JP2003004107A - 無段階、自動変速装置。 - Google Patents
無段階、自動変速装置。Info
- Publication number
- JP2003004107A JP2003004107A JP2001232883A JP2001232883A JP2003004107A JP 2003004107 A JP2003004107 A JP 2003004107A JP 2001232883 A JP2001232883 A JP 2001232883A JP 2001232883 A JP2001232883 A JP 2001232883A JP 2003004107 A JP2003004107 A JP 2003004107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- rotation
- shaft
- automatic transmission
- continuously variable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】エネルギーロスが少ない、自動車などの無段
階、自動変速装置。 【解決手段】入力軸1に直結した螺刻軸3とねじ対偶す
るボス6を持ち、ばね4を介して入力軸1の回転を受け
る歯車5と、該回転のトルクを変えて出力軸9に伝え
る、変速費の異なる二対の歯車列7,8と11,12か
ら構成し、原動機から作動軸へと伝えられる回転を細か
く等分に区切り、一区切り事の回転を変速比の異なる二
対のギヤーに配分比を変えて振り分けながら、機械的に
直結したまま作動軸で必要な無段階の回転力を編み出し
て行く自動変速装置である。
階、自動変速装置。 【解決手段】入力軸1に直結した螺刻軸3とねじ対偶す
るボス6を持ち、ばね4を介して入力軸1の回転を受け
る歯車5と、該回転のトルクを変えて出力軸9に伝え
る、変速費の異なる二対の歯車列7,8と11,12か
ら構成し、原動機から作動軸へと伝えられる回転を細か
く等分に区切り、一区切り事の回転を変速比の異なる二
対のギヤーに配分比を変えて振り分けながら、機械的に
直結したまま作動軸で必要な無段階の回転力を編み出し
て行く自動変速装置である。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの自動変速
装置である。 【0002】 【従来の技術】従来の自動変速装置は、流体やベルトを
用いた物など、伝達効率が悪い物や長時間使用すると、
故障の原因になる物が多かった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、入力から出
力まで機械的に直結した構造にする事で、滑りで失われ
るエネルギーを減らし、摩耗に依る故障なども少なくし
た。 【0004】 【課題を解決するための手段】入力軸に直結した螺刻軸
3とねじ対偶するボス6を持った歯車5に、ばね4を介
して入力軸の回転を伝える。歯車5の回転力は、変速比
の異なる二対のギヤーのどちらか一方を通じて出力軸9
に伝わる。 【0005】 【作用】両端のトルク隔差に依る、ばね4のねじれで起
きる入力軸と歯車5の回転ずれを、ねじの作用で左右の
動きに変え、その動きで回転力の流れを変速比の異なる
二対のギヤーに振り分けて、変化する作動軸の回転負荷
に対応した無段階の回転力に変換する。 【0006】 【実施例】原動機からの回転力が、入力軸1に固設した
円板2に一端を固定されたコイルばね4に依って、他端
に固定された円筒形の歯車5を回転させる。歯車5の回
転は、『のこ歯』どうしで歯合したトップギヤ7→8で
低いトルクに変換されて、出力軸9へ伝わる。一方、歯
車5の中心に固設された軸10からは、ローギヤ11→
12で変換された高いトルクが出力軸9に伝わるが、軸
10と歯車11は一方向の回転時だけつながる構造の
為、トップギヤからのトルクが歯車5へ逆流する事はな
い。作動軸の高い回転負荷が、ギヤ比の高い歯車列8→
7を通じて歯車5に係ると、コイルばね4に生じたねじ
れに依り歯車5の回転が入力軸より遅れてくる。それに
比例して、入力軸に直結した螺刻軸3とねじ対偶するボ
ス6をもつ歯車5は入力軸側に引き寄せられ、歯車7と
の歯合幅が浅くなって行き、28、8度遅れた瞬間、歯
合が解ける。コイルばねの反発力で空転した歯車5の回
転力は軸10からローギヤ11→12で高いトルクに変
換されて出力軸9に伝わり、入力軸との回転ずれが解消
した歯車5は、一歯ずれて再び歯車7と歯合する。以上
の様に、変化する作動軸の回転負荷に合った頻度で、ト
ップギヤーとの歯合ずれを発生させる事に依り、二段階
のギヤーを利用して無段階の自動変速を可能にした装置
である。これは、五倍変速の例であるが、ばねの強度、
ギヤ比などは用途に合わせて変更出来る。
装置である。 【0002】 【従来の技術】従来の自動変速装置は、流体やベルトを
用いた物など、伝達効率が悪い物や長時間使用すると、
故障の原因になる物が多かった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、入力から出
力まで機械的に直結した構造にする事で、滑りで失われ
るエネルギーを減らし、摩耗に依る故障なども少なくし
た。 【0004】 【課題を解決するための手段】入力軸に直結した螺刻軸
3とねじ対偶するボス6を持った歯車5に、ばね4を介
して入力軸の回転を伝える。歯車5の回転力は、変速比
の異なる二対のギヤーのどちらか一方を通じて出力軸9
に伝わる。 【0005】 【作用】両端のトルク隔差に依る、ばね4のねじれで起
きる入力軸と歯車5の回転ずれを、ねじの作用で左右の
動きに変え、その動きで回転力の流れを変速比の異なる
二対のギヤーに振り分けて、変化する作動軸の回転負荷
に対応した無段階の回転力に変換する。 【0006】 【実施例】原動機からの回転力が、入力軸1に固設した
円板2に一端を固定されたコイルばね4に依って、他端
に固定された円筒形の歯車5を回転させる。歯車5の回
転は、『のこ歯』どうしで歯合したトップギヤ7→8で
低いトルクに変換されて、出力軸9へ伝わる。一方、歯
車5の中心に固設された軸10からは、ローギヤ11→
12で変換された高いトルクが出力軸9に伝わるが、軸
10と歯車11は一方向の回転時だけつながる構造の
為、トップギヤからのトルクが歯車5へ逆流する事はな
い。作動軸の高い回転負荷が、ギヤ比の高い歯車列8→
7を通じて歯車5に係ると、コイルばね4に生じたねじ
れに依り歯車5の回転が入力軸より遅れてくる。それに
比例して、入力軸に直結した螺刻軸3とねじ対偶するボ
ス6をもつ歯車5は入力軸側に引き寄せられ、歯車7と
の歯合幅が浅くなって行き、28、8度遅れた瞬間、歯
合が解ける。コイルばねの反発力で空転した歯車5の回
転力は軸10からローギヤ11→12で高いトルクに変
換されて出力軸9に伝わり、入力軸との回転ずれが解消
した歯車5は、一歯ずれて再び歯車7と歯合する。以上
の様に、変化する作動軸の回転負荷に合った頻度で、ト
ップギヤーとの歯合ずれを発生させる事に依り、二段階
のギヤーを利用して無段階の自動変速を可能にした装置
である。これは、五倍変速の例であるが、ばねの強度、
ギヤ比などは用途に合わせて変更出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図である。
【符号の説明】
1 入力軸
2 入力軸とコイルばねの一端を固定する為の円板
3 入力軸に直結し、円周面にねじが刻まれた軸
ねじのピッチ:(360度÷歯車7ののこ歯数)−(3
60度÷歯車7の平歯数)=のこ歯の歯たけ分のずれ 4 コイルばね 5 片縁面に、のこ歯が刻まれた円筒形の歯車(歯数1
0枚) のこ歯:山の稜線の片側が頂点から垂直に切れ込んだ直
角三角の歯 6 軸3とねじ対偶する、歯車5のボス 7 円周面に平歯(歯数50枚)、片縁面にのこ歯(歯
数10枚)が刻まれた円筒形の歯車 8 歯車7の平歯と歯合して、トップギヤーの役目をす
る歯車(歯数10枚) 9 出力軸 10 歯車5に固設され、歯車5の回転を歯車11に伝
える軸 11 軸10の回転を歯車12に伝えるが、歯車12か
ら受けた回転は軸10に伝えない構造の歯車(歯数20
枚) 12 歯車11と歯合して、ローギヤの役目をする歯車
(歯数20枚) 13 支柱 14 ボルト
60度÷歯車7の平歯数)=のこ歯の歯たけ分のずれ 4 コイルばね 5 片縁面に、のこ歯が刻まれた円筒形の歯車(歯数1
0枚) のこ歯:山の稜線の片側が頂点から垂直に切れ込んだ直
角三角の歯 6 軸3とねじ対偶する、歯車5のボス 7 円周面に平歯(歯数50枚)、片縁面にのこ歯(歯
数10枚)が刻まれた円筒形の歯車 8 歯車7の平歯と歯合して、トップギヤーの役目をす
る歯車(歯数10枚) 9 出力軸 10 歯車5に固設され、歯車5の回転を歯車11に伝
える軸 11 軸10の回転を歯車12に伝えるが、歯車12か
ら受けた回転は軸10に伝えない構造の歯車(歯数20
枚) 12 歯車11と歯合して、ローギヤの役目をする歯車
(歯数20枚) 13 支柱 14 ボルト
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力軸1に直結した螺刻軸3とねじ対偶
するボス6を持ち、ばね4を介して入力軸1の回転を受
ける歯車5と、該回転のトルクを変えて出力軸9に伝え
る、変速比の異なる二対の歯車列(7−8)と(11−
12)から成る無段階、自動変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001232883A JP2003004107A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 無段階、自動変速装置。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001232883A JP2003004107A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 無段階、自動変速装置。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003004107A true JP2003004107A (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=19064731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001232883A Pending JP2003004107A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 無段階、自動変速装置。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003004107A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007028986A1 (en) * | 2005-09-08 | 2007-03-15 | Fitch Anthony R | A gearbox |
WO2021160946A1 (fr) * | 2020-02-13 | 2021-08-19 | Franck Guigan | Transmission à arbre et crabot liés par filetage |
-
2001
- 2001-06-25 JP JP2001232883A patent/JP2003004107A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007028986A1 (en) * | 2005-09-08 | 2007-03-15 | Fitch Anthony R | A gearbox |
WO2021160946A1 (fr) * | 2020-02-13 | 2021-08-19 | Franck Guigan | Transmission à arbre et crabot liés par filetage |
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