JP2003008869A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

Info

Publication number
JP2003008869A
JP2003008869A JP2001187181A JP2001187181A JP2003008869A JP 2003008869 A JP2003008869 A JP 2003008869A JP 2001187181 A JP2001187181 A JP 2001187181A JP 2001187181 A JP2001187181 A JP 2001187181A JP 2003008869 A JP2003008869 A JP 2003008869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
information
data
unit
digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001187181A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Yasuda
守 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001187181A priority Critical patent/JP2003008869A/ja
Publication of JP2003008869A publication Critical patent/JP2003008869A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】取得されるデジタル画像と関連情報を保守する
データベースの膨大化を防ぐとともにデータの管理や整
理が容易な画像処理方法を提供する。 【解決手段】この画像処理方法は、検査装置でDNAチ
ップのデジタル画像データを取得する工程1と、この画
像データに対し電子透かし技術を用いて画像に関連する
各種情報を埋め込む合成画像データ生成工程2と、この
合成画像データのみをデータベース化する工程3と、必
要に応じて合成画像データに埋め込まれた関連情報を復
元する工程4と、これらの合成画像データや復元された
関連情報をコンピュータにより加工や編集等の処理を行
う工程5からなる。関連する各種情報と一体化された画
像データを保存して必要なときに関連情報を復元するだ
けであるのでメモリ装置の容量が節約できて維持コスト
が低減するだけでなく、画像データと関連情報の配布等
の情報運用が簡易且つ柔軟にできて便利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法に係
わり、更に詳しくは取得されたデジタル画像とその関連
情報を保守するデータベースの膨大化を防ぎその管理や
整理が容易にできる画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現代にいたり、遺伝子に関わる解析が急
速に進展しており、ヒト染色体の塩基配列がすべて明ら
かになろうとしている。遺伝子を解析する手法として
は、あらかじめ塩基の配列が分かっている既知のDNA
と、未知のDNAあるいはRNAの断片をハイブリダイ
ズさせて得られるハイブリダイゼーション信号を解析す
ることにより、未知の断片の塩基配列を決定する方法が
ある。そして、特に近年、既知配列のDNAを基板に多
数固定して一括してハイブリダイズさせることで、迅速
かつ大量に解析ができるDNAチップ法が注目を浴びて
いる。
【0003】このようなDNAチップの代表的な作成法
としては、基板上にDNAを分注して固定するStan
ford大学方式(USP5,807,522、特表平
10−503841)と、フォトリソグラフィー技術を
利用してDNAを合成するAffymax社方式(US
P5,424,186など)がある。
【0004】両方式とも解析手順は同じであり、その手
順は、先ず、標識化した検査試料をDNAチップ上に溜
めておいて一定の時間が経ったら洗い流す。このとき、
DNAチップに固定された既知配列のDNAと検査試料
の塩基配列がマッチングしていれば結合するため洗浄し
てもチップに残る。このDNAチップを検査してどのD
NAと結合したかを知って検査試料の塩基配列を解明し
ていくというものである。
【0005】このような検査では、最近は、検査試料に
蛍光色素を結合させておく標識方法が主流である。この
標識方法は、蛍光色素を励起する波長の光でDNAチッ
プを照明して画像を取得する。この画像の中から固定さ
れた既知DNA配列周辺を摘出し、その領域の蛍光光量
を解析することで結合量を検出する。この方法は、一枚
のDNAチップで大量の検出結果が得られるため、固定
されたDNAの画像データ毎に、DNAの塩基配列、ハ
イブリダイズした試料の種類、および解析結果、さらに
ハイブリダイゼーションの環境や条件などの各種情報
を、当該画像データと関連付けてデータベース化するの
が常である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今後さら
に、このような一枚の基板で同時に多数の検査結果が取
得できるDNAチップ法による迅速かつ大量な解析が実
施されると予想されるが、これに応じて、その解析デー
タも膨大な量におよぶと思われる。このDNAチップ法
では、固定された多数のDNA個々の配列情報と、得ら
れた蛍光画像データとの関係を常に関連付けて保持して
おく必要があるから、処理する情報量が多く、したがっ
て、データベースが量的に巨大化する。
【0007】さらに検出精度を向上させるために同一の
実験を反復して行うことも希ではない。このため先の実
験結果と反復実験の結果を関連付けたデータベースも必
要となる。したがって、情報量はますます増加してい
く。また同じ画像データを別の手法で解析する場合もあ
るから、このようなデータを保管するファイルの容量は
ますます増大して、画像データと検査情報の関係管理や
保管の作業が頻繁に必要となる。
【0008】このように一度構築したデータベースのデ
ータ量が増加すれば増加するほど、データとしては別々
に形成されている画像データとその関連情報との相関を
維持しながら管理するのは、きわめて手数と時間のかか
る困難な作業である。本発明の課題は、上記従来の実情
に鑑み、DNAチップ法による遺伝子解析装置において
取得されるデジタル画像と関連情報を保守するデータベ
ースの膨大化を防ぐとともに、そのデータの管理や整理
が容易にできる画像処理方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
画像処理方法の構成を述べる。図1は本発明に係わる画
像処理方法の原理を説明する図である。同図に示すよう
に先ず本発明の画像処理方法では、検査装置により生成
されたDNAチップのデジタル画像データが取得される
(工程1)。この検査装置は、DNAチップ法による遺
伝子解析装置であり、反応後のDNAチップを撮像した
デジタル画像データを生成し出力する。
【0010】次に、上記取得された画像に対し、電子透
かし技術を用いて当該画像に関連する各種情報を埋め込
んでデジタル合成画像データを生成する(工程2)。こ
こでいう関連情報とは、当該画像データに係わる遺伝子
解析に関連した情報であり、例えば固定されたDNAの
塩基配列、DNAチップ固有のID文字、実験の日時、
などの文字情報である。さらに関連するサイトのアドレ
スや、閲覧ソフトを起動するプログラムを埋め込んでも
よい。
【0011】現在、静止画像や動画像などのデジタルデ
ータに文字などの付加情報を埋め込む電子透かし技術が
実用化されている。代表的な埋め込み電子透かし技術と
しては、フーリエ変換方式、離散コサイン変換方式、ウ
ェーブレツト変換方式、画素ブロックに足し込む方法、
パッチワーク手法等がある(これらについては日経エレ
クトロニクスN0.683(1997年2月24日号)
p99〜124とp149〜162)。この工程2で用
いられる電子透かし技術も上記のいずれかの技術が用い
られる。尚、本発明は著作権の管理が目的ではないの
で、埋め込む情報の隠匿性は重要でない。したがって埋
め込み方式の選択肢は広く設定できる。
【0012】そして、このように埋め込んだ関連情報と
一体になったデジタル合成画像データのみをデータベー
スに保管して管理する(工程3)。電子透かし技術は、
元来が画像の著作権の管理を目的としているものなの
で、画像の各種変換や圧縮などの処理を実施しても透か
し情報が維持される。したがって、どのように加工した
合成画像でも、そのままデータベースに保持して管理す
ることが可能である。
【0013】次に、本発明では、このようにデジタル合
成画像データに埋め込まれた関連情報を、必要に応じて
復元する(工程4)。このような可逆性のある電子透か
し技術を用いて埋め込まれた情報の場合は、復元した情
報と復元した画像の両方を出力することができる。した
がって、画像データのみとしてデータベース化されてい
る上記のデジタル合成画像データは、必要に応じて画像
とその関連情報とを対にして容易に取り出すことができ
る。
【0014】そして、本発明では、上記関連情報を埋め
込まれたデジタル合成画像データに対し種々の処理を行
う(工程5)。これはコンピュータによる処理であり、
上記のデジタル合成画像データに加工や編集を行なうも
のである。上記の工程3、工程4、及び工程5では、そ
れぞれ双方向に画像データや関連情報データの移動と処
理が可能である。つまり工程3で保存している画像デー
タを工程5で加工や編集を行うことができ、その加工や
編集をした画像データを新たに工程3のデータベースヘ
登録することもできる。
【0015】さらに、工程3及び工程5のどちらの工程
からでも、画像データを工程4に送れば、いつでも埋め
込まれた関連情報を復元することができる。また、工程
5では、工程4で復元された情報を表示したり、加工や
編集時の参照情報に使用することができる。また、復元
された情報がプログラムであれば、これを起動すること
ができる。また、工程3では復元された関連情報を、デ
ータベース管理の指標に用いることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図2は、本発明の基本実施形
態における画像処理方法の構成と基本的動作を説明する
図である。同図に示すように、この画像処理方法は、先
ず検査装置10による工程に加えて、埋め込み部20、
データベース部30、復元部40、及び操作部50の各
工程からなる。
【0017】上記の検査装置10はDNAチップ・ハイ
ブリダイゼーション装置であり、撮像部11と制御部1
2とを備えている。この検査装置10では、先ず、放射
性核種又は発色性基質をもつ酵素や蛍光剤などでDNA
チップ(不図示)上に標識化された検査試料にハイブリ
液処理が施され、装置内の所定の台、例えばスライドガ
ラスアレイの上に静置され、所定時間のハイブリダイゼ
ーションが行なわれた後、適当な条件で洗浄される。
【0018】検査装置10の撮像部11は、この洗浄し
たDNAチップを撮像する。この撮像した電気信号は制
御部12に送られる。制御部12は、この撮像電気信号
からDNAチップのデジタル画像データを生成する。ま
た制御部12には、生成されたデジタル画像データに関
連する検査対象物質やDNAチップの照合番号および検
査日時など検査に係わる種々の関連情報が入力により不
図示のメモリ装置に蓄積されて管理されている。検査装
置10の制御部12は、上記のデジタル画像データと関
連情報とを、埋め込み部20に送出する。
【0019】埋め込み部20は、埋め込み領域決定部2
1、情報変換部22及び合成部23の各工程からなる。
上記の制御部12から送出されたデジタル画像データは
埋め込み領域決定部21に入力され、同じく関連情報
は、情報変換部22に入力される。
【0020】埋め込み領域決定部21では、入力された
デジタル画像データのどの領域に関連情報を埋め込むべ
きかを選定して、この選定した埋め込み領域の情報を合
成部23に送出する。尚、この選定は、埋め込む関連情
報の量や内容、さらに画像への影響などを考慮して行わ
れる。
【0021】他方、情報変換部22では、上記入力され
た関連情報を、当該デジタル画像データに埋め込む2ビ
ット記号に変換し、この関連情報から変換した2ビット
記号のデータを、合成部23に送出する。合成部23
は、上記埋め込み領域決定部21で選定され決定された
埋め込み領域情報により指定されているデジタル画像デ
ータの領域に、情報変換部22で変換された2ビット記
号のデータを、電子透かし技術を用いて埋め込む。これ
によりデジタル画像データと関連情報が一体になったデ
ジタル合成画像データが生成される。
【0022】図3は、上記合成部23で行われる電子透
かし技術を用いてデジタル画像データに関連情報を埋め
込む処理を示す図である。同図において、ブロック化処
理工程23−1は、読み込んだデジタル画像データをn
×m画素ごとにブロック化する。直交変換処理工程23
−2は、そのブロック化された画素集合に離散コサイン
変換などの直交変換を行なう。これにより、上記のデジ
タル画像データは、周波数成分に分解したn×mの行列
となる。
【0023】埋め込み処理工程23−3は、量子化テー
ブル23−4を用いて上記周波数成分の行列を量子化
し、これによって得られた周波数成分の量子化レベルの
値を変更することにより関連情報の埋め込みを行う。こ
の埋め込む場所としては、高周波数成分領域は画像の圧
縮などで消されてしまう可能性があるため、低〜中周波
数成分領域とすることが好ましい。そして、上記のよう
に関連情報を埋め込んだならば、再び量子化テーブル2
3−4を用いて上記の量子化されている行列を元の周波
数成分に戻す。
【0024】逆直交変換処理工程23−5では、関連情
報が埋め込まれた周波数成分を逆直交変換して、元のn
×m画素のブロックに戻す。ブロック統合処理工程23
−6は、ブロック化した画素集合を統合して再びデジタ
ル画像データ(デジタル合成画像データ23−7)にす
る。
【0025】以上の工程によりデジタル合成画像データ
23−7に関連情報が埋め込まれる。なお、この処理は
代表的な電子透かし技術の一つであり、他の技術による
処理を用いても本発明の主旨から外れることはない。上
記のデジタル合成画像データ23−7は、図2に示すデ
ータベース部30あるいは操作部50に送られる。
【0026】データベース部30は、上記のように生成
されたデジタル合成画像データやその他のデータを体系
的に保存と管理を行なう。ここでは埋め込み部20から
送られたデジタル合成画像データに限らず、操作部50
において処理されるデジタル合成画像データの保存と管
理も行なう。
【0027】もちろんデジタル合成画像データの保存と
管理を行うにあたっては、文字情報も活用するのは言う
までもない。ここでは埋め込まれた関連情報が、データ
ベースにおけるデジタル合成画像データファイルのキー
ワードになる。さらには、埋め込まれた関連情報に従っ
て、デジタル合成画像データファイルの名称を変更した
りデータベースそのものを操作することもできるように
なっている。そして、このデータベース部30のデータ
は、復元部40あるいは操作部50に出力される。
【0028】復元部40は、データベース部30、ある
いは操作部50からデジタル合成画像データを受け取っ
て、そこに埋め込まれている2ビット記号からなるデー
タを抽出して元の文字情報からなる関連情報に復元す
る。図4は、上記復元部40で行われる関連情報抽出の
処理を示す図である。同図において、ブロック化処理工
程40−1は、関連情報を埋め込んだデジタル合成画像
データをn×m画素ごとにブロック化する。直交変換処
理工程40−2は、ブロック化した画素集合に離散コサ
イン変換などの直交変換を行なう。これにより周波数成
分に分解したn×mの行列となる。抽出処理工程40−
3は、合成部23で用いられたと同じ量子化テーブル2
3−4を用いて周波数成分の行列を量子化する。ここで
得られた周波数成分の量子化レベルの値から、埋め込ま
れている2ビットの関連情報を抽出して復元する。
【0029】この復元された関連情報は、データベース
用のデータとしてデータベース部30に送出され、ある
いは処理用のデータとして操作部50に送出される。な
お、必要に応じて、埋め込まれた画像の領域情報も同時
に送られる。また復元した後の画像データが完全に元に
戻る方式の電子透かし技術を使用している場合は、復元
した画像データも同時に送信する。
【0030】操作部50は、処理部51と表示部52と
からなる。処理部51は、埋め込み部20の合成部23
から受け取った又はデータベース部30から受け取った
デジタル合成画像データ、又は復元部40から受け取っ
た復元デジタル画像データや復元関連情報データに関わ
る総合的な処理を行なう。例えば、画像データについて
いえば、圧縮、ファイル形式の変換、フィルタリング、
回転や分割などの加工を行って、表示部52において復
元された関連情報データと共に表示し、あるいはデータ
ベース用のデータとしてデータベース部30に送出す
る。
【0031】尚、電子透かし技術では、情報を画像のデ
ータ構造に直接埋め込むため、上記の加工を実施して
も、復元部40で、埋め込まれた情報を取り出すことが
可能である。したがって、画像データにプログラムが埋
め込まれていれば、これを復元部40で取り出し、処理
部51で起動し実行することもできる。
【0032】本発明の基本実施形態における上記の基本
動作に続いて、その具体的な動作例を示す第一の実施形
態として、DNAチップの画像データを検査作業の情報
をもとにデータベース化する方法例を以下に説明する。
図5は、第一の実施形態におけるDNAチップの画像デ
ータを検査作業の情報をもとにデータベース化する方法
例を示す図である。同図の検査装置10において、先
ず、色素で標識化したターゲットDNAを不図示のDN
Aチップ上に静置して、ハイブリダイゼーションを行な
ったあと、適当な条件で洗浄する。これを検査装置10
の撮像部11で撮像する。
【0033】この撮像した電気信号は、制御部12に送
られて、デジタル画像データ12−1が生成される。こ
の制御部12には、DNAチップのID、ターゲットD
NAのID、環境温度と静置時間、および検査日時とい
った検査レシピデータ12−2も予め入力されて不図示
のメモリ装置に蓄積されている。
【0034】DNAチップのIDは、固定されたプロー
ブDNA塩基配列といったDNAチップに関する情報の
不図示のデータファイルと関連付けられた照合データで
ある。ターゲットDNAのIDは、標識化したターゲッ
トDNAに関する情報の不図示のデータファイルと関連
付けられた照合データである。
【0035】上記の生成されたDNAチップのデジタル
画像データ12−1は、埋め込み部20の埋め込み領域
決定部21に送られる。埋め込み領域決定部21は、D
NAチップのデジタル画像データ12−1に情報を埋め
込む場所と、その埋め込みの繰り返し回数を決定して、
その決定した場所と回数の情報を合成部23に出力す
る。
【0036】この埋め込む場所と回数は、埋め込まれた
画像データが画像として表示または印刷されたときの画
質と、データ復元時の耐久性に大きな影響を及ぽすた
め、使用する電子透かし技術に応じて最適な選定が必要
である。上記の処理と同時に、制御部12から検査レシ
ピデータ12−2が情報変換部22に送出されている。
情報変換部22は、その検査レシピデータ12−2を2
ビットの記号列データ22−1に変換して、この変換し
た2ビットの記号列データ22−1を合成部23に出力
する。
【0037】合成部23は、埋め込み領域決定部21で
決定された埋め込む場所と繰り返し回数に従って、情報
変換部22から入力される記号列データ22−1をデジ
タル画像データ12−1に埋め込む。これにより、デジ
タル画像データ12−1と、検査レシピデータ12−2
が一体になったデジタル合成画像データ23−7が生成
される。
【0038】デジタル合成画像データ23−7は、先
ず、データベース部30に送られて保存される。また、
観察のために画面表示処理を行う場合は、操作部50に
送られる。これにより、処理部51を介して表示部52
で画面表示することができる。また、データベース部3
0に保存されたデジタル合成画像データ23−71を復
元部40に送れば、検査レシピデータ12−2′が復元
されてデータベース部30に返信される。また、この復
元した検査レシピデータ12−2′を操作部50に送れ
ば、処理部51を経て表示部52で画面表示される。も
ちろんデジタル合成画像データ23−7も表示できる。
【0039】従って、デジタル合成画像データ23−7
と、検査レシピデータ12−2に記述された内容を関連
付ける類のファイルは存在しなくてもよい。このため、
デジタル合成画像データ23−7は、データベース部3
0における保存場所やその階層などを自由に移動するこ
とができる。
【0040】このデータ構成における画像データの検索
手順を説明する。検査レシピデータ12−2の内容から
デジタル合成画像データ23−7を検索する場合は、検
索者はまず操作部50に検索条件データ51−1を入力
する。処理部51は、その入力された検索条件データ5
1−1をデータベース部30に送信する。すると、デー
タベース部30は保存しているデジタル合成画像データ
23−71を順次復元部40へ送信する。復元部40は
入力されたデジタル合成画像データ23−71から順次
検査レシピデータ12−2′を復元して、その復元した
検査レシピデータ12−2′をデータベース部30に送
信する。データベース部30は、操作部50から入力さ
れた検索条件データ51−1と復元部40から入力され
た検査レシピデータ12−2′とを比較して、内容が一
致したらそのデジタル合成画像データ23−72を操作
部50に送り、一致しなければ次のデジタル合成画像デ
ータ23−71を復元部40に送って検査レシピデータ
12−2′を復元するということを繰り返す。
【0041】これにより、検査レシピデータ12−2を
検索条件としたデジタル合成画像データ23−7の検索
が可能となる。また、変形例として、デジタル合成画像
データ23−7が合成部23からデータベース部30に
送られたとき、これを自動的に復元部40に送って、検
査レシピデータ12−2′を復元させ、デジタル合成画
像データ23−7と検査レシピデータ12−2′の両方
をデータベース部30で保存するようにしてもよい。
【0042】このようにすれば、デジタル合成画像デー
タ23−7とその検査レシピデータ12−2とが自動的
に対応付けられて保存されるので、検査レシピデータ1
2−2に記された内容をデジタル合成画像データ23−
7に関連付けてファイル化する類の作業が必要なくなっ
て便利である。
【0043】この方法におけるデータベースの編集を説
明する。データベース部30には、DNAチップの画像
データと、DNAチップのID、ターゲットDNAのI
D、環境温度と静置時間、および検査日時といった検査
レシピのデータで構成されたデータベースが存在してい
る。新たにデジタル合成画像データ23−7を追加する
場合は、自動的に復元部40に送られて、検査レシピデ
ータ12−2′を復元する。復元された検査レシピデー
タ12−2′は、データベース部30に戻されて、デジ
タル合成画像データ23−7とともにデータベースに追
加される。
【0044】このデータベースでは、検査レシピデータ
から、検索や編集が容易である。また、データベースの
編集作業において、誤って検査レシピデータを移動した
り削除しても、デジタル合成画像データ23−7から容
易に復元できる。つまり検査レシピデータの安全性が高
く管理が容易である。
【0045】なお、DNAチップ全体の画像は画素数が
多いから、これに埋め込める情報量も多くなる。従っ
て、文字や記号のテキストデータだけに限らず、イラス
トなどのキャラクタデータを埋め込むようにしても良
い。続いて、本発明の他の具体的な動作例を示す第二の
実施形態として、DNAチップの画像データに起動プロ
グラムを埋め込む方法例を以下に説明する。これは、現
在、遺伝子情報のデータベースが多数公開されており、
配列データベースの検索、ホモロジー検索、モチーフ検
索など遺伝子の配列解析において、ネットワークを利用
する機会が多いことを踏まえて、検査画像に関連する情
報が掲出されているデータベースサイトのページを簡単
に閲覧できる機能を実現するものである。
【0046】図6は、第二の実施形態におけるDNAチ
ップの画像データに起動プログラムを埋め込む方法例を
示す図である。同図の検査装置10において、標識化さ
れたターゲットDNAと共にハイブリダイゼーションを
行なったDNAチップを洗浄し、これを撮像部11で撮
像し、この撮像電気信号に基づいて制御部12において
デジタル画像データ12−1が生成されるところまで
は、図5の場合と同様である。
【0047】本例では、制御部12には、ターゲットD
NAに関連する情報が掲出されているデータベースサー
バのサイトのアドレスデータ12−3と、このサイトの
ページを閲覧するための閲覧ブラウザを起動する起動ソ
フトデータ12−4が入力により蓄積されている。
【0048】尚、アドレスデータ12−3は例えばHT
TPプロトコルやFTPプロトコルにより取得すべき情
報ファイルへのアクセスを指示するURLであり、閲覧
ブラウザは例えばWebブラウザである。上記制御部1
2で生成されたDNAチップのデジタル画像データ12
−1は、埋め込み部20の埋め込み領域決定部21に送
られる。ここでも、埋め込み領域決定部21は、画質と
復元の耐久性を考慮し且つ使用する電子透かし技術に応
じて、DNAチップのデジタル画像データ12−1に情
報を埋め込む場所と、繰り返し回数を、最適に選定して
決定し、この決定した埋め込みの場所と回数の情報を合
成部23に送出する。
【0049】また、上記と同時に制御部12からはアド
レスデータ12−3と起動ソフトデータ12−4が、情
報変換部22に送られている。情報変換部22は、それ
らアドレスデータ12−3と起動ソフトデータ12−4
を2ビットの記号列データ22−2に変換して合成部2
3に送出する。合成部23は、埋め込み領域決定部21
で決定された埋め込む場所と繰り返し回数に従って、情
報変換部22から入力される記号列データ22−2をデ
ジタル画像データ12−1に埋め込む。
【0050】これにより、デジタル画像データ12−1
と、アドレスデータ12−3と、起動ソフトデータ12
−4が一体になったデジタル合成画像データ23−7が
生成される。このデジタル合成画像データ23−7も、
データベース部30に送られて保存される。また、表示
部52で画像表示するときは操作部50に送られる。
【0051】この構成における閲覧ブラウザによるデー
タベースサーバのサイトのページを閲覧する手順を説明
する。先ず、閲覧者は、デジタル合成画像データ23−
7を画像表示するように指示する。これにより、データ
ベース部30に保存されているデジタル合成画像データ
23−73が操作部50に送出され、処理部51によっ
て表示部52で画面表示される。
【0052】ここで閲覧者は、操作部50から、閲覧ブ
ラウザにより、表示中のデジタル合成画像データ23−
73に関連するデータベースサーバのサイトのページを
閲覧する旨の指定を入力する。すると、操作部50から
表示中のデジタル合成画像データ23−73が復元部4
0へ送られる。復元部40は、このデジタル合成画像デ
ータ23−74からアドレスデータ12−3′と起動ソ
フトデータ12−4′を復元し、この復元したアドレス
データ12−3′と起動ソフトデータ12−4′を操作
部50の処理部51に送出する。
【0053】処理部51は、起動ソフトデータ12−
4′に示される起動ソフトを実行して閲覧ブラウザを起
動し、この閲覧ブラウザを用いてアドレスデータ12−
3′が示すURLにアクセスする。そして、このアクセ
スによって取得したデータベースサイトのページを表示
部52に表示する。これにより、閲覧者は自らアドレス
入力によって検索を行う手数をかけることなく、表示中
のデジタル合成画像データ23−73から即時に関連す
るデータベースサーバのページにアクセスすることがで
きる。また、これにより、デジタル合成画像データ23
−73に係わるデータベースサーバのアドレスを管理す
る手間を省くことができる。
【0054】尚、変形例として、LANで接続されたサ
ーバにアクセスするようにしても良い。また、起動する
プログラムの種類に制限はないから、ワードプロセッサ
や表計算など種々のアプリケーションを自動的に起動す
るように設定してもよい。そのようにすると用途が更に
拡大する。
【0055】続いて、本発明の他の具体的な動作例を示
す第三の実施形態として、検査対象のターゲットDNA
と結合したプローブDNAの画像を、データベース化す
る方法例を以下に説明する。図7は、第三の実施形態に
おける検査対象のターゲットDNAと結合したプローブ
DNAの画像をデータベース化する方法例を示す図であ
る。同図の検査装置10において、標識化されたターゲ
ットDNAと共にハイブリダイゼーションを行なったD
NAチップを洗浄するところまでは、図5または図6の
場合と同様である。
【0056】前述したように、洗浄してもプローブDN
Aと結合したターゲットDNAは残るため、このターゲ
ットDNAから標識である色素の発光が得られる。この
発光しているターゲットDNAを検査装置10の撮像部
11で撮像する。撮像した電気信号は、制御部12に送
られて、デジタル画像データ12−1が生成される。ま
た制御部12には、DNAチップに固定された多数のプ
ローブDNA個々の塩基配列情報12−5が入力により
蓄積されている。
【0057】生成されたDNAチップのデジタル画像デ
ータ12−1は、埋め込み部20の埋め込み領域決定部
21に送られる。本例では、埋め込み領域決定部21
は、DNAチップの上記デジタル画像データ12−1の
なかから、標識信号を発する場所、つまり色素が発光し
ているプローブDNAのスポット周辺画像データ21−
1を選定する。そして、この選定したスポット周辺画像
データ21−1を合成部23に送出する。
【0058】また、制御部12からは上記と同時に各プ
ローブDNAの塩基配列情報12−5が情報変換部22
に送られる。よく知られているように、DNAは、アデ
ニン(略してA、以下同様)、グアニン(G)、シトシ
ン(C)、チミン(T)の4種類の塩基だけで構成され
ている。よって、DNAを構成するすべての塩基配列は
「00、01、10、11」の2ビットの記号列データ
で表現することができる。
【0059】そこで、情報変換部22では、制御部12
から受け取ったプローブDNAの塩基配列情報12−5
を、2ビットの記号列データ22−3に変換する。そし
て、変換した2ビットの記号列データ22−3を合成部
23に送出する。合成部23は、プローブDNAの塩基
配列情報から変換された記号列データ22−3を、埋め
込み領域決定部21により選定されたプローブDNAの
スポット周辺画像データ21−1に埋め込む。これによ
り、プローブDNAの画像データと、その塩基配列の情
報とが一体になったデジタル合成画像データ23−7が
生成される。
【0060】ここで、塩基配列は2ビットで表現できる
ので、文字情報と比較して埋め込むビット数が少なくな
る。よって、画素数が多いとは言えないスポット周辺画
像データでも、塩基配列の情報を埋め込むことができる
という効果が得られる。上記のデジタル合成画像データ
23−7をそのまま保存する場合は、データベース部3
0に送られる。また、表示部52で表示する場合は操作
部50に送られる。上記保存したデジタル合成画像デー
タ23−75を、復元部40に送れば、ターゲットDN
Aと結合したプローブDNAの塩基配列情報を復元する
ことができる。従って、DNAチップに固定されたプロ
ープDNAの塩基配列情報を記録したファイル等は不要
である。またプローブDNAの画像データと、塩基配列
情報が一体なので、相互関係は極めて強固に維持され
る。
【0061】上記の変形例として、DNAチップ全体が
写っているデジタル合成画像データ23−7から、検査
対象のターゲットDNAと結合したプローブDNA周辺
の画像データを取り出して保存する手順を述べる。ま
ず、デジタル合成画像データ23−75を、操作部50
に送る。操作部50は送られてきたデジタル合成画像デ
ータ23−75を処理部51を介して表示部52で画面
表示する。この画面表示を見ながら、閲覧者は保存した
いプローブDNAのスポットを選択入力する。この選択
入力により、処理部51は、デジタル合成画像データ2
3−76を復元部40に送信する。
【0062】復元部40は、デジタル合成画像データ2
3−76から記号列データ22−3を抽出し、この抽出
した記号列データ22−3からプロープDNAの塩基配
列情報12−5′を復元し、この復元したプロープDN
Aの塩基配列情報12−5′を処理部51に送信する。
【0063】処理部51は、復元したプロープDNAの
塩基配列情報12−5′を受け取ると、その受け取った
プローブDNAの塩基配列情報12−5′を表示部52
に表示する。この表示内容を参考にして、閲覧者により
上記選択したスポット周辺の画像を保存するか否かが判
断される。ここで「保存」が指定入力された場合は、処
理部51は、デジタル合成画像データ23−75の中か
ら「保存」と指定入力された領域を抽出したスポット合
成画像データ51−1を作成し、データベース部30に
送信する。データベース部30では、受け取ったスポッ
ト合成画像データ51−1を、データベース化して保存
する。
【0064】この保存方法では、検査対象のターゲット
DNAと結合したプローブDNAの画像データのみを保
存するので、データベースのメモリ容量が少なくて済
む。さらに、スポット合成画像データ51−1を別のデ
ータベースなどに移動や複写をしても、スポットされた
プローブDNAの塩基配列情報12−5′が一体になっ
ているのでその塩基配列情報12−5を容易に知ること
ができる。
【0065】変形例として、プローブDNAの管理番号
を埋め込んでもよい。また、埋め込む情報量に余裕があ
れば、塩基配列情報に加えて、ターゲットDNAの名称
や管理番号も埋め込んでもよい。さらに、プローブDN
Aのスポット領域に限らず、例えばDNAチップに描き
込まれたバーコードの画像データに、バーコードの情報
そのものを埋め込んでもよい。つまり、画像の特定の区
分に、その区分に存在する物体像に関わる情報を埋め込
むようにするとよい。
【0066】次に、本発明の他の具体的な動作例を示す
第四の実施形態として、検査対象の複数のターゲットD
NAと結合したプローブDNAの画像と、解析したデー
タをリンクする方法例を以下に説明する。図8は、第四
の実施形態における検査対象の複数のターゲットDNA
と結合したプローブDNAの画像と、解析したデータを
リンクする方法例を示す図である。先ず、同図の検査装
置10において、緑の色素で標識化したターゲットDN
Aと、赤の色素で標識化した他の種類のターゲットDN
Aとを混合して、これらを、n×m個のプローブDNA
を固定したDNAチップ上に静置し、ハイブリダイゼー
ションを行なったあと適当な条件で洗浄する。この場合
も、洗浄後もプローブDNAと結合したターゲットDN
Aは残るため標識である2種類の色素の発光が得られ
る。本例では、これらの光の波長成分を解析して、二つ
のターゲットDNAの結合量を相対化する。
【0067】上記検査装置10の撮像部11で撮像した
電気信号は、制御部12に送られてデジタル画像データ
12−1が生成される。この制御部12には、更に画像
解析機能が備えられており、制御部12は上記デジタル
画像データ12−1を解析する。
【0068】ここでは、まずデジタル画像データ12−
1の中から、n×m個のプローブDNA周辺のスポット
周辺領域データ12−6を選定する。この選定した領域
の画素の輝度値から、緑色と赤色の光量と相対比を求
め、この値を解析結果とする。この解析は、DNAチッ
プに固定されたn×m個のプローブDNAすべてに対し
て行われる。この解析結果は、n×m個の解析ファイル
12−7に書き込まれて、データベース部30に保存さ
れる。
【0069】この生成されたDNAチップのデジタル画
像データ12−1と、スポット周辺領域データ12−6
は、埋め込み部20の埋め込み領域決定部21を単に通
過して合成部23に送られる。また、これと同時に制御
部12からn×m個の解析ファイル12−7のファイル
名12−8が、情報変換部22に送られる。情報変換部
22は、ファイル名12−8を記号列データ22−4に
変換し、この変換した記号列データ22−4を合成部2
3に送出する。
【0070】合成部23は、制御部12で選定されその
まま埋め込み領域決定部21を通過したプローブDNA
周辺のスポット周辺領域データ12−6をそのまま用
い、これに、その領域の解析結果である解析ファイル1
2−7のファイル名12−8から変換された記号列デー
タ22−4を埋め込む。解析ファイル12−7のファイ
ル名12−8は多くの文字数で構成する必要はないの
で、画素数が多いとは言えないスポット周辺画像データ
でも、これに埋め込むことができる。埋め込まれたデジ
タル合成画像データ23−7を保存する場合は、データ
ベース部30に送られる。また、表示部52で表示する
場合は、操作部50に送られる。
【0071】次に、デジタル合成画像データ23−7か
ら解析結果を呼び出す手順を述べる。まず、デジタル合
成画像データ23−77がデータベース部30から操作
部50に送られる。操作部50の処理部51は、送られ
てきたデジタル合成画像データ23−77を表示部52
で画面表示する。
【0072】この画面から、ユーザにより解析結果を表
示するプローブDNAのスポットが選択入力される。こ
の選択入力に基づいて、処理部51は、デジタル合成画
像データ23−78を復元部40に送信する。復元部4
0は、上記選択されたプローブDNA周辺のスポット周
辺領域データ12−6に埋め込められているファイル名
12−8′を復元し、この復元したファイル名12−
8′をデータベース部30に送出する。
【0073】データベース部30は、復元部40から入
力されたファイル名12−8′にしたがって、データベ
ース化されて保存されている同名の解析ファイル12−
7を呼び出して、この解析ファイル12−7′を操作部
50に送信する。操作部50は、この送信されてきた解
析ファイル12−7′の内容を、処理部51を介して表
示部52で画面表示する。これにより、指定したプロー
プDNAでのハイブリダイゼーションの解析結果が、容
易かつ迅速に画面表示され、ユーザはその内容を即座に
知ることができる。
【0074】変形例として、結合のOK/NG判定を記
述したファイルをリンクしても良い。また、繰り返し検
査を実施する場合において、同じ内容で検査した別の画
像ファイルにリンクするようにしてもよい。このよう
に、リンク先のファイルの種類は限定されるものでは
い。
【0075】上述しように、各実施の態様によれば、関
連する各種情報と一体化された画像データを保存でき、
これにより、メモリ装置の容量が節約できて維持コスト
の低減に貢献できる。また、同様に関連する各種情報が
画像データと一体化しているので、データの管理が簡素
化され、これにより、データベースを維持・管理する費
用が低減して経済的である。
【0076】また、画像データに埋め込む情報を画像デ
ータの一部を構成するビットに変換するので、ホスト媒
体のプラットホームやデータフォーマットが変わって
も、埋め込んだ情報を取り出すことができ、これによ
り、画像圧縮やフィルタリングにも耐性のある関連情報
一体型の画像データベースを構築することができて便利
である。
【0077】また、画像データに埋め込む情報の内容や
種類に制約が無いので、画像データベースの構築や画像
データの配布といった情報運用において簡易性と柔軟性
が得られて便利である。また、埋め込みにより画像デー
タと関連情報とが一体なので、画像データがどのように
移動していても復元した関連情報の信頼性が高いので便
利である。さらに、埋め込まれた情報は必要に応じて復
元すればよいので、日常の管理やその他の処理の負荷が
軽減する。
【0078】また、画像の特定部分に、その特定部分に
固有の情報を埋め込むことができるので、画像に係わる
情報の運用の簡易性と信頼性が向上する。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像データにその画像に関連する情報を電子透か
し技術によって埋め込むので、取得されるデジタル画像
と関連情報を保守するデータベースの膨大化を防ぐとと
もに、そのデータの管理、整理が容易にできるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像処理方法の原理を説明する
図である。
【図2】本発明の基本実施形態における画像処理方法の
構成と基本的動作を説明する図である。
【図3】基本実施形態における画像処理方法の合成部で
行われる電子透かし技術を用いてデジタル画像データに
関連情報を埋め込む処理を示す図である。
【図4】基本実施形態における画像処理方法の復元部で
行われる関連情報抽出の処理を示す図である。
【図5】第一の実施形態におけるDNAチップの画像デ
ータを検査作業の情報をもとにデータベース化する方法
例を示す図である。
【図6】第二の実施形態におけるDNAチップの画像デ
ータに起動プログラムを埋め込む方法例を示す図であ
る。
【図7】第三の実施形態における検査対象のターゲット
DNAと結合したプローブDNAの画像をデータベース
化する方法例を示す図である。
【図8】第四の実施形態における検査対象の複数のター
ゲットDNAと結合したプローブDNAの画像と解析し
たデータをリンクする方法例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像データ生成工程 2 情報埋め込み合成画像生成工程 3 合成画像データベース保存工程 4 合成画像埋め込み情報復元工程 5 情報埋め込み合成画像処理工程 10 検査装置 11 撮像部 12 制御部 12−1 デジタル画像データ 12−2 検査レシピデータ 12−3 アドレスデータ 12−4 起動ソフトデータ 12−5 塩基配列情報 12−6 スポット周辺領域データ 12−7 解析ファイル 12−8 ファイル名 20埋め込み部 21埋め込み領域決定部 21−1 スポット周辺画像データ 22情報変換部 22−1 2ビット記号列データ 22−2 2ビット記号列データ 22−3 2ビット記号列データ 22−4 記号列 23合成部 23−1 ブロック化処理工程 23−2 直交変換処理工程 23−3 埋め込み処理工程 23−4 量子化テーブル 23−5 逆直交変換処理工程 23−6 ブロック統合処理工程 23−7 デジタル合成画像データ 30 データベース部 40 復元部 40−1 ブロック化処理工程 40−2 直交変換処理工程 40−3 抽出処理工程 50 操作部 51 処理部 51−1 検索条件データ 52 表示部
フロントページの続き Fターム(参考) 4B024 AA11 BA80 CA01 CA09 CA11 HA12 4B063 QA01 QQ42 QQ52 QS39 QX10 5B057 AA10 BA02 CA12 CA16 CB12 CB16 CC03 CE08 CE09 5B075 ND06 NK21 NR02 PQ02 UU19 5C076 AA14 BA06 CA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取得したデジタル画像に電子透かし技術
    により情報を埋め込む工程と、この情報を埋め込んだデ
    ジタル画像のみを管理する工程と、を含むことを特徴と
    する画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記デジタル画像に埋め込まれた情報
    は、前記デジタル画像が利用されるときに取り出されて
    復元されることを特徴とする請求項1記載の画像処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記デジタル画像は、埋め込み場所を指
    定されて前記情報を埋め込まれることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記情報は、前記指定された埋め込み場
    所の画像の塩基配列情報であることを特徴とする請求項
    3記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記デジタル画像は、既知の物質と未知
    の物質を反応させて未知の物質の機能や組成を解明する
    検査装置によって取得された画像であることを特徴とす
    る請求項1乃至4に記載のうちのいずれか1項に記載の
    画像処理方法。
JP2001187181A 2001-06-20 2001-06-20 画像処理方法 Withdrawn JP2003008869A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187181A JP2003008869A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187181A JP2003008869A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 画像処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003008869A true JP2003008869A (ja) 2003-01-10

Family

ID=19026508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187181A Withdrawn JP2003008869A (ja) 2001-06-20 2001-06-20 画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003008869A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006008787A1 (ja) * 2004-07-15 2006-01-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 情報処理装置及び情報処理方法
JP2006287587A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Canon Inc 情報処理装置およびその方法
JP2008228281A (ja) * 2007-02-15 2008-09-25 Fujifilm Corp 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
US8218025B2 (en) 2007-02-15 2012-07-10 Fujifilm Corporation Image capturing apparatus, image capturing method, and computer program product

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006008787A1 (ja) * 2004-07-15 2006-01-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 情報処理装置及び情報処理方法
US7925042B2 (en) 2004-07-15 2011-04-12 Mitsubishi Electric Corporation Information processing apparatus and information processing method
JP2006287587A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Canon Inc 情報処理装置およびその方法
JP2008228281A (ja) * 2007-02-15 2008-09-25 Fujifilm Corp 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
US8218025B2 (en) 2007-02-15 2012-07-10 Fujifilm Corporation Image capturing apparatus, image capturing method, and computer program product

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7215804B2 (en) Method and apparatus for providing a bioinformatics database
TWI278757B (en) Presenting a collection of media objects
US7685152B2 (en) Method and apparatus for loading data from a spreadsheet to a relational database table
US20140007014A1 (en) Method For Graphical Representation Of A Content Collection
US20130166562A1 (en) Renaming Multiple Files
CN1744085A (zh) 图像文件管理装置和方法
JP2008542865A (ja) デジタル証拠バッグ
CN102479294A (zh) 用于医学图像处理、检索和查看的方法和系统
JP2012064297A (ja) コンテンツファイル分類装置およびコンテンツファイル分類方法
JP2003008869A (ja) 画像処理方法
EP1480129A2 (en) Database search information output method
US20090041390A1 (en) Data file outputting program product and data file outputting device
US20040030583A1 (en) Clinician-laboratory electronic communication system
Quick et al. Forensic analysis of windows thumbcache files
US20080140388A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer program product
JP2001357045A (ja) 画像管理装置,画像管理方法および画像管理プログラムの記録媒体
JP2000060553A (ja) 遺伝子のモチーフ抽出処理装置及び遺伝子のモチーフ抽出処理方法並びに遺伝子のモチーフ抽出処理プログラムを記録した記録媒体
WO2003046799A1 (en) Chemistry resource database
JP2007183858A (ja) 画像検索システム、画像検索装置、及び、コンピュータプログラム
JP2006004062A (ja) 画像データベース作成装置および画像検索方法
EP1462953A1 (en) Database search path designation method
JP2008033405A (ja) 画像管理プログラム、及び画像管理方法
JP2000268055A (ja) 画像転送方法およびシステム
JP2001101203A (ja) 電子ファイリング装置および電子ファイリング装置を利用した文書の検索方法
JP2007183819A (ja) 文書ファイル検索システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080902