JP2003006379A - 電子行政システム、及び、サーバ - Google Patents

電子行政システム、及び、サーバ

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JP2003006379A
JP2003006379A JP2001183566A JP2001183566A JP2003006379A JP 2003006379 A JP2003006379 A JP 2003006379A JP 2001183566 A JP2001183566 A JP 2001183566A JP 2001183566 A JP2001183566 A JP 2001183566A JP 2003006379 A JP2003006379 A JP 2003006379A
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JP2001183566A
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Kazuyuki Oshima
一行 大島
Makoto Sasaki
誠 佐々木
Masafumi Komatsubara
雅文 小松原
Tsuguaki Fujiwara
嗣晃 藤原
Toshiaki Kobayashi
利彰 小林
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な構築を行うことを可能とする電子行
政システム、及び、サーバを実現することにある。 【解決手段】 自治体に対して行われる要求をコンピュ
ータにより処理するための自治体業務システム部と、自
治体に対して電気通信回線を通じて行われる要求を受け
付けるための受付システム部とを有し、自治体毎に置か
れる電子行政システムにおいて、前記自治体業務システ
ム部に用いられる第一コードと、複数の前記電子行政シ
ステムの前記受付システム部に共通に用いられる第二コ
ードとを片方向に又は相互に変換することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子行政システム
及びサーバに係る。特に、自治体に対して行われる要求
をコンピュータにより処理するための自治体業務システ
ム部と、自治体に対して電気通信回線を通じて行われる
要求を受け付けるための受付システム部とを有し、自治
体毎に置かれる電子行政システム及び該電子行政システ
ムに設けられるサーバに関する。
【0002】
【背景技術】自治体に対する個人や企業の申請、届け出
等を、オンラインで行える環境が広がりつつある。住民
サービスの向上を目的とした窓口業務の統合や、閉庁
日、閉庁時間でのサービス実施を目的とした自動機の導
入の次には、家庭や職場からの手続きを可能とする等の
サービスを実現することが求められている。かかるサー
ビスを実現するシステムは、電子行政モデルと呼ばれて
いる。
【0003】電子行政モデルについて、図面を参照して
説明する。図1は、電子行政モデルの概略構成を示した
ブロック図である。図1において、電子行政モデルは、
利用者2、電気通信回線6、自治体10、自治体10に
属する電子行政システム12を有する。利用者2は電気
通信回線6を通じて自治体10に属する電子行政システ
ム12にアクセスする。このことにより、個人や企業は
自治体に対する申請、届け出等のサービスをオンライン
で受けることができる。自治体10は自治体10a、自
治体10b、・・・のように複数存在し、各々が電子行
政システム12a、電子行政システム12b、・・・を
有する。なお、一つの自治体10に電子行政システム1
2が複数存在する場合もあり得るし、一つの電子行政シ
ステム12が複数の自治体10にまたがっている場合も
あり得る。
【0004】ところで、電子行政モデルを実現するにあ
たり、自治体10に電子行政システム12を導入してい
く必要があるが、電子行政システム12を一から新しく
構築するのではなく、既存のシステムを改修して電子行
政システム12を構築していくのが一般的であり、ま
た、本モデルの特徴でもある。また、各電子行政システ
ム12は、電気通信回線6を通じて、問題なくデータの
送受信等通信を行うために、別の電子行政システム12
や利用者2とコードや通信プロトコルを合わせておく必
要がある。
【0005】上記について、さらに詳細に図面を参照し
て説明する。図2は、電子行政システム導入プランとか
かる導入に伴い発生する必要なコード又は通信プロトコ
ル変換に係る改修についての一例である。図2におい
て、電子行政システム導入プランの一例を左側に、必要
なコード又は通信プロトコル変換に係る改修の一例を右
側に示している。以下、順を追って説明する。
【0006】先ず、電子行政システム導入が開始される
(ステップS2)。詳細は後述するが、電子行政モデル
において、利用者が自治体に対して行うことができる要
求は複数存在する。そのうち、総ての要求に対応した電
子行政システムを一度に構築するのではなく、各々の要
求に対する上記システムを段階的に導入するというとこ
ろが、電子行政モデルの特徴である。ここでは、先ず、
申請若しくは届け出に係るシステムを導入するとする
(ステップS4)。また、本例において、自治体a、
b、c、d四箇所の自治体があるものと仮定する。その
うち、総ての自治体に対応した電子行政システムを一度
に構築するのではなく、各々の自治体に対する上記シス
テムを段階的に導入するというところが、電子行政モデ
ルの特徴である。ここでは、初めに自治体aに、電子行
政システムのうち申請若しくは届け出に係るシステムを
導入するとする(ステップS6)。これに引き続き、自
治体bに電子行政システムのうち申請若しくは届け出に
係るシステムを導入するとする(ステップS8)。この
ときに、コード又は通信プロトコル変換のために、自治
体bの電子行政システムの構築だけではなく、既に構築
済みである自治体aの電子行政システムも改修しなけれ
ばならないという弊害が生じる(ステップS16)。こ
の弊害は、自治体aに電子行政システムを導入した時点
では、その後、他のどの自治体に電子行政システムを導
入するのか予想できないため生ずるものである。将来的
に電子行政システムが導入されない自治体もあり得るこ
とから、ステップS6の時点で自治体bの電子行政シス
テムが使用するコード又は通信プロトコルに対応したシ
ステム構築ができないのである。引き続き、自治体cに
電子行政システムのうち申請若しくは届け出に係るシス
テムを導入すると(ステップS10)、同様に、自治体
cの電子行政システムの構築だけではなく、既に構築済
みである自治体a及びbの電子行政システムも改修しな
ければならないという弊害が生じる(ステップS1
8)。
【0007】次に、申請若しくは届け出に係る電子行政
システムに引き続いて、決済に係る電子行政システムが
導入されるとする(ステップS12)。自治体a,b,
cにおいて、申請若しくは届け出に係る電子行政システ
ムについては、この時点でコード又は通信プロトコル変
換を実現するシステム構築は済んでいるが、決済に係る
システムについては済んでいない可能性がある。したが
って、自治体a、b、c各々の決済に関する部分でコー
ド又は通信プロトコル変換のシステム構築が未了の部分
につき電子行政システムを改修しなければならないとい
う弊害が生じる(ステップS18)。この弊害は、自治
体a、b、cに電子行政システムを導入した時点では、
その後、どの自治体にどの要求に対応した電子行政シス
テムが導入されるのか予想できないため生ずるものであ
る。将来的に、ある要求に対応する電子行政システムが
導入されない自治体もありうることから、自治体a、
b、cにおいて申請若しくは届け出に係る電子行政シス
テムを導入した時点で他の自治体の電子行政システムが
使用するコード又は通信プロトコルに対応したシステム
構築ができないのである。
【0008】次に、自治体dに電子行政システムのうち
申請若しくは届け出及び決済に係るシステムを導入する
と(ステップS14)、自治体dの電子行政システムの
構築だけではなく、既に構築済みである自治体a、b及
びcの申請若しくは届け出及び決済に係る電子行政シス
テムも改修しなければならないという弊害が生じる(ス
テップS20)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる課題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、効率的な構築を行うことを可能とする電子行政シス
テム、及び、サーバを実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】主たる本発明は、自治体
に対して行われる要求をコンピュータにより処理するた
めの自治体業務システム部と、自治体に対して電気通信
回線を通じて行われる要求を受け付けるための受付シス
テム部とを有し、自治体毎に置かれる電子行政システム
において、前記自治体業務システム部に用いられる第一
コードと、複数の前記電子行政システムの前記受付シス
テム部に共通に用いられる第二コードとを片方向に又は
相互に変換することを特徴とする電子行政システムであ
る。
【0011】本発明の他の特徴については、添付図面及
び発明の詳細な説明の項により明らかにする。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本実施の形態に係る電子行
政モデルの構成について、図面を参照して説明する。図
3は、本発明の実施の形態を説明するための電子行政モ
デルの構成を示したブロック図である。図3において、
電子行政モデルは、利用者2、利用者用装置4、電気通
信回線6、金融機関8、国36、自治体10、自治体1
0に属する電子行政システム12を有する。
【0013】利用者2は利用者用装置4を用いて電気通
信回線6を通じて自治体10に属する電子行政システム
12にアクセスする。利用者用装置4の形態には、利用
者2が家等で使用するパソコン4a、パソコンを所有し
ていない利用者2にとって有用な情報Kiosk4b、
利用者2が企業等で利用するサーバクライアントシステ
ム4cにおける端末等のバリエーションがある。また、
金融機関8は、電子行政システム12との間で、電子行
政システム12が金銭に係る処理を行う際等に電気通信
回線6を通じて通信を行う。国36は、省庁等であり、
電子行政システム12との間で、電子行政システム12
が国36のデータベースを利用する際等に電気通信回線
6を通じて通信を行う。なお、金融機関8又は国36と
利用者2との間で電気通信回線6を通じて通信を行う場
合もあり得る。
【0014】次に、図3の自治体10に属する電子行政
システム12について、さらに詳細に図面を参照して説
明する。図4は、本発明の実施の形態を説明するための
電子行政システムの構成を示したブロック図である。
【0015】自治体に属する電子行政システム12は、
受付システム部14、自治体業務システム部16、変換
システム部34を有する。
【0016】受付システム部14の主な機能は、自治体
に対して電気通信回線を通じて行われる要求を受け付
け、また、必要に応じて、かかる要求に応じた処理結果
を利用者2へ送り出すことである。受付システム部14
は、WWWサーバ18と共に申請若しくは届け出用シス
テム20、決済用システム22、調達用システム24、
認証用システム26、情報公開用システム28を有して
いる。
【0017】電子行政モデルにおいて、利用者12が自
治体10に対して行うことができる要求として、1)申
請行為若しくは届け出行為、2)決済行為、3)物品若
しくは工事の調達行為、4)個人若しくは組織の認証行
為、5)情報の提供若しくは閲覧行為等があるが、各々
は、上記システムと対応している。なお、かかる対応
は、完全に一対一でなくてもよく、例えば、1)と2)
の行為が、唯一のシステムに対応してもよいし、1)の
行為が、複数のシステムに対応してもよい。
【0018】申請若しくは届け出行為とは、各種移動届
及び証明書交付申請等であり、より具体的には、住民移
動届け出、戸籍届け出、証明書交付申請等がある。決済
行為とは、お金に関する決済等であり、より具体的に
は、税金の清算、還付の清算、使用料の清算等がある。
物品若しくは工事の調達行為とは、自治体が外部の企業
等から物品又は工事を調達する際において、その発注先
として候補となる企業等が自治体に対して登録の要求を
行うこと等であり、より具体的には、備品、建設、修理
等の調達に関すること等がある。個人若しくは組織の認
証行為とは、個人若しくは組織の存在、信頼性又は正当
性を保証すること等である。公開情報の提供若しくは閲
覧行為とは、地域に有益な情報等を利用者が提供し又は
利用者が閲覧の要求をし、閲覧を行うこと等である。
【0019】自治体業務システム部16の主な機能は、
自治体10に対して行われる要求をコンピュータにより
処理することであり、かかるシステム部は、電子行政モ
デル導入前にも稼動していた既存のシステムと一致する
場合が多い。また、自治体業務システム部16は住民記
録システム30、財務会計システム32等を有してい
る。
【0020】変換システム部34の主な機能は、自治体
業務システム部16に用いられるコード又は通信プロト
コルと受付システム部14に用いられるコード又は通信
プロトコルを片方向に又は相互に変換することである。
【0021】自治体業務システム部16は、既述の通
り、電子行政モデル導入前にも稼動していた既存のシス
テムと一致する場合が多い。したがって、自治体業務シ
ステム部16は、各々の自治体独自のコード又は通信プ
ロトコルを用いている場合が多い。さらに、例えば、住
民記録システム30は、コードA、通信プロトコルBを
用い、財務会計システム32は、コードC、通信プロト
コルDを用いるというように、自治体業務システム部の
中で、複数のコード又は通信プロトコルが混在している
場合もあり得る。
【0022】既述の通り、一般的に、自治体10は自治
体10a、自治体10b、・・・のように複数存在し、
各々が電子行政システム12a、電子行政システム12
b、・・・を有する。そして、かかる複数の電子行政シ
ステム12の受付システム部14に共通に用いられるコ
ード又は通信プロトコルを定義し、これらを受付システ
ム部14のコード又は通信プロトコルとして使用する。
図4においては、これらをコードX、通信プロトコルY
としている。
【0023】そして、自治体業務システム部16に用い
られるコード又は通信プロトコルと受付システム部14
に用いられるコード又は通信プロトコルを片方向に又は
相互に変換する。すなわち、図4において、変換システ
ム部34は、コードA又は通信プロトコルBとコードX
又は通信プロトコルYを片方向に又は相互に、コードC
又は通信プロトコルDとコードX又は通信プロトコルY
を片方向に又は相互に変換する。なお、上記コードA、
C、Xの種類として、Unicode,KEIS、シフ
トJIS、IBMコード等があり、また、上記通信プロ
トコルB、D、Yの種類として、TCP/IP、Net
BEUI、AppleTalk、IPX/SPX等があ
るが、これらに限定されるものではない。
【0024】また、上記説明、及び、図面においては、
変換システム部34が、受付システム部14又は自治体
業務システム部16とは、別システムとして構成されて
いるが、変換システム部34が受付システム部14又は
自治体業務システム部16の一部となっていても良い。
【0025】次に、図3及び図4を用いて、上記構成及
び機能について、先に説明した申請若しくは届け出行為
に対応してさらに説明する。先ず、利用者2は、利用者
用装置4を用いて電気通信回線6を通じて自治体10に
属する電子行政システム12にアクセスする。電子行政
システム12は、先ず、認証用システム26等を用い
て、利用者2の正当性の確認、すなわち、認証を行う。
一つの例であるが、これは、利用者2が利用者用装置4
においてID及びパスワードを入力し、電子行政システ
ム12は、正当性の確認が済んだことを利用者2に返答
する方法で実現される。
【0026】次に、利用者がどの申請若しくは届け出行
為を行うのかを、また、本行為を行うのに必要な情報を
利用者装置4において入力する。住所の異動届け出を例
に説明すると、利用者2は,住所の異動届け出をしたい
旨と本人の名前、前住所、異動後住所、電話番号等を入
力する。これらの情報は、受付システム部14の申請若
しくは届け出用システム20に格納される。
【0027】次に、職員が端末を用いる等して、かかる
格納情報が自治体業務システム部16に取り込まれる。
このとき、変換システム部34により受付システム部1
4で使用されるコードX又は通信プロトコルYは、コー
ドA若しくはB又は通信プロトコルC若しくはDに変換
される。職員は上記住所の異動届け出の処理をする。処
理結果には、異動処理が完了した旨、異動前の住所、異
動後の住所及び処理が完了した日付等の情報が含まれ
る。
【0028】次に、処理結果が受付システム部14の申
請若しくは届け出用システム20へ送られる。このと
き、変換システム部34により自治体業務システム部1
6で使用されるコードA若しくはB又は通信プロトコル
C若しくはDは、コードX又は通信プロトコルYに変換
される。次に、利用者2は、利用者用装置4を用いて電
気通信回線6を通じて自治体10に属する電子行政シス
テム12にアクセスし、上記処理結果を得ることが可能
である。
【0029】次に、申請若しくは届け出行為以外の要求
について説明を加える。基本的には、かかる要求につい
ても申請若しくは届け出行為と大きな違いはないが、以
下の点について申請若しくは届け出行為とは異なってい
る。決済行為については、金銭の移動が生ずるので、電
気通信回線6を通じて、金融機関8と通信を行う場合が
多い。物品若しくは工事の調達行為については、利用者
2には企業が多い。個人若しくは組織の認証行為につい
ては、電子行政システム12のうち、自治体業務システ
ム部16は用いられず、したがって、コード又は通信プ
ロトコルの変換が行われない場合が多い。情報の提供若
しくは閲覧行為については、情報の提供であれば、利用
者2から自治体10へ、情報の閲覧であれば、自治体1
0から利用者2へというように、情報の流れが片方向に
なることが多い。
【0030】次に、上記発明の実施の形態に係る電子行
政システム導入プランとかかる導入に伴い発生する必要
なコード又は通信プロトコル変換に係る改修について、
図面を参照して説明する。図5は、発明の実施の形態に
係る電子行政システム導入プランとかかる導入に伴い発
生する必要なコード又は通信プロトコル変換に係る改修
についての一例である。
【0031】図5において、電子行政システム導入プラ
ンの一例を左側に、必要なコード又は通信プロトコル変
換に係る改修の一例を右側に示している。以下、順を追
って説明する。
【0032】先ず、電子行政システム導入が開始される
(ステップS2)。総ての要求に対応した電子行政シス
テムを一度に構築するのではなく、各々の要求に対する
上記システムを段階的に導入するというところが、電子
行政モデルの特徴であることは既述の通りである。ここ
でも、先ず、申請若しくは届け出に係るシステムを導入
することとする(ステップS4)。また、本例において
も、自治体a、b、c、d四箇所の自治体があるものと
仮定する。そのうち、総ての自治体に対応した電子行政
システムを一度に構築するのではなく、各々の自治体に
対する上記システムを段階的に導入するというところ
が、電子行政モデルの特徴であることも既述の通りであ
る。ここでも、初めに自治体aに、電子行政システムの
うち申請若しくは届け出に係るシステムを導入するとす
る(ステップS6)。すなわち、自治体業務システム部
16として、電子行政モデル導入前にも稼動していた既
存のシステムを用いる場合には、受付システム部14と
変換システム部34を構築し、既存のシステムを用いな
い場合には、受付システム部14、変換システム部34
と自治体業務システム部16を構築する。これに引き続
き、自治体bに、電子行政システムのうち申請若しくは
届け出に係るシステムを導入するとする(ステップS
8)。このときに、本発明の実施の形態においては、コ
ード又は通信プロトコル変換のために、自治体bの電子
行政システムだけを構築すればよく、既に構築済みであ
る自治体aの電子行政システムも改修しなければならな
いという弊害は生じない(ステップS24)。自治体a
の電子行政システム導入時に、自治体業務システム部に
用いられるコード又は通信プロトコルと複数の電子行政
システムの受付システム部に共通に用いられるコード又
は通信プロトコルとを変換するための変換システム部3
4の構築が既になされているからである。引き続き、自
治体cに電子行政システムのうち申請若しくは届け出に
係るシステムを導入すると(ステップS10)、同様
に、自治体cの電子行政システムだけを構築すればよ
く、既に構築済みである自治体a及びbの電子行政シス
テムも改修しなければならないという弊害は生じない
(ステップS26)。
【0033】次に、申請若しくは届け出に係る電子行政
システムに引き続いて、決済に係る電子行政システムが
導入されるとする(ステップS12)。このときに、本
発明の実施の形態においては、自治体a、b、cの各々
の決済に関する部分でコード又は通信プロトコル変換の
システム構築が未了の部分につき電子行政システムを改
修しなければならないという背景技術の項で述べたよう
な弊害は生じない(ステップS27)。自治体a、b、
cに電子行政システムを導入した時点で、その後、どの
自治体にどの要求に対応した電子行政システムが導入さ
れるのか予想する必要無く、総ての要求に対応する、コ
ード又は通信プロトコル変換に係る変換システム部34
の構築が既になされているからである。
【0034】次に、自治体dに電子行政システムのうち
申請若しくは届け出及び決済に係るシステムを導入する
と(ステップS14)、自治体dの電子行政システムだ
けを構築すればよく、既に構築済みである自治体a、b
及びcの申請若しくは届け出及び決済に係る電子行政シ
ステムも改修しなければならないという弊害は生じない
(ステップS28)。
【0035】これまで述べてきた通り、本実施の形態に
よれば、自治体に対して行われる要求をコンピュータに
より処理するための自治体業務システム部と、自治体に
対して電気通信回線を通じて行われる要求を受け付ける
ための受付システム部とを有し、自治体毎に置かれる電
子行政システムにおいて、前記自治体業務システム部に
用いられる第一コードと、複数の前記電子行政システム
の前記受付システム部に共通に用いるための第二コード
とを片方向に又は相互に変換することにより、電子行政
システムが自治体に導入される際に、使用されるコード
を合わせるために、既に導入されている電子行政システ
ムを改修しなければならないという弊害を解消すること
ができる。
【0036】また、前記要求は、申請行為若しくは届け
出行為、決済行為、物品の調達行為、個人若しくは組織
の認証行為、又は、情報の閲覧行為のうち少なくともい
ずれか一つであることにより、自治体に対して行われる
上記行為をコンピュータにより処理するための自治体業
務システム部と、自治体に対して電気通信回線を通じて
行われる上記行為を受け付けるための受付システム部と
を有し、自治体毎に置かれる電子行政システムにおい
て、上記と同様の効果、すなわち上記弊害の解消を実現
することができる。
【0037】また、通信プロトコルの変換についても、
上記と同様の効果、すなわち上記弊害の解消を実現する
ことができる。
【0038】前記変換を行うための変換システム部を前
記自治体業務システム部とは別に設けてもよい。これに
より、既に確立されている自治体業務システム部を改修
することなく、電子行政システムを導入することができ
る。また、通信プロトコルの変換についても、上記と同
様の効果が奏される。
【0039】また、上記と同様の効果を奏するサーバを
実現することも可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、効率的な構築を行うこ
とを可能とする電子行政システム、及び、サーバを実現
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子行政モデルの構成を示したブロック図であ
る。
【図2】電子行政システム導入プランとかかる導入に伴
い発生する必要なコード又は通信プロトコル変換に係る
改修についての一例である。
【図3】発明の実施の形態を説明するための電子行政モ
デルの構成を示したブロック図である。
【図4】発明の実施の形態を説明するための電子行政シ
ステムの構成を示したブロック図である。
【図5】発明の実施の形態に係る電子行政システム導入
プランとかかる導入に伴い発生する必要なコード又は通
信プロトコル変換に係る改修についての一例である。
【符号の説明】
2 利用者 4a 利用者装置(パソコン) 4b 利用者装置(情報Kiosk) 4c 利用者装置(企業等のサーバクライアントシス
テム) 6 電気通信回線 8 金融機関 10 自治体 12 電子行政システム 14 受付システム部 16 自治体業務システム部 18 WWWサーバ 20 申請若しくは届け出用システム 22 決済用システム 24 調達用システム 26 認証用システム 28 情報公開用システム 30 住民記録システム 32 財務会計システム 34 変換システム部 36 国(省庁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松原 雅文 東京都江東区新砂一丁目6番地27号 株式 会社日立製作所公共システム事業部内 (72)発明者 藤原 嗣晃 東京都江東区新砂一丁目6番地27号 株式 会社日立製作所公共システム事業部内 (72)発明者 小林 利彰 東京都江東区新砂一丁目6番地27号 株式 会社日立製作所公共システム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自治体に対して行われる要求をコンピュ
    ータにより処理するための自治体業務システム部と、自
    治体に対して電気通信回線を通じて行われる要求を受け
    付けるための受付システム部と、を有し、自治体毎に置
    かれる電子行政システムにおいて、前記自治体業務シス
    テム部に用いられる第一コードと、複数の前記電子行政
    システムの前記受付システム部に共通に用いられる第二
    コードと、を片方向に又は相互に変換することを特徴と
    する電子行政システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子行政システムにお
    いて、前記要求は、 1)申請行為若しくは届け出行為、 2)決済行為、 3)物品若しくは工事の調達行為、 4)個人若しくは組織の認証行為、又は、 5)情報の提供若しくは閲覧行為、 のうち少なくともいずれか一つであることを特徴とする
    電子行政システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子行政システムにお
    いて、前記変換を行うための変換システム部を前記自治
    体業務システム部とは別に設けることを特徴とする電子
    行政システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電子行政システムにお
    いて、前記コードに代えて、通信プロトコルとすること
    を特徴とする電子行政システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の電子行政システムに設けられ、前記変換を行うための
    サーバ。
JP2001183566A 2001-06-18 2001-06-18 電子行政システム、及び、サーバ Pending JP2003006379A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011209975A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Hitachi Ltd 介護保険業務支援方法及び介護保険業務支援装置

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