JP2002542470A - 人工衛星ナビゲーションシステム - Google Patents

人工衛星ナビゲーションシステム

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JP2002542470A
JP2002542470A JP2000612699A JP2000612699A JP2002542470A JP 2002542470 A JP2002542470 A JP 2002542470A JP 2000612699 A JP2000612699 A JP 2000612699A JP 2000612699 A JP2000612699 A JP 2000612699A JP 2002542470 A JP2002542470 A JP 2002542470A
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リンストロム,リロイド,エー.
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ヘインズ,ロバート,ジェイ.
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チャコス,アルバート,エー.
クステレール,トーマス,エル.
デュバン,デニス,ジェイ.
モーガン,リチャード,シー.
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ザ ジョンズ ホプキンズ ユニバーシティ
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Abstract

(57)【要約】 低い地球の軌道と中間の地球の軌道とに最適化されたナビゲーション装置に基づくグローバルポジショニングシステムにを用いる軌道プラットフォームについての人工衛星ナビゲーションシステムであって、12チャネルと、拡張カルマンフィルタを実行するマイクロプロセッサ(90)に関連して機能するGPSトラッキングアプリケーション特定積算回路(15)と、位置、速度、時間を自発的に生成させ、目的作業の命令に基づくイベントの予測および実行を可能とする軌道伝播器とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
(政府の権益に関する声明) 本政府は、アメリカ航空宇宙局により認められた契約書No. NAS5−972
71により、この発明の権利を有する。
【0001】 (発明の背景) (発明の分野) この発明は、機内に搭載された、イベントベースの指令方式を組み込んだ人工
衛星の自律運転に必要とされる位置と速度とのデータを発展させるためのナビゲ
ーション技術を基礎としたグローバルポジショニングシステムに関するものであ
る。
【0002】 (関連技術の論考) 宇宙船のトラッキングとナビゲーションとは、ジョンホプキンス大学の応用物
理研究所が、機内に搭載されたラジオビーコンのドップラー偏移の作用としての
人工衛星スプートニックの軌道パラメータを決定したときに始まった。それは、
1957年のことだった。まもなく、その後、その組織は、35年以上の間、軍
や民間団体に対し、グローバルナビゲーションサービスを提供する海軍移動人工
衛星ナビゲーションシステムを発明し、そして発展させた。その”TRANSI
T”システムは、低い地球の軌道の人工衛星のネットワークを使っており、それ
ゆえに、大抵の宇宙船のナビゲーションの応用に対して、条件が適合しなかった
【0003】 上記応用物理研究所(APL)、NASA、および、アメリカ空軍によって発
展した、限定された幾らかの試験的なシステムは、軌道の決定と予測とに準自律
手段を提供した。その実験的なシステムは、複合体の地上の観測所(complex gr
ound stations )と追跡される宇宙船に存する可干渉性のトランスポンダーとの
利用を通じて、宇宙船に地上ベースの軌道決定を提供した。フランス国家宇宙機
関は、1990年代のはじめから、同様のシステムDORISを運転している。
しかしながら、その様なシステムの運転に高いコストがかかるため、宇宙船オペ
レーターは他のトラッキング方法を見つけることを余儀なくされている。
【0004】 ここ30年以上にわたり、APLと他の機関とは、人工衛星および他の高性能
な動的なプラッフォームの位置を決定するGPSの使用可能性を明らかにしてい
る。20年以上にわたり、SATRACKシステムを発展させたAPLは、GP
S自動中継器と地上ベースの信号処理システムとを、海軍の原子力潜水艦トライ
デントのミサイルの軌道の再構成と誘導のシステム評価とのために利用している
。人工衛星の最初のGPSベースのナビゲーションは、トランザット、つまり、
1978年に打ち上げられ、10年間以上にわたり運転されたAPLの宇宙船で
現れた。上記トランザットは、機内に搭載されたGPS自動中継器を備えた移動
ナビゲーション人工衛星であった。
【0005】 1980年代のはじめに、APLが4つのGPSPACシステムを創りだして
、飛ばしたとき、そして、1990年代のはじめに、NASAとジェット推進研
究所が、TOPEX/ポセイドン宇宙船でGPS受信機を使ったとき、宇宙を運
ばれるGPS受信機を使った人工衛星の自律型の位置決めが、はじめて明らかに
された。もっと最近では、他のプログラムが、宇宙船用にGPSベースのナビゲ
ーションシステムの利用を決めている。例えば、1992年4月28日にJ.W
ertzが発表した、”自律型宇宙船ナビゲーションシステム”についての米国
特許第5,109,346号には、宇宙船の姿勢、瞬間の位置、および、多数の
位置評価に基づく軌道を決定するために、地球、太陽、および、月の機内に搭載
された観測結果を使用するシステムについて記載している。位置と軌道とのデー
タは、星センサおよびジャイロを用いる解法を含む、多数の決定論的な解法によ
り導かれ、多数の解法は、太陽や月がみえなくなったときに、利用のために位置
と軌道との連続的な評価を提供するカルマンフィルタにためられる。
【0006】 全体として自律型人工衛星の発展は、地上の支援観測所の排除のため、結果と
して大きなコストの倹約となる。加えて、人工衛星支援する地上は、進行中のメ
ンテナンスコストを必要とし、もし地上の支援観測所が被害を受けたり、制御信
号の伝播が干渉されたりすると、重大な機能不全となりやすい。
【0007】 (発明の目的) 発明の主たる目的は、多数のグローバルポジショニング人工衛星から得られる
データを処理するための拡張したカルマンフィルタ使用する、ナビゲーションシ
ステムに依存した、機内に搭載されたイベントベースの命令技術を利用したデー
タを収集するための人工衛星を提供することにある。
【0008】 発明のさらなる目的は、拡張したカルマンフィルタと協調して、グローバルポ
ジショニング人工衛星からの信号を処理するためのアプリケーション固有の集積
回路を組み込んだ自律型ナビゲーションシステムを利用するデータを収集するた
めの軌道プラットフォームを提供することにある。
【0009】 もう一つの目的は、低い地球軌道と中間の地球軌道との人工衛星の機内に搭載
された、データ収集機能を制御するためのGPSベースのナビゲーションシステ
ムに反応する、自律型、機内に搭載された、イベントベースの命令方式を提供す
ることにある。
【0010】 発明のさらなる目的は、少なくとも4つの人工衛星からなるGPSの配列(co
nstellation )から、連続したリアルタイムの地球−太陽のベクトルデータを決
定するためのアプリケーション固有の集積回路を組み合わせた拡張したカルマン
フィルタを提供することにある。
【0011】 よりさらなる目的は、主たる入力データがGPSの配列の少なくとも4つの人
工衛星から得られる、自律型ナビゲーションシステムを提供することにある。
【0012】 発明の目的は、少なくとも4つの人工衛星からなるGPSの配列と、そこから
予測する地上の接触のイベント時間とからのデータを機械言語に翻訳処理するた
めの拡張したカルマンフィルタを提供することにある。
【0013】 もう一つの目的は、グローバルポジショニングシステム人工衛星をトラッキン
グするのに必要であるデータを処理するためのアプリケーション固有の集積回路
を提供することにある。
【0014】 発明のさらなる目的は、一連のリアルタイム軌道プラットフォーム位置および
速度のような、少なくとも4つの人工衛星からなるGPSの配列からの、データ
を機械言語に翻訳処理するためのアプリケーション固有の集積回路を組み合わせ
た拡張したカルマンフィルタを提供することにある。
【0015】 発明のよりさらなる目的は、少なくとも4つの人工衛星からなるGPSの配列
から、さらなる軌道プラットフォーム位置の評価をさせる状態ベクトルを伝搬す
るための、アプリケーション固有の集積回路を組み合わせた拡張したカルマンフ
ィルタを提供することにある。
【0016】 (発明の概要) 本発明の主たる目的は、熱圏、電離圏、中間圏、エネルギー学(Energetics)
、および、力学(Dynamics)(TIMED)を計測するための、NASAの太陽
地球探測機プログラム(Solar Terrestrial Probe Program )に用いられる人工
衛星に、自律型ナビゲーションシステムを提供することにある。
【0017】 TIMEDプログラムは、太陽と地球の大気との相互作用を研究するための 遠く離れた大気中の遠隔操作による検出飛行任務である。この宇宙船は、中間圏
、低い熱圏、および、電離圏の層、すなわち、大気圏のMLTI層の基礎状態の
パラメータとエネルギーバランスとを計測する4つの計器に対する軌道プラット
フォームとして役に立つ。本プログラムは、MLTI層のエネルギー論、すなわ
ち、その圧力、温度、密度、および、さまざまなエネルギーの吹き出しと吸い込
みとの風の構造および関連のある重要性を調査し、そして、詳細に記録する。
【0018】 必要な計測をするために、1年当たり7200の波節のような回帰を備えた7
4.1度傾いた625kmの円形軌道が使われる。地上ベースの計器の配列によ
って増加した軌道上の計器は、飛行任務に必要とされる基礎的な測定値を提供す
る。上記計器は、飛行任務を遂行するための軌道のプラットフォームの位置と速
度との正確な知識を必要とする。これは、位置、速度、時間、および、リアルタ
イムに定められた軌道のイベントの地球−太陽ベクトルのデータおよび通知を提
供する、自律型ナビゲーションと時間保持システムとによってなされる。それは
、地上の観測所の交信のようなイベントの予見も生じる。加えて、それは、地上
の観測所のアンテナポインティングシステムによって、使用のために地上へデー
タ送信される軌道要素のセット(element sets)を生じる。ナビゲーションシス
テムは、2つのプロセッサを含んでおり、つまり、生のトラッキングデータを得
るためにGPSハードウェアを制御したり相互に作用させることに責任のあるト
ラッキングプロセッサと、指令と遠隔測定の操作、ナビゲーション解法の決定、
トラッキング捕捉援助の発生、および、出力データ結果の発生に責任のあるナビ
ゲーションプロセッサとである。指令の制御を簡単にするためには、ナビゲーシ
ョンシステムを基礎とするGPS(GNS)が、イベントベースの指令システム
に対し、位置、速度、および、時間の正確な評価を生ずるのが常であった。
【0019】 GNSは、GPS人工衛星の配列からのSPS変動(ranging )信号放送を使
う。SPS変動信号は、L1で言及するように、変調された二層シフトキー(B
PSK)である。その変調は、2法に要約された(Modulo-2 summed )、つまり
、(1)粗雑な取得(CA)コードとして知られる、1.023MHzの疑似の
ランダムノイズ(PRN)コードと、(2)50Hzのナビゲーションメッセー
ジとの2つの成分からなる。CAコードシーケンスは、1ms毎に繰り返される
。GNSレシーバーは、L1搬送波からの受信したコードを復調し、受信したも
のと位置的に生じたコードのレプリカとの間の時間のオフセットを検出する。受
信機は、また、ナビゲーションメッセージデータも復元する。
【0020】 TIMED宇宙船の位置、速度、および、時間を計算するためには、GNSは
、トラックにおける、4つまたはそれ以上のGPS人工衛星に対する疑似範囲を
決定する。それぞれの人工衛星への伝搬時間は、CAコードの伝播と受け取り時
間の相違を測定することにより得られる。それぞれのGPS人工衛星に対する疑
似範囲は、光の速度により計測されたそれぞれの伝搬時間を掛けることによって
、計算される。
【0021】 それぞれのGPS人工衛星から伝播されたナビゲーションメッセージは、位置
決定処理を支援するために必要なデータを提供する。それは、人工衛星の伝播時
間、人工衛星の位置、人工衛星の健康(health)、人工衛星の時計修正、UTC
へ移動する時間、および、配列状態を決定する情報を含む。
【0022】 図1は、3軸安定化したNADIRポインティングである、660kgのTI
MED宇宙船を示している。バスのエレクトロニクスの大部分は、集積エレクト
ロニクスモジュール(IEM)に含まれる。IEMは、より共通の自己包含モジ
ュールを排除するカードケージのカード、または、ブラックボックスを実行する
主要な宇宙船のバスのサブシステムに備えられた、高度に集積されたシステムで
ある。IEMの中に場所を占めるサブシステムは、設計プロセスを簡単にするた
めのストレッチSEM−E形状要素に基づく共通の機械的なインターフェースを
もつカード上にある。2つのIBMプロセッサは、2つを結ぶ1553バスを備
えたシングルストリングの冗長性をもつシステムとして、使用され、かつ、配列
される。
【0023】 グラファイトエポキシ光学台は、TIMEDドップラー干渉計(TIDI)望
遠鏡に熱的に安定した実装表面を提供するため、宇宙船の天頂を向いた表面上に
、かつ、姿勢システムの星の経路捕捉器械上に装備されている。2つのGPSナ
ビゲーションシステム(GNS)アンテナは、正確な照合、真実(truth )、デ
ータセットを用いて軌道上GPS姿勢の決定確認を実行するための、光学台の上
の頂上にある複合マストに装備されている。
【0024】 TIMED飛行任務と宇宙船のトップレベルの指令と制御要求とは、TIME
Dのために固有に設計され、アプリケーション固有の集積回路(ASIC)上で
実行される、GNSによって遂げられる。TIMEDのための設計だが、GNS
は、LEOやMEOのホスト乗物のための、宇宙を運ばれる自律型ナビゲーショ
ンシステム上に固有に置かれた機能的な要求を満たすであろう。
【0025】 GNSは、L1(1575.42MHz)信号を変調する粗雑な取得(CA)
コードと呼ばれるGPSの民間変動コードへのアクセスを備えた、冗長性を有す
る基準位置サービス(SPS)受信機システムを含んでいる。GNSは、自律型
軌道上運転を最適化した最先端技術を用いた宇宙を運ばれるシステムである。G
NSは、放射耐性であり、多数の指令と遠隔測定法の性能とを有しており、生の
そして中間のデータ生成物へのアクセスを提供し、軌道上のソフトウェア再プロ
グラミングを支援し、大きなドップラー信号に適用するように設計されている。
GNSは、軌道の速度から生じるダイナミックレンジに適用するように設計され
、強い信号獲得、ナビゲーション、および、軌道決定アルゴリズムを実行する。
【0026】 (好ましい実施例の説明) TIMED宇宙船の主要な構成要素は、圧力、温度、赤外線の冷却(cooling
)を測るための広帯域の放射電磁波の放射測定を使う大気の気象観測のためのシ
ステムを含んでいる。これは、SABER計器パッケージである。SABERの
下面には、図1に示すとおり、温度のプロフィールとオーロラのエネルギー入力
とを得るためのグローバルな紫外線イメージャー(GUVI)が置かれている。
一組のNADIRのSバンドのアンテナは、GUVIに設置されている。
【0027】 グラファイトエポキシ光学台は、SABER計器パッケージの上に位置してい
る。台は、TIMEDドップラー干渉計(TIDI)のプロフィーラー(profil
er)と、風と温度とのプロフィールを得るためのTIMEDドップラー干渉計シ
ステムを構成する4つのTIDI望遠鏡との取付け基礎として役に立つ。台の上
にある、一組の星カメラは、TIDIの姿勢知識必要物を与える姿勢星捕捉器械
への入力を提供する。また、光学台の上には、太陽のX線、UVとFUVとの照
射、および、一組のSバンドアンテナを測定する、太陽のエクストリーム−UV
測定装置(Solar Extream-UV Experiment )(SEE)がある。
【0028】 システムに対するパワーは、2つの太陽アレイアンテナによって増加させられ
るバッテリーパワー供給から得られる。
【0029】 TIMEDシステムに対する主要なエレクトロニクスは、集積エレクトロニク
スモジュール(IEM)に含まれている。システムは、冗長性を備え、図3に示
すように、2つのIEM、すなわち、IEM#1とIEM#2とからなる。それ
ぞれのIEMは、指令と指令とデータ操作カード上での遠隔測定法インターフェ
ースを備えた2.5ギガビットSSRを含んでいる。RF遠距離通信カードは、
アップリンク受信機とダウンリンク送信機とを含んでいる。DC/DCコンバー
タカード94は、一組の電圧コンバータを含んでいる。また、それぞれのIEM
には、GPSナビゲーションシステム、GNSが含まれている。それぞれのGN
Sは、GPS受信機カード10と、デュアルマングースVプロセッサーを含んだ
プロセッサーカード90とを含んでいる。
【0030】 GPSナビゲーションシステムは、1)人工衛星の推定位置および速度、2)
推定したUTC時間と指令およびデータ操作カードへの移転と、3)推定した地
球−太陽のベクトルデータ、4)位置ベースのイベント通知、5)位置ベースの
イベント予測、6)自律型軌道決定、7)非GPSナビゲーションに対するデー
タ、および、8)軌道上のソフトウェアのアップローディングを提供する。
【0031】 GPSナビゲーションシステム、つまり、GNSの運転および仕様は、表1で
示されるとおりである。
【0032】 表1.GNSの運転および仕様 パラメータ 運転または仕様 位置(P) <300m(3σ)、測地線の緯度、経度、高度( <10m 予言されるもの(predicted )) 速度(V) <25cm/sec(3σ)、東、北、上方(<5 cm/sec 予言されるもの(predicted )) 座標構造 ECEF−CTS(姿勢システムにより使用するた (Coordinate frame) めのECI−CIS) 地球−太陽ベクトル(S) 0.06°(3σ) PVSの正当性の時間 UTC1−sec時刻(epochs) 時間、出力信号(T) 100μsec(3σ)(<1μsec 予言され るもの(predicted )) 時間、出力データ(T) CCSDS 部分に分かれていない時間コード(C UC)時刻:OH、1980年1月6日 PVSTのデータ率 1Hz イベント通知(E) 宇宙船にイベントを、5秒不確定に通知する。 イベント: ターミネーター交差:主とバックアップとの地上の 交信:SAA;極地方 軌道決定 12時間毎、60時間進んで予言する。 データフォーマット: NORAD2−ライン要素のセットと、地上の交信 あたりの1つの状態ベクトル イベント予測 12時間毎、60時間進んで予言する。 非GPSナビゲーション 精度要求なし;エラー大気の密度不確定を大きくす る。 自律型運転 TTFF<30mm、(コールドスタート)90% できそうなもの(probable);<2min(ウォ ームスタート) アップロード容認: 太陽のフラックス(Solar flux);地磁気。イン デックス;極さすらい(Polar wander);UTI −GPS時間オフセット 入力電圧 ±15Vdcおよび±5Vdc 電力消失 7W(1.5W プロセッサ含まず) 物質的構成 2つの2サイドストレッチSEM−E回路基板+プ リアンプ+アンテナ 放射線 5キロラド(Si);免疫性のものをラッチアップ (latch-up immune )(GTA&手続き(proc . )>1メガラド、RF IC≧50キロラド) 図2は、GNSの簡単なブロック図である。受信アンテナ11は、軌道上プラ
ットフォームの頂点指示表面上の光学台の上に置かれている。プリアンプ12は
、前もって選んだフィルタと低ノイズアンプとからなり、ちょうど、光学台の真
下に位置している。プリアンプは、システム熱のノイズパワーの主要な構成要素
を生じ、RFダウンコンバーター13によって処理するための受信信号とノイズ
とを決定する。ダウンコンバータは、周波数参照として、低いノイズの、温度−
補償クリスタル発振器(TCXO)を使用ており、Lバンド信号をベースバンド
にダウンコンバートし、結果として生じるアナログ信号を、2ビットの3レベル
デジタル信号に変換する。
【0033】 エレクトロニクスの中心には、低電圧、低電力、放射線に強い、高速アプリケ
ーション固有の集積回路(ASIC)15がある。このGPSトラッキングAS
IC(GTA)は、全てのGPS固有のデジタルハードウェアー機能を実行する
【0034】 受信されたGPS信号は、ベースバンドデジタル信号へ変換され、ベースバン
ドエレクトロニクスインターフェース基板を介して、ダウンコンバータ13から
、GTAに入力される。GTAは、ソフトウェア制御下において、12の独立し
たGPSトラッキングチャンネル16を実行し、タイミングと制御機能とを提供
し、内蔵したテストの性能(built-in-test capability)を組み込む。装置は、
将来の姿勢の決定の能力を支援するための4つのダウンコンバートされた入力を
受け入れるように設計されており、72を越えるトラッキングチャンネルを支援
するためにつなぎ合わすことが可能である。それは、追加の外部ハードウェアー
を有するP/Yコード運転を支援するであろう。
【0035】 GNSコンピュータシステム90は、2つのマングースVの放射線に強い、3
2ビットプロセッサーと、トラッキングプロセッサ(TP)91と、および、ナ
ビゲーションプロセッサ92と、結びついたメモリと、インターフェース支援の
回路構成とからなる。それぞれのマングースVは、メモリーアクセスに対して待
ち状態なしに、12MHzで運転される。2つのプロセッサの近似は、十分なプ
ロセッサの処理量を確実にするのになれている。代わりの実施例においては、2
0MHzのマングースVプロセッサーのような、一つのプロセッサが使われてい
る。トラッキングプロセッサ91は、GNS獲得、トラッキング、および、デー
タの予備的処理をする機能を実行し、その結果物をナビゲーションプロセッサ9
2に出力する。最適化された”宇宙での迷い(lost in space )”または”空探
知(sky search)”の信号獲得アルゴリズムは、トラッキングプロセッサ上で実
行されるであろう。これらのアルゴリズムは、最初の固定に対するコールドスタ
ート時間を最小にし、かつ、軌道上のGNS信号獲得問題の見込みを最小にする
ように設計されている。ナビゲーションプロセッサ92は、指令、制御、および
、遠隔測定処理を含む多くの機能と、45状態の拡張したカルマンフィルタ、軌
道宣伝器(propagator)、イベント発見器(detector)および予報器(predicto
r )、および、軌道要素セット発生器(generator )を含むナビゲーションと軌
道決定アルゴリズムとを実行する。
【0036】 GNSは、2つの同一のTIMED集積エレクトロニクスモジュール(IEM
)上で、冗長的に実行され、それぞれのモジュールは、図3に示すように、GN
S受信カード10とGNSデュアルプロセッサーカード90とを含んでいる。受
信カード10と、プロセッサーカード90とは、お互いに、かつ、バックプレー
ンバス(backplane bus )93を介してIEMの残りの部分と、インターフェー
スで連結している。調節されたDC電力94と分離した残りの信号とは、それぞ
れのカードに入力され、UTCと緊密に協力するように処される分離したアナロ
グ遠隔測定法信号および1PPS信号は、Cmd&遠隔測定法カード95を介し
て出力される。入力指令と全ての出力データの結果物とを含む、IEMの指令お
よびデータ取扱(C&DH)システム96に対すインターフェースは、バックプ
レーンコネクター(backplane connector )を通して、PCIバスの、16ビッ
ト、2.5MHz(40Mbps)の実行を通して提供される。
【0037】 6つの主要な構成要素は、それぞれGNSからなり、それらは:1)GNSの
微小な細長い(micro-strip )アンテナ11; 2)GNS受信カード10上の
RFサブシステム;3)GNS受信機カード15上のベースバンドエレクトロニ
クスサブシステム;4)独立したGNSデュアルプロセッサーカード90上のデ
ュアルプロセッサーサブシステム;5)IEMバックプレーンバス(backplane
bus )I/Oネットワーク93;6)図16のシステムソフトウェアーである。
【0038】 GNSアンテナ 各アンテナは、円錐形の基平面(ground plane)に結合している1つの電極板
に接続されている。アンテナは温度制御する塗料が塗られている。そして空気中
の酸素で回路が腐食しないように塗られた塗料を保護するために、1200オン
グストロームのニ酸化ケイ素で覆われている。塗料により補強された後、電極は
1575.42MHzの周波数の右回り分極(RHCP)信号を5MHzのわず
かな幅でGPS L1で受け取り、同調させる。より好ましい例としては、アン
テナは空間が制限されるように修正されたボール航空宇宙科学技術社製のものが
挙げられる。そのように形づくられた基平面は、10°以上で非常によいgain(
通常2.5−dBiC)を提供する。およそ+5dBiCに達したアンテナは、
頂点に達する。GPS信号の妨害を削除するため、また様々な進路の効果を最小
にするために、アンテナはエポキシ樹脂で接着された台のグラファイトの頂点に
取り付けられている。また、光学台の頂点に取り付けられているので、妨害され
ていない適用範囲(受信可能範囲)を充分な半球体の範囲として提供することが
できる。
【0039】 RFサブシステム 図3に示すように、RFサブシステムは、各GPSアンテナ11についてGN
S受信カード10を含んでいる(構成されている)。各GNS受信カード10は
4つのRF前置増幅器モジュールを含んでいる。4つのRF前置増幅器モジュー
ルは図4に示すように、前もって選択するL1フィルタと低ノイズ増幅器122
と共に、空間が制限されたCOTSデバイスを構成する。そのフィルタは、30
MHzの電極(素子)を3−dBのバンド幅で読み取る121(1231)およ
び250MHzの電極(素子)を90−dBのバンド幅で読み取る123から構
成される。バンドを通過した未処理の受信信号は増幅され、RF、L−バンド、
ダウンコンバータ13を働かせる。
【0040】 ダウンコンバータ13は例えば、Plessey 6P2010のように3種類のスーパーヘ
テロダインのダウンコンバータを統合する回路であるCOTSの基礎を形成する
。それは、プラスチックのカプセルに包まれたマイクロ回路である。GNS受信
カード10上には8個のダウンコンバータがある。しかし、一例として、8個の
RF前置増幅器12のように最も簡単な場合を図示している。
【0041】 PPL周波シンセサイザー19は、ダウンコンバータの局地的な発信器として
作用する。PPL周波シンセサイザー19は、高い安定性で低ノイズTCXO結
晶発信器である参照発信器17の基本振動によって運転する。発信器相のノイズ
は1Hzで45dBc以下でキャリアから分かれ出る。その結果、作動している
すべての温度で1ppm以下の安定な10Hzで−95dBcとなる。参照発信
器18もGTAにシステムクロックを発生させる。2番目の中間周波回路である
表面音波(SAW)フィルタ18はバンドの中から取り除かれた信号とノイズを
提供して、システムのバンド幅を確立する。
【0042】 各GNS受信カード10には、4つのRF受信チャンネルがある。各RF受信
チャンネルは2つのRF前置増幅器モジュール12および2つのRFダウンコン
バーター13から構成され、一組の補足的なIおよびQ信号を与える。それゆえ
、8つのRF前置増幅器/ダウンコンバータ回路は、例えば、2ビットの場合、
3レベルの信号、4組の補足的なI信号、補正値1および補正値2、補足的なQ
信号、補正値1および補正値2をデジタル化の工程で提供する。
【0043】 RFの前後の1つであるブロック図を図4で示し、どのようにGPS信号が前
置増幅器12およびダウンコンバータ13でダウンコンバートされて、デジタル
化されるかを説明する。これらのモジュールは一組の補足的な出力としてI信号
またはQ信号を生じる。ダウンコンバートの後、その信号は、ノイズで隠されて
いるが、3レベルの量子(quantizer)14として抽出される。I信号またはQ
信号、補正値1および補正値2のような8つの量子の出力は、図3中のベースバ
ンドエレクトロニクスモジュール15にI信号とQ信号の代わりに(for)、補
正値1および補正値2の一組の信号出力が4つのGNS受信チャンネルとして提
供される。その信号は、ベースバンドエレクトロニクスシステム15の一部分で
あるGPS追跡応用特異統合回路(ASIC)16の4つの入力されるチャンネ
ルを1つに統合して提供する。
【0044】 ベースバンドエレクトロニクスサブシステム ベースバンドエレクトロニクスサブシステムは図5に構成を示しているように
、ハードウェアおよびソフトウェアから構成されている。ソフトウェア素子は、
カード処理装置90のマイクロ処理装置で実行される増補されたカルマンフィル
タ工程である。ハードェアはカード処理装置90およびGPS追跡応用特異統合
回路(ASIC)あるいはGTAの周囲を構成する、受信カード10から構成さ
れている。
【0045】 図6はGTAの簡単なブロック図である。GTAは4つの受信チャネルからダ
ウンコンバートされたGPS信号を捕捉して追跡するために12の独立した追跡
チャンネル20を備えている、放射状に強化されたCMOS回路を実行する。ダ
ウンコンバートされたGPS信号は、4つの同一IF入力チャンネルを構成する
GTA入力に利用される。各IF入力チャンネルはGTA回路およびルーチンプ
ログラムが必要な場合に、様々な入力形態に適応するために、データラッチ22
およびI/Q同時モジュールを含んでいる。I/Q同時モジュールは、データル
ーター21にデータ相中の直角位相(quadrature)および非直角位相を提供する
。データルーター21はチャネル利用およびGPSサテライト源として機能する
12の追跡チャネル20の1つに利用可能なデータを送信する。GTA自体が、
時間ベース、クロック、中断ジェネレーター24および16ビットのデータマッ
プされたマイクロプロセッサインターフェイス25の中に含まれている。各12
の追跡チャネル20は、受信信号のGPS PRNコード部分の複写に関連する
、全体の相および直角位相(quadrature)(IおよびQ)に組み込まれている。
捕捉して追跡されたGPS信号および数値制御発信機(NCO)が受信したPR
NコードとNCOsによってクロックされて生じた複写部分との配列を引き出す
ために、追跡プロセッサの制御ループフィルタに進行する。同様に、伝達され、
再現されたキャリア信号は、キャリア追跡ループによって追跡される。新しいG
PSサテライトがGNSアンテナに入ってくると、各12チャンネルもまた、信
号探索手段の役割を果たす。
【0046】 GTA様々な見本データ入力を取り扱う。GTAに見本入力されるものとして
予想される形態は、1ビットおよび1.5ビットの別々の直角位相(quadrature
)(IおよびQ信号)およびの出力を含んでいる。直角位相入力はわずかなサン
プリング割合を分光で覆ってダウンコンバートする工程の場合に好ましい。失っ
たスペクトルの範囲は直角位相試料がSSBで信号幅の画像周波を取り除くキャ
リア混合工程を用いて取り戻される。がダウンコンバージョンの工程で起こらな
い場合は、非直角位相(I信号のみ)が適切なものとなる。
【0047】 RFダウンコンバーター13から受信したGPS信号データの種類にかかわら
ず、GTAに4つの入力チャネルの1つを提供する。図7は、各4つの入力チャ
ネルを構成する、入力ラッチ22およびI/Qジェネレーター23の回路概略図
である。ラッチ回路は、非直角位相I信号と直角位相Q信号との別々にデータを
進行する、1組の両立しないNORゲート31および32を含んでおり、1つの
理想的な直角位相サンプルデータを獲得するためのシステムの進路となる。I信
号およびQ信号はそれぞれ補足的な出力である補正値1および補正値2から構成
されている。この取り組み方法は、直角位相ダウンコンバータにキャリアが存在
する不均衡相に固有の免除として用いられる。各々が両立しないNORゲート3
1および32は、I/Qマルチプレクサ33および34に入力を与える。マルチ
プレクサ33および34は、それぞれ両立しないNORゲート出力とIおよびQ
チャネルに入力さた補正値2とに反応する。IとQチャネルで入力された補正値
1は3番目のマルチプレクサ35に利用される。3つのマルチプレクサ33、3
4および35チャネルは、異なる入力形式を処理したり、GTAが認識できるよ
うな剰余に出力を変換したりするチャネルを可能にする、I/Qジェネレーター
モジュール23を形成する。I/Qジェネレーターが処理することができる作業
には、8つの異なるモードがある。各モードは表2に列挙されており、GTAを
初期値に戻すための出力を示す表現で記載されている。I信号のみが作動する間
、すなわちモード5から7の間はQサンプルは0ビットにセットされている。I
/Qジェネレーションモジュールが1.5ビットを表示した場合を表3に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】 データルーター21は、I/Qジェネレーター23の出力するための、情報処理
機能をもつ分配手段として作用する。データルーター21は、入力されたI試料
およびQ試料を12の追跡チャネルの1つに提供する。追跡チャネルの1つの機
能を示すブロック図である図8に見てもわかるように、追跡チャネルは、データ
ルーターからのI試料入力値41、およびQ試料入力値51を含んでいる。Iお
よびQの試料チャネルは、同一であるので、I試料チャネルについてのみ、詳細
に述べる。I試料チャネルは42および45の工程で生じる2種類のキャリアを
混合した出力として、結合させる統合ネットワーク43から構成されている。最
初の混合する工程42は、I試料入力値41に相マッピングジェネレーター(ph
ase mapping operation)44から得たコサイン関数を掛ける。もう一方の混合
工程45は、Q試料入力値51に相マッピングジェネレーター44から得たサイ
ン関数を掛ける。統合ネットワーク43の出力値は、累算器47、結合された4
7の入力状態を維持したレジスタ48、および混合されない出力値49から構成
される、3つのコードミキサーに同時に出力値を提供する、フリップフロップ4
6に再クロックされる。
【0051】 Q試料チャネルはI試料チャネルとほぼ同一のものである。すなわち、図8に
参照として具体的に示している、51、52、53、55、56、57、58、
および59は、I試料チャネルの回路素子41、42、43、45、46、47
、48、および49によって提供される機能と同様の機能を果たすという点で同
一のものである。重要な相違点は、統合ネットワーク53が出力値55と52と
を混合することを示すことである。
【0052】 フリップフロップの出力値46および56は、最終的なダウンコンバージョン
工程、すなわち、GPSが地上へデータ送信中に示す、不定のドップラー偏移に
適応するために、発信周波を調節する部分の使用の目的を達する工程に相当する
。数値制御発信機キャリアNCO54は、最終的なダウンコンバージョン工程に
必要な、発信周波部分をデジタル反応の読み取りを生じる。図9に発信機のブロ
ック図を示す。24ビットのフル加算器67は、ラッチ61によって試料の信号
の割合がクロックされ、相および相変換回路68の割合によって試料を相に維持
される連続した論理(ロジック)を提供する。3つの最も重要なビットMSBs
は、加算器にあり、相出力62を提供する。62は相マッピング手段44を経て
、試料のチャネルを混合する工程である。キャリアNCOは、発信周波部分を変
更できるシステムを提供する。レジスタ63は、流動してきた相の情報を読み取
るシステムを割り当てる。そのシステムは、NCO出力をいつでも0sに設定す
ることができる。キャリアNCOは、32ビットの計数器を備え、各測定が終了
するまでの間、キャリアサイクルの数の追跡を維持し、GPS追跡している間に
調節されたドップラーの推定値を提供する。その値は、各測定の合間にマイクロ
プロセッサによって読み取られる。キャリアサイクル計数器、およびNCO相は
、align#timeコンディションあるいはnco#car#clearコンディションのいずれか
によって0に設定される。制御は、マイクロプロセッサによって、維持され、以
下で正確に命令されるMIC信号の最初のプラスの端のみに作用する。キャリア
NCO54の3ビットの出力相は表4のように、サインおよびコサイン成分がマ
ップされている。
【0053】
【表3】
【0054】 図8に示された、3つの基本となる信号は、キャリア混合工程の間、入力値と
しての役割をはたす。上記3種の信号とは、2つの直角位相試料データ成分、す
なわち、Isamp41、Qsamp51、およびキャリアNCO54から得ら
れる、3ビットの出力相のことである。コサインとサインとの2つの直角位相試
料キャリア成分は、表4に示したデータをもとに得た、キャリアNCO相の情報
から、相マッパー44により求められる。キャリア混合工程は、短側波帯変調(
SSB)を用いる工程によく似ている。この技術は、大量の画像排除をもたらす
。また、画像の必要な信号と不正な信号とが取り消されて混合してしまうのを防
ぐのに用いられている。基本となる混合工程は、以下の式で示される。 I=Isamp*cos+Qsamp*sin Q=Isamp*sin−Qsamp*cos キャリア混合工程は、多彩なビットにも正確に実行される。入力試料Isam
pおよびQsampは−1、0、または+1の値をもつ。キャリアNCOから得
られる、サイン、コサイン成分は−2、−1、+1、および+2の値をもつ。混
合の結果、得られる可能性のある値として0、±1、±2、±3、および±4が
出力される。これらの値は、表5に明確にされているように、4ビットの2進出
力で示される。この出力は、調時考慮された試料クロックの割合で、再クロック
される。
【0055】
【表4】
【0056】 GPS進路取得コードジェネレータ回路CAコードNCO88をクロックする
、数値制御発信機NCOはキャリアNCO54によく似ている。図10にCAコ
ードNCO88のブロック図を示す。NCO54と88との近似点を強調するた
めに、共通の参照図が、図9および10のように同じ回路で示される。例えば、
図10において、CAコードNCO相と相変換の割合は、図9中にのレジスタ6
8と同一のレジスタ68で設定される。また、キャリアNCO中のようにマイク
ロプロセッサ母線でも制御されている。インクレメントレジスタ相chx_co
de_phaseはNCO中のように各試料クロックタイムで流動相に増幅され
、分岐相に設定される。CAコードNCO88の流動相クロックは、マイクロプ
ロセッサがキャリアNCO54の流動相レジスタ63でchx_codenco
_phaseの命令を読み取り実行するまで、流動相レジスタ63で読み取られ
る。正確なCAコードNCO工程の確認は、レジスタnco_code_cle
ar中で適切なビットを設定され次の相に加算される前に、マイクロプロセッサ
が流動相を認識する命令を行うことによって、決定される。この認識された工程
は、次の測定間隔クロックMICサイクルで起こる。
【0057】 図8に示す、GPS進路取得コード数式制御発信機CAコードNCO88はG
PS進路取得コードジェネレータ70に出力される。図11にジェネレーター7
0のブロック図を示す。70は2種類のシフトレジスタ71および72は組み込
んでいる。71と72は、必要なGPS進路取得コードを生み出すために、2つ
のモジュールを総計する手段73で、それぞれを総計するPRNコードを作成す
る。各シフトレジスタは、コードジェネレータが特別な時間で初期化され、流動
相コードがコード相計数器から得られることを保証するために、CAコードNC
Ofchipの逆の端上にクロックされる。コード相計数器74は、各エポック
でゼロにリセットされ、各チップ上の1つずつによって増加する、10ビット計
数器である。重大な調時が、align_time信号を形成するマイクロプロ
セッサ、それに加えて、MIC信号を使用することによって成し遂げられる。各
GPSスペース手段(space vehicle)に対応する異なったコードが、より低い
シフトレジスタのverying初期相で発生する。つまり、すべての1sの他に何か
をトップレジスタに初期化することによって、エポックを除いた部分でGPS進
路取得コードの形成をはじめることが可能となる。
【0058】 次のステップの工程は、データ変調がCAコードジェネレーター70で形成さ
れている間に使用されたコードを部分的に複製する差動化器(differentiator)
46および56の出力を混合することから成る。この工程は81から86の異な
る混合回路の各トラッカーで同時に起こる。その目的は、近くで形成されたコー
ドで、受信信号にあるコードの周波と相を固定することである。キャリア混合の
IとQ出力は、3ビットのシフトレジスタ87で形成された部分コードが3回シ
フトされた報告に増加する。結果として、全体では各トラックごとにコードを混
合して相関された6つのコードが得られる。1/2チップ遅延を埋め合わせて、
よいコード取得および追跡実行を与えるので、速くて正確な後期にタイムシフト
されたコードの報告が使用される。
【0059】 コード混合工程は図8に1つのトラッカーの基本的なブロック図で示されてい
る。IとQのキャリア混合で得られる成分であり、入力試料の割合でクロックさ
れる。そして、それらを混合してコードが2度CAコード数式制御発信機の割合
、すなわち、CAコードNCO88の割合でクロックされる。CAコードNCO
は試料の割合でクロックされるため、すべての必要な信号のデータ移動が同じ境
界で起こる。IおよびQキャリア混合物は、値が0、±1、±2、±3、および
±4を示すように調整される。コード値として±1を使用した場合、81から8
6のコード混合は、キャリア混合の工程の出力値として同じ値を獲得する。
【0060】 コード混合の後、GPS信号出力すなわち、IP、IL、QE、QP、および
QLは、対応するアキュムレーター47および57で構成されるレジスタにロー
ドされる。アキュムレーターは容易に、アップ/ダウン計数器の代わりにアップ
計数器として実行することができるため、混合出力表示は、+4のオフセットを
加算した混合出力に変換される。新しい値は、対応するいずれかの可能な混合出
力を増加して表示される。この工程は、各コード混合からでて得られる後の値に
対しても繰り返される。これは、GPS受信機の相関作用を示す。表6に示して
いる。
【0061】
【表5】
【0062】 各トラッカーのコード混合出力から得られる6つの値は、通常、内部で生じた
コードエポックをレジスタ48または58で把握する。しかしながら、マイクロ
プロセッサ上のロードを限定するために、各トラッカーでは、エポックの様々な
項目でデータがラッチする可能性がある。各トラッカーは、アキュムレーター部
の内容をラッチしている間、どこでも1から20エポックが発生するように、プ
ログラムすることができる。
【0063】 時間ベース、クロック、中断ジェネレーター24はGTAにすべての調時信号
および中断信号をつくりだす。クロックジェネレーターのある部分は、特に、T
IMED周波方式の働きをする。一方、ジェネレーターの別の部分は、異なる周
波と調時命令を提供するために備えられている。図12は調時ジェネレーターお
よびクロックジェネレーターのブロック図である。このジェネレーターは通常、
GPAの残部がデータ工程に使用された、同じ試料クロックによって作動する。
【0064】 共通のクロックまたは調時信号は、エッポックの状態の間、マイクロプロセッ
サに、ラッチされたアキュムレーター値を、効果的にダウンロードさせるように
命令される。このダウンロード信号、アキュムレーターあるいはインターバルク
ロック(AIC)は1.499812kHzの進度、あるいは666.75マイ
クロ秒間行われる。ダウンロード信号はマイクロプロセッサの中断させるために
用いられる。
【0065】 測定間隔クロック(MIC)は測定読み取りが進行してきた場合に、マイクロ
プロセッサに通知するのに用いる調時信号である。MICはキャリア、CAコー
ドNCO、およびコードジェネレータ出力のような、別の信号を調整する参照時
間として用いられる。MICには4種の異なる選択可能な割合、100Hz、1
0Hz、1Hz、0.1Hzがある。アップリケ−ションが臨界の調時測定を命
令している間、a1PPS信号はMICとして用いられる。内部のMIC信号の
割合を使用した場合、この信号は、2種類のAICクロックピリオドあるいは、
1333.34マイクロ秒のポジティブプラス幅の非スクエア(non-square)周
波形態である。
【0066】 タイムベースクロックジェネレーションタイムはTIMEDスペースクラフト
調整システムを制御するのに用いられる、1プラス/秒(pps)を提供する。
ナビゲーションプロセッサのカルマンフィルタ拡張された、追跡ル−プの制御下
では、数式制御発信機は、1−PPSの信号がUTCの1−秒エポックと提携す
るように、1−PPSの信号を出力するように制御し続ける。これは、samp
le_clk信号によりクロックされた25ビットの同期式ドライバ(計数器)
の役割を果たす。計数器がマイクロプロセッサから、設定をだすと、1PPSの
信号が高(high)に設定され、計数器は、ゼロに再設定される。1PPSの信号
は、その後、本来のサイクルの50%でクロックをつくりだすため、次の計数器
の中間を通過して、低(low)に設定される。このクロックは、25ビットの最
大計算値に修正されたUTCタイムと提携することができる。最初の1PPSド
ライバはMIC信号と提携する。これは、align_time信号が発生した
場合はいつでも行われる。
【0067】 MICと1PPS信号とのタイムオフセットは測定できなければならない。そ
の測定は、1PPSライジングエッジ(rising edge)と次のMICライジング
エッジとの合間の時間を決定する、2番目の計数器でなされる。2つのレジスタ
は、2つの信号の間に生じるsample_clkサイクルの数を保持する。
【0068】 GTAは、ハネウェルソリッドステートエレクトロニクスセンター社製のラジ
エーションハーデンド(radiation-hardened)HR23OOシリーズのCMOS
ゲートアレーで実行される。GTAは、200000ゲート以上使用し、内部の
回路を3.3V、入出力を5Vで作動させ、200mW放散する。
【0069】 受信調時 受信調時はTIMEDに独自のものである。受信機は、1群の周波数ドライバ
を作動させる、基本となる発信機に含まれる。そのドライバの1つは、制御され
ていない忠実な時間、またはオープンループ時間の機能をつくりだす、レシーバ
ークロックに接続している。制御された時間はシステム時間バイアスをゼロにす
る制御工程により発生する。この工程は、カルマンフィルタを用いて、制御され
ていない時間機能を、忠実な時間を制御された時間機能に変換する、周波数エラ
ーを連続的に調節するように設計されている。
【0070】 TIMED軌道力およびGPS測定を正しく設計することは、よいナビゲーシ
ョンを実行するための鍵となる。これには、適当な重力をもつこと、模範を引き
出してGPS受信器キャリアおよびコード追跡ループ由来測定を正しく設定する
ことが含まれる。測定中の受信クロックエラーの結果を設定することは、重要で
ある。GNS受信器に独特な特徴は、追跡ループの試料時間をユニバーサルコー
ディネートタイム(UTC)時間チック(time tics)に接続する制御である。
【0071】 図4に、GPS信号が前置増幅器12およびダウンコンバータ13でダウンコ
ンバートされ、デジタル化される方法を示す。これらの回路には、プレッシー(
plassy)RFフロントエンド(front end)を用いられ、GPS\L1信号が1
575.42MHzから4.3MHzにダウンコンバートされる。この技術は、
信号をノイズに組み込む。モジュールの最後の出力が、3レベルの量子14の段
階である。
【0072】 量子の出力は、図6に示すように、応用特異集積回路(application-specific
integrated circuit)により処理される。前述の通り、ASICチップは、1
2のGPSトラッカーの複製を含んでいるため、12のGPSサテライトを追跡
することができる。その信号は、サンプリングされ、4つの受信チャネルによっ
て12のトラックに分配される。トラック中でこの信号サンプルは、ローカルキ
ャリアとコードとを数式で混合する。サンプリングされた信号は、L1信号を−
1.4054MHzに追加にダウンコンバージョンする役割を果たす。この信号
は周波数ゼロを通してオーバーサンプル(oversample)されダウンコンバートさ
れるので、マイナスの符号が生じる。このマイナスの符号は、ドップラーシフト
によって符号が反転した結果生じる。固定された後、ローカルキャリアとローカ
ルコードは受信キャリアと受信コードとして相に入る。GPS通信データは、シ
ュードレンジ(pseudo-range)および結合されたキャリアとして、キャリア追跡
ループの中に回収される。そのデータは、マングースVマイクロプロセッサ中の
ソフトウェアにより実行される、拡張されたカルマンフィルタで巧みに扱われる
【0073】 このシステムで用いられたソフトウェアは、ハードウェアと不明瞭なプログラ
ム言語を避けるため、数式で示される。簡単にいうと、1つの例示された追跡チ
ャネルを用いた、コードエポックアキュームレーターおよびキャリア相アキュー
ムレーターとによって示された、シュードレンジと結合されたキャリアとの解析
が行われる。これらのアキュムレーターには、測定間隔クロック(MIC)で生
じた中断をサンプリングする。この中断のタイミングは、安定した状態で、でき
る限りUTCタイムチックに近く中断のタイミングが起こるように、カルマンフ
ィルタで制御される。この中断のタイミングは通常、カルマンで起こることの他
には、GPS評価を生じるので、充分な吟味された受信タイミングが示される。
受信タイミングは、以下に示す式を実行するGNSソフトウェアによって進展す
る。ベクトルまたは行列は(xまたはT)のように小文字または大文字表現され
る。ベクトルまたは行列の移項はxtで表現される。特に追跡チャネルに依存す
る数には、上付きのνが用いられる。従って、σνは追跡チャネルに関連するシ
ュードレンジである。GPSサテライトに関連する数は、追跡トラックインデッ
クスによって確認される。(PRNあるいはSV数に対立するように)従って、
xν(τ)は、チャンネルνによってトラックされている、サテライトをGPS
通信エフェメリス(ephemeris)を意味する位置である。推定値が(x)として
示される。参照時間はtで示され、一方、真の時間はτで示される。MIC中断
結果での参照受信時間はtkで示される。しばしば、tkは通常のカルマンフィル
タ改訂時間を示すために用いられる。(注:これら測定後のMIC時間の部分集
合の形態は、各mthMIC中断に進行する。)tkでの推定で求めた理論値/計
測値のxk/k1/xk/kのように示される。他に明記されていない場合は、全て
のベクトル量は簡易慣性誘導方式(CIS)で表される。
【0074】 基本的には、このシステムは不正確なクロックを用いる。不正確なクロックを
含むナビゲーションシステムを誤った式に発展させた場合、誤りを正確に定義す
る必要がある。この処理は、非同期式の誤りを δax(t)≡x(t)−xref(t) のように定義することによってソフトウェア中で行われる。 ここでx(・)は時間のいずれかの機能であり、x(t)は真の値、xrefはG
NSシステムを参考にした値である。つまり、同期式のエラーは δsx(t)≡x(τ(t))−xref(t)のように示される。 ここでτ(t)はGNSシステムの名目的な値を対応する真の値にする機能であ
る。τ(t)>tの場合を図13のグラフに示す。τ(t)−tの違いが小さく
、真の軌道と参照の軌道との違いが小さければ、2つのエラーの集合は以下に示
す関係が成立する。
【0075】
【数7】
【0076】 ここで
【0077】
【数8】
【0078】 同期式エラーは、GNSクロックに時間を加えたエラーを無視したxref(t)
のエラーである。一方、非同期式エラーは、これらのエラーを計算する。もし表
示された時間と真の時間の状態に違いがある場合は、T≡t−τ(t)として示
され、非同期式と同期式とのエラーの適切な変換は、
【0079】
【数9】
【0080】 で示され、連合され適当に分割された共分散は
【0081】
【数10】
【0082】 で示される。 大部分が以下に進展する間、同期式エラーは不履行としてはたらき、下付の文字
なしで示される。
【0083】 制御時間が参照時間を受信する間、独立した変化しやすい真の時間τを示す。
受信器は瞬間の周波数f0(τ)1の基本的な発信器を含んでいる。(TIMED
GNS受信器がプレッセイRFフロントエンドを使用している間、f0は名目
上、10MHzである。)受信器は、周波数群の分割を行い、そのうちの1つは
受信クロックをつなぎあわせられる。真の時間の機能として、この周波数分割の
出力は、
【0084】
【数11】
【0085】 ここでkcは(合理的な)分割ダウン割合(divide-down ratio)である。(T
IMEDシステムクロックは直接基本的な発信器につなぎあわされ、kc=1と
する)クロックで設定された真の時間はτset、基本的な発信器の(ラジエータ
ー中の)相は
【0086】
【数12】
【0087】 であり、φset∈[0,2]はτetにおける基本的な発信器の相である。τset
らこのシヌソイド(sinusoid)によって実行された完全なサイクルの数は、
【0088】
【数13】
【0089】 である。f0 ref1秒あたりf0 refサイクルが基本的な発信器で実行されると、時
間の推定値は
【0090】
【数14】
【0091】 である。 ここでtsetはτsetのクロック中に生じた値である。(すなわち((τ)−φset
/2πはkcの複合積分)
【0092】
【数15】
【0093】 ここでわずかな周波エラーは
【0094】
【数16】
【0095】 で示される。 これは制御されていない、あるいはオープンループ時間である。もしtset=τs et かつf0(ξ)=f0 refなら、エラーはなく、t*=τである。このような場合
はないので、エラーは
【0096】
【数17】
【0097】 である。 ただし、t*(τ)は真の時間を同時非制御参照時間にする機能である。さらに
、分割ダウン割合kcは現れないこととする。この機能は、得られた真の時間τ* (t)を非制御参照時間の機能のように反対にする。この機能はつまり、
【0098】
【数18】
【0099】 で表される。 基本的な発信機の瞬時の相は式(2)を解析したt*(τ)から取り戻される。
また、ρ(τ)は
【0100】
【数19】
【0101】 から得られる。ここでφsetはtsetを含むため修正されている。なぜなら、ρ(
τ)だけが重要であり、2πと(tset2πf0 ref)mod(2π)とを法とし
てφsetに取り入れることができるからである。
【0102】 以上のように、離れたところへ定義された非制御時間は、システムタイムバイ
アスをゼロにすることによって制御時間を生じるために用いられる。量子と制御
とが別々の時間システムが、周波エラーを連続的に調節するように設定されてい
る。制御工程で式(2)を適用すると、
【0103】
【数20】
【0104】 が得られる。 ここでt(τ)は制御効果を含む真の時間の機能とする、システム参照時間であ
り、u(τ)は制御を示すために用いられる、連続的な時間工程である。その規
模は秒/秒(わずかな周波エラーと同様)である。ただし、t(τ)は真の時間
を同時制御参照時間にする機能である。この機能は、得られた真の時間τ(t)
を制御参照時間の機能のように反対にする。この機能はつまり、
【0105】
【数21】
【0106】 で表される。
【0107】 (制御)クロックバイアスは(制御)参照時間から引かれた場合の値になるよ
うに定義されているため、対応する真の時間は
【0108】
【数22】
【0109】 で得られる。 真の時間に関するT(τ)の変化の割合は、
【0110】
【数23】
【0111】 である。
【0112】 カルマンフィルタは受信時間によって作動する。それゆえ、tに関してT(t
)≡T(τ(t))が導かれる。連鎖法則にしたがって、これは
【0113】
【数24】
【0114】 である。 τ(t)≡dτ/dtはライプニッツの法則を用いたtに関する異なる式(7)
によって導かれる。ライプニッツの法則は
【0115】
【数25】
【0116】 または
【0117】
【数26】
【0118】 であり、ここでε(t)≡ε(τ(t))かつu(t)≡u(τ(t))である
。式(11)および(9)は式(10)に代用できるので、
【0119】
【数27】
【0120】 が得られる。 変数τおよびtは真の時間および制御参照時間で表され、同様に、独立した変数
の機能はτ(t)およびその反対のt(τ)で示される。 この区別は、前後関係から明らかである。適切な場合、上付き文字は、時間機能
が適当なシステムと同一であることを確認する。それゆえ、ガイダンスおよびナ
ビゲーションシステム(GNS)から得られる参照時間は、対応する真の時間を
【0121】
【数28】
【0122】 で導く。
【0123】 式(13)のようなスライトオブハンド表記法によって真の時間の代わりに受
信時間にしたがって、アクセスされる。これはT(t)を示すためにT(τ(t
))と記されることによって成し遂げられる。GNS時間tはGPS標準エポッ
クに秒数を示す。そして、正確さを失わないように、2つの変数として保持され
る。: tk=MICtimek+tint ここで、MICtimekは、GNSオンになったtintは整数であるので、秒数
である。そして時間がはじめに設定されている場合の必要な値に近い合計MIC
timek+tintを生じる。
【0124】 MIC回転制御u(t)は、UTCチック境界と提携するように、GNS受信
器でMIC中断のタイミングを制御するために用いられるデジタル化工程の連続
的時間表示である。GNS受信器は連続的に内面的なクロックとGPS時間との
違いを見積もる。GPS時間はUTCからの整数と異なる。それゆえ、GPS時
間チックはUTCチックと一致する。実際のデジタル化の実行中には、MIC間
隔計数器はtk=MICtime+tintとして貯蔵される。計数がGPSトラッキ
ングASIC(GTA)で記憶された位置に記された値にたどりつくと、中断が
生じ、計数器はリセットされる。MIC中断の間クロックサイクルに必要な数は
、MICレジスタ計算のように知られており、カルマンフィルタの推定値から決
定される。
【0125】 デジタル制御の目的は、時間バイアスエラーとわずかな周波エラーとを補うこ
と、およびMIC中断をUTCチックに一致させることである。その制御は、m
MIC中断から成るカルマン改訂間隔の全体を端から端まで及ぶので、真のMI
C間隔時間と名目のMIC間隔時間との違いを最小化することができる。上述の
ように、GPS標準エポックから得られる名目の時間は、
【0126】
【数29】
【0127】 のように構成される。 測定改訂後、対応する真の時間の推定値は、参照時間からバイアスを引けば求め
られる。
【0128】
【数30】
【0129】 クロックバイアスをtintに併合して移項した場合、クロックバイアスを取
り除くため、およびMICをUTCチックに連結させるためにはほんのわずかな
時間がかかる。
【0130】
【数31】
【0131】 ここでround{x}は最も整数に近い。すなわち
【0132】
【数32】
【0133】 ここでZは整数である。この再定義が、元の式(14)によって真の時間を推定
するようにすることは明確である。この再定義は、測定改訂ごとになされる。M
IC回転が安定した状態で動かされている場合、時間バイアスは非常に小さな値
で維持され、この再定義は何も実行されない。クロックバイアスの積分部分の吸
収は、最初の測定改訂の後、あるいはMIC回転が停止した場合にのみ起こる。
【0134】 τkがkthを示すと仮定すると、GTA MIC計数器(f0/kcでストロボ
(strobe)されている)が命令値をn(k)に数え上げた際、kthMIC中断が
引き金となる。その後、GTA MIC計数器はリセットされる。それゆえ、M
IC中断時間は(τk,k=1,2,3,・・・)は
【0135】
【数33】
【0136】 のように定義される。 ここでτ0は真のオン時間である。
【0137】 mMIC間隔とカルマンクランク間隔を含むカルマン改訂間隔は、
【0138】
【数34】
【0139】 である。
【0140】 改訂間隔は図14に示すように、pとq=m−pの長さに小分けして分配され
る。
【0141】 初めのpMIC間隔の間、tkで測定改訂計算が、なお進行して、不履行のM
IC間隔計算が用いられる。不履行のMIC間隔計算の間の値は、真のMIC間
隔時間ができるだけ名目のMIC間隔時間に近くなるように、前に推定されたわ
ずかな周波エラーに基づく。(これが初めのカルマンクランクの場合、推定値は
発信器の飛行前のキャリブレーションから取り出す)
【0142】
【数35】
【0143】 カルマンクランク間隔の残りの間、MIC間隔計算はクランク間隔の終わりに、
予想した時間バイアスが最小となるように計算する。
【0144】
【数36】
【0145】 f0(ξ)がゆっくり変化すると仮定すると。受信時間バイアスと周波エラーに
上方の定義を用いると、τk=tk−T(tk)、その後τk+m=tk+m−T(tk+m )そしてf0=f0 ref(1−ε(tk)) これらの値を式(17)に補足すると、
【0146】
【数37】
【0147】 をつくりだす。 ΔMIC=tk+1−tkをすぐに(1秒)名目のMIC間隔になるようにすると、tk +m −tk=m・ΔMICとなり
【0148】
【数38】
【0149】 となる。 クロックバイアスが次のクランクでできるだけ小さくなるようにする、整数行例
n(i)を見つけ出して,最小化することが,
【0150】
【数39】
【0151】 である.ただし、最も効果的のあるこの数列
【0152】
【数40】
【0153】 を合計するだけで、定義される。そして次の式で表示することができる。
【0154】
【数41】
【0155】 ここで,
【0156】
【数42】
【0157】 ラウンド機能の定義によって,式(18)の最小値が式(19)に達する。
【0158】
【数43】
【0159】 周知のとおり、原因となる推定値が真の値ε(tk)およびT(tk)に置き換
えられているため、最後の行は、計算に使用される。
【0160】 最適な合計は、最適な計算結果から最小の変化を求めるので、別の結果のより
好ましい以下の結果を生じる。カルマンクランクでの最後のqMIC間隔は、2
つのグループに分割される。一方はMICレジスタ計算のようにn(i)flo
or(S*/q)を用いたqf間隔で、もう一方は以下のような計算である。
【0161】
【数44】
【0162】 上記の合計は以下の式である。
【0163】
【数45】
【0164】 別の結果の最小値として生じる整数qfは、次の式を満たし、
【0165】
【数46】
【0166】 その結果、次の式が成立する。
【0167】
【数47】
【0168】 上記式はゼロより大きく、q,S≧1を与える。それから、qcは次の式で得ら
れる。
【0169】
【数48】
【0170】 最初の2つのカルマンクランクがなされる間、MIC回転は、光度1/2秒で
時間エラーを吸収しなければならない。MICは、1PPS調節源となる宇宙船
を普及させる。それゆえ、MIC中断時間は0.9999秒より小さくすること
が可能である。(ΔMIC=1秒)この制限を保証するために、GTAおよび不正
確なクロック推定で100ナノ秒単位の値が応答して、GNSは0.9999+
100×10-9秒の厳しい制限で用いられる。式中δTは直後の受信クロックの
不正確な推定値である。ΔMICは1秒、ΔMICはおよそ100ナノ秒と予想さ
れるので、δ=9.96×10-5が用いられる。MIC中断の間、最小の真の時
間間隔がΔMIC(1−δ)より小さいならば、真の時間間隔がMIC中断の間で
きるだけΔMICに近づくように、k+p+1thMICの間隔の期間が、クランク
の長さがmΔMIC+s秒となるような、整数の秒によってカルマンクランクの総
合の長さが増大するように、システムはMIC計数器のMIC間隔をk+p+1 th MICとして再定義する。
【0171】 MIC中断は次のカルマンクランクの真の時間で、UTC境界の一致を導く。
真の秒の整数が、カルマンクランク間隔に加算された場合もどうようである。時
間バイアスの推定値は正確に進展すると仮定できるので、カルマンフィルタで推
定したバイアス時間の変化の割合はMIC計算による実際の時間に基づいて計算
される。
【0172】 計算の結果から得られる最小の真の時間間隔の最もよい推定法は、次の式であ
る。
【0173】
【数49】
【0174】 次の式の場合、最小のMIC間隔の制限は、(qf間隔で)違反する。
【0175】
【数50】
【0176】 前述の通り、システムはMIC計数器のMIC間隔をできるだけ名目のMIC間
隔に近づくようにk+p+2からk+mに再定義する
【0177】
【数51】
【0178】 ここで
【0179】
【数52】
【0180】 前述の通り、MIC計算の不履行の値は次のカルマンクランク間隔に用いられる
【0181】 次にk+p+1thの計算は、全体のカルマンクランク間隔は、クロック補助計
数の推定によると、s秒長くなる。s秒の長さは、クロックバイアスをゼロにす
る代わりに、クロックバイアスT(tk+m)ができるだけ−sに近づくような新
しい間隔を、計算で選択する。n(k+p+1)は整数を最小にするために選択
される。
【0182】
【数53】
【0183】 ここでAとBは式(18)のように再定義され、A‘=A+s−B(q−1)ndnxt とする。それから、n(k+p+1)の最適な値は、次の式である。
【0184】
【数54】
【0185】 整数sはMIC間隔の真の時間の長さ(k+p+1)がΔMIC(1−δ)よりも
大きくなるように選択される。これはΔτk+p+1>ΔMIC(1−δ)あるいは次の
式で設定することで成し遂げられる。
【0186】
【数55】
【0187】 round(x)>x−1/2:0:n(k+p+1)>n‘(s)なので、以
下の式となる。
【0188】
【数56】
【0189】 発信機のわずかな周波のエラーの光度が|εk|<βに限定されれば、sは以
下のように選択される。
【0190】
【数57】
【0191】 または
【0192】
【数58】
【0193】 ならびに
【0194】
【数59】
【0195】 より上位の境界が選択される。
【0196】
【数60】
【0197】 今、クロックバイアスのすべての値部分は、t int (等式15参照)で吸収さ
れるので、
【0198】
【数61】
【0199】 となり、よって、s≦1である。もし、:
【0200】
【数62】
【0201】 ならば
【0202】
【数63】
【0203】 となる。
【0204】 初期値が、m=180、ΔMIC=1で、f0 ref=106ならば;β<1.386
7×10-3がs1を保証する。予想される逃げる振動は30ppmに制限され
るだろうから、オシレーターのわずかな頻度エラー(とその推定)にとっては、
これは、とてもゆるい要求である。
【0205】 次の等式は、カルマンクランク(Kalman crank)間隔のためのM
IC間隔の計算に使われる。はじめのp間隔に使われる初期制限は:
【0206】
【数64】
【0207】 で、その時、
【0208】
【数65】
【0209】 そして、
【0210】
【数66】
【0211】 MICの最小制限が満たされた場合、(安定作業期間中である時のように、)
すなわち、;
【0212】
【数67】
【0213】 上記式においては、基準線則を用いる。
【0214】
【数68】
【0215】 これは、
【0216】
【数69】
【0217】 の場合である。MIC間隔の最小制限を超えたならば、次の式が計算される。
【0218】
【数70】
【0219】 上記式においては、次の法則を使いる。
【0220】
【数71】
【0221】 カルマンの最新の間隔の時間バイアスの平均変化率は、
【0222】
【数72】
【0223】 それは、次の式で処理され、
【0224】
【数73】
【0225】
【数74】
【0226】 が得られる。
【0227】 これは、等式(12)の受信機時間バイアスの推定を伝える、受信機時間間
隔[t,tk+m]を超えて、適用される(不変の)決定論的な制限値である。
【0228】 MICの回転制御操作を例示するのに、まず、MIC間隔が1秒で、カルマン
クランク間隔が4秒で、MIC回転の履行への遅延が1秒(p=1)の場合を考
える。64回目のMIC中断の後に推定される時間バイアスを1.4秒、頻度エ
ラーはなく、時間バイアスは完璧に推定されると想定する。この筋書きは、デー
タはoのものとし、(“o”データ)図15に例示される。
【0229】 回った時間バイアスが等式(15)を使って除かれた後、時間バイアスはすぐ
に0.4秒に落ちる。これはポイントM64+と一致する。時間バイアスが“o
”データとスロープ1レーンとの間の差でることに注目する。これに続いて、初
期MIC間隔カウント(nd)が使われる、1秒の期間がある。それで、MIC
回転制御は等式(28)と(31)から得たMIC間隔カウントプロファイルを計算
することで残りの0.4秒を除いた。(この例では、図表には表れないので、量
子化効果は無視する。)時間バイアスが明確なので、量子化されないMIC間隔
カウントはその初期値より大きくなり、MIC中断間の本当の時間が長くなるの
で、長さの最短制限は、効力がない。
【0230】 次に、64回目のMICの後に推定される時間バイアスが、−0.4秒の場合
を考える。等式(31)を使って導き出された、MIC中断の間の本当の時間は
、0.4/3秒長くなるだろう。なので、最短の長さ制限の効力をもち、カルマ
ンクランクでの本当の時間が1秒増える。MICは、その時、MIC中断65と
66の間の間隔でのUTC時間チックとの調整を行う。調整の間、MIC中断間
の本当の時間間隔は1.6秒長くなる。この例でも、初期MIC間隔カウントが
使われる、64番目のMICの後の期間があることに注目する。次の、カルマン
クランク時間(68番目のMIC間隔)で、MIC中断がUTCチックと調整す
るが、時間バイアスは今+1秒である。等式(34)は、時間バイアスをフィルタ
ー推定値を伝えるのに使われるので、カルマンフィルタは、これを“知って”い
る。等式(15)が再び発動した時、時間バイアスはゼロにリセットされる。(
ポイントM68+) 2重処理装置サブシステム GNSソフトウェアは2つの処理プロセッサ、トラッキング処理装置とナビゲ
ーション処理装置を実行する。好ましい実施例では、2つのマングースV(Mo
ngoose)V、シノバ(Synova)社の処理装置が使われた。32ビッ
トMIPS処理装置基本設計概念の適合で作動する。GTAのように、処理装置
はハニーウェルのラッドハード(rad-hard)HR2300シリーズゲー
トアレイで実行する。図16は、2重処理装置の機能区画ダイアグラムであり、
図17は単純化したハードウェアのレイアウトである。ナビゲーション処理装置
がコマンドと宇宙機との遠隔測定接点を持っており、トラッキング処理装置が制
御機器とGTAとのデータ接点を持っていること以外は、どちらの処理装置ハー
ドウェアの機器構成もほとんど同一である。加えて、トラッキング処理装置は、
不揮発性の記憶を持っておらず、従って、リセット後それを起動して断続的にそ
の健康を監視するナビゲーション処理装置に連結される。
【0231】 ナビゲーション処理装置は、メモリに配置された、8Kバイトの二重ポートラ
ム(DPRAM)を通して、宇宙機と通信する。DPRAMは、DPRAMの宇
宙機側にあるPCIハードウェアとインターフェイスする。GNSと宇宙機との
間のDPIANの“共有”は、GSEに割り込みの使用と定義されたアクセスタ
イミング制限によって、仲裁される。ナビゲーションとトラッキング処理装置は
、別のメモリに配置された、8KバイトのDPRAMを通してお互いに通信し、
同じように、割り込みの使用と定義されたタイミング制限でそれらのアクセスを
仲裁する。ナビゲーション処理装置は、このDPRAM全体への読み取り/書き
込みアクセスを持っており、トラッキング処理装置は上の4Kバイトへの読み取
り/書き込みアクセスと、しかし、下の4Kバイトには読み取りのみのアクセス
を持っている。この“読取専用”メモリは、トラッキング処理装置のために“に
せの不揮発性のメモリ”を提供し、これは、起動時に使用される。トラッキング
処理装置はコントロールや機器構成情報を送ったり、データや状態を受け取った
りする、カスタムアドレスやデータバスを通して、GTAと通信する。そのソフ
トウェアは、次のソフトウェアとその仕事の機能的説明の後、すぐに、数学モデ
ルの方法で示される、拡張されたカルマンフィルタを実行する。
【0232】 GNSソフトウェア GNSソフトウェアは、機能ブロックダイアログとして図16に示される。そ
れは、トラッキング処理装置とナビゲーション処理装置の間で、機能的要求、シ
ステムトポロジー、要求されるもしくは可能な処理装置処理能力、に基づいて仕
切られる。ナビゲーション処理装置は、アクセレレイテッドテクノロジーズ(Ac
celerated Technologies)によって作れられた、ニュークリアプラス(Newcleur
Plus)のような、はめ込まれた運用システム(OS)を限られた方法でのみ利用
する。すなわち、タスク切り替え、割り込み操作、最小のイベント、信号の使用
に制限される。トラッキング処理装置は、高率の割り込み(〜667秒)の受け
入れられない割り込み待ち時間が原因で、OSを利用しない。すべてのナビゲー
ション、トラッキング処理装置ソフトウェアは、最小のモジュール化されたアッ
センブリーコードを除いては、ANSICで書かれている。
【0233】 トラッキング処理装置ソフトウェア GNSトラッキングソフトウェアで行われる主なタスクを表7に一覧にした。
このソフトウェアは、GTAと接続して、12の宇宙機(SVs)までを捕らえ
て探知する。ソフトウェアは衛星を捕捉するための援助された探索とスカイ探索
捕捉モードをチャンネルバイチャンネル(channel-by-channnel)原則で支援する
。援助された探索では、ナビゲーション処理装置によって生じた援助は、SV偽
ランダムノイズ(PRN)と潜在的捕捉のために探し出されたドップラー範囲を
決定するのに使われる。スカイ探索では、援助は供給されず、システムはSV
PRNsのために広いドップラー範囲をあらかじめ決定されたセットから探す。
各シグナルを捕捉するために、ソフトウェアは3番目のオーダー、キャリヤを探
知するための位相ロックループを使い、1番目のオーダー、CAコードを探知す
るための遅れロックループを助ける。シグナルモニターは、チャンネルがいつロ
ックを落とすかを決めるために使われる。これが起こった時、処理装置は自律的
に短い探索で衛星を再び捕捉するように試みる。これが失敗したら、チャンネル
がスカイ探索捕捉モードに切り替わり、もしくは、NPに援助された場合、援助
捕捉モードの切り替わる。
【0234】 ソフトウェアは、毎秒、探知中の衛星のためにキャリヤと偽範囲測定をつくり
、これらのデータをナビゲーション処理装置に出力する。加えて、ソフトウェア
はGNSメッセージ副枠をつくり、メッセージ奇偶検査ビットを用いてそれらを
確認し、それから、確認された副枠をナビゲーション処理装置に出力する。GT
Aによって生じる割り込みがGTA上の2つのトラッキングチャンネルからのデ
ータのサンプリングと処理過程を制御する。GTAによって生じた測定シグナル
は、偽範囲とキャリヤ位相データの処理過程と操作とそれに続くナビゲーション
処理装置への出力を制御するのに使われる。
【0235】
【表6】
【0236】 ナビゲーション処理装置ソフトウェア 表8は、ナビゲーション処理装置によって行われる主なタスクを列挙したもの
である。ナビゲーション処理装置のコアは、カルマンフィルタータスクであり、
それは、拡張されたカルマンフィルタ(EKF)と短期間プロパゲーター(ST
P)の二つの主な部分からなる。カルマンフィルタは、180秒間隔で状態ベク
トルと共分散を更新し、STPはすべてのデータ結果を生産し、1秒間隔でそれ
らを出力する。
【0237】
【表7】
【0238】 GNSは、故障検知と排除(FOB)RAIM技術を使う。ソフトウェアは、
誤差が定義された限界値を超えたGSEからの測定を、カルマンフィルタを経由
して排除する。GNSは最新の一番いい、TIMED衛星質量中心の位置と速度
の推定値を得るため、最新状態のEKFを使う。EFKは本質的には、周期的測
定の最新化によって修正されたシュミレーションである。最新化は普通180秒
ごとに起こり、12個までの探知中の衛星のGNS範囲と位相測定を加工する。
EKFでの状態伝播はEGM96データベースからのデグリーとオーダー15球
調和定数を使ったヤッキア(Jacchia)上層大気密度モデルと重力モデル
を含む。
【0239】 EKFは、測定をモデル化するために、表9に定義される、45の状態を含む
状態空間を使う。ドラッグエラー状態は普通、ドラッグモデルでのエラーを表し
、ドラッグモデルは上層大気密度の予測不可能性に支配される。密度モデルのパ
ラメーターが得られない場合は、ドラッグエラー状態は、すべてのドラッグ効果
をモデル化するのに使われる。
【0240】
【表8】
【0241】 EKFの予測性能は、大気密度が太陽の活動の反応の中でどれだけ早く変動す
るかによってはじめに決まるが、TIMEDの指令の間最大となるだろう。
【0242】 クロックバイアスと頻度エラー状態は、STAの測定クロックバイアスと1P
PS出力を動かす制御システム内で、UTC期間と一致するように使われる。こ
のラッチングシグナルは出力データ結果の効力の時間を定義するのにも使われる
【0243】 処理ノイズによって動かされる2状態調和オシレーターが各SVリンクの選択
的妥当性エラーをモデル化する。一体化したキャリヤ位相バイアスは、位相トラ
ッキング処理に対応する整数のあいまいさをモデル化するのに使われる。選択的
妥当性(SA)マルコフ(Markov)とキャリヤ位相バイアスは、新しい衛
星がロックのトラッキング損失の後の再捕捉の間に軌道に運ばれてきたら、再初
期化される。
【0244】 各測定の更新の後、カルマンフィルタ状態は次の(予想)更新時間までの180
秒間伝播される。この後、STPは、あと2回の180秒間、状態を伝播する。
これらの追加的な伝播は、宇宙機のリアルタイムGNS出力データ結果(位置、
速度、時間、太陽ベクトル、イベント通知フラグ、データ妥当性フラグ)を作る
ためだけに使われ、カルマンフィルタの解決には影響しない。5番目の程度のエ
ルミート補間多項式は3点、位置と3つの速度ポイントで一致し、2つの追加の
伝播の境界線の形成。補間多項式は、境界点での位置と速度とに一致し、一秒間
隔で位置と速度を補間するのに使われる。補間される位置と速度は五つのイベン
ト通知フラグに使われる。:1)主な地上ステーションとの交信。2)補助的な
地上ステーションとの交信。3)SAAとの遭遇。4)副衛星地点での、極地。
5)昼と夜(明暗境界線がとおるのを知らせるのに使われる。) 次の60時間での主な、と補助の地上ステーション交信とSAA遭遇の予想を
するために、約12時間ごとに長期間伝播(LTP)が実行される。伝播期間は
、要求されるデータの正確さによって制限されるが、正確さはソーラマックスで
の大気密度の不正確さに大きく左右される。LTPの間、各地上ステーション交
信に相当する、状態ベクトルは保存され、各交信のための軌道要素セットを作る
のに使われる。すべてのLTPデータ結果は、MOCとペイロードオペレーショ
ンセンター(Payload Operations centers)によって、もっぱら地上で使われ
る。(すなわち、機内では利用されない) 拡張されたカルマンフィルタ ずっと述べられてきたTIMEDシステムは、よって、拡張されたカルマンフィル
タのアプリケーションによって、実現した。フィルタは、受け取られたGPSシ
グナルから蓄積された情報を引き出し、現在の状態の推定値にする。これは、伝
播と状態の非線形変換を含む測定等式によって完成する。拡張カルマンフィルタ
のプログラム実行のプロセスを定義する数学モデルはフィルタのグラフィックの
記述のすぐ後に示される。
【0245】 カルマンフィルタの状態の時間更新は、地球の重力場とドラッグのためのモデ
ルも含まれる。しかし、ドラッグモデルは不確かなので、状態空間にエラー状態
も含まれる。これらと他の原因で誘発される小さなエラーは、その状態での小さ
なエラーが推定され、全体の値状態に加えられる線形化の過程によって排除され
る。
【0246】 フィルタは、偽範囲とキャリヤ位相測定のどちらもを処理する。偽範囲測定は
、TIMED衛星から各GPS衛星までの距離のノイズ(CAコードで3-5m
)測定を提供する。キャリヤ位相測定は、選択的妥当性モードがオフの時だけ完
全に利用される視程速度の正確な測定を提供する。
【0247】 カルマンフィルタ状態空間は動的に離された2つの区画に分かれている。1つ
目の区画は、衛星の位置、すなわち、位置、速度、ドラッグパラメーターエラー
、受信機クロックバイアス、頻度バイアス、を直接に決定する状態を含む。これ
らの状態は、非線形力学により、発展する。測定の時の受信機の位置の影響も非
線形変換である。
【0248】 フィルタは、従来の慣性系での現在の位置と速度を推定する(J2000)。
位置と速度は重力加速と(15×15球調和モデルによって提供されるように)
ドラッグ加速(U.S.宇宙コマンド高度大気モデルによって示されるように)
によって変化する。ドラッグモデルでのどのエラーもドラッグエラー状態によっ
て吸収される。
【0249】 不完全な受信機クロックバイアスの効果は、この特許明細書の受信機タイミン
グの章で定義されてきた、時間バイアスとクロックバイアス頻度エラーによって
モデル化される。受信機クロックバイアスの時間変化率が受信機の頻度エラーだ
【0250】 状態空間の2つ目の区画は、TIMEDの位置と時間に直接影響を与えない状
態を含む。それらは、GPS測定でのエラーをモデル化するのに使われる。これ
らの、状態は線形力学によって発展し、それらの測定への影響も線形である。
【0251】 これらの選択的妥当性状態は、2番目のオーダー、マルコフ処理機と偽範囲で
の選択的妥当性の効果をモデル化する各リンクとキャリヤ位相測定とのセットで
ある。2番目のオーダー処理は、300秒の減衰しない自然周波数で、0.4の
減衰比で、75mの安定状態標準偏差で使用される。GPS探索が初期化される
とき、選択的妥当性状態標準偏差が安定状態標準偏差に初期化される。
【0252】 キャリヤ位相バイアス状態は位相誘導範囲内の未知のサイクルのあいまいさを
モデル化する。キャリヤ位相バイアス状態標準偏差は、新しい探索が初期化され
たときか位相ロックの損失が検出された時に、1.e9に初期化される。
【0253】 カルマンフィルタは、三つの方法のうちの一つで初期化されることができる。
1)あらかじめロードされた軌道挿入データを通しての初期化ノーマルモード。
ECEF座標軸での分離位置と速度は、発射に優先するコマンドによってロード
される。分離イベントが検出されると、カルマンフィルタは初期状態をJ200
0に変換し、その状態と共分散を初期化し、クランク間隔カウンターをリセット
し、円運動をはじめる。2)GPS対を通して。GPSポイント解決は初期の位
置、速度、関連する共分散、を設置するために使われる。この処理は、ポイント
解決がTIMED速度が不変であるとみなされる時間に十分近づくと想定する。
もし、この検出がその状態ベクトルをたくさんのGPS測定と矛盾した場合、カ
ルマンフィルタはGPS対をこの状態を再初期化するために使う。3)命令され
たアップロードを通して。このモードでは、NORAD2線要素セットが(SG
P4軌道伝播機と矛盾しない)J2000状態ベクターと共分散に地上システム
によって変換される。このモードは、GPSが機能できないようの非常の場合の
ために意図される。
【0254】 フィルタ時間更新は測定間の状態と共分散を伝播する。フィルタ時間更新は、
MIC修正がカルマンクランク間隔に一様に広がるように、測定更新の後すぐに
行われる。こらは、カルマンフィルタ測定更新が一様に間隔を空けられる必要が
ある。
【0255】 毎180秒、差異測定は基礎探知機とMICと連絡する時にラッチされたGT
Aデータ に続いてつくられる。差異測定は、仮範囲とキャリヤ位相マイナスそれらの予想
された値である。この時、測定感度が計算される。フィルタ状態と共分散は、測
定更新処理によって更新される。カルマンフィルタ誤差はカルマンフィルタ状態
と測定の間に大きな食い違いがない事を確かめるため、観察される。もしあった
場合、GPS対を使って再初期化される。測定更新の後、GNS出力結果が生じ
、長期間伝播が始まるべきかを決めるため、チェックが行われる。
【0256】 この状態伝播での独立変数は、受信機時間である。受信機オシレーター頻度エ
ラーにより、受信機時間の不良は、本当の時間の不良とは違う。位置、速度、ド
ラッグ、クロックバイアスと断片頻度エラー状態(力学状態)は、互いに等式(
35)と共に始まる由来の非線形の常微分式のシステムによって、力学的に結び
つく。これらの状態で、小さなエラーを伝播する遷移行列は、力学状態への考慮
とおもに派生した勾配を使って生じる。力学状態のための離散時間型処理ノイズ
行列は同じ勾配を含むそのo.d.e.との統合によっても見つけられる。
【0257】 非線形の常微分方程式のシステムは、8番目のオーダー、ルンゲ−クッタフェ
ーベルグ(Runge-Kutta Fehlberg)アルゴリズムを使って解かれた状態力学を表
す。フィルタの実行は、ステップの大きさが180秒を超えたら測定が不明確に
なり、低下する。測定値から測定値に伝播するため、アルゴリズムの固定ステッ
プサイズ型が用いられる。RFK8アルゴリズムは、1ステップあたり12の機
能評価を必要とする。アルゴリズムを実行するサブルーティンはベクトル(行列
ではない)微分方程式を積分する。したがって、分散時間プロセスノイズマトリ
ックスは、微分(derivative)と同様にベクトルに変換されなければならない。
【0258】 選択可能性(selective availability :SA)および位相バイアス(”休止(sa
t)”状態は、線形力学に従う。測定間の分離が一定であれば、遷移マトリクス
の連続部分と分散時間プロセスノイズとを予測できる。遷移マトリクス(および
休止状態についての分散時間プロセス)は、所定のトラッキングチャネルにおけ
るGPS衛星の影響を表している。
【0259】 完全状態(full state:”動的”+”休止”)遷移マトリックスは、”動的”
および”休止”遷移マトリックスのブロック対角連鎖から形成される。”動的”
部分は、”動的”状態からの微分傾斜を含むo.d.eを解くことにより計算される
。分散係数は、まばらな行列乗算ルーティン(sparse matrix multiply routine
)を用いる完全状態遷移マトリックスを予め掛けておくことによる決定論的な影
響のためにアップデートされる。分散係数の確率論的なアップデートを達成する
ために、決定論的にアップデートされた分散係数の垂直連鎖および完全状態の分
散時間プロセスノイズ係数が形成される。この配列は、直交マトリクスと、まば
らなQR分解アルゴリズム(sparse QR decomposition)を用いる上側三角マトリ
クスとに分解される。アップデートされた共分散係数(置換)は、上側三角行列
の上側部分に見出される。
【0260】 生擬似範囲(raw pseudo-range)およびキャリア位相測定は、以下の量から形
成される:すなわち、1)分別チップカウント(GTAから通過);2)エポッ
ク(epoch)へのチップ(GTAから通過);3)ビットへのエポック(SWビ
ット同期プロセスのトラッキングから);4)ZカウントまたはTOW(Time O
f Week)の高位ビット(メッセージから);5)GPS週間(メッセージから)
;6)全体サイクルカウント;7)分別サイクルカウント;および8)受信時間
である。
【0261】 そして、経路中の予測擬似範囲とキャリア位相とが、受信機の位置より計算さ
れ、GPSメッセージのSAおよび位相バイアス状態が消滅(ephemeris)する
。予測擬似範囲は、伝送時間(予測擬似範囲に順々に依存する)における衛星の
位置を表すので、このプロセスは反復する。カルマンフィルタが、生測定値とこ
れらの予測値との差を処理する。測定感度は、経路中のTIMED衛星からGP
S衛星へのユニットベクトルに依存する。これらは、予測擬似範囲を計算するこ
とによって生成される。
【0262】 レビー平方根共分散カルマンフィルタ微分では、式67の左側の列が、測定ノ
イズ係数、時間的にアップデートされた共分散係数、および測定値から形成され
る。この列は、測定アップデート共分散係数を含む直交マトリクスおよび上側三
角行列と、カルマンゲインを計算するために用いられるWマトリクスとに組み込
まれる。
【0263】 測定値をアップデートするたびに、フィルタは、位置、速度、太陽ベクトル(
sun-vector)、イベント通知、および次の180秒への時間を含むテーブルを満
たす低精度状態伝播を送信する。このモードでは、軌道プロパゲータ(orbit pr
opagator)は、重力モジュールのJ2部分を用いるのみで実行スピードを改善す
ることができる。イベント通知は、:1)南大西洋点(South Atlantic Anomaly
: SAA)あるいは極領域(Pole region)、2)接地接触、および3)境界線交
差(terminator crossing)である。
【0264】 12時間毎に、カルマンフィルタは、最後に計算された状態ベクトルを用いて
高精度の軌道伝播(high precision orbit propagation)を送信する。この軌道
は、接触時およびSAA進入時にモニタされる。接触したことが発見された場合
、AOS近辺の軌道点は、NORAD SGP4 アルゴリズムにおいて用いる
のに適したエレメントの対を決定するために用いられる。測定値を更新するたび
に、カルマンフィルタは、トラッキングソフトウェアのために獲得補助(acquis
ition aides)を生成する。この補助は、現在のTIMED状態ベクトルと現在
の暦天体位置換算表(almanac ephemeris)とに基づく、全てのGPS衛星に対
するドップラーおよびドップラー率を含む。
【0265】 伝播された軌道が粒状であることによってイベントを見失ってしまうというこ
とを避けるために、イベント検知および予測は、伝播された点の関数に適合する
多項式に基づいている。接触イベントについては、多項式は、軌道点において評
価された種々の地上ステーションにより観測されるようなTIMED衛星の上昇
に適合されている。この多項式の基礎は、AOS(+に進む)およびLOS(−
に進む)時間である。AOS−LOS>5分であれば、有効な接触である。南大
西洋点については、多項式は、補助衛星点の緯度および経度多項式に適合される
。SAA領域の緯度および経度と交差する緯度および経度多項式上の点が計算さ
れる。衛星が同時にSAA緯度バンドにあるのならば、それは経度バンドであり
、SAAイベントが停止される。緯度のみが用いられるという点を除いて、極領
域についても同様の方法で処理される。境界線交差については、曲線が、太陽ベ
クトルの内部生成物(inner product)および補助衛星点における参照エピソー
ドに通常備えられたユニットに適合される。この多項式の基礎は、境界線の交差
を確定する。
【0266】 カルマンフィルタの実行 以下に数学的に開示されているものは、GNSの核を形成する拡張(extended)
カルマンフィルタのタスクを実行するために用いられる、種々のルーティンを実
行するソフトウェアにより実行されるプロセスを記載したものである。
【0267】 TIMED GNSカルマンフィルタについての状態スペースは:
【0268】
【数75】
【0269】 w(τ(t))は、従来の慣性システム(CIS)における重量(CM)のTI
MEDセンタにおける位置および速度である:
【0270】
【数76】
【0271】 なお、w(τ(t))は、合成関数として定義されている。w(・)は、真の
時間(true time)の明示的な関数である。w(・)の展開は、ニュートンの第
2法則によって決定され、真の時間(受信機の時間ではない)に関するは生物を
含むものである。w(・)の単位は、メータと、メータ/秒である。ドラッグ誤
差パラメータは、パラメータグループρ・CD・A/(2・M)における真の値
の通常値に対する割合として定義される:
【0272】
【数77】
【0273】 状態αは、密度誤差、ドラッグ係数、投影面積、および衛星重量を含む。右辺
の第1項はパラメータグループであって、第2項は密度モデルにより予測される
パラメータグループであり、名目上宇宙船の弾性係数、重量、および平均投影面
積を伴う。
【0274】 状態T(t)およびε(t)に関するクロックは、以下の式により定義される
【0275】
【数78】
【0276】 選択可能性の要素は、各衛星についての2状態マルコフプロセスとしてモデル
化される。ベクトルsa(t)は、2nmax状態の全体についてトラックされる
ことが可能な各衛星における2つの状態を含む。
【0277】
【数79】
【0278】 sa(t)の奇数番目の要素は、擬似範囲および積分キャリア測定値における
SAの要素をメータで表している。偶数番目の要素は、奇数番目の要素における
(受信機)時間の微分である。ベクトルb(t)は、積分キャリア位相測定値の
任意の初期化を表す位相から導かれる範囲バイアス(phase derived range bias
es)のアレイである。
【0279】
【数80】
【0280】 カルマンフィルタ測定値の形成および処理を定義する等式は、カルマンフィル
タが処理されようとする時間を示す指数kを用い、m番目ごとにMICが中断す
る。
【0281】 GPS信号が真の時間τにおいてTIMEDアンテナに進入する箇所から開始
する、擬似範囲測定値は、:
【0282】
【数81】
【0283】 PRNνは、トラッキングチャネルνにおける衛星のPRN(pseudo random
noise:擬似ランダムノイズ)数であって、CA(PRNν,tν)は信号で示
された送信時間tν(τ)の関数としての衛星のCA(coarse acquisition:粗
取得)送信であって、m(tν(τ))はGPS送信のデータ変調であって、
【0284】
【数82】
【0285】 はGPSキャリアであって、
【0286】
【数83】
【0287】 は名目上のGPSキャリア周波数1575.42Mhzであって、
【0288】
【数84】
【0289】 は電離的分散(ionospheric dispersion)により生じる(コードに関する)GP
Sキャリアの位相遅延である。これは、位相およびグループ遅延における差に等
しい:
【0290】
【数85】
【0291】 Iνg(τk)は、グループ遅延を秒で表したものであり、Iνp(τk)は位相
遅延を表している。GNS受信機はGPSのCAコードのローカルレプリカを生
成し、CAコードは受信機がロックアップしたときに受信されたコードを同期さ
れる。
【0292】 CA(PRNν,tν(τ))=CA(PRNν,t(τ)) 受信時間tk≡t(τk)であれば、ローカルコード位相がラッチされる。これ
が測定値中断クロック(measurement interrupt clock:MIC)イベントであ
る。GPSメッセージにおける、ローカルコード位相および量の点からみたGP
S標準時代からの送信時間の値(秒)は:
【0293】
【数86】
【0294】 tνkは、ローカルコードがkthMICにおいて関連していたCAコードにお
ける点の、送信時間の受信機による推定値である。それは、整数部分と、6秒を
決して超えることがない流動点部分(floating point part)とから成る。bits n2 sframexおよびepochs n2 bitxなる量は、現在のサブフレームへの完了ビット
の数と、トラッキングチャネルxについての現在のビットへの完了コードエポッ
クの数とを表している。これらは、ビットおよびフレーム同期を達成した後にト
ラッキングソフトウェアにより維持される。chx cacode phaseおよびchx codenc
o phaseなる量は、トラッキングチャネルxについての全体チップカウントおよ
び部分チップカウントを含む、TIMED GTAチップのレジスタから読み出
されるものである。変数GPS week(現在のGPS week)は、GP
Sメッセージにおけるサブフレーム1のワード3の内容により初期設定され、se
conds n2 week=TOW・6+T floatνkが7.864000を超えると、1増加され
る(seconds n2 weekは7.86400減少される)。TOWは、ウィークの開示から次
のサブフレーム開始までの、6秒カウントの数であって、最近完全に組み立てら
れたサブフレームの言葉を委譲する。
【0295】 擬似範囲は、
【0296】
【数87】
【0297】 として導かれる。
【0298】 cは光の速度であり、tk=MIC timek+tintは、MICに関する(制御され
た)受信時間である。なお、大きな整数tkおよびt intνkは、精度を失わない
ようにするため、流動点数t floatνkを減算する前に、異なるものとされている
。示された受信時間のモデルは、tk=τk+Tkである。
【0299】 信号で示された送信時間は、GPS信号への変調から導かれる時間である。信
号で示された送信時間のモデルは:
【0300】
【数88】
【0301】 受信機が示す送信時間は、受信機のトラッキング誤差により乱された信号で示
される送信時間である:
【0302】
【数89】
【0303】 tνkは振動で示された送信時間であり、δtνkはトラッキング誤差である。
τνk≡τν(tk)はk番目のMIC中断においてチャネルνでトラックされる
シグナルの送信時間であり、Tν(τνk)はGPS衛星のクロックバイアスで
あり、saν*(τνk)は選択可能性プロセスであって、受信機トラッキング誤
差δtνkは、MIC間隔においてホワイトであると仮定されている。真の送信
および受信時間は:
【0304】
【数90】
【0305】 vg(r)は位置関数としてのGPS送信のグループ速度であり、積分経路(
PATH)は、真の送信時間(rνcis(τνk))におけるGPS衛星位置から
開始し、受信時間(〔r〕anl(τk)=〔r〕(τk)+〔T〕cis body(τk
〔L〕anl)における受信アンテナの位置において終了する。なお、左右に〔〕
を付した文字は、太文字を表している。なお、〔r〕(τk)は、真の受信時間
τkにおけるCISシステムの重量位置のTIMED中心であり、rνcis(τν k )は、送信時間τνkにおけるチャネルνにより軌道にあるGPS衛星の真の位
置であり、〔L〕anlは、TIMEDボディシステムにおけるアンテナ位相レバ
ーアームへのCMであり、〔T〕cis body(τ)はボディから姿勢システムから
得られる慣性座標への変換である。
【0306】 以下のように仮定する:
【0307】
【数91】
【0308】 任意の空間範囲と電離的なディレイとは別個であるので、時間は以下のように
モデル化される:
【0309】
【数92】
【0310】 Δν(τ)は、ν番目のリンクにおける任意の空間範囲ディレイ(秒)である
【0311】 また、
【0312】
【数93】
【0313】 は真の受信時間における電離的範囲ディレイ(メートル)である。ここで、n(
r)は位置関数としての屈折の指数である。任意の空間範囲は、以下の式で与え
られる:
【0314】
【数94】
【0315】 〔r〕anl(τ)=〔r〕(τ)+〔T〕cis body(τ)〔L〕anlは、TIM
EDGPSアンテナの位置である。擬似範囲の生測定値のモデルは、
【0316】
【数95】
【0317】 受信時間に適合される範囲での第2位マルコフランダムプロセス、saν(τ k )は、真の選択可能性プロセスをモデル化するために用いられる−saν*(τ
νk)(記号が反対になっていることに注)。
【0318】 カルマンフィルタ擬似範囲差の測定値は、測定された擬似範囲とそれ以前に処
理された全ての測定値から予測される擬似範囲との差として構成される:
【0319】
【数96】
【0320】 予測された擬似範囲は、
【0321】
【数97】
【0322】 である。
【0323】
【数98】
【0324】 推定範囲ディレイは、以下の式により定義される:
【0325】
【数99】
【0326】 上記式において、
【0327】
【数100】
【0328】
【数101】
【0329】 は、受信時間におけるCIS座標システム内のTIMED GPS アンテナ位
置の推定値である。
【0330】
【数102】
【0331】 は、推定送信時間におけるチャネルνによりトラックされるGPS衛生の位置で
ある。
【0332】
【数103】
【0333】 についての式(48)を解く手順は以下に説明する。
【0334】 繰り返し(iteration)が、光時間式を解くために用いられる:
【0335】
【数104】
【0336】 なお、
【0337】
【数105】
【0338】
【数106】
【0339】 はGPSメッセージから天体位置換算表により計算される、地上に固定されたC
TSフレーム内のν番目の衛星の位置である。
【0340】 Δについて、初期値を以下のようにする。
【0341】
【数107】
【0342】 繰り返しは、|Δ(j+1)−Δ(j)|≦tolとなるまで、以下のように進行
する。
【0343】
【数108】
【0344】 代表的には、tol=1.e-11秒である。収束値は、以下のとおりである。
【0345】
【数109】
【0346】 カルマンフィルタでは、擬似範囲差測定値は、式(47)に代入することによ
り決定される。
【0347】
【数110】
【0348】 上記式においては、Iνg,mess(tνk)=Iνg(τνk)であって、Tνmess (tνk)=Tν(τνk)(電離的補正あるいはGPSメッセージデータにおけ
るGPSクロック補正には、誤差がない)。
【0349】 δρνk=c・δtνkは、全ての高周波数ディレイロックされたループ誤差を
示すホワイトノイズプロセスである。
【0350】
【数111】
【0351】 は任意の空間範囲ディレイにおける推定誤差である。カルマンフィルタ誤差状態
の点からみたδΔνkの解は以下のとおりである。
【0352】 位置および速度誤差は同期しているので、以下のようになる:
【0353】
【数112】
【0354】 姿勢システムが、完全なリアルタイムで参照できる姿勢マトリクスを提供し、
レバーアームが完全なものであると仮定する:
【0355】
【数113】
【0356】 となるので、以下の式のようになる。
【0357】
【数114】
【0358】 誤差を引いた真の値は、式(48)における推定値について置換される。
【0359】
【数115】
【0360】 上記式において、
【0361】
【数116】
【0362】 しかし、
【0363】
【数117】
【0364】 であるので、
【0365】
【数118】
【0366】 δΔνkを解くことにより、以下の式のようになる。
【0367】
【数119】
【0368】 上記式において、
【0369】
【数120】
【0370】 測定可能な擬似範囲についての測定モデルは、以下のようになる。
【0371】
【数121】
【0372】 上記式から、連鎖測定モデルが導かれる。
【0373】
【数122】
【0374】 上記式において、δρkは、(δρ)=diag(σ2ρ,k)であるようなガウシア
ンノイズとしてモデル化されており、測定感度分割は、以下の式のようになる。
【0375】
【数123】
【0376】
【数124】
【0377】 サイクルにおける生位相測定値は、以下のように構成される。
【0378】
【数125】
【0379】 上記式において、chx cyc cnt upper,chx cyc cnt upperは、チャネルxをト
ラックするための全体サイクルカウントおよび部分サイクルカウントを含む、T
IMEDGTAチップにおけるレジスタである。
【0380】 生位相測定値についての真のモデルを導く際、真の時間の関数としての発振位
相は、Ψ(τ)=2πfref 0(τ+T*(τ))+φsetなる式によって与えられ
、T*は制御されていない時間バイアスである。
【0381】 アンテナに進入するGPS信号は、以下のとおりである。
【0382】
【数126】
【0383】 コードとデータを消去した後の信号の位相は、φR(τ)である。
【0384】
【数127】
【0385】 式(43)により、以下のように展開される。
【0386】
【数128】
【0387】 そして、以下のようになる。
【0388】
【数129】
【0389】 したがって、以下のようになる。
【0390】
【数130】
【0391】 任意の空間において伝わる波形に関する電離的位相ディレイは、以下のとおり
である。 Iνρ(τ)=−Iνg(τ) マイナスの符号は、任意の空間において波形の先端が伝わる前に波形が到達す
ることを表している。式(40)における 定義
【0392】
【数131】
【0393】 を参照すると、コードに関する位相の進行は以下のようになる。
【0394】
【数132】
【0395】 電離的グループディレイIνg(τk)は上記のように定義されている。したが
って、以下のようになる。
【0396】
【数133】
【0397】 基礎振動子のk1を掛けることにより、ダウンコンバータサンプラ(downconve
rter sampler)は、受信信号と効率的に混合する。ダウンコンバージョンとサン
プリングプロセスとを混合する結果、k1について、以下のような値となる。
【0398】
【数134】
【0399】 ダウンコンバータサンプラの出力を表す連続時間は、以下の通りである。
【0400】
【数135】
【0401】 LFP{x(t)}は、プロセスx(t)のローパルフィルタリングを表す。
ロックした場合、位相トラッキングループは、2πを法とする、この信号の全体
位相に適合する。生位相測定値(サイクルにおける)についてのモデルは、以下
のようになる。
【0402】
【数136】
【0403】 Nνは、チャネルνが位相ロックを維持する限り一定である、任意のサイクル
整数であって、δφνは、位相トラッキング誤差を表し、カルマンクランク間隔
におけるホワイトノイズプロセスとして考慮されている。GNSトラッキングプ
ロセッサは、MIC中断においてこのプロセスをサンプリングするとともに、G
PSポストプロセッシングコミュニティに通常備わっているドップラーセンスを
提供するための生位相サンプルに対する以下の決定論的な変換を実行し(すなわ
ち、RINEXファイル定義と一致する)、ゼロドップラーオフセットの既知の
部分により生じる位相における大きな変化を除去する。
【0404】
【数137】
【0405】 この変換されたデータは、トラッキングプロセッサと、ナビゲーションプロセ
ッサとの間の境界を横断する。この位相データのモデルは、上記の結果を結合す
ることにより導かれる。
【0406】
【数138】
【0407】 そして、
【0408】
【数139】
【0409】 は、GPS L1の波長である。式(4)から、t*(τk)=τk+T*(τk
は以下の式のようになる。
【0410】
【数140】
【0411】 そして、バイアスは、bν≡−(Nν−k1φset/2π)に吸収される。
【0412】 カルマンフィルタにより処理されるもので観測可能なのは、位相測定値と現在
の状態評価に基づくその予測値との間の差である:
【0413】
【数141】
【0414】 位相測定の評価は
【0415】
【数142】
【0416】 によって示される。 位相偏差測定は、
【0417】
【数143】
【0418】 によって示される。 等式64と65の類似性により、連結された測定
【0419】
【数144】
【0420】 は、等式(56)
【0421】
【数145】
【0422】 と同じ形式にできる。
【0423】 δφkが、ホワイトガウシアン(Gaussian)ノイズとして、 cov(δφk)=diag(σ2φ,k)とともに、モデル化された場合。 連結された測定行列は
【0424】
【数146】
【0425】 として定義される。
【0426】 測定更新は、以下のように進められる。 〔R〕k=〔R〕k 1/2〔R〕k 1/2は、〔R〕k 1/2 が上の三角であった場合、因数に分解される。〔R〕kは、対角なので、
【0427】
【数147】
【0428】 となることを特記する。
【0429】 Q−R分解は、前もって形成される。
【0430】
【数148】
【0431】 〔P〕k/k-1 t/2が、優先する共分散の場合、〔B〕k t/2は残りの共分散であり、
〔K〕k=〔W〕k〔B〕k 1/2はカルマンゲインである。後の共分散因子は、〔P
k/k t/2である。 状態の測定更新はそのとき
【0432】
【数149】
【0433】
【数150】
【0434】 なので、全値力学状態は
【0435】
【数151】
【0436】 として再初期化される。
【0437】 位置と速度状態の展開は、ドラッグと時間との状態に依存するが、SA状態か
PDR範囲バイアスには依存しない。状態力学は、よって、状態を分割すること
で分離される。
【0438】
【数152】
【0439】 時間更新はそのとき、
【0440】
【数153】
【0441】 として表される。〔x〕satの更新は、その力学が線形なので、遷移行列Φ2(
k+1,tk)の項で書かれる。ベクトルφ(〔x〕dyn(tk),tk,tk+1)は
、初期状態としての〔x〕dyn(tk)とともに、tkからtk+1へ統合された
【0442】
【数154】
【0443】 の解である。
【0444】 連鎖法則を使うことにより、位置と速度の区画 〔w〕(τ(t))は、
【0445】
【数155】
【0446】 によって、展開される。
【0447】 これは、
【0448】
【数156】
【0449】 は等式(11)に関して述べたように評価され、本当の時間に関してw(・)の
変化率が〔f〕W(〔w〕(τ(t)),α,τ(t))の場合である。
【0450】
【数157】
【0451】 の項は本当の時間差異と受信機時間差異との比であり、システムは受信機時間に
関して統合しているので発生する。本当の時間の微分〔f〕W(〔w〕(τ(t
)),α,τ(t)) のための明白な関係は、
【0452】
【数158】
【0453】 である。これは、〔f〕cts(τ)≡〔B〕cis cts(τ)〔r〕(τ)がTIM
ED CMのCTS位置で、〔g〕cts(〔r〕cts(τ))が重力の加速で、〔
T〕cis cts(τ)が従来の慣性システムから従来の地球上のシステムへの変換で
、(“GPSの理論と実践”参照。B.Hoffmann-Wellenhof
,et.al.,による。Springer-Verlagから1992年に出
版。それの内容が委託によってこの中に組み込まれる。)ρ(〔r〕(τ),τ
)が大気モデルからの質量密度、とβ0がノミナルTIMED弾道係数でM/Cd ・Aと定義される場合である。CISフレームで共に配列される地球関連の速度
は以下に示される。
【0454】 〔v〕rel(τ)=〔v〕(τ)−ωe×〔r〕(τ) これは、ωeがCISフレームでの地球の角速度である場合である。 受信機時間への明白な依存は、τ=τ(t)の理解によって抑圧される。クロッ
クバイアスエラーの変化の時間率は、次の等式(12)の形式によって得られる
【0455】
【数159】
【0456】 〔x〕dynの時間変化率はそのとき、
【0457】
【数160】
【0458】 となる。
【0459】 PDRバイアスは力学的にSA状態と結合していないので、変換行列Φ2(t k+1 ,tk) は、
【0460】
【数161】
【0461】 のように分割される。
【0462】 PDRバイアス状態は本当のバイアスで、力学を持っていない。しかし、変換
行列は衛星の上昇と設置とを考慮に入れなければならない。(ロックの損失はP
DRバイアスでの共分散をを無限大に大きくすることによってモデル化される。
)これをするために、各トラッカー内の衛星のためにPRNナンバーのリストが
作成される。受信機時間tのとき、 PRN(t)iが受信機チャンネルiでトラックされる衛星のPRNナンバーで
ある。それは、
【0463】
【数162】
【0464】 であることによる。チャンネルiがどの衛星もトラッキングしていない場合、P
RN(t)i=0となる。セレクター行列〔S1〕(tk+1,tk)は、
【0465】
【数163】
【0466】 と定義される。これは、
【0467】
【数164】
【0468】 の場合である。
【0469】 例えば、3つのトラッキングチャンネル(nmax=3)で、PRN10,14
および22がチャンネル1,2および3によって、tkでトラックされている時
のシナリオを想定する。測定時間tk+1で、PRN10,14および20がチャ
ンネル1,2および3によってトラックされている。
【0470】
【数165】
【0471】 〔S1〕(tk+1,tk)がtkでの衛星恒等式とtk+1での恒等式を結合し、そ
のとき、
【0472】
【数166】となる。
【0473】 各衛星のために、SAは2つ目のオーダー、マルコフ処理としてモデル化され
る。
【0474】 解は変換行列の項で
【0475】
【数167】
【0476】 として書かれる。遷移行列の項で書かれると、前記のことは、 〔s〕(tk+1)=φmkv(tk+1,tk)・〔s〕(tk) となり、φmkv(tk+1,tk)は、
【0477】
【数168】
【0478】 によって、与えられる。
【0479】 フルのSA状態ベクトルは、リンクごとのSA状態の nmaxコピーの連結である。ゆえに、フルSA遷移行列は、対角のφmkv(tk+1
,tk) とブロック対角である。
【0480】
【数169】
【0481】 これは、tk+1が衛星の追加または削除を説明するための、衛星状態の更新に
優先する架空の時間の場合である。簿記は、等式(76)で定義されたセレクター
行列とともに、SA状態を範囲(〔sa#1〕)に関連した項と範囲率(〔sa#1〕
)に関連したそれとに分離される。
【0482】
【数170】
【0483】 これは、〔P〕が
【0484】
【数171】
【0485】 で与えらる、(不変の)置換行列の場合である。
【0486】 衛星の追加と削除は上記で定義されるセレクター行列でなされる。
【0487】
【数172】
【0488】 〔P〕は置換行列で、よってその逆はその入れ替えであるので、SA状態は入
れ替えによって左から掛けることにより、それらの元のオーダーに戻る。
【0489】
【数173】
【0490】 SA状態への完全な更新は、 〔sa〕(tk+1)=Φsa(tk+1,tk)・〔sa〕(tk)で、これは
【0491】
【数174】
【0492】 の場合である。
【0493】 拡張されたカルマンフィルタ状態評価の時間更新は、前記の真モデル、すなわ
ち、
【0494】
【数175】
【0495】 で記載されたカルマンフィルタ状態の展開と全く同時に行われる。
【0496】 TIMEDカルマンフィルタは、状態エラー共分散〔P〕=cov(δ〔x〕
)が〔P〕=〔P〕t/2〔P〕1/2のように因数分解された形式で保持され、〔P
1/2が上の三角で、〔P〕1/2=(〔P〕t/2tである場合、共分散実行の2乗
根である。共分散因子更新は、遷移行列
【0497】
【数176】
【0498】 の入れ替えを右から掛けることによって達成される。これは、
【0499】
【数177】
【0500】 が決定論的な更新の後の状態エラー共分散であり、確率的な更新に優先する場合
である。
【0501】 等式(82)で用いられた、フルの遷移行列は、
【0502】
【数178】
【0503】 で、これは、Φsat(tk+1,tk)が上記で計算されたもので、Φdyn(tk+1
k)が
【0504】
【数179】
【0505】 の解で、ξ=tkとξ=tk+1の間であった場合である。初期状態はΦdyn(tk
k)=〔I〕で、〔F〕dynは〔f〕dynの重力であり、〔x〕dyn=[〔w〕t
α,T,ε] tについてであり、以下の由来である。
【0506】
【数180】
【0507】 〔F〕dynの区画は、
【0508】
【数181】
【0509】 である。
【0510】 上記の最後の二つの列は、
【0511】
【数182】
【0512】 である。
【0513】 上の結果は、等式(84)に置き換えられ、
【0514】
【数183】
【0515】 となる。それは、
【0516】
【数184】
【0517】 で、〔f〕wが等式(72)によって与えられ、∂〔f〕w/∂〔w〕区画が
【0518】
【数185】
【0519】 の場合である。
【0520】 上記の微分では、位置に伴う密度の変動は考慮されない。∂〔f〕w/∂α区
画は、
【0521】
【数186】
【0522】 によって与えられ、∂〔f〕w/∂τ区画は
【0523】
【数187】
【0524】 である。これは、
【0525】
【数188】
【0526】 が等式(72)によって与えられた通りであり、
【0527】
【数189】
【0528】 での重要な項が
【0529】
【数190】
【0530】 によって与えられる場合である。これは、地球相対的速度の変化の時間率が、
【0531】
【数191】
【0532】 の場合であり、共分散因子での処理ノイズの影響が次のQ-R分解
【0533】
【数192】
【0534】 により、説明される。
【0535】 これは、全部の状態の〔T〕が規直交行列で、〔QD〕が離散的時間処理ノイ
ズ共分散行列であり、
【0536】
【数193】
【0537】 で分離される場合である。これは、 〔QD〕dyn=cov(δ〔x〕dyn) が状態の〔x〕dyn区画のがエラー共分散である場合である。〔QD〕dynは、
【0538】
【数194】
【0539】 の解であり、ξ=tkとξ=tk+1の間である。初期状態は、〔QD〕dyn=0で
ある。2乗根〔QD〕1/2は、〔QD〕=〔USU〕tである場合、〔QD〕1/2
=〔US〕1/2は(対称の) 〔QD〕のSVD因数分解である。(〔QD〕1/2
このような方法で得られ、対称の2重根であり、下の三角ではない。下の三角2
重根は、レビー(Levy)SRCFアルゴリズムにベースラインされるが、ど
の2重根でも構わない) 動的状態(〔Q〕dyn)についてのプロセスノイズは、本質的には回転パラメ
ータ(turning parameter)である。問題の物理学では、1)これらは位置を変
更するようなプロセスノイズがあってはいけない。2)これらは、モデル化され
ていない加速度(第3ボディ要素、地上波等)の全てをカバーする速度をドライ
ブするのに十分なプロセスノイズがなければならない。3)ドラッグパラメータ
におけるプロセスノイズは、フィルタが、上側の大気の状態における変化に反応
することができるように、十分な大きさがなければならない。4)振動子アラン
分散をモデル化するために、クロック周波数誤差εをドライブする十分なプロセ
スノイズが必要である;ということを述べている。
【0540】 分析すると、SA状態のプロセスノイズは、〔QD〕sa=block diag(Σν)
である。
【0541】 衛星が新しい軌道にあれば、定常状態SA共分散マトリクスにブロックが初期
化され、あるいは、新しい軌道に無い場合、長さΔ=tk+1−tkの間隔に適した
蓄積されたプロセスノイズに初期化される。
【0542】
【数195】
【0543】 上記式において、定常状態共分散は、以下の式である。
【0544】
【数196】
【0545】 σsa rngは、saプロセス(現在75m)の、定常状態標準偏差であって、σsa v el =σsa rngωnは速度シグマであって、ωnはsaマルコフの自然周波数である
(現在300秒)。既知の衛星の共分散は、以下の式による。
【0546】
【数197】
【0547】 キャリアサイクルにおけるあいまい性についてのプロセスノイズは、その値が
非常に大きなものとなるような、衛星が新しいものであるとか、軌道内で故障が
発生するとかいうことが無い限り、ゼロである。
【0548】
【数198】
【0549】 上記式において、
【0550】
【数199】
【0551】 GNS状態は、3つの異なる方法のいずれかによって初期化、あるいはリセッ
トされることができる。 1)GNS状態は、2つのGPS点解法を用いて自己初期化(あるいは再初期化
)することができる。 2)状態は、最初に、予めロードされた軌道挿入データを用いてセットされるこ
とができる。 3)状態は、NORAD状態ベクトルのコマンドアップロードによって、セット
(あるいはリセット)されることができる。
【0552】 2つのGPS点解法は、ドラッグを除いて、動的状態の全てについて状態およ
び共分散分配を初期化するために用いられる。各点解法(point solution)では
、受信者位置およびクロックパラメータを解く。これは、速度が一定であること
を仮定しており、それゆえ、2つの点解法が位置、速度、受信機クロック誤差、
および第2エポックでの受信機部分周波数誤差を推定する。データによって完全
に定義できるような点解法が得られる前に、少なくとも4つの衛星が軌道上にな
ければならない。クロックの以前の情報と部分的周波数誤差とを包含しているの
で、本技術は3つの衛星とともに機能する。クロック情報は、伝播ディレイが約
60ms(+/-20ms)であるという制限から導かれるものであり、非線型最
小2条法に適用される。部分周波数誤差の情報は、予備フライト校正から得られ
るものであり、手順を結合するために適用される。
【0553】 一定速度であって、MIC制御が適用されているものと仮定すると、式(9)
【0554】
【数200】
【0555】 のように近似され、以下の式のようになる。
【0556】
【数201】
【0557】 そして、
【0558】
【数202】
【0559】 なる式が、エポックi=1,2における位置クロック点解法から計算される(詳
細は後述する)。点解法評価誤差は、独立であるとして考慮されることにより(
選択可能性により生じる誤差についてこれは真実ではないのであるが)、システ
ムはベイジアン最小2乗法問題を解くことができる。
【0560】
【数203】
【0561】 上記式において、〔H〕は上記したとおりであり、〔Σ〕およびμは〔x〕に
おけるあらゆる以前の情報を表しており、〔R〕は以下のように与えられる単一
点解法の不確定度(uncertainty)に関する測定ノイズである。この問題の解法
は、測定アップデートを実行するために用いられた方法と同様の方法、すなわち
式(67)および(68)を用いることにより得ることができる。これは、〔Σ
1/2および〔R〕1/2が上側三角形である場合に、〔Σ〕=〔Σ〕1/2〔Σ〕1/2 および〔R〕=〔R〕1/2〔R〕1/2として表される共分散マトリクスを必要とす
る平方根化手順である。本解法では3つの衛星のみがある場合について、以前の
情報が取り込まれる必要がある。〔Σ〕1/2およびμ(式(97)における〔x
〕を分割することにより等分される)は、次式のようになる。
【0562】
【数204】
【0563】 上記式において、ε0とσεとは、部分周波数誤差およびそれに関連する1シ
グマ分の不確定度との従来の推定値である。ノイズ係数は、以下の式によって与
えられる。
【0564】
【数205】
【0565】 上記式において、〔Γ〕1/2は後述する非線型最小2乗法点解法による共分散
マトリクスである。アポステリオリ共分散および状態評価は、後述するようにカ
ルマンフィルタオーダにマップされる。
【0566】 上記のように用いられる点解法は、点ナビゲーション式についての以下の非線
型最小2乗法によって到達される。
【0567】 受信機の位置が慣性フレーム
【0568】
【数206】
【0569】 であって、受信機クロック誤差が
【0570】
【数207】
【0571】 であるとそれぞれの初期値を設定した場合、クロックバイアスについての初期値
は、次式のように、トラッキングプロセッサから受信機参照時間とともに60m
sの微小伝播時間について補正された伝播時間の推定値を減算することによって
得ることができる
【0572】
【数208】
【0573】 以下の式によって表される受信機における真の時間が決定される。
【0574】
【数209】
【0575】 トラッキングチャネルν=1について、nmax,および絶対的な光時間式が導か
れる。
【0576】
【数210】
【0577】 上記式において、
【0578】
【数211】
【0579】 は天体位置換算表メッセージに関する衛星の位置である。
【0580】 収束した後、単位ベクトルが次式のように計算される。
【0581】
【数212】
【0582】 感度マトリックスが次式のように生成される。
【0583】
【数213】
【0584】 チャネルνが衛星をトラッキングしていない場合、〔M〕の列は0となる。
【0585】 測定ベクトルは、次式のように形成される。
【0586】
【数214】
【0587】 上記式において、ρνは生擬似範囲測定値であって、
【0588】
【数215】
【0589】 はメッセージデータから計算される衛星クロックバイアスである。(SAおよび
電離性は初期化手順において無視される)。
【0590】 次に、次式のように状態における誤差が決定され、状態がアップデートされる
【0591】
【数216】
【0592】 上記式において、Bは、ベイジアン最小2乗問題に関するカルマンゲインであ
る。
【0593】
【数217】
【0594】 上記式において、〔E〕1/2=diag(〔UERE〕)は、平均ユーザ有効範囲
誤差を表す対角行列であって、σT=0.020は範囲遅延がおおよそ60msである
という定数から得られるクロック誤差の粗推定値における不確定度を示している
。(これは、SAがオンであれば、SAによって支配されている。)上記のプロ
セスは推定値が急激に変化しないようになるまで、すなわち〔By〕≦test
となるまで繰り返される。収束する際、式(67)のアルゴリズムを用いる誤差
共分散係数は、〔P〕1/2として選択される。これは、上記のステップを結合す
るための測定値ノイズ係数を形成するために用いられる。
【0595】 デルタガイダンスシステムは、従来の陸上システム(Conventional Terrestri
al System:CTS)において特定される位置および速度に、TIMEDを配置する
【0596】
【数218】
【0597】 はCTSシステムにおけるTIMEDCMの、真の位置および地球に対する相対
速度を表しており、〔w〕nom cis(t)は、名目上の値を表している。したがっ
て、デルタ特定化において現れる軌道挿入誤差は、以下のようになる。
【0598】
【数219】
【0599】 上記式において、τinsは軌道挿入時間であって、全てのスラスティング(thr
usting)(華々しい分離装置を含む)が終了した後の時間に定義されている。t nom ins は名目上の値である。このようにして挿入誤差を特定することによって、
所望のものと異なる時間においてTIMEDを正しい位置および速度に配置する
ことによる不便さは無くなる。所望の軌道挿入ベクトル〔w〕nom cis(tnom ins)
は、従来の陸上システム(CTS)において固定された点である。発射時間が低
下すると、目標点は定常状態で維持され、TIMEDの上昇ノード(ascending
node)における即時の上昇が、地球率(Earth rate)で回転することがわかる。
6ベクトル〔w〕nom cis(tnom ins)は、発射前に宇宙船におけるメモリにロード
される。実際の軌道挿入時間(τins)は、名目上の時間(tnom ins)とは実質的
に異なるものであってもよいが、TIMED非接続スイッチ時間(tdsw)を測
定することによってTIMEDGNSと通信される。Tdsw bias≡tdsw−τins
における相違は、時間タギング挿入イベントにおける誤差であって、微小である
ものと仮定されている(最大数秒)。TIMEDガイダンスおよびナビゲーショ
ンシステム(GNS)位置および速度状態ベクトルは、従来の慣性システム(C
IS)において定義されている。それゆえ、〔w〕nom cis(tnom ins)は、tdsw
における変換妥当性を用いてCISに変換されなければならない。
【0600】
【数220】
【0601】 上記式において、
【0602】
【数221】
【0603】 地球に対する相対速度から慣性速度への変換は、〔A〕(t)に組み込まれる
。tdswにおけるTIMED位置および速度状態の同期誤差は、以下のようにな
る。
【0604】
【数222】
【0605】 上記式において、
【0606】
【数223】
【0607】 δ〔w〕gns cisは、式(103)において定義された軌道挿入誤差の点からみ
て書かれており、以下のように定義される。
【0608】
【数224】
【0609】 上記式において、
【0610】
【数225】
【0611】 は慣性位置および速度(重力に大きな影響を受ける)の予測変化率のモデルであ
る。マトリクス形式に書き換えて、誤差を与えるものを明確に示す。
【0612】
【数226】
【0613】 以下の近似式が用いられている。
【0614】
【数227】
【0615】 計算可能な〔A〕〔tdsw)
【0616】
【数228】
【0617】 および
【0618】
【数229】
【0619】 は、(未知の)τinsにおいて評価される対応量であって、
【0620】
【数230】
【0621】 のような式はオーダーが高くなることがわかる。
【0622】 式(104)における初期化に伴う同期エラー定数についての共分散構造は、
以下の式のようになる。
【0623】
【数231】
【0624】 挿入時間と受信機クロックエラー(COV(T,Tdsw bias))との結合における
切断スイッチ時間の誤差間を実際に校正することは、近年のC&DHクロックが
GNS1ppsとともに同期化されてきたか否か、およびどのように同期化され
てきたかということに依存している。これは、ゼロであると仮定されている。
【0625】 位置および速度ベクトルを初期化することに加え、システムはNORADラダ
ートラッキングに基づく命令による状態ベクトルをリセットすることができる。
この命令は、妥当性(τupld)の定義された時間とともに、CIS位置および速
度推定値とからなる。
【0626】 このアップロードを実行する第1ステップは、2ラインエレメントセットフォ
ーマット上のNORADによって提供される軌道上のエレメントを、CIS位置
および速度に変換することである。
【0627】
【数232】
【0628】 上記式において、θは2ラインエレメントセットにおける軌道定義量であって
、ξ(θ,τupld)は、τupldにおける慣性位置および速度にこれらの量を組み
込むSPG4において実行される非線型変換式である。変換式Ξの微分は、分析
的に、あるいはSGP4の数的な微分によって見出される。誤差δ〔w〕norad c isupld)は、それによりSGP4編乾式が推定される定義時間であるので、
τupldに関して誤差がないことによって、同期性とも非同期性とも判断されない
。NORADエポックを時間結合することに関して誤差(もしあれば)は、変換
式ξ(・)を介して伝わる。このケースにおいて、同期および非同期誤差は等し
いので、包括的なデザイネータ(designator)が用いられる。
【0629】 受信時間の間でカルマンフィルタ時間アップデートが伝播するので、時間の妥
当性は、以下に示すプロセスにより、真の時間からGNS受信時間に変換されな
ければならない。
【0630】
【数233】
【0631】 上記式において、τ-1(・)は、GNS参照時間をこれらの対応する真の時間
に取り込むための逆関数である。特に、τupldに対応するGNS時間は、以下の
関係から計算される。
【0632】
【数234】
【0633】 上記式を解くことによって、以下の式(107)
【0634】
【数235】
【0635】 に示すように
【0636】
【数236】
【0637】 を得ることができる。
【0638】 このようにして、TIMED状態アップロードを完全に確定する。位置および
速度は、以下の式によって与えられる。
【0639】
【数237】
【0640】 そして、時間アップデート(tlast)に対するスタート時間は、式(107)か
ら、
【0641】
【数238】
【0642】 に設定される。
【0643】 この初期化プロセスによって意味される共分散マトリクスは、以下のsから導
かれる。GNS状態の同期誤差は、以下の式のようになる。
【0644】
【数239】
【0645】 上記式によれば、GNSは、NORADアップリンクされた状態ベクトルの同
期誤差を受け継いでおり、式(106)によって定義されている包括誤差である
。誤差状態の適切な変換式は、以下の式のようになる。
【0646】
【数240】
【0647】 共分散の適切な変換式は、以下の式のようになる。
【0648】
【数241】
【0649】 上記の説明は、GNSの位置、速度、およびクロック誤差共分散を定義するの
みである。初期値は、状態空間を残り部分に用いられる。
【0650】 (短言語伝播子(propagator)) 短言語の伝播子が、TIMEDデータバスに配置されるナビゲーションデータ
を毎秒生成する。この短言語のデータは以下のものを含む(計算順にならんでい
る9. ・データ妥当性フラッグ(5) ・CISフレーム位置および速度 ・時間 ・太陽ベクトル ・測地緯度、経度、高度 ・東、北、速度上昇 ・南大西洋特異点(South Atlantic Anormaly:SAA)イベント認識フラッグ ・極領域イベント認識フラッグ(Polar region Event Notification Flag) ・地上ステーションイベント認識フラッグ(Groung Station Event Notificat
ion Flags:GSENF) これらのデータを生成する方法論は、動的伝播ルーティンを形成するように記
載された以下の微分式によって記載されており、カルマンフィルタ(KF)の最
初の部分が、KKクランクについて時間アップデートを実行する。KFクランク
の間、短言語のデータが、次のKFクランクのスタート時間から開始する180
秒間計算される。それゆえ、単一のクランク間隔に対するKFクランクの基本的
な流れは、以下のようになる。
【0651】 ・KFクランクがTiにおいてスタート ・コマンド入力 ・測定値アップデート ・時間アップデート(TU)(Ti+180まで続く状態) ・短言語伝播(Ti+180〜Ti+360) 次の説明において、上記の短期データは、Ti+180からTi+360までの期間、妥
当である。上記の短期データは、KFクランクと同じ区間に作成することはでき
ない。なぜなら、KFクランクは、その完了に1分より長い時間がかかるからで
ある。したがって、それが必要とされるときには、現在の区間における最初の数
秒間の短期データは利用できない。
【0652】 上記の短期伝播関数は、伝播された動的状態ベクトル〔X〕(位置(3), 速度(
3), 抗力, クロック, 周波数)、状態ベクトル導関数(derivative)
【0653】
【数242】
【0654】 、およびL共分散因子ベクトル〔L〕- から始まる。これらの変数は、KFクラ
ンク時刻更新部で作成され、時間Ti+180の時に妥当である。表記の簡素化の
ために、「測定前」を表す上付き文字“-"は省略する。Ts0=Ti+180と仮定す
れば、必要な計算は次の通りである。 ・複数のデータ妥当性フラグを計算すること ・Ti+180およびTi+360に状態を伝播すること ・多項式関数の適合(Fit)係数を計算すること ・第1の180秒ループ:秒毎 ・〔X〕(t)を計算すること ・次のものを計算すること
【0655】
【数243】
【0656】 ・太陽ベクトルを計算すること ・OTSフレーム位置、速度、および太陽ベクトルを計算すること ・〔X〕ctsの速度値からΩ×〔R〕を得ること ・測地学的な緯度、経度、および高度を計算すること ・東方向、北方向、および上方向の速度を計算すること ・昼/夜イベント通知フラグを計算すること ・南大西洋異常(anomaly)通知フラグを計算すること ・極地イベント通知フラグを計算すること ・地上局イベント通知フラグ(GSENF)を計算すること ・第2の180秒ループ:秒毎 ・〔X〕(t)を計算すること ・次のものを計算すること
【0657】
【数244】
【0658】 ・GSENFを計算すること ・複数のGSENFをシフトさせること 上記のデータ妥当性フラグは、〔L〕行列を用いて計算される。データ妥当性
フラグは、180秒の区間の間、一定である。1つのシグマ値を計算するのに、
次の値、すなわち、共分散ベクトル〔P〕〔L〕〔L〕 T(ここで〔L〕
下位の三角行列)が用いられる。これは、〔P〕の対角線要素の値が、次式で表
されることを意味している。
【0659】
【数245】
【0660】 この式は、位置、速度、および時刻に対して1つのシグマ値を与える。その後、
これらのシグマ値に基づいて、次のようにして上記データ妥当性フラグが設定さ
れる。 ・3つのσpositionの値が全て位置妥当性値より小さければ、位置妥当性フラグ
およびイベント妥当性フラグが「妥当(VALID)」に設定される。 ・3つのσvelocityの値が全て速度妥当性値より小さければ、速度妥当性フラグ
が「妥当(VALID)」に設定される。 ・σclockの値が時刻妥当性値より小さければ、時刻妥当性フラグおよび太陽ベ
クトルフラグが「妥当(VALID)」に設定される。
【0661】 Ti+180およびTi+360への状態の伝播には、KFクランクの時刻更新に用いら
れるのと同じ動的(dynamic)伝播関数が用いられる(式(34)およびその導出
を参照)。これは、S0、S0+180(S1)、およびS0+180(S2)
における、状態ベクトルおよび状態誘導(derivative)ベクトルを与える。この時
点で、本システムは次の情報を持っている。
【0662】
【数246】
【0663】 本システムは、1ヘルツのレートで短期データを必要とし、それゆえ、短期デ
ータは、S0、S1、およびS2の間に補間される。この補間は、次のように表
される曲線に5次多項式関数を一致させることにより達成される。
【0664】
【数247】
【0665】 この仕組みを用いて、状態ベクトルおよび状態誘導ベクトル導関数に対して次
のように定義されるデータが補間される。
【0666】 状態ベクトルに対する補間データは、次のように定義される。
【0667】
【数248】
【0668】 状態ベクトル導関数に対する補間データは、次のように定義される。
【0669】
【数249】
【0670】 S0とS1との間の間隔は、S1とS2との間の間隔と同一であり、Iで表さ
れる。上記各式におおいて、時間(t)を0から360まで変化させる代わりに
−180から+180まで変化させることによって、本システムは、次の6つの
式を用いて6つの係数を求めることができる。
【0671】
【数250】
【0672】 これは、6つの係数に対して次の式を与える。
【0673】
【数251】
【0674】 上述した式は、第1の180秒区間にわたってループすると共に、次のように
180(tS0+1からtS0+180)点の各々に続くあらゆる時点で〔X〕(t)を計
算するのに必要な係数を与える。
【0675】 前述した各点を用いて、式(108)
【0676】
【数252】
【0677】 、軌道時間がS0からS0+180まで変化する間に−180から180まで変
化する時間(t)の各々について〔X〕(t)が計算される。
【0678】 動的伝播ルーティンに用いたのと同じルーティンを用いて
【0679】
【数253】
【0680】 を計算する(式(71)・(72)およびそれに関するコメントも参照)。
【0681】 従来慣性系CISの座標における太陽ベクトル〔Scis〕は、動的伝播ルーテ
ィンに用いたのと同じルーティンを用いて計算される。
【0682】 計算された
【0683】
【数254】
【0684】 および〔Scis〕を用いて、本システムは、従来地理系CTSのフレームにおけ
る位置ベクトル、速度ベクトル、および太陽ベクトルを求める。
【0685】 CTSフレームにおける位置ベクトルは、次式で表される。
【0686】
【数255】
【0687】 CTSフレームにおける速度ベクトルは、座標系をCISからCTSに変換す
ると共に、慣性速度から地球関連の速度を取り除くことによって求められる。C
TSフレームにおける速度ベクトルは、次式で表される。
【0688】
【数256】
【0689】 行列の乗算が、次のようにして取り除かれる。
【0690】
【数257】
【0691】 これは、プロセスが簡素化されるからであり、結果として次式に示すようになる
【0692】 (Ωearth,cts×Pcts)(1)=−ωearth・Pcts(2) (Ωearth,cts×Pcts)(2)=ωearth・Pcts(1) (Ωearth,cts×Pcts)(3)=0 CTSフレームにおける太陽ベクトルは、次式で表される。
【0693】
【数258】
【0694】 測地学的な緯度(lat)および高度は、動的伝播ルーティンに用いたのと同
じルーティンを用いて計算される。経度(lon)は、標準Cライブラリのルー
ティンa tan2を用いて次式で計算される。
【0695】 経度=a tan2(〔Pcts〕(y_軸),〔Pcts〕(x_軸) (113) 東方向、北方向、および上方向の速度を計算するために、本システムは、CT
S座標から東方向、下方向、および北方向@(EDN)赤道座標への変換式
【0696】
【数259】
【0697】 を計算する。次いで、本システムは、EDNから東方向、北方向、および上方向
(ENU)座標への変換式
【0698】
【数260】
【0699】 を計算する。本システムは、測地学的な高度を用いているので、「上方向」とは
局所的な鉛直方向である。
【0700】 ENU座標フレームにおける表面の法線は、ベクトル[0,0,1]で表され
るので、本システムは、このベクトルを次式を用いてCTSフレームに変換する
【0701】
【数261】
【0702】 これは、CTS座標フレームにおける地球の表面に垂直なベクトルを与える。次
いで、本システムは、D=〔Ucts〕・〔Scts〕を作成する。もし 〔Ucts〕・〔Scts〕≧0.0 であれば、上記の緯度・経度点が太陽光に照らされており、フラグ=1である。
〔Ucts〕・〔Scts〕<0.0であれば、フラグ=0である。
【0703】 南大西洋異常SAAは、12個の経度・緯度点によってGNSに記述されてい
る。これら12個の点は、SAAがその内側に位置するような凸多角形の頂点で
あり、(地球を見下ろしたときの)時計回りで順序付けされている。これらの値
がKFデータベースに入力されていれば、本システムは、各方向のベクトルを次
式 〔Si〕=〔Vi+1〕−〔Vi〕 ここで、〔Vi〕=(longitudei,latitudei) を用いて計算する。これらは、緯度・経度点であり(緯度[latitude]や経度[lon
gitude]ではない)、短期伝播ループ用に用意されているものである。
【0704】 宇宙船がSAA多角形の範囲内にあるか否かを判定するために、本システムは
、SAAイベント通知フラグを「イベント(EVENT)」に設定した後でSAAの各
方向について次の演算を実行する。
【0705】 宇宙船ベクトル〔SSC,i〕は、前に計算された宇宙船の緯度および経度(Lo
SC,LatSC)を用いて計算され、次式 〔SSC,i〕=(LonSC,LatSC)−〔Vi〕 (116) で示すように〔Vi〕から宇宙船の位置へのベクトルの形をとる。
【0706】 z座標(=0)は、各ベクトルに付けられており、次式で示すようにSAA多
角形の辺と宇宙船ベクトルとの外積を連続的に計算するのに用いられる。
【0707】
【数262】
【0708】 本システムは、右手の法則を用いている。すなわち、Qz>0であれば、宇宙
船がSAAの外側にあり、SAAイベント通知フラグが「イベントなし(NO-EVEN
T)」に設定される。その後、本システムは、上記ループを抜ける。
【0709】 極地イベント通知フラグの計算は、単純な比較を用いて設定される。すなわち
、|緯度|≧値であれば、極地イベント通知フラグが1に設定される。
【0710】 各地上局の位置は、緯度および経度で記述されている。これらの値がKFデー
タベースに入力されていれば、本システムは、複数の地上局の各々について、そ
の地上局の緯度および経度と高度0とを用いてCTS座標〔VGSi,cts〕を計算
する。次いで、本システムは、これら地上局の座標における地球の表面に垂直な
CTSベクトル〔NGSi,cts〕を次の複数のステップを用いて計算する。
【0711】 まず、上記の演算を、式(114)の2つの行列の乗算により、次式に換算す
る。
【0712】
【数263】
【0713】 ENU座標フレームにおける表面の法線は、式(115)でから明らかなよう
に、ベクトル[0,0,1]で表される。上記ベクトルは、次式で示すようにC
TSフレームに変換される。
【0714】
【数264】
【0715】 この時点で、短期伝播ループに用いる値の準備が完了する。宇宙船が各地上局
に対して地平線より上にあれば、本システムは、次式で示すように地上局から宇
宙船へのベクトルと宇宙船法線ベクトルとの内積を計算する。
【0716】 D=(〔Pcts〕−〔VGSi,cts〕)・NGSi,cts もしD≧0であれば、地平線上または地平線より上にあり、GSENFは1であ
る。
【0717】 本システムは、前述した演算を用いて第2の180秒ループを計算する。すな
わち、軌道時間がS0からS0+180まで変化する間に−180から180ま
で変化する時間(t)の各々について〔X〕(t)が計算される。
【0718】
【数265】
【0719】 第1の180秒ループに用いられるのと同じルーティンを用いて
【0720】
【数266】
【0721】 が計算される。
【0722】 第1の180秒ループに用いられるのと同じルーティン、式(118)を用い
てGSENFが計算される。
【0723】 次いで、本システムは、短期伝播が360秒の期間にわたって各地上局に対し
てGSENFを与え続けている時に、GSENFをシフトさせる。この追加の1
80秒は、本システムが、上記データを出力する時点より最高180秒前に、昇
り(rise)時刻および沈み(set)時刻を予測することを可能にする。出力されるG
SENFは、昇り/沈みリードタイムの必要条件を満たすために、宇宙船が地平
線より上に昇る前にはセットされる一方、宇宙船が地平線より下に沈む前にはセ
ットされていない必要があるかもしれない。本システムは、地上局の強化捕捉に
時間を費やす代わりに、人工衛星が地平線より上に昇った時点で人工衛星上に搭
載された機器がデータの送信を準備しておくことが可能となるように、昇り時刻
を予測する。また、本システムは、データ送信シーケンスをいつ終了し始めれば
よいのかを人工衛星が知ることが可能となるように、沈みリードタイムを予測す
る。昇りリードタイムRltおよび沈みリードタイムSltに対する時間シフトは、
GNSパラメータである。
【0724】 例えば、Rlt=4秒であり、かつ、GSENFが 00000011111...111 であれば時間シフトされたGSENFは 00011111111...111 である。
【0725】 あるいは、Rlt=5秒であり、かつ、GSENFが 1111...1111111100 であれば時間シフトされたGSENFは 1111...1110000000 である。
【0726】 360秒の区間内には、GSENFのストリームにはいくつかの状況が起こり
得る。 1)GSENFが、セットされない。この場合、昇り/沈みリードタイムのため
のフラグは、変更する必要がない。 2)GSENFストリームが、非セット状態で始まり、セット状態に変更され、
上記区間内の残りの期間はセット状態のままとなる。この場合、上記フラグは、
上述した第1の実施例のように変更する必要がある。 3)GSENFストリームが、セット状態で始まり、非セット状態に変更され、
上記区間内の残りの期間は非セット状態のままとなる。この場合、上記フラグは
、上述した第2の実施例のように変更する必要がある。 4)GSENFストリームが、非セット状態で始まり、セット状態に変更され、
非セット状態に戻される。この場合、上記フラグは、まず、上述した第1の実施
例のように変更し、次に、上述した第2の実施例2のように変更する必要がある
。本システムは、GSENFがSlt−Rltより短い期間内にセット状態にされる
この状況をカバーするために、上記の変更を行う。
【0727】 なお、以上の説明は、本発明の原理のみを説明するものと解釈されるものであ
る。当業者には無数の部分的変更および変形が容易に思い浮かぶであろうから、
本発明を図示および記述した構造や適用そのものに限定すべきものではない。し
たがって、全ての適当な変形例および等価物は、本発明の範囲、添付請求項、お
よび等価物に再分類されうるものであり、これらの範囲内にあるものと解釈され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、主要なサブアッセンブリーの相対的な姿勢を示したTIMED宇宙船
の簡単な線図である。
【図2】 図2は、TIMEDナビゲーションシステム(GNS)の簡単なブロック図で
ある。
【図3】 図3は、GNSのハードウェアー器具のブロック図である。
【図4】 図4は、RFのフロントエンドの1つのブロック図である。
【図5】 図5は、ハードウェアとソフトウェアとを結び付けるベースバンドエレクトロ
ニクスサブシステムの機能図である。
【図6】 図6は、GPSトラッキングのアプリケーション固有の集積回路(GTA)の
簡単なブロック図である。
【図7】 図7は、GTAの4つの入力ラッチおよびI/Q発生器のチャンネルの一つの
概略図である。
【図8】 図8は、GTAの12のトラッカーチャンネルの一つの機能ブロック図である
【図9】 図9は、トラッカーチャンネルのヘッドエンドにおける最後のダウン変換のた
めに、局部的な発振器として機能する搬送波の数値制御発振器、NCOのブロッ
ク図である。
【図10】 図10は、GPSの粗雑な取得コードを記録するために使われる数値制御発振
器のブロック図である。
【図11】 図11は、GPSの粗雑な取得コード発生器のブロック図である。
【図12】 図12は、発生ユニットの記録と中断とのブロック図である。
【図13】 図13は、軌道位置に関連している時間誤差コンベンションを示している。
【図14】 図14は、カルマンクランク間隔の下位区分のグラフィック描写である。
【図15】 図15は、MICの回転制御のグラフである。
【図16】 図16は、GNSソフトウェアのデュアルプロセッサーサブシステム実行の機
能ブロック図である。
【図17】 図17は、デュアルプロセッサーの簡単なハードウェアーレイアウトである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年8月10日(2001.8.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 グレンバッカー,ダン,エム. アメリカ合衆国,カンザス州 66503− 2833,マンハッタン,ウォーターズ スト リート 1313 (72)発明者 ストローベン,キム アメリカ合衆国,メリーランド州 21045, コロンビア,ゲイハート コート 6564 (72)発明者 ヘインズ,ロバート,ジェイ. アメリカ合衆国,メリーランド州 20833, ブルックヴィル,ゴールド マイン ロー ド 3208 (72)発明者 アーサー,マーク,エス. アメリカ合衆国,メリーランド州 21043, エリコット シティ,ハートストーン ロ ード 3213 (72)発明者 チャコス,アルバート,エー. アメリカ合衆国,メリーランド州 21046, コロンビア,レッド アップル レーン 9542 (72)発明者 クステレール,トーマス,エル. アメリカ合衆国,メリーランド州 21075, エルクリッジ,アヴァロン ドライブ 5965 (72)発明者 デュバン,デニス,ジェイ. アメリカ合衆国,メリーランド州 20904, シルバー スプリング,キングスハウス ロード 2109 (72)発明者 モーガン,リチャード,シー. アメリカ合衆国,メリーランド州 20986 −0424,ガレット パーク,ピー.オー. ボックス 424 Fターム(参考) 5J062 AA05 AA08 AA12 AA13 BB04 CC07

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の全地球測位システム衛星から受信された複数の信号を含む符号を同時に
    処理するための、複数のチャネルを持つ無線周波数受信機と、 上記複数のチャネルで処理されたデータを拡張カルマンフィルタによって操作
    することによって、位置、速度、および時刻の推定値を自発的に生成させるソフ
    トウェアを実行するためのマイクロプロセッサとを備える人工衛星ナビゲーショ
    ンシステム。
  2. 【請求項2】 上記無線周波数受信機が、 複数のアンテナと、 上記複数のアンテナの各々によって駆動される複数のプリアンプと、 これによって生成された複数の増幅信号を処理するために、複数のプリアンプ
    の各々に対して個別に設けられたダウンコンバータと、 上記複数の全地球測位システム衛星の各々のための追跡データを、上記ダウン
    コンバータで処理された複数の増幅信号から生成するための特定用途向け集積回
    路とを備える請求項1記載の人工衛星ナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 上記ダウンコンバータの各々が、 位相同期ループ周波数シンセサイザと、 上記位相同期ループ周波数シンセサイザを駆動するための基準発振器と、 上記位相同期ループ周波数シンセサイザの出力を上記プリアンプの出力と合成
    するための混合手段と、 上記混合手段の出力を処理するための中間周波数帯域通過フィルタと、 上記中間周波数帯域通過フィルタの出力から1対の相補的信号を生成するため
    の量子化器とを備える請求項2記載の人工衛星ナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】 上記特定用途向け集積回路が、 2つのダウンコンバータからの上記1対の相補的信号をサンプリングすると共
    に、これらから1対の相補的直角位相信号サンプルと1対の相補的非直角位相信
    号サンプルとを生成するためのラッチ回路と、 複数の追跡側チャネルと、 上記相補的信号サンプルの対をそれぞれ異なる追跡側チャネルに分配するデー
    タルータとを備える請求項3記載の人工衛星ナビゲーションシステム。
  5. 【請求項5】 上記複数の追跡側チャネルは各々、 複数の積算器と、 内容を出力する上記複数の積算器の各々について、その積算器の内容を出力す
    るための個別のラッチレジスタと、 粗捕捉符号発生器と、 上記複数の信号サンプルが持つ符号の位相および周波数が上記粗捕捉符号発生
    器で作成された符号にロックされるように、上記複数の信号サンプルを上記粗捕
    捉符号発生器で作成された符号と合成するための差動ミクサとを備える請求項4
    記載の人工衛星ナビゲーションシステム。
  6. 【請求項6】 上記複数の全地球測位システム衛星から受信された複数のGPS信号を含む符
    号を周波数逓降変換すると共に、複数のGPS信号を含む上記符号を追跡するた
    めの特定用途向け集積回路を備える請求項1記載の人工衛星ナビゲーションシス
    テム。
  7. 【請求項7】 上記マイクロプロセッサが、 上記特定用途向け集積回路のGPS符号追跡機能を制御するための追跡プロセ
    ッサと、 上記拡張カルマンフィルタのソフトウェア実行を行うナビゲーションプロセッ
    サとを備える請求項6記載の人工衛星ナビゲーションシステム。
  8. 【請求項8】 複数のGPS信号サンプルを生成するための複数の入力チャネルと、 上記複数のGPS信号サンプルが持つ符号を累算するための複数の追跡側チャ
    ネルと、 上記複数のGPS信号サンプルを、追跡側チャネルの可用性とGPS信号サン
    プルを発生させた全地球測位システム衛星とを表す関数として上記複数の入力チ
    ャネルに分配するデータルータと、 上記特定用途向け集積回路が持つ複数の回路を同期させる計時手段と、 累算された符号を上記マイクロプロセッサに結び付けるためのバス・インター
    フェイスとを備える請求項7記載の人工衛星ナビゲーションシステム。
  9. 【請求項9】 上記複数の入力チャネルの各々が、 上記複数の符号包含信号の1つから導き出された1対の相補的非直角位相信号
    を処理するための第1の否定排他的論理和ゲートと、 上記複数の符号包含信号の1つから導き出された1対の相補的直角位相信号を
    処理するための第2の否定排他的論理和ゲートと、 上記第1の否定排他的論理和ゲートからの入力に応答して非直角位相信号サン
    プルを生成するための第1のマルチプレクサと、 上記第2の否定排他的論理和ゲートからの入力に応答して第1の直角位相信号
    サンプルを生成するための第2のマルチプレクサと、 上記相補的非直角位相信号の1つと上記相補的直角位相信号の1つとから、第
    1の直角位相信号サンプルに対して相補的な第2の直角位相信号サンプルを生成
    するための第3のマルチプレクサとを備える請求項8記載の人工衛星ナビゲーシ
    ョンシステム。
  10. 【請求項10】 上記複数の追跡側チャネルの各々が、 数値制御発振器と、 上記数値制御発振器のコサイン関数を、上記IF入力チャネルから受け取った
    上記非直角位相信号サンプルと合成するための手段と、 上記数値制御発振器のコサイン関数を、上記IF入力チャネルから受け取った
    上記直角位相信号サンプルと合成するための手段と、 上記数値制御発振器のサイン関数を、上記IF入力チャネルから受け取った上
    記非直角位相信号サンプルと合成するための手段と、 上記数値制御発振器のサイン関数を、上記IF入力チャネルから受け取った上
    記直角位相信号サンプルと合成するための手段と、 上記のコサイン関数と合成した非直角位相信号サンプルと、上記のサイン関数
    と合成した直角位相信号サンプルとの積を総計するための手段と、 上記のコサイン関数と合成した直角位相信号サンプルと、上記のサイン関数と
    合成した非直角位相信号サンプルとの積を総計するための手段と、 上記のコサイン関数と合成した非直角位相信号サンプルと、上記のサイン関数
    と合成した直角位相信号サンプルとの積を総計するための手段の出力から、互い
    に異なる値を持つ複数の並列出力信号を生成するための非直角位相フリップフロ
    ップと、 上記のコサイン関数と合成した直角位相信号サンプルと、上記のサイン関数と
    合成した非直角位相信号サンプルとの積を総計するための手段の出力から、互い
    に異なる値を持つ複数の並列出力信号を生成するための直角位相フリップフロッ
    プと、 粗捕捉符号発生器と、 上記粗捕捉符号発生器を制御するための粗捕捉符号数値制御発振器と、 上記粗捕捉符号数値制御発振器および上記粗捕捉符号発生器からの出力に応答
    して、非直角位相微分回路および直角位相微分回路からの複数の出力と合成する
    ための複数の時間シフト粗捕捉符号を生成する多ビットのシフトレジスタと、 上記複数の時間シフト粗捕捉符号と、上記非直角位相フリップフロップおよび
    上記直角位相フリップフロップからの複数の出力とを合成した結果として生成さ
    れた符号を各々が累算する複数の積算器と 上記複数の積算器の各々に対して設けられた、これら積算器の設定および出力
    のためのラッチレジスタとを備える請求項9記載の人工衛星ナビゲーションシス
    テム。
  11. 【請求項11】 軌道プラットフォームをナビゲーションする方法であって、 複数の全地球測位システム衛星によって送信されたデータを検出するステップ
    と、 検出された送信データから、ソフトウェアで実現されたカルマンフィルタの適
    用によって、上記軌道プラットフォームの現在の時刻、位置、および速度を表す
    データを求めるステップと、 上記の現在の時刻、位置、および速度を表すデータに基づいて、上記軌道プラ
    ットフォームの機載システムの動作を開始させると共にその動作を制御するステ
    ップとを含む軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  12. 【請求項12】 検出された送信データから現在の時刻、位置、および速度を求める上記のステ
    ップを実行するときに、上記カルマンフィルタは、予め求められた時刻、位置、
    および速度を表すデータを用いる請求項11記載の軌道プラットフォームのナビ
    ゲーション方法。
  13. 【請求項13】 上記の現在の時刻、位置、および速度を求めるステップは、 上記カルマンフィルタによって実行され、平方根共分散形式を計算する複数の
    ステップを含む請求項12記載の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  14. 【請求項14】 上記カルマンフィルタが、 上記軌道プラットフォームから、上記の現在の時刻、位置、および速度を表す
    データを求めるのに用いられたデータの提供元である各全地球測位システム衛星
    までの直線距離の測定値を求める複数のステップを実行する請求項13記載の軌
    道プラットフォームのナビゲーション方法。
  15. 【請求項15】 上記複数の全地球測位システム衛星が、少なくとも3つの衛星を含む請求項1
    4記載の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  16. 【請求項16】 上記カルマンフィルタが、第1の区分および第2の区分に整理された複数の状
    態空間算出を行うステップを実行し、 上記第1の区分は、軌道プラットフォームの位置、速度、抗力パラメータ誤差
    、受信機クロック、および周波数バイアスを直接的に決定する複数の状態を含み
    、 上記第2の区分は、直接的には位置および時刻に影響しない複数の状態を含む
    請求項15記載の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  17. 【請求項17】 上記の複数の状態空間算出を行うステップは、 位置状態空間を計算するステップと、 速度状態空間を計算するステップと、 抗力パラメータ誤差状態空間を計算するステップと、 クロック誤差状態空間を計算するステップと、 周波数誤差状態空間を計算するステップと、 選択的な可用性およびマルコフプロセス状態空間を計算するステップと、 統合搬送波位相バイアス状態空間を計算するステップとを含む請求項16記載
    の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  18. 【請求項18】 上記の複数の状態空間算出を行うステップは、 3つの位置状態空間を計算するステップと、 3つの速度状態空間を計算するステップと、 1つの抗力パラメータ誤差状態空間を計算するステップと、 1つのクロック誤差状態空間を計算するステップと、 1つの周波数誤差状態空間を計算するステップと、 24個の選択された可用性およびマルコフプロセス状態空間を計算するステッ
    プと、 12個の統合搬送波位相バイアス状態空間を計算するステップとを含む請求項
    16記載の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  19. 【請求項19】 上記の複数の状態空間算出を行うステップは、 位置状態空間、速度状態空間、抗力パラメータ誤差状態空間、クロック誤差状
    態空間、および周波数誤差状態空間を含む複数の動的状態を計算するステップと
    、 これらの動的状態を互いに動的に結合するステップとを含む請求項16記載の
    軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  20. 【請求項20】 上記カルマンフィルタが、測定値間で上記状態および共分散を伝播する複数ス
    テップを実行することにより現在時刻を表すデータを更新するステップを実行す
    る請求項13記載の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  21. 【請求項21】 上記状態を伝播するステップは、時刻を独立変数として用いる請求項19記載
    の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  22. 【請求項22】 上記の現在の時刻、位置、および速度を求めるステップは、 上記カルマンフィルタによって実行される複数の更新ステップを含み、 上記更新ステップは、状態および共分散を、現在から、次の予想される位置、
    速度、およびクロックの動的状態の測定に伝播するステップを含み、 上記動的状態の各々は、非関数関数 【数1】 に従い、関数 【数2】 (tは時刻に等しい) で表される請求項13記載の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  23. 【請求項23】 上記更新ステップの実行に用いられる上記共分散係数 【数3】 の決定論的部分は、 【数4】 (ここで、 【数5】 は、決定論的更新の後で、かつ、確率論的更新の前における状態誤差共分散 である) で定義される請求項22記載の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  24. 【請求項24】 カルマンフィルタが実行し、ステップは、状態および共分散を、現在から、次
    の予想される線形動力学に従う状態および共分散の測定に伝播するステップを含
    み、線形動力学に従う状態および共分散は、関数 【数6】 に従う請求項23記載の軌道プラットフォームのナビゲーション方法。
  25. 【請求項25】 線形動力学に従う上記状態およびバイアスは、上記複数の全地球測位システム
    衛星の可用性状態と複数の位相バイアスとを含む請求項24記載の軌道プラット
    フォームのナビゲーション方法。
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