JP2003010183A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2003010183A
JP2003010183A JP2001200574A JP2001200574A JP2003010183A JP 2003010183 A JP2003010183 A JP 2003010183A JP 2001200574 A JP2001200574 A JP 2001200574A JP 2001200574 A JP2001200574 A JP 2001200574A JP 2003010183 A JP2003010183 A JP 2003010183A
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moving
moving speed
displacement
tissue
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Kazuhiro Sunakawa
和宏 砂川
Yoshinao Sorinaka
由直 反中
Hiroshi Kanai
浩 金井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B8/48Diagnostic techniques
    • A61B8/488Diagnostic techniques involving Doppler signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波を経皮的に生体内に送信し、生体内の
組織と血液からの超音波反射信号の位相情報から、生体
内の組織の運動と血液中の赤血球集合の位置関係変化を
追跡し、生体内の組織の運動速度と血流速度を求めなが
ら、生体内の組織の運動と血液の移動変化を推定するこ
とを目的とする。 【解決手段】 超音波パルスを超音波プローブ1から送
受信し、受信した生体内からの超音波反射信号から、位
相検波部5で、位相検波し、位相差検出部6で、位相検
波信号から超音波送受信繰り返し周期間の位相差を求
め、データ解析部7で、超音波反射波の位相差から生体
内の組織の運動速度と血流速度を算出し、速度より算出
した移動量から、生体内の組織と血液の移動を追跡し、
追跡した結果と、生体内の組織と血液の移動量と速度波
形を、表示制御部10を介して、表示部13に同時に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体内の組織に超
音波を送信し、生体内から得られた超音波エコー信号か
ら位相検波手段を用いて位相を検出し、その位相から生
体内の組織運動あるいは血流速度を演算し、その演算結
果を表示することができる超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波診断装置は、生体内組織の
断層像を表示するBモード機能、生体内組織の運動状態
の時間変化を表示するMモード機能、血流速度の時間変
化を表示するFFTドプラ機能および血流などの生体内
で移動する部位にその移動する方向により着色すること
によって移動状態を表示するカラードプラ機能などの機
能を有している。
【0003】このような従来の超音波診断装置を用いて
動脈硬化診断を目的として頸動脈の診断を行う場合、B
モード機能を用いて血管内径の大きさおよび血管壁厚の
厚みを評価し、血栓などが血管の内壁に付着することに
よって発生する隆起病変をBモード画像による断層像の
輝度によって評価し、Mモード機能を用いて心臓の拍動
に伴う時間的な血管内径変化の評価し、またFFTドプ
ラ機能やカラードプラ機能を用いて隆起病変による血管
狭窄部位の血流速度の評価などを行うことにより病変の
性状を判断している。
【0004】また、生体組織の運動を計測する手法とし
て、特開平9−323485号公報に開示されているよ
うに、組織ドプライメージングを用いた手法が提案され
ており、この手法は、生体内の組織の動きや向きに応じ
て、その部位に着色してカラー画像化することにより、
組織の動きを定量的に把握することができるようにする
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】動脈硬化診断を目的と
して頸動脈の診断を行う場合、頸動脈内に発生する隆起
病変が血流に与える影響を評価するために、血流変化と
動脈壁の運動の関係を容易に把握することが必要となっ
ている。
【0006】しかしながら、上記従来の超音波診断装置
を用いて、主に血栓による隆起病変を診断する場合、隆
起病変組織の性質により断層画像の輝度が低く表示され
るためBモード機能を用いた評価法では発見しにくく、
また、輝度により性状を判断しているために定量的に評
価できないという問題がある。
【0007】また、従来の超音波診断装置では、カラー
ドプラ機能を用いれば、Bモード機能では発見しにくい
輝度の低い病変を、着色することによって血液の流れて
いる内腔と分別することが可能となり、Bモードのみに
よる診断と比較してその診断精度は向上するが、血圧変
化や血流変化に対する動脈壁の動きを定量的に把握する
ことは困難である。
【0008】また、カラードプラ機能を実現するために
は、血流(高速な移動)と、体動など(低速な移動)と
を正しく区別し、血流のみの情報を取り出す処理が必要
となっているため、生体からの低速な移動量を示す信号
をフィルタで除去しているので、生体内の組織の動きと
血流変化を同時に計測することはできない。
【0009】また、組織ドプライメージングを用いれば
組織の動きを定量的に把握することができるが、血圧変
化や血流変化に対する動脈壁の動きまでは把握すること
は困難である。
【0010】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、主として循環器系の病変の診断のために、生体
内の血流や動脈壁などの組織の移動速度と移動変位を同
時に計測し、血流変化と動脈壁の運動の関係を容易に把
握するための表示をすることができる超音波診断装置を
提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波診断装置
は、超音波プローブを介して生体内に超音波パルスを送
信し、前記生体内で反射した超音波反射波を受信する超
音波送受信手段と、前記超音波送受信手段で受信した前
記超音波反射波を位相検波する位相検波手段と、前記位
相検波した信号において連続して位相検波した複数の信
号間の位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差
から前記生体内の血流を含む組織の移動状態を解析する
データ解析手段と、前記生体内の組織の移動状態を表示
する表示手段とを具備した構成を有している。この構成
により、受信した超音波受信信号の位相差を検出すると
いう簡易な方法で、生体内組織の移動状態を解析するこ
とができる。
【0012】また、本発明の超音波診断装置は、前記超
音波プローブが複数の超音波振動子を有し、前記複数の
それぞれの超音波振動子で送受信した前記超音波パルス
および前記超音波反射波の遅延量を制御することによっ
て前記超音波パルスと前記超音波反射波とで構成される
音響線の偏向角度制御を行う遅延制御手段を具備し、前
記位相検出手段が偏向角度の異なった複数の前記音響線
ごとに前記位相差を検出し、前記データ解析手段が前記
複数の音響線ごとの前記位相差から前記生体内の組織の
移動速度および移動変位を算出する構成を有している。
この構成により、偏向角度の異なった複数の音響線ごと
に受信される超音波受信信号の位相差を検出するという
簡易な方法で、精度高く生体内の組織の移動速度および
移動変位を算出することができる。
【0013】また、本発明の超音波診断装置は、前記デ
ータ解析手段が前記複数の音響線ごとの前記位相差から
前記生体内の組織の、前記超音波プローブ表面に対して
直交する方向の直交方向移動速度成分と前記超音波プロ
ーブ表面に平行する方向の平行方向移動速度成分とを検
出し、前記直交方向移動速度成分および平行方向移動速
度成分から前記生体内組織の移動速度および移動変位を
算出する構成を有している。この構成により、受信され
る超音波受信信号の位相差を検出し、この位相差から生
体内組織の移動速度および移動変位を算出する再の算出
精度を高めることができる。
【0014】また、本発明の超音波診断装置は、前記複
数の超音波振動子を選択する振動子選択手段を備え、前
記振動子選択手段が、前記複数の超音波振動子のうち隣
接した複数の超音波振動子を群として選択するとともに
前記超音波振動子群を複数選択し、前記データ解析手段
が、前記複数の超音波振動子群のそれぞれの音響線にお
ける前記位相差から前記生体内組織の移動速度および移
動変位を算出する構成を有している。この構成により、
容易に音響線を偏向させることができ、また複数の音響
線から位相を検出するので、精度高く生体内組織の移動
速度および移動変位を算出することができる。
【0015】また、本発明の超音波診断装置は、前記遅
延制御手段が、前記複数の超音波振動子群のそれぞれの
音響線の偏向角度を任意に制御し、前記データ解析手段
が、前記それぞれの音響線における前記位相差から前記
生体内組織の移動速度および移動変位を算出する構成を
有している。この構成により、容易に音響線の偏向角度
を変更させることができるので、生体内組織の移動速度
および移動変位を算出の自由度を高めることができる。
【0016】また、本発明の超音波診断装置は、前記超
音波反射波の情報から超音波診断画像を構成する診断画
像構成手段を備え、診断画像構成手段で構成された前記
超音波診断画像から任意の測定領域を少なくとも1つ選
択可能とし、前記位相差検出手段が、前記選択した少な
くとも1つの測定領域の前記超音波反射波の前記位相差
を同時あるいはほぼ同時に検出することによって、前記
データ解析手段が前記選択した測定領域の生体内組織の
移動速度および移動変位を算出する構成を有している。
この構成により、超音波診断画像により、対象領域を確
認しながら、その対象領域の移動速度および移動変位を
算出することができるので、診断の精度を向上させるこ
とができる。
【0017】また、本発明の超音波診断装置は、診断画
像構成手段で構成された前記超音波診断画像から任意の
測定領域を少なくとも1つ選択可能とし、前記遅延制御
手段が前記音響線の偏向角度を走査フレームごとに任意
に設定し、前記選択した少なくとも1つの測定領域にお
いて、前記任意に偏向角度が設定された走査フレームご
とに前記超音波反射波の前記位相差を同時あるいはほぼ
同時に検出する構成を有している。この構成により、超
音波診断画像の画質を劣化させることなく、その対象領
域の移動速度および移動変位を算出することができる。
【0018】また、本発明の超音波診断装置は、前記生
体内の組織の移動速度と移動変位とを極座標変換し、速
度量と角度を求める構成を有している。この構成によ
り、生体内組織の移動速度および移動変位を算出する精
度を高めることができる。
【0019】また、本発明の超音波診断装置は、心電図
計からの信号を入力する心電図信号入力手段を備え、前
記入力された心電図信号と前記動脈壁の移動変位とを関
連づけて前記表示手段に表示する構成を有している。こ
の構成により、生体内組織の移動変位と心電図波形を同
時に表示することができるので、とくに循環器系の診断
に有効となる。
【0020】また、本発明の超音波診断装置は、前記デ
ータ解析手段が、動脈壁の移動速度および移動変位、動
脈内血流の移動速度および移動変位を算出するととも
に、前記動脈壁の移動速度または移動変位に対する前記
動脈内血流の移動速度または移動変位の関係を求め、前
記関係を示すグラフを前記表示手段に表示する構成を有
している。この構成により、動脈壁の移動速度または移
動変位に対する前記動脈内血流の移動速度または移動変
位の関係をグラフ化することにより、診断領域の病変の
状態を明らかにすることができる。
【0021】また、本発明の超音波診断装置は、前記デ
ータ解析手段が、前記心電図信号のR波の発生時間から
の遅延時間を任意に設定し、前記設定された遅延時間時
点での動脈壁の移動速度および移動変位と動脈内血流の
移動速度および移動変位を算出し、前記動脈壁の移動速
度または移動変位に対する前記動脈内血流の移動速度ま
たは移動変位の関係を示すグラフを前記表示手段に表示
する構成を有している。この構成により、心臓の拍動に
連動して、動脈壁の移動速度または移動変位に対する前
記動脈内血流の移動速度または移動変位の関係をグラフ
化できるので、病変と心臓の拍動との関係を明らかにす
ることができる。
【0022】また、本発明の超音波診断装置は、血圧計
からの信号を入力する血圧値入力手段を備え、前記デー
タ解析手段が前記検出された動脈内血流の移動変位を、
前記血圧計から入力される最高血圧値と最低血圧値で正
規化することによって血圧変位に換算し、前記動脈壁の
移動速度または移動変位に対する前記血圧変位の関係を
示すグラフを前記表示手段に表示する構成を有してい
る。この構成により、動脈壁の移動速度または移動変位
に対する血圧変位の関係をグラフ化できるので、血圧変
動と動脈壁との関係を明らかにすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態について、図を用いて説明する。
【0024】まず、図1を用いて本発明の第1の実施の
形態の超音波診断装置の構成について説明する。超音波
プローブ1は、複数の超音波振動子を有しており、それ
ぞれの超音波振動子が生体へ所定の時間間隔で超音波送
信パルスを送信するとともに、生体の組織で反射した超
音波反射波を所定の時間間隔で受信する。送信パルス発
生部14は、超音波プローブ1で送信される超音波送信
パルスを発生する。超音波送受信部2は、超音波プロー
ブ1のそれぞれの超音波振動子が送信する超音波パルス
をそれぞれ増幅するとともに、超音波プローブ1それぞ
れの超音波振動子が受信した超音波反射波の受信処理を
それぞれ行ない、受信した超音波反射波を超音波受信信
号として位相検波部3へ出力する。ここで、装置制御部
12が、振動子選択手段として、複数の超音波振動子の
いずれかを選択するかを制御する。遅延制御部3は、複
数の超音波振動子それぞれが送受信する超音波送信パル
スおよび超音波受信信号の遅延時間をそれぞれ制御して
超音波を送受信する方向(音響線の方向)の偏向角度の
制御を行う。この遅延制御された超音波受信信号は、断
層像表示であるBモード表示および、組織の移動量の時
間変化を表示するMモード表示をするために、ディジタ
ルスキャンコンバータ(DSC)10へ出力されるとと
もに、位相差検出および測定対象の移動速度算出のため
に位相検波部5へ出力される。遅延データ記憶部4は、
遅延制御部3で制御する各超音波振動子の遅延時間デー
タを記憶しており、予め設定した超音波送受信の音響線
の偏向角度に基づいた遅延時間データを複数記憶し、超
音波送信パルスごとに遅延制御部3が異なる遅延データ
を読み出すことにより、超音波送信パルスごとに異なる
偏向角度で超音波の送受信を行う。
【0025】位相検波部5は、遅延制御部3で所定の遅
延制御された受信した超音波受信信号を位相検波し、実
部信号と虚部信号に分離する。位相差検出部6は、位相
検波部5から出力された実部信号と虚部信号とから、所
定の時間間隔で受信される複数の超音波受信信号間、ま
たは表示部13に表示される一画面間(複数の走査フレ
ーム間)の超音波受信信号の位相差を検出する。位相差
データ記憶部7は、位相差検出部6で検出される所定の
時間間隔で受信される複数の超音波送信パルスごとの位
相データを一時的に記憶しておく。この記憶された位相
データを用いて、位相差検出部6が、位相差データ記憶
部7で記憶された前回受信した超音波受信信号の位相デ
ータと、今回受信した超音波受信信号の位相データとを
比較することによって、所定の時間間隔で受信される複
数の超音波送信パルス間または複数の走査フレーム間の
位相差を検出する。データ解析部8は、位相差検出部6
で検出された位相差を基に、対象となる生体内の組織の
移動速度および移動変位を算出する。また、データ解析
部8には、本超音波診断装置に接続される血圧計15か
ら出力される最高血圧値、最低血圧値および心電図計1
6から出力される心電図波形が入力され、心臓の拍動の
タイミングの検出や心臓の拍動に伴う血圧変化を把握す
るために用いられる。演算データ記憶部9は、データ解
析部8が、生体内の組織の移動速度および移動変位など
を演算する際のデータを記憶しておく。
【0026】DSC10は、遅延制御部3から入力され
た、BモードおよびMモード表示用の超音波受信信号を
超音波診断画像として構成するとともに、この超音波診
断画像とデータ解析部8から入力された生体内の組織の
移動速度情報および移動変位情報とを、超音波が送受信
される超音波走査方向(垂直方向の走査)から、通常の
テレビジョンモニタと同様の水平方向の走査に変換す
る。表示制御部10は、DSC9によって走査変換され
た超音波画像信号を映像信号に変換する。表示部13
は、超音波画像信号の映像信号を表示する。装置制御部
12は、超音波診断装置14の各部の制御を行う。
【0027】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて説明する。
【0028】送信パルス発生部14で発生された超音波
送信パルスは、遅延制御部3に入力され、送信偏向角度
を設定するために、超音波プローブ1の複数の超音波振
動子それぞれに対して異なった遅延時間が設定され、超
音波送信部2へ出力される。設定される遅延時間は、予
め遅延データ記憶部に記憶されているデータを用いて設
定することができる。これは、超音波プローブに実装さ
れる超音波振動子の数が多くなると、各超音波振動子に
対応した遅延量をその都度計算して設定していたのでは
設定時間がかかりすぎてしまうためである。また、設定
時間が診断上問題のない程度であれば、この遅延データ
記憶部4に記憶されて遅延データではなく装置制御部1
2から遅延データを設定することもできる。
【0029】複数の超音波振動子によって超音波送信パ
ルスが送信されるが、この複数の超音波振動子のうち、
どの超音波振動子を用いて送信するかを、装置制御部1
2が、超音波送信部2を制御することによって行う。
【0030】この超音波送信パルスは、超音波送信部2
で増幅されて、超音波プローブ1から生体へ送信され
る。生体へ送信された超音波送信パルスは、生体の組織
で反射して、超音波反射波として超音波プローブ1で受
信されて電気信号に変換される。この電気信号に変換さ
れた超音波反射波は、超音波送受信部で増幅などの受信
処理が行われ、超音波受信信号として位相検波部3へ出
力される。また、位相検波部3に入力された超音波受信
信号は、いわゆる直行検波が行われ、実部信号と虚部信
号とに分離されて、位相差検出部6へ出力される。
【0031】次に、位相差検出部6で、所定の時間間隔
で受信される複数の超音波受信信号間の位相差の検出方
法について、図2を用いて説明する。
【0032】超音波プローブ1の複数の超音波振動子の
なかで、所定数の超音波振動子を群として選択し、この
群を超音波振動子群17aとする。この超音波振動子群
17aを用いて、対象Aに対して所定の時間間隔で受信
される複数の超音波受信信号間の位相差の検出する方法
について説明する。
【0033】対象Aは、超音波振動子群17aの直下に
存在しないため、超音波振動子群17aから送受信され
る超音波で形成される音響線の角度を偏向させる必要が
ある。送信時においては、超音波振動子群17aの中心
側(対象Aに近い方)の振動子に行くにしたがって遅延
時間を大きくして超音波パルスを送信する。そうする
と、まず超音波振動子群17aの外側の振動子から順に
所定の遅延時間をもって超音波パルスが送信されること
になり、対象Aに向かって超音波が送信されることにな
る。
【0034】対象Aで反射した超音波反射波は、一定の
時間後に超音波振動子群17aに到達するが、超音波振
動子群17aの外側の振動子に一番遅く到達する。そこ
で、遅延制御部3にて、超音波振動子群17aの外側の
振動子ほど、遅延時間を小さくして受信処理を行うこと
によって、超音波振動子群17aで対象Aの方向から反
射した超音波反射波を受信することができる。
【0035】超音波振動子群17aからは、所定の時間
間隔で繰り返し超音波パルスを送信しており、その超音
波パルスを送信していない時間に繰り返し超音波反射波
の受信処理を行っている。対象Aが移動していなけれ
ば、繰り返し受信される超音波反射波の位相は毎回同じ
であるが、対象Aが移動していると、ドプラ効果により
位相が変化して受信される。この位相差は、繰り返し受
信した超音波反射波において、送信した超音波パルスの
位相データを基準にして、この基準となる位相データと
前回受信した超音波反射波の位相データとを比較してそ
の位相差データを位相差データ記憶部7に記憶してお
き、次に、基準となる位相データと今回受信した超音波
反射波の位相データとを比較し、この比較による今回受
信した位相差データと位相差データ記憶部7に記憶した
前回受信した位相差データとを比較することによって検
出する。
【0036】また、図2において、対象Aの直上にある
超音波振動子群17bを用いても同様に対象Aの移動に
よる、超音波反射波の位相差を検出することができる。
この場合、対象Aが超音波振動子群17bの直下にある
ため、音響線を偏向させる必要がないので遅延時間制御
は不要となる。
【0037】このように、2つの超音波振動子群を用い
て、対象Aに対して異なった角度から位相差を検出する
ことにより、次に述べる方法によって対象Aの移動速度
および移動変位を求めることができる。
【0038】位相差から対象の速度を求めるには、繰り
返し受信される超音波反射波において、前回受信した超
音波反射波の位相と今回受信した超音波反射波の位相と
の位相差と、超音波の波長とから対象の移動量を算出
し、その移動量と繰り返し受信する時間間隔とから、 対象の速度 = 対象Aの移動量 / 繰り返し受信時
間間隔 によって対象の速度を算出する。
【0039】具体的に図3を用いて、データ解析部8
が、測定対象の移動速度および移動変位を求める方法を
説明する。対象速度vは、測定対象の移動速度である。
x方向移動速度成分vxは、測定対象の移動速度の超音
波プローブ1の表面と直交する方向の速度成分であり、
z方向移動速度成分vzは、測定対象の移動速度の超音
波プローブ1の表面と平行する方向の速度成分である。
v1は測定対象の移動速度の超音波振動子群17aから
の対象Aに対する方向の速度成分である。θは、超音波
振動子群17aからの対象Aに対する方向と、超音波振
動子群17bからの対象Aに対する方向との成す角であ
る。
【0040】対象Aが超音波プローブ1表面に対して、
ある方向に速度vで移動している場合、音響線方向D1
の方向では移動速度成分vx、音響線方向D2の方向で
は移動速度成分v1を持つ。音響線方向D2の方向での
移動速度成分v1を音響線方向D1方向(以下「x軸方
向」という)に投影すると、 vx+ XA = v1 / cosθ となる。ここでXAは、測定対象の移動速度成分に超音
波プローブ1表面と平行方向(以下「z軸方向」とい
う)成分が含まれていることにより生じる量であり、測
定対象の移動速度成分にz軸方向の成分が含まれていな
い場合、XA=0となる。
【0041】測定対象のz軸方向の移動速度成分vzと
XAの成す角度は、音響線方向D2の偏向角度θであ
り、したがって、z軸方向の移動速度成分vzは、
【0042】
【式1】 で求められる。
【0043】測定対象のx軸方向の移動速度vxは、音
響線方向D1で計測される。したがって、測定対象の速
度vは、z軸方向の移動速度vzと、測定対象のx軸方
向の移動速度vxから、
【0044】
【式2】 で求められる。また、対象の超音波プローブ1表面に対
する運動方向の角度θvは、
【0045】
【式3】 で求められる。
【0046】このように、x軸方向の移動速度成分と、
z軸方向の移動速度成分をそれぞれもとめ、これらの移
動速度成分から、測定対象の移動速度と移動変位を算出
することができる。
【0047】なお、偏向角度の異なった複数の音響線方
向の位相差に基づいて移動速度を算出することにより、
超音波プローブ表面と直交する方向と、超音波プローブ
表面と平行する方向の移動速度および移動変位を、極座
標変換し、速度量と角度を検出することもできる。
【0048】データ解析部8で算出された測定対象の移
動速度情報および移動変位情報はDSC10へ出力され
る。この移動速度情報および移動変位情報は、DSC1
0において、Bモード画像およびMモード画像と合成さ
れるとともに、表示部13に表示できるように走査変換
が行われ、表示制御部11により表示部13にBモード
画像、Mモード画像および移動速度情報および移動変位
情報などが表示される。
【0049】このように、本発明の第1の実施の形態に
よれば、同一の測定の対象に対して、偏向角度の異なっ
た複数の音響線方向で超音波の送受信を行うことによっ
て、受信した生体からの二次元の反射波の情報から任意
の二次元の測定領域をBモード画像およびMモード画像
上で選択し、選択した領域の生体内からの超音波反射波
の位相差を求めることによって、FFTドプラ法などに
よる複雑な送受信制御やFFT演算を行うことなく、対
象の移動速度および移動変位を算出することが可能にな
る。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0051】図4を用いて、本発明の第2の実施の形態
の超音波診断装置における、複数の偏向角度により測定
対象の移動速度および移動変位を算出する方法について
説明する。
【0052】第2の実施の形態の構成は、第1の実施の
形態で図1を用いて説明したものと同一であるので、構
成の説明は省略する。
【0053】図4に示すように、対象Aに対し、複数の
偏向角度により移動速度および移動変位を算出するに
は、超音波振動子群17a、17b、17cを用いて行
う。超音波振動子群17bは対象Aの直上の超音波振動
子群であり、超音波振動子群17aは対象Aから最も遠
い超音波振動子群であり、超音波振動子群17cは超音
波振動子群17aと超音波振動子群17bの間に位置し
ている超音波振動子群である。
【0054】超音波振動子群17bは対象Aの直上にあ
るため各超音波振動子への遅延制御は不要である。超音
波振動子群17aは対象Aに対して、θ5の角度をもつ
位置関係になっており(音響線方向D5の方向)、この
θ5の角度を持つように遅延制御部3で遅延時間の制御
が行われる。また、超音波振動子群17cは対象Aに対
してθ4の角度をもつ位置関係になっており(音響線方
向D4の方向)、このθ4偏向角度を持つように遅延制
御部3で遅延時間の制御が行われる。
【0055】このように、本発明の第2の実施の形態に
よれば、このθ4およびθ5の偏向角度における位相差
をそれぞれ検出し、その平均値をとることによって位相
差検出の精度を高めることができる。この方法は、対象
Aの超音波プローブ1表面に平行な移動成分が微小な場
合、または対象Aが超音波プローブ1表面に近い位置に
存在する場合に有効である。
【0056】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0057】図5、図6を用いて、本発明の第3の実施
の形態の超音波診断装置における、位置の異なる測定対
象のそれぞれの移動速度および移動変位を求める方法に
ついて説明する。
【0058】第3の実施の形態の構成は、第1の実施の
形態で図1を用いて説明したものと同一であるので、構
成の説明は省略する。
【0059】図5に示すように、対象Aおよび対象Bの
位置の異なる複数の対象の移動速度および移動変位を算
出するには、超音波振動子群17a、17b、17cを
用いて行う。対象Aの移動速度を算出するときは、図2
を用いて説明した方法と同様に、超音波振動子群17a
と、超音波振動子群17bを用いてそれぞれで受信され
た超音波受信信号の位相差を検出することによって算出
する。
【0060】一方、対象Bの移動速度および移動変位を
算出するときは、対象Bの直上にある超音波振動子群1
7bと、超音波振動子群17aよりも超音波プローブ1
の中央寄りの超音波振動子群17cとを用いる。超音波
振動子群17cによって超音波を送受信するときの遅延
制御部3による遅延時間の制御は、超音波振動子群17
aと同じ制御でよい。
【0061】このように、対象Aの移動速度および移動
変位を算出するときは、超音波振動子群17aと超音波
振動子群17bを用い、対象Bの移動速度および移動変
位を算出するときは、超音波振動子群17aと超音波振
動子群17cを用いるように制御することによって、遅
延時間の変更を行うことなく、異なった位置の対象の移
動速度および移動変位を同時あるいはほぼ同時に算出す
ることができる。
【0062】また、図6に示すように、対象Bの移動速
度および移動変位を算出するときは、超音波振動子群1
7aを用い、その音響線の偏向角度を深くすることによ
っても行うことができる。このとき、超音波振動子群1
7aへの遅延制御を行う場合、対象Aを測定対象とする
場合と、対象Bを測定対象とする場合とのそれぞれの遅
延時間データを遅延データ記憶部4に記憶させておき、
測定対象変更時に遅延データ記憶部4から読み出すこと
により、容易に測定対象を変更させることができので、
使用する超音波振動子群を変更することなく、異なった
位置の対象の移動速度および移動変位を同時あるいはほ
ぼ同時に算出することができる。
【0063】また、図7に示すように、複数の測定対象
の位置が、深さ方向および水平方向に異なっている場合
も、上記同様に、超音波振動子群の位置および音響線の
偏向角度の異ならせて超音波を送受信することにより、
異なった位置の対象の移動速度および移動変位を同時あ
るいはほぼ同時に算出することができる。
【0064】なお、本実施の形態では、測定対象が点で
あるとして説明したが、測定対象は点のみならず、Bモ
ード表示およびMモード表示と併用することにより、B
モード画像よびMモード画像の任意の二次元の領域を指
定して、その指定領域内での生体組織の移動速度および
移動変位を同時あるいはほぼ同時に算出することもでき
る。
【0065】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0066】第4の実施の形態の構成は、第1の実施の
形態で図1を用いて説明したものと同一であるので、構
成の説明は省略する。
【0067】超音波診断画像を表示部13に表示する場
合、通常、数百本の音響線で構成される断層像で1画面
を表示している。この1画面を走査フレームという。
【0068】超音波送受信の音響線方向の偏向角度をこ
の走査フレームごとに任意に設定し、各走査フレームご
と位相差を検出することによって、第1の実施の形態で
説明したものと同様の方法により、測定対象移動速度お
よび移動変位を算出する。このとき、受信した生体から
の二次元の反射波の情報から、任意の二次元の測定領域
を選択し、この選択した領域の生体内からの、設定した
走査フレームごとに異なる任意の偏向角度の超音波反射
波の位相差を同時あるいはほぼ同時に求めることによ
り、走査フレームごとに測定対象の位置に最適な音響線
方向の偏向角度を設定することができる。
【0069】したがって、走査フレームごとにBモード
表示を優先して表示することができるので、Bモード画
像の画質を劣化させることなく、測定対象の移動速度お
よび移動変位を算出することができる。
【0070】また、走査フレームごとに音響線の偏向角
度を制御することにより、異なる偏向角度の位相差を求
め、位相差検出部6あるいはデータ解析部8で、最適な
移動速度、移動変位を求めることができる偏向角度の位
相差データを、複数選択した測定領域それぞれに対して
選択することにより、常に最適な偏向角度を設定しなが
ら、測定対象の移動速度および移動変位を求めることが
できる。
【0071】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。
【0072】本発明の第5の実施の形態の超音波診断装
置は、血圧計15と心電計16とを接続することがで
き、最高血圧値、最低血圧値および心電図波形を入力で
きるようにしたもので、心臓の拍動ごとに、動脈壁と動
脈内腔の血流の速度および移動変位を求め、血流の速度
および移動変位に対する、動脈壁の移動速度および移動
変位のヒステリシスカーブを求めるデータ解析手段8を
備えたものである。
【0073】2つの測定対象を選択し、測定対象の一方
を動脈内の血流とし、もう一方を動脈壁として、それぞ
れの移動速度および移動変位を算出する。また、動脈の
Mモード表示を行い、入力された心電図波形とともに、
表示部13に表示することができる。心電図波形と動脈
のMモード表示の一例を図8に示す。
【0074】図8において、心電図波形20は心電図計
16から入力された心電図波形である。R波21は心電
図波形の一部分であり、心臓が血液を左心室から大動脈
に送り出すときに生じる波形である。動脈壁(前壁)の
移動変位22は、動脈の皮膚に近い方の壁の移動変位の
時間変化を示している。動脈内腔の移動変位23は、動
脈の内腔の移動変位の時間変化を示している。動脈壁
(後壁)の移動変位24は、動脈の皮膚に近い方の壁の
移動変位の時間変化を示している。
【0075】心臓はR波21のタイミングt0で収縮し
血液を動脈に送り出す。動脈壁(前壁)の移動変位22
および動脈壁(後壁)の移動変位24は、t0から時刻
t経過後に心臓の収縮に伴う血液の圧力波(以下、脈波
という)が動脈に伝搬し、動脈の拡張および動脈壁の厚
みが変化していることを示している。この時刻tを任意
に設定することができる。なお、上記では心電図波形の
R波を用いているが、他のQ波、S波などを用いること
もできる。
【0076】また、上記時刻tにおける動脈内の血流の
速度データおよび動脈壁の移動変位データを算出し、超
音波受信信号を受信ごとにこれらのデータを演算データ
記憶部9に記憶しておき、データ解析部8がこれらのデ
ータを解析することによって、その変化をグラフとして
表示部13に表示することができる。図9にそのグラフ
を示す。横軸が動脈壁の厚みの変位であり、縦軸が動脈
内の血流の速度である。
【0077】一般に、動脈硬化症が発症すると動脈壁は
硬くなるために、脈波の伝搬に伴う動脈壁の厚み変化は
小さくなることから、動脈壁の厚み変化に対する血流の
速度をグラフにすると、図9に示すようなグラフが得ら
れる。動脈硬化の進展により、動脈壁が硬くなればグラ
フの傾きは小さくなり、動脈硬化の指標として非常に有
効である。なお、動脈壁は弾性特性の他に粘性特性もも
っているために図9に示すようなヒステリシスカーブを
描く。
【0078】このように、本発明の第5の実施の形態に
よれば、心電図波形に対する動脈壁のMモード画像を表
示でき、心電図波形の任意のタイミングにおいての動脈
壁の厚み変化に対する血流の速度をグラフを表示するこ
とができるので、動脈硬化の診断精度を向上させること
ができる。
【0079】なお、動脈内腔の血流の速度を、外部の血
圧計から入力される最高血圧値と最低血圧値で正規化す
ることによって、血流の速度を血圧に換算し、動脈壁の
厚み変化に対する血圧の変化をグラフにすることもでき
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、同一の
測定の対象に対して、偏向角度の異なった複数の音響線
方向で超音波の送受信を行ない、受信した前記超音波反
射波を位相検波し、位相検波した信号において連続して
位相検波した複数の信号間の位相差を検出し、この位相
差から生体内の組織の移動速度および移動変位を算出で
き、生体内の組織の動きと血流変化を同時に計測するこ
とができ、その結果血流変化と動脈壁の運動の関係を容
易に把握することができるので、とくに循環器系の病変
の診断精度を向上させることができるという効果を有す
る超音波診断装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の超音波診断装置の
ブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態の音響線の偏向に関
する説明図
【図3】本発明の第1の実施の形態の二種類の音響線方
向を用いた対象の移動速度計測に関する説明図
【図4】本発明の第2の実施の形態の複数の超音波振動
子群からの音響線方向の偏向角度制御に関する説明図
【図5】本発明の第3の実施の形態の複数の測定対象の
移動速度計測に関する説明図
【図6】本発明の第3の実施の形態の複数の測定対象の
移動速度計測に関する説明図
【図7】本発明の第3の実施の形態の複数の測定対象の
移動速度計測に関する説明図
【図8】本発明の第5の実施の形態の心電図波形と動脈
壁の移動変位を示した図
【図9】本発明の第5の実施の形態の動脈壁の移動変位
と血流速度の関係を示した図
【符号の説明】
1 超音波プローブ 2 超音波送受信部 3 遅延制御部 4 遅延データ記憶部 5 位相検波部 6 位相差検出部 7 位相差データ記憶部 8 データ解析部 9 演算データ記憶部 10 DSC 11 表示制御部 12 装置制御部 13 表示部 14 送信パルス発生部 15 血圧計 16 心電図計 17a 超音波振動子群 17b 超音波振動子群 17c 超音波振動子群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 浩 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉05 東北大 学大学院工学研究科内 Fターム(参考) 4C301 BB23 DD01 DD04 DD06 EE20 HH54

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波プローブを介して生体内に超音波
    パルスを送信し、前記生体内で反射した超音波反射波を
    受信する超音波送受信手段と、前記超音波送受信手段で
    受信した前記超音波反射波を位相検波する位相検波手段
    と、前記位相検波した信号において所定の時間間隔で位
    相検波した複数の信号間の位相差を検出する位相差検出
    手段と、前記位相差から前記生体内の血流を含む組織の
    移動状態を解析するデータ解析手段と、前記生体内の組
    織の移動状態を表示する表示手段とを具備したことを特
    徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波プローブが複数の超音波振動
    子を有し、前記複数のそれぞれの超音波振動子で送受信
    した前記超音波パルスおよび前記超音波反射波の遅延量
    を制御することによって前記超音波パルスと前記超音波
    反射波とで構成される音響線の偏向角度制御を行う遅延
    制御手段を具備し、前記位相検出手段が偏向角度の異な
    った複数の前記音響線ごとに前記位相差を検出し、前記
    データ解析手段が前記複数の音響線ごとの前記位相差か
    ら前記生体内の組織の移動速度および移動変位を算出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記データ解析手段が前記複数の音響線
    ごとの前記位相差から前記生体内の組織の、前記超音波
    プローブ表面に対して直交する方向の直交方向移動速度
    成分と前記超音波プローブ表面に平行する方向の平行方
    向移動速度成分とを検出し、前記直交方向移動速度成分
    および平行方向移動速度成分から前記生体内組織の移動
    速度および移動変位を算出することを特徴とする請求項
    2記載の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の超音波振動子を選択する振動
    子選択手段を備え、前記振動子選択手段が、前記複数の
    超音波振動子のうち隣接した複数の超音波振動子を群と
    して選択するとともに前記超音波振動子群を複数選択
    し、前記データ解析手段が、前記複数の超音波振動子群
    のそれぞれによって送受信される超音波で構成される音
    響線における前記位相差から前記生体内組織の移動速度
    および移動変位を算出することを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延制御手段が、前記音響線の偏向
    角度を任意に制御し、前記データ解析手段が、前記それ
    ぞれの音響線における前記位相差から前記生体内組織の
    移動速度および移動変位を算出することを特徴とする請
    求項4記載の超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 前記超音波反射波の情報から超音波診断
    画像を構成する診断画像構成手段を備え、診断画像構成
    手段で構成された前記超音波診断画像から任意の測定領
    域を少なくとも1つ選択可能とし、前記位相差検出手段
    が、前記選択した少なくとも1つの測定領域の前記超音
    波反射波の前記位相差を同時あるいはほぼ同時に検出す
    ることによって、前記データ解析手段が前記選択した測
    定領域の生体内組織の移動速度および移動変位を算出す
    ることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか
    に記載の超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 診断画像構成手段で構成された前記超音
    波診断画像から任意の測定領域を少なくとも1つ選択可
    能とし、前記遅延制御手段が前記音響線の偏向角度を走
    査フレームごとに任意に設定し、前記選択した少なくと
    も1つの測定領域において、前記任意に偏向角度が設定
    された走査フレームごとに前記超音波反射波の前記位相
    差を同時あるいはほぼ同時に検出することを特徴する請
    求項6に記載の超音波診断装置。
  8. 【請求項8】 前記生体内の組織の移動速度と移動変位
    とを極座標変換し、速度量と角度を求めることを特徴と
    する請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の超音波
    診断装置。
  9. 【請求項9】 心電図計からの信号を入力する心電図信
    号入力手段を備え、前記入力された心電図信号と前記動
    脈壁の移動変位とを関連づけて前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項8のいずれかに
    記載の超音波診断装置。
  10. 【請求項10】 前記データ解析手段が、動脈壁の移動
    速度および移動変位、動脈内血流の移動速度および移動
    変位を算出するとともに、前記動脈壁の移動速度または
    移動変位に対する前記動脈内血流の移動速度または移動
    変位の関係を求め、前記関係を示すグラフを前記表示手
    段に表示することを特徴とする請求項9に記載の超音波
    診断装置。
  11. 【請求項11】 前記データ解析手段が、前記心電図信
    号のR波の発生時間からの遅延時間を任意に設定し、前
    記設定された遅延時間時点での動脈壁の移動速度および
    移動変位と動脈内血流の移動速度および移動変位を算出
    し、前記動脈壁の移動速度または移動変位に対する前記
    動脈内血流の移動速度または移動変位の関係を示すグラ
    フを前記表示手段に表示することを特徴とする請求項9
    または請求項10に記載の超音波診断装置。
  12. 【請求項12】 血圧計からの信号を入力する血圧値入
    力手段を備え、前記データ解析手段が前記検出された動
    脈内血流の移動変位を、前記血圧計から入力される最高
    血圧値と最低血圧値で正規化することによって血圧変位
    に換算し、前記動脈壁の移動速度または移動変位に対す
    る前記血圧変位の関係を示すグラフを前記表示手段に表
    示することを特徴とする請求項9ないし請求項11のい
    ずれかに記載の超音波診断装置。
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