JP2003008505A - 無線通信の電力制御装置および電力制御方法 - Google Patents

無線通信の電力制御装置および電力制御方法

Info

Publication number
JP2003008505A
JP2003008505A JP2001188673A JP2001188673A JP2003008505A JP 2003008505 A JP2003008505 A JP 2003008505A JP 2001188673 A JP2001188673 A JP 2001188673A JP 2001188673 A JP2001188673 A JP 2001188673A JP 2003008505 A JP2003008505 A JP 2003008505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
unit
target
target power
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001188673A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3929258B2 (ja
JP2003008505A5 (ja
Inventor
Shoichi Miyamoto
昌一 宮本
Yasuhei Itashiki
泰平 板敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001188673A priority Critical patent/JP3929258B2/ja
Priority to US09/970,019 priority patent/US6904291B2/en
Priority to KR10-2001-0067361A priority patent/KR100411844B1/ko
Publication of JP2003008505A publication Critical patent/JP2003008505A/ja
Publication of JP2003008505A5 publication Critical patent/JP2003008505A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3929258B2 publication Critical patent/JP3929258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/12Outer and inner loops
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/20TPC being performed according to specific parameters using error rate

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不連続データを送信するチャネルの送信電力
制御を適切に行う。 【解決手段】 パケット・データのような不連続なデー
タは,MS/SU1からS−Fch14に形成されるフ
レームにより復号部26に送信され,復号される。その
後,CRC判定部27により,フレームごとにデータの
誤りの有無が判定され,この判定結果および復号データ
は,FER測定部32に送信される。FER測定部32
は,受信フレーム数Nと,CRC判定部27により誤り
があると判定されたNGフレーム数Mとをカウントし,
NGフレーム数Mを,受信フレームNに応じて決定され
ているNG閾値と比較する。M>NGフレーム数なら
ば,受信電力測定部24に設定されている目標電力閾値
を上げる指示を,M<NGフレーム数ならば,目標電力
閾値を下げる指示を,目標電力設定部23にそれぞれ送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,移動通信システム
における移動局と基地局との間の無線通信路を介して送
信される信号の送信電力を制御する電力制御装置および
電力制御方法に関し,具体的には,移動局と,該移動局
と通信を行う基地局との間に設定される無線通信路を介
して送信される信号の送信電力の目標となる目標電力値
を調整することにより送信電力を制御する電力制御装置
および電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多元接続(CDMA:Code Div
ision Multiple Access)方式の移動通信システムとし
て,cdmaOne方式の移動通信システムが既に実用化さ
れ,今後,より広帯域のcdma2000方式の移動通信システ
ムも実用化される予定である。
【0003】このCDMA方式においては,同一周波数
帯域を複数の移動局(携帯電話,自動車電話等)が使用
するので,移動局の多重数を増加させるためには,移動
局相互間での干渉電力を低減する必要がある。このた
め,移動局の送信電力を適正な値に制御する電力制御が
行われている。
【0004】この電力制御には,閉ループ(Closed Loo
p)電力制御と外部ループ(Outer Loop)電力制御とが
ある。
【0005】閉ループ電力制御は,基地局が,移動局か
ら送信されるパイロット・チャネルまたは基本チャネル
(Fundamental Channel)の送信電力を測定し,この送
信電力とあらかじめ定められた目標電力閾値(目標電力
値)とを比較して,送信電力が目標電力閾値になる,ま
たは,近づくように,移動局の送信電力を制御するもの
である。基地局から移動局へは,送信電力の上げ/下げ
を指示する電力制御ビットが送信され,移動局は,送信
された電力制御ビットに従って送信電力の上げ/下げを
行う。
【0006】一方,外部ループ電力制御は,基地局また
は基地局制御装置が,移動局から基本チャネルを介して
送信されたフレームの誤り率(FER:Frame Error Ra
te)を計算し,この計算されたFERとあらかじめ定め
られた目標FER値(固定値)とを比較して,FERが
目標FER値になる,または,近づくように,目標電力
閾値を変更(上げ/下げを調整)するものである。目標
電力閾値が変更されると,変更された目標電力閾値に基
づいて,閉ループ電力制御が行われる。
【0007】基本チャネルは,基本的には,連続的なデ
ータである通話音声データを運ぶチャネルとして設けら
れている。したがって,基本チャネル上には,一定の長
さのフレームと呼ばれる通信単位が常に形成され,この
フレームを単位としてデータが送信される。無音状態で
あっても,無音データを運ぶフレームが基本チャネルに
形成され,送信される。たとえば,cdmaOne方式におい
ては,20ミリ[秒]の長さのフレームが基本チャネル
に連続して形成される。
【0008】したがって,従来の外部ループ電力制御で
は,まず,たとえば一定の測定周期T=2[秒]単位
で,N=100(=2[秒]÷20ミリ[秒])個のフ
レームを受信し,この中に含まれる,フレーム誤りを有
するフレームの個数Mがカウントされる。そして,FE
R=M÷Nを求めることにより,FERが計算される。
さらに,計算されたFERを,たとえば1%に設定され
た目標FER値と比較することにより,目標電力閾値の
変更制御が行われている。
【0009】このように,従来の外部ループ電力制御
は,チャネル上に常にフレームが形成され,一定の測定
周期T内に受信されるフレーム数が常に一定であること
を前提に行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし,パケット・デ
ータのように連続的に送信されないデータを送信するチ
ャネルの場合には,チャネル上にフレームを常に形成す
る必要はなく,データを送信する場合にのみフレームを
形成するのが経済的である。たとえば,cdma2000方式に
おいては,パケット・データのような不連続データを送
信するチャネルとして補助チャネルが新たに設けられて
いるが,この補助チャネルは,データを送信する場合に
のみフレームが形成される。
【0011】このような場合に,従来の外部ループ電力
制御では,制御の精度が劣化したり,制御が実質的に機
能しなくなるおそれがある。
【0012】すなわち,たとえば目標FER値を1%と
すると,1%の精度を出すためには,少なくとも100
個のフレームを受信して,FERを計算する必要があ
る。しかし,補助チャネルでは,測定周期T=2[秒]
内に100個のフレームを受信するとは限らない。この
ような場合に,100個よりも少ない個数のフレームで
FERを計算し,目標FERと比較すると,制御の精度
の劣化につながる。
【0013】また,たとえば100個のフレームを受信
するために数分,数十分等の時間を要すると,その間,
外部ループ電力制御が機能しないこととなる。さらに,
移動局の通信終了までに,100個のフレームが受信さ
れないおそれもあり,この場合には,外部ループ電力制
御が行われないこととなる。
【0014】本発明は,このような状況に鑑みなされた
ものであり,その目的は,パケット・データのような不
連続的なデータを送信するチャネルであっても,その送
信電力の制御を適切に行うことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,本発明の第1の側面によると,電力制御装置は,移
動局と,該移動局と通信を行う基地局との間に設定され
る無線通信路を介して送信される信号の送信電力の目標
となる目標電力値を調整することにより前記送信電力を
制御する電力制御装置であって,前記無線通信路上を一
定の長さの通信単位ごとに送信される通信データを受信
し,該通信データに誤りがあるかどうかを前記通信単位
ごとに判定する誤り判定部と,前記受信された通信単位
の個数Nと,前記誤り判定部により誤りがあると判定さ
れた通信単位の個数Mとをあらかじめ定められた測定周
期ごとに計測し,前記個数Nの値に応じて決定される,
前記目標電力値の変更の判定基準となる判定基準値と,
前記個数Mの値,または,前記個数NおよびMの値とに
基づいて前記目標電力値を変更する目標電力制御部と,
を備えている。
【0016】本発明の第1の側面によると,無線通信路
上を一定の長さの通信単位ごとに送信される通信データ
が受信され,該通信データに誤りがあるかどうかが通信
単位ごとに判定される。そして,受信された通信単位の
個数Nと,誤り判定部により誤りがあると判定された通
信単位の個数Mとが,あらかじめ定められた測定周期ご
とに計測される。そして,個数Nの値に応じて決定され
る,目標電力値の変更の判定基準となる判定基準値と,
個数Mの値,または,個数NおよびMの値とに基づいて
目標電力値が変更される。
【0017】本発明の第1の側面によると,目標電力値
の変更の判定基準となる判定基準値が受信された通信単
位の個数Nに応じて決定される。したがって,パケット
・データのような不連続的なデータを送信する通信路の
ように,測定周期ごとに受信される通信単位が変化する
場合であっても,個数Nに応じた電力制御を行うことが
できる。また,判定基準値を個数Nに応じて適切な値に
設定しておくことにより,個数Nが変化しても,送信電
力の制御を適切に行うことができる。
【0018】本発明の第2の側面によると,電力制御装
置は,移動局と,該移動局と通信を行う基地局との間に
設定される無線通信路を介して送信される信号の送信電
力の目標となる目標電力値を調整することにより前記送
信電力を制御する電力制御装置であって,前記無線通信
路上を一定の長さの通信単位ごとに送信される通信デー
タを受信し,該通信データに誤りがあるかどうかを前記
通信単位ごとに判定する誤り判定部と,前記通信単位の
長さを時間により表した値を,受信された通信単位のう
ち,前記誤り判定部により誤りがあると判定された通信
単位の割合の目標値を示す目標誤り率により除算した値
を測定周期とし,該測定周期ごとに前記誤り判定部によ
り誤りと判定された通信単位の個数を計測し,前記個数
が1以上であるときは,前記目標電力値を上げるように
制御し,前記個数が0であるときは,前記目標電力値を
下げるように制御する目標電力制御部と,を備えてい
る。
【0019】本発明の第2の側面によると,測定周期を
目標誤り率に応じて短くすることができる。したがっ
て,電力制御(目標電力値の変更)の時間間隔を短くす
ることができ,その結果,送信電力の変化に対して迅速
に対応することができ,電力制御のレスポンスを速くす
ることができる。
【0020】本発明の第3の側面によると,電力制御装
置は,移動局と,該移動局と通信を行う基地局との間に
設定される無線通信路を介して送信される信号の送信電
力の目標となる目標電力値を調整することにより前記送
信電力を制御する電力制御装置であって,通信路の設定
後,通信路上に一定の長さの通信単位を連続的に形成し
て送信し続ける第1の無線通信路上の通信データを受信
し,該通信データに誤りがあるかどうかを前記通信単位
ごとに判定する第1の誤り判定部と,通信路の設定後,
通信データがある場合に前記一定の長さの通信単位を通
信路上に形成して送信する第2の無線通信路上の通信デ
ータを受信し,該通信データに誤りがあるかどうかを前
記通信単位ごとに判定する第2の誤り判定部と,前記第
1の誤り判定部により誤りがあると判定された通信単位
の個数M1をあらかじめ定められた測定周期ごとに計測
し,該個数M1の値と,前記目標電力値の変更の判定基
準となる所定の第1の判定基準値とに基づいて前記目標
電力値の変更を指示する第1の変更指示部と,前記第2
の通信路を介して受信された通信単位の個数N2と,前
記第2の誤り判定部により誤りがあると判定された通信
単位の個数M2とを前記測定周期ごとに計測し,前記個
数N2の値に応じて決定される,前記目標電力値の変更
の判定基準となる第2の判定基準値と,前記個数M2の
値,または,前記個数N2およびM2の値とに基づいて
前記目標電力値の変更を指示する第2の変更指示部と,
前記第1の変更指示部および前記第2の変更指示部の各
指示に基づいて前記目標電力を変更する目標電力設定部
と,を備えている。
【0021】本発明の第3の側面によっても,目標電力
値の変更の判定基準となる第2の判定基準値が受信され
た通信単位の個数N2に応じて決定される。したがっ
て,測定周期ごとに受信される通信単位が変化する場合
であっても,個数N2に応じた電力制御を行うことがで
きる。また,第2の判定基準値を個数N2に応じて適切
な値に設定しておくことにより,個数N2が変化して
も,送信電力の制御を適切に行うことができる。
【0022】なお,「無線通信路」は,移動局から基地
局へ向かう通信路であってもよいし,基地局から移動局
に向かう通信路であってもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】1.第1の実施の形態 1.1.システム構成 図1および図2は,本発明による第1の実施の形態の移
動通信システムの一部を示すブロック図であり,一例と
して,cdma2000方式の移動通信システムの一部を示して
いる。
【0024】この移動通信システムには,携帯電話,自
動車電話等の移動局/加入者装置(MS/SU:Mobile
Station/Subscriber Unit)1と,MS/SU1と通信
する基地局(BTS:Base Station Transceiver Subsy
stem)2と,BTS2を制御する基地局制御装置(BS
C:Base Station Controller)3とが設けられてい
る。図1はBTS2およびBSC3を詳細に示すブロッ
ク図であり,図2はMS/SU1を詳細に示すブロック
図である。
【0025】MS/SU1とBTS2との間には,無線
通信路として,MS/SU1からBTS2に向かう上り
(リバース)方向のチャネルと,BTS2からMS/S
U1に向かう下り(フォワード)方向のチャネルとが設
定される。
【0026】上り方向のチャネルには,上り基本チャネ
ル(R−Fch:Reverse Fundamental channel)14
と,上り補助チャネル(R−Sch:Reverse Suppleme
ntalchannel)15と,上りパイロット・チャネル(R
−PIch:Reverse PIlot channel)13とが含まれ
る。
【0027】下り方向のチャネルには,下り基本チャネ
ル(F−Fch:Forward Fundamental channel)11
と,下り補助チャネル(F−Sch:Forward Suppleme
ntalchannel)12とが含まれる。
【0028】また,上り方向および下り方向ともに,図
示しない個別制御チャネル(DCch:Dedicated Cont
rol Channel)が含まれる。
【0029】BTS2とBSC3との間にも,同様にし
て,R−Fch18と,R−Sch19と,F−Fch
16と,F−Sch17と,図示しないR−DCchお
よびF−DCchとが含まれる。
【0030】基本チャネル(Fch)は,従来のcdmaOn
e方式の移動通信システムにも設けられていた比較的低
速のチャネル(9.6k[bps])であり,cdma2000
方式の移動通信システムにおいては,通話音声データま
たは制御データの通信に利用される。一方,補助チャネ
ル(Sch)は,cdma2000方式で新たに追加された比較
的高速のチャネル(9.6×n[bps]:n=1,
2,4,8,…)であり,パケット・データのような不
連続なデータ(ユーザ・データ)の通信に利用される。
パイロット・チャネルは,パイロット信号の通信に利用
される。
【0031】Fchが設定されると,このFchには,
従来のcdmaOne方式と同様に,通話音声データや制御デ
ータの有無に関わらず,常に一定の長さL1(たとえば
20ミリ[秒]の長さ)を有するフレームが通信単位と
して設けられる。一方,Schには,データが送信され
る場合には,チャネル上に一定の長さL2(通常はL1
=L2で,たとえば20ミリ[秒]の長さ)のフレーム
が設けられ,このフレームによりデータが送信される
が,送信データがない場合には,フレームが設けられな
い。
【0032】図1を参照して,BTS2は,ビット付与
部20と,送信電力制御部21および22と,目標電力
設定部23と,受信電力測定部24と,CRC判定部2
5および27と,復号部26および28と,ビット抽出
部29とを有する。BSC3は,FER判定部31およ
び32を有する。
【0033】MS/SU1から,R−PIch13,受
信電力測定部24,ビット付与部20,およびF−Fc
h11を介して,MS/SU1へ戻るループ状の電力制
御が,R−PIch13,R−Fch14およびR−S
ch15の送信電力を制御する閉ループ電力制御を形成
している。
【0034】また,MS/SU1から,R−Fch14
およびR−Sch15,復号部26および28,CRC
判定部25および27,R−Fch18およびR−Sc
h19,FER測定部31および32,目標電力設定部
23,受信電力測定部24,ビット付与部20,ならび
にF−Fch11を介して,MS/SU1に戻るループ
状の電力制御が,R−PIch13,R−Fch14お
よびR−Sch15の送信電力を制御する外部ループ電
力制御を形成している。
【0035】図2を参照して,MS/SU1は,ビット
付与部50と,復号部51および52と,CRC判定部
53および54と,FER測定部55および56と,目
標電力設定部57と,受信電力測定部58と,送信電力
制御部59,60および61と,ビット抽出部62とを
有する。
【0036】BTS2から,F−Fch11,受信電力
測定部58,ビット付与部50,およびR−PIch1
3を介して,BTS2へ戻るループ状の電力制御が,F
−Fch11およびF−Sch12の送信電力を制御す
る閉ループ電力制御を形成している。
【0037】また,BTS2から,F−Fch11およ
びF−Sch12,復号部51および52,CRC判定
部53および54,FER測定部55および56,目標
電力設定部57,受信電力測定部58,ビット付与部5
0,ならびにR−PIch13を介して,BTS2に戻
るループ状の電力制御が,F−Fch11およびF−S
ch12の送信電力を制御する外部ループ電力制御を形
成している。
【0038】以下では,まず閉ループ電力制御について
説明し,その後,外部ループ電力制御について説明す
る。
【0039】1.2.閉ループ電力制御 R−PIch13,R−Fch14およびR−Sch1
5の送信電力の閉ループ電力制御について説明する。
【0040】BTS2の受信電力測定部24には,目標
電力設定部23により,目標電力閾値(目標電力値,Ta
rget Ec/10)PTがあらかじめ設定されている。この目
標電力閾値PTは,目標電力設定部23により変更(調
整)され得るが,この変更については,後の外部ループ
電力制御において詳述する。
【0041】また,受信電力測定部24には,MS/S
U1からR−PIch13を介してパイロット信号が入
力される。受信電力測定部24は,入力されたパイロッ
ト信号の信号電力Pを測定し,測定された信号電力Pと
目標電力閾値PTとを比較する。パイロット信号の受信
電力を測定するのは,cdma2000方式では,R−PIch
13の信号電力と,R−Fch14の信号電力およびR
−Sch15の信号電力とは比例関係にあり,R−PI
ch13の信号電力を測定することにより,R−Fch
14の信号電力およびR−Sch15の信号電力も知る
ことができるからである。
【0042】なお,本実施の形態では,前述したよう
に,cdma2000方式を例にとっているので,R−PIch
13の信号電力を使用しているが,他の方式において
は,受信電力測定部24に,R−Fch14またはR−
Sch15を入力し,入力された信号電力とこれらの各
ch用に設けられた目標電力閾値とを比較して,信号電
力を制御することもできる。
【0043】受信電力測定部24は,比較の結果,P>
Tならば,電力制御ビットとしてダウン・ビットをF
−Fch上のデータ(ユーザ・データ)に付与するよう
にビット付与部20に指令し,P<PTならば,電力制
御ビットとしてアップ・ビットを付与するようにビット
付与部20に指令する。P=PTならば,これらの指令
は行われないか,あるいは,いずれのビットも付与しな
い指令がビット付与部20に与えられる。
【0044】ビット付与部20は,受信電力測定部24
からの指令に従って,アップ・ビットまたはダウン・ビ
ットをF−Fch11のデータに付与し,MS/SU1
に送信する。
【0045】MS/SU1では,F−Fch11のデー
タに付与された電力制御ビットが,ビット抽出部62に
より抽出される。抽出された電力制御ビットは,送信電
力制御部59,60および61に与えられる。
【0046】送信電力制御部59,60および61は,
与えられた電力制御ビットがダウン・ビットである場合
には,あらかじめ設定された減少量の分,R−PIch
13,R−Fch14およびR−Sch15の各送信電
力を減少させ,アップ・ビットである場合には,あらか
じめ設定された増加量の分,R−PIch13,R−F
ch14およびR−Sch15の各送信電力を増加させ
る。
【0047】このようにして,閉ループ電力制御が行わ
れ,R−PIch13,R−Fch14およびR−Sc
h15の各送信電力は目標電力閾値PTに等しくなる,
または,近づくように制御される。この閉ループ電力制
御は,cdma2000方式では,たとえば1秒間に800回実
行される。
【0048】F−Fch11およびF−Sch12の送
信電力の閉ループ電力制御についても,受信電力測定部
24と同様の処理を行う受信電力測定部58と,ビット
付与部20と同様の処理を行うビット付与部50と,電
力制御ビットを運ぶR−PIch13と,ビット抽出部
62と同様の処理を行うビット抽出部29と,送信電力
制御部59,60および61と同様の処理を行う送信電
力制御部21および22とによって同様に行われる。
【0049】また,DCchについても,DCch用の
送信電力制御部を設け,この送信電力制御部にビット抽
出部29または62から電力制御ビットを与えることに
より,同様の閉ループ電力制御を行うことができる。
【0050】1.3.外部ループ電力制御 R−PIch13,R−Fch14およびR−Sch1
5の送信電力の外部ループ電力制御について説明する。
【0051】MS/SU1からR−Fch14により送
信されたデータは復号部26に,R−Schにより送信
されたデータは復号部28に,それぞれ入力される。復
号部26および28は,入力されたデータを復号し,復
号データをCRC(Cyclic Redundancy Check)判定部
25および27にそれぞれ与える。
【0052】CRC判定部25および27は,復号部2
6および28からそれぞれ受信したR−Fch14およ
びR−Sch15の各復号データのCRCをフレームご
とに検査し,検査したCRCに基づいて,フレーム内の
通信データに誤り(フレーム誤り)があるかどうかを判
定する。CRC判定部25および27は,各判定結果を
各復号データとともに,それぞれR−Fch18および
R−Sch19を介してBSC3のFER測定部31お
よび32に与える。
【0053】FER測定部31は,CRC判定部25の
判定結果に基づいて,R−Fch14のフレーム誤り率
(FER:Frame Error Rate)を測定する。ここで,R
−Fch14には,前述したように,一定の長さL1の
フレームが存在する。したがって,FER測定部31
は,一定の測定周期Tで,一定数(受信フレーム数)N
のフレームを受信することとなる。たとえば,測定周期
T=2[秒],フレームの長さL1=20ミリ[秒]の
場合には,FER測定部31は,測定周期T=2[秒]
ごとに,N=2÷0.02=100[個]のフレームを
受信する。
【0054】FER測定部31は,CRC判定部25の
判定結果に基づいて,この受信フレーム数Nの中に含ま
れる,フレーム誤りを有するフレーム(以下「NGフレ
ーム」という。)の個数(NGフレーム数)Mをカウン
トし, FER=M÷N …(1) の計算式によりFERを測定する。
【0055】FER測定部31には,目標FER値(た
とえば1%)があらかじめ設定されている。FER測定
部31は,計算式(1)により求められたFERと目標
FER値とを比較する。FER測定部31は,比較の結
果,FERが目標FER値より大きいならば,目標電力
閾値PTを上げる指示を,FERが目標FER値より小
さいならば,目標電力閾値PTを下げる指示を,F−F
ch16を介して目標電力設定部23にそれぞれ送信す
る。FERが目標FER値と等しいならば,目標電力閾
値PTの上げ/下げのいずれの指示も送信されないか,
あるいは,目標電力閾値PTを現在の値に維持する指示
が送信される。
【0056】一方,R−Sch15には,データ(パケ
ット・データ)が送信される場合にはフレームが形成さ
れるが,送信されない場合にはフレームは形成されな
い。したがって,FER測定部32が測定周期T内に受
信する受信フレーム数Nは一定とはならない。このよう
に受信フレーム数Nが一定でない場合であっても電力制
御の精度を落とさないために,FER測定部32は,目
標電力閾値の上げ/下げの制御を受信フレーム数Nに応
じて行うように構成されている。
【0057】たとえば,FER測定部32には,受信フ
レーム数Nに応じて,目標電力閾値の上げ/下げの基準
となるNGフレーム数Mの閾値(NG閾値)が設定され
ている。図3は,受信フレーム数NとNG閾値との関係
を示すテーブルである。同図(A)は,受信フレーム数
NとNG閾値との一般的な関係を示すテーブルであり,
同図(B)は,具体的な数値に基づくテーブルである。
【0058】ここで,「受信フレーム数N」は,前述し
たように測定周期Tにおいて,受信されるフレーム数で
ある。「NG閾値」は,受信フレーム数Nに含まれるN
Gフレーム数Mと比較される閾値である。なお,FER
測定部32の測定周期Tは,FER測定部31のそれと
同期していることが好ましい。
【0059】NGフレームMがNG閾値より大きい場合
には目標電力閾値PTを上げる指示が,NGフレーム数
MがNG閾値より小さい場合には目標電力閾値PTを下
げる指示が,目標電力設定部23にそれぞれ送信され
る。両値が等しい場合には,上げ/下げの指示は送信さ
れないか,あるいは,目標電力閾値PTを現在の値に維
持する指示が送信される。
【0060】また,測定周期T内に受信フレームをまっ
たく受信しない場合もある。その場合には,FER測定
部32は,目標電力設定部23に,上げ/下げの指示を
送信しないか,あるいは,目標電力閾値PTを現在の値
に維持する指示を送信する。
【0061】図2(A)は,たとえば,0<N≦N1の
場合には,NG閾値はTh1に設定され,N1<N≦N
2の場合には,NG閾値がTh2に設定されることを示
している。図2(A)の一例として,図2(B)は,フ
レームの長さL2=20ミリ[秒]で測定周期T=2
[秒]とし,かつ,受信フレーム数Nの各範囲に対する
目標FER値を各範囲の最大受信フレーム数の5%(一
定)にした場合の例である。たとえば,測定周期T=2
秒間の受信フレーム数N≦20の場合には,そのNG閾
値は,最大受信フレーム数N=20の5%である1に設
定される。同様にして,20<受信フレーム数N≦40
の場合には,そのNG閾値は,最大受信フレーム数40
の5%である2に設定される。
【0062】もちろん,各範囲の目標FER値を一定に
せず,異なる値にすることもできる。たとえば,0<N
≦20については5%,20<N≦40については4
%,40<N≦60については3%というように,各範
囲において異なる値にすることができる。また,受信フ
レーム数Nの範囲を20個単位とせずに,各範囲で異な
る個数としてもよい。これらの目標FER値および各範
囲の個数の具体的な値は,実験,シミュレーション,実
際の運用等に基づいて,適切な電力制御が行える値に決
定される。さらに,このような受信フレーム数NとNG
閾値との関係は,図2に示すテーブルとして保持するこ
ともできるし,関数式として保持し,受信フレーム数に
応じたNG閾値を関数式により計算して求めることもで
きる。
【0063】図4は,FER測定部32の処理の流れを
示すフローチャートである。
【0064】BSC3が起動等されると,FER測定部
32に設けられた測定周期Tを計測するタイマ(測定周
期タイマ)がスタートし,また,受信フレーム数Nおよ
びNGフレーム数Mがともにゼロに初期化される(ステ
ップS1)。
【0065】続いて,CRC判定部37からフレームを
受信したかどうかが判定される(ステップS2)。フレ
ームを受信した場合には(ステップS2で「はい」),
受信フレーム数Nが1つカウント・アップされ(ステッ
プS3),処理はステップS4に進む。フレームを受信
しない場合には(ステップS2で「いいえ」),受信フ
レーム数Nがカウント・アップされることなく,処理は
ステップS6に進む。
【0066】ステップS4において,CRC判定部27
の判定結果に基づいて,受信フレームがNGフレームか
どうかが判定される。受信フレームがNGフレームであ
る場合には(ステップS4で「はい」),NGフレーム
数Mが1つカウント・アップされ(ステップS25),
その後,処理はステップS6に進む。受信フレームがN
Gフレームでない場合には(ステップS4で「いい
え」),NGフレーム数Mはカウント・アップされず,
処理はステップS6に進む。
【0067】ステップS6において,測定周期Tが終了
したかどうかが,測定周期タイマに基づいて判定され
る。たとえば,測定周期T=2[秒]ならば,測定周期
タイマが2秒になったかどうかが判定される。測定周期
が終了していない場合には(ステップS6で「いい
え」),ステップS2に戻り,前述したステップS2か
らS5の処理が繰り返される。測定周期が終了した場合
には(ステップS6で「はい」),受信フレーム数Nに
対応したNG閾値が,図2に示すテーブルから決定され
る(ステップS7)。
【0068】続いて,NGフレーム数Mと決定されたN
G閾値とが比較され(ステップS8),NGフレーム数
MがNG閾値より大きい場合には目標電力閾値PTを上
げる指示が,NGフレーム数MがNG閾値より小さい場
合には目標電力閾値PTを下げる指示が,目標電力設定
部23にそれぞれ送信される(ステップS9)。NGフ
レーム数MがNG閾値と等しい場合には,いずれの指示
も送信されないか,あるいは,目標電力閾値PTを現在
の値に維持する指示が送信される(ステップS9)。
【0069】続いて,測定周期タイマがゼロにリセット
され,また,受信フレーム数NおよびNGフレーム数M
がともにゼロにリセットされる(ステップS10)。そ
の後,処理はステップS2に戻り,上述した処理が繰り
返される。
【0070】このようにSchでは,受信フレームNが
一定でないので,受信フレーム数NごとにNG閾値を定
めて,目標電力閾値の上げ/下げを決定することによ
り,受信フレーム数Nに応じた電力制御が可能となり,
電力制御をより正確に,また,精度よく,きめ細かに行
うことができる。
【0071】図1に戻って,BTS2の目標電力設定部
23は,BSC3のFER測定部31および32からの
指示に従って,受信電力測定部24に設定された目標電
力閾値PTを変更(上げ/下げ(UP/DOWN))す
る。目標電力閾値PTの変更には,2つの方法がある。
第1の方法は,R−Fch14およびR−Sch15の
双方の通信品質を満足するように変更する方法である。
第2の方法は,R−Fch14またはR−Sch15の
一方の通信品質を満足するように変更する方法である。
【0072】(1)第1の方法 図5は,第1の方法による目標電力閾値PTの変更方法
の一例を示すテーブルである。
【0073】Fch用のFER測定部31からの指示お
よびSch用のFER測定部32からの指示の双方また
はいずれか一方が「上げる」である場合には,目標電力
設定部23は,目標電力閾値PTを上げる。一方,FE
R測定部31および32からの指示の双方が「下げる」
である場合には,目標電力設定部23は,目標電力閾値
Tを下げる。
【0074】「上げる」指示に対する目標電力閾値PT
の増加分および「下げる」指示に対する減少分は,目標
電力設定部23にあらかじめ設定されている。
【0075】このように目標電力閾値PTを変更するこ
とにより,両chの通信品質を満足させるように電力制
御を行うことができる。
【0076】(2)第2の方法 第2の方法では,目標電力設定部23は,Fch用のF
ER測定部31からの指示またはSch用のFER測定
部32からの指示のいずれか一方にのみ従って,目標電
力閾値PTを変更する。R−Fch14の通信品質を満
足させる場合には,Fch用のFER測定部31からの
指示に従い,Sch用のFER測定部32からの指示は
考慮されない。R−Sch15の通信品質を満足させる
場合には,Sch用のFER測定部32からの指示に従
い,Fch用のFER測定部31からの指示は考慮され
ない。たとえば,R−Sch15のパケット・データに
ついては,通信品質が悪くデータに誤りが多い場合であ
っても再送により対処可能である一方,制御データまた
は通話音声データの通信品質を優先したいときは,R−
Fch14の通信品質を満足させる処置が採用されるこ
ととなろう。
【0077】このようにすることにより,いずれか一方
のチャネルの通信品質を満足させるように,電力制御を
行うことができる。
【0078】目標電力閾値PTが変更されると,受信電
力測定部24は,変更された目標電力閾値PTに基づい
て,前述した閉ループ電力制御を行うこととなる。
【0079】FER測定部31および32には,通信が
行われる間,次々とフレームが受信されるので,このよ
うな目標電力閾値の変更は,変更の必要がある場合に
は,測定周期Tごとに行われる。したがって,測定周期
Tごとの外部ループ電力制御が繰り返されることとな
る。
【0080】F−Fch11およびF−Sch12の送
信電力の外部ループ電力制御についても,復号部26お
よび28と同様の処理を行う復号部51および52と,
CRC判定部25および27と同様の処理を行うCRC
判定部53および54と,FER測定部31と同様の処
理を行うFER測定部55と,FER測定部32と同様
の処理を行うFER測定部56と,目標電力設定部23
と同様の処理を行う目標電力設定部57とによって同様
に行われる。
【0081】なお,この外部ループ電力制御に,上り方
向のR−DCchも考慮する場合には,DCch用の復
号部,CRC判定部およびFER測定部(FER測定部
32と同様の処理を行う。)が設けられ,このFER測
定部からの指示が目標電力設定部23に与えられる。目
標電力設定部23は,3つのFER測定部からの指示を
総合して,前述した第1の方法または第2の方法によ
り,目標電力閾値PTを変更する。
【0082】1.4.Schが設定されない場合の処理 Schは,前述したように,比較的高速のパケット・デ
ータを通信する場合に使用される。したがって,MS/
SU1がFchによる通話音声でのみ通信している場合
には,Schは設定されない。たとえば,図6は,図1
に示す移動通信システムにおいて,BTS2とMS/S
U1との間に,F−Sch(図1におけるF−Sch1
2)が設定されていない場合を示している。図6におい
て,図1と同じ構成要素には同じ符号を付し,その説明
を省略することとする。
【0083】このような場合には,BSC3とBTS2
との間に,下り方向のダミーのF−Sch41が設定さ
れる。このダミーF−Sch41は,FER測定部32
の指示を目標電力設定部23に送信するために設定され
るものであり,MS/SU1に送信されるデータ(ユー
ザ・データ)を運ぶものではない。したがって,ダミー
F−Sch41は,BSC3とBTS2との間にのみ設
定され,BTS2とMS/SU1との間には設定されな
い。
【0084】目標電力設定部23は,F−Fch16お
よびダミーF−Sch41を介して送信された各指示に
従って受信電力測定部24に設定された目標電力閾値P
Tを変更する。
【0085】一方,MS/SU1では,目標電力設定部
57(図2参照)が,Sch用のFER測定部56から
の指示を考慮せず,Fch用のFER測定部55による
指示にのみ従って目標電力閾値の変更を行う。
【0086】また,図示は省略するが,BTS2とMS
/SU1との間にF−SCH(図1におけるF−Sch
12)が設定され,R−Sch(図1におけるR−Sc
h15)が設定されない場合もある。この場合には,目
標電力設定部23は,Sch用のFER測定部32から
の指示を考慮せず,Fch用のFER測定部31による
指示にのみ従って目標電力閾値の変更を行う。MS/S
U1では,FER測定部56と目標電力設定部57とが
同じ装置内にあるので,特にダミーのSchを設定する
必要はない。
【0087】BTS2とMS/SU1との間に,R−S
chおよびF−Schの双方が設定されない場合には,
ダミーのF−Schの設定および目標電力設定部23お
よび57がFER測定部32および56からの各指示を
考慮しないことの双方を行うことにより,電力制御が可
能である。
【0088】このように,Schが設定されない場合で
あっても,ダミーのSchを設け,あるいは,Sch用
のFER測定部からの指示を考慮しないことにより,電
力制御を行うことができる。
【0089】なお,FER測定部32がBTS2内に設
けられる場合には,ダミーのSchは特に設定されな
い。
【0090】2.第2の実施の形態 第1の実施の形態において,FER測定部32(図1参
照)および56(図2参照)の双方またはいずれか一方
に設定される図3のテーブルのNG閾値を目標FER値
に置換することもできる。
【0091】図7は,受信フレーム数Nと目標FER値
との関係を示すテーブルである。同図(A)は,受信フ
レーム数Nと目標FER値との一般的な関係を示すテー
ブルであり,同図(B)は,具体的な数値に基づくテー
ブルである。各受信フレーム数Nの範囲ごとに,目標F
ER値が設定される。各範囲に対応する目標FER値
は,図7(B)に示すように異なる値であってもよい
し,同じ値であってもよい。具体的な値は,NG閾値と
同様に,実験,シミュレーション,実際の運用等によっ
て決定される。
【0092】FER測定部32(56)は,図4のフロ
ーチャートに示す処理とほぼ同様の処理を行うが,ステ
ップS7およびS8の処理が異なる。
【0093】すなわち,ステップS7では,受信フレー
ム数Nに対応した目標FER値が決定される。たとえ
ば,受信フレーム数Nが20以下の場合には5%,受信
フレーム数Nが20より大きく40以下である場合には
4%となる。ステップS8では,前述した計算式(1)
によりFERが計算され,計算されたFERと,決定さ
れた目標FERとが比較される。そして,FERが目標
FERより大きい場合には目標電力閾値PTを上げる指
示が,FERが目標FERより小さい場合には目標電力
閾値PTを下げる指示が,目標電力設定部23にそれぞ
れ送信される。両値が等しい場合には,いずれの指示も
送信されないか,あるいは,目標電力閾値PTを現在の
値に維持する指示が送信される。
【0094】このような電力制御によっても,電力制御
をより正確に,また,精度よく,きめ細かに行うことが
できる。
【0095】3.第3の実施の形態 第1の実施の形態において,FER測定部32および5
6の双方またはいずれか一方に設定される図3に示すテ
ーブルを,図8に示すテーブルのように,NG閾値を複
数設けたテーブルとして構成することもできる。
【0096】図8は,NG閾値を2つまたは3つ設けた
場合の,受信フレーム数NとNG閾値と目標電力閾値の
上げる量(アップ量)および下げる量(ダウン量)との
関係を示すテーブルである。同図(A)は,一般的な関
係を示すテーブルであり,同図(B)は,具体的な数値
に基づくテーブルである。
【0097】図8(A)において,たとえば,0<N≦
N1の場合において,NGフレーム数MがNG閾値M11
以下であるときは,目標電力閾値PTのアップ/ダウン
量Aが選択される。また,NGフレーム数MがNG閾値
M11より大きくM12以下のときは,目標電力閾値PT
アップ/ダウン量Bが選択される。アップ/ダウン量の
より具体的な値としては,図8(B)に示すように,目
標電力閾値PTを相対的に大きく下げる指示「ダウン
大」,相対的小さく下げる指示「ダウン小」,相対的小
さく上げる指示「アップ小」,相対的大きく上げる指示
「アップ大」等を設定することができる。そして,選択
された指示が,目標電力設定部23に送信される。
【0098】目標電力設定部23には,第1の実施の形
態における第1の方法または第2の方法により目標電力
閾値PTを変更することができる。第1の方法により変
更される場合には,図5に示す「上げる」を,FER測
定部32(56)からの指示に従って「アップ大」また
は「アップ小」とすることもできる。同様にして,「下
げる」を「ダウン大」または「ダウン小」とすることも
できる。
【0099】また,第2の方法が選択され,Sch用の
FER測定部32(56)からの指示にのみ従って目標
電力閾値PTを変更する場合にも,同様にすることがで
きる。
【0100】なお,これら各指示に対して目標電力閾値
Tをどの程度変化させるかの変化量は,目標電力設定
部23(57)あらかじめ設定されている。そして,目
標電力設定部23は,受信電力測定部に設定された目標
電力閾値PTをこの変化量分変化させる。
【0101】これにより,送信電力の制御をよりきめ細
かく行うことができ,また,通信状態が急激に変化した
場合であっても,送信電力の追従が可能となる。
【0102】4.第4の実施の形態 FER測定部31および32の測定周期Tを,目標FE
R値に応じて変更することもできる。たとえば,測定周
期Tを, T=〔測定周期単位〕÷〔目標FER値[%]〕 …(2) または, T=〔フレームの長さ[秒]〕÷〔目標FER値〕 …(3) により定めることもできる。
【0103】「測定周期単位」とは,目標FER値を1
%とした場合に,100フレーム受信するのに必要な時
間である。たとえば,cdma2000方式では,1フレームの
長さL1,L2が20ミリ[秒]である。したがって,
「測定周期単位」は,20ミリ[秒]×100=2
[秒]となる。
【0104】一例として,cdma2000方式において,目標
FER値が2%である場合には,前記式(2)から,測
定周期T=2÷2=1[秒]となる。あるいは,前記式
(3)から,測定周期Tは,T=20ミリ[秒]÷0.
02(2%)=1[秒]によっても求められる。
【0105】FER測定部は,この測定周期T内にNG
フレームがなければ目標電力閾値を下げる指示を,NG
フレームが1つ以上あれば目標電力閾値を上げる指示
を,目標電力設定部に送信する。
【0106】このように,目標FER値に応じて測定周
期を短くすることにより,外部ループ電力制御の時間間
隔を短くすることができる。その結果,送信電力の変化
に対して迅速に対応することができ,電力制御のレスポ
ンスを速くすることができる。
【0107】なお,FER測定部55および56の測定
周期も同様にして変更することができる。
【0108】5.他の実施の形態 これまでに述べた実施の形態では,図1に示すように,
FER測定部31および32をBSC3に設ける例を示
したが、これらの双方またはいずれか一方をBTS2に
設けてもよい。
【0109】また,本実施の形態では,上り方向のR−
FchおよびR−Sch(ならびにR−PIch)の電
力制御を1つの目標電力閾値および1つの電力制御ビッ
トによりまとめて行う例について説明している。これ
は,cdma2000方式においては,R−Fch,R−Sc
h,およびR−PIchの各送信電力が比例関係にあ
り,あるchの送信電力を上げる一方,他のchの送信
電力を下げる等の制御ができないからである。したがっ
て,各chの送信電力を個別に制御できる場合(たとえ
ば下り方向のF−Fch,F−Sch等の場合)には,
各chの個別の受信電力測定部と,個別の目標電力閾値
と,個別の電力制御ビットとを設けることにより,各c
hの送信電力を個別に制御(閉ループ電力制御および外
部ループ電力制御)することもできる。
【0110】(付記1) 移動局と,該移動局と通信を
行う基地局との間に設定される無線通信路を介して送信
される信号の送信電力の目標となる目標電力値を調整す
ることにより前記送信電力を制御する電力制御装置であ
って,前記無線通信路上を一定の長さの通信単位ごとに
送信される通信データを受信し,該通信データに誤りが
あるかどうかを前記通信単位ごとに判定する誤り判定部
と,前記受信された通信単位の個数Nと,前記誤り判定
部により誤りがあると判定された通信単位の個数Mとを
あらかじめ定められた測定周期ごとに計測し,前記個数
Nの値に応じて決定される,前記目標電力値の変更の判
定基準となる判定基準値と,前記個数Mの値,または,
前記個数NおよびMの値とに基づいて前記目標電力値を
変更する目標電力制御部と,を備えている電力制御装
置。
【0111】(付記2) 付記1において,前記判定基
準値が,前記個数Mの値と比較される閾値であり,前記
目標電力制御部は,前記個数Mの値が前記閾値よりも大
きい場合には,前記目標電力値を上げるように制御し,
前記個数Mの値が前記閾値よりも小さい場合には,前記
目標電力値を下げるように制御する,電力制御装置。
【0112】(付記3) 付記2において,前記閾値
が,個数Nの各値に対して複数個設けられ,前記目標電
力制御部は,該複数個の閾値にそれぞれ対応した,前記
目標電力値の変更の大きさを表す値を有するとともに,
前記個数Mの値に対応する閾値を決定し,該決定された
閾値に対応した前記変更の大きさを表す値に従って前記
目標電力値を変更する,電力制御装置。
【0113】(付記4) 付記1において,前記判定基
準値が,受信された通信単位のうちの,誤りがあると判
定された通信単位の割合の目標値を示す目標誤り率であ
り,前記目標電力制御部は,前記個数Mの値を前記個数
Nの値により除算した誤り率と前記目標誤り率とを比較
し,前記誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合に
は,前記目標電力値を上げるように制御し,前記誤り率
が前記目標誤り率よりも小さい場合には,前記目標電力
値を下げるように制御する,電力制御装置。
【0114】(付記5) 移動局と,該移動局と通信を
行う基地局との間に設定される無線通信路を介して送信
される信号の送信電力の目標となる目標電力値を調整す
ることにより前記送信電力を制御する電力制御装置であ
って,前記無線通信路上を一定の長さの通信単位ごとに
送信される通信データを受信し,該通信データに誤りが
あるかどうかを前記通信単位ごとに判定する誤り判定部
と,前記通信単位の長さを時間により表した値を,受信
された通信単位のうち,前記誤り判定部により誤りがあ
ると判定された通信単位の割合の目標値を示す目標誤り
率により除算した値を測定周期とし,該測定周期ごとに
前記誤り判定部により誤りと判定された通信単位の個数
を計測し,前記個数が1以上であるときは,前記目標電
力値を上げるように制御し,前記個数が0であるとき
は,前記目標電力値を下げるように制御する目標電力制
御部と,を備えている電力制御装置。
【0115】(付記6) 付記1から5のいずれか1つ
において,前記送信電力が前記目標電力値になる,また
は,近づくように,該送信電力を制御する電力制御部を
さらに備えている電力制御装置。
【0116】(付記7) 移動局と,該移動局と通信を
行う基地局との間に設定される無線通信路を介して送信
される信号の送信電力の目標となる目標電力値を調整す
ることにより前記送信電力を制御する電力制御装置であ
って,通信路の設定後,通信路上に一定の長さの通信単
位を連続的に形成して送信し続ける第1の無線通信路上
の通信データを受信し,該通信データに誤りがあるかど
うかを前記通信単位ごとに判定する第1の誤り判定部
と,通信路の設定後,通信データがある場合に前記一定
の長さの通信単位を通信路上に形成して送信する第2の
無線通信路上の通信データを受信し,該通信データに誤
りがあるかどうかを前記通信単位ごとに判定する第2の
誤り判定部と,前記第1の誤り判定部により誤りがある
と判定された通信単位の個数M1をあらかじめ定められ
た測定周期ごとに計測し,該個数M1の値と,前記目標
電力値の変更の判定基準となる所定の第1の判定基準値
とに基づいて前記目標電力値の変更を指示する第1の変
更指示部と,前記第2の通信路を介して受信された通信
単位の個数N2と,前記第2の誤り判定部により誤りが
あると判定された通信単位の個数M2とを前記測定周期
ごとに計測し,前記個数N2の値に応じて決定される,
前記目標電力値の変更の判定基準となる第2の判定基準
値と,前記個数M2の値,または,前記個数N2および
M2の値とに基づいて前記目標電力値の変更を指示する
第2の変更指示部と,前記第1の変更指示部および前記
第2の変更指示部の各指示に基づいて前記目標電力を変
更する目標電力設定部と,を備えている電力制御装置。
【0117】(付記8) 付記7において,前記第1の
変更指示部および前記第2の変更指示部の各指示が前記
目標電力値を上げる指示または下げる指示であり,前記
目標電力設定部は,前記第1の変更指示部の指示および
前記第2の変更指示部の指示の少なくとも一方が前記上
げる指示である場合には,前記目標電力値を上げ,双方
の指示が前記下げる指示である場合には,前記目標電力
値を下げる,電力制御装置。
【0118】(付記9) 付記7において,前記目標電
力設定部が,前記第1の変更指示部または前記第2の変
更指示部の一方の指示に従って前記目標電力値を変更す
る,電力制御装置。
【0119】(付記10) 付記7から9のいずれか1
つにおいて,前記第1の無線通信路および前記第2の無
線通信路が,前記移動局から前記基地局に通信データを
送信する無線通信路であり,前記第1の誤り判定部,前
記第2の誤り判定部および前記目標電力設定部が,前記
基地局に設けられ,前記第1の変更指示部および前記第
2の変更指示部が,前記基地局と通信を行う基地局制御
装置に設けられ,前記第1の誤り判定部の判定結果およ
び前記第1の無線通信路の通信データは,前記第1の無
線通信路が設定された場合に前記基地局と前記基地局制
御装置との間に設定される第3の通信路を介して前記第
1の変更指示部に送信され,前記第2の誤り判定部の判
定結果および前記第2の無線通信路の通信データは,前
記第2の無線通信路が設定された場合に前記基地局と前
記基地局制御装置との間に設定される第4の通信路を介
して前記第2の変更指示部に送信され,前記第1の変更
指示部の指示は,前記基地局から前記移動局に通信デー
タを送信する第5の無線通信路が設定された場合に前記
基地局と前記基地局制御装置との間に設定される第7の
通信路を介して前記目標電力設定部に送信され,前記第
2の変更指示部の指示は,前記基地局から前記移動局に
通信データを送信する第6の無線通信路が設定された場
合に前記基地局と前記基地局制御装置との間に設定され
る第8の通信路を介して前記目標電力設定部に送信され
る,電力制御装置。
【0120】(付記11) 付記10において,前記第
2の変更指示部は,前記第6の無線通信路が設定されて
いない場合であっても,前記第8の通信路を設定し,該
第8の通信路を介して前記指示を前記目標電力設定部に
送信する,電力制御装置。
【0121】(付記12) 付記10または11におい
て,前記目標電力設定部は,前記第2の無線通信路が設
定されない場合には,前記第2の変更指示部からの指示
を考慮せず,前記第1の変更指示部からの指示に基づい
て前記目標電力を変更する,電力制御装置。
【0122】(付記13) 付記7から9のいずれか1
つにおいて,前記第1の無線通信路および前記第2の無
線通信路が,前記移動局から前記基地局に通信データを
送信する無線通信路であり,前記第1および第2の誤り
判定部,前記第1および第2の変更指示部,ならびに前
記目標電力設定部が,前記基地局に設けられている,電
力制御装置。
【0123】(付記14) 付記7から9のいずれか1
つにおいて,前記第1の無線通信路および前記第2の無
線通信路が,前記基地局から前記移動局に通信データを
送信する無線通信路であり,前記第1および第2の誤り
判定部,前記第1および第2の変更指示部,ならびに前
記目標電力設定部が,前記移動局に設けられている,電
力制御装置。
【0124】(付記15) 付記7から14のいずれか
1つにおいて,前記第1および第2の無線通信路の送信
電力が前記目標電力値になる,または,近づくように,
該送信電力を制御する電力制御部をさらに備えている電
力制御装置。
【0125】(付記16) 移動局と,該移動局と通信
を行う基地局との間に設定される無線通信路を介して送
信される信号の送信電力の目標となる目標電力値を調整
することにより前記送信電力を制御する電力制御方法で
あって,前記無線通信路上を一定の長さの通信単位ごと
に送信される通信データを受信し,該通信データに誤り
があるかどうかを前記通信単位ごとに判定し,前記受信
された通信単位の個数Nと,前記誤り判定部により誤り
があると判定された通信単位の個数Mとをあらかじめ定
められた測定周期ごとに計測し,前記個数Nの値に応じ
て決定される,前記目標電力値の変更の判定基準となる
判定基準値と,前記個数Mの値,または,前記個数Nお
よびMの値とに基づいて前記目標電力値を変更する,電
力制御方法。
【0126】(付記17) 移動局と,該移動局と通信
を行う基地局との間に設定される無線通信路を介して送
信される信号の送信電力の目標となる目標電力値を調整
することにより前記送信電力を制御する電力制御方法で
あって,通信路の設定後,通信路上に一定の長さの通信
単位を連続的に形成して送信し続ける第1の無線通信路
上の通信データを受信し,該通信データに誤りがあるか
どうかを前記通信単位ごとに判定する第1の誤り判定を
行い,通信路の設定後,通信データがある場合に前記一
定の長さの通信単位を通信路上に形成して送信する第2
の無線通信路上の通信データを受信し,該通信データに
誤りがあるかどうかを前記通信単位ごとに判定する第2
の誤り判定を行い,前記第1の誤り判定により誤りがあ
ると判定された通信単位の個数M1をあらかじめ定めら
れた測定周期ごとに計測し,該個数M1の値と,前記目
標電力値の変更の判定基準となる所定の第1の判定基準
値とに基づいて前記目標電力値の変更を指示し,前記第
2の通信路を介して受信された通信単位の個数N2と,
前記第2の誤り判定により誤りがあると判定された通信
単位の個数M2とを前記測定周期ごとに計測し,前記個
数N2の値に応じて決定される,前記目標電力値の変更
の判定基準となる第2の判定基準値と,前記個数M2の
値,または,前記個数N2およびM2の値とに基づいて
前記目標電力値の変更を指示し,前記各指示に基づいて
前記目標電力を変更する,電力制御方法。
【0127】
【発明の効果】本発明によると,パケット・データのよ
うな不連続的なデータを送信する通信路のように,測定
周期ごとに受信される通信単位が変化する場合であって
も,通信単位の受信個数Nに応じた電力制御を行うこと
ができる。また,目標電力閾値を変化させる判定基準と
なる判定基準値を通信単位の受信個数Nに応じて適切な
値に設定しておくことにより,個数Nが変化しても,送
信電力の制御を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態の移動通信シス
テムの一部を示すブロック図である。
【図2】本発明による第1の実施の形態の移動通信シス
テムの一部を示すブロック図である。
【図3】受信フレーム数NとNG閾値との関係を示すテ
ーブルであり,(A)は,受信フレーム数NとNG閾値
との一般的な関係を示すテーブルであり,(B)は,具
体的な数値に基づくテーブルである。
【図4】Sch用のFER測定部の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図5】第1の方法による目標電力閾値の変更方法の一
例を示すテーブルである。
【図6】図1に示す移動通信システムにおいて,BTS
とMS/SUとの間に,F−Schが設定されていない
場合を示す。
【図7】受信フレーム数Nと目標FER値との関係を示
すテーブルであり,(A)は,受信フレーム数Nと目標
FER値との一般的な関係を示すテーブルであり,
(B)は,具体的な数値に基づくテーブルである。
【図8】NG閾値を2つまたは3つ設けた場合の,受信
フレーム数NとNG閾値と目標電力閾値の上げる量(ア
ップ量)および下げる量(ダウン量)との関係を示すテ
ーブルであり,(A)は,一般的な関係を示すテーブル
であり,(B)は,具体的な数値に基づくテーブルであ
る。
【符号の説明】
1 移動局(MS/SU) 2 基地局(BTS) 3 基地局制御装置(BSC) 20 ビット付与部 21,22,59,60,61 送信電力制御部 29,62 ビット抽出部 25,27,53,54 CRC判定部 31,32,55,56 FER測定部 23,57 目標電力設定部 24,58 受信電力測定部 11,16 フォワード方向基本チャネル 12,17 フォワード方向補助チャネル 13 リバース方向パイロット・チャネル 14,18 リバース方向基本チャネル 15,19 リバース方向補助チャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 EE31 5K060 BB07 CC04 CC11 CC12 DD04 FF06 HH06 KK01 LL01 LL25 5K067 AA23 BB04 CC08 CC10 DD11 EE02 EE10 GG08 HH22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局と,該移動局と通信を行う基地局
    との間に設定される無線通信路を介して送信される信号
    の送信電力の目標となる目標電力値を調整することによ
    り前記送信電力を制御する電力制御装置であって,前記
    無線通信路上を一定の長さの通信単位ごとに送信される
    通信データを受信し,該通信データに誤りがあるかどう
    かを前記通信単位ごとに判定する誤り判定部と,前記受
    信された通信単位の個数Nと,前記誤り判定部により誤
    りがあると判定された通信単位の個数Mとをあらかじめ
    定められた測定周期ごとに計測し,前記個数Nの値に応
    じて決定される,前記目標電力値の変更の判定基準とな
    る判定基準値と,前記個数Mの値,または,前記個数N
    およびMの値とに基づいて前記目標電力値を変更する目
    標電力制御部と,を備えている電力制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記判定基準値が,
    前記個数Mの値と比較される閾値であり,前記目標電力
    制御部は,前記個数Mの値が前記閾値よりも大きい場合
    には,前記目標電力値を上げるように制御し,前記個数
    Mの値が前記閾値よりも小さい場合には,前記目標電力
    値を下げるように制御する,電力制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において,前記閾値が,個数N
    の各値に対して複数個設けられ,前記目標電力制御部
    は,該複数個の閾値にそれぞれ対応した,前記目標電力
    値の変更の大きさを表す値を有するとともに,前記個数
    Mの値に対応する閾値を決定し,該決定された閾値に対
    応した前記変更の大きさを表す値に従って前記目標電力
    値を変更する,電力制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において,前記判定基準値が,
    受信された通信単位のうちの,誤りがあると判定された
    通信単位の割合の目標値を示す目標誤り率であり,前記
    目標電力制御部は,前記個数Mの値を前記個数Nの値に
    より除算した誤り率と前記目標誤り率とを比較し,前記
    誤り率が前記目標誤り率よりも大きい場合には,前記目
    標電力値を上げるように制御し,前記誤り率が前記目標
    誤り率よりも小さい場合には,前記目標電力値を下げる
    ように制御する,電力制御装置。
  5. 【請求項5】 移動局と,該移動局と通信を行う基地局
    との間に設定される無線通信路を介して送信される信号
    の送信電力の目標となる目標電力値を調整することによ
    り前記送信電力を制御する電力制御装置であって,前記
    無線通信路上を一定の長さの通信単位ごとに送信される
    通信データを受信し,該通信データに誤りがあるかどう
    かを前記通信単位ごとに判定する誤り判定部と,前記通
    信単位の長さを時間により表した値を,受信された通信
    単位のうち,前記誤り判定部により誤りがあると判定さ
    れた通信単位の割合の目標値を示す目標誤り率により除
    算した値を測定周期とし,該測定周期ごとに前記誤り判
    定部により誤りと判定された通信単位の個数を計測し,
    前記個数が1以上であるときは,前記目標電力値を上げ
    るように制御し,前記個数が0であるときは,前記目標
    電力値を下げるように制御する目標電力制御部と,を備
    えている電力制御装置。
  6. 【請求項6】 移動局と,該移動局と通信を行う基地局
    との間に設定される無線通信路を介して送信される信号
    の送信電力の目標となる目標電力値を調整することによ
    り前記送信電力を制御する電力制御装置であって,通信
    路の設定後,通信路上に一定の長さの通信単位を連続的
    に形成して送信し続ける第1の無線通信路上の通信デー
    タを受信し,該通信データに誤りがあるかどうかを前記
    通信単位ごとに判定する第1の誤り判定部と,通信路の
    設定後,通信データがある場合に前記一定の長さの通信
    単位を通信路上に形成して送信する第2の無線通信路上
    の通信データを受信し,該通信データに誤りがあるかど
    うかを前記通信単位ごとに判定する第2の誤り判定部
    と,前記第1の誤り判定部により誤りがあると判定され
    た通信単位の個数M1をあらかじめ定められた測定周期
    ごとに計測し,該個数M1の値と,前記目標電力値の変
    更の判定基準となる所定の第1の判定基準値とに基づい
    て前記目標電力値の変更を指示する第1の変更指示部
    と,前記第2の通信路を介して受信された通信単位の個
    数N2と,前記第2の誤り判定部により誤りがあると判
    定された通信単位の個数M2とを前記測定周期ごとに計
    測し,前記個数N2の値に応じて決定される,前記目標
    電力値の変更の判定基準となる第2の判定基準値と,前
    記個数M2の値,または,前記個数N2およびM2の値
    とに基づいて前記目標電力値の変更を指示する第2の変
    更指示部と,前記第1の変更指示部および前記第2の変
    更指示部の各指示に基づいて前記目標電力を変更する目
    標電力設定部と,を備えている電力制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において,前記第1の変更指示
    部および前記第2の変更指示部の各指示が前記目標電力
    値を上げる指示または下げる指示であり,前記目標電力
    設定部は,前記第1の変更指示部の指示および前記第2
    の変更指示部の指示の少なくとも一方が前記上げる指示
    である場合には,前記目標電力値を上げ,双方の指示が
    前記下げる指示である場合には,前記目標電力値を下げ
    る,電力制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において,前記目標電力設定部
    が,前記第1の変更指示部または前記第2の変更指示部
    の一方の指示に従って前記目標電力値を変更する,電力
    制御装置。
  9. 【請求項9】 移動局と,該移動局と通信を行う基地局
    との間に設定される無線通信路を介して送信される信号
    の送信電力の目標となる目標電力値を調整することによ
    り前記送信電力を制御する電力制御方法であって,前記
    無線通信路上を一定の長さの通信単位ごとに送信される
    通信データを受信し,該通信データに誤りがあるかどう
    かを前記通信単位ごとに判定し,前記受信された通信単
    位の個数Nと,前記誤り判定部により誤りがあると判定
    された通信単位の個数Mとをあらかじめ定められた測定
    周期ごとに計測し,前記個数Nの値に応じて決定され
    る,前記目標電力値の変更の判定基準となる判定基準値
    と,前記個数Mの値,または,前記個数NおよびMの値
    とに基づいて前記目標電力値を変更する,電力制御方
    法。
  10. 【請求項10】 移動局と,該移動局と通信を行う基地
    局との間に設定される無線通信路を介して送信される信
    号の送信電力の目標となる目標電力値を調整することに
    より前記送信電力を制御する電力制御方法であって,通
    信路の設定後,通信路上に一定の長さの通信単位を連続
    的に形成して送信し続ける第1の無線通信路上の通信デ
    ータを受信し,該通信データに誤りがあるかどうかを前
    記通信単位ごとに判定する第1の誤り判定を行い,通信
    路の設定後,通信データがある場合に前記一定の長さの
    通信単位を通信路上に形成して送信する第2の無線通信
    路上の通信データを受信し,該通信データに誤りがある
    かどうかを前記通信単位ごとに判定する第2の誤り判定
    を行い,前記第1の誤り判定により誤りがあると判定さ
    れた通信単位の個数M1をあらかじめ定められた測定周
    期ごとに計測し,該個数M1の値と,前記目標電力値の
    変更の判定基準となる所定の第1の判定基準値とに基づ
    いて前記目標電力値の変更を指示し,前記第2の通信路
    を介して受信された通信単位の個数N2と,前記第2の
    誤り判定により誤りがあると判定された通信単位の個数
    M2とを前記測定周期ごとに計測し,前記個数N2の値
    に応じて決定される,前記目標電力値の変更の判定基準
    となる第2の判定基準値と,前記個数M2の値,また
    は,前記個数N2およびM2の値とに基づいて前記目標
    電力値の変更を指示し,前記各指示に基づいて前記目標
    電力を変更する,電力制御方法。
JP2001188673A 2001-06-21 2001-06-21 無線通信の電力制御装置および電力制御方法 Expired - Fee Related JP3929258B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001188673A JP3929258B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 無線通信の電力制御装置および電力制御方法
US09/970,019 US6904291B2 (en) 2001-06-21 2001-10-02 Power control device and power control method for radio communication
KR10-2001-0067361A KR100411844B1 (ko) 2001-06-21 2001-10-31 무선통신의 전력제어장치 및 전력제어방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001188673A JP3929258B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 無線通信の電力制御装置および電力制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003008505A true JP2003008505A (ja) 2003-01-10
JP2003008505A5 JP2003008505A5 (ja) 2005-03-03
JP3929258B2 JP3929258B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=19027731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001188673A Expired - Fee Related JP3929258B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 無線通信の電力制御装置および電力制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6904291B2 (ja)
JP (1) JP3929258B2 (ja)
KR (1) KR100411844B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303670A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Nec Corp 携帯通信端末装置及び送信電力制御方法
JP2017536771A (ja) * 2014-11-27 2017-12-07 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 送信電力決定方法および装置

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100841302B1 (ko) * 2001-12-28 2008-06-26 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템의 신호 전력 제어 방법
US6711352B2 (en) * 2001-12-28 2004-03-23 Nidec Copal Corporation Range finder of light amount detection type with multi zone resolution
US7010321B2 (en) * 2002-02-04 2006-03-07 Qualcomm Inc. Power control avoiding outer loop wind-up
KR100480048B1 (ko) * 2002-04-25 2005-03-30 엘지전자 주식회사 광대역 부호분할다중접속 단말 시스템의 페이징 분석 장치
CN102149176B (zh) * 2002-06-07 2017-04-12 诺基亚技术有限公司 用于在提供多数据速率的数据通信的无线电通信系统中促进通信的设备和相关的方法
WO2004004396A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-08 Nokia Corporation Method and network element for optimisation of radio resource utilisation in a radio access network
US7299064B1 (en) * 2002-12-18 2007-11-20 Nortel Networks Limited Automatic adaptation of fundamental channel reserved power threshold
KR20040102828A (ko) * 2003-05-29 2004-12-08 유티스타콤코리아 유한회사 역방향 데이터 서비스를 위한 외부 회로 전력 제어 방법
JP4367044B2 (ja) * 2003-07-23 2009-11-18 日本電気株式会社 通信システムおよび送信電力制御方法
KR100557190B1 (ko) * 2003-11-28 2006-03-03 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 순방향 데이터 전송률 제어장치 및 방법
JP3800222B2 (ja) * 2004-02-19 2006-07-26 日本電気株式会社 送信電力制御のための目標値制御システム及びその方法並びに基地局及び携帯通信端末
JP2006050498A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Nec Corp 移動体通信端末装置、移動体通信方法及びそのプログラム
US8971240B2 (en) * 2004-12-06 2015-03-03 At&T Mobility Ii Llc Method and apparatus for performing radio link timer management in a wireless communications network
US7610058B2 (en) * 2005-03-15 2009-10-27 Alcatel-Lucent Usa Inc. Reverse loop protocol
JP4619192B2 (ja) * 2005-05-10 2011-01-26 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信電力制御方法および装置
KR100747318B1 (ko) * 2005-10-12 2007-08-08 엘지노텔 주식회사 이동통신 시스템 기지국의 자동 송신전력 제어 장치 및방법
JP4684888B2 (ja) * 2005-12-28 2011-05-18 キヤノン株式会社 通信装置及び電力制御方法
JP5036212B2 (ja) 2006-04-21 2012-09-26 キヤノン株式会社 通信装置及びその送信電力制御方法
US20080056206A1 (en) * 2006-08-31 2008-03-06 Motorola, Inc. Power savings method and apparatus in a communication system
KR101365561B1 (ko) * 2006-10-02 2014-02-21 엘지전자 주식회사 효율적인 동기 채널 전송 방법 및 이를 위한 전송 전력할당 방법
KR101547879B1 (ko) 2008-04-11 2015-09-04 버드 테크놀로지 그룹 인크. 송신기 전력 모니터

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5604730A (en) 1994-07-25 1997-02-18 Qualcomm Incorporated Remote transmitter power control in a contention based multiple access system
JP3031327B2 (ja) 1998-03-26 2000-04-10 日本電気株式会社 スペクトラム拡散通信システムおよびその過負荷制御方法
JP3429212B2 (ja) 1998-12-29 2003-07-22 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信電力制御装置
US6337975B1 (en) * 1999-04-02 2002-01-08 Qualcomm Inc. System and method for power measurement in outdoor antenna units
US6763483B2 (en) * 2001-01-26 2004-07-13 Dell Products L.P. Method of optimizing the use of radio devices in a computing system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303670A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Nec Corp 携帯通信端末装置及び送信電力制御方法
JP2017536771A (ja) * 2014-11-27 2017-12-07 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 送信電力決定方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6904291B2 (en) 2005-06-07
KR100411844B1 (ko) 2003-12-24
KR20020096819A (ko) 2002-12-31
US20020198014A1 (en) 2002-12-26
JP3929258B2 (ja) 2007-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003008505A (ja) 無線通信の電力制御装置および電力制御方法
US7069035B2 (en) Method and apparatus for power control in a communication system
US7746831B2 (en) Method and apparatus for controlling gain level of a supplemental channel in a CDMA communication system
US7020483B2 (en) Power control in mobile radio telephone systems when transmission is interrupted
US20070178931A1 (en) Cdma mobile communication system in which updating of a reference value for controlling closed-loop transmission power is realized in a base transceiver station
US7769079B2 (en) Method and apparatus for controlling gain level of a communication channel in a CDMA communication system
US20040092233A1 (en) Variable rate closed loop power control for wireless communication systems
JPWO2006035498A1 (ja) 送信電力制御装置及び送信電力制御方法
US8098743B2 (en) Pilot signal transmission method and radio communication system for enabling measurement of reception quality with high accuracy
AU2002312547A1 (en) Method and apparatus for controlling gain level of a supplemental channel in a CDMA communication system
EP1626510A2 (en) Mobile communication system and downlink transmission power control method thereof
US20080051126A1 (en) Method for allocating transmit power in a wireless communication system
JP2007228091A (ja) 無線通信システムにおける電力制御装置
WO2000076246A1 (fr) Terminal de communication et procede de prevention d'interferences excessives
KR100358437B1 (ko) 아이에스-2000 코드 분할 다중 접속 방식을 적용한이동통신 시스템에서의 역방향 전력제어방법
KR100407932B1 (ko) 역방향링크에서의파일롯에대한트래픽전력비와전력제어비트의전력레벨제어방법
AU2006200633B2 (en) Simplified quality indicator bit test procedures
KR20070067196A (ko) 무선통신에 있어서 사용자 단말기의 외루프 전력제어

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20010621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140316

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees