JP2003006318A - 放射線源の有効利用システム - Google Patents

放射線源の有効利用システム

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JP2003006318A
JP2003006318A JP2001187849A JP2001187849A JP2003006318A JP 2003006318 A JP2003006318 A JP 2003006318A JP 2001187849 A JP2001187849 A JP 2001187849A JP 2001187849 A JP2001187849 A JP 2001187849A JP 2003006318 A JP2003006318 A JP 2003006318A
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Hiromi Mizugaki
裕実 水書
Shusaku Sawada
周作 澤田
Susumu Horiuchi
進 堀内
Atsushi Otsuki
惇 大月
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線源の有効利用を図る。 【解決手段】 放射線源の譲渡または貸与を希望する線
源提供希望者12と、放射線源の受け入れを希望する線
源受入希望者13と、線源提供希望者12と線源受入希
望者13との間に立って放射線源の譲渡または貸与の仲
介を行う線源利用促進センタ11とが存在し、線源提供
希望者12の端末16、線源受入希望者13の端末1
7、および線源利用促進センタ11のサーバ14はイン
ターネット18に接続されている。線源利用促進センタ
11は、線源提供希望者12が保有する放射線源の種類
および量をサーバ14に蓄積するとともに、放射線源の
経時変化による現在または将来の強度を算出し、その算
出結果もサーバ14に蓄積している。そして、線源受入
希望者13からインターネット18を介してアクセスが
あったとき、サーバ14内の蓄積データを線源受入希望
者13に対して公開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療機関や研究機
関が保有する放射線源の有効利用を図った放射線源の有
効利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】放射性物質は原子力分野のみならず様々
な分野(例えば医療分野では検査や治療、研究分野では
トレーサーまたは放射線照射による滅菌処理や非破壊検
査、並びに厚み計等)に利用されており、国民の日常生
活を支える一つとなっている。現在、放射性物質を利用
している事業所(加速器を含む)の数は5,000を超
えており、今後も増加していくことが予想される。そし
て、放射性物質の利用は、放射性同位元素等による放射
性障害の防止に関する法律、医療法、薬事法、臨床検査
技師、衛生検査技師当に関する法律などの規制の下に行
われており、上記事業所においては、放射性同位元素の
購入、管理、廃棄の際に、監督官庁や自治体等に届け出
等の事務手続きを行っている。
【0003】ところで、放射性物質を取り扱う施設で
は、線源を入手する方法としては、殆ど日本アイソトー
プ協会もしくは海外を含むメーカからの購入である。ま
た、線源を破棄する場合は日本アイソトープ協会に集め
られ、廃棄物貯蔵されている。不要となった線源を事業
所間で譲渡または貸与する場合もあるが、線源の受け入
れ先を手軽に見つけることが困難なため、現在ではあま
り行われていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、購入し
た線源は時間経過とともに強度(線量の強度)が自然に
減衰し、使用しないで放置している間に使用不可となっ
て廃棄されてしまう場合がある。このような場合、別の
用途で他の事業者が利用したり、また現在はすぐに使用
しなくても、ある期間経過後に他の事業者が利用したり
できれば、限られた資源を有効利用する点から好ましい
ことである。
【0005】また、線源が不要となって破棄しようとし
ても、破棄のための事務手続き、破棄できる期日まで継
続保管、破棄日の都合がつかなければ、また次の期日と
なり、結果的に放射線源は保管庫奥に保管されることと
なる。さらに、破棄された放射性物質は放射性廃棄物と
なり、特に線源の場合は2次的な放射性廃棄物に比べ比
放射能量(特に時間積分量)はきわめて大きな廃棄物と
なる。
【0006】本発明は、放射線源の有効利用を図ること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、放射線源の譲渡または貸与を希望する線
源提供希望者と、放射線源の受け入れを希望する線源受
入希望者と、線源提供希望者と線源受入希望者との間に
立って放射線源の譲渡または貸与の仲介を行う線源利用
促進センタとが存在し、線源提供希望者の端末、線源受
入希望者の端末、および線源利用促進センタのサーバが
インターネットに接続されたシステムであって、線源利
用促進センタは、線源提供希望者が保有する放射線源の
種類および量をデータベースに蓄積するとともに、放射
線源の経時変化による現在または将来の強度を算出し、
その算出結果もデータベースに蓄積しておき、線源受入
希望者からインターネットを介してアクセスがあったと
き、データベース内の蓄積データを線源受入希望者に対
して公開することを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、線源提供希望者は保有
する放射線源が不要となって他の事業者に譲渡したいと
き、または現在は不要で一時的に他の事業者に貸与した
いときは、保有する放射線源の種類および量、その購入
日、および用途などのデータを自端末(パソコン、携帯
電話等)からインターネットを介して線源利用促進セン
タに送信する。線源利用促進センタは、線源提供希望者
から送信されてきた放射線源に関する前記データをデー
タベースに蓄積する。また線源利用促進センタは、放射
線源の購入日から放射線源の経時変化による現在または
将来の強度を算出し、その強度データもデータベースに
蓄積する。そして、線源受入希望者からインターネット
を介してアクセスがあると、線源利用促進センタは、デ
ータベースに蓄積された各データを線源受入希望者の端
末に対して公開する。これにより、線源受入希望者は公
開されたデータの中から、自分の受入希望にマッチした
放射線源を見つけ出すことができる。この場合、線源受
入希望者は特に放射線源の現在の強度または将来の強度
が自分の受入希望にマッチしているか否かを判断して、
最適な放射線源を見つけ出す。
【0009】また、本発明は、放射線源の譲渡または貸
与を希望する線源提供希望者と、放射線源の受け入れを
希望する線源受入希望者と、線源提供希望者と線源受入
希望者との間に立って放射線源の譲渡または貸与の仲介
を行う線源利用促進センタとが存在し、線源提供希望者
の端末、線源受入希望者の端末、および線源利用促進セ
ンタのサーバがインターネットに接続されたシステムで
あって、線源利用促進センタは、線源提供希望者が保有
する放射線源の経時変化による現在または将来の強度を
一定周期毎に算出する算出手段と、算出した放射線源の
強度、当該放射線源の種類と量、および当該放射線源を
保有する線源提供希望者の各データが蓄積された提供希
望者データベースと、線源受入希望者、および当該線源
受入希望者が受入希望する放射線源の種類と量の各デー
タが蓄積された受入希望者データベースと、提供希望者
データベースおよび受入希望者データベースを検索し、
線源受入希望者の受入希望にマッチした放射線源を線源
提供希望者が保有しているか否か判定し、保有している
場合には線源受入希望者に対して、受入希望にマッチし
た放射線源がある旨の情報を提供する情報提供手段とを
備えたことを特徴としている。
【0010】上記構成の場合は、線源提供希望者が放射
線源の種類および量、その購入日、および用途などの各
データをインターネットを介して線源利用促進センタに
送信するだけでなく、線源受入希望者も、受入希望する
放射線源の種類と量についてのデータをインターネット
を介して線源利用促進センタに送信する。線源利用促進
センタは、線源提供希望者および線源受入希望者から送
信されてきたデータをそれぞれ提供希望者データベース
および受入希望者データベースに蓄積する。また線源利
用促進センタは、算出手段で算出した放射線源の経時変
化による現在または将来の強度についてのデータも提供
希望者データベースに蓄積する。そして、情報提供手段
は、提供希望者データベースおよび受入希望者データベ
ースを検索し、線源受入希望者の受入希望にマッチした
放射線源を保有する線源提供希望者がいるか否か判定
し、保有している場合には線源受入希望者に対して、受
入希望にマッチした放射線源がある旨の情報を提供す
る。これにより、線源受入希望者は自分の受入希望にマ
ッチした放射線源があるのことを認識できる。また、こ
のとき、線源利用促進センタが線源提供希望者に対して
放射線源が譲渡または貸与可能であることを通知しても
良い。
【0011】また、本発明では、線源利用促進センタ
は、線源提供希望者と線源受入希望者との間で放射線源
の譲渡または貸与の契約が成立したときは、線源提供希
望者の端末および線源受入希望者の端末に対して、法律
手続上必要な事項の入力を要求し、その入力事項に基づ
いて法律手続上の書類を作成する機能を有している。こ
のようにすれば、法律手続場の書類を線源利用促進セン
タで自動的に作成することができ、線源提供希望者およ
び線源受入希望者における書類作成の手間を省くことが
できる。ここで、作成した書類は監督官庁に提出される
とともに、放射線源を搬送する際には警察署および消防
署などにも提出される。
【0012】また、本発明では、線源利用促進センタの
データベースには過去に放射線源を受け入れたことのあ
る線源既受入希望者のデータが蓄積されている。そし
て、線源利用促進センタは、線源提供希望者から放射線
源の譲渡または貸与の希望があったとき、その旨を線源
既受入希望者へ伝達し、放射線源の受入希望があるか否
か打診する。過去に放射線源を受け入れたことのある線
源既受入希望者は放射線源を必要としている可能性が高
く、このような線源既受入希望者に優先的に打診すれ
ば、放射線源の受入先を容易に探すことができる。ま
た、線源受入希望者がなかなか見つからないときに線源
既受入希望者に打診すれば、放射線源の受入を引き受け
てくれる可能性も高い。
【0013】また、本発明では、線源利用促進センタの
データベースには過去に放射線源の譲渡または貸与を希
望したことのある線源既提供希望者のデータが蓄積され
ている。そして、線源利用促進センタは、線源受入希望
者から放射線源の受入希望があったとき、その旨を線源
既提供希望者へ伝達し、放射線源の譲渡または貸与の希
望があるか否か打診する。過去に放射線源の譲渡または
貸与を希望したことのある線源既提供希望者は再び譲渡
または貸与する可能性が高く、このような線源既提供希
望者に打診すれば、譲渡または貸与可能な放射線源を容
易に見つけることができる。
【0014】また、本発明では、線源利用促進センタ
は、線源提供希望者が保有する放射線源の現在又は将来
の用途についての情報や、当該放射線源を管理するのに
必要な情報を、線源提供希望者および線源受入希望者に
対して提供することを特徴としている。
【0015】また、本発明では、線源利用促進センタに
は、線源提供希望者および線源受入希望者以外の第三者
も一定の制限付きでアクセスできるようになっている。
【0016】さらに、本発明では、線源利用促進センタ
は、線源提供希望者と線源受入希望者との間で放射線源
の譲渡または貸与の契約が成立したときは、線源提供希
望者および線源受入希望者から料金を徴収するようにな
っている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1を示し、
放射線源の有効利用システムの全体構成図である。図に
示すように、線源利用促進センタ11、線源提供希望者
12および線源受入希望者13が存在し、線源利用促進
センタ11のサーバ14,15、線源提供希望者12の
パソコン16および線源受入希望者13のパソコン17
はインターネット18に接続されている。図示してない
が、通常、線源提供希望者12および線源受入希望者1
3は複数存在し、各線源提供希望者12のパソコン16
および各線源受入希望者13のパソコン17もインター
ネット18に接続されている。
【0018】線源利用促進センタ11のサーバ14,1
5はファイアウォール19を介してインターネット18
に接続されており、外部からの不正アクセスを防御でき
る構成となっている。サーバ14,15はミラー構造を
なしており、データベースサーバ14とミラーサーバ1
5からなっている。データベースサーバ14には、線源
提供希望者12が保有する放射線源の種類や量、放射線
源の用途、および放射線源の強度などのデータが蓄積さ
れる。線源利用促進センタ11は、データベースサーバ
14にデータを蓄積する際、適宜バックアップを作成す
るとともに、線源提供希望者12から入手したデータは
バックアップを取るまでは記憶装置20に別途保管され
る。
【0019】また、線源利用促進センタ11のデータベ
ースサーバ14には、線源提供希望者12および線源受
入希望者13以外である第三者21のパソコン22もし
くは携帯電話23からもインターネット18を介してア
クセスできるようになっている。線源提供希望者12お
よび線源受入希望者13はそれぞれ正会員と準会員に分
けられており、データベースサーバ14には、正会員だ
けが閲覧できるデータと、準会員までが閲覧できるデー
タに分けて蓄積されている。さらに、データベースサー
バ14には、不特定多数の上記第三者21でも閲覧でき
るデータが蓄積されている。
【0020】なお、図には示してないが、線源提供希望
者12はパソコン16からだけでなく携帯電話を用いて
インターネット18に接続し、線源利用促進センタ11
にアクセスすることができる。また、線源受入希望者1
3もパソコン17からだけでなく携帯電話を用いてイン
ターネット18に接続し、線源利用促進センタ11にア
クセスすることができる。
【0021】上記構成のシステムにおいて、線源提供希
望者12は、自分が保有している放射線源を譲渡または
貸与する場合は、線源利用促進センタ11に登録する。
すなわち、線源提供希望者12は、自分の事業所名や住
所とともに放射線源についてのデータ(放射線源の種類
および量、製造年月日、用途など)をパソコン16また
は携帯電話からインターネット18を介して線源利用促
進センタ11に送信する。線源利用促進センタ11で
は、送信されてきた各データをデータベースサーバ14
に蓄積する。この場合、線源利用促進センタ11は、線
源提供希望者12が保有する放射線源の製造年月日か
ら、その放射線源の現在または将来(例えば1ヶ月後、
1年後等)における強度を算出する。この算出は放射性
核種の経時による減衰式に基づいて行い、一定期間毎に
(例えば毎日)実施される。そして、算出した放射線源
の強度のデータもデータベースサーバ14に蓄積する。
【0022】なお、図には示してないが、線源提供希望
者12は複数存在し、データベースサーバ14には複数
の線源提供希望者についてのデータが蓄積されている。
また、線源受入希望者13や第三者21も複数存在して
いる。
【0023】線源受入希望者13は放射線源の受入を希
望する場合は、パソコン17または携帯電話からインタ
ーネット18を介して線源利用促進センタ11にアクセ
スする。このとき、線源受入希望者13は放射線源の種
類や強度などの受入希望条件を入力する。すると、線源
利用促進センタ11は、線源受入希望者13の受入希望
条件にほぼ合致する放射線源を保有する線源提供希望者
12を一件または複数件選び出し、それを一覧表形式で
線源受入希望者13のパソコン17または携帯電話に対
して公開する。線源受入希望者13は一覧表の中から、
自分の受入希望にマッチした放射線源を保有する線源提
供希望者12が存在するか否か判断し、存在する場合
は、その線源提供希望者12とコンタクトを取ることに
なる。
【0024】ここで、図2は、放射線源を譲渡または貸
与の登録をする際に線源提供希望者12のパソコン16
上に表示される画面の一例である。線源提供希望者12
は、自分の事業所名、住所、放射線源の種類および量、
放射線源の製造年月日、放射線源の用途などのデータを
入力し、入力に間違いがなければ送信ボタン25をクリ
ックする。間違っていて入力し直す場合はキャンセルボ
タン26をクリックする。
【0025】また、図3は、線源受入希望者13が線源
利用促進センタ11にアクセスした際に線源受入希望者
13のパソコン17上に表示される画面の一例である。
線源受入希望者13は、パソコン17上の表示内容を見
て、自分の受入希望の条件に合致した放射線源を保有す
る線源提供希望者12が存在すれば、その線源提供希望
者12に該当する選択ボタン27をクリックし、存在し
なければキャンセルボタン28をクリックする。
【0026】線源受入希望者13が選択ボタン27の一
つをクリックした場合、線源利用促進センタ11は該当
する線源提供希望者12に対して、放射線源の受入を希
望する線源受入希望者13がいることをインターネット
18を介して通知する。
【0027】そして、線源提供希望者12と線源受入希
望者13の双方が放射線源の譲渡または貸与の契約を結
ぶ段階になったとき、線源利用促進センタ11は、線源
提供希望者12のパソコン16および線源受入希望者1
3のパソコン17に対して、図4に示すような契約用画
面を表示して、法律手続上必要な事項の入力を促す。線
源提供希望者12および線源受入希望者は、自分の事業
所名、住所、放射線源の種類および量、放射線源の製造
年月日、放射線源の用途などの必要事項をそれぞれ入力
し、決定ボタン30をクリックする。入力ミスがあった
ときはキャンセルボタン31をクリックして入力のやり
直しを行う。
【0028】決定ボタン30のクリックにより契約が成
立し、線源利用促進センタ11は、入力された事項に基
づいて法律手続上の書類を作成する。作成した書類は線
源利用促進センタ11から線源提供希望者12および線
源受入希望者13に送付される。この場合、作成した書
類を線源利用促進センタ11から監督官庁に直接送付す
ることもできる。
【0029】また、契約成立後は、線源提供希望者12
から線源受入希望者13へ放射線源を搬送する際の届け
出を、搬送ルートの警察署や消防署に行う必要がある。
この際の届出書も線源利用促進センタ11で作成され、
線源提供希望者12および線源受入希望者13に送付さ
れる。この場合、作成した書類を線源利用促進センタ1
1から警察署や消防署に直接送付することもできる。
【0030】なお、契約が成立したときは、線源提供希
望者12および線源受入希望者13は線源利用促進セン
タ11に対して料金を支払う必要がある。
【0031】本実施の形態では、線源利用促進センタ1
1には線源提供希望者12だけが登録されており、線源
提供希望者11は登録されていない。このため、線源受
入希望者11としては、第三者21でも一定の制限付き
で線源利用促進センタ11にアクセスでき、放射線源の
情報を不特定多数の者に対して提供することが可能とな
る。
【0032】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2による放射線源の有効利用システムの全体構成を
示している。本実施の形態では、線源利用促進センタ1
1のデータベースサーバ14(図1参照)内に、提供希
望者データベース35と、受入希望者データベース36
と、両データベース35,36に対するデータの読み書
きおよび演算処理を行う演算制御部37とが設けられて
いる。他の構成は実施の形態1の場合と同様である。
【0033】上記構成によれば、線源提供希望者12
は、自分が保有している放射線源を譲渡または貸与する
場合は、線源利用促進センタ11に登録する。この登録
は、実施の形態1の場合と同様に、線源提供希望者12
の事業所名、住所、放射線源の種類および量、製造年月
日、用途などのデータをパソコン16または携帯電話か
らインターネット18を介して線源利用促進センタ11
に対して送信することによって行われる。線源利用促進
センタ11では、送信されてきた各データを提供希望者
データベース35に蓄積する。この場合、演算制御部3
7は、線提供希望者12が保有する放射線源の製造年月
日から、その放射線源の現在または将来(例えば1ヶ月
後、1年後等)における強度を算出し、その算出結果を
提供希望者データベース35に蓄積する。この放射線源
の強度を算出することは一定期間毎に(例えば毎日)行
われ、それに伴って提供希望者データベース35の内容
も更新される。
【0034】また、線源受入希望者13は、放射線源の
譲渡または貸与の受入を希望する場合は、線源利用促進
センタ11に登録する。この登録は、線源受入希望者1
3の事業所名や住所とともに、線源受入希望者13が受
入を希望する放射線源の種類および量、放射線の強度お
よび用途などのデータをパソコン17または携帯電話か
らインターネット18を介して線源利用促進センタ11
に対して送信することによって行われる。演算制御部3
7では、送信されてきた各データを受入希望者データベ
ース36に蓄積する。
【0035】線源利用促進センタ11は、提供希望者デ
ータベース35に蓄積されたデータと受入希望者データ
ベース36に蓄積されたデータとを比較照合し、線源受
入希望者13の受入希望の条件にほぼマッチする放射線
源を保有する線源提供希望者12が存在すれば、その線
源提供希望者12の事業所名および住所とともに、放射
線源の各データを線源受入希望者13のパソコン17ま
たは携帯電話上に表示する。そして、線源受入希望者1
3は、放射線源の受入を承諾する場合は、パソコン17
または携帯電話上で例えば決定ボタンをクリックして、
受入承諾の意志を線源利用促進センタ11に連絡する。
以降の手続は実施の形態1と同じである。
【0036】本実施の形態によれば、線源利用促進セン
タ11には線源提供希望者12だけでなく、線源受入希
望者13も登録され、線源受入希望者13の受入希望の
条件にあった放射線源を線源利用促進センタ11側で自
動的に探し出してくれるので、線源受入希望者11側の
手間を省くことができる。
【0037】また、本実施の形態では、受入希望データ
ベース36には過去に放射線源を受け入れたことのある
線源既受入希望者のデータが蓄積されている。そして、
線源利用促進センタ11は、線源提供希望者12から放
射線源の譲渡または貸与の希望があったときは、その旨
を線源既受入希望者へ伝達し、放射線源の受入希望があ
るか否か打診する。線源既受入希望者は放射線源を必要
としている可能性が高く、このような線源既受入希望者
に優先的に打診すれば、放射線源の受入先を容易に探す
ことができる。また、線源受入希望者がなかなか見つか
らないと、放射線源が有効利用されないままで、線源提
供希望者の所で自然に強度が低下してしまい問題であ
る。このようなときには、放射線源の譲渡または貸与を
線源提供希望者12が希望して、その放射線源の登録を
線源利用促進センタ11に行ってから一定期間経過後
に、線源既受入希望者に打診することにより、放射線源
の受入先を容易に見つけることができる。
【0038】また、本実施の形態では、提供希望者デー
タベース35には過去に放射線源の譲渡または貸与を希
望したことのある線源既提供希望者のデータが蓄積され
ている。そして、線源利用促進センタ11は、線源受入
希望者13から放射線源の受入希望があったときは、そ
の旨を線源既提供希望者へ伝達し、放射線源の譲渡また
は貸与の希望があるか否か打診する。線源既提供希望者
は再び譲渡または貸与する可能性が高く、線源提供希望
者がなかなか見つからないときに線源既提供希望者に打
診すれば、譲渡または貸与可能な放射線源を容易に見つ
けることができる。
【0039】さらに、本実施の形態では、線源利用促進
センタ11は、演算制御部37が算出した放射線源の強
度データから、線源提供希望者12が保有する放射線源
の現在又は将来の強度を算出するとともに、その算出結
果に基づいて、放射線源の用途についての情報や放射線
源を管理するのに必要な情報を求め、それらの情報を線
源提供希望者12および線源受入希望者13に対して提
供する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
限られた資源である放射線源を有効に利用することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による放射線源の有効利
用システムの全体構成図である。
【図2】線源提供希望者が放射線源の登録を線源利用促
進センタに行う際に、線源提供希望者のパソコン上に表
示された登録用画面の一例を示した図である。
【図3】線源受入希望者が線源利用促進センタにアクセ
スした際に、線源受入希望者のパソコン上に表示された
画面の一例を示した図である。
【図4】線源提供希望者のパソコン上および線源受入希
望者のパソコン上に表示された契約画面の一例を示した
図である。
【図5】本発明の実施の形態2による放射線源の有効利
用システムの全体構成図である。
【符号の説明】 11 線源利用促進センタ 12 線源提供希望者 13 線源受入希望者 14 データベースサーバ 15 ミラーサーバ 16,17,22 パソコン 18 インターネット 19 ファイアウォール 20 記憶装置 21 第三者 22 携帯電話 35 提供希望者データベース 36 受入希望者データベース 37 演算制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 進 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 大月 惇 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線源の譲渡または貸与を希望する線
    源提供希望者と、放射線源の受け入れを希望する線源受
    入希望者と、前記線源提供希望者と前記線源受入希望者
    との間に立って放射線源の譲渡または貸与の仲介を行う
    線源利用促進センタとが存在し、前記線源提供希望者の
    端末、前記線源受入希望者の端末、および前記線源利用
    促進センタのサーバがインターネットに接続されたシス
    テムであって、 前記線源利用促進センタは、前記線源提供希望者が保有
    する放射線源の種類および量をデータベースに蓄積する
    とともに、前記放射線源の経時変化による現在または将
    来の強度を算出し、その算出結果もデータベースに蓄積
    しておき、前記線源受入希望者からインターネットを介
    してアクセスがあったとき、前記データベース内の蓄積
    データを前記線源受入希望者に対して公開することを特
    徴とする放射線源の有効利用システム。
  2. 【請求項2】 放射線源の譲渡または貸与を希望する線
    源提供希望者と、放射線源の受け入れを希望する線源受
    入希望者と、前記線源提供希望者と前記線源受入希望者
    との間に立って放射線源の譲渡または貸与の仲介を行う
    線源利用促進センタとが存在し、前記線源提供希望者の
    端末、前記線源受入希望者の端末、および前記線源利用
    促進センタのサーバがインターネットに接続されたシス
    テムであって、 前記線源利用促進センタは、前記線源提供希望者が保有
    する放射線源の経時変化による現在または将来の強度を
    一定周期毎に算出する算出手段と、 前記算出した放射線源の強度、当該放射線源の種類と
    量、および当該放射線源を保有する線源提供希望者の各
    データが蓄積された提供希望者データベースと、 前記線源受入希望者、および当該線源受入希望者が受入
    希望する放射線源の種類と量の各データが蓄積された受
    入希望者データベースと、 前記提供希望者データベースおよび前記受入希望者デー
    タベースを検索し、前記線源受入希望者の受入希望にマ
    ッチした放射線源を前記線源提供希望者が保有している
    か否か判定し、保有している場合には前記線源受入希望
    者に対して、受入希望にマッチした放射線源がある旨の
    情報を提供する情報提供手段と、を備えたことを特徴と
    する放射線源の有効利用システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の放射線源の有効
    利用システムにおいて、 前記線源利用促進センタは、前記線源提供希望者と前記
    線源受入希望者との間で放射線源の譲渡または貸与の契
    約が成立したときは、前記線源提供希望者の端末および
    前記線源受入希望者の端末に対して、法律手続上必要な
    事項の入力を要求し、その入力事項に基づいて法律手続
    上の書類を作成することを特徴とする放射線源の有効利
    用システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の放射線源の有効利用シ
    ステムにおいて、 前記データベースには過去に放射線源を受け入れたこと
    のある線源既受入希望者のデータが蓄積されており、前
    記線源利用促進センタは、前記線源提供希望者から放射
    線源の譲渡または貸与の希望があったとき、その旨を前
    記線源既受入希望者へ伝達し、前記放射線源の受入希望
    があるか否か打診することを特徴とする放射線源の有効
    利用システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の放射線源の有効利用シ
    ステムにおいて、 前記データベースには過去に放射線源の譲渡または貸与
    を希望したことのある線源既提供希望者のデータが蓄積
    されており、前記線源利用促進センタは、前記線源受入
    希望者から放射線源の受入希望があったとき、その旨を
    前記線源既提供希望者へ伝達し、前記放射線源の譲渡ま
    たは貸与の希望があるか否か打診することを特徴とする
    放射線源の有効利用システム。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の放射線源の有効利用シ
    ステムにおいて、 前記線源利用促進センタは、前記線源提供希望者が保有
    する放射線源の現在又は将来の用途についての情報を、
    前記線源提供希望者および前記線源受入希望者に対して
    提供することを特徴とする放射線源の有効利用システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の放射線源の有効利用シ
    ステムにおいて、 前記線源利用促進センタは、前記線源提供希望者が保有
    する放射線源について、当該放射線源を管理するのに必
    要な情報を、前記線源提供希望者および前記線源受入希
    望者に対して提供することを特徴とする放射線源の有効
    利用システム。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2に記載の放射線源の有効
    利用システムにおいて、 前記線源利用促進センタには、前記線源提供希望者およ
    び前記線源受入希望者以外の第三者も一定の制限付きで
    アクセス可能であることを特徴とする放射線源の有効利
    用システム。
  9. 【請求項9】 請求項1,2又は3に記載の放射線源の
    有効利用システムにおいて、 前記線源利用促進センタは、前記線源提供希望者と前記
    線源受入希望者との間で放射線源の譲渡または貸与の契
    約が成立したときは、前記線源提供希望者および前記線
    源受入希望者から料金を徴収することを特徴とする放射
    線源の有効利用システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5337288B1 (ja) * 2012-09-25 2013-11-06 有限会社品川通信計装サービス 食品についての放射能測定時放射能測定器測定精度確保確認取得方法および食品についての放射能測定時放射能測定器測定精度確保確認取得装置

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