JP2003002347A - 樹脂製の嵌合容器 - Google Patents

樹脂製の嵌合容器

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JP2003002347A JP2001187840A JP2001187840A JP2003002347A JP 2003002347 A JP2003002347 A JP 2003002347A JP 2001187840 A JP2001187840 A JP 2001187840A JP 2001187840 A JP2001187840 A JP 2001187840A JP 2003002347 A JP2003002347 A JP 2003002347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納した物品を外側から視認し易く、容器本
体と蓋体との嵌合状態が強固な樹脂製の嵌合容器を提供
すること。を提供すること。 【解決手段】 外周縁に沿って上側に突き出た凸状縁部
(A1)に囲まれた収納部(A2)を有する皿型容器(A)と、収
納部(A2)の上側に収納部空間(B2)を形成して覆う膨出型
蓋体(B)とより構成される樹脂製の嵌合容器であって、
膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)の下端の凹部(B3)または
凸部(B4)とが、凸状縁部(A1)の外側壁面に設けられたU
字型の凸部(A3)または凹部(A4)と嵌合可能にされている
ことを特徴とする。 【効果】 上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製の嵌合容器
に関する。さらに詳しくは、合成樹脂製の皿型容器(A)
と、ドーム型蓋体(B)とより構成され、皿型容器(A)の上
から上側に膨らんだ膨出型蓋体(B)を被せて押圧した際
に、膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)の下端が、皿型容器
(A)凸状縁部(A1)の外側壁面に設けられたU字状または
逆U字状の凸部(A3)、または凹部(A4)に嵌合可能とされ
た樹脂製の嵌合容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空成形法、圧空成形法などの差
圧成形法によって、合成樹脂シートから調製された蓋付
容器が多く提案され、実用化されている。この種蓋付容
器は、容器本体と蓋体とから構成され、容器本体に物品
を収納した後に蓋体を被せ、これら両者を何らかの手段
で固定して、輸送、保管、展示などに供されるものであ
る。容器本体と蓋体とを固定する手段としては、古く
は、輪ゴム、ステプラ、粘着テープなどが提案され、実
用化されていた。しかしながら、これら固定手段は作業
性、衛生性などに劣るため、実公平7−9767号公報
に記載されているように、容器本体のフランジ部に設け
た突起部を、蓋体のフランジ部に設けたアンダーカット
部付溝に係させて施蓋することができるような、ロック
機構付容器が提案されている。
【0003】上記のロック機構付容器は、施蓋するフラ
ンジ部の構造によっては、容器に収納した物品が外側か
ら視認し難いという欠点があった。収納した物品を外側
から視認し易くした容器とした、収納部を浅くした容器
本体に蓋体を組み合わせた容器が提案されている(例え
ば、実公昭62−33716号公報の第1図参照)。し
かし、この容器は容器本体のフランジ部と蓋体の下端縁
部との嵌合が緩く、嵌合状態が簡単に外れるという欠点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、かかる状
況にあって、上記欠点を排除した樹脂製嵌合容器を提供
すべく鋭意検討の結果、本発明を完成するに至ったもの
である。すなわち、本発明の目的は、次のとおりであ
る。 1.収納した物品を外側から視認し易い樹脂製の嵌合容
器を提供すること。 2.容器本体のフランジ部と蓋体との嵌合状態が強固
で、簡単に外れ難い樹脂製の嵌合容器を提供すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第一発明は、外周縁に沿って上側に突き出た凸状縁
部(A1)に囲まれた収納部(A2)を有する樹脂製の皿型容器
(A)と、この皿型容器(A)の収納部(A2)に上側に大きい収
納部空間(B2)を形成して覆い、かつ、下端縁部(B1)の内
側壁面が凸状縁部(A1)の外側壁面と接触し嵌合するよう
にされた、樹脂製の膨出型蓋体(B)とより構成されてな
る樹脂製の嵌合容器において、皿型容器(A)の凸状縁部
(A1)の外側壁面には、外側壁面から外側に突き出たU字
状または逆U字状の凸部(A3)が任意の間隔で複数個設け
られてなり、膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)の下端が、
凸状縁部(A1)の外側壁面に設けられた凸部(A3)の曲面に
対応させてU字状または逆U字状の凹部(B2)にされてな
り、凸部(A3)を凹部(B3)に嵌合可能にされてなることを
特徴とする、樹脂製の嵌合容器を提供する。
【0006】さらに第二発明は、外周縁に沿って上側に
突き出た凸状縁部(A1)に囲まれた収納部(A2)を有する樹
脂製の皿型容器(A)と、この皿型容器(A)の収納部(A2)に
上側に大きい収納部空間(B2)を形成して覆い、かつ、下
端縁部(B1)の内側壁面が凸状縁部(A1)の外側壁面と接触
し嵌合するようにされた、樹脂製の膨出型蓋体(B)とよ
り構成されてなる樹脂製の嵌合容器において、皿型容器
(A)の凸状縁部(A1)の外側壁面には、外側壁面から内側
に陥没したU字状または逆U字状の凹部(A4)が任意の間
隔で複数個設けられてなり、膨出型蓋体(B)の下端縁部
(B1)の下端が、凸状縁部(A1)の外側壁面に設けられた凹
部(A4)の曲面に対応させてU字状または逆U字状の凸部
(B4)にされてなり、凸部(B4)を凹部(A4)に嵌合可能にさ
れてなることを特徴とする、樹脂製の嵌合容器を提供す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を説明する。本発明に係る樹脂製の嵌合容器は、樹
脂製の皿型容器(A)と樹脂製の上側に膨らんだ膨出型蓋
体(B)とによって構成される。皿型容器(A)は、外周縁に
沿って上側に突き出た凸状縁部(A1)に囲まれた収納部(A
2)を有する。皿型容器(A)の平面外形の形状は、特に制
限がなく、円形、楕円形、三角形、四角形などの多角形
とすることができる。皿型容器(A)の外形に沿って上側
に突き出た凸状縁部(A1)が形成され、この凸状縁部(A1)
によって囲まれた凹所が収納部(A2)となる。
【0008】凸状縁部(A1)は、皿型容器(A)の反り変形
を防止し、収納部(A2)に収納された物品の移動を制約
し、かつ、凸状縁部(A1)の外側壁面に膨出型蓋体(B)の
下端縁部(B1)を嵌合し外れ難くする。凸状縁部(A1)の断
面形状{収納部(A2)の底壁面対し直角に切断した断面}
は、台形を呈する形状とするのが好ましい。台形を呈す
る凸状縁部(A1)の外側壁面の底壁面対する角度は、あま
り小さいと膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)が外れ易くな
るので、水平面に対する内角(後記する図3のα参照)
を75度以上とするのが好ましい。この角度と、後記す
る凸部(A3)を凹部(B3)、凸部(B4)と凹部(A4)の組み合わ
せを調節することにより、嵌合強度を調節することがで
きる。
【0009】凸状縁部(A1)の高さ{収納部(A2)の底壁面
からの高さ}は、皿型容器(A)の大きさにもよるが、5m
m〜30mmの範囲で選ぶのが好ましく、台形の頂の幅
は、皿型容器(A)大きさにもよるが、3mm〜10mmの範
囲で選ぶのが好ましい。凸状縁部(A1)の内側は、底壁が
形成され物品収納部(A2)を形成する。凸状縁部(A1)の外
側は、外側に水平に延在する狭幅の水平部を設けること
もできる。底壁と水平部とは、同一面を形成するような
構造とするのが好ましいが、この構造に限定されるもの
ではない。
【0010】第一発明にあっては、台形を呈する凸状縁
部(A1)の外側壁面に、外側壁面から外側に突き出たU字
状または逆U字状の凸部(A3)を、任意の間隔で複数個設
ける。本発明においてUの字は、開口部から内側にほぼ
平行に窪み部がある英字の活字をいう。U字は、後記し
た図3に示したように、平行な部分の上下を湾曲させた
り、窪み部をΩ字型状に若干広げたり、コ字型状に角ば
らせたり、将棋の駒の頭部のようにしたり、若干変形さ
せたものも含む。逆U字状とは、U字を180度回転さ
せたものをいう。
【0011】U字状または逆U字状の凸部(A3)は、後記
する図1に示したように、外側壁面の下方2/3程度を
外側に突き出させ、この突き出させた面に凸部(A3)を設
ける。凸状縁部(A1)の外側壁面から突き出させる凸部(A
3)の寸法は、樹脂製の嵌合容器の大きさ、樹脂材料、製
造方法などにもよるが、1.0mm〜5mmの範囲で選ぶこ
とができる。手で持ち運びできる大きさの容器では、
1.5mm〜3mmの範囲が好適である。
【0012】U字状または逆U字状の凸部(A3)は、膨出
型蓋体(B)の下端縁部(B1)の下端に設けたU字状または
逆U字状の凹部(B3)とし、凸部(A3)を凹部(B3)に嵌合可
能とする。凹部(B3)は、樹脂製シートから差圧成形法に
よって製造した膨出型蓋体(B)を外側から見れば凸部と
して視認されるが、下端縁部(B1)の内側から見れば凹部
として視認され、凸状縁部(A1)の凸部(A3)を嵌合するの
で、本発明では凹部という。凸部(A3)と凹部(B3)とは、
皿型容器(A)の底壁に平行に切断した断面を鳩尾状(後
記した図4、図5参照)とすると、両者を嵌合した際に
嵌合が強固となり、好ましい。凸部(A3)は、一定間隔で
または任意の間隔で設けてもよい。総ての凸部(A3)と凹
部(B3)を断面鳩尾状とする必要はなく、複数の凸部(A3)
と凹部(B3)が設けられている際には、一個おきに、また
は、一辺に一個などと変更することができる。皿型容器
(A)の平面外形の形状が四角形の場合には、凸部(A3)
は、対抗する凸状縁部(A1)の二辺に対称的に、または非
対称的に設けてもよい。なお、角隅部には設けなくても
よい。
【0013】第二発明にあっては、台形を呈する凸状縁
部(A1)の外側壁面に、外側壁面から内側に陥没したU字
状または逆U字状の凹部(A4)を、任意の間隔で複数個設
ける。凹部(A4)は、外側壁面の下方2/3程を外側に突
き出させ、この突き出させた面に凹部(A4)を設ける。U
字状の凹部(A4)は、膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)の下
端に設けた曲面に対応させてU字状の凸部(B4)とし、U
字状の凹部(A4)にU字状の凸部(B4)を嵌合可能とする。
凸部(B4)と凹部(A4)とは、皿型容器(A)の底壁に平行に
切断した断面を、鳩尾状とすると両者を嵌合した際に嵌
合が強固となり、好ましい。この場合も、総ての凸部(A
3)と凹部(B3)を断面鳩尾状とする必要はなく、複数の凸
部(A3)と凹部(B3)が設けられている際には、一個おき、
一辺に一個などと変更することができる。U字状の凹部
(A4)は、一定間隔でまたは任意の間隔で設けてもよい。
皿型容器(A)の平面外形の形状が四角形の場合には、対
抗する凸状縁部(A1)の二辺に対称的に、または非対称的
に設けてもよい。なお、角隅部には設けなくてもよい。
【0014】凸部(A3)とこれを嵌合可能とする凹部(B
3)、凹部(A4)に嵌合可能とする凸部(B4)は、後記する図
3に示したような構造とするのが好ましい。U字状の凸
部(A3)、凸部(B4)のUの開口部の寸法をLt1とし、Uの
内側の開口部に平行な最大寸法をLt2とするとき、Lt2
≧Lt1、なる関係を満たす寸法とする。逆U字状の凹部
(B3)、凹部(A4)も、Uの開口部の寸法をLO1、Uの内側
の開口部に平行な最大寸法をLO2とするとき、LO2≧L
O1なる関係を満たす寸法とする。Lt1とLt2との差、お
よびLO1とLO2との差は、樹脂製の嵌合容器の大きさ、
樹脂材料、製造方法などにもよるが、0.1mm〜2mmの
範囲で選ぶことができる。
【0015】凸部(A3)、凸部(B4)のLt1の寸法は、凹部
(B3)、凹部(A4)のLO1より若干小さくし、凸部(A3)、凸
部(B4)のLt2の寸法は凹部(B3)、凹部(A4)のLO2より若
干小さくする。Lt1、Lt2、LO1およびLO2の寸法を、
上記要件を満たすようにすると、施蓋する際に嵌合させ
易く、開蓋する際に嵌合を解き易く好ましい。
【0016】樹脂製の上側に膨らんだ膨出型蓋体(B)
は、樹脂製の皿型容器(A)に被せ、凸状縁部(A1)の外側
壁面に膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)を嵌合し外れ難く
し、樹脂製の皿型容器(A)の収納された物品を保護す
る。膨出型蓋体(B)は、上側に膨らんだ膨出部(B2)を有
し、下端縁部(B1)の内側壁面が凸状縁部(A1)の外側壁面
(A11)と接触し嵌合するようにされている。膨出部(B2)
の形状としては、蒲鉾型、半球形型、台形型、これらを
変形したもの、およびこれらが美観を呈するように意匠
を施したものなどが挙げられる。
【0017】膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)には、第一
発明にあっては、凸状縁部(A1)の外側壁面に設けられた
凸部(A3)の曲面に対応させてU字状または逆U字状の凹
部(B3)にされ、凸部(A3)を凹部(B3)に嵌合可能にされ
る。また、第二発明にあっては、凸状縁部(A1)の外側壁
面に設けられた凹部(A4)の曲面に対応させてU字状また
は逆U字状の凸部(B4)にされ、凸部(B4)を凹部(A4)に嵌
合可能にされる。凸部(A3)、凸部(B4)、凹部(B3)、凹部
(A4)など形状、寸法などは、上に記載したとおりであ
る。
【0018】本発明に係る樹脂製の嵌合容器は、合成樹
脂より製造される。合成樹脂の具体例としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、ポリ
スチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、高ア
クリロニトリル共重合体、ゴム強化ポリスチレン、AB
S樹脂などのスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体などの塩化ビニル系樹脂、ポ
リメチルメタクリテートなどのアクリル系樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートな
どのポリエステル系樹脂、その他ポリ酢酸ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネ
ート、ポリアミドなどを挙げることができる。これら合
成樹脂は、無着色でも着色されていてもよく、透明でも
不透明でもよい。また、容器本体(A)と蓋体(B)の双方が
透明でも、容器本体(A)が不透明で蓋体(B)が透明でもよ
く、一方が無着色で他方が着色されていてもよい。
【0019】本発明に係る樹脂製の嵌合容器は、上記合
成樹脂から射出成形法によって製造することができるほ
か、まずシートを製造し、このシートから、真空成形
法、圧空成形法などの差圧成形法によって製造すること
ができる。
【0020】本発明に係る樹脂製の嵌合容器は、皿型容
器(A)の収納部(A2)に物品を収納し、上方から膨出型蓋
体(B)を被せて押圧することにより、皿型容器(A)の凸状
縁部(A1)の外側壁面に、膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)
を嵌合して外れ難くする。この際、状縁部(A1)の外側壁
面と下端縁部(B1)の内側壁面とが相互に接触し、第一発
明にあっては、凸部(A3)が凹部(B3)に嵌合される。第二
発明にあっては、凸部(B4)が凹部(A4)に嵌合され、強固
な嵌合が達成される。閉蓋した嵌合容器を開するには、
一方の手で皿型容器(A)を把持し、他方の手で膨出型蓋
体(B)を把持して上側に外せばよい。この際、皿型容器
(A)の凸状縁部(A1)を内側に押圧して変形させると、嵌
合状態を容易に解ことができる。
【0021】本発明に係る樹脂製の嵌合容器に収納でき
る物品には、特に制限がなく、例えば、惣菜類、漬物
類、果物類、野菜類、各種寿司類、米飯類、サンドイッ
チ類、ホットドッグ類、カステラ類、ケーキ類などの各
種食品類や、文具類、小型玩具類、小型工具類などを挙
げることができる。特に、ケーキ類、和菓子類、クッキ
ー類、カステラ類、サンドイッチ類などの食品類を収納
するのに適している。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る樹脂製の嵌合容器を、図
面に基づいて説明するが、本発明はその趣旨を超えない
限り、以下の記載例に限定されるものではない。
【0023】図1は皿型容器(A)に膨出型蓋体(B)を被せ
て嵌合した状態の側面略図であり、図2は図1のII−II
部分での切断端面略図であり、図3は図1のIII部分の
拡大側面図である。図4は図1のIV-IV部分における拡
大切断端面略図であり、図5は第二発明に係る樹脂製の
嵌合容器であって、図4に対応する部分における拡大切
断端面略図である。図6は異なる皿型容器(A)に膨出型
蓋体(B)を被せて嵌合した状態での図4に対応する拡大
切断端面略図であり、図7は第二発明に係る樹脂製の嵌
合容器であって、図6に対応する部分における拡大切断
端面略図である。
【0024】図において、(A)は平面形状が四角形にさ
れている皿型容器であり、(B)は台形状にされている膨
出型蓋体である。皿型容器(A)には、外周縁に沿って上
側に突き出た凸状縁部(A1)が設けられており、凸状縁部
(A1)に囲まれた部分が物品の収納部(A2)である。凸状縁
部(A1)の外側壁面には、外側に突き出たU字状の凸部(A
3)が設けられている。膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)の
下端に、凸状縁部(A1)の外側壁面に設けられた凸部(A3)
の曲面に対応させてU字状の凹部(B3)が設けられてお
り、凹部(B3)に凸部(A3)を嵌合可能な構造とされ、図1
および図2では嵌合されている。
【0025】図3は、Lt1、Lt2、LO1およびLO2それ
ぞれの測定位置と、外側壁面の底壁面対する角度αを示
している。皿型容器(A)および膨出型蓋体(B)が薄い樹脂
製シートから製造された場合は、皿型容器(A)の底壁に
平行に切断した凸部(A3)と凹部(B3)との断面を図4に拡
大切断端面略図として示したように鳩尾状とし、図5
は、同様に凹部(A4)と凸部(B4)との拡大切断面略図とし
て示したように鳩尾状とした状態を示す。皿型容器(A)
および膨出型蓋体(B)を射出成形法によって製造した場
合も、構造は図4および図5に示したものと本質的に同
一とすることができる。図6および図7は、凸部(A3)と
凹部(B3)とを鳩尾状としない構造例を示す。図4および
図5に示した鳩尾状の構造と、図6および図7に示した
構造のものとを組み合わせることもできるのは、前記し
たとおりである。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明したとおりで
あり、次のような特別に有利な効果を奏し、その産業上
の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係る樹脂製の嵌合容器は、膨出型蓋体(B)
が上側に膨らんでおり、嵌合部や補強リブに妨げられる
ことがないので、収納した物品を外側から容易に視認す
ることができる。 2.本発明に係る樹脂製の嵌合容器は、皿型容器(A)の
上方から膨出型蓋体(B)を被せて押圧することにより極
めて簡単に施蓋することができ、施蓋したあとは、嵌合
状態が強固で簡単に外れ難い。 3.本発明に係る樹脂製の嵌合容器は、皿型容器(A)の
凸状縁部(A1)を内側に押圧して変形させると、嵌合状態
を容易に解ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 皿型容器(A)に膨出型蓋体(B)を被せて嵌合し
た状態の側面略図である。
【図2】 図1のII−II部分での切断端面略図である。
【図3】 図1のIII部分の拡大側面略図である。
【図4】 図1のIV−IV部分の拡大側面略図である。
【図5】 第二発明に係る樹脂製の嵌合容器であって、
図4に対応する部分における拡大切断端面略図である。
【図6】 異なる皿型容器(A)に膨出型蓋体(B)を被せて
嵌合した状態での図4に対応する拡大切断端面略図であ
る。
【図7】 第二発明に係る樹脂製の嵌合容器であって、
図6に対応する部分における拡大切断端面略図である。
【符号の説明】
(A):皿型容器 (A1):凸状縁部 (A2):収納部 (A3):U字状または逆U字状の凸部 (A4):凹部 (B):膨出型蓋体 (B1):下端縁部 (B2):収納部空間 (B3):逆U字状またはU字状の凹部 (B4):U字状または逆U字状の凸部
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Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周縁に沿って上側に突き出た凸状縁部
    (A1)に囲まれた収納部(A2)を有する樹脂製の皿型容器
    (A)と、この皿型容器(A)の収納部(A2)に上側に大きい収
    納部空間(B2)を形成して覆い、かつ、下端縁部(B1)の内
    側壁面が凸状縁部(A1)の外側壁面と接触し嵌合するよう
    にされてなる、樹脂製の膨出型蓋体(B)とより構成され
    てなる樹脂製の嵌合容器において、皿型容器(A)の凸状
    縁部(A1)の外側壁面には、外側壁面から外側に突き出た
    U字状または逆U字状の凸部(A3)が任意の間隔で複数個
    設けられてなり、膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)の下端
    が、凸状縁部(A1)の外側壁面に設けられた凸部(A3)の曲
    面に対応させてU字状または逆U字状の凹部(B3)にされ
    てなり、凹部(B3)に凸部(A3)を嵌合可能にされてなるこ
    とを特徴とする、樹脂製の嵌合容器。
  2. 【請求項2】 外周縁に沿って上側に突き出た凸状縁部
    (A1)に囲まれた収納部(A2)を有する樹脂製の皿型容器
    (A)と、この皿型容器(A)の収納部(A2)に上側に大きい収
    納部空間(B2)を形成して覆い、かつ、下端縁部(B1)の内
    側壁面が凸状縁部(A1)の外側壁面と接触し嵌合するよう
    にされてなる、樹脂製の膨出型蓋体(B)とより構成され
    てなる樹脂製の嵌合容器において、皿型容器(A)の凸状
    縁部(A1)の外側壁面には、外側壁面から内側に陥没した
    U字状または逆U字状の凹部(A4)が任意の間隔で複数個
    設けられてなり、膨出型蓋体(B)の下端縁部(B1)の下端
    が、凸状縁部(A1)の外側壁面に設けられた凹部(A4)の曲
    面に対応させてU字状または逆U字状の凸部(B4)にされ
    てなり、凸部(B4)を凹部(A4)に嵌合可能にされてなるこ
    とを特徴とする、樹脂製の嵌合容器。
  3. 【請求項3】 U字状の凸部(A3)、凸部(B4)のUの開口
    部の寸法をLt1とし、Uの内側の開口部に平行な最大寸
    法をLt2とするとき、Lt2≧Lt1、なる関係を満たす寸
    法とし、逆U字状の凹部(B3)、凹部(A4)も、Uの開口部
    の寸法をLO1、Uの内側の開口部に平行な最大寸法をL
    O2とするとき、LO2≧LO1なる関係を満たす寸法とされ
    てなる、請求項1または請求項2に記載の樹脂製の嵌合
    容器。
  4. 【請求項4】 Lt1とLO1およびLt2とLO2を、Lt1
    O1、Lt2≦LO2、なる関係を満たす寸法とされてな
    る、請求項3に記載の樹脂製の嵌合容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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