JP2003000422A - カーペット - Google Patents

カーペット

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JP2003000422A
JP2003000422A JP2001188026A JP2001188026A JP2003000422A JP 2003000422 A JP2003000422 A JP 2003000422A JP 2001188026 A JP2001188026 A JP 2001188026A JP 2001188026 A JP2001188026 A JP 2001188026A JP 2003000422 A JP2003000422 A JP 2003000422A
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JP
Japan
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base material
carpet
backing
fiber base
resin layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001188026A
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English (en)
Inventor
Kohei Yamada
耕平 山田
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YACHIYO SHOJI KK
Daiwa KK
Shoei Bussan KK
Yachiyo Shoji KK
Original Assignee
YACHIYO SHOJI KK
Daiwa KK
Shoei Bussan KK
Yachiyo Shoji KK
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Publication date
Application filed by YACHIYO SHOJI KK, Daiwa KK, Shoei Bussan KK, Yachiyo Shoji KK filed Critical YACHIYO SHOJI KK
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  • Passenger Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維基材とバッキングとが剥離したり、パイル
糸が抜け落ちてしまうといった不具合が生じ難い安定な
構造を有し、かつ軽量化と低コスト化とを実現し得るカ
ーペットを提供すること。 【解決手段】バッキング103が表面にスキン層を有す
る独立気泡型発泡樹脂層からなり、前記スキン層が溶融
して繊維基材102内部に浸透し固化していることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車や列
車、航空機などの乗り物の床面に敷設されるカーペット
やマット、建物の室内や廊下の床面に敷設されるカーペ
ットやマット、コンピュータのオペレーション用チェア
マット、部屋の出入口に敷設される床面用マット、エレ
ベータ内やエレベータホールの開閉扉前に敷設される床
面用マット、玄関マットなどに適用されるカーペットに
関し、詳細には安定な構造を有し、かつ軽量化と低コス
ト化とを実現し得るカーペットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車床面や建物床面に敷設され
るカーペット1は、図6に示すように、フェルトや不織
布などの繊維質シート4にパイル糸5を打ち込んだ繊維
基材2と、この繊維基材2裏面に形成したバッキング3
とから構成されており、前記繊維基材2とバッキング3
との一体性を高めると共にパイル糸5の抜け止めを目的
として、繊維基材2の裏面側にはプレコート層6が形成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが近年、カーペ
ット、特には自動車床面に敷設されるカーペットにおい
ては、自動車のハイブリッド化に伴い、軽量化、低コス
ト化が求められるようになってきている。その他の建物
などの分野においても、省資源、省エネルギー化の流れ
の中で、カーペットに対する軽量化、低コスト化の克服
は、大変に重要な課題となっている。
【0004】このような事情から、カーペットに対する
軽量化、低コスト化を目的として様々な試みがなされて
いる。例えば繊維基材2とバッキング3との一体性の向
上とパイル糸5の抜け止めを目的として、繊維基材2と
バッキング3との配されるプレコート層6を省くことも
考えられる。
【0005】図7に示すカーペット11は、繊維質シー
ト14にパイル糸15を打ち込んだ繊維基材12と、こ
の繊維基材12裏面に形成したバッキング13とから構
成されており、バッキング13の繊維基材12側表面を
部分的に溶融させてパイル糸15の抜け止めと、繊維基
材12とバッキング13の一体化を計ったものである。
【0006】しかしながらこのカーペット11にあって
は、バッキング13表面の溶融物が繊維基材12側内部
に十分に浸透しないて固化してしまうので、該カーペッ
ト11は、使用時や取り扱い時に繊維基材12とバッキ
ング13とが剥離したり、パイル糸15が抜け落ちてし
まうことがあった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、繊維基材とバッキングとが剥離したり、パ
イル糸が抜け落ちてしまうといった不具合が生じ難い安
定な構造を有し、かつ軽量化と低コスト化とを実現し得
るカーペットを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、繊維基材の裏面側にバッキ
ングを形成したカーペットにおいて、前記バッキングが
表面にスキン層を有する独立気泡型発泡樹脂層からな
り、前記スキン層が溶融して繊維基材内部に浸透し固化
していることを特徴とするカーペットをその要旨とし
た。
【0009】請求項2記載の発明は、バッキングを構成
する独立気泡型発泡樹脂層表面のスキン層が溶融してス
パイク層が形成されていることを特徴とする請求項1記
載のカーペットをその要旨とした。
【0010】
【作用】請求項1記載のカーペット101は、バッキン
グ103が独立気泡型発泡樹脂層108からなるので、
従来の未発泡樹脂層からなるバッキングに比べて大幅に
重量とコストを削減できるようになっている。
【0011】またこのカーぺット101にあっては、独
立気泡型発泡樹脂層108の繊維基材102側面のスキ
ン層106が溶融して、繊維基材102内部に浸透し固
化しているため、溶融したスキン層は繊維基材102内
部に入り込んであたかもアンカーのように作用して、繊
維基材102とバッキング103の剥離を防止し、かつ
パイル糸105の抜けを防止するようになっている。
【0012】このため、このカーペット101にあって
は、バッキング103の一部がパイル糸105の抜け止
めのためのプレコート層として作用するので、プレコー
ト層は不要となり、その分の重量が削減され、軽量化と
コストダウンを計ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態に従って説明する。本発明のカーぺット101
は、繊維基材102と繊維基材102の裏面側に形成し
たバッキング103とからなる。
【0014】図1及び図2に示すように、繊維基材10
2は、不織布、紙、布、フェルトあるいはこれらの複合
物からなる繊維質シート104にパイル糸105を所定
のボリュームで略U字状となるように打ち込んだもので
ある。尚、繊維基材102は、パイル糸105を打ち込
まない繊維質シート104のみからなるものであっても
良い。
【0015】図1及び図3に示すように、バッキング1
03は独立気泡型発泡樹脂層(以下単に発泡樹脂層とい
う。)108からなる。発泡樹脂層108内部には大小
の微細な気泡108aが無数に存在している。このバッ
キング103を構成する発泡樹脂層108は両表面にス
キン層106、107を有している。
【0016】そして、この発泡樹脂層108と前記繊維
基材102を例えば図4及び図5に示すプレス装置20
0を用いて一体化することで、本発明のカーペット10
1を得ることができる。尚、プレス装置は、図示のもの
に限定されず、ヒーターや高周波を加熱手段として用い
たプレス装置など自由に選択して用いることができる。
【0017】図4及び図5に示すプレス装置200は、
繊維基材102を搬送するライン201を有しており、
このライン201によって搬送される繊維基材102
に、前記ライン201上に配したロール202に捲回さ
れた発泡樹脂層108が巻き出されて前記二者が積層さ
れるようになっている。
【0018】装置200は、図5に示すようにロール表
面にスパイクを形成するための凹部203と凹凸を形成
するための溝204が彫刻された彫刻ローラ205とこ
れを押圧する押圧ローラ206とを備えており、これら
彫刻ローラ205と押圧ローラ206との間に、積層さ
れた発泡樹脂層108と繊維基材102が、前記発泡樹
脂層108が彫刻ローラ205側となるように通される
ようになっている。
【0019】この彫刻ローラ205には超音波発生装置
(図示しない)が接続されていて、前記発泡樹脂層10
8と繊維基材102が彫刻ローラ205と押圧ローラ2
06とを通過する過程で、超音波によって熱プレスされ
るようになっている。
【0020】このとき、超音波により発生する熱で発泡
樹脂層108表面のスキン層106が溶融し、これと隣
り合う繊維基材102側内部へと流れ込むようになって
いる。同時に発泡樹脂層108表面のスキン層107も
超音波により発生する熱で溶融し、スパイク109と凹
凸110が形成されるようになっている。
【0021】このように本発明のカーペット101は、
発泡樹脂層108の繊維基材102側面のスキン層10
6が溶融して、繊維基材102内部に浸透し固化してい
るため、溶融したスキン層は繊維基材102内部に入り
込んであたかもアンカーのように作用して、繊維基材1
02とバッキング103の剥離を防止し、かつパイル糸
105の抜けを防止するようになっている。
【0022】
【実施例】実施例 不織布にアクリル系パイル糸を所定のボリュームとなる
ように打ち込んでなる繊維基材を用い、これに表面にス
キン層を有するSBSからなる独立気泡型発泡樹脂層を
積層し、図4及び図5に示すプレス機を用いて熱プレス
し、カーペットを得た。
【0023】比較例 実施例の繊維基材の裏面にプレコート層を設け、このプ
レコート層側に実施例とほぼ同じ厚みのSBSからなる
樹脂層を積層し、実施例と同様にして熱プレスし、カー
ペットを得た。
【0024】実施例及び比較例のカーペットの1m2
たりの重量を測定したところ、比較例のものに比べて実
施例のものは約25%軽量化されていることが確認され
た。
【0025】
【発明の効果】本発明のカーペットは、発泡樹脂層の繊
維基材側面のスキン層が溶融して、繊維基材内部に浸透
し固化しているため、溶融したスキン層が繊維基材内部
に入り込んであたかもアンカーのように作用して、繊維
基材とバッキングの剥離を防止し、かつパイル糸の抜け
を防止するため、パイル糸の抜け止めのためのプレコー
ト層は不要となり、その分の重量が削減され、軽量化と
コストダウンを計ることができる。
【0026】本発明者の実験によれば、その軽量化の度
合いは、1m2 当たり25%となり、自動車のハイブリ
ッド化に伴い、軽量化、低コスト化が求められるように
なってきている当分野における本発明の及ぼす影響は計
り知れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーペットを示す要部拡大断面図。
【図2】本発明のカーペットを構成する繊維基材を示す
要部拡大断面図。
【図3】本発明のカーペットのバッキングを構成する繊
維基材を示す要部拡大断面図。
【図4】本発明のカーペットの製造に用いるプレス機を
示す模式図。
【図5】同じくプレス機の彫刻ローラを示す拡大図。
【図6】従来のカーペットを示す要部拡大断面図。
【図7】従来のカーペットの別例を示す要部拡大断面
図。
【符号の説明】
102・・・繊維基材 103・・・バッキング 108・・・発泡樹脂層 106、107・・・スキン層
フロントページの続き (72)発明者 山田 耕平 岐阜県羽島郡笠松町北及1682番地 株式会 社大和内 Fターム(参考) 3B088 FB03 FC00 HA01 3B120 AA22 AB01 DB01 EA10 EB30 4F055 AA13 AA22 BA14 CA06 DA07 DA08 EA24 FA12 FA38 GA26 GA34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維基材の裏面側にバッキングを形成した
    カーペットにおいて、前記バッキングが表面にスキン層
    を有する独立気泡型発泡樹脂層からなり、前記スキン層
    が溶融して繊維基材内部に浸透し固化していることを特
    徴とするカーペット。
  2. 【請求項2】バッキングを構成する独立気泡型発泡樹脂
    層表面のスキン層が溶融してスパイクが形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のカーペット。
JP2001188026A 2001-06-21 2001-06-21 カーペット Pending JP2003000422A (ja)

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