JP2003009426A - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JP2003009426A
JP2003009426A JP2001185294A JP2001185294A JP2003009426A JP 2003009426 A JP2003009426 A JP 2003009426A JP 2001185294 A JP2001185294 A JP 2001185294A JP 2001185294 A JP2001185294 A JP 2001185294A JP 2003009426 A JP2003009426 A JP 2003009426A
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power
voltage
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inverter
power supply
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JP2001185294A
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Shunichi Yamamoto
俊一 山本
Masanobu Fujikura
政信 藤倉
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷への供給電力の電圧値の変動を抑制す
る。 【解決手段】 入力端子tI とメインインバータ10と
を交流スイッチACSWを介して接続し、交流スイッチ
ACSW及びメインインバータ10間と出力端子tO
の間を電源ラインlou〜lowで接続する。メインインバ
ータ10の直流電力側にΔインバータ42を並列に接続
し、そのV相を基準とするU相及びW相の出力電圧を、
U相及びW相の電源ラインlou及びlowに補償用変圧器
44により直列に印可する。Δインバータ42及び補償
用変圧器44により、電源ラインl ou〜lowにおいて電
圧値を補正し、供給される商用交流電力が健全時には、
負荷への交流電力の負荷供給電圧VOUT が規定電圧V*
となるように補正し、健全でない時は、メインインバー
タ10をインバータ動作させて蓄電手段30の蓄電エネ
ルギをもとに生成した生成交流電力が規定電圧V* とな
るように補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電源からの
入力電力を負荷に供給すると共に、前記交流電源の停電
時には、蓄電手段に蓄えられたエネルギを用いて負荷に
電力供給を行うようにした無停電電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無停電電源装置では、商
用電源から供給される商用電圧が、例えば定格電圧の±
10%以内であれば、商用電源は健全であると判断し
て、供給される商用電圧をそのまま負荷に供給するよう
にしている。また、このとき、商用電源から供給される
商用電圧を、直流電力及び交流電力との間での双方向へ
の電力変換が可能なインバータで直流電力に変換しこれ
を蓄電手段に蓄電している。
【0003】そして、商用電源が停電した場合等、供給
される商用電圧が、定格電圧の±10%以内に収まらな
いときに、商用電源は健全ではないと判断して、商用電
圧の負荷への供給路を遮断するためのスイッチを作動さ
せ、負荷への商用電圧の供給を停止し、商用電圧に替え
て、前記蓄電手段に蓄電されたエネルギを前記インバー
タで交流電力に変換しこれを負荷への供給電圧として出
力するようにしている。
【0004】このようにすることによって、商用電源が
停電した場合、或いは何らかの異常によってその出力電
圧が低下した場合等であっても、負荷に対して継続して
電力供給を行うことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無停電電源装置にあっては、商用電源からの供給電
圧が定格電圧の±10%以内に収まらないときには、商
用電源は健全ではないと判断するようにしている。した
がって、実際には停電していない状態であっても、商用
電源は健全ではないと判断されて蓄電手段による負荷へ
の給電が行われることになるという問題がある。
【0006】また、蓄電手段の容量によっては、この蓄
電手段のエネルギをインバータで変換したとしても、得
られる交流電圧が負荷への定格の出力電圧を満足するこ
とができないため、インバータの出力電圧を昇圧させる
ための変圧器を別に設け、インバータの出力電圧を変圧
器で昇圧してこれを負荷に供給したり、或いは、蓄電手
段の直流電圧を昇圧させるチョッパ回路を設け、直流電
圧を昇圧した後これを交流電圧に変換して負荷に供給す
る等の対処を行う必要がある。
【0007】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
問題に着目してなされたものであり、負荷への供給電力
の電圧変動を抑制すると共に、蓄電手段の容量に対する
汎用性を容易に拡げることの可能な無停電電源装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る無停電電源装置は、入力さ
れる交流電力が健全なときには当該交流電力を負荷への
供給電力として出力し、前記交流電力が健全でないとき
には蓄電手段の蓄電エネルギをもとに前記供給電力を生
成しこれを出力するようにした無停電電源装置におい
て、前記交流電力を前記負荷に供給するための電源ライ
ンを前記交流電力が健全でないときに遮断する遮断スイ
ッチと、前記電源ラインの前記遮断スイッチの下流に交
流側が接続され、且つ前記交流電力が健全なときにはコ
ンバータ動作を行って前記蓄電手段の充電を行い、前記
交流電力が健全でないときにはインバータ動作を行って
前記蓄電手段の蓄電エネルギをもとに前記供給電力を生
成する電力変換手段と、前記供給電力の電圧と前記負荷
に供給されるべき規定電圧との差を抑制し得る補償交流
電圧を生成し当該補償交流電圧を前記電源ラインの前記
遮断スイッチの下流に直列に印加する直列補償手段と、
を備えることを特徴としている。
【0009】また、請求項2に係る無停電電源装置は、
前記交流電力は三相三線式の配電線を介して入力され、
前記直列補償手段は、前記電力変換手段と前記蓄電手段
との間に直流側が接続され且つ前記供給電力と同期する
三相の交流電力を生成する三相のフルブリッジ形のイン
バータと当該インバータの出力電圧を変圧する二つの変
圧器とから構成され、当該変圧器の一次側には前記イン
バータの三相の出力電圧のうちの一相を基準相としてこ
れと他の二つの相との間の線間電圧がそれぞれ印加さ
れ、二次側は、前記電源ラインを構成する三相の電圧線
のうち、その位相が一次側に印加される前記二つの相の
何れか一方の出力電圧の位相と同期する電圧線にそれぞ
れ直列に介挿されることを特徴としている。
【0010】また、請求項3に係る無停電電源装置は、
前記交流電力は三相三線式の配電線を介して入力され、
前記直列補償手段は、前記電力変換手段と前記蓄電手段
との間に直流側が接続され且つ前記供給電力と同期する
三相の交流電力を生成する三相のフルブリッジ形のイン
バータと当該インバータの出力電圧を変圧する三つの変
圧器とから構成され、当該変圧器の一次側には前記イン
バータの三相の相電圧がそれぞれ印加され、二次側は、
前記電源ラインを構成する三相の電圧線のそれぞれに直
列に且つ当該電圧線の位相と一次側に印加される前記イ
ンバータの出力電圧の位相とが一致するように接続され
ることを特徴としている。
【0011】また、請求項4に係る無停電電源装置は、
前記交流電力は単相三線式の配電線を介して入力され、
前記直列補償手段は、前記電力変換手段と前記蓄電手段
との間に直流側が接続され且つ前記供給電力と同期する
単相の交流電力を生成するハーフブリッジ形のインバー
タと当該インバータの出力電圧を変圧する二つの変圧器
とから構成され、当該変圧器の一次側には前記インバー
タの出力電圧がそれぞれ印加され、二次側は、前記電源
ラインを構成する二つの電圧線にそれぞれ直列に接続さ
れ、且つその二次側出力は逆相となるように接続される
ことを特徴としている。
【0012】さらに、請求項5に係る無停電電源装置
は、前記交流電力は三相四線式の配電線を介して入力さ
れ、前記直列補償手段は、前記電力変換手段と前記蓄電
手段との間に直流側が接続され且つ前記供給電力と同期
する三相の交流電力を生成する三相のフルブリッジ形の
インバータと当該インバータの出力電圧を変圧する三つ
の変圧器とから構成され、当該変圧器の一次側には前記
供給電力の中性線の電位を基準とする前記インバータの
三相の出力電圧がそれぞれ印加され、二次側は、前記電
源ラインを構成する三相の電圧線にそれぞれ直列に接続
され且つこれら電圧線の位相と一次側に印加される前記
インバータの出力電圧の位相とが一致するように接続さ
れることを特徴としている。
【0013】この請求項1乃至請求項5に係る無停電電
源装置は、入力される交流電力が健全なときには、この
交流電力が負荷への供給電力として出力されるが、この
入力された交流電力の電圧値が規定電圧の範囲外である
場合等、交流電力が健全でないときには、交流電力を負
荷に出力するための電源ラインが遮断スイッチによって
遮断され、替わりに、蓄電手段の蓄電エネルギから負荷
への供給電力が生成されてこれが電源ラインに出力され
て負荷への電力供給が行われる。
【0014】このとき、直列補償手段では、負荷への供
給電力の電圧値と負荷に供給されるべき規定電圧との差
を抑制し得る補償交流電圧を生成しており、この補償交
流電圧は電源ラインの遮断スイッチの下流側に直列に印
加される。したがって、入力された交流電力の電圧値が
変動した場合であっても、この電圧値は、補償交流電圧
によって規定電圧となるように補正され、これが供給電
力として負荷に供給されることになるから、入力される
交流電力の電圧値の変動に係わらず、負荷には常に規定
電圧の供給電力が出力されることになる。
【0015】また、入力される交流電力が健全でないと
きには、蓄電手段の蓄電エネルギを電力変換手段で交流
に変換して負荷への供給電力を生成するようにし、この
電力変換手段で生成した供給電力についても直列補償手
段でその電圧値が規定電圧となるように補正しているか
ら、交流電力が不健全となった場合でも継続して規定電
圧の供給電力を出力することが可能となる。また、例え
ば、蓄電手段の容量が変更されこれによって電力変換手
段で生成される供給電力が低下した場合等であっも、直
列補償手段での補償交流電圧によってこれを補正するこ
とができるから、容易に対処することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図1は、本発明の実施の形態における無停電電
源装置を示す概略構成図であって、三相三線式の交流電
源からの交流電力を無停電電源装置に供給するようにし
たものである。
【0017】図1に示すように、無停電電源装置100
は、交流電力の入力端子tI とメインインバータ10と
が、交流スイッチACSWを介して接続され、さらにメ
インインバータ10は、蓄電手段30に接続されてい
る。また、メインインバータ10と蓄電手段30との間
に、交流電力補償用の補償回路40が接続されている。
前記交流スイッチACSWは、SCR等の半導体制御素
子を互いに逆並列に接続して構成された交流電路の無接
点開閉を行うスイッチである。
【0018】前記メインインバータ10は、整流動作及
びインバータ動作が可能な双方向インバータであって、
スイッチング素子S11及びS12が直列に接続され且
つこれらスイッチング素子S11及びS12のそれぞれ
にダイオードD11及びD12が接続された直列接続部
10aと、スイッチング素子S13及びS14が直列に
接続され且つこれらスイッチング素子S13及びS14
のそれぞれにダイオードD13及びD14が接続された
直列接続部10bと、スイッチング素子S15及びS1
6が直列に接続され且つこれらスイッチング素子S15
及びS16のそれぞれにダイオードD15及びD16が
接続された直列接続部10cと、から構成され、これら
直列接続部10a〜10cは並列に接続されて、いわゆ
る三相のフルブリッジ形インバータを構成している。
【0019】そして、メインインバータ10を構成する
各スイッチング素子の直列接続部10a,10b及び1
0c、平滑用のコンデンサCが蓄電手段30の両端にこ
の順に並列に接続されている。一方、例えば図示しない
商用電源等から三相三線式で供給される商用交流電力の
U相の電圧線と接続される入力端子tIUは交流スイッチ
ACSWを介して、前記メインインバータ10の直列接
続部10aのスイッチング素子どうしの接続点に接続さ
れる。また、交流電力配線のV相の電圧線と接続される
入力端子tIVは交流スイッチACSWを介して、前記メ
インインバータ10の直列接続部10bのスイッチング
素子どうしの接続点に接続され、同様に、交流電力配線
のW相の電圧線と接続される入力端子tIWは交流スイッ
チACSWを介して、前記メインインバータ10の直列
接続部10cのスイッチング素子どうしの接続点に接続
される。
【0020】そして、前記入力端子tIU、tIV、tIW
各直列接続部10a〜10cとを結ぶ各電源ライン
iu、liv、liwには、各入力端子tIU、tIV、tIW
交流スイッチACSWとの間に、配線遮断用の配線遮断
器MCCBの接点(以下、配線遮断器という。)がそれ
ぞれ介挿され、また、交流スイッチACSWとメインイ
ンバータ10との間には、電源ラインliu、liv、liw
から、メインインバータ10を切り離すための電磁接触
器の接点(以下、電磁接触器という。)MCが介挿され
ている。
【0021】また、各電源ラインliu、liv、liwの、
前記電磁接触器MCとメインインバータ10との間に
は、それぞれにリアクトルL21が介挿され、また、電
磁接触器MCとリアクトルL21との間の各電源ライン
iu、liv、liw間、つまり、電源ラインliu及びliv
間、liv及びliw間、liw及びliu間には、それぞれに
コンデンサC21が設けられ、これらリアクトルL21
とコンデンサC21とでフィルタを構成している。
【0022】そして、交流スイッチACSW及び電磁接
触器MC間の各電源ラインliu、l iv、liwに、出力端
子tOU、tOV、tOWがそれぞれ接続されている。一方、
前記補償回路40は、Δインバータ42と直列補償変圧
器44とから構成され、前記Δインバータ42は、三相
のフルブリッジ形のインバータで構成されている。すな
わち、スイッチング素子S41及びS42が直列に接続
され且つこれらスイッチング素子S41及びS42のそ
れぞれにダイオードD41及びD42が逆並列に接続さ
れた直列接続部42aと、スイッチング素子S43及び
S44が直列に接続され且つこれらスイッチング素子S
43及びS44のそれぞれにダイオードD43及びD4
4が逆並列に接続された直列接続部42bと、スイッチ
ング素子S45及びS46が直列に接続され且つこれら
スイッチング素子S45及びS46のそれぞれにダイオ
ードD45及びD46が逆並列に接続された直列接続部
42cとが並列に接続されて構成されている。
【0023】一方、前記直列補償変圧器44は、二つの
変圧器44u及び44wから構成され、変圧器44uの
二次側はU相の電源ラインliuと出力端子tOUとの間の
電源ラインlouに直列に介挿され、変圧器44wの二次
側はW相の電源ラインliwと出力端子tOWとの間の電源
ラインlowに直列に介挿されている。そして、変圧器4
4uの一次側には、その二次側の二つの端子のうち出力
端子tOU側の端子と対向する端子に、Δインバータ42
の3相の出力電圧のうち、商用電源等からの商用交流電
力のU相と同相の電圧を出力する直列接続部42cのス
イッチング素子どうしの接続点が接続され、他方の端子
には、商用交流電力のV相と同相の電圧を出力する直列
接続部42bのスイッチング素子どうしの接続点が接続
される。また、前記変圧器44wの一次側には、その二
次側の二つの端子のうち出力端子tOW側の端子と対向す
る端子に、商用交流電力のW相と同相の電圧を出力する
直列接続部42aのスイッチング素子どうしの接続点が
接続され、他方の端子には、V相と同相の電圧を出力す
る直列接続部42bのスイッチング素子どうしの接続点
が接続される。つまり、電源ラインlou及びlowには、
Δインバータ42のV相の出力電圧を基準とするU相及
びW相の線間線圧が印可されるようになっている。この
ようにすることによって、電源ラインlou〜lowの交流
電力を直列補償変圧器44によって補正し、補正後の交
流電力を図示しない負荷への供給電力(以下、負荷供給
電力という。)として出力するようになっている。
【0024】さらに、Δインバータ42の各直列接続部
42a〜42cのスイッチング素子どうしの接続点と直
列補償変圧器44とを接続する各補償用電圧ライン
du、l dv、ldwのそれぞれにはリアクトルL22が介
挿され、リアクトルL22の直列補償変圧器44側に
は、各補償用電圧ラインldu、ldv、ldw間にそれぞれ
コンデンサC22が接続され、これらコンデンサC22
とリアクトルL22とでフィルタを構成している。
【0025】また、補償用電圧ラインldu及びldvの直
列補償変圧器44とコンデンサC22との間、及び補償
用電圧ラインldv及びldwの直列補償変圧器44とコン
デンサC22との間には、Δインバータ42が停止して
いる状態で負荷をとる場合に、直列補償変圧器44の一
次巻線を短絡させるための交流スイッチACSW′が、
それぞれ設けられている。
【0026】そして、これらスイッチング素子S11〜
S46及び交流スイッチACSW及びACSW′、電磁
接触器MCは、制御回路2によって制御されるようにな
っている。この制御回路2は、前記配線遮断器MCCB
と交流スイッチACSWとの間に接続された電圧検出器
4で検出される、商用交流電力の実際の電圧値である実
交流電圧VREL と、電源ラインlou〜lowの直列補償変
圧器44と出力端子tO との間に設けられた負荷供給電
圧検出器6で検出される、負荷に供給される負荷供給電
力の電圧値である負荷供給電圧VOUT とに基づいて各種
スイッチを制御する。
【0027】すなわち、制御回路2は、起動時に電磁接
触器MCを導通状態に制御する。また、実交流電圧V
REL が、予め設定した許容範囲であるときには、交流ス
イッチACSWを導通状態に制御し、前記メインインバ
ータ10を整流動作させると共に、負荷供給電圧VOUT
と無停電電源装置100から出力すべき交流電力の規定
電圧V* との差に基づいてΔインバータ42を制御す
る。つまり、商用電源等から供給される商用交流電力と
同相となるようにこの商用交流電力に同期してΔインバ
ータ42の制御を行い、Δインバータ42の出力電圧を
直列補償変圧器44で変圧し、これを、U相及びW相の
電源ラインlou及びlowに印加したときに、負荷に供給
される負荷供給電力の負荷供給電圧VOUT が規定電圧V
* となり得る補償用の交流電圧を生成する。
【0028】一方、前記実出力電圧VREL が許容範囲を
越えたとき、つまり、商用交流電力の電圧変動が大きい
とき、或いは商用交流電力の供給元の商用電源等が停電
しているとき等には、前記交流スイッチACSWを非導
通状態に制御する。また、制御回路2内に設けられた図
示しない内部発振器に同期してメインインバータ10を
インバータとして動作させ、蓄電手段30のエネルギを
電圧源として、規定電圧V* に応じて予め設定した所定
電圧の交流電力を生成する。さらに、前記内部発振器に
同期してΔインバータ42を制御し、商用交流電力が健
全である場合と同様に処理を行い、Δインバータ42で
生成された補償用の交流電圧を直列補償変圧器44で変
圧し、これを、U相及びW相の電源ラインlou及びlow
に印加したときの負荷供給電圧VOUT が引き続き規定電
圧V* となるようにΔインバータ42を制御する。
【0029】なお、前記実出力電圧VREL の許容範囲
は、前記商用電源等の商用交流電力の電圧値の±10%
程度に設定される。また、前記直列補償変圧器44の変
圧比は、Δインバータ42から出力される補償用電圧を
変圧したときに、実出力電圧V REL を規定電圧V* に補
正し得る二次側出力電圧を生成可能な変圧比に設定され
る。
【0030】前記制御回路2は、また、前記メインイン
バータ10及びΔインバータ42の異常を、図示しない
監視装置等によって検出したときには、前記電磁接触器
MCを非導通状態に制御する。ここで、交流スイッチA
CSWが遮断スイッチに対応し、メインインバータ10
が電力変換手段に対応し、補償回路40が直列補償手段
に対応している。
【0031】次に、上記実施の形態の動作を図2を伴っ
て説明する。今、図示しない商用電源が正常に動作して
おり、電圧検出器4で検出される実入力電圧VREL が許
容範囲内にある場合には、制御回路2は、前記交流スイ
ッチACSW及び電磁接触器MCを導通状態に制御し、
前記メインインバータ10を整流動作させると共に、Δ
インバータ42を制御する。
【0032】これによって、供給された商用交流電力は
図2(a)に示すように、入力端子tI 、配線遮断器M
CCB、交流スイッチACSW、直列補償変圧器44の
二次側を経て、出力端子tO に供給されて図示しない負
荷への給電が行われると共に、交流スイッチACSWか
ら電磁接触器MCを経てメインインバータ10に供給さ
れ、ここで直流電力に変換され、蓄電手段30の充電状
態に応じて蓄電手段30への充電が行われる。
【0033】また、このとき、制御回路2ではΔインバ
ータ42を制御し、負荷供給電力の負荷供給電圧VOUT
が、規定電圧V* となるように制御する。したがって、
Δインバータ42の直列接続部42bのスイッチング素
子どうしの接続点の電位を基準として、これと直列接続
部42a及び42cのスイッチング素子どうしの接続点
の電位との差が、それぞれ変圧器44u及び44wの一
次側に印加され、つまり、Δインバータ42の直列接続
部42bの出力電圧を基準とする直列接続部42a及び
42cの出力電圧の線間電圧が、直列補償変圧器44の
二つの変圧器の一次側に印加され、且つ商用交流電力の
位相と同相となるように印加される。このとき、変圧器
44u及び44wの二次側出力は、U相及びW相の電源
ラインlou及びlowに直列に接続されているから、U相
及びV相の電源ラインlou及びlov間の線間電圧と、V
相及びW相の電源ラインlov及びlow間の線間電圧とが
補正されることになる。また、負荷供給電圧VOUT が規
定電圧V* となるようにΔインバータ42の出力制御が
行われるから、変圧器44u及び44wの二次側電圧が
U相及びW相の電源ラインlou及びlowに作用すること
によって、すなわち、規定電圧V* となるように補正さ
れることになる。
【0034】したがって、供給された商用交流電力は入
力端子tI を経て、直列補償変圧器44で規定電圧V*
となるように補正され、これが出力端子tO から出力さ
れることになって、負荷には規定電圧V* の負荷供給電
力が供給されることになる。この状態から、商用電源が
故障或いは停電する等によって実入力電圧VREL が許容
範囲を越えると、制御回路2では、商用交流入力が健全
ではないものと判定し、交流スイッチACSWを遮断す
ると共に、図示しない内部発振器に同期してメインイン
バータ10をインバータ動作させ、また、負荷供給電圧
検出器6で検出される負荷供給電圧VOUT に基づいて、
この負荷供給電圧VOUT が引き続き規定電圧V* となる
ようにΔインバータ42を制御する。
【0035】これによって、図2(b)に示すように、
蓄電手段30の蓄電エネルギがメインインバータ10で
三相の所定電圧値の交流電圧に変換され、さらに、この
メインインバータ10で生成された生成交流電力が直列
補償変圧器44によって補正され、つまり、その出力電
圧が規定電圧V* となるように補正されて出力端子t O
に供給されて負荷に供給される。
【0036】したがって、交流電源から健全な商用交流
電力が入力されない場合であっても、負荷に対しては継
続して規定電圧V* の負荷供給電力が出力されることに
なる。そして、この状態から、図示しない交流電源が正
常状態に復帰すると、電圧検出器4で検出される実入力
電圧VREL が許容範囲内に戻るから、制御回路2では、
交流スイッチACSWを導通状態に切り換え、メインイ
ンバータ10の動作をインバータ動作から整流動作に切
り換える。さらに、Δインバータ42を、負荷供給電圧
検出器6で検出される負荷供給電圧値VOUT と規定電圧
* との差に応じて制御し、供給された商用交流電力
を、規定電圧V* の交流電力となるように補正する。こ
れによって、負荷には継続して規定電圧V* の交流電力
が供給されることになる。
【0037】また、メインインバータ10の直流出力に
よって、蓄電手段30への充電が行われ、商用交流電力
が不健全であった際に蓄電手段30によって負荷への電
力供給を行うことによって減少した蓄電手段30の蓄電
電圧が再度増加し、満充電状態に制御される。そして、
メインインバータ10、或いはΔインバータ42に短絡
異常等が生じ、図示しない監視装置等によってこれらの
異常を検出した場合には、制御回路2では、電磁接触器
MCを非導通状態に切り換え、これらを電力系から切り
離す。また、交流スイッチACSW′によって直列補償
変圧器44の一次側を短絡させる。
【0038】これによって、Δインバータ42の制御が
行われないために補償回路40による商用交流電力の補
正は行われず商用交流電力の変動分を補正することがで
きないが、メインインバータ10側に異常が生じた場合
であっても、負荷への電力供給は継続して行われること
になる。このように、供給される商用交流電力の電圧が
低下した場合であっても、その変動分を、補償回路40
によって補正することができるから、負荷への負荷供給
電圧VOUT を規定電圧V* に維持することができる。
【0039】このとき、Δインバータ42の制御電圧範
囲は定格電圧の10%程度でよいから、Δインバータ4
2の容量も装置容量の10%程度でよい。また、供給さ
れる商用交流電力の変動分を補正することができるか
ら、入力される交流電力の電圧の変動が定格電圧の10
%以上であった場合でも、定格電圧の10%以内に収め
ることができる。したがって、補償電圧をより広く設定
することができるから、停電と判定されて停電時の動作
へ移行する頻度、つまり、蓄電手段30による給電に切
り替える頻度を低減することができ、蓄電手段30の使
用頻度を低減させ、信頼性をより向上させることができ
る。
【0040】また、例えば蓄電手段30をバッテリ電圧
セル等で構成した場合には、バッテリのセル数によって
は、規定電圧V* の交流電力を得るために十分な直流電
圧を得ることができないため、変圧器、或いは昇圧回路
等を別に設けてこれによって昇圧させる必要がある。し
かしながら、上記実施の形態においては、蓄電手段30
の蓄電エネルギをもとにメインインバータ10において
三相の交流電力を生成し、これを補償回路40によって
規定電圧V* となるように補正するようにしているか
ら、蓄電手段30の容量が変動した場合であっても、Δ
インバータ42の出力電圧を制御することによって規定
電圧V* に維持することができる。したがって、蓄電手
段30の容量の変更等があった場合であっても、昇圧回
路或いは変圧器等を新たに設ける必要はなく、蓄電手段
30の容量の変化に対し容易に対処することができ、蓄
電手段30に対する汎用性を拡げることができる。
【0041】また、U相及びV相の線間電圧及びW相及
びV相の線間電圧を補正するようにしているから、入力
される交流電力の各相の電圧がアンバランスであって
も、的確に電圧補償をすることができる。次に、本発明
の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態
は、上記第1の実施の形態と同様に、三相三線式の交流
電源からの交流電力を無停電電源装置に供給するように
したものである。前記第1の実施の形態では、線間電圧
を補正するようにしたのに対し、この第2の実施の形態
では、相電圧を補正するようにしている。
【0042】基本的な構成は第1の実施の形態と同様で
あるので、同一部には同一符号を付与しその詳細な説明
は省略する。第2の実施の形態における無停電電源装置
100は、図3に示すように、直列補償変圧器44は3
つの変圧器44u、44v、44wから構成されてい
る。そして、これら変圧器44u、44v、44wの二
次側は、それぞれ電源ラインlou〜lowに直列に介挿さ
れている。また、変圧器44uの一次側は、その二次側
の二つの端子のうちの出力端子tOU側とは異なる方の端
子と対向する端子に、商用交流電力のU相と同相の電圧
を出力する直列接続部42aのスイッチング素子どうし
の接続点が接続されている。また、変圧器44vの一次
側は、その二次側の二つの端子のうちの出力端子tOV
とは異なる方の端子と対向する端子に、商用交流電力の
V相と同相の電圧を出力する直列接続部42bのスイッ
チング素子どうしの接続点が接続され、同様に、変圧器
44wの一次側は、その二次側の二つの端子のうちの出
力端子tOW側とは異なる方の端子と対向する端子に、商
用交流電力のW相と同相の電圧を出力する直列接続部4
2cのスイッチング素子どうしの接続点が接続されてい
る。
【0043】つまり、U相〜W相の電源ラインlou〜l
owには、Δインバータ42が出力する交流電力の各相電
圧が印加されるようになっている。また、各補償用電圧
ラインldu、ldv、ldwの、直列補償変圧器44とコン
デンサC22との間に、直列補償変圧器44の各変圧器
の一次側を短絡するための交流スイッチACSW′が設
けられている。
【0044】そして、これらスイッチング素子S11〜
S46及び交流スイッチACSW及びACSW′、電磁
接触器MCは、制御回路2によって制御されるようにな
っている。第2の実施の形態における制御回路2では、
上記第1の実施の形態と同様に、電圧検出器4で検出さ
れる、商用電源等から供給される商用交流電力の実交流
電圧VREL に基づいて商用交流電力が健全であるか否か
を判定し、商用交流電力が健全であるときにはメインイ
ンバータ10を整流動作させて蓄電手段30への充電を
行い、健全でないときには交流スイッチASWを非導通
状態に制御し、図示しない内部発振器に同期してメイン
インバータ10をインバータ動作させ、蓄電手段30の
蓄電エネルギを交流電力に変換する。また、負荷供給電
圧検出器6で検出される負荷への負荷供給電圧VOUT
規定電圧V* となるように、Δインバータ42を制御
し、このとき、商用交流電力が健全である場合にはこの
商用交流電力と同期する三相の交流電力を出力するよう
に制御を行い、健全でないときには内部発振器に同期し
た三相の交流電力を出力するように制御を行う。
【0045】したがって、商用交流電力の実入力電圧V
REL が許容範囲にあるときには、交流スイッチACSW
は導通状態に制御され、メインインバータ10は整流動
作を行い、これによって蓄電手段30への充電が行われ
る。また、Δインバータ42がメインインバータ10の
直流出力側の直流電力を三相の交流電力に変換し、この
とき、負荷供給電圧VOUT が規定電圧V* となるよう
に、つまり実入力電圧V REL と規定電圧V* との差を抑
制し得る電圧が直列補償変圧器44の各変圧器の二次側
から出力されるように、Δインバータ42が制御され
る。
【0046】このΔインバータ42が出力する各相電圧
はそれぞれ変圧器44u〜44wの一次側に印加され、
このとき、変圧器44u〜44wの二次側出力は、U相
〜W相に直列に接続されているから、各相の電源ライン
iu〜liwの相電圧が補正されることになる。そして、
前記負荷供給電圧VOUT と規定電圧V* との差を抑制す
るようにΔインバータ42の出力制御が行われるから、
変圧器44u〜44wの二次側電圧がU相〜W相に作用
することによって、負荷供給電圧VOUT と規定電圧V*
とが一致するように制御が行われることになる。
【0047】したがって、供給された商用交流電力は入
力端子tI 、交流スイッチACSWを経て、直列補償変
圧器44でその電圧が規定電圧V* となるように補正さ
れ、これが出力端子tO から出力されることになって、
負荷には、規定電圧V* の負荷供給電力が供給されるこ
とになる。そして、実入力電圧VREL が許容範囲を越え
ると、制御回路2では、商用交流電力が健全ではないも
のと判定し、交流スイッチACSWを遮断すると共に、
メインインバータ10をインバータ動作させ、蓄電手段
30の蓄電エネルギを三相の交流電圧に変換する。ま
た、引き続き、負荷供給電圧VOUT が規定電圧V* とな
るようにΔインバータ42の制御を行う。これによっ
て、メインインバータ10で生成された生成交流電力
が、補正回路40の出力電圧によって補正され、規定電
圧V* の負荷供給電力として出力端子tO を介して負荷
に供給されることになる。
【0048】したがって、この場合も、上記第1の実施
の形態と同等の作用効果を得ることができる。次に、本
発明の第3の実施の形態を説明する。この第3の実施の
形態は、単相三線式の交流電源からの交流電力を無停電
電源装置に供給するようにしたものである。
【0049】図4は、第3の実施の形態における無停電
電源装置100を示したものであって、上記第1の実施
の形態と同一部には同一符号を付与している。図4に示
すように、商用交流電力の入力端子tI とメインインバ
ータ10とが、配線遮断器MCCB、交流スイッチAC
SW、電磁接触器MCを介して接続され、このメインイ
ンバータ10と、二つの同一容量値を有する平滑用のコ
ンデンサC1及びC2が直列に接続されたコンデンサ接
続部25とがこの順に並列に蓄電手段30の両端に接続
されている。
【0050】また、メインインバータ10と蓄電手段3
0との間に、交流電力補償用の補償回路40が接続され
ている。一方、図示しない商用電源等から単相三線式で
供給される商用交流電力のU相の電圧線と接続される入
力端子tIUは、配線遮断器MCCB、交流スイッチAC
SW、電磁接触器MCを介して前記メインインバータ1
0の直列接続部10aのスイッチング素子どうしの接続
点に接続され、また、商用交流電力のV相の電圧線と接
続される入力端子tIVは配線遮断器MCCB、交流スイ
ッチACSW、電磁接触器MCを介して前記メインイン
バータ10の直列接続部10cのスイッチング素子どう
しの接続点に接続されている。さらに、商用交流電力の
中性線Nと接続される入力端子tINは、配線遮断器MC
CB、交流スイッチACSW、電磁接触器MCを介して
コンデンサ接続部25のコンデンサどうしの接続点に接
続されている。そして、このコンデンサどうしの接続点
は、メインインバータ10の直列接続部10bのスイッ
チング素子どうしの接続点に接続されている。
【0051】そして、U相の電圧線と接続される入力端
子tIUと直列接続部10aのスイッチング素子どうしの
接続点とを接続する電源ラインliuの電磁接触器MCと
直列接続部10aとの間にはリアクトルLuが介挿さ
れ、V相の電圧線と接続される入力端子tIVと直接接続
部10cのスイッチング素子どうしの接続点とを接続す
るV相の電源ラインlivの電磁接触器MCと直列接続部
10cとの間には、リアクトルLvが介挿されている。
さらに、電磁接触器MCとリアクトルLu、Lwとの間
の、電源ラインliuと中性の電源ラインlin間、中性の
電源ラインlin及び電源ラインliv間には、同一容量値
を有するコンデンサCu及びCvがそれぞれが接続され
ている。そして、リアクトルLu及びコンデンサCu、
リアクトルLv及びコンデンサCvはそれぞれフィルタ
を構成している。
【0052】一方、前記補償回路40は、Δインバータ
42と、直列補償変圧器44とから構成され、前記Δイ
ンバータ42は、二つのスイッチング素子S41及びS
42が直列に接続され且つ各スイッチング素子S41及
びS42に逆並列にダイオードD41、D42が接続さ
れたいわゆるハーフブリッジ形のインバータで構成さ
れ、前記スイッチング素子S41及びS42の直列接続
部42aは、前記メインインバータ10とコンデンサ接
続部25との間にこれらと並列に接続されている。
【0053】前記直列補償変圧器44は、二つの変圧器
44u及び44vから構成され、変圧器44uの二次側
は、U相の電源ラインliuと出力端子tOUとを接続する
電源ラインlouとの間に直列に介挿され、変圧器44v
の二次側は、V相の電源ラインlivと出力端子tOVとを
接続する電源ラインlovとの間に直列に介挿されてい
る。
【0054】そして、変圧器44uの一次側には、その
二次側の二つの端子のうち出力端子tOU側とは異なる方
の端子と対向する端子に、Δインバータ42の直列接続
部42aのスイッチング素子どうしの接続点が接続さ
れ、他方の端子には、前記コンデンサ接続部25のコン
デンサどうしの接続点が接続される。前記変圧器44v
の一次側には、その二次側の二つの端子のうち出力端子
OV側の端子と対向する端子に、前記直列接続部42a
のスイッチング素子どうしの接続点が接続され、他方の
端子には、前記コンデンサ接続部25のコンデンサどう
しの接続点が接続される。つまり、U相及びV相の電源
ラインlou及びlovには、コンデンサ接続部25の中間
電位、これはすなわち中性の電源ラインlinの電位を基
準電圧とするΔインバータ42の出力電圧を変圧した電
圧値が互いに逆相となるように印加される。
【0055】さらに、Δインバータ42の直列接続部4
2aのスイッチング素子どうしの接続点と直列補償変圧
器44とを接続する補償用電圧ラインldにはリアクト
ルL31が介挿され、この補償用電圧ラインldと、前
記コンデンサ接続部25のコンデンサどうしの接続点及
び直列補償変圧器44を接続する補償用電圧ラインln
との間の、前記リアクトルL31の直列補償変圧器44
側にはコンデンサC31が接続され、このコンデンサC
31とリアクトルL31とでフィルタを構成している。
【0056】また、補償用電圧ラインld及びln間に
は、直列補償変圧器44の一次側を短絡用の交流スイッ
チACSW′が接続されている。そして、これらスイッ
チング素子S11〜S42及び交流スイッチACSW及
びACSW′、電磁接触器MCは、制御回路2によって
制御されるようになっている。
【0057】この制御回路2は、前記配線遮断器MCC
Bと交流スイッチACSWとの間に接続された電圧検出
器4で検出される商用交流電力の実交流電圧VREL と、
出力端子tO と直列補償変圧器44との間に接続された
負荷供給電圧検出器6で検出される負荷供給電圧VOUT
とに基づいてメインインバータ10及びΔインバータ4
2を制御する。
【0058】すなわち、起動時に電磁接触器MCを導通
状態に制御すると共に、実交流電圧VREL が予め設定し
た許容範囲であるときには、交流スイッチACSWを導
通状態に制御する。また、前記メインインバータ10の
直列接続部10a及び10cを制御して整流動作させ、
必要に応じて蓄電手段30への充電を行うと共に、負荷
供給電圧VOUT と無停電電源装置100から出力すべき
交流電力の規定電圧V * との差に基づいて、入力される
商用交流電力に同期してΔインバータ42を制御して補
償用電圧を出力させる。つまり、Δインバータ42の出
力電圧とコンデンサ接続部25の中点電位である補償用
電圧ラインlnとの電位差を、直列補償変圧器44で変
圧しこれがU相の電源ラインlu及びV相の電源ライン
lvにそれぞれ逆相となるように印加されたときの、負
荷供給電圧VOUT が規定電圧V*となり得る、単相の交
流電圧が直列補償変圧器44の二次側電圧から出力され
るように、Δインバータ42の制御を行う。
【0059】一方、前記実出力電圧VREL が許容範囲を
越えたとき、つまり、入力される商用交流電力の電圧変
動が大きいとき、或いは商用交流電力の供給元の交流電
源が停電しているとき等には、前記交流スイッチACS
Wを非導通状態に制御する。また、メインインバータ1
0の直列接続部10a及び10cを制御してインバータ
として動作させ、蓄電手段30の蓄電エネルギをもとに
図示しない内部発振器に同期して互いに単相の交流電圧
を生成する。また、Δインバータ42を制御し、メイン
インバータ10で生成した単層の交流電圧が規定電圧V
* となるようにΔインバータ42を制御する。
【0060】また、制御回路2は、メインインバータ1
0を構成する直列接続部10bの各スイッチング素子S
13及びS14を、例えば予め設定した所定周期でスイ
ッチング素子S13及びS14を交互にオンオフ制御
し、コンデンサ接続部25のコンデンサどうしの接続点
の直流中間電圧固定用のスイッチング素子として動作さ
せる。
【0061】したがって、供給される商用交流電力が正
常に動作しており、電圧検出器4で検出される実入力電
圧VREL が許容範囲内にある場合には、制御回路2は、
前記交流スイッチACSW及び電磁接触器MCを導通状
態に制御し、前記メインインバータ10を整流動作させ
ると共に、Δインバータ42を制御する。これによっ
て、入力された交流電力は入力端子tI 、配線遮断器M
CCB、交流スイッチACSW、直列補償変圧器44の
二次側を経て、出力端子tO に供給されて図示しない負
荷への給電が行われると共に、交流スイッチACSWか
ら電磁接触器MCを経てメインインバータ10に供給さ
れ、ここで直流電力に変換され、必要に応じて蓄電手段
30への充電が行われる。
【0062】また、このとき、制御回路2では、Δイン
バータ42の出力電圧が、この出力電圧とコンデンサ接
続部25のコンデンサどうしの接続点との間の電圧が直
列補償変圧器44の二つの変圧器44u及び44wの一
次側に互いに逆相となるように印加されたときの、電源
ラインlou及びlov間の交流電圧が規定電圧V* となる
ようにΔインバータ42を制御する。つまり、入力され
る商用交流電力と位相の等しい単相交流電圧であり、且
つ、その電圧値とコンデンサ接続部25のコンデンサど
うしの接続点の電位、すなわち、中性の電源ラインlin
の電位との差を直列補償変圧器44で変圧したときの二
次側出力が、実入力電圧VREL と規定電圧V* との差の
1/2の電圧値となるようにΔインバータ42を制御す
る。
【0063】したがって、メインインバータ10の出力
側の直流電圧を二分割した電位とΔインバータ42の出
力電位との差が、変圧器44u及び44vの一次側に印
加され、且つ、変圧器44u及び44vが互いに逆相と
なるように印加される。このとき、変圧器44u及び4
4vの二次側出力は、U相及びV相の電源ラインlou
びlovに直列に接続されているから、中性の電源ライン
onを基準とするU相及びV相の電源ラインlou及びl
ovの電圧が補正されることになる。Δインバータ42
は、変圧器44u及び44vの二次側電圧が、実入力電
圧VREL と規定電圧V* との差の1/2の電圧値となる
ように制御されるから、変圧器44u及び44vの二次
側の電圧がU相及びV相の電源ラインlou及びlovに逆
相に作用することによって、すなわち入力交流電圧が規
定電圧V* となるように補正されることになる。
【0064】したがって、この電圧補正が行われた交流
電力が交流スイッチACSWを経て出力端子tO から出
力されることになって、負荷には、規定電圧V* の交流
電力が供給されることになる。この状態から、図示しな
い交流電源に停電等の異常が発生してその実交流電圧V
REL が低下し、これが許容範囲を下回ると、制御回路2
では商用交流電力が健全ではないものと判定し、交流ス
イッチACSWを遮断すると共に、メインインバータ1
0をインバータ動作させて蓄電手段30の蓄電エネルギ
をもとに、内部発振器に同期して単相の交流電力を生成
する。
【0065】これによって、入力端子tI と出力端子t
O との間の電源ラインが遮断され、蓄電手段30の蓄電
エネルギをもとにメインインバータ10によって単相交
流電力が生成され、これが出力端子tO に供給され、こ
のとき、補正回路40では、メインインバータ10で生
成された生成交流電力が規定電圧V* となるように補正
するから、これら電源ラインlou、lon、lovと接続さ
れる出力端子tOU、t ON、tOVのうち、tOU及びtOV
の電圧は、規定電圧V* を有する単相交流電圧となり、
また、tOU及びtON間の電圧、及びtON及びtOV間の電
圧は、コンデンサ接続部25のコンデンサどうしの接続
点の電位を基準電圧とする、規定電圧V * の1/2の電
圧値の単相交流電圧となり、且つ互いに逆位相となっ
て、単相三線式の交流電力が得られることになる。
【0066】したがって、この場合も上記第1の実施の
形態と同等の作用効果を得ることができる。また、この
第3の実施の形態においては、メインインバータ10を
構成する3つの直列接続部10a〜10cのうち、直列
接続部10bを直流中間電圧固定用のスイッチング素子
として流用するようにしているから、上記第1及び第2
の実施の形態に示すように三相三線式の場合と同一のメ
インインバータ10を用いることができ、供給される商
用交流電力の配電方式に関わらず、同一構成のメインイ
ンバータ10を用いることができ、汎用性をより広げる
ことができる。
【0067】なお、メインインバータ10として二つの
直列接続部で構成される二相のフルブリッジ形インバー
タを用いることも可能であり、この場合には、直流中間
電圧固定用の二つのスイッチング素子が直列に接続され
た直列接続部を別に設けるようにすればよい。次に、本
発明の第4の実施の形態を説明する。
【0068】この第4の実施の形態は、図5に示すよう
に、三相四線式の交流電源からの交流電力を無停電電源
装置に供給するようにしたものである。基本的な構成は
第1の実施の形態と同様であるので、同一部には同一符
号を付与しその詳細な説明は省略する。第4の実施の形
態における無停電電源装置100は、図5に示すよう
に、メインインバータ10と蓄電手段30との間にこれ
らと並列に、二つのスイッチング素子S51及びS52
が直列に接続された直流中間電位固定用の直列接続部5
0と、同一容量値を有する二つのコンデンサC1及びC
2が直列に接続されたコンデンサ接続部25とが接続さ
れ、前記直列接続部50の各スイッチング素子S51及
びS52にはそれぞれ逆並列にダイオードD51及びD
52が接続されている。
【0069】また、直列補償変圧器44は3つの変圧器
44u、44v、44wから構成され、その二次側は、
電源ラインlou〜lowにそれぞれ直列に介挿されてい
る。そして、供給される商用交流電力の中性線Nは、中
性線の入力端子tINに接続され、この入力端子tINと、
中性線の出力端子tONと、コンデンサ接続部25のコン
デンサどうしの接続点とが中性の電源ラインln によっ
て接続され、さらに、このコンデンサどうしの接続点
は、前記直列接続部50のスイッチング素子どうしの接
続点に接続されている。
【0070】また、Δインバータ42の商用交流電力の
U相と同相の電圧を出力する直列接続部42aのスイッ
チング素子どうしの接続点と中性の電源ラインln との
間の電圧が、U相の電源ラインlouに二次側が介挿され
た変圧器44uの一次側に印可され、同様に、Δインバ
ータ42の商用交流電力のV相と同相の電圧を出力する
直列接続部42bのスイッチング素子どうしの接続点と
中性の電源ラインlnとの間の電圧が、V相の電源ライ
ンlovに二次側が介挿された変圧器44vの一次側に印
可され、さらにΔインバータ42の商用交流電力のW相
と同相の電圧を出力する直列接続部42cのスイッチン
グ素子どうしの接続点と中性の電源ラインln との間の
電圧が、W相の電源ラインlowに二次側が介挿された変
圧器44wの一次側に印可される。
【0071】そして、Δインバータ42と直列補償変圧
器44との間の電源ラインldu〜l dwのそれぞれにリア
クトルL22が介挿されると共に、このリアクトルL2
2と直列補償変圧器44との間の、各電源ラインldu
dwと中性の電源ラインlnとの間に、コンデンサ22
がそれぞれ介挿され、これらリアクトルL22とコンデ
ンサC22とでフィルタを構成している。
【0072】つまり、各変圧器44u〜44wの一次側
には、コンデンサ接続部25のコンデンサどうしの接続
点の電位を基準電圧として、これと、Δインバータ42
が出力する交流電圧の各相電圧との電位差が印加され、
これを所定の変圧比で変圧した電圧値が、各電源ライン
ou〜lowに直列に印加されるようになっている。そし
て、制御回路2では、これらスイッチング素子S11〜
S46及び交流スイッチACSW、電磁接触器MC、メ
インインバータ10及びΔインバータ42を上記第1の
実施の形態と同様に制御し、また、直流中間電位固定用
の直列接続部50の各スイッチング素子S51及びS5
2を、上記第3の実施の形態と同様に所定周期で交互に
オンオフ制御し、コンデンサ接続部25のコンデンサど
うしの接続点における電位変動を抑制する。
【0073】したがって、実入力電圧VREL が許容範囲
にあるときには、交流スイッチACSWは導通状態に制
御され、メインインバータ10は整流動作を行って蓄電
手段30への充電が行われると共に、Δインバータ42
がメインインバータ10の直流出力側の直流電圧を三相
の交流電圧に変換し、このとき、負荷供給電圧VOUT
規定電圧V* となるように商用交流電力を補正し得る補
償用交流電圧が直列補償変圧器44の各変圧器の二次側
から出力されるように、且つその位相が、入力される交
流電力の位相と一致するように、Δインバータ42を制
御する。
【0074】これによって、Δインバータ42が出力す
る各相電圧とコンデンサ接続部25のコンデンサどうし
の接続点の電位である基準電位との電位差がそれぞれ変
圧器44u〜44wの一次側に印加され、このとき、変
圧器44u〜44wの二次側出力は、U相〜W相に直列
に接続されているから、入力される交流電圧の各相電圧
が補正されることになり、変圧器44u〜44wの二次
側の電圧がU相〜W相に作用することによって、入力さ
れた商用交流電圧が規定電圧V* となるように補正され
ることになる。
【0075】したがって、入力された交流電力は入力端
子tI を経て、直列補償変圧器44で規定電圧V* とな
るように補正され、これが交流スイッチACSWを経て
出力端子tO から出力されることになって、負荷には、
規定電圧V* が供給されることになる。そして、実入力
電圧VREL が許容範囲を越えると、制御回路2では、交
流入力が健全ではないものと判定し、交流スイッチAC
SWを遮断すると共に、メインインバータ10をインバ
ータ動作させ、蓄電手段30の蓄電エネルギをもとに三
相の交流電力を生成する。そして、引き続き負荷供給電
圧VOUT が規定電圧V*となるようにΔインバータ42
を制御することによって、負荷供給電圧VOUT は規定電
圧V* に維持される。
【0076】したがって、この場合も、上記第1の実施
の形態と同等の作用効果を得ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
乃至請求項5に係る無停電電源装置によれば、入力され
る交流電力が健全時にはこの交流電力を負荷への供給電
力とすると共に入力される交流電力が健全でないときに
は蓄電手段の蓄電エネルギを用いて供給電力を生成し、
さらに、供給電力の電圧値と負荷に供給すべき電圧値と
の差を抑制し得る補償交流電圧を生成し、これを供給電
力に直列に印加して負荷に出力するようにしたから、入
力される交流電力の電圧変動に係わらず負荷への供給電
圧を一定に維持することができ、また、蓄電手段の容量
を変更することによってこの蓄電エネルギを用いて生成
される供給電力の電圧が変動する場合等であっても、そ
の変動分を補償交流電圧によって補正することができる
から容易に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における無停電電源
装置の概略構成図である。
【図2】本発明による無停電電源装置の動作説明に供す
る説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における無停電電源
装置の概略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における無停電電源
装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態における無停電電源
装置の概略構成図である。
【符号の説明】
2 制御回路 4 電圧検出器 6 生成電圧検出器 10 メインインバータ 30 蓄電手段 40 補償回路 42 Δインバータ 44 直列補償変圧器
フロントページの続き Fターム(参考) 5G015 FA08 FA12 GA04 HA16 JA01 JA09 JA21 JA52 5H007 AA05 AA07 AA12 AA17 BB05 CA01 CA03 CB04 CB05 CC05 CC23 CC32 DA06 DB01 DC05 FA02 FA14 5H750 AA06 BA08 CC03 CC06 CC12 DD14 DD18 DD26 DD27 FF05 GG03 GG12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される交流電力が健全なときには当
    該交流電力を負荷への供給電力として出力し、前記交流
    電力が健全でないときには蓄電手段の蓄電エネルギをも
    とに前記供給電力を生成しこれを出力するようにした無
    停電電源装置において、 前記交流電力を前記負荷に供給するための電源ラインを
    前記交流電力が健全でないときに遮断する遮断スイッチ
    と、 前記電源ラインの前記遮断スイッチの下流に交流側が接
    続され、且つ前記交流電力が健全なときにはコンバータ
    動作を行って前記蓄電手段の充電を行い、前記交流電力
    が健全でないときにはインバータ動作を行って前記蓄電
    手段の蓄電エネルギをもとに前記供給電力を生成する電
    力変換手段と、 前記供給電力の電圧と前記負荷に供給されるべき規定電
    圧との差を抑制し得る補償交流電圧を生成し当該補償交
    流電圧を前記電源ラインの前記遮断スイッチの下流に直
    列に印加する直列補償手段と、を備えることを特徴とす
    る無停電電源装置。
  2. 【請求項2】 前記交流電力は三相三線式の配電線を介
    して入力され、 前記直列補償手段は、前記電力変換手段と前記蓄電手段
    との間に直流側が接続され且つ前記供給電力と同期する
    三相の交流電力を生成する三相のフルブリッジ形のイン
    バータと当該インバータの出力電圧を変圧する二つの変
    圧器とから構成され、 当該変圧器の一次側には前記インバータの三相の出力電
    圧のうちの一相を基準相としてこれと他の二つの相との
    間の線間電圧がそれぞれ印加され、 二次側は、前記電源ラインを構成する三相の電圧線のう
    ち、その位相が一次側に印加される前記二つの相の何れ
    か一方の出力電圧の位相と同期する電圧線にそれぞれ直
    列に介挿されることを特徴とする請求項1記載の無停電
    電源装置。
  3. 【請求項3】 前記交流電力は三相三線式の配電線を介
    して入力され、 前記直列補償手段は、前記電力変換手段と前記蓄電手段
    との間に直流側が接続され且つ前記供給電力と同期する
    三相の交流電力を生成する三相のフルブリッジ形のイン
    バータと当該インバータの出力電圧を変圧する三つの変
    圧器とから構成され、 当該変圧器の一次側には前記インバータの三相の相電圧
    がそれぞれ印加され、 二次側は、前記電源ラインを構成する三相の電圧線のそ
    れぞれに直列に且つ当該電圧線の位相と一次側に印加さ
    れる前記インバータの出力電圧の位相とが一致するよう
    に接続されることを特徴とする請求項1記載の無停電電
    源装置。
  4. 【請求項4】 前記交流電力は単相三線式の配電線を介
    して入力され、 前記直列補償手段は、前記電力変換手段と前記蓄電手段
    との間に直流側が接続され且つ前記供給電力と同期する
    単相の交流電力を生成するハーフブリッジ形のインバー
    タと当該インバータの出力電圧を変圧する二つの変圧器
    とから構成され、 当該変圧器の一次側には前記インバータの出力電圧がそ
    れぞれ印加され、 二次側は、前記電源ラインを構成する二つの電圧線にそ
    れぞれ直列に接続され、且つその二次側出力は逆相とな
    るように接続されることを特徴とする請求項1記載の無
    停電電源装置。
  5. 【請求項5】 前記交流電力は三相四線式の配電線を介
    して入力され、 前記直列補償手段は、前記電力変換手段と前記蓄電手段
    との間に直流側が接続され且つ前記供給電力と同期する
    三相の交流電力を生成する三相のフルブリッジ形のイン
    バータと当該インバータの出力電圧を変圧する三つの変
    圧器とから構成され、 当該変圧器の一次側には前記供給電力の中性線の電位を
    基準とする前記インバータの三相の出力電圧がそれぞれ
    印加され、 二次側は、前記電源ラインを構成する三相の電圧線にそ
    れぞれ直列に接続され且つこれら電圧線の位相と一次側
    に印加される前記インバータの出力電圧の位相とが一致
    するように接続されることを特徴とする請求項1記載の
    無停電電源装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010273493A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Sanwa Shutter Corp 非常用電源装置
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