JP2000023369A - 分散型電源装置 - Google Patents

分散型電源装置

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JP2000023369A JP10183847A JP18384798A JP2000023369A JP 2000023369 A JP2000023369 A JP 2000023369A JP 10183847 A JP10183847 A JP 10183847A JP 18384798 A JP18384798 A JP 18384798A JP 2000023369 A JP2000023369 A JP 2000023369A
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power
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博昭 小新
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洋一 国本
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Hirotada Higashihama
弘忠 東浜
Hiroaki Yuasa
裕明 湯浅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力消費の無駄の無いものにする。 【解決手段】 太陽電池などの変動する直流電源Eから
の電圧を昇圧する昇圧回路10と、昇圧回路からの直流
電力を交流電力へ変換するインバータ回路11と、商用
電力系統ACとの接続/遮断を行う解列開閉器13とを
主電力回路として有し、主電力回路の各部の状態検出結
果に基づいて電力制御を主に行う第1のマイコン14a
とシーケンス制御を主に行う第2のマイコン14bとを
含んでなる分散型電源装置1において、直流電源から電
力供給を受ける第1の電源回路15と商用電力系統から
電力供給を受ける第2の電源回路15とを設け、第1の
電源回路の一部の出力部は第2の電源回路の出力と結合
されて第1のマイコンと第2のマイコンとに電力供給す
るよう構成し、第1のマイコンへの電力供給は第2のマ
イコンにより制御されるスイッチ回路14cを介して行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池などの変
動する直流電源からの直流電力を交流電力へ変換して系
統連系運転する分散型電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池のように例えば日照状態に応じ
て大きく出力電力の変動するような直流電源から直流電
力を得て、この直流電力を交流電力へ変換するととも
に、商用電力系統に対し連系運転される分散型電源装置
が考案されている。
【0003】しかしながら、このような分散型電源装置
の電源である太陽電池や燃料電池などの直流電源にあっ
ては、日照、周囲温度、出力電流などの各種運転条件の
変動により、最大電力を取り出すことのできる動作点
(Pmax 点)が大きく変化する性質を有する。そこで、
多くの各種動作条件を迅速に検出するとともに監視し、
常に最大電力を取り出すことのできる動作点を演算把握
し、時々刻々変動する最適運転状態に適応追従させるこ
とが要求される。
【0004】このような、適応追従制御はトラッキング
制御方式などと称されるもので、コンピュータによる高
速演算制御運転が可能に成ったことから、近年、高効率
な分散型電源装置が開発されるように成ってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の分散型電源装置にあっては、例えば日照が
殆ど無く、太陽電池のような直流電源から有効な直流電
力を得ることができないような状態の場合であっても、
充分に有効な直流電力を得ることができる状態の場合と
同様に、多くの各種動作条件を迅速に検出するとともに
監視し、最適運転状態に適応追従させるために、太陽電
池などの変動する直流電源からの電圧を所定直流電圧に
昇圧する昇圧回路や、昇圧回路からの直流電力を交流電
力へ変換するインバータ回路の制御を、マイコンを備え
る制御回路によってフルパワーで実行している。
【0006】しかしながら、各種動作条件を迅速に検出
するためには、各種条件の検出のためのセンサや演算処
理のためのマイコンに、それなりの駆動電力を供給しな
ければならない。このことは、マイコンを備える制御回
路やセンサ回路は、太陽電池のように全く得る電力の無
い夜間にあっても、昼間同様、フルパワーで稼働してい
ることを意味する。そして、これらの駆動電力は当然な
がら商用電力系統から賄われることになり、発電電力を
得ることができないにもかかわらず、発電電力を得てい
る場合と同じフルパワーの電力消費を行うことは無駄で
ある、という問題点があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、総合的に見て
電力消費に無駄のない優れる分散型電源装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、太陽電
池などの変動する直流電源からの電圧を所定直流電圧に
昇圧して出力する昇圧回路と、該昇圧回路からの直流電
力を交流電力へ変換して出力するインバータ回路と、商
用電力系統との接続/遮断を行う解列開閉器とを主電力
回路として有し、前記主電力回路の各部の状態検出結果
に基づいて電力制御を主に行う第1のマイコンとシーケ
ンス制御を主に行う第2のマイコンとを含んでなる制御
回路と、該制御回路に電力を供給する電源回路とを備え
る分散型電源装置において、前記電源回路は前記直流電
源から電力供給を受ける第1の電源回路と商用電力系統
から電力供給を受ける第2の電源回路とを含んで構成
し、第1の電源回路は少なくとも複数の出力部を有して
なり、該一部の出力部は第2の電源回路の出力と結合さ
れて前記第1のマイコンと第2のマイコンとに電力供給
するよう構成されてなり、第1のマイコンへの電力供給
は第2のマイコンにより制御されるスイッチ回路を介し
て行われることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明にあっては、前記スイ
ッチ回路を省略する代わりに前記第1のマイコンを省電
力動作モードを有するものとなし、前記直流電源の電圧
を電圧センサを介して前記第2のマイコンへ入力し、該
直流電源の電圧が所定値以下になると第2のマイコンが
前記第1のマイコンに省電力動作モードへの移行指令を
行うことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明にあっては、前記第1
の電源回路の一部の出力部と前記第2の電源回路の出力
とを結合して並列にコンデンサを設け、該コンデンサ電
圧を安定化電源回路を介して前記第1のマイコンと第2
のマイコンとへ供給し、前記コンデンサが前記安定化電
源回路の出力を補償している補償期間内に、第2のマイ
コンが第1のマイコンへ省電力動作モードへの移行指令
を行うことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明にあっては、前記コン
デンサが前記安定化電源回路の出力を補償している補償
期間、第1のマイコンと第2のマイコンとは前記主電力
回路の各部の状態検出結果を無視するようにされている
ことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明にあっては、前記第1
の電源回路の複数の出力部の中の前記第2の電源回路の
出力と結合されない方の出力を、前記第1の電源回路の
出力電圧安定化のためのフィードバック用に用いること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る分散型電源装
置の第1の実施の形態を図1および図2に基づいて、第
2の実施の形態を図2乃至図4に基づいて、それぞれ詳
細に説明する。
【0014】[第1の実施の形態]図1は分散型電源装
置を示すブロック図であり、図2は分散型電源装置の制
御回路への給電系統を示す回路図である。
【0015】分散型電源装置1は、図1に示すように、
昇圧回路10と、インバータ回路11と、フィルタ回路
12と、解列開閉器13,13と、制御回路14と、第
1の電源回路15と、第2の電源回路16と、電源合成
回路17,18とを備える。昇圧回路10は、半導体ス
イッチング素子Q0 を高周波でオン・オフすることによ
って、太陽電池Eが出力してコンデンサC1 に蓄える電
荷を断続的にコイルL 0 に流して昇圧し、比較的高い直
流電圧をコンデンサC2 に得るものである。
【0016】インバータ回路11は、コンデンサC2
蓄えられた直流電力を、制御回路14からのPWM制御
指令に基づいて交流電力に変換して出力するもので、I
GBTなどの半導体スイッチング素子をブリッジ接続し
て構成される。フィルタ回路12は、コンデンサC3
コイルL1,2 とを含んで構成され、インバータ回路1
1の出力電力から高調波成分を除去し、基本波成分のみ
にして出力する。
【0017】解列開閉器13,13は、分散型電源装置
1を商用電力系統ACに連系するもので、制御回路14
からの制御指令によって開閉するように構成されおり、
商用電力系統ACに事故などがあって停電しているとき
に、分散型電源装置1が交流電力を商用電力系統ACへ
出力することのないように、所謂単独運転状態になった
ような場合に開極して、分散型電源装置1を商用電力系
統ACから切り離して安全を確保する。
【0018】制御回路14は、分散型電源装置1全体の
制御を司る部分であり、第1のマイコン14aと、第2
のマイコン14bと、スイッチ回路14cと、ゲート駆
動回路14dと、モニタユニット14eと、電圧センサ
14f,14g,14h,14i,14j,14kと、
電流センサ14l,14mとを備える。
【0019】第1のマイコン14aは、主電力回路の各
部の状態検出結果に基づいて、電力制御を主に行う。す
なわち、第1のマイコン14aは、電圧センサ14fの
検出するコンデンサC1 の電圧、電圧センサ14gの検
出するコンデンサC2 の電圧、電圧センサ14hの検出
する電圧、電圧センサ14iの検出するコンデンサC 3
の電圧、電流センサ14lの検出する電流、電流センサ
14mの検出する電流、などに基づいて最適動作点を演
算し、該演算結果に基づいてゲートドライブ信号を生成
してゲート駆動回路14dへ出力し、ゲート駆動回路1
4dはインバータ回路11を高周波のキャリア周波数で
オン・オフ駆動する。
【0020】第2のマイコン14bは、主電力回路の各
部の状態検出結果に基づいて、シーケンス制御を主に行
う。すなわち、第2のマイコン14bは、電圧センサ1
4fの検出するコンデンサC1 の電圧に基づいてスイッ
チ回路14cのオン・オフ制御を行ったり、電圧センサ
14jの検出する商用電力系統ACのS−T相間電圧、
電圧センサ14kの検出する商用電力系統ACのT−U
相間電圧などに基づいて解列開閉器13,13のオン・
オフ制御を行ったり、モニタユニット14eに各種デー
タを表示させたりする。
【0021】スイッチ回路14cは、第2のマイコン1
4bからの指令に基づいて、電源合成回路17によって
合成された合成電力の第1のマイコン14aに対する供
給を制御する。詳しくは、第2のマイコン14bは、電
圧センサ14fの検出するコンデンサC1 の電圧すなわ
ち太陽電池Eの出力電圧を監視しており、太陽電池Eの
出力電圧が所定値以下になれば、もはやインバータ回路
11を駆動していても、駆動のための電力消費が嵩むば
かりで有効な電力を得ることはできないと判断して、ス
イッチ回路14cをオフし、第1のマイコン14aへの
電力供給を停止して無駄な電力消費を防ぐ。
【0022】ゲート駆動回路14dは、制御回路14か
らの指令に基づいてインバータ回路11の各半導体スイ
ッチング素子を駆動する。モニタユニット14eは、第
2のマイコン14bからの指令に基づいて、例えば分散
型電源装置1の現在の出力電力や出力電流などを表示す
る。
【0023】第1の電源回路15は、太陽電池Eの出力
する電力を受けて、制御回路14を駆動するための安定
化した電圧を生成供給する部分であり、第1乃至4の出
力部15a,15b,15c,15dを備える。第1の
電源回路15は、図2に示すように、スイッチング電源
回路構成にされており、太陽電池Eの出力によってコン
デンサC1 に蓄えられる電圧の変動に応じて、第1乃至
4の出力部15a,15b,15c,15dの出力電圧
は変化しようとするものの、第2の電源回路16からの
出力電力と合成されない例えば第1の出力部15aの出
力電圧を、比較器15e→フォトカプラ15f→PWM
駆動部15g→半導体スイッチング素子Q10の経路でフ
ィードバックをかけることによって昇圧率を調整して、
第1乃至4の出力部15a,15b,15c,15dの
出力電圧の安定化を図っている。
【0024】第2の電源回路16は、商用電力系統AC
から電力を受けて、制御回路14を駆動するための安定
化した電圧を生成供給する部分であり、第1の出力部1
6aと第2の出力部16bとを備える。
【0025】電源合成回路17は、第1の電源回路15
の第3の出力部15cの出力電力と第2の電源回路16
の第1の出力部16aの出力電力とを合成して、第1の
電源回路15からの電力供給が停止しても第2の電源回
路16から電力供給がなされるように冗長性を確保し
て、少なくとも第2のマイコン14bを常時動作するよ
うにしている。電源合成回路17は、具体的には、図2
に示すように、コンデンサC10,C11と、安定化電源回
路に相当する3端子レギュレータRとから構成される。
【0026】電源合成回路18は、第1の電源回路15
の第4の出力部15dの出力電力と第2の電源回路16
の第2の出力部16bの出力電力とを合成して、第1の
電源回路15からの電力供給が停止しても第2の電源回
路16から電力供給がなされるように冗長性を確保し
て、モニタユニット14eを常時動作するようにしてい
る。
【0027】従って、上述のような分散型電源装置1に
あっては次のように動作することができる。すなわち、
太陽電池Eの出力が例えば天候の具合で急激に変動して
も、第1の電源回路15は、第1の電源回路15のみの
出力状況を把握できるように、第2の電源回路16の出
力電力と合成していない例えば第1出力部15aの出力
電圧をフィードバックして各出力部の出力電圧の安定化
を図っているので、商用電力系統ACの電力を受けて電
力供給している第2の電源回路16の出力に惑わされる
ことなく、的確に出力電圧の安定化を図ることができ
る。
【0028】また、夜間になって太陽電池Eからの出力
が得られずに、電圧センサ14fの検出するコンデンサ
1 の電圧が所定値以下になった場合、第2のマイコン
14bは、もはやインバータ回路11を駆動しても、駆
動のための電力消費が嵩むばかりで有効な電力を得るこ
とはできないと判断して、スイッチ回路14cをオフ
し、第1のマイコン14aへの電力供給を停止して無駄
な電力消費を防ぐので、総合的に見て電力消費の無駄の
ない分散型電源装置1にすることができる。
【0029】更に、制御回路14の中のゲート駆動回路
14dや電圧センサ14f,14g,14h,14iな
どの発電制御系への電源供給は、太陽電池Eの出力電力
を受けて電力供給する第1の電源回路15の第1の出力
部15aおよび第2の出力部15bからの出力電力のみ
で担っており、また、太陽電池Eからの出力電力が無く
ても動作の要求される第2のマイコン14bとモニタユ
ニット14eとへは、商用電力系統ACの電力を受けて
電力供給する第2の電源回路16からの出力電力と電力
合成して供給するようにしているので、総合的に見て電
力消費の無駄の無い分散型電源装置1にすることができ
る。
【0030】[第2の実施の形態]図2は分散型電源装
置の制御回路への給電系統を示す回路図であり、図3は
分散型電源装置を示すブロック図であり、図4は太陽電
池の動作状況と制御回路のマイコンの動作との関係を示
すタイミングチャートである。なお、図2は第1の実施
の形態の説明に用いた図を流用している。また、図3に
示す分散型電源装置において、図1に示す分散型電源装
置と同じ個所には同じ符号を付して、詳細な説明を省略
する。
【0031】この分散型電源装置1が前述の第1の実施
の形態の分散型電源装置と異なり特徴となるのは、スイ
ッチ回路14cを取り除き、その代わりに第1のマイコ
ン14aを省電力動作モードへの遷移を可能なものとな
し、第2のマイコン14bから第1のマイコン14aの
省電力動作モードへの遷移を制御可能にした構成であ
る。
【0032】第2のマイコン14bは、太陽電池Eの出
力電圧である電圧センサ14fの検出するコンデンサC
1 の電圧を監視している。第2のマイコン14bは、電
圧センサ14fの検出するコンデンサC1 の電圧が図4
(a)に示すように所定値V t を下回ると、図4(d)
に示すように、第1のマイコン14aに対して省電力動
作モードへの遷移指令すなわちスリープ指令を行う。こ
のスリープ指令を発する時刻t2 では、図4(c)に示
すように、電源合成回路17の状態は大電流供給可能領
域にあり、第1のマイコン14aも第2のマイコン14
bも高速動作が補償されている。
【0033】しかしながら、電圧センサ14fの検出す
るコンデンサC1 の電圧が図4(a)に示すように所定
値Vs を下回ると、第1の電源回路15の第1の出力部
15aおよび第2の出力部15bなどは電源合成回路に
接続されていないので電圧低下を生じてしまい、接続さ
れている負荷であるゲート駆動回路14d、電圧センサ
14f,14g,14h,14iの動作を補償できなく
なる。
【0034】そこで、第2のマイコン14bは、電圧セ
ンサ14fの検出するコンデンサC 1 の電圧が図4
(a)に示すように所定値Vs を下回った時点t1 で、
ゲート駆動回路14dへの制御指令を停止するととも
に、電圧センサ14f,14g,14h,14iなどに
基づいた状態検出結果を無視するよう第1のマイコン1
4aに対して指令を行い、動作補償電源電圧範囲を外れ
た状態で得たデータに基づいて誤った制御指令を行って
しまうことを防止している。
【0035】つまり、上述のような分散型電源装置1に
あっては、電源合成回路17のコンデンサC10の両端電
圧V1 が3端子レギュレータRの出力電圧V2 を補償し
ている期間t1 〜t3 内に、第2のマイコン14bが第
1のマイコン14aへ省電力動作モードへの移行指令を
行うので、太陽電池Eの急峻な電圧低下や電圧遮断時に
も、安定して第1のマイコン14aを省電力動作モード
へ移行できる。
【0036】また、上述のような分散型電源装置1にあ
っては、電源合成回路17のコンデンサC10の両端電圧
1 が3端子レギュレータRの出力電圧V2 を補償して
いる期間t1 〜t3 内から既に、ゲート駆動回路14d
への制御指令を停止するとともに電圧センサ14f,1
4g,14h,14iなどに基づいた状態検出結果を無
視するよう第1のマイコン14aと第2のマイコン14
bとがプログラムされているので、第1の電源回路15
の出力電圧の低下にともなう動作補償電源電圧範囲を外
れた状態のセンサなどから得た、信頼性に乏しいデータ
を用いることによって生ずる異常信号による誤動作を防
止できる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、夜間など
太陽電池などの直流電源が発電電力を有していないとき
の制御回路の電力消費を低下することができて、総合的
に見て電力消費の無駄の無い、優れる分散型電源装置を
提供できるという効果を奏する。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて更に、第1のマイコンに省電力
動作モードへの移行機能を有するものを用い、その代わ
りに、第1のマイコンへの電力供給を制御するための第
2のマイコンにより制御されるスイッチ回路を除去する
ので、スイッチ回路の影響による耐ノイズ性の低下を解
消でき、また、第1のマイコンの動作内容(RAM内
容、レジスタ内容)を保持したまま小電力を図れるた
め、再起動時の制御の容易な、優れる分散型電源装置を
提供できるという効果を奏する。
【0039】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて更に、太陽電池の急峻な電圧低
下や電圧遮断時にも安定して第1のマイコンを省電力動
作モードへ移行できる、優れる分散型電源装置を提供で
きるという効果を奏する。
【0040】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加えて更に、第1の電源回路の出力電
圧の低下にともなうセンサからの異常信号による誤動作
を防止できる、優れる分散型電源装置を提供できるとい
う効果を奏する。
【0041】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて更に、第1の電源回路の出力電
圧を所定値に正しく保つことのできる、優れる分散型電
源装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の分散型電源装
置を示すブロック図である。
【図2】上記分散型電源装置の制御回路への給電系統を
示す回路図である。
【図3】本発明に係る第2の実施の形態の分散型電源装
置を示すブロック図である。
【図4】上記分散型電源装置の太陽電池の動作状況と制
御回路のマイコンの動作との関係を示すタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 分散型電源装置 10 昇圧回路 11 インバータ回路 13 解列開閉器 14 制御回路 14a 第1のマイコン 14b 第2のマイコン 14c スイッチ回路 14f 電圧センサ 15 第1の電源回路 15a 出力部 15b 出力部 15c 出力部 15d 出力部 16 第2の電源回路 16a 出力部 16b 出力部 AC 商用電力系統 C10 コンデンサ E 直流電源(太陽電池) R 安定化電源回路 T 補償期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 忠吉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 東浜 弘忠 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 湯浅 裕明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA17 JA17 KA02 KA03 KA05 KA08 5G003 AA01 BA01 DA04 DA16 GA01 GB06 GC05 5G066 HA30 HB06 5H007 BB07 CA02 CB05 CB07 CC03 CC09 CC12 DA04 DA06 DB01 DB12 DC02 DC05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池などの変動する直流電源からの
    電圧を所定直流電圧に昇圧して出力する昇圧回路と、該
    昇圧回路からの直流電力を交流電力へ変換して出力する
    インバータ回路と、商用電力系統との接続/遮断を行う
    解列開閉器とを主電力回路として有し、前記主電力回路
    の各部の状態検出結果に基づいて電力制御を主に行う第
    1のマイコンとシーケンス制御を主に行う第2のマイコ
    ンとを含んでなる制御回路と、該制御回路に電力を供給
    する電源回路とを備える分散型電源装置において、 前記電源回路は前記直流電源から電力供給を受ける第1
    の電源回路と商用電力系統から電力供給を受ける第2の
    電源回路とを含んで構成し、第1の電源回路は少なくと
    も複数の出力部を有してなり、該一部の出力部は第2の
    電源回路の出力と結合されて前記第1のマイコンと第2
    のマイコンとに電力供給するよう構成されてなり、第1
    のマイコンへの電力供給は第2のマイコンにより制御さ
    れるスイッチ回路を介して行われることを特徴とする分
    散型電源装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ回路を省略する代わりに前
    記第1のマイコンを省電力動作モードを有するものとな
    し、前記直流電源の電圧を電圧センサを介して前記第2
    のマイコンへ入力し、該直流電源の電圧が所定値以下に
    なると第2のマイコンが前記第1のマイコンに省電力動
    作モードへの移行指令を行うことを特徴とする請求項1
    記載の分散型電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電源回路の一部の出力部と前
    記第2の電源回路の出力とを結合して並列にコンデンサ
    を設け、該コンデンサ電圧を安定化電源回路を介して前
    記第1のマイコンと第2のマイコンとへ供給し、前記コ
    ンデンサが前記安定化電源回路の出力を補償している補
    償期間内に、第2のマイコンが第1のマイコンへ省電力
    動作モードへの移行指令を行うことを特徴とする請求項
    2記載の分散型電源装置。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサが前記安定化電源回路の
    出力を補償している補償期間、第1のマイコンと第2の
    マイコンとは前記主電力回路の各部の状態検出結果を無
    視するようにされていることを特徴とする請求項3記載
    の分散型電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電源回路の複数の出力部の中
    の前記第2の電源回路の出力と結合されない方の出力
    を、前記第1の電源回路の出力電圧安定化のためのフィ
    ードバック用に用いることを特徴とする請求項1記載の
    分散型電源装置。
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