JP2002544504A - 殺生物剤測定用フロースルー式化学的インジケータ - Google Patents

殺生物剤測定用フロースルー式化学的インジケータ

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JP2002544504A JP2000617935A JP2000617935A JP2002544504A JP 2002544504 A JP2002544504 A JP 2002544504A JP 2000617935 A JP2000617935 A JP 2000617935A JP 2000617935 A JP2000617935 A JP 2000617935A JP 2002544504 A JP2002544504 A JP 2002544504A
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ブライアン イー. シンドリー,
クリストファー エム. フリッカー,
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ステリス コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 使い捨てカートリッジ(C)は、水と混合すると直ちに除染剤溶液を提供する濃縮除染剤1用量を含んでいる。カートリッジは除染システム(A)のウェル(16)内に挿入される。清水、次に除染剤溶液が、除染サイクルの間、ウェルを通って再循環される。カートリッジは多孔質領域(42)を含み、それを通って除染剤溶液が流れる。多孔質領域中には、クリスタルバイオレットなどの化学的インジケータ(44)が含浸されており、これが除染剤に暴露されると徐々に変色する。インジケータは、時間経過に伴う溶液中の除染剤の積算レベルを半定量量的に示し、除染のための許容レベルの除染剤が存在したかどうかを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は滅菌および消毒技術に関する。本発明は、濃縮除染剤組成物の使い捨
てパッケージから得られる滅菌または消毒システム中の過酢酸濃度の評価と共同
して特定の用途を見出すもので、特にそのパッケージに関して記載する。しかし
、滅菌剤または消毒薬が、例えば、液体過酸化水素または次亜塩素酸ナトリウム
の滅菌または消毒システムに、最小有効濃度より上で効果的である場合に、本発
明が他の液体滅菌および消毒プロセスにも適用可能なことが理解されるべきであ
る。
【0002】 消毒とは、病原性生物形態の非存在を意味する。滅菌とは、病原性の如何を問
わず、すべての生物形態の非存在を意味する。除染という用語は、本明細書では
、滅菌、消毒または他の抗菌処理を意味するために用いられる。
【0003】 最近まで、医療装置および器具は、蒸気オートクレーブ中でしばしば除染され
た。オートクレーブは高温と高圧の組合せで生命体を殺す。しかし、蒸気オート
クレーブにはいくつかの欠点がある。高温高圧容器はしばしばかさ張りかつ重い
。高温高圧により、内視鏡、ゴム製およびプラスチック製デバイス、レンズ、お
よびデバイスのポリマー材料等で作られた部分の有効寿命が短縮する傾向がある
。さらに、典型的なオートクレーブの除染および冷却サイクルはかなり長く、通
常、医療器具のセットが多数必要とされる。
【0004】 蒸気除染の高温に耐えられない装置用に、液体除染システムが開発されてきた
。一般的には、技術者が使用直前に液体消毒薬組成物を混合し、そして除染対象
アイテムを手作業で浸漬する。手作業の度合いが高いため、このプロセスには多
くの非制御および未公表の変数が持ち込まれる。保管中の経時変化に起因する除
染薬品の弱化、および除染剤の混合、浸漬時間の制御、残留物のリンス、リンス
工程後の外界雰囲気への暴露など、における技術者のミスに伴う品質保証の問題
がある。時には、粉末試薬が混合領域から運び去られて、それが溶解または反応
する前に、望ましくない部位に沈積する。医療器具の除染にそのようなシステム
が用いられる場合、除染プロセス後に医療器具表面に残留している未溶解の試薬
粒子は望ましくないものと見なされる。
【0005】 最近、過酢酸除染システムのような統合除染システムが開発されており、これ
は事前に計量した除染剤を溶液で提供するものである。滅菌対象アイテムを滅菌
システムの受入トレイに挿入し、濃縮除染剤カートリッジをウェル中に挿入する
。水がシステムを通って流れるにつれ、除染剤が希釈されて受入トレイに運ばれ
る。除染サイクルの終わりに、除染剤溶液は処分され、濃縮除染剤の新たなカー
トリッジが次のサイクルのためにシステムに挿入される。
【0006】 Siegelらの米国特許第5,662,866号には、そのようなシステム
で使用する2コンパートメント式カップが開示されており、これは粉末滅菌剤試
薬成分を収容する。外側カップが第1の試薬を収容し、一方、この外側カップ内
に配置された内側カップが第2の試薬を収容する。内側カップおよび外側カップ
の周壁は、フランジにおいてそれらの開放端部で共に接着してある。両方のカッ
プをシールしかつ貯蔵中に内側カップからのガス通気を可能にするため、透過性
シートが、内側カップ部分フランジに接着してある。外側カップは、その底部に
おいて分離可能な第1の基部により閉鎖され、内側カップも同様に第2の分離可
能な基部により閉鎖されている。使用時、2つの基部が開かれ、2つの試薬の混
合が可能になる。2コンパートメント式カップにより、試薬の再現可能な事前計
量ができる一方、試薬の取り扱いおよび発送も容易になる。
【0007】 有効な除染が達成されるように、除染システムの除染剤が所定の期間、最小有
効濃度以上であることが期待される。しかしながら、周囲温度、消毒または滅菌
対象アイテムの量およびアイテム表面の汚染レベルの違いにより、やはり除染サ
イクルの期間にわたる除染剤濃度の維持がばらつくことがあり得る。さらに、保
存条件により、使用前に過酢酸前駆体の劣化が引き起こされることがある。器具
の不十分な洗浄または水質などの他の要因も、除染剤濃度に影響し得る。従って
、特に医療器具については、満足できる過酢酸濃度の保証がさらに必要とされる
【0008】 滅菌システム中の過酢酸濃度が、滅菌または消毒のための最小許容レベルに達
したことをチェックするため、浸漬可能な化学処理紙が利用可能である。一般的
には、化学処理紙片を除染システム中に挿入し、サイクルの終りに、除染剤レベ
ルが満足できるものであったこと示す色変化または他の指示が評価される。しか
しながら、そのような紙片はしばしば滅菌システムから省略されたり、失われた
り、あるいは数サイクルの間システムに残留したりし、従って、それらは、各サ
イクルにおいて除染剤の正しいレベルが達成されたかどうかの信頼できる記録で
はない。
【0009】 本発明は、上記およびその他の欠点を克服する新しい改良された除染剤パッケ
ージおよびインジケータシステムならびに使用方法を提供するものである。 (発明の要旨) 本発明の1つの局面によれば、粉末組成物を収容しかつ選択的に放出するため
の使い捨てパッケージが提供される。この組成物は、水と混合されると、抗菌性
除染剤溶液を形成する。パッケージは、粉末組成物については不透過性であるが
、水および溶液については透過性の多孔質部分を含む。多孔質部分上のインジケ
ータは、溶液中の除染剤に暴露されると、検出可能な変化を呈する。
【0010】 本発明の別の局面によれば、流れている液体に抗菌組成物を放出するためのパ
ッケージが提供される。パッケージは、第1の端部に第1の開口部および第2の
端部に第2開口部を有する側壁を含んでおり、その結果、液体が第1の開口部を
通ってパッケージ内に入り、第2の開口部を通って外部に流出する。多孔質材料
層が第1および第2の開口部のうちの一方に設けてあり、その結果、液体がこの
多孔質材料層を通って流れる。抗菌源は、流れる液体に抗菌組成物を放出して抗
菌溶液を形成するために、パッケージ内に配置されている。多孔質材料層上のイ
ンジケータは、抗菌溶液との接触に呼応して色を変える。色変化の程度は、(i
)インジケータと接触している溶液中の抗菌剤濃度、および(ii)溶液がイン
ジケータと接触する期間に従って変わる。インジケータの色変化の程度は、接触
の持続時間および接触している溶液中の抗菌剤濃度を示すものである。
【0011】 本発明のさらに別の局面によれば、方法は、組成物と水から除染剤溶液を形成
するために、水を組成物収容カートリッジに通す工程を包含する。カートリッジ
は、インジケータを含浸させた多孔質領域を含む。インジケータは、アイテムの
除染をもたらすのに十分な時間および溶液中の除染剤濃度で除染剤溶液と接触す
る時に、検出可能な変化を呈する。この方法は、除染対象アイテムが置かれる微
生物除染チャンバ、および多孔質領域から成る流体流路中に除染剤溶液を循環さ
せる工程、および検出可能な変化についてインジケータを試験する工程をさらに
包含する。
【0012】 本発明の1つの利点は、除染サイクル中における除染剤の十分なレベルが維持
されたことを示す迅速な方法が本発明により提供されることである。
【0013】 本発明の別の利点は、あらゆる除染サイクルにおいて除染剤レベルが評価され
ることが本発明により保証されることである。
【0014】 本発明のさらに別の利点は、除染サイクルの他の記録と共に保存し得る除染剤
レベルの記録が本発明により提供されることである。
【0015】 本発明のさらなる利点は、全サイクルの間に最小有効濃度の過酢酸が存在した
かどうかの明確な諾否が本発明により提供されることである。
【0016】 本発明のより一層の利点は、好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読み、理
解することによって、直ちに当業者にとり明白なものになる。 (図面の簡単な説明) 本発明は、種々の構成要素および構成要素の配置、ならびに種々のステップお
よびステップの配置の形態を取り得る。図面は好ましい実施形態の説明のみを目
的とするものであり、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。 (好ましい実施形態の詳細な説明) 図1および図2を参照すると、微生物除染装置Aは、カウンタートップまたは
他の便利な作業面に設置できるように構成されている。ドアまたは蓋10は手で
開放可能であり、トレイ12へのアクセスを提供し、該トレイ12は微生物除染
対象アイテムを受け入れるための受入領域14を定める。例示した実施形態にお
いては、トレイ12は、内視鏡またはその他の長くてコイル巻き可能なアイテム
を受け入れるように構成されている。アイテム自体またはアイテム保持容器を受
け入れるための異なる構成のアイテム受入領域を備えたその他のトレーもまた想
定される。ウェル16は、滅菌剤、消毒薬、またはその他の微生物除染溶液を形
成する単位用量の試薬を受け入れる。
【0017】 図2を特に参照すると、除染剤収容パッケージ、カップ、すなわちカートリッ
ジCがウェル16中に挿入される。いったんアイテムがトレイ内に載置され、除
染剤保持カートリッジCがウェル16中に挿入されると、蓋10が閉じられて掛
止される。充填弁20は、微生物除去フィルタ22を介して流体循環システムの
流路中に水を流す。微生物除去フィルタ22は、水は通過させて、微生物サイズ
以上のあらゆる粒子の通過を阻止することによって、滅菌水源を提供する。フィ
ルタ22により滅菌されて入ってくる水は、スプレーまたは分配ノズル24を通
過し、トレー12中のアイテム受入領域14を満たす。さらに水が受け入れられ
るにつれ、水はウェル16内に流入して、カートリッジC中の除染剤を溶解し、
抗菌溶液を形成する。空気がエアシステム26を介してすべて追い出され、全内
部容積が滅菌水で満たされるまで充填が続けられる。
【0018】 充填弁20の閉鎖後、流体はポンプ28により、加熱器30、トレー12のア
イテム受入領域14、およびウェル16を介して循環される。ポンプはまた、フ
ィルタ22を介して逆止弁32に抗菌溶液を送り、フィルタを滅菌する。さらに
、ポンプは、エアシステム26中の別の微生物フィルタ34を介して抗菌溶液を
逆止弁36に送る。抗菌溶液を加温し、選択された時間だけ循環させた後、排水
弁38を開放し、溶液を流出させる。空気が微生物フィルタ34を介して引き込
まれ、これによって滅菌空気がシステム内の流体に取って代わる。その後、排水
弁が閉鎖され、充填弁20が再び開放されて、システムは滅菌リンス流体で充填
される。ポンプ28は滅菌したリンス源22から続くすべての表面を含む流路の
全表面上にわたって抗菌溶液を循環させたので、リンスによって微生物汚染物質
がアイテム受入領域14内に持ち込まれることはありえないことが注目される。
【0019】 カートリッジCがウェル内に挿入される際、該カートリッジの下部表面と係合
し、それによりカートリッジを開放するための下部開放突起または部材40がウ
ェル底部に任意に設けられる。
【0020】 図1および図2は、廃棄可能な使い捨てカートリッジCと共に使用する除染シ
ステムAの好ましい実施形態を示すけれども、除染システムの他の実施形態もま
た想定される。適切な除染システムの重要な特徴は、それがカートリッジを介し
て除染剤溶液を再循環させること、または別の方法で除染サイクルの間にカート
リッジを除染剤溶液と接触させることである。
【0021】 図3〜図5も参照すると、使い捨てカートリッジCは、水と混ざると直ちに除
染剤溶液を提供するための濃縮除染剤の1回分用量を含んでいる。特に、カート
リッジCは、乾燥形態の可溶性除染剤、または2つ以上の粉末状、結晶状、もし
くはその他の非液状試薬を保持し、これらは水で希釈されると反応して抗菌溶液
を形成する。カートリッジは多孔質部分42を含んでおり、除染サイクルの間、
抗菌溶液がこれを通過する。多孔質部分42を通って流れる抗菌溶液中の除染剤
を検出するため、除染剤用化学インジケータ44が、多孔質部分42表面に印刷
または他のやり方で設けられる。各サイクルに新しいカートリッジCが用いられ
るので、これにより、各サイクルごとに新品の化学インジケータが使用されるこ
とが保証される。好ましくは、多孔質部分42は、カートリッジCの容易に観察
可能な部分(例えば、カートリッジの蓋)であり、それによってサイクルの終了
時にカートリッジを除染システムから取り去る時にオペレータの注意がインジケ
ータに引き付けられる。
【0022】 除染剤パッケージカートリッジCのために種々の構成が想定される。図3およ
び図4を参照すると、カートリッジCの第1の実施形態は、第1の外部カップ、
すなわちカップ部分50を含んでいる。外部カップは、軽量硬質ポリマー材料で
構成される。外部カップ50は周壁51を含んでいる。周壁は、円筒形側壁52
を含み、これはその第1の開口上端部56にフランジ54、および分離可能な基
部壁58のような閉鎖体を有している。基部壁は、外部カップ中に配置された試
薬に対しては不透過性であり、側壁52の第2の反対端部60を閉鎖する。分離
可能な基部壁58は第2の端部にスナップ留めされ、リップと溝、摩擦係合、破
断可能シール等により保持される。下部開放部材40によって外部カップ50の
下方から分離可能な基部壁に力または圧力がかかると、分離可能な基部壁58が
外れる。基部壁直径を第2の端部における開口部よりも大きくすると、拡大され
たフランジ62または同様のものにより、外部カップ内に基部壁が保持される。
【0023】 第2すなわち内部カップ70は、外部カップ50内に収容される。内部カップ
は、一般に熱成形された半球状の周壁72を有しており、この周壁は一体成形さ
れたフランジ74を有している。あるいは、内部カップ周壁は、コーン形状、円
筒形状等に成形されている。
【0024】 図4を特に参照すると、分離可能な基部壁58は、ドーム状中央領域76を有
している。このドーム状中央領域は、外側カップの円筒形側壁52と摩擦係合し
ている垂直壁78により囲繞されている。ドーム状中央領域に力がかかるにつれ
て、この領域は屈曲する。この屈曲により、取り付けられた垂直壁が、摩擦係合
を生み出している外部カップの円筒形側壁からずれて、容易に解放される。外部
カップ基部壁58の解放時に、外部カップと内部カップとの間の離間距離を維持
するため、任意に、複数の脚86またはその他の間隔を置いて配置した突起物が
、基部壁上に設けられる。
【0025】 好ましくは、内部カップ周壁72は、外部カップ周壁51の高さの約半分であ
り、これにより第1の試薬チャンバ88がこれらの間に規定される。内部カップ
70は、第1すなわち頂部端92において、多孔質部分42を提供するトップカ
バー94によりシールされる。合わせて、内部カップ70とトップカバー94は
、第2の試薬受入チャンバ96を規定する。
【0026】 内部カップ70の周壁72およびトップカバー94は、好ましくは、内部およ
び外部カップ中に収容された乾燥試薬に対しては不透過性であるが、水および溶
解した試薬に対しては透過性の材料から形成される。代わりに、周壁72は、粉
末化試薬に対しては不透過性であるが、水および溶解した試薬に対しては透過性
の材料から形成される領域98を含む。同様な領域100がトップカバーに任意
に含まれ、これが多孔質部分42を規定する。従って、内部カップ70内の未溶
解試薬のどのような粒子もカートリッジ内に閉じ込められる。溶解した試薬は、
この材料を通過し、滅菌対象アイテムへ運ばれる。
【0027】 トップカバー94および内部カップ壁72用材料の選択は、試薬の粒径に依存
する。粒径が約50ミクロンの試薬については、不織ポリプロピレンウェブまた
はフェルトが、乾燥試薬が材料に侵入するのを防ぐ一方、水および溶解した試薬
には内部カップ70およびトップカバー94を自由に通過させる。材料がポリプ
ロピレンウェブである場合には、超音波溶着またはその他の熱シールにより内部
カップのフランジをトップカバーにシールすることにより、トップカバーは容易
に内部カップにシールされる。その他の適切なフィルタ材料としては、ポリプロ
ピレン織布、ポリエチレン織布または不織布、ナイロン、およびレーヨン、PO
REX(登録商標)発砲プラスチックなどの硬質多孔質媒体、またはその他の多
孔質プラスチック、布、フェルト、メッシュ、および類似の材料が含まれる。
【0028】 内部カップおよびトップカバー用材料は、好ましくは、水に溶けて除染対象ア
イテムを汚染し得るバインダーまたは界面活性剤などの添加物を含まないもので
ある。前記材料は、材料の小さい粒子が内部カップから離れて除染対象アイテム
内に閉じ込められないように、好ましくはリントフリーでもある。さらに、材料
は、好ましくは、かなり高い引張強度を有し、かつそれがかなり高い水圧を受け
ても分解しないものである。材料は、好ましくは、試薬および除染ユニットにお
いて使用されるその他の添加物に非反応性でもある。絶対気孔径が50ミクロン
未満、好ましくは約10ミクロンの押し出しスパンボンデッド(spun−bo
nded)ポリプロピレンウェブは、これが事実上リントフリーなので、好まし
い材料である。これはまた、やや高い水圧下においてさえも、高い引張強度を有
する。材料は、好ましくは、ポリプロピレンウェブの単一シートから内部カップ
70の形に成形される。あるいは、フランジ74は別個の材料から形成され、次
いで外部カップの残りに溶着される。内部カップおよびトップカバー94の多孔
質的性質により、試薬から形成されたガスは、通過の間にカートリッジCから抜
ける。
【0029】 場合により、材料は、カートリッジを通過している抗菌溶液から、微生物およ
び汚れなどの粒子を濾過するためのフィルタとしての役割も果たす。
【0030】 図3および図4を引き続き参照すると、内部および外部カップは、フランジ5
4、74が隣接し、共にシールされるように構成される。フランジの適切なシー
ル手段としては、熱溶着、接着剤接合、溶剤溶着、超音波溶着などが含まれる。
内部カップおよびトップカバーがスパンボンデッドポリプロピレンで構成され、
かつ外部カップもポリプロピレンから形成される場合は、トップカバー、内部カ
ップ、および外部カップは、同時に超音波溶着または熱溶着するのが好ましく、
それによって、トップカバーから内部カップのフランジを通り、外部カップのフ
ランジまで拡がるシールが形成される。
【0031】 この実施形態の代わりのバージョン(図示せず)においては、内部カップは外
部カップ50と同様に構成される。具体的には、内部カップは、外部カップの円
筒形側壁52の断面直径よりも若干小さい断面直径の円筒形側壁を有する周壁を
含む。外部カップ基部58と同様、分離可能な基部が、内部カップ側壁の下方開
放端部を閉鎖する一方で、内部カップ側壁の上方開放端部は、外部カップフラン
ジ54にシールするためのフランジを規定する。外部カップ基部58が分離され
る時には、このバージョンの内部カップ基部は、間隔を置いて配置された突起部
86によって分離される。前に説明したタイプのトップカバー94が、上述のや
り方で内部カップフランジにシールされる。
【0032】 カートリッジCを組み立てるため、基部58を最初に外部カップ50内に取り
付ける。過ホウ酸ナトリウム、腐食防止剤、pH緩衝剤、洗浄剤および湿潤剤の
乾燥混合物などの第1の試薬を次に外部カップ内に配置する。次に内部カップ7
0を、内部カップフランジ74が外部カップフランジ54上に載るようにして、
外部カップ内に設置する。第2の試薬、好ましくはアセチルサリチル酸などのア
セチルドナーを内部カップ内に配置し、トップカバー94は、これが内部カップ
のフランジに載るように配置される。トップカバー、内部カップおよび外部カッ
プは、次に内部カップおよび外部カップのフランジにおいて一緒にシールされる
。具体的には、内部カップフランジ74は、超音波または熱溶着用に外部カップ
フランジ54に対して押圧される。好ましくは、トップカバー78の外側エッジ
が、同じ溶着操作において、内部カップフランジ74にシールされる。熱または
超音波振動のもとで、プラスチックは溶けて、繊維内へあるいは他の多孔質フィ
ルタ材料の空所内へ流入して、一体のシールを形成する。あるいは、接着、融着
、クランプリングを用いたクランピングなどの他のシール方法が、熱溶着または
超音波溶着に代わって種々の構成要素の接合手段として用いられる。このように
、第1の試薬は外部カップ内に密封される一方、第2の試薬は内部カップ内に密
封される。
【0033】 除染システムAのウェル16に入る実質的にすべての水、続いて除染剤溶液が
、トップカバー94を強制的に通され、インジケータ44と接触するようにカー
トリッジCが構成される。1つの好ましい実施形態においては、除染システムの
蓋10が閉じられる時に、外部カップのフランジ54がクランプ留めされてウェ
ル16のリム102とシール接触する。あるいは、蓋を閉じることにより、外部
カップの下端60がウェルの基部104とシール係合する。
【0034】 図5を参照すると、2コンパートメント式パッケージC’の代替実施形態は、
第1の、すなわち外部カップ部分150を含んでいる。外部カップ150は、軽
量の硬質ポリマー材料で構成される。外部カップ150は、円筒形側壁152を
備えた外周壁151を含み、円筒形側壁はその第1の解放端部156にフランジ
154を有する。流体透過可能な基部、すなわち多孔質フィルタ158は、円筒
形側壁152の第2の反対側の、すなわち下端部160を覆う。多孔質フィルタ
158は超音波溶着またはその他の方法で側壁152に接着され、それによって
、外部カップの下端部160を覆っている。次に外部カップは、過ホウ酸ナトリ
ウム、腐食防止剤、pH緩衝剤、洗浄剤および湿潤剤などの試薬成分で満たされ
る。好ましくは、フィルタ158は、外部カップ部分内に収容されている乾燥試
薬については不透過性であるが、試薬が溶解した水については透過性である材料
から形成される。
【0035】 第2の、すなわち内部カップ170は、第1の実施形態の内部カップ70と同
様、外部カップ150内に収容される。内部カップは、熱成形された一般に半球
状のカップを規定する周壁172を含み、この周壁は一体成形されたフランジ1
74を有している。あるいは、内部カップ周壁は、コーン形状または円筒形状に
成形される。第1の試薬受入チャンバ188が、外部カップ150と内部カップ
周壁172との間に規定される。内部カップ170は第2の試薬成分、好ましく
はアセチルサリチル酸などのアセチルドナーで満たされる。
【0036】 内部カップ170の周壁172は、第1の実施形態の内部カップ70のように
、内部および外部カップ内に収容されている乾燥試薬に対しては不透過性である
が水および溶解した試薬に対しては透過性であるフィルタ材料から形成される。
内部カップの頂部開口192は、第1の実施形態のトップカバー94と同じデザ
インのトップカバー194により覆われる。トップカバー94および内部カップ
170は一緒に、第2の試薬受入チャンバ196を規定する。
【0037】 この実施形態においては、カートリッジC’の多孔質部分42は、トップカバ
ー194、または流体透過可能な基部158、あるいはその両方により提供され
る。しかしながら、除染サイクル後にカートリッジを取り去る際に、2つのうち
トップカバーがオペレータにとって最も目につくものになりがちなので、インジ
ケータは好ましくは、トップカバー上に印刷または他の方法で設けられる。
【0038】 場合によっては、図5に示されるように、トップカバーが確実に平坦に置かれ
るように、1対のX型クロスメンバーを有する環状リングなどの補強材202が
内部カップ170とトップカバー194との間に配置される。好ましくは、補強
材202は摩擦力または機械的力により所定位置に保持される。
【0039】 もちろん、図5の実施形態については、除染システムAの下方開放突起40は
省き得る。
【0040】 図5に示される実施形態のカートリッジCを組み立てるため、最初に基部15
8を外部カップ150に取り付ける。次に第1の試薬を外部カップ内に配置する
。次に、内部カップのフランジ74を外部コンテナ部分のフランジ154上に載
せて、内部カップ170を外部カップ内に置く。第2の試薬を内部カップ内に収
容し、トップカバー194を、これが内部カップのフランジ上に載るように配置
する。次に、トップカバー、内部カップおよび外部カップを、内部および外部カ
ップのフランジにおいて一緒にシールする。従って、第1の試薬は外部カップ内
に密封される一方、第2の試薬は内部カップ内に密封される。カップC、C’を
組立てる他の方法もまた想定される。
【0041】 カートリッジCは、あるいは種々の異なる実施形態に従って構成することがで
き、これらの実施形態は、輸送および保管の間,乾燥試薬を別個のコンパートメ
ント内に保持するのに役立ち、さらにカートリッジに流入する水または他の適切
な溶媒に試薬が溶解される時にカートリッジを出られるようにするものである。
単独の濃縮除染剤のみが用いられる場合、内側コンパートメントはもちろん省き
得る。この場合、前述のタイプのトップカバーは、周縁部まわりに、外部カップ
50、150のフランジ54、154に直接シールされる。
【0042】 好ましい実施形態においては、内部および外部カップ50、150、70、1
70はそれぞれ、酸前駆体および過酸塩の一方を含んでいる。好ましい実施形態
をより具体的に言うと、酸前駆体はアセチルサリチル酸であり、過酸塩は過ホウ
酸のナトリウム塩またはその他の塩である。水がカートリッジを通って流れるに
つれ、これら2つの化合物は溶解する。過ホウ酸ナトリウムは過酸化水素を発生
させ、これは、アセチルドナーとしてのアセチルサリチル酸と共に、過酢酸を形
成する。
【0043】 滅菌については、粉末成分の体積は、結果的に得られる除染溶液において約0
.2重量/容量%の過酢酸濃度が達成されるように、水の体積に比例して選択さ
れる。そのような濃度は、正常な状況下で、滅菌サイクル全体を通して少なくと
も1500ppm、好ましくは2000ppmまたはそれ以上の過酢酸濃度を維
持するのに十分である。消毒については、より低い過酢酸濃度を用い得る。
【0044】 過ホウ酸ナトリウム溶液はさらに、除染システムおよび除染対象アイテムにと
っての無機腐食防止剤として機能し、サリチル酸は同じく有機腐食防止剤として
機能する。場合によっては、付加的な腐食防止剤、緩衝剤、および湿潤剤がこれ
らの粉末に加えられる。硬水については、カルシウム塩およびマグネシウム塩が
沈澱する傾向があり得、ヘキサメタリン酸ナトリウムなどの金属イオン封鎖剤も
含まれる。
【0045】 共通溶媒中で反応して塩素ガス、過酸化水素、次亜塩素酸、次亜塩素酸塩、ま
たは殺生物作用を有するその他の強酸化剤を発生する粉末試薬を使うことも想定
される。
【0046】 カートリッジは固体試薬に関して説明してきたが、乾燥試薬に加えてまたはこ
れに代えて、液状の試薬または除染剤をカートリッジ中に収容することができる
ことが理解されるべきで、液体成分は、密封または防漏性コンパートメント内に
収容され、このコンパートメントに穴を開けるか、または他の方法で開口して液
体成分を除染剤溶液中へ放出する。
【0047】 インジケータ44は、所望濃度の除染剤溶液と混合された場合に、目に見える
色変化などの検出可能な変化を示すものである。除染剤溶液との接触後急速に色
を変えるものよりも、除染剤溶液への暴露期間にわたって緩やかに色を変えるイ
ンジケータがとりわけ好ましい。インジケータは、温度が上昇すると色変化速度
が上昇する、温度依存性とすることもできる。従って、適切なインジケータは積
分器として働き、最終的な色変化は、すべて除染効力に影響することが知られて
いる、除染溶液への暴露の長さ、溶液中の除染剤濃度、および除染剤溶液温度の
組合せの結果生じる。大半の除染システムにおいては流速はかなり均一または再
現可能なレベルに維持されるが、色変化は、多孔質部分を通る除染剤溶液の流速
にも影響され得る。
【0048】 色変化が見られない場合や色変化が周辺のみの場合は、除染剤溶液が、除染の
ための最小許容レベルに維持されなかったことを示す一方、明確な色変化は、器
具の滅菌または消毒を保証するのに十分な濃度が十分な時間維持されたことを示
す。場合によっては、除染剤溶液への暴露後のインジケータの最終的な色は、所
望の除染レベルについての許容色範囲を識別する標準色チャートと比較される。
【0049】 従って、図1および図2の除染システムAのようなシステムにおいてインジケ
ータが使われる場合には、インジケータは、当初カートリッジCからフラッシュ
する高濃度除染剤に暴露される際に、直ちに色を変えない。むしろ、除染剤溶液
がカートリッジを通して再循環されるにつれて、インジケータは徐々に色を変え
る。
【0050】 インジケータは、好ましくは、除染剤に対して特異的なものであり、除染剤溶
液の他の成分により大きく影響されないものである。例えば、図3〜図5の実施
形態においては、インジケータは過酢酸には応答し、除染サイクルの間に除染剤
溶液中に存在する過ホウ酸ナトリウム、アセチルサリチル酸、過酸化水素、腐食
防止剤、緩衝剤、湿潤剤および金属イオン封鎖剤等の濃度には大きく影響されな
い。さらに、インジケータは、好ましくは、除染剤に対するほどにはpHに対す
る感受性が高くなく、それによって、インジケータは除染剤溶液のpH変化には
大きく応答しない。従って、インジケータは、除染のために許容できるレベルの
除染剤が存在したかどうかを決定するために、時間経過に伴う溶液中の積算され
た除染剤レベルを半定量的に示す。
【0051】 インジケータは、好ましくは、適切な溶媒と組み合わされてインクを形成し、
このインクは多孔質部分42上に印刷または別の方法で含浸される。好ましくは
、インクは多孔質部分42の多孔質材料に結合し、それによって、インジケータ
が多孔質部分から、除染サイクルの間にカートリッジCを通って流れる除染剤溶
液の圧力によって大規模に浸出または洗い出されることがない。不織ポリプロピ
レンフェルトは、特に印刷インキをかなりよく吸収し、多孔質部分全体にわたっ
てインクが洗い流されたり、漏出したりすることを防止する。
【0052】 除染剤が医療器具の滅菌に使用される過酢酸である場合には、インジケータは
、好ましくは、約900と1800ppmとの間、またはそれ以上の濃度の過酢
酸を検出するものである。図1に示されるタイプの滅菌システムAにおける過酢
酸濃度は、時間の経過に伴って自然に減少し、それによって2000ppmを超
える初期濃度が滅菌サイクルの間に、器具上の汚れレベルのような因子に応じて
、約600〜900ppmまで低下し得る。インジケータは、より高濃度でより
急速に色を変えるので、全体の色変化は、(システムの温度がほぼ一定のレベル
に維持されるのであれば)暴露時間と変化する濃度との関数である。インジケー
タは、サイクル全体にわたって過酢酸が約900ppm以上に留まる場合に、観
察可能な色変化が生じるように選択されるが、例えば消毒用には、異なる濃度レ
ベルで作動するように選択し得る。
【0053】 過酢酸の適切なインジケータとしては、クリスタルバイオレット、ブロモクレ
ゾールグリーン、ブロモチモールブルー、ブロモチモールグリーン、およびメチ
ルパープルが含まれるが、その他の被酸化性(oxidizable)インジケ
ータも想定される。クリスタルバイオレットは、過酢酸濃度に対するほどにはp
H変化に敏感ではないので、過酢酸用のとりわけ好ましいインジケータである。
クリスタルバイオレットは、満足のいく滅菌サイクルの間に、色が紫色から淡褐
色または透明に変わる。インジケータのインクを形成するのに適切な溶媒として
は、水、ポリビニルアルコールおよびメチルセルロースなどのセルロース系溶媒
等が含まれる。セルロース系は、インクおよびインジケータをカートリッジCの
多孔質部分42に結合するのにとりわけ効果的である。クリスタルバイオレット
の場合は、インク中のクリスタルバイオレット濃度が約30〜190mg/lで
あれば、十分な初期の紫色および不十分なサイクルの場合の最終的な紫色また淡
紫色を呈するのに十分である。
【0054】 インジケータは、好ましくはトップカバー上へのラベル情報印刷の間に、トッ
プカバー94、194の中央領域に含浸される。あるいは、インジケータをトッ
プカバー中に染み込ませ、材料を空気乾燥またはオーブン中で乾燥させる。
【0055】 インジケータ用に種々の構成が可能である。図6および図7に、2つの好まし
い代替の形態が示してある。その最も単純な形態では、多孔質部分42の領域2
06が、インジケータ44と共に印刷または別の方法で含浸してある。好ましく
は、領域206は、トップカバー94、194の上部表面208の一部を形成し
ている。
【0056】 図6を参照すると、基準物質の領域210も、トップカバー94、194上に
任意に印刷される。基準物質は、好ましくは、除染過程により影響されず、かつ
十分な除染サイクルのためのインジケータの最小許容着色を示すために着色され
るインクである。基準領域には、単語「通過(PASS)」または色が許容でき
ることを示すその他の適切な表示をマークできる。場合によっては、第2の基準
領域212に、除染サイクルの間に色が変わらない第2のインクが含浸される。
第2のインクは、不十分な除染サイクル後のインジケータの着色を示すために着
色され、「失敗(FAIL)」または同様の語をマークし得る。
【0057】 図7Aおよび図7Bを参照すると、代替実施形態において、インジケータ44
の領域214が、単語「通過(PASS)」または同様のものの上に印刷され、
この単語は、安定なインク218でトップカバー94の上部表面208に印刷さ
れる。成功した除染サイクルにおいてインジケータの色が消えた場合には、単語
「通過(PASS)」が明瞭に見えるようになる(図7B)。
【0058】 使用に際し、カートリッジCが除染システムのウェル16内に挿入され、滅菌
または消毒対象アイテムをトレイ14に置く。清水をトレイおよびウェルを通し
て循環させる。濃縮除染剤が水と共に除染剤溶液を形成し、この除染剤溶液は、
トレイおよびウェルを通って所定の期間再循環され、トップカバー94、194
上の多孔質領域42、またはカートリッジの他の多孔質領域上のインジケータ4
4とプロセス中に接触する。除染剤システムは次に、除染済みアイテムから微量
の除染剤を除去するため、水でフラッシュ洗浄し得る。蓋を開き、オペレータは
消費されたカートリッジを取り去り、インジケータにより示される除染剤濃度表
示を記録する。インジケータが、サイクル中に存在した除染剤が不十分であった
ことを示せば、アイテムをトレイ中に残し、新規のカートリッジCで2回目の除
染サイクルに供する。インジケータが、サイクル中に十分な除染剤が存在したこ
とを示せば、除染済のアイテムをシステムAから取り出し、使用に戻す。カート
リッジのトップカバー94、194も取り外し、特定のサイクルについての永久
的な記録として保管し得る。
【0059】 以上、好ましい実施形態を説明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明による除染ユニットの外観図である。
【図2】 図2は、図1の除染ユニットの配管図であり、試薬カートリッジ受入ウェルの
断面図および本発明による2コンパートメント式試薬パッケージの1つの実施形
態を含んでいる。
【図3】 図3は、本発明による2コンパートメント式パッケージの第1の実施形態の分
解斜視図である。
【図4】 図4は、図3の2コンパートメント式パッケージの側断面図である。
【図5】 図5は、図3および図4のパッケージの代替実施形態である。
【図6】 図6は、本発明の1つの実施形態による、図4および図5の2コンパートメン
ト式パッケージの実施形態のいずれかのフロースルートップの平面図である。
【図7】 図7Aおよび7Bは、成功した除染サイクルへの暴露の前(図7A)および後
(図7B)における、図4および図5の2コンパートメント式パッケージ用フロ
ースルートップの代替実施形態の平面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年6月4日(2001.6.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】 滅菌システム中の過酢酸濃度が、滅菌または消毒のための最小許容レベルに達
したことをチェックするため、浸漬可能な化学処理紙が利用可能である。一般的
には、化学処理紙片を除染システム中に挿入し、サイクルの終りに、除染剤レベ
ルが満足できるものであったこと示す色変化または他の指示が評価される。しか
しながら、そのような紙片はしばしば滅菌システムから省略されたり、失われた
り、あるいは数サイクルの間システムに残留したりし、従って、それらは、各サ
イクルにおいて除染剤の正しいレベルが達成されたかどうかの信頼できる記録で
はない。 米国特許第5,518,927号は、繰り返し滅菌を受ける器具のための寿命
インジケータを開示する。器具上のインジケータの色変化は、器具を廃棄すべき
か、または分解修理すべき時を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】 本発明のさらに別の局面によれば、アイテムを除染するための方法は、パッケ
ージを通って水を流す工程を包含する。このパッケージは、水と混合されると、
抗菌除染剤の溶液を形成する組成物を含み、そして多孔質領域を含む。この方法
は、組成物および水から除染溶液を形成する工程、ならびに除染対象アイテムが
配置される抗菌除染チャンバ、およびパッケージの多孔質領域を備える流体流路
において、除染溶液を循環する工程をさらに包含する。この多孔質領域は、アイ
テムの除染を達成するのに十分な時間、および除染剤溶液における除染剤の十分
な濃度で、除染剤溶液と接触された時に、検出可能な変化を呈するインジケータ
に含浸される。この方法は、検出可能な変化についてインジケータを試験する工
程をさらに包含する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 グリグノル, ジョージ イー. アメリカ合衆国 ペンシルベニア 16415, フェアービュー, ダブリュー.52エヌ ディー ストリート 5401 Fターム(参考) 2G042 AA01 AA05 BD20 CA02 CB03 DA08 FA11 FB05 GA04 HA07 4C058 AA12 AA15 BB07 JJ06 JJ24

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と混合されると抗菌除染剤の溶液を形成する粉末組成物を
    保持し、そして該組成物を選択的に放出するための使い捨てパッケージ(C)で
    あって、該パッケージが、多孔質部分(42)を含み、該パッケージは、以下: 該多孔質部分が、該粉末組成物に対しては不透過性であるが、水および該溶液
    に対しては透過性であり;そして 該多孔質部分上のインジケータ(44)が、該溶液中の該除染剤への暴露の際
    に、検出可能な変化を示すこと、 によって特徴付けられる、パッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパッケージであって、該パッケージが、以
    下: 前記組成物の第1の成分を受容するための第1のコンパートメント(88、1
    88);および 該組成物の第2の成分を受容するための第2のコンパートメント(96、19
    6)であって、前記多孔質部分、第1のコンパートメント、および第2のコンパ
    ートメントが、該パッケージを通る前記除染剤溶液用の流体流路を形成するため
    に構成されている、第2のコンパートメント、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパッケージであって、該パッケージが、以
    下: 外部の第1のカップ(50、150)が、一端に開口部(56、156)を有
    する第1の周壁(51、151)を含み、該第1の周壁が、少なくとも選択的に
    水透過性であり; 内部の第2のカップ(70、170)が、第2の周壁(72、172)を含み
    、該第2の周壁は、少なくとも選択的に水透過性であり、該第1のカップおよび
    第2のカップが、該第1の周壁の端部に隣接する該第1のカップに、該第2の周
    壁が接触し、そして該第2の周壁に接続するように構成され; 前記第1のコンパートメントが、該第1のカップ中に規定され、そして前記第
    2のコンパートメントが、該第2のカップ中に規定されるように、トップカバー
    (94、194)が、該第1のカップおよび該第2のカップ中において前記開口
    部を覆っていること、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のパッケージであって、該パッケージが、以
    下: 前記第1の周壁(151)が、前記第1の成分に対しては不透過性であるが、
    水および溶解された成分を含む溶液に対しては透過性である第1の材料から形成
    される領域(158)を含むこと、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  5. 【請求項5】 請求項3および4のいずれか1項に記載のパッケージであっ
    て、該パッケージが、以下: 前記第1のカップの周壁(51)が、側壁(52)および基部(58)を含み
    、そして該基部が、該側壁から分離可能であること、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項に記載のパッケージであって、
    該パッケージが、以下: 前記第2の周壁(72、172)が、前記第1および第2の成分に対しては不
    透過性であるが、水および溶解された成分を含む溶液に対しては透過性である第
    2の材料から形成される領域(98)を含むこと、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のパッケージであって、該パッケージが、以
    下: 前記第2の周壁が、半球を規定し、そして前記第2の材料から形成されること
    、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれか1項に記載のパッケージであって、
    該パッケージが、以下: 前記トップカバー(94、194)が、前記多孔質部分を規定すること、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のパッケージであって、
    該パッケージが、以下: 前記多孔質部分が、不織ポリプロピレンウェブ、ポリプロピレン織布、ポリエ
    チレン織布、ポリエチレン不織布、ナイロン、レーヨン、硬質多孔質媒体、多孔
    質プラスチック、メッシュ、およびそれらの組合せからなる群より選択される材
    料から形成されること、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  10. 【請求項10】 請求項2〜8のいずれか1項に記載のパッケージであって
    、該パッケージが、以下: 前記除染剤が、過酢酸を含み、前記第1の成分が、アセチルサリチル酸を含み
    、そして前記第2の成分が、過ホウ酸ナトリウムを含むこと、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載のパッケージであっ
    て、該パッケージが、以下: 前記インジケータが、前記溶液と長期にわたり接触すると色が変わる被酸化性
    種を含むこと、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載のパッケージであっ
    て、該パッケージが、以下: 前記インジケータが、前記除染剤に対して特異的であること、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載のパッケージであっ
    て、該パッケージが、以下: 前記インジケータが、pHに対する感受性が前記除染剤に対するよりも低いこ
    と、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項に記載のパッケージであっ
    て、該パッケージが、以下: 前記インジケータが、インクの形態で前記多孔質部分に含浸されること、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項に記載のパッケージであっ
    て、該パッケージが、以下: 前記インジケータが、除染を達成するのに十分な濃度の除染剤に十分な時間暴
    露された時に、検出可能な色変化を呈すること、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項に記載のパッケージであっ
    て、該パッケージが、以下: 前記除染剤が、過酢酸であり、そして前記インジケータが、該過酢酸が所定の
    時間約900ppm以上の濃度にある時に、検出可能な色変化を呈すること、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれか1項に記載のパッケージであっ
    て、該パッケージが、以下: 前記除染剤が、過酢酸であり、そして前記インジケータが、クリスタルバイオ
    レット、ブロモクレゾールグリーン、ブロモチモールブルー、ブロモチモールグ
    リーン、メチルパープル、およびそれらの組合せからなる群より選択されること
    、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のパッケージであって、該パッケージが
    、以下: 前記インジケータが、クリスタルバイオレットを含むこと、 によってさらに特徴付けられる、パッケージ。
  19. 【請求項19】 流れている液体中に抗菌組成物を放出するためのパッケー
    ジ(C)であって、該パッケージが、以下: 第1の端部に第1の開口部(56、156)を有し、そして第2の端部に第2
    開口部(60、160)を有する側壁(51、151)であって、その結果、該
    液体が該第1の開口部を通って該パッケージ内に入り、そして該第2の開口部を
    通って外部に流出する、側壁; 該第1の開口部および該第2の開口部のうちの1つに渡る多孔質材料層(94
    、194、158)であって、その結果、該液体が該多孔質材料を通って流れる
    、多孔質材料層; 該流れている液体に該抗菌組成物を放出するためのパッケージ内に配置される
    、抗菌溶液を形成する、抗菌源; 該抗菌溶液との接触に応じて色が変わる、該多孔質材料層上のインジケータ(
    44)であって、色変化の程度は、(i)該インジケータと接触している該溶液
    中の抗菌剤濃度、および(ii)該溶液が該インジケータと接触する期間に従っ
    て変動し、その結果、該インジケータの色変化の程度は、該接触の持続時間およ
    び該接触している溶液中の抗菌剤濃度の表示になる、インジケータ、 を備える、パッケージ。
  20. 【請求項20】 アイテムを除染するための方法であって、該方法は、以下
    : 入口開口部(56、156)を通して使い捨てカートリッジ(C)に水を流す
    工程であって、該カートリッジは、該水と混合されると抗菌溶液を形成する組成
    物を含む、工程、および該カートリッジの出口開口部(60、160)から該抗
    菌溶液を流し出す工程であって、 入口開口部および出口開口部のうちの1つが、多孔質層(42)によって連結
    され、該多孔質層が、水および該抗菌溶液に対して透過性である、工程; 抗菌除染チャンバ(12)を含む流体流路に該カートリッジから該抗菌溶液を
    流して、該抗菌溶液を循環する工程であって、該抗菌除染チャンバに、除染対象
    アイテムが配置され、 該多孔質層が、該アイテムの除染を達成するのに十分な時間、および十分な該
    抗菌溶液濃度で、該抗菌溶液に暴露されると、可視の色変化を呈する、被酸化性
    インジケータ(44)を有する、工程;ならびに 該可視の色変化について、該インジケータを試験する工程、 を包含する、方法。
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