酸ナトリウムの内いずれか1種である構
成を有している。これにより、請求項7で得られる作用
の他、以下の作用を有する。 (1)洗浄水で速やかに炭酸水素化合物と酸素に分解
し、漂白、殺菌効果を得ることができ、洗浄作業性に優
れる。 (2)殺菌作用を有するので、衛生性に優れる。 (3)下水処理に負荷をほとんど与えず耐公害性に優れ
る。
【0019】本発明の請求項9に記載の粉末洗浄剤は、
請求項7又は8に記載の発明において、過炭酸ナトリウ
ムの添加量が10wt%〜50wt%好ましくは15w
t%〜40wt%である構成を有している。この構成に
より、請求項7又は8の発明で得られる作用に加え、以
下のような作用を有する。 (1)食器洗い機用として使用した場合洗浄性や漂白性
に優れ、更に殺菌性を有するので衛生的に優れる。 (2)水中で炭酸水素ナトリウムと酸素に分解し、デン
プン質等を変質し洗浄性を高めることができる。 (3)分解物が炭酸水素ナトリウムなので、下水処理に
負担をかけることがない。
【0020】ここで、過酸化合物が15wt%よりも少
なくなるにつれて漂白剤としての効果が低下する傾向に
あるので好ましくない。特に10wt%よりも少なくな
るとその傾向は大きくなるので好ましくない。また、過
酸化合物が40wt%よりも多くなるにつれ酸性が強く
なる傾向があり、洗浄性に欠ける傾向が現われ出し、特
に、50wt%よりも多くなるとその傾向が大きいので
好ましくない。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の粉末洗浄剤について、以
下、実施例で詳細に説明する。
【実施例】<脂肪酸ナトリウム塩の調整>脂肪酸とし
て、牛脂を主原料とし、ヤシ油、米糠脂肪酸、パーム核
脂肪酸をブレンドしたものを準備した。炭素数が12〜
18のラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸の混合物が87wt%であった。
脂肪酸に水酸化ナトリウムをケン化釜で反応させ、ニー
トソープを得た。次いで、ニートソープを乾燥させ含水
率が8.2wt%の粉石けんを得た。これを脂肪酸ナト
リウム塩として用いた。 (実施例1)食器洗い乾燥機用洗剤としての効果の確認。 <脂肪酸ナトリウム塩とクエン酸ナトリウムの配合比の
洗浄力への影響>
【0022】(配合比の決定) a.硬度100ppmの水を30ml試験管にクエン酸
ナトリウム0.03gと脂肪酸ナトリウム塩を加え、ゴ
ム栓でフタをし、1分間上下に強く振った時の起泡性を
調べた。 (イ)脂肪酸ナトリウム塩0.03g→3cm程度の起
泡。 (ロ)脂肪酸ナトリウム塩0.025g→1cm程度の
起泡。 (ハ)脂肪酸ナトリウム塩0.02g→起泡せず。液は
白濁。 (ニ)脂肪酸ナトリウム塩0.01g→起泡せず。液は
半透明。 以上の結果より、配合量の上限を、(ロ)の濃度で水3
lあたり脂肪酸ナトリウム塩2.5g(配合率45.5
wt%)とした。 (ロ)の濃度での泡立ちは、機械的故障を起こす程でな
く、食器の汚れと石けんが反応すると、起泡性は、更に
小さくなり低泡性であることが分かったためである。 b.クエン酸ナトリウムの配合量の決定 金属石けん(石けんカス)の生成を抑制するために添加
されるクエン酸ナトリウムの量は、「EDTAによる滴
定法」を、応用して決定した。この方法は、エリオクロ
ムブラックT(EBT)の水溶液が、PH10付近で青
色を呈し、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなど
金属イオンが共存すると、赤色〜赤紫色に変化する。色
の変化を、日本電色株式会社の測色色差計(ZE―20
00)により、色相を数値化し、比較した。基準とする
色相は、硬度5ppm、10ppm、20ppm、30
ppm、40ppm、60ppmとした。クエン酸ナト
リウムの水軟化作用は、100ppmの水300mlに
対して、クエン酸ナトリウムを0.1g、0.2g、
0.3g、0.4g溶かした水の色相を、基準の色相と
比較することにした。
【0023】(100ppmの硬度の水を使用した理
由)日本の水道水の硬度平均値は、約60ppmであ
り、100ppmあれば国内全域に適応できるためであ
る。 (300mlの水量を基準に、クエン酸ナトリウムを添
加した理由)洗浄テストに使用する食器洗い乾燥機(松
下電器産業株式会社NP−33S1)の使用水量が約1
4lで、洗浄液として使用水量を計量したところ、約3
lであり、その1/10とした。 [測定結果]その結果を(表1)に示した。(表1)は水
の軟化状態を測色色差計で測定したものである。
【表1】 この(表1)を用い、水の硬度変化とクエン酸ナトリウ
ムの量との関係を求め図1に示した。この(図1)から
明らかなように、クエン酸ナトリウムの量が300ml
中0.3gまでは、水の軟化作用に有効的であることが
分かる。0.4g以上では飽和状態であり、これ以上量
を増やしても水の軟化作用にあまり変化がないことがわ
かった。以上のことから、洗浄水3lに対するクエン酸
ナトリウムの適量は2〜3gであると判断された。 c.脂肪酸ナトリウム塩の配合量の下限の決定 使用する脂肪酸ナトリウム塩の配合率を決めるために以
下のように調整した。 (i)(クエン酸ナトリウム)3.0g+(脂肪酸ナト
リウム塩)0.5g(14wt%) (ii)(クエン酸ナトリウム)3.0g+(脂肪酸ナ
トリウム塩)0.1g(3wt%) (iii)(クエン酸ナトリウム)3.0g+(脂肪酸
ナトリウム塩)0.05g(1.6wt%)
【0024】(洗浄試験) a.洗浄装置:食器洗い乾燥機松下電器産業株式会社N
P−33S1形を洗浄テストに使用した。 洗浄方法:回転ノズル噴射方式 すすぎ方法:ためすすぎ、給・排水すすぎ 乾燥方法:ヒーターとファンによる強制排気乾燥方式 b.被洗浄物 標準的な食器量(4〜5人用) ・茶わん−5点 ・大皿−5枚 ・中皿−5枚 ・小皿−6枚 ・味噌汁茶わん−5点 ・湯のみ−4点 ・コップ−5点 ・小物(スプーン、はし、フォーク) c.洗浄力テストの設定条件 使用水:水道水で硬度は約92ppm。水温約20℃。 使用水量:約14l 設定:食器洗い乾燥機の標準コース 洗浄(約20分)→すすぎ3回、加熱すすぎ1回(約3
2分)→乾燥 (約20分)汚れについては、デンプン・脂肪分(動物
性・植物性)等が、一般家庭の代表的な食器の汚れとし
て挙げられるので、これらの汚れを、うどん玉・バター
(動物性油脂)・サラダ油(植物性油脂)を用いて再現
した。
【0025】(汚れの付け方) (1)デンプンの汚れ 少量(約0.2g)のうどんを、指でつぶして、茶碗に
擦り付け、そのまま放置して乾燥させた。 (2)油脂(バター、サラダ油)の汚れ 少量をティッシュペーパーで、中皿に薄く塗り、余分な
油を軽く拭き取った。 (洗浄力試験)デンプンの汚れをつけた茶碗2点と、動
物性油脂の汚れをつけた中皿3枚と、植物性油脂の汚れ
をつけた中皿3枚を食器洗い機に入れる。使用するクエ
ン酸ナトリウムと脂肪酸ナトリウム塩の配合率は、前述
のc.(i)(ii)(iii)の3種類を用いた。
【0026】(洗浄度検査)洗浄試験後、以下の検出方
法を用いて、残留物検査を行った。 石けんカス等の残留 視覚により調べた。 うどん玉の検出 指示薬:ヨード液(希ヨードチンキに水を加え、約3倍
に希釈したもの) 検査方法:食器の表面にヨード液を振り掛け、食器を揺
り動かして、表面全体にヨード液が行き渡るようにす
る。 判定:デンプンの残留物がある場合は、青色に呈色す
る。 バター、サラダ油の検出 指示薬:0.1%バターイエロー溶液 検査方法:食器の表面に色素溶液を振り掛け、筆を用い
て、表面全体に色素溶液が行き渡るようにする。色素溶
液が残らなくなるまで軽く水洗いして、水分を切る。 判定:脂肪性の残留物がある場合は、黄色又は橙色に呈
色する。 評価について ◎・・・完全に落ちた(全く染色しなかった) ○・・・ほぼ落ちた(わずかに染色した) △・・・少し落ちた(染色がやや目立った) ×・・・全く落ちなかった(染色がよく目立った)
【0027】(実験結果)この実験結果を(表2)に示
した。
【表2】 この(表2)から明らかなように、脂肪酸ナトリウム塩
が0.1g(3.2wt%)以上あれば良いと判断され
た。洗浄テストに使用した食器の量は2人分程度と判断
され、4〜5人用では、汚れの具合にもよるが、少なく
とも2倍ぐらい(3lの水に対して、0.2g(6.3
wt%))の脂肪酸ナトリウム塩を必要とする。脂肪酸
ナトリウム塩の量を、ここでまとめると、水3lに対し
て、クエン酸ナトリウムを3g添加し、脂肪酸ナトリウ
ム塩を0.1g(3wt%)以上2.5g(55wt
%)以下が好ましいことが分かった。
【0028】d.過酸化合物の効果の確認 過酸化合物として、過炭酸ナトリウムを用いた。(表
3)に示す配合量で水3lに対して添加し、食器洗い機
用粉末洗浄剤としての効果を確認した。
【表3】 過炭酸ナトリウムを加えることにより以下の効果が得ら
れることが分かった。 イ.実験NO.1〜3では、発泡作用により、汚れや石
けんカスが食器から浮き上がり、再付着を防止でき、洗
浄性や清涼感(さわやか感)に優れる。 ロ.実験NO.4では過炭酸ナトリウムが少ないので、
発泡作用に欠けると共に除菌消臭作用が得られないこと
が分かった。 ハ.実験NO.5では過炭酸ナトリウムが多すぎると、
反応後に残る炭酸ナトリウムが食器に付着したり、排水
口を詰まらせる原因となることがわかった。
【0029】(実施例2)石けんクレンザーとしての効
果の確認 5μm〜10μmのシラスと150μm〜300μm
の脂肪酸ナトリウム塩の各々を(表2)に示す配合量
(g)をビーカーに量り取り、混ぜ合わせて、石けんク
レンザーを得た。 プラスチック製の下じき及び冷蔵庫の扉に油性マジッ
クインクで汚れをつける。 (評価方法)試験者10人を選び、各石けんクレンザー
を指につけ10回程こすり、乾いたふきんでふきとり、
その評価を確認した。各評価は総合評価で示した。評価
は目視でインクの取れ具合を判断した。
【表4】
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば以下の有
利な効果を奏することができる。請求項1に記載の発明
によれば、 (1)自然界における高い生分解度、低い気泡性及び低
毒性の石けんを使用することにより排水が与える自然環
境の負荷を軽減する効果のある粉末洗浄剤を提供するこ
とができる。 (2)天然資源なので皮膚に対し極めて温和でほとんど
無刺激であり、安全性に優れた粉末洗浄剤を提供するこ
とができる。 (3)また、使用する多孔質無機粉体は豊富にあり、低
コストで機能性に優れた粉末洗浄剤を提供することがで
きる。 (4)多孔質無機粉体は力を加えると適度に潰れるの
で、食器類を傷付けずに汚れを落とす効果のある粉末洗
浄剤を提供することができる。
【0031】請求項2に記載の発明によれば、 (1)また、前記ヒドロキシ多価カルボン酸は、石けん
カスの生成を抑制する作用を有するので、食器等への石
けんカスの残留を防ぐことのできる粉末洗浄剤を提供す
ることができる。 (2)さらに、前記ヒドロキシ多価カルボン酸は、食品
添加物として認められており、安全性の高い粉末洗浄剤
を提供することができる。 (3)さらに自然環境の負荷を軽減する効果のある粉末
洗浄剤を提供することができる。 (4)分解し易く、また酸敗し難い粉末洗浄剤を提供す
ることができる。 (5)石けんカスが残留し難くいので、能率的に濯ぐこ
とのできる粉末洗浄剤を提供することができる。 (6)従来の食器洗い機専用粉末洗剤よりも洗浄性、安
全性に優れた粉末洗浄剤を提供することができる。
【0032】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2の発明で得られる効果に加え、 (1)さらに自然環境の負荷を軽減する効果のある粉末
洗浄剤を提供することができる。 (2)分解し易く、また酸敗し難い粉末洗浄剤を提供す
ることができる。 (3)飽和脂肪酸の炭素数が14〜18の場合、洗浄力
が大きく皮膚刺激が小さい石けんを得ることができる。
【0033】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の内いずれか1項の発明で得られる効果に加え、 (1)生物分解が容易で、下水処理の負荷を著しく軽減
できる。 (2)皮膚への刺激性がなく、極めて安全性に優れる。 (3)洗浄力が大きく、洗浄時間の短縮ができ、洗浄作
業性に優れる。
【0034】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4の内いずれか1項で得られる発明の効果に加え、 (1)多孔質無機粉体より粒子径が大きく、多孔質無機
粉体囲い込むように存在しているので、傷を付け難い粉
末洗浄剤を得ることができる。 (2)食器等を洗浄する際に用いるスポンジ等に馴染み
やすく、洗浄力に優れた粉末洗浄剤を提供することがで
きる。
【0035】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
又は3乃至5の内いずれか1項で得られる発明の効果に
加え、 (1)これらの資源は豊富にあり、低コストで機能性に
優れた粉末洗浄剤を提供することができる。 (2)天然資源なので排水が与える自然環境の負荷を軽
減する効果のある粉末洗浄剤を提供することができる。 (3)粒子径が一定で、硬度が研磨剤に適しており、微
粒子なので磨いた後ザラザラ感が残らず、傷が付き難い
粉末洗浄剤を提供することができる。
【0036】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
乃至5の内いずれか1項に記載の発明で得られる効果に
加え、 (1)過酸化合物は、除菌・除臭効果があるので、衛生
的な粉末洗浄剤を提供することができる。
【0037】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
で得られる発明の効果に加え、 (1)洗浄水で速やかに炭酸水素化合物と酸素に分解
し、漂白、殺菌効果を得ることができ、洗浄作業性に優
れる。 (2)殺菌作用を有するので、衛生性に優れる。 (3)下水処理に負荷をほとんど与えず耐公害性に優れ
る。
【0038】請求項9に記載の発明によれば、請求項7
又は8に記載の発明で得られる効果に加え、 (1)従来の食器洗い機専用粉末洗剤よりも洗浄性に優
れ、衛生的な粉末洗浄剤を提供することができる。
【0039】以上説明した通り、本発明は皮膚に対し極
めて温和でほとんど無刺激であり、しかも、洗浄力が優
れ、人畜無害であり、排水が与える自然環境の負荷を軽
減する効果のある脂肪酸アルカリ金属塩をベースにした
粉末洗浄剤を提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月19日(2001.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 クエン酸ナトリウムの添加量に対する水の硬
度の依存性(軟化状態)を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/39 C11D 3/39 9/18 9/18 Fターム(参考) 4C083 AB131 AB242 AB411 AB412 AB441 AC241 AC30 AC302 BB26 CC23 CC38 DD17 EE10 FF01 4H003 AB03 BA09 DA02 DA17 DA19 EA20 EA24 EA27 EB08 EE05 FA01 FA02 FA03 FA05 FA42

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.5wt%〜70wt%、好ましくは、
    10wt%〜65wt%の脂肪酸アルカリ金属塩と、
    b.30wt%〜95wt%、好ましくは、35wt%
    〜90wt%の多孔質無機粉体と、を含有することを特
    徴とする粉末洗浄剤。
  2. 【請求項2】a.3wt%〜40wt%、好ましくは、
    5wt%〜30wt%の脂肪酸アルカリ金属塩と、b.
    60wt%〜97wt%、好ましくは、70wt%〜9
    5wt%のヒドロキシ多価カルボン酸又はそのアルカリ
    金属塩と、を含有することを特徴とする粉末洗浄剤。
  3. 【請求項3】前記脂肪酸アルカリ金属塩が、炭素数10
    〜22好ましくは12〜18の飽和脂肪酸のナトリウム
    塩であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉末
    洗浄剤。
  4. 【請求項4】前記飽和脂肪酸アルカリ金属塩がラウリン
    酸・ミリスチン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・オレ
    イン酸又はこれらの誘導体のナトリウム塩又はカリウム
    塩の1種以上を主とする混合物からなることを特徴とす
    る請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の粉末洗浄
    剤。
  5. 【請求項5】前記脂肪酸アルカリ金属塩の粒子径が50
    μm〜500μm好ましくは150μm〜400μmで
    あることを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項
    に記載の粉末洗浄剤。
  6. 【請求項6】前記多孔質無機粉体がシラス、酸性白土、
    活性白土、高陵土、石墨のいずれか1以上からなり、か
    つ、粒子径が0.1μm〜30μm、好ましくは、1μ
    m〜10μmであることを特徴とする請求項1又は3乃
    至5の内いずれか1項に記載の粉末洗浄剤。
  7. 【請求項7】前記脂肪酸アルカリ金属塩と前記ヒドロキ
    シ多価カルボン酸金属塩の合計量100wt部に対し、
    過酸化合物好ましくは過炭酸塩、過硼酸塩、過硫酸塩、
    過硝酸塩、有機過酸の1種以上を15〜85wt部好ま
    しくは20〜80wt部含有していることを特徴とする
    請求項2乃至5の内いずれか1項に記載の粉末洗浄剤。
  8. 【請求項8】前記過酸化合物が過炭酸ナトリウム、過硼
    酸ナトリウムの内いずれか1種又はこれらの混合物であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の粉末洗浄剤。
  9. 【請求項9】前記過炭酸ナトリウムの添加量が10wt
    %〜50wt%好ましくは15wt%〜40wt%であ
    ることを特徴とする請求項7又は8に記載の粉末洗浄
    剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102586043A (zh) * 2011-01-13 2012-07-18 株式会社日本卫生中心 加入了添加物的白砂皂

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