JP2003186382A - 教材情報配信システム、及び教材情報配信プログラム - Google Patents

教材情報配信システム、及び教材情報配信プログラム

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JP2003186382A
JP2003186382A JP2001385757A JP2001385757A JP2003186382A JP 2003186382 A JP2003186382 A JP 2003186382A JP 2001385757 A JP2001385757 A JP 2001385757A JP 2001385757 A JP2001385757 A JP 2001385757A JP 2003186382 A JP2003186382 A JP 2003186382A
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teaching
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educational
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JP2001385757A
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Mutsuji Saeki
睦司 佐伯
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BUNKEIDOU KK
Bunkeido Co Ltd
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BUNKEIDOU KK
Bunkeido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教育指導者の求める教材情報を配信するとと
もに、その利用状況を把握することが可能な教材情報配
信システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 教材情報配信システム1は、教材情報E
Iなど種々のデータ及び情報を記憶する管理側記憶手段
11、指導側端末に識別情報SIを付与する登録・更新
手段12、指導側端末を認証する認証手段13、アクセ
ス可能期間を制限する期間制限手段14、教材情報EI
を公開する公開手段15、教材情報EIを配信する教材
情報配信手段16、アクセス数統計手段17と配信数統
計手段18と配信先統計手段19とからなる統計手段2
0、及びスケジュール情報SCを管理するスケジュール
管理手段22を有する管理サーバ2と、教材情報EIの
配信を要求し、取得する指導側端末とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、教材情報配信シス
テム、及び教材情報配信プログラムに関するものであ
り、特に、教材情報へのアクセス数や配信数などの利用
状況を統計処理することが可能な教材情報配信システ
ム、及び教材情報配信プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、小学校などの授業において、
学習の習熟度を高めるものとして漢字練習帳や計算問題
集などの学習教材が用いられることがある。これらは、
各教科書出版会社毎に内容或いは出現順序を考慮した、
すなわち教科書に準拠した形式で編集され、印刷媒体に
よって発行されている。これらの学習教材を利用するこ
とにより、漢字の復習が行なえたり、或いは多くの計算
問題を解くことによって児童の学習理解を高めることが
できる。
【0003】しかしながら、これらの学習教材は、前述
したように紙などの印刷物によって供給されるため、編
集内容も対象学年の平均的なレベルになる傾向が強かっ
た。そのため、習熟の早い児童にとっては学習教材に記
載された問題は簡単に感じることがあり、学習理解を高
めることにならず、一方、習熟の遅い児童にとっては難
解と感じるなど、いずれも学習意欲を損なう恐れがあっ
た。そこで、各学習教材には、児童の習熟度の違いを考
慮して学習した内容よりもさらに難易度の高い発展・応
用問題が掲載され、習熟の早い児童の学習理解を延ばす
指導が教師によって行なわれている。一方、習熟の遅い
児童に対しては、学習した内容よりも基礎的な内容の問
題を用意し、該問題を解かせることにより、学習内容の
習熟を完全なものにしようとする努力が為されている。
【0004】ところが、これらの印刷物などによって供
給される学習教材は、紙面のスペースに限りがあるた
め、前述した応用問題や基本問題を数多く掲載すること
ができなかった。そこで、補充・応用問題をCD−RO
Mなどの記憶媒体に電子データとして収録し、これを用
いて授業を運営する教師がパソコンとプリンターとを利
用して適宜印刷して授業に利用することが行なえるよう
にしたものがある。該CD−ROMなどの記憶媒体は、
一般に教師用の指導用教材(解答や解法のヒントが朱書
きされているものなどが相当)に付されている。電子デ
ータとして補充問題等を収録することにより、紙媒体で
供給する場合と比べて問題収録数を飛躍的に増加させる
ことができる。そのため、個々の児童の習熟度に応じて
教師が問題を適宜選択することができる。これにより、
いわゆる個別対応型の教育指導をすることが可能とな
る。また、CD−ROMには、前述した応用問題などに
限らず、教育指導に係る管理業務などを補助する有用な
ソフトウェアや、イラストやテンプレートなどの補助教
材がデータとして収録されることもあり、さらに教育指
導を行いやすい情報が提供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の問題等の収録した記憶媒体を付録とした教材を発行す
る教材発行会社では、以下のような問題があった。すな
わち、教材に記憶媒体などを添付しても、それらの利用
は、授業を行なう教師が決定していた。つまり、コンピ
ュータの操作が不得手な教師は、これらの記憶媒体を使
用しないで、旧態依然の紙媒体の教材のみ使用して授業
を行っていた。したがって、折角教師用に記憶媒体など
を添付しても、使用する教師と使用しない教師との差が
はっきりと区別され、実際にどのような頻度で利用され
ているかを教材発行会社では把握することができなかっ
た。そのため、これらのCD−ROMを添付する効果を
疑う声もあった。
【0006】さらに、CD−ROMに収録される内容
は、実際に教育指導を行なう現場の教師にとって有益な
ものであるか、換言すれば本当に教師が求めている内容
なのかを判断することができなかった。すなわち、教師
の要求を満たした教材を作成することが困難であった。
そのため、教材発行会社は教師の求める教材内容を調査
するためのアンケートを実施するなど市場動向を把握す
るために、多額のコストをかける場合もあった。また、
CD−ROMによる提供は、年度毎或いは各学期毎に発
行されるものであり、収録内容の変更を迅速に行なうこ
とが難しかった。
【0007】また、教師にとっても、授業内容を充実さ
せたものとするために、自分たちの意見を反映した教材
を望む声が大きかった。さらに、教師は、授業以外にも
煩雑な管理作業、例えば、テストの得点集計や授業に用
いる準備機材の確認などが必要であり、係る作業を省力
化することを望んでいた。
【0008】そこで本発明は、上記実情に鑑み、教育指
導者の求める教材情報を配信するとともに、その利用状
況を把握することが可能な教材情報配信システム及び教
材情報配信プログラムの提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明にかかる教材情報配信システムは、
通信ネットワークに接続した管理サーバで、教育指導に
係る教材情報を配信するための教材情報配信システムで
あって、前記管理サーバは、前記教育指導を行なう教育
指導者の求める補充・発展問題を含む教材情報を記憶す
る記憶手段と、前記教材情報にアクセスする前記教育指
導者の属性情報をあらかじめ登録し、前記教育指導者に
識別情報を付与する登録手段と、前記通信ネットワーク
に接続し、前記教育指導者が使用する指導側端末を付与
された前記識別情報に基づいて認証する認証手段と、前
記認証手段によって認証された前記指導側端末に前記通
信ネットワークを介して前記教材情報を公開する公開手
段と、前記公開手段によって公開された前記教材情報に
アクセスした前記指導側端末のアクセス履歴データを記
憶する第二記憶手段と、前記指導側端末から前記教材情
報の配信要求を受付けると、前記記憶手段に記憶された
前記教材情報を、前記通信ネットワークを介して配信す
る教材情報配信手段と、前記教材情報配信手段によって
配信した前記教材情報の配信数履歴データを記憶する第
三記憶手段と、前記アクセス履歴データ及び前記配信数
履歴データの少なくともいずれか一方に基づいて、前記
指導側端末を使用する前記教育指導者の利用状況を示す
配信先データを記憶する第四記憶手段と、前記アクセス
履歴データ、前記配信数履歴データ、及び前記配信先デ
ータの少なくともいずれか一方に基づいて、前記公開手
段によって公開された前記教材情報の利用状況を把握す
るための統計情報を作成する統計手段とを具備するもの
である。
【0010】ここで、教材情報とは、教育指導者(主と
して教師)が、小学校などの授業(=教育指導)の際に
利用することが可能な有益な情報であり、例えば、児童
の学習の習熟度を向上させるための計算問題集や漢字を
覚えるための練習問題集を複数種類の難易度に段階分け
した補充・応用問題や、社会の授業に利用する白地図や
理科の授業に利用する実験・観察記録用の用紙・カード
などのテンプレート集や、前述した児童に直接提供する
ものに限らず、教師の作業負担を軽減するために、テス
トなどの得点を集計するための集計用紙などを電子デー
タとして保持しているものである。これらは、プリンタ
ーなどの出力機器を利用することにより印刷することが
可能なものである。さらに、教材情報の中には前述の教
育指導者の作業負担を軽減させるためにコンピュータ上
で実行可能な時間割作成用ソフトウェアや年間計画作成
用ソフトウェアなどのプログラム、学校行事などの連絡
の際に作成される学級通信などに利用可能なイラスト
集、及び最近の教育に関する情報などの提供も含んでい
る。
【0011】また、公開手段とは、これらの教材情報を
インターネットのホームページ上などに閲覧可能にして
公開するものであり、さらに、教材情報配信手段とは、
上述した教材情報を必要に応じてホームページから指導
側端末へダウンロードさせるものである。さらに、識別
情報とは、個々の指導側端末を認証し、教材情報へのア
クセスを予め登録した指導側端末に制限するためのもの
であり、例えば、識別番号やパスワードなどが挙げられ
る。
【0012】したがって、請求項1の発明の教材情報配
信システムによれば、管理サーバは、記憶手段に記憶さ
れた種々の教材情報を、識別情報によってアクセスが制
限された限られた指導側端末に公開する。そして、指導
側端末の配信要求に応じて所望する教材情報の配信を、
通信ネットワークを介して行なう。これにより、教育指
導者(教師)は、必要な教材情報をその都度入手し、そ
れを利用した授業を行なうことが可能となる。一方、管
理サーバは、統計手段によって作成された統計情報を得
る。この統計情報は、該管理サーバにアクセスしたアク
セス数や教材情報の配信数などをアクセス履歴データ及
び配信数履歴データに基づいて統計処理するものであ
る。これにより、例えば、管理サーバを運営する教材発
行会社などは、教材情報の利用状況を把握することが可
能となる。すなわち、実際の教師が求め、或いは興味を
示している情報が何であるかが、教材発行会社に示され
る。
【0013】請求項2の発明にかかる教材情報配信シス
テムは、請求項1に記載の教材情報配信システムにおい
て、前記指導側端末は、前記教育指導者に予め与えられ
た登録用コード及び前記属性情報を入力し、前記通信ネ
ットワークを介して前記管理サーバに登録情報として送
信する登録送信手段と、前記教材情報を閲覧する閲覧手
段と、前記通信ネットワークを介して前記教材情報の配
信要求を行なう配信要求手段と、配信要求した前記教材
情報を、前記通信ネットワークを介して取得する教材情
報取得手段とを具備するものである。
【0014】ここで、属性情報とは、教育指導者の所属
学校名、学校所在地域、担当学年、及び担当教科などを
含むものであり、これにより、教育指導者を個別に識別
することが可能となる。なお、登録用コードは、例え
ば、授業を運営する教育指導者、すなわち教師に対して
有償若しくは無償にて提供される解答及び解法のヒント
が朱書きなどで記載されている指導用教材に添付して与
えてもよい。そして、管理サーバへの初回アクセス時に
該登録用コードを属性情報とともに入力することによっ
て識別情報の付与を受けられる。これにより、識別情報
を付与する対象を教育指導に携わる教育指導者に限定す
ることを可能にする。なお、登録用コードは、指導用教
材に添付されるものに限らず、単独で教育指導者に与え
られるものであってもよい。
【0015】したがって、請求項2の発明の教材情報配
信システムによれば、請求項1の発明の教材情報配信シ
ステムの作用に加え、指導側端末は、初回アクセス時に
予め与えられた登録用コードと属性情報とを入力し、管
理サーバに登録情報として送信する。このとき、登録用
コードは教育指導者に限定して予め与えられているた
め、教育関係者以外(例えば、児童の父兄等)が教材情
報を閲覧することが制限される。
【0016】請求項3の発明にかかる教材情報配信シス
テムは、請求項1または請求項2に記載の教材情報配信
システムにおいて、前記管理サーバは、前記指導側端末
の前記教材情報へのアクセス可能期間を制限する期間制
限手段と、前記アクセス可能期間を前記指導側端末から
の更新要求に基づいて更新する期間更新手段とをさらに
備えるものである。
【0017】ここで、識別情報を一度付与し、以後永続
的に教材情報へのアクセスを指導側端末に認めること
は、以下のような問題が生じる。すなわち、公立の小中
学校などでは、地域内外の学校で数年毎に転勤すること
が多い。そのため、初回アクセス時に登録した属性情報
を修正する必要が生じる。しかしながら、上述したよう
に、永続的にアクセスを認めることは古い属性情報に基
づいて統計処理が行なわれることになり、統計情報の精
度が低くなる恐れがある。そこで、アクセス可能期間
(例えば、年度毎)を制限することにより、属性情報の
修正をその都度行なえるようにする。
【0018】また、教育指導者が退職などによって、既
に教材情報へのアクセス等を必要としなくなった場合で
も、有効な識別情報として残ることが考えられる。そこ
で、アクセス可能期間を設け、不使用の識別情報を無効
とすることによって管理サーバの処理負担の軽減が可能
となる。
【0019】したがって、請求項3の発明の教材情報配
信システムによれば、請求項1または請求項2の発明の
教材情報配信システムの作用に加え、指導側端末からの
アクセス可能期間が制限される。そして、指導側端末か
らの更新要求に基づいてアクセス可能期間が更新され
る。なお、更新の際には、初回アクセス時に入力された
属性情報に変更が有る場合(転勤など)、更新時に修正
することが可能となる。これにより、統計処理される統
計情報の精度が向上する。
【0020】請求項4の発明にかかる教材情報配信シス
テムは、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の
教材情報配信システムにおいて、前記統計手段は、前記
アクセス履歴データに基づいて、前記教材情報を閲覧し
た前記指導側端末の時間帯別、曜日・週・月別、地域
別、学校別、教科別、学年別のアクセス数、及び総アク
セス数の少なくともいずれか一つを統計処理するアクセ
ス数統計手段と、前記配信数履歴データに基づいて配信
した前記教材情報の教科別、学年別、出版社別、及び学
期別の配信数の少なくといずれか一つを統計処理する配
信数統計手段と、前記配信先データに基づいて前記指導
側端末を利用する前記教育指導者毎の利用状況を統計処
理する配信先統計手段とをさらに具備するものである。
【0021】したがって、請求項4の発明の教材情報配
信システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか
一つの発明の教材情報配信システムの作用に加え、教材
情報へのアクセス数や配信数またはアクセスした指導側
端末毎の利用状況の統計処理が行なわれる。これによ
り、教材情報の利用状況の把握が容易に行なえる。な
お、この統計された情報(統計情報)は、管理サーバを
運営する教材発行会社などに限って閲覧可能にすること
が好ましい。
【0022】請求項5の発明にかかる教材情報配信シス
テムは、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の
教材情報配信システムにおいて、前記指導側端末は、前
記教育指導者の年・月・週・日間の予定及び授業日程を
含むスケジュールをスケジュール情報として、前記通信
ネットワークを介して前記管理サーバに送信するスケジ
ュール情報送信手段をさらに備え、前記管理サーバは、
送信された前記スケジュール情報を記憶し、管理するス
ケジュール管理手段をさらに具備するものである。
【0023】したがって、請求項5の発明の教材情報配
信システムによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか
一つの発明の教材情報配信システムの作用に加え、管理
サーバで教育指導者の年間や授業日程等のスケジュール
を管理することが可能となる。つまり、管理サーバにア
クセスすることにより、指導側端末を利用する教育指導
者は、自らのスケジュールの確認が行える。また管理サ
ーバは、入力されたスケジュール情報に基づいて指導側
端末に、予め設定された条件に基づいて通知をすること
も可能である。例えば、入力された予定行事(運動会、
遠足など)の一週間前などに指導側端末にその旨を知ら
せる通知をし、教育指導者に注意を促すことが可能とな
る。さらに、授業の際に必要となる機材のリストなどを
表示することも可能となる。これにより、教育指導者の
労力の負担が軽減される。なお、これらの通知は、管理
サーバにアクセスした場合に限らず、電子メールなどを
利用することも可能である。
【0024】請求項6の発明にかかる教材情報配信プロ
グラムは、教育指導を行なう教育指導者の求める補充・
発展問題を含む教材情報を記憶する記憶手段、前記教材
情報にアクセスする前記教育指導者の属性情報をあらか
じめ登録し、前記教育指導者に識別情報を付与する登録
手段、前記通信ネットワークに接続し、前記教育指導者
が使用する指導側端末を付与された前記識別情報に基づ
いて認証する認証手段、前記認証手段によって認証され
た前記指導側端末に前記通信ネットワークを介して前記
教材情報を公開する公開手段、前記公開手段によって公
開された前記教材情報にアクセスした前記指導側端末の
アクセス履歴データを記憶する第二記憶手段、前記指導
側端末から前記教材情報の配信要求を受付けると、前記
記憶手段に記憶された前記教材情報を、前記通信ネット
ワークを介して配信する教材情報配信手段、前記教材情
報配信手段によって配信した前記教材情報の配信数履歴
データを記憶する第三記憶手段、前記アクセス履歴デー
タ及び前記配信数履歴データの少なくともいずれか一方
に基づいて、前記指導側端末を使用する前記教育指導者
の利用状況を示す配信先データを記憶する第四記憶手
段、前記アクセス履歴データ、前記配信数履歴データ、
及び前記配信先データの少なくともいずれか一方に基づ
いて、前記公開手段によって公開された前記教材情報の
利用状況を把握するための統計情報を作成する統計手段
として、通信ネットワークに接続した管理サーバを機能
させるものである。
【0025】したがって、請求項6の発明の教材情報配
信プログラムによれば、プログラムを実行させると、通
信ネットワークに接続した管理サーバは、請求項1に記
載の発明の作用を奏する。
【0026】請求項7の発明にかかる教材情報配信プロ
グラムは、請求項6に記載の教材情報配信プログラムに
おいて、前記指導側端末の前記教材情報へのアクセス可
能期間を制限する期間制限手段、及び前記アクセス可能
期間を前記指導側端末からの更新要求に基づいて更新す
る期間更新手段として、前記管理サーバをさらに機能さ
せるものである。
【0027】したがって、請求項7の発明の教材情報配
信プログラムによれば、請求項6の発明の教材情報配信
プログラムの作用に加え、プログラムを実行させると、
管理サーバは、請求項3に記載の発明の作用を奏する。
【0028】請求項8の発明にかかる教材情報配信プロ
グラムは、請求項6または請求項7に記載の教材情報配
信プログラムにおいて、前記アクセス履歴データに基づ
いて、前記教材情報を閲覧した前記指導側端末の時間帯
別、曜日・週・月別、地域別、学校別、教科別、学年別
のアクセス数、及び総アクセス数の少なくともいずれか
一つを統計処理するアクセス数統計手段、前記配信数履
歴データに基づいて配信した前記教材情報の教科別、学
年別、出版社別、及び学期別の配信数の少なくともいず
れか一つを統計処理する配信数統計手段、前記配信先デ
ータに基づいて前記指導側端末を利用する前記教育指導
者毎の利用状況を統計処理する配信先統計手段として、
前記管理サーバをさらに機能させるものである。
【0029】したがって、請求項8の発明の教材情報配
信プログラムによれば、請求項6または請求項7の発明
の教材情報配信プログラムの作用に加え、プログラムを
実行させると、管理サーバは、請求項4に記載の発明の
作用を奏する。
【0030】請求項9の発明にかかる教材情報配信プロ
グラムは、請求項6乃至請求項8のいずれか一つに記載
の教材情報配信プログラムにおいて、送信された前記教
育指導者の年・月・週・日間の予定及び授業日程を含む
スケジュール情報を記憶し、管理するスケジュール管理
手段として、前記管理サーバをさらに機能させるもので
ある。
【0031】したがって、請求項9の発明の教材情報配
信プログラムによれば、請求項6乃至請求項8のいずれ
か一つの発明の教材情報配信プログラムの作用に加え、
プログラムを実行させると、管理サーバは、請求項5に
記載の発明の作用を奏する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
教材情報配信システムについて図1乃至図9に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施形態である教材情報配
信システム1の構成を模式的に示す説明図であり、図2
は教材情報配信システム1における管理サーバの機能的
構成を示すブロック図であり、図3は教材情報配信シス
テム1における指導側端末の機能的構成を示すブロック
図であり、図4及び図5は、管理サーバ2における処理
の流れを示すフローチャートであり、図6乃至図9は作
成した統計情報の表示例を示す説明図である。
【0033】本実施形態の教材情報配信システム1は、
図1に示すように、教材発行会社Kが管理する管理サー
バ2と、管理サーバ2に通信回線Lを介してインターネ
ットIに接続した複数の指導側端末3とから構成されて
いる。なお、指導側端末3は、教師T(教育指導者)が
利用するものであり、さらに、教師Tには、小学校の授
業などで児童が用いる学習教材に対応し、解答及び解法
等が記載された指導用教材4が有償若しくは無償によっ
て予め提供されている。この指導用教材4には、従来の
紙媒体PのほかにCD−ROMなどの記憶媒体CDが添
付され、該CD−ROMに収録された補充・応用問題な
どを教師が自由に印刷して、授業に利用することができ
る。さらに、これらの指導用教材4には、管理サーバ2
への初回アクセス時に必要となる登録用コードACが添
付されている。なお、図1において、係る登録用コード
ACが記憶媒体CDに付記されているものを示したが、
登録用コードACは別の手段、例えば紙媒体で与えられ
るものでも構わない。
【0034】次に、管理サーバ2の機能的構成について
詳細に説明すると、管理サーバ2は、図2に示すよう
に、教材情報EI、アクセス履歴データAD、配信数履
歴データSD、配信先データTD、登録者リストRL、
スケジュール情報SC、及び統計情報TIなどの種々の
データ及び情報を記憶する管理側記憶手段11と、指導
側端末3を利用する教師Tの所属学校名、学校所在地、
及び担当学年などを含む属性情報AIに基づいて該指導
側端末3を認識するための識別番号ID及びパスワード
PWを含む識別情報SIを付与する登録・更新手段12
と、付与された識別情報SIによって指導側端末3を認
証する認証手段13と、登録者リストRLの期間更新情
報TRに基づいて指導側端末3の教材情報EIへのアク
セス可能期間を制限する期間制限手段14と、期間制限
手段14の条件を満たす指導側端末3に教材情報EIを
インターネットIのホームページ上で公開する公開手段
15と、指導側端末3からの配信要求に応じて教材情報
EIを配信する教材情報配信手段16と、ホームページ
へのアクセス数の統計処理を行なうアクセス数統計手段
17、教材情報EIの配信数の統計処理を行なう配信数
統計手段18、及び教材情報の配信先に係る統計処理を
行なう配信先統計手段19からなる統計手段20と、管
理サーバ2を操作するとともに、種々の情報を入力する
ための管理側操作手段21と、管理サーバ2のホームペ
ージ上で教師Tのスケジュール管理を行なうためのスケ
ジュール管理手段22とを備えている。
【0035】ここで、登録・更新手段12には、期間制
限手段14によってアクセスが制限された指導側端末3
のアクセス可能期間を延長する機能を備えている。その
ため、登録・更新手段12は、本発明における登録手段
及び期間延長手段に相当する。また、指導側端末3毎の
アクセス可能期間は、登録者リストRLに記憶された期
間更新情報TRに基づいて決定される。
【0036】さらに詳しく説明すると、アクセス数統計
手段17は、アクセス履歴データADに基づいて教材情
報EIを閲覧した指導側端末3の時間帯別、曜日・週・
月別、地域別、学校別、教科別、学年別のアクセス数、
及び総アクセス数を統計処理するものであり、配信数統
計手段18は、配信数履歴データSDに基づいて配信し
た教材情報EIの教科別、学年別、出版社別、及び学期
別を統計処理するものであり、さらに、配信先統計手段
19は、アクセス履歴データAD、配信数履歴データS
D、及び配信先データTDに基づいて指導側端末3を利
用する教師Tの利用状況に係る統計処理を行なうもので
ある。
【0037】また、管理サーバ2は、その他の構成とし
て、種々のデータを、通信回線Lを介して送受信するた
めの管理側受信制御手段23及び管理側送信制御手段2
4に接続した管理側通信手段25と、統計処理した統計
情報TIなどを表示するための管理側表示制御手段26
及び管理側表示手段27と、表示結果などを紙媒体に印
刷し、出力するための管理側出力制御手段28及び管理
側出力手段29とを備えている。
【0038】一方、指導側端末3はその機能的構成とし
て、図3に示すように、指導用教材4に添付された登録
用コードAC及び指導側端末3を利用する教師Tに係る
属性情報AIを入力し、登録情報RIとして送信する登
録送信手段30と、管理サーバ2から付与された識別情
報SIに基づいてホームページ上に公開された教材情報
EIを閲覧する閲覧手段31と、閲覧した教材情報EI
の中から教師Tが求めるものを選択し、管理サーバ2に
配信要求を行なう配信要求手段32と、要求した教材情
報EIを通じて取得(いわゆる、ダウンロードに相当)
する教材情報取得手段33と、教師Tのスケジュールを
ホームページ上で管理するためにスケジュール情報SC
を入力し、管理サーバ2に送信するスケジュール情報送
信手段34と、管理サーバ2からスケジュール情報SC
を受信するスケジュール情報受信手段35とを備えてい
る。
【0039】また、指導側端末3は、その他の構成とし
て、種々のデータを通信回線Lを介して管理サーバ2に
送受信するための指導側送信制御手段36及び指導側受
信制御手段37に接続した指導側通信手段38と、教材
情報EI及び登録情報RIなどを記憶する指導側記憶手
段39と、登録用コードAC及び属性情報AIなどを入
力するとともに、指導側端末3を操作するための指導側
操作手段40と、ホームページ上に公開された教材情報
EIを表示するための指導側表示制御手段41及び指導
側表示手段42と、教材情報EIを出力するための指導
側出力制御手段43及び指導側出力手段44とを備えて
いる。
【0040】ここで、管理サーバ2には、汎用のサーバ
を利用することが可能であり、指導側端末3には、市販
のパーソナルコンピュータ等を利用することができる。
なお、指導側端末3は、教材情報EIの閲覧等に機能を
限定したものであれば、例えば、携帯電話や携帯情報端
末などのインターネットIに接続可能な機器を用いるこ
ともできる。さらに、種々のデータを送受信するための
通信手段25,38としてモデム、表示手段27,42
としてモニタディスプレイ、出力手段29,44として
プリンタ、操作手段21,40としてキーボード及びマ
ウスなどのポインティングデバイスをそれぞれ利用する
ことが可能である。
【0041】次に、本実施形態における教材情報統計シ
ステムの管理サーバの処理の流れを図4及び図5のフロ
ーチャートに基づいて説明する。ここで、図4及び図5
に示したステップS1からステップS29が本発明にお
ける教材情報配信プログラムに相当する。
【0042】始めに、管理サーバ2は、指導側端末3か
らインターネットIを通じたアクセスの有無を検出する
(ステップS1)。指導側端末3からのアクセスが有る
場合(ステップS1においてYES)、識別情報SIの
識別番号ID及びパスワードPWの入力を指導側端末3
に要求する(ステップS2)。一方、指導側端末3から
のアクセスがない場合(ステップS1においてNO)、
アクセスの検出を継続する。
【0043】指導側端末3から登録された正しい識別番
号ID及びパスワードの入力が有る場合(ステップS2
においてYES)、その指導側端末3を識別情報SIに
基づいて認証する(ステップS3)とともに、さらに該
指導側端末3が教材情報EIへのアクセス可能期間内で
あるかを判断する(ステップS5)。一方、識別番号I
D及びパスワードPWの入力がされない場合、すなわ
ち、新規登録を希望する場合(ステップS2においてN
O)は、予め指導用教材4に添付された登録用コードA
C及び指導側端末4を使用する教師Tに係る所属学校
名、担当学年などの属性情報AIの入力を促す(ステッ
プS4)。そして、登録用コードAC及び属性情報AI
の入力があると(ステップS4においてYES)、管理
サーバ2は新たに識別情報SI(識別番号ID及びパス
ワードPWを含む)を指導側端末3に付与(ステップS
11)し、登録者リストRLへの追加をする(ステップ
S12)。そして、ステップS2の処理に戻る。これに
より、指導側端末3の教材情報EIへのアクセスが可能
となる。なお、誤まった識別番号ID及びパスワードP
Wが入力された場合には、ステップS2の処理に戻り、
再度入力を促すことが行なわれる。
【0044】指導側端末3が期間更新情報TRに基づい
てアクセス可能期間内であると判断されると(ステップ
S5においてYES)、アクセス履歴データADに該ア
クセスの記録がされる(ステップS6)とともに、教材
情報EIがインターネットIを通じて公開される(ステ
ップS7)。これにより、指導側端末3では該教材情報
EIを汎用のブラウザなどを利用して閲覧することがで
きる。一方、指導側端末3がアクセス可能期間内でない
と判断されると(ステップS5においてNO)、指導側
端末3にその旨を伝える。このとき、指導側端末3から
アクセス可能期間の更新要求がある場合(ステップS
8)、識別番号ID及びパスワードPW、及び更新用の
登録用コードACの入力を確認し(ステップS9)、登
録者リストRLに含まれる期間更新情報TRを書換え
(ステップS10)、ステップS5の処理に戻る。これ
により、アクセス可能期間が延長されたことになる。な
お、公開された教材情報EIへのアクセスは教科別また
は学年別などの制限を加えることも可能である。
【0045】なお、アクセス履歴データADは、指導側
端末3が公開された教材情報EIを閲覧するのに応じて
アクセス時間や教材別、学年別に逐次更新され、記憶さ
れている。その後、指導側端末3からの教材情報EIの
配信要求の有無を検出する(ステップS13)。教材情
報EIの配信要求がある場合(ステップS13において
YES)、該当する教材情報EIを、インターネットI
を介して配信する(ステップS14)とともに、教科別
などの配信数履歴データSD及び配信先データTDを記
憶する(ステップS15,ステップS16)一方、指導
側端末3からの教材情報EIの配信要求が無い場合(ス
テップS13においてNO)、以降の処理をキャンセル
し、ステップS17に移る。
【0046】そして、指導側端末3からスケジュール情
報SCの作成及び更新の有無を検出する(ステップS1
7)。スケジュール情報SCの作成・更新がある場合
(ステップS17においてYES)、受取ったスケジュ
ール情報SCを管理側記憶手段11に記憶する(ステッ
プS18)。一方、スケジュール情報SCの作成・更新
がない場合(ステップS17においてNO)、この処理
をキャンセルし、ステップS19に移る。そして、スケ
ジュール情報SCを表示する指示を検出する(ステップ
S19)。表示する指示が有る場合(ステップS19に
おいてYES)、指導側端末3にスケジュール情報SC
を提供し、閲覧可能にする(ステップS20)。一方、
表示する指示がない場合(ステップS20においてN
O)、ステップS21の処理をキャンセルし、ステップ
S22の処理に移る。
【0047】その後、スケジュール情報SCの提供を終
了する指示の有無を検出し(ステップS21)、指示が
有る場合(ステップS21においてYES)、統計情報
TIの作成処理の指示の有無を検出する(ステップS2
2)。一方、終了の指示がない場合(ステップS21に
おいてNO)、ステップS17の処理に戻り、ステップ
S21までの処理を繰返す。
【0048】さらに、統計情報TIの作成指示の有無を
検出(ステップS22)し、指示がある場合(ステップ
S22においてYES)、アクセス履歴データADに基
づくアクセス数、配信数履歴データSDに基づく配信
数、及び配信先データTDに基づく配信先の利用状況に
係る統計処理をそれぞれ行なう(ステップS23,2
4,25)。一方、統計情報TIの作成指示が無い場合
(ステップS22においてNO)、統計処理(ステップ
S24,25,26)の処理をキャンセルする。そし
て、得られた統計情報TIをモニタまたはプリンターな
どに表示・出力する指示を検出し(ステップS26)、
指示がある場合(ステップS26においてYES)、表
示または出力を行なう(ステップS27)。一方、係る
指示がない場合(ステップS26においてNO)、処理
をキャンセルしステップS28に移る。
【0049】その後、システム終了の指示有無を検出
(ステップS28)し、指示がある場(ステップS28
においてYES)、システムを終了する(ステップS2
9)。一方、指示がない場合(ステップS28において
NO)、ステップS6の処理に戻る。
【0050】以上説明したように、本実施形態の教材情
報配信システム1は、予め管理側記憶手段11に記憶さ
れた教材情報EI(教師Tの必要とする補充・発展問
題、補助教材、イラスト集等)を、インターネットIを
通じて各指導側端末3に配信することができる。これに
より、教師Tは所望の教材情報EIを必要なときに適宜
ダウンロードすることができ、係る教材情報EIを利用
して授業を行なうことができる。そのため、習熟の早い
児童に対しては、さらに進んだ発展問題などを与え、一
方、習熟の遅い児童には一段階戻った基本的な補足問題
を与えることにより、個別対応の指導を行なうことがで
きる。さらに、CD−ROMなどの記憶媒体CDだけで
供給されるものと比べて、収録される問題数が制限され
ることない。そのため、授業の運営が円滑に行なわれ
る。一方、教材発行する発行会社にとっても、例えば、
各地域別に対応した学習教材を作成しようとした場合、
既存の印刷物などで供給する場合と比べて、コストを大
幅に削減することができる。すなわち、一般的な内容の
ものを印刷物として供給し、地域や難易度に応じたさら
に細分化したものを、インターネットIを通じて教材情
報EIとして配信することができる。
【0051】加えて、教材情報EIとして、前述した発
展・補充問題以外にも、理科教材用の観察ノートや社会
の授業用などの補助教材を配信することができる。さら
に、授業以外の教師の労力を軽減するために得点集計表
や係るソフトウェアなど、指導側端末3を利用する教師
Tにとって利便性のある情報を提供することができる。
これにより、教師Tは、管理サーバ2にアクセスするだ
けで必要とする情報を入手することができるとともに、
該教材情報EIも適宜更新されるために常に最新の情報
に基づいた授業を行える。
【0052】さらに、本実施形態の教材情報配信システ
ム1は、教師Tの月間や週間などのスケジュールを管理
サーバ2上で管理することができる。これにより、教師
Tは、実施する授業に必要な機材などを、スケジュール
情報SCに基づいて確認することができるとともに、メ
ールなどの情報伝達手段によって日程の再確認が行なえ
る。教師Tの日程管理が容易となり、さらに利便性が向
上する。
【0053】加えて、アクセス可能期間を制限すること
により、不使用となった識別情報SIを除外することが
できるため、管理サーバ2の処理能力を低下させること
がない。さらに、指導側端末3からの更新要求に基づい
てアクセス可能期間を更新することができるため、統計
処理される統計情報TIの精度を高めることにもつなが
る。
【0054】また、本実施形態の教材情報配信システム
1は、管理サーバ2にアクセスし、教材情報EIの閲覧
及び配信を求める指導側端末3を登録用コードACによ
って制限することができる。すなわち、アクセスする指
導側端末3の利用者を教育関係者に限定することができ
る。そのため、管理サーバ2によって公開される教材情
報EIも、教育指導に係る専門的な内容に特化したもの
とすることができる。
【0055】さらに、本実施形態の教材情報配信システ
ム1は、各教材情報EIへのアクセスや配信数などの利
用状況に基づいた統計情報TIを作成することができ
る。これにより、管理サーバ2を運営する教材発行会社
Kなどは、それぞれの教材情報EIの利用状況を把握す
ることができる。具体的に説明すると、図6乃至図9に
示すような表示画面45,46,47,48によって表
示することができる。なお、表示された情報はプリンタ
などの出力手段によって出力することもできる。ここ
で、図6は教材情報EIへアクセスした指導側端末3の
時間帯別アクセス数TAを示すものであり、図7はそれ
ぞれの教科別アクセス数KAを示すものであり、図8は
教材情報EIの教科別資料配信数KSを示すものであ
り、図9はアクセスまたは教材情報EIの配信要求をし
た指導側端末3を使用する教師T毎の利用状況を配信先
別アクセス数HAとして示すものである。
【0056】図6乃至図9に示すように、管理サーバ2
は、各指導側端末3からのアクセスに基づいて記憶され
るアクセス履歴データAD及び教材情報EIの配信数履
歴データSDなどに基づいてそれぞれの統計情報TIを
表示・出力することができる。なお、図8に示したよう
に、教材情報EIの配信数は教科書出版会社毎の教材情
報EIに細分化して表示することもできる。これによ
り、管理サーバ2を運営する教材発行会社Kは、係る統
計情報TIを分析することにより、教育現場にある教師
Tが本当に求める教材情報EIは、どれであるかを認識
することができる。つまり、教材情報EIの配信と同時
に、市場調査を間接的に行なえる。そのため、この結果
をフィードバックさせることにより、教材情報EIの内
容をさらに充実させたものに編集することができる。加
えて、紙媒体で供給される学習教材やCD−ROMなど
で供給される従来の教材の内容を充実させることにつな
がる。
【0057】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可
能である。
【0058】すなわち、本実施形態の教材情報配信シス
テム1において、管理サーバ2の処理の流れを図4及び
図5に基づいて説明したが、これに限定されるものでは
ない。例えば、アクセス数、配信数、及び配信先の利用
状況を統計情報としてを示して扱うものを示したが、こ
れらを全て処理することはなく、サーバの処理能力に応
じて、例えば、配信数だけを統計処理することも可能で
ある。また、表示する統計情報TIも図6乃至図9に示
した表示例に限定されるものではなく、曜日・週・月
別、地域別、及び学校別のアクセス数を示したり、教師
T毎のアクセス状況や配信状況を示すこともできる。こ
れにより、さらに細かい統計情報TIを作成することが
でき、統計情報TIの精度が向上する。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の教材情
報配信システムは、教育指導者の求める教材情報を、通
信ネットワークを介して配信することができるととも
に、アクセス履歴などの利用状況を把握することができ
る。これにより、教育指導者は、教材情報に基づいて授
業などをさらに豊かなものとすることができるととも
に、管理サーバを運営する教材発行会社などは、どのよ
うな教材情報に教師が興味を有しているかを把握するこ
とができる。
【0060】請求項2の発明の教材情報配信システム
は、請求項1の発明の教材情報配信システムの効果に加
え、管理サーバへのアクセスを登録用コードが付与され
た教育指導者の利用する指導側端末に限定することがで
きる。これにより、管理サーバへのアクセスを特定の業
種に限定することができるため、内容をさらに専門的な
ものに特化することができる。
【0061】請求項3の発明の教材情報配信システム
は、請求項1または請求項2の発明の教材情報配信シス
テムの効果に加え、アクセス可能期間を制限することに
より、属性情報を最新のものとすることができる。その
ため、統計情報の精度がよくなる。また、不使用の識別
情報を排除することができるため、管理サーバの処理を
軽減することができる。
【0062】請求項4の発明の教材情報配信システム
は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つの発明の教材
情報配信システムの効果に加え、アクセス数、配信数、
及び配信先の状況の把握がさらに詳細に行なえる。
【0063】請求項5の発明の教材情報配信システム
は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つの発明の教材
情報配信システムの効果に加え、スケジュールの管理を
することにより、利用する教育指導者の利便性が高くな
る。
【0064】請求項6乃至請求項9のいずれか一つの発
明の教材情報配信プログラムは、実行することにより、
請求項1乃至請求項5の効果を管理サーバに奏させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の教材情報配信システムの構成を模
式的に示す説明図である。
【図2】教材情報配信システムにおける管理サーバの機
能的構成を示すブロック図である。
【図3】教材情報配信システムにおける指導側端末の機
能的構成を示すブロック図である。
【図4】管理サーバにおける処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図5】管理サーバにおける処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】一日の時間帯別のアクセス数を示す表示画面の
一例である。
【図7】教科別のアクセス数を示す表示画面の一例であ
る。
【図8】教材情報の教科別の配信数を示す表示画面の一
例である。
【図9】指導側端末のアクセス状況を示す表示画面の一
例である。
【符号の説明】
1 教材情報配信システム 2 管理サーバ 3 指導側端末 4 指導用教材 11 管理側記憶手段 12 登録・更新手段 13 認証手段 14 期間制限手段 15 公開手段 16 教材情報配信手段 17 アクセス数統計手段 18 配信数統計手段 19 配信先統計手段 20 統計手段 22 スケジュール管理手段 30 登録送信手段 31 閲覧手段 32 配信要求手段 33 教材情報取得手段 34 スケジュール情報送信手段 35 スケジュール情報受信手段 AC 登録用コード AD アクセス履歴データ AI 属性情報 EI 教材情報 I インターネット(通信ネットワーク) ID 識別番号 L 通信回線 RI 登録情報 SC スケジュール情報 SD 配信数履歴データ SI 識別情報 T 教師(教育指導者) TD 配信先データ TI 統計情報

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークに接続した管理サーバ
    で、教育指導に係る教材情報を配信するための教材情報
    配信システムであって、 前記管理サーバは、 前記教育指導を行なう教育指導者の求める補充・発展問
    題を含む教材情報を記憶する記憶手段と、 前記教材情報にアクセスする前記教育指導者の属性情報
    をあらかじめ登録し、前記教育指導者に識別情報を付与
    する登録手段と、 前記通信ネットワークに接続し、前記教育指導者が使用
    する指導側端末を付与された前記識別情報に基づいて認
    証する認証手段と、 前記認証手段によって認証された前記指導側端末に前記
    通信ネットワークを介して前記教材情報を公開する公開
    手段と、 前記公開手段によって公開された前記教材情報にアクセ
    スした前記指導側端末のアクセス履歴データを記憶する
    第二記憶手段と、 前記指導側端末から前記教材情報の配信要求を受付ける
    と、前記記憶手段に記憶された前記教材情報を、前記通
    信ネットワークを介して配信する教材情報配信手段と、 前記教材情報配信手段によって配信した前記教材情報の
    配信数履歴データを記憶する第三記憶手段と、 前記アクセス履歴データ及び前記配信数履歴データの少
    なくともいずれか一方に基づいて、前記指導側端末を使
    用する前記教育指導者の利用状況を示す配信先データを
    記憶する第四記憶手段と、 前記アクセス履歴データ、前記配信数履歴データ、及び
    前記配信先データの少なくともいずれか一方に基づい
    て、前記公開手段によって公開された前記教材情報の利
    用状況を把握するための統計情報を作成する統計手段と
    を具備することを特徴とする教材情報配信システム。
  2. 【請求項2】 前記指導側端末は、 前記教育指導者に予め与えられた登録用コード及び前記
    属性情報を入力し、前記通信ネットワークを介して前記
    管理サーバに登録情報として送信する登録送信手段と、 前記教材情報を閲覧する閲覧手段と、 前記通信ネットワークを介して前記教材情報の配信要求
    を行なう配信要求手段と、 配信要求した前記教材情報を、前記通信ネットワークを
    介して取得する教材情報取得手段とを具備することを特
    徴とする請求項1に記載の教材情報配信システム。
  3. 【請求項3】 前記管理サーバは、 前記指導側端末の前記教材情報へのアクセス可能期間を
    制限する期間制限手段と、 前記アクセス可能期間を前記指導側端末からの更新要求
    に基づいて更新する期間更新手段とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の教材情報
    配信システム。
  4. 【請求項4】 前記統計手段は、 前記アクセス履歴データに基づいて、前記教材情報を閲
    覧した前記指導側端末の時間帯別、曜日・週・月別、地
    域別、学校別、教科別、学年別のアクセス数、及び総ア
    クセス数の少なくともいずれか一つを統計処理するアク
    セス数統計手段と、 前記配信数履歴データに基づいて配信した前記教材情報
    の教科別、学年別、出版社別、及び学期別の配信数の少
    なくともいずれか一つを統計処理する配信数統計手段
    と、 前記配信先データに基づいて前記指導側端末を利用する
    前記教育指導者毎の利用状況を統計処理する配信先統計
    手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか一つに記載の教材情報配信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記指導側端末は、 前記教育指導者の年・月・週・日間の予定及び授業日程
    を含むスケジュールをスケジュール情報として、前記通
    信ネットワークを介して前記管理サーバに送信するスケ
    ジュール情報送信手段をさらに備え、 前記管理サーバは、 送信された前記スケジュール情報を記憶し、管理するス
    ケジュール管理手段をさらに具備することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の教材情報
    配信システム。
  6. 【請求項6】 教育指導を行なう教育指導者の求める補
    充・発展問題を含む教材情報を記憶する記憶手段、前記
    教材情報にアクセスする前記教育指導者の属性情報をあ
    らかじめ登録し、前記教育指導者に識別情報を付与する
    登録手段、前記通信ネットワークに接続し、前記教育指
    導者が使用する指導側端末を付与された前記識別情報に
    基づいて認証する認証手段、前記認証手段によって認証
    された前記指導側端末に前記通信ネットワークを介して
    前記教材情報を公開する公開手段、前記公開手段によっ
    て公開された前記教材情報にアクセスした前記指導側端
    末のアクセス履歴データを記憶する第二記憶手段、前記
    指導側端末から前記教材情報の配信要求を受付けると、
    前記記憶手段に記憶された前記教材情報を、前記通信ネ
    ットワークを介して配信する教材情報配信手段、前記教
    材情報配信手段によって配信した前記教材情報の配信数
    履歴データを記憶する第三記憶手段、前記アクセス履歴
    データ及び前記配信数履歴データの少なくともいずれか
    一方に基づいて、前記指導側端末を使用する前記教育指
    導者の利用状況を示す配信先データを記憶する第四記憶
    手段、前記アクセス履歴データ、前記配信数履歴デー
    タ、及び前記配信先データの少なくともいずれか一方に
    基づいて、前記公開手段によって公開された前記教材情
    報の利用状況を把握するための統計情報を作成する統計
    手段として、通信ネットワークに接続した管理サーバを
    機能させることを特徴とする教材情報配信プログラム。
  7. 【請求項7】 前記指導側端末の前記教材情報へのアク
    セス可能期間を制限する期間制限手段、及び前記アクセ
    ス可能期間を前記指導側端末からの更新要求に基づいて
    更新する期間更新手段として、前記管理サーバをさらに
    機能させることを特徴とする請求項6に記載の教材情報
    配信プログラム。
  8. 【請求項8】 前記アクセス履歴データに基づいて、前
    記教材情報を閲覧した前記指導側端末の時間帯別、曜日
    ・週・月別、地域別、学校別、教科別、学年別のアクセ
    ス数、及び総アクセス数の少なくともいずれか一つを統
    計処理するアクセス数統計手段、前記配信数履歴データ
    に基づいて配信した前記教材情報の教科別、学年別、出
    版社別、及び学期別の配信数の少なくともいずれか一つ
    を統計処理する配信数統計手段、前記配信先データに基
    づいて前記指導側端末を利用する前記教育指導者毎の利
    用状況を統計処理する配信先統計手段として、前記管理
    サーバをさらに機能させることを特徴とする請求項6ま
    たは請求項7に記載の教材情報配信プログラム。
  9. 【請求項9】 送信された前記教育指導者の年・月・週
    ・日間の予定及び授業日程を含むスケジュール情報を記
    憶し、管理するスケジュール管理手段として、前記管理
    サーバをさらに機能させることを特徴とする請求項6乃
    至請求項8のいずれか一つに記載の教材情報配信プログ
    ラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008546094A (ja) * 2005-06-03 2008-12-18 オムニチャー, インク. データセットに対するセグメンテーション基準の増分追加

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008546094A (ja) * 2005-06-03 2008-12-18 オムニチャー, インク. データセットに対するセグメンテーション基準の増分追加

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