JP2003003399A - 再生可能記録紙及び記録紙再生方法 - Google Patents

再生可能記録紙及び記録紙再生方法

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JP2003003399A
JP2003003399A JP2001191239A JP2001191239A JP2003003399A JP 2003003399 A JP2003003399 A JP 2003003399A JP 2001191239 A JP2001191239 A JP 2001191239A JP 2001191239 A JP2001191239 A JP 2001191239A JP 2003003399 A JP2003003399 A JP 2003003399A
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Yukio Watanabe
幸生 渡辺
Junichi Nakayama
純一 中山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生可能回数の多い記録紙を再生することが
できる記録紙再生方法を提供すること。 【構成】 記録面に記録装置で記録剤による画像を記録
した後、再生時には、光照射手段を作用させて光照射に
より記録紙との密着性が弱くなる光変性材料を除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録面に記録した
記録剤を除去することにより再使用可能な再生可能記録
紙とその再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報量の増大とその伝達のため
に、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の
各種出力機器が多く用いられている。これらの機器の存
在なくしては社会活動が効率良く円滑に推進しないのは
事実であるが、その反面、これらの機器の使用頻度の増
大による紙の使用量の増加に伴い、森林資源の破壊、都
市におけるゴミの問題等が社会的な大問題となっている
ことも事実である。
【0003】上記問題を解決するために、磁気テープ、
フロッピディスク、光ディスク等の記憶媒体を用いての
ペーパーレスの概念が導入されつつあるが、従来通り印
字された紙による確認が一般的に行われており、紙の使
用量は依然として増加している。
【0004】又、都市におけるゴミの問題に対しては、
紙のリサイクルを目的として、紙の分別回収が自治体に
より推進されており、それなりの効果を上げてはいる
が、未だ充分ではない。
【0005】一方、前記出力機器の中では、その印字品
質、印字速度、カラー対応、紙の種類に対する自由度等
から電子写真方式の出力機器が好ましく用いられてお
り、今後とも増加すると推測されている。これらの電子
写真方式における前記問題の解決に対する試みの1つ
は、特開平5−134448号公報等に開示されている
消色トナーである。このトナーを用いた複写機による印
字物に特定の波長の光を照射することにより、前記印字
を消色することができる。これによって消色された紙を
再度使用することができ、紙資源の節約が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この消色ト
ナーを用いた電子写真用現像剤には、次に述べるような
電子写真なるが故の不具合点が幾つか存在する。
【0007】電子写真方式には幾つかの方式があるが、
前記消色トナーが好ましく用いられる方式は所謂2成分
現像剤方式である。これはガラスビーズ、鉄粉等のキャ
リア粒子と樹脂、着色材、荷電制御剤、オフセット防止
剤等を主成分とするトナー粒子との混合物から成る2成
分現像剤を用いる方式である。この2成分現像剤は、比
較的大きなキャリア粒子表面上に微小なトナー粒子が両
粒子の摩擦により発生した電気力により保持されてお
り、静電潜像に近接されると静電潜像が形成する電界に
よるトナー粒子に対する該潜像方向の吸引力がトナー粒
子とキャリア粒子間の結合力に打ち勝ってトナー粒子は
静電潜像上に吸引付着されて静電潜像が可視化される。
【0008】そして、現像剤は現像によって消費された
トナーを補充しながら反復使用される。従って、キャリ
アは長期間の使用中、常にトナー粒子を所望とする極性
で且つ充分な帯電量に摩擦帯電しなければならない。
【0009】しかしながら、消色トナーを用いた現像剤
は、その消色トナー中の消色可能な着色剤の化学構造式
から容易に想像できるように、四級アンモニウム塩に由
来する親水性によって高湿度の環境下での摩擦帯電性が
安定していない。換言すれば、雨天時等の高湿度の環境
では、安定なコピー物を得ることができない。
【0010】又、消色トナーによる印字物は見掛け上白
紙ではあるが、そこには消色トナーが存在しているた
め、このような紙を用いてコピーを行うと複写機内の感
光体の表面を汚染して感光体の電気特性等を劣化させる
ことになり、その結果、安定して高画質のコピーを得る
ことができない。
【0011】更に、長時間光照射しないとトナーが分解
しない。特開平9−211886号公報に開示されてい
るように、光分解性の電子写真用トナーを使う方法も提
案されている。
【0012】しかしながら、光分解性の電子写真用トナ
ーを用いた場合でも、摩擦帯電性が安定しない場合が多
く、安定して高画質のコピーを得ることができない場合
があった。又、これらの方法は、電子写真法による印刷
物には適用可能であるが、近年、普及が進んでいるイン
クジェットプリンタ等には適用できない。
【0013】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、再生可能回数の多い再生可能
記録紙及び記録紙再生方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決すための手段】上記目的を達成するため、
本発明は、光照射により記録紙との密着性が弱くなる光
変性材料を、記録紙に塗布することにより形成した記録
面を有することを特徴とする。
【0015】又、本発明は、記録面に記録装置で記録剤
による画像を記録した後、再生時には、光照射手段を作
用させて光照射により記録紙との密着性が弱くなる光変
性材料を除去することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0017】本発明に好ましく用いることのできる光変
性材料は、樹脂として光分解性の共重合体を用いること
により達成可能である。前記光分解性の共重合体として
は、その構成モノマーの1つとしてフェニルイソプロペ
ニルケトンである共重合体等が挙げられる。このフェニ
ルイソプロペニルケトンである共重合体は、置換及び未
置換のブロピオフェノンのマンニッヒ反応により得られ
たアミノ体を脱アミノ化することにより、置換及び未置
換のフェニルイソプロペニルケトンを得た後に、これに
重合開始剤の存在下でスチレン、アクリル酸エステル等
のモノマーを共重合させることにより得ることができ
る。
【0018】本発明の光照射時に加熱する温度は、50
℃〜100℃である。50℃未満の場合、常温で光照射
する場合と分解効率が殆ど変化しない。又、光照射時の
温度が高ければ高いほど分解効率が良好となるが、被転
写体である紙を再利用する関係上、紙の強度低下が起き
ない100℃以下が特に好ましい。
【0019】本発明に係る再生可能記録紙の熱変性材料
から成る記録面に、電子写真方式等の記録装置により記
録剤による記録を行うと、普通紙と同様の密着性のある
記録を行うことができる。
【0020】又、記録後、再生時に光照射手段を記録面
に作用させると、光変性材料は分解されて記録材との密
着性が弱くなるため、光変性材料が擦過等の手段により
記録面から容易に剥離する。これにより、記録剤が記録
面から除去され、記録紙を再使用することができる。そ
して、光変性材料として、紫外線により分解するものを
用いることにより、通常環境下での光変性材料の剥離を
防止することができる。
【0021】以下に実施例により本発明の効果を具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0022】[実施例1]光照射により記録紙との密着
性が弱くなる光変性材料(本実施例の場合はスチレン/
アクリル酸ブチルエステル/フェニルイソプロペニルケ
トン(モル比:50/15/35)の共重合体)を、溶
剤にて1wt%に希釈した溶液を64g/mm2 のPP
C用紙に塗布し、その後、120℃で30分間乾燥して
再生可能記録紙を作製した。最終的な樹脂の塗布量は
0.5g/A4となった。
【0023】そして、記録装置として電子写真記録装置
を用いてトナー画像を記録した。又、トナーの定着方法
は熱ローラ方式の定着装置で、定着温度は200℃とし
てトナー画像の定着を行った。更に、記録後の光変性材
料の除去方法としては、水銀ランプ(OSRAM−HB
O, 250W)10cm下50℃で5分間放置した後、
刷毛で擦過した。
【0024】実験の結果、電子写真記録装置によって通
常の記録紙と同様の画質が得られ、良好なトナー付着が
行われた。又、その記録部を消しゴムで擦ってもトナー
は取れなかった。
【0025】次に、上記剥離方法により記録紙の再生を
行ったところ、記録紙からトナーは全て剥離した。この
動作を繰り返し5回行ったが、良好な結果が得られ、性
能は劣らなかった。
【0026】[実施例2]光照射により記録紙との密着
性が弱くなる光変性材料(本実施例の場合はスチレン/
アクリル酸ブチルエステル/フェニルイソプロペニルケ
トン(モル比:50/15/35)の共重合体)を、溶
剤にて1wt%に希釈した溶液を64g/mm2 のPP
C用紙に塗布し、その後、120℃で30分間乾燥して
再生可能記録紙を作製した。最終的な樹脂の塗布量は
0.5g/A4となった。
【0027】そして、記録装置として熱転写記録装置を
用いてインク画像を記録した。又、記録後の光変性材料
の除去方法としては、水銀ランプ(OSRAM−HB
O, 250W)10cm下50℃で5分間放置した後、
刷毛で擦過した。
【0028】実験の結果、熱転写記録装置によって通常
の記録紙と同様の画質が得られ、良好なインク付着が行
われた。又、その記録部を消しゴムで擦ってもインクは
取れなかった。
【0029】次に、上記剥離方法により記録紙の再生を
行ったところ、記録紙からインクは全て剥離した。この
動作を繰り返し5回行ったが、良好な結果が得られ、性
能は劣らなかった。
【0030】[実施例3]光照射により記録紙との密着
性が弱くなる光変性材料(本実施例の場合はスチレン/
アクリル酸ブチルエステル/フェニルイソプロペニルケ
トン(モル比:50/15/35)の共重合体)を、溶
剤にて1wt%に希釈した溶液を64g/mm2 のPP
C用紙に塗布し、その後、120℃で30分間乾燥して
再生可能記録紙を作製した。最終的な樹脂の塗布量は
0.5g/A4となった。そして、記録装置としてイン
クジェト記録装置を用いてインク画像を記録した。又、
記録後の熱変性材料の除去方法としては、水銀ランプ
(OSRAM−HBO, 250W)10cm下50℃で
5分間放置した後、刷毛で擦過した。
【0031】実験の結果、電子写真記録装置によって通
常の記録紙と同様の画質が得られ、良好なトナー付着が
行われた。又、その記録部を消しゴムで擦ってもインク
は取れなかった。
【0032】次に、上記剥離方法により記録紙の再生を
行ったところ、記録紙からインクは全て剥離した。この
動作を繰り返し5回行ったが、良好な結果が得られ、性
能は劣らなかった。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、再生可能
記録紙においては、光照射により記録紙との密着性が弱
くなる光変性材料を記録紙に塗布することにより形成し
た記録面を有するため、記録時に、普通紙の場合と同様
に記録剤を消しゴムで擦っても取れない程、記録剤の記
録紙への密着性が良く、記録後の文書保存性に優れ、鉛
筆等による書き込みも良好で、且つ、再生装置により容
易に記録紙から記録剤の除去を行うことができる。
【0034】又、記録紙の再生方法においては、前記記
録面に電子写真方式等の記録装置で記録剤による画像を
記録した後、再生時には、光照射手段と加熱手段を作用
させて光変性材料を分解し、擦過等の手段で光変成材料
と記録材を除去するため、簡単な方法で記録剤の記録紙
からの除去を行うことができ、その記録紙を再使用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/40 D21H 21/14 Z D21H 19/00 G03G 7/00 101B 21/14 21/00 578 G03G 7/00 101 B41M 5/26 H 21/00 578 101H Fターム(参考) 2H086 BA01 BA02 BA15 BA21 2H111 CA03 CA23 2H134 GB02 KA01 KG06 KG10 KH17 PB11 PC01 PC15 PD01 PD07 PE09 4F100 AK12 AK12J AK25 AK25J AK56 AK56J AK80 AL01 AR00A BA02 DG10B EH462 EJ301 EJ421 EJ541 GB41 GB90 JD14A JK06 JL01 JL14A JL16 JN30A 4L055 AG63 AG71 AG79 AG89 AH50 AJ02 BE08 FA20 FA30 GA09 GA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光照射により記録紙との密着性が弱くな
    る光変性材料を、記録紙に塗布することにより形成した
    記録面を有することを特徴とする再生可能記録紙。
  2. 【請求項2】 記録面に記録装置で記録剤による画像を
    記録した後、再生時には、光照射手段を作用させて光照
    射により記録紙との密着性が弱くなる光変性材料を除去
    することを特徴とする記録紙再生方法。
  3. 【請求項3】 前記光照射時に、同時に加熱を行うこと
    を特徴とする請求項2記載の記録紙再生方法。
  4. 【請求項4】 前記記録装置が電子写真方式を利用した
    ものであることを特徴とする請求項2記載の記録紙再生
    方法。
  5. 【請求項5】 前記光変性材料は、紫外線により記録紙
    との密着性が弱くなることを特徴とする請求項2記載の
    記録紙再生方法。
JP2001191239A 2001-06-25 2001-06-25 再生可能記録紙及び記録紙再生方法 Withdrawn JP2003003399A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102262368A (zh) * 2010-05-26 2011-11-30 株式会社东芝 图像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102262368A (zh) * 2010-05-26 2011-11-30 株式会社东芝 图像形成装置
CN102262368B (zh) * 2010-05-26 2014-10-22 株式会社东芝 图像形成装置

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