JP2003003344A - 片撚線金網 - Google Patents
片撚線金網Info
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- JP2003003344A JP2003003344A JP2001181473A JP2001181473A JP2003003344A JP 2003003344 A JP2003003344 A JP 2003003344A JP 2001181473 A JP2001181473 A JP 2001181473A JP 2001181473 A JP2001181473 A JP 2001181473A JP 2003003344 A JP2003003344 A JP 2003003344A
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- JP
- Japan
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- twisted wire
- synthetic resin
- wire
- mesh
- twisted
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- Belt Conveyors (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は篩網又は篩別用金網コンベアに用い
られる片撚線金網を衛生的に形成し、かつ網目sの狭化
及び閉塞を防止することを目的とする。 【解決手段】 金属ロッド1による緯条1’と撚線2に
よる経条2’とを織成し、経緯条1’,2’による網目
sを形成した金網3であって、上記撚線2の外面を熱可
塑性合成樹脂4で被覆し、かつ該撚線2を形成するスト
ランド5,5間や単線6,6間に上記合成樹脂4を浸透
させてなるものである。
られる片撚線金網を衛生的に形成し、かつ網目sの狭化
及び閉塞を防止することを目的とする。 【解決手段】 金属ロッド1による緯条1’と撚線2に
よる経条2’とを織成し、経緯条1’,2’による網目
sを形成した金網3であって、上記撚線2の外面を熱可
塑性合成樹脂4で被覆し、かつ該撚線2を形成するスト
ランド5,5間や単線6,6間に上記合成樹脂4を浸透
させてなるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動篩・ネットコン
ベヤ等に用いる片撚線金網の超微粉による網目閉塞を防
止する技術に関するものである。
ベヤ等に用いる片撚線金網の超微粉による網目閉塞を防
止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、片撚線金網は、経条がストランド
又は細線をロープ状に撚り合せてなり、これを緯条の小
径ロッドと平織に組合せてなり、経条と緯条とにより網
目を形成してなるものであった。
又は細線をロープ状に撚り合せてなり、これを緯条の小
径ロッドと平織に組合せてなり、経条と緯条とにより網
目を形成してなるものであった。
【0003】上記金網は主としてネットコンベヤに用い
られ海苔の乾燥や紙おむつの乾燥工程等に幅広く利用さ
れていたが、近年になって衛生面に問題が生じたため利
用されなくなった。
られ海苔の乾燥や紙おむつの乾燥工程等に幅広く利用さ
れていたが、近年になって衛生面に問題が生じたため利
用されなくなった。
【0004】振動篩用の金網としても、単線やストラン
ド等を撚った撚線(経条)の中に超微粉が付着又は進入
し、それが網目を閉塞する原因となった。
ド等を撚った撚線(経条)の中に超微粉が付着又は進入
し、それが網目を閉塞する原因となった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記衛生面の
問題を解消し、かつ網目の閉塞を防止することを目的と
する。
問題を解消し、かつ網目の閉塞を防止することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は金属ロッドによる緯条と撚線による経条とを
織成し、経緯条による網目を形成した金網であって、上
記撚線の外面を熱可塑性合成樹脂で被覆し、かつ該撚線
を形成するストランド間や単線間に上記合成樹脂を浸透
させてなる片撚線金網上記ストランド間及びストランド
を形成するフィラメント間に上記合成樹脂を浸透させた
片撚線金網上記合成樹脂が反応性ポリウレタンホットメ
ルト接着剤である上記第1又は第2発明記載の片撚線金
網によって構成される。
め本発明は金属ロッドによる緯条と撚線による経条とを
織成し、経緯条による網目を形成した金網であって、上
記撚線の外面を熱可塑性合成樹脂で被覆し、かつ該撚線
を形成するストランド間や単線間に上記合成樹脂を浸透
させてなる片撚線金網上記ストランド間及びストランド
を形成するフィラメント間に上記合成樹脂を浸透させた
片撚線金網上記合成樹脂が反応性ポリウレタンホットメ
ルト接着剤である上記第1又は第2発明記載の片撚線金
網によって構成される。
【0007】従って乾燥海苔の細片や被篩別物の超微粉
が撚線のストランドや単線又はフィラメント間に挟まり
或は進入付着し又は水分を吸収するおそれがなくそれに
よって網目を狭くし或は閉塞するおそれがない。
が撚線のストランドや単線又はフィラメント間に挟まり
或は進入付着し又は水分を吸収するおそれがなくそれに
よって網目を狭くし或は閉塞するおそれがない。
【0008】
【発明の実施の形態】ステンレス等の小径金属ロッド1
を緯条1’とし、金属ワイヤストランド5(図4(イ)
(ロ)図)又は金属単線6により撚線2を経条2’とし
て経・緯条1’,2’を平織に組合わせほぼ正方形の網
目sを有する金網3が形成される(図1)。
を緯条1’とし、金属ワイヤストランド5(図4(イ)
(ロ)図)又は金属単線6により撚線2を経条2’とし
て経・緯条1’,2’を平織に組合わせほぼ正方形の網
目sを有する金網3が形成される(図1)。
【0009】上記撚線2は加熱溶融した熱可塑性合成樹
脂4内を通過させ、冷却させることによって、熱可塑性
合成樹脂4で外周全面を被覆することができる。
脂4内を通過させ、冷却させることによって、熱可塑性
合成樹脂4で外周全面を被覆することができる。
【0010】上記通過工程において外周全面のみなら
ず、撚線2を形成するストランド5,5間及びストラン
ド5を形成するフィラメント間に上記合成樹脂4を進入
又は浸透させ(図4(イ)(ロ)図)、或は撚線2を形
成する細単線6,6間に進入又は浸透させる(図4
(ハ)(ニ)(ホ)図)。
ず、撚線2を形成するストランド5,5間及びストラン
ド5を形成するフィラメント間に上記合成樹脂4を進入
又は浸透させ(図4(イ)(ロ)図)、或は撚線2を形
成する細単線6,6間に進入又は浸透させる(図4
(ハ)(ニ)(ホ)図)。
【0011】上記熱可塑性合成樹脂4にはエチレン、ス
チレン、ウレタン等の非塩化ポリマーが用いられ加熱溶
融状態で粘性を低くし、鋼線の表面との親和性によって
上記ストランド5,5間や単線6,6間又はフィラメン
ト間への進入又は浸透を行わせる。
チレン、ウレタン等の非塩化ポリマーが用いられ加熱溶
融状態で粘性を低くし、鋼線の表面との親和性によって
上記ストランド5,5間や単線6,6間又はフィラメン
ト間への進入又は浸透を行わせる。
【0012】又熱可塑性合成樹脂4に属する反応性ウレ
タンホットメルト接着剤(Poly Urethane Reactive Hot
Melt・・・略称PUR)を加熱溶融させて上記撚線2
の外周に塗布することによって上記進入又は浸透が行わ
れ、かつ空気中や撚線2内の水分と反応して冷却硬化す
る。
タンホットメルト接着剤(Poly Urethane Reactive Hot
Melt・・・略称PUR)を加熱溶融させて上記撚線2
の外周に塗布することによって上記進入又は浸透が行わ
れ、かつ空気中や撚線2内の水分と反応して冷却硬化す
る。
【0013】上記PURによって上記撚線2の外面を被
覆し、かつ上記進入又は浸透させて経条2’とするもの
である。
覆し、かつ上記進入又は浸透させて経条2’とするもの
である。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので経条
を形成する撚線が水分や湿気を吸収するおそれがなくな
り、海苔その他の食品乾燥に際し、片撚線金網の乾燥状
態を保持し得て衛生的なネットコンベヤ用金網が得られ
る効果がある。
を形成する撚線が水分や湿気を吸収するおそれがなくな
り、海苔その他の食品乾燥に際し、片撚線金網の乾燥状
態を保持し得て衛生的なネットコンベヤ用金網が得られ
る効果がある。
【0015】又上記熱可塑性合成樹脂の被覆又は浸透に
よって撚線の表面や内部に超微粉が付着又は浸透がない
ため超微粉による網目の狭化又は閉塞のおそれがなく網
目の細かい振動篩として安全に利用し得る効果がある。
よって撚線の表面や内部に超微粉が付着又は浸透がない
ため超微粉による網目の狭化又は閉塞のおそれがなく網
目の細かい振動篩として安全に利用し得る効果がある。
【0016】さらに撚線は上述のように合成樹脂に被覆
され、かつ上述のように浸透しているので耐久性に富み
耐用命数を向上することができるし、上記被覆工程にお
いて溶剤を用いる必要がなく撚線を衛生的に被覆するこ
とができる。
され、かつ上述のように浸透しているので耐久性に富み
耐用命数を向上することができるし、上記被覆工程にお
いて溶剤を用いる必要がなく撚線を衛生的に被覆するこ
とができる。
【図1】本発明の片撚線金網を示す一部平面図である。
【図2】図1A−A線による横断平面図である。
【図3】図1B−B線による縦断平面図である。
【図4】(イ)〜(ホ)図は撚線の拡大断面図である。
【図5】従来の片撚線金網の一部平面図である。
1 金属ロッド
1’ 緯条
2 撚線
2’ 経条
s 網目
3 金網
4 熱可塑性合成樹脂
5 ストランド
6 単線
Claims (3)
- 【請求項1】 金属ロッドによる緯条と撚線による経条
とを織成し、経緯条による網目を形成した金網であっ
て、上記撚線の外面を熱可塑性合成樹脂で被覆し、かつ
該撚線を形成するストランド間や単線間に上記合成樹脂
を浸透させてなる片撚線金網。 - 【請求項2】 上記ストランド間及びストランドを形成
するフィラメント間に上記合成樹脂を浸透させた片撚線
金網。 - 【請求項3】 上記合成樹脂が反応性ポリウレタンホッ
トメルト接着剤である請求項1又は2記載の片撚線金
網。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181473A JP2003003344A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 片撚線金網 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181473A JP2003003344A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 片撚線金網 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003003344A true JP2003003344A (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=19021738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001181473A Withdrawn JP2003003344A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 片撚線金網 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003003344A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104051064A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 科络普拉斯特弗里茨米勒有限公司 | 尤其是用于汽车电机室的电缆绕包带 |
CN108643401A (zh) * | 2018-07-01 | 2018-10-12 | 金倍励金属(苏州)有限公司 | 金属网片结构 |
US20210138761A1 (en) * | 2019-11-11 | 2021-05-13 | Haver & Boecker Ohg | Wire mesh layer and method of making a multilayer product |
-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001181473A patent/JP2003003344A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104051064A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 科络普拉斯特弗里茨米勒有限公司 | 尤其是用于汽车电机室的电缆绕包带 |
CN108643401A (zh) * | 2018-07-01 | 2018-10-12 | 金倍励金属(苏州)有限公司 | 金属网片结构 |
US20210138761A1 (en) * | 2019-11-11 | 2021-05-13 | Haver & Boecker Ohg | Wire mesh layer and method of making a multilayer product |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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