JP2003008525A - 伝送装置の故障診断回路 - Google Patents

伝送装置の故障診断回路

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JP2003008525A
JP2003008525A JP2001238171A JP2001238171A JP2003008525A JP 2003008525 A JP2003008525 A JP 2003008525A JP 2001238171 A JP2001238171 A JP 2001238171A JP 2001238171 A JP2001238171 A JP 2001238171A JP 2003008525 A JP2003008525 A JP 2003008525A
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Sunao Yamada
直 山田
Hidenori Shigekuni
秀憲 重國
Fumio Yajima
史夫 矢島
Katsuyuki Arai
克幸 荒井
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気ケーブル側の異常と信号処理部の異常と
を分離して正確に診断することができる伝送装置を提供
すること。 【解決手段】 ネットワークから入力される電気信号の
波形整形およびシリアル/パラレル変換を行い、かつ上
記電気信号の入出力双方向の伝送を行い、また上記電気
信号の電気的接続に関する接続情報を出力する第1の変
換装置と、上記電気信号のネットワークから上記第1の
変換装置への入力信号と同じ信号が入力され、上記電気
信号の電気的接続に関する接続情報を出力する上記第1
の変換装置と同様の機能を備えた第2の変換装置と、上
記第1の変換装置と上記第2の変換装置とが出力する、
それぞれの上記接続情報出力を比較し、その比較結果を
出力する比較回路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークにお
いて電気信号と光信号とを相互変換して伝送するために
使用される伝送装置の故障診断回路に関し、特にネット
ワークに接続するインターフェイス回路に属する故障診
断回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば長距離を隔てた装置間を結
ぶローカルエリアネットワーク(LAN)では、伝送路
として光ファイバが用いられ、この光ファイバには光信
号と電気信号とを相互変換する機能を有する光伝送装置
が接続される。そして、この光伝送装置には、より対線
(TP;Twisted Pair)などの電気ケーブルを伝送路と
してスイッチングハブ(HUB)やルータが接続され、
これらに各端末機器が接続される。
【0003】上述の従来の光伝送装置の例においては、
LANを介して長距離を隔てた装置間で通信する場合、
スイッチングハブやルータから、電気ケーブルが接続さ
れたコネクタ(TPインターフェイス)を経由して例え
ば100BASE−TX規格に準拠した電気信号を受信
し、この信号を100BASE−FX規格に準拠した光
信号に変換して光ファイバ側へ送信する。また、逆に、
光ファイバ側から受信した100BASE−FX規格に
準拠した光信号を、100BASE−TX規格に準拠し
た電気信号に変換して送信相手先の機器側に送る。
【0004】図2に、従来技術に係る光伝送装置の概略
的な構成の一例を示す。図2において、符号10は、よ
り対線(TP)などの電気ケーブル5が接続されたコネ
クタからなるTPインターフェイスであり、100BA
SE−TX規格に準拠した信号を外部より受信する。符
号20,23は、OSI(Open System Interconnectio
n)で規定された参照モデルの物理層(PHY)のプロ
トコルに従って信号処理を行う信号処理部であり、集積
回路などにより実現されている。この信号処理部20,
23は、具体的には、上記電気ケーブル5から入力され
る電気信号のシリアル/パラレル変換や波形整形等の処
理を受け持つものであって、上記電気信号の入出力双方
向の伝送を行い、また上記電気信号による電気的接続に
関する接続情報を出力する機能を有している。
【0005】ここで、信号処理部20は、上記TPイン
ターフェイス10から100BASE−TX規格に準拠
した入力信号100(電気信号)を入力し、これをパラ
レル変換して信号200として後述の信号処理部23に
出力する。信号処理部23は、信号200をシリアル変
換して信号201(光信号)として外部へ送信する。こ
の信号処理部20の内部には、異常検出回路が内蔵され
ている。この異常検出回路では、入力信号100が運ば
れる電気ケーブル5の異常を検出し、この検出結果をリ
ンク情報202として出力する。また、信号処理部20
は、信号処理部23から出力される信号200を受信
し、これに必要な信号処理を施した後に、TPインター
フェイス10に出力信号203として出力する。
【0006】信号処理部23は、上述の信号処理部20
から信号200を入力し、これをシリアル変換して10
0BASE−FX規格に準拠した信号201を出力す
る。逆に、信号処理部23は、100BASE−FX規
格に準拠した信号204を入力し、これをパラレル変換
して信号200として信号処理部20に出力する。以上
により、100BASE−TX規格に準拠した信号と1
00BASE−FX規格に準拠した信号とが光伝送装置
により相互変換されて伝送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
装置によれば、信号処理部20が故障している場合、外
部の電気ケーブル5からTPインターフェイス10まで
の伝送経路に故障が存在せず、リンクがパスしているに
もかかわらず、リンクがフェイルしていることを示す情
報がリンク情報202として信号処理部20から出力さ
れる可能性がある。このような場合には、TPインター
フェイス10を含む電気ケーブル5側に故障(異常)が
存在するのか否か、即ちリンクが本当にフェイルしてい
るのかパスしているのかを正しく見分けることは困難で
ある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、TPインターフェースを含む伝送路側の故障
(異常)と、この伝送路側から信号を入力する信号処理
部側の故障(異常)とを分離して正確に診断することが
できる伝送装置の故障診断回路を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を有する。即ち、請求項1記載
の発明に係る伝送装置の故障診断回路は、光信号の第1
の伝送路と電気信号の第2の伝送路との間に設置され、
上記電気信号と光信号とを相互変換して前記伝送路間を
伝送するように構成された伝送装置の故障診断回路にお
いて、上記電気信号に関する所定の通信規格に準拠した
送受信処理を行うと共に上記第1の伝送路側との接続状
態を表す第1の接続情報を出力する第1の信号処理部
(例えば後述する信号処理部20に相当する構成要素)
と、上記第1の伝送路側から上記第1の信号処理部に入
力される信号と同じ信号を入力して上記第1の伝送路側
との接続状態を表す第2の接続情報を出力する第2の信
号処理部(例えば後述する信号処理部21に相当する構
成要素)と、上記第1の接続情報と上記第2の接続情報
出力とを比較し、その比較結果を出力する比較回路(例
えば後述する比較回路30に相当する構成要素)と、を
備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明に係る伝送装置の故障
診断回路は、請求項1に記載された伝送装置の故障診断
回路において、上記第1および第2の接続情報と前記比
較結果とから故障の所在を判定する故障判定部をさらに
備えたことを特徴とする。請求項3記載の発明に係る伝
送装置の故障診断回路は、請求項2に記載された伝送装
置の故障診断回路において、前記故障判定部が、上記比
較回路による比較結果が、上記第1の接続情報と上記第
2の接続情報とが不一致であることを示す場合、上記第
1の信号処理部または第2の信号処理部の何れかに故障
が存在すると判定することを特徴とする。請求項4記載
の発明に係る伝送装置の故障診断回路は、請求項2に記
載された伝送装置の故障診断回路において、前記故障判
定部が、上記第1および第2の接続情報が共にフェイル
を示す場合、上記伝送路側に故障が存在すると判定する
ことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明に係る伝送装置の故障
診断回路は、ネットワークから入力される電気信号の波
形整形およびシリアル/パラレル変換を行い、かつ上記
電気信号の入出力双方向の伝送を行うと共に、上記電気
信号による電気的接続に関する第1の接続情報を出力す
る第1の変換装置(例えば後述する信号処理部20を含
む構成要素)と、上記ネットワークから上記第1の変換
装置への入力信号と同じ信号を入力し、該信号による電
気的接続に関する第2の接続情報を出力する第2の変換
装置(例えば後述する信号処理部21を含む構成要素)
と、上記第1の変換装置と上記第2の変換装置とがそれ
ぞれ出力する上記第1の接続情報と上記第2の接続情報
とを比較し、その比較結果を出力する比較回路(例えば
後述する比較回路30に相当する構成要素)と、を備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明に係る伝送装置の故障
診断回路は、ネットワークから入力される電気信号の波
形整形およびシリアル/パラレル変換を行い、かつ上記
電気信号の入出力双方向の伝送を行うと共に、上記電気
信号による電気的接続に関する第1の接続情報を出力す
る第1の変換装置(例えば後述する信号処理部20を含
む構成要素)と、上記第1の変換装置から上記ネットワ
ークへの出力信号と同じ信号を入力し、該信号による電
気的接続に関する第3の接続情報を出力する第3の変換
装置(例えば後述する信号処理部22を含む構成要素)
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明に係る伝送装置の故障
診断回路は、ネットワークから入力される電気信号の波
形整形およびシリアル/パラレル変換を行い、かつ上記
電気信号の入出力双方向の伝送を行うと共に、上記電気
信号による電気的接続に関する第1の接続情報を出力す
る第1の変換装置(例えば後述する信号処理部20を含
む構成要素)と、上記ネットワークから上記第1の変換
装置への入力信号と同じ信号を入力し、該信号による電
気的接続に関する第2の接続情報を出力する第2の変換
装置(例えば後述する信号処理部21を含む構成要素)
と、上記第1の変換装置と上記第2の変換装置とがそれ
ぞれ出力する上記第1の接続情報と上記第2の接続情報
とを比較し、その比較結果を出力する比較回路(例えば
後述する比較回路30を含む構成要素)と、上記第1の
変換装置から上記ネットワークへの出力信号と同じ信号
を入力し、該信号による電気的接続に関する第3の接続
情報を出力する第3の変換装置(例えば後述する信号処
理部22を含む構成要素)と、を備えたことを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
光伝送装置のインターフェイス部分に属する故障診断回
路を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施
形態による光伝送装置の構成を概略的に示すブロック図
であり、特に故障診断回路に関連する部分を示す。この
図において、前出の図2と同じ要素には同じ符号を付け
てある。この光伝送装置は、光ファイバー(第1の伝送
路)と電気ケーブル(第2の伝送路)との間に設置され
るものであって、100BASE−TX規格および10
0BASE−FX規格に準拠した信号処理部を備え、電
気信号と光信号とを相互変換して電気ケーブルと光ファ
イバーとの間を伝送するものである。
【0015】図1において、符号5は、より線対(T
P;Twisted Pair)からなる電気ケーブルであり、ネッ
トワークの一部を構成している。以下の説明では、適
宜、「電気ケーブル5」を「ネットワーク5」と称す。
符号10はTPインターフェイスであり、具体的には、
電気ケーブル5を本光伝送装置に電気的に接続するため
のコネクタである。また、符号20は、OSIで規定さ
れた参照モデルの物理層のプロトコルに従って100B
ASE−TX規格(所定の通信規格)に準拠した信号処
理(送受信処理)を行う正規の信号処理部(PHY)で
あり、集積回路(IC)として実現されている。
【0016】即ち、信号処理部20は、電気信号の入出
力双方向の伝送(送受信)を行うものであって、送受信
処理に必要とされる信号変換を行う信号変換装置(第1
の変換装置)として機能する。具体的には、信号処理部
20は、ネットワーク5側からTPインターフェイス1
0を介して入力する電気信号100の波形整形およびシ
リアル/パラレル変換を行って電気信号200を出力
し、逆に後述の信号処理部23から入力する信号200
の波形整形およびパラレル/シリアル変換を行って電気
信号203を出力する。また、信号処理部20は、ネッ
トワーク5側との接続状態を表す情報、即ち電気信号1
00による電気的接続に関するリンク情報(第1の接続
情報)202を出力する機能を有する。
【0017】符号21,22は、故障診断機能を実現す
るための信号処理部(PHY)であり、上記信号処理部
20と同じく物理層のプロトコルに従って100BAS
E−TX規格に準拠した信号処理(受信処理)を行うも
のである。即ち、信号処理部21は、ネットワーク5側
からTPインターフェイス10を介して信号処理部20
に入力される電気信号100と同じ信号を入力し、この
信号処理部20と同様にネットワーク5との電気的接続
に関するリンク情報リンク情報(第2の接続情報)21
0を出力する。また、信号処理部21は、受信処理に関
して上記信号処理部20と同様の信号変換を行う信号変
換装置(第2の変換装置)として機能する。
【0018】また、信号処理部22は、信号処理部20
からTPインターフェイス10を介して電気ケーブル5
側に出力される電気信号203と同じ信号を入力し、こ
の電気信号203による電気的接続に関するリンク情報
(第3の接続情報)220を出力するものである。ま
た、信号処理部22は、受信処理に関して上記信号処理
部20と同様の信号変換を行う信号変換装置(第3の変
換装置)として機能する。上述の信号処理部21,22
は、信号処理系24を構成し、信号処理部20と同様に
集積回路として実現されている。
【0019】符号23は、OSIで規定された参照モデ
ルの物理層のプロトコルに従って100BASE−FX
規格に準拠した信号処理を行う信号処理部であり、同様
にIC化されている。即ち、信号処理部23は、光信号
の入出力双方向の伝送を行うものであって、具体的に
は、図示しない光ファイバー側から光信号を電気信号2
04として入力し、この波形整形およびシリアル/パラ
レル変換を行って電気信号200として出力する。ま
た、信号処理部23は、上記信号処理部20から電気信
号200を入力し、この波形整形およびパラレル/シリ
アル変換を行って信号201を出力する。この電気信号
201は光信号に変換されて図示しない光ファイバーに
送出される。
【0020】符号30は比較回路であり、信号処理部2
0が出力するリンク情報202と、信号処理部21が出
力するリンク情報210とを比較し、その比較結果を信
号300として図示しない故障判定部に出力する。比較
回路30と上述の信号処理系24と故障判定部(図示な
し)は、本発明において追加された要素であり、故障を
診断する際に使用される。即ち、この実施の形態に係る
故障診断回路は、上述の信号処理部21,22、比較回
路30、および図示しない故障判定部を含んで構成され
る。
【0021】次に、本発明の実施の形態による光伝送装
置の動作について、信号処理部20が送信処理する場合
と受信処理する場合とに分け、故障診断部による故障診
断に着目して説明をする。 (1)受信処理時の動作 TPインターフェイス10から、入力信号である電気信
号100が、信号処理部20と信号処理部21とに等し
く配信される。信号処理部20と信号処理部21とで
は、それぞれ独立に入力信号である電気信号100の正
常/異常を検出して、その結果をリンク情報202およ
びリンク情報210としてそれぞれ出力する。この実施
の形態では、信号処理部20,21に故障が存在しない
限り、電気信号100が正常であれば、リンク情報20
2,210は論理値「1」となり、リンクがパスしてい
ることを表す。また、電気信号が異常であれば、リンク
情報202,210は論理値「0」となり、リンクがフ
ェイルしていることを表す。
【0022】2つのリンク情報202,210は、比較
回路30に入力される。比較回路30は、リンク情報2
02とリンク情報210との論理値を比較し、その比較
結果を信号300として出力する。比較回路30は、こ
れらリンク情報を比較した結果、その論理値が一致して
いれば(等しければ)、信号300として論理値「1」
を出力し、不一致であれば(等しくなければ)信号30
0として論理値「0」を出力する。
【0023】続いて、図示しない故障判定部は、比較結
果を表す信号300の論理値とリンク情報201,21
0の論理値とから故障の診断を行う。先ず、信号300
の論理値が「0」の場合を説明する。信号300の論理
値「0」であるということは、リンク情報202または
リンク情報210の何れか一方が論理値「1」であるこ
とを意味する。このことから、少なくとも電気信号10
0は正常であり、TPインターフェイス10を含む電気
ケーブル5側に故障は存在せず、リンクがパスしている
ことになる。従って、この場合、故障判定部は、信号処
理部20または信号処理部21の何れかに故障(異常)
が存在すると判断する。
【0024】これに対し、信号300の論理値が「1」
である場合、即ちリンク情報202とリンク情報210
が同一である場合、少なくとも信号処理部20と信号処
理部21の動作に食い違いはなく、従って信号処理部2
0,21に故障が存在する確率は極めて小さく、これら
信号処理部は正常らしいことが分かる。ここで、リンク
情報202とリンク情報210が共に論理値「0」であ
れば、TPインターフェイス10を含む電気ケーブル5
側に故障が存在する確率が極めて高いので、故障判定部
は、電気ケーブル側に故障が存在するらしいと判断す
る。
【0025】さらに、信号300の論理値が「1」であ
る場合、リンク情報202とリンク情報210が共に論
理値「1」であれば、TPインターフェイス10を含む
電気ケーブル側及び信号処理部20,21に故障が存在
する確率は極めて小さいので、故障判定部は、全てが正
常らしいと判断する。なお、上述の故障が存在する確率
の推定は、信号処理部20と信号処理部21が集積回路
として実現されているために、これら信号処理部が同時
に故障する確率は極めて小さいことが前提とされてい
る。
【0026】以下に、受信処理時の故障診断の結果をま
とめる。 (a)信号300が論理値「0」の場合、TPインター
フェイス10を含む電気ケーブル側に故障は存在せず、
伝送装置の信号処理部20,21側に故障が存在する。 (b)信号300が論理値「1」であって、リンク情報
202,210の論理値が共に「0」の場合、TPイン
ターフェイス10を含む電気ケーブル側に故障が存在
し、伝送装置の信号処理部側に故障は存在しない。 (c)信号300が論理値「1」であって、リンク情報
202,210の論理値が共に「1」の場合、電気ケー
ブル側および伝送装置側の何れにも故障は存在しない。 以上の故障診断の結果に応じて、必要な処理が実行され
る。
【0027】(2)送信処理時の動作 信号処理部20が信号処理部23から信号200を受信
し、これをTPインターフェイス10に対して信号20
3として出力する場合を考える。この場合、信号203
は、同時に信号処理部22にも入力される。信号処理部
22は、信号処理部20から入力する信号203の正常
/異常を検出することにより、信号処理部20内の送信
部の正常/異常を検出する。そして、その検出結果が、
リンク情報(第3の接続情報)220として出力され、
もし、信号処理部20内の送信部に異常があれば、リン
ク情報220によりその異常を知ることができる。
【0028】以上のように、信号処理部20がTPイン
ターフェイス10から電気信号100を受信する際の故
障診断のために信号処理部21を用意し、また、信号処
理部20からTPインターフェイス10に信号203を
送信する際の故障診断のために信号処理部22を用意
し、これら信号処理部21,22により信号処理部20
の動作を補完する。これにより、光伝送装置を構成する
信号処理部20内の送信部及び受信部の異常を発見する
ことが可能となる。
【0029】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明は、この実施の形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、上述の実施の形態で
は、信号処理部21と信号処理部22の両方を備える例
を示したが、検出すべき故障に応じて、そのいずれか片
方のみを備えるように構成してもよい。
【0030】また、上述の実施の形態では、TPインタ
ーフェイス周辺の故障を診断する場合を例に説明した
が、本発明は、これに限定されることなく、光ファイバ
とのインターフェイス周辺の故障を診断する場合にも同
様に適用可能である。さらに、上述の実施の形態では、
光信号と電気信号を相互変換する機能を有する光伝送装
置を例にとって説明したが、これに限定されることな
く、本発明は、物理層での処理を伴う通信全般に広く適
用可能である。さらにまた、上述の実施の形態では、故
障診断部を光伝送装置に内蔵するものとしたが、これに
限定されることなく、リンク情報202,210,22
0と、比較結果を表す信号300とを外部に出力し、作
業者自身がこれらの論理値の組み合わせから故障の所在
を判断するものとしてもよい。ただし、外部に出力すべ
き信号としては、検出すべき故障に応じて必要なものの
みを選択すればよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による伝
送装置によれば、TPインターフェースを含む伝送路側
の故障(異常)と、この伝送路側から信号を入力する信
号処理部側の故障(異常)とを分離して正確に診断する
ことができる。即ち、物理層のプロトコルで処理を実行
する正規の信号処理部に加えて、それと同等の処理を実
行する故障診断用の信号処理部を備えたので、信号処理
部と電気的ネットワークとを接続する電気ケーブル側の
異常と、信号処理部の異常とを分離して正確に診断する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による伝送装置のブロッ
ク図である。
【図2】 従来技術による伝送装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
5…電気ケーブル(ネットワーク)、10…TPインタ
ーフェイス、20,21,22,23…信号処理部、2
4…信号処理系、30…比較回路、100…電気信号
(入力信号)、200,201,203,204,30
0…信号、202,210,220…リンク情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 史夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 荒井 克幸 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 5K042 AA01 AA02 CA06 CA10 CA15 CA16 DA33 DA35 GA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号の第1の伝送路と電気信号の第2
    の伝送路との間に設置され、上記電気信号と光信号とを
    相互変換して前記伝送路間を伝送するように構成された
    伝送装置の故障診断回路において、 上記電気信号に関する所定の通信規格に準拠した送受信
    処理を行うと共に上記第1の伝送路側との接続状態を表
    す第1の接続情報を出力する第1の信号処理部と、 上記第1の伝送路側から上記第1の信号処理部に入力さ
    れる信号と同じ信号を入力して上記第1の伝送路側との
    接続状態を表す第2の接続情報を出力する第2の信号処
    理部と、 上記第1の接続情報と上記第2の接続情報出力とを比較
    し、その比較結果を出力する比較回路と、 を備えたことを特徴とする伝送装置の故障診断回路。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2の接続情報と前記比
    較結果とから故障の所在を判定する故障判定部をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1に記載された伝送装置
    の故障診断回路。
  3. 【請求項3】 前記故障判定部は、 上記比較回路による比較結果が、上記第1の接続情報と
    上記第2の接続情報とが不一致であることを示す場合、
    上記第1の信号処理部または第2の信号処理部の何れか
    に故障が存在すると判定することを特徴とする請求項2
    に記載された伝送装置の故障診断回路。
  4. 【請求項4】 前記故障判定部は、 上記第1および第2の接続情報が共にフェイルを示す場
    合、上記伝送路側に故障が存在すると判定することを特
    徴とする請求項2に記載された伝送装置の故障診断回
    路。
  5. 【請求項5】 ネットワークから入力される電気信号の
    波形整形およびシリアル/パラレル変換を行い、かつ上
    記電気信号の入出力双方向の伝送を行うと共に、上記電
    気信号による電気的接続に関する第1の接続情報を出力
    する第1の変換装置と、 上記ネットワークから上記第1の変換装置への入力信号
    と同じ信号を入力し、該信号による電気的接続に関する
    第2の接続情報を出力する第2の変換装置と、 上記第1の変換装置と上記第2の変換装置とがそれぞれ
    出力する上記第1の接続情報と上記第2の接続情報とを
    比較し、その比較結果を出力する比較回路と、 を備えたことを特徴とする伝送装置の故障診断回路。
  6. 【請求項6】 ネットワークから入力される電気信号の
    波形整形およびシリアル/パラレル変換を行い、かつ上
    記電気信号の入出力双方向の伝送を行うと共に、上記電
    気信号による電気的接続に関する第1の接続情報を出力
    する第1の変換装置と、 上記第1の変換装置から上記ネットワークへの出力信号
    と同じ信号を入力し、該信号による電気的接続に関する
    第3の接続情報を出力する第3の変換装置と、 を備えたことを特徴とする伝送装置の故障診断回路。
  7. 【請求項7】 ネットワークから入力される電気信号の
    波形整形およびシリアル/パラレル変換を行い、かつ上
    記電気信号の入出力双方向の伝送を行うと共に、上記電
    気信号による電気的接続に関する第1の接続情報を出力
    する第1の変換装置と、 上記ネットワークから上記第1の変換装置への入力信号
    と同じ信号を入力し、該信号による電気的接続に関する
    第2の接続情報を出力する第2の変換装置と、 上記第1の変換装置と上記第2の変換装置とがそれぞれ
    出力する上記第1の接続情報と上記第2の接続情報とを
    比較し、その比較結果を出力する比較回路と、 上記第1の変換装置から上記ネットワークへの出力信号
    と同じ信号を入力し、該信号による電気的接続に関する
    第3の接続情報を出力する第3の変換装置と、 を備えたことを特徴とする伝送装置の故障診断回路。
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