JP2003010844A - スカム除去装置 - Google Patents

スカム除去装置

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JP2003010844A
JP2003010844A JP2001198036A JP2001198036A JP2003010844A JP 2003010844 A JP2003010844 A JP 2003010844A JP 2001198036 A JP2001198036 A JP 2001198036A JP 2001198036 A JP2001198036 A JP 2001198036A JP 2003010844 A JP2003010844 A JP 2003010844A
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JP
Japan
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scum
cam plate
scum pipe
cam
scraper arm
Prior art date
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Application number
JP2001198036A
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English (en)
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Toshiyuki Unishi
俊之 卯西
Toshiyuki Watanabe
俊幸 渡辺
Tenmei Hirao
典盟 平尾
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 沈殿池のスカム除去装置においては、沈殿池
上を移動するスクレーパーアームに取付けられたローラ
でカム板を押し下げて、それによりスカムパイプを回動
させているが、構造が複雑で、作動不良を起こしやす
い。 【解決手段】 スクレーパアーム4にカムローラ9を設
け、スカムパイプ5に第一のカム板7と第二のカム板8
を設け、スクレーパアーム4が移動してスカムパイプ5
に近づくとカムローラ9が第一のカム板7に当接し、更
に移動すると第一のカム板7を介してスカムパイプ5が
元の位置から流入口53がスカムを臨む位置まで回動
し、更に移動するとカムローラ9が第二のカム板8に当
接し、更に移動すると第二のカム板8を介してスカムパ
イプ5が回動して元の位置へ戻るスカム除去装置。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、廃水処理設備にお
ける沈殿池等に使用されるスカム除去装置に関する。 【0002】 【従来の技術】廃水処理設備の中の最終沈殿池において
は、処理水中から活性汚泥を沈殿分離し、その上澄水を
河川等に放流している。しかし最終沈殿池では処理水中
に含まれる油分や汚泥の一部が浮上してスカムと称され
る浮遊物となって処理水の水面を浮遊している。その浮
遊物を除去してやらなければ、それが上澄水ととも流出
して上澄水を放流した河川等を汚染してしまう。それを
防止するために最終沈殿池においてはスカム除去装置が
設けられている。そのスカム除去装置の例として例えば
特開平9−173709号公報には、円形沈殿池の例と
して図4、図5に示すようなスカム除去装置が示されて
いる。即ち、流入口31を有する円筒型のスカムパイプ
30が管軸を中心にして回動できるように設けられて、
これにウエイト32とカム板33とが天秤状に取付けら
れる。また円形沈殿池上を旋回するスクレーパアーム
(図示略)にはカム板33に当接するようにローラ34
が設けられる。スクレーパアームが旋回して所定の位置
にくると、それに設けられたローラ34がカム板33に
当接して、カム板33に設けられた当接面331上をロ
ーラ34が進行することにより、カム板33を下方に押
し下げる。そのときカム板33とスカムパイプ30とを
連結するレバー機構35が支持軸36を中心に揺動する
ことによってスカムパイプ30は矢印X方向に回動して
図5に示す状態になり、流入口31よりスカムパイプ3
0中にスカム及び少量の処理水が流入する。更にローラ
34がカム板33の上を進行して、カム板33から外れ
ると、ウエイト32によってスカムパイプ30は矢印Y
方向に回動して図4に示す状態に戻り、スカムパイプ3
0中へのスカム及び処理水の流入が停止する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した図4及び図5
に示したようなスカム除去装置においては、カム板、レ
バー機構、ウエイトより構成されており、それらを揺動
させるための軸等をも含むため、構造が複雑で、作動不
良を起こし易いという課題がある。本発明は上記したよ
うな課題を解決して、構造が簡易でしかも作動不良も起
こしにくいスカム除去装置を提供することを目的とす
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、沈殿池の処理
水の水面に浮遊するスカムを移動しながら掻き寄せるス
クレーパアームと、掻き寄せられたスカムを流入させる
流入口を有するスカムパイプとを備えるスカム除去装置
であって、スクレーパアームにカムローラを設け、スカ
ムパイプに第一のカム板と第二のカム板を設け、スクレ
ーパアームが移動してスカムパイプに近づくとカムロー
ラが第一のカム板に当接し、更に移動すると第一のカム
板を介してスカムパイプが元の位置から流入口がスカム
を臨む位置まで回動し、更に移動するとカムローラが第
二のカム板に当接し、更に移動すると第二のカム板を介
してスカムパイプが回動して元の位置へ戻ることを特徴
とするスカム除去装置である。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は本発明に係わる円形沈殿池のスカ
ム除去装置の部分を示す平面図であり、図2及び図3は
図1におけるA−A矢視図で、スカム除去装置の作動を
説明する図である。図中1は円形沈殿池で、その中央部
にフィードウエル2が設けられて、ここから原水が供給
される。フィードウエル2から供給された原水は沈殿池
1内で原水中に含まれる活性汚泥等が沈殿されて、その
処理水が上澄水として越流堰(図示せず)から外部に放
流される。ここで沈殿汚泥の処理方法等については周知
の事柄であるから説明は省略する。 【0006】円形沈殿池1の上面にはフィードウエル2
の中心に立設された軸3によって支承されたスクレーパ
アーム4が水平方向に旋回するように設けられ、又フィ
ードウエル2の壁21と円形沈殿池1の外壁21,22
を貫通して、スカムパイプ5が設けられる。スカムパイ
プ5は外壁21,22内に設けられた軸受23,24に
よって支承されて、スカムパイプ5の管軸51を中心に
して回動することができる。またスカムパイプ5の一端
部52はスカム貯槽6内に臨んで開口している。スカム
パイプ5には4個の長孔状の流入口53が形成されてお
り、この流入口53はスカムパイプ5が「閉」状態のと
き、即ち図2に示したもののときは上向きに、スカムパ
イプ5が「開」状態のとき、即ち図3に示したもののと
きは時計の略1時方向に向くように、また流入口53の
縁531は「閉」状態のときは処理水水面より上方にあ
って処理水が流入せず、「開」状態のときは縁531が
処理水水面より下方に下降して、処理水が流入するよう
に設定されている。 【0007】スカムパイプ5の池壁近傍の外周にはフラ
ンジ54(図2)が固着されて、そのフランジ54に第
一のカム板7と第二のカム板8とが固定される。前記し
たスクレーパアーム4には処理水水面の下方に臨むよう
にスクレーパ41が取付けられており、スクレーパアー
ム4の先端部で池壁25の位置には車輪42が取付けら
れて、この車輪42が円形沈殿池1の池壁25上に設け
られたレール26上を転動して、スクレーパアーム4の
旋回を支持する。更に車輪42の下部にはカムローラ9
が取付けられて、このカムローラ9は前記した第一、第
二のカム板7,8のエッジ部である当接面71,81と
当接するように設けられる。 【0008】次に上記構成の作用について説明する。ス
クレーパアーム4は円形沈殿池1上を旋回するが、この
ときスクレーパ41によって処理水水面上に浮遊してい
るスカムを掻き寄せながら矢印H方向(図1,2)に旋
回する。そのときはスカムパイプ5は図2に示すような
「閉」位置にあって、スカムパイプ5には処理水やスカ
ムは流入しない。スクレーパアーム4が図2に示すよう
な位置まで到達すると、スクレーパアーム4に取付けら
れたカムローラ9が第一のカム板7に当接する。更にカ
ムローラ9が当接面71上を前進することにより第一の
カム板7を時計廻りに押し下げてゆく。そうすると第一
のカム板7の動きとともにスカムパイプ5も時計廻りで
ある矢印I方向に回動し所定角度まで回動したらその流
入口53から処理水が流入して、それとともにスクレー
パアーム4によって掻き寄せられたスカムも流入口53
からスカムパイプ5内に流入する。 【0009】更に図2に示す状態から図3に示す状態に
移行するが、この間カムローラ9は第一のカム板7を押
し下げ続ける。そしてカムローラ9が図3の位置9aに
到達して更に位置9bに至るまでは、スカムパイプ5は
流入口53が最も深く処理水水面下に臨む「開」状態を
維持し、この間に掻き寄せられたスカムは全てスカムパ
イプ5中に流入する。スカムパイプ5中に流入したスカ
ムはスカム貯槽6に排出されて、その後に適宜処理され
る。 【0010】そしてカムローラ9が位置9bより更に進
行すると、カムローラ9は第二のカム板8に当接して第
二のカム板8を押し下げながら進行する。それに伴って
スカムパイプ5も反時計廻りである矢印J方向に回動す
る。そしてカムローラ9が図2の位置9cに至ったとき
に、スカムパイプ5は流入口53が完全に処理水水面上
に臨む「閉」状態に戻り、スカムパイプ5へのスカム及
び処理水の流入は停止する。前記したスクレーパアーム
4が1回転する毎に前述の動作を繰り返して、円形沈殿
池1に発生するスカムを絶えず除去するのである。そし
てスカムが除去され、活性汚泥が沈殿分離された処理水
は上澄水として河川等に放流される。 【0011】 【発明の効果】本発明は上記の構成としたから、構造が
簡易でしかも作動不良を起こしにくいスカム除去装置を
提供することができる。また、スカムパイプ5の回転駆
動力は複雑な機構を介さずにスカムパイプ5に直接的に
作用するから、スカムパイプ5の「閉」状態から「開」
状態への回動動作および「開」状態から「閉」状態への
回動動作の何れもが確実であり動作不良を起こし難い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のスカム除去装置に係わる円形沈殿池の
一部平面図である。 【図2】本発明のスカム除去装置の閉状態を表す図1の
A−A矢視図である。 【図3】本発明のスカム除去装置の開状態を表す図1の
A−A矢視図である。 【図4】従来のスカム除去装置を示す図である。 【図5】従来のスカム除去装置を示す図である。 【符号の説明】 1 円形沈殿池 4 スクレーパアーム 5 スカムパイプ 53 流入口 7 第一のカム板 8 第二のカム板 9 カムローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D063 DB01 4D051 AA04 AB03 CA05 DB02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 沈殿池の処理水の水面に浮遊するスカム
    を移動しながら掻き寄せるスクレーパアームと、掻き寄
    せられたスカムを流入させる流入口を有するスカムパイ
    プとを備えるスカム除去装置であって、 スクレーパアームにカムローラを設け、 スカムパイプに第一のカム板と第二のカム板を設け、 スクレーパアームが移動してスカムパイプに近づくとカ
    ムローラが第一のカム板に当接し、 更に移動すると第一のカム板を介してスカムパイプが元
    の位置から流入口がスカムを臨む位置まで回動し、 更に移動するとカムローラが第二のカム板に当接し、 更に移動すると第二のカム板を介してスカムパイプが回
    動して元の位置へ戻ることを特徴とするスカム除去装
    置。
JP2001198036A 2001-06-29 2001-06-29 スカム除去装置 Pending JP2003010844A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109133227A (zh) * 2018-11-05 2019-01-04 山东福土环境工程有限公司 畜禽污水浮渣滤渣装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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