JP2003006349A - 学習教材配信システム - Google Patents

学習教材配信システム

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JP2003006349A
JP2003006349A JP2001192392A JP2001192392A JP2003006349A JP 2003006349 A JP2003006349 A JP 2003006349A JP 2001192392 A JP2001192392 A JP 2001192392A JP 2001192392 A JP2001192392 A JP 2001192392A JP 2003006349 A JP2003006349 A JP 2003006349A
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Kosuke Nishimura
香介 西村
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  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の教材作成者から多くの教材データファ
イルを募り、これらの教材データファイルを含んだ電子
教材を配信する学習教材配信システムにおいて、学習者
や教育機関にとって使いやすい電子教材を提供するとと
もに、電子教材の発展性を妨げることなく、システムの
運営資金や教材作成者への報酬などの金銭を取得する仕
組みを提供する。 【解決手段】 教材データファイルの管理および上記教
材作成者のデータ管理とを行う教材管理サーバコンピュ
ータJ1と、教材データファイルを用いて特定の教育機
関用に編集された専用電子教材を上記特定の教育機関の
生徒へ配信する教材配信サーバコンピュータJ2と、専
用電子教材の配信に対して特定の教育機関に課金する課
金手段と、特定の教育機関から支払われる料金の中から
教材作成者に報酬を分配する分配手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
などのコンピュータネットワークを介して多数の教材作
成者から電子教材の要素となる教材データファイルを募
り、これらの教材データファイルを用いて作成された電
子教材の配信を行う学習教材配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、学習科目の各項目に
設定された各問題毎に、インターネットを介して多数の
教育関係者から例えば動画ファイルからなり解法や解説
を表した解説ファイルを募るとともに、集まった解説フ
ァイルを含んだ電子教材をインターネットを介して学習
者や教育関係者に配信する学習教材配信システムについ
て提案し、特願2001−113966号において出願
している。
【0003】このような学習教材配信システムによれ
ば、多数の教育関係者により教材の要素となる解説ファ
イルを作成してもらうので、低いコストで学習教材を量
的に高めバリエーション豊かなものにできるという効果
がある。また、教育閲覧者から各解説ファイルに対して
評価を行い、且つ、学習者がその評価内容を参考にしな
がら解説ファイルを選択するといった評価システムも備
わっており、該評価システムにより教材作成者へのフィ
ードバックが行われて学習教材の質的な向上を図ること
が出来るとともに、評価内容の閲覧により解説ファイル
を選択する際の利便性が図られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような学習教材
配信システムにおいては、多数の教材作成者から解説フ
ァイルを募るため、学習教材の量が非常に多くなること
が予想される。そのため、このような電子教材を用いて
学習を行う場合、電子教材の中から自分に合った解説フ
ァイルを適宜抽出して閲覧することが賢明な利用方法で
あると考えられるが、多くの解説ファイルの中から自分
に合ったものを選別する作業自体、煩雑なものになる恐
れがあった。
【0005】また、学校や塾などの教育機関において上
記電子教材を利用する場合には、教育機関が電子教材の
内容を適宜カスタマイズすることで、教育機関の知恵や
工夫が電子教材に反映されることになり、より良い学習
方法が構築できると考えられる。また、教材作成者から
解説ファイルをアップロードされたり不特定多数の者に
電子教材の配信を行う大元のサーバコンピュータとは別
に、カスタマイズした電子教材の配信を専用に行うサー
バコンピュータを設け、例えば教育機関内でLANを組
むなどすることで、高速配信が可能になるなど、電子教
材へのアクセス環境を常に快適なものにすることが出来
る。
【0006】しかしながら、多くの教育機関では、自前
でサーバコンピュータを運用・管理し、電子教材の配信
システムを構築すると云った技術や労力が不足している
のが現状である。
【0007】ところで、上記の学習教材配信システムに
おいては、電子教材をインターネット上に公開し、不特
定多数の者が無料でアクセスできるようにした点を、電
子教材を発展させる上での原動力としているところがあ
る。そのため、システムを運営するための資金や、教材
作成者に対する報酬といった金銭を得るのが難しいとい
った課題もある。
【0008】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、多数の教材作成者から多くの教材データファイルを
募り、これらの教材データファイルを含んだ電子教材を
配信する学習教材配信システムにおいて、学習者や教育
機関にとって使いやすい電子教材を提供するとともに、
電子教材の発展性を妨げることなく、システムの運営資
金や教材作成者への報酬などの金銭を取得する仕組みを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、文書データ又はマルチメディアデータを含
むデータファイルからなり学習科目の教材となる教材デ
ータファイルをコンピュータネットワークを介して複数
の教材作成者から受け取るとともに、これら教材データ
ファイルを教材閲覧者に対して配信可能な学習教材配信
システムであって、上記教材データファイルの管理およ
び上記教材作成者のデータ管理とを行う教材管理サーバ
コンピュータと、上記教材データファイルを用いて特定
の教育機関用に編集された専用電子教材を上記特定の教
育機関の生徒へ配信する教材配信サーバコンピュータ
と、上記専用電子教材の配信に対して上記特定の教育機
関に課金する課金手段と、特定の教育機関から支払われ
る料金の中から教材作成者に報酬を分配する分配手段と
を備えている構成とした。
【0010】このような手段によれば、多数の教材デー
タファイルの中から教育機関用に適宜選別し編集された
専用電子教材の提供により、その教育機関の生徒は使い
やすい専用の電子教材を利用することが出来る。また、
上記の教材管理サーバコンピュータとは別に、編集され
た専用電子教材の配信を主に行うサーバコンピュータが
設けられるので、他の処理や他からのアクセスのために
サーバがビジー状態になってしまうなどの不都合が回避
され、専用電子教材への快適なアクセス環境が維持でき
る。また、例えば、教材配信サーバコンピュータを上記
教育機関に設置して生徒の端末とLAN接続すること
で、専用電子教材の高速配信も可能となる。そして、こ
のような付加サービスの提供に対して教育機関に課金を
行うことで、教材作成者への報酬やシステム運用のため
の資金を導出することが出来る。電子教材を無料でイン
ターネット上に公開するといった点はそのままにしつ
つ、付加サービスの提供に対して課金を行うので、電子
教材の発展性を妨げることがなく、且つ、その料金を教
材作成者に分配するので、システムのさらなる発展を図
ることが出来る。
【0011】具体的には、上記課金手段により、上記特
定の教育機関から上記専用電子教材の配信サービスを提
供する配信サービス提供機構にサービス提供料が支払わ
れ、上記分配手段により、上記配信サービス提供機構か
ら上記教材作成者と上記教材データファイルの管理を行
う管理機構にファイル使用料が支払われ、且つ、上記管
理機構から上記教材作成者に上記ファイル使用料の中か
ら報酬が付与されるようにすると良い。
【0012】このように、編集された専用電子教材の配
信サービスを行う配信サービス提供機構と、教材データ
ファイルの管理を行う管理機構とが別機構とされ、それ
ぞれ独立的に料金の徴収が行われるので、独立採算性の
利点とされる各機構の能率化が図れる。
【0013】望ましくは、上記専用電子教材における各
教材データファイルの寄与した程度を定量的に算出する
算出手段を有し、上記分配手段により上記教材作成者に
付与される報酬の額が上記寄与した程度に基づいて決定
されるようにすると良い。
【0014】また望ましくは、上記配信サービス提供機
構から上記管理機構へ上記寄与した程度を表す寄与度デ
ータが受け渡されるとともに、上記分配手段により上記
配信サービス提供機構から支払われる上記ファイル使用
料の額が上記寄与度データに基づき決定されるようにす
ると良い。
【0015】このように編集され配信される専用電子教
材へ教材データファイルの寄与した程度に基づきファイ
ル使用料や各教材作成者への報酬額を決定することで、
教材データファイルの使用に対する適性な分配がなさ
れ、それにより教材作成者への方向付けもなされ教材デ
ータファイルの質の向上を図ることが出来る。
【0016】また、管理機構と配信サービス提供機構と
が別機構である場合に、寄与度データの受渡しにより、
管理機構から教材作成者への寄与した程度に基づく報酬
額の決定も可能となる。
【0017】具体的には、上記寄与した程度は、上記専
用電子教材に含まれる各教材データファイルについて該
専用電子教材において使用可能に設定されている生徒の
数とすることが出来る。その他、一定期間に実際に生徒
が使用した回数やその生徒数、教材データファイルのデ
ータ容量やファイル形式(テキスト形式や動画形式な
ど)に応じた値、並びに、これらの各要素を合わせて得
られる値など、種々の変形例が可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態の学
習教材配信システムを構成するシステム構成図、図2
は、学習教材配信システムの利用形態と料金の経路とを
示した概念図である。
【0019】図1において、10は教材データファイル
としての解説ファイルの蓄積と管理並びに教材作成者の
データ管理を一元的に行う一元管理サーバコンピュータ
(以下、サーバコンピュータのことを端にサーバと呼
ぶ)、20は教育機関Aにおいて専用電子教材としての
カスタマイズ教材の配信を行う教材配信サーバ、21,
22…2nは教育機関Aにおいて生徒が使用する情報端
末であるコンピュータ、30は教育機関Bにおいてカス
タマイズ教材の配信を主に行う教材配信サーバ、31,
32…3nは教育機関Bにおいて生徒が使用するコンピ
ュータ、41,42は教育機関Aに所属している生徒が
例えば自宅など教育機関外で使用するコンピュータ、4
3は教育機関Bに所属している生徒が例えば自宅など教
育機関外で使用するコンピュータ、51〜53は不特定
の学習者や父母ならびに教育関係者などが使用するコン
ピュータを、それぞれ示すものである。
【0020】これらのうち、一元管理サーバ10、教材
配信サーバ20,30、および、コンピュータ41〜4
3,51〜53は、インターネットNETに接続され、
クライアントコンピュータからサーバに対してデータア
クセスが可能になっている。また、教育機関Aの教材配
信サーバ20とコンビュータ21〜2n、並びに、教育
機関Bの教材配信サーバ30とコンピュータ31〜3n
とは、それぞれ教育機関毎にLAN(Local Area Netwo
rk)に接続されている。
【0021】図2の概念図において、教材の一元管理J
1は一元管理サーバ10において行われるものである。
次に、教材の一元管理について詳細に説明する。一元管
理サーバ10は、教育科目の各項目ごとに複数の問題を
設定し、これら問題を教材作成のための単位フレームと
してインターネット上に公開している。教育関係者はこ
れらの問題について、その解法や解説などを文書データ
ファイル(以下、データファイルのことを単にファイル
と省略する)や動画像ファイルなどに表して、教材デー
タファイルの一つである解説ファイルとして一元管理サ
ーバ10にアップロードすることができる。また、教材
作成者は、予め氏名や住所および銀行口座などの情報を
一元管理サーバ10に登録しておき、この登録により、
上記解説ファイルのアップロードや報酬の分配が可能に
なる。
【0022】解説ファイルがアップロードされると、管
理者により簡単な審査が行われ、問題がなければ対応す
る問題のページの解説として、この解説ファイルをリン
ク付けして一元管理サーバ10からインターネット上に
公開される。
【0023】図3には、一元管理サーバに構築される電
子教材の一例の画像図を、図4には、一元管理サーバに
外部の教材作成者から供給される解説ファイルの一例の
画像図を示す。
【0024】例えば、図3に示されるように、「数学A
の第1章−数と式−多項式の解法V」のページには、
複数の問題と、各問題についての解説ファイルがリンク
付けされたアイコン表示130,130…が設けられて
いる。そして、利用者がこのアイコン表示130,13
0…をポインタでクリック(指示動作)すると、その問
題についての解説ファイルの一覧が表示され、その一覧
の中から所望の解説ファイルを選択しポインタでクリッ
クすることで、図4に示されるように、問題の解法や解
説を表した解説ファイルが開かれて表示される。
【0025】なお、一元管理サーバ10において、教材
作成者に提供を求める教材データファイルは、上記の解
説ファイルに限られず、例えば、指定の項目に対する解
説(例えば英語の過去完了の項目に対して過去完了とは
何かと云った解説)やレッスン内容(例えば英文の朗
読)を表したファイル、或いは、予め設定された学習項
目や問題についてではなく、独自に項目や問題を設定し
てこれら項目や問題に関する教材ファイルとしても良
い。
【0026】上記のような電子教材は、学習者、父母、
並びに教育関係者などにより閲覧されるように想定され
ている。そして、一元管理サーバ10では、解説ファイ
ルが閲覧された場合に、閲覧者に対してこの解説ファイ
ルに対して評価付けを行ってもらう構成が備わってい
る。すなわち、閲覧者は、所定の評価項目(難易度や丁
寧さなど)に沿って定量的並びに定性的な評価を付け
て、一元管理サーバ10に送信する。そして、このよう
な評価が、解説ファイルの一覧を表示した際に解説ファ
イルと伴に表示される。
【0027】さらに、この解説ファイルの一覧表示の際
に、これら複数の解説ファイルをそのファイル閲覧回数
や任意の評価項目の評価値などに基づきソートすること
も可能になっており、これらのことにより、閲覧者は評
価値を参考にして解説ファイルの選択を容易に行えるよ
うになっている。
【0028】また、一元管理サーバ10の運用機関は、
解説ファイルの提供に対して教材作成者に報酬の付与を
行う。この報酬の額は、後述の教材使用設定数データに
基づき算定されるようになっている。
【0029】図2において、教材サーバの運用J2は、
例えば、教材配信サーバ20,30において行われるも
のである。以下、教材サーバの運用について、教育機関
Aに設置される教材配信サーバ20について説明する
が、その内容は教育機関Bの教材配信サーバ30につい
ても同様のものである。
【0030】教材配信サーバ20の運用は、例えば、上
記の一元管理サーバ10の運用機関とは異なる運用機関
により独立して行われる。教材配信サーバ20の運用機
関は、先ず、教育機関と打ち合わせを行い、一元管理サ
ーバ10に蓄積された解説ファイルなどの教材ファイル
を用いて配信する専用の電子教材(以下、カスタマイズ
教材と呼ぶ)の内容を決定する。さらに、教育機関Aの
生徒からカスタマイズ教材にアクセス可能なように教材
配信サーバ20の設定を行って、カスタマイズ教材の配
信サービスを行う。
【0031】教材配信サーバ20は、一般に教育機関A
に設置され教育機関Aのコンピュータ21〜2nとLA
N接続されるが、望みにより、他所に設置して教育機関
Aのコンピュータ21〜2nとインターネット経由でア
クセス可能なように構成することも可能である。
【0032】教材配信サーバ20から配信されるカスタ
マイズ教材は、例えばアクセスの際にID情報の入力を
求めるなどして、教育機関Aの生徒しかアクセスできな
いように設定される。従って、予めアクセス可能に設定
されている生徒たちは、教育機関Aのコンピュータ21
〜2nから電子教材にアクセスする他、自宅などのコン
ピュータ41,42からインターネットNETを介して
アクセスすることも可能となる。このようなアクセス制
限は、電子教材のページ毎、問題毎、解説ファイル毎に
設定可能であり、教育機関Aの生徒であっても、学年や
クラスに応じてアクセス可能なものとアクセス不可能な
ものとが存在するようになっている。
【0033】教材配信サーバ20の運用機関は、上記の
電子教材の配信サービスに対して教育機関Aからサービ
ス料の支払いを受ける。このサービス料は例えば生徒側
から納入される教材費等の中から支払われる。また、教
材配信サーバ20の運用機関は、このサービス料の中か
ら、一元管理サーバ10の運用機関に教材ファイルの使
用料の支払いを行う。使用料の額は、教材配信サーバ2
0の運用機関と一元管理サーバ10の運用機関との取り
決めにより決定されるが、カスタム教材に対する各解説
ファイルの寄与度を示す寄与度データとしての教材使用
設定数データ(後述)を参考にして決定したり、或い
は、教育機関Aから支払われるサービス料の一定割合と
しても良い。
【0034】教材使用設定数データは、教材配信サーバ
20の運用機関により集計され、教材配信サーバ20の
運用機関から一元管理サーバ10の運用機関にも渡され
る。教材使用設定数データとしては、この実施の形態で
は、各解説ファイルごとに該解説ファイルにアクセス可
能な生徒の数を示したデータとして設定されている。次
に、カスタマイズ教材に設定されるアクセス属性と上記
の教材使用設定数データについて説明する。
【0035】図5は、カスタマイズ教材のアクセス属性
を説明する図である。1つの教育機関に配信されるカス
タマイズ教材は、例えば、図5に示す「カスタマイズ教
材」、「カスタマイズ教材」のように、学年ごと、
クラスごと、或いは教科ごとなど、幾つかに分類されて
作成される。そして、このように分類されたカスタマイ
ズ教材には、ファイルにアクセス可能な生徒を決めるア
クセス属性が個々に設定されている。
【0036】アクセス属性は、所属の学校、学年および
クラスなどを属性要素として設定される。例えば、カス
タマイズ教材のアクセス属性は、「XXX高校」およ
び「1年正」であり、カスタマイズ教材のアクセス属
性は、「XXX高校」、「1年」および「1組」であ
る。
【0037】各生徒は、ID情報を入力して電子教材に
アクセスするが、教材配信サーバ20,30には、登録
された各生徒の所属学校、学年、クラス、および生徒氏
名などの属性情報がデータベース化されており、生徒の
ID情報からその生徒の属性情報が引き出させるように
なっている。そして、この属性情報と上記のアクセス属
性とを比較して、生徒の属性情報がアクセス属性に含ま
れるものであれば、ファイルへのアクセスが許可され、
アクセス属性と排他的なものであればファイルへのアク
セスが拒否される。
【0038】カスタマイズ教材に設定可能なアクセス属
性は上記のように複数種類あるので、一のカスタマイズ
教材にアクセス可能な生徒と、他のカスタマイズ教材に
アクセス可能な生徒とでは異なってくる。図5の例で
は、カスタマイズ教材にアクセス可能な生徒はアカウ
ント,,の生徒であり、カスタマイズ教材にア
クセス可能な生徒はアカウントとの生徒である。こ
こで、カスタマイズ教材ととは、教材配信サーバ2
0により配信される全カスタマイズ教材の一部分を示し
ており、例えば、学校・学年単位ごと、普通科・進学科
といった選択コースごと、クラス・担当教師ごと、生徒
個人ごとといった階層別、或いは、進学補習、追試補習
などの目的別に個々のカスタマイズ教材が作成される。
【0039】また、カスタマイズ教材は、一元管理サー
バ10から提供された解説ファイルを使用して作成され
るが、複数のカスタマイズ教材,の中に同一の解説
ファイルが使用されることもある。図5の例では、カス
タマイズ教材には解説ファイルとが、カスタマイ
ズ教材には解説ファイルとが、それぞれ使用され
ている。
【0040】従って、上記のように設定されたアクセス
属性により、カスタマイズ教材に使用された各解説ファ
イルごとに、使用可能に設定された生徒のアカウントを
割り出すことが出来る。
【0041】図6には、図5のカスタマイズ教材におい
て各解説ファイルとそれにアクセス可能に設定されたア
カウントとの関係を表すデータテーブルを示す。同図
(a)は各カスタマイズ教材についてアカウントを集計
したもの、(b)は同一アカウントの重複を除いたもの
で報酬額の算定に使われるものである。
【0042】図5の例で、各解説ファイルごとにアクセ
ス可能に設定されたアカウントを集計すると、図6
(a)に示すような結果となる。そして、解説ファイル
の提供に対して作成者に付与される報酬や、教材配信サ
ーバの運用機関から支払われる解説ファイルの使用料の
額を算出するのに使われる教材使用設定数データとして
は、図6(a)の集計結果から同一アカウントの重複を
除いた図6(b)の集計データが適用される。
【0043】すなわち、教材配信サーバ20,30の運
用機関は、解説ファイルから解説ファイルの使用に
際し、図6(b)のアカウント数に応じて増える額の使
用料を支払い、また、一元管理サーバ10の運用機関か
ら各解説ファイルの作成者に対して、各解説ファイルの
アカウント数に応じて増える額の報酬が付与されるよう
になっている。
【0044】以上のように、この実施の形態の学習教材
の配信システムによれば、教材配信サーバの有用者が、
一元管理サーバ10で管理される多数の解説ファイルの
中から、教育機関に適した解説ファイルを適宜選択し、
選択したこれらの解説ファイを用いてカスタマイズ教材
を作成しこれを生徒達に配信するので、生徒達は使いや
すい電子教材を利用することが出来る。また、一元管理
サーバ10では、解説ファイルのアップロードや不特定
多数の者への電子教材の配信処理など処理量が多大にな
り、インターネットNETからのアクセス時に処理待ち
が発生するなど、快適なアクセス環境が得られないとい
う恐れがあるが、教材配信サーバ20,30を導入する
ことで、これらにより特定の教育機関A,Bへの配信処
理が専用に行われるので、教育機関の生徒達はカスタマ
イズ教材への快適なアクセス環境が得られるとともに、
教育機関内で使用する場合にはLAN環境により高速ア
クセスも可能となる。また、一元管理サーバ10と教材
配信サーバとを別運用にすることで、独立採算性の原則
により各運用機構の能率化を図ることが出来る。
【0045】そして、このような教材配信サービスに対
して教育機関からサービス利用料の支払いを求めること
ができ、そこから、解説ファイルの作成に対する報酬な
どを分配することが出来る。それにより、教材作成者に
教材作成に対する動機付けを行い、システムのさらなる
発展を図ることが出来る。
【0046】また、教材作成者への報酬の額や、教材配
信サーバの運用機関から支払われるファイル使用料の額
が、カスタマイズ教材に対する各解説ファイルの寄与度
に応じて決定することで、各料金の適性化が図れ、それ
により、より良い解説ファイルの作成意欲を生じさせる
ことができ、解説ファイルの質の向上も図ることが出来
る。
【0047】なお、本発明は、上記実施の形態に限られ
るものではなく、様々な変更が可能である。例えば、教
材作成者から一元管理サーバに提供される教材ファイル
は、予め一元管理サーバにおいて設定されている問題に
対する解説を示した解説ファイルに限られず、例えば、
一元管理サーバにおいて設定された学習項目の範疇に含
まれる問題やその解説、要点の解説、英会話などのレッ
スンなどを、データファイル化したものを含むようにし
ても良い。
【0048】また、教材ファイルの対価の額を決定する
カスタマイズ教材に対する解説ファイルの寄与度データ
として、上記実施の形態では、解説ファイルが使用可能
に設定された生徒の数を示めす教材使用設定数データを
適用したが、その他、一定期間に実際に生徒が使用した
回数やその生徒数、教材データファイルのデータ容量や
ファイル形式(テキスト形式や動画形式など)に応じた
値、並びに、これらの各要素を合わせて得られる値な
ど、適宜に変更が可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従うと、
多数の教材データファイルの中から教育機関用に適宜選
別され編集された電子教材を教材配信サーバから教育機
関に提供することにより、その教育機関の生徒は使いや
すい電子教材を利用することが出来る。また、編集され
た電子教材の配信を主に行うサーバコンピュータにより
配信が行われるので、他の処理や他からのアクセスのた
めにビジー状態になってしまうなどの不都合が回避さ
れ、電子教材への快適なアクセス環境を維持できる。ま
た、教育機関内に教材配信サーバコンピュータを設置す
ることで電子教材の高速配信も可能となると云う効果が
ある。
【0050】さらに、このような付加サービスの提供に
より、教育機関に課金を行うことが可能となり、それに
より教材作成者への報酬やシステム運用のための資金を
導出することが出来る。それにより、システムのさらな
る発展を図ることが出来るという効果がある。
【0051】また、教材データファイルの使用料や作成
報酬を、教育機関に配信する電子教材への寄与度に基づ
き決定することで、各料金の適性化が図れ、それによ
り、より良い解説ファイルの作成意欲を生じさせること
ができ、解説ファイルの質の向上も図ることが出来ると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の学習教材配信システムの
全体的な構成を示す図である。
【図2】学習教材配信システムの利用形態と料金の経路
とを示した概念図である。
【図3】一元管理サーバに構築される電子教材の一例を
示す画像図である。
【図4】一元管理サーバに外部の教材作成者から供給さ
れる解説ファイルの一例を示す画像図である。
【図5】カスタマイズ教材のアクセス属性を説明する図
である。
【図6】図5のカスタマイズ教材において各解説ファイ
ルに対しアクセス可能に設定されたアカウントを示すデ
ータテーブルである。
【符号の説明】
10 一元管理サーバ 20 教育機関Bの教材配信サーバ 21〜2n 教育機関Aのコンピュータ 30 教育機関Bの教材配信サーバ 31〜3n 教育機関Bのコンピュータ 41〜43 外部のコンピュータ 51〜53 外部のコンピュータ A 教育機関 B 教育機関 NET インターネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データ又はマルチメディアデータを
    含むデータファイルからなり学習科目の教材となる教材
    データファイルをコンピュータネットワークを介して複
    数の教材作成者から受け取るとともに、これら教材デー
    タファイルを教材閲覧者に対して配信可能な学習教材配
    信システムであって、 上記教材データファイルの管理および上記教材作成者の
    データ管理とを行う教材管理サーバコンピュータと、 上記教材データファイルを用いて特定の教育機関用に編
    集された専用電子教材を上記特定の教育機関の生徒へ配
    信する教材配信サーバコンピュータと、 上記専用電子教材の配信に対して上記特定の教育機関に
    課金する課金手段と、 特定の教育機関から支払われる料金の中から教材作成者
    に報酬を分配する分配手段とを備えていることを特徴と
    する学習教材配信システム。
  2. 【請求項2】 上記課金手段により、上記特定の教育機
    関から上記専用電子教材の配信サービスを提供する配信
    サービス提供機構にサービス提供料が支払われ、 上記分配手段により、上記配信サービス提供機構から上
    記教材作成者と上記教材データファイルの管理を行う管
    理機構にファイル使用料が支払われ、且つ、上記管理機
    構から上記教材作成者に対して上記ファイル使用料の中
    から所定の報酬が付与されることを特徴とする請求項1
    記載の学習教材配信システム。
  3. 【請求項3】 上記専用電子教材における各教材データ
    ファイルの寄与した程度を定量的に算出する算出手段を
    有し、 上記分配手段により上記教材作成者に付与される報酬の
    額が上記寄与した程度に基づいて決定されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の学習教材配信システム。
  4. 【請求項4】 上記専用電子教材における各教材データ
    ファイルの寄与した程度を定量的に算出する算出手段を
    有し、 上記配信サービス提供機構から上記管理機構へ上記寄与
    した程度を表す寄与度データが受け渡されるとともに、
    上記分配手段により上記配信サービス提供機構から支払
    われる上記ファイル使用料の額が上記寄与度データに基
    づき決定されることを特徴とする請求項2に記載の学習
    教材配信システム。
  5. 【請求項5】 上記寄与した程度は、上記専用電子教材
    に含まれる各教材データファイルについて該専用電子教
    材において使用可能に設定されている生徒の数であるこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載の学習教材配信シ
    ステム。
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