JP2003000523A - スリッパ洗濯乾燥装置 - Google Patents

スリッパ洗濯乾燥装置

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JP2003000523A
JP2003000523A JP2001183401A JP2001183401A JP2003000523A JP 2003000523 A JP2003000523 A JP 2003000523A JP 2001183401 A JP2001183401 A JP 2001183401A JP 2001183401 A JP2001183401 A JP 2001183401A JP 2003000523 A JP2003000523 A JP 2003000523A
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JP
Japan
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slipper
zone
washing
drying
washer
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Application number
JP2001183401A
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English (en)
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Masaaki Sekiguchi
雅章 関口
Toshihiko Furukawa
俊彦 振川
Toyomi Onoe
豊美 尾上
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TAMAGAWA SENI KOGYOSHO KK
Original Assignee
TAMAGAWA SENI KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スリッパの姿勢が変わらず回転移動し、乾燥ス
ペースを小さくして良好な乾燥効率をもたらす。交換作
業を簡便、迅速にできるスリッパ洗濯乾燥装置。 【解決手段】同心円状の内筒2と外筒3の間の円環状ス
ペース4内に、スリッパ掛け環6を多段に設置し、円環
状スペース内の周方向に、スリッパ出し入れゾーン1
0、洗濯ゾーン20、脱水ゾーン30および乾燥ゾーン40
を配設。スリッパ掛け環が円環状スペース内を1周する
間に、洗濯、脱水、乾燥処理。スリッパ甲部を縦方向に
被せてセットできるスリッパ掛け部を取り付けたスリッ
パセット治具50の円管基部を、スリッパ掛け環に回転可
能に所定間隔で嵌合取り付けする。スリッパセット治具
の円管基部をスリッパ掛け環に対して回転させてスリッ
パ掛け部をスリッパ掛け環の外側へ転倒させる手段をス
リッパ出し入れゾーンに配設し、洗濯乾燥済みスリッパ
を自動落下させてスリッパセット治具から取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大量のスリッパを
効率よくしかも型くずれすることなく洗濯および乾燥す
ることができるスリッパ洗濯乾燥装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】大量のスリッパを洗濯、乾燥するための
装置としては、例えば特開2000−139811号公
報に記載された装置がある。この装置は、縦長の洗浄室
内部にスリッパを載置する複数のラックを装着したエン
ドレスの搬送手段を設けて、ラックに載置したスリッパ
を洗浄室内上方から下方へ、さらには下方から上方に循
環回動させ、洗浄室下部に設けた洗浄槽に洗浄液を満た
してこの洗浄液中にラックごとスリッパを浸漬通過させ
てバブリングしながら洗濯、濯ぎを施した後、洗浄槽上
方の洗浄空間を通過させる際に洗浄水と濯ぎ液を噴射ノ
ズルから噴射して濯ぎ、さらに洗浄室上方の乾燥空間を
通過させる際に温風を噴射して乾燥させるようにしたも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来装置によれば、エンドレスの搬送手段が洗
浄室内を上下方向に循環回動する際に、ラックに載置し
たスリッパの表裏(天地)が逆転することになるため、
スリッパがラックから落下しないようにするためにはか
なり強固なスリッパ保持手段が必要になるとともに、強
固な保持手段で保持されながら洗濯乾燥されるため、洗
濯乾燥後のスリッパに保持跡が付いたり型くずれが生じ
やすくなる。
【0004】また、洗浄室底部の洗浄槽を除いた洗浄室
内部空間全体が乾燥空間となるため、乾燥用温風を吹き
込むスペースがかなり大きくなり、乾燥効率も低下する
ことになる。
【0005】さらに、洗濯、乾燥を完了したスリッパ
を、洗浄室側面に設けた開閉口から作業員が取り出した
後、直ちに新たなスリッパをラックに載置しなくてはな
らないから、煩雑な交換作業が必要となる。
【0006】そこで本発明は、スリッパを回動させる際
にスリッパの表裏が逆転することなく、しかも載置した
スリッパの姿勢が変わることなく水平に回転移動させる
ことができるとともに、乾燥スペースを比較的小さくで
きるため良好な乾燥効率をもたらすことができ、さらに
は、洗濯、乾燥を終了したスリッパの新たなスリッパへ
の交換作業を簡便かつ迅速に行うことが可能な、新規か
つ改良されたスリッパ洗濯乾燥装置を提供することを課
題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1による本発明の
スリッパ洗濯乾燥装置は、同心円状に立設した内筒と外
筒の間の円環状スペース内に、複数のスリッパを着脱可
能にセットできるスリッパ掛け環を所定速度で水平回転
するように多段に設置し、前記円環状スペース内の周方
向にスリッパ出し入れゾーン、洗濯ゾーン、脱水ゾーン
および乾燥ゾーンを配設し、前記スリッパ出し入れゾー
ンでスリッパをセットされた前記スリッパ掛け環が前記
円環状スペース内を1周する間にスリッパの洗濯、脱
水、乾燥処理がこの順で施されるようにしたスリッパ洗
濯乾燥装置であって、スリッパ甲部を縦方向に被せてセ
ットできる形状のスリッパ掛け部を円管基部に取り付け
た構造を有する複数のスリッパセット治具の円管基部
を、前記スリッパ掛け環を形成するパイプに回転可能に
所定間隔で嵌合取付けするとともに、前記スリッパセッ
ト治具の前記円管基部を前記スリッパ掛け環に対して回
転させることにより前記スリッパ掛け部を前記スリッパ
掛け環の外側へ転倒させる手段を前記スリッパ出し入れ
ゾーンに配設したことを特徴とするものである。かよう
な構成とすることによって、前記スリッパ掛け部にセッ
トしたスリッパが前記スリッパ掛け部の転倒時に自動落
下させることができ、スリッパ掛け部からスリッパを取
り外す作業を自動的に行うことが可能となる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の装置におい
て、前記転倒手段は、前記スリッパセット治具の前記円
管基部から前記円環状スペースの内筒側に向けて突設さ
せたガイドレバーと、前記スリッパ掛け環の内周に沿っ
て配設した上り傾斜部を有する第1の固定ガイドとから
なることを特徴とするものである。かような構成とする
ことによって、前記ガイドレバーが前記第1の固定ガイ
ドの上り傾斜部に沿って摺動しながら上昇することで前
記円管基部を前記スリッパ掛け環に対して回転させ、前
記スリッパ掛け部を前記スリッパ掛け環の外側へ転倒さ
せることができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の装置におい
て、前記スリッパ出し入れゾーンの前半域において前記
第1の固定ガイドを配設し、前記スリッパ出し入れゾー
ンの後半域において、前記スリッパ掛け環の外周に沿っ
て上り傾斜部を有する第2の固定ガイドを配設したこと
を特徴とするものである。かような構成とすることによ
って、前記スリッパ出し入れゾーンの前半域では前記第
1の固定ガイドによりスリッパ掛け部が転倒し、前記ス
リッパ出し入れゾーンの後半域では転倒した状態の前記
スリッパ掛け部が前記第2の固定ガイドの上り傾斜部に
沿って摺動しながら上昇することでスリッパをセットで
きる位置まで前記スリッパ掛け部を復帰させることがで
きる。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の装置におい
て、前記スリッパ出し入れゾーンの後半域において、前
記スリッパ掛け環の内周に沿って下がり傾斜部およびこ
れに連続して水平に伸びる水平部を有する第3の固定ガ
イドを配設したことを特徴とするものである。かような
構成とすることによって、前記第2の固定ガイドによる
前記スリッパ掛け部の復帰動作の過程で、前記ガイドレ
バーが前記第3の固定ガイドの下側にガイドされて下が
り傾斜部に沿って摺動しながら押し下げられ、引き続き
前記第3の固定ガイドの水平部の下側でガイドレバーが
ガイドされることで、前記スリッパ掛け部の復帰動作を
促進させるとともに復帰後の前記スリッパ掛け部の位置
を保持させることができる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの装置において、前記スリッパ出し入れゾーンと前記
洗濯ゾーンとの間、前記脱水ゾーンと前記乾燥ゾーンと
の間、および前記乾燥ゾーンと前記スリッパ出し入れゾ
ーンとの間は、前記円環状スペースの上下方向に延設し
た可撓性シートからなる間仕切り手段により実質的に区
画されていることを特徴とするものである。これによっ
て、洗濯ゾーンでの洗剤や洗浄水が脱水ゾーンへ飛び散
ること、脱水ゾーンでの水滴が乾燥ゾーンに飛び散るこ
と、さらには乾燥ゾーンの温風がスリッパ出し入れゾー
ンに放散することを防止でき、各ゾーンでの工程が実質
的に独立して行えることになる。
【0012】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かの装置において、前記円環状スペース内に多段に設け
た各段の前記スリッパ掛け環の間は、前記スリッパ掛け
環と一体的に回転する円環状仕切板で実質的に区画され
ていることを特徴とするものである。これによって、多
段に設けたスリッパ掛け環の各段ごとに各ゾーンでの工
程を実質的に独立して行うことができる。
【0013】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かの装置において、前記洗濯ゾーンの前半域には、前記
スリッパ掛け部にセットされているスリッパに向けて洗
剤を噴射する噴射角度可変の複数の洗剤ノズルが配設さ
れ、前記洗濯ゾーンの後半域には、スリッパに向けて洗
浄水を噴射する噴射角度可変の複数の水洗ノズルが配設
されていることを特徴とするものである。これによっ
て、効果的な洗剤噴射および水洗を施すことができ
る。、
【0014】請求項8の発明は、請求項7の装置におい
て、前記スリッパ掛け環にセットされたスリッパの通過
を検知するセンサーを配設し、前記センサーの検知信号
に基づいて、前記洗剤ノズルからの洗剤噴射および前記
水洗ノズルからの洗浄水噴射を制御することを特徴とす
るとするものである。これにより、洗剤および洗浄水の
消費量を大幅に低減することができる。
【0015】請求項9の発明は、請求項1〜8の装置に
おいて、前記脱水ゾーンには、スリッパに先端部が接触
できるように支持した角度可変の複数の脱水ブラシが配
設されていることを特徴とするものである。これら脱水
ブラシにより、スリッパ表面の水滴を拭き取ることがで
きる。
【0016】請求項10の発明は、請求項1〜9のいず
れかの装置において、前記乾燥ゾーンには、スリッパに
向けて温風を吹き出すための複数の温風吹き出し口が前
記円環状スペースを形成する内筒に開口されていること
を特徴とするものである。内筒と外筒の間に形成される
円環状スペースは、比較的小容積となっているため、効
率の良い温風乾燥を行うことができる。
【0017】請求項11の発明は、請求項1〜10のい
ずれかの装置において、前記温風吹き出し口の形状は、
底辺から頂点へ向けて細幅となる縦長の二等辺三角形と
してあることを特徴とするものである。かような形状と
することにより、洗浄水が溜まりやすいスリッパ踵部に
より多量の温風が当たるようにすることができる。
【0018】請求項12の発明は、請求項10または1
1の装置において、前記乾燥ゾーンの円環状スペースを
形成する内筒および外筒には、複数の整流板を取付け
て、前記温風吹き出し口からの温風の流れを整流するこ
とを特徴とするものである。温風流れを整流することに
より、円環状スペース内に乾燥に適した温風流れをもた
らすことができる。
【0019】請求項13の発明は、請求項1〜12のい
ずれかの装置において、前記乾燥ゾーンは、前記円環状
スペースの上下方向に延設した可撓性シートからなる邪
魔板によって複数の区画に実質的に分けられていること
を特徴とするものである。これによって、各区画ごとに
スリッパの乾燥度合いに応じた適切な温風温度に調節す
ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面に示す実施例に基づ
き、本発明をさらに詳述する。図1は本発明のスリッパ
洗濯乾燥装置の全体を説明する概略斜視図、図2は図1
のX−X線に沿う断面図であり、基台1の上に内筒2と
外筒3を同心円状に立設し、これらの間に円環状スペー
ス4が形成されている。円環状スペース4内には、複数
のスリッパ5を着脱可能にセットできるスリッパ掛け環
6が所定速度で水平に回転移動できるように多段に設置
されている。図1ではスリッパ掛け環を5段設置した例
を図示しているが、段数は必要に応じて増減すればよ
い。
【0021】円環状スペース4内は周方向に、スリッパ
出し入れゾーン10、洗濯ゾーン20、脱水ゾーン30
および乾燥ゾーン40に区画されており、スリッパ出し
入れゾーン10に相当する部分の外筒3は部分的に取り
外されて、この開放部分でスリッパ掛け環6に対するス
リッパの着脱作業が行われ、乾燥ゾーン40から搬送さ
れてくる洗濯乾燥済みのスリッパ5がスリッパ掛け環6
から取り外され、洗濯すべきスリッパが新たにセットさ
れる。
【0022】スリッパ出し入れゾーン10でスリッパが
セットされたスリッパ掛け環6が、モータ7(図1)に
より矢印Y方向に水平回転駆動されて円環状スペース4
内を一周することにより、洗濯、脱水、乾燥処理がこの
順で各ゾーンで施されることになる。
【0023】各ゾーンは、2枚の塩化ビニルシートなど
の可撓性シートを内筒2および外筒3からそれぞれ円環
状スペース4内方へ向けて突出させて上下方向に延設し
た仕切手段8a、8b(図2)により実質的に区画され
ており、それぞれのゾーンで実質的に独立した工程が行
えるようにされている。これらのシートは可撓性を備え
ているため、スリッパ5を取付けたスリッパ掛け環6は
2枚のシートの間を押し開いて通過できるようにされて
いる。
【0024】スリッパ掛け環6には、図3および図4に
示すようなスリッパセット治具50の複数個が所定間隔
で取付けられている。このスリッパセット治具50は、
スリッパの甲部を縦方向に被せてセットできる形状のス
リッパ掛け部51を円管基部52に取付けた構造を有し
ている。なお図4からわかるように、スリッパ掛け部5
1は、垂直に対して約40°スリッパ掛け環6の回転方
向(矢印Y方向)に傾けて円管基部52に取付けられて
いる。このように傾けてスリッパをセットすることによ
り、スリッパ甲部の裏側などの洗濯や乾燥のしにくい部
分も効果的に洗剤や乾燥用温風を当てることができるよ
うになる。
【0025】スリッパセット治具50の円管基部52の
内径は、スリッパ掛け環6を形成するパイプ61(図
5)の外径よりも若干大きくされており、図5に示すよ
うにスリッパセット治具50の円管基部52をスリッパ
掛け環のパイプ61に所定間隔で嵌合させて取付けた場
合に、取付けた場所で円管基部52がスリッパ掛け環6
に対して回転できるようにされている。なお図5では、
図を簡略化するためにスリッパセット治具50の円管基
部52のみが示されており、円管基部52に取付けられ
るスリッパ掛け部51は図示を省略してある。また図2
では、スリッパ掛け環6のところどころにスリッパセッ
ト治具50の円管基部52のみ、あるいは円管基部52
とスリッパ5のみが図示されているが、実際にはスリッ
パ掛け環6全周に所定間隔でスリッパセット治具50
(スリッパ掛け部51と円管基部52)が取付けられて
いるのである。
【0026】スリッパ掛け環6に対してスリッパセット
治具50の円管基部52を回転自在に嵌合させて取付け
る構造としたことにより、スリッパセット治具50にセ
ットしたスリッパを取り外す際に、スリッパ掛け部51
をスリッパ掛け環6の外側へ転倒させるだけで、スリッ
パを自動的に落下させるようにすることができる。すな
わち、スリッパセット治具50の円管基部52を、スリ
ッパ掛け部51にスリッパ5をセットして立てておける
位置と、スリッパ掛け部51がスリッパ掛け環6外側に
転倒してスリッパが自動落下しうる位置との間で、スリ
ッパ掛け環6のパイプ61に対して回転し得るようにし
ておき(図5の矢印Z)、スリッパ出し入れゾーン10
で、押棒等の手段(図示せず)を円環状スペース4の内
筒2側から外筒3側へタイミングをはかって押し出して
スリッパ掛け部51をスリッパ掛け環6の外側へ転倒さ
せることにより、スリッパ掛け部51にセットしてある
洗濯乾燥済みのスリッパを自動落下させて取り外すこと
ができる。
【0027】また、図5に示したように、多段に配した
複数のスリッパ掛け環6は、周方向の数カ所で支柱62
と交差させることで、各段を高さ方向に所定距離だけ隔
置することができる。また各段のスリッパ掛け環6の間
は、円環状仕切板63で実質的に仕切ることが望まし
く、これにより、多段に設けたスリッパ掛け環6の各段
ごとに各ゾーンでの工程を実質的に独立して行うことが
できる。円環状仕切板63は支柱62で支持することに
よりスリッパ掛け環6と一体的に回転することになる。
なお、円環状仕切板63は、外筒側から内筒側へ向かっ
て下り傾斜となるように若干傾けて取付けることが好ま
しく、これにより、洗濯ゾーンや脱水ゾーンなどで円環
状仕切板63表面にしたたり落ちた水の水切りを良好に
することができる。
【0028】図6は、スリッパセット治具50のスリッ
パ掛け部51を転倒させる転倒手段の一例を示すもので
あり、スリッパセット治具50の円管基部52から円環
状スペース4の内筒側に向けて突出するように設けたガ
イドレバー53(図3参照)と、スリッパ掛け環6の内
周に沿って配設した第1の固定ガイド54から構成され
ている。なお図6のA〜C位置においては、スリッパセ
ット治具50の円管基部52とこの円管基部から突出す
るガイドレバー53のみを図示しており、スリッパ掛け
部51は図示を省略してある。第1の固定ガイド54は
金属製ロッドからなっており、水平部54aと、スリッ
パ掛け環の移動方向にその高さを増す上り傾斜部54b
とを備えている。図6のA位置では、円管基部52から
突出するガイドレバー53は第1の固定ガイド54の水
平部54aの上側に沿って矢印Y方向(スリッパ掛け環
の移動方向)に移動し、B位置では、第1の固定ガイド
54の上がり傾斜部54bに沿ってガイドレバーが摺動
しながら次第に上昇し、これに伴い円管基部52は矢印
Z方向へ回転する。さらにC位置まで移動すると、ガイ
ドレバー53はさらに上方へ押し上げられるとともに、
円管基部52もさらに矢印Z方向へ回転する。さらに第
1の固定ガイド54の上がり傾斜部54bが最大高さに
達すると、スリッパ掛け部51の重さで円管基部52が
さらに回転し、ついにはD位置のようにスリッパ掛け部
51がスリッパ掛け環6の外側へ転倒した状態となる。
この状態となった時点で、スリッパ掛け部51にセット
されていたスリッパは自動落下する。
【0029】スリッパが自動落下した後のスリッパ掛け
部51は、作業員が手で元の位置に復帰させて新たなス
リッパを再度セットするようにしてもよいが、本発明の
好ましい実施例においては、復帰動作も自動的に行える
ような構造としている。すなわち、図6に図示したごと
き第1の固定ガイド54をスリッパ出し入れゾーン10
の前半域に設けるとともに、スリッパ出し入れゾーンの
後半域には、図7に図示したごとき上り傾斜部55bを
有する金属製ロッドからなる第2の固定ガイド55をス
リッパ掛け環6の外周に沿って配設する。これによっ
て、スリッパ出し入れゾーン10の前半域で図6のよう
にして転倒したスリッパ掛け部51が、スリッパ出し入
れゾーンの後半域において、図7のE位置のように第2
の固定ガイド55の水平部55aの上側と接触しながら
矢印Y方向へ移動し、次いでF位置のように上り傾斜部
55bに沿って摺動しながら上昇することによって、ス
リッパ掛け部51が次第に立ち上がり、G位置を経て、
ついにはH位置のようにスリッパをセットできる状態ま
で復帰させる。このようにしてスリッパ掛け部51が自
動的に復帰した後は、作業員が新たなスリッパをスリッ
パ掛け部51にセットするだけでよいから、煩雑なスリ
ッパ交換作業を簡便、迅速に行うことができる。
【0030】本発明の更に好ましい実施例においては、
前述したスリッパ掛け部51の復帰動作を促進させるた
めの第3の固定ガイド56をスリッパ出し入れゾーン1
0後半域に設けることが望ましい。すなわち、この第3
の固定ガイド56も金属製ロッドからなっており、図7
に示すように、スリッパ掛け環6の内周に沿って配置
し、下がり傾斜部56aおよびこれに連続して水平に伸
びる水平部56bを備えている。第2の固定ガイド55
によりスリッパ掛け部51が復帰する動作過程の図7の
G位置を過ぎたあたりで、円管基部52から突出するガ
イドレバー53が第3の固定ガイド56の下側に入り込
んでガイドされ、下がり傾斜部56aに沿って摺動しな
がら次第に押し下げられることによって、スリッパ掛け
部51の復帰動作を促進するように機能する。また、下
がり傾斜部56aに沿って押し下げられたガイドレバー
53は、引き続き水平部56bの下側に保持されてガイ
ドされることによって、復帰後のスリッパ掛け部51に
スリッパを縦方向にセットした姿勢が保持されることに
なる。なお、第3の固定ガイド56の水平部56bを、
スリッパ掛け環6の内周に沿って洗濯ゾーン20、脱水
ゾーン30および乾燥ゾーン40に連続して配設し、さ
らにこの第3の固定ガイドの水平部56bの下方に隙間
を空けてガイド環57をスリッパ掛け環6の内周に沿っ
て環状に配設することにより(図7および図3参照)、
水平部56bとガイド環57の間の隙間にスリッパセッ
ト治具50のガイドレバー53が挟持された状態でスリ
ッパ掛け環6とともに一周するため、スリッパ掛け部5
1にスリッパを縦方向にセットしたスリッパセット治具
50の姿勢をより一層確実に維持することが可能とな
る。
【0031】図8は、スリッパ出し入れゾーン10にお
けるスリッパ掛け環6と、第1、第2および第3の固定
ガイド54、55、56との位置関係を図示したもので
ある。スリッパ掛け環6は矢印Yの方向に移動してお
り、スリッパ出し入れゾーン10の前半域のスリッパ掛
け環6内側の周方向に第1の固定ガイド54が配設さ
れ、上がり傾斜部54bの上端で途切れている。上がり
傾斜部54bの上端においては、スリッパセット治具5
0の円管基部52から内方に突出するガイドレバー53
が最も高い位置に押し上げられる結果、スリッパ掛け部
51が外方へ最大に傾き、その自重で転倒する。この転
倒位置において、スリッパ掛け部51に縦方向にセット
されていたスリッパは自動落下することになるため、図
示したごとき「スリッパ落下域」となる。
【0032】第1の固定ガイド54が途切れた後のスリ
ッパ掛け環6外側周方向に、第2の固定ガイド55が配
設されていて、スリッパが自動落下した後の転倒状態の
スリッパ掛け部51が水平部55a上側および上り傾斜
部55b上側と接触しながら摺動することにより次第に
起こされて、上り傾斜部55bの最上部に達した時点で
スリッパ掛け部51にスリッパをセットできる位置まで
完全に復帰する。従って、図示のような「復帰域」が形
成されることになる。
【0033】さらに、第2の固定ガイド55の上がり傾
斜部55bの最上部付近から開始される下り傾斜部56
aを備えた第3の固定ガイド56が、スリッパ掛け環6
内側の周方向に配設される。第2の固定ガイド55の上
がり傾斜部55bの最上部に近い位置では、スリッパ掛
け部51がほぼ復帰状態にされており、ガイドレバー5
3もかなり低い位置に戻されているため、第3の固定ガ
イド56の下側に入り込んでガイドされるようになる。
そして下がり傾斜部56aに沿ってガイドレバー53が
さらに押し下げられる結果、スリッパ掛け部51の復帰
動作が促進される。また、第3の固定ガイド56の下が
り傾斜部56aから連続して形成される水平部56bの
下側にガイドレバー53が引き続き保持される結果、ス
リッパ掛け部51の復帰姿勢が確実に保持されることに
なる。
【0034】図2および図9には、本発明装置の洗濯ゾ
ーン20で好ましく使用できるノズル装置の実施例を示
している。すなわち、円環状スペース4内の洗濯ゾーン
20の前半域には、内筒2および外筒3に沿って上下方
向に延びる洗剤供給管21a、21bが設けられてお
り、スリッパ掛け環6にセットされた1つのスリッパ5
に対して、内筒側の洗剤供給管21aから3本、外筒側
の洗剤供給管21bから1本の洗剤ノズル22がそれぞ
れ配設されている。これら洗剤ノズル22は、スリッパ
5の甲面、側面、底面等に対して効果的な洗剤噴射が行
えるように個々にその噴射方向が調節できるように角度
可変とされている。また、洗濯ゾーン20の後半域に
は、図2に示したように洗浄水供給管23a、23bお
よび水洗ノズル24が配設されているが、これらはそれ
ぞれ洗剤供給管21a、21bおよび洗剤ノズル22と
同様な構造とすればよい。
【0035】円環状スペース4内の脱水ゾーン30に
は、図2に示したようにスリッパ掛け環1段につき4本
の角度可変の脱水ブラシ31が配設されており、脱水ゾ
ーン30を通過するスリッパに4本の脱水ブラシ31の
先端が次々と接触する際に、スリッパに付着している洗
浄水の水滴を取り除く。図示の例では4本の脱水ブラシ
を配設しているが、脱水ブラシの数は適宜増減すること
ができる。また、脱水ゾーン30における脱水手段とし
ては、脱水ブラシに限らず、エアノズルからエアを噴射
してスリッパに付着する水滴を吹き飛ばすようにしても
よい。なお、図1および図2に図示されているように、
洗濯ゾーン20と脱水ゾーン30は、洗剤供給管21
a、21bや洗浄水供給管23a、23b、さらには洗
剤ノズル22、水洗ノズル24、脱水ブラシ31などが
配設されるスペースを確保するために、内筒2と外筒3
の間隔をやや拡げて円環状スペース4の幅を拡げるよう
にすることが望ましい。また、洗濯動作や脱水動作を外
部からチェックできるように、洗濯ゾーン20や脱水ゾ
ーン30の外筒3をアクリル樹脂製の透明板で形成する
こともできる。
【0036】図示を省略してあるが、洗濯ゾーン20の
入口には、スリッパ掛け環6にセットされたスリッパ5
が通過する時間と、スリッパがセットされていないスリ
ッパ掛け環6が通過する時間を検知するセンサーを設
け、このセンサーの検知信号に基づいて、洗濯ゾーン2
0における洗剤ノズル22からの洗剤噴射時間とその噴
射タイミング、水洗ノズル24からの洗浄水噴射時間と
その噴射タイミング等をタイマー制御することが望まし
い。本実施例における装置は、スリッパ掛け環6にセッ
トした1個のスリッパが円環状スペース4を1回転して
洗濯、脱水、乾燥されるのに要する所要時間が約35分
であり、スリッパ1個分が1個の洗剤ノズル22あるい
は水洗ノズル24を通過する時間は約1.5分である。
従って、スリッパがセットされていないスリッパ掛け環
6が洗剤ノズル22あるいは水洗ノズル24を通過する
ときは、洗剤や洗浄水のノズルからの噴射を停止させる
ようにすることで、洗剤や洗浄水の消費量を大幅に低減
することができる。洗剤および洗浄水は、円環状スペー
ス4を下方へ落下し、底部の排水管25(図1)から抜
き出される。
【0037】脱水後のスリッパを乾燥するための乾燥ゾ
ーン40には、図1および図2に示したように、円環状
スペース4の内側に設置した3本の温風ダクト41、4
2、43から、内筒2に穿設した温風吹き出し口を通し
て所定温度の温風が吹き込まれ、円環状スペース4下部
に設けた排気管45から抜き出される。図10は、内筒
2に穿設された温風吹き出し口44の形状をスリッパ掛
け環3段分のみ示しており、各吹き出し口44は、底辺
から頂点へ向けて細幅となる縦長の二等辺三角形の形状
としてある。かような吹き出し口形状とすることによ
り、縦方向にセットされたスリッパ全体に温風が当たる
ようにでき、さらには、洗浄水が溜まりやすいスリッパ
踵部により多量の温風が当たるようにすることができ
る。
【0038】図2に図示されているように、乾燥ゾーン
40は、2枚の塩化ビニルなどの可撓性邪魔板46a、
46bを内筒2および外筒3からそれぞれ円環状スペー
ス4内方へ向けて突出させて上下方向に延設することに
より、3本の温風ダクト41、42、43に対応した3
つの区域に仕切られ、各温風ダクトからの温風をスリッ
パの乾燥度合いに応じた適切な温度に調節して効率的な
乾燥がなされるようにされている。これらの邪魔板46
a、46bは可撓性を有しているため、スリッパを取付
けたスリッパ掛け環6は2枚の対向する邪魔板の間を押
し開いて通過することができる。さらに、乾燥ゾーン4
0の内筒2および外筒3に所定間隔で整流板47を取付
け、温風吹き出し口44からの温風の流れを整流してス
リッパの乾燥に好適な温風流れを形成するようにしてい
る。さらにまた、図5に示したように多段に設けたスリ
ッパ掛け環6の各段を、スリッパ掛け環と一体的に回転
する円環状仕切板63で実質的に仕切ることにより、各
段ごとのスペースで温風乾燥ができるため、大きなスペ
ース全体に温風を吹き込んで乾燥させるよりも乾燥効率
を向上させることができる。
【0039】なお、本発明の洗濯ゾーン20で用いた洗
剤ノズル22や水洗ノズル24、脱水ゾーン30で用い
た脱水ブラシ31、乾燥ゾーン40で用いた温風吹き出
し手段などは、実施例における具体的構成を説明したも
のであり、本発明においてはこれらの具体的構成に限定
されることなく、適宜の装置を使用することができる。
【0040】
【発明の効果】上述したところからわかるように本発明
のスリッパ洗濯乾燥装置によれば、スリッパ掛け環に所
定間隔で取付けたスリッパセット治具にスリッパ甲部を
上向きにした縦方向にセットされた姿勢を変えることな
く円環状スペース内を振動もなく安定に水平に循環移動
しながら洗濯、乾燥がなされるため、強固なスリッパ保
持手段でスリッパを保持する必要もなく、スリッパに保
持跡が付いたり型くずれする心配がない。さらに、強固
なスリッパ保持手段でスリッパを保持することなく、ス
リッパ掛け環にスリッパを引っ掛けたただけの状態で乾
燥ができるため、スリッパの風合いが劣化することもな
い。その結果、綿タオル地等の吸水性や感触の良い生地
製のスリッパでも、外観や風合いを損なうことなく洗
濯、乾燥を行うことが可能となる。
【0041】また、スリッパ掛け環に嵌合取付けされた
スリッパセット治具の円管基部をスリッパ掛け環に対し
て回転させることにより、簡単な構造の転倒手段を用い
てスリッパセット治具を転倒させることができ、スリッ
パセット治具にセットされている洗濯乾燥済みのスリッ
パをスリッパ出し入れゾーンにおいて簡単に自動落下さ
せることができる。また、転倒したスリッパセット治具
は、簡単な構造の復帰手段を用いることにより、スリッ
パをセットできる位置まで自動復帰させることも可能で
ある。その結果、スリッパの出し入れ作業が極めて簡
便、迅速に行うことができる。
【0042】さらにまた、スリッパ掛け環にセットされ
たスリッパの通過を検知するセンサーの信号と、洗濯ゾ
ーンでの洗剤ノズルからの洗剤の噴射および水洗ノズル
からの洗浄水の噴射のタイミングを制御することによ
り、洗剤や洗浄水の消費量を大幅に低減することができ
る。
【0043】さらに、乾燥ゾーンにおいては、内筒と外
筒との間に形成される比較的小容積の円環状スペース内
で乾燥が行えるため、効率の良いスリッパ乾燥を省スペ
ースで行うことができる。また、円環状スペース内の内
筒および外筒に邪魔板や整流板を設け、スリッパ掛け環
の各段を円環状仕切板で仕切、さらには温風吹き出し口
を特定の形状とすることにより、乾燥度合いに適した乾
燥効率の高いスリッパ乾燥を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスリッパ洗濯乾燥装置の全体を説明
する概略斜視図。
【図2】 図1のX−X線に沿う横方向断面図。
【図3】 スリッパセット治具の側面図。
【図4】 スリッパセット治具の正面図。
【図5】 スリッパ掛け環を多段に設けた状態の部分斜
視図。
【図6】 第1の固定ガイドの機能を説明するための説
明図。
【図7】 第2および第3の固定ガイドの機能を説明す
るための説明図。
【図8】 スリッパ出し入れゾーンにおけるスリッパ掛
け環と第1、第2および第3の固定ガイドとの位置関係
を示す説明図。
【図9】 洗濯ゾーンにおける洗剤ノズルの配置例を示
す縦方向断面図。
【図10】 乾燥ゾーンにおける温風吹き出し口の形状
を示す説明図。
【符号の説明】
2: 内筒 3: 外筒 4: 円環状スペース 5: スリッパ 6: スリッパ掛け環 8a、8b: 仕切手段 10: スリッパ出し入れゾーン 20: 洗濯ゾーン 22: 洗剤ノズル 24: 水洗ノズル 30: 脱水ゾーン 31: 脱水ブラシ 40: 乾燥ゾーン 44: 温風吹き出し口 46a、46b: 邪魔板 47: 整流板 50: スリッパセット治具 51: スリッパ掛け部 52: 円管基部 53: ガイドレバー 54: 第1の固定ガイド 54b: 上り傾斜部 55: 第2の固定ガイド 55b: 上り傾斜部 56: 第3の固定ガイド 56a: 下がり傾斜部 56b: 水平部 61: パイプ 63: 円環状仕切板

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円状に立設した内筒と外筒の間の円
    環状スペース内に、複数のスリッパを着脱可能にセット
    できるスリッパ掛け環を所定速度で水平回転するように
    多段に設置し、前記円環状スペース内の周方向にスリッ
    パ出し入れゾーン、洗濯ゾーン、脱水ゾーンおよび乾燥
    ゾーンを配設し、前記スリッパ出し入れゾーンでスリッ
    パをセットされた前記スリッパ掛け環が前記円環状スペ
    ース内を1周する間にスリッパの洗濯、脱水、乾燥処理
    がこの順で施されるようにしたスリッパ洗濯乾燥装置で
    あって、スリッパ甲部を縦方向に被せてセットできる形
    状のスリッパ掛け部を円管基部に取り付けた構造を有す
    る複数のスリッパセット治具の円管基部を、前記スリッ
    パ掛け環を形成するパイプに回転可能に所定間隔で嵌合
    取付けするとともに、前記スリッパセット治具の前記円
    管基部を前記スリッパ掛け環に対して回転させることに
    より前記スリッパ掛け部を前記スリッパ掛け環の外側へ
    転倒させる手段を前記スリッパ出し入れゾーンに配設
    し、これによって、前記スリッパ掛け部にセットしたス
    リッパが前記スリッパ掛け部の転倒時に自動落下するよ
    うにしたことを特徴とするスリッパ洗濯乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記転倒手段は、前記スリッパセット治
    具の前記円管基部から前記円環状スペースの内筒側に向
    けて突設させたガイドレバーと、前記スリッパ掛け環の
    内周に沿って配設した上り傾斜部を有する第1の固定ガ
    イドとからなり、これによって、前記ガイドレバーが前
    記第1の固定ガイドの上り傾斜部に沿って摺動しながら
    上昇することで前記円管基部を前記スリッパ掛け環に対
    して回転させ、前記スリッパ掛け部を前記スリッパ掛け
    環の外側へ転倒させるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載のスリッパ洗濯乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記スリッパ出し入れゾーンの前半域に
    おいて前記第1の固定ガイドを配設し、前記スリッパ出
    し入れゾーンの後半域において、前記スリッパ掛け環の
    外周に沿って上り傾斜部を有する第2の固定ガイドを配
    設し、これによって、前記スリッパ出し入れゾーンの前
    半域では前記第1の固定ガイドによりスリッパ掛け部が
    転倒し、前記スリッパ出し入れゾーンの後半域では転倒
    した状態の前記スリッパ掛け部が前記第2の固定ガイド
    の上り傾斜部に沿って摺動しながら上昇することでスリ
    ッパをセットできる位置まで前記スリッパ掛け部を復帰
    させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のス
    リッパ洗濯乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記スリッパ出し入れゾーンの後半域に
    おいて、前記スリッパ掛け環の内周に沿って下がり傾斜
    部およびこれに連続して水平に伸びる水平部を有する第
    3の固定ガイドを配設し、これによって、前記第2の固
    定ガイドによる前記スリッパ掛け部の復帰動作の過程
    で、前記ガイドレバーが前記第3の固定ガイドの下側に
    ガイドされて下がり傾斜部に沿って摺動しながら押し下
    げられ、引き続き前記第3の固定ガイドの水平部の下側
    でガイドレバーがガイドされることで、前記スリッパ掛
    け部の復帰動作を促進させるとともに復帰後の前記スリ
    ッパ掛け部の位置を保持させるようにしたことを特徴と
    する請求項3に記載のスリッパ洗濯乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記スリッパ出し入れゾーンと前記洗濯
    ゾーンとの間、前記脱水ゾーンと前記乾燥ゾーンとの
    間、および前記乾燥ゾーンと前記スリッパ出し入れゾー
    ンとの間は、前記円環状スペースの上下方向に延設した
    可撓性シートからなる仕切手段により実質的に区画され
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のスリッパ洗濯乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記円環状スペース内に多段に設けた各
    段の前記スリッパ掛け環の間は、前記スリッパ掛け環と
    一体的に回転する円環状仕切板で実質的に区画されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    のスリッパ洗濯乾燥装置。
  7. 【請求項7】 前記洗濯ゾーンの前半域には、前記スリ
    ッパ掛け部にセットされているスリッパに向けて洗剤を
    噴射する噴射角度可変の複数の洗剤ノズルが配設され、
    前記洗濯ゾーンの後半域には、スリッパに向けて洗浄水
    を噴射する噴射角度可変の複数の水洗ノズルが配設され
    ていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に
    記載のスリッパ洗濯乾燥装置。
  8. 【請求項8】 前記洗濯ゾーン入口に、前記スリッパ掛
    け環にセットされたスリッパの通過を検知するセンサー
    を配設し、前記センサーの検知信号に基づいて、前記洗
    剤ノズルからの洗剤噴射および前記水洗ノズルからの洗
    浄水噴射を制御することを特徴とする請求項7に記載の
    スリッパ洗濯乾燥装置。
  9. 【請求項9】 前記脱水ゾーンには、スリッパに先端部
    が接触できるように支持した角度可変の複数の脱水ブラ
    シが配設されていることを特徴とする請求項1〜8に記
    載のスリッパ洗濯乾燥装置。
  10. 【請求項10】 前記乾燥ゾーンには、スリッパに向け
    て温風を吹き出すための複数の温風吹き出し口が前記円
    環状スペースを形成する内筒に開口されていることを特
    徴とする請求項1〜9に記載のスリッパ洗濯乾燥装置。
  11. 【請求項11】 前記温風吹き出し口の形状は、底辺か
    ら頂点へ向けて細幅となる縦長の二等辺三角形としてあ
    ることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記
    載のスリッパ洗濯乾燥装置。
  12. 【請求項12】 前記乾燥ゾーンの円環状スペースを形
    成する内筒および外筒には、複数の整流板を取付けて、
    前記温風吹き出し口からの温風の流れを整流することを
    特徴とする請求項10または11に記載のスリッパ洗濯
    乾燥装置。
  13. 【請求項13】 前記乾燥ゾーンは、前記円環状スペー
    スの上下方向に延設した可撓性シートからなる邪魔板に
    よって複数の区画に分けられていることを特徴とする請
    求項1〜12のいずれか1項に記載のスリッパ洗濯乾燥
    装置。
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