JP2003004921A - 開放型多孔質反射体 - Google Patents

開放型多孔質反射体

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JP2003004921A JP2001192666A JP2001192666A JP2003004921A JP 2003004921 A JP2003004921 A JP 2003004921A JP 2001192666 A JP2001192666 A JP 2001192666A JP 2001192666 A JP2001192666 A JP 2001192666A JP 2003004921 A JP2003004921 A JP 2003004921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顔料や金属を含まず、簡便に、比較的低エネル
ギーで製造することができ、優れた拡散反射率を有する
開放型多孔質反射体を提供する。 【解決手段】無溶剤熱硬化型樹脂(A)とその硬化剤
(C)、および該無溶剤熱硬化型樹脂と相溶するポリア
ルキレンオキサイド、ポリアルキレングリコール類
(B)を均一に混合し硬化させた成形物から、(B)成
分を溶媒(D)で溶出して得られ、380nm〜250
0nmの領域での拡散反射率が75%以上である開放型
多孔質反射体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた拡散反射率
を必要とする部位、特に建築物の天井や壁、照明機器等
に使用される開放型多孔質反射体に関する。
【0002】
【従来技術】部屋内部等をより明るくするためには、光
源である照明機器を明るいものにすればよいが、消費電
力が大きくなるので、コストがかかるという問題があ
り、さらにはエネルギー消費問題等にもつながってい
く。そこで、部屋内部等をより明るくし、かつ、消費電
力を抑えるために、照明機器の笠部分や天井、壁等には
優れた拡散反射率を有する材料が要求される。
【0003】上記のような材料として、一般に、各種基
材の表面に金属を蒸着させた金属鏡面を形成する光反射
体が知られている。この光反射体は、光の全反射率は高
いが、拡散反射率が低いため、反射光がまぶしく感じら
れるという問題がある。また、酸化チタンなどの白色顔
料を含むフィルムからなる光反射体も知られているが、
光反射体の背面への光の漏洩を抑制するために、顔料の
添加量を多くすると比重が重くなり、コストがかかると
いう問題に加え、特定波長の光を吸収するため、顔料の
添加量の増加にともない光損失が無視できなくなり、反
射率が低下するという問題がある。
【0004】これに対し、WO97/01117には、
熱可塑性ポリエステル発泡体からなる多孔質の反射体が
提案されている。しかし、優れた全反射率、拡散反射率
を得るためには、熱可塑性ポリエステル樹脂中に微細気
泡を形成させる必要があるため、まず無発泡の熱可塑性
ポリエステル樹脂シートを形成させ、これを加圧不活性
ガス中に保持し、加圧不活性ガスを含有させた熱可塑性
ポリエステル樹脂シートを常圧下で加熱して発泡させる
という非常に複雑な工程が必要である。さらに、熱をか
けているため製造に費やすエネルギーが大きくなるとい
う問題もかかえている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、顔料
や金属を含まず、簡便に、比較的低エネルギーで製造す
ることができ、優れた拡散反射率を有する多孔質反射体
を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、相溶系から
非相溶系への変化において、ミクロ相分離を生じる混合
物を、成形硬化後に一方の成分を溶出するという手法に
より得られる開放型の多孔質反射体が、優れた拡散反射
率を有することを見出した。
【0007】すなわち、本発明は、 1.無溶剤熱硬化型樹脂(A)、該無溶剤熱硬化型樹脂
と相溶するポリアルキレンオキサイド、ポリアルキレン
グリコール、又はそれらの誘導体の何れかから選択され
る1種以上(B)、及び該熱硬化型樹脂の硬化剤、又は
硬化触媒(C)を含有し、(A)、(B)、(C)が、
重量比にて(A)+(C):(B)=1:0.1〜5と
なるように配合された全原料を均一に混合し、硬化させ
た成形物から、(B)成分を溶媒(D)で溶出して得ら
れ、380nm〜2500nmの領域での拡散反射率が
75%以上である開放型多孔質反射体。
【0008】2.(A)が無溶剤エポキシ樹脂、(C)
が該無溶剤エポキシ樹脂の硬化剤であることを特徴とす
る1.に記載の開放型多孔質反射体。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における開放型多孔質反射
体は、380nm〜2500nmの領域での拡散反射率
の最低値が75%以上であることが必要である。拡散反
射率が、このような値であることにより、部屋内部等を
明るくし、かつ、電力消費量を抑制することができ、経
済的にも有利である。なお、本発明における拡散反射率
は、分光光度計(株式会社島津製作所製、UV−310
0)により測定した値であり、硫酸バリウムの微粉末を
固めた白板の拡散反射率を100%とする拡散反射率の
相対値で示した。
【0010】本発明における開放型多孔質反射体は、金
属や顔料を含んでおらず、軽量かつ低コストを実現でき
るものであるが、必要に応じて、少量の金属や顔料を付
与することもできる。
【0011】本発明における開放型多孔質反射体は、無
溶剤熱硬化型樹脂(A)、該無溶剤熱硬化型樹脂と相溶
するポリアルキレンオキサイド、ポリアルキレングリコ
ール、又はそれらの誘導体の何れかから選択される1種
以上(B)、及び該熱硬化型樹脂の硬化剤、又は硬化触
媒(C)を混合し、その硬化過程において、(A)成分
及び(C)成分と(B)成分を相分離させ、(B)成分
を溶媒(D)で溶出して得られるものである。この時、
(A)成分、(B)成分及び(C)成分は硬化過程にお
ける相分離を阻害しないものであれば特に限定されず使
用することができる。
【0012】本発明における(A)無溶剤熱硬化型樹脂
(以下、「(A)成分」という。)は、無溶剤系であ
り、液状を示す熱硬化型樹脂であれば特に限定されるも
のではないが、多孔体製造時の取扱いの容易さや、完成
した多孔体の耐久性、耐候性を考慮すると、無溶剤エポ
キシ樹脂、無溶剤ポリウレタン樹脂主剤、無溶剤シリコ
ーン樹脂が好適に用いられる。さらに望ましくは無溶剤
エポキシ樹脂が用いられる。また、それらの樹脂の付加
物や改質樹脂も使用することができる。
【0013】無溶剤エポキシ樹脂としては、ビスフェノ
ールAとエピクロルヒドリン等の縮合反応により得られ
るエピ−ビス型のビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型
エポキシ樹脂が一般的に用いられる。また、その他にフ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA
ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エ
ポキシ樹脂、ジアミノジフェニルメタン型エポキシ樹脂
等があげられる。その他、特殊なものとして、β−メチ
ルエピクロ型、グリシジルエーテル型、グリシジルエス
テル型、ポリグリコールエーテル型、グリコールエーテ
ル型、ウレタン変性エポキシ樹脂等の各エポキシ樹脂も
使用できる。また、稀釈剤としてn−ブチルグリシジル
エーテル、アリルグリシジルエーテル、2−エチルヘキ
シルグリシジルエーテル、スチレンオキサイド、フェニ
ルグリシジルエーテル、クレジルグリシジルエーテル、
グリシジルメタクリレート、ビニルシクロヘキセンモノ
エポキサイド、ジグリシジルエーテル等のものを適宜使
用することができる。
【0014】無溶剤ポリウレタン樹脂主剤としては、ポ
リエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アク
リルポリオール等がある。
【0015】ポリエーテルポリオール類としては、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、グルコース、ソルビトール、シュ
ークロース等の多価アルコールの1種又は2種以上にプ
ロピレンオキサイド、エチレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド、スチレンオキサイド等の1種又は2種以上を
付加して得られるポリオール類、および、前記多価アル
コールにテトラヒドロフランを開環重合により付加して
得られるポリオキシテトラメチレンポリオール類が例示
できる。
【0016】ポリエステルポリオール類としてはエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキ
サンジメタノール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ンあるいはその他の低分子ポリオールの1種又は2種以
上とグルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン
酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ダイマ
ー酸、水添ダイマー酸あるいはその他の低分子ジカルボ
ン酸やオリゴマー酸の1種又は2種以上との縮合重合体
及びプロピオラクトン、カプロラクトン、バレロラクト
ン等の環状エステル類の開環重合体等のポリオール類が
例示できる。又、複数のエポキシ基を含有するエポキシ
化合物によって、ポリオールを変性したエポキシ変性ポ
リオールも使用できる。
【0017】無溶剤シリコーン樹脂としては、1官能性
シロキサン単位(R SiO1/ )、2官能性シロ
キサン単位(R SiO2/2)、3官能性シロキサ
ン単位(RSiO3/2)、4官能性シロキサン単位
(SiO4/2)の4種類を、その構成比率を変えて組
み合わせ加水分解反応させることにより製造した低縮合
ポリシロキサンであり、溶剤稀釈しない状態においても
液状となるものである。ここで各シロキサン単位のR
は、互いに同一または異種の置換または非置換の炭素数
1から3の一価炭化水素基を示し、メチル基、エチル
基、プロピル基等のアルキル基、ビニル基、アリル基、
プロペニル基等のアルケニル基、フェニル基、およびこ
れらの基の水素原子がハロゲン原子等で置換されたもの
が例示される。この液状物を適当な触媒を配合して、さ
らに加水分解縮合させて、架橋させることにより、成形
物を製造することができる。
【0018】特にシリコーン中間体といわれる直鎖状オ
ルガノシロキサンオリゴマーは、常温における流動性が
高く取り扱い易いため好ましい。これは、アルコキシ基
を有する3官能性シロキサン単位(RSi(OR)O
2/2)単独、または、アルコキシ基を有する3官能性
シロキサン単位(RSi(OR)O2/2)と2官能
性シロキサン単位(R SiO2/2)を含有するも
のである。ここで各シロキサン単位のRは、互いに同
一または異種の置換または非置換の炭素数1から3の一
価炭化水素基を示し、メチル基、エチル基、プロピル基
等のアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基等
のアルケニル基、フェニル基、およびこれらの基の水素
原子がハロゲン原子等で置換されたものが例示される。
又、Rはメチル基、エチル基を示す。
【0019】無溶剤シリコーン樹脂が、アルコキシ基含
有3官能性シロキサン単位(RSi(OR)
2/2)と、アルコキシ基含有2官能性シロキサン単
位(R SiO2/2)からなる場合の両者の比率
は、特に限定されることがなく、必要とする多孔体の耐
久性を考慮して適宜調整すれば良い。
【0020】無溶剤シリコーン樹脂は、従来公知の方法
によって製造されているメチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシ
シラン等の3官能性オルガノアルコキシシランや2官能
性オルガノアルコキシシランを適当な触媒の存在下に加
水分解縮合させることにより得られる。
【0021】次に、本発明における(B)ポリアルキレ
ンオキサイド、ポリアルキレングリコールおよびその誘
導体(以下「(B)成分」という。)は、最終的に後述
する(D)成分への浸漬により、溶出可能であれば特に
限定されるものではなく、場合によっては二量体、三量
体を使用することも可能である。例示するとジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジメチレングリコール、エチルエチレングリコー
ル、β−ブチレングリコール、ジエチレングリコールエ
チルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリメチレングリコール、ポリエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール
ジグリシジルエーテル−アクリル酸付加物、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル−アクリル酸付加
物、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロ
ピレングリコールジアクリレート、ポリエーテル変性ポ
リジメチルシロキサン等である。
【0022】特に(A)成分として、無溶剤ポリウレタ
ン樹脂主剤を使用する場合、無溶剤シリコーン樹脂を使
用する場合は、硬化剤との反応を避けるために、水酸基
を含有しないポリエチレングリコールジグリシジルエー
テル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル−
アクリル酸付加物等が好適に用いられる。
【0023】(B)の分子量は、特に限定されないが、
好ましくは100〜1000、さらに好ましくは300
〜700であれば、(D)成分により好適に溶解するこ
とができ、優れた拡散反射率を有する開放型多孔質反射
体を形成することができる。
【0024】次に、本発明における(C)無溶剤熱硬化
型樹脂の硬化剤(以下「(C)成分」という。)は、
(A)成分の硬化剤として機能し、(A)成分の架橋に
よるさらなる高分子化を促すものであれば特に限定され
るものではなく、場合により硬化触媒でもよい。
【0025】このような(C)成分は、例えば、(A)
成分として無溶剤エポキシ樹脂を使用する場合は、
(C)成分として、エチレンジアミン、ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミン、イミノビスプロピルアミン(ジプロピレントリ
アミン)、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、1,3,
6−トリスアミノメチルヘキサン、ポリメチレンジアミ
ン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、ポリエーテル
ジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルア
ミノプロピルアミン、アミノエチルエタノールアミン等
の脂肪族アミン類、メンセンジアミン、イソフォロンジ
アミン、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシ
ル)メタン、N−アミノエチルピペラジン、メタキシリ
レンジアミン等の脂環族ポリアミン、メタフェニレンジ
アミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニ
ルスルホン、ベンジルジメチルアミン、ジメチルアミノ
メチルベンゼン等の芳香族アミン、ポリアミンエポキシ
樹脂アダクト、ポリアミン−エチレンオキシドアダク
ト、ポリアミン−プロピレンオキシドアダクト、シアノ
エチル化ポリアミン、ケチミン、芳香族酸無水物、環状
脂肪族酸無水物、脂肪族酸無水物、ハロゲン化酸無水
物、ダイマー酸とポリアミンの縮合によって生成するポ
リアミド樹脂があげられる。
【0026】次に、(A)成分として無溶剤ポリウレタ
ン樹脂主剤を使用する場合は、ポリイソシアネート硬化
剤を配合する。このような硬化剤としては、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ポリメリックジフェニルメタン
ジイソシアネート、2,4’−トルエンジイソシアネー
ト、2,6’−トルエンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネート、イソプロピリデンビス
(4−シクロヘキシルイソシアネート)等の三量体もし
くは四量体以上の多量体およびそれらの混合物、または
これらポリイソシアネート類とプロパンジオール、ブタ
ンジオール、ヘキサンジオール、ポリエチレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等
の多価アルコール化合物や水との反応により生成される
化合物等で、2個以上のイソシアネート基を有する化合
物があげられる。
【0027】次に(A)成分として無溶剤シリコーン樹
脂を使用する場合は、(C)成分として、加水分解縮合
用触媒であれば特に限定されるものではないが、蟻酸、
酢酸、モノクロロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、マレイン
酸、蓚酸、クエン酸等の有機酸、塩酸、硝酸、リン酸、
硫酸等の無機酸、トリエチルアミン等の塩基性化合物
類、テトラエトキシチタン、テトライソプロポキシチタ
ン、テトラn−ブトキシチタン、チタン2−エチルヘキ
シオキシド、チタンジイソプロポキサイドビス(エチル
アセトアセテート)、チタンジn−ブトキサイド(ビス
−2,4−ペンタンジオネート)、チタンジイソプロポ
キサイド(ビス−2,4−ペンタンジオネート)、ジn
−ブトキシビス(トリエタノールアミナト)チタン、テ
トライソプロポキシチタン縮合物、テトラn−ブトキシ
チタン縮合物等のチタンアルコキシドまたはその縮合
物、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫ジオクトエート、オクトエ酸第一錫、ナ
フテン酸第一錫、オレイン酸第一錫、イソ酪酸第一錫、
リノール酸第一錫、ステアリン酸第一錫、ベンゾール酸
第一錫、ステアリン酸第一錫、ナフトエ酸第一錫、ラウ
リン酸第一錫、o−チム酸第一錫、β−ベンゾイルプロ
ピオン酸第一錫、クロトン酸第一錫、トロパ酸第一錫、
p−ブロモ安息香酸第一錫、パルミトオレイン酸第一
錫、桂皮酸第一錫、およびフェニル酢酸第一錫のような
カルボン酸の錫塩等の有機錫化合物があげられる。
【0028】本発明のおける(D)成分は、(A)成分
を溶出せず、(B)成分を溶出させるものであれば特に
限定されないが、例えば(A)成分として、エポキシ樹
脂を使用する場合は、水、アルコール類、ミネラルスピ
リット等が使用される。特に、環境汚染等を考慮し、水
が好適に使用される。
【0029】次に、(A)成分として、無溶剤ポリウレ
タン樹脂主剤を使用する場合は、水、アルコール類、を
用いることができる。特に、環境汚染等を考慮し、水が
好適に使用される。
【0030】次に、(A)成分として、無溶剤シリコー
ン樹脂を使用する場合は、水、アルコール類、ミネラル
スピリット等を用いることができる。特に、環境汚染等
を考慮し、水が好適に使用される。
【0031】本発明において、(A)成分は無溶剤熱硬
化型樹脂であるが、(B)成分、(C)成分を加えた混
合物においては、系の安定性や混合物の取り扱いのし易
さを目的として、本発明の効果を損なわない程度におい
て、若干の溶剤や添加剤、充填材等を配合してもよい。
【0032】本発明のような混合系において、一方の成
分が架橋反応等により高分子化した場合には、高分子量
化に伴う相溶性の変化によるミクロ相分離が生じる。し
たがって(A)成分及び(C)成分と(B)成分とが、
相互に均等に相分離した構造が発生する。
【0033】本発明においては、(A)成分と(C)成
分の合計量に対して、(B)成分の重量比率が1:0.
1〜5、好ましくは1:0.5〜3となるように混合す
る。このような混合比率であるときに、最終的にミクロ
相分離し、架橋反応した(A)成分の間隙に、(B)成
分が連続相として相分離可能となる。このとき(B)成
分を(D)成分にて溶出することで、連通孔が多数生じ
た開放型多孔体が形成されるものである。
【0034】(B)成分を(D)成分で溶出した場合に
形成される連通孔は、架橋反応した(A)成分の間隙に
相当し、およそ10μm以下〜nm単位の比較的均一な
細孔構造の形成が可能である。本発明では、例えば前述
のWO97/01117の様な方法等に比べて、優れた
拡散反射率を有する多孔体を、より簡便な方法で形成す
ることができる。尚、(A)成分と(C)成分の合計量
に対して、(B)成分の重量比率が0.1より少ない場
合は、(B)成分が連続相とならないため、連通孔を形
成し難く、拡散反射率が低下し、5より多い場合は、全
体の強度が弱くなるため成形物そのものを形成し難く、
好ましくない。また、溶出した混合液は、公知の方法で
分離し再利用することができる。
【0035】このような方法により得られた反射体は、
それ自体で優れた拡散反射率を示すので単独で用いるこ
ともできるし、また金属鏡面、ガラス及び樹脂等の基材
を背面に積層することもできる。また、必要に応じ、拡
散反射率を損なわない程度に、表面に被覆層を積層する
こともできる。この時、反射板の厚みは、特に限定され
ず使用用途により適宜設定すればよい。さらに、この反
射体は開放型であり、水蒸気の吸脱着において、ヒステ
リシス特性を示し、調湿性を有する建材への応用も可能
である。また、吸音性及び制振性等の機能も有する。
【0036】また、開放型多孔質反射体は、可視光、近
赤外領域だけでなく、他の電磁波領域においても優れた
反射率を示し、さらに、メッキ処理等の何らかの処理を
施すことにより、より優れた反射率を示すことができ
る。
【0037】(実施例1)表1に示した原料を使用し
て、(A)成分、(B)成分、(C)成分を、表2に示
した比率にて配合し、混合物を調整した。混合物をディ
ゾルバーにて、周速1m/sec、1分間の条件にて攪拌
し、混合液を作製した。この時、目視では透明であり、
相溶状態は良好であった。得られた混合液を、L140
mm×W45mm×H2mmの型枠に14g流し込み雰
囲気温度50℃で48時間加熱硬化させた。その過程に
おいて、(A)成分及び(C)成分と(B)成分との相
分離が生じた。その後、型枠より取り出し硬化体を得
た。得られた硬化体を48時間、50℃の水に浸漬し
て、その後、48時間、50℃乾燥熟成した。得られた
開放型多孔質反射体について、以下の物性測定を行っ
た。尚、溶出した(B)成分は、蒸留し、再利用した。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】(物性測定) 1.比表面積 開放型多孔質反射体に対して、真空脱気を2時間行い。
その後、柴田科学機器工業株式会社製の表面積測定装置
P−700型にて、死容積測定ガスはヘリウム、吸着ガ
スは窒素にて、比表面積を測定した。比表面積の測定
は、それぞれ3回行いその平均値を表2に示した。
【0041】2.見かけ密度 見かけ密度については、100mlの比重カップを用い
た置換法により測定した。但し、細孔内の空隙が水と置
換されないように開放型多孔質反射体表面をシリコン系
撥水剤で処理し測定した。測定はそれぞれ3回行い平均
値を求め、表2に示した。
【0042】3.拡散反射率 拡散反射率については、分光光度計(株式会社島津製作
所製、UV-3100)により、波長380〜2500
nmの領域で測定し、図1に示した。なお、硫酸バリウ
ムの微粉末を固めた白板の拡散反射率を100%とし
て、拡散反射率の相対値で示した。
【0043】上述の試験の結果、比表面積が大きく、走
査電子顕微鏡にてその断面を確認したところ、0.1μ
m程度以下の微細な孔を多数有する開放型多孔質反射体
が得られた。この開放型多孔質反射体の拡散反射率は図
1にも示すように、380〜2500nmの範囲で75
%以上であり、優れた拡散反射率を示すことが確認され
た。
【0044】(実施例2)実施例1と同様に、(A)成
分、(B)成分、(C)成分の混合物の相溶状態は良好
であり、硬化過程において(A)成分及び(C)成分と
(B)成分の相分離が発生し、乾燥熟成後の開放型多孔
質反射体は、比表面積が大きく、走査電子顕微鏡にてそ
の断面を確認したところ、0.5μm程度以下の微細な
孔を多数有する開放型多孔質反射体が得られた。この開
放型多孔質反射体の拡散反射率は図1に示すように、3
80〜2500nmの範囲で75%以上であり、優れた
拡散反射率を示すことが確認された。
【0045】(実施例3)実施例1と同様に、(A)成
分、(B)成分、(C)成分の混合物の相溶状態は良好
であり、硬化過程において(A)成分及び(C)成分と
(B)成分の相分離が発生し、乾燥養生後の形成された
開放型多孔質反射体は、比表面積が大きく、走査電子顕
微鏡にてその断面を確認したところ、2.0μm程度以
下の微細な孔を多数有する開放型多孔質反射体が得られ
た。この開放型多孔質反射体の拡散反射率は図1に示す
ように、380〜2500nmの範囲で75%以上であ
り、優れた拡散反射率を示すことが確認された。
【0046】(比較例1)実施例1と同様の手順によっ
て、反射体の製造を試みたが、その過程において、
(B)成分が含まれておらず、開放型多孔質反射体を形
成することができなかった。拡散反射率も実施例1〜3
に比べて劣る結果となり、さらに顔料が含まれているの
で比重も大きくなった。
【0047】(比較例2)実施例1と同様の手順によっ
て、反射体の製造を試みたが、(A)成分、(B)成
分、(C)成分を混合した段階で、混合物は白濁してし
まった。また、(B)成分の溶出の際に、硬化物が崩壊
してしまい。開放型多孔質反射体を脱型することができ
なかった。
【0048】
【発明の効果】本発明は、顔料や金属を含まず、簡便
に、比較的低エネルギーで製造することができ、優れた
拡散反射率を有するため照明機器等の消費電力を抑える
ことができる開放型多孔質反射体を提供することが可能
である。また、この反射体は開放型であり、水蒸気の吸
脱着において、ヒステリシス特性を示し、調湿性を有す
る建材への応用も可能である。また、吸音性及び制振性
等の機能も有する。さらに、開放型多孔質反射体にメッ
キ処理等の何らかの処理を施すことにより、可視光、近
赤外域だけでなく、他の電磁波領域においても優れた反
射率を示すことができる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1〜3、および比較例1の拡散反
射率試験の測定結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 BA03 BA14 BA16 DA11 DB08 DE08 4F074 AA64 AA76 AD04 CB34 CB43 CB45 CC29Y DA59

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無溶剤熱硬化型樹脂(A)、該無溶剤熱硬
    化型樹脂と相溶するポリアルキレンオキサイド、ポリア
    ルキレングリコール、又はそれらの誘導体の何れかから
    選択される1種以上(B)、及び該熱硬化型樹脂の硬化
    剤、又は硬化触媒(C)を含有し、(A)、(B)、
    (C)が、重量比にて(A)+(C):(B)=1:
    0.1〜5となるように配合された全原料を均一に混合
    し、硬化させた成形物から、(B)成分を溶媒(D)で
    溶出して得られ、380nm〜2500nmの領域での
    拡散反射率が75%以上である開放型多孔質反射体。
  2. 【請求項2】(A)が無溶剤エポキシ樹脂、(C)が該
    無溶剤エポキシ樹脂の硬化剤であることを特徴とする請
    求項1に記載の開放型多孔質反射体。
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