JP2003007175A - 開閉器用操作器 - Google Patents

開閉器用操作器

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JP2003007175A
JP2003007175A JP2001186794A JP2001186794A JP2003007175A JP 2003007175 A JP2003007175 A JP 2003007175A JP 2001186794 A JP2001186794 A JP 2001186794A JP 2001186794 A JP2001186794 A JP 2001186794A JP 2003007175 A JP2003007175 A JP 2003007175A
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lever
toggle
spring
latch
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JP2001186794A
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Tomokazu Akiyama
知一 秋山
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Original Assignee
Daihen Corp
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Publication date
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トグル機構を速動機構として用いた開閉器用操
作器において、開路指令が与えれてから開路動作が行わ
れるまでに要する時間を短縮すること。 【解決手段】第1のトグルレバー12と第2のトグルレ
バー14との間に駆動バネ17を設けてトグル機構を構
成し、第2のトグルレバー14を投入位置及び開路位置
に回動させて開閉器の投入動作及び開路動作を行わせ
る。第2のトグルレバー14が投入位置まで回動したと
きにこの第2のトグルレバーをラッチするラッチ機構3
1を設け、第2のトグルレバー14をラッチした状態
で、第1のトグルレバーを回動させて駆動バネ17を蓄
勢する。開路指令が与えられたときにラッチ機構31に
よる第2のトグルレバーのラッチを解除して駆動バネ1
7に蓄勢された付勢力により直ちに第2のトグルレバー
14を開路位置に回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電系統に設置さ
れるガス開閉器等の開閉器を操作する開閉器用操作器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】配電系統に設置される開閉器は負荷電流
を開閉するため、開路動作及び閉路動作を一気に行わせ
る必要があり、そのために速動機構を備えた操作器を必
要とする。配電用の開閉器を操作する操作器の速動機構
としては、トグル機構が多く用いられている。
【0003】開閉器用操作器で用いるトグル機構は、固
定フレームに回動自在に支持されて第1の位置と第2の
位置との間を往復回動し得るように設けられた第1のト
グルレバーと、第1のトグルレバーの近傍で第1のトグ
ルレバーの回動軸と平行な軸を回動軸として回動するよ
うに固定フレームに対して回動自在に支持されて開閉器
を投入状態にする投入位置と開閉器を開路状態にする開
路位置との間を回動させられる第2のトグルレバーと、
第1のトグルレバーに第1のバネ保持ピンを介して一端
が連結されるとともに、第2のトグルレバーに第2のバ
ネ保持ピンを介して連結されて第1のトグルレバーが第
1の位置から第2の位置に回動する過程及び第2の位置
から第1の位置に向けて回動する過程で圧縮される駆動
バネとを有していて、第1のトグルレバーが第1の位置
から第2の位置に向けて回動する過程で第1のバネ保持
ピンが第2のトグルレバーの回動中心と第2のバネ保持
ピンとを結ぶ直線上にある死点を越えたときに第2のト
グルレバーが投入位置側に付勢され、第1のトグルレバ
ーが第2の位置から第1の位置に向けて回動する過程で
第1のバネ保持ピンが上記死点を越えたときに第2のト
グルレバーが開路位置側に付勢されるように構成されて
いる。
【0004】開閉器の操作を自動的に行わせるため、電
動機を駆動源として第1のトグルレバーを回動させるト
グルレバー駆動機構が設けられ、電動機により第1のト
グルレバーを第1の位置から第2の位置に回動させる過
程でトグル機構が死点を越えたときに駆動バネの付勢力
により第2のトグルレバーを一気に投入位置に向けて回
動させて開閉器を投入し、第1のトグルレバーを第2の
位置から第1の位置に向けて回動させる過程でトグル機
構が死点を越えたときに駆動バネの付勢力により第2の
トグルレバーを一気に開路位置に回動させて、開閉器を
開くようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】速動機構としてトグル
機構を用いた従来の開閉器用操作器では、開閉器を投入
する際、及び開く際のいずれの場合にも、トグル機構が
死点を越えるまで電動機により第1のトグルレバーを一
定の速度で回動させて、トグル機構が死点を越えたとき
に投入動作及び開路動作を行わせるようにしていたた
め、投入指令に応答して開閉器を投入する際、及び開路
指令に応答して開閉器を開路する際のいずれの場合に
も、同等の動作時間が必要であった。そのため、事故発
生時に備えて、開閉器を開路する際の動作時間(開路指
令が出されてから開閉器が開くまでに要する時間)を短
くすることが要求された場合に、その要求に応えること
ができないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、速動機構としてトグル機
構を用いた開閉器用操作器において、開路動作に要する
動作時間を短くすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、トグル機構を
速動機構として用いた開閉器用操作器を対象とする。本
発明が対象とする操作器で用いるトグル機構は、固定フ
レームに回動自在に支持されて第1の位置と第2の位置
との間を往復回動し得るように設けられた第1のトグル
レバーと、第1のトグルレバーの近傍で該第1のトグル
レバーの回動軸と平行な軸を回動軸として回動するよう
に固定フレームに回動自在に支持されて開閉器を投入状
態にする投入位置と開閉器を開路状態にする開路位置と
の間を回動させられる第2のトグルレバーと、第1のト
グルレバーに第1のバネ保持ピンを介して一端が連結さ
れるとともに他端が第2のトグルレバーに第2のバネ保
持ピンを介して連結されて第1のトグルレバーが第1の
位置から第2の位置に回動する過程及び第2の位置から
第1の位置に向けて回動する過程で圧縮される駆動バネ
とを備えていて、第1のトグルレバーが第1の位置から
第2の位置に向けて回動する過程で第1のバネ保持ピン
が第2のトグルレバーの回動中心と第2のバネ保持ピン
とを結ぶ直線上にある死点を越えたときに第2のトグル
レバーが投入位置側に付勢され、第1のトグルレバーが
第2の位置から第1の位置に向けて回動する過程で第1
のバネ保持ピンが死点を越えたときに第2のトグルレバ
ーが開路位置側に付勢されるように構成されている。
【0008】本明細書に開示した第1の発明において
は、電動機を駆動源として第1のトグルレバーを前記第
1の位置から第2の位置に向けて回動させた後第1の位
置に復帰させるように駆動するトグルレバー駆動機構
と、第1のトグルレバーが第1の位置から第2の位置に
向けて回動する過程で蓄勢された駆動バネの付勢力によ
り第2のトグルレバーが投入位置まで回動したときに該
第2のトグルレバーをラッチする入保持ラッチ機構と、
開閉器を開路する際に入保持ラッチ機構による第2のト
グルレバーのラッチを引き外すトリップ装置とが設けら
れていて、第1のトグルレバーが第2の位置から第1の
位置に向けて回動する過程で駆動バネが蓄勢され、第1
のトグルレバーが第1の位置に復帰したときにトグル機
構の第1のバネ保持ピンが死点を僅かに越えた位置に達
しているように、第1のトグルレバーと第2のトグルレ
バーと駆動バネとの間の位置関係が設定されている。
【0009】本発明に係わる操作器では、開閉器を投入
する際に、第1のトグルレバーが第1の位置から第2の
位置まで回動する過程で第1のバネ保持ピンが死点を越
えたときに駆動バネの付勢力により第2のトグルレバー
を投入位置に回動させて投入動作を行わせる。
【0010】投入動作を行わせた後、第1のトグルレバ
ーを第2の位置から第1の位置に復帰させることにより
駆動バネを蓄勢するとともに、トグル機構の第1のバネ
保持ピンを僅かに死点を越えた位置に到達させる。これ
により、駆動バネを蓄勢状態に保持する。
【0011】開閉器を開く際には、入保持ラッチ機構に
よる第2のトグルレバーのラッチを外して、駆動バネの
付勢力により第2のトグルレバーを開路位置に回動させ
て開路動作を行わせる。第1のトグルレバーが第1の位
置に復帰した時点で、第1のバネ保持ピンが死点を僅か
に越えた状態にある(トグル機構が死点を越えた状態で
第2のトグルレバーがラッチされている)ので、次に開
閉器を開路する際に、第2のトグルレバーのラッチが外
されると、直ちに駆動バネの付勢力が開放されて開路動
作が行われる。
【0012】このように、本発明では、第1のトグルレ
バーが第1の位置から第2の位置まで回動する過程で投
入動作を行わせた後、第2のトグルレバーをラッチした
状態で、第1のトグルレバーを第2の位置から第1の位
置まで回動させる間に駆動バネを蓄勢するようにしたの
で、入保持ラッチ機構による第2のトグルレバーのラッ
チを外すことにより直ちに開閉器の開路動作を行わせる
ことができる。そのため、電動機によりトグル機構を駆
動して、該トグル機構が死点を越えたときに開路動作に
行わせていた従来の操作器を用いる場合に比べて、開路
動作に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0013】また本明細書に開示した第2の発明におい
ては、手動操作により投入動作及び開路動作を行わせる
ために、上記の構成に加えて更に、下記の要素が設けら
れる。
【0014】即ち第2の発明においては、第1のトグル
レバーとの間に所定の間隔を隔てた状態で配置されて第
1のトグルレバーの回動軸と平行な軸を中心に回動する
ように固定フレームに回動自在に支持された回動部材
と、第1のトグルレバーの回動軸と平行な軸を介して固
定フレームに回動自在に支持されて、先端が第1のトグ
ルレバーと回動部材との間に設定された設定位置に位置
した状態になる原位置から中間位置を経て最終到達位置
まで回動させられるハンドルレバーと、ハンドルレバー
と固定フレームとの間に設けられて、ハンドルレバーの
先端を原位置に復帰させるようにハンドルレバーを付勢
する復帰バネと、ハンドルレバーの先端に第1の連結ピ
ンを介して一端が連結された第1のコンロッドと、第1
のコンロッドの他端に第2の連結ピンを介して一端が連
結されるとともに他端が回動部材に第3の連結ピンを介
して連結された第2のコンロッドと、一端が第1のコン
ロッドの他端に第2の連結ピンを介して連結されるとと
もに他端が第1のトグルレバーに第4の連結ピンを介し
て連結された第3のコンロッドと、ハンドルレバーが原
位置から最終到達位置付近まで回動する間、ハンドルレ
バーの変位が第1及び第3のコンロッドを介して第1の
トグルレバーに伝達されるように回動部材をラッチし、
ハンドルレバーが最終到達位置に達したときには回動部
材のラッチを解除するように構成された回動部材ラッチ
機構とを更に設ける。
【0015】そして、回動部材がラッチされている状態
でハンドルレバーに操作力が与えられて該ハンドルレバ
ーが原位置から中間位置まで回動する過程でハンドルレ
バーの変位が第1のコンロッドと第3のコンロッドとを
介して第1のトグルレバーに伝達されて第1のトグルレ
バーが第1の位置から第2の位置まで回動させられ、ハ
ンドルレバーが中間位置から最終到達位置まで回動する
過程で第1のトグルレバーが第2の位置から第1の位置
まで回動させられ、ハンドレバーが最終到達位置に達し
て回動部材のラッチが解除されたときに復帰バネの付勢
力により回動部材と第1ないし第3のコンロッドとが回
動してハンドルレバーを原位置に復帰させるように、ハ
ンドルレバーと第1ないし第3のコンロッドと回動部材
との間の位置関係が設定される。その他の構成は第1の
発明と同様である。
【0016】上記のように構成すると、ハンドルレバー
を手動により回動させて、原位置から中間位置まで回動
させることにより、ハンドルレバーの変位を第1のコン
ロッドと第3のコンロッドとを介して第1のトグルレバ
ーに伝達して、該第1のトグルレバーを第1の位置から
第2の位置まで回動させることができ、これにより開閉
器の投入動作を行わせることができる。その後ハンドル
レバーを中間位置から最終到達位置に向けて回動させる
ことにより、第1のトグルレバーを第2の位置から第1
の位置に復帰させて、次の開路動作に備えて駆動バネを
蓄勢することができる。したがって、手動操作により開
閉器の投入動作と、駆動バネの蓄勢とを行わせることが
できる。
【0017】またハンドルレバーを最終到達位置間で回
動させることにより回動部材のラッチを解除して、第1
のトグルレバーの位置を変更することなく、第1ないし
第3のコンロッドと回動部材とを回動させてハンドレバ
ーを原位置に復帰させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。
【0019】本発明に係わる操作器は、例えば図6に示
したような開閉装置に用いる開閉器を操作するために用
いられる。図6に示した開閉装置は、配電系統において
例えば柱上に設置される負荷電流開閉用の開閉装置で、
同図において1は開閉装置のケース、2及び3はケース
1の相対する側壁の上部を貫通して取り付けられたブッ
シング端子である。ブッシング端子2及び3の中心導体
2a及び3aの外端部には電線を接続する端子金具2b
及び3bが設けられ、中心導体2a及び3aのケース1
内に位置する端部に、該ケース内に収容された開閉器4
が接続されている。図示の開閉器4は、固定接触子4a
と該固定接触子に接離する可動接触子4bとを容器4c
内に収容して容器4c内に絶縁媒体を充填したもので、
容器4cから外部に導出された操作レバー4dを回動さ
せることにより投入動作及び開路動作を行わせるように
なっている。開閉器4は、固定接触子4a及び可動接触
子4bに電気的に接続された端子導体4a1及び4b1を備
え、これらの端子導体がそれぞれブッシング端子2及び
3の中心導体2a及び3aのケース内に位置する端部に
電気的及び機械的に接続されている。
【0020】ケース1の上部には装柱金具5が取り付け
れ、ケース4の側面には、手動操作ハンドルを取り付け
るハンドル取付け部6が設けられている。
【0021】ケース1内の下半部に本発明に係わる操作
器10が収容され、この操作器10の出力レバー10a
が操作レバー4dに連結されている。出力レバー10a
は、後記するトグル機構により投入位置と開路位置との
間を回動させられるレバーで、この出力レバー10aの
回動により操作レバー4dが開路位置から投入位置に、
または投入位置から開路位置に回動させられて、開閉器
4の投入動作及び開路動作が行われる。
【0022】図1ないし図3は、本発明に係わる操作器
10の要部の構成を示したもので、図1は操作器の要部
をその正面から見て全体的な構成を示した構成図、図2
は図1の要部を右側から見てその構成部品の奥行き方向
の位置関係を示した構成図、図3は図1の他の要部を右
側から見てその構成部品の奥行き方向の位置関係を示し
た構成図である。また図4及び図5は図1ないし図3に
示した操作器の動作説明図である。
【0023】本発明に係わる操作器を構成するレバーや
歯車等の部品は、実際には操作器の固定フレームに支持
されるが、図面が繁雑になるのを避けるために、図1な
いし図5においては、固定フレームの図示を省略してい
る。
【0024】図1ないし図3において11は図示しない
固定フレームに回転自在に支持された回動軸、12は複
数のレバー板の集合体からなる第1のトグルレバーで、
第1のトグルレバー12は、回動軸11の軸線方向に所
定の間隔を隔てて順に並べて配置されて回動軸11に固
定された第1ないし第4のレバー板12Aないし12D
からなっている。隣接配置された第1及び第2のレバー
板12A及び12Bは帯板状に形成されていて、それぞ
れの後端部寄りの部分が回動軸11に固定され、これら
のレバー板12A,12Bの先端部に第1のバネ保持ピ
ン13が取り付けられている。第2のレバー板12Bの
隣に配置された第3のレバー板12Cは、帯板状に形成
されていて、その後端部寄りの部分が回動軸12に固定
され、先端部にはU字形の切欠溝12c1が形成されてい
る。第4のレバー板12Dは図1に見られるように三角
形の各角部を変形させた形状に形成された板からなって
いて、その一つのコーナ部付近が回動軸11に固定され
ている。
【0025】14は第2のトグルレバーで、この第2の
トグルレバーは、幅広の後端部14aと、この後端部1
4aに連続するほぼ台形状の中間部14bと、中間部1
4bの先端に連続する帯板状の先端部14cとを有して
全体がほぼ漏斗状の形状を呈するように形成された対の
レバー板14A,14Bと、これらのレバー板の後端部
14a,14a間を連結する連結部14Cと、先端部1
4c,14c間を連結する連結部14Dとからなってい
る。
【0026】第2のトグルレバー14は、そのレバー板
14A,14Bの間に第1のトグルレバー12のレバー
板12A,12Bの一部を受け入れた状態で、第1のト
グルレバーの近傍に配置されている。両レバー板14
A,14Bのそれぞれの後端部寄りの中央部には、互い
に軸線を一致させた状態で設けられた軸部材15A及び
15Bが固定され、これらの軸部材により第2のトグル
レバーの回動軸15が構成されている。回動軸15は、
図示しない固定フレームに回転自在に支持されている。
第2のトグルレバー14の回動軸15は、その中心軸線
が第1のトグルレバー12の回動軸11の中心軸線と平
行になるように設けられていて、回動軸15の回転が、
図示しない機構を介して操作器の出力レバー10a(図
6参照、図1ないし図3には図示せず。)に伝達される
ようになっている。
【0027】第2のトグルレバー14のレバー板14
A,14Bのそれぞれの中間部14bの先端付近に設け
られた長孔14dに第2のバネ保持ピン16の両端が嵌
合され、第1のバネ保持ピン13及び第2のバネ保持ピ
ン16にそれぞれ駆動バネ17の一端及び他端が連結さ
れている。
【0028】第1のトグルレバー12と、第2のトグル
レバー14と、第1及び第2のバネ保持ピン13及び1
6と、駆動バネ17とによりトグル機構が構成されてい
る。このトグル機構においては、第1のトグルレバー1
2が図1に示した第1の位置から同図において反時計方
向に所定の角度離れた第2の位置(図4B及びCに示し
た位置)まで回動する過程で駆動バネ17が圧縮され、
この過程で第1のバネ保持ピンが第2のトグルレバー1
4の回動中心と第2のバネ保持ピン16とを結ぶ直線上
にある死点を越えたときに第2のトグルレバー14が投
入位置側(図1において時計方向)に付勢されて、第2
のトグルレバー14が一気に投入位置(図4Cに示した
位置)まで回動する。
【0029】また第1のトグルレバーが第2の位置から
第1の位置に向けて回動する過程でも駆動バネ17が圧
縮され、この過程で第1のバネ保持ピン13が死点を越
えたときに第2のトグルレバー14が開路位置側に付勢
される。このとき第2のトグルレバー14が拘束されて
いない場合には、該第2のトグルレバーが開路位置(図
1に示した位置)まで一気に回動するが、後記するよう
に、本発明においては、第2のトグルレバー14が投入
位置に達したときに該第2のトグルレバー14を投入位
置にラッチするので、該ラッチが外されるまでの間は、
第2のトグルレバー14が投入位置に保持される。図1
は、第2のトグルレバーのラッチが外されて、第2のト
グルレバー14が開路位置に達したときの状態を示して
いる。
【0030】図示の例では、第2のトグルレバー14が
開路位置に達したときに該第2のトグルレバーの先端部
14cに近接した状態になる位置に、図示しない固定フ
レームに回転自在に支持された回動軸18が配置されて
いる。この回動軸18の一端にはレバー19の一端が固
定され、該レバー19の他端にピン20を介してコンロ
ッド21の一端が回動自在に支持されている。コンロッ
ド21の他端には長孔21aが形成され、この長孔21
aに遊嵌されたピン22がレバー板12Cの先端の切欠
溝12c1に嵌合されている。回動軸18の中間部には鉤
状の先端部を有する切保持ラッチレバー23の後端部が
固定されていて、図1に示すように第2のトグルレバー
14が開路位置にあるときに切保持ラッチレバー23の
鉤状の先端部が第2のトグルレバー14の先端部に取り
付けられたラッチピン24に係合して、第2のトグルレ
バー14を開路位置に保持するようになっている。切保
持ラッチレバー23は、第1のトグルレバー12が図1
に示した状態から反時計方向に回動したときに、レバー
板12Cとコンロッド21とレバー19とを介して図1
において反時計方向に回動させられてラッチピン24か
ら外れる。
【0031】この例では、コンロッド21と、回動軸1
8と、レバー19と、切保持ラッチレバー23と、ラッ
チピン24とにより、切保持ラッチ機構25が構成され
ている。
【0032】また第2のトグルレバー14が投入位置に
位置したときに該トグルレバー14の先端に近接した状
態になる位置に、図示しない固定フレームに回転自在に
支持された回動軸26が配置されている。この回動軸2
6には、鉤状の先端部を有する入保持ラッチレバー27
が取り付けられ、該入保持ラッチレバー27の後端部に
取り付けられたピン30が、トリップコイル28により
駆動されるプランジャ29の先端に形成された長孔に嵌
合されている。入保持ラッチレバー27は、図示しない
バネにより図1において反時計方向に付勢されていて、
第2のトグルレバー14が投入位置まで回動したときに
ラッチピン24に弾発的に嵌合して、該第2のトグルレ
バー14を投入位置にラッチする。
【0033】この例では、入保持ラッチレバー27とラ
ッチピン24とにより、第2のトグルレバーが投入位置
まで回動したときに該第2のトグルレパーをラッチする
入保持ラッチ機構31が構成され、トリップコイル28
により、開閉器を開路する際に入保持ラッチ機構による
第2のトグルレバー14のラッチを引き外すトリップ装
置が構成されている。
【0034】図示しない固定フレームにはまた、トグル
機構を駆動するための電動機40が取り付けられ、この
電動機の出力軸に取り付けられ歯車41が歯車42に噛
み合わされている。歯車42の回転軸に歯車43が取り
付けられ、該歯車43が固定フレームに支持された回転
軸44に取り付けられた大歯車45に噛み合わされてい
る。
【0035】回転軸44にはまた、コンロッド46が支
持されている。コンロッド46はその一端に設けられた
孔に回転軸44を回転自在に嵌合させた状態で、歯車4
5に対して回転自在に支持されていて、該コンロッド4
6の他端は、第1のトグルレバーを構成するレバー板1
2Dを間にして互いに平行に配置された2枚の帯状の板
47A,47Bからなるコンロッド47の一端にピン4
8を介して連結されている。コンロッド47の他端はピ
ン49を介してレバー板12Dに連結され、コンロッド
46が図1において反時計方向に回動したときにレバー
板12D(第1のトグルレバー)が図1において反時計
方向に第2の位置(図4Bに示した位置)まで回動させ
られるようになっている。歯車41の端面にはコンロッ
ド46の側面に当接して該コンロッド46を駆動する駆
動爪50が固定され、電動機40が駆動されたときに、
歯車45が図1において反時計方向に回転して、駆動爪
50がコンロッド46を図1において反時計方向に回動
させるようになっている。この例では、電動機40と、
歯車41ないし45からなる歯車減速機構と、コンロッ
ド46及び47とにより、電動機を駆動源として第1の
トグルレバー12を駆動するトグルレバー駆動機構51
が構成されている。この駆動機構は、大歯車45が1回
転してコンロッド46が1回転する間に、第1のトグル
レバー12を図1に示した第1の位置から同図において
反時計方向に第2の位置(図4Bに示す位置)まで回動
させた後、時計方向に回動させて図1に示す第1の位置
に復帰させる。
【0036】図示しない固定フレームにはまた、第1の
トグルレバー12の回動軸11から所定の距離を隔てた
位置を回動軸11と平行に伸びる回動軸60が回転自在
に支持され、この回動軸60には、第1のトグルレバー
12との間に所定の間隔を隔てた状態で配置されたほぼ
矩形状の板61A,61Bからなる回動部材61が支持
されている。
【0037】固定フレームにはまた第1のトグルレバー
12の近傍を回動軸11と平行に伸びる回動軸62が回
転自在に支持され、この回動軸62にL字形に形成され
たハンドルレバー63の角部が固定されている。ハンド
ルレバー63は、図示しない手動操作ハンドルにより操
作されて、図1及び図5Aに示すようにその先端63a
が第1のトグルレバー12と回動部材61との間に設定
された設定位置に位置した状態になる原位置から、図5
B,Cに示す中間位置を経て、図5Dに示す最終到達位
置まで回動させられる。
【0038】ハンドルレバー63の後端部63bには操
作軸部64が取り付けれ、この操作軸部64と図示しな
い固定フレームに対して固定されたバネ保持ピン65と
の間に、ハンドルレバー63を原位置に復帰させるよう
に付勢する復帰バネ66が設けられている。
【0039】図示の操作器を開閉装置のケース内に組み
込んだ状態では、図示しない操作ハンドルと操作軸部6
4との間に、操作ハンドルの変位を操作軸部64に伝達
する伝達機構(図示せず.)が設けられ、操作ハンドル
の変位が該伝達機構を介してハンドルレバー63に伝達
されて、ハンドルレバー63が回動させられる。
【0040】ハンドルレバー63の先端63aには、該
ハンドルレバー63の先端を間にして平行に配置された
2枚の帯板71A,71Bからなる第1のコンロッド7
1の一端が、第1の連結ピン72を介して連結されてい
る。第1のコンロッド71を構成する帯板71A,71
Bの一方71Aの他端には、第2のコンロッド73を構
成する対の帯板73A,73Bの一方73Aの一端と、
第3のコンロッド74を構成する対の帯板74A,74
Bの一方74Aの一端とが第2の連結ピン75を介して
連結されている。
【0041】また第1のコンロッド71を構成する帯板
71A,71Bの他方71Bの他端には、第2のコンロ
ッド73を構成する対の帯板73A,73Bの他方73
Bの一端と、第3のコンロッド74を構成する対の帯板
74A,74Bの他方74Bの一端とが別の第2の連結
ピン75を介して連結されている。
【0042】第2のコンロッド73を構成する対の帯板
73A,73Bの他端は、回動部材61を構成する一方
の板61Aに第3の連結ピン77を介して連結され、第
3のコンロッド74を構成する帯板74A,74Bの一
方74Aの他端は第1のトグルレバーを構成する第3の
レバー板12Cの後端部に第4の連結ピン78を介して
連結されている。また第3のコンロッド74を構成する
帯板74A,74Bの他方74Bの他端は、第1のトグ
ルレバー12を構成する第4のレバー板12Dに上記第
4の連結ピンとは別の第4の連結ピン78を介して連結
されている。
【0043】また第1のトグルレバー12の回動軸11
に、鉤状の先端部80aを有するラッチレバー80の後
端部寄りの部分に設けられた孔が回転自在に嵌合され
て、該ラッチレバー80が回動軸11に対して回動自在
に支持されている。ラッチレバー80の先端部には、リ
ンク81の一端がピン82を介して連結され、リンク8
1の他端は、ラッチレバー80に対して回動部材61と
反対側に配置されて一端が固定フレームにピン83を介
して回動自在に支持されたラッチ引外しレバー84の他
端にピン85を介して連結されている。
【0044】回動部材61を構成する板61A,61B
の他方61Bには連結ピン77が取り付けられ、ラッチ
レバー80の後端部と図示しない固定フレームとの間
に、ラッチレバー80を連結ピン77側に付勢するバネ
87が取り付けられている。このバネ87の付勢力によ
り、ラッチレバー80の先端部が連結ピン77に係合さ
せられるようになっている。
【0045】ハンドルレバー63を最終到達位置付近ま
で回動させて、第1のトグルレバー12を第2の位置か
ら第1の位置に復帰させた直後に(開閉器の投入動作が
完了した後、駆動バネの蓄勢が完了したときに)、ハン
ドルレバー63と第1のコンロッド61とを連結してい
る第1の連結ピン72がラッチ引外しレバー84に当接
して、該ラッチ引外しレバーを連結ピン77から離反す
る方向に回動させることによりラッチレバー80を回動
させて、該ラッチレバー80を連結ピン77から外すよ
うになっている。
【0046】ハンドルレバー63を最終到達位置付近ま
で回動させる間は、ラッチレバー80の鉤状の先端部8
0aが連結ピン77との係合を保って回動部材61を動
かないようにラッチしている。このようにラッチレバー
80が連結ピン77に係合して回動部材61をラッチし
ている状態では、回動部材61が動くことができないた
め、ハンドルレバー63の回動が第1のコンロッド71
と第3のコンロッド74とを介して第1のトグルレバー
12に伝達される。ハンドルレバー63が原位置から中
間位置付近まで回動する間に第1のトグルレバー12が
第1の位置から第2の位置に向けて回動させられ、ハン
ドルレバー63が中間位置から最終到達位置付近間で回
動する間に第1のトグルレバー12が第2の位置から第
1の位置に回動させられる。
【0047】ハンドルレバー63が最終到達位置付近に
達して、ラッチレバー80が連結ピン77から外れる
と、回動部材61が回動できるようになるため、復帰バ
ネ66の付勢力によりハンドルレバー63とコンロッド
71,73,74と回動部材61とが回動して、第1の
トグルレバー12の位置を変更することなく、ハンドル
レバー63が原位置に復帰する。
【0048】図示の例では、ラッチレバー80と、リン
ク81と、ラッチ引外しレバー84と、連結ピン77
と、バネ87とにより、ハンドルレバー63が原位置か
ら最終到達位置付近まで回動する間、ハンドルレバーの
変位が第1及び第3のコンロッド71及び74を介して
第1のトグルレバー12に伝達されるように回動部材6
1をラッチし、ハンドルレバー63が最終到達位置に達
したときに回動部材61のラッチを解除する回動部材ラ
ッチ機構が構成されている。
【0049】次に図4(A)ないし(F)の動作説明図
を参照して、電動機40により開閉器の操作を自動的に
行わせる場合の動作を説明する。
【0050】図4(A)は開閉器が開路している状態を
示している。このとき第1のトグルレバー12は第1の
位置にあり、第2のトグルレバー14は開路位置にあっ
て切保持ラッチ機構25によりラッチされている。また
ハンドルレバー63は原位置にあり、回動部材61はラ
ッチレバー80によりラッチされている。
【0051】この状態から開閉器を投入する際には、電
動機40を回転させて歯車45を図面上反時計方向に回
転させる。これにより第1のトグルレバー12を図4
(A)に示した第1の位置から反時計方向に回動させ
て、駆動バネ17を圧縮するとともに、第1のバネ保持
ピン13の位置を移動させていく。このときハンドルレ
バー63は反時計方向に回動していく。第1のトグルレ
バー12が図4(B)に示す第2の位置に達すると、第
1のバネ保持ピン13の中心が、第2のトグルレバー1
4の回動軸15の中心と第2のバネ保持ピン16の中心
とを結ぶ直線上にある死点を越え、また第1のトグルレ
バー12の回動により切保持ラッチ機構25によるラッ
チが外れているため、図4(C)に示すように第2のト
グルレバー14が一気に投入位置に回動する。第2のト
グルレバー14が投入位置に回動すると、ラッチレバー
27がラッチピン24に係合するため、第2のトグルレ
バー14が投入位置にラッチされる。
【0052】その後電動機が更に回転し、歯車45が更
に反時計方向に回転すると、第1のトグルレバー12の
回動方向が反転して、該第1のトグルレバーが第2の位
置から第1の位置へと回動する。この過程で駆動バネ1
7が蓄勢(圧縮)される。図4(D)に示すように、第
1のトグルレバー12が第1の位置に到達すると、電動
機40が停止し、歯車45が停止するため、第1のトグ
ルレバー12が停止する。この状態では、第1のバネ保
持ピン13の中心が死点を越えていて、駆動バネ17が
第2の駆動レバー14を付勢して開路位置側に回動させ
ようとしているが、第2の駆動レバー14は入保持ラッ
チ機構31によりラッチされているため、回動すること
ができず、駆動バネ17は蓄勢された状態に保持され
る。
【0053】また図4(D)に示すように、第1のトグ
ルレバー12が第2の位置に復帰する過程でハンドルレ
バー63が最終到達位置まで回動させられるが、ハンド
ルレバー63が最終到達位置付近に達して駆動バネ17
の蓄勢が完了した直後にラッチレバー80による回動部
材61のラッチが外れて回動部材61の回動が許容され
るようになるため、図4(E)及び(F)のように、第
1ないし第3のコンロッドと回動部材61とが回動し
て、第1のトグルレバー12の位置を変更することな
く、ハンドルレバー63を原位置に復帰させる。ハンド
ルレバー63が原位置に復帰すると、回動部材61がラ
ッチレバー80によりラッチされる。
【0054】図4(F)の状態で、トリップコイル28
が励磁されると、ラッチレバー27がラッチピン24か
ら外れるため、駆動バネ17に蓄勢されている付勢力が
一気に解放されて、第2のトグルレバー14が開路位置
まで一気に回動する。これにより開閉器の開路動作が行
われ、図4(A)に示す状態になる。
【0055】次に図5(A)ないし(F)を参照して手
動操作により開閉器を操作する場合の動作を説明する。
図5(A)は開閉器が開路している状態を示している。
この状態から開閉器を投入する際には、図示しない操作
ハンドルを操作してハンドルレバー63を図面上反時計
方向に回動させ、第1のコンロッド71及び第3のコン
ロッド74を介して第1のトグルレバー12を第1の位
置から第2の位置に向けて回動させる。図5(B)に示
したようにハンドルレバー63が中間位置に達すると、
第1のトグルレバー12が第2の位置に達し、第1のバ
ネ保持ピン13の中心が死点を越えるため、図5(C)
に示すように第2のトグルレバー14が一気に投入位置
まで回動する。このとき第2のトグルレバー14は投入
位置で入り保持ラッチ機構31によにラッチされる。そ
の後ハンドルレバー63を中間位置から最終到達位置に
向けて回動させていくと、第1のトグルレバー12が第
2の位置から第1の位置に回動していき、この間に駆動
バネ17が蓄勢される。図5(D)に示すようにハンド
ルレバー63が最終到達位置付近に達して、駆動バネ1
7の蓄勢が完了すると、ラッチレバー80が連結ピン7
7から外れるため、回動部材61が回動し得るようにな
り、図5(E)及び(F)に示すように第1ないし第3
のコンロッド71,73及び74が回動してハンドレバ
ー63を原位置に復帰させる。
【0056】上記の例では、第2のトグルレバーを開路
位置にラッチする切保持ラッチ機構を設けているが、こ
の切保持ラッチ機構は省略することもできる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、トグル
機構の第1のトグルレバーが第1の位置から第2の位置
まで回動する過程で開閉器の投入動作を行わせた後、第
2のトグルレバーをラッチした状態で、第1のトグルレ
バーを第2の位置から第1の位置まで回動させる間に駆
動バネを蓄勢するようにしたので、入保持ラッチ機構に
よる第2のトグルレバーのラッチを外すことにより直ち
に開閉器の開路動作を行わせることができる。したがっ
て、電動機によりトグル機構を駆動して該トグル機構が
死点を越えたときに開路動作を行わせていた従来の操作
器を用いる場合に比べて、開路指令が与えられてから開
路動作が行われるまでに要する時間を大幅に短縮するこ
とができる利点がある。
【0058】また本発明では、基本的には、通常のトグ
ル機構に第2のトグルレバーを投入位置にラッチするラ
ッチ機構を付加するだけで開閉器の開路動作に要する時
間を短縮することができるため、大幅なコストの上昇を
招くことなく、開路動作時間が短い開閉器用操作器を得
ることができる。
【0059】特に本願の第2の発明においては、ハンド
ルレバーと該ハンドレバーに一端が連結された第1のコ
ンロッドと、該第1のコンロッドの他端及び回動部材に
一端及び他端が連結された第2のコンロッドと、第1の
コンロッドの他端及び第1のトグルレバーに一端及び他
端が連結された第3のコンロッドと、回動部材をラッチ
するラッチ機構とを更に設けて、開閉器の一連の操作を
行う間回動部材をラッチしてハンドルレバーの操作力が
第1のトグルレバーに伝達されるのを許容し、一連の操
作が完了したときに回動部材のラッチを外して第1のト
グルレバーの位置を変化させることなく、ハンドルレバ
ーを原位置に復帰させるようにしたので、トグル機構の
動作になんら支障を来すことなく、電動による操作と、
手動操作との双方を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部を正面から見てその全
体的な構成を示した構成図である。
【図2】図1の要部を右側から見て各部の奥行き方向の
位置関係を示した構成図である。
【図3】図1の他の要部を右側から見て各部の奥行き方
向の位置関係を示した構成図である。
【図4】(A)ないし(F)は図1に示した操作器の電
動機を駆動して開閉器の操作を自動的に行わせる場合の
一連の動作を説明する動作説明図である。
【図5】(A)ないし(F)は図1に示した操作器を手
動により操作して開閉器を操作する場合の一連の動作を
説明する動作説明図である。
【図6】本発明に係わる操作器により操作される開閉器
の一例を示した断面図である。
【符号の説明】
10…開閉器用操作器、11…第1のトグルレバーの回
動軸、12…第1のトグルレバー、12A〜12D…第
1のトグルレバーを構成するレバー板、14…第2のト
グルレバー、15…第2のトグルレバーの回動軸、17
…駆動バネ、24…ラッチピン、27…ラッチレバー、
31…入保持ラッチ機構、40…電動機、45…大歯
車、47…コンロッド、61…回動部材、63…ハンド
レバー、66…復帰バネ、71…第1のコンロッド、7
3…第2のコンロッド、74…第3のコンロッド、80
…ラッチレバー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレームに回動自在に支持されて第
    1の位置と第2の位置との間を往復回動し得るように設
    けられた第1のトグルレバーと、前記第1のトグルレバ
    ーの近傍で前記第1のトグルレバーの回動軸と平行な軸
    を回動軸として回動するように前記固定フレームに対し
    て回動自在に支持されて開閉器を投入状態にする投入位
    置と前記開閉器を開路状態にする開路位置との間を回動
    させられる第2のトグルレバーと、前記第1のトグルレ
    バーに第1のバネ保持ピンを介して一端が連結されると
    ともに他端が前記第2のトグルレバーに第2のバネ保持
    ピンを介して連結されて前記第1のトグルレバーが第1
    の位置から第2の位置に回動する過程及び第2の位置か
    ら第1の位置に向けて回動する過程で圧縮される駆動バ
    ネとを有して、前記第1のトグルレバーが第1の位置か
    ら第2の位置に向けて回動する過程で前記第1のバネ保
    持ピンの中心が前記第2のトグルレバーの回動中心と前
    記第2のバネ保持ピンの中心とを結ぶ直線上にある死点
    を越えたときに前記第2のトグルレバーが前記投入位置
    側に付勢され、前記第1のトグルレバーが第2の位置か
    ら第1の位置に向けて回動する過程で前記第1のバネ保
    持ピンの中心が前記死点を越えたときに前記第2のトグ
    ルレバーが前記開路位置側に付勢されるように構成され
    たトグル機構を備えて、前記駆動バネの付勢力により前
    記第2のトグルレバーを投入位置及び開路位置に回動さ
    せて前記開閉器の投入動作及び開路動作を行わせる開閉
    器用操作器において、 電動機を駆動源として前記第1のトグルレバーを前記第
    1の位置から第2の位置に向けて回動させた後第1の位
    置に復帰させるように駆動するトグルレバー駆動機構
    と、前記第1のトグルレバーが第1の位置から第2の位
    置に向けて回動する過程で前記第1のバネ保持ピンが前
    記死点を越えて前記駆動バネの付勢力により前記第2の
    トグルレバーが前記投入位置まで回動したときに該第2
    のトグルレバーをラッチする入保持ラッチ機構と、前記
    開閉器を開路する際に前記入保持ラッチ機構による前記
    第2のトグルレバーのラッチを引き外すトリップ装置と
    を具備し、 前記第1のトグルレバーが前記第2の位置に復帰したと
    きに前記トグル機構の第1のバネ保持ピンの中心が死点
    を僅かに越えた位置に達しているように前記第1のトグ
    ルレバーと第2のトグルレバーと駆動バネとの位置関係
    が設定され、 前記第2のトグルレバーのラッチが外されたときに、前
    記第1のトグルレバーが第1の位置から第2の位置に復
    帰する過程で前記駆動バネに蓄勢された付勢力により直
    ちに前記第2のトグルレバーが開路位置に向けて回動さ
    せられるように構成されていること、 を特徴とする開閉器用操作器。
  2. 【請求項2】 固定フレームに回動自在に支持されて第
    1の位置と第2の位置との間を往復回動し得るように設
    けられた第1のトグルレバーと、前記第1のトグルレバ
    ーの近傍で前記第1のトグルレバーの回動軸と平行な軸
    を回動軸として回動するように前記固定フレームに対し
    て回動自在に支持されて開閉器を投入状態にする投入位
    置と前記開閉器を開路状態にする開路位置との間を回動
    させられる第2のトグルレバーと、前記第1のトグルレ
    バーに第1のバネ保持ピンを介して一端が連結されると
    ともに他端が前記第2のトグルレバーに第2のバネ保持
    ピンを介して連結されて前記第1のトグルレバーが第1
    の位置から第2の位置に回動する過程及び第2の位置か
    ら第1の位置に向けて回動する過程で圧縮される駆動バ
    ネとを有して、前記第1のトグルレバーが第1の位置か
    ら第2の位置に向けて回動する過程で前記第1のバネ保
    持ピンの中心が前記第2のトグルレバーの回動中心と前
    記第2のバネ保持ピンの中心とを結ぶ直線上にある死点
    を越えたときに前記第2のトグルレバーが前記投入位置
    側に付勢され、前記第1のトグルレバーが第2の位置か
    ら第1の位置に向けて回動する過程で前記第1のバネ保
    持ピンの中心が前記死点を越えたときに前記第2のトグ
    ルレバーが前記開路位置側に付勢されるように構成され
    たトグル機構とを備えて、前記駆動バネの付勢力により
    前記第2のトグルレバーを投入位置及び開路位置に回動
    させて前記開閉器の投入動作及び開路動作を行わせる開
    閉器用操作器において、電動機を駆動源として前記第1
    のトグルレバーを前記第1の位置から第2の位置に向け
    て回動させた後第1の位置に復帰させるように駆動する
    トグルレバー駆動機構と、 前記第1のトグルレバーが第1の位置から第2の位置に
    向けて回動する過程で前記第1のバネ保持ピンの中心が
    前記死点を越えて前記駆動バネの付勢力により前記第2
    のトグルレバーが前記投入位置まで回動したときに該第
    2のトグルレバーをラッチする入保持ラッチ機構と、 前記開閉器を開路する際に前記入保持ラッチ機構による
    前記第2のトグルレバーのラッチを引き外すトリップ装
    置と、 前記第1のトグルレバーとの間に所定の間隔を隔てた状
    態で配置されて前記第1のトグルレバーの回動軸と平行
    な軸を中心に回動するように前記固定フレームに回動自
    在に支持された回動部材と、 前記第1のトグルレバーの回動軸と平行な軸を介して前
    記固定フレームに回動自在に支持されて、手動操作によ
    り、先端が前記第1のトグルレバーと回動部材との間に
    設定された設定位置に位置した状態になる原位置から中
    間位置を経て最終到達位置まで回動させられるハンドル
    レバーと、 前記ハンドルレバーと前記固定フレームとの間に設けら
    れて、前記ハンドルレバーを原位置に復帰させるように
    前記ハンドルレバーを付勢する復帰バネと、 前記ハンドルレバーの先端に第1の連結ピンを介して一
    端が連結された第1のコンロッドと、 前記第1のコンロッドの他端に第2の連結ピンを介して
    一端が連結されるとともに他端が前記回動部材に第3の
    連結ピンを介して連結された第2のコンロッドと、 一端が前記第1のコンロッドの他端に前記第2の連結ピ
    ンを介して連結されるとともに他端が前記第1のトグル
    レバーに第4の連結ピンを介して連結された第3のコン
    ロッドと、 前記ハンドルレバーが原位置から最終到達位置付近に向
    って回動する間、前記ハンドルレバーの変位が第1及び
    第3のコンロッドを介して第1のトグルレバーに伝達さ
    れるように前記回動部材をラッチし、前記ハンドルレバ
    ーが最終到達位置に達したときに前記回動部材のラッチ
    を解除するように構成された回動部材ラッチ機構と、 を具備し、 前記回動部材がラッチされている状態で前記ハンドルレ
    バーに操作力が与えられて該ハンドルレバーが原位置か
    ら中間位置まで回動する過程で前記ハンドルレバーの変
    位が前記第1のコンロッドと第3のコンロッドとを介し
    て前記第1のトグルレバーに伝達されて前記第1のトグ
    ルレバーが第1の位置から第2の位置まで回動させら
    れ、前記ハンドルレバーが中間位置から最終到達位置ま
    で回動する過程で前記第1のトグルレバーが第2の位置
    から第1の位置まで回動させられ、前記ハンドレバーが
    最終到達位置に達して前記回動部材のラッチが解除され
    たときに前記復帰バネの付勢力により前記回動部材と第
    1ないし第3のコンロッドとが回動して前記ハンドルレ
    バーを前記原位置に復帰させるように、前記ハンドルレ
    バーと前記第1ないし第3のコンロッドと前記回動部材
    との間の位置関係が設定され、 前記第1のトグルレバーが前記第2の位置に復帰したと
    きに前記トグル機構の第1のバネ保持ピンの中心が死点
    を僅かに越えた位置に達しているように前記第1のトグ
    ルレバーと第2のトグルレバーと駆動バネとの位置関係
    が設定され、 前記第2のトグルレバーのラッチが外されたときに、前
    記第1のトグルレバーが第1の位置から第2の位置に復
    帰する過程で前記駆動バネに蓄勢された付勢力により直
    ちに前記第2のトグルレバーが開路位置に向けて回動さ
    せられるように構成されていること、を特徴とする開閉
    器用操作器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101154531B (zh) * 2006-09-29 2012-03-21 株式会社东芝 开关装置及开关装置操作机构
CN105470060A (zh) * 2015-12-18 2016-04-06 天津平高智能电气有限公司 一种弹簧操动机构及其分闸挚子组件

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