JP2003002156A - 衝突検出装置用電源装置 - Google Patents

衝突検出装置用電源装置

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JP2003002156A
JP2003002156A JP2001185059A JP2001185059A JP2003002156A JP 2003002156 A JP2003002156 A JP 2003002156A JP 2001185059 A JP2001185059 A JP 2001185059A JP 2001185059 A JP2001185059 A JP 2001185059A JP 2003002156 A JP2003002156 A JP 2003002156A
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power
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Takashi Tabata
隆司 田畑
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突検出用電源装置において、消費電力を低
くしバックアップ用電源の大容化を抑制する。 【解決手段】 センターECUと、少なくとも1つのサ
テライトECUを備え、該センターECUは電源/通信
ラインを介して該サテライトECUに電源を供給し、該
サテライトECUから衝突検出信号を受ける。前記電源
は該電源の異常時に切り替えられるバックアップ電源を
備えており、該電源からはスイッチング素子で電圧−電
流変換を行う電力変換部を介して前記サテライトECU
に電源を供給する。また、少なくとも前記サテライトE
CU側にバックアップ電源を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突検出装置用電
源装置に関し、特にバックアップ電源の容量を低減さ
せ、また、センターECUの電源の大容量化を抑制する
電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のエアバック用の衝突検出
用電源装置の構成の概要を示した図である。図1におい
て、1はセンターECU、2はサテライトECU、Bは
電源用バッテリである。センターECU1において、バ
ックアップ用コンデンサCBと電源用バッテリBは、切
り替えスイッチSWを介してトランジスタTr のエミッ
タに接続されている。トランジスタTr のコレクタはラ
インlを介してサテライトECU2に接続されている。
Trcは調整用トランジスタで、コレクタはトランジスタ
Tr のベースに接続され、Tr のベース電流をリニアに
制御することによってTr のエミッタ・コレクタ間電圧
ecを調整する。そのため、Trcのベースには調整用信
号vp が入力する。一方、ラインlに設けられた電流検
出器12は電流を検出してマイコン11に信号を送り、
マイコンは電流検出器からの信号に応じてエアバックを
展開させる。
【0003】サテライトECU2において、21は衝突
を検知するGセンサ、22はGセンサからの信号を受け
てトランジスタTrdを駆動するマイコン、23はGセン
サ21とマイコン22に、例えば、5Vの電圧の電源を
供給するレギュレータである。次に、図1のエアバック
用電源バックアップ装置の動作について説明する。通常
スイッチSWは電源バッテリBに接続されており、トラ
ンジスタTr を介してサテライトECU2に接続されて
いる。ラインlは電源及び通信ラインであり、電源用レ
ギュレータ23に電源が供給され、電流Iが流れてい
る。一方、正常時にはマイコン22から所定の信号、例
えば、クロックパルスのような信号がトランジスタTrd
に供給され、Trdはこの信号により制御され、ラインl
に通信電流iが流れる。
【0004】そして、電源用バッテリBの電圧低下や断
線等の異常が生じた場合、スイッチSWがバックアップ
電源用コンデンサCB に切り替えられる。上記構成にお
いて、Gセンサ21が衝突を検出すると、信号をマイコ
ン22に出力し、マイコン22はトランジスタTrdに異
常時の信号パターンを送る。すると、Trdは異常時の信
号のパターンに基づいて制御されるため、通信電流iは
i′に変化する。センターECU1の出力端の電圧はV
p 、例えば7Vに保たれており、正常時にはラインlに
は電源及び通信用の電流I+iが流れているが、衝突が
生じた時にはトランジスタTrdに異常時のパターンの信
号が印加され、電流がiからi′に変化し、ラインlを
流れる電流はI+i′となる。すると電流検出器12が
これを検出し、マイコン11に信号を送りエアバックを
動作させる。
【0005】センターECU1ではその出力端の電圧を
Vp とし、ラインlに電源Iを流すようにするため、ト
ランジスタTrcでトランジスタTr のベース電流を調整
し、Tr のエミッタ・コレクタ間電圧vecを調整してい
る。そのため、トランジスタTr の消費電力はvec×I
となり、消費電力量が大きくなってしまう。そのため、
大容量のバックアップ用電源を備えなければならず、一
方、容量が小さい場合、バックアップ用電源に切り替え
たときに長時間持続させることができない。また、トラ
ンジスタTr は消費電力が大きく、熱が発生するため、
通常は外付けにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は衝突
検出用電源装置において、電源装置の消費電力を低減
し、バックアップ用電源の容量を小さくできるように
し、また、バックアップ用電源に切り替えた場合でも長
時間持続させるようにすることである。また、サテライ
トECU2にもバックアップ用電源を設け、センターE
CU1にバックアップ用電源を設けなくても済むよう
に、あるいはセンターECU1にバックアップ用電源を
設けた場合でも、その役割の一部をサテライトECUに
負担させることにより、センターECUのバックアップ
用電源の負担を軽くし、大容量とならないようにするこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明衝突検出用電源装置は、センターECUと、
少なくとも1つのサテライトECUを備え、該センター
ECUは電源/通信ラインを介して該サテライトECU
に電源を供給し、該サテライトECUから衝突検出信号
を受ける構成となっており、前記電源は該電源の異常時
に切り替えられるバックアップ電源を備えており、該電
源からはスイッチング素子で電圧−電流変換を行う電力
変換部を介して前記サテライトECUに電源を供給して
いる。
【0008】そして、前記スイッチング素子はトランジ
スタにより構成され、該トランジスタの出力をインダク
タンスを介してコンデンサに入力している。また、本発
明衝突検出用電源装置は、少なくとも前記サテライトE
CU側にバックアップ電源を設けている。そして、これ
ら衝突検出用電源装置のセンターECUとサテライトE
CUは、電源/通信ラインを介して電源電流と通信電流
を供給し、通信電流の変化を検出して衝突を検出してい
る。
【0009】また、前記サテライトECU側に設けられ
たバックアップ用電源はバックアップ用コンデンサを備
え、該コンデンサには前記電源/電流ラインとは別の経
路でセンターECUから電源を供給される。また、衝突
を検知すると機械的にオンするセンサが前記サテライト
ECU側に設けられ、該センサにも前記別の経路でセン
ターECUから電源が供給される。
【0010】そして、衝突検出時にはこのセンサを介し
てエアバックを駆動展開させるための電流を流す。ま
た、本発明衝突検出用電源装置は、少なくとも前記サテ
ライトECU側にバックアップ電源を設けており、該バ
ックアップ電源は前記電源/通信ラインを介してセンタ
ーECUに所定の通信電流を出力するためにマイコンに
よって制御されるスイッチング素子とバックアップ用コ
ンデンサを有し、該スイッチング素子は制御される期間
とオフされる期間を有し、該オフ期間のときに該バック
アップ用コンデンサは前記電源/通信ラインを介して充
電昇圧される。
【0011】そして、前記制御期間を一定とし、前記オ
フ期間の長さを制御することにより、前記バックアップ
用コンデンサの電圧を制御する。また、少なくともサテ
ライト側にバックアップ電源を設けた場合、前記電源異
常時には、前記センターECUから前記電源/通信ライ
ンを介してその旨の信号を前記サテライトECUに出力
する。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は本発明によるエアバック用
電源装置の実施形態を示す図である。図において、1は
センターECU、2はサテライトECU、Bは電源用バ
ッテリである。ここで、サテライト用ECU2は少なく
とも1つ設けられている。センターECU1において、
バックアップ用コンデンサCBと電源用バッテリBは、
切り替えスイッチSWを介してトランジスタTr に接続
されている。また、トランジスタTr は、ダイオード
D、コンデンサC、インダクタンスLと共に電力変換部
を構成し、ラインlを介してサテライトECU2に接続
されている。ラインlに設けられた電流検出器12は電
流を検出してマイコン11に信号を送り、マイコンは電
流検出器からの信号に応じてエアバックを展開させる。
【0013】サテライトECU2において、21は衝突
を検知するGセンサ、22はトランジスタTrdを駆動す
るマイコン、23はGセンサ21とマイコン22に電源
を供給するレギュレータである。次に、図2のエアバッ
ク用電源バックアップ装置の動作について説明する。通
常スイッチSWは電源バッテリBに接続されており、ト
ランジスタTr を介してサテライトECU2に接続され
ている。ラインlは電源及び通信ラインであり、電源用
レギュレータ23に電源が供給され、電流Iが流れてい
る。一方、正常時にはマイコン22から所定の信号、例
えば、クロックパルスのような信号がトランジスタTrd
に印加され、Trdはこの信号に応じて制御され、それに
応じてラインlに通信電流iが流れる。この点は、図1
に示したものと同じである。
【0014】そして、電源用バッテリBの電圧低下や断
線等の異常が生じた場合、スイッチSWがバックアップ
電源用コンデンサCB に切り替える。上記構成におい
て、トランジスタTr とダイオードD、コンデンサC、
インダクタンスLを有する電力変換部、及びトランジス
タTr のゲートに印加されるスイッチング信号とTr に
流れる電流の波形を描いたものが図3である。図3
(a)において、スイッチSWは電源用バッテリBに接
続され、電圧VccがトランジスタTr に印加されてい
る。トランジスタTr のゲートには図3(b)に示すS
W信号が印加されてTr がオン・オフされ、図3(c)
に示す波形の電流Iが流れる。そして、このSW信号で
トランジスタTr のオン時間を調整することによって、
コンデンサCの電圧Vp を一定の値に保ち、電流Iを流
すように制御している。
【0015】ここで、トランジスタTr の消費電力を見
てみると、Tr がオンのときにはオン抵抗のみであるた
めTr の電位差はほぼ0である。また、Tr がオフのと
きにも電力消費量は0となる。従って、Tr における電
力消費量は従来例と比較して大幅に減少する。通常はサ
テライトECU2に電圧Vp で電流Iが電源バッテリB
から供給される。Gセンサ21が衝突を検出すると、信
号をマイコン22に出力し、トランジスタTrdに異常時
の信号を送る。すると、Trdは異常時の信号のパターン
に基づいて制御されるため、通信電流iはi′に変化す
る。正常時にはラインlには電源及び通信用の電流I+
iが流れているが、衝突が生じた時にはトランジスタT
rdに異常時のパターンの信号が印加され、電流がiから
i′に変化し、ラインlを流れる電流はI+i′とな
る。すると電流検出器12がこれを検出し、マイコン1
1に信号を送りエアバックを動作させる。この点も、図
1に示した動作と同じである。
【0016】一方、電源バッテリの異常時にはSWが切
り替わってバックアップ電源用コンデンサCB から電源
が供給されるが、上記のように、本発明においてはトラ
ンジスタTr における電力消費が従来例と比較して格段
に低くなるため、バックアップコンデンサCB の容量を
小さくすることができる。また、本発明ではトランジス
タTr とインダクタンスL及びコンデンサCで電力変換
しており、その際、一度電流に変換し、それを電圧に変
換している。従って、電源電圧Vccが高い時には電流I
を小さくすることができるため、この点からもバック
アップコンデンサCB の容量を小さくすることができ
る。
【0017】なお、トランジスタTr とTrdは、図にお
いてFETトランジスタが用いられているが、バイポー
ラトランジスタを用いてもよい。また、センターECU
の黒枠で囲った部分はICで構成することができる。以
下の実施形態においても同じである。図4は、本発明に
よるエアバック用電源装置の別の実施形態を示す図であ
る。この実施形態では、センターECUにバックアップ
電源を設けなくてもすむように、あるいはセンターEC
Uにバックアップ電源を設けたとしてもその容量が小さ
くてすむように、サテライトECU2内に電源バックア
ップ機能を持たせている。サテライトECU2は少なく
とも1つ設けられている。また、サテライトECU2側
に衝突を検知して機械的にオンするセービングセンサを
設け、ここにセンターECU側から電源が供給される。
そして、サテライト側に設けられたバックアップ電源用
コンデンサにも同じ電源から供給される。
【0018】図4において、センターECU1には電源
用バッテリBが設けられ、昇圧回路13で、例えば24
Vに昇圧してサテライトECU2に接続されている。ま
た、電源/通信回路14が設けられ、電源と通信電流を
供給し断線等の電源異常信号をサテライトECU2に送
る。なお、Tr1、Tr2はスクイブ3を駆動させるための
トランジスタである。
【0019】サテライトECU2において、21は衝突
を検知するGセンサ、22はトランジスタTrdを駆動す
るマイコン、23はGセンサ21とマイコン22に電源
を供給するレギュレータである。そして、この実施形態
では、バックアップ電源部24が設けられており、バッ
クアップ電源用コンデンサCB とバックアップ用電源に
切り替えるためのスイッチングトランジスタTrs、及び
ダイオードD2が設けられている。25は衝突を検知し
て機械的にオンするセンサ、例えばセービングセンサで
あり、スイッチSWと該センサが正常かどうかチェック
する抵抗Rを有しており、昇圧回路13を介してバッテ
リ電源Bから電源を供給されている。
【0020】次にこの実施形態の動作について説明す
る。正常時には電源/通信回路14からラインlを介し
てレギュレータ23に電源が供給される。このような状
態でGセンサ21で衝突が検出されると、信号をマイコ
ン22に出力し、マイコン22はトランジスタTrdに異
常時の信号パターンを送る。すると、Trdは異常時の信
号のパターンに基づいて制御されるため、通信電流iは
i′に変化し、ラインlを流れる電流はI+iからI+
i′に変化する。すると電流検出器12がこれを検出
し、マイコン11に信号を送り、マイコン11はこの信
号を受けてスクイブ駆動用トランジスタTr1、Tr2をオ
ンする。一方、衝突を検出するとセービングセンサ25
のスイッチSWが閉じるので、昇圧回路13から電流が
供給され、スクイブ3が駆動されてエアバックが展開す
る。なお、ダイオードD3はバックアップコンデンサC
B から放電しないようにしている。
【0021】次に、バッテリ電源Bの電圧が降下し、又
は電源ラインが断線する等の異常時に、バックアップ用
電源を用いる場合について説明する。電源に上記のよう
な異常が生じた場合、電源/通信回路14からの電圧V
p は、例えば7Vから10Vに上昇する。すると、マイ
コン22がこれを検出してトランジスタTrsをオンに
し、バックアップ電源用コンデンサCB からレギュレー
タ23に電源を供給する。このとき、Vp の値は10V
であるため、センター側からはレギュレータ23に電流
は流れ込まず通信電流のみが流れるため、センターEC
U側にもバックアップ電源を有していた場合センター側
の電源の負荷は軽くなる。
【0022】この場合の衝突時の動作は通常電源の場合
と同じである。なお、この場合、セービングセンサ25
への電源はセンターECUのバックアップ電源から供給
される。しかし、センターECUにバックアップ電源が
ない場合、図4の回路構成を変えてサテライトECUの
バックアップ用電源から供給できるようにしてもよい。
【0023】図5は、図4の実施形態の変形例で、セー
ビングセンサをサテライト側に持たない場合の構成を示
した図である。この図において、通信回路のトランジス
タTrdは昇圧回路の一部としても用いられる。サテライ
トECU2において、バックアップ電源用コンデンサC
B はスイッチング用トランジスタTrs、ダイオードD4
を介してレギュレータ23に接続されている。また、電
源/通信回路14はラインlに電源電流Iと通信電流i
を供給している。また、コンデンサCB は抵抗R2とダ
イオードD5を介してトランジスタTrdに接続されてお
り、さらにインダクタンスLを介して電源/通信回路1
4に接続され、ここから充電される。より詳細に述べる
と、正常時にはマイコン22から所定の信号、例えば、
クロックパルスのような信号がトランジスタTrdに供給
され、Trdはこの信号に応じて制御され通信電流を出力
する。そして、Trdがオフのときにバックアップ電源用
コンデンサCB に充電される。
【0024】上記構成において、Gセンサ21が衝突を
検出すると、信号をマイコン22に出力し、トランジス
タTrdに異常時の信号を送る。すると、Trdは異常時の
信号のパターンに基づいて制御されるため、通信電流i
はi′に変化し、ラインlを流れる電流はI+i′とな
る。すると電流検出器12がこれを検出し、マイコン1
1に信号を送りエアバックを動作させる。
【0025】次に、バッテリ電源Bの電圧が降下し、又
は電源ラインが断線する等の異常時に、バックアップ用
電源を用いる場合について説明する。電源に上記のよう
な異常が生じた場合、先に述べたように電源/通信回路
14からの電圧Vp は、例えば7Vから10Vに上昇す
る。すると、マイコン22がこれを検出してトランジス
タTrsをオンにし、バックアップ電源用コンデンサCB
からダイオードD4を介してレギュレータ23に電源を
供給する。このとき、Vp の値は10Vであるため、セ
ンター側からはレギュレータ23に電流は流れ込まず通
信電流のみが流れるため、センターECU側にもバック
アップ電源を有していた場合センター側の電源の負荷は
軽くなる。この場合の衝突時の動作は通常電源の場合と
同じである。
【0026】バックアップ用コンデンサCB を充電する
場合、例えば、10V−20Vの間の電圧に昇圧制御す
る。図6は、充電するためにマイコンからトランジスタ
Trdに出力される信号の波形を詳細に示した図である。
この波形はトランジスタTrdを制御するオン期間T1と
Trdをオフさせるオフ期間T2を有する期間T0から構
成されている。オン期間には、例えば、8ビットの正常
時のパターンの信号を出力しトランジスタTrdを制御す
る。そして、オフ期間が短ければより多く昇圧し、長け
れば電圧は低くなる。従って、オフ期間T2を制御する
ことによって、コンデンサCB の昇圧を制御できる。マ
イコン22がコンデンサCB の電圧Vcをモニタしなが
らオフ期間T2の長さを制御する。ここでオン期間T1
はマイコンからの制御信号を入力し通信電流を出力する
期間であるため変えることはできないので、オフ期間の
みを変化させて制御する。例えば、図6(a)は、昇圧
が正常に行われている場合のオフ期間T2を示してい
る。また、(b)は昇圧が不足気味の場合に、オフ期間
を短くして昇圧を促進する場合を示している。さらに、
(c)は昇圧が過剰気味のとき、オフ期間を長くして昇
圧を抑える場合を示している。
【0027】また、このような構成において、フェール
セーフ手段として、バックアップ用コンデンサCB が短
絡した場合、回復するまでTrdをオフにする。このと
き、抵抗R2があるためコンデンサCB への電流は抑制
される。そして、Trdのオフが継続するので、通信信号
のレベルがハイに固定され、コンデンサCB の短絡が検
出される。
【0028】コンデンサCB の端子がオープンとなった
場合、電流がコンデンサに流れないためVc が上昇す
る。従って、この電圧の上昇をモニタすることによって
異常を検出することができる。
【0029】
【発明の効果】上記のように、本発明は衝突検出用電源
装置によれば、スイッチング素子で電圧−電流変換を行
う電力変換部を設けたので、電源装置の消費電力を低減
し、バックアップ用電源の容量を小さくすることができ
る。また、バックアップ用電源に切り替えた場合でも長
時間持続させることができる。
【0030】また、サテライトECUにもバックアップ
用電源を設けたので、センターECUにバックアップ用
電源を設けなくても済む。あるいはセンターECUにバ
ックアップ用電源を設けた場合でも、その役割の一部を
サテライトECUに負担させることができるので、セン
ターECUのバックアップ用電源の負担を軽くし、大容
量とならないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のエアバック用の電源バックアップ装置の
構成の概要を示した図である。
【図2】本発明によるエアバック用電源装置の実施形態
を示す図である。
【図3】図2の要部の構成と、トランジスタのゲートに
印加されるスイッチング信号の波形と、トランジスタに
流れる電流の波形を描いた図である。
【図4】本発明によるエアバック用電源装置の別の実施
形態を示す図である。
【図5】図4に示すエアバック用電源装置の変形を示す
図である。
【図6】図4に示すバックアップ用コンデンサを充電す
るため、マイコンからトランジスタに出力される信号波
形を示す図である。
【符号の説明】
1…センターECU 11…マイコン 12…電流検出器センターECU 13…昇圧回路 14…電源/通信回路 2…サテライトECU 21…Gセンサ 22…マイコン 23…レギュレータ 24…バックアップ電源部 25…セービングセンサ B…電源 CB …バックアップコンデンサ SW…切り替えスイッチ l…電源/通信ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D054 EE55 5G015 FA08 GB05 HA14 JA06 JA60 KA12 5H730 AA12 AA16 AS01 AS04 BB14 BB57 CC13 CC17 DD02 DD26 DD32 FF09 FG01 XX02 XX13 XX22 XX33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターECUと、少なくとも1つのサ
    テライトECUを備え、該センターECUは電源/通信
    ラインを介して該サテライトECUに電源を供給し、該
    サテライトECUから衝突検出信号を受ける衝突検出装
    置において、 前記電源は該電源の異常時に切り替えられるバックアッ
    プ電源を備えており、 該電源からはスイッチング素子で電圧−電流変換を行う
    電力変換部を介して前記サテライトECUに電源を供給
    する衝突検出装置用電源装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子はトランジスタに
    より構成され、該トランジスタの出力をインダクタンス
    を介してコンデンサに入力する、請求項1に記載の衝突
    検出装置。
  3. 【請求項3】 センターECUと、少なくとも1つのサ
    テライトECUを備え、該センターECUは電源/通信
    ラインを介して該サテライトECUに電源を供給し、該
    サテライトECUから衝突検出信号を受ける衝突検出装
    置において、少なくとも前記サテライトECU側にバッ
    クアップ電源を設けた衝突検出装置用電源装置。
  4. 【請求項4】 前記電源はサテライトECUに電源電流
    と通信電流を供給し、該通信電流の変化を検出して衝突
    を検出する、請求項1又は3に記載の衝突検出装置用電
    源装置。
  5. 【請求項5】 前記サテライトECU側に設けられたバ
    ックアップ用電源はバックアップ用コンデンサを備え、 該コンデンサには前記電源/電流ラインとは別の経路で
    センターECUから電源を供給される、請求項3に記載
    の衝突検出装置用電源装置。
  6. 【請求項6】 衝突を検知すると機械的にオンするセン
    サが前記サテライトECU側に設けられ、 該センサにも前記別の経路でセンターECUから電源が
    供給される、請求項5に記載の衝突検出装置用電源装
    置。
  7. 【請求項7】 衝突検出時には前記センサを介してエア
    バックを駆動展開させるための電流を流す、請求項6に
    記載の衝突検出装置用電源装置。
  8. 【請求項8】 センターECUと、少なくとも1つのサ
    テライトECUを備え、該センターECUは電源/通信
    ラインを介して該サテライトECUに電源を供給し、該
    サテライトECUから衝突検出信号を受ける衝突検出装
    置であって、 少なくとも前記サテライトECU側にバックアップ電源
    を設けた衝突検出装置用電源装置において、 該バックアップ電源は前記電源/通信ラインを介してセ
    ンターECUに所定の通信電流を出力するためにマイコ
    ンによって制御されるスイッチング素子とバックアップ
    用コンデンサを有し、 該スイッチング素子は制御される期間とオフされる期間
    を有し、該オフ期間のときに該バックアップ用コンデン
    サは前記電源/通信ラインを介して充電昇圧される衝突
    検出装置用電源装置。
  9. 【請求項9】 前記制御期間を一定とし、前記オフ期間
    の長さを制御することにより、前記バックアップ用コン
    デンサの電圧を制御する、請求項8に記載の衝突検出装
    置用電源装置。
  10. 【請求項10】 前記電源異常時には、前記センターE
    CUから前記電源/通信ラインを介してその旨の信号を
    前記サテライトECUに出力する、請求項3又は8に記
    載の衝突検出装置用電源装置。
JP2001185059A 2001-06-19 2001-06-19 衝突検出装置用電源装置 Withdrawn JP2003002156A (ja)

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