JP2003005952A - 情報処理装置、レジスタ - Google Patents

情報処理装置、レジスタ

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JP2003005952A
JP2003005952A JP2001190811A JP2001190811A JP2003005952A JP 2003005952 A JP2003005952 A JP 2003005952A JP 2001190811 A JP2001190811 A JP 2001190811A JP 2001190811 A JP2001190811 A JP 2001190811A JP 2003005952 A JP2003005952 A JP 2003005952A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力化を図る。 【解決手段】 プログラムカウンタ1は、グレイコード
体系のアドレスデータを保持するグレイコードカウンタ
2と、入力されたバイナリコード体系のアドレスデータ
をグレイコード体系のデータに変換するコード変換回路
3と、グレイコードカウンタ2に保持されているデータ
を1ずつインクリメントする加算回路4と、入力される
制御信号に従い入力されるコード変換回路3、加算回路
4又はグレイコードカウンタ2からの出力値をグレイコ
ードカウンタ2へ出力する。加算回路4は、グレイコー
ド体系のデータをインクリメントしていくのでアドレス
データの各ビット値の変化は少ないため回路素子の駆動
回数は少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上昇処理装置、特
に装置の低消費電力化に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯端末等のバッテリー駆動の情報処理
装置において、電力消費を極力抑えることは重要なこと
である。情報処理装置を構成するうえで、カウンタや累
算器の出力値をきっかけとして動作する回路部分は多
い。例えば、プロセッサは、プログラムカウンタと呼ば
れるカウンタ(実際はJUMP命令等に対応するため累算器
の作りとなる)にセットされた値により命令のフェッチ
動作が決められる。命令のフェッチ動作には、キャッシ
ュメモリアクセスやMMU(Memory Management Unit)
アクセスを伴うが、このアクセスの際には多くの回路素
子が駆動するため多くの電力を消費する。電力の消費
は、関連回路が処理するデータパタンに大きく依存す
る。例えば、プログラムカウンタであれば入力されるア
ドレスが変化すると、その変化に応じて回路素子が駆動
する。つまり、アドレスの変化の頻度が多くなると、プ
ログラムカウンタにより消費される電力が大きくなる。
【0003】特に、C−MOS構成のLSIの場合、デ
ータパタンの変化の割合が電力消費に比例する。従っ
て、データパタンの変化の割合を極力抑えてしまえば、
カウンタが消費する電力量を少なくすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける情報処理装置は、データ処理の際には一般的にバ
イナリコードを用いているため、情報処理装置を構成す
るカウンタは2進カウンタである。バイナリコードにお
いては、例えば0から1ずつインクリメントしていくと
き、カウンタの最右ビットは0と1を交互に繰り返すよ
うに変化し、カウンタの最右ビットから2番目のビット
は0と1を2つずつ交互に繰り返すように変化する。こ
のように、ビット変化の多いコード体系であるバイナリ
コードを用いる従来の情報処理装置では、カウンタにお
いて消費される電力量を抑えることはできない。
【0005】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、より一層の低消費
電力化を図ることのできる情報処理装置及びレジスタを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る情報処理装置は、搭載した少
なくとも1つのレジスタに保持され、順次インクリメン
トされるデータのコード体系としてグレイコードを用い
るものである。
【0007】また、本発明に係るレジスタは、情報処理
装置に搭載されるレジスタにおいて、グレイコード体系
のデータを保持するカウンタと、入力されたバイナリコ
ード体系のデータをグレイコード体系のデータに変換す
るコード変換回路と、前記カウンタに保持されているデ
ータを1ずつインクリメントする加算回路と、入力され
る制御信号に従い前記コード変換回路の出力、前記加算
回路の出力、又は入力された前記カウンタに保持されて
いるデータのいずれかを選択して前記カウンタへ出力す
る選択回路とを有するものである。
【0008】また、N(N≧2)ビットデータ用の前記
加算回路は、処理するデータを構成する各ビットに対応
させてグレイコード用加算器を配設し、かつN個縦列接
続することで形成され、第1ビット目に対応した前記グ
レイコード用加算器は、インクリメント値である1、前
記カウンタに保持されているデータの第1ビット目及び
第2ビット目に対応した前記グレイコード用加算器から
の桁下がりデータをそれぞれ入力とし、また、その各入
力データに基づき第2ビット目に対応した前記グレイコ
ード用加算器へ桁上がりデータ及び前記選択回路へ加算
結果をそれぞれ出力とし、第Nビット目に対応した前記
グレイコード用加算器は、前記カウンタに保持されてい
るデータの第Nビット目及び第(N−1)ビット目に対
応した前記グレイコード用加算器からの桁上がりデータ
をそれぞれ入力とし、また、その各入力データに基づき
第(N−1)ビット目に対応した前記グレイコード用加
算器へ桁下がりデータ及び前記選択回路へ加算結果をそ
れぞれ出力とし、N≧3のとき、第M(2≦M≦N−
1)ビット目に対応した前記各グレイコード用加算器
は、前記カウンタに保持されているデータの第Mビット
目、第(M+1)ビット目に対応した前記グレイコード
用加算器からの桁下がりデータ及び第(M−1)ビット
目に対応した前記グレイコード用加算器からの桁上がり
データをそれぞれ入力とし、また、その各入力データに
基づき第(M+1)ビット目に対応した前記グレイコー
ド用加算器へ桁上がりデータ、第(M−1)ビット目に
対応した前記グレイコード用加算器へ桁下がりデータ及
び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力とするもので
ある。
【0009】また、本発明に係るレジスタは、情報処理
装置に搭載されるレジスタにおいて、グレイコード体系
のデータを保持する累算値レジスタと、入力されたバイ
ナリコード体系のデータをグレイコード体系のデータに
変換すると共に、コード変換したデータ値を前記累算値
レジスタに保持されている累算値に加算するデータ変換
加算回路と、入力されたバイナリコード体系のデータを
グレイコード体系のデータに変換するコード変換回路
と、入力される制御信号に従い前記コード変換回路の出
力、前記データ変換加算回路の出力、又は入力された前
記累算値レジスタに保持されている累算値のいずれかを
選択して前記累算値レジスタへ出力する選択回路とを有
するものである。
【0010】また、N(N≧2)ビットデータ用の前記
データ変換加算回路は、処理するデータを構成する各ビ
ットに対応させてグレイコード用加算器を配設し、かつ
N個縦列接続することで形成され、第1ビット目に対応
した前記グレイコード用加算器は、前記累算値レジスタ
に保持されているデータの第1ビット目、入力されたバ
イナリコード体系のデータの第1及び第2ビット目、並
びに第2ビット目に対応した前記グレイコード用加算器
からの桁下がりデータをそれぞれ入力とし、また、その
各入力データに基づき第2ビット目に対応した前記グレ
イコード用加算器へ桁上がりデータ及び前記選択回路へ
加算結果をそれぞれ出力とし、第Nビット目に対応した
前記グレイコード用加算器は、前記累算値レジスタに保
持されているデータの第Nビット目、入力されたバイナ
リコード体系のデータの第Nビット目及び第(N−1)
ビット目に対応した前記グレイコード用加算器からの桁
上がりデータをそれぞれ入力とし、また、その各入力デ
ータに基づき第(N−1)ビット目に対応した前記グレ
イコード用加算器へ桁下がりデータ及び前記選択回路へ
加算結果をそれぞれ出力とし、N≧3のとき、第M(2
≦M≦N−1)ビット目に対応した前記各グレイコード
用加算器は、前記累算値レジスタに保持されているデー
タの第Mビット目、入力されたバイナリコード体系のデ
ータの第M及び第(M+1)ビット目、第(M+1)ビ
ット目に対応した前記グレイコード用加算器からの桁下
がりデータ及び第(M−1)ビット目に対応した前記グ
レイコード用加算器からの桁上がりデータをそれぞれ入
力とし、また、その各入力データに基づき第(M+1)
ビット目に対応した前記グレイコード用加算器へ桁上が
りデータ、第(M−1)ビット目に対応した前記グレイ
コード用加算器へ桁下がりデータ及び前記選択回路へ加
算結果をそれぞれ出力とするものである。
【0011】また、本発明に係るレジスタは、情報処理
装置に搭載されるレジスタにおいて、グレイコード体系
のデータを保持する累算値レジスタと、入力されたグレ
イコード体系のデータ値を前記累算値レジスタに保持さ
れている累算値に加算する加算回路と、入力される制御
信号に従い入力されたグレイコード体系のデータ、前記
加算回路の出力、又は入力された前記累算値レジスタに
保持されている累算値のいずれかを選択して前記累算値
レジスタへ出力する選択回路とを有するものである。
【0012】また、N(N≧2)ビットデータ用の前記
加算回路は、処理するデータを構成する各ビットに対応
させてグレイコード用加算器を配設し、かつN個縦列接
続することで形成され、第1ビット目に対応した前記グ
レイコード用加算器は、前記累算値レジスタに保持され
ているデータの第1ビット目、入力されたグレイコード
体系のデータの第1ビット目及び第2ビット目に対応し
た前記グレイコード用加算器からの桁下がりデータをそ
れぞれ入力とし、また、その各入力データに基づき第2
ビット目に対応した前記グレイコード用加算器へ桁上が
りデータ及び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力と
し、第Nビット目に対応した前記グレイコード用加算器
は、前記累算値レジスタに保持されているデータの第N
ビット目、入力されたグレイコード体系のデータの第N
ビット目及び第(N−1)ビット目に対応した前記グレ
イコード用加算器からの桁上がりデータをそれぞれ入力
とし、また、その各入力データに基づき第(N−1)ビ
ット目に対応した前記グレイコード用加算器へ桁下がり
データ及び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力と
し、N≧3のとき、第M(2≦M≦N−1)ビット目に
対応した前記各グレイコード用加算器は、前記累算値レ
ジスタに保持されているデータの第Mビット目、入力さ
れたグレイコード体系のデータの第Mビット目、第(M
+1)ビット目に対応した前記グレイコード用加算器か
らの桁下がりデータ及び第(M−1)ビット目に対応し
た前記グレイコード用加算器からの桁上がりデータをそ
れぞれ入力とし、また、その各入力データに基づき第
(M+1)ビット目に対応した前記グレイコード用加算
器へ桁上がりデータ、第(M−1)ビット目に対応した
前記グレイコード用加算器へ桁下がりデータ及び前記選
択回路へ加算結果をそれぞれ出力とするものである。
【0013】また、本発明に係る情報処理装置は、搭載
した少なくとも1つのレジスタに保持されるデータの一
部分のコード体系としてグレイコードを用いることによ
って、グレイコード体系で表されるデータ部分とバイナ
リコード体系で表されるデータ部分が混在したコード体
系混在データを処理するものである。
【0014】また、本発明に係るレジスタは、情報処理
装置に搭載されるレジスタにおいて、グレイコード体系
で表されたデータ部分と、バイナリコード体系で表され
たデータ部分とが混在して形成されたコード体系混合デ
ータを保持するカウンタと、前記カウンタに保持されて
いるコード体系混合データを1ずつインクリメントする
加算回路と、入力されたバイナリコード体系のデータの
うち前記グレイコード体系で表されたデータ部分に対応
するデータ部分のみをグレイコード体系に変換するコー
ド変換回路と、入力される制御信号に従い前記コード変
換回路の出力、前記加算回路の出力、又は入力された前
記カウンタに保持されているコード体系混合データのい
ずれかを選択して前記カウンタへ出力する選択回路とを
有し、グレイコード体系とバイナリコード体系とが混在
したコード体系混合データを保持するものである。
【0015】また、前記加算回路は、処理するコード体
系混合データのうち前記グレイコード体系で表されたデ
ータ部分の加算を実行する1乃至複数のグレイコード体
系用加算器群と、処理するコード体系混合データのうち
前記バイナリコード体系で表されたデータ部分の加算を
実行する1乃至複数のバイナリコード体系用加算器群と
を有し、前記各加算器群を縦列接続することで形成され
るものである。
【0016】また、前記データは、アドレスデータであ
るものとする。
【0017】また、本発明に係るレジスタは、情報処理
装置に搭載されるレジスタにおいて、グレイコード体系
で表されたデータ部分と、バイナリコード体系で表され
たデータ部分とが混在して形成されたコード体系混合デ
ータを保持する累算値カウンタと、入力されたバイナリ
コード体系のデータのうち前記グレイコード体系で表さ
れたデータ部分に対応するデータ部分のみをグレイコー
ド体系に変換するコード変換回路と、入力されたバイナ
リコード体系のデータのうち前記グレイコード体系で表
されたデータ部分に対応するデータ部分のみをグレイコ
ード体系に変換することによって入力データからコード
体系混合データを生成すると共に、生成したコード体系
混合データ値を前記累算値カウンタに保持されているコ
ード体系混合データに加算するデータ変換加算回路と、
入力される制御信号に従い前記コード変換回路の出力、
前記データ変換加算回路の出力、又は入力された前記累
算値カウンタに保持されているコード体系混合データの
いずれかを選択して前記累算値カウンタへ出力する選択
回路とを有し、グレイコード体系とバイナリコード体系
とが混在したコード体系混合データを保持するものであ
る。
【0018】また、前記データ変換加算回路は、処理す
るコード体系混合データのうち前記グレイコード体系で
表されたデータ部分の加算を実行する1乃至複数のグレ
イコード体系用加算器群と、処理するコード体系混合デ
ータのうち前記バイナリコード体系で表されたデータ部
分の加算を実行する1乃至複数のバイナリコード体系用
加算器群とを有し、前記各加算器群を縦列接続すること
で形成されるものである。
【0019】また、上記発明に係る情報処理装置におい
て、保持するデータがアドレスデータであるレジスタの
場合、バイナリコード体系で表されたアドレス順に並ん
だデータを、グレイコード体系で表されたアドレス順に
並び替えてロードするアドレス変換機構を有するもので
ある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0021】実施の形態1.図1は、本発明に係る情報
処理装置に搭載されるプログラムカウンタの一実施の形
態を示したブロック構成図である。プログラムカウンタ
は、レジスタの一形態であり、情報処理装置の基本構成
の一つである制御装置に搭載される。プログラムカウン
タには、次の実行すべき命令の格納場所を特定するアド
レスが書き込まれる。プログラムカウンタに保持されて
いる論理アドレスは、MMUによって読み取られ物理ア
ドレスに変換される。
【0022】図1に示したプログラムカウンタ1には、
グレイコードカウンタ2、コード変換回路3、加算回路
4及び選択回路5が含まれている。グレイコードカウン
タ2は、グレイコード体系のデータを保持する。保持す
るデータというのは、本実施の形態の場合、論理アドレ
スである。コード変換回路3は、入力されたバイナリコ
ード体系の論理アドレスをグレイコード体系のデータに
変換する。加算回路4は、グレイコードカウンタ2に保
持されているデータを1ずつインクリメントする。そし
て、選択回路5は、入力される制御信号に従いコード変
換回路3の出力、加算回路4の出力、又は入力されたグ
レイコードカウンタ2に保持されているデータのいずれ
かを選択してグレイコードカウンタ2へ出力する。本実
施の形態の場合、初期ロード制御信号とインクリメント
制御信号が上記入力される制御信号に相当する。
【0023】本実施の形態において特徴的なことは、グ
レイコードカウンタ2に保持させるアドレスデータのコ
ード体系として、グレイコードを利用するようにしたこ
とである。グレイコードは、バイナリコードと比較して
ビット遷移の少ないコード体系であるため、アドレスの
変化に対するグレイコードカウンタ2を構成する回路素
子の駆動回数を削減することができる。これにより、低
消費電力化を図ることができる。
【0024】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
【0025】プログラム実行中において、プロセッサが
実行した命令がジャンプ命令のとき、その飛び先のアド
レスが初期値としてプログラムカウンタ1のコード変換
回路3に入力される。また、これと同時に初期値ロード
制御信号が出力される。なお、初期値ロード制御信号と
インクリメント制御信号は、正常に動作していれば同時
に出力されることはない。このプログラムカウンタ1よ
り前段に位置する回路の構成及び処理は、従来と同じな
ので、コード変換回路3に入力されるアドレスデータ
は、バイナリコード体系のデータ(以下、単に「バイナ
リデータ」とも言う)である。なお、プログラムカウン
タ1に初期値が送られてくるのは、ジャンプ命令等プロ
グラムを順番に処理しない命令実行時及びプログラム実
行開始時である。
【0026】コード変換回路3は、バイナリデータが入
力されると、それをグレイコード体系のアドレスデータ
に変換する。そして、選択回路5は、初期値ロード制御
信号が入力されたことに応じてコード変換回路3の出力
を選択して出力する。その出力値は、グレイコードカウ
ンタ2に書き込まれる。
【0027】また、プログラム実行時において、プログ
ラムされた順番に処理する命令(例えば、ADD,SU
B)が実行されたとき、インクリメント制御信号が出力
される。加算回路4は、グレイコードカウンタ2に保持
されているデータをインクリメントして出力する。選択
回路5は、インクリメント制御信号が入力されたことに
応じて加算回路4の出力を選択して出力する。その出力
値は、グレイコードカウンタ2に書き込まれる。このよ
うに、実行している命令の次に実行すべき命令のアドレ
スを外部から入力するのではなく内部の加算回路4によ
りインクリメントして生成する処理は、プログラムカウ
ンタ1特有の回路構成である。
【0028】ここで、バイナリコードとグレイコードの
相違について図2を用いて確認する。図2には、0から
15までの数字をバイナリコードとグレイコードで表し
たときのビット構成が示されているが、この図から明ら
かなように1ずつ値をインクリメントさせたとき、グレ
イコードの方がビット変化が少ないことがわかる。すな
わち、順次インクリメントされるアドレスなどのデータ
を扱う場合、グレイコードを用いた方がそのデータを保
持するレジスタ(本実施の形態のグレイコードカウンタ
2)を構成する回路素子の駆動回数を少なくすることが
できる。このように、本実施の形態においては、グレイ
コードカウンタ2に保持するデータのコード体系として
グレイコードを用いるようにしたので、プログラムカウ
ンタ1の低消費電力化を図ることができる。
【0029】また、初期値ロード制御信号もインクリメ
ント制御信号も出力されていないとき、選択回路5は、
グレイコードカウンタ2に保持されているデータを選択
して出力する。すなわち、グレイコードカウンタ2に保
持されているデータは、同じ値で更新されていることに
なるので、結果的にそのデータがそのまま保持されてい
る状態にある。
【0030】以上のように、本実施の形態によれば、グ
レイコードカウンタ2に保持するデータのコード体系と
してグレイコードを用いるようにしたので、プログラム
カウンタ1、ひいては情報処理装置の低消費電力化を図
ることができる。すなわち、同じプログラムを従来のバ
ッテリー駆動型の情報処理装置と本実施の形態における
バッテリー駆動型の情報処理装置で実行させたとき、本
実施の形態の方が消費電力が少ないので、装置を長時間
利用することができる。なお、バッテリー駆動型の情報
処理装置には、モバイルコンピュータのみならずプログ
ラムの実行可能なインターネット機能付きの携帯電話も
該当する。
【0031】実施の形態2.本実施の形態では、実施の
形態1に示したプログラムカウンタ1搭載の加算回路4
の具体的な構成を示す。図3は、加算回路4の回路構成
図であり、図4は、加算回路4を構成するグレイコード
用加算器(以下、単に「加算器」)6の構成図である。
加算回路4は、図3に示したように、処理するグレイコ
ードのデータを構成する各ビットに対応させて設けられ
た各加算器6−1〜6−3を縦列接続することで形成さ
れる。なお、図3は、3ビットデータを扱う加算回路4
の例が示されている。扱うビット数を増やすには、最上
位ビットを処理する加算器6−1と最下位ビットを処理
する加算器6−3の間に挟まれている加算器6−2を、
図示した接続構成のまま増やせばよい。
【0032】各加算器6−1〜6−3は、全て同じ回路
構成で実現できるが、両端の加算器6−1,6−3の一
方側には加算器が接続されていないので、後述する入出
力信号値の条件が必要になる。加算器6は、図4に示し
たようにビットデータの入出力を行う。すなわち、加算
回路4がN(N≧3)ビットで表されるアドレスデータ
用である場合に、この加算回路4を構成する第M(2≦
M≦N−1)ビット目に対応した加算器6−2は、グレ
イコードカウンタに保持されているデータのうち第Mビ
ット目のビットデータ(第1の入力)A、上位側に接続
された第(M+1)ビット目に対応した加算器からの桁
下がりデータ(桁下がり入力)CAin及び下位側に接
続された第(M−1)ビット目に対応した加算器からの
桁上がりデータ(桁上がり入力)Cinをそれぞれ入力
としている。そして、選択回路5へ当該加算器の加算結
果S、第(M+1)ビット目対応の加算器へ桁上がりデ
ータ(桁上がり出力)Cout及び第(M−1)ビット
目対応の加算器へ桁下がりデータ(桁下がり出力)CA
outをそれぞれ出力としている。各出力値は、上記各
入力値に基づき決定される。この入出力値の関係を図5
及び図6に示す。なお、出力値CAoutは、2入力値
A,CAinによって決まるので、3入力値によって決
まるS,Coutとは別表にした。
【0033】最下位ビット(第1ビット目)に対応する
加算器6−3は、第Mビット目対応の加算器6−2と基
本的には同じ構成であるが、下位側に加算器を接続しな
いので、下位側へ桁下がりデータCAoutを出力しな
い。また、加算回路4は、入力されたデータに1ずつイ
ンクリメントするための回路なので、インクリメント値
である1を、桁上がりデータCinとして常に固定入力
する。一方、最上位ビット(第Nビット目)に対応する
加算器6−1は、上位側に加算器を接続しないので、上
位側からの桁下がりデータCAinからは常に0を固定
入力する。また、上位側への桁上がりデータCoutを
出力しない。現実的ではないが、上記最上位用の加算器
6−1と最下位用の加算器6−3とを直接接続すれば、
N=2ビットで表されるデータにも適用することはでき
る。加算回路は、通常、ビット毎に対応させたフルアダ
ーを並べて形成するが、本実施の形態においても、これ
と同じ発想でNビットデータ用の加算回路を形成するこ
とができる。
【0034】本実施の形態における加算回路4の動作の
一例として、3ビットデータ用のプログラムカウンタ1
に搭載された場合において、十進数の6を7へインクリ
メントするときの各加算器6の各入出力ビット値を図7
に示す。
【0035】ところで、本実施の形態の加算器は、上位
側と下位側の双方向への桁上がり/桁下がりを行うため
に、上位ビット方向への桁上がりのみを行うバイナリー
コード対応の加算器より回路規模が大きくなり、また回
路構成も複雑になる。このため、加算器個々の消費電力
はバイナリコード用加算器より増加する。しかしなが
ら、データを保持する構成(実施の形態1のグレイコー
ドカウンタ2)を形成するメモリ素子の駆動回数が削減
するため、プログラムカウンタという記憶装置、あるい
は情報処理装置として捉えた場合には、トータルの消費
電力は削減することができる。
【0036】実施の形態3.加算回路4における加算結
果が最大値(3ビットデータ用のプログラムカウンタで
は十進数の7)に達した場合において更に加算を行う場
合、ラップアラウンドさせる場合とさせない場合があ
る。実施の形態2の図5,6に基づき動作する加算器6
を搭載した加算回路4は、ラップアラウンドしない。つ
まり、各加算器6の出力値が全ての1となった場合には
それ以上はカウントアップされない。
【0037】そこで、本実施の形態では、ラップアラウ
ンドすることのできる加算回路4を提供することにす
る。
【0038】図8は、加算回路4を構成する最上位ビッ
ト対応の加算器6−1に適用する入出力ビット値の関係
を示した図であり、図5に相当する図である。なお、加
算器6−1に対する入力CAinは、常に0なので便宜
的に図8から削除した。図8と図5を比較するとA=
1,Cin=1のときの加算結果Sを1から0に変更し
ていることがわかる。最上位ビット対応の加算器6−1
に限り、図8に示した入出力ビットに基づき動作させる
ことにより、ラップアラウンドすることができる。この
十進数の7をインクリメントして0に戻すときの各加算
器6の各入出力ビット値を図9に示す。
【0039】実施の形態4.上記各実施の形態は、保持
するデータがアドレスであるプログラムカウンタをレジ
スタの一例として説明した。プログラムカウンタは、基
本的に1ずつインクリメントしていけばよいので、グレ
イコードカウンタに保持したデータ値に対して1を加算
する加算回路を設けた。本実施の形態では、レジスタの
他の形態として、保持している累算値に対して外部から
入力された任意の加算値を加算することによって新たに
算出した累算値を保持する累算器を、グレイコード体系
のデータを扱うレジスタの一例として説明する。
【0040】図10は、本発明に係る情報処理装置に搭
載される累算器の一実施の形態を示したブロック構成図
である。本実施の形態における累算器7は、累算値レジ
スタ8、データ変換加算回路9、コード変換回路10及
び選択回路11を有している。累算値レジスタ8には、
グレイコード体系のデータ(累算値)が保持される。デ
ータ変換加算回路9は、入力されたバイナリコード体系
の加算値をグレイコード体系に変換すると共に、コード
変換した加算値を累算値レジスタ8に保持されている累
算値に加算することによって累算値を新たに算出する。
コード変換回路10は、入力されたバイナリコード体系
の初期値をグレイコード体系のデータに変換する。選択
回路11は、入力される制御信号に従いデータ変換加算
回路9の出力、コード変換回路10の出力、又は入力さ
れた累算値レジスタ8に保持されている累算値のいずれ
かを選択して累算値レジスタ8へ出力する。本実施の形
態の場合、初期ロード制御信号と累算制御信号が上記入
力される制御信号に相当する。
【0041】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
【0042】本実施の形態における累算器7は、入力さ
れた加算値を、累算値レジスタ8に保持されている値に
対して累算していく装置であるから、プログラム実行開
始後、累算を行う前に累算値レジスタ8に初期値を設定
しておく必要がある。従って、プロセッサが累算値レジ
スタ8に初期値を設定する命令を実行すると、これに応
じて初期値が累算器7に対して出力され、また、これと
同時に初期値ロード制御信号が出力される。なお、初期
値ロード制御信号とインクリメント制御信号は、正常に
動作していれば同時に出力されることはない。累算器7
より前段に位置する回路の構成及び処理は従来と同じな
ので、累算器7へ入力される初期値及び加算値はバイナ
リデータである。コード変換回路10は、入力されたバ
イナリコード体系の初期値をグレイコード体系のデータ
に変換する。選択回路11は、初期値ロード制御信号が
入力されたことに応じてコード変換回路10の出力を選
択して出力する。その出力値は、累算値レジスタ8に書
き込まれる。
【0043】また、プロセッサが累算命令を実行する
と、これに応じてバイナリコード体系の加算値が累算器
7に対して出力され、また、これと同時に累算制御信号
が出力される。データ変換加算回路9は、バイナリデー
タが入力されると、それをグレイコード体系に変換す
る。そして、累算値レジスタ8に保持されている累算値
と、コード変換した加算値とを加算することにより累算
値を新たに計算する。この加算結果はグレイコード体系
である。選択回路11は、累算制御信号が入力されたこ
とに応じてコード変換加算回路9の出力を選択して出力
する。その出力値は、累算値レジスタ8に書き込まれ
る。
【0044】また、初期値ロード制御信号も累算制御信
号も出力されていないとき、選択回路11は、累算値レ
ジスタ8に保持されているデータを選択して出力する。
すなわち、累算値レジスタ8に保持されているデータ
は、同じ値で更新されていることになるので、結果的に
そのデータがそのまま累算値レジスタ8に保持されてい
る状態にある。
【0045】以上のように、本実施の形態によれば、累
算値レジスタ8に保持するデータのコード体系としてグ
レイコードを用いるようにした。累算器7の場合は、プ
ログラムカウンタと異なり、任意の値が加算されること
になるのでどのようなビット変化が発生するかは不明で
あるが、扱うデータをビット遷移の少ないグレイコード
体系で扱うようにしたので、バイナリデータを扱う場合
と比較して相対的にビット変化が少なくなると考えられ
る。従って、本実施の形態における累算器7を用いるこ
とで累算器7、ひいては情報処理装置の低消費電力化を
図ることができるなど、実施の形態1に示したプログラ
ムカウンタ1と同様の効果を奏することができる。
【0046】実施の形態5.本実施の形態では、実施の
形態4に示した累算器7搭載のデータ変換加算回路9の
具体的な構成を示す。図11は、データ変換加算回路9
の回路構成図であり、図12は、データ変換加算回路9
を構成する加算器12の構成図である。データ変換加算
回路9は、図11に示したように、処理するグレイコー
ドのデータを構成する各ビットに対応させて設けられた
各加算器12−1〜12−4を縦列接続することで形成
される。なお、図11は、4ビットデータを扱うデータ
変換加算回路9の例が示されている。扱うビット数を増
やすには、最上位ビットを処理する加算器12−1と最
下位ビットを処理する加算器12−4の間に挟まれてい
る加算器12−2,12−3を、図示した接続構成のま
ま増やせばよい。
【0047】各加算器12−1〜12−4は、全て同じ
回路構成で実現できるが、両端の加算器12−1,12
−4の一方側には加算器が接続されていないので、後述
する入出力信号値の条件が必要になる。加算器12は、
図12に示したようにビットデータの入出力を行う。す
なわち、データ変換加算回路9がN(N≧3)ビットで
表されるアドレスデータ用である場合に、データ変換加
算回路9を構成する第M(2≦M≦N−1)ビット目に
対応した加算器12−2,12−3は、累算値レジスタ
8に保持されているデータの第Mビット目のビットデー
タ(第1の入力)A、入力されたバイナリコード体系の
データの第Mビット目のビットデータ(第2の入力)
B、入力されたバイナリコード体系のデータの第(M+
1)ビット目のビットデータ(第3の入力)BU、上位
側に接続された第(M+1)ビット目に対応した加算器
からの桁下がりデータ(桁下がり入力)CAin及び下
位側に接続された第(M−1)ビット目に対応した加算
器からの桁上がりデータ(桁上がり入力)Cinをそれ
ぞれ入力としている。そして、選択回路5へ当該加算器
の加算結果S、第(M+1)ビット目対応の加算器へ桁
上がりデータ(桁上がり出力)Cout及び第(M−
1)ビット目対応の加算器へ桁下がりデータ(桁下がり
出力)CAoutをそれぞれ出力としている。各出力値
は、上記各入力値に基づき決定される。この入出力値の
関係を図13に示す。
【0048】最下位ビット(第1ビット目)に対応する
加算器12−4は、第Mビット目対応の加算器12−
2,12−3と基本的には同じ構成であるが、下位側に
加算器を接続しないので、下位側へ桁下がりデータCA
outを出力しない。また、下位側に加算器を接続しな
いので、下位側からの桁上がりデータCinからは常に
0を固定入力する。一方、最上位ビット(第Nビット
目)に対応する加算器12−1は、上位側に加算器を接
続しないので、上位側からの桁下がりデータCAinか
らは常に0を固定入力する。また、上位側への桁上がり
データCoutを出力しない。現実的ではないが、上記
最上位用の加算器12−1と最下位用の加算器12−4
とを直接接続すれば、N=2ビットで表されるデータに
も適用することはできる。加算回路は、通常、ビット毎
に対応させたフルアダーを並べて形成するが、本実施の
形態においても、これと同じ発想でNビットデータ用の
データ変換加算回路9を形成することができる。
【0049】本実施の形態におけるデータ変換加算回路
9の動作の一例として、4ビットデータ用の累算器7に
搭載された場合において、グレイコードである十進数の
3に、入力されたバイナリコードである十進数の5を加
算するときの各加算器12の各入出力ビット値を図14
に示す。
【0050】本実施の形態における加算器12もプログ
ラムカウンタに搭載される加算器と同様に入出力するビ
ットデータ数が増えるため、加算器単体としての回路規
模は、バイナリコード対応の加算器より大きくなり、消
費電力も増える。しかしながら、データを保持する構成
(実施の形態4の累算値レジスタ8)を形成するメモリ
素子の駆動回数が削減するため、累算器7という記憶装
置、あるいは情報処理装置として捉えた場合には、トー
タルの消費電力は削減することができる。
【0051】実施の形態6.データ変換加算回路9にお
ける加算結果が最大値(4ビットデータ用のプログラム
カウンタでは十進数の15)に達した場合において更に
加算を行う場合、ラップアラウンドさせる場合とさせな
い場合がある。実施の形態5の図13に基づき動作する
加算器12を搭載したデータ変換加算回路9は、ラップ
アラウンドしない。つまり、各加算器12の出力値が全
ての1となった場合にはそれ以上に加算できない。
【0052】そこで、本実施の形態では、ラップアラウ
ンドすることのできるデータ変換加算回路9を提供する
ことにする。
【0053】図15は、データ変換加算回路9を構成す
る最上位ビット対応の加算器12−1に適用する入出力
ビット値の関係を示した図であり、図13に相当する図
である。なお、加算器12−1に対する入力CAin,
BUは、常に0なので便宜的に図15から削除した。最
上位ビット対応の加算器12−1に限り、図15に示し
た入出力ビットに基づき動作させることにより、ラップ
アラウンドさせることができる。グレイコードである十
進数の3に、入力されたバイナリコードである十進数の
15を加算するときの各加算器12の各入出力ビット値
を図16に示す。
【0054】実施の形態7.上記各実施の形態における
情報処理装置は、レジスタであるプログラムカウンタ及
び累算器へバイナリコード体系のままデータを出力して
いた。しかし、バイナリコード体系のデータをグレイコ
ード体系に変換する回路をレジスタより上流に別個に搭
載していたり、あるいは情報処理装置に入力されるデー
タそのものがグレイコード体系である可能性も将来的に
あり得る。そこで、本実施の形態においては、入力デー
タそのものがグレイコード体系である場合に適用するた
めの累算器を示すことにする。
【0055】図17は、本発明に係る情報処理装置に搭
載される累算器の一実施の形態を示したブロック構成図
である。本実施の形態における累算器13は、累算値レ
ジスタ14、加算回路15及び選択回路16を有してい
る。累算値レジスタ14には、グレイコード体系のデー
タ(累算値)が保持される。加算回路15は、入力され
たグレイコード体系の加算値を累算値レジスタ14に保
持されている累算値に加算することによって累算値を新
たに算出する。選択回路16は、入力される制御信号に
従い入力されたグレイコード体系のデータ、加算回路1
5の出力、又は入力された累算値レジスタ14に保持さ
れている累算値のいずれかを選択して累算値レジスタ1
4へ出力する。本実施の形態の場合、初期ロード制御信
号と累算制御信号が上記入力される制御信号に相当す
る。
【0056】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
【0057】本実施の形態における累算器13は、入力
された加算値を、累算値レジスタ14に保持されている
値に対して累算していく装置であるから、プログラム実
行開始後、累算を行う前に累算値レジスタ14に初期値
を設定しておく必要がある。従って、プロセッサが累算
値レジスタ14に初期値を設定する命令を実行すると、
これに応じて初期値が累算器13に対して出力され、ま
た、これと同時に初期値ロード制御信号が出力される。
なお、初期値ロード制御信号とインクリメント制御信号
は、正常に動作していれば同時に出力されることはな
い。選択回路16は、初期値ロード制御信号が入力され
たことに応じて入力されたグレイコード体系のデータを
選択して出力する。その出力値は、累算値レジスタ14
に書き込まれる。
【0058】また、プロセッサが累算命令を実行する
と、これに応じて加算値が累算器13に対して出力さ
れ、また、これと同時に累算制御信号が出力される。加
算回路15は、入力されたグレイコード体系の加算値
を、累算値レジスタ14に保持されている累算値に加算
することにより累算値を新たに計算する。選択回路16
は、累算制御信号が入力されたことに応じて加算回路1
5の出力を選択して出力する。その出力値は、累算値レ
ジスタ14に書き込まれる。
【0059】また、初期値ロード制御信号も累算制御信
号も出力されていないとき、選択回路16は、累算値レ
ジスタ14に保持されているデータを選択して出力す
る。すなわち、累算値レジスタ14に保持されているデ
ータは、同じ値で更新されていることになるので、結果
的にそのデータがそのまま累算値レジスタ14に保持さ
れている状態にある。
【0060】以上のように、本実施の形態における累算
器13は、入力されるデータがグレイコード体系の場合
に適用することができ、実施の形態4と同様に、累算値
レジスタ14に保持するデータをグレイコード体系とす
ることにより累算器13の低消費電力化を図ることがで
きる。
【0061】実施の形態8.本実施の形態では、実施の
形態7に示した累算器13搭載の加算回路15の具体的
な構成を示す。図18は、加算回路15の回路構成図で
あり、図19は、加算回路15を構成する加算器17の
構成図である。加算回路15は、図18に示したよう
に、処理するグレイコードのデータを構成する各ビット
に対応させて設けられた各加算器17−1〜17−4を
縦列接続することで形成される。なお、図18は、4ビ
ットデータを扱う加算回路15の例が示されている。扱
うビット数を増やすには、最上位ビットを処理する加算
器17−1と最下位ビットを処理する加算器17−4の
間に挟まれている加算器17−2,17−3を、図示し
た接続構成のまま増やせばよい。
【0062】各加算器17−1〜17−4は、全て同じ
回路構成で実現できるが、両端の加算器17−1,17
−4の一方側には加算器が接続されていないので、後述
する入出力信号値の条件が必要になる。加算器17は、
図19に示したようにビットデータの入出力を行う。す
なわち、加算回路15がN(N≧3)ビットで表される
アドレスデータ用である場合に、加算回路15を構成す
る第M(2≦M≦N−1)ビット目に対応した加算器1
7−2,17−3は、累算値レジスタ14に保持されて
いるデータの第Mビット目のビットデータ(第1の入
力)A、入力されたグレイコード体系のデータの第Mビ
ット目のビットデータ(第2の入力)B、上位側に接続
された第(M+1)ビット目に対応した加算器からの桁
下がりデータとして第1の桁下がり入力CAinと第2
の桁下がり入力CBin、及び下位側に接続された第
(M−1)ビット目に対応した加算器からの桁上がりデ
ータ(桁上がり入力)Cinをそれぞれ入力としてい
る。そして、選択回路5へ当該加算器の加算結果S、第
(M−1)ビット目対応の加算器へ桁下がりデータとし
て第1の桁下がり出力CAoutと第2の桁下がり出力
CBout、及び第(M+1)ビット目対応の加算器へ
桁上がりデータ(桁上がり出力)Coutをそれぞれ出
力としている。各出力値は、上記各入力値に基づき決定
される。この入出力値の関係を図20に示す。なお、本
実施の形態における加算器17は、上位側に接続された
加算器からの桁下がりデータとして2種類の桁下がり入
力CAin,CBin、また、下位側に接続された加算
器からの桁上がりデータとして2種類の桁上がり出力C
Aout,CBoutが存在する。これは、上記各実施
の形態における各加算器には、一のグレイコード体系の
ビットデータのみが入力されていたのに対し、本実施の
形態においては、2つの入力データA,Bが共にグレイ
コードデータであるためにそれぞれの入力データに対応
した桁上げ/桁下げ信号が発生するからである。
【0063】最下位ビット(第1ビット目)に対応する
加算器17−4は、第Mビット目対応の加算器17−
2,17−3と基本的には同じ構成であるが、下位側に
加算器を接続しないので、下位側へ桁下がりデータCA
out,CBoutを出力しない。また、下位側に加算
器を接続しないので、下位側からの桁上がりデータCi
nからは常に0を固定入力する。一方、最上位ビット
(第Nビット目)に対応する加算器17−1は、上位側
に加算器を接続しないので、上位側からの桁下がりデー
タCAin,CBinからは常に0を固定入力する。ま
た、上位側への桁上がりデータCoutを出力しない。
現実的ではないが、上記最上位用の加算器17−1と最
下位用の加算器17−4とを直接接続すれば、N=2ビ
ットで表されるデータにも適用することはできる。加算
回路は、通常、ビット毎に対応させたフルアダーを並べ
て形成するが、本実施の形態においても、これと同じ発
想でNビットデータ用の加算回路15を形成することが
できる。
【0064】本実施の形態における加算回路15の動作
の一例として、4ビットデータ用の累算器13に搭載さ
れた場合において、グレイコードである十進数の累算値
3に、入力されたグレイコードである十進数の5を加算
するときの各加算器17の各入出力ビット値を図21に
示す。
【0065】本実施の形態における加算器17もプログ
ラムカウンタに搭載される加算器と同様に入出力するビ
ットデータ数が増えるため、加算器単体としての回路規
模は、バイナリコード対応の加算器より大きくなり、消
費電力も増える。しかしながら、累算値レジスタ14を
形成するメモリ素子の駆動回数が削減するため、累算器
13、あるいは情報処理装置として捉えた場合には、ト
ータルの消費電力は削減することができる。
【0066】実施の形態9.実施の形態8の図20に基
づき動作する加算器17を搭載した加算回路15は、ラ
ップアラウンドしないため、本実施の形態では、ラップ
アラウンドする加算回路15を示す。
【0067】図22は、加算回路15を構成する最上位
ビット対応の加算器17−1に適用する入出力ビット値
の関係を示した図である。なお、加算器17−1に対す
る入力CAin,CBinは、常に0なので便宜的に図
22から削除した。最上位ビット対応の加算器17−1
に限り、図22に示した入出力ビットに基づき動作させ
ることにより、ラップアラウンドさせることができる。
その他の加算器17−2〜17−4は、そのまま図20
に示した入出力ビット値の関係に従い動作する。グレイ
コードである十進数の3に、入力されたバイナリコード
である十進数の15を加算するときの各加算器17の各
入出力ビット値を図23に示す。
【0068】実施の形態10.上記各実施の形態におい
ては、プログラムカウンタ等のレジスタに保持するデー
タのコード体系をグレイコードとすることで低消費電力
化を図るようにしたことを特徴としている。これは、レ
ジスタに保持されたデータの各ビット値の変化する回数
を減らすことによってレジスタを構成する回路素子の駆
動回数を削減することで達成しようとするものである。
しかしながら、前述したように、加算回路を形成する加
算器自体は、グレイコード対応の方がバイナリコード対
応より電力を消費する。
【0069】そこで、本実施の形態においては、それぞ
れの長所を組み合わせることによって更に低消費電力化
が図れるようにした。そのために、本実施の形態におい
ては、レジスタに保持されるデータの一部分のコード体
系としてグレイコードを用いることによって、グレイコ
ード体系で表されるデータ部分とバイナリコード体系で
表されるデータ部分が混在したコード体系混在データを
処理できるようにしたことを特徴としている。
【0070】図24は、本実施の形態における情報処理
装置に搭載されるプログラムカウンタに搭載される加算
回路の概略的な内部構成を示した図である。なお、プロ
グラムカウンタ自体の構成は、説明しない部分において
は図1と同じでよい。
【0071】本実施の形態におけるプログラムカウンタ
が扱うデータは、(P+N+Q)ビット長からなるアド
レスデータであり、上位Pビット及び下位Qビットをバ
イナリコード体系のデータ、その間のNビットをグレイ
コード体系のデータとしたコード体系混合型のデータで
ある。本実施の形態における加算回路4は、このコード
体系混合型データのコード体系の構成にあわせた回路構
成となる。すなわち、図24に示したように、加算回路
4は、入力されたコード体系混合データのうち上位Pビ
ットのデータ部分の加算を実行するバイナリコード体系
データ用のカウンタ(以下「バイナリコード用カウン
タ」)18と、同様に下位Qビットのデータ部分の加算
を実行するバイナリコード体系データ用のバイナリコー
ド用カウンタ19と、その間のNビットのデータ部分の
加算を実行するグレイコード体系データ用のカウンタ
(以下「グレイコード用カウンタ」)20とで構成され
ている。グレイコード用カウンタ20は、実施の形態2
(図3)で示した加算回路とほぼ同様の構成を有してお
り、処理するNビット個々に対応させてN個のグレイコ
ード用加算器を接続することで形成されるグレイコード
体系用加算器群である。グレイコード用カウンタ20を
形成する各加算器は、図4に示した加算器をそのまま利
用できる。バイナリコード用カウンタ18,19も同様
に処理するP,Qビット個々に対応させてP,Q個のバ
イナリコード体系用の加算器を接続することで形成され
るバイナリコード体系用加算器群である。なお、バイナ
リコード体系用の加算器は、従来からあるものを利用す
ることができる。
【0072】本実施の形態において用いるNビットデー
タ用の加算回路(グレイコード体系用加算器群)と実施
の形態2(図3)において説明した加算回路の異なると
ころは、以下の点である。まず、実施の形態2におい
て、加算回路4を形成する加算器のうち最上位ビットデ
ータを処理する加算器には、上位側に接続する加算器が
ないため上位側への桁上がり出力Coutは出力しなか
ったが、本実施の形態では、上位側にバイナリコード用
カウンタ18が存在するため桁上がり出力Coutを出
力する。また、最下位ビットデータを処理する加算器に
は、1ずつインクリメントさせるために桁上がり入力
(桁上げ信号)Cinとして常に1を入力させていた
が、本実施の形態では、下位側にバイナリコード用カウ
ンタ19が存在するため、バイナリコード用カウンタ1
9からの桁上げ信号をCinとして入力させる。なお、
バイナリコードでは、桁下げ信号はないので、実施の形
態2と同様に最下位ビット対応の加算器は、桁下がり出
力(桁下げ信号)CAoutを出力しない。また、最上
位の加算器は、ラップアラウンド対応の入出力ビットデ
ータ対応表(図8)を用いる。バイナリコード用カウン
タ18,19も同様にラップアラウンド対応のものとす
る。
【0073】また、図示していないが、本実施の形態に
おけるバイナリコード用カウンタ19は、アドレスデー
タの最下位ビットを処理するため、インクリメント値で
ある1が常に入力される。
【0074】本実施の形態におけるプログラムカウンタ
自体の構成は、上記の通りほぼ図1と同じでよいが、コ
ード体系混合データを扱うため、コード変換回路は、入
力されたバイナリコード体系のデータのうちグレイコー
ド体系で表されたデータ部分に対応するデータ部分のみ
をグレイコード体系に変換する。すなわち、中位Nビッ
ト部分のデータのみをコード変換する。また、図1にお
いてグレイコードカウンタ2として図示されたカウンタ
には、コード体系混合データが保持されることになる。
【0075】本実施の形態におけるプログラムカウンタ
の処理の流れは、実施の形態1と同じなので説明を省略
する。ここでは、加算回路4内における動作についての
み説明する。
【0076】例えば、バイナリコード用カウンタ19が
Q=2ビットデータ用であるとする。レジスタに0が保
持されているとき、バイナリコード用カウンタ19に
は、“00”が入力されてくるのでインクリメントする
ことにより“01”を加算結果として出力する。このと
き、桁上げ信号が入力されてこない(正確には0が入力
される)。従って、入力されたデータをそのまま出力す
ることになる。バイナリコード用カウンタ19がインク
リメントを2回繰り返して“11”が入力されてきたと
き、バイナリコード用カウンタ19は、ラップアラウン
ドすることで“00”を加算結果として出力すると共
に、このとき初めて桁上げ信号を出力する。グレイコー
ド用カウンタ20は、この桁上げ信号により初めてイン
クリメントを行う。グレイコード用カウンタ20がN=
3ビットデータ用であるとすると、グレイコード用カウ
ンタ20には“000”が入力されてくるのでインクリ
メントすることにより“001”を加算結果として出力
する。グレイコード用カウンタ20がインクリメントを
6回繰り返して“100”(十進数の7)が入力されて
きたとき、グレイコード用カウンタ20は、ラップアラ
ウンドすることで“000”を加算結果として出力する
と共に、このとき初めて桁上げ信号を出力する。バイナ
リコード用カウンタ18は、この桁上げ信号により初め
てインクリメントを行う。
【0077】本実施の形態においては、加算回路を構成
する際、バイナリコード用カウンタとグレイコード用カ
ウンタを混在させること、バイナリコード用カウンタ又
はグレイコード用カウンタがそれぞれ複数搭載可能であ
ることを示すために図24に示すような構成を例示し
た。ただ、1ずつインクリメントさせるプログラムカウ
ンタでは、下位ビット部分にビット値の変化の回数の少
ないグレイコード用カウンタを配設し、頻繁にインクリ
メントされてこない上位ビット部分にグレイコード用加
算器より消費電力の少ないバイナリコード用加算器搭載
のバイナリコード用カウンタを配設することで、より効
果的な低消費電力化を図ることができる。
【0078】実施の形態11.本実施の形態は、実施の
形態10と同様に部分的にグレイコード体系のデータを
処理できるようにしたことを特徴としているが、実施の
形態10が実施の形態1〜3に対応したプログラムカウ
ンタであるのに対し、本実施の形態では、実施の形態4
〜6に対応した累算器に適用した場合である。
【0079】図25は、本実施の形態における情報処理
装置に搭載される累算器に搭載されるデータ変換加算回
路の概略的な内部構成を示した図である。なお、累算器
自体の構成は、説明しない部分においては図10と同じ
でよい。
【0080】本実施の形態における累算器が扱うデータ
は、(P+N+Q)ビット長からなるデータであり、上
位Pビット及び下位Qビットをバイナリコード体系のデ
ータ、その間のNビットをグレイコード体系のデータと
したコード体系混合型のデータである。本実施の形態に
おけるデータ変換加算回路9は、このコード体系混合型
データのコード体系の構成にあわせた回路構成となる。
すなわち、図25に示したように、データ変換加算回路
9は、処理するコード体系混合データのうちバイナリコ
ード体系で表された上位Pビットのデータ部分の加算を
実行するバイナリコード体系用加算器群(以下「バイナ
リコード用加算器」)21と、同様に下位Qビットのデ
ータ部分の加算を実行するバイナリコード体系データ用
のバイナリコード用加算器22と、その間のNビットの
データ部分の加算を実行するグレイコード体系用加算器
群(以下「グレイコード用加算器」)23とで構成され
ている。グレイコード用加算器23は、実施の形態5
(図11)で示したのと同様の構成を有しており、内部
に有する各加算器は、図12に示した加算器をそのまま
利用できる。バイナリコード用加算器21,22も同様
に処理するP,Qビット個々に対応させてP,Q個のバ
イナリコード体系用の加算器を接続することで形成され
るバイナリコード体系用加算器群である。なお、バイナ
リコード体系用の加算器は、従来からあるものを利用す
ることができる。
【0081】本実施の形態において用いるNビットデー
タ用のグレイコード用加算器23と実施の形態5(図1
1)において説明したデータ変換加算回路の異なるとこ
ろは、実施の形態10と同様に、グレイコード用加算器
23内の最上位ビットデータを処理する加算器は、上位
側へ桁上がり出力(桁上げ信号)Coutを出力する。
また、最下位ビットデータを処理する加算器は、下位側
からの桁上がり入力(桁上げ信号)Cinを入力する。
なお、バイナリコードでは、桁下げ信号はないので、実
施の形態5と同様に最下位ビット対応の加算器は、桁下
がり出力(桁下げ信号)CAoutを出力しない。ま
た、最上位の加算器は、ラップアラウンド対応の入出力
ビットデータ対応表(図15)を用いる。バイナリコー
ド用カウンタ21,22も同様にラップアラウンド対応
のものとする。
【0082】本実施の形態におけるプログラムカウンタ
自体の構成は、上記の通りほぼ図10と同じでよいが、
コード体系混合データを扱うため、コード変換回路は、
入力されたバイナリコード体系のデータのうちグレイコ
ード体系で表されたデータ部分に対応するデータ部分の
みをグレイコード体系に変換する。すなわち、中位Nビ
ット部分のデータのみをコード変換する。また、言うま
でもないが、グレイコード用加算器23は、コード変換
回路と同様に入力された初期値(又は加算値)のうち中
位Nビット部分のデータのみをコード変換する。
【0083】本実施の形態における累算器の処理の流れ
は、実施の形態5と同じなので説明を省略する。また、
データ変換加算回路9内における動作については、上記
実施の形態10と同じなので省略する。
【0084】本実施の形態は、情報処理装置内において
扱うデータの特性に応じてデータ変換加算回路9の内部
構成を決定すればよい。
【0085】例えば、情報処理装置が32ビットマシン
の場合、4バイト刻みで命令が入ってくる。つまり、加
算値は4なので、下位アドレスの遷移は、初期値が0の
とき16進数で0,4,8,Cである。これを2進数
(バイナリコード)で表すと、“0000”,“010
0”,“1000”、“1100”であり、下位2ビッ
トは常に“00”である。すなわち、バイナリデータで
あっても下位2ビットは、何も変化しないので、下位の
2ビットをグレイコード用加算器より相対的に消費電力
の少ないバイナリコード用加算器を割り当てるのが効果
的である。図25に従うと、バイナリコード用加算器2
2をQ=2ビットデータ用とすればよい。
【0086】このように、データビット値の変化の激し
いところのみにグレイコード用加算器を用い、そうでな
いところにはバイナリコード用加算器を用いることで、
より効果的な低消費電力化を図ることができる。なお、
本実施の形態におけるデータ変換加算回路9を形成する
グレイコード用加算器とバイナリコード用加算器の数や
並び順は、図25に限定されるものではなく実施の形態
10と同様、本実施の形態が適用されるレジスタの種類
や実行するプログラムの特質に応じて決めればよい。
【0087】実施の形態12.実施の形態1乃至3、1
0で示したプログラムカウンタに保持されるデータは、
実行中のプログラムに含まれている命令の格納位置を指
し示すアドレスポインタとして使用されるので、バイナ
リコード体系で表されたアドレス順に並んだ命令をその
ままメモリにロードしても、アドレスポインタは、コー
ド体系の相違からメモリ上において正しい位置を指し示
すことができない。
【0088】そこで、本実施の形態においては、情報処
理装置にバイナリコード体系で表されたアドレス順をプ
ログラムカウンタが指し示す順番に置き換えてメモリに
ロードするアドレス変換機構を情報処理装置に設けたこ
とを特徴とする。
【0089】図26は、本実施の形態における情報処理
装置の概略構成図である。図26には、前述したコード
変換処理機能を有するアドレス変換機構24、メモリ2
5、メモリ25にロードされるプログラムが格納された
プログラムファイル26及び上記説明したプログラムカ
ウンタ1が示されている。
【0090】アドレス変換機構24は、プログラムをメ
モリ25にロードするとき、図2に示したバイナリコー
ドとグレイコードとの対応表に基づく規則に従い命令の
アドレス順を並び替えてロードする。このように、アド
レス変換機構24を設けたことにより、グレイコード体
系で表されたアドレスポインタを搭載したときでもプロ
グラムを正常に実行させることができる。
【0091】以上のように、情報処理装置に搭載する少
なくとも1つのレジスタに、各実施の形態において前述
したいずれかのレジスタを採用することで、低消費電力
化を図ることができる。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば、カウンタで保持される
アドレスデータなど順次インクリメントされるデータ、
あるいは累算値レジスタで保持されるデータのコード体
系としてビット遷移の少ないグレイコードを利用するよ
うにしたので、レジスタを構成するメモリ素子の駆動回
数を削減することができ、この結果、低消費電力化を図
ることができる。
【0093】また、入力されるデータがすでにグレイコ
ード体系の場合にもそのままのコード体系で累算値レジ
スタに保持することができる。
【0094】また、レジスタに保持されるデータの一部
分のコード体系としてグレイコードを用いることによっ
て、グレイコード体系で表されるデータ部分とバイナリ
コード体系で表されるデータ部分が混在したコード体系
混在データを処理できるようにした。これにより、バイ
ナリコードではデータビット値の変化が激しくなるデー
タ部分に、ビット変化が少ないグレイコード体系で処理
し、そうでないところにはグレイコード体系の加算器よ
り相対的に消費電力が少なくなるバイナリコード体系の
加算器により、すなわちバイナリコード体系で処理する
ことができるので、より効果的な低消費電力化を図るこ
とができる。
【0095】また、バイナリコード体系で表されたアド
レス順に並んだデータを、グレイコード体系で表された
アドレス順に並び替えてロードするアドレス変換機構を
設けたことで、グレイコード体系で表されたアドレスポ
インタを保持するレジスタを用いた場合でもプログラム
の明細を正しい順番で正常に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る情報処理装置に搭載されるプロ
グラムカウンタの一実施の形態を示したブロック構成図
である。
【図2】 数字をバイナリコードとグレイコードで表し
たときのビット構成を示した図である。
【図3】 実施の形態2における加算回路の回路構成図
である。
【図4】 実施の形態2における加算回路を構成する加
算器の構成図である。
【図5】 実施の形態2における加算器の入出力値の関
係を示した図である。
【図6】 実施の形態2における加算器の入出力値の関
係を示した図である。
【図7】 実施の形態2において加算回路の動作時にお
ける各加算器の各入出力ビット値を示した図である。
【図8】 実施の形態3におけるラップアラウンド対応
の最上位ビット用加算器の入出力値の関係を示した図で
ある。
【図9】 実施の形態3において加算回路の動作時にお
ける各加算器の各入出力ビット値を示した図である。
【図10】 実施の形態4の情報処理装置に搭載される
累算器を示したブロック構成図である。
【図11】 実施の形態5におけるデータ変換加算回路
の回路構成図である。
【図12】 実施の形態5におけるデータ変換加算回路
を構成する加算器の構成図である。
【図13】 実施の形態5における加算器の入出力値の
関係を示した図である。
【図14】 実施の形態5においてデータ変換加算回路
の動作時における各加算器の各入出力ビット値を示した
図である。
【図15】 実施の形態6におけるラップアラウンド対
応の最上位ビット用加算器の入出力値の関係を示した図
である。
【図16】 実施の形態6において加算回路の動作時に
おける各加算器の各入出力ビット値を示した図である。
【図17】 実施の形態7の情報処理装置に搭載される
累算器を示したブロック構成図である。
【図18】 実施の形態8における加算回路の回路構成
図である。
【図19】 実施の形態8における加算回路を構成する
加算器の構成図である。
【図20】 実施の形態8における加算器の入出力値の
関係を示した図である。
【図21】 実施の形態8において加算回路の動作時に
おける各加算器の各入出力ビット値を示した図である。
【図22】 実施の形態9におけるラップアラウンド対
応の最上位ビット用加算器の入出力値の関係を示した図
である。
【図23】 実施の形態9において加算回路の動作時に
おける各加算器の各入出力ビット値を示した図である。
【図24】 実施の形態10においてプログラムカウン
タを構成する加算回路の概略的な内部構成を示した図で
ある。
【図25】 実施の形態11における情報処理装置に搭
載される累算器に搭載されるデータ変換加算回路の概略
的な内部構成を示した図である。
【図26】 実施の形態12における情報処理装置の概
略構成図である。
【符号の説明】 1 プログラムカウンタ、2 グレイコードカウンタ、
3,10 コード変換回路、4,15 加算回路、5,
11,16 選択回路、6,6−1〜6−3,12,1
2−1〜12−4,17,17−1〜17−4 加算
器、7,13 累算器、8,14 累算値レジスタ、9
データ変換加算回路、18,19 バイナリコード用
カウンタ、20 グレイコード用カウンタ、21,22
バイナリコード用加算器、23 グレイコード用加算
器、24 アドレス変換機構、25メモリ、26 プロ
グラムファイル。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載した少なくとも1つのレジスタに保
    持され、順次インクリメントされるデータのコード体系
    としてグレイコードを用いることを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 情報処理装置に搭載されるレジスタにお
    いて、 グレイコード体系のデータを保持するカウンタと、 入力されたバイナリコード体系のデータをグレイコード
    体系のデータに変換するコード変換回路と、 前記カウンタに保持されているデータを1ずつインクリ
    メントする加算回路と、 入力される制御信号に従い前記コード変換回路の出力、
    前記加算回路の出力、又は入力された前記カウンタに保
    持されているデータのいずれかを選択して前記カウンタ
    へ出力する選択回路と、 を有することを特徴とするレジスタ。
  3. 【請求項3】 N(N≧2)ビットデータ用の前記加算
    回路は、処理するデータを構成する各ビットに対応させ
    てグレイコード用加算器を配設し、かつN個縦列接続す
    ることで形成され、 第1ビット目に対応した前記グレイコード用加算器は、
    インクリメント値である1、前記カウンタに保持されて
    いるデータの第1ビット目及び第2ビット目に対応した
    前記グレイコード用加算器からの桁下がりデータをそれ
    ぞれ入力とし、また、その各入力データに基づき第2ビ
    ット目に対応した前記グレイコード用加算器へ桁上がり
    データ及び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力と
    し、 第Nビット目に対応した前記グレイコード用加算器は、
    前記カウンタに保持されているデータの第Nビット目及
    び第(N−1)ビット目に対応した前記グレイコード用
    加算器からの桁上がりデータをそれぞれ入力とし、ま
    た、その各入力データに基づき第(N−1)ビット目に
    対応した前記グレイコード用加算器へ桁下がりデータ及
    び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力とし、 N≧3のとき、第M(2≦M≦N−1)ビット目に対応
    した前記各グレイコード用加算器は、前記カウンタに保
    持されているデータの第Mビット目、第(M+1)ビッ
    ト目に対応した前記グレイコード用加算器からの桁下が
    りデータ及び第(M−1)ビット目に対応した前記グレ
    イコード用加算器からの桁上がりデータをそれぞれ入力
    とし、また、その各入力データに基づき第(M+1)ビ
    ット目に対応した前記グレイコード用加算器へ桁上がり
    データ、第(M−1)ビット目に対応した前記グレイコ
    ード用加算器へ桁下がりデータ及び前記選択回路へ加算
    結果をそれぞれ出力とすることを特徴とする請求項2記
    載のレジスタ。
  4. 【請求項4】 情報処理装置に搭載されるレジスタにお
    いて、 グレイコード体系のデータを保持する累算値レジスタ
    と、 入力されたバイナリコード体系のデータをグレイコード
    体系のデータに変換すると共に、コード変換したデータ
    値を前記累算値レジスタに保持されている累算値に加算
    するデータ変換加算回路と、 入力されたバイナリコード体系のデータをグレイコード
    体系のデータに変換するコード変換回路と、 入力される制御信号に従い前記コード変換回路の出力、
    前記データ変換加算回路の出力、又は入力された前記累
    算値レジスタに保持されている累算値のいずれかを選択
    して前記累算値レジスタへ出力する選択回路と、 を有することを特徴とするレジスタ。
  5. 【請求項5】 N(N≧2)ビットデータ用の前記デー
    タ変換加算回路は、処理するデータを構成する各ビット
    に対応させてグレイコード用加算器を配設し、かつN個
    縦列接続することで形成され、 第1ビット目に対応した前記グレイコード用加算器は、
    前記累算値レジスタに保持されているデータの第1ビッ
    ト目、入力されたバイナリコード体系のデータの第1及
    び第2ビット目、並びに第2ビット目に対応した前記グ
    レイコード用加算器からの桁下がりデータをそれぞれ入
    力とし、また、その各入力データに基づき第2ビット目
    に対応した前記グレイコード用加算器へ桁上がりデータ
    及び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力とし、 第Nビット目に対応した前記グレイコード用加算器は、
    前記累算値レジスタに保持されているデータの第Nビッ
    ト目、入力されたバイナリコード体系のデータの第Nビ
    ット目及び第(N−1)ビット目に対応した前記グレイ
    コード用加算器からの桁上がりデータをそれぞれ入力と
    し、また、その各入力データに基づき第(N−1)ビッ
    ト目に対応した前記グレイコード用加算器へ桁下がりデ
    ータ及び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力とし、 N≧3のとき、第M(2≦M≦N−1)ビット目に対応
    した前記各グレイコード用加算器は、前記累算値レジス
    タに保持されているデータの第Mビット目、入力された
    バイナリコード体系のデータの第M及び第(M+1)ビ
    ット目、第(M+1)ビット目に対応した前記グレイコ
    ード用加算器からの桁下がりデータ及び第(M−1)ビ
    ット目に対応した前記グレイコード用加算器からの桁上
    がりデータをそれぞれ入力とし、また、その各入力デー
    タに基づき第(M+1)ビット目に対応した前記グレイ
    コード用加算器へ桁上がりデータ、第(M−1)ビット
    目に対応した前記グレイコード用加算器へ桁下がりデー
    タ及び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力とするこ
    とを特徴とする請求項4記載のレジスタ。
  6. 【請求項6】 情報処理装置に搭載されるレジスタにお
    いて、 グレイコード体系のデータを保持する累算値レジスタ
    と、 入力されたグレイコード体系のデータ値を前記累算値レ
    ジスタに保持されている累算値に加算する加算回路と、 入力される制御信号に従い入力されたグレイコード体系
    のデータ、前記加算回路の出力、又は入力された前記累
    算値レジスタに保持されている累算値のいずれかを選択
    して前記累算値レジスタへ出力する選択回路と、を有す
    ることを特徴とするレジスタ。
  7. 【請求項7】 N(N≧2)ビットデータ用の前記加算
    回路は、処理するデータを構成する各ビットに対応させ
    てグレイコード用加算器を配設し、かつN個縦列接続す
    ることで形成され、 第1ビット目に対応した前記グレイコード用加算器は、
    前記累算値レジスタに保持されているデータの第1ビッ
    ト目、入力されたグレイコード体系のデータの第1ビッ
    ト目及び第2ビット目に対応した前記グレイコード用加
    算器からの桁下がりデータをそれぞれ入力とし、また、
    その各入力データに基づき第2ビット目に対応した前記
    グレイコード用加算器へ桁上がりデータ及び前記選択回
    路へ加算結果をそれぞれ出力とし、 第Nビット目に対応した前記グレイコード用加算器は、
    前記累算値レジスタに保持されているデータの第Nビッ
    ト目、入力されたグレイコード体系のデータの第Nビッ
    ト目及び第(N−1)ビット目に対応した前記グレイコ
    ード用加算器からの桁上がりデータをそれぞれ入力と
    し、また、その各入力データに基づき第(N−1)ビッ
    ト目に対応した前記グレイコード用加算器へ桁下がりデ
    ータ及び前記選択回路へ加算結果をそれぞれ出力とし、 N≧3のとき、第M(2≦M≦N−1)ビット目に対応
    した前記各グレイコード用加算器は、前記累算値レジス
    タに保持されているデータの第Mビット目、入力された
    グレイコード体系のデータの第Mビット目、第(M+
    1)ビット目に対応した前記グレイコード用加算器から
    の桁下がりデータ及び第(M−1)ビット目に対応した
    前記グレイコード用加算器からの桁上がりデータをそれ
    ぞれ入力とし、また、その各入力データに基づき第(M
    +1)ビット目に対応した前記グレイコード用加算器へ
    桁上がりデータ、第(M−1)ビット目に対応した前記
    グレイコード用加算器へ桁下がりデータ及び前記選択回
    路へ加算結果をそれぞれ出力とすることを特徴とする請
    求項6記載のレジスタ。
  8. 【請求項8】 搭載した少なくとも1つのレジスタに保
    持されるデータの一部分のコード体系としてグレイコー
    ドを用いることによって、グレイコード体系で表される
    データ部分とバイナリコード体系で表されるデータ部分
    が混在したコード体系混在データを処理することを特徴
    とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 情報処理装置に搭載されるレジスタにお
    いて、 グレイコード体系で表されたデータ部分と、バイナリコ
    ード体系で表されたデータ部分とが混在して形成された
    コード体系混合データを保持するカウンタと、前記カウ
    ンタに保持されているコード体系混合データを1ずつイ
    ンクリメントする加算回路と、 入力されたバイナリコード体系のデータのうち前記グレ
    イコード体系で表されたデータ部分に対応するデータ部
    分のみをグレイコード体系に変換するコード変換回路
    と、 入力される制御信号に従い前記コード変換回路の出力、
    前記加算回路の出力、又は入力された前記カウンタに保
    持されているコード体系混合データのいずれかを選択し
    て前記カウンタへ出力する選択回路と、 を有し、グレイコード体系とバイナリコード体系とが混
    在したコード体系混合データを保持することを特徴とす
    るレジスタ。
  10. 【請求項10】 前記加算回路は、 処理するコード体系混合データのうち前記グレイコード
    体系で表されたデータ部分の加算を実行する1乃至複数
    のグレイコード体系用加算器群と、 処理するコード体系混合データのうち前記バイナリコー
    ド体系で表されたデータ部分の加算を実行する1乃至複
    数のバイナリコード体系用加算器群と、 を有し、前記各加算器群を縦列接続することで形成され
    ることを特徴とする請求項9記載のレジスタ。
  11. 【請求項11】 前記データは、アドレスデータである
    ことを特徴とする請求項2、3、9、10のいずれかに
    記載のレジスタ。
  12. 【請求項12】 情報処理装置に搭載されるレジスタに
    おいて、 グレイコード体系で表されたデータ部分と、バイナリコ
    ード体系で表されたデータ部分とが混在して形成された
    コード体系混合データを保持する累算値カウンタと、 入力されたバイナリコード体系のデータのうち前記グレ
    イコード体系で表されたデータ部分に対応するデータ部
    分のみをグレイコード体系に変換するコード変換回路
    と、 入力されたバイナリコード体系のデータのうち前記グレ
    イコード体系で表されたデータ部分に対応するデータ部
    分のみをグレイコード体系に変換することによって入力
    データからコード体系混合データを生成すると共に、生
    成したコード体系混合データ値を前記累算値カウンタに
    保持されているコード体系混合データに加算するデータ
    変換加算回路と、 入力される制御信号に従い前記コード変換回路の出力、
    前記データ変換加算回路の出力、又は入力された前記累
    算値カウンタに保持されているコード体系混合データの
    いずれかを選択して前記累算値カウンタへ出力する選択
    回路と、 を有し、グレイコード体系とバイナリコード体系とが混
    在したコード体系混合データを保持することを特徴とす
    るレジスタ。
  13. 【請求項13】 前記データ変換加算回路は、 処理するコード体系混合データのうち前記グレイコード
    体系で表されたデータ部分の加算を実行する1乃至複数
    のグレイコード体系用加算器群と、 処理するコード体系混合データのうち前記バイナリコー
    ド体系で表されたデータ部分の加算を実行する1乃至複
    数のバイナリコード体系用加算器群と、 を有し、前記各加算器群を縦列接続することで形成され
    ることを特徴とする請求項12記載のレジスタ。
  14. 【請求項14】 請求項11記載のレジスタに保持され
    ているデータをアドレスポインタとして使用する場合、
    バイナリコード体系で表されたアドレス順に並んだデー
    タを、グレイコード体系で表されたアドレス順に並び替
    えてロードするアドレス変換機構を有することを特徴と
    する請求項1記載の情報処理装置。
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