JP2003008668A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003008668A
JP2003008668A JP2001192621A JP2001192621A JP2003008668A JP 2003008668 A JP2003008668 A JP 2003008668A JP 2001192621 A JP2001192621 A JP 2001192621A JP 2001192621 A JP2001192621 A JP 2001192621A JP 2003008668 A JP2003008668 A JP 2003008668A
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circuit
terminal
driver
coil
pulse
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JP2001192621A
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Hiroko Tanba
裕子 丹場
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信信号における正のパルスと負のパルスと
の波高のアンバランスの低減を図る。 【解決手段】 ドライバ14と、終端回路13と、入力
回路12と、送信用コイル111のパルス駆動時には上
記ドライバをプッシュプル動作させるとともに上記終端
回路をハイインピーダンス状態に制御し、パルス非駆動
時には上記ドライバをハイインピーダンス状態にすると
ともに、上記終端回路を低インピーダンス状態に制御す
るための制御回路15とを含んで半導体集積回路を構成
する。送信用コイルのパルス駆動時においてドライバを
プッシュプル動作させることによって、共通のコイルに
正方向及び負方向の電流を選択的に流すことができるの
で、送信信号における正のパルスと負のパルスとの波高
のアンバランスの低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、例えばディジタル加入者伝送システムにおける加
入者宅内装置に搭載されるLSIに適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】データ、FAX(ファックス)などの非
電話通信サービスの需要の増大に対応して、通信網のデ
ィジタル化、いわゆるISDN(総合サービスディジタ
ル網)を指向した計画が進められている。これらは加入
者端末相互間をディジタルリンクさせるもので、加入者
系のディジタル化が必須とされる。
【0003】2線式デジタル加入者線伝送システムは、
交換局内装置と、加入者宅内装置とが加入者線によって
通信可能に結合されている。交換局内装置には、加入者
線に結合されたOCU(Office Channel
Unit)と、それに結合されたディジタル交換機と
が含まれる。加入者宅内装置には、加入者線に結合され
たDSU(Digital Service Uni
t)と、それに結合されたDTE(Digital T
erminal Equipment)とが含まれる。
OCU及びDSUによって加入者線にディジタル信号が
伝送させる。加入者線は金属2線式であり、データが時
分割されることにより全二重化されている。OCU及び
DSUには、それぞれU点インターフェース回路が内蔵
され、このU点インターフェース回路によってディジタ
ル信号のやり取りが可能とされる。
【0004】尚、ISDNについて記載された文献の例
としては、特開昭62−287793号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】OCU及びDSUには
U点インタフェースが設けられる。U点インタフェース
は、加入者線(U点)に結合されたフィルタやそれに結
合されたトランス、及びこのトランスを介してディジタ
ル信号を送信するためのドライバや、上記トランスの受
信側コイルを介して受信信号を取り込むための入力回
路、さらには上記トランスを介して受信する際に上記送
信側コイルを終端するための終端回路などが含まれる。
上記送信側コイルの一方の端子には駆動用の第1トラン
ジスタが結合され、上記送信側コイルの他方の端子には
駆動用の第2トランジスタが結合される。また、上記送
信側コイルには、中間タップが設けられ、この中間タッ
プにトランス駆動用の電源電圧が供給される。つまり、
第1トランジスタがオンされた場合には、上記中間タッ
プから上記送信側コイルの一方の端子に向かう電流が流
れ、第2トランジスタがオンされた場合には、上記中間
タップから上記送信側コイルの一方の端子に向かう電流
が流れる。上記第1トランジスタがオンされた場合に上
記送信側コイルに流れる電流と、上記第2トランジスタ
がオンされた場合に上記送信側コイルに流れる電流との
向きが逆になり、それにより、正負のパルスを加入者線
に供給することができる。しかしながら、そのようなト
ランス駆動について本願発明者が検討したところ、第1
トランジスタがオンされた場合には、上記中間タップか
ら上記送信側コイルの一方の端子に向かう電流が流れ、
第2トランジスタがオンされた場合には、上記中間タッ
プから上記送信側コイルの一方の端子に向かう電流が流
れるため、上記第1トランジスタがオンする場合と、上
記第2トランジスタがオンする場合とで、電流が流れる
コイル部分が異なる。このため、送信側コイルのインダ
クタンスのばらつきなどによって、加入者線に供給され
る送信信号において正のパルスと負のパルスとの波高が
アンバランス状態になるおそれがある。
【0006】また、上記ドライバや終端回路は、MOS
トランジスタや抵抗などの組み合わせによって構成され
るが、それらは個別部品であり、例えばそれが適用され
るU点インタフェース回路において、その構成部品点数
が多くなるため、小型化を阻害していることが本発明者
によって見いだされた。
【0007】本発明の目的は、送信信号における正のパ
ルスと負のパルスとの波高のアンバランスの低減を図る
ための技術を提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、U点インタフェース
回路の構成部品点数の低減を図るための技術を提供する
ことにある。
【0009】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0011】すなわち、一対の第1抵抗を介して上記送
信用コイルに結合され、プッシュプル動作により、上記
送信用コイルを双方向にパルス駆動可能なドライバと、
一対の第2抵抗を介して上記送信用コイルに結合される
ことで上記送信用コイルを終端可能な終端回路と、上記
受信用コイルに結合されることで、上記受信用コイルを
介して伝達された信号の受信を可能とする入力回路と、
上記送信用コイルのパルス駆動時には上記ドライバをプ
ッシュプル動作させるとともに上記終端回路をハイイン
ピーダンス状態に制御し、パルス非駆動時には上記ドラ
イバをハイインピーダンス状態にするとともに、上記終
端回路を低インピーダンス状態に制御するための制御回
路とを含んで半導体集積回路を構成する。
【0012】上記手段によれば、上記送信用コイルのパ
ルス駆動時において上記ドライバをプッシュプル動作さ
せることによって、共通のコイルに正方向及び負方向の
電流を選択的に流すことができる。このことが、送信信
号における正のパルスと負のパルスとの波高のアンバラ
ンスの低減を達成する。
【0013】また、ドライバ、終端回路、及び入力回路
を含んで半導体集積回路が構成されているため、それら
を個別部品により構成する必要が無いため、この半導体
集積回路が適用されるU点インタフェース回路の構成部
品点数の低減を達成する。
【0014】このとき、上記終端回路は、上記一対の第
2抵抗を介して上記送信用コイルの一端に結合可能な第
1終端回路端子と、上記一対の第2抵抗を介して上記送
信用コイルの他端に結合可能な第2終端回路端子と、上
記パルス非駆動時に上記制御回路からの制御信号によっ
てオン状態に遷移される第1トランジスタと、上記パル
ス非駆動時に上記制御回路からの制御信号によって所定
のバイアス電圧を上記第1終端回路端子に供給するため
の第2トランジスタと、上記パルス非駆動時に上記制御
回路からの制御信号によって所定のバイアス電圧を上記
第2終端回路端子に供給するための第3トランジスタと
を含んで構成することができる。第1トランジスタがオ
ンされると、上記送信用コイルの両端は、上記第2抵抗
を介して短絡されることで、インピーダンスが調整され
る。また、このとき、上記第1終端回路端子と上記第2
終端回路端子には、上記パルス非駆動時に上記制御回路
からの制御信号によって所定のバイアス電圧VAが供給
される。ここで、高電位側電源電圧をVddとし、グラ
ンドレベルをGNDとし、信号受信の際に上記送信用コ
イルに誘起される起電力の振幅レベルをVampとする
とき、上記バイアス電圧VAは、Vdd−Vamp又は
GND+Vampの範囲に入るように設定すると、信号
受信の際に上記送信用コイルに誘起される起電力の振幅
レベルによって、終端回路内のトランジスタに寄生する
ダイオード(pn接合)が不所望に導通するのを抑える
ことができる。さらに、このとき、上記バイアス電圧V
AをVdd/3程度にすると、スイッチ動作させるトラ
ンジスタをnチャネル型MOSトランジスタのみとする
ことができ、素子数の低減化を図る上で有利となる。逆
に上記バイアス電圧VAをVdd/2付近に設定する
と、スイッチ動作させるトランジスタをnチャネル型M
OSトランジスタのみとした場合に導通難くなるため、
nチャネル型MOSトランジスタにpチャネル型MOS
トランジスタを並列接続してスイッチを構成するのが望
ましい。
【0015】上記ドライバは、上記第1抵抗を介して上
記送信用コイルの一端に結合可能な第1ドライバ端子
と、上記第1抵抗を介して上記送信用コイルの他端に結
合可能な第2ドライバ端子と、上記第1ドライバ端子を
選択的にプルアップ及びプルダウン可能な第1駆動回路
と、上記第2ドライバ端子を選択的にプルアップ及びプ
ルダウン可能な第2駆動回路とを含んで構成することが
でき、その場合において、上記第1ドライバ端子又は上
記第2ドライバ端子に近い回路は、当該端子から遠い回
路に比べてコンタクト及びゲートの間隔が広くとられ、
且つ、ゲート長が長くなるように形成することで、静電
破壊耐圧を劣化させずにチップ面積の低減を図ることが
できる。
【0016】さらに、上記第1駆動回路及び上記第2駆
動回路がそれぞれ互いに並列接続された複数の駆動回路
を含むとき、この互いに並列接続された複数の駆動回路
を、所定の時間差をもって動作させるための遅延回路を
設けることによって、トランス駆動の際の大電流切替え
を回避することができ、それによってノイズ低減を図る
ことができる。上記遅延回路は、制御信号伝達経路上に
設けられたインバータなどのゲートとすることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図2には、本発明にかかる半導体
集積回路の一例であるDSU用LSIを含む2線式デジ
タル加入者線伝送システムが示される。
【0018】図2に示される2線式デジタル加入者線伝
送システムは、交換局内装置と、加入者宅内装置とが加
入者線100によって通信可能に結合されている。上記
交換局内装置には、加入者線100に結合されたOCU
(Office Channel Unit)2と、そ
れに結合されたディジタル交換機3とが含まれる。加入
者宅内装置には、加入者線100に結合されたDSU
(Digital Service Unit)1と、
それに結合されたDTE(Digital Termi
nal Equipment)4とが含まれる。OCU
2及びDSU1によって加入者線100にディジタル信
号が伝送させる。加入者線100は金属2線式であり、
データが時分割されることにより全二重化されている。
OCU2及びDSU1には、それぞれU点インターフェ
ース回路5が内蔵され、このU点インターフェース回路
5によってディジタル信号のやり取りが可能とされる。
【0019】図3には上記DSU1の構成例が示され
る。
【0020】DSU1は、特に制限されないが、フィル
タ10と、このフィルタ10を介して加入者線100に
結合されたトランス11と、DSU用LSI6、及び宅
内回線101に結合されたトランス24,25とを含
む。
【0021】上記LSI6は、上記トランス11を介し
て入力された信号を取り込むための入力回路12、この
入力回路12の出力信号のレベル安定化を図るためのA
GC(Automatic Gain Contro
l)16、このAGC16の出力信号に対して高域のノ
イズ成分を除去するためのプレフィルタ17、このプレ
フィルタ17の出力信号ディジタル信号に変換するため
のA/D(アナログ/ディジタル)変換器18、このA
/D変換器18の出力信号(ディジタル信号)の間引き
処理を行うためのデシメータ19、このデシメータ19
の出力信号の処理を行うDSP(ディジタル・シグナル
・プロセッサ)20、加入者線側(U点)−端末IF線
側(T点)間のタイミング調整やデータ並び換えといっ
た端末とのインタフェース処理を行うためのCT制御部
21、このCT制御部21の出力信号に基づいてトラン
ス24を駆動するためのドライバ22、トランス25を
介して伝達された信号を取り込むためのレシーバ23、
入力信号に基づいてトランス11を駆動するためのドラ
イバ14、受信の際にインピーダンス整合のために、ト
ランスを終端するための終端回路13、上記CT制御部
21の出力信号UBAP,UBBPに基づいて上記終端
回路13やドライバ14を制御する制御回路15が設け
られて成る。ここで、特に上記トランス11入力回路1
2、終端回路13、ドライバ14及び制御回路15など
は、U点インタフェース回路5と総称される。
【0022】上記の構成において、トランス11を介し
て加入者線から受信した信号(320kbps50%A
MI符号)がAGC16においてゲイン調整され、プレ
フィルタ17で高域のノイズ成分が除去された後に、後
段のA/D変換器18で量子化される。その後、デシメ
ータ19によりデータの間引きが行われ、DSP20に
よるフィルタ演算が行われた後に、を実行し、波形の復
元処理、データ識別を行う。CT制御部21において
は、加入者線側(U点)と端末IF線側(T点)間のタ
イミング調整やデータ並び換えといった端末とのインタ
フェース処理が行われ、DTE4にデータが送出され
る。一方、DTE4から受信した信号は、CT制御部2
1をでインタフェース処理が行われ、ドライバ14から
トランス11及びフィルタ10を介して加入者線にデー
タが送出される。U点インターフェース5においては、
上記のように時分割全二重のため、トランス11が送信
及び受信で共用されている。
【0023】TTC標準JT−G961に準拠する場
合、U点インターフェース回路5は、パルスマスク、不
整合減衰率、正負パルス偏差等の仕様を満たさなければ
ならない。
【0024】図1には、上記U点インタフェース回路5
の詳細な構成例が示される。
【0025】U点インターフェース回路5は、上記トラ
ンス11入力回路12、終端回路13、ドライバ14、
制御回路15、及び抵抗RX1a,RX1b,RX2
a,RX2bを含んで成る。トランス11は、第1コイ
ル(送信用コイル)111、第2コイル(加入者線側コ
イル)112、第3コイル(受信用コイル)113を含
む。第1コイル111は、抵抗RX1a,RX1bを介
してドライバ14に結合され、また、抵抗RX2a,R
X2bを介して終端回路13に結合される。第2コイル
112はフィルタ10に結合される。第3コイル113
は、入力回路12に結合される。
【0026】ここで、U点インターフェース回路5の動
作について説明する。
【0027】送信中は、受信入力回路12によってAG
C16はトランス11から切り離され、終端回路13は
ハイインピーダンス状態とし、ドライバ14より出力さ
れたパルスは、トランス11で増幅され、フィルタ10
にて波形整形され、上記パルスマスクを満足する波形
(振幅約6Vop)にされる。
【0028】受信中は、上記不整合減衰率の仕様を満足
させるため、加入者線100から見て約110Ωに終端
する必要があり、送信ドライバ14はハイインピーダン
ス状態とし、終端回路13を動作させる。受信入力回路
12によりAGC16をトランスに接続し、加入者線1
00からの信号を受信する。
【0029】送信中であってもパルス駆動していないと
きは、ドライバ14をハイインピーダンス状態とし、終
端回路13を動作させる。本回路ではパルス駆動制御信
号UBAP,UBBPのみで終端の制御も可能であり、
送受切替え信号などは特に必要ない。
【0030】送信時の第1コイル111は受信時の終端
用としても機能する。ドライバ14をハイインピーダン
スとしても、送信時の第1コイル111の両端はオープ
ンにならず終端回路13に接続されるので、急激なイン
ピーダンス変化によるドライバ出力端子(UDRVA,
UDRVB)のオーバーシュートや、リンギングを防止
できる。また、終端回路13によりドライバ端子(UD
RVA,UDRVB)に所定レベルのバイアス電圧が供
給される。上記バイアス電圧の必要性は次の通りであ
る。
【0031】すなわち、ハイインピーダンスとなってい
るドライバ出力端子に適当な直流レベルが与えられてて
いないと、受信信号によりグランドレベル以下、あるい
は、高電位側電源Vdd以上のレベルとなり、ドライバ
14を構成するMOSトランジスタのドレイン・基板間
の寄生ダイオードがオンしてしまい、その場合にはドラ
イバ出力端子UDRVA,UDRVBがハイインピーダ
ンスではなくなってしまう可能性がある。このような現
象を抑えるため、終端回路13によりドライバ端子UD
RVA,UDRVBに所定レベルのバイアス電圧が供給
される。
【0032】トランス11における第1コイル111及
び第2コイル112のインダクタンスをそれぞれL1,
L2とし、それらの結合係数をkとし、送信中における
LSI側の総抵抗をR1とし、受信中におけるLSI側
の総抵抗をR1’とし、加入者線側の総抵抗をR2と
し、加入者線側の終端抵抗をZ0(110Ω)とし、L
SIの高電位側電源電圧をVddとすると、U点におけ
る出力振幅は数1で表わすことができ、U点から見た終
端抵抗Z0は数2で表すことができる。
【0033】
【数1】
【0034】
【数2】
【0035】従って、送信時には巻数比(N2/N1)
が大きい方がR1を大きくできるので、ドライバ14を
内蔵した場合、出力インピーダンスを比較的大きくで
き、実現が容易となる。逆に、終端時は巻数比が小さい
方がR1’を大きくできて良い。従って、高電位側電源
Vddが5Vの場合、送信時と終端時の双方を満足する
巻数比N2/N1は2.1程度にされる。また、それに
応じて、LSI内のインピーダンスを数オーム以下に低
減する必要がある。
【0036】次に、各部の詳細な構成について説明す
る。
【0037】ドライバ14は、特に制限されないが、そ
れぞれ制御回路15によって動作制御される第1出力段
141と第2出力段142とを含んで成る。第1出力段
141は、端子UDRVAを選択的にプルアップ及びプ
ルダウン可能な駆動回路141aと、端子UDRVBを
選択的にプルアップ及びプルダウン可能な駆動回路14
1bとを含む。第2出力段142は、端子UDRVAを
選択的にプルアップ及びプルダウン可能な駆動回路14
2aと、端子UDRVBを選択的にプルアップ及びプル
ダウン可能な駆動回路142bとを含む。
【0038】駆動回路141aは、高電位側電源Vdd
に結合されたpチャネル型MOSトランジスタMBP1
と、グランドGNDに結合されたnチャネル型MOSト
ランジスタMAN1とが直列接続されて成り、この直列
接続ノードが端子UDRVAに結合される。制御回路1
5によってpチャネル型MOSトランジスタMBP1が
選択的にオンされるとき、端子UDRVAが高電位側電
源Vddレベルにプルアップされる。また、制御回路1
5によってnチャネル型MOSトランジスタMAN1が
選択的にオンされるとき、端子UDRVAがグランドG
NDレベルにプルダウンされる。
【0039】駆動回路141bは、高電位側電源Vdd
に結合されたpチャネル型MOSトランジスタMAP1
と、グランドGNDに結合されたnチャネル型MOSト
ランジスタMBN1とが直列接続されて成り、この直列
接続ノードが端子UDRVBに結合される。制御回路1
5によってpチャネル型MOSトランジスタMAP1が
選択的にオンされるとき、端子UDRVBが高電位側電
源Vddレベルにプルアップされる。また、制御回路1
5によってnチャネル型MOSトランジスタMBN1が
選択的にオンされるとき、端子UDRVBがグランドG
NDレベルにプルダウンされる。
【0040】駆動回路142aは、高電位側電源Vdd
に結合されたpチャネル型MOSトランジスタMBP2
と、グランドGNDに結合されたnチャネル型MOSト
ランジスタMAN2とが直列接続されて成り、この直列
接続ノードが端子UDRVAに結合される。制御回路1
5によってpチャネル型MOSトランジスタMBP2が
選択的にオンされるとき、端子UDRVAが高電位側電
源Vddレベルにプルアップされる。また、制御回路1
5によってnチャネル型MOSトランジスタMAN2が
選択的にオンされるとき、端子UDRVAがグランドG
NDレベルにプルダウンされる。
【0041】駆動回路142bは、高電位側電源Vdd
に結合されたpチャネル型MOSトランジスタMAP2
と、グランドGNDに結合されたnチャネル型MOSト
ランジスタMBN2とが直列接続されて成り、この直列
接続ノードが端子UDRVBに結合される。制御回路1
5によってpチャネル型MOSトランジスタMAP2が
選択的にオンされるとき、端子UDRVBが高電位側電
源Vddレベルにプルアップされる。また、制御回路1
5によってnチャネル型MOSトランジスタMBN2が
選択的にオンされるとき、端子UDRVBがグランドG
NDレベルにプルダウンされる。
【0042】第1出力段141と第2出力段142とは
並列接続され、それぞれ制御回路15によって互いに異
なるタイミングで動作制御される。そのように動作タイ
ミングを異ならせることにより切替時の急激な大電流を
回避して、ノイズ低減を図っている。
【0043】制御回路15は、遅延回路151A〜15
1Dとゲート回路152〜165との組み合わせによっ
て形成され、CT制御部21から出力される信号UBA
P,UBBPに従い、図4に示されるドライバ制御信号
an1,ap1,bn1,bp1及びそれらを遅延させ
た信号an2,ap2,bn2,bp2を出力する。
【0044】UBAP,UBBPが共にハイレベルの場
合は終端状態と等しくする。UBAP,UBBPが共に
ハイレベルの場合に、同一端子に接続されているnチャ
ネル型MOSトランジスタとpチャネル型MOSトラン
ジスタとが同時にオン状態となると、電源から接地電位
に貫通電流が流れてしまう。通常通信時にUBAP,U
BBPが共にハイレベルとなることは無いが、パワーオ
ン直後のようにLSI内部状態が不確定な状態で発生す
る可能性があるため。
【0045】ドライバ制御信号an1,ap1,bn
1,bp1及びan2,ap2,bn2,bp2は、そ
れぞれMAN1,MAP1,MBN1,MBP1及びM
AN2,MAP2,MBN2,MBP2のゲートに接続
される。
【0046】信号UBAPがハイレベル、信号UBBP
がローレベルのときはMAP1、MAP2及びMAN
1、MAN2がオン状態となり、送信端子UDRVBか
らUDRVAに向かってトランス11の第1コイル11
1に電流が流れ、信号UBAP,UBBPが共にローレ
ベルまたはハイレベルのときはドライバを構成する全て
のトランジスタがオフ状態となり、第1コイル111の
電流は流れなくなる、従って、図5に示すように、信号
UBAPがパルス状に印加されるとトランス11の1次
側にパルス電圧が発生し、第2コイル112にはコイル
の巻数比に応じた正パルス電圧が発生する。
【0047】同様に、信号UBAPがローレベル、信号
UBBPがハイレベルのときは第1コイル111に上記
と逆向きの電流が流れ、逆極性のパルスが発生する。
【0048】信号UBAPまたはUBBPがローレベル
からハイレベルに変化し、トランジスタがオン状態とさ
れたとき、送信端子UDRVA、UDRVBの電位は終
端時のレベルVAから、電源電圧または接地電位に向か
って急激に変化する。従って、送信端子UDRVA、U
DRVBの負荷容量のチャージ、ディスチャージのため
瞬間的に電源電流が流れ、電源ノイズが発生する。第2
出力段の動作を第1出力段の動作から所定時間だけ遅延
回路151A〜151Dにより遅延させることにより、
単位時間あたりの電源電流の変化を低減することができ
る。尚、出力段は、3段以上とすることもできる。
【0049】また、振幅調整のため、トランス11と送
信端子UDRVA、UDRVB間に抵抗を挿入してもよ
い。
【0050】終端回路13について説明する。
【0051】終端回路13は、バイアス回路131、終
端用端子UTRMA,UTRMB間に挿入されたスイッ
チSW1(この場合NMOSトランジスタMTN1で構
成)、バイアス回路131からのバイアス電圧VAの出
力端子とそれぞれの終端用端子UTRMA,UTRMB
との間に挿入されたスイッチSW2,SW3(この場合
NMOSトランジスタMTN2、MTN3で構成)を有
する。
【0052】また、制御回路15では、CT制御部21
から出力される信号UBAP,UBBPに基づいて、図
4に示される終端回路制御信号tnが形成され、それ
は、MOSトランジスタMTN1,MTN2,MTN3
のゲート電極に供給される。
【0053】信号UBAP,UBBPが共にローレベル
またはハイレベルの時、すなわち、送信ドライバ14が
ハイインピーダンス状態にある時、終端用端子間をスイ
ッチSW1をオンすることによりショートし、それぞれ
の端子に、スイッチSW2,SW3を介して、バイアス
電圧VAを供給する。信号UBAP,UBBPのどちら
か一方がハイレベルのとき、すなわち、パルス駆動とき
はスイッチSW1,SW2,SW3全てオフ状態にす
る。
【0054】終端用端子UTRMA,UTRMBは、終
端抵抗調整抵抗を介して、トランス11の第1コイル1
11に接続される。
【0055】第1コイル111のインダクタンスをL
1、第2コイル112のインダクタンスをL2、第1コ
イル111側の総抵抗値をR1’、第2コイル112側
の総抵抗値をR2とすると、U点から見たインピーダン
スZinは、数3で示される。
【0056】
【数3】
【0057】第1コイル111側、すなわち、LSI側
の抵抗はL2/L1倍されて見える。TTC標準JT−
G961により、このインピーダンスZinを110Ω
にする必要がある。
【0058】このL2/L1の値は、トランスの巻数比
によって決定されるが、送信出力パルスの振幅を得るた
めに比較的大きな値(4.5程度)とされる。
【0059】コイル112側の総抵抗値R2には、加入
者線100とトランス11間に挿入されるヒューズ抵抗
及びトランスの寄生抵抗が含まれ、トータルで35Ω程
度になっている。従って、第1コイル111側の総抵抗
値R1’は16Ω程度にする必要があり、また不整合減
衰率の規定から±30%程度のばらつきの範囲内にする
必要がある。R1’はトランスの寄生抵抗、スイッチS
W1のオン抵抗、LSIのボンディングワイヤ抵抗、メ
タル配線抵抗、及び特に制限されないが、外付けの終端
抵抗調整抵抗を含む。従って、変動の大きいMOSトラ
ンジスタのオン抵抗は十分に小さくする必要がある。
【0060】入力回路12は、抵抗125,126を介
して経路にバイアス電圧VBを供給するための演算増幅
器123と、スイッチ121,122,127,128
と、上記スイッチ127,128を介して経路にバイア
ス電圧VBを供給するための演算増幅器124とを含ん
で成り、第3コイル113から端子RSIGM,RSI
GPを介して入力された信号を内部回路に取り込む。
【0061】図6には、終端回路13の比較対象とされ
る回路が示される。
【0062】図6に示されるように、バイアス回路13
1の出力電圧VAを、スイッチ61,62を介して端子
UTRMA,UTRMBに個別的に供給するような回路
構成では、端子UTRMA,UTRMB間に、スイッチ
61,62の二つ分のオン抵抗が回路動作に影響する。
これに対して図1に示される終端回路13では、端子U
TRMA,UTRMB間を一つのMOSトランジスタで
短絡するようにしているため、図6に示される場合に比
べて端子UTRMA,UTRMB短絡時のオン抵抗を小
さくし易い。
【0063】尚、図1において、スイッチSW2,SW
3は比較的抵抗が高くても回路動作に支障を来すことが
ないため、スイッチSW2,SW3を構成するトランジ
スタのゲートサイズを小さくすることができる。
【0064】終端回路制御信号tnの立上り(ドライブ
状態から終端状態への遷移)タイミングは、遅延回路1
51A,151Cで遅延された信号をゲート162で受
けることで形成される。また、終端回路制御信号tn立
下りタイミング(終端状態からドライブ状態への遷移)
は、ゲート156,161の出力信号(遅延回路で遅延
される前の信号)をゲート163で受けることで形成さ
れる。ドライブ状態と終端状態との切替え時には、貫通
電流が流れるのを防止するため、ドライバ14及び終端
回路13は同時にオンされない。
【0065】バイアス回路131について説明する。
【0066】バイアス回路131の出力インピーダンス
は終端抵抗に影響を与えないので、Vdd−GNDの抵
抗分割のような簡単な回路で実現でき、演算増幅器は不
要とされる。
【0067】高電位側電源電圧をVddとし、グランド
レベルをGNDとし、信号受信の際に上記送信用コイル
に誘起される起電力の振幅レベルをVampとすると
き、上記バイアス電圧VAは、Vdd−Vamp又はG
ND+Vampの範囲に入るように設定すると、信号受
信の際に上記送信用コイルに誘起される起電力の振幅レ
ベルによって、終端回路内のトランジスタに寄生するダ
イオード(pn接合)が不所望に導通するのを抑えるこ
とができる。さらに、このとき、上記バイアス電圧VA
をVdd/3程度にすると、スイッチSW1,SW2,
SW3をnチャネル型MOSトランジスタのみとするこ
とができ、素子数の低減化を図る上で有利となる。逆に
上記バイアス電圧VAをVdd/2付近に設定すると、
スイッチSW1,SW2,SW3をnチャネル型MOS
トランジスタのみとした場合に導通難くなるため、nチ
ャネル型MOSトランジスタにpチャネル型MOSトラ
ンジスタを並列接続してCMOSタイプのスイッチを構
成するのが望ましい。
【0068】終端回路13やドライバ14は、図7に示
されるように、LSI6のチップコーナに配置する。特
にドライバ14は高出力振幅を出力するため、出力イン
ピーダンスを低くする必要があり、大きなトランジスタ
サイズを必要とする。このため、通常デッドスペースと
なるチップコーナに配置するのが、チップ面積の増大を
防止する上で望ましい。
【0069】また、ドライバ14は、チップ外に配置さ
れた抵抗RX1a,RX1bやトランス11に結合」さ
れるため、静電破壊対策も必要である。ドライバ出力パ
ッド81がボンディングにより外部端子に結合される。
このドライバ出力パッド81に近い部分はそれよりも遠
い部分に比べて印加電位が高く、電流が集中するから、
このドライバ出力パッド81に近い部分においてのみ、
コンタクト84とゲート83との間隔を十分にとり、且
つ、ゲート長も長くする。これにより静電破壊耐圧を劣
化させることなく、チップ占有面積の低減が可能とな
る。
【0070】上記の例によれば、以下の作用効果を得る
ことができる。
【0071】(1)第1コイル111のパルス駆動時に
はドライバ14をプッシュプル動作させるとともに終端
回路13をハイインピーダンス状態に制御し、パルス非
駆動時には上記ドライバ14をハイインピーダンス状態
にするとともに、上記終端回路13を低インピーダンス
状態に制御するための制御回路15が設けられることに
より、上記送信用コイルのパルス駆動時において上記ド
ライバをプッシュプル動作させることによって、共通の
コイルに正方向及び負方向の電流を選択的に流すことが
できるので、送信信号における正のパルスと負のパルス
との波高のアンバランスを低減することができる。
【0072】(2)ドライバ14、終端回路13、及び
入力回路12を含んでLSI6が構成されるため、当該
LSIを採用することにより、DSU1において上記ド
ライバ14、終端回路13、及び入力回路12を外付け
の個別部品で形成する必要がないので、U点インタフェ
ース回路5の構成部品点数を低減することができる。
【0073】(3)端子UDRVA又はUDRVBに近
い回路は、当該端子から遠い回路に比べてコンタクト及
びゲートの間隔が広くとられ、且つ、ゲート長が長くな
るように形成することで、静電破壊耐圧を劣化させずに
チップ面積の低減を図ることができる。
【0074】(4)第1出力段141と第2出力段14
2が所定の時間差をもって動作させるための遅延回路1
51A〜151Dを設けることによって、トランス駆動
の際の切替え大電流を回避することができ、それによっ
てノイズ低減を図ることができる。
【0075】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0076】例えば、OCU2に含まれるU点インタフ
ェース回路5においても、図5に示されると同一構成の
ものを適用することができる。
【0077】また、ドライバ14において、不純物イン
プラやゲート加工寸法の不均一性、配置場所による応力
差などに起因してMOSトランジスタの特性がばらつい
た場合、駆動回路141a,142aと、駆動回路14
1b,142bとのオン抵抗の相対精度が正負パルス偏
差の原因となるため、例えば図9に示されるように、駆
動回路141a,142aと駆動回路141b,142
bのMOSトランジスタMAN1,2、MBN1,2を
交互に配置してプロセスばらつきを分散させることで、
上記相対精度を向上させることができる。
【0078】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるU点イ
ンタフェース回路に適用した場合について説明したが、
本発明はそれに限定されるものではなく、トランスを介
して信号の送受信を行うための各種装置に適用すること
ができる。
【0079】本発明は、少なくともインタフェース機能
を備えることを条件に適用することができる。
【0080】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0081】すなわち、送信用コイルのパルス駆動時に
おいてドライバをプッシュプル動作させることによっ
て、共通のコイルに正方向及び負方向の電流を選択的に
流すことができるので、送信信号における正のパルスと
負のパルスとの波高のアンバランスの低減を図ることが
できる。
【0082】また、ドライバ、終端回路、及び入力回路
を含んで半導体集積回路が構成されているため、それら
を個別部品により構成する必要が無く、この半導体集積
回路が適用されるU点インタフェース回路の構成部品点
数の低減を図ることができる。
【0083】第1抵抗を介して送信用コイルの一端に結
合可能な第1ドライバ端子と、第1抵抗を介して送信用
コイルの他端に結合可能な第2ドライバ端子と、第1ド
ライバ端子を選択的にプルアップ及びプルダウン可能な
第1駆動回路と、第2ドライバ端子を選択的にプルアッ
プ及びプルダウン可能な第2駆動回路とを含んで構成す
ることができ、その場合において、第1ドライバ端子又
は第2ドライバ端子に近い回路は、当該端子から遠い回
路に比べてコンタクト及びゲートの間隔が広くとられ、
且つ、ゲート長が長くなるように形成することで、静電
破壊耐圧を劣化させずにチップ面積の低減を図ることが
できる。
【0084】さらに、上記第1駆動回路及び上記第2駆
動回路がそれぞれ互いに並列接続された複数の駆動回路
を含むとき、この互いに並列接続された複数の駆動回路
を、所定の時間差をもって動作させるための遅延回路を
設けることによって、トランス駆動の際の大電流切替え
を回避することができ、それによってノイズ低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体集積回路が適用されるU
点インタフェース回路の構成例回路図である。
【図2】上記U点インタフェース回路を含む2線式デジ
タル加入者線伝送システムの構成例説明図である。
【図3】上記2線式デジタル加入者線伝送システムにお
けるDSUの構成例ブロック図である。
【図4】上記U点インタフェース回路における主要部の
動作説明図である。
【図5】上記U点インタフェース回路における主要部の
動作タイミング図である。
【図6】上記U点インタフェース回路に含まれる終端回
路の比較対象とされる回路の構成例回路図である。
【図7】上記U点インタフェース回路に含まれるドライ
バのレイアウト説明図である。
【図8】上記U点インタフェース回路に含まれるドライ
バ出力パッド付近のレイアウト説明図である。
【図9】上記U点インタフェース回路に含まれるドライ
バにおける主要部のレイアウト説明図である。
【符号の説明】
1 DSU 2 OCU 3 ディジタル交換機 4 DTE 5 U点インタフェース回路 6 DSU用LSI 10 フィルタ 11 トランス 111 第1コイル 112 第2コイル 113 第3コイル 12 入力回路 13 終端回路 14 ドライバ 141 第1出力段 142 第2出力段 141a,141b,142a,142b 駆動回路 15 制御回路 21 CT制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信用コイル及び受信用コイルを含むト
    ランスを介して信号の送受信を可能とする半導体集積回
    路であって、 一対の第1抵抗を介して上記送信用コイルに結合され、
    プッシュプル動作により上記送信用コイルを双方向にパ
    ルス駆動可能なドライバと、 一対の第2抵抗を介して上記送信用コイルに結合される
    ことで上記送信用コイルを終端可能な終端回路と、 上記受信用コイルに結合されることで、上記受信用コイ
    ルを介して伝達された信号の受信を可能とする入力回路
    と、 上記送信用コイルのパルス駆動時には上記ドライバをプ
    ッシュプル動作させるとともに上記終端回路をハイイン
    ピーダンス状態に制御し、パルス非駆動時には上記ドラ
    イバをハイインピーダンス状態にするとともに、上記終
    端回路を低インピーダンス状態に制御するための制御回
    路と、を含むことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記終端回路は、上記一対の第2抵抗を
    介して上記送信用コイルの一端に結合可能な第1終端回
    路端子と、上記一対の第2抵抗を介して上記送信用コイ
    ルの他端に結合可能な第2終端回路端子と、上記パルス
    非駆動時に上記制御回路からの制御信号によってオン状
    態に遷移される第1トランジスタと、上記パルス非駆動
    時に上記制御回路からの制御信号によって所定のバイア
    ス電圧を上記第1終端回路端子に供給するための第2ト
    ランジスタと、上記パルス非駆動時に上記制御回路から
    の制御信号によって所定のバイアス電圧を上記第2終端
    回路端子に供給するための第3トランジスタと、を含ん
    で成る請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 上記ドライバは、上記第1抵抗を介して
    上記送信用コイルの一端に結合可能な第1ドライバ端子
    と、上記第1抵抗を介して上記送信用コイルの他端に結
    合可能な第2ドライバ端子と、上記第1ドライバ端子を
    選択的にプルアップ及びプルダウン可能な第1駆動回路
    と、上記第2ドライバ端子を選択的にプルアップ及びプ
    ルダウン可能な題2駆動回路と、を含んで成る請求項1
    又は2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記第1ドライバ端子又は上記第2ドラ
    イバ端子に近い回路は、当該端子から遠い回路に比べて
    コンタクト及びゲートの間隔が広くとられ、且つ、ゲー
    ト長が長くなるように形成された請求項3記載の半導体
    集積回路。
  5. 【請求項5】 上記第1駆動回路及び上記第2駆動回路
    は、それぞれ互いに並列接続された複数の駆動回路を含
    み、上記制御回路は、上記互いに並列接続された複数の
    駆動回路を、所定の時間差をもって動作させるための遅
    延回路を含んで成る請求項3又は4記載の半導体集積回
    路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134868A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 サンケン電気株式会社 パルス信号の伝達回路

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